JP2002166794A - モールディング - Google Patents

モールディング

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JP2002166794A JP2000364485A JP2000364485A JP2002166794A JP 2002166794 A JP2002166794 A JP 2002166794A JP 2000364485 A JP2000364485 A JP 2000364485A JP 2000364485 A JP2000364485 A JP 2000364485A JP 2002166794 A JP2002166794 A JP 2002166794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樋部が位置ずれの要因とならないモールディ
ングを提供する。 【解決手段】 車体パネル31および稜部パネル32間の接
合溝33に配置されるモールディング10は、樋部15の断面
形状が略蟻溝状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモールディングに係
り、例えば自動車の天井パネルに沿って配置されて雨水
を導水可能なモールディングに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示す自動車30は、天井パネル31
と、天井パネル31を挟むように配置された一対の稜部パ
ネル32,32との間の目地を処理するために、進行方向に
沿って一対のモールディング40Aが設けられている。
【0003】図4(A)に示すように、モールディング
40Aは、天井パネル31および稜部パネル32間に形成され
た接合溝33内に配置される断面略矩形状の脚部41と、脚
部41に沿って設けられた意匠部42およびリップ部43,43
とを有する断面略H字状に形成されている。このモール
ディング40Aは、脚部41にインサート成形された硬質の
芯材44により一定の撓み強度を有しているとともに、意
匠部42が接合溝33の段差部34,34に密着し、かつ、リッ
プ部43,43がそれぞれ接合溝33の内面に密着することに
より、接合溝33の防水性を得るとともに、接合溝33に対
して自己保持している。
【0004】一方、図4(B)に示すモールディング40
Bおよび図4(C)に示すモールディング40Cは、リッ
プ部42に積層するように形成された肉盛部45,46により
断面略V字状あるいは断面略コ字状の樋部47,48が設け
られている(従来例)。これらのモールディング40B,
40Cによれば、リップ部42に樋部47,48が設けられてい
るため、樋部47,48が天井パネル31側を向くように接合
溝33に嵌合されれば、自動車の天井パネル31上に溜まっ
た雨水が樋部47,48に導水されてウィンドウスクリーン
あるいはリヤウィンドウに流れ落ち、これにより自動車
に乗降する乗員に対して雨水が流れ落ちないという効果
が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来例は、樋部47,48が断面略V字状あるいは断面略コ字
状であるため、例えば自動車の乗員が乗降する際に身体
を支えるために、乗員の指が樋部47,48内に挿入される
可能性がある。この場合、樋部47,48を介してモールデ
ィング40B,40Cに力が作用するため、接合溝33に対す
るモールディング40B,40Cの位置ずれが生じたり、あ
るいは接合溝33からモールディング40B,40Cが浮き上
がる虞れがある。
【0006】このような問題は、自動車の乗員が乗降す
る場合だけに生ずるものではなく、例えば洗車時に洗車
ブラシ等が樋部47,48に接触した場合にも同様に生ず
る。本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は樋部が位置ずれの要因とならないモー
ルディングを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、請求項1に記載したように、所定部
材における上方を向く面に沿って配置されて雨水を導水
するため樋部を有するモールディングであって、前記樋
部の断面形状が略蟻溝状であることを特徴としている。
ここで、樋部としては、断面入口よりも断面中央部が大
きい、換言すれば断面入口から内方広がりの凹状に形成
しておけばよい。また、このような樋部は、断面入口を
中心とする線対称形状であってもよく、あるいは非対称
形状であってもよい。
【0008】このようなモールディングにおいては、樋
部の断面形状が略蟻溝状であるため、例えば断面入口の
幅寸法を人間における通常の指の太さよりも狭く設定し
ておけば、例えば自動車の乗員が乗降する際に身体を支
えるために、乗員の指が樋部内に挿入される可能性を回
避できることになる。従って、このモールディングにお
いては、従来のように、接合溝に対する位置ずれや、あ
るいは浮き上がり等の虞れを低減できることになり、こ
れにより前述した目的を達成できる。
【0009】また、本発明は、請求項2に記載したよう
に、前記樋部が断面非対称形状であることを特徴とし、
断面中央部の端部に断面入口を形成しておけばよい。こ
のようなモールディングにおいては、樋部が断面非対称
形状であるため、例えば樋部の断面入口が自動車の天井
パネルから離れるように配置しておけば、自動車の乗員
の指が樋部内に挿入された場合、当該モールディングに
加えられる梃作用を軽減できることになる。すなわち、
このモールディングにおいては、乗員の指が樋部内に挿
入されても、位置ずれ等の虞れを少なくできることにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する各
実施形態において、既に図3および図4において説明し
た部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号
を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0011】図1に示すように、本発明の第1実施形態
であるモールディング10は、自動車の天井パネル31およ
び稜部パネル32間に形成された接合溝33内に配置される
断面略矩形状の脚部11と、脚部11に沿って設けられた意
匠部12,12およびリップ部13,13とを有する断面略H字
状に形成されている。このモールディング10は、脚部11
の芯材14により一定の撓み強度を有しているとともに、
意匠部12,12が接合溝33の段差部34,34に密着し、か
つ、リップ部13,13がそれぞれ接合溝33の内面に密着す
る。このようなモールディング10は、意匠部12,12に雨
水を導水するための樋部15が設けられている。
【0012】樋部15は、断面入口15Aよりも断面中央部
15Bが大きい略蟻溝状、換言すれば断面入口15Aから断
面中央部15Bに向かって内方広がりの凹状に形成されて
いる。この樋部15は、断面中央部15Bの端部に断面入口
15Aが配置された断面非対称形状とされ、断面入口15A
の幅寸法が人間における通常の指の太さよりも狭く設定
されている。
【0013】前述したモールディング10によれば、樋部
15の断面形状が略蟻溝状であるため、自動車の乗員が乗
降する際に身体を支えるために、乗員の指が樋部15内に
挿入される可能性を回避できる。従って、このモールデ
ィング10によれば、従来のように、接合溝33に対する位
置ずれや、あるいは浮き上がり等の虞れを低減できる。
【0014】特に、このモールディング10によれば、樋
部15における断面入口15Aの幅寸法が人間における通常
の指の太さよりも狭く設定されているため、乗員の指が
樋部15内に挿入される可能性をさらに低減できる。
【0015】また、前述したモールディング10によれ
ば、樋部15が断面非対称形状であるため、樋部15の断面
入口15Aが自動車の天井パネル31から離れるように配置
しておけば、例えば自動車の乗員の指が樋部15内に挿入
された場合に生ずる梃作用を軽減でき、これにより位置
ずれ等の虞れを一層少なくできる。
【0016】図2には、本発明に係る第2実施形態のモ
ールディング20が示されている。モールディング20は、
前述した第1実施形態と同様に、雨水を導水するための
樋部25が、断面入口25Aよりも断面中央部25Bが大きい
略蟻溝状、換言すれば断面入口25Aから断面中央部25B
に向かって内方広がりの凹状に形成されている。この樋
部25は、断面対称形状とされ、断面入口25Aの幅寸法が
人間における通常の指の太さよりも狭く設定されてい
る。
【0017】以上のようなモールディング20によれば、
基本的に前述した第1実施形態と同様に構成されている
ため、前述した第1実施形態と同様な効果が得られる。
そして、このモールディング20によれば、樋部25が断面
対称形状であるため、当該モールディング20に方向性が
なく、接合溝33に嵌合する作業を簡略化できる。
【0018】なお、本発明は、前述した各実施形態に限
定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であ
り、その材質や樋部の形状,寸法,形態,数,配置個所
等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定
されない。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、所定部材における上方
を向く面に沿って配置されて雨水を導水するため樋部の
断面形状が略蟻溝状であるため、例えば断面入口の幅寸
法を人間における通常の指の太さよりも狭く設定してお
けば、指が樋部内に挿入される可能性を回避でき、接合
溝に対する位置ずれや、あるいは浮き上がり等の虞れを
低減できる。
【0020】また、本発明によれば、請求項2に記載し
たように、樋部が断面非対称形状であるため、当該モー
ルディングに加えられる梃作用を軽減でき、位置ずれ等
の虞れを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態を示す要部断面図で
ある。
【図2】本発明に係る第2実施形態を示す要部断面図で
ある。
【図3】モールディングの使用個所を示す模式斜視図で
ある。
【図4】従来のモールディングを示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
10,20 モールディング 15,25 樋部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定部材における上方を向く面に沿って
    配置されて雨水を導水するため樋部を有するモールディ
    ングであって、 前記樋部の断面形状が略蟻溝状であることを特徴とする
    モールディング。
  2. 【請求項2】 前記樋部が断面非対称形状であることを
    特徴とする請求項1に記載したモールディング。
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