JP4924124B2 - Sipサーバ - Google Patents

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Description

この発明は、複数のサーバで構成されるIP(Internet Protocol)ネットワーク上で、マルチメディアセッションを開始/変更/終了するためのプロトコルとしてセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol:以下、SIPと称す)を使用するSIPサーバに関し、特に、セッション通信中の状態で通信を中継するサーバに障害が発生し、このセッション通信中の状態で(このセッション通信が終了する前に)セッションリソースの開放(クリア)を伴う当該サーバの復旧がなされた場合に、発信端末と着信端末との間のこのセッション通信を継続させることができるSIPサーバに関するものである。
従来のSIPサーバは、SIPを搭載した複数のSIPサーバが相互に接続されているIP網において、1つのSIPサーバから対向するSIPサーバに送出されるSIPにおけるINVITEメッセージに対する応答信号が返送されない時に、この1つのSIPサーバが対向するサーバの呼制御機能の障害であることを検出する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この従来のSIPサーバでは、INVITEメッセージに対する応答に基づいて障害を判定しているため、すでにセッション通信が開始している状態でSIPサーバに障害が発生した場合には、そのSIPサーバに障害が発生していることを検知することができない。
そこで、本願発明者は、すでにセッション通信が開始している状態でSIPサーバに障害が発生した場合に、そのSIPサーバに障害が発生していることを検知すると共に、セッション通信中の状態で、通信を中継するサーバに障害が発生した場合でも、発信側の端末(以下、UAC(User Agent Client)と称す)と着信側の端末(以下、UAS(User Agent Server)と称す)との間のセッション通信を継続させることができる送信経路設定装置に係る発明を出願した(特許文献2参照)。
例えば、図9に示すIP電話ネットワークにおいては、UACとUASとの間の通信が、SIPサーバB、SIPサーバM及びSIPサーバYを経由して行われていたとする。なお、SIPヘッダ名である、Request-URIはRURI、Record-RouteはRR、ContactはC、RouteはRとして、それぞれ略称で示している。図9は従来の送信経路設定装置の問題点を説明する説明図である。
このようなネットワークにおいて、UACとUASとの間のセッション通信中の状態で、例えば障害などの原因によりSIPサーバMがダウンした場合には、UACから送信されたSIPメッセージ及びUASから送信されたSIPメッセージは、UAS及びUACにそれぞれ到達しなくなる。
そこで、従来の送信経路設定装置によれば、SIPサーバYが、SIPサーバMとの間の通信状態を判定し、SIPサーバMとの間の通信状態が異常であると判定した場合に、リクエストメッセージ(図9ではre−INVITEリクエスト)のヘッダ情報に設定されたSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、通信状態が異常であると判定したSIPサーバMの次のSIPサーバBをリクエストメッセージの送信先として設定することで、UACから送信されたSIPメッセージ及びUASから送信されたSIPメッセージを、SIPサーバMをスキップして、UAS及びUACにそれぞれ到達させることができる。
また、SIPサーバMが復旧した場合には、SIPサーバYは、SIPサーバMとの間の通信状態が正常であると判定し、リクエストメッセージ(図9ではre−INVITEリクエスト)のヘッダ情報に設定されたSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、SIPサーバMをリクエストメッセージの送信先として設定する。
特開2004−179764号公報 特願2006−286856号
しかしながら、従来の送信経路設定装置は、セッション通信中の状態で通信を中継するサーバに障害が発生し、このセッション通信中の状態で当該サーバの復旧がなされた場合であっても、復旧の程度によって以下のような問題点があった。すなわち、セッションリソースの開放を伴う当該サーバの復旧がなされた場合にあっては、この復旧したサーバは、障害が発生する前にやり取りしていたセッション通信の情報を保持しておらず、リソースが開放されたセッション通信におけるリクエストを受信した場合に、受信したリクエストを存在しないセッション通信に対する異常リクエストと判断してしまう。このため、復旧したサーバにリクエストを送信したサーバに対して、準正常レスポンスを応答してしまい、復旧したサーバの次の送信先に設定されているサーバに対してリクエストを送信することができないという問題点があった。
特に、復旧したサーバが、リソースが開放されたセッション通信におけるリクエストとして、BYEリクエスト(終了リクエスト)を受信した場合には、復旧したサーバの次の送信先以降のサーバにおいて、正常な切断処理が行なえず、UACに対する課金処理を行っているSIPサーバにおいて、実際はセッション通信が不可能な状態になっているにもかかわらず、課金処理が継続して行われてしまうという問題点があった。
ここで、IETF(Internet Engineering Task Force)により規定されたSIPの拡張仕様(RFC4028)には、セッション通信の状態を確認するためのセッションタイマ(Session Timers)機能の仕様が定義されている。このセッションタイマ機能を備えていた場合、UAC、UAS及びSIPサーバは、セッション通信の開始時(呼設定時)に通信相手の端末(UAC,UAS)との間で任意の生存時間(セッションタイマ)を決定し、セッション通信中は、常にタイマで時間を計数して、生存時間の半分の時間(リフレッシュタイマ)が過ぎた時点で、通信相手の端末(UAC又はUAS)に対してre−INVITEリクエスト(セッション生存確認リクエスト)を送信する。
そして、UAC、UAS及びSIPサーバは、送信したリクエストに対してレスポンスが応答された場合には、その時点では通信が可能であると判定してタイマをリセットし、re−INVITEリクエストの送信とレスポンスの有無の確認(リフレッシュ動作)を繰り返し、一方、生存時間が過ぎてもレスポンスが応答されなかった場合には、通信が不可能であると判定してセッション通信を終了する。
このため、図9に示すように、復旧したサーバ(図9においてはSIPサーバM)が、リソースが開放されたセッション通信におけるリクエストとして、re−INVITEリクエストを受信した場合には、復旧したサーバは、該当セッション通信が存在しないことを示す応答コード(例えば、「481 Call/Transaction Does Not Exist」など)が設定されたレスポンスメッセージを、送信元のSIPサーバ(図9においてはSIPサーバY)に対して送信することで、復旧したサーバにおける次の送信先以降のサーバ(図9においてはSIPサーバB)において、セッションタイマの更新に失敗し、通信者の意思に反してセッション通信を終了するという問題点があった。
ちなみに、あるセッション通信を開始する前に対向サーバにすでに障害が発生しており、このセッション通信を開始する前に当該対向サーバがまだ復旧していない場合であれば、当該対向サーバはこのセッション通信の送信経路に設定されることはないために、従来技術による問題点は生じることはない。
また、あるセッション通信を開始する前に対向サーバにすでに障害が発生しており、当該対向サーバが復旧した後にこのセッション通信が開始された場合であれば、当然ながら、このセッション通信中の状態で当該対向サーバに障害が発生しない限りこのセッション通信は問題なく行なわれる。
また、あるセッション通信中の状態で対向サーバに障害が発生し、このセッション通信が終了した後に当該対向サーバが復旧した場合であれば、従来技術による問題点は生じることはない。
すなわち、あるセッション通信中の状態で対向サーバに障害が発生し、このセッション通信中の状態で当該対向サーバが復旧した場合(以下、「特定セッション通信中の状態で障害を経験した場合」と称す)に、従来技術による問題点が生じるものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、セッション通信中の状態で通信を中継する対向サーバに障害が発生し、このセッション通信中の状態でセッションリソースの開放を伴う当該サーバの復旧がなされた場合であっても、発信端末(UAC)と着信端末(UAS)との間のセッション通信を継続させることができるSIPサーバを提供することを目的とする。
この発明に係るSIPサーバにおいては、SIPに準拠したSIPメッセージの送受信を制御するSIP通信制御部と、前記SIPを用いた呼制御を行なうSIP呼制御部と、対向サーバとの間の通信状態の結果である通信状態情報、及び対向サーバの復旧状態の結果から当該対向サーバをスキップする必要性をセッション通信毎に判定した結果である迂回要否情報を管理するコールデータ管理部と、次の送信先に設定されている対向サーバの前記通信状態情報及び迂回要否情報に基づき、当該対向サーバに対してセッション通信毎に前記SIPメッセージをスキップさせるか否かを判定する迂回制御部と、前記迂回制御部による判定に基づき、前記SIPメッセージのルートヘッダの編集を行なうSIPヘッダ制御部と、を備え、前記迂回制御部は、前記通信状態情報が次の送信先に設定されている対向サーバが通信不可能である旨の情報である場合に、当該対向サーバに対して前記SIPメッセージをスキップさせるように判定すると共に、前記迂回要否情報が次の送信先に設定されている対向サーバが復旧して通信可能であるが当該対向サーバにセッション通信のセッションリソースが存在しないため当該対向サーバをスキップする必要がある旨の情報である場合に、当該対向サーバに対して当該セッション通信における前記SIPメッセージをスキップさせるように判定するものである。
本発明は、SIPに準拠したSIPメッセージの送受信を制御するSIP通信制御部と、前記SIPを用いた呼制御を行なうSIP呼制御部と、対向サーバとの間の通信状態の結果である通信状態情報、及び対向サーバの復旧状態の結果から当該対向サーバをスキップする必要性をセッション通信毎に判定した結果である迂回要否情報を管理するコールデータ管理部と、次の送信先に設定されている対向サーバの前記通信状態情報及び迂回要否情報に基づき、当該対向サーバに対してセッション通信毎に前記SIPメッセージをスキップさせるか否かを判定する迂回制御部と、前記迂回制御部による判定に基づき、前記SIPメッセージのルートヘッダの編集を行なうSIPヘッダ制御部と、を備え、前記迂回制御部は、前記通信状態情報が次の送信先に設定されている対向サーバが通信不可能である旨の情報である場合に、当該対向サーバに対して前記SIPメッセージをスキップさせるように判定すると共に、前記迂回要否情報が次の送信先に設定されている対向サーバが復旧して通信可能であるが当該対向サーバにセッション通信のセッションリソースが存在しないため当該対向サーバをスキップする必要がある旨の情報である場合に、当該対向サーバに対して当該セッション通信における前記SIPメッセージをスキップさせるように判定することにより、セッション通信中の状態で通信を中継する対向サーバに障害が発生し、このセッション通信中の状態で当該対向サーバのセッションリソースが開放されて当該対向サーバが復旧した場合であっても、当該対向サーバをスキップしてSIPメッセージを送信することが可能となり、発信端末と着信端末との間のセッション通信を継続させることができる。
(本発明の第1の実施形態)
図1はこの第1の実施形態に係るSIPサーバの概念を説明するための説明図、図2はSIPによるメッセージの送信経路設定を説明するための説明図、図3はこの第1の実施形態に係るSIPサーバの構成を示す機能ブロック図、図4はSIPサーバが障害の復旧を検知していた場合のこの第1の実施形態に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図、図5は図1に示すSIPサーバの迂回制御手順を説明するための機能ブロック図、図6はSIPサーバが障害及び復旧を検知していなかった場合のこの第1の実施形態に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。
まず、この第1の実施形態に係るSIPサーバ200の概念について説明する。図1において、この第1の実施形態に係るSIPサーバA(SIPサーバ200A)、SIPサーバB(SIPサーバ200B)、SIPサーバM(SIPサーバ200M)、SIPサーバN(SIPサーバ200N)、SIPサーバX(SIPサーバ200X)及びSIPサーバY(SIPサーバ200Y)により構成されたIP電話のネットワークを示しており、同図に示すように、SIPサーバBとSIPサーバMとがIPネットワーク1を介して、SIPサーバMとSIPサーバYとがIPネットワーク2を介して、SIPサーバBとSIPサーバYとがIPネットワーク3を介して、それぞれ接続されている。
また、図1において、UAC(発端末300a)は、発信者の端末(IP電話機)を示しており、UAS(着端末300b)は、着信者の端末(IP電話機)を示しており、同図に示すように、UACとUASとは、SIPサーバB、SIPサーバM及びSIPサーバYを介して、通話に関する通信を行なう。
かかるIP電話のネットワークにおいて、各SIPサーバは、自サーバに接続されているSIPサーバ(以下、「対向サーバ」と称す)との間の通信状態(通信が可能であるか否か)を常時確認し、確認した結果を通信状態情報として管理している。また、各SIPサーバは、対向サーバの復旧状態(特定セッション通信中の状態で障害を経験した場合における、セッションリソースが開放されて当該対向サーバが復旧したか否か(当該対向サーバに特定セッション通信のセッションリソースが存在するか否か))を常時確認し、確認した結果から対向サーバをスキップする必要性をセッション通信毎に判定した結果を迂回要否情報として管理している。例えば、SIPサーバBはSIPサーバMとの間の通信状態及びSIPサーバMの復旧状態を、SIPサーバMはSIPサーバBとの間の通信状態及びSIPサーバBの復旧状態並びにSIPサーバYとの間の通信状態及びSIPサーバYの復旧状態を、SIPサーバYはSIPサーバMとの間の通信状態及びSIPサーバMの復旧状態を、通信状態情報及び迂回要否情報としてそれぞれ管理している。
なお、対向サーバをスキップする必要性を判定するにあたり、次の送信先である対向サーバを送信経路とするセッション通信のうち、当該対向サーバにおいてセッションリソースが存在しないセッション通信については、当該対向サーバをスキップさせる必要がある(復旧状態が異常)と判定し、そのセッション通信が終了(終話)するまで当該対向サーバをスキップさせる。また、次の送信先である対向サーバを送信経路とするセッション通信のうち、当該対向サーバにおいてセッションリソースが存在するセッション通信については、当該対向サーバをスキップさせる必要はない(復旧状態が正常)と判定する。
ここで、UACとUASとの間では、SIPによるINVITEリクエストなどのメッセージのやり取りの末に、すでにあるセッション通信が開始されていたとし、その状態で、UASから、このセッション通信の終了を要求するBYEリクエストが発信されたとする(図1の矢印1)。このBYEリクエストのヘッダ情報には、当該BYEリクエストの送信経路が設定されており、ここでは、SIPサーバY、SIPサーバM、SIPサーバBの順で送信されるように送信経路が設定されていたとする。
SIPサーバYは、BYEリクエストを受信すると、当該BYEリクエストのヘッダ情報を参照して次の送信先がSIPサーバMであることを確認し、さらに、管理している通信状態情報に基づいて、SIPサーバMが通信可能であるか否かを確認する。また、SIPサーバMが特定セッション通信中の状態で障害を経験した場合であれば、管理している迂回要否情報に基づいて、SIPサーバMをスキップする必要があるか否かを確認する。
ここで、障害などの原因により、SIPサーバMが通信不可能な状態、又はSIPサーバMが通信可能な状態であるが特定セッション通信中の状態で障害を経験した場合でありSIPサーバMに特定セッション通信のセッションリソースが存在しない状態であったとする。その場合、SIPサーバYは、SIPサーバMを経由せずに、その次の送信先に設定されているSIPサーバBに対して、当該BYEリクエストを送信する(図1の矢印2)。この時、SIPサーバYは、BYEリクエストのヘッダ情報に設定され送信経路からSIPサーバMを示す情報を削除したうえで、当該BYEリクエストを送信する。
SIPサーバBは、BYEリクエストを受信すると、当該BYEリクエストによるセッション通信の終了の要求先であるUACに対して、当該BYEリクエストを送信する(図1の矢印3)。
このように、この第1の実施形態に係るSIPサーバは、リクエストメッセージを次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態を判定し、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態が異常であると判定した場合に、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されたSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、通信状態が異常であると判定したSIPサーバの次のSIPサーバをリクエストメッセージの送信先として設定することを特徴とするものである。
また、この第1の実施形態に係るSIPサーバは、リクエストメッセージを次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態を判定し、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態が正常であると判定した場合には、さらに、次に送信すべきSIPサーバをスキップする必要性を判定し、次に送信すべきSIPサーバのスキップが必要であると判定した場合に、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されたSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、スキップが必要であると判定したSIPサーバの次のSIPサーバをリクエストメッセージの送信先として設定することを特徴とするものである。
ここで、この第1の実施形態に係るSIPサーバの詳細な説明に先立ち、SIPによるメッセージの送信経路設定について図2を用いて説明する。図2は図1に示したSIPサーバB、SIPサーバM及びSIPサーバYにおいて行われる送信経路設定を示している。
各SIPサーバは、UAC若しくはUAS又は他のSIPサーバからSIPメッセージを受信すると、その度に次の送信先を特定して、当該SIPメッセージを転送する。この送信先の特定は、セッション通信の開始時にUAC及びUASにおいて生成されるルートセットに基づいて行われる。このルートセットは、INVITEリクエスト及びINVITEリクエストに対するレスポンスメッセージのヘッダ情報に含まれるRecord-Routeヘッダ及びContactヘッダに基づいて生成される。
ここで、Record-Routeヘッダは、INVITEリクエストの送信経路が設定されるヘッダであり、具体的には、INVITEリクエストの送信経路において経由されたSIPサーバを示す情報が順番に設定される。Contactヘッダは、INVITEリクエストやレスポンスメッセージを送信した送信元の端末を示す情報が設定されるヘッダである。
例えば、図2に示すように、UASに対するINVITEリクエストがUACから発信され(ステップS101)、SIPサーバB、SIPサーバM、SIPサーバYの順に転送されて、UASに到達したとする(ステップS102〜S104)。このINVITEリクエストのRecord-Routeヘッダには、それまでに経由したSIPサーバB、SIPサーバM、SIPサーバYを示す情報が順番に設定され(図2に示す「RR:Y,M,B」)、Contactヘッダには、当該INVITEリクエストの送信元であるUACを示す情報が設定されている(図2に示す「C:UAC」)。
UASは、INVITEリクエストを受信すると、当該INVITEリクエストのRecord-Routeヘッダ及びContactヘッダに基づいて、ルートセットを生成する(図2に示す「Y,M,B,UAC」)。そして、UASは、INVITEリクエストによるセッション開始要求を受け付けたことを示す200OKレスポンス(応答コード「200 OK」が設定されたレスポンスメッセージ)をUACに対して送信する(ステップS105)。
UASにより送信された200OKレスポンスは、INVITEリクエストが転送された経路を逆にたどり、SIPサーバY、SIPサーバM、SIPサーバBの順に転送されて、UACに到達する(ステップS106〜S108)。この200OKレスポンスのRecord-Routeヘッダには、UASにより受信されたINVITEリクエストのRecord-Routeヘッダと同じ情報が設定され(図2に示す「RR:Y,M,B」)、Contactヘッダには、当該200OKレスポンスの送信元であるUASを示す情報が設定されている(図2に示す「C:UAS」)。
UACは、200OKレスポンスを受信すると、当該200OKレスポンスのRecord-Routeヘッダ及びContactヘッダに基づいて、ルートセットを生成する(図2に示す「Y,M,B,UAS」)。そして、UACは、INVITEリクエストに対する200OKレスポンスを受け付けたことを示すACKメッセージをUASに対して送信する(ステップS109)。UACにより送信されたACKメッセージは、INVITEリクエストと同じ経路をたどり、SIPサーバB、SIPサーバM、SIPサーバYの順に転送されて、UASに到達する(ステップS110〜S112)。
以上の手続きにより、UACとUASとの間で、セッション通信が開始される(セッション通信中状態)。そして、これ以降、UAC又はUASから送信されるリクエストメッセージのヘッダには、それぞれの端末において生成されたルートセットに基づいて送信経路が設定され、この送信経路に基づいて、各SIPサーバは、リクエストメッセージの次の送信先を特定する。
例えば、図2に示すように、セッション通信の終了要求を示すBYEリクエストがUACからUASに対して送信される場合には(ステップS113)、UACにおいて、ルートセットに基づいて当該BYEリクエストのRequest-URIヘッダ及びRouteヘッダが設定される(図2に示す「RURI:UAS」及び「R:B,M,Y」)。
ここで、Request-URIヘッダは、リクエストメッセージの送信先(リクエストの要求先)を示す情報が設定されるヘッダであり、Routeヘッダは、リクエストメッセージを送信する際の送信経路(SIPサーバの経由順)を示す情報が設定されるヘッダである。
UACにより送信されたBYEリクエストは、Request-URIヘッダ及びRouteヘッダに設定された情報に基づいて、SIPサーバBからSIPサーバMに、SIPサーバMからSIPサーバYに転送され、さらにSIPサーバYからUASに転送される(ステップS114〜S116)。
同様に、UASからUACに対してBYEリクエストが送信される場合には(ステップS117)、UASにおいて、ルートセットに基づいて当該BYEリクエストのRequest-URIヘッダ及びRouteヘッダが設定され(図2に示す「RURI:UAC,R:Y,M,B」)、このBYEリクエストは、ヘッダ情報に基づいて、SIPサーバYからSIPサーバMに、SIPサーバMからSIPサーバBに転送され、さらにSIPサーバBからUACに転送される(ステップS118〜S120)。
このように、SIPを用いたネットワークでは、UACとUASとの間でセッション通信が開始された以降は、UAC又はUASから送信されるリクエストメッセージのRouteヘッダには、それぞれの端末において生成されたルートセットに基づいて送信経路が設定され、この送信経路に基づいて、各SIPサーバは、リクエストメッセージの次の送信先を特定する。
次に、この第1の実施形態に係るSIPサーバの構成について図3を用いて説明する。SIPサーバ200は、代表的な機能として呼処理を制御する機能と通信を制御する機能とから構成される呼処理の交換を行なうためのシステムとしてのソフトスイッチである。図3に示すように、SIPサーバ200は、SIP通信制御部10と、SIP呼制御部20と、SIPヘッダ制御部30と、コールデータ管理部40と、迂回制御部50とを備える。なお、図3に示すSIPサーバ200の構成は、本発明に直接的に関係のない構成部位については省略しており、保守管理機能などの様々な機能を有する構成部位を備えてもよい。
SIP通信制御部10は、SIPに準拠したSIPメッセージの送受信を制御する処理部である。例えば、このSIP通信制御部10は、INVITEリクエスト、BYEリクエスト又はre−INVITEリクエストなどのリクエストメッセージや、「200 OK」又は「100 Trying」などの応答コードが設定されたレスポンスメッセージを、対向サーバとの間で送受信する。
SIP呼制御部20は、SIPを用いた呼制御を行なう処理部である。このSIP呼制御部20は、本発明に関連する機能としては、リクエストメッセージを送信する際に、次の送信先に指定されているSIPサーバをスキップするか否かを迂回制御部50に問い合わせる。そして、SIP呼制御部20は、迂回制御部50から当該SIPサーバをスキップするように指示された場合には、SIPヘッダ制御部30に指示することによって、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されている送信経路から、次の送信先のSIPサーバを示す情報を削除し、そのうえで、スキップするSIPサーバの次の送信先に設定されているSIPサーバに対して当該リクエストメッセージを送信する。
一方、SIP呼制御部20は、迂回制御部50から次の送信先のSIPサーバをスキップしないように指示された場合には、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されている送信経路に従って、次の送信先に指定されているSIPサーバに対して当該リクエストメッセージを送信する。ここで、送信先のSIPサーバが正常(通信状態が正常かつ復旧状態が正常)に稼動していた場合には、リクエストメッセージを正常に受け付けたことを示すレスポンスメッセージが返送される。しかし、送信先のSIPサーバに何らかの異常(通信状態が異常、又は通信状態が正常かつ復旧状態が異常)が発生していた場合には、リクエストメッセージを正常に受け付けることができなかったことを示すレスポンスメッセージが返送されるか、又はレスポンスメッセージ自体が返送されない。
そこで、SIP呼制御部20は、送信したリクエストメッセージに対して、送信先のSIPサーバからサービス停止状態を示す応答コード(例えば、「503 Service Unavailable」など)が設定されたレスポンスメッセージが返送された場合や、所定の時間が経過しても送信先のSIPサーバからレスポンスメッセージが返送されなかった場合には、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定し、SIPヘッダ制御部30に指示することによって、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されている送信経路から当該SIPサーバを示す情報を削除し、そのうえで、当該SIPサーバの次の送信先に設定されているSIPサーバに対して当該リクエストメッセージを送信する。
また、SIP呼制御部20は、送信したリクエストメッセージに対して、送信先のSIPサーバから該当セッション通信が存在しないことを示す応答コード(例えば、「481 Call/Transaction Does Not Exist」など)が設定されたレスポンスメッセージが返送された場合には、このレスポンスメッセージが返送されたことを迂回制御部50に伝える。これにより、迂回制御部50は、送信先のSIPサーバが通信可能な状態であるが、当該セッション通信中の状態で障害を経験しており、当該SIPサーバに当該セッション通信のセッションリソースが存在しない状態であると判断し、当該セッション通信については、当該セッション通信が終了するまで当該SIPサーバをスキップする必要があると判定する。この判定結果を迂回要否情報として、コールデータ管理部40に記憶させると共に、SIP呼制御部20に対して、当該SIPサーバをスキップするように指示する。SIP呼制御部20は、当該SIPサーバをスキップするようにSIPヘッダ制御部30に指示することによって、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されている送信経路から当該SIPサーバを示す情報を削除し、そのうえで、当該SIPサーバの次の送信先に設定されているSIPサーバに対して当該リクエストメッセージを送信する。
なお、ここでは、SIP呼制御部20は、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定した場合に、通信不可能なSIPサーバの次のSIPサーバにリクエストメッセージを送信することとし、次の送信先から該当セッション通信が存在しないことを示す応答コードが設定されたレスポンスメッセージが返信された場合に、このレスポンスメッセージを返信したSIPサーバの次のSIPサーバにリクエストメッセージを送信することとしたが、そのSIPサーバについても通信状態及び復旧状態を確認し、通信不可能であった場合又は該当セッション通信のセッションリソースが存在しない場合は、さらにその次のSIPサーバにリクエストメッセージを送信するようにしてもよい。
また、SIP呼制御部20は、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定した場合又は次の送信先のSIPサーバに該当セッション通信のセッションリソースが存在しない場合に、通信不可能な又は該当セッション通信のセッションリソースが存在しないSIPサーバ以降のSIPサーバのうちいずれか一つを選択してリクエストメッセージを送信するようにしてもよい。
SIPヘッダ制御部30は、SIP呼制御部20からの指示に基づいて、SIPメッセージのヘッダの生成や削除などの編集を行なうSIPに対応したヘッダ制御を行なう処理部である。このSIPヘッダ制御部30は、本発明に関連する機能としては、SIP呼制御部20からの指示に基づいて、リクエストメッセージのRouteヘッダに設定されている送信経路から、次の送信先のSIPサーバを示す情報を削除する。
このように、SIP呼制御部20が、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定した場合又は次の送信先のSIPサーバに該当セッション通信のセッションリソースが存在しない場合に、SIPヘッダ制御部30に指示して、リクエストメッセージのRouteヘッダに設定されている送信経路から、当該SIPサーバを示す情報を削除することによって、障害が発生している又は該当セッション通信のセッションリソースが存在しないSIPサーバを経由しない迂回経路を設定して、リクエストメッセージを送信することができる。
コールデータ管理部40は、対向サーバとの間の通信状態及び対向サーバのセッション通信毎の迂回要否情報を管理する処理部である。このコールデータ管理部40は、常時、対向サーバとの間で通信が可能であるか否か及び対向サーバが特定セッション通信中の状態で障害を経験した場合における特定セッション通信のセッションリソースが存在するか否かを確認し、確認した結果に基づいて生成した通信状態情報及び迂回要否情報を、例えば、図3には図示していないメモリなどに格納する。なお、対向サーバにおけるセッションリソースが存在しないことが確認されたセッション通信については、当該セッション通信が終了するまで、当該対向サーバをスキップの対象とする情報を迂回要否情報として格納する。また、コールデータ管理部40は、後述する迂回制御部50から対向サーバの通信状態及び迂回要否を確認するための問い合わせを受け付けた場合には、通信状態情報及び迂回要否情報を参照して、指定された対向サーバの通信状態及び迂回要否を確認し、確認結果を迂回制御部50に対して通知する。
迂回制御部50は、リクエストメッセージが送信される際に、次の送信先に指定されているSIPサーバをスキップするか否かを判定する処理部である。具体的には、この迂回制御部50は、SIP信号のルーチング時に、SIP呼制御部20からの問い合わせに応じて、コールデータ管理部40に問い合わせることにより、リクエストメッセージの次の送信先のSIPサーバが通信可能な状態であるか否かを確認し、通信が可能な状態でなかった場合には、SIP呼制御部20に対して、当該SIPサーバをスキップするように指示する。また、次の送信先のSIPサーバの通信が可能な状態であれば、この迂回制御部50は、SIP信号のルーチング時に、SIP呼制御部20からの問い合わせに応じて、コールデータ管理部40に問い合わせることにより、対向サーバをスキップする必要があるか否かを確認し、スキップが必要であった場合には、SIP呼制御部20に対して、当該セッション通信については、当該SIPサーバをスキップするように指示し、スキップが必要でなかった場合には、SIP呼制御部20に対して、当該セッション通信については、当該SIPサーバをスキップしないように指示する。
次に、本実施例に係るSIPサーバの処理手順について説明する。以下では、図2に示した手順でUACとUASとの間でセッション通信が開始された後に、SIPサーバMに障害が発生した場合に、その後において想定されるいくつかの状態を例にあげて説明する。
まず、SIPサーバMに障害が発生した後に、その障害がセッションリソースの開放を伴い復旧し、その復旧をSIPサーバYが検知していた場合について図4及び図5を用いて説明する。図4に示すように、UACとUASとがセッション通信中の状態でSIPサーバMに障害が発生し(ステップS201)、その後に障害がセッションリソースの開放を伴い復旧し、この障害のセッションリソースの開放を伴う復旧をSIPサーバYが検知していたとする(ステップS202)。
この状態で、例えば、図4に示すように、UASがre−INVITEリクエストを送信した場合を考える。UASは、ルートセットに基づいて、Request-URIヘッダ及びRouteヘッダに「RURI:UAC」及び「R:Y,M,B(SIPサーバY、SIPサーバM、SIPサーバBの順で転送することを示す送信経路)」をそれぞれ設定したうえで、Routeヘッダに設定した送信経路に基づいて、当該re−INVITEリクエストをSIPサーバYに送信する(ステップS203)。
SIPサーバYでは、SIP通信制御部10が当該re−INVITEリクエストを受信し(図5の矢印1)、SIP呼制御部20が、Routeヘッダに基づいて当該re−INVITEリクエストの次の送信先を取得する(図5の矢印2)。ここでは、SIP通信制御部10は、次の送信先としてSIPサーバMを取得する。そして、SIP呼制御部20は、取得した送信先(SIPサーバM)をスキップするか否かを迂回制御部50に問い合わせる(図5の矢印3)。
迂回制御部50は、SIPサーバMが通信可能か否か、SIPサーバMをスキップする必要があるか否かをコールデータ管理部40に問い合わせる(図5の矢印4)。ここでは、SIPサーバMの障害がすでに復旧しているが、セッションリソースの開放を伴い復旧していることが検知されているため、コールデータ管理部40からは、SIPサーバMが通信可能であるが、SIPサーバMをスキップする必要があることが通知される(図5の矢印5)。この通知を受け、迂回制御部50は、SIP呼制御部20に対し、SIPサーバMをスキップするように指示する(図5の矢印6)。
迂回制御部50からの指示を受け、SIP呼制御部20は、SIPヘッダ制御部30に指示して(図5の矢印7)、当該re−INVITEリクエストのRouteヘッダに設定されている送信経路からSIPサーバMを示す情報を削除する(図5の矢印8)。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先はSIPサーバBとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して(図5の矢印9)、SIPサーバBに対してRouteヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信する(図5の矢印10、ステップS204)。
そして、SIPサーバYから送信されたre−INVITEリクエストは、Routeヘッダに設定された送信経路に従って、SIPサーバBに転送され、さらに、SIPサーバBからUACに転送される(ステップS205)。
このように、SIPサーバMに障害が発生した後に、その障害がセッションリソースの開放を伴い復旧し、その復旧をSIPサーバYが検知していた場合には、SIPサーバYにおいて、迂回制御部50が、コールデータ管理部40に問い合わせることによって、SIPサーバMが通信可能であるが、SIPサーバMをスキップする必要があることを確認し、SIP呼制御部20が、SIPサーバMをスキップして、その次の送信先であるSIPサーバBに対してre−INVITEリクエストを送信するので、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
次に、SIPサーバMに障害が発生した後に、その障害が復旧し、その障害及び復旧をSIPサーバYが検知していなかった場合について図5及び図6を用いて説明する。図6に示すように、UACとUASとがセッション通信中の状態でSIPサーバMに障害が発生した後に、その障害が復旧し、その障害及び復旧をSIPサーバYが検知していなかったとする。
この状態で、例えば、図6に示すように、UASがre−INVITEリクエストを送信した場合を考える。UASは、ルートセットに基づいて、Request-URIヘッダ及びRouteヘッダに「RURI:UAC」及び「R:Y,M,B(SIPサーバY、SIPサーバM、SIPサーバBの順で転送することを示す送信経路)」をそれぞれ設定したうえで、Routeヘッダに設定した送信経路に基づいて、当該re−INVITEリクエストをSIPサーバYに送信する(ステップS301)。
SIPサーバYでは、SIP通信制御部10が当該re−INVITEリクエストを受信し(図5の矢印1)、SIP呼制御部20が、Routeヘッダに基づいて当該re−INVITEリクエストの次の送信先を取得する(図5の矢印2)。ここでは、SIP通信制御部10は、次の送信先としてSIPサーバMを取得する。そして、SIP呼制御部20は、取得した送信先(SIPサーバM)をスキップするか否かを迂回制御部50に問い合わせる(図5の矢印3)。
迂回制御部50は、SIPサーバMが通信可能か否か、及びSIPサーバMをスキップする必要があるか否かをコールデータ管理部40に問い合わせる(図5の矢印4)。ここでは、SIPサーバMの障害及び復旧が検知されていないため、コールデータ管理部40からは、SIPサーバMが通信可能であり、SIPサーバMをスキップする必要がないことが通知される(図5の矢印5)。この通知を受け、迂回制御部50は、SIP呼制御部20に対し、SIPサーバMをスキップしないように指示する(図5の矢印6)。
迂回制御部50からの指示を受け、SIP呼制御部20は、Routeヘッダに設定されている送信経路は変えずに、当該re−INVITEリクエストを送信する。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先は受信した時と変わらず、SIPサーバMとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して(図5の矢印9)、SIPサーバMに対してre−INVITEリクエストを送信する(図5の矢印10、ステップS302)。
ここで、実際には、障害によりSIPサーバMのサービスが停止した後に、その障害がセッションリソースの開放を伴い復旧しており、そのため、SIPサーバMからSIPサーバYに対して該当セッション通信が存在しないことを示す応答コード(例えば、「481 Call/Transaction Does Not Exist」)を含むレスポンスメッセージが返送されたとする(ステップS303)。
この場合、SIPサーバYでは、SIP通信制御部10が当該レスポンスメッセージを受信し(図5の矢印1)、SIP呼制御部20を介して(図5の矢印2)、そのレスポンスメッセージを迂回制御50に送信する(図5の矢印3)。
迂回制御部50は、そのレスポンスメッセージに基づいてサーバMが通信可能であるが、SIPサーバMにこのセッション通信のセッションリソースが存在しないと判断し、当該セッション通信については、当該セッション通信が終了するまで当該SIPサーバをスキップする必要があると判定する。この判定結果を迂回要否情報として、コールデータ管理部40に記憶させる(図5の矢印4)と共に、SIP呼制御部20に対して、当該SIPサーバをスキップするように指示する(図5の矢印6)。
SIP呼制御部20は、SIPヘッダ制御部30に指示して(図5の矢印7)、当該re−INVITEリクエストのRouteヘッダに設定されている送信経路からSIPサーバMを示す情報を削除する(図5の矢印8)。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先はSIPサーバBとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して(図5の矢印9)、SIPサーバBに対してRouteヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信する(図5の矢印10、ステップS304)。
そして、SIPサーバYから送信されたre−INVITEリクエストは、Routeヘッダに設定された送信経路に従って、SIPサーバBに転送され、さらに、SIPサーバBからUACに転送される(ステップS305)。
このように、SIPサーバMに障害が発生した後に、その障害及び復旧をSIPサーバYが検知していなかった場合には、SIPサーバYにおいて、SIP呼制御部20が、SIPサーバMに対してre−INVITEリクエストを送信した後に、そのre−INVITEリクエストに対するレスポンスメッセージの応答コードを確認して、SIPサーバMが通信可能であるか否か、及びSIPサーバMをスキップする必要があるか否かを判定し、通信可能であるが、SIPサーバMをスキップする必要があると判定した場合に、SIPサーバMをスキップして、その次の送信先であるSIPサーバBに対してre−INVITEリクエストを送信するので、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
上述してきたように、この第1の実施形態では、迂回制御部50が、コールデータ管理部40に問い合わせて、リクエストメッセージを次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態及び復旧状態を判定し、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態又は復旧状態が異常であると判定した場合に、SIP呼制御部20が、リクエストメッセージのヘッダ情報に含まれるSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、通信状態又は復旧状態が異常であると判定したSIPサーバ以降のSIPサーバをSIPメッセージの送信先として設定するので、セッション通信中の状態で、通信を中継するSIPサーバに障害が発生した場合でも、そのSIPサーバをスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
また、この第1の実施形態では、SIP呼制御部20が、次に送信すべきSIPサーバに対してSIPメッセージを送信し、送信したSIPメッセージに応じて返送されるレスポンスメッセージに基づいて、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態及び復旧状態を判定するので、通信状態及び復旧状態の内容に応じて、より詳細な条件で通信状態を切り分けて、次に送信すべきSIPサーバをスキップするか否かを判定することができる。
また、この第1の実施形態では、SIP呼制御部20が、レスポンスメッセージに含まれるSIPサーバの状態を示す応答コードに基づいて、通信状態及び復旧状態を判定するので、輻輳などにより一時的にサービスが停止しているSIPサーバがあった場合でも、そのSIPサーバをスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
また、この第1の実施形態では、迂回制御部50が、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態又は復旧状態が異常であると判定した場合に、SIP呼制御部20が、SIPヘッダ制御部30に指示して、SIPメッセージに含まれるRouteヘッダに設定された次に送信すべきSIPサーバに係る情報を削除することにより、SIPメッセージの送信先を設定するので、SIPで定義されているヘッダ情報のデータ構造を変えずに、障害が発生している対向サーバをスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
なお、ここではre−INVITEリクエストを例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、BYEリクエストなど、セッション通信開始後に送信される他のリクエストメッセージについても同様に適用することができる。
(本発明の第2の実施形態)
図7はこの第2の実施形態に係るSIPサーバの構成を示す機能ブロック図、図8は入力装置を使用して迂回要否情報を設定した場合のこの第2の実施形態に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。図7及び図8において、図1〜図6と同じ符号は、同一または相当部分を示し、その説明を省略する。
迂回設定部60は、キーボードやマウスなどの入力装置70を使用して、コマンドなどの外部からの入力信号を受ける図示しない入力インタフェース部を有し、入力装置70からの入力信号に基づく迂回要否情報をコールデータ管理部40に設定する。
なお、この第2の実施形態におけるSIPサーバにおいては、迂回設定部60をさらに備えるところのみが第1の実施形態と異なるところであり、後述する迂回設定部60による作用効果以外は、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
この第2の実施形態においては、UACとUASとの間で確立済みのセッション通信が存在しており、当該セッション通信中の状態で通信を中継するサーバに障害が発生し、当該セッション通信中の状態でセッションリソースの開放を伴う当該サーバの復旧を、保守者などの第三者が実施する場合に、図8に示すように、障害が発生したSIPサーバMの送信元であるSIPサーバYに対しても、保守者などの第三者が、入力装置70を使用して、現時点におけるUACとUASとの間で通信中である当該セッション通信について当該セッション通信が終了するまでSIPサーバMをスキップさせる内容の迂回指令を外部から入力する(ステップS401)。
迂回設定部60は迂回指令としての外部からの入力信号に基づく迂回要否情報をコールデータ管理部40に設定し、コールデータ管理部40は当該セッション通信について当該セッション通信を終了(終話)するまでSIPサーバMを迂回するように記憶する。
そして、SIPサーバMがセッションリソースの開放を伴う復旧などがなされると、前述した第1の実施形態における図4に示したステップS203〜ステップS205と同様(図8においては、ステップS402〜ステップS404)に、コールデータ管理部40に格納された迂回要否情報に基づき、当該セッション通信については、当該セッション通信が終了するまでSIPサーバMをスキップさせることができる。
なお、送信元のSIPサーバYから当該セッション通信におけるリクエストメッセージをSIPサーバMに対して送信する前に予め、入力装置70からの入力信号に基づく迂回要否情報をコールデータ管理部40に設定することで、前述した第1の実施形態における図6に示したステップS302及びステップS303である、送信元のSIPサーバYから送信したリクエストメッセージに対する送信先のSIPサーバMからのレスポンスメッセージに基づき、SIPサーバMをスキップする必要があると判定していた処理を削除することができる。
付記 上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の中継サーバを経由するIPネットワーク上でマルチメディアセッションを開始/変更/終了するためのセッション開始プロトコルを使用するSIPサーバにおいて、SIPに準拠したSIPメッセージの送受信を制御するSIP通信制御部と、前記SIPを用いた呼制御を行なうSIP呼制御部と、対向サーバとの間の通信状態の結果である通信状態情報、及び対向サーバの復旧状態の結果から当該対向サーバをスキップする必要性をセッション通信毎に判定した結果である迂回要否情報を管理するコールデータ管理部と、次の送信先に設定されている対向サーバの前記通信状態情報及び迂回要否情報に基づき、当該対向サーバに対してセッション通信毎に前記SIPメッセージをスキップさせるか否かを判定する迂回制御部と、前記迂回制御部による判定に基づき、前記SIPメッセージのルートヘッダの編集を行なうSIPヘッダ制御部と、を備えていることを特徴とするSIPサーバ。
(付記2)
前記SIPヘッダ制御部は、セッション通信中の状態で対向サーバに障害が発生し、当該セッション通信中の状態で当該対向サーバのセッションリソースが開放されて当該対向サーバが復旧した場合に、当該セッション通信におけるSIPメッセージのルートヘッダに設定されている送信経路から、当該セッションリソースが開放されて復旧した対向サーバを示す情報を削除することを特徴するSIPサーバ。
(付記3)
前記迂回制御部は、セッションリソースが開放されて復旧した対向サーバから送信される、該当セッション通信が存在しないことを示す応答コードが設定されたレスポンスメッセージに基づき、当該対向サーバに対して当該セッション通信における前記SIPメッセージをスキップさせる必要があると判定すると共に、当該セッション通信について当該セッション通信が終了するまで当該対向サーバをスキップさせるように、前記迂回要否情報として前記コールデータ管理部に格納させることを特徴とするSIPサーバ。
(付記4)
入力装置からの入力信号を受ける入力インタフェース部を有する迂回設定部を備え、前記迂回設定部は、前記入力装置からの入力信号に基づく前記迂回要否情報を前記コールデータ管理部に設定することを特徴とするSIPサーバ。
この第1の実施形態に係るSIPサーバの概念を説明するための説明図である。 SIPによるメッセージの送信経路設定を説明するための説明図である。 この第1の実施形態に係るSIPサーバの構成を示す機能ブロック図である。 SIPサーバが障害の復旧を検知していた場合のこの第1の実施形態に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。 図1に示すSIPサーバの迂回制御手順を説明するための機能ブロック図である。 SIPサーバが障害及び復旧を検知していなかった場合のこの第1の実施形態に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。 この第2の実施形態に係るSIPサーバの構成を示す機能ブロック図である。 入力装置を使用して迂回要否情報を設定した場合のこの第2の実施形態に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。 従来の送信経路設定装置の問題点を説明する説明図である。
符号の説明
1,2,3 IPネットワーク
10 SIP通信制御部
20 SIP呼制御部
30 SIPヘッダ制御部
40 コールデータ管理部
50 迂回制御部
60 迂回設定部
70 入力装置
200 SIPサーバ
200A SIPサーバA
200B SIPサーバB
200M SIPサーバM
200N SIPサーバN
200X SIPサーバX
200Y SIPサーバY
300a 発端末
300b 着端末

Claims (4)

  1. 複数の中継サーバを経由するIPネットワーク上で端末間のマルチメディアセッションを開始/変更/終了するためのセッション開始プロトコルを使用するSIPサーバにおいて、
    SIPに準拠したSIPメッセージの送受信を制御するSIP通信制御部と、
    前記SIPを用いた呼制御を行なうSIP呼制御部と、
    対向サーバとの間の通信状態の結果である通信状態情報、及び対向サーバの復旧状態の結果から当該対向サーバをスキップする必要性をセッション通信毎に判定した結果である迂回要否情報を管理するコールデータ管理部と、
    次の送信先に設定されている対向サーバの前記通信状態情報及び迂回要否情報に基づき、当該対向サーバに対してセッション通信毎に前記SIPメッセージをスキップさせるか否かを判定する迂回制御部と、
    前記迂回制御部による判定に基づき、前記SIPメッセージのルートヘッダの編集を行なうSIPヘッダ制御部と、
    を備え
    前記迂回制御部は、前記通信状態情報が次の送信先に設定されている対向サーバが通信不可能である旨の情報である場合に、当該対向サーバに対して前記SIPメッセージをスキップさせるように判定すると共に、前記迂回要否情報が次の送信先に設定されている対向サーバが復旧して通信可能であるが当該対向サーバにセッション通信のセッションリソースが存在しないため当該対向サーバをスキップする必要がある旨の情報である場合に、当該対向サーバに対して当該セッション通信における前記SIPメッセージをスキップさせるように判定することを特徴とするSIPサーバ。
  2. 前記請求項1に記載のSIPサーバにおいて、
    前記端末により生成されたルートセットに基づいてセッション通信におけるSIPメッセージのルートヘッダに設定されている送信経路は、当該セッション通信中の状態で対向サーバに障害が発生して当該対向サーバのセッションリソースが開放された際に、維持されており、
    前記SIPヘッダ制御部は、セッション通信中の状態で対向サーバに障害が発生し、当該セッション通信中の状態で当該対向サーバのセッションリソースが開放されて当該対向サーバが復旧した場合に、前記端末により生成されたルートセットに基づいて当該セッション通信におけるSIPメッセージのルートヘッダに設定されている送信経路から、当該セッションリソースが開放されて復旧した対向サーバを示す情報を削除することを特徴するSIPサーバ。
  3. 前記請求項1又は2に記載のSIPサーバにおいて、
    前記端末により生成されたルートセットに基づいてセッション通信におけるSIPメッセージのルートヘッダに設定されている送信経路は、当該セッション通信中の状態で対向サーバに障害が発生して当該対向サーバのセッションリソースが開放された際に、維持されており、
    前記迂回制御部は、セッションリソースが開放されて復旧した対向サーバから送信される、該当セッション通信が存在しないことを示す応答コードが設定されたレスポンスメッセージに基づき、当該対向サーバに対して当該セッション通信における前記SIPメッセージをスキップさせる必要があると判定すると共に、当該セッション通信について当該セッション通信が終了するまで当該対向サーバをスキップさせるように、前記迂回要否情報として前記コールデータ管理部に格納させることを特徴とするSIPサーバ。
  4. 前記請求項1又は2に記載のSIPサーバにおいて、
    入力装置からの入力信号を受ける入力インタフェース部を有する迂回設定部を備え、
    前記迂回設定部は、前記入力装置からの入力信号に基づく前記迂回要否情報を前記コールデータ管理部に設定することを特徴とするSIPサーバ。
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