JPH0215694Y2 - - Google Patents

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JPH0215694Y2
JPH0215694Y2 JP1984111308U JP11130884U JPH0215694Y2 JP H0215694 Y2 JPH0215694 Y2 JP H0215694Y2 JP 1984111308 U JP1984111308 U JP 1984111308U JP 11130884 U JP11130884 U JP 11130884U JP H0215694 Y2 JPH0215694 Y2 JP H0215694Y2
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JP
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glass
seal lip
wall
tip
glass run
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JP1984111308U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、自動車用ドアガラスラン(以下
「ガラスラン」と略す)に関する。
〈従来の技術〉 新規なタイプのガラスランとして、第9図に示
すようなものが本出願前に提案されている(特願
昭59−71592号参照)。
このガラスランは、図例のような取付け基部1
1を介してドアサツシユ1に組付けられ、ガラス
ラン本体12が、 (a) 車内側壁13、車外側壁14、及び両壁を連
結する底壁16とからなり、 (b) 車内側壁13はベンドリツプ(ガラス内面当
接部)17を、車外側壁14は先端湾曲部(ガ
ラス外面当接部)18をそれぞれ具備して、両
当接部でガラス端部両面を位置決め挟持可能と
され、 (c) 底壁16側における車内側壁13側の底壁1
6から、ガラス挿入側へ傾斜してシールリツプ
19が突設されている。
構成である。尚、図例中20はガラス保持性、
取付け安定性の見地から埋設されている金属製イ
ンサートである。
ここで、シールリツプ19先端がドアガラス2
端面に軽く圧接してシールするように構成されて
いるとともに、シールリツプ19のガラス摺接面
側には摺動抵抗低減のための表面処理によりウレ
タン塗膜等が形成されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記構成のガラスランを、ドアサツシユ1に組
付けた場合、下記のような問題点を生じた。
通常、ガラス2端面とシールリツプ19先端と
の間に第10図に示すように隙間4が生じないよ
うに、組付けバラツキを見込んで、ドアガラス2
端面とシールリツプ19先端との重なりを大目に
取る設計となつている。このため、ガラス2の昇
降時において、第11図に示すようにシールリツ
プ19をガラス2端面が底壁16との間で挟圧し
ながら摺動する部位では、上記塗膜が摩耗して早
期に基材肌が露出し−摺動抵抗が急上昇する−、
耐久性において問題点があることがわかつた。こ
の塗膜の摩耗を促進させる理由は、一つは、第1
4図に示すようなシールリツプ19Aの波打ちで
あり、一つは、第11図に示すように、ガラス端
面2aの押圧力がシールリツプ19Aの先端部に
集中するためであることを、本考案者らは見い出
した。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案の自動車用ガラスランは、シールリツ
プ29の先端部21を他部より厚肉とし、シール
リツプ29のガラス摺接面22が前記先端部21
より内側に設定することにより、上記問題点を解
決するものである。
〈作用〉 ここでは、第1実施例(第1〜2図)に基づい
て説明するが、他の実施例についても同様であ
る。
ガラス2の昇降時において、第2図に示すよう
に、シールリツプ29をガラス端面2aが底壁1
6との間で、挟圧しながら摺動しても、先端部2
1が厚肉とされているため、塗膜の摩耗を促進さ
せる波打ち現象が発生し難い。またガラス摺接面
22がシールリツプ29の先端部内側に位置する
ため、ガラス端面2aの押圧力は厚み方向全長に
わたりシールリツプ29が受ける形となり、押圧
力がシールリツプ29の先端部に集中して摩耗が
促進されるようなことはない。
〈考案の効果〉 この考案の自動車用ドアガラスランは、上記の
ような構成・作用なので、ガラスの昇降(摺動)
に際して、塗膜の摩耗が促進されず、耐用期間の
大幅延長が可能となるものである。
〈実施例〉 以下、この考案の各実施例について説明をす
る。従来例(第9〜11図)と同一構成部分につ
いては、同一図符号を付して説明を省略する。
各実施例のガラスランは、EPDM、CR、PO系
熱可塑性エラストマー等のエラストマー材料から
押出成形等により製造する。いずれの実施例も、
車外側壁14からガラス挿入側へシールリツプが
突設されているが、車内側壁13からであつても
よい。但し、車外側壁14から突出させた方が、
ガラス面を車外側へ付勢するようにシールリツプ
29が作用し、ガラス外面2bと車体外面を含む
平面との距離がより小さくなり、意匠上及び風切
音防止等の見地から望ましい。尚、各実施例の作
用効果は、それぞれに特有のもののみを記載す
る。
また、各シールリツプの先端部における厚肉の
程度は中間部の1.2〜3倍、肉盗みされて形成さ
れる薄肉の程度は中間部の0.8〜0.5倍とする。
(1) 第1実施例(第1〜2図) この実施例のシールリツプ29は、基部24の
底壁側が肉盗みされるとともに、基部24の肉盗
みに連続する部位及び側端部21がそれぞれ底壁
16側へ膨出して厚肉とされている。
この実施例は、下記作用効果を奏する。
基部24が肉盗みされて薄肉であるため、基
部24が変形しやすくガラス摺動時における、
ガラス端面のシールリツプに対するずり引つ張
りにシールリツプが追従しやすく、ガラス摺接
面22における塗膜の摩耗が少なくてすむの
で、より耐久性が向上する。
基部24も底壁側に膨出して厚肉とされてい
るため、シールリツプ29がガラス端面2aで
底壁側へ押圧されたとき、ガラス摺接面22部
位が両側を支持された橋部となり、ガラス端面
の押圧力を低減する作用を奏し、塗膜の摩耗が
より少なくなる。
(2) 第2実施例(第3〜4図) この実施例のシールリツプ29Aは、第1実施
例において、基部側の膨出部をなくすとともに、
先端部21を両側に向けて膨出させたものであ
る。
この実施例は、第1実施例における上記の作
用効果の他に、下記作用効果を奏する。
ガラス摺接面22側にも先端側21が膨出して
いるため、ガラスの位置決め、即ち“すわり”が
良好となる。しかし、当該構成のためリツプの摺
動面への塗布作業性が若干劣る。
(3) 第3実施例(第5〜6図) この実施例のシールリツプ29Bは、基部24
から先端部21に向つて肉厚が漸増している。こ
の実施例の作用効果は、第1実施例における上記
の作用効果の他に、下記作用効果を奏する。
シールリツプ断面形状が単純なため、ダイス構
造が簡単となり押圧作業性も向上する。
(4) 第4実施例(第6〜7図) この実施例のシールリツプ29Cは、先端部2
1のみが厚肉とされたものである。
この実施例は、シールリツプ断面形状が単純な
ため、第3実施例と同様の作用効果を奏するが、
基部24が薄肉となつていないため耐久性におい
て第1〜第3実施例より若干劣る。
上記第1〜4実施例及び対照例(第12〜13
図)について、第14図に示すようにガラス片
(厚みt:3.5mm、幅l:20mm)を摺動子として下
記条件で耐摩耗試験を行なつた。それらの結果を
第15図に示すが、この考案のガラスランは大き
な耐久性を示すことがわかる。尚、対照例は、シ
ールリツプ19Aの肉厚を基部から先端部まで略
同一としたものである。
試験条件; 摺動速度 60サイクル/分 摺動距離 180mm 荷 重 1・2・3Kg
【図面の簡単な説明】
第1〜8図はこの考案のガラスランを示し、第
1図は第1実施例の要部断面図、第2図は第1図
においてシールリツプがガラス端面で押圧された
状態の要部断面図、第3図は第2実施例の要部断
面図、第4図は第3図においてシールリツプがガ
ラス端面で押圧された状態の要部断面図、第5図
は第3実施例の要部断面図、第6図は第5図にお
いてシールリツプがガラス端面で押圧された状態
の要部断面図、第7図は第4実施例の要部断面
図、第8図は第7図においてシールリツプがガラ
ス端面で押圧された状態の要部断面図、第9図は
従来例のガラスランの装着態様断面図を示し、第
10図は第9図においてガラス端面とシールリツ
プ間に隙間がある状態の要部断面図、第11図は
第9図においてシールリツプがガラス端面で押圧
された状態の要部断面図、第12図は対照例のガ
ラスランの要部断面図、第13図は第12図にお
いてシールリツプがガラス端面で押圧された状態
の要部断面図、第14図は摺動試験(耐摩耗試
験)の方法を示すモデル図、第15図は摺動試験
の結果を示すグラフ図である。 11……取付け基部、12……ガラスラン本
体、13……車内側壁、14……車外側壁、16
……底壁、19,19A……シールリツプ、20
……金属製インサート、21……先端部、22…
…ガラス摺接面、24……基部、29,29A,
29B,29C……シールリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアサツシユに組付けられ、ガラスラン本体
    が、 (a) 車内側壁、車外側壁、及び両壁を連結する底
    壁とからなり、 (b) 前記車内側壁はガラス内面当接部を、前記車
    外側壁はガラス外面当接部をそれぞれ具備し
    て、両当接部でガラス端部両面を位置決め挟持
    可能とされ、 (c) 前記底壁側における前記車内側壁又は前記車
    外側壁から、ガラス挿入側へ傾斜してシール用
    リツプが突設されている 構成である自動車用ガラスランにおいて、 前記シールリツプの先端部が他部より厚肉と
    され、前記シールリツプのガラス摺接面が先端
    部より内側にある ことを特徴とする自動車用ドアガラスラン。
JP1984111308U 1984-07-23 1984-07-23 自動車用ドアガラスラン Granted JPS6126617U (ja)

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JP1984111308U JPS6126617U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 自動車用ドアガラスラン

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JP1984111308U JPS6126617U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 自動車用ドアガラスラン

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JPS6126617U JPS6126617U (ja) 1986-02-17
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JPH0659781B2 (ja) * 1987-09-22 1994-08-10 鬼怒川ゴム工業株式会社 自動車用ウェザーストリップ
JPH0640503Y2 (ja) * 1988-02-15 1994-10-26 豊田合成株式会社 ドアガラスウエザストリップ

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US7383662B2 (en) 2005-03-31 2008-06-10 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run for motor vehicle with door glass shock absorber

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JPS6126617U (ja) 1986-02-17

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