JP4643430B2 - 通信プログラム、通信方法および通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は通信プログラム、通信方法および通信装置に関し、特にクライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信プログラム、通信方法および通信装置に関する。
最近、知的生産性の向上には複数人によるコンピュータシステムを活用したコラボレーション(共同作業)が有効であることが認識されている。このコラボレーションを行うことにより、ネットワークを利用したデータの共有が容易になるため、ネットワーク利用者同士での連携による共同作業をスムーズに行うことができる。これに従いアドレス帳等の利用者間のコミュニケーションをサポートする機能を備えたグループウェア製品や、アプリケーションを共有してファイルの編集や閲覧等を行う電子会議支援アプリケーション等が開発されている。
その一方で、近年1人のユーザが、複数の端末装置を所有するようになり、また、コラボレーションを行うことができる機器(ツール)も、多種見受けられる。このようにコラボレーション手段が多様化してきており、それと並行して複数の端末装置やアプリケーションを同時に使用するコミュニケーション(マルチモーダル)を行うのが一般的になってきている。例えば、電話で会話している最中にPC(Personal Computer)のアプリケーションを共有したり、URL(Uniform Resource Locator)や電話番号等の文字情報をインスタントメッセージ(以下、「IM」という)やチャット等で伝達したりする等のコラボレーションスタイルが定着してきている。
したがって、例えば相手からの電話連絡があったとき、相手は固定IP(Internet Protocol)電話を使って電話を掛けているのか、PC上で動作するソフトフォンを使用して電話を掛けているのか等により可能なコラボレーション手段は異なるので、相手の状態を確認しないと適切なコラボレーションを行うことができず、コラボレーションを行う際の手続きが非常に複雑化してきている。
また、複数の端末装置や複数のID(Idetification)を所有するユーザが、場所や時間に応じて端末装置やIDを使い分けた場合、その場その時で使用しているPCのIPアドレスや、IMまたはチャットのIDを自分で調べたり相手に確認を取ったりする必要がある。更に、アプリケーションを共有してコラボレーションを行う場合には、お互いにアプリケーション共有機能を持つアプリケーションをインストールしているか否か、相互接続可能性があるか否かを確認しなければならない。その上、コラボレーション手段が確定した後でも、アクセス先情報をPCにユーザが入力してコラボレーションを開始する必要がある。
PC上で動作するソフトフォンの中には、単なる通話機能やメッセージ機能のほかに、ファイル転送、アプリケーション共有、共有ホワイトボード等のコラボレーション機能を備えているものがある。また、バディリストと呼ばれるユーザの状態監視機能を備えているものがある。このバディリストに、ユーザが予め特定のユーザのSIP URI(IP電話やIM等SIP(Session Initiation Protocol)を使用して通信するアプリケーションのためのID)を登録しておくと、そのユーザのソフトフォンの状態(オンライン・オフライン等)を常に確認することができ、それを選択することで、簡単に電話を掛けたり、IMでメッセージを送信したりアプリケーション共有をしたりすることができる。しかし、バディリストは、利用がひとつの端末装置内で閉じており、ソフトフォンによる電話やIMしかできない上に、アプリケーション共有は、そのソフトフォンがインストールされているPCでしか利用できない。また、相手が使用できるアプリケーションを口頭で確認したり、アプリケーションの共有ができない場合には、手動でフォーマット変換をしたりして、何らかの手段でファイルを送信しなければならず、適切なコラボレーション手段の選択は容易ではない。したがって、一人のユーザが複数の様々な端末装置を同時に利用する場合には、煩雑な手順が必要となる。
このため、電話の通話セッション情報を保持し、別の通信手段によるアクセス要求があると、通話セッションから相手を特定し、コネクションを確立する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1によれば、コールセンタにおいて、顧客とオペレータが電話による対応を行っている時に、Web(World Wide Web)画面を共有したり、Webから電話の予約を行ったりすることができる。そのため、相手のIDを指定しなくても、電話を掛けたり、Webページを共有したりすることができる。
特開2001−94671号公報
しかしながら、特許文献1では、利用環境がコールセンタに限定され、また、コラボレーション方法が、電話とWebとによるコラボレーションに限定されており、様々なコミュニケーションツールやアプリケーションを駆使する一般のコラボレーションには適用が難しいという問題があった。
このため、複数のユーザがそれぞれ複数の端末装置を使用しながらコラボレーションを行う場合、お互いにどのようなアプリケーションが利用可能か、どの端末装置およびIDを使ってアクセスすればよいか等を容易に知ることも、お互いの通信メディアやアプリケーションを簡単に制御することもできず、円滑にコラボレーションを行うことができないという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、通信相手が利用可能なコミュニケーション手段に応じた自己のコミュニケーション手段の選択および実行を容易に行うことができる通信プログラム、通信方法および通信装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような通信プログラムが提供される。本発明に係る通信プログラムは、クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信プログラムである。
本発明の通信プログラムを実行するコンピュータは以下の機能を有する。
プロファイル管理手段3は、コミュニケーション手段毎の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報3aを管理する。
アプリ制御手段4は、ユーザ間でいずれかのコミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、プロファイル管理手段3が管理する固有情報3aを参照し、セッションが確立したコミュニケーション手段の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDとの対応付けを行う。
収集手段5は、コミュニケーション手段毎の機器種別情報およびユーザ識別情報に、コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報5aを収集する。
プレゼンス管理手段6は、アプリ制御手段4でユーザIDが特定されると、プレゼンス情報5aを参照し、セッションが確立したユーザのクライアント端末1、1aに対して、通信相手が使用可能なコミュニケーション手段における通信相手のユーザ識別情報を通知する。
このような通信プログラムによれば、プロファイル管理手段3により、コミュニケーション手段毎の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報3aが管理される。また、アプリ制御手段4により、ユーザ間でいずれかのコミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、プロファイル管理手段3が管理する固有情報3aが参照され、セッションが確立したコミュニケーション手段の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDとの対応付けが行われる。また、収集手段5により、コミュニケーション手段毎の機器種別情報およびユーザ識別情報に、コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報5aが収集される。そして、プレゼンス管理手段6により、アプリ制御手段4によってユーザIDが特定されると、プレゼンス情報5aが参照され、セッションが確立したユーザのクライアント端末1、1aに対して、通信相手が使用可能なコミュニケーション手段における通信相手のユーザ識別情報が通知される。
また、上記課題を解決するために、クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信方法において、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報を管理し、ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組に前記ユーザIDとの対応付けを行い、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集し、前記ユーザIDが特定されると、前記プレゼンス情報を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手の前記プレゼンス情報を通知する、ことを特徴とする通信方法が提供される。
このような通信方法によれば、コミュニケーション手段毎の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報が管理され、ユーザ間でいずれかのコミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると固有情報が参照され、セッションが確立したコミュニケーション手段の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDとの対応付けが行われる。また、コミュニケーション手段毎の機器種別情報およびユーザ識別情報に、コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報が収集される。そして、ユーザIDが特定されると、プレゼンス情報が参照され、セッションが確立したユーザのクライアント端末に対して、通信相手が使用可能なコミュニケーション手段における通信相手のプレゼンス情報が通知される。
また、上記課題を解決するために、クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信装置において、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報を管理するプロファイル管理手段と、ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記プロファイル管理手段が管理する前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組に前記ユーザIDとの対応付けを行うアプリ制御手段と、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集する収集手段と、前記アプリ制御手段で前記ユーザIDが特定されると、前記プレゼンス情報を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手の前記プレゼンス情報を通知するプレゼンス管理手段と、を有することを特徴とする通信装置が提供される。
このような通信装置によれば、上記通信プログラムを実行するコンピュータと同様の処理が実行される。
本発明によれば、ユーザ間でいずれかのコミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、セッションが確立したユーザのクライアント端末に対してお互いのプレゼンス情報を通知するので、IPアドレスやユーザID等を相手に確認することなく容易かつ確実に所望のコミュニケーション手段を用いたコラボレーションを実現することができる。これにより、コラボレーションの効率化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、実施の形態に適用される発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本発明の原理説明図である。
図1に示す通信システム40は、それぞれ同機能を有するクライアント端末1、1aおよびサーバ2で構成されている。
クライアント端末1(1a)は、情報管理手段7(7a)とアプリ制御UI8(8a)とを備えている。
情報管理手段7(7a)は、端末内のコミュニケーション手段23(23a)からアプリケーションの状態や周辺機器・サービスに関する情報を収集し、サーバ2に登録する。
アプリ制御UI8(8a)は、サーバ2からユーザ自身およびコラボレーション(共同作業)相手の計算機環境情報を取得して表示し、通信相手であるクライアント端末1a(1)とのコラボレーションのための操作を行うユーザインタフェースである。
サーバ2は、プロファイル管理手段3とアプリ制御手段4と、収集手段5と、プレゼンス管理手段6とを有している。
プロファイル管理手段3は、コミュニケーション手段毎の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報3aを管理する。
アプリ制御手段4は、ユーザ間でいずれかのコミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、プロファイル管理手段3が管理する固有情報3aを参照し、セッションが確立したコミュニケーション手段の機器種別情報とユーザ識別情報との組にユーザIDとの対応付けを行う。
また、アプリ制御手段4は、新しいセッションを作成したり、例えばコミュニケーション手段がVoIP(Voice over Internet Protocol)やIMを用いたものである場合、SIPサーバやIMサーバ等の専用サーバからセッション情報を取得したり、ファイル送信等各種コミュニケーション手段の制御を行う。
収集手段5は、コミュニケーション手段毎の機器種別情報およびユーザ識別情報に、コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報5aを収集する。
このプレゼンス情報5aには、情報管理手段7(7a)から収集したデータや、図示しない専用サーバを介してコミュニケーション手段21、22から収集したデータ等が格納される。
プレゼンス管理手段6は、アプリ制御手段4でユーザIDが特定されると、プレゼンス情報5aを参照し、セッションが確立したユーザのクライアント端末1、1aに対して、通信相手が使用可能なコミュニケーション手段における双方のプレゼンス情報を通知する。
このような通信システム40によれば、情報管理手段7、7aにより、コミュニケーション手段21、22、23、23aに関する情報がサーバ2のプレゼンス管理手段6に集約される。そして、例えばコミュニケーション手段21、22間のセッションが確立すると、アプリ制御UI8、8aに、それぞれ通信相手のプレゼンス情報が通知される。この情報は、例えばIPアドレスやユーザID等の通信相手とコラボレーションをするために必要な情報を含んでいる。そのため、ユーザはアプリ制御UI8(8a)を操作することで、IPアドレスやユーザID等を相手に確認したり、直接手入力したりしなくても、簡単にコラボレーションを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
図2は、第1の実施の形態のシステム構成例を示す図である。
図2に示す通信システム500は、既存のセッション情報に基づいて、コラボレーションを動的に追加する機能を持つシステムであり、サーバ100、クライアント200、201、SIPサーバ300およびIMサーバ400が互いにネットワーク10で接続されている。
また、通信システム500には、クライアント200および通信メディア60で構成されるコラボレーション群50と、クライアント201および通信メディア65で構成されるコラボレーション群51とが形成されている。
クライアント200、201には、それぞれIM、電子メールおよびファイル転送手段等のアプリケーションがインストールされている。
通信メディア60は、携帯電話61と、IPアドレスを有し、インターネットを利用してリアルタイムの音声通話を行うIP電話62と、クライアント200のアプリケーション上で動作するソフトフォン(ソフトウェアフォン)63とを有している。
クライアント200が有する各アプリケーションと携帯電話61とIP電話62とソフトフォン63とが、それぞれコラボレーション群51とのコラボレーションを行うためのコミュニケーションツールを構成している。
通信メディア65は、通信メディア60とそれぞれ同機能を有する携帯電話66と、IP電話67と、ソフトフォン68とを有している。
クライアント201が有する各アプリケーションと携帯電話66とIP電話67とソフトフォン68それぞれが、コラボレーション群50とのコラボレーションを行うためのコミュニケーションツールを構成している。
ユーザAおよびユーザBは、それぞれコラボレーション群50およびコラボレーション群51のコミュニケーションツールを用いて互いにコラボレーションを行う。
サーバ100は、クライアント200、201から情報を収集し、管理するコンピュータである。
SIPサーバ300は、コミュニケーションツール間で行われるVoIPのセッション確立、編集、終了等の処理を仲介役として手助けする。また、IMサーバ400は、IMに関するユーザのプレゼンス情報を管理、参照、IMの送受信機能を有している。すなわち、SIPサーバ300およびIMサーバ400は、外部にVoIPやIMに関するイベントやプレゼンス情報を通知する機能を有しており、これらのサーバとしては、例えばParlay(登録商標)のようなオープンインタフェースを備えたサーバやSIPシグナリングのプログラムを得るSIPアプリケーションサーバ等が好ましい。
次に、本実施の形態に用いるサーバのハードウェア構成について説明する。
図3は、本実施の形態に用いるサーバのハードウェア構成を示す図である。
サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD103内には、プログラムファイルが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令にしたがって、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、ネットワーク10に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク10を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3にはサーバ100の構成を示したが、クライアント200、201についても同様のハードウェアで実現することができる。
このようなハードウェア構成のシステムにおいてコラボレーションを行うために、サーバ100およびクライアント200、201内には、以下のような機能が設けられる。
図4は、サーバおよびクライアントの機能を示すブロック図である。
サーバ100は、アプリ制御部110とプレゼンス管理部120とプレゼンスDB(データベース)130とプロファイル管理部140とプロファイルDB150とインタフェース部160とを有している。
アプリ制御部110は、新しいセッションを作成したり、SIPサーバ300やIMサーバ400からセッション情報を取得したり、ファイル送信を行ったりして各種アプリケーションや通信メディア60、65の制御を行う。
また、アプリ制御部110は、SIPサーバ300やIMサーバ400からのプレゼンス情報を取得すると、必要に応じてプレゼンス管理部120が読み取り可能なフォーマットに変換を行い、プレゼンス管理部120に送信する。通知されるプレゼンス情報は、例えばユーザAのコミュニケーションツールのSIP URI、IPアドレスや、コミュニケーションツールが携帯電話61、IP電話62またはソフトフォン63であればこれらがオンライン、オフラインまたは通話中であるかの情報や、通話中であれば通話相手であるユーザBの携帯電話66、IP電話67またはソフトフォン68のSIP URI等である。
プレゼンス管理部120は、アプリ制御部110や、後述するローカルアプリ情報管理部230からプレゼンス情報を取得すると、ユーザ毎にプレゼンスDB130に格納して管理し、状況に応じてクライアント200、201に通知する。
プロファイル管理部140は、通信メディア60またはクライアント200毎のメディアタイプ(機器種別情報)とメディアID(ユーザ識別情報)とを組み合わせた情報にユーザAのユーザIDを関連づけた固有情報がそれぞれ関連づけられたユーザプロファイルを取得すると、プロファイルDB150に格納して管理する。なお、ユーザプロファイルについては後に詳述する。
インタフェース部160は、TCP(Transmission Control Protocol)/IPによりネットワーク10を介したデータ通信を行う。
次に、クライアント200、201について説明する。
なお、クライアント200、201の機能の主要部は互いに等しいため、代表的にクライアント200の機能について説明する。
クライアント200は、アプリケーション210とアプリ制御UI220とローカルアプリ情報管理部230とプロファイル操作UI240とインタフェース部250とを有している。
アプリケーション210は、クライアント200にインストールされているアプリケーションである。
アプリ制御UI220は、サーバ100からユーザAおよびユーザBのコミュニケーションツール使用環境情報を取得し、その情報を例えばモニタ11に表示させる等、コラボレーションのための操作を行うユーザインタフェースである。
ローカルアプリ情報管理部230は、例えばレジストリ等を参照したり、特定のフォルダを検索したりすることによりインストールされているアプリケーション210の種別や、共有機能を持つか否か等、アプリケーション210の状態を収集し、サーバ100に登録する。
プロファイル操作UI240は、ユーザのキーボード12やマウス13を用いた入力によるユーザプロファイルの登録動作があると、プロファイル管理部140にその登録情報を送信するユーザインタフェースである。
インタフェース部250は、インタフェース部160と同様の機能を備えている。
なお、以下ではクライアント201が有する機能は、クライアント200の有する機能の各部の末尾に“a”をつけて表す。例えば、クライアント201のアプリ制御UIは、アプリ制御UI220aとする。
図5は、通信システムの動作の概要を説明する図である。
なお、図5においては、IMサーバ400、サーバ100の機能の一部の記載およびクライアント200、201の機能の一部の記載を省略している。
クライアント200が起動すると、ローカルアプリ情報管理部230が、クライアント200内にインストールされているアプリケーション210を調べ、その情報をユーザAのプレゼンス情報として、プレゼンス管理部120に通知する。
一方、携帯電話61、IP電話62およびソフトフォン63のプレゼンス情報は、SIPサーバ300またはIMサーバ400から送信され、アプリ制御部110を通してプレゼンス管理部120に通知される。この動作が、ユーザ毎のコミュニケーションツールに対して行われる。
ここで、SIPサーバ300およびIMサーバ400が、どのユーザのプレゼンス情報を通知するかは、ユーザAおよびユーザBがプロファイル管理部140に自分のSIP URIを登録するときに(後述するユーザプロファイルの登録フェーズで)アプリ制御部110が、SIPサーバ300およびIMサーバ400に指示を行う。
プレゼンス管理部120は、アプリ制御部110やローカルアプリ情報管理部230から通知されてくるプレゼンス情報を、ユーザ毎に分類し管理する。そして、ユーザAのコミュニケーションツールと、ユーザBのコミュニケーションツールとのセッションが確立した場合、(クライアントが起動した時点で既にセッションが確立している場合を含む)プレゼンス管理部120が、双方のプレゼンス情報を、クライアント200のアプリ制御UI220およびクライアント201のアプリ制御UI220aに送信する。
ここで、例えばアプリ制御UI220がユーザBのプレゼンス情報を受信すると、その旨をモニタ11上にポップアップさせる等して、ユーザBのプレゼンス情報、すなわちユーザBが使用可能なコミュニケーションツールを表示させる。この表示方法としては、特に限定されないが、例えばクライアント200とクライアント201(送信元と宛先)のプレゼンスをすべて一覧で表示する方法や、お互いに共通に使用可能なコミュニケーションツールのみを強調表示する方法等が挙げられる。これにより、ユーザAは、ユーザBがどのようなアプリケーション210aや通信メディア65を使用可能なのかを知ることができる。
図6は、第1の実施の形態のアプリ制御UIの操作画面を示す図である。
アプリ制御UI220は、操作画面11aにコラボレーションの状態を確認するためのアイコン等のコラボレーション確認部14を表示させる。そして、ユーザBが使用するコミュニケーションツールとのコラボレーションが確立すると、吹き出し15を表示させることにより、ユーザAに通知させる。また、ユーザAがコラボレーション確認部14を選択(クリック)すると、ユーザBが現在使用可能なコミュニケーションツールを示すコミュニケーションツール使用環境画面16を操作画面11a上に表示させる。
また、コミュニケーションツール使用環境画面16では、コミュニケーションツール毎に項目およびその項目に関連するアイコン16a〜16fが表示される。例えば、図6に示すように、音声通信手段としてソフトフォン、固定IP電話、携帯IP電話が使用可能な場合は、これらは電話の各項目として表示されている。
その後、ユーザAにより、例えばアイコン16aをダブルクリックする等してコミュニケーションツール使用環境画面16に表示されたコミュニケーションツールが選択されると、アプリ制御UI220が、サーバ100を介してアプリ制御UI220aに対応する処理を実行させる。例えばアプリ制御UI220がファイル送信等を行い、アプリ制御UI220aが、そのファイルに対応したリアクションをとる。
ユーザAは、コミュニケーションツール使用環境画面16の各項目を選択することにより、選択したコミュニケーションツールを用いてユーザBとコラボレーションを開始することができる。
ところで、通信システム500は、このようなコラボレーションを行うために、ユーザプロファイルの登録フェーズ、プレゼンス収集・通知フェーズ、コラボレーション手段の追加フェーズの3つのフェーズを実行する。以下、各フェーズについて順を追って説明する。
<ユーザプロファイルの登録フェーズ>
ユーザプロファイルの登録フェーズは、ユーザAが、各種通信メディアに付与されるユーザIDに関する情報であるユーザプロファイルをサーバ100に登録する際に実行されるフェーズである。
ユーザAは、プロファイル操作UI240を操作して、サーバ100のプロファイル管理部140にアクセスし、プロファイルDB150に、ユーザプロファイルを格納する。
この際、メディアに関する情報の更新があった場合、イベント通知要求を行うことにより、イベント情報(例えばIP電話であれば、通話中になった場合やログインした場合等の情報)を確実にSIPサーバ300に通知する。なお、イベント通知要求については後に詳述する。
次に、プロファイルDB150に格納されるユーザプロファイルについて説明する。
本実施の形態では、ユーザプロファイルはテーブル化されて格納されている。
なお、ユーザプロファイルは例えばXML(eXtensible Markup Language)で表現してもよい。
図7は、ユーザプロファイルテーブルを示す図である。
ユーザプロファイルテーブル151には、ユーザID、メディアタイプ、メディアID、説明の欄(属性)が設けられている。各欄の横方向に並べられた項目が互いに関連づけられて1つのユーザプロファイルを構成している。
ユーザIDの欄には、通信システム500におけるユーザAの識別子であるユーザID“foo”およびユーザBの識別子であるユーザID“goo”が設定されている。
メディアタイプの欄には、ユーザAが利用可能な通信メディア60およびアプリケーション210の機器種別情報がユーザID“foo”に関連づけられて設定されている。また、ユーザBが利用可能な通信メディア65およびアプリケーション210aの機器種別情報が、ユーザID“goo”に関連づけられて設定されている。
ここで、例えばユーザID“foo”の“voip”は携帯電話61、IP電話62およびソフトフォン63のメディアタイプを意味し、“im”はインスタントメッセージのメディアタイプを意味し、“mail”は携帯電話61のメールアドレスのメディアタイプを意味し、“collabo”はクライアント200のクライアントプログラムに対して割り振られたメディアタイプを意味している。すなわち、“collabo”はアプリ制御UI220、ローカルアプリ情報管理部230およびプロファイル操作UI240を含む概念である。
メディアIDの欄には、通信メディアまたはアプリケーションを特定する(通信メディアおよびアプリケーション固有の)IDが設定されている。
説明の欄には、メディアIDが具体的にどのメディアに付与されているIDかの説明が設定(記入)されている。なお、この説明の欄に設定された説明が、コミュニケーションツール使用環境画面16の各項目に記載される。
このように、ローカルアプリ情報管理部230およびローカルアプリ情報管理部230aからプレゼンス管理部120にプレゼンス情報が通知されるコミュニケーションツールと、SIPサーバ300またはIMサーバ400からプレゼンス管理部120にプレゼンス情報が通知されるコミュニケーションツールとは別個に設定される。
次に、ユーザプロファイルの登録フェーズの処理シークエンス(処理動作)について、IP電話の登録フェーズを例にとって説明する。
図8は、ユーザプロファイルの登録フェーズの処理シークエンスを示す図である。
まず、プロファイル操作UI240が、ユーザAによるユーザIDおよびパスワードの入力により、ログイン要求を確認すると、そのログイン情報(認証情報)をプロファイル管理部140に送信する(ステップS11)。
次に、認証が行われると、プロファイル操作UI240が、既に取得しているユーザプロファイルがあれば、それをプロファイル管理部140に送信する(ステップS12)。
その後、ユーザAによりプロファイル操作UI240が操作されてユーザプロファイルの更新(登録・削除)があると、プロファイル操作UI240が、更新されたメディアタイプ、メディアIDおよび説明の情報を含むユーザプロファイルをプロファイル管理部140に送信する(ステップS13)。
そして、プロファイル管理部140が、SIPサーバ300に対してイベント通知要求を行う(ステップS14)。このイベント通知要求は、SIP URIの登録ならば、SIPサーバ300またはIMサーバ400に対して情報の伝達要求(subscribe)を実施し、イベントを送信するように指示する。また、SIP URIの変更ならば、古いSIP URIを削除(unsubscribe)してから新しいSIP URIの伝達要求を実施する。また、SIP URIの削除ならば該当するSIP URIを削除する。
その後、プロファイル管理部140が、ユーザプロファイルテーブル151を更新する(ステップS15)。
以上で、ユーザプロファイルの登録フェーズの処理シークエンスを終了する。
<プレゼンス収集・通知フェーズ>
プレゼンス収集・通知フェーズは、ユーザAが利用する通信メディア60およびアプリケーション210の現在状態(オンライン、オフライン、通話中、インストール済み等)とユーザBが利用する通信メディア60およびアプリケーション210aの現在状態とをプレゼンス情報としてサーバ100が取得し、その後サーバ100が、通信を行っているクライアント200、201に対し、取得した通信相手のプレゼンス情報をそれぞれ通知するフェーズである。このプレゼンス情報の収集方法は、コミュニケーションツールにより異なる。
通信メディア60、65のプレゼンス情報は、SIPサーバ300およびIMサーバ400がコールイベント(イベント)を起こすことによりアプリ制御部110に通知する。アプリ制御部110は、イベントが通知されるとそのイベントの形式をチェックし、変換が必要ならば、プレゼンスDB130に書き込むためのフォーマットに変換する。例えば、プレゼンスDB130にXML形式のファイルが格納されているときは、スキーマ変換を行う。また、アプリ制御部110は、プロファイル管理部140を介してユーザプロファイルテーブル151を参照し、VoIPやIMのSIP URIからユーザIDを検索することによりクライアント200との対応付けを行い、ユーザ単位でプレゼンスを取得できるようにしておく。その後、アプリ制御部110がプレゼンス管理部120にプレゼンス情報を送信する。プレゼンス管理部120は、受け取ったプレゼンス情報をプレゼンスDB130に格納する。
一方、アプリケーション210のプレゼンス情報は、ローカルアプリ情報管理部230が、クライアント200のレジストリ等を参照したり、特定のフォルダを検索したり、コラボレーションに使用するアプリケーションをユーザが登録したりすることにより、システムやアプリケーションソフトの設定データが記録されているデータベースから取得する。アプリケーション210aについても同様にして取得する。
プレゼンスDB130には、プレゼンス情報が例えばテーブル化されて格納されている。
図9は、プレゼンステーブルを示す図である。
プレゼンステーブル131には、メディアID、メディアタイプ、現在状態、状態オプション、コンタクトおよびタイムスタンプの欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた項目が互いに関連づけられて、1つのプレゼンス情報を構成している。例えば、メディアID“foo@pc1”、メディアタイプ“collabo”、現在状態“open”、状態オプション“なし”、コンタクト“collabo:10.20.30.40:1010”、タイムスタンプ“2005−06−08T01:01:47Z”が1つのプレゼンス情報を構成している。
メディアIDの欄には、通信メディア60やクライアント200にインストールされているアプリケーション(Notepad、Acrobat(登録商標)等)を識別するIDが設定されている。通信メディアのIDおよびクライアント200のIDに関しては、ユーザプロファイルテーブル151のメディアIDの欄に設定されたものと同じメディアIDが設定される。アプリケーションのメディアIDの欄には、クライアント200のID、すなわち“foo@pc1”の後ろに、アプリケーションの識別情報(;Notepad、;Acrobat(登録商標);NetMeeting(登録商標))が付加されたメディアIDが設定されている。
メディアタイプの欄には、通信メディアやアプリケーションの種類が設定される。ここで、“collabo”はクライアントのメディアタイプ、すなわちクライアント200を意味し、“application/*”(*は拡張子)は、アプリケーションを意味する。
現在状態の欄には、通信メディアやアプリケーションの現在状態が設定されている。通信メディアの現在状態としては、そのアプリケーションが使用可能な場合は“open”(オンライン)が設定されており、アプリケーションが使用不可能な場合は“closed”(オフライン)が設定されており、他のアプリケーションとの間でセッションが確立中の場合は“connected”が設定されている。アプリケーションの現在状態としては、“installed”(インストール済み)が設定されている。
状態オプションの欄には、通信メディアの現在状態が“connected”の場合にセッション確立中の相手のメディアIDが設定される。
コンタクトの欄には、メディアタイプが“collabo”または“application”の場合にクライアント200のIPアドレスと窓口となるユーザインタフェースのポート番号とが設定されている。このIPアドレスとポート番号とは、クライアント200がサーバ100にログインする時に設定される。
タイムスタンプには、プレゼンスを更新した日時が設定されている。
このプレゼンス収集・通知フェーズによれば、クライアント200の起動時やユーザからのリクエストにより、アプリ制御UI220からローカルアプリ情報管理部230に対して、アプリケーションの状態情報の登録が指示されると、ローカルアプリ情報管理部230は、クライアント200内のアプリケーション210の現在状態を収集し、プレゼンス管理部120に送信する。プレゼンス管理部120はアプリケーションの現在状態を受け取ると、プレゼンスDB130に格納する。これによりプレゼンスDB130の内容が更新される。
そして、プレゼンスを更新するときに、現在状態が“connected”であることが予め分かっているため、プレゼンス管理部120がプレゼンスDB130を更新した後に、状態オプションの欄に設定されたSIP URIからクライアント200、201(通信している両者のクライアント)の現在状態を検索し、クライアント200のアプリ制御UI220に対して通信を行っている両者のプレゼンス情報を送信し、クライアント201のアプリ制御UI220aに対して、通信を行っている両者のプレゼンス情報を送信する。プレゼンス情報を受信したアプリ制御UI220は、その情報をモニタ11に表示させる。
次に、通信メディア60のプレゼンス収集・通知フェーズの処理シークエンスについて、IP電話の登録フェーズを例にとって説明する。
図10は、通信メディアのプレゼンス収集・通知フェーズの処理シークエンスを示す図である。
まず、ユーザAが、IP電話62を用いてIP電話67に通話要求を行うことにより、IP電話62のユーザエージェント(以下、UA1という)とIP電話67のユーザエージェント(以下、UA2という)との間で音声を交換するためのVoIPセッションを確立するための発呼処理(one−callのSIPシグナリング)が実行される(ステップS21〜S26)。具体的には、UA1がSIPサーバ300に、UA2に対する接続要求(INVITE)を送信する(ステップS21)。
次に、SIPサーバ300が、IP電話67のIPアドレスを確認し、IP電話67に対する接続要求を送信する(ステップS22)。
例えば受話器のオフフック等によってIP電話67の接続が確認されると、UA2が、接続要求に対して成功応答(200OK)をSIPサーバ300に返す(ステップS23)。
そして、SIPサーバ300がUA1に成功応答を返す(ステップS24)。
次に、UA1は、SIPサーバ300(UA2)からの成功応答を元にACK応答(セッション確立了解)をSIPサーバ300に送信する(ステップS25)。
次に、SIPサーバ300が、ACK応答をUA2へ送信する(ステップS26)。これにより、IP電話62とIP電話67との間にセッションが確立する。確立されたセッション上で、音声データがやりとりされ、通話状態となる。
次に、SIPサーバ300が、アプリ制御部110にコールイベントを通知する(ステップS27)。
そして、アプリ制御部110がコールイベントを受けると、必要に応じてプレゼンステーブル131に書き込むためのスキーマ変換を行い、プレゼンス管理部120にプレゼンスの更新をかける(ステップS28)。これにより、プレゼンステーブル131のIP電話62およびIP電話67のプレゼンスの欄が“open”から“connected”に設定される。
次に、プレゼンス管理部120が、プレゼンステーブル131のユーザIDが“foo”でメディアタイプの欄が“collabo”の現在状態の欄をチェックする(ステップS29)。
そして、ユーザAおよびユーザBのプレゼンス情報をクライアント200に対して通知する(ステップS30)。
次に、プレゼンス管理部120が、プレゼンステーブル131のユーザIDが“goo”でメディアタイプの欄が“collabo”の現在状態の欄をチェックする(ステップS31)。
そして、ユーザAおよびユーザBのプレゼンス情報をクライアント201に対して通知する(ステップS32)。
これにより、図6に示す吹き出し15が表示される。
なお、通話が終了した場合は、SIPサーバ300が再びコールイベントをアプリ制御部110に通知することにより、現在状態の欄が“connected”から“open”に更新される。
また、通信メディアとしてIMを用いた場合は、IMサーバ400を中継してステップS21〜S26の代わりに、通常のIMのメッセージ送信処理を行い、S27の代わりにメッセージ送信イベントを通知することによりプレゼンスが“connected”に変更される。VoIPと異なり、IMには明示的に会話の終了を行うことができないので、メッセージの送信後、ある一定時間経過したならば、会話を終了したと見なし、プレゼンスを“connected”から“open”に更新する。
次に、アプリケーション210のプレゼンス収集・通知の処理シークエンスについて説明する。
図11は、アプリケーションのプレゼンス収集・通知の処理シークエンスを示す図である。
まず、クライアント200が起動されると、アプリ制御UI220が、サーバ100のアドレス、ID、パスワード等の設定ファイルを読み込む(ステップS41)。
次に、アプリ制御UI220が、モニタ11にプレゼンス情報を表示させるための操作画面11aを作成する(ステップS42)。通常、この画面は、タスクトレイの中にアイコンとして表示されている。
次に、アプリ制御UI220が、ローカルアプリ情報管理部230のインスタンスを生成する(ステップS43)。
次に、アプリ制御UI220が、ローカルアプリ情報管理部230にアプリ情報登録を指示する(ステップS44)。
次に、ローカルアプリ情報管理部230が、クライアント200内にインストールされているアプリケーション210を調べ、プレゼンス管理部120に認証情報とともにプレゼンス更新要求を送信する(ステップS45)。
次に、プレゼンス管理部120が、認証情報に基づいて認証を行い(ステップS46)、認証が行われると、ユーザIDに基づいて、現在状態が“open”のクライアントを検索する(ステップS47)。
そして、プレゼンス管理部120は、現在状態が“open”のクライアントを発見すると、アプリ制御UI220にプレゼンス通知を行う(ステップS48)。これにより、操作画面11aに通信メディアおよびアプリケーションの状態が表示される。
また、プレゼンス管理部120が、セッションの状態を調べ、セッションが確立している場合には、通信相手を特定し、通信相手の現在状態が“open”のクライアントを継続して検索する(ステップS49)。
そして、プレゼンス管理部120が、アプリ制御UI220aにプレゼンス通知を行う(ステップS50)。
以上で、アプリケーションのプレゼンス収集・通知動作を終了する。
<コラボレーションの追加フェーズ>
コラボレーションの追加フェーズでは、ユーザAがコミュニケーションツール使用環境画面16に表示されたコミュニケーションツールから希望するものを選択したときに実行されるフェーズである。その手順は、コミュニケーションツールの種別に応じて異なる。
例えば、コミュニケーションツールがIP電話の場合は、アプリ制御UI220が、認証情報、ユーザA(発側)のユーザID“foo”、ユーザB(着側)のユーザID“goo”を含む情報をアプリ制御部110に渡す発呼処理を行い、SIPサーバ300のAPI(Application Program Interface)を呼び出す。その結果、IP電話62とIP電話67との間でSIPセッションが確立する。
また、例えばコミュニケーションツールがIMの場合は、アプリ制御UI220から、認証情報、発側ユーザID、着側ユーザIDを含む情報をアプリ制御部110に渡すIM送信処理を行い、IMサーバ400のAPIを呼び出す。その結果クライアント201に接続されたモニタに、ユーザB宛のメッセージを送信するための画面が表示される。
また、例えばコミュニケーションツールがファイル送信の場合は、アプリ制御UI220が、認証情報、送信先URI、ファイル名およびコンテンツを含む情報をアプリ制御部110に渡すファイル送信を指示する。アプリ制御部110は、送信先URIにより示されるクライアント201に対して指定されたファイルを送信し、アプリ制御UI220aが、受信したファイルをクライアント201に接続されたモニタに表示する。
また、例えばコミュニケーションツールがネットワーク会議ツールやコミュニケーションツール等のアプリケーション共有ツールの場合は、アプリ制御UI220は、クライアント200内の共有アプリケーションのAPIを使って、アプリケーション共有を実施する。なお、APIはアプリケーション毎に異なる可能性があるので、拡張・変更可能なようにドライバをプラグイン可能にしておいてもよい。
次に、コミュニケーションツールの追加フェーズの処理シークエンスについてIP電話62を追加する場合を例として説明する。
図12は、IP電話のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを示す図である。
まず、ユーザAがコミュニケーションツール使用環境画面16に表示されたコミュニケーションツールからIP電話62を選択すると、アプリ制御UI220が、アプリ制御部110に対して発呼処理を行う(ステップS51)。
次に、アプリ制御部110が、第三者発呼を実行し、SIPサーバ300内の第三者発呼サーバのAPIを呼び出す(ステップS52)。
次に、SIPシグナリングを行う(ステップS53〜S58)。具体的には、まず、SIPサーバ300が、UA1に対する接続要求(INVITE)を送信し(ステップS53)、その後UA2に対する接続要求(INVITE)を送信する(ステップS54)。
UA1は、接続要求を受けると、その接続要求に対して成功応答(200OK)をSIPサーバ300に返す(ステップS55)。また、UA2は、接続要求を受けると、その接続要求に対して成功応答(200OK)をSIPサーバ300に返す(ステップS56)。
次に、SIPサーバ300はUA1およびUA2からの成功応答を元にACK応答をUA1およびUA2に送信する(ステップS57、S58)。
次に、SIPサーバ300が、アプリ制御部110にコールイベントを通知する(ステップS59)。
次に、アプリ制御部110が、プレゼンス更新および通知を行う(ステップS60〜S64)。この動作は、図10のステップS28〜S32と同様であるため、その説明を省略する。
次に、コミュニケーションツールの追加フェーズの処理シークエンス(処理動作)についてファイル送信を行う場合を例として説明する。
図13は、ファイル送信を行う場合のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを示す図である。
まず、ユーザAがコミュニケーションツール使用環境画面16に表示されたコミュニケーションツールからファイル送信を選択すると、アプリ制御UI220が、アプリ制御部110にファイルを送信する(ステップS71)。
次に、アプリ制御部110が、認証を行い(ステップS72)、認証されるとクライアント201のアプリ制御UI220aにファイルを送信する(ステップS73)。
次に、アプリ制御UI220aが、アプリケーション210aにアプリ起動命令を送信する(ステップS74)。これにより送信したファイルに対応するアプリケーション210aを起動する。
一方、ステップS71において、ユーザAがファイルの共有を希望するオプションを付加している場合は、アプリ制御UI220が、送信したファイルに対応するアプリケーション210を起動する(ステップS75)。
以上述べたように、通信システム500によれば、クライアントのローカルアプリ情報管理部230、SIPサーバ300およびIMサーバ400により、ユーザが利用するコミュニケーションツールに関するプレゼンス情報がプレゼンス管理部120に集約される。そして、ユーザAおよびユーザB間でいずれかのコミュニケーションツールを用いたセッションが確立すると、通信を行っているユーザAが使用するクライアント200のアプリ制御UI220およびユーザBが使用するクライアント200aのアプリ制御UI220aに、双方のプレゼンス情報が送信される。プレゼンス情報は、IPアドレスやユーザID等の相手とコラボレーションをするために必要な情報を含んでいる。そのため、ユーザAはアプリ制御UI220を操作することで、IPアドレスやユーザID等を相手に確認したり、直接手入力したりすることなく、容易かつ確実にコラボレーションを行うことができる。その結果、コラボレーションを円滑にかつ効率的に行うことができる。
なお、本実施の形態では、電子メールは、ユーザAがユーザプロファイルテーブル151に登録するものとしたが、これに限らず、例えばApache James(Java(登録商標) Apache Mail Enterprise Server)のようにプログラム可能なメールサーバを利用し、VoIPやIMと同じような仕組みでプレゼンス情報を取得してもよく、また、メールアプリケーションに、プレゼンス情報を登録するプラグインを組み込んでもよい。
また、本実施の形態ではSIPサーバ300およびIMサーバ400が、外部にVoIPやIMに関するイベントやプレゼンスを通知する機能を有していたが、これに限らず通信メディア60、65(SIP端末側)がイベントやプレゼンス情報を通知する機能を有していてもよく、その場合はSIPサーバ300およびIMサーバ400は外部にイベントやプレゼンスを通知する機能を有している必要はない。
次に、通信システムの第2の実施の形態について説明する。
図14は、第2の実施の形態のシステムを示すブロック図である。
以下、第2の実施の形態の通信システム500aについて、前述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第1の実施の形態のコラボレーション追加フェーズでは、コミュニケーションツールは、ユーザが選択するものとしていたが、第2の実施の形態のコラボレーション追加フェーズでは、コミュニケーションツールの位置の情報や、メディアタイプをさらに細かく分類する端末種別の情報に関するプリファレンス情報に基づいて、使用するコミュニケーションツールを選択する点が異なっている。
第2の実施の形態の通信システム500aは、プリファレンス管理要求を受け付けるプリファレンス管理部170およびその管理データを格納するプリファレンスDB180をさらに有するサーバ100aと、プリファレンス管理要求を実行するためのプリファレンス操作UI260をさらに有するクライアント200aと、プリファレンス管理要求を実行するためのプリファレンス操作UI260aをさらに有するクライアント201aとを備えている。
図15は、第2の実施の形態のユーザプロファイルテーブルを示す図である。
ユーザプロファイルテーブル151aは、ユーザプロファイルテーブル151に比べて端末種別および位置の欄(属性)が追加されている。
これらの情報は、例えばユーザAがプロファイル操作UI240を用いて設定する。
端末種別の欄には、コミュニケーションツールの種別が設定される。例えば、携帯電話61であれば“mobile”が設定され、固定IP電話62であれば“fixed”が設定され、ソフトフォン63であれば“soft”が設定される。
位置の欄には、メディアタイプが“collabo”および“mobile”以外のコミュニケーションツールに対して位置情報が設定される。
具体的には端末種別が“soft”または“fixed”のコミュニケーションツールに関しては、位置関係が最も近いクライアント200のメディアIDが設定される。よって、ソフトフォン63は、そのソフトウェアがインストールされているクライアント200のメディアID“foo@pc1”が設定される。また、固定IP電話62は、クライアント200のメディアID“foo@pc1”が設定される。また、携帯電話61のメールであれば、携帯のメディアIDである“sip:foo@mobile.***.com”が設定される。
また、ユーザAがクライアント200とは別のクライアントを利用可能な場合、そのクライアントのメディアID(図15中ではfoo@pc2)も設定することができる。
また、ユーザAは、プリファレンス操作UI260を使用し、サーバ100aのプリファレンス管理部170にアクセスし、プリファレンスDB180に、コミュニケーションツールの優先順位を予め登録しておく。この情報は例えばテーブル化されて格納される。
図16は、プリファレンステーブルを示す図である。
プリファレンステーブル181にはユーザIDとプリファレンスの欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた項目が互いに関連づけられている。
図16では、ユーザID“foo”のプリファレンスの欄には優先度が高い順に“mobile”、“fixed”、“soft”が設定されている。
そして、例えばコラボレーションの追加フェーズで、メディアタイプ“voip”が選択された場合、図12の発呼処理(S51)において、アプリ制御部110がプロファイルテーブル151aとプレゼンステーブル131とプリファレンステーブル181とを参照し、クライアントと位置を同じにするVoIP端末を検索する。そして、見つかったVoIP端末の内、状態が“open”で優先順位が一番高い端末を選択して発呼を行う。
次に、第2の実施の形態のコラボレーション追加フェーズについてIP電話62を用いた場合について詳しく説明する。
第2の実施の形態のコラボレーション追加フェーズは、図12に示すステップS52〜S64については第1の実施の形態と同様の処理を行い、以下の動作が、ステップS51の直後に実行され、適切な発呼先が決定される。
図17は、第2の実施の形態のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを説明するフローチャートである。
まず、アプリ制御部110が、現在状態が“connected”のIMセッション情報を取得する(ステップS81)。
次に、アプリ制御部110が、IMセッション情報からメディアIDを取得する(ステップS82)。
次に、アプリ制御部110が、プロファイル管理部140にユーザプロファイルテーブル151aを取り出すよう指示を行い、アプリ制御部110が、取り出したメディアの位置情報を取得したか否かを判断する(ステップS83)。
メディアの位置情報が取得できない場合(ステップS83のNo)、例えばモニタ11にエラーである旨を報知する等の所定のエラー処理を実行して動作を終了する(ステップS84)。一方、メディアの位置情報が取得できた場合(ステップS83のYes)、位置情報が一致するメディアタイプ“voip”のコミュニケーションツールを取得したか否かを判断する(ステップS85)。取得できない場合(ステップS85のNo)、ステップS84に移行して所定のエラー処理を実行して動作を終了する。一方、取得した場合(ステップS85のYes)、その中から現在状態が“open”のコミュニケーションツールの一覧を求める(ステップS86)。現在状態が“open”のコミュニケーションツールがない場合(ステップS86のNo)、ステップS84に移行して所定のエラー処理を実行して動作を終了する。一方、現在状態が“open”のコミュニケーションツールがあれば(ステップS86のYes)、プリファレンス情報を参照して発呼を行うコミュニケーションツールを決定する(ステップS87)。
以上で、第2の実施の形態のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを終了する。
この第2の実施形態の通信システム500aによれば、第1の実施の形態の通信システム500と同様の効果が得られる。
そして、第2の実施形態の通信システム500aによれば、ユーザAがコミュニケーションツールの優先順位を予めプリファレンステーブル181に設定しておくことにより、ユーザAは、所望の端末を用いてコラボレーションを行うことができる。具体的には、例えばユーザBからユーザAへの通話でのコラボレーション要求が行われたときに、ユーザAは、携帯電話61、固定IP電話62およびソフトフォン63のうち所望の端末に着信させることができる。
次に、通信システムの第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、コラボレーションを行うクライアント200およびクライアント201の各両者の使用環境に応じて、アプリケーション共有が可能ならアプリケーション共有を行い、不可能ならアプリケーション共有の代替手段の一例としてファイル送信を行う。またファイル送信の際、クライアント200から送信したファイルをクライアント201が表示できない場合には、ファイル形式をクライアント201が表示できる形式に変換して送信する等、両者の使用環境を最大限活用できる方法でコラボレーションを行うものである。
図18は、第3の実施の形態のシステムを示すブロック図である。
以下、第3の実施の形態の通信システム500bについて、前述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
通信システム500bは、ファイル形式変換部190と、ファイル形式の変換規則をテーブル化したアプリケーションデータプロファイルテーブルを備えるプロファイルDB150aと、ファイル提供部191とをさらに有するサーバ100bを備えている。
ファイル形式変換部190は、アプリ制御部110の指示に応じて入力されるファイルの形式を変換し、アプリ制御UI220に送信する。
図19は、アプリケーションデータプロファイルテーブルを示す図である。
アプリケーションデータプロファイルテーブル152には、アプリタイプ、変換方法の欄が設けられている。また、変換方法は、ターゲットタイプおよびプログラムの各項目に分割されている。各欄の横方向に並べられた項目が互いに関連づけられている。
アプリタイプの欄には、ファイルの拡張子が設定されている。
ターゲットタイプの欄には、アプリタイプの拡張子を変換するファイルの拡張子が設定されている。
プログラムの欄には、そのターゲットタイプの拡張子に変換するためのプログラムの格納先が設定されている。
再び図18に戻って説明する。
ファイル提供部191は、アプリ制御部110からのファイルの提供があると、ファイルをHTML(Hyper Text Markup Language)に変換し、保持する機能を備えている。また、ファイル提供部191はWebサーバの機能を持ち、ブラウザを使って提供されたファイルを読み込み、ファイルにアクセスするためのURLをクライアント201に送信する。
次に、第3の実施の形態のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスについて説明する。
なお、以下では、コラボレーションが成立した場合にアプリケーション共有を行う場合について説明する。
図20および図21は、第3の実施の形態のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを説明するフローチャートである。
ユーザAにより、クライアント200からアプリケーション共有が選択されると、まず、アプリ制御部110が、現在状態が“connected”のVoIPセッション情報を取得する(ステップS91)。
次に、アプリ制御部110が、VoIPセッション情報からメディアIDを取得する(ステップS92)。
次に、アプリ制御部110が、プロファイル管理部140にユーザプロファイルテーブル151aを取り出すよう指示を行い、アプリ制御部110が、取り出したメディアの位置情報を取得したか否かを判断する(ステップS93)。メディア情報の位置情報が取得できない場合(ステップS93のNo)、エラー処理を実行して判定動作を終了する(ステップS94)。一方、メディア情報の位置情報が取得できた場合(ステップS93のYes)、位置情報が一致するアプリケーション210のメディアIDを取得する(ステップS95)。
アプリケーションのメディアIDを取得できない場合(ステップS95のNo)、ステップS94に移行してエラー処理を実行して判定動作を終了する。
一方、アプリケーションのメディアIDを取得できた場合(ステップS95のYes)、アプリ制御部110が、プレゼンスDB130を参照することにより、共有したいデータのアプリケーションが利用可能か否か、すなわち現在状態が“installed”か否かを確認する(図16のステップS96)。共有したいデータのアプリケーションが利用可能の場合(ステップS96のYes)、共有したいデータのアプリケーションを共有するための共有用アプリケーション(例えば、メッセンジャー機能を有するアプリケーション)が利用可能か否かを確認する(ステップS97)。共有用アプリケーションが利用可能である場合(ステップS97のYes)、共有用アプリケーションを用いて共有処理を実行し(ステップS98)、判定動作を終了する。また、共有用アプリケーションが利用可能ではない場合(ステップS97のNo)、ステップS99に移行する。
一方、共有したいデータのアプリケーションが利用可能ではない場合(ステップS96のNo)、アプリ制御部110が、アプリケーションデータプロファイルテーブル152を参照する(ステップS99)。
次に、アプリ制御部110が、共有したいデータが、相手のクライアントの環境において表示可能なデータ形式に変換可能か否かを確認する(ステップS100)。
変換可能である場合(ステップS100のYes)、アプリ制御部110が、ファイル形式変換部190にデータを送信し、ファイル形式変換部190が、ファイル形式変換および送信処理を実行し(ステップS101)、判定動作を終了する。また、変換可能ではない場合(ステップS100のNo)、アプリ制御部110が、データをファイル提供部191に送信し、ファイル提供部191がHTML変換を行い、URLをクライアント201に送信する(ステップS102)。
これにより、URLを受け取ったアプリ制御UI220aはブラウザを起動し、受信したURLのドキュメントを表示する。
以上で第3の実施の形態のコラボレーション追加フェーズを終了する。
この第3の実施形態の通信システム500bによれば、第1の実施の形態の通信システム500と同様の効果が得られる。
ユーザのパソコンにアプリケーション共有機能を持つアプリケーションがインストールされていなければ、アプリケーション共有は実施できないが、第3の実施形態の通信システム500bによれば、ファイルを送信することで、目的とする情報の共有を達成することができる。
次に、通信システムの第4の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、コラボレーションツールとして、通信メディア60とアプリケーション210を対象にしていたが、第4の実施の形態では、コラボレーションツールとしてネットワーク10に接続されている他の機器やサービスをも利用する点が異なっている。
以下、第4の実施の形態の通信システムについて、前述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4の実施の形態の通信システムは、ローカルアプリ情報管理部230が、UPnP(Universal Plug and Play)の機能を有している。
ローカルアプリ情報管理部230は、UPnPプロトコルによって同一セグメント内でコミュニケーションツールを発見し、得られた情報をプレゼンス情報としてプレゼンスDB130に格納(登録)する。格納時には、プレゼンステーブル131の現在情報およびタイムスタンプの欄には第1の実施の形態と同様にして設定を行う。そして、メディアIDの欄にはUPnPアクションのURLを設定し、メディアタイプの欄には“upnp/(サービスのデバイスタイプ)”を設定し、状態オプションの欄にはアクションに必要なパラメータを設定し、コンタクトの欄にはメディアIDと同じくUPnPアクションのURLを設定する。
そして、第1の実施の形態と同様に、セッションが確立し、プレゼンス情報が通知され、コミュニケーションツールとしてUPnPサービスが選択されると、UPnPアクションのURLを呼び出しサービスを実行する。
この第4の実施形態の通信システムによれば、第1の実施の形態の通信システム500と同様の効果が得られる。
そして、第4の実施形態の通信システムによれば、第3の実施の形態で説明したように、例えばアプリケーション共有ができない場合の代替手段としてファイルを送信する代わりに、UPnP対応のプリンタを発見していれば、そのファイルを印刷して情報を共有することができる等、さらにお互いの計算機環境を最大限に生かせるコラボレーションを実現することができる。
なお、本実施の形態ではコントロールポイントの機能としてUPnPを用いたが、本発明ではこれに限定されない。
次に、通信システムの第5の実施の形態について説明する。
以下、第5の実施の形態の通信システム500cについて、前述した第1〜第4の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第1〜第4の実施の形態では、セッションが確立したときに、サーバ100がクライアント200にユーザBのプレゼンス情報を通知し、クライアント201にユーザAのプレゼンス情報を通知したが、第5の実施の形態では、クライアントがプレゼンス情報を要求したときに、サーバ100がクライアント200にユーザBのプレゼンス情報を通知し、クライアント201にユーザAのプレゼンス情報を通知する。
図22は、第5の実施の形態のシステムを示すブロック図である。
第5の実施の形態のクライアント200b、201bは、コラボレーションを行うユーザを登録したユーザリスト管理DB270、270aをさらに備えている。
ユーザリストは、例えばユーザAが、予めユーザリスト管理DB270に登録しておく。なお、ユーザリストは、サーバ100で管理してもよいし、直接ユーザIDを手入力してもよい。
アプリ制御UI220は、コラボレーションを開始する前処理としてユーザリスト管理DB270を操作画面11aに表示させる。ユーザAがコラボレーションを行うユーザを指定すると、アプリ制御UI220がプレゼンス管理部120にプレゼンス情報を要求する。または、バディリスト(ユーザリスト)のように、プレゼンス情報を予め読み込んでおいてもよい。そして、アプリ制御UI220が、プレゼンス情報を取得すると、ユーザAおよびユーザBが利用可能なコミュニケーションツールを操作画面11aに表示する。
図23は、表示画面に表示されるコミュニケーションツール使用環境画面を示す図である。
操作画面11aに表示されたコミュニケーションツール使用環境画面17は、ユーザAのコミュニケーションツール群18とユーザBのコミュニケーションツール群19とを有している。
ユーザAは、例えばマウス13等を用いて自分が使用するコミュニケーションツール(図23では固定IP電話)と、コラボレーションを希望するユーザBのコミュニケーションツール(図23では携帯電話)を指定することによりコラボレーションが開始される。
この第5の実施形態の通信システム500cによれば、第1の実施の形態の通信500と同様の効果が得られる。
そして、第5の実施形態の通信システム500cによれば、さらに、容易にコラボレーションを図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について詳述したが、本発明は、その特定の実施の形態に限定されるものではない。
なお前述した各実施の形態では、ユーザAとユーザBとの間(クライアント200、201間)での通信例を説明したが、本発明ではこれに限らず、複数ユーザ間(3つ以上のクライアント間)でのコラボレーションも行うことができる。
また、上記のサーバ100やクライアント200、201の処理機能は、コンピュータによって(コンピュータに所定の通信プログラムを実行させることにより)実現することができる。その場合、サーバ100やクライアント200、201が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
通信プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
(付記1) クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信プログラムにおいて、
コンピュータを、
ユーザ毎に、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報を管理するプロファイル管理手段、
ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記プロファイル管理手段が管理する前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組に前記ユーザIDとの対応付けを行うアプリ制御手段、
前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集する収集手段、
前記アプリ制御手段で前記ユーザIDが特定されると、前記プレゼンス情報を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手の前記プレゼンス情報を通知するプレゼンス管理手段、
として機能させることを特徴とする通信プログラム。
(付記2) 前記アプリ制御手段は、前記セッションの確立中の前記クライアント端末により前記ユーザの前記通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段の使用要求があると、前記使用要求に応じて前記通信相手の前記クライアント端末に前記使用要求に対応する処理を実行させることを特徴とする付記1記載の通信プログラム。
(付記3) 前記固有情報は、前記コミュニケーション手段毎の前記クライアント端末との位置関係を示す位置情報をさらに有し、
前記コンピュータを、さらに共通の前記機器種別情報を有する前記コミュニケーション手段の優先順位情報を管理するプリファレンス管理手段として機能させ、
前記アプリ制御手段は、前記セッションが確立したユーザのユーザIDに関連する前記共通の前記位置情報を有する前記機器種別情報が複数あるときは、前記優先順位に従い前記通信相手の前記クライアント端末に対応する処理を実行させることを特徴とする付記2記載の通信プログラム。
(付記4) 前記アプリ制御手段は、前記セッションの確立中のユーザの前記クライアント端末により前記コミュニケーション手段を用いたデータの通信要求があると、
前記セッションの確立中の通信相手の前記クライアント端末のユーザの前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを判断し、
前記通信相手の前記クライアント端末が前記コミュニケーション手段を実行できない場合に、代替手段を用いて前記データを前記通信相手の前記クライアント端末に送信することを特徴とする付記1記載の通信プログラム。
(付記5) 前記代替手段は、ファイル形式を変換するファイル形式変換手段を有し、
前記通信相手の前記クライアント端末が前記コミュニケーション手段を実行できない場合に、前記ファイル形式変換手段が、前記データを所定のファイル形式に変換して前記通信相手の前記クライアント端末に送信することを特徴とする付記4記載の通信プログラム。
(付記6) 前記代替手段は、ファイル形式をHTML形式に変換して保持するHTML変換手段を有し、
前記通信相手の前記クライアント端末が前記コミュニケーション手段を実行できない場合に、前記HTML変換手段が、前記データをHTML形式に変換して保持し、前記HTML形式のURLを前記通信相手の前記クライアント端末に送信することを特徴とする付記4記載の通信プログラム。
(付記7) 収集手段は、前記クライアント端末の同一セグメント内の前記コミュニケーション手段の前記プレゼンス情報を収集することを特徴とする付記1記載の通信プログラム。
(付記8) 前記コミュニケーション手段は、IPアドレスを備えていることを特徴とする付記1記載の通信プログラム。
(付記9) 前記収集手段は、前記コミュニケーション手段がセッション開始プロトコルを用いる場合、セッション開始プロトコルサーバから前記プレゼンス情報を取得することを特徴とする付記1記載の通信プログラム。
(付記10) 前記プレゼンス管理手段は、前記通信相手に前記プレゼンス情報を通知する際に、ユーザ自身の前記プレゼンス情報を通知することを特徴とする付記1記載の通信プログラム。
(付記11) クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信方法において、
ユーザ毎に、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報を管理し、
ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組に前記ユーザIDとの対応付けを行い、
前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集し、
前記ユーザIDが特定されると、前記プレゼンス情報を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手および自分の前記プレゼンス情報を通知する、
ことを特徴とする通信方法。
(付記12) クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信装置において、
ユーザ毎に、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報を管理するプロファイル管理手段と、
ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記プロファイル管理手段が管理する前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組に前記ユーザIDとの対応付けを行うアプリ制御手段と、
前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集する収集手段と、
前記アプリ制御手段で前記ユーザIDが特定されると、前記プレゼンス情報を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手の前記プレゼンス情報を通知するプレゼンス管理手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
本発明の原理説明図である。 第1の実施の形態のシステム構成例を示す図である。 本実施の形態に用いるサーバのハードウェア構成を示す図である。 サーバおよびクライアントの機能を示すブロック図である。 通信システムの動作の概要を説明する図である。 第1の実施の形態のアプリ制御UIの操作画面を示す図である。 ユーザプロファイルテーブルを示す図である。 ユーザプロファイルの登録フェーズの処理シークエンスを示す図である。 プレゼンステーブルを示す図である。 通信メディアのプレゼンス収集・通知フェーズの処理シークエンスを示す図である(VoIPの例)。 アプリケーションのプレゼンス収集・通知の処理シークエンスを示す図である。 IP電話のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを示す図である。 ファイル送信を行う場合のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを示す図である。 第2の実施の形態のシステムを示すブロック図である。 第2の実施の形態のユーザプロファイルテーブルを示す図である。 プリファレンステーブルを示す図である。 第2の実施の形態のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを説明するフローチャートである。 第3の実施の形態のシステムを示すブロック図である。 アプリケーションデータプロファイルテーブルを示す図である。 第3の実施の形態のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを説明するフローチャートである。 第3の実施の形態のコラボレーション追加フェーズの処理シークエンスを説明するフローチャートである。 第5の実施の形態のシステムを示すブロック図である。 第5の実施の形態のアプリ制御UIの操作画面を示す図である。
符号の説明
1、1a クライアント端末
2 サーバ
3 プロファイル管理手段
3a 固有情報
4 アプリ制御手段
5 収集手段
5a プレゼンス情報
6 プレゼンス管理手段
7、7a 情報管理手段
8、8a アプリ制御UI
21、22、23、23a コミュニケーション手段
60、65 通信メディア
100 サーバ
110 アプリ制御部
120 プレゼンス管理部
130 プレゼンスDB
140 プロファイル管理部
150、150a プロファイルDB
160、250 インタフェース部
170 プリファレンス管理部
180 プリファレンスDB
190 ファイル形式変換部
191 ファイル提供部
200、201 クライアント
210 アプリケーション
220 アプリ制御UI
230 ローカルアプリ情報管理部
240 プロファイル操作UI
260 プリファレンス操作UI
300 SIPサーバ
400 IMサーバ
40、500、500a、500b、500c 通信システム

Claims (10)

  1. クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    ユーザ毎に、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報を管理するプロファイル管理手段、
    前記プロファイル管理手段が管理する前記固有情報に基づき前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に対して、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集する収集手段、
    ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記プロファイル管理手段が管理する前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組から前記ユーザIDを特定するアプリ制御手段、
    前記収集手段により収集された前記プレゼンス情報を管理し、前記アプリ制御手段で前記ユーザIDが特定されると、前記ユーザIDに対する前記プレゼンス情報一式を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手の前記プレゼンス情報を通知するプレゼンス管理手段、
    として機能させることを特徴とする通信プログラム。
  2. 前記アプリ制御手段は、前記セッションの確立中の前記クライアント端末により前記ユーザの前記通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段の使用要求があると、前記使用要求に応じて前記通信相手の前記クライアント端末に前記使用要求に対応する処理を実行させることを特徴とする請求項1記載の通信プログラム。
  3. 前記固有情報は、前記コミュニケーション手段毎の前記クライアント端末との位置関係を示す位置情報をさらに有し、
    前記コンピュータを、さらに共通の前記機器種別情報を有する前記コミュニケーション手段の優先順位情報を管理するプリファレンス管理手段として機能させ、
    前記アプリ制御手段は、前記セッションが確立したユーザのユーザIDに関連する前記共通の前記位置情報を有する前記機器種別情報が複数あるときは、前記優先順位に従い前記通信相手の前記クライアント端末に対応する処理を実行させることを特徴とする請求項2記載の通信プログラム。
  4. 前記アプリ制御手段は、前記セッションの確立中のユーザの前記クライアント端末により前記コミュニケーション手段を用いたデータの通信要求があると、前記セッションの確立中の通信相手の前記クライアント端末のユーザの前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを判断し、
    前記通信相手の前記クライアント端末が前記コミュニケーション手段を実行できない場合に、代替手段を用いて前記データを前記通信相手の前記クライアント端末に送信することを特徴とする請求項1記載の通信プログラム。
  5. 前記代替手段は、ファイル形式を変換するファイル形式変換手段を有し、
    前記通信相手の前記クライアント端末が前記コミュニケーション手段を実行できない場合に、前記ファイル形式変換手段が、前記データを所定のファイル形式に変換して前記通信相手の前記クライアント端末に送信することを特徴とする請求項4記載の通信プログラム。
  6. 前記代替手段は、ファイル形式をHTML形式に変換して保持するHTML変換手段を有し、
    前記通信相手の前記クライアント端末が前記コミュニケーション手段を実行できない場合に、前記HTML変換手段が、前記データをHTML形式に変換して保持し、前記HTML形式のURLを前記通信相手の前記クライアント端末に送信することを特徴とする請求項4記載の通信プログラム。
  7. 前記収集手段は、前記クライアント端末の同一セグメント内の前記コミュニケーション手段の前記プレゼンス情報を収集することを特徴とする請求項1記載の通信プログラム。
  8. 前記プレゼンス管理手段は、前記通信相手に前記プレゼンス情報を通知する際に、ユーザ自身の前記プレゼンス情報を通知することを特徴とする請求項1記載の通信プログラム。
  9. クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信方法において、
    ユーザ毎に管理されている、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報に基づき前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に対して、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集し、
    ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組から前記ユーザIDを特定し、
    収集された前記プレゼンス情報を管理し、前記ユーザIDが特定されると、前記ユーザIDに対する前記プレゼンス情報一式を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手の前記プレゼンス情報を通知する、
    ことを特徴とする通信方法。
  10. クライアント端末間で、機器種別情報およびユーザ識別情報を備えた複数種別のコミュニケーション手段を用いてコラボレーションを行う通信装置において、
    ユーザ毎に、前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組にユーザIDを関連づけた固有情報を管理するプロファイル管理手段と、
    前記プロファイル管理手段が管理する前記固有情報に基づき前記コミュニケーション手段毎の前記機器種別情報および前記ユーザ識別情報に対して、前記コミュニケーション手段が使用可能か否かを示す状態情報を関連づけたプレゼンス情報を収集する収集手段と、
    ユーザ間でいずれかの前記コミュニケーション手段を用いたセッションが確立すると、前記プロファイル管理手段が管理する前記固有情報を参照し、前記セッションが確立した前記コミュニケーション手段の前記機器種別情報と前記ユーザ識別情報との組から前記ユーザIDを特定するアプリ制御手段と、
    前記収集手段により収集された前記プレゼンス情報を管理し、前記アプリ制御手段で前記ユーザIDが特定されると、前記ユーザIDに対する前記プレゼンス情報一式を参照し、前記セッションが確立したユーザの前記クライアント端末に対して、通信相手が使用可能な前記コミュニケーション手段における前記通信相手の前記プレゼンス情報を通知するプレゼンス管理手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
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