JP2005278084A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】IP電話を利用できない状態にある通信端末へ、IP電話による着信がなされることを回避する。
【解決手段】通信端末10は、IP電話機能部12が利用するリソース(マイク、レコーダ、ビデオカメラ等)の状態を監視するリソース状態監視部13と、リソース状態監視部13によるリソース状態の監視結果に基づきプレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成部14と、プレゼンス情報生成部14にて生成されたプレゼンス情報をプレゼンスサーバ40に送信するとともに、プレゼンスサーバ40から通信端末20のプレゼンス情報を受信するプレゼンス情報送受信部15と、プレゼンス情報送受信部15にて受信された通信端末20のプレゼンス情報を表示するプレゼンス情報表示部16とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話による通信を行うための通信システムに関する。
近年、サービス提供業者は、ユーザの音声をIPパケット化してインターネット経由で通信させるIP電話サービスを競って展開しており、それによりIP電話サービスが急激に普及しつつある。また、IP電話サービスの普及に伴い、IP電話による通信品質を向上させるための技術も多数開示されており、その一例として、特許文献1においては、インターネット上の通信路において必要な音声帯域を確保可能かどうか監視し、音声帯域が確保可能である場合にのみ通信路を開通する技術が開示されている。
現在、ユーザがIP電話サービスを利用する態様としては、サービス提供業者からIP電話専用の電話機の提供を受けて、その電話機をインターネットに接続する態様、または、サービス提供業者からIP電話専用のTA(Terminal Adapter)の提供を受けて、そのTAを介して既存の電話機をインターネットに接続する態様が主となっている。ユーザは、このような態様でサービス提供業者からIP電話サービスの提供を受けることにより、従来の電話サービスと同等のサービスの提供を受けている。
今後は、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)等の汎用的な通信端末にも、IP電話機能が搭載されると予想される。そのため、ユーザは、通信端末上でIP電話機能を利用して、テレビ電話やチャット等、従来の電話サービスでは提供されていなかった新たなサービスの提供も受けることが可能になると考えられる。
特開2003−333106号公報
しかしながら、今後の汎用的な通信端末においては、IP電話機能以外にも、様々な機能が搭載されると予想されるため、IP電話機能以外の他の機能の影響により、ユーザがIP電話を正常に利用できない状態が起こり得る。すなわち、IP電話機能によって利用されるリソースのうち他の機能によっても競合して利用されるリソース(マイク、レコーダ、ビデオカメラ等)については、そのリソースが他の機能により利用され占有されている間は、ユーザはIP電話を利用することができない。
例えば、通信端末にビデオ録画機能が搭載されている場合、ビデオ録画がなされている間は、ビデオ録画機能によってレコーダが占有されてしまうため、IP電話を利用した正常な通信を行うことができない。また、通信端末にビデオカメラで撮影された画像の処理を行う別の画像処理機能が搭載されている場合には、ビデオカメラが接続されていたとしても、ビデオカメラの画像処理がなされている間は、ビデオカメラが占有されてしまうため、IP電話機能を利用したテレビ電話による正常な通信を行うことができない。
ただし、ユーザは、自己の通信端末がIP電話を利用できない状態であることは確認できるため、このような状態でIP電話により通信相手に発信する場合は、IP電話機能とリソースを競合する他の機能の動作を停止させる等すれば、正常な発信を行うことができる。しかし、ユーザは、通信相手の通信端末がIP電話を利用できない状態にあることは確認できないため、このような状態にある通信相手の通信端末に対して発信してしまう場合がある。この場合、通信相手の通信端末では、何らかの通信異常(正常に音声が発信されない等)が発生する可能性がある。
一方、今後、汎用的な通信端末向けのIP電話サービスにおいては、現在はインスタントメッセージサービスの一部としてPC等に提供されているプレゼンスサービスが広く展開されると考えられる。このプレゼンスサービスは、ユーザ自身が通信端末に設定したユーザの状態(在席中、離席中、通話中、外出中等)を、その通信端末がプレゼンス情報として特定の通信端末にリアルタイムに通知するサービスである。
このようなプレゼンスサービスが汎用的な通信端末向けのIP電話サービスにも広く展開されるようになれば、ユーザは、IP電話を利用できる状態にある時には、例えば「着信可」という状態を通信端末に設定することにより、「着信可」というプレゼンス情報を特定の通信端末に通知することができる。
しかしながら、通信端末においては、「着信可」というプレゼンス情報を通知している状態で、ビデオ録画が開始され、レコーダが占有されてしまうと、「着信可」という通知を行っているにも関わらず、IP電話による着信ができない状態となってしまうため、実際の状態と特定の通信端末にプレゼンス情報として通知している状態との整合が取れず、結局、通信相手の通信端末からIP電話による着信を受けてしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、IP電話を利用できない状態にある通信端末へ、IP電話による着信がなされることを回避することができる通信システムを提供することにある。
本発明の通信システムは、インターネットを介してIP電話により互いに通信を行うとともに、インターネットを介してプレゼンス情報を互いに通知する複数の通信端末と、インターネット上に配設され、IP電話により通信を行う前記通信端末間の接続処理を行う接続処理部を具備するSIPサーバと、インターネット上に配設され、プレゼンス情報の中継処理を行うプレゼンスサーバとを有する通信システムに適用されるものである。その特徴は、通信端末は、IP電話による通信時に、自己の通信端末のデータをIPパケットに変換して他の通信端末に送信するとともに、他の通信端末のデータのIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換するIP電話機能部と、自己の通信端末が管理、利用するリソースの状態を監視するリソース状態監視部と、リソース状態監視部にて監視されたリソースの状態に基づいてプレゼンス情報を生成し、以降、リソースの状態が変化する度に、当該変化後のリソースの状態に基づいてプレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成部と、プレゼンス情報生成部にてプレゼンス情報が生成される度に、生成されたプレゼンス情報をプレゼンスサーバに送信するとともに、プレゼンスサーバから他の通信端末のプレゼンス情報を受信するプレゼンス情報送受信部と、プレゼンス情報送受信部にて受信された他の通信端末のプレゼンス情報を表示するプレゼンス情報表示部とを有する点にある。
この構成によれば、通信端末は、IP電話機能部が利用するリソースの状態に基づいてプレゼンス情報を生成しているため、これらのリソースがIP電話機能以外の他の機能によって占有されているためにIP電話を利用できないこともプレゼンス情報に反映させることができる。また、リソースの状態が変化する度に、変化後のリソースの状態に基づくプレゼンス情報を自動的に他の通信端末に通知することができ、また、他の通信端末でリソースの状態が変化した場合も変化後のリソース状態に基づくプレゼンス情報の通知を当該他の通信端末から自動的に受けて、そのプレゼンス情報を表示することができる。
したがって、IP電話を利用できない状態にある通信端末へ、他の通信端末からIP電話による着信がなされることを回避できる。
また、インターネットと電話回線網とを接続し、通信端末からインターネット上に送出されたデータのIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換して電話回線網に送出するとともに、電話回線網上のデータをIPパケットに変換して通信端末に送信するVoIPゲートウェイと、VoIPゲートウェイによりインターネットと電話回線網とが接続され、かつ、SIPサーバによりVoIPゲートウェイが通信端末と接続された上で、電話回線網およびインターネットを介して通信端末との間でIP電話により互いに通信を行う1以上の電話機とをさらに有する通信システムにおいては、次のような構成としても良い。すなわち、SIPサーバは、プレゼンスサーバに対して通信端末のプレゼンス情報の取得要求を行うことで、取得要求を行った通信端末のプレゼンス情報をプレゼンスサーバから受信するプレゼンス情報取得要求部をさらに有し、接続処理部は、電話機から通信端末に向けてIP電話による発信があった場合、当該発信先の通信端末のプレゼンス情報をプレゼンス情報取得要求部を用いて取得し、当該発信先の通信端末のプレゼンス情報に基づいて当該発信先の通信端末の状態がIP電話を利用可能な状態であると判断した場合にのみ、電話機を発信先の通信端末に接続することとしても良い。
この構成によれば、SIPサーバは、通信端末のプレゼンス情報をプレゼンスサーバから取得し、そのプレゼンス情報に基づき通信端末がIP電話を利用可能な状態にないと判断した場合は、当該通信端末には電話機を接続しないことにしている。
したがって、IP電話を利用できない状態にある通信端末へ、プレゼンス情報を受信する機能を備えていない電話機からIP電話による着信がなされることも回避できる。
以上説明したように本発明によれば、IP電話を利用不可の状態にある通信端末がある場合、当該通信端末へのIP電話による着信がなされることを回避できるため、当該通信端末にて何らかの通信異常が発生することを防止できるという効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態による通信システムの構成を示す。
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態による通信システムは、通信端末10,20と、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ30と、プレゼンスサーバ40と、これらを相互に接続するインターネット50とを有している。なお、図1においては、通信端末10,20の2つが示されているが、通信端末の数は複数であれば特に制限はない。
通信端末10,20は、インターネット50上に配設されたSIPサーバ30により接続された上で、IP電話により互いに通信を行うPC、PDA、携帯電話等の汎用的な通信端末である。また、通信端末10,20は、自己の通信端末が管理、利用するリソース(マイク、レコーダ、ビデオカメラ、CPU、メモリ、HDD等)の状態を監視し、これらのリソース状態に基づくプレゼンス情報を、インターネット50上に配設されたプレゼンスサーバ40を中継して、相互に通知する。
SIPサーバ30は、通信端末10,20間でのIP電話による通信時に通信端末10,20間の接続処理を行う接続処理部31を有している。詳細には、接続処理部31は、通信端末10,20との間で発信、着信、切断等のシグナリング情報をやり取りし、そのシグナリング情報に基づき通信端末10,20間を接続、切断する処理を行う。接続処理部31により通信端末10,20間が接続された以降は、通信端末10,20間では、SIPサーバ30を中継せず、データ(音声、映像、ファイル等)のIPパケットをやり取りする。なお、本通信システムが三者通話が可能なシステムに適用される場合には、通信端末10,20間では、不図示のミキシングサーバ(音声をミキシングするもの)を経由してIPパケットをやり取りする場合もある。
プレゼンスサーバ40は、プレゼンス情報の中継処理を行う。詳細には、プレゼンスサーバ40は、通信端末10,20からプレゼンス情報を受信する機能や、通信端末10,20から他の通信端末のプレゼンス情報取得要求を受信する機能や、通信端末10,20に対し、その通信端末がプレゼンス情報の取得要求を行った他の通信端末のプレゼンス情報を配信する機能を備えている。
ここで、通信端末10,20の構成について説明する。なお、通信端末20の構成は図1からは省略されているが、通信端末20も通信端末10と同様の構成となっている。
通信端末10,20は、IP電話機能部12と、リソース状態監視部13と、プレゼンス情報生成部14と、プレゼンス情報送受信部15と、プレゼンス情報表示部16とを有している。これらの構成要素は、IP電話用ソフトウェア11の実行により実現されるものであるが、専用のハードウェアにより構成されても良い。
また、通信端末10,20は、IP電話機能以外の他の機能として、IP電話機能が利用するリソースを競合して利用するビデオ録画機能、ビデオカメラの画像を処理する画像処理機能の他、電子メール機能、チャット機能等が搭載されており、これら機能を実現する他のソフトウェアも格納されているが、これらのソフトウェアは図1からは省略されている。
IP電話機能部12は、IP電話による通信時に、自己の通信端末のデータ(自己の通信端末にて集音された音声、撮像された映像、自己の通信端末内に保存されているファイル等)をIPパケットに変換して他の通信端末に送信するとともに、他の通信端末のデータ(他の通信端末にて集音された音声、撮像された映像、他の通信端末内に保存されているファイル等)のIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換する処理を実行する。
リソース状態監視部13は、自己の通信端末が管理、利用するリソース(マイク、レコーダ、ビデオカメラ、CPU、メモリ、HDD等)の状態を監視し、そのリソースの状態をプレゼンス情報生成部14およびプレゼンス情報表示部16に通知する。なお、リソース状態監視部13は、リソースそのものを監視することとしても良く、また、リソースを競合して利用する他の機能(ビデオ録画機能等)の動作状況を監視することでリソースを監視することとしても良い。また、リソース状態監視部13は、リソース状態を1回目に監視した以降は、リソース状態が変化する度に、変化後のリソース状態をプレゼンス情報生成部14およびプレゼンス情報表示部16に通知するものとする。
プレゼンス情報生成部14は、リソース状態監視部13からリソース状態が通知される度に、通知されたリソース状態に基づいてプレゼンス情報を生成し、生成したプレゼンス情報をプレゼンス情報送受信部15に出力する。
プレゼンス情報送受信部15は、プレゼンス情報生成部14からプレゼンス情報が出力される度に、出力されたプレゼンス情報をプレゼンスサーバ40に送信する。また、プレゼンスサーバ40から他の通信端末のプレゼンス情報を受信し、プレゼンス情報表示部16に出力する。
プレゼンス情報表示部16は、リソース状態監視部13から通知されたリソースの状態を表示するとともに、プレゼンス情報送受信部15から出力された他の通信端末のプレゼンス情報を表示する。その他にも、IP電話機能部12がIP電話による通信時に上記の動作を実行する場合等において、ユーザに対して各種の指示内容を表示する。
なお、通信端末10,20は、ユーザ自身がユーザ状態(在席中、離席中、通話中、外出中等)を設定するためのユーザ設定手段も備えており、ユーザに設定されたユーザ状態をプレゼンス情報に含めて送受信することも可能であるが、このような技術は従来技術と何ら変わりはなく、本発明の本質的部分ではないため、図1からはユーザ設定手段およびそれに関連する構成要素は省略されている。
図2に、図1に示した通信システムの全体動作の一例を説明するフローチャートを示す。
図2を参照すると、通信端末10の起動後に、通信端末10内のIP電話機能部12がSIPサーバ30に対して通信端末10の電話番号を通知し、その電話番号の登録要求を行う(ステップ201)。
これを受けて、SIPサーバ30内の接続処理部31は、通信端末10の電話番号のエントリ情報として、IPアドレス、当該エントリ情報の登録保持期限の情報を、接続処理部31内に備えられたテーブルに登録する(ステップ202)。接続処理部31内のテーブルの一例を図3に示す。なお、図3において、上から3段目にエントリ情報が登録されている通信端末は電源が落ちている状態にあることを示している。また、ユーザIDおよびパスワードは、一旦登録されると、以降、電源が落ちたとしても削除されないものとする。
続いて、通信端末10内では、プレゼンス情報生成部14がリソース状態監視部13によるリソース状態の監視結果に基づくプレゼンス情報を生成し、プレゼンス情報送受信部15がプレゼンスサーバ40にプレゼンス情報を送信し、そのプレゼンス情報の登録要求を行う(ステップ203)。この時点では、通信端末10は、起動直後で、IP電話の利用が可能な状態であるため、通信端末10のプレゼンス情報の内容は着信可となる。
これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内に備えられたテーブルに登録する(ステップ204)。
続いて、通信端末10内では、プレゼンス情報送受信部15がプレゼンスサーバ40に通信端末20のプレゼンス情報の取得要求を行い(ステップ205)、これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末20のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内のテーブルから読み出し、通信端末10に配信する(ステップ206,207)。この時点では、通信端末20は、電源が落ちている状態であるため、通信端末20のプレゼンス情報の内容はオフラインとなる。
一方、通信端末20の起動後には、通信端末20内のIP電話機能部12がSIPサーバ30に対して通信端末20の電話番号を通知し、その電話番号の登録要求を行い(ステップ208)、これを受けて、SIPサーバ30内の接続処理部31は、通信端末20の電話番号のエントリ情報として、IPアドレス、当該エントリ情報の登録保持期限の情報を、接続処理部31内に備えられたテーブルに登録する(ステップ209)。
続いて、通信端末20内では、プレゼンス情報生成部14がリソース状態監視部13によるリソース状態の監視結果に基づくプレゼンス情報を生成し、プレゼンス情報送受信部15がプレゼンスサーバ40にプレゼンス情報を送信し、そのプレゼンス情報の登録要求を行う(ステップ210)。この時点では、通信端末20は、起動直後で、IP電話の利用が可能な状態であるため、通信端末20のプレゼンス情報の内容は着信可となる。
これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末20のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内に備えられたテーブルに登録する(ステップ211)。さらに、プレゼンスサーバ40は、通信端末20のプレゼンス情報の取得要求を行っている全ての装置(ここでは通信端末10のみとする)に対して、通信端末20のプレゼンス情報を配信する(ステップ212)。この時点では、通信端末20のプレゼンス情報の内容は着信可となる。
続いて、通信端末20内では、プレゼンス情報送受信部15がプレゼンスサーバ40に通信端末10のプレゼンス情報の取得要求を行い(ステップ213)、これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内のテーブルから読み出し、通信端末20に配信する(ステップ214,215)。この時点では、通信端末10のプレゼンス情報の内容は着信可となる。
ここで、通信端末10内で、録画が開始されると(ステップ216)、リソース状態監視部13がレコーダの状態が録画状態に変化したことを検知し、プレゼンス情報生成部14がレコーダの状態変化に基づくプレゼンス情報を生成し、プレゼンス情報送受信部15がプレゼンスサーバ40にプレゼンス情報を送信し、そのプレゼンス情報の登録要求を行い(ステップ217)。この時点では、通信端末10のプレゼンス情報の内容は録画中となる。
これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内に備えられたテーブルに登録する(ステップ218)。さらに、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報の取得要求を行っている全ての装置(ここでは通信端末20のみとする)に対して、通信端末10のプレゼンス情報を配信する(ステップ219)。
したがって、通信端末10が録画中となり、IP電話を利用不可の状態になった場合は、その旨を自動的に通信端末20へ通知することができるため、通信端末20から通信端末10へIP電話による着信がなされることを回避できる。
以下、リソース状態監視部13およびプレゼンス情報生成部14について詳細に説明する。
最初に、リソース状態監視部13について説明する。
図4に、リソース状態監視部13の動作の一例を説明するフローチャートを示す。
図4を参照すると、リソース状態監視部13は、IP電話機能部12が利用するリソースであるマイク、ビデオカメラ、レコーダのそれぞれについて、有効であるか(利用中でないか)、無効であるか(利用中であるか)、録画中であるか(ビデオ録画機能による録画中であるか)等を監視する(ステップ401)。
具体的には、リソースの状態を監視する方法としては、次の(1)〜(3)に例示した方法が考えられる。
(1)OS(Operating System)に実装されているインターフェースを利用する方法
OSに実装されているAPI(Application Program Interface)を利用して、リソースの状態を監視する。
例えば、ビデオカメラ向けに実装されているAPIを実行し、実行に失敗した場合はビデオカメラの利用不可と判断する。
また、音声入力用ソースの選択状況を取得するために実装されているAPIを実行し、その結果、マイクが選択されない場合はマイクの利用不可と判断する。
(2)他のソフトウェアから出力されるログファイルを利用する方法
IP電話機能部12とリソースを競合して利用する他の機能のソフトウェアから出力されるログファイルの内容に基づいて、リソースの状態を監視する。
例えば、ビデオ録画用ソフトウェアから出力されたログファイルに「録画開始」と記録されている場合は、レコーダが利用不可と判断し、ログファイルに「録画完了」と記録されている場合は、レコーダが利用可と判断する。
(3)IP電話用ソフトウェア11に状態通知用のAPIを実装する方法
IP電話用ソフトウェア11に状態通知用のAPIを実装し、IP電話機能部12とリソースを競合して利用する他の機能のソフトウェアから当該ソフトウェアの動作状態を状態通知用のAPIを介して通知してもらうことにより、リソースの状態を監視する。
例えば、ビデオ録画用ソフトウェアから録画開始時および録画完了時に、その旨を通知してもらえば、録画開始の通知を受けてから録画完了の通知を受けるまでの間は、レコーダが利用不可と判断する。
続いて、リソース状態監視部13は、ステップ401での監視が1回目の監視であれば(ステップ402)、その監視結果をプレゼンス情報生成部14およびプレゼンス情報表示部16に通知し(ステップ403)、1回目の監視でなければ、前回の監視結果との比較を行い(ステップ404)、前回から状態変化がなければ(ステップ405)、一定時間待機した後(ステップ406)、再度の監視を行う。ただし、前回から状態が変化していれば、ステップ401での監視結果をプレゼンス情報生成部14およびプレゼンス情報表示部16に通知する。
なお、リソース状態監視部13は、ステップ403において、ステップ401での監視結果に応じたコメントを併せて通知しても良い。例えば、リソース状態監視部13は、ビデオカメラを監視した結果、そのビデオカメラの状態が無効であった場合は、「ビデオカメラが接続されていません。」というコメントを通知し、また、レコーダを監視した結果、そのレコーダの状態が録画中であった場合は、「ビデオ録画中です。」というコメントを通知しても良い。
次に、プレゼンス情報生成部14について説明する。
図5に、プレゼンス情報生成部14の動作の一例を説明するフローチャートを示す。
図5を参照すると、プレゼンス情報生成部14は、リソース状態監視部13からのリソース状態の通知を受けると(ステップ501)、通知された情報を、プレゼンス情報生成部14内に備えられたテーブルに登録する(ステップ502)。プレゼンス情報生成部14内のテーブルの一例を図6に示す。なお、図6においては、監視対象のリソースが、マイク(mic)、ビデオカメラ(camera)、レコーダ(recorder)となっている。
続いて、プレゼンス情報生成部14は、テーブルに登録されている内容を所定のデータフォーマットに変換することでプレゼンス情報を生成し(ステップ503)、生成したプレゼンス情報をプレゼンス情報送受信部15に出力する(ステップ504)。
具体的には、プレゼンス情報を生成する方法としては、次の(1)、(2)に例示した方法が考えられる。
(1)監視対象のリソースのそれぞれの状態を示すプレゼンス情報を生成する方法
監視対象のリソースがマイク、ビデオカメラ、レコーダである場合、マイクの状態、ビデオカメラの状態、レコーダの状態を、それぞれ、所定のデータフォーマットに変換してプレゼンス情報を生成する。監視対象のリソースのそれぞれの状態を示すXML(eXtensible Markup Language)形式のプレゼンス情報の一例を図7に示す。なお、図7においては、マイクの状態が有効、ビデオカメラの状態が無効、レコーダの状態が録画中になっている。
(2)監視対象のリソースのそれぞれの状態に基づいて通信端末単体としての状態のみを示すプレゼンス情報を生成する方法
監視対象のリソースがマイク、ビデオカメラ、レコーダである場合、マイクの状態、ビデオカメラの状態、レコーダの状態に基づいて、通信端末単体としての状態のみを所定のデータフォーマットに変換してプレゼンス情報を生成する。通信端末単体としての状態のみを示すXML形式のプレゼンス情報の一例を図8に示す。なお、図8においては、通信端末の状態が録画中になっている。
図9に、監視対象のリソースのそれぞれの状態に基づいて、通信端末単体としての状態のみを示すプレゼンス情報を生成する場合の動作の一例を説明するフローチャートを示す。なお、図9においては、監視対象がマイク、ビデオカメラ、レコーダであるものとする。
図9を参照すると、プレゼンス情報生成部14は、レコーダの状態を確認し、レコーダの状態が録画中であれば(ステップ901)、通信端末の状態を録画中とする(ステップ902)。また、ステップ901において、レコーダの状態が待機中であれば、マイクの状態を確認し、マイクの状態が無効であれば(ステップ903)、通信端末の状態を着信不可とする(ステップ904)。また、ステップ903において、マイクの状態が有効であれば、ビデオカメラの状態を確認し、ビデオカメラの状態が無効であれば(ステップ905)、通信端末の状態を電話着信可とし(ステップ906)、逆にビデオカメラの状態が有効であれば、通信端末の状態をテレビ電話着信可とする(ステップ907)。
上述したように本実施形態においては、通信端末10,20は、自己の通信端末のIP電話機能部12が利用するリソースの状態に基づいてプレゼンス情報を生成しているため、これらのリソースがIP電話機能以外の他の機能によって占有されているためにIP電話を利用できないこともプレゼンス情報に反映させることができる。また、リソースの状態が変化する度に、変化後のリソースの状態に基づくプレゼンス情報を自動的に他の通信端末に通知することができ、また、他の通信端末でリソースの状態が変化した場合も変化後のリソース状態に基づくプレゼンス情報の通知を当該他の通信端末から自動的に受けて、そのプレゼンス情報を表示することができる。
したがって、例えば、通信端末10がIP電話を利用できない状態にある場合、通信端末20から通信端末10へIP電話による着信がなされることを回避できる。
なお、本実施形態においては、通信端末10,20は、プレゼンスサーバ40を中継せずに、プレゼンス情報を相互に直接通知する構成でも良い。この構成の場合、通信端末10,20内のプレゼンス情報送受信部15は、他の通信端末に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、当該他の通信端末から直接プレゼンス情報を取得する。また、この構成の場合、プレゼンスサーバ40を設ける必要はない。
(第2の実施形態)
図10に、本発明の第2の実施形態による通信システムの構成を示す。
図10を参照すると、本発明の第2の実施形態による通信システムは、通信端末10,20を通信端末10A,20Aに変更した点が図1に示した第1の実施形態とは異なる。なお、図10においては、通信端末10A,20Aの2つが示されているが、通信端末の数は複数であれば特に制限はない。
ここで、通信端末10A,20Aの構成について説明する。なお、通信端末20Aの構成は図10からは省略されているが、通信端末20Aも通信端末10Aと同様の構成となっている。
通信端末10A,20Aは、プレゼンス情報解析部17を追加した点が図1に示した通信端末10,20とは異なる。プレゼンス情報解析部17は、IP電話用ソフトウェア11の実行により実現されるものであるが、専用のハードウェアにより構成されても良い。
プレゼンス情報解析部17は、プレゼンス情報送受信部15にて受信された他の通信端末のプレゼンス情報を解析し、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて自己の通信端末の内部にて行われる以降の動作を決定する。
例えば、プレゼンス情報解析部17は、他の通信端末の状態がIP電話の利用が不可であると判断した場合、さらに、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて当該他の通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツール(電子メール、チャット等)を特定し、自己の通信端末から当該他の通信端末への発信を、特定した通信ツールで行うよう促す処理を行う。さらに、プレゼンス情報解析部17は、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて当該他の通信端末の種類(PC、PDA、携帯電話等)を特定し、自己の通信端末から当該他の通信端末へ特定した通信ツールで発信するに際し、当該他の通信端末の種類に応じて発信を行うよう促す処理を行う(他の通信端末の種類が携帯電話であり、他の通信端末で利用可能な通信ツールが電子メールである場合、電子メールでの発信を行う際にメッセージの文字数を制限する等)。
これに伴い、プレゼンス情報生成部15は、プレゼンス情報を生成する際に、自己の通信端末にて利用可能なIP電話以外の別の通信ツール(電子メールやチャット等)の種類およびアドレスをプレゼンス情報に含めることとし、さらに、自己の通信端末の種類をプレゼンス情報に含めることとする。
または、プレゼンス情報解析部17は、プレゼンス情報生成部14にて作成された自己の通信端末のプレゼンス情報を解析し、自己の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて自己の通信端末の内部にて行われる以降の動作を決定する。
例えば、プレゼンス情報解析部17は、自己の通信端末の状態がIP電話での通話は不可能であるが、IP電話での着信を留守番電話として録音することは可能であると判断した場合は、IP電話で着信を受けた時に留守番電話として録音させる制御を行う。
以下、プレゼンス情報解析部17について詳細に説明する。
図11に、プレゼンス情報解析部17の動作の一例を説明するフローチャートを示す。
図11を参照すると、プレゼンス情報解析部17は、プレゼンス情報送受信部15にて受信された他の通信端末のプレゼンス情報を解析し(ステップ1101)、当該他の通信端末がIP電話を利用不可の状態と判断した場合は(ステップ1102)、他の通信端末のプレゼンス情報に基づいて、当該他の通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを特定する。そして、自己の通信端末から当該他の通信端末への発信を、特定した別の通信ツールで行うよう促す処理を行う(ステップ1103)。
例えば、プレゼンス情報解析部17は、他の通信端末がIP電話を利用不可の状態と判断した時点で、「この通信端末では現在IP電話を利用することができません。電子メール(アドレス○○○)もしくはチャット(アドレス○○○)で通信してください。」等のコメントをプレゼンス情報表示部16に表示することができる。
また、プレゼンス情報解析部17は、他の通信端末がIP電話を利用不可の状態であることをプレゼンス情報解析部17内に備えられたテーブルに登録しておき、以降、そのような他の通信端末に対してIP電話機能部12が発信しようとしていると判断した時点で、上記のようなコメントをプレゼンス情報表示部16に表示することもできる。
さらに、プレゼンス情報解析部17は、IP電話を利用不可の他の通信端末に対してIP電話機能部12が発信しようとしていると判断した時点で、上記のようなコメントを表示するだけでなく、IP電話機能部12による発信動作を中止させ、かつ、別の通信ツールによる通信機能(電子メール機能やチャット機能等)を起動することもできる。
また、プレゼンス情報解析部17は、他の通信端末のプレゼンス情報に基づいて当該他の通信端末の種類(PC、PDA、携帯電話等)を特定し、自己の通信端末から当該他の通信端末へ特定した通信ツールで発信するに際し、当該他の通信端末の種類に応じて発信を行うよう促す処理を行うこともできる。例えば、他の通信端末で利用可能な通信ツールが電子メールであるが、他の通信端末の種類が携帯電話やPDAであり、画面に表示できるメッセージの文字数に制限があるような場合は、「この通信端末では現在IP電話を利用することができません。電子メール(アドレス○○○)で通信してください。その際には、メッセージの文字数をxxx以下にして下さい。」等のコメントをプレゼンス情報表示部16に表示することができる。
なお、プレゼンス情報解析部17は、プレゼンス情報生成部14にて作成された自己の通信端末のプレゼンス情報を解析し、自己の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて自己の通信端末の内部にて行われる以降の動作を決定することもできる。
例えば、プレゼンス情報解析部17は、自己の通信端末の状態がIP電話での通話は不可能であるが、IP電話での着信を留守番電話として録音することは可能であると判断した場合は、IP電話機能部12に対し、IP電話で着信を受けた時に留守番電話として録音させる制御を行う。
上述したように本実施形態においては、通信端末10A,20Aは、他の通信端末の状態がIP電話を利用できない状態にある場合、自己の通信端末から当該他の通信端末への発信を、当該他の通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールで行うよう促す処理を行う。
したがって、例えば、通信端末10AがIP電話を利用できない状態にある場合、通信端末10Aが利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを通信端末20Aのユーザに知らせることができる。それにより、通信端末20Aから通信端末10AへIP電話による着信がなされることを回避できることに加えて、通信端末20Aのユーザにとっては、IP電話で通信端末10Aと通信することができない場合にも、IP電話以外の別の通信ツールで通信端末10Aと通信することが保証されることになる。
なお、本実施形態においては、通信端末10A,20Aは、プレゼンスサーバ40を中継せずに、プレゼンス情報を相互に直接通知する構成でも良い。この構成の場合、通信端末10A,20A内のプレゼンス情報送受信部15は、他の通信端末に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、当該他の通信端末から直接プレゼンス情報を取得する。また、この構成の場合、プレゼンスサーバ40を設ける必要はない。
(第3の実施形態)
図12に、本発明の第3の実施形態による通信システムの構成を示す。
図12を参照すると、本発明の第3の実施形態による通信システムは、電話機60およびVoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイ70を追加した点、SIPサーバ30をSIPサーバ30Aに変更した点が図1に示した第1の実施形態とは異なる。なお、図12においては、通信端末10,20の2つが示されているが、通信端末の数は複数であれば特に制限はなく、また、電話機60が1つ示されているが、電話機60の数は1以上であれば特に制限はない。また、通信端末10,20の代わりに図10に示した通信端末10A,20Aを設けても良い。
VoIPゲートウェイ70は、インターネット50と不図示の電話回線網とを接続し、通信端末10,20からインターネット50上に送出されたデータ(通信端末10,20にて集音された音声、撮像された映像、他の通信端末内に保存されているファイル等)のIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換して電話回線網に送出するとともに、電話回線網上のデータ(電話回線網に接続されている電話機60にて集音された音声等)をIPパケットに変換して通信端末10,20に送信する。
電話機60は、プレゼンス情報の生成・送受信等の機能を備えていない固定電話機、携帯電話機等である。この電話機60は、VoIPゲートウェイ70によりインターネットと電話回線網とが接続され、かつ、SIPサーバ30によりVoIPゲートウェイ70が通信端末10,20接続された上で、電話回線網およびインターネットを介して通信端末10,20との間でIP電話により互いに通信を行うことが可能となる。
SIPサーバ30Aは、プレゼンス情報取得要求部32を追加した点が図1に示したSIPサーバ30とは異なる。このプレゼンス情報取得要求部32は、プレゼンスサーバ40に対して通信端末10,20のプレゼンス情報の取得を要求することで、取得要求を行った通信端末10,20のプレゼンス情報の配信をプレゼンスサーバ40から受ける。
接続処理部31は、通信端末10,20およびVoIPゲートウェイ70との間で発信、着信、切断等のシグナリング情報をやり取りし、そのシグナリング情報に基づき通信端末10,20とVoIPゲートウェイ70との間を接続、切断する処理を行う。接続処理部31により通信端末10,20とVoIPゲートウェイ70との間が接続された以降は、通信端末10,20とVoIPゲートウェイ70との間では、SIPサーバ30を中継せず、データ(音声、映像、ファイル等)のIPパケットをやり取りする。なお、本通信システムが三者通話が可能なシステムに適用される場合には、通信端末10,20とVoIPゲートウェイ70と間では、不図示のミキシングサーバ(音声をミキシングするもの)を経由してIPパケットをやり取りする場合もある。
また、接続処理部31は、プレゼンス情報取得要求部32が設けられたことに伴い、電話機60から通信端末10,20に向けた発信があった場合、通信端末10,20のプレゼンス情報をプレゼンス情報取得要求部32を用いて取得し、通信端末10のプレゼンス情報に基づき通信端末10がIP電話を利用可能な状態にあると判断した場合にのみ、電話機60を通信端末10に接続することとする。
図13に、図12に示した通信システムの全体動作の一例を説明するフローチャートを示す。ここでは、通信端末20の電源は落ちたままの状態であるものとする。
図13を参照すると、通信端末10の起動後に、通信端末10内のIP電話機能部12がSIPサーバ30に対して通信端末10の電話番号を通知し、その電話番号の登録要求を行う(ステップ1301)。
これを受けて、SIPサーバ30内の接続処理部31は、通信端末10の電話番号のエントリ情報として、IPアドレス、着信不可フラグ(通信端末10がIP電話の利用が不可であるかを示すフラグ。この時点ではOFFとする。)、当該エントリ情報の登録保持期限の情報を、接続処理部31内に備えられたテーブルに登録する(ステップ1302)。接続処理部31内のテーブルの一例を図14に示す。なお、図14において、上から3段目にエントリ情報が登録されている通信端末は電源が落ちている状態にあることを示している。また、ユーザIDおよびパスワードは、一旦登録されると、以降、電源が落ちたとしても削除されないものとする。
続いて、通信端末10内では、プレゼンス情報生成部14がリソース状態監視部13によるリソース状態の監視結果に基づいて上記の着信不可フラグを含むプレゼンス情報を生成し、プレゼンス情報送受信部15がプレゼンスサーバ40にプレゼンス情報を送信し、そのプレゼンス情報の登録要求を行う(ステップ1303)。この時点では、通信端末10は起動直後であるため、IP電話の利用が可能な状態である。そのため、プレゼンス情報に含める通信端末10の状態をオンライン、着信不可フラグをOFFとする。このときのXML形式のプレゼンス情報の一例を図15に示す。なお、図15においては、監視対象のリソースのそれぞれの状態に基づく通信端末単体としての状態はオンラインになっている。
これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内に備えられたテーブルに登録する(ステップ1304)。
続いて、SIPサーバ30A内では、プレゼンス情報取得要求部32がプレゼンスサーバ40に通信端末10のプレゼンス情報の取得要求を行い(ステップ1305)、これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内のテーブルから読み出し、SIPサーバ30Aに配信する(ステップ1306,1307)。SIPサーバ30A内では、接続処理部31が、プレゼンス情報取得要求部32にて受信された通信端末10のプレゼンス情報を、接続処理部31内に備えられたテーブルに登録する(ステップ1308)。この時点では、通信端末10のプレゼンス情報に含まれる着信不可フラグはOFFとなる。
この状態で、電話機60から通信端末10に向けた発信があった場合(ステップ1309)、SIPサーバ30A内では、接続処理部31がテーブルに登録された着信不可フラグを参照する。この時点では、着信不可フラグがOFFであるため、接続処理部31は、電話機60を通信端末10に接続する通常動作を行う(ステップ1310)。
ここで、通信端末10内で、録画が開始されると(ステップ1311)、リソース状態監視部13がレコーダの状態が録画状態に変化したことを検知し、プレゼンス情報生成部14がレコーダの状態変化に基づくプレゼンス情報を生成し、プレゼンス情報送受信部15がプレゼンスサーバ40にプレゼンス情報をし、そのプレゼンス情報の登録要求を行う(ステップ1312)。この時点では、プレゼンス情報に含める通信端末10の状態を録画中、着信不可フラグをONとする。このときのXML形式のプレゼンス情報の一例を図16に示す。なお、図16においては、監視対象のリソースのそれぞれの状態に基づく通信端末単体としての状態は録画中になっている。
これを受けて、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報を、プレゼンスサーバ40内に備えられたテーブルに登録する(ステップ1313)。さらに、プレゼンスサーバ40は、通信端末10のプレゼンス情報の取得要求を行っている全ての装置(ここではSIPサーバ30Aのみとする)に対して、通信端末10のプレゼンス情報を配信する(ステップ1314)。SIPサーバ30A内では、接続処理部31が、プレゼンス情報取得要求部32にて受信された通信端末10のプレゼンス情報を、接続処理部31内に備えられたテーブルに登録する(ステップ1315)。この時点では、通信端末10のプレゼンス情報に含まれる着信不可フラグはONとなる。
この状態で、電話機60から通信端末10に向けた発信があった場合(ステップ1316)、SIPサーバ30A内では、接続処理部31がテーブルに登録された着信不可フラグを参照する。この時点では、着信不可フラグがONであるため、接続処理部31は、電話機60を通信端末10に接続せず(ステップ1317)、電話機60に対してはエラーを返す。
したがって、通信端末10が録画中となり、IP電話を利用不可の状態になった場合は、電話機60から通信端末10へのIP電話による発信があったとしても、電話機60が通信端末10に接続されることがないため、電話機60から通信端末10へIP電話による着信がなされることを回避できる。
以下、SIPサーバ30Aについて詳細に説明する。ここでは、通信端末20の電源は落ちたままの状態であるものとし、通信端末10に関連する動作について説明する。
図17に、SIPサーバ30Aにおいて、通信端末10がエントリ情報の登録に関する操作を行った場合の動作の一例を説明するフローチャートを示す。
図17を参照すると、まず、SIPサーバ30Aは、通信端末10がエントリ情報の登録に関する操作を行うと、その操作内容を判断する(ステップ1100)。例えば、通信端末10を起動した直後における、エントリ情報の新規登録に関する操作であれば新規登録処理を行い、また、エントリ情報の新規登録が終了した後における、エントリ情報の登録更新に関する操作であれば登録更新処理を行い、また、通信端末10の電源を停止する時における、エントリ情報の登録解除に関する操作であれば登録解除処理を行う。なお、エントリ情報に設定されている登録保持期限が経過した場合も登録解除処理を行う。
新規登録処理においては、SIPサーバ30A内では、接続処理部31が、通信端末10の電話番号のエントリ情報として、IPアドレス、着信不可フラグ(OFF)、当該エントリ情報の登録保持期限の情報を、接続処理部31内に備えられたテーブルに新規に追加する(ステップ1702)。その後、プレゼンス情報取得要求部32がプレゼンスサーバ40に対し通信端末10のプレゼンス情報の取得要求を行う(ステップ1703)。
登録更新処理においては、SIPサーバ30A内では、接続処理部31が、通信端末10の電話番号のエントリ情報としてテーブルに登録されている登録保持期限を延長する(ステップ1704)。この場合、プレゼンスサーバ40に対する通信端末10のプレゼンス情報の取得要求はすでになされている。
登録解除処理においては、SIPサーバ30A内では、プレゼンス情報取得要求部32が通信端末10のプレゼンス情報の取得解除要求をプレゼンスサーバ40に対して行う(ステップ1705)。その後、接続処理部31が、通信端末10の電話番号のエントリ情報としてテーブルに登録されている情報のうち、IPアドレス、着信不可フラグ、登録保持期限の情報を削除する(ステップ1706)。
図18に、SIPサーバ30Aにおいて、プレゼンスサーバ40からプレゼンス情報を受信した場合の動作の一例を説明するフローチャートを示す。
図18を参照すると、SIPサーバ30A内では、接続処理部31が、プレゼンス情報取得要求部32によりプレゼンスサーバ40から受信した通信端末10のプレゼンス情報に含まれる電話番号を確認し、その電話番号が接続処理部31内に備えられたテーブルに登録されていれば(ステップ1801)、その電話番号のエントリ情報としてテーブルに登録されている着信不可フラグの内容を、プレゼンスサーバ40から受信したプレゼンス情報に含まれる着信不可フラグの内容と比較する。その結果、その電話番号の着信不可フラグの内容が変更されていれば(ステップ1802)、その電話番号のエントリ情報としてテーブルに登録されている着信不可フラグの内容を変更する(ステップ1803)。
図19に、SIPサーバ30Aにおいて、電話機60からのIP電話による発信を受けた場合の動作の一例を説明するフローチャートを示す。
図19を参照すると、SIPサーバ30A内では、電話機60からのIP電話による発信があると、接続処理部31が、その発信先の電話番号(ここでは、通信端末10の電話番号とする)を確認し、その電話番号のエントリ情報としてIPアドレスが接続処理部31内に備えられたテーブルに登録されていれば(ステップ1901)、その電話番号のエントリ情報として登録されている着信不可フラグの内容を確認する。その結果、着信不可フラグの内容がOFFであれば(ステップ1902)、電話機60を通信端末10に接続する通常動作を行い(ステップ1903)、逆に着信不可フラグの内容がONであれば、電話機60を通信端末10に接続せず、電話機60に対してはエラーを返す(ステップ1904)。
上述したように本実施形態においては、SIPサーバ30Aは、通信端末10,20のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ40から取得し、そのプレゼンス情報に基づき通信端末10,20がIP電話を利用可能な状態にないと判断した場合は、IP電話を利用不可状態の通信端末には電話機60を接続しないことにしている。
したがって、例えば、通信端末10がIP電話を利用できない状態にある場合、電話機60がプレゼンス情報を受信する機能を備えていなくても、電話機60から通信端末10へIP電話による着信がなされることも回避できる。
なお、本実施形態においては、プレゼンスサーバ40を中継せずに、プレゼンス情報を相互に直接通知する構成でも良い。この構成の場合、通信端末10,20内のプレゼンス情報送受信部15は、他の通信端末に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、当該他の通信端末から直接プレゼンス情報を取得し、また、SIPサーバ30A内のプレゼンス情報取得要求部32は、通信端末10,20に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、通信端末10,20からプレゼンス情報を取得する。また、この構成の場合、プレゼンスサーバ40を設ける必要はない。
(第4の実施形態)
図20に、本発明の第4の実施形態による通信システムの構成を示す。
図20を参照すると、本発明の第4の実施形態による通信システムは、自動応答サーバ80を設けた点が図12に示した第3の実施形態とは異なる。なお、図20においては、通信端末10,20の2つが示されているが、通信端末の数は複数であれば特に制限はなく、また、電話機60が1つ示されているが、電話機60の数は1以上であれば特に制限はない。また、通信端末10,20の代わりに図10に示した通信端末10A,20Aを設けても良い。
自動応答サーバ80は、SIPサーバ30A内の接続処理部31が通信端末10,20ではIP電話を利用可能な状態にないと判断した場合に、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信を、その通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールで行うよう促す処理を行う。
これに伴い、SIPサーバ30A内の接続処理部31は、通信端末10,20の状態がIP電話を利用不可状態にあると判断した場合に、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信要求があると、その発信要求にIP電話利用不可状態の通信端末のプレゼンス情報を付加して自動応答サーバ80に送信する。
自動応答サーバ80は、IP電話利用不可状態の通信端末のプレゼンス情報を解析し、その通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを特定し、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信を、特定した別の通信ツールで行うよう促す音声メッセージを電話機60に送信する。
これに伴い、プレゼンス情報生成部15は、プレゼンス情報を生成する際に、自己の通信端末にて利用可能なIP電話以外の別の通信ツール(電子メールやチャット等)の種類およびアドレスをプレゼンス情報に含めることとする。
なお、自動応答サーバ80は、電話機60からの発信に対して、IP電話利用不可状態の通信端末に代わりに着信し、自動で電話機60音声メッセージを送信するものであるため、機能的にはIP電話端末と変わるところがない。そのため、通信端末10,20と同様に、PC、PDA等の汎用的な通信端末によって構成することもできる。
以下、自動応答サーバ80について詳細に説明する。ここでは、通信端末20の電源は落ちたままの状態であるものとし、通信端末10に関連する動作について説明する。
図21に、自動応答サーバ80の動作を説明するフローチャートを示す。
図21を参照すると、自動応答サーバ80は、電話機60からIP電話利用不可状態にある通信端末10への発信要求があった場合には、その発信要求に付加されてSIPサーバ30A内の接続処理部31から転送されてきた通信端末10のプレゼンス情報を受信し、受信した通信端末10のプレゼンス情報を解析し(ステップ2101)、通信端末10が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを特定する。そして、電話機60から通信端末10への発信を、特定した別の通信ツールで行うよう促す処理を行う(ステップ2102)。
例えば、自動応答サーバ80は、「この通信端末は現在IP電話を利用することができません。電子メールでアドレス○○○宛に発信するか、もしくはチャットでアドレス○○○宛に発信してください。」等の音声メッセージを、VoIPゲートウェイ70経由で電話機60に送ることができる。
上述したように本実施形態においては、自動応答サーバ80は、通信端末10,20がIP電話を利用できない状態にある場合、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信を、その通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールで行うよう促す処理を行う。
したがって、例えば、通信端末10がIP電話を利用できない状態にある場合、通信端末10が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを電話機60のユーザに知らせることができる。それにより、電話機60から通信端末10へIP電話による着信がなされることを回避できることに加えて、電話機60のユーザにとっては、IP電話で通信端末10と通信することができない場合にも、IP電話以外の別の通信ツールで通信端末10と通信することが保証されることになる。
なお、本実施形態においては、プレゼンスサーバ40を中継せずに、プレゼンス情報を相互に直接通知する構成でも良い。この構成の場合、通信端末10,20内のプレゼンス情報送受信部15は、他の通信端末に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、当該他の通信端末から直接プレゼンス情報を取得し、また、SIPサーバ30A内のプレゼンス情報取得要求部32は、通信端末10,20に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、通信端末10,20からプレゼンス情報を取得する。また、この構成の場合、プレゼンスサーバ40を設ける必要はない。
(第5の実施形態)
図22に、本発明の第5の実施形態による通信システムの構成を示す。
図22を参照すると、本発明の第5の実施形態による通信システムは、VoIPゲートウェイ70および自動応答サーバ80の代わりに、プレゼンス情報解析部71を内部に備えたVoIPゲートウェイ70Aを設けた点が図20に示した第4の実施形態とは異なる。なお、図22においては、通信端末10,20の2つが示されているが、通信端末の数は複数であれば特に制限はなく、また、電話機60が1つ示されているが、電話機60の数は1以上であれば特に制限はない。また、通信端末10,20の代わりに図10に示した通信端末10A,20Aを設けても良い。また、VoIPゲートウェイ70Aは、プレゼンス情報解析部71を設けた以外は、VoIPゲートウェイ70と同様の構成となっている。
プレゼンス情報解析部71は、自動応答サーバ80と略同様の動作を行うものである。すなわち、SIPサーバ30A内の接続処理部31が通信端末10,20ではIP電話を利用可能な状態にないと判断した場合に、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信を、その通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールで行うよう促す処理を行う。
これに伴い、SIPサーバ30A内の接続処理部31は、通信端末10,20の状態がIP電話を利用不可状態にあると判断した場合に、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信要求があると、その発信要求に対するエラーに含めてIP電話利用不可状態の通信端末のプレゼンス情報をプレゼンス情報解析部71に送信する。
プレゼンス情報解析部71は、IP電話利用不可状態の通信端末のプレゼンス情報を解析し、その通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを特定し、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信を、特定した別の通信ツールで行うよう促す音声メッセージを電話機60に送信する。
これに伴い、プレゼンス情報生成部15は、プレゼンス情報を生成する際に、自己の通信端末にて利用可能なIP電話以外の別の通信ツール(電子メールやチャット等)の種類およびアドレスをプレゼンス情報に含めることとする。
すなわち、本実施形態は、VoIPゲートウェイ70Aの内部に設けられたプレゼンス情報解析部71において、電話機60からIP電話利用不可状態の通信端末への発信をIP電話以外の別の通信ツールで行うよう促す処理を行う点、SIPサーバ30A内の接続処理部31からプレゼンス情報解析部71に対し、電話機60の発信要求に対するエラーに含めてプレゼンス情報が通知される点のみが第4の実施形態と異なるものであり、それ以外の動作は第4の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態においては、プレゼンスサーバ40を中継せずに、プレゼンス情報を相互に直接通知する構成でも良い。この構成の場合、通信端末10,20内のプレゼンス情報送受信部15は、他の通信端末に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、当該他の通信端末から直接プレゼンス情報を取得し、また、SIPサーバ30A内のプレゼンス情報取得要求部32は、通信端末10,20に対して直接プレゼンス情報取得要求を行い、通信端末10,20からプレゼンス情報を取得する。また、この構成の場合、プレゼンスサーバ40を設ける必要はない。
本発明の第1の実施形態による通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による通信システムの全体動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るSIPサーバ内の接続処理部に備えられたテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るリソース状態監視部の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るプレゼンス情報生成部の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末内のプレゼンス情報生成部に備えられたテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末内のプレゼンス情報生成部にて生成されたプレゼンス情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末内のプレゼンス情報生成部にて生成されたプレゼンス情報の他の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るプレゼンス情報生成部にて通信端末の状態を決定する場合の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による通信システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信端末内のプレゼンス情報解析部の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による通信システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態による通信システムの全体動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るSIPサーバ内の接続処理部内に備えられたテーブルの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末内のプレゼンス情報生成部にて生成されたプレゼンス情報の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信端末内のプレゼンス情報生成部にて生成されたプレゼンス情報の他の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るSIPサーバにおいて、通信端末がエントリ情報の登録に関する操作を行った場合の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るSIPサーバにおいて、プレゼンスサーバからプレゼンス情報を受信した場合の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るSIPサーバにおいて、電話機からの発信を受けた場合の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態による通信システムの構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る自動応答サーバの動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施形態による通信システムの構成を示す図である。
符号の説明
10,10A 通信端末
11 IP電話用ソフトウェア
12 IP電話機能部
13 リソース状態監視部
14 プレゼンス情報生成部
15 プレゼンス情報送受信部
16 プレゼンス情報表示部
17 プレゼンス情報解析部
20,20A 通信端末
30,30A SIPサーバ
31 接続処理部
32 プレゼンス情報取得要求部
40 プレゼンスサーバ
50 インターネット
60 電話機
70,70A VoIPゲートウェイ
71 プレゼンス情報解析部
80 自動応答サーバ

Claims (18)

  1. インターネットを介してIP電話により互いに通信を行うとともに、前記インターネットを介してプレゼンス情報を互いに通知する複数の通信端末と、前記インターネット上に配設され、IP電話により通信を行う前記通信端末間の接続処理を行う接続処理部を具備するSIPサーバと、前記インターネット上に配設され、前記プレゼンス情報の中継処理を行うプレゼンスサーバとを有してなる通信システムにおいて、
    前記通信端末は、
    IP電話による通信時に、自己の通信端末のデータをIPパケットに変換して他の通信端末に送信するとともに、他の通信端末のデータのIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換するIP電話機能部と、
    自己の通信端末が管理、利用するリソースの状態を監視するリソース状態監視部と、
    前記リソース状態監視部にて監視されたリソースの状態に基づいて前記プレゼンス情報を生成し、以降、リソースの状態が変化する度に、当該変化後のリソースの状態に基づいて前記プレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成部と、
    前記プレゼンス情報生成部にてプレゼンス情報が生成される度に、生成されたプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバに送信するとともに、前記プレゼンスサーバから他の通信端末のプレゼンス情報を受信するプレゼンス情報送受信部と、
    前記プレゼンス情報送受信部にて受信された他の通信端末のプレゼンス情報を表示するプレゼンス情報表示部とを有する通信システム。
  2. 前記通信端末は、
    前記プレゼンス情報送受信部にて受信された他の通信端末のプレゼンス情報を解析し、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて前記通信端末の内部にて行われる以降の動作を決定するプレゼンス情報解析部をさらに有する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記プレゼンス情報解析部は、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて、当該他の通信端末の状態がIP電話を利用不可の状態にあると判断した場合、さらに、当該他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて、当該他の通信端末にて利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを特定し、自己の通信端末から当該他の通信端末への発信を、特定した通信ツールで行うよう促す処理を行う、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記プレゼンス情報解析部は、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて、当該他の通信端末の種類を特定し、自己の通信端末から当該他の通信端末へ特定した通信ツールで発信するに際し、当該他の通信端末の種類に応じて発信を行うよう促す処理を行う、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記プレゼンス情報生成部は、自己の通信端末が利用可能なIP電話以外の通信ツールの種類およびアドレスと、自己の通信端末の種類とを前記プレゼンス情報に含める、請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記プレゼンス情報解析部は、前記プレゼンス情報生成部にて作成された自己の通信端末のプレゼンス情報を解析し、自己の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて自己の通信端末の内部にて行われる以降の動作を決定する、請求項2から5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記インターネットと電話回線網とを接続し、前記通信端末から前記インターネット上に送出されたデータのIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換して前記電話回線網に送出するとともに、前記電話回線網上のデータをIPパケットに変換して前記通信端末に送信するVoIPゲートウェイと、
    前記VoIPゲートウェイにより前記インターネットと前記電話回線網とが接続され、かつ、前記SIPサーバにより前記VoIPゲートウェイが前記通信端末と接続された上で、前記電話回線網および前記インターネットを介して前記通信端末との間でIP電話により互いに通信を行う1以上の電話機とをさらに有し、
    前記SIPサーバは、
    前記プレゼンスサーバに対して前記通信端末のプレゼンス情報の取得要求を行うことで、取得要求を行った通信端末のプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバから受信するプレゼンス情報取得要求部をさらに有し、
    前記接続処理部は、前記電話機から前記通信端末に向けてIP電話による発信があった場合、当該発信先の通信端末のプレゼンス情報を前記プレゼンス情報取得要求部を用いて取得し、当該発信先の通信端末のプレゼンス情報に基づいて当該発信先の通信端末の状態がIP電話を利用可能な状態であると判断した場合にのみ、前記電話機を発信先の通信端末に接続する、請求項1から6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. インターネットを介してIP電話により互いに通信を行うとともに、前記インターネットを介してプレゼンス情報を互いに通知する複数の通信端末と、前記インターネット上に配設され、IP電話により通信を行う前記通信端末間の接続処理を行う接続処理部を具備するSIPサーバとを有してなる通信システムにおいて、
    前記通信端末は、
    IP電話による通信時に、自己の通信端末のデータをIPパケットに変換して他の通信端末に送信するとともに、他の通信端末のデータのIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換するIP電話機能部と、
    自己の通信端末が管理、利用するリソースの状態を監視するリソース状態監視部と、
    前記リソース状態監視部にて監視されたリソースの状態に基づいて前記プレゼンス情報を生成し、以降、リソースの状態が変化する度に、当該変化後のリソースの状態に基づいて前記プレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成部と、
    前記プレゼンス情報生成部にてプレゼンス情報が生成される度に、生成されたプレゼンス情報を他の通信端末に送信するとともに、他の通信端末から当該他の通信端末のプレゼンス情報を受信するプレゼンス情報送受信部と、
    前記プレゼンス情報送受信部にて受信された他の通信端末のプレゼンス情報を表示するプレゼンス情報表示部とを有する通信システム。
  9. 前記通信端末は、
    前記プレゼンス情報送受信部にて受信された他の通信端末のプレゼンス情報を解析し、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて前記通信端末の内部にて行われる以降の動作を決定するプレゼンス情報解析部をさらに有する、請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記プレゼンス情報解析部は、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて、当該他の通信端末の状態がIP電話を利用不可の状態にあると判断した場合、さらに、当該他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて、当該他の通信端末にて利用可能なIP電話以外の別の通信ツールを特定し、自己の通信端末から当該他の通信端末への発信を、特定した通信ツールで行うよう促す処理を行う、請求項9に記載の通信システム。
  11. 前記プレゼンス情報解析部は、他の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて、当該他の通信端末の種類を特定し、自己の通信端末から当該他の通信端末へ特定した通信ツールで発信するに際し、当該他の通信端末の種類に応じて発信を行うよう促す処理を行う、請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記プレゼンス情報生成部は、自己の通信端末が利用可能なIP電話以外の通信ツールの種類およびアドレスと、自己の通信端末の種類とを前記プレゼンス情報に含める、請求項11に記載の通信システム。
  13. 前記プレゼンス情報解析部は、前記プレゼンス情報生成部にて作成された自己の通信端末のプレゼンス情報を解析し、自己の通信端末のプレゼンス情報の解析結果に基づいて自己の通信端末の内部にて行われる以降の動作を決定する、請求項9から12のいずれか1項に記載の通信システム。
  14. 前記インターネットと電話回線網とを接続し、前記通信端末から前記インターネット上に送出されたデータのIPパケットを受信し、受信したIPパケットを元のデータに変換して前記電話回線網に送出するとともに、前記電話回線網上のデータをIPパケットに変換して前記通信端末に送信するVoIPゲートウェイと、
    前記VoIPゲートウェイにより前記インターネットと前記電話回線網とが接続され、かつ、前記SIPサーバにより前記VoIPゲートウェイが前記通信端末と接続された上で、前記電話回線網および前記インターネットを介して前記通信端末との間でIP電話により互いに通信を行う1以上の電話機とをさらに有し、
    前記SIPサーバは、
    前記通信端末に対して当該通信端末のプレゼンス情報の取得要求を行うことで、当該通信端末のプレゼンス情報を当該通信端末から受信するプレゼンス情報取得要求部をさらに有し、
    前記接続処理部は、前記電話機から前記通信端末に向けてIP電話による発信があった場合、当該発信先の通信端末のプレゼンス情報を前記プレゼンス情報取得要求部を用いて取得し、当該発信先の通信端末のプレゼンス情報に基づいて当該発信先の通信端末の状態がIP電話を利用可能な状態であると判断した場合にのみ、前記電話機を発信先の通信端末に接続する、請求項8から13のいずれか1項に記載の通信システム。
  15. 前記プレゼンス情報生成部は、自己の通信端末がIP電話を利用可能であるか否かを示す着信不可フラグを前記プレゼンス情報に含めることとし、
    前記接続処理部は、前記電話機から前記通信端末に向けてIP電話による発信があった場合、当該発信先の通信端末のプレゼンス情報に含まれる着信不可フラグに基づいて当該発信先の通信端末の状態がIP電話を利用可能な状態であるかを判断する、請求項7または14に記載の通信端末。
  16. 前記接続処理部にて前記通信端末の状態がIP電話を利用不可の状態にあると判断された場合、当該通信端末のプレゼンス情報を前記接続処理部から受信して内容を解析し、前記電話機から当該通信端末への発信を、当該通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールで行うよう促す処理を行う自動応答サーバをさらに有する、請求項7,14または15に記載の通信システム。
  17. 前記VoIPゲートウェイは、
    前記接続処理部にて前記通信端末の状態がIP電話を利用不可の状態にあると判断された場合、当該通信端末のプレゼンス情報を前記接続処理部から受信して内容を解析し、前記電話機から当該通信端末への発信を、当該通信端末が利用可能なIP電話以外の別の通信ツールで行うよう促す処理を行うプレゼンス情報解析部をさらに有する、請求項7,14または15に記載の通信システム。
  18. 前記プレゼンス情報生成部は、自己の通信端末が利用可能なIP電話以外の通信ツールの種類およびアドレスを前記プレゼンス情報に含める、請求項16または17に記載の通信システム。
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