JP4229774B2 - セッション制御プログラムと通信端末装置 - Google Patents

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本発明は、通信中のアプリケーションのセッションを別の端末に移動するセッション転送技術に係わり、特に、セッション転送機能を持たないマルチメディアアプリケーションであっても、通信セッションの転送を可能とする技術に関するものである。
今日、パーソナルコンピュータの普及に加えて、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)のような通信機能をもった多様な電子端末が普及し、用途や状況に応じてこのような端末を使い分けるということが必要となってきている。
さらに、このように複数の端末を使い分ける状況において、端末上でアプリケーションが他の端末と通信中に、通信の状態は保持したまま、別の端末にセッションを転送できる方法も必要となってくると考えられる。
このような通信を転送する従来技術としては、交換機や電話端末の機能を利用した転送電話があり、転送先のアドレス情報(電話番号)を端末から投入することで、切断・再接続することなく、通信を継続したままの転送を実現している。
同様に、ビデオ電話などのマルチメディアセッションを転送する従来技術としては、例えば非特許文献1や非特許文献2に記載の技術がある。これらの技術でも同様に、転送先のアドレス情報(E.164電話番号、URL、IPアドレス等)を端末から投入することで、切断・再接続することなく、通信を継続したままの転送を実現している。
ただし、これらのセッション転送機能は標準の仕様としては存在するが、例えば「Windows Messenger(登録商標)」等の世の中に普及している既存のアプリケーションで、実装しているものが少ない。これらのアプリケーションを改造せずに、セッション転送機能を追加するには、アプリケーションが通信する信号をモニタすると共に、信号に矛盾なく、転送指示などの信号を挿入して送信する必要がある。
一方、従来、Webブラウザの送受信する信号を端末上でモニタし、広告情報の削除などのフィルタリング機能を行う、「Proxomitron」や「MUFFIN」等のローカルプロキシ機能を持つソフトウェアは存在する。
しかし、これらの「Proxomitron」や「MUFFIN」等のローカルプロキシ機能では、Webブラウザの送受信する信号を端末上でモニタし、広告情報の削除などのフィルタリング機能は実現されているが、マルチメディアアプリケーションのセッション転送機能を実現することができない。
また、例えば、特許文献1では、端末とWWWサーバ装置間に設けた中継サーバ装置において、一人のユーザが複数の端末のいずれを用いてWWWサーバ装置へアクセス時した場合も、同じユーザIDに基づくアクセス管理を行う技術が記載されており、特許文献2では、ユーザ端末のアプリケーションとサーバとの間のセッション制御に関する技術として、セッションに関するセッション情報を記憶しておき、アプリケーションとサーバ間のセッションを監視し、セッション中断時には、当該アプリケーションに代わって、記憶したセッション情報に基づいて、サーバ間のセッションを継続させる技術(サービス代行制御方法)が記載されている。
しかし、これらの技術によっても、マルチメディアアプリケーションのセッション転送機能を実現することができない。
特開2002−091851号公報 特開2002−197005号公報 ITU-T H.450-2(Call transfer supplementary service for H.323)、[online]、ITU−T 1998年2月、インターネット<URL: http://www.itu.int/itudoc/itu-t/com16/contr/043.html> IETF draft(SIP Call Control-Transfer)、[online]、2001年7月18日、IETF、[平成15年7月7日検索]、インターネット<URL : http://www.iptel.org/inf/players/ietf/callprocessing/refer/draft-ietf-sip-cc-transfer-05.txt>
解決しようとする問題点は、従来の技術では、セッション転送機能を持たないマルチメディアアプリケーションにおいて、アプリケーションを改造せずに、セッション転送機能を実現することができない点である。すなわち、これらのアプリケーションを改造せずに、セッション転送機能を追加するには、アプリケーションが通信する信号をモニタ(監視)すると共に、信号に矛盾なく、転送指示などの信号を挿入して送受信する必要があるが、従来の「Proxomitron」や「MUFFIN」等のローカルプロキシ機能では、Webブラウザの送受信する信号を端末上でモニタし、広告情報の削除などのフィルタリング機能は実現されているが、マルチメディアアプリケーションのセッション転送機能を実現することができない。
上記目的を達成するため、本発明では、マルチメディアアプリケーションと同一端末か、あるいは別の端末にプロキシを配備し、このプロキシがアプリケーションの通信する信号をモニタすると共に、信号に矛盾なく、転送指示などの信号を送受信することでセッション転送を実現する。例えば、通信セッションを制御する信号を利用するがセッション転送機能を持たないTV電話/会議、音声/会議、インスタントメッセージ等を含むマルチメディア通信アプリケーションを搭載した第1の端末(転送元端末)に、通信セッションを制御する信号の中継機能を持つセッション転送制御プロキシを配備し、第1の端末の通信アプリケーションが、セッション転送制御プロキシを介して、第1の端末とは別の第2の端末(通信先端末)に搭載されている通信アプリケーションと通信の制御信号の送受信を行い、この通信セッションの制御信号をセッション転送制御プロキシにて監視・記憶し、第1の端末及び第2の端末とは違う、また別の第3の端末(転送先端末)に搭載されている通信アプリケーションに通信セッションの転送を行う場合に、セッション転送制御プロキシにて通信セッションの転送指示信号の送受信を第2の端末と行うことで、第1の端末の通信アプリケーションと第2の端末の通信アプリケーションとの通信を、第3の端末の通信アプリケーションと第2の端末の通信アプリケーションとの通信に切り替える動作を行う。このようなセッション転送制御技術を用いると、通信アプリケーションが通信セッションの転送機能を持たない場合でも、セッション転送制御プロキシが代わりに、通信セッションの転送を行うことができるため、様々な転送機能を持たない通信アプリケーションで転送が可能となる。
本発明では、転送元端末にマルチメディア用の通信アプリケーション、および、プロキシを配備し、プロキシが通信アプリケーションの通信する信号をモニタ(監視・記録)すると共に、信号に矛盾なく、転送指示、切断の信号を送受信することで、通信セッション転送を実現できる。これらにより、例えばユーザが使用している端末(転送元)の通信アプリケーションが通信セッションの転送機能を保持していない場合でも、このプロキシを導入することで、ユーザは別の端末(転送先)の通信アプリケーションに通信セッションを転送し、その別端末にて通信を継続できる。
以下、図面を用いて本発明の最良の実施形態例について説明する。
図1は、本発明に係わる通信サービスシステムの構成例を示すブロック図であり、図2は本発明に係わるセッション制御代行システムの構成例を示すブロック図、図3は、本発明に係わるセッション制御方法の処理手順例を示すシーケンス図である。
図1において、21は本発明に係わる第1の端末としての転送元端末、22は第2の端末としての通信先端末、23は第3の端末としての転送先端末であり、各端末21〜23は、それぞれネットワーク11〜12上にあり、ネットワーク14を介して情報通信を行う。
これらの転送元端末21、通信先端末22、転送先端末23のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置等を具備したコンピュータ構成からなり、CD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、例えばパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話などの情報通信を行える機能を持つハードウェア端末としての各処理機能を実行する。
本例では、情報通信のアプリケーションとしてテレビ電話アプリケーションを例とし、例えば、転送元端末21には、図2に示すように、テレビ電話アプリケーション211と転送制御ローカルプロキシ212が設けられ、テレビ電話アプリケーション211は、UI(User Interface)処理部2111と制御信号処理部2112およびメディア処理部2113を有し、転送制御ローカルプロキシ212は、UI処理部2121と制御信号転送処理部2122を有する構成となっている。
このように、本例では、テレビ電話アプリケーション211と転送制御ローカルプロキシ212が同じ転送元端末21に設けられており、この転送制御ローカルプロキシ212では、テレビ電話アプリケーション211と通信先の通信先端末22に設けられたテレビ電話アプリケーション間でのセッション制御を中継すると共に、中継したセッション制御情報を記憶装置に記憶する。
そして、転送制御ローカルプロキシ212では、セッション制御を中継したテレビ電話アプリケーション211と通信先の通信先端末22に設けられたテレビ電話アプリケーション間でのテレビ電話情報の送受信中に転送指示が入力されると、記憶したセッション制御情報に基づき、通信先端末22に設けられたテレビ電話アプリケーションに対して転送先の転送先端末23に設けられたテレビ電話アプリケーションとのセッション確立を要求し、この要求に応じたセッション確立後の通信先端末22に設けられたテレビ電話アプリケーションからのセッション接続完了通知を受けると、通信先端末22に設けられたテレビ電話アプリケーションと自端末上のテレビ電話アプリケーション211間のセッション切断制御を中継して、この通信先端末22のテレビ電話アプリケーションと自端末上のテレビ電話アプリケーション211との通信を、通信先端末22のテレビ電話アプリケーションと転送先端末23のテレビ電話アプリケーションとの通信に切り替える。
以下、その詳細を説明する。テレビ電話アプリケーション211は、一般的なテレビ電話を行えるアプリケーションであり、このアプリケーションの機能の説明の都合上、UI処理部2111と制御信号処理部2112およびメディア処理部2113の3つに分類する。
UI処理部2111は、ユーザへのメディアの出力やユーザからのメディアの入力、またはキーボード、ボタン、タッチパネルなどを用いた発信/着信/切断等の操作など、ユーザとのインタフェース処理を行い、このユーザ操作(発信/着信/切断等)を制御信号処理部2112に伝え、逆に制御信号処理部2112からの指示(通信相手側ユーザの操作)を受信すると共に、メディア処理部2213とのメディアの入出力を行う。
制御信号処理部2112は、通信アプリケーションの制御に関する信号の送受信処理を行う。本例では、制御信号処理部2112は、転送制御ローカルプロキシ212の制御信号処理部2122を介して、他のテレビ電話アプリケーションの制御信号処理部と信号の送受信を行う。また、UI処理部2111のユーザ操作(発信/着信/切断等)を制御信号処理部2122に伝え、逆に制御信号処理部2122からの指示(通信相手側ユーザの操作)をUI処理部2111に伝える。また、メディア処理部2113に対して、あるアドレスからのメディア受信をUI処理部2111に転送する指示をしたり、 UI処理部2111から転送されるメディアを送信する先のアドレスを伝えたり、メディアの送受信の中止依頼を行う。
メディア処理部2113は、テレビ電話では映像や音声に代表されるメディアの送受信処理やエンコード、デコード処理を行う。他のテレビ電話アプリケーションのメディア処理部とメディアの送受信を行う。また、UI処理部2111からのメディアの入出力を行い、呼制御信号処理部2112に対して、メディア送受信の切断の検知を伝える。
転送制御ローカルプロキシ212は、テレビ電話アプリケーション211と同様に、UI処理部2121と制御信号転送処理部2122の2つに分類する。
UI処理部2121は、キーボード、ボタン、タッチパネルなどを用いた転送の操作などユーザとのインタフェース処理を行う。また、制御信号転送処理2122に対して、セッション情報転送指示を出す。
制御信号転送処理部2122は、テレビ電話アプリケーション211の制御信号処理部2112からの信号を他のテレビ電話アプリケーションの制御信号処理部に中継する。逆に、他のテレビ電話アプリケーションの制御信号処理部からの信号をテレビ電話アプリケーション211の制御信号処理部2112に中継する。また、UI処理部2121からのセッション情報転送指示を受けとり、他のテレビ電話アプリケーションの制御信号処理部と転送のメッセージ送受信を行い、転送が完了した場合、他のテレビ電話アプリケーションの制御信号処理部と、自端末(転送元端末21)上のテレビ電話アプリケーション211の制御信号処理部2112に対してセッション切断を実施する。
以下、図2に示すように転送元端末21に、本発明に係わるセッション制御代行システムとしての転送制御ローカルプロキシ212を設けた構成での図1におけるネットワーク構成の通信サービスシステムの動作の説明を、図3を用いて説明する。
図3においては、テレビ電話の初期通信セッションの確立と実際の通信セッションの転送のシーケンスを示しており、まず初めに、転送元端末21上のテレビ電話アプリケーション211が、転送制御ローカルプロキシ212を介して、通信先端末22上の転送機能に対応している転送対応テレビ電話アプリケーション221と、初期の通信セッションを確立するステップであるS301〜S307について説明する。
尚、以後の説明では、事前に全ての端末(21〜23)がネットワーク11〜14に接続されており、各種のアプリケーションが搭載、起動しているものとする。また、転送元端末21のテレビ電話アプリケーション211の制御信号のプロキシ設定として、転送制御ローカルプロキシ212が設定されていることとする。
まず、転送元端末21において、テレビ電話アプリケーション211は、UI処理部2111により、通信先端末22の通信アドレス(例えば、gonbe@nanashi.co.jp)を入力する、あるいは、候補から選択するなどして、通信先を決定後、発信を行い、制御信号処理部2112に対して、セッション接続要求を送信するように依頼する。
制御信号処理部2112は、メディア処理部2113に対して、メディアを受信できるよう準備依頼を行う。メディア処理部2113からメディアを受信するアドレス(例えば、IPアドレス、ポート番号)を含む準備完了の応答が返却されると、制御信号処理部2112は、プロキシとして設定されている転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122にメディア処理部2113から受け取ったメディアを受信するアドレスを含むセッション接続要求を送信する(S301)。
制御信号転送処理部2122は、セッション接続要求を受信すると、その通信セッションを監視し始め、そのセッション接続要求を通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221に中継・送信する(S302)。
通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221は、メディア送受信の準備が完了すると、転送元端末21の転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122に、通信先端末22にてメディア受信するアドレスを含むセッション接続応答を返却する(S303)。
このセッション接続応答は、最終的にテレビ電話アプリケーション211の制御信号処理部2112へ転送され、その制御信号処理部2112からメディア処理部2113に対して、UI処理部2111からのメディアを通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221に相当するアドレス(セッション接続応答に含まれるアドレス)に送信するよう指示する(S304)。
その後、転送元端末21のテレビ電話アプリケーション211の制御信号処理部2112からセッション接続完了が転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122を経由して、通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221に送信される(S305、S306)。
その結果、転送元端末21のテレビ電話アプリケーション211のメディア処理部2113と通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221のメディア処理部相当の間で、メディアの送受信が行われ(S307)、各端末(21,22)のUI処理部を通して、各端末(21,22)のユーザ同士がテレビ電話を実施する。
次に、転送元端末21のユーザが、より高性能な機能を持つ転送先端末23に、通信先端末22のユーザと通信を継続したまま、通信セッションを転送して移したいとする。その通信セッションを転送するフェーズについて説明する(S308〜S321)。
転送元端末21を使用していたユーザが転送先端末23に通信セッションを移行する際、転送元端末21の転送制御ローカルプロキシ212のUI処理部2121において、通信セッションを移したい先の通信アドレスを入力するか、予め端末(21)で保持している候補から選択するなどして、転送先端末23のテレビ電話アプリケーション231を決定すると、転送制御ローカルプロキシ212のUI処理部2121から、制御信号転送処理部2122に通信セッションの転送依頼が送信される。
制御信号転送処理部2122では、決定した通信セッションの通信アドレスと、ステップ(S301〜S306)で監視・記録していた通信セッションの情報を基に信号を形成し、通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221に対して、セッション情報転送要求を送信する(S308)。
転送機能に対応している転送対応テレビ電話アプリケーション221は、転送元端末21の転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122に、中間応答として、セッション情報転送応答を返却する(S309)。
その後、通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221は、転送先端末23のテレビ電話アプリケーション231とセッションを確立する(S310〜S312)。このようにして、転送先端末23とのセッションが確立すると、転送元端末21と通信先端末22とのメディア送受信と共に(S313)、転送先端末23のテレビ電話アプリケーション231と通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221との間でメディアの送受信が開始される(S314)。
また、通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221は、セッション接続完了通知を転送元端末21の転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122に送信し(S315)、応答として、セッション接続完了通知応答を受け取る(S316)。
その後、転送元端末21の転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122からセッションの切断要求が通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221に送信されると(S317)、通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221のメディア処理部相当が転送元端末21のテレビ電話アプリケーション211のメディア処理部2113とのメディア送受信を終了し、セッション切断応答が転送元端末21の転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122に返却される(S318)。
このセッション切断応答が返却されると、転送元端末21では、転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122からテレビ電話アプリケーション211の制御信号処理部2112に対して、セッション切断要求が投げられ(S319)、制御信号処理部2112からメディア処理部2113に対して、メディア送受信終了依頼が送信され、メディア処理部2113でのメディア送受信処理が終了して、転送制御ローカルプロキシ212の制御信号転送処理部2122にセッション切断応答が返却される(S320)。尚、転送元端末21のテレビ電話アプリケーション211より先に、通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221に対して、セッション切断要求を送信し、セッション切断応答を受信しているが、逆に通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221より先に、転送元端末21のテレビ電話アプリケーション211に対して、セッション切断要求を送信し、セッション切断応答を受信するようにしても構わない。
以上の処理手順により、転送元端末21のテレビ電話アプリケーション211と通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221とが通信していたのが、転送先端末23のテレビ電話アプリケーション231と通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221との通信に切り替わる(S321)。
以上、図1から図3を用いて説明したように、本例では、テレビ電話アプリケーション221が配備された同一の転送元端末21に転送制御ローカルプロキシ212を配備し、このプロキシ212がアプリケーションの通信する信号をモニタ(監視・記憶)すると共に、信号に矛盾なく、転送指示などの信号を送受信することでセッション転送を実現している。
すなわち、通信セッションを制御する信号を利用するがセッション転送機能を持たないテレビ電話アプリケーション221を搭載した転送元端末21に、通信セッションを制御する信号の中継機能を持つ転送制御ローカルプロキシ212を配備し、テレビ電話アプリケーション221が、転送制御ローカルプロキシ212を介して、通信先端末22に搭載されている転送対応テレビ電話アプリケーション221と通信の制御信号の送受信を行い、この通信セッションの制御信号を転送制御ローカルプロキシ212にて監視・記憶し、転送元端末21と通信先端末22間の通信を、別の転送先端末23に搭載されているテレビ電話アプリケーション231に転送する場合に、転送制御ローカルプロキシ212にて通信セッションの転送指示信号の送受信を通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221と行うことで、転送元端末21のテレビ電話アプリケーションと通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221との通信を、転送先端末23のテレビ電話アプリケーションと通信先端末22の転送対応テレビ電話アプリケーション221との通信に切り替える動作を行う。
このような本例のセッション転送制御技術を用いると、転送元端末21に配備されたテレビ電話アプリケーション211が通信セッションの転送機能を持たない場合でも、転送制御ローカルプロキシ212が代わりに、通信セッションの転送を行うことができるため、様々な転送機能を持たない通信アプリケーションで転送が可能となる。
本発明は、図1〜図3を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、転送元端末21と通信先端末22および転送先端末23のそれぞれを個別のネットワーク11〜12上に設けてネットワーク14を介して情報通信を行う構成として説明したが、ネットワーク11とネットワーク12が同一ネットワークであったり、ネットワーク11〜14が全て同一のネットワークであっても良い。
また、本例では、通信アプリケーションとしてテレビ電話アプリケーションを例にとっていたが、インスタントメッセージやストリーミング等の別の通信アプリケーションでも、同様に適用できる。
また、本例では、テレビ電話アプリケーション211と同一の転送元端末21に転送制御ローカルプロキシ212を配備した構成としているが、テレビ電話アプリケーション211が配備された転送元端末21とは別の端末に転送制御ローカルプロキシ212を配備した構成としても良い。
また、本例でのコンピュータ構成例に関しても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いている旨の説明をしたが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
本発明に係わる通信サービスシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明に係わるセッション制御代行システムの構成例を示すブロック図である。 本発明に係わるセッション制御方法の処理手順例を示すシーケンス図である。
符号の説明
11〜14:ネットワーク、21:転送元端末、22:通信先端末、23:転送先端末、211:テレビ電話アプリケーション、2111:UI処理部、2112:制御信号処理部、2113:メディア処理部、212:転送制御ローカルプロキシ、2121:UI処理部、2122:制御信号転送処理部、221:転送対応テレビ電話アプリケーション、231:テレビ電話アプリケーション。

Claims (2)

  1. 通信先端末装置が具備したセッション転送機能を有する第1の通信アプリケーションとネットワークを介して情報通信を行う上記セッション転送機能を有していない第2の通信アプリケーションを具備した転送元端末装置にインストールされるセッション制御プログラムであって、
    インストールされた転送元端末装置に実行させる手順として、
    上記第2の通信アプリケーションから上記第1の通信アプリケーションへのセッション接続要求と該セッション接続要求に対応する上記第1の通信アプリケーションから上記第2の通信アプリケーションへのセッション接続応答および上記第2の通信アプリケーションから上記第1の通信アプリケーションへのセッション接続完了を中継する手順と、
    該手順で中継したセッション制御情報を記憶する手順と、
    上記第2の通信アプリケーションと上記第1の通信アプリケーション間での通信中に、セッション制御プログラムに対して直接、ユーザからの第3の通信アプリケーションへの転送指示入力があれば、上記第1の通信アプリケーションに対して、上記記憶したセッション制御情報を基に信号を形成して上記第3の通信アプリケーションへのセッション情報転送要求を送信する手順と、
    該セッション情報転送要求に対応して上記第1の通信アプリケーションから返送されてくるセッション情報転送応答、および、上記セッション情報転送要求に対応して上記第1の通信アプリケーションが確立した上記第3の通信アプリケーションとのセッション接続完了通知を受信する手順と、
    上記第1の通信アプリケーションに対して、該第1の通信アプリケーションから受信したセッション接続完了通知に対応する応答通知を送信すると共に、上記第2の通信アプリケーションとのセッションの切断要求を送信する手順と、
    該切断要求に対する上記第1の通信アプリケーションからのセッション切断応答を受信する手順と、
    該手順により上記第1の通信アプリケーションからのセッション切断応答を受信すると、上記第2の通信アプリケーションに対して、上記第1の通信アプリケーションとのセッション切断要求を送信する手順と、
    該セッション切断要求に対応して上記第2の通信アプリケーションから送信されてきたセッション切断応答を受信する手順と
    を含むことを特徴とするセッション制御プログラム。
  2. 請求項1に記載の第2の通信アプリケーションおよびセッション制御プログラムを実行するコンピュータ処理手段を具備したことを特徴とする通信端末装置。
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