JP5499709B2 - メッセージ中継サーバを有するメッセージ中継システム - Google Patents

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Description

本発明は、メッセージ中継システムに関し、特に、通話端末の音声通話接続状態に連動して情報処理端末間のメッセージ中継を行うメッセージ中継サーバを有するメッセージ中継システムに関する。
遠隔協働システムは、遠隔地に離れたユーザ同士で、ネットワークを介した共同作業を可能にするシステムである。遠隔協働システムは、遠隔に離れたユーザ同士で、同じ資料を同時に参照し、編集し、あるいはファイルを互いに送受信することを可能にする。また、遠隔協働システムは、ユーザ同士が、同じWebページを参照したり、同じWebページを操作したりすることも可能にする。
このような遠隔協働システムにおいて、ユーザの利用する端末は、音声通話システムとデータ操作システムとを一つ端末上で動作するよう構成している。音声通話システムは、音声通話を提供するシステムである。データ操作システムは、資料や、図や、あるいはWebページといったデータを、音声通話と同期して操作可能にするシステムである。このようにして、遠隔協働システムは、ユーザに音声通話とデータ操作を同時に行える仕組みを提供している。
しかしながら、音声通話システムは、一般に古くから電話が利用されている。そのため、ユーザーは、安定性や簡便性の見地から、従来通り、音声通話は電話で行いたいという要望を抱えている。一方で、近年、電話のIP(Internet Protocol)化は、IP電話システムと各種コンピュータシステムとの連動を容易にした。これに伴い、以下に記載するような、IP電話システムと遠隔協働システムとを連動させたシステムが提案されている。
特開2007−166018号公報は、特別な機能を追加された端末を使用しなくても、通話中に通話の相手とファイルを共有することができるファイル共有システムを開示している。特開2007−166018号公報のファイル共有システムは、複数の通話端末間の通話を制御する通話制御装置に接続されたファイル共有システムである。ファイル共有システムは、通話制御装置から、通話端末間の通話を検出し、通話中の双方の通話者を特定するための情報を通話ごとに取得して、通話状態データとして記録部に記録する通話状態監視部と、通話状態データで特定される双方の通話者が共有するためのファイル共有空間を複数のデータ通信端末からアクセスされうる記録媒体上に生成し、生成したファイル共有空間を識別する情報と、双方の通話者を特定する情報とを対応させて関連付けデータとして記録部へ記録する共有空間生成部と、ファイル共有空間に対するデータ通信端末からのアクセスのうち、関連付けデータが示す当該ファイル共有空間に対応する双方の通話者によるデータ通話端末からのアクセスを可能にするアクセス制御部とを備える。
また、特開2005−012380号公報は、作業の効率化を図り、場所を選ばないでデータの送受信を可能にするマルチメディアデータ転送システムを開示している。特開2005−012380号公報のマルチメディアデータ転送システムは、自装置内に内線端末を収容し、音声、映像、テキストデータ等を統合したソフトウェアが動作する情報端末が接続される呼接続制御装置を含むマルチメディア転送システムである。マルチメディアデータ転送システムは、内線端末とソフトウェアとの連携操作が行われた場合にその連係情報を記憶するデータベースと、連携操作が完了した情報端末の有無及びソフトウェアの状態をデータベースの記憶内容から判定する判定手段とを呼接続制御装置に備える。マルチメディア転送システムは、内線端末が他の内線端末との間で通話中に、当該内線端末及び当該他の内線端末の判定手段が、連携操作の完了した情報端末が存在することと、当該情報端末においてソフトウェアを起動状態にあり、かつソフトウェアが未使用であることとを検出した時に、各情報端末のソフトウェア間で、マルチメディアデータの転送を開始することを特徴とする。
しかし、特開2007−166018号公報のファイル共有システムは、音声通話中のユーザ間でファイルを共有できるのであって、メッセージ送受信を行えるわけではない。また、特開2005−012380号公報のマルチメディアデータ転送システムは、取得したIPアドレスを使用して、対向するPC上のマルチメディアアプリケーション同士でメッセージ送受信を行うことが可能である。しかし、内線電話機間の音声通話状態に対応したメッセージ送受信を行うことはできない。そのため、ユーザは、音声通話の転送等が発生した場合に、再度、転送先の内線電話に連携させたいPCを起動して、再度、PBXへIPアドレスを登録しなければならないため、ユーザの利便性向上を図ることができないという課題があった。
本発明の目的は、通話端末の音声通話接続状態に連動したメッセージ送受信を、容易に行うことが可能なメッセージ中継システムを提供することである。
そこで、本発明の一形態であるメッセージ中継サーバは、複数の電話機のうちで音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を、音声通話の通話制御を行う回線交換サーバから取得する通話状態管理部と、通話状態情報を音声通話毎に記憶する通話状態記憶部と、複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを、一つの電話機に連携するべき複数のクライアント端末のうちの一つのクライアント端末から受信して、メッセージに含まれる一つの電話機の識別情報と通話状態情報とに基づいて、一つの電話機と音声通話を行っている他の電話機を特定するメッセージ中継部と、他の電話機の識別情報にメッセージを対応させて記憶するメッセージ記憶部とを備える。メッセージ中継部は、他の電話機の識別情報を含めたメッセージを取得するためのメッセージ問合せを他の電話機と連携するべき複数のクライアント端末のうちの他のクライアント端末から受信して、メッセージ問合せに含まれる他の電話機の識別子に対応して記憶しているメッセージを他のクライアントへ送信する。
また、本発明の一形態であるメッセージ中継システムは、メッセージを送受信する複数のクライアント端末と、複数の電話機の間で行われる音声通話の通話接続制御を行う回線交換サーバと、メッセージ中継サーバとを備え、メッセージ中継サーバは、複数の電話機のうちで音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を、回線交換サーバから取得する通話状態管理部と、通話状態情報を音声通話毎に記憶する通話状態記憶部と、複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを、一つの電話機に連携するべき複数のクライアント端末のうちの一つのクライアント端末から受信して、メッセージに含まれる一つの電話機の識別情報と通話状態情報とに基づいて、一つの電話機と音声通話を行っている他の電話機を特定するメッセージ中継部と、他の電話機の識別情報にメッセージを対応させて記憶するメッセージ記憶部とを具備し、メッセージ中継部は、他の電話機の識別情報を含めた、メッセージを取得するためのメッセージ問合せを、他の電話機と連携するべき複数のクライアント端末のうちの他のクライアント端末から受信して、メッセージ問合せに含まれる他の電話機の識別子に対応して記憶しているメッセージを他のクライアントへ送信する。
また、本発明の一形態であるメッセージ中継方法は、複数の電話機の間で行われる音声通話の通話接続制御を行うステップと、複数の電話機のうちで音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を取得するステップと、通話状態情報を音声通話毎に記憶するステップと、複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを受信して、メッセージに含まれる一つの電話機の識別情報と通話状態情報とに基づいて、一つの電話機と音声通話を行っている他の電話機を特定ステップと、他の電話機の識別情報にメッセージを対応させて記憶するステップと、他の電話機の識別情報を含めた、メッセージを取得するためのメッセージ問合せを受信して、メッセージ問合せに含まれる他の電話機の識別子に対応して記憶しているメッセージを送信するステップを含む。
また、本発明の一形態である記憶媒体は、複数の電話機のうちで音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を取得するステップと、通話状態情報を音声通話毎に記憶するステップと、複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを受信するステップと、メッセージに含まれる一つの電話機の識別情報と通話状態情報とに基づいて、一つの電話機と音声通話を行っている他の電話機を特定するステップと、他の電話機の識別情報にメッセージを対応させて記憶するステップと、他の電話機の識別情報を含めたメッセージを取得するための問合せメッセージを受信するステップと、問合せメッセージに含まれる他の電話機の識別子に対応して記憶しているメッセージを送信するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する。
本発明によれば、通話端末の音声通話接続状態に連動したメッセージ送受信を、容易に行うことが可能なメッセージ中継システムを提供することができる。
上記発明の目的、効果、特徴は、添付される図面と連携して実施の形態の記述から、より明らかになる。
図1は、メッセージ中継システムの全体構成を示すブロック図である。 図2は、メッセージ中継システムの全体構成を示すブロック図である。 図3Aは、通話状態情報の一例を示す図である。 図3Bは、通話状態情報の一例を示す図である。 図3Cは、通話状態情報の一例を示す図である。 図3Dは、通話状態情報の一例を示す図である。 図4は、連携情報の一例を示す図である。 図5Aは、メッセージ記憶表の一例を示す図である。 図5Bは、メッセージ記憶表の一例を示す図である。 図6Aは、メッセージ記憶表の一例を示す図である。 図6Bは、メッセージ記憶表の一例を示す図である。 図6Cは、メッセージ記憶表の一例を示す図である。 図7は、メッセージ記憶表の一例を示す図である。 図8は、メッセージ中継システムの動作を示すシーケンス図である。 図9は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図10は、メッセージ中継システムの動作を示すシーケンス図である。 図11は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図12は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図13は、メッセージ中継システムの動作を示すシーケンス図である。 図14は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図15は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図16は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図17は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図18は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。 図19は、メッセージ中継システムの動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態によるメッセージ中継システムを説明する。
本実施形態のメッセージ中継システムを、図1乃至図19を参照して説明する。図1乃至図2は、データ中継システムの全体構成を示すブロック図である。図3A乃至図3Dは、通話状態情報の一例を示す図であり、図4は、連携情報の一例を示す図である。図5A乃至図7は、メッセージ記憶表の一例を示す図である。図8乃至図19は、メッセージ中継システムの動作を示す図である。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態におけるデータ中継システムの構成の説明を行う。本実施形態におけるデータ中継システムは、図1に示すように、電話機1と、電話機2と、回線交換サーバ4と、クライアント端末3と、クライアント端末4と、メッセージ中継サーバ6とを備える。電話機1と電話機2は、音声通話を行うことが可能である。電話機1は、電話機1の利用者であるユーザAによって操作される。電話機2は、電話機2の利用者であるユーザBによって操作される。回線交換サーバ4は、電話機1と電話機2との間で行われる音声通話の接続制御を行う。クライアント端末3とクライアント端末4は、ファイル交換、チャット、共有ホワイトボード、資料閲覧といった機能を提供する。クライアント端末3とクライアント端末4の各機能は、クライアント端末3とクライアント端末4のそれぞれ備えるソフトウェアにより実現される。クライアント端末3は、電話機1と同様に、ユーザAによって操作される。また、クライアント端末4は、電話機2と同様に、ユーザBによって操作される。メッセージ中継サーバ6は、クライアント端末3とクライアント端末4との間で送受信されるメッセージを中継する。以下、各構成について詳述する。
電話機1は、音声通話を行うことが可能な通話端末である。電話機1は、ユーザAにより操作される。また、ユーザAは、クライアント端末3も操作する。同様に、電話機2は、音声通話を行うことが可能な端末である。電話機2は、ユーザBにより操作される。また、ユーザBは、クライアント端末4も操作する。クライアント端末3、及びクライアント端末4は、情報処理端末である。なお、図1に図示されないが、電話機7は、音声通話を行うことが可能な通話端末である。電話機7は、ユーザCによって操作される。また、ユーザCは、図示されないクライアント端末8も操作する。電話機7は、電話機1、電話機2と同様である。また、クライアント端末8は、クライアント端末3、クライアント端末4と同様である。ここで、電話機、及びクライアント端末の数量は、この数に限らない。より多くの、電話機、及びクライアント端末が存在する場合がある。
回線交換サーバ5は、図2に示すように、回線交換部51と、通話状態通知部52とを備える。回線交換部51は、電話機1と電話機2との音声通話の接続を制御する通話制御装置である。通話状態通知部52は、回線交換部51により処理された音声通話接続の通話状態を取得する。通話状態は、電話機1と電話機2との間における音声通話の開始、通話中、転送、保留、終了といった状態を示す。通話状態通知部52は、通話状態をメッセージ中継サーバ6に通知する。なお、回線交換部51、および通話状態通知部52は、電気回路、あるいは演算装置にプログラムを組み込むことで実現される。
クライアント端末3は、図2に示すように、クライアント側送受信部31と、ID取得部32と、通話連携部33と、アプリケーションプログラム34とを備える。クライアント側送受信部31は、メッセージ中継サーバ6とメッセージの送受信を行う。ID取得部32は、クライアント端末3を利用するユーザAのID、もしくはクライアント端末3が連携している電話機1の電話番号を取得する。通話連携部33は、ID取得部32で取得したID、もしくは電話番号を、クライアント側送受信部31を介してメッセージ中継サーバ6に送信する。通話連携部33は、ID、もしくは電話番号をメッセージ中継サーバ6へ送信することで、クライアント端末3と電話機1の連携をメッセージ中継サーバ6に要求する。アプリケーションプログラム34は、メッセージ中継サーバ6や他のサーバを介したファイル交換、チャット、共有ホワイトボード、資料閲覧といった機能をユーザへ提供する。なお、クライアント端末3の各構成は、クライアント端末3に組み込まれたプログラムにより実現される。また、クライアント端末4は、クライアント端末3と同様の構成を備える。すなわち、クライアント端末4は、図2に示すように、クライアント側送受信部41と、ID取得部42と、通話連携部43と、アプリケーションプログラム44とを備える。クライアント端末4の各構成は、クライアント端末3の各構成と同様であるため、重ねての説明を省略する。なお、説明を省略するが、クライアント端末8も、クライアント端末3と同様の構成を備える。
メッセージ中継サーバ6は、図2に示すように、通話状態受信部61と、通話状態管理部62と、通話状態記憶部63と、サーバ側送受信部64と、メッセージ記憶部65と、連携状態管理部66と、連携状態記憶部67と、メッセージ中継部68とを備える。通話状態受信部61は、回線交換サーバ5から通話状態を受信する。メッセージ中継サーバ6は、クライアント端末間で送受信されるメッセージの中継装置である。通話状態管理部62は、通話状態受信部61の受信した通話状態を通話状態記憶部63へ記録する。通話状態記憶部63は、電話番号に対応させて通話状態を記録する。メッセージ中継部68は、クライアント端末3、4とメッセージの送受信を行う。メッセージ記憶部65は、クライアント端末3、4から受信するメッセージを記憶する。連携状態管理部66は、クライアント端末3、4と電話機1、2との連携状態を管理する。連携状態記憶部67は、クライアント端末3、4と電話機1、2との連携状態を記憶する。メッセージ中継部68は、電話機1、2からサーバ側送受信部68を介して受信したメッセージを受信する。メッセージ中継部68は、通話状態管理部62へメッセージの送信先の電話番号を問い合せる。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63に電話番号毎に記録された通話状態に基づいて、メッセージの送信先の電話番号を決定する。連携状態管理部66は、サーバ側送受信部64を介してクライアント端末3、4から、電話機1、2を特定する情報(通話端末特定情報)を受信する。連携状態管理部66は、クライアント端末3、4と電話機1、2とを関連付ける。メッセージ中継部68は、通話状態と、連携状態とに基づいて、クライアント端末3、4とメッセージの送受信を行う。なお、メッセージ中継サーバ6の各部における詳細な機能は、後述する動作方法の説明時に詳述する。また、メッセージ中継サーバ6は、メッセージ中継サーバ6の各機能を実現する所定の処理プログラムを組み込むことで実現される。このような処理プログラムは、図2に示されるような記憶媒体100に記録することが可能である。記憶媒体100は、例えば、CD(Compact Disc)である。処理プログラムは、記憶媒体100に記録されることで持ち運ぶことが可能となる。その場合、記憶媒体を用いて処理プログラムをコンピュータへ導入することで、メッセージ中継サーバ6の機能を実現することが可能である。
ここで、図3A〜3Dは、通話状態記憶部62の記憶する通話状態情報の一例を示している。また、図4は、連携状態記憶部67の記憶する連携状態情報の一例を示している。さらに、図5A、5B、6A〜6C、及び図7は、メッセージ記憶部65の記憶するメッセージの一例を示している。
なお、図1及び図2では、2台の電話機1、2、が回線交換サーバ5へ接続され、また、各電話機に対応するクライアント端末3、4が、メッセージ中継サーバ6に接続されている。しかし、電話機およびクライアント端末の台数は、これらに限定しない。電話機、及びクライアント端末は、より多くの台数が接続されてもよい。また、電話機1、2は、固定電話機でも移動体電話機でも構わない。電話機1、2は、回線交換サーバ5に接続して他の電話機と音声通話を行うことが可能であれば、その形態は限定しない。また、クライアント側メッセージ送受信部31、41や、ID通知部32、42や、通話連携部33、43や、アプリケーションプログラム34,44は、一つのアプリケーションとして各クライアント端末に実装されてもよい。あるいは、クライアント側メッセージ送受信部31、41や、ID通知部32、42や、通話連携部33、43や、アプリケーションプログラム34、44は、それぞれ、独立したアプリケーションとして各クライアント端末へ実装されて、一般的なプロセス間通信技術などを用いることで相互に連携させても構わない。さらに、電話機とクライアント端末は、1つの端末上に備えられて、各機能を同一プログラム上に実装されてもよい。なお、本実施形態では、クライアント端末3、4間で送受信するデータはメッセージである場合を例示する。しかし、クライアント端末3、4は、様々な種類のデータを送受信可能であり、メッセージの送受信のみに限定をしない。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態におけるメッセージ中継システムの動作方法の説明を行う。
(音声通話の開始)
まず、図8を参照して、電話機1、2による通話開始時の動作方法の説明を行う。図8は、本実施形態における、電話機1、2による通話開始から電話機1とクライアント端末3との連携までの動作方法を示している。まず、ユーザAは、電話機1を用いて、従来の発信方法により、他のユーザBへ発信を行う(ステップS1)。この方法は、一般的に、ユーザAが電話機1の入力用の数字ボタンを用いて、ユーザBの電話番号を入力することにより行う。但し、発信方法は、これに限定しない。端末上でソフトウェアを利用する場合は、画面に表示されるボタンを押すことで発信を行っても良い。
回線交換サーバ5の回線交換部21は、電話機1から発信要求を受信する。回線交換部21は、発信要求で指定された電話番号に対応する電話機2へ呼出しを行う。(ステップS2)。音声通話の相手側であるユーザBは、所定の操作を電話機2へ行って、呼出しに応答する(ステップS3)。回線交換部21が、電話機1と電話機2との間の音声通話を開始させる(ステップS4、S5、S6)。回線交換サーバ5は、電話機1と電話機2との間の音声通話を所定のプロトコルを用いて接続する。例えば、回線交換サーバ5は、SIP(Session Initiation Protocol)や、H.323プロトコルを用いて、電話機1と電話機2との間の音声通話を接続してもよい。ここでは、回線交換サーバ5が、電話機1と電話機2の音声通話接続を行えることが重要であり、その方式は具体的には限定しない。
回線交換サーバ5の通話状態通知部52は、回線交換部51から、電話機1と電話機2との間で音声通話が開始されたことを検知する。通話状態通知部52は、メッセージ中継サーバ6の通話状態受信部61へ、電話機1と電話機2との間で音声通話が開始されたことを示す通話開始メッセージを送信する(ステップS7)。通話開始通知メッセージの一例を以下に示す。
[CALL FROM=1001 TO=1002]
上記の通話開始通知メッセージは、電話番号「1001」から電話番号「1002」に通話が開始されたことを示す。
通話状態受信部61は、通話開始通知メッセージを受信する。通話状態受信部61は、通話状態管理部62へ、通話開始通知メッセージを通知する。通話状態管理部62は、通話開始通知メッセージから、発信元である電話機1の電話番号と、発信先である電話機2の電話番号を取得する。通話状態管理部62は、電話機1と電話機2との通話状態を「通話中」として、通話状態記憶部63へ記録する。(ステップS8)。例えば、通話状態管理部62が、通話状態記憶部63へ、上記の通話開始通知メッセージを記録したとする。この場合、通話状態記憶部63は、通話開始通知メッセージに基づいて、図3Aに示すように通話状態を記録する。図3Aを参照すると、電話番号「1001(電話機1)」と電話番号「1002(電話機2)」とは、通話状態が「通話中」であることを記録している。なお、通話状態記憶部63は、3つ以上の電話番号を記録することも可能である。この場合は、3つ以上の電話機により3者以上で音声通話を行っていることを示す。このようにして、メッセージ中継サーバ6は、電話機1と電話機2との間で行われる音声通話を記録する。
(電話機とクライアント端末との連携)
次に、図8及び図9を参照して、電話機1とクライアント端末3との連携処理の説明を行う。図9は、電話機1とクライアント端末3との連携処理とクライアント端末3、4のメッセージ転送処理の動作方法を示している。電話機1のユーザAは、音声通話相手であるユーザBと、メッセージの送受信を行うために、クライアント端末3を起動する(ステップS9)。クライアント端末3の通話連携部33は、ID取得部32から、ユーザ(クライアント端末)を特定するID(識別情報)を取得する。IDは、ユーザAによってクライアント端末3へ入力される。あるいは、IDは、クライアント端末3の内部に予め設定されていても良い。通話連携部33は、ユーザAのIDを含めたID通知メッセージを、クライアント側送受信部31を介してメッセージ中継サーバ6に送信する(ステップS10)。以下に、ID通知メッセージの一例を示す。
[ID=abc]
上記のID通知メッセージは、クライアント端末3を使用するユーザAのIDが「abc」であることを示している。なお、通話連携部33は、IDの代わりに、ID取得部32から電話番号を取得してもよい。この場合、ユーザAは、IDに代えて通話先の電話番号をID取得部32へ入力する。通話連携部33は、ID通知メッセージに電話番号を含めて、メッセージ中継サーバ4へ送信する。この場合の、ID通知メッセージの一例を以下に示す。
[PHONE=1002]
上記のID通知メッセージは、クライアント端末3を使用するユーザの電話番号1の電話番号が「1002」であることを示している。
なお、ID取得部32へユーザAにより入力される情報がIDであるか電話番号であるかは、クライアント端末3の事前設定よって決定される。あるいは、ID取得部32へユーザAにより入力される情報がIDであるか電話番号であるかは、アプリケーションプログラム34の指定により決定されてもよい。また、本実施形態において、ID取得部32は、ユーザから直接入力されてIDや、電話番号を取得する。しかし、IDや、電話番号は、あらかじめクライアント端末3へ予め設定されていても良い。あるいは、ID取得部32が、別のシステムへアクセスして、IDや、電話番号を取得する方法でもよい。また、ID取得部32は、上記の情報の他にパスワードなどの秘匿情報を、ID通知メッセージへ含めて送信する。あるいは、ID取得部32は、IDや電話番号、及びパスワードといった情報を暗号化して送信してもよい。
メッセージ中継サーバ6は、同一ユーザの操作する電話機とクライアント端末とを関連付ける連携処理(ステップS11)を行う。そして、メッセージ中継サーバ6は、通話しているユーザ同士の電話機と関連付けられた(連携された)クライアント端末間でメッセージの中継処理を行う(ステップS12)。
次に、図9を参照して、メッセージ中継サーバ6の行う関連付け処理の詳細な動作方法を説明する。図9は、メッセージ中継サーバ6の行う関連付け処理の動作方法を示している。まず、メッセージ中継サーバ6のサーバ側送受信部64は、クライアント端末3からID通知メッセージを受信する(ステップS21)。サーバ側送受信部64は、ID通知メッセージを、連携状態管理部66へ出力する。連携状態管理部66は、サーバ側送受信部64から、ID通知メッセージを入力する。連携状態管理部66は、ID通知メッセージに含まれる情報がIDであるか電話番号であるかを判定する(ステップS22)。連携状態管理部66は、ID通知メッセージにIDが含まれている場合(ステップS22でイエス)、ID通知メッセージに含まれるIDに対応する電話番号を、連携状態記憶部67から抽出する(ステップS23)。図4は、連携状態記憶部67に蓄積されている情報の一例を示している。図4を参照すると、連携状態記憶部67は、IDとして「abc」、「def」を記録している。また、連携状態記憶部67は、ID「abc」に電話番号「1001」を、ID「def」に電話番号「1002」を、それぞれ対応させて記録している。このように、連携状態管理部66は、連携状態記憶部67に記録されたIDと電話番号の対応関係に基づいて、ID通知メッセージに含まれるIDに対応する電話番号を特定する。なお、連携状態記憶部67は、図4の例に限らず、より多くのIDと電話番号を対応させて記憶する。
メッセージ中継サーバ6の連携状態管理部66は、通話状態管理部62に、通知されたIDに対応する電話番号(以下、送信元電話番号)の通話状態を問い合せる(ステップS24)。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63に記録されている通話状態情報に基づいて、送信元電話番号が、通話中であるかどうかを判定する。通話状態管理部62は、送信元電話番号の通話状態を連携状態管理部66へ通知する。連携状態管理部66は、送信元電話番号の通話状態が「通話中」である場合(ステップS25でイエス)、メッセージ中継部68へ、送信元電話番号、及び送信元電話番号の通話先の電話番号(以下、送信先電話番号)に対応するメッセージ記憶表が作成されているかを問い合せる(ステップS26)。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶部65に、送信元電話番号、及び送信先電話番号に、それぞれ対応するメッセージ記憶表が作成されていない場合、送信元電話番号、及び送信先電話番号に対応するメッセージ記憶表(以下、それぞれ送信元メッセージ記憶表と、送信先メッセージ記憶表)を新たに作成する(ステップS27)。
図5Aは、メッセージ記憶表の一例を示している。図5Aに示されたメッセージ記憶表は、電話番号「1001」に対応するメッセージ記憶表の例である。メッセージ記憶表の一つの行は、各クライアント端末3、4の送受信する一つのメッセージに対応する。従って、後述するように、メッセージ記憶表は、メッセージが追加されるごとに「行」が追加される。なお、メッセージ記憶部65は、メッセージ記憶表を、通話状態が通話中である電話番号毎に記憶している。
図5Bは、メッセージ記憶表にメッセージを追加された状態の一例を示している。図5Bのメッセージ記憶表は、電話番号「1001」に対応するメッセージ表である。図5Bのメッセージ記憶表の1行目は、電話番号「1001」のクライアント端末から電話番号「1002」のクライアント端末へ、メッセージ「Hello」を送信したことを示している。また、メッセージ記憶表の2行目は、電話番号「1003」のクライアント端末から電話番号「1001」のクライアント端末へ、メッセージ「Hi」を受信したことを示している。そして、受信状態が「未」であるため、メッセージ「Hi」は、電話番号「1001」のクライアント端末へ通知されていないことを示している。このように、メッセージ記憶表は、クライアント端末3、4から受信するメッセージを記録する。
連携状態管理部66は、送信元電話番号と送信先電話番号の通話状態が通話中である場合、関連付け情報を生成する。連携状態管理部66は、関連付け情報を含めた連携完了メッセージを、サーバ側送受信部64を介してクライアント端末3へ送信する(ステップS28)。以下に、連携完了メッセージの一例を示す。
[STATUS=ok&PHONE=1001]
上記の連携完了メッセージは、関連付けが正常に行われたことを示している。また、上記の連携完了メッセージは、クライアント端末3に電話番号「1001」を関連付けたことを示している。なお、本実施形態において関連付け情報は、送信元電話番号をそのまま指定しているが、連携状態管理部66での関連付けを確認できる情報であれば、他の形態を用いても良い。
以上により、ユーザAに操作される電話機1とクライアント端末3とが、関連付けられた。また、関連付け処理は、同様に、電話機2とクライアント端末4とについても行われる。なお、関連付け情報は、電話番号や、ID以外の情報を用いることも可能である。その場合、連携状態記憶部67に当該情報と電話番号とを対応させて記録すればよい。
一方、連携状態管理部66は、クライアント端末3から通知された送信元電話番号が連携状態記憶部67に記録されていない場合、もしくは、送信元電話番号の通話状態が通話中でない場合(ステップS25でノー)、サーバ側送受信部64を介して、クライアント端末3へ連携失敗メッセージを返信する(ステップS29、図8のステップS12)。以下に、連携失敗メッセージの一例を示す。
[STATUS=fail]
クライアント端末3のクライアント側送受信部31は、連携失敗メッセージを受信する。クライアント側送受信部31は、連携失敗メッセージを、通話連携部33へ出力する。通話連携部33は、連携失敗メッセージを入力すると、アプリケーションプログラム34へ、連携失敗を通知する。アプリケーションプログラム34は、連携失敗を通知されると、連携失敗時処理を開始する(図8のステップS13)。連携失敗時処理は、ユーザに対して連携の失敗を通知したり、クライアント端末3自体を終了したり、事前に設定された連携失敗用画面を表示するといった処理が考えられる。なお、連携失敗処理は、クライアント端末3の実装に従い、限定しない。
クライアント側送受信部31は、連携完了メッセージを受信する。クライアント側送受信部31は、連携完了メッセージを、通話連携部33へ出力する。通話連携部33は、連携完了メッセージに含まれる関連づけ情報(上記例では、電話番号「1001」)を記憶する。通話連携部33は、アプリケーションプログラム34へ、連携完了を通知する(ステップS28、図8のステップS12)。アプリケーションプログラム34は、連携完了を通知されると、クライアント端末3の各機能を実行する(図8のステップS13)。以後、クライアント端末3は、メッセージ中継サーバ6に接続して、メッセージ交換を行うことができる。つまり、メッセージ中継サーバ6は、通話中のユーザA、Bがそれぞれ操作するクライアント端末3、4間で、メッセージの交換の中継処理を行うことになる。
(メッセージ送信処理)
次に、図10乃至図12を参照して、クライアント端末3が、クライアント端末4へメッセージを送信するときの動作を説明する。図10は、クライアント端末3が、クライアント端末4へメッセージを送信するときの動作方法を示している。クライアント端末3が、クライアント端末4へメッセージを送信する場合、クライアント端末34のアプリケーションプログラム34は、クライアント側送受信部31にメッセージの送信を命令する。クライアント側送受信部31は、通話連携部33から、連携処理時に取得した電話機1の電話番号(関連付け情報)を取得する。クライアント側受信部31は、電話機1の電話番号をメッセージに付加して、メッセージ中継サーバ6へ送信する(ステップS31)。メッセージ中継サーバ6のサーバ側送受信部64は、クライアント端末3からメッセージを受信する。以下、メッセージ中継サーバで受信したメッセージの一例を示す。
[PHONE=1001&MESSAGE=“Hello”]
上記の例は、メッセージ中継サーバが、電話番号「1001」に対応するクライアント端末3からメッセージ「Hello」を受信したことを示す。
メッセージ中継サーバ6は、クライアント端末3から受信したメッセージを、メッセージ記憶表へ追加する(ステップS32)。メッセージ中継サーバ6は、クライアント端末4から、未通知のメッセージが存在するか否かに関する問合せを受け付ける(ステップS33)。メッセージ中継サーバ6は、メッセージ記憶表に記録されたクライアント端末4宛てのメッセージを、クライアント端末4へ送信する(ステップS34)。
次に、図11を参照して、メッセージ中継サーバ6の行うメッセージ追加処理の動作方法を詳細に説明する。図11は、メッセージ中継サーバ6の行うメッセージ追加処理の動作方法を示している。メッセージ中継サーバ6のサーバ側送受信部64は、クライアント端末3からメッセージを受信する(ステップS41)。サーバ側送受信部64は、メッセージをメッセージ中継部68へ出力する。メッセージ中継部68は、サーバ側送受信部64からメッセージを入力する。メッセージ中継部68は、メッセージに含まれる関連付け情報を抽出する。メッセージ中継部68は、連携状態管理部66へ関連付け情報に対応する電話番号(以下、送信元電話番号)を問い合せる。連携状態管理部66は、連携状態記憶部67から送信元電話番号を抽出する。連携状態管理部66は、送信元電話番号をメッセージ中継部68へ応答する(ステップS42)。なお、本ステップは、メッセージに含まれる関連付け情報が電話番号(送信元電話番号)である場合には省略される。メッセージ中継部68は、送信元電話番号を取得すると、通話状態管理部62へ送信元電話番号の通話状態を問い合せる(ステップS43)。通話状態管理部62は、送信元電話番号に対応する通話状態を、通話状態記憶部63から抽出する。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63に送信元電話番号に対応する通話状態の記録が無い場合、メッセージ中継部68へ、通話状態の記録がない旨を応答する(ステップS43でノー)。メッセージ中継部68は、通話状態管理部62から、送信元電話番号の通話状態の記録がない旨の応答を入力すると、メッセージを破棄する(ステップS48)。この場合、メッセージ中継部68は、クライアント端末3へ、送信元電話番号の通話状態が記録されていない(通話中で無い)旨の通知を返信してもよい。
通話状態管理部62は、通話状態記憶部63に送信元電話番号対応する通話状態の記録が存在する場合(ステップS43でイエス)、送信元電話番号に対応する通話状態が「通話中」であるか否かを確認する。通話状態管理部62は、送信元電話番号に対応する通話状態が「通話中」である場合(ステップS44でイエス、図3A参照)、メッセージ中継部68へ、送信元電話番号の通話相手の電話番号(以下、送信先電話番号)を応答する。メッセージ中継部68は、通話状態管理部62から送信先電話番号を取得する(ステップS45)。送信先電話番号は、電話番号「1001」と電話番号「1002」が通話中である場合、送信元電話番号が「1001」であれば、送信先電話番号は「1002」である。
メッセージ中継部68は、メッセージ記憶部65の送信元電話番号に対応するメッセージ記憶表に、メッセージを送信メッセージとして記録する(ステップS46)。図6Aは、上述したメッセージを、電話番号「1001」のメッセージ記憶表へ記録した場合を示している。図6Aのメッセージ記憶表は、電話番号「1001」に対応するメッセージ記憶表である。図6Aに示すとおり、電話番号「1001」のメッセージ記憶表は、メッセージ「Hello」と送信先電話番号「1002」とを対応させて記録していることが確認できる。この例におけるメッセージ記憶表は、クライアント端末3(送信元電話番号「1001」)から、クライアント端末4(送信先電話番号「1002」)へ、メッセージ「Hello」が送信されたことを示している。
続いて、メッセージ中継部68は、送信先電話番号(電話機2であり電話番号「1002」)に対応するメッセージ記憶表へ、メッセージを受信メッセージとして記録する(ステップS47)。図6Bは、上述したメッセージを、送信先電話番号「1002」のメッセージ記憶表に、記録した場合を示している。図6Bのメッセージ記憶表は、送信先電話番号「1002」に対応するメッセージ記憶表である。図6Bに示すとおり、送信先電話番号「1002」のメッセージ記憶表は、メッセージ「Hello」と、送信元電話番号「1001」と、受信状態とを対応させて記録していることが確認できる。この例のメッセージ記憶表は、クライアント端末3(送信元電話番号「1001」)から、クライアント端末4(送信先電話番号「1002」)へ、メッセージ「Hello」が送信されたことを示している。また、メッセージ記憶表の受信状態に「未」と記録されているため、クライアント端末4は、受信メッセージを受信していないことを示している。
以上のように、メッセージ中継サーバ6は、電話機1と電話機2の通話状態が通話中である場合に、クライアント端末3から送信されたメッセージを、クライアント端末3に連携する送信元電話番号(電話機1)のメッセージ記憶表へ送信メッセージとして記憶する。また、同様に、メッセージ中継サーバ6は、クライアント端末3から送信されたメッセージを、クライアント端末4に連携する送信先電話番号(電話機2)のメッセージ記憶表へ受信メッセージとして記憶する。そのため、クライアント端末4は、自端末宛てに受信した受信メッセージを受信可能となる。
(メッセージ受信処理)
次に、図12を参照して、クライアント端末4が、メッセージ中継サーバ6からメッセージを受信する動作方法を説明する。図12は、クライアント端末4がメッセージ中継サーバ6からメッセージを受信する時の動作方法を示している。クライアント端末4のアプリケーションプログラム44は、クライアント側送受信部41に受信メッセージの問合せ(以下、メッセージ問合せ)を命令する。アプリケーションプログラム44は、メッセージ問合せを、予め定められた一定時間毎に行う。あるいは、メッセージ問合せは、クライアント端末4を使用するユーザBからの命令入力によって行われてもよい。クライアント側送受信部41は、通話連携部43から、連携処理時に取得した電話機2の関連付け情報を取得する。クライアント側送受信部41は、サーバ側送受信部64へ、電話機2の関連付け情報を含めたメッセージ問合せを行う(図10のステップS33)。サーバ側送受信部64は、クライアント側送受信部41からのメッセージ問合せを受け付ける。サーバ側送受信部64は、メッセージ中継部68へクライアント端末4からのメッセージ問合せを関連付け情報と共に通知する(ステップS51)。メッセージ中継部68は、関連付け情報と共にメッセージ問合せを入力する。メッセージ中継部68は、連携状態管理部66へ関連付け情報に対応する電話番号(以下、送信先電話番号)を問い合せる。連携状態管理部66は、連携状態記憶部67から関連付け情報に対応する電話番号を抽出する。連携状態管理部66は、送信先電話番号をメッセージ中継部68へ応答する。メッセージ中継部68は、連携状態管理部66から送信先電話番号を取得する。なお、本ステップは、メッセージ問合せに含まれる関連付け情報が電話番号である場合には省略される。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶部65の送信先電話番号に対応するメッセージ記憶表に、受信メッセージが存在するか否かを検索する(ステップS52)。メッセージ中継部68は、送信先電話番号に対応するメッセージ記憶表に受信メッセージが存在しない場合、サーバ側送受信部64を介して、クライアント端末4へメッセージが存在しない旨の通知を返信する。この場合は、本動作方法は、終了となる。一方、メッセージ中継部68は、送信先電話番号に対応するメッセージ記憶表に受信メッセージが存在する場合、受信メッセージを抽出する(ステップS52でイエス、ステップS53)。メッセージ中継部68は、受信メッセージの受信状態欄に記録された受信状態を確認する(ステップS54)。
メッセージ中継部68は、受信メッセージの受信状態欄が空欄「 」(送信メッセージを示す)である場合、もしくは「済」が記録されている場合、特に動作を行わない。(ステップS54でイエス)。この場合、メッセージ中継部68は、次のメッセージの処理へ移る。一方、メッセージ中継部68は、受信メッセージの受信状態欄に「未」が記録されている場合(ステップS54でノー、ステップS55でイエス)、受信メッセージをサーバ側送受信部64を介してクライアント端末4へ送信する。サーバ側送受信部64は、受信メッセージをクライアント端末4のクライアント側送受信部41へ送信する(ステップS56)。同時に、メッセージ中継部68は、送信先電話番号のメッセージ記憶表において、受信メッセージの受信状態を「済」へ変更する(ステップS57)。これにより、メッセージ中継部68は、当該受信メッセージを、クライアント端末4へ送信済みであることを認識できる。前述より、電話番号「1002」のメッセージ記憶表が図6Bの状態であるとする。メッセージ中継部68は、電話番号「1002」に対するメッセージ問合せを受け付けた場合、以下のメッセージをクライアント端末4へ返信する。
[PHONE=1001&MESSAGE=“Hello”]
また、図6Cは、メッセージ中継部68が、電話番号「1002」のメッセージ記憶表において、受信メッセージの受信状態欄を「済」へ変更した状態を示している。この後、メッセージ中継部68は、以上の処理を受信メッセージの数だけ繰り返す。メッセージ中継部68は、クライアント端末4へ送信可能なメッセージが無い場合、サーバ側送受信部64を介して、クライアント端末4へ、受信メッセージが無い旨の応答を行っても良い。なお、上記ステップS53においてメッセージを抽出する際に、処理を高速化するために受信状態が“済”、又は“ ”の受信メッセージを除外するようにしてもよい。
(転送時連携処理)
次に、図13乃至図14を参照して、ユーザAが、電話機1において音声通話を転送した場合の処理について説明する。図13乃至図14は、ユーザAが、電話機1において音声通話を転送した場合の動作方法を示している。まず、ユーザAは、ユーザBと通話中に(ステップS61,62)、予め定められた操作を行って、電話機1に音声通話の転送を入力する。電話機1は、ユーザAからの入力に基づいて、音声通話の転送を回線交換サーバ5に通知する(ステップS63)。回線交換サーバ5の回線交換部51は、所定の処理を実行して、電話機1における通話を転送する(ステップS64)。本実施形態では、ユーザAの電話機1とユーザBの電話機2との間の通話を、ユーザBの電話機2とユーザCの電話機7(電話番号「1003」)との間の通話へ転送を行う(ステップS65、S66)。つまり、電話機2の通話先が、電話機1から電話機7に転送されることになる。
回線交換サーバ5の通話状態通知部52は、通話の転送を検知する。通話状態通知部52は、メッセージ中継サーバ6の通話状態受信部61へ、通話が転送されたことを示す通話転送通知メッセージを送信する(ステップS67)。以下に、通話転送通知メッセージの一例を示す。
[TRANSFER FROM=1001 TO=1003]
上記の通話転送通知メッセージは、転送元電話番号「1001」から、転送先電話番号「1003」へ、通話を転送したことを示す。
続いて、メッセージ中継サーバ6の通話状態受信部61は、通話転送通知メッセージを受信する(図14のステップS81)。通話状態受信部61は、通話状態管理部62へ、通話転送通知メッセージを出力する。通話状態管理部62は、通話状態受信部61から、通話転送通知メッセージを入力する。通話状態管理部62は、通話転送メッセージに含まれる転送元電話番号と、転送先電話番号を取得する。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63に記録されている通話状態情報において、転送元電話番号を転送先電話番号へ書き換える(図13のステップS68、図14のステップS82)。図3Aは、通話状態記憶部63に記録された電話番号「1001」と電話番号「1002」との間で通話状態情報を示している。例えば、転送元電話番号「1001」から転送先電話番号「1003」へ通話が転送されると、通話状態管理部62は、電話番号「1002」の通話相手を、転送元電話番号「1001」から転送先電話番号「1003」へ書き換える。図3Bは、通話状態管理部62が、通話状態情報の書き換えを行った後の、通話状態記憶部63を示している。
通話状態管理部62は、メッセージ中継部68へ、転送元電話番号「1001」から転送先電話番号「1003」へ通話が転送されたことを通知する。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶部65へ、転送先電話番号「1003」に対応するメッセージ記憶表(以下、転送先メッセージ記憶表)を新たに作成する(ステップS83)。メッセージ中継部68は、転送元電話番号「1001」に対応するメッセージ記憶表(以下、転送元メッセージ記憶表)の内容を、転送先電話番号「1003」に対応するメッセージ記憶表(以下、転送先メッセージ記憶表)へ転記する(ステップS84)。このとき、メッセージ中継部68は、転送先メッセージ記憶表へ転記した全てのメッセージの受信状態欄を「転」とする。図7は、メッセージ中継部68が、転送元メッセージ記憶表に記録されているメッセージを転送先メッセージ記憶表へ転記した後の、転送先メッセージ記憶表を示している。このようにすることで、転送元電話番号「1001」に対応するクライアント端末1が、送受信を行ったメッセージを、転送先電話番号「1003」に対応するクライアント端末8で引き継ぐことが可能となる。メッセージ中継部68は、メッセージの転記が完了すると、転送元電話番号「1001」の転送元メッセージ記憶表を削除する(ステップS85)。転送元メッセージ記憶表は、音声通話が転送されたので、不要となるからである。このように、メッセージ中継サーバ6は、通話状態の変化に応じて、各電話機に対応するメッセージ記憶表を処理する(図13のステップS69)。
通話状態管理部62は、転送元電話番号「1001(電話機1)」と連携しているクライアント端末3へ、サーバ側送受信部64を介して通話転送メッセージを送信する(図13のステップS70、図14のステップS86)。以下に通話転送メッセージの一例を示す。
[STATUS=transfer]
クライアント側送受信部31は、メッセージ中継サーバ6から通話転送メッセージを受信する。クライアント側送受信部31は、通話転送メッセージを受信すると、アプリケーションプログラム34に対して音声通話の転送を通知する。アプリケーションプログラム34は、通話転送時の処理を開始する(図13のステップS71)。アプリケーションプログラム34が行う通話転送時の処理は、ユーザに対して通話が転送されたことを通知したり、クライアント端末3の動作を終了したり、予め設定された画面を表示するといった処理が考えられる。しかし、通話転送時の処理は、クライアント端末3の実装により、これらに限定しない。
また、ユーザCが使用する転送先電話番号「1003(電話機7)」とクライアント端末8は、前述した図9のステップS21からステップS28の連携処理を行う。この時、転送先電話番号「1003(電話機7)」に対応するメッセージ記憶表は、既に作成済みであるため、メッセージ記憶表を新たに作成することはない。
クライアント端末8は、連携処理が終了すると、上述したメッセージ受信処理(図12のステップS51からステップS57)を実行する。この時、メッセージ中継サーバ6における動作方法が、前述の動作方法と若干異なる。具体的には、図15に示す動作方法が、追加となる。以下、図15を用いて説明を行う。
ステップS54、及びステップS55において、メッセージの受信状態が「空白」や、「済」ではなく、また「未」でも無い場合、メッセージ中継部68は、メッセージの受信状態が「転」であるか否かを確認する(ステップS91)。メッセージ中継部68は、メッセージの受信状態が「転」と記録されている場合、メッセージが送信メッセージか受信メッセージかを確認する(ステップS92)。メッセージ中継部68は、メッセージが送信メッセージの場合、転送前送信メッセージとして(ステップS93)クライアント端末8へ送信する。一方、メッセージ中継部68は、メッセージが受信メッセージの場合、転送前受信メッセージとして(ステップS94)クライアント端末8に送信する。メッセージ中継部68は、メッセージが送信メッセージであるか、受信メッセージであるかを転送先メッセージ記憶表の「送信先」欄、「送信元」欄のいずれに電話番号が記録されているかに基づいて判定する。図7は、転送先メッセージ記憶表を示している。以下に、メッセージ中継部68が、転送先メッセージ記憶表に従って送信するメッセージの一例を示す。
[TRANSFER=send&MESSAGE=“Hello”]
[TRANSFER=receive&MESSAGE=“Hi”]
上記一行目のメッセージは、転送元クライアント端末3が転送前に送信した転送前送信メッセージであることを示している。また、二行目のメッセージは、転送元クライアント端末3が転送前に受信すべき転送前受信メッセージであることを示している。以上により、転送先クライアント端末8は、転送元クライアント端末3の送信する、あるいは転送元クライアント端末3の受信する予定であったメッセージを取得することができる。
このようにして、転送後において、電話機2に連携するクライアント端末4と、電話機7に連携するクライアント端末8との間でメッセージの送受信が可能となる。
(保留開始時連携処理)
次に、電話機1において音声通話を保留した場合の処理について、図16を参照して説明する。図16は、電話機1と電話機7との間の音声通話において、電話機1が音声通話を保留した場合の動作方法を示している。ユーザAは、通話を保留にするために、通話中に電話機1へ予め定められた操作を行う。電話機1は、通話保留を回線交換サーバ5へ通知する。回線交換サーバ5の回線交換部51は、通話保留が通知された電話機1の通話を保留にする(ステップS101)。
回線交換サーバ5の通話状態通知部52は、通話の保留を検知すると、メッセージ中継サーバ6の通話状態受信部61へ、通話が保留されたことを示す通話保留メッセージを送信する(ステップS102)。以下に、通話保留メッセージの一例を示す。
[HOLD_ON FROM=1001]
上記の通話保留メッセージは、電話機1(電話番号「1001」)が通話を保留したことを示す。
通話状態受信部61は、通話保留メッセージを受信する。通話状態受信部61は、通話状態管理部62へ、通話保留メッセージを出力する。通話状態管理部62は、通話保留メッセージを入力すると、通話保留メッセージの中から保留された電話機1の電話番号(以下、保留元電話番号)を取得する。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63から、保留元電話番号に対応する通話状態情報を抽出する。通話状態管理部62は、保留元電話番号に対応する通話状態情報を、「通話中」から「保留」へ書き換える(ステップS103)。図3Cは、通話状態記憶部63において、電話番号「1001」と電話番号「1003」との間の通話の通話状態を「保留」へ書き換えた状態を示している。
通話状態管理部62は、メッセージ中継部68へ、保留元電話番号の通話が保留されたことを通知する。この時、通話状態管理部62は、保留元電話番号と、保留元電話番号と通話中の電話番号通話(以下、保留先電話番号)とを含めて通知する。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶部65から保留元電話番号と、保留先電話番号とに対応するメッセージ記憶表を抽出する(ステップS104)。メッセージ中継部68は、各メッセージ記憶表の受信状態に「未」と記録されているメッセージについて、受信状態を「保」へ書き換える(ステップS105)。また、通話状態管理部62は、サーバ側送受信手段64を介して通話状態が「保留」となった保留元電話番号と保留先電話番号とに、それぞれ連携しているクライアント端末に対して、保留開始通知メッセージを送信する(ステップS106)。以下に、保留開始通知メッセージの一例を示す。
[STATUS=hold_on]
各クライアント端末3の通話連携部33は、メッセージ中継サーバ6からクライアント側送受信部31を介して保留開始通知メッセージを受信する。通話連携部33は、アプリケーションプログラム34に対して通話の保留開始を通知する。アプリケーションプログラム34は、予め定められた保留開始時の処理を開始する。保留開始時の処理としては、ユーザに通話が保留されたことを通知したり、クライアント端末3の動作を停止したり、あるいは事前に設定された画面を表示するといった処理が考えられる。しかし、保留開始時の処理は、クライアント端末3の実装より、これらに限定しない。なお、クライアント端末3と同様に、クライアント端末8もメッセージ中継サーバ6から保留開始メッセージを受信して、保留開始時の処理を行う。
次に、図17を参照して、保留状態にあるクライアント端末3からメッセージ中継サーバ6へ、メッセージを送信した場合の動作方法の説明を行う。図17は、保留状態にあるクライアント端末3からメッセージ中継サーバ6へ、メッセージを送信した場合の動作方法を示している。前述した、図11の動作方法において、通話状態管理部62は、通話状態記憶部63において、送信元電話番号に対応する通話状態が「通話中」であるか否かを判定する(ステップS44)。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63において、送信元電話番号に対応する通話状態が「通話中」でない場合、通話状態が「保留」であるか否かを判定する(ステップS111)。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63において、送信元電話番号に対応する通話状態が「保留」である場合、メッセージ中継部68へ、送信先電話番号を応答する。なお、図17において、送信元電話番号に対応する通話状態が「保留」でない場合は、「未定義」としている。この場合、通話状態管理部62は、別に定められた処理が存在するのであれば当該処理を行う。例えば、通話状態管理部62は、通話状態が「通話中」でも「保留」でも無い場合は、当該メッセージを破棄する処理としても良い。次に、メッセージ中継部68は、通話状態管理部62から送信先電話番号を取得する(ステップS112)。メッセージ中継部68は、メッセージを送信元電話番号に対応するメッセージ記憶表へ送信メッセージとして記録する(ステップS113)。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶表において、送信メッセージに対応する受信状態を「保」と記録する。また、メッセージ中継部68は、メッセージを送信先電話番号に対応するメッセージ記憶表へ受信メッセージとして記憶する(ステップS114)。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶表において、受信メッセージに対応する受信状態を「保」と記録する。
メッセージ中継部68は、前述したメッセージ受信処理において、メッセージ記憶表の受信状態に「保」が記録されているメッセージについて、クライアント端末への返信を行わない。通話状態が「保留」であるクライアント端末からメッセージ中継サーバ6に対してメッセージ問合せがあった場合、メッセージ中継部68は、前述の通り、受信状態に「未」もしくは「転」と記録されているメッセージのみを返信する。そのため、通話状態「保留」のクライアント端末から送信されたメッセージは、通話状態「保留」が継続されている間は、送信先のクライアント端末へ送信が行われない。このように、通話状態「保留」であるクライアント端末の間では、メッセージの送受信は停止する。
(保留終了時連携処理)
次に、図18を参照して、電話機1において通話の保留を終了した際の処理について説明を行う。ユーザAは、保留中に予め定めた保留を終了するための操作を電話機1へ実行する。電話機1は、保留終了を回線交換サーバ5へ通知する。回線交換サーバ5の回線交換部51は、保留終了を通知された電話機1の通話状態を「保留」から「通話中」へ変更する(ステップS121)。
通話状態通知部52は、保留の終了を検知する。通話状態通知部52は、メッセージ中継サーバ6の通話状態受信部61へ、保留が終了したことを示す保留終了メッセージを送信する(ステップS122)。以下に、保留終了通知メッセージの一例を示す。
[HOLD_OFF FROM=1001]
上記の保留終了通知メッセージは、電話番号「1001」の保留が終了したことを示す。
通話状態受信部61は、保留終了通知メッセージを受信する。通話状態受信部61は、保留終了メッセージを、通話状態管理部62へ出力する。通話状態管理部62は、保留終了メッセージに含まれる保留元電話番号を取得する。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63において、保留元電話番号に対応する通話状態を「保留」から「通話中」へ書き換える(ステップS123)。図3Dは、通話状態管理部62が、通話状態記憶部63において、保留元電話番号に対応する通話状態を書き換えた状態を示している。
通話状態管理部62は、メッセージ中継部68へ、通話の保留が終了したことを通知する。このとき、通話状態管理部62は、保留元電話番号と保留先電話番号とを含めて、メッセージ中継部68へ通知を行う。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶部65から、保留元電話番号と、保留先電話番号に対応するメッセージ記憶表を抽出する(ステップS124)。メッセージ中継部68は、各メッセージ記憶表において、受信状態に「保」を記録されているメッセージの受信状態を「未」へ書き換える(ステップS125)。また、通話状態管理部62は、サーバ側送受信部64を介して保留が終了した保留元電話番号、および保留先電話番号と連携しているクライアント端末3、8へ、保留終了通知メッセージを送信する(ステップS126)。以下に、保留終了メッセージの一例を示す。
[STATUS=hold_off]
クライアント端末3の通話連携部33は、クライアント側送受信部31を介して保留終了通知メッセージを受信する。通話連携部33は、アプリケーションプログラム34に対して保留の終了を通知する。アプリケーションプログラム34は、保留終了時の処理を開始する。保留終了時の処理は、ユーザに対して通話の保留が終了したことを通知したり、通話保留時に停止したクライアント端末3の動作を再開したり、通話保留時に表示した画面を元に戻すといった処理が考えられる。しかし、保留終了時の処理は、クライアント端末3の実装により、これらに限定しない。なお、クライアント端末3と同様に、クライアント端末8も、保留終了通知メッセージを受信して、保留終了時の処理を行う。このようにして、クライアント端末3、およびクライアント端末8の保留状態が終了される。以後、クライアント端末3とクライアント端末8とは、メッセージ送受信を再開する。
(通話終了時連携処理)
次に、図19を参照して、電話機1において通話を終了した際の処理について説明を行う。まず、ユーザAは、通話中の電話機1へ、通話を終了するために予め定められた操作を行う。電話機1は、通話終了を回線交換サーバ5へ通知する。回線交換サーバ5の回線交換部51は、通話終了の通知を受けて、電話機1と電話機7との通話を開放する(ステップS131)。
そして、通話状態通知部52は、通話終了を検知する。通話状態通知部52は、メッセージ中継サーバ6の通話状態受信部61へ、通話が終了したことを示す通話終了メッセージを送信する(ステップS132)。この時、送信される通話終了メッセージの一例を以下に示す。
[BYE FROM=1001]
上記は、電話番号「1001」の通話が終了したことを示す。
通話状態受信部61は、通話終了メッセージを受信する。通話状態受信部61は、通話状態管理部62へ、通話終了メッセージを出力する。通話状態管理部62は、通話終了通知メッセージから電話機1の電話番号(以下、送信元電話番号)を取得する。通話状態管理部62は、通話状態記憶部63において、送信元電話番号に対応するデータを削除する(ステップS133)。
通話状態管理部62は、メッセージ中継部68へ、通話が終了したことを通知する。通話状態管理部62は、送信元電話番号と、送信先電話番号とを含めて、メッセージ中継部68へ通話終了を通知する。メッセージ中継部68は、メッセージ記憶部65において、送信元電話番号と、送信先電話番号とにそれぞれ対応するメッセージ記憶表を削除する(ステップS134)。また、通話状態管理部62は、サーバ側送受信部64を介して、送信元電話番号と、送信先電話番号とにそれぞれ連携しているクライアント端末3、およびクライアント端末8へ、通話終了メッセージを送信する(ステップS135)。以下に、通話終了メッセージの一例を示す。
[STATUS=bye]
クライアント端末3の通話連携部33は、クライアント側送受信部31を介して通話終了メッセージを受信する。通話連携部33は、アプリケーションプログラム34へ通話終了を通知する。アプリケーションプログラム34は、通話終了通知を受けて、通話終了時の処理を行う。通話終了時の処理は、ユーザに通話終了を通知したり、クライアント端末3を終了するといった処理が考えられる。しかし、通話終了時の処理は、クライアント端末3の実装により、これらに限定しない。なお、クライアント端末3と同様に、クライアント端末8も通話終了メッセ維持を受信して、通話終了時の処理を行う。
以上が、本実施形態の説明である。ここまで説明を行ってきたように、本発明によれば、ユーザは、音声通話を行っている電話機と連携したクライアント端末を使用して、通話相手とメッセージの送受信が可能である。その際、ユーザーは、操作を行うクライアント端末と連携した電話機の識別番号を用いて、音声通話対向先の電話機と連携するクライアント端末へメッセージを送信することができる。つまり、本発明は、各ユーザが通話を行っている電話機に連携されたクライアント端末間で、それぞれ、自局の電話機に対応する識別子のみを用いてメッセージの送受信を可能とする。また、メッセージ中継サーバ6は、通話状態の変化に応じてメッセージの転送先を決定する。ユーザは、通話状態に合わせて送信先を設定する必要は無い。例えば、通話状態が、通話、転送、保留、保留解除、と変化した場合であっても、ユーザは特に変更操作を行うことなく、自局の電話機の識別番号を用いるだけで、通話状態の変化に連動してメッセージの送信先の変更や、送受信の停止といった処理が自動的に行われる。従って、ユーザの利便性の向上を図ることができる。と共に、クライアント端末に組み込むクライアントプログラムの開発が容易になる。
本発明のメッセージ中継サーバは、複数の電話機のうちで音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を、音声通話の通話制御を行う回線交換サーバから取得する通話状態管理部と、通話状態情報を音声通話毎に記憶する通話状態記憶部と、複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを、一つの電話機に連携するべき複数のクライアント端末のうちの一つのクライアント端末から受信して、メッセージに含まれる一つの電話機の識別情報と通話状態情報とに基づいて、一つの電話機と音声通話を行っている他の電話機を特定するメッセージ中継部と、他の電話機の識別情報にメッセージを対応させて記憶するメッセージ記憶部とを備え、メッセージ中継部は、他の電話機の識別情報を含めたメッセージを取得するためのメッセージ問合せを他の電話機と連携するべき複数のクライアント端末のうちの他のクライアント端末から受信して、メッセージ問合せに含まれる他の電話機の識別子に対応して記憶しているメッセージを他のクライアントへ送信する。このように本発明のメッセージ中継サーバは、音声通話を行う各電話機の識別情報へ、各電話機に連携しているクライアント端末から受信したメッセージを対応付けることができる。そのため、メッセージ中継サーバは、各クライアント端末から各クライアント端末と連携している電話機の識別情報しか含まれないメッセージを受信して、音声通話の通話相手となる電話機に連携している他のクライアント端末へ当該メッセージ送信することができる。
また、本発明のメッセージ中継サーバは、複数の電話機の各々に対応する関連付け情報を、各電話機の識別情報に対応させて記憶する連係情報記憶部と、一つのクライアント端末から一つの電話機に対応する関連付け情報を含めた識別子問合せメッセージを受信して、識別子問合せメッセージに含まれる一つの電話機の関連付け情報に基づいて一つの電話機の識別情報を特定して、一つのクライアント端末へ一つの電話機の識別情報を送信する連係状態管理部とをさらに備える。このように、メッセージ中継サーバは、予め各電話機に対応するユーザIDのような関連付け情報を各電話機の電話番号のような識別情報に対応付けて記憶している。そのため、メッセージ中継サーバは、各クライアント端末から関連付け情報を受信しても、関連付け情報に対応する識別情報を応答することができる。これにより、各クライアント端末は、関連付け情報を用いてメッセージの送信を行うことができる。
また、本発明のメッセージ中継サーバのメッセージ中継部は、メッセージを受信したときに、通話状態情報に基づいて音声通話の通話状態を判定して、一つの電話機の識別情報に対応する通話状態が記録されている場合に、メッセージに含まれる一つの電話機の識別情報と通話状態情報とに基づいて他の電話機を特定して、他の電話機の識別情報にメッセージを対応させて記憶し、通話状態が通話中で無い場合は、メッセージを破棄する。このように、メッセージ中継サーバは、各クライアント端末からメッセージを受信したときに、各クライアント端末と連携する各電話機の通話状態を記録しており、当該通話状態が通話中で無い場合、当該メッセージを破棄する。そのため、クライアント端末に連携する電話機が音声通話中の場合にのみメッセージを、音声通話の通話相手に転送することができる。これにより、メッセージ中継サーバは、音声通話の通話相手へ確実にメッセージを送信することが可能となり、誤った相手へのメッセージの誤送を防ぎ、セキュリティを強化することができる。
また、本発明のメッセージ中継サーバは、メッセージ中継部は、問合せメッセージを受信した時に、問合せメッセージに含まれる他の電話機の識別情報に対応する通話状態情報に基づいて、他の電話機の行う音声通話の通話状態が保留である場合は、他の電話機の識別子に対応して記憶しているメッセージを送信しない。このように、メッセージ中継サーバは、音声通話を行う各電話機の通話状態が保留である場合、各電話機に連携するクライアント端末からメッセージを受信してもメッセージの転送を行わない。これによって、メッセージ中継サーバは、音声通話の通話状況に対応したメッセージ転送を行うことが可能である。
また、本発明のメッセージ中継サーバは、通話状態管理部は、音声通話の転送が発生すると、転送前の電話機の識別情報と、転送後の電話機の識別情報を回線交換サーバから取得し、通話状態記憶部は、通話状態情報に記録された転送前の電話機の識別子を、転送後の電話機の識別子に書き換え、メッセージ中継部は、転送前の電話機の識別子に対応して記録しているメッセージを、転送後の電話機の識別子に対応させて転記する。このように、メッセージ中継サーバは、音声通話が転送された場合に、転送元の電話機の識別子に対応して記憶したメッセージを、転送先の電話機の識別子に対応させて記憶しなおす。これにより、メッセージ中継サーバは、音声通話の通話状況に対応したメッセージ転送を行うことが可能である。
なお、上述した構成のメッセージ中継サーバの効果は、メッセージ中継サーバを備えるメッセージ中継システムや、メッセージ中継方法、メッセージ中継サーバの機能を実現するプログラムを記憶した記録媒体であっても実現可能であり、上述した本発明の目的を達成することができる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を発明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本出願は、2007年11月22日に出願された日本出願番号2007−302525に基づく優先権を主張するものであり、日本出願番号2007−302525における開示内容は引用により本出願に組み込まれる。

Claims (16)

  1. 複数の電話機のうちで音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を、前記音声通話の通話制御を行う前記回線交換サーバから取得する通話状態管理部と、
    前記通話状態情報を前記音声通話毎に記憶する通話状態記憶部と、
    前記複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを、前記一つの電話機に連携するべき複数のクライアント端末のうちの一つのクライアント端末から受信して、前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて、前記一つの電話機と前記音声通話を行っている他の電話機を特定するメッセージ中継部と、
    前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶するメッセージ記憶部と
    前記複数の電話機の各々に対応する関連付け情報を、前記各電話機の識別情報に対応させて記憶する連携情報記憶部と、
    前記一つのクライアント端末から前記一つの電話機に対応する関連付け情報を含めた前記識別子問合せメッセージを受信して、前記識別子問合せメッセージに含まれる前記一つの電話機の関連付け情報に基づいて前記一つの電話機の識別情報を特定して、前記一つのクライアント端末へ前記一つの電話機の識別情報を送信する連携状態管理部と
    を備え、
    前記メッセージ中継部は、前記他の電話機の識別情報を含めた前記メッセージを取得するための前記メッセージ問合せを前記他の電話機と連携するべき前記複数のクライアント端末のうちの他のクライアント端末から受信して、前記メッセージ問合せに含まれる前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを前記他のクライアントへ送信する
    メッセージ中継サーバ。
  2. 請求1に記載のメッセージ中継サーバであって、
    前記メッセージ中継部は、前記メッセージを受信したときに、前記通話状態情報に基づいて前記音声通話の通話状態を判定して、前記一つの電話機の識別情報に対応する前記通話状態が記録されている場合に、前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて前記他の電話機を特定して、前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶し、前記通話状態が通話中で無い場合は、前記メッセージを破棄する
    メッセージ中継サーバ。
  3. 請求項2に記載のメッセージ中継サーバであって、
    前記メッセージ中継部は、前記問合せメッセージを受信した時に、前記問合せメッセージに含まれる前記他の電話機の識別情報に対応する前記通話状態情報に基づいて、前記他の電話機の行う前記音声通話の通話状態が保留である場合は、前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを送信しない
    メッセージ中継サーバ。
  4. 請求項3に記載のメッセージ中継サーバであって、
    前記通話状態管理部は、前記音声通話の転送が発生すると、転送前の電話機の識別情報と、転送後の電話機の識別情報を前記回線交換サーバから取得し、
    前記通話状態記憶部は、前記通話状態情報に記録された前記転送前の電話機の識別子を、前記転送後の電話機の識別子に書き換え、
    前記メッセージ中継部は、前記転送前の電話機の識別子に対応して記録している前記メッセージを、前記転送後の電話機の識別子に対応させて転記する
    メッセージ中継サーバ。
  5. メッセージを送受信する複数のクライアント端末と、
    複数の電話機の間で行われる音声通話の通話接続制御を行う回線交換サーバと、
    メッセージ中継サーバと
    を備え、
    前記メッセージ中継サーバは、
    複数の電話機のうちで前記音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を、前記回線交換サーバから取得する通話状態管理部と、
    前記通話状態情報を前記音声通話毎に記憶する通話状態記憶部と、
    前記複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めた前記メッセージを、前記一つの電話機に連携するべき複数のクライアント端末のうちの一つのクライアント端末から受信して、前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて、前記一つの電話機と前記音声通話を行っている他の電話機を特定するメッセージ中継部と、
    前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶するメッセージ記憶部と
    前記複数の電話機の各々に対応する関連付け情報を、前記各電話機の識別情報に対応させて記憶する連携情報記憶部と、
    前記一つのクライアント端末から、前記一つの電話機に対応する関連付け情報を含めた識別子問合せメッセージを受信して、前記識別子問合せメッセージに含まれる前記一つの電話機の関連付け情報に基づいて前記一つの電話機の識別情報を特定して、前記一つのクライアント端末へ前記一つの電話機の識別情報を送信する連携状態管理部と
    を具備し、
    前記メッセージ中継部は、前記他の電話機の識別情報を含めた、前記メッセージを取得するためのメッセージ問合せを、前記他の電話機と連携するべき前記複数のクライアント端末のうちの他のクライアント端末から受信して、前記メッセージ問合せに含まれる前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを前記他のクライアントへ送信する
    メッセージ中継システム。
  6. 請求項5に記載のメッセージ中継システムであって、
    前記メッセージ中継部は、前記メッセージを受信したときに、前記通話状態情報に基づいて前記音声通話の通話状態を判定して、前記一つの電話機の識別情報に対応する前記通話状態が記録されている場合に、前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて前記他の電話機を特定して、前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶して、前記通話状態が通話中で無い場合は、前記メッセージを破棄する
    メッセージ中継システム。
  7. 請求項6に記載のメッセージ中継システムであって、
    前記メッセージ中継部は、前記問合せメッセージを受信した時に、前記問合せメッセージに含まれる前記他の電話機の識別情報に対応する前記通話状態情報に基づいて、前記他の電話機の行う前記音声通話の通話状態が保留である場合は、前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを送信しない
    メッセージ中継システム。
  8. 請求項7に記載のメッセージ中継システムであって、
    前記通話状態管理部は、前記音声通話の転送が発生すると、転送前の電話機の識別情報と、転送後の電話機の識別情報とを前記回線交換サーバから取得して、
    前期通話状態記憶部は、前記通話状態情報に記録された前記転送前の電話機の識別子を、前記転送後の電話機の識別子に書き換え、
    前記メッセージ中継部は、前記転送前の電話機の識別子に対応して記録している前記メッセージを、前記転送後の電話機の識別子に対応させて転記する
    メッセージ中継システム。
  9. 複数の電話機の間で行われる音声通話の通話接続制御を行うステップと、
    複数の電話機のうちで前記音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を取得するステップと、
    前記通話状態情報を前記音声通話毎に記憶するステップと、
    前記複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを受信して、前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて、前記一つの電話機と前記音声通話を行っている他の電話機を特定するステップと、
    前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶するステップと、
    前記他の電話機の識別情報を含めた、前記メッセージを取得するためのメッセージ問合せを受信して、前記メッセージ問合せに含まれる前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを送信するステップと、
    前記複数の電話機の各々に対応する関連付け情報を、前記各電話機の識別情報に対応させて記憶するステップと、
    前記一つの電話機に対応する関連付け情報を含めた識別子問合せメッセージを受信するステップと、
    前記識別子問合せメッセージに含まれる前記一つの電話機の関連付け情報に基づいて前記一つの電話機の識別情報を特定するステップと、
    前記一つのクライアント端末へ前記一つの電話機の識別情報を送信するステップと
    を含むメッセージ中継方法。
  10. 請求項9に記載のメッセージ中継方法であって、前記メッセージを対応させて記憶するステップは、
    前記メッセージを受信したときに、前記通話状態情報に基づいて前記音声通話の通話状態を判定するステップと、
    前記一つの電話機の識別情報に対応する前記通話状態が記録されている場合に、前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて前記他の電話機を特定して、前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶するステップと、
    前記通話状態が通話中で無い場合は、前記メッセージを破棄するステップと
    を含むメッセージ中継方法。
  11. 請求に記載のメッセージ中継方法であって、前記記憶している前記メッセージを送信するステップは、
    前記問合せメッセージを受信した時に、前記問合せメッセージに含まれる前記他の電話機の識別情報に対応する前記通話状態情報に基づいて、前記他の電話機の行う前記音声通話の通話状態が保留である場合は、前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを送信しないステップ
    を含むメッセージ中継方法。
  12. 請求に記載のメッセージ中継方法であって、
    前記音声通話の転送が発生すると、転送前の電話機の識別情報と、転送後の電話機の識別情報とを取得するステップと、
    前記通話状態情報に記録された前記転送前の電話機の識別子を、前記転送後の電話機の識別子に書き換えるステップと、
    前記転送前の電話機の識別子に対応して記録している前記メッセージを、前記転送後の電話機の識別子に対応させて転記するステップと
    をさらに備えるメッセージ中継方法。
  13. 複数の電話機のうちで音声通話を行う電話機の識別情報を含んだ通話状態情報を取得するステップと、
    前記通話状態情報を前記音声通話毎に記憶するステップと、
    前記複数の電話機のうちの一つの電話機の識別情報を含めたメッセージを受信するステップと、
    前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて、前記一つの電話機と前記音声通話を行っている他の電話機を特定するステップと、
    前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶するステップと、
    前記他の電話機の識別情報を含めた前記メッセージを取得するための前記問合せメッセージを受信するステップと、
    前記問合せメッセージに含まれる前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを送信するステップと
    前記複数の電話機の各々に対応する関連付け情報を、前記各電話機の識別情報に対応させて記憶するステップと、
    前記一つのクライアント端末から前記一つの電話機に対応する関連付け情報を含めた前記メッセージを受信するステップと、
    前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の関連付け情報に基づいて前記一つの電話機の識別情報を特定するステップと、
    前記一つの電話機の識別情報を送信するステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記録媒体。
  14. 請求に記載のコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記録媒体であって、前記メッセージを対応させて記憶するステップは、
    前記メッセージを受信したときに、前記通話状態情報に基づいて前記音声通話の通話状態を判定するステップと、
    前記一つの電話機の識別情報に対応する前記通話状態が記録されている場合に、前記メッセージに含まれる前記一つの電話機の識別情報と前記通話状態情報とに基づいて、前記他の電話機を特定して、前記他の電話機の識別情報に前記メッセージを対応させて記憶するステップと、
    前記通話状態が通話中で無い場合は、前記メッセージを破棄するステップと
    を含むコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記録媒体。
  15. 請求に記載のコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記録媒体であって、前記記憶している前記メッセージを送信するステップは、
    前記問合せメッセージを受信した時に、前記問合せメッセージに含まれる前記他の電話機の識別情報に対応する前記通話状態情報に基づいて、前記他の電話機の行う前記音声通話の通話状態が保留である場合は、前記他の電話機の識別子に対応して記憶している前記メッセージを送信しないステップ
    を含むコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記録媒体。
  16. 請求に記載のコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記録媒体であって、
    前記音声通話の転送が発生すると、転送前の電話機の識別情報と、転送後の電話機の識別情報を取得するステップと、
    前記通話状態情報に記録された前記転送前の電話機の識別子を、前記転送後の電話機の識別子に書き換えるステップと、
    前記転送前の電話機の識別子に対応して記録している前記メッセージを、前記転送後の電話機の識別子に対応させて転記するステップと
    をさらに備えるコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記録媒体。
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