JP2007194993A - 交換機およびそのプレゼンス情報通知方法 - Google Patents

交換機およびそのプレゼンス情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高機能でない内線電話機であっても、電話をかける前に相手の状況を把握可能とすることで、利用者の利便性を高めることが可能な交換機およびそのプレゼンス情報通知方法を提供することを目的とする。
【解決手段】外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機との通話路を形成する呼制御部を有する交換機において、LANを介して接続されたプレゼンス対応端末として機能するPC電話機30からのプレゼンス変更通知をSIPプロトコル処理部13を介して受信して、PC電話機30の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断するプレゼンス制御部15と、プレゼンス情報が状態通知である判断されると内線電話機20に設けられたLEDを点灯制御する通知を、内線電話機プロトコル処理部12を介して内線電話機20へ送信するランプブロードキャスト制御部18とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機との通話路を形成する交換機およびそのプレゼンス情報通知方法に関する。
電話をかけようとしたときに、相手が、在席しているのか、会議などで離席しているのか、在席しているが電話に出ることができないのかをプレゼンス情報として、ネットワークに接続されたプレゼンスサーバなどで管理して、プレゼンス対応端末を操作する各利用者に提供することで利便性を高めた高付加価値サービスが増加しつつある(例えば、特許文献1参照)。
このプレゼンス情報は、それぞれの利用者が、プレゼンスサーバに、予め行動計画を登録したり、今からの行動を随時登録したりして、情報提供可能な状態としておけば、他の利用者はプレゼンスサーバからその相手の情報を通知して貰え、プレゼンス対応端末でその情報を知ることができるので、電話をかける前に在席か離席かなどの相手の状態を確認することができる。
特開2005−135216号公報
しかし、プレゼンス対応端末がない場合、机上にある内線電話機だけでは、プレゼンス情報を確認することができない。プレゼンス対応端末は、プレゼンス対応端末として機能するパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す。)やPDA(Personal Digital Assistance)などの表示能力の高く、高機能な装置を、LAN(Local Area Network)などのネットワークに接続してプレゼンスサーバと通信してプレゼンス情報の表示を行っている。従って、高度な機能を有していない内線電話機では、プレゼンス対応端末として機能させることができないので、電話をかけないと相手の状況を詳細に把握することができない。
そこで本発明の目的は、高機能でない内線電話機であっても、電話をかける前に相手の状況を把握可能とすることで、利用者の利便性を高めることが可能な交換機およびそのプレゼンス情報通知方法を提供する。
本発明は、ネットワーを介して接続されたプレゼンス対応端末から受信したプレゼンス情報が、プレゼンス対応端末の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断し、このプレゼンス情報が状態通知であると判断されると内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を、内線電話機へ送信することを特徴とする。
本発明の交換機は、プレゼンス対応端末から受信したプレゼンス情報を、内線電話機に設けられたランプを点灯制御することで通知するので、高機能でない内線電話機であっても、電話をかける前に相手の状況を把握することができる。よって、利用者の利便性を高めることが可能である。
本願の第1の発明は、外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機との通話路を形成する呼制御部を有する交換機において、ネットワークを介して接続されたプレゼンス対応端末から受信したプレゼンス情報が、プレゼンス対応端末の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断するプレゼンス制御部と、プレゼンス情報が状態通知であると判断されると内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を内線電話機へ送信するランプブロードキャスト制御部とを備えたことを特徴としたものである。
ネットワークを介して接続されたプレゼンス対応端末から交換機へプレゼンス情報が送信される。このプレゼンス情報を受信した交換機のプレゼンス制御部は、このプレゼンス情報が、プレゼンス対応端末の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断する。その結果、状態通知であれば、ランプブロードキャスト制御部がこの交換機に接続されている内線電話機にランプを点灯制御する通知を送信する。つまりランプを点灯させたり、点滅させたり、多色のランプであれば色を指定したりすることで、プレゼンス情報を伝達する。このように、プレゼンス対応端末からの状態通知を内線電話機のランプを点灯制御することで通知するので、プレゼンス対応端末の状態を内線電話機しかなくても知ることができる。
本願の第2の発明は、ランプブロードキャスト制御部は、ランプを点灯制御する通知を送信するときに、プレゼンス対応端末の状態を表示するように設定がされている内線電話機に送信する機能を備えたことを特徴としたものである。
ランプブロードキャスト制御部が、プレゼンス対応端末の状態を表示するように設定がされている内線電話機に、ランプを点灯制御する通知を送信するので、交換機に設定された内線電話機のみにプレゼンス対応端末の状態通知を通知することができる。
本願の第3の発明は、ランプブロードキャスト制御部は、ランプを点灯制御する通知を送信するときに、プレゼンス対応端末に割り当てられたサービスクラスと、内線電話機に割り当てられたサービスクラスとを比較し、送信の可否を決定する機能を備えたことを特徴としたものである。
例えば、プレゼンス対応端末を使用する利用者が、そのプレゼンス対応端末の状態を、内線電話機を使用する利用者によっては通知したくない場合がある。その場合に、ブロードキャスト制御部が、プレゼンス対応端末と、通知したくない利用者が使用する内線電話機とのサービスクラスを比較して、送信の可否を決定することで、選択された内線電話機のみに、プレゼンス対応端末の状態通知を送信することができる。
本願の第4の発明は、プレゼンス制御部は、ネットワークを介して接続されたプレゼンスサーバに、プレゼンス対応端末に関する状態通知を要求する開示要求を送信し、プレゼンス対応端末からのプレゼンス情報を、プレゼンスサーバを介して受信する機能を備えたことを特徴としたものである。
プレゼンスサーバがネットワークを介して接続されている場合に、プレゼンス制御部がプレゼンス対応端末に関する状態通知を要求する開示要求を送信する。プレゼンス対応端末は、その状態が変化すると状態通知をプレゼンスサーバへ送信する。プレゼンス対応端末から送信された状態通知を受信したプレゼンスサーバは、開示要求を送信した交換機にその状態通知を送信する。交換機のプレゼンス制御部が、この状態通知を受信してプレゼンス情報として制御することで、ランプの点灯制御する通知を内線電話機へ送信することが可能である。つまり、ネットワークにプレゼンスサーバが設置されている場合でも、交換機をプレゼンス対応端末のように機能させることで、状態通知を受信することができ、その内容を内線電話機へ通知することが可能である。
本願の第5の発明は、プレゼンス制御部は、プレゼンス対応端末から内線電話機に関する状態通知の送信を要求する開示要求を受信した後に、当該内線電話機の状態が変化すると、状態通知をプレゼンス情報としてプレゼンス対応端末へ送信する機能を備えたことを特徴としたものである。
プレゼンス制御部が、プレゼンス対応端末から内線電話機に関する状態通知の送信を要求する開示要求を受信した後に、その内線電話機の状態が変化すると、内線電話機の状態が変化したことを示す状態通知を、プレゼンス情報として、開示要求を送信したプレゼンス対応端末へ送信する。このように、内線電話機の状態が変化してもプレゼンス対応端末へ通知することができるので、机上に内線電話機しかなくてもプレゼンス情報を送信することができる。
本願の第6の発明は、プレゼンス制御部は、内線電話機のオンフック、オフフックまたは着信等の状態変化を検知したときに、その内線電話機に関する状態通知としてプレゼンス通知を、プレゼンス対応端末へ送信する機能を備えたことを特徴としたものである。
プレゼンス制御部が、内線電話機のオンフック、オフフックまたは着信等の状態変化を、その内線電話機に関する状態通知としてプレゼンス通知をプレゼンス対応端末へ送信するので、内線電話機が着信可能な状態であるか否かが、その内線電話機にプレゼンス対応端末から発信しなくても知ることができる。
本願の第7の発明は、呼制御部は、内線電話機から所定の特番および内線番号が状態参照要求として入力されると、その旨をプレゼンス制御部へ通知する機能を備え、プレゼンス制御部は、内線番号に対応した、他の内線電話機またはプレゼンス対応端末の状態を、状態参照要求を入力した内線電話機に設けた表示画面に呼制御部を介して表示させる機能を備えたことを特徴としたものである。
呼制御部が、内線電話機から所定の特番および内線番号が状態参照要求として入力されると、その旨をプレゼンス制御部へ通知する。そして通知を受けたプレゼンス制御部は、内線番号に対応した他の内線電話機、またはプレゼンス対応端末の状態を、状態参照要求を入力した内線電話機に設けた表示画面に表示させる。従って、例えば、プレゼンス対応端末が着信不可な状態であることを認識した後に、その理由を知りたい場合、そのプレゼンス対応端末に割り当てられた内線番号を所定の特番とともに入力することで、その内線電話機の表示画面に表示させることができるので、詳細情報を把握することができる。
本願の第8の発明は、呼制御部は、内線電話機から着信方法を設定する所定の特番が入力されると、着信方法を設定した内線電話機への着信を、着信方法の設定に基づいて変更する機能を備え、プレゼンス制御部は、着信方法が変更されたことを示すプレゼンス通知をプレゼンス対応端末へ送信する機能を備え、ランプブロードキャスト制御部は、着信方法の変更に基づいて、他の内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を送信する機能を備えたことを特徴としたものである。
利用者は、着信方法を設定する所定の特番を内線電話機に入力する。例えば、着信があっても拒否したい場合や、他の内線電話機へ転送したい場合や、アブセントメッセージを発信相手に通知したい場合など、その着信方法に応じた所定の特番を入力する。所定の特番が入力されると内線電話機は交換機へ送信する。特定の特番を入力した交換機の呼制御部は、この特番に応じた着信方法となるように、その内線電話機についての設定を変更する。そして、着信方法の設定が変更されたことを示すプレゼンス通知を、プレゼンス制御部がプレゼンス対応端末へ送信する。また、ランプブロードキャスト制御部が、着信方法の変更に基づいて、他の内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を送信する。従って、その内線電話機に発信しなくても、着信方法が変更されたことを知ることができる。
本願の第9の発明は、外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機との通話路を形成する交換機のプレゼンス情報通知方法において、ネットワーを介して接続されたプレゼンス対応端末から受信したプレゼンス情報が、プレゼンス対応端末の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断し、プレゼンス情報が状態通知であると判断されると内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を内線電話機へ送信するステップとを含むことを特徴としたものである。
ネットワークを介して接続されたプレゼンス対応端末から交換機へプレゼンス情報が送信される。このプレゼンス情報を受信した交換機は、このプレゼンス情報が、プレゼンス対応端末の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断する。その結果、状態通知であれば、この交換機に接続されている内線電話機にランプを点灯制御する通知を送信する。このように、プレゼンス対応端末からの状態通知を内線電話機のランプを点灯させたり、点滅させたり、多色のランプであれば色を指定したりすることで通知するので、プレゼンス対応端末の状態を内線電話機しかなくても知ることができる。
本願の第10の発明は、ランプを点灯させる通知を送信するときに、プレゼンス対応端末の状態を表示するように設定がされている内線電話機に送信することを特徴としたものである。
プレゼンス対応端末の状態を表示するように設定がされている内線電話機に、ランプを点灯させる通知を送信するので、交換機に設定された内線電話機のみにプレゼンス対応端末の状態通知を通知することができる。
本願の第11の発明は、ランプを点灯制御する通知を送信するときに、プレゼンス対応端末に割り当てられたサービスクラスと、内線電話機に割り当てられたサービスクラスとを比較し、送信の可否を決定することを特徴としたものである。
例えば、プレゼンス対応端末を使用する利用者が、そのプレゼンス対応端末の状態を、内線電話機を使用する利用者によっては通知したくない場合がある。その場合に、プレゼンス対応端末と、通知したくない利用者が使用する内線電話機とのサービスクラスを比較して、送信の可否を決定することで、選択された内線電話機のみに、プレゼンス対応端末の状態通知を送信することができる。
本願の第12の発明は、ネットワークを介して接続されたプレゼンスサーバに、プレゼンス対応端末に関する状態通知を要求する開示要求を送信し、プレゼンス対応端末からのプレゼンス情報を、プレゼンスサーバを介して受信することを特徴としたものである。
プレゼンスサーバがネットワークを介して接続されている場合に、プレゼンス対応端末に関する状態通知を要求する開示要求を送信する。プレゼンス対応端末は、その状態が変化すると状態通知をプレゼンスサーバへ送信する。プレゼンス対応端末から送信された状態通知を受信したプレゼンスサーバは、開示要求を送信した交換機にその状態通知を送信する。交換機が、この状態通知を受信してプレゼンス情報として制御することで、ランプの点灯や点滅などを指示する通知を内線電話機へ送信することが可能である。つまり、ネットワークにプレゼンスサーバが設置されている場合でも、交換機をプレゼンス対応端末のように機能させることで、状態通知を受信することができ、その内容を内線電話機へ通知することが可能である。
本願の第13の発明は、プレゼンス対応端末から内線電話機に関する状態通知の送信を要求する開示要求を受信し、その後、当該内線電話機の状態が変化すると、状態通知をプレゼンス情報としてプレゼンス対応端末へ送信することを特徴としたものである。
プレゼンス対応端末から内線電話機に関する状態通知の送信を要求する開示要求を受信した後に、その内線電話機の状態が変化すると、内線電話機の状態が変化したことを示す状態通知を、プレゼンス情報として、開示要求を送信したプレゼンス対応端末へ送信する。このように、内線電話機の状態が変化してもプレゼンス対応端末へ通知することができるので、机上に内線電話機しかなくてもプレゼンス情報を送信することができる。
本願の第14の発明は、内線電話機のオンフック、オフフック、または着信等の状態変化を検知したときに、その内線電話機に関する状態通知としてプレゼンス情報を、プレゼンス対応端末へ送信することを特徴としたものである。
内線電話機のオンフック、オフフック、または着信等の状態変化を、その内線電話機に関する状態通知としてプレゼンス対応端末へ送信するので、内線電話機が着信可能な状態であるか否かが、その内線電話機にプレゼンス対応端末から発信しなくても知ることができる。
本願の第15の発明は、内線電話機から所定の特番入力および内線番号が状態参照要求として入力されたことを検知すると、内線番号に対応した、他の内線電話機またはプレゼンス対応端末の状態を、状態参照要求を入力した内線電話機に設けた表示画面に表示させることを特徴としたものである。
内線電話機から所定の特番および内線番号が状態参照要求として入力されると、内線番号に対応した他の内線電話機の状態を、状態参照要求を入力した内線電話機に設けた表示画面に表示させる。従って、例えば、プレゼンス対応端末が着信不可な状態であることを認識した後に、その理由を知りたい場合、そのプレゼンス対応端末に割り当てられた内線番号を所定の特番とともに入力することで、その内線電話機の表示画面に表示させることができるので、詳細情報を把握することができる。
本願の第16の発明は、内線電話機から着信方法を設定する所定の特番が入力されたことを検知すると、着信方法を設定した内線電話機への着信を前記着信方法の設定に基づいて変更し、着信方法が変更されたことを示すプレゼンス通知をプレゼンス対応端末へ送信するとともに、他の内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を送信することを特徴としたものである。
利用者は、着信方法を設定する所定の特番を内線電話機に入力する。例えば、着信があっても拒否したい場合や、他の内線電話機へ転送したい場合や、アブセントメッセージを発信相手に通知したい場合など、その着信方法に応じた所定の特番を入力する。所定の特番が入力されると内線電話機は交換機へ送信する。特定の特番を入力した交換機は、この特番に応じた着信方法となるように、その内線電話機についての設定を変更する。そして、着信方法の設定が変更されたことを示すプレゼンス通知を、プレゼンス対応端末へ送信する。また、交換機が、この着信方法の変更に基づいて、他の内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を送信する。従って、その内線電話機に発信しなくても、着信方法が変更されたことを知ることができる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係る交換機を図1から図9に基づいて説明する。まずは、本発明の実施の形態に係る交換機が設置された交換機システムの構成を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る交換機システムの構成を説明する図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る交換機システム1は、企業や施設などに設置され、外線と内線、または内線同士の接続を行う交換機10を中心として、非プレゼンス対応端末である複数の内線電話機20と、プレゼンス対応端末であるPC電話機30と、プレゼンスサーバ40とが、ネットワークの一例であるLAN50を介して接続されている。交換機システム1における、2台の内線電話機20と、PC電話機30とは、それぞれ別々の部屋に設置され、お互いその利用者の状態を把握することが困難な位置に設置されている。
なおLAN50においては、ハブやルータなどのネットワーク集線装置やネットワーク中継装置は図示していない。また内線電話機20は2台、PC電話機30は1台しか図示していないが、それ以上でもよい。
次に内線電話機20について説明する。図2は、図1の内線電話機を説明する図である。内線電話機20は、IP(Internet Protocol)電話機であり、内線番号「101」と、内線番号「102」とに、それぞれ割り当てられている。内線電話機20は、例えば図2に示すように、内線電話機本体21には、発信先電話機番号などを入力するための数字キー22や、ピックアップや通話を保留する際に使用される機能キー23や、発信するときや着信応答する際に、外線や内線を選択する回線選択キー24などの操作キーが設けられている。
また、内線電話機本体21の表示部としては、回線選択キー24ごとに隣接させて設けられたランプであるLED(Light Emitting Diode)25と、ドット表示の面積が小さいLCD(Liquid Crystal Display)26とを備えている。LED25は、緑色と赤色との2色発光するLEDである。
図1に戻って、PC電話機30は、PCにプレゼンス対応端末として機能するアプリケーションを動作させており、ヘッドセットを接続して電話機としても機能させている。PC電話機30は、内線番号「200」が割り当てられている。本実施の形態ではプレゼンス対応端末としてPCを用いているが、プレゼンス情報をLAN50経由で送受信でき表示可能であれば電話機型の端末装置を用いてもよい。
次に、この交換機システムに設置される交換機10について図3に基づいて詳細に説明する。図3は、図1の交換機の構成を説明する図である。交換機10は、LANインタフェース11と、内線電話機プロトコル処理部12と、SIP(Session Initiation Protocol)プロトコル処理部13と、呼制御部14と、プレゼンス制御部15と、リソース管理部16と、データ管理部17と、ランプブロードキャスト制御部18とを備えている。
LANインタフェース11は、LAN50と接続して通信し、内線電話機20との通信データは内線電話機プロトコル処理部12と、プレゼンス対応端末として動作するPC電話機30との通信データはSIPプロトコル処理部13と送受信する。このLANインタフェース11としては、100Base−Tや、1000Base−Tなどを使用することができるが、内線電話機20やPC電話機30と通信可能であれば、USB(Universal Serial Bus)やその他の独自のインタフェースとしてもよい。
内線電話機プロトコル処理部12は、内線電話機20と、LANインタフェース11を介して通信する機能を有している。
SIPプロトコル処理部13は、プレゼンス対応端末として機能するPC電話機30や、図1では図示していない他の交換機と通信する機能を有している。呼制御部14は、外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機20との通話路を形成する機能を有し、内線電話機プロトコル処理部12を介して通信する。また、プレゼンス制御部15からの指示により内線電話機20に設けられた表示画面に、他の内線電話機20の状態またはPC電話機30の状態を表示させる機能を備えている。
プレゼンス制御部15は、SIPプロトコル処理部13を介して受信したプレゼンス情報を解析したり、SIPプロトコル処理部13を介してプレゼンス情報を送信したりする機能を有している。リソース管理部16は、呼制御部14から通知を受け、内線および外線の各回線の空き塞がりの管理を行う機能を有している。
データ管理部17は、交換機10のシステム設定データや、内線電話機20およびPC電話機30ごとの設定データの管理を行う機能を有している。ランプブロードキャスト制御部18は、プレゼンス制御部15またはリソース管理部16からの通知による内線電話機20のLED25の点灯制御を行う機能を有している。
以上のように構成される交換機10が設置された交換機システム1の動作を、更に図4から図9に基づいて説明する。なお、図4から図9において、交換機10が通信するときには、LANインタフェース11を介在させて行われるが、図4から図9においては、LANインタフェース11を図示していない。
図4に示すように、まずPC電話機30の状態を内線電話機20へ通知する際に交換機10がプレゼンスサーバとして機能するときの動作を図4に基づいて説明する。図4は、図1の交換機がプレゼンスサーバとして機能する動作を説明する図である。
内線番号「200」に割り当てられたPC電話機30の利用者が退席するので、PC電話機30を操作して「退席中」を設定する。この設定によりPC電話機30は、「退席中」を示すプレゼンス情報を、プレゼンス変更(Publish)として交換機10へ送信する(S100)。
交換機10のSIPプロトコル処理部13は、受信したデータがプレゼンス情報であることから、その通知をそのままプレゼンス制御部15へ通知する(S110)。
プレゼンス制御部15は、受信したプレゼンス情報を解析し、PC電話機30の状態が変化したことを示す状態通知として送信されたプレゼンス変更(Publish)であると判断すると、内線番号「200」に関して「退席中」を示すLED25の点灯をランプブロードキャスト制御部18へ指示する(S120)。
ランプブロードキャスト制御部18は、データ管理部17(図4では図示せず)で内線番号「200」に関してLED25の表示設定をしている内線電話機20(内線番号「101」,「102」)の検索を行う。これは、内線電話機20とPC電話機30とが、同じ部門に設置されているとか、関係する部門に設置されているとかで、PC電話機30の状態を知りたい内線電話機20の利用者に応じて交換機10のデータ管理部17に設定されており、データ管理部17で検索することで、通知すべき内線電話機20を抽出するものである。そして、検索を行った結果、表示設定している内線電話機20の抽出が完了すると、その内線電話機20のサービスクラスと、PC電話機30とのサービスクラスとを比較する(S130)。
サービスクラスを比較した結果、PC電話機30のサービスクラスが、内線電話機20のサービスクラスより小さい場合は、通知不可とする。反対に、PC電話機30のサービスクラスが、内線電話機20のサービスクラスと等しいか、または大きい場合には、通知可として内線電話機プロトコル処理部12へLED25の点灯を通知する。この場合のLED25の点灯としては「退席中」であるため内線使用不可を意味する赤色点灯を指示するのが望ましい(S140)。
内線電話機プロトコル処理部12は、ブロードキャスト制御部18から内線電話機20のLED25の点灯の通知を受けると、内線番号「101」および内線番号「102」に割り当てられたそれぞれの内線電話機20へLED25を点灯するLED制御を行う(S150)。
内線電話機20は、交換機10からLED25の点灯の通知を受信することで、この通知で指定されたLED25を赤色に点灯させる。内線電話機20の利用者は、この赤色になった内線番号「200」に表示設定されたLED25を見て、使用不可であることを知ることができる(S160)。
このように、プレゼンス対応端末として機能するPC電話機30からの「退席中」を示す状態通知を、内線電話機20のLED25を点灯制御することで通知するので、PC電話機30の状態を内線電話機20からPC電話機30へ電話しなくても知ることができる。
また、PC電話機30の状態が、プレゼンスサーバ40を介在させずに内線電話機20へ通知するように動作させることで、交換機10をプレゼンスサーバとして機能させることができるので、交換機システム1としてプレゼンスサーバ40が不要である。また、PC電話機30と内線電話機20のそれぞれに割り当てられたサービスクラスを比較して、ランプを点灯制御する通知の送信の可否を決定しているので、例えば、PC電話機30を使用する会社の社長の行動を、内線電話機20を使用する社員に逐次知られることがない。
次に、プレゼンスサーバ40を介在させてPC電話機30の状態通知を内線電話機20へ通知する手順を図5に基づいて説明する。つまり見る側(Watcher)として交換機10を機能させる場合を図5に基づいて説明する。図5は、図1の交換機が見る側(Watcher)として機能する動作を説明する図である。まずPC電話機30に関して状態通知を要求するプレゼンス開示要求(Subscribe)をプレゼンス制御部15がSIPプロトコル処理部13へ送信する(S200)。
SIPプロトコル処理部13は、このプレゼンス開示要求(Subscribe)をプレゼンスサーバ40へ通知する(S210)。
内線番号「200」に割り当てられたPC電話機30の利用者は、退席するのでPC電話機30を操作して「退席中」を設定する。この設定によりPC電話機30は、「退席中」を示すプレゼンス情報を、プレゼンス変更(Publish)としてプレゼンスサーバ40へ送信する(S220)。
プレゼンス変更(Publish)を受信したプレゼンスサーバ40は、この内線「200」に割り当てられたPC電話機30に関してプレゼンス開示要求(Subscribe)を送信している交換機10に対してプレゼンス情報としてプレゼンス通知(Notify)を送信する(S230)。
交換機10のSIPプロトコル処理部13は、受信したデータがプレゼンス情報であることから、その通知をそのままプレゼンス制御部15へ通知する(S240)。これ以降、図4で示したS120からS160と同じなので省略する。
このように、交換機システム1にプレゼンスサーバ40を備え、交換機10を見る側(Watcher)として機能させる場合でも、プレゼンス制御部15が、プレゼンス開示要求(Subscribe)をプレゼンスサーバ40へ送信し、プレゼンスサーバ40からのプレゼンス通知(Notify)を受信して、内線電話機20へLED25を点灯させる点灯制御の通知を送信することで、PC電話機30の状態を内線電話機20へ通知することが可能である。
次に、内線電話機20(内線番号「101」)がオフフックされたことを内線電話機20(内線番号「102」およびPC電話機30(内線番号「200」)へ通知する場合の交換機10の動作を図6に基づいて説明する。図6は、図1の交換機が内線電話機の状態をプレゼンス情報で通知する動作を説明する図である。まずPC電話機30は、見る側(Watcher)として、状態を参照したい内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20を指定して、プレゼンス開示要求(Subscribe)を交換機10へ送信する(S300)。
プレゼンス開示要求(Subscribe)を受信したSIPプロトコル処理部13は、その旨をプレゼンス制御部15へ送信する(S310)。
そして、内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20を使用する利用者が、オフフックする内線電話機20がオフフックされたことで、内線電話機20は交換機10へオフフックの通知を送信する(S320)。
内線電話機20からオフフックの通知を受信した内線電話機プロトコル処理部12は、その旨をSetupメッセージで呼制御部14へ通知する(S330)。
呼制御部14は、内線番号「101」が使用中となったことでリソース管理部16へ使用中の登録を行う(S340)。
リソース管理部16は、内線などのリソースの空き塞がりに変更が発生すると、LED25の点灯制御に関係のあるリソースであるか否かを判定し、点灯制御が必要であれば、内線番号「101」が使用中になったことを示す点灯制御を、ランプブロードキャスト制御部18へ通知する(S350)。またこの通知は、プレゼンス制御部15へも通知される(S360)。
ランプブロードキャスト制御部18へLED25を点灯する旨の点灯制御の通知があると、それ以降は、図4におけるS140からS160を行って内線電話機20のLED25の点灯制御を行う。
プレゼンス制御部15は、内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20の状態が変化して「使用中」となったことを認識する。そして、プレゼンス制御部15は、プレゼンス通知(Notify)で、内線番号「101」が「使用中」である旨のプレゼンス情報を、内線番号「101」の内線電話機20に関してのプレゼンス開示要求(Subscribe)を送信したPC電話機30へ、SIPプロトコル処理部13を介して送信する(S370)。
プレゼンス通知(Notify)を受信したPC電話機30は、内線番号「101」が使用中であることを認識して、「使用中」である旨の表示を行う。これによりPC電話機30を使用する利用者はPC電話機30が使用中であることを、電話をかける前に知ることができる(S380)。
このように、プレゼンス制御部15が、PC電話機30が送信した内線電話機20に関するプレゼンス開示要求(Subscribe)に応じて、内線電話機20の状態が変化するとプレゼンス通知(Notify)を送信するので、内線電話機20の状態をPC電話機30へ通知することができる。図6の示す例では、内線電話機20がオフフックの状態となっただけで使用中であることの通知をプレゼンス対応端末として機能するPC電話機30へ通知することができるので、PC電話機30へ通知するための余分な操作が不要である。
なお、本実施の形態に係る交換機10では、内線電話機20(内線番号「101」)がオフフックされたことをPC電話機30や、内線番号「102」の内線電話機20へ通知することを例に説明したが、同様にオンフックや着信中の状態を、PC電話機30や、内線番号「102」の内線電話機20へ通知することも可能である。
次に、内線電話機20が着信拒否を設定したことを他の内線電話機20やPC電話機30へ通知する場合の交換機10の動作を図7に基づいて説明する。図7は、図1の内線電話機が着信拒否を設定した場合の動作を説明する図である。
図7において、PC電話機30から、見る側(Watcher)として、状態を参照したい内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20を指定して、プレゼンス開示要求(Subscribe)を交換機10へ送信し、内線電話機20がオフフックすることで、PC電話機30に「使用中」である旨の表示が行われるが、ここまでは、図6におけるS300からS380まで、およびS350に引き続いて行われるS130からS160までと同じなので説明は省略する。
内線番号「101」が割り当てられた内線電話機20を使用する利用者は、オフフックした後、引き続いて着信拒否設定を行うために、特番を入力する。本実施の形態では、数字キー「1」、「1」を着信拒否設定のための特番とする。内線電話機20は入力された特番を交換機10へ送信する(S400)。
内線電話機20からの特番を受信した内線電話機プロトコル処理部12は、呼制御部14へ通知する(S410)。
呼制御部14は、この特番から内線番号「101」が割り当てられた内線電話機20が着信拒否設定したことを判定し、データ管理部17に内線番号「101」の着信拒否設定登録を行う(S420)。
データ管理部17は、接続制御に関する設定データに変更が発生したことで、LED制御に関係があると判定し、内線番号「101」が着信拒否中になったことを示すLEDの点灯制御を、ランプブロードキャスト制御部18へ通知する(S430)。またこの通知は、プレゼンス制御部15へも通知される(S440)。
ランプブロードキャスト制御部18は、この通知を受信して、内線電話機20のLED25の点灯制御を行うが、これ以降は図4おけるS130からS160と同じなので説明は省略する。なお、内線番号「100」の内線電話機20がオフフックしたことによるLED25の点灯と、着信拒否設定を行ったことによるLED25の点灯とは、異なる色で点灯させることで区別するようにしてもよいし、点滅を異なる間隔で行うことで区別するようにしてもよい。また同じ色、同じ点滅間隔としてもよい。
プレゼンス制御部15は、データ管理部17からの通知により、内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20の状態が変化して「着信拒否」となったことを認識する。そして、プレゼンス制御部15は、プレゼンス通知(Notify)で、内線番号「100」が「着信拒否」である旨のプレゼンス情報を、内線番号「101」の内線電話機20に関してプレゼンス開示要求(Subscribe)を送信したPC電話機30へ、SIPプロトコル処理部13を介して送信する(S450)。
プレゼンス通知(Notify)を受信したPC電話機30は、内線番号「101」が着信拒否中であることを認識して、「着信拒否」である旨の表示を行う(S460)。
このように、プレゼンス制御部15が、PC電話機30が送信した内線電話機20に関するプレゼンス開示要求(Subscribe)に応じて、内線電話機20の状態が変化するとプレゼンス通知(Notify)を送信するので、内線電話機20の状態をPC電話機30へ通知することができる。図7の示す例では、内線電話機20から特番を入力することで、着信拒否を通知しているが、例えば、状態通知を通知する先の内線電話機20に設けられたLED25が、多色で、複数の種類の点滅が可能である場合には、その組み合わせに応じて、会議中や、出張中、休みなどを、それぞれ対応させた特番で点灯制御を行うようにしてもよい。
このように、内線番号「101」の内線電話機20の着信方法について、着信拒否を行うように設定したいときに、特番「1」、「1」を入力することで交換機10側に着信方法の変更が設定できるだけでなく、プレゼンス対応端末であるPC電話機30や、非プレゼンス対応端末である内線番号「102」の内線電話機20へも着信方法が変更されたことが通知されるので、内線番号「101」の内線電話機20へ電話をかけなくても、着信方法の変更を知ることができる。
なお本実施の形態に係る交換機10では、内線番号「101」の内線電話機20への着信を拒否する場合を例に説明したが、同様に内線電話機20への着信を他の内線電話機20へ転送したり、発信元にアブセントメッセージを送信したりするような着信方法の設定も可能である。
次に、内線電話機20がオフフックされたことをPC電話機30へ通知する場合に、プレゼンスサーバ40を経由して行うときの交換機10の動作を図8に基づいて説明する。図8は、図1の交換機がプレゼンスサーバを介して内線電話機の状態をプレゼンス情報で通知する動作を説明する図である。
図8に示すように、PC電話機30から、見る側(Watcher)として、状態を参照したい内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20を指定して、プレゼンスサーバ40にプレゼンス開示要求(Subscribe)が送信される。このプレゼンス開示要求(Subscribe)により、内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20を参照したいPC電話機30の存在が登録される(S500)。
内線電話機20がオフフックしてその通知が、交換機10へ送信され、プレゼンス制御部15まで到達するまでのS320からS360(S350を除く)までは、図6での説明と同じなので省略する。
プレゼンス制御部15は、内線番号「101」に割り当てられた内線電話機20の状態が変化して「使用中」となったことを認識する。そして、プレゼンス制御部15は、外部にプレゼンスサーバ40が設置されていることで、プレゼンス変更(Publish)で、内線番号「101」が「使用中」である旨のプレゼンス情報を、SIPプロトコル処理部13へ通知する(S510)。
SIPプロトコル処理部13は、プレゼンス制御部15からのプレゼンス変更(Publish)を中継してプレゼンスサーバ40へ送信する(S520)。
プレゼンスサーバ40は、内線番号「101」の内線電話機20に関してプレゼンス開示要求(Subscribe)を送信したPC電話機30へ、内線番号「101」が「使用中」である旨のプレゼンス情報を、プレゼンス通知(Notify)で送信する(S530)。
プレゼンス通知(Notify)を受信したPC電話機30は、内線番号「101」が使用中であることを認識して、「使用中」である旨の表示を行う。これによりPC電話機30を使用する利用者はPC電話機30が使用中であることを、電話をかける前に知ることができる(S540)。
このように、交換機システム1にプレゼンスサーバ40を備え、交換機10を見せる側(Presentity)として機能させる場合でも、プレゼンス制御部15が、プレゼンス変更(Publish)をプレゼンスサーバ40へ送信し、プレゼンスサーバ40からのプレゼンス変更通知(Notify)をPC電話機が受信することで、内線電話機20の状態をPC電話機30へ通知することが可能である。
次に、内線電話機20が、他の内線電話機20やPC電話機30の状態を参照するときの交換機10の動作を図9に基づいて説明する。図9は、図1の交換機が状態参照要求に応じて他の内線電話機やPC電話機の状態を通知する動作を説明する図である。まず、交換機10のプレゼンス制御部15においては、内線電話機20やPC電話機30が「使用中」の状態、または「着信拒否」の状態を把握しているものとする。
内線電話機20が、状態参照をするための特番と、参照したい内線番号を入力する。本実施の形態では、数字キー「1」、「2」を状態参照するための特番とし、参照する内線番号を「200」とする。内線電話機20は入力された特番と内線番号とを交換機10へ送信する(S600)。
内線電話機20からの特番と内線番号とを受信した内線電話機プロトコル処理部12は、呼制御部14へその旨を通知する(S610)。
呼制御部14は、この特番から内線番号「101」が割り当てられた内線電話機20が内線番号「200」の状態参照を要求していることを判定し、プレゼンス制御部15に状態参照要求を通知する(S620)。
プレゼンス制御部15は、状態参照要求を受けると、参照する内線番号「200」に関する状態を呼制御部14へ通知する。例えば内線番号「200」を使用しているPC電話機30の利用者は会議中で、PC電話機30から「会議中」であることを示すプレゼンス情報を交換機10へ送信していると、プレゼンス制御部15から呼制御部14へ「会議中」が通知される(S630)。
呼制御部14は、プレゼンス制御部15から内線番号「200」が「会議中」であることの通知を受けると、内線電話機20に設けられたLCD26に「会議中」と表示させるLCD制御を行う通知を、内線電話機プロトコル処理部12を介して送信する(S640)。
内線番号「101」が割り当てられた内線電話機20は、LCD制御を行う通知を受信すると、LCD26に「会議中」の文字情報を表示する(S650)。これにより内線電話機20を使用する利用者は、例えば、内線番号「200」に対応したLCD26が点灯して使用不可をなったことの理由を「会議中」であると認識することができる。
このように、内線電話機20に数字キー22しかなく、表示画面として広範囲に表示可能なLCD26しかなくても、内線電話機20を操作することで、参照したいPC電話機30の状態が、電話をかけることなく参照することができる。
本発明は、高機能でない内線電話機であっても、電話をかける前に相手の状況を把握可能とすることで、利用者の利便性を高めることが可能なので、外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機との通話路を形成する交換機に好適である。
本発明の実施の形態に係る交換機システムの構成を説明する図 図1の内線電話機を説明する図 図1の交換機の構成を説明する図 図1の交換機がプレゼンスサーバとして機能する動作を説明する図 図1の交換機が見る側(Watcher)として機能する動作を説明する図 図1の交換機が内線電話機の状態をプレゼンス情報で通知する動作を説明する図 図1の内線電話機が着信拒否を設定した場合の動作を説明する図 図1の交換機がプレゼンスサーバを介して内線電話機の状態をプレゼンス情報で通知する動作を説明する図 図1の交換機が状態参照要求に応じて他の内線電話機やPC電話機の状態を通知する動作を説明する図
符号の説明
1 交換機システム
10 交換機
11 LANインタフェース
12 内線電話機プロトコル処理部
13 SIPプロトコル処理部
14 呼制御部
15 プレゼンス制御部
16 リソース管理部
17 データ管理部
18 ランプブロードキャスト制御部
20 内線電話機
21 内線電話機本体
22 数字キー
23 機能キー
24 回線選択キー
25 LED
26 LCD
30 PC電話機
40 プレゼンスサーバ

Claims (16)

  1. 外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機との通話路を形成する呼制御部を有する交換機において、
    ネットワークを介して接続されたプレゼンス対応端末から受信したプレゼンス情報が、前記プレゼンス対応端末の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断するプレゼンス制御部と、
    前記プレゼンス情報が前記状態通知であると判断されると前記内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を前記内線電話機へ送信するランプブロードキャスト制御部とを備えたことを特徴とする交換機。
  2. 前記ランプブロードキャスト制御部は、前記ランプを点灯制御する通知を送信するときに、前記プレゼンス対応端末の状態を表示するように設定がされている内線電話機に送信する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の交換機。
  3. 前記ランプブロードキャスト制御部は、前記ランプを点灯制御する通知を送信するときに、前記プレゼンス対応端末に割り当てられたサービスクラスと、前記内線電話機に割り当てられたサービスクラスとを比較し、送信の可否を決定する機能を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の交換機。
  4. 前記プレゼンス制御部は、前記ネットワークを介して接続されたプレゼンスサーバに、前記プレゼンス対応端末に関する状態通知を要求する開示要求を送信し、前記プレゼンス対応端末からのプレゼンス情報を、前記プレゼンスサーバを介して受信する機能を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の交換機。
  5. 前記プレゼンス制御部は、前記プレゼンス対応端末から内線電話機に関する状態通知の送信を要求する開示要求を受信した後に、当該内線電話機の状態が変化すると、状態通知をプレゼンス情報として前記プレゼンス対応端末へ送信する機能を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載の交換機。
  6. 前記プレゼンス制御部は、前記内線電話機のオンフック、オフフックまたは着信等の状態変化を検知したときに、その内線電話機に関する状態通知としてプレゼンス通知を、前記プレゼンス対応端末へ送信する機能を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載の交換機。
  7. 前記呼制御部は、前記内線電話機から所定の特番および内線番号が状態参照要求として入力されると、その旨を前記プレゼンス制御部へ通知する機能を備え、
    前記プレゼンス制御部は、前記内線番号に対応した、他の内線電話機またはプレゼンス対応端末の状態を、前記状態参照要求を入力した内線電話機に設けた表示画面に前記呼制御部を介して表示させる機能を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1に記載の交換機。
  8. 前記呼制御部は、前記内線電話機から着信方法を設定する所定の特番が入力されると、前記着信方法を設定した内線電話機への着信を、前記着信方法の設定に基づいて変更する機能を備え、
    前記プレゼンス制御部は、前記着信方法が変更されたことを示すプレゼンス通知を前記プレゼンス対応端末へ送信する機能を備え、
    前記ランプブロードキャスト制御部は、前記着信方法の変更に基づいて、他の内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を送信する機能を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1に記載の交換機。
  9. 外線と内線との間または内線同士の接続を行って、内線電話機との通話路を形成する交換機のプレゼンス情報通知方法において、
    ネットワークを介して接続されたプレゼンス対応端末から受信したプレゼンス情報が、前記プレゼンス対応端末の状態が変化したことを示す状態通知か否かを判断し、
    前記プレゼンス情報が前記状態通知であると判断されると前記内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を前記内線電話機へ送信するステップとを含むことを特徴とする交換機のプレゼンス情報通知方法。
  10. 前記ランプを点灯制御する通知を送信するときに、前記プレゼンス対応端末の状態を表示するように設定がされている内線電話機に送信することを特徴とする請求項9記載の交換機のプレゼンス情報通知方法。
  11. 前記ランプを点灯制御する通知を送信するときに、前記プレゼンス対応端末に割り当てられたサービスクラスと、前記内線電話機に割り当てられたサービスクラスとを比較し、送信の可否を決定することを特徴とする請求項9または10記載の交換機のプレゼンス情報通知方法。
  12. 前記ネットワークを介して接続されたプレゼンスサーバに、前記プレゼンス対応端末に関する状態通知を要求する開示要求を送信し、
    前記プレゼンス対応端末からのプレゼンス情報を、前記プレゼンスサーバを介して受信することを特徴とする請求項9から11のいずれか1に記載の交換機のプレゼンス情報通知方法。
  13. 前記プレゼンス対応端末から内線電話機に関する状態通知の送信を要求する開示要求を受信し、
    その後、当該内線電話機の状態が変化すると、状態通知をプレゼンス情報として前記プレゼンス対応端末へ送信することを特徴とする請求項9から12のいずれか1に記載の交換機のプレゼンス情報通知方法。
  14. 前記内線電話機のオンフック、オフフック、または着信等の状態変化を検知したときに、その内線電話機に関する状態通知としてプレゼンス情報を、前記プレゼンス対応端末へ送信することを特徴とする請求項9から13のいずれか1に記載の交換機のプレゼンス情報通知方法。
  15. 前記内線電話機から所定の特番入力および内線番号が状態参照要求として入力されたことを検知すると、前記内線番号に対応した、他の内線電話機またはプレゼンス対応端末の状態を、前記状態参照要求を入力した内線電話機に設けた表示画面に表示させることを特徴とする請求項9から14のいずれか1に記載の交換機のプレゼンス情報通知方法。
  16. 前記内線電話機から着信方法を設定する所定の特番が入力されたことを検知すると、前記着信方法を設定した内線電話機への着信を前記着信方法の設定に基づいて変更し、
    前記着信方法が変更されたことを示すプレゼンス通知を前記プレゼンス対応端末へ送信するとともに、他の内線電話機に設けられたランプを点灯制御する通知を送信することを特徴とする請求項9から15のいずれか1に記載の交換機のプレゼンス情報通知方法。
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