JP4920637B2 - Sip電話システム、データ伝送方法、サーバユニットおよび電話端末 - Google Patents

Sip電話システム、データ伝送方法、サーバユニットおよび電話端末 Download PDF

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Description

この発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して音声通話を実現するSIP電話システムとこのシステムにおけるデータ伝送方法、サーバユニットおよび電話端末に関する。
近年では、IPネットワークを利用して音声通話を行ういわゆるVoIP(Voice over IP)が電話システムの主流となってきている。VoIP機能を持つ端末(パーソナルコンピュータ:PDA(Personal Digital Assistants)など)は、LAN(Local Area Network)に接続すれば電話機として使うことができる。この種のシステムでは発着信がIPアドレスに基づいて制御されるので、電話端末を手軽に移設することができる。
この種のシステムでは呼接続やプレゼンス管理などの機能の実現にあたりSIP(Session Initiation Protocol)を用いるのが普通である。周知のようにSIPでは各種サービスの実施にあたりサーバ−端末間で多様なメッセージがやりとりされる。SIPは汎用的なプロトコルであるのでサービスの拡大やシステムの拡張に有利である反面、リクエスト−レスポンス型のプロトコルであるので即時性を要する場合には不利な面もある。
例えば発呼に際して、INVITEメッセージが送出されるのはオフフックまたは回線キーを押下したのちダイヤル番号を全て入力し終えた時点である。つまり全ての番号が入力されるまではSIPサーバのリソースが捕捉されず、ダイヤル入力中の端末はサーバからは空き(アイドル:IDLE)に見える。よってダイヤル入力に時間がかかると他の端末からの着信メッセージを受けてしまうケースがあり、発信に失敗したり、回線は空きなのに着信できないという状況が起こりうる。
特許文献1に、回線捕捉操作時(オフフックまたは回線キー押下)に捕捉メッセージ(NOTIFY:BUSY)をリソース管理サーバに発行し、これを受けたサーバが捕捉受付(ACCEPT)メッセージを直ちに返送することで即座に回線を捕捉できるようにした技術が開示されている。しかしながらこの技術では以下のようなケースには対処できない。すなわち既存の技術では、通話を相手から切断された場合、端末はSIPサーバからBYEメッセージを受信したのち200OKメッセージを返信し、ユーザには切断トーンを送出する。この状態の端末はサーバからは空きに見えるので、オンフックされないままでいると他の端末からの着信メッセージを受けてしまうケースがあり、回線は空きなのに着信できないということになる。
このほか既存のボタン電話システムで知られるマルチアピアランスと称する機能をSIPシステムで実現するにあたり、次のような不具合もある。マルチアピアランスとは同じの回線を複数の端末に配置する機能であり、これをSIPシステムで実現するには同じ回線を持つ端末のそれぞれがその回線の状態をプレゼンス機能により監視するのが一般的である。つまり各端末が共有回線の監視をSUBSCRIBEメッセージにより宣言し、サーバは監視回線の状態が変化するたびにそれをNOTIFYメッセージで通知する。
しかしながらこの方法では、サーバは、INVITEメッセージの受信を契機として状態変化を通知する。よって複数のユーザが別々の端末から同じ回線から発信しようとすると、先にINVITEメッセージを送出したユーザの要求だけが有効とされてしまい、後からINVITEメッセージを送出したユーザはダイヤルを全て入力したのにもかかわらず発信できないといったケースが生じる。
そもそも上記の手法では、端末が複数の回線を持つようなケースでは回線ごとにSUBSCRIBEが必要となり、これと対になるNOTIFYメッセージも端末ごと、回線ごとに必要になるので、ネットワークトラフィックが指数関数的に増大することになり好ましくない。
INVITEが送出される前に、独自メッセージによってオフフックや回線ボタン押下をサーバに通知し、これを受けたサーバが、他の端末に直ちに回線の捕捉を通知するようにすることも考えられる。しかしながらファイヤウォールやNAT(Network Address Translation)などが端末とサーバとの間に存在すると、独自メッセージを通過させるために設定変更が必要になったり、SIPプロトコルに基づくApplication Layer Gateway機能を使えなくなったりするので好ましくない。
特開2002−152224号公報
以上述べたようにSIP電話システムには、複数の端末が関係するケースにおける発呼時、切断時の即時応答性に困難があり、何らかの対処が待たれている。独自のメッセージを定義してこれに対処しようとしてもファイヤウォールの設定変更などの煩雑な作業を要するので、SIPで規定されるメッセージを用いて対処したいというニーズがある。また、トラフィックを増大させることなく、SIPメッセージを用いてマルチアピアランスを実現したいというニーズもある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、即時応答性を向上させたSIP電話システム、データ伝送方法、サーバユニットおよび電話端末を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、IP(Internet Protocol)ネットワークに接続されるサーバユニットと、前記IPネットワークを介して前記サーバユニットとSIPメッセージを互いに授受する複数の電話端末と、前記電話端末の起動時に、前記サーバユニットまたは前記電話端末のいずれか一方から他方に向けSUBSCRIBEメッセージを送信し、 前記電話端末は、回線捕捉操作が行われると、前記サーバユニットに対してNOTIFYメッセージまたはPUBLISHメッセージにより操作された回線状態変化を示す回線捕捉情報を送信し、前記サーバユニットは、前記回線捕捉情報を受信すると回線捕捉処理を行い、複数の電話端末に対して、NOTIFYメッセージまたはPUBLISHメッセージにより回線捕捉情報を送信することで前記サーバユニットと前記電話端末の各々との間に双方向の通信路を形成する手段とを具備することを特徴とするSIP電話システムが提供される。
このような手段を講じることにより、SIPメッセージを使用可能なネットワーク環境において電話端末とサーバユニットとの間にデータ通信路を形成することが可能になる。つまりSUBSCRIBE、NOTIFY、PUBLISHといったプレゼンス管理に使用されるメッセージを、その枠にとらわれることなくデータ通信に流用することで、端末−サーバ間に専用のデータ通信路を形成することができる。従ってオンフック、オフフックなどの情報を即座にサーバユニットに通知でき、回線キーの状態変化を即座に表示できるようになる。また、回線ボタンごとにSUBSCRIBEによる購読宣言を必要としないので、ネットワークトラフィックを削減することが可能となる。
この発明によれば、即時応答性を向上させたSIP電話システム、データ伝送方法、サーバユニットおよび電話端末を提供することができる。
図1は、この発明に関わるSIP電話システムの一実施の形態を示すシステム図である。このシステムは複数のSIP端末11〜1nと交換サーバ20とを、SIPネットワーク40を介して接続したシステムである。SIP端末11〜1nと交換サーバ20とはSIPネットワーク40を介してSIPメッセージを互いに授受する。交換サーバ20とSIPネットワーク40との間にはプロキシサーバ30が設けられ、これにより交換サーバ20はプロキシサーバ30から見て内側のネットワークに設けられることになる。
プロキシサーバ30は、OSI(Open System Interconnection )リファレンスモデル第7層のHTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)などのアプリケーションプロトコルのレベルでネットワーク内外の通信を代替する、いわゆるアプリケーションレイヤゲートウェイ(Application Layer Gateway)であり、交換サーバ20側のLAN(Local Area Network)に対するファイヤウォールとしての機能を担う。
ところで、SIP端末11(他のSIP端末12〜1nも同様)はこの実施形態に係わる処理機能としてアップリンク送信部11a、ダウンリンク受信部11bを備える。また交換サーバ20はダウンリンク送信部20a、アップリンク受信部20bを備える。これらは例えばソフトウェアにより実現される処理機能であり、プレゼンス管理、およびイベント通知に関わる種々のメッセージの送信/受信に関わる機能を提供する。これらの詳細はIETF(Internet Engineering Task Force)により策定されるRFC(Request for Comments)3265、およびこれに関係する規定に記述される。
機能ブロック11a、11b、20a、20bは、端的に言えば、対象の監視を目的として用いられるSIPメッセージをデータ伝送に流用する機能を実現する。すなわちSUBSCRIBE、NOTIFY、あるいはPUBLISHなどのメッセージを用いて、サーバ−端末間にデータ伝送路を形成する。
周知のようにSIPメッセージはテキスト形式のメッセージであり、空白行を挟んでヘッダ部とボディ部とに区切られている。このうちボディ部にデータを記載すれば、データ通信を行うことができる。機能ブロック11a、11b、20a、20bは、データを記載して授受する機能と、記載されたデータを読み出す機能を持つ。なおボディ部に記載するデータはテキスト形式に限らず、バイナリ形式やその他の独自の形式をテキストにエンコードしたデータであっても良い。次に、第1〜第4の実施形態において各機能ブロックの作用を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、アップリンク送信部11aは交換サーバ20にSUBSCRIBEメッセージを送信する。このSUBSCRIBEメッセージが受理されると、アップリンク送信部11aはそれ以降、PUBLISHメッセージを用いて交換サーバ20にデータを伝送する。ダウンリンク受信部11bは、交換サーバ20からNOTIFYメッセージを用いて伝送されたデータを受信する。
アップリンク受信部20bは、SIP端末11から送信されたSUBSCRIBEメッセージを受信する。ダウンリンク送信部20aは、SIP端末11からSUBSCRIBEを受けた後は、NOTIFYメッセージを用いてSIP端末11にデータを伝送する。
図2は、SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第1の実施形態を示すシーケンス図である。以下のシーケンスではSIP端末11と12がマルチアピアランスを組んでいると仮定する。図2において、システムの起動時、すなわちSIP端末11,12、交換サーバ20がいずれもネットワークに接続されると、SIP端末11,12は交換サーバ20にSUBSCRIBE送信する。これを受けた交換サーバ20は、各SIP端末との通信が可能であれば200OKを返信して、この要求を受け入れることを宣言する。何らかの理由により通信が行えなければ、SUBSCRIBEは拒否される。
次に、SIP端末11において回線ボタン押下、またはオフフック操作がなされると、SIP端末11は、押下されたボタンの番号、オフフック信号などのデータを含む捕捉回線キー情報をPUBLISHに載せて交換サーバ20に送信する。そうすると交換サーバ20は200OKを返送したのち捕捉回線キー情報を解読し、対応する回線をただちに捕捉する。
さらに交換サーバ20は、捕捉回線キー情報を載せたNOTIFYをただちにSIP端末11,12に送信する。これにより、捕捉された回線に関するマルチアピアランスを組んでいるSIP端末11,12のいずれもが回線が捕捉されたことを認識できる。これらのSIP端末11,12は、捕捉された回線に対応する回線ボタン(LED)を点灯し、既にその回線が使用中であることを表示する。
以上の手順により、PUBLISH、NOTIFYにより回線捕捉情報が複数の端末に直ちに通知される。すなわち図3に示すように、オフフックまたは回線キーの押下時にその旨がPUBLISHで交換サーバ20に通知され、回線管理リソースにより直ちに回線リソースが取得されるので、その後に回線取得要求が生じても使用中のため捕捉失敗となる。従って、マルチアピアランスを組んでいる複数のSIP端末が同じ回線を同時に捕捉するといった状況において、2台目以降の端末のユーザは回線キー押下時に回線が使用中であることを知ることができ、無駄なダイヤル入力操作を防ぐことが可能になる。
図2に戻り、SIP端末11において着信先ダイヤルが入力されると、INVITEが交換サーバ20に送信されたのち標準的なSIPシーケンスを経てSIP端末11と相手先との間にセッションが形成される。
通話が終わり、セッションが相手先から切断されると交換サーバ20はBYEをSIP端末11に送信し、これに応じてSIP端末11から200OKが交換サーバ20に返送される。そうするとSIP端末11のユーザが切断トーンを聴取する状態になるが、この時点では回線はまだ解放されない。その後、SIP端末11においてオンフック、または切断キー押下(回線キー解放)操作がなされると、押下されたボタンのキー情報やオンフック信号がPUBLISHにより交換サーバ20に送信される。この時点で交換サーバ20は捕捉していた回線を開放する処理を行い、NOTIFYにより解放回線キー情報をSIP端末11,12に通知する。これを受けてSIP端末11,12は200OKを返送したのち回線LEDを消灯し、空き状態(アイドル)に戻る。以上の手順により、切断トーン聴取中に他の端末から着信メッセージを受けることを防ぐことが可能となる。
既存のSIP電話システムでは、図4に示すようにリソースの取得タイミングがダイヤル入力の完了後であるので、2つのSIP端末の双方からダイヤル入力がなされた場合、後から来た回線取得要求は回線使用中により発信失敗となる。これに対し第1の実施形態では、SIPに準拠するシステムであるにもかかわらず、オフフック後ただちに回線リソースが捕捉され、そのことが他のSIP端末に直ちに通知される。従ってダイヤル入力中に他のSIP端末からの着信メッセージを受けることを防止できるようになる。
以上説明したようにこの実施形態では、SIP端末11は例えばその起動時に、交換サーバ20にSUBSCRIBEを送出する。このSUBSCRIBEは何らかの対象の監視を目的とするものでなく、イベントパッケージなどを記載されたものではない。交換サーバ20はこのようなSUBSCRIBEを受信すると、それ以降はNOTIFYによりSIP端末11に向けデータを伝送する。このデータは例えば捕捉回線キー情報などの、プレゼンス管理に直接関係のないデータであって良い。またSIP端末11は、PUBLISHを用いて交換サーバ20にデータを伝送する。
このように、SUBSCRIBEの受信側からSUBSCRIBEの送信側へのリンクではNOTIFYを用いることで、発生したデータを相手側に即座に通知することが可能になる。逆方向のリンクでは状態の変化とは無関係にPUBLISHを送出することで、これもデータを即座に通知できる。PUBLISHとNOTIFYをイベント発生、イベント通知とは無関係にデータ伝送に用いることで、図5に示すように、SIPメッセージをサポートする交換サーバ20とSIP端末11との間で個別のデータ通信路を形成することが可能となる。SUBSCRIBE、NOTIFY、PUBLISHはいずれもSIPのフレームワークの中で定義されたものであるので、通常であればプロキシサーバ30によってフィルタリングされない。よってプロキシサーバ30のアプリケーションレイヤゲートウェイ機能に種々の設定を施す必要もなく、SIPプロトコルを使用できる環境であればネットワーク設定を変更することなく双方向のデータ通信を実現することができる。このデータ通信にあたり独自のメッセージを定義する必要もない。
このようにSUBSCRIBE、NOTIFY、PUBLISHといったプレゼンス管理に使用されるメッセージを、その枠にとらわれることなくデータ通信に流用することで、端末−サーバ間に専用のデータ通信路を形成することができる。従ってオンフック、オフフックなどの情報を即座にサーバユニットに通知でき、回線キーの状態変化を即座に表示でき、SIP電話システムの即時応答性を高めることが可能になる。さらには、マルチアピアランス機能を設定している場合にSIP端末の回線ボタンごとにSUBSCRIBEを送出する必要もなくなる。従ってネットワークトラフィックを削減することも可能になる。
[第2の実施形態]
図6は、SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第2の実施形態を示すシーケンス図である。第1の実施形態ではSIP端末11から交換サーバ20にSUBSCRIBEを送信したが必ずしもこれに限る必要はなく、交換サーバ20からSIP端末にSUBSCRIBEを送信してデータ通信路を形成することもできる。すなわち図6に示すように、システムの起動時に交換サーバ20はSIP端末11,12にSUBSCRIBE送信する。これを受けたSIP端末11,12は200OKを返信したのち、これ以降はNOTIFYにより捕捉回線キー情報を交換サーバ20に通知する。交換サーバ20は、これを受けるとPUBLISHに捕捉回線キー情報を載せてSIP端末11,12に送信する。
INVITE以降の発信、切断処理においても同様に、SIP端末11,12からはNOTIFYで、交換サーバ20からはPUBLISHにより相互のデータ通信が実現される。このようにしてもSIP端末と交換サーバ20との間にデータ通信路を形成することができる。
第2の実施形態では交換サーバ20が主導となってデータ通信路を確立する。つまり図7に示すように、最初のSUBSCRIBEがプロキシサーバ30の内側から外側に伝達される。プロキシサーバ30の設定によってはその内側のネットワークからしか通信路を確立できないケースもあるが、第2の実施形態によればそのような状況下においても通信路を確立することができる。
[第3の実施形態]
図8は、SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第3の実施形態を示すシーケンス図である。第3の実施形態では、交換サーバ20からSIP端末11,12へのダウンリンク、逆方向のアップリンクのいずれにおいても、まずSUBSCRIBEを送出することで通信路の形成を宣言する。これを受けたSIP端末11,12、交換サーバ20はいずれも、相手方へのデータ通信にNOTIFYを用いる。このようにすることでも図9に示すように、プロキシサーバ30を超えてデータ通信路を形成することが可能である。
[第4の実施形態]
図10は、SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第4の実施形態を示すシーケンス図である。このシーケンスはPUBLISHだけを用いて双方向のデータ通信を実現する手法の一例を示すものである。すなわちSUBSCRIBE/NOTIFYによる通信路の確立が必要なければ、図11に示すようにPUBLISHだけを用いて双方向のデータ通信を行うことも可能である。以上述べたように上記第1〜第4の実施形態によれば、即時応答性を高め、ネットワークトラフィックも削減したSIP電話システムを構築することが可能になる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば第3の実施形態において、NOTIFYに代えてPUBLISHによりデータ通信を行うことももちろん可能である。さらには、NOTIFYによる通信路とPUBLISHによる通信路とを個別に形成し、PUBLISHによる通信は低優先で、NOTIFYによる通信は高優先で処理するといった形態を実現することも可能である。
また第1〜第4の実施形態ではシステムの起動時(交換サーバ、SIP端末の起動時)に通信路を確立するようにした。このほか、通信のたびごとにその都度通信路を確立しても良いし、呼の生起(INVITE)ごとに通信路を確立し、呼の消滅(BYE)に伴って通信路を解放するようにしてもよい。
さらに、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に関わるSIP電話システムの一実施の形態を示すシステム図。 SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第1の実施形態を示すシーケンス図。 PUBLISHを用いた通知により回線リソースが即座に捕捉されることを示す図。 INVITEを用いた通知により発信失敗が生じる場合のあることを示す図。 図2のシーケンスにおいて交換サーバ20−SIP端末11間にデータ通信路が形成されることを示す模式図。 SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第2の実施形態を示すシーケンス図。 図6のシーケンスにおいて交換サーバ20−SIP端末11間にデータ通信路が形成されることを示す模式図。 SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第3の実施形態を示すシーケンス図。 図8のシーケンスにおいて交換サーバ20−SIP端末11間にデータ通信路が形成されることを示す模式図。 SIP端末と交換サーバ20との間で授受されるメッセージの第4の実施形態を示すシーケンス図。 図10のシーケンスにおいて交換サーバ20−SIP端末11間にデータ通信路が形成されることを示す模式図。
符号の説明
11〜1n…SIP端末、20…交換サーバ、30…プロキシサーバ、40…SIPネットワーク、11a…アップリンク送信部、11b…ダウンリンク受信部、20a…ダウンリンク送信部、20b…アップリンク受信部

Claims (10)

  1. SIP(Session Initiation Protocol)電話システムにおいて、
    IP(Internet Protocol)ネットワークに接続されるサーバユニットと、
    前記IPネットワークを介して前記サーバユニットとSIPメッセージを互いに授受する複数の電話端末と、
    前記電話端末の起動時に、前記サーバユニットまたは前記電話端末のいずれか一方から他方に向けSUBSCRIBEメッセージを送信することで前記サーバユニットと前記電話端末の各々との間に双方向の通信路を形成する手段と
    を具備し、
    前記電話端末は、回線捕捉操作が行われると、前記サーバユニットに対してNOTIFYメッセージまたはPUBLISHメッセージにより回線捕捉情報を送信し、
    前記サーバユニットは、前記回線捕捉情報を受信すると回線捕捉処理を行い、前記複数の電話端末に対して、NOTIFYメッセージまたはPUBLISHメッセージにより回線捕捉情報を送信する
    ことを特徴とするSIP電話システム。
  2. 前記電話端末は、
    電話端末の起動時に、前記SUBSCRIBEメッセージを前記サーバユニットに送信し、この後には回線捕捉操作が行われると、PUBLISHメッセージにより前記サーバユニットに回線捕捉情報を伝送するアップリンク送信部と、
    前記サーバユニットから前記NOTIFYメッセージにより伝送された回線捕捉情報を受信するダウンリンク受信部とを備え、
    前記サーバユニットは、
    前記電話端末から送信された前記SUBSCRIBEメッセージを受信するアップリンク受信部と、
    回線捕捉処理を行った後、その送出元の電話端末に前記NOTIFYメッセージにより回線捕捉情報を伝送するダウンリンク送信部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のSIP電話システム。
  3. 前記サーバユニットは、
    前記電話端末が起動されると、前記SUBSCRIBEメッセージを前記電話端末に送信し、このSUBSCRIBEメッセージを送信後にはPUBLISHメッセージを用いて当該電話端末に回線捕捉情報を伝送するダウンリンク送信部と、
    前記電話端末から回線捕捉操作が行われた時に前記NOTIFYメッセージを用いて伝送された回線捕捉情報を受信するアップリンク受信部とを備え、
    前記電話端末は、
    前記サーバユニットから送信された前記SUBSCRIBEメッセージを受信して通信路を形成し、PUBLISHメッセージにより送信される回線捕捉情報を受信するダウンリンク受信部と、
    このSUBSCRIBEメッセージを受けた後、回線捕捉操作が行われた時に前記サーバユニットに前記NOTIFYメッセージにより回線捕捉情報を伝送するアップリンク送信部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のSIP電話システム。
  4. 前記サーバユニットは、
    前記SUBSCRIBEメッセージを前記電話端末に送信し、この後には前記NOTIFYメッセージを用いて当該電話端末に回線捕捉情報を伝送するダウンリンク送信部と、
    前記電話端末から前記NOTIFYメッセージにより伝送された回線捕捉情報を受信するアップリンク受信部とを備え、
    前記電話端末は、
    前記SUBSCRIBEメッセージを前記サーバユニットに送信し、このSUBSCRIBEメッセージを送信後には回線捕捉操作が行われた時に前記NOTIFYメッセージにより当該サーバユニットに回線捕捉情報を伝送するアップリンク送信部と、
    前記サーバユニットから前記NOTIFYメッセージにより伝送された回線捕捉情報を受信するダウンリンク受信部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のSIP電話システム。
  5. 前記サーバユニットは、SIPを解釈可能なアプリケーションレイヤゲートウェイに対して内部に位置するネットワークに設けられることを特徴とする請求項1に記載のSIP電話システム。
  6. IP(Internet Protocol)ネットワークを介してSIP(Session Initiation Protocol)メッセージを互いに授受するサーバユニットと複数の電話端末を具備するSIP電話システムにおけるデータ伝送方法であって、
    前記電話端末の起動時に、前記サーバユニットまたは前記電話端末のいずれか一方から他方に向けSUBSCRIBEメッセージを送信することで前記サーバユニットと前記電話端末の各々との間に双方向の通信路を形成し、
    前記電話端末で回線捕捉操作が行われると、前記サーバユニットに対してNOTIFYメッセージまたはPUBLISHメッセージにより、操作された回線状態変化を示す回線捕捉情報を送信し、
    前記サーバユニットが前記回線捕捉情報を受信すると、回線捕捉処理を行い、複数の電話端末に対して、NOTIFYメッセージまたはPUBLISHメッセージにより回線捕捉情報を送信する
    ことを特徴とするデータ伝送方法。
  7. 前記通信路の形成は、前記電話端末が起動されたときに、前記SUBSCRIBEメッセージを前記電話端末から前記サーバユニットに送信することで形成するものであり
    前記電話端末からの回線捕捉情報の送信は、このSUBSCRIBEメッセージ送信後にPUBLISHメッセージにより前記サーバユニットに伝送するものであり
    前記サーバユニットからの回線捕捉情報の送信は、電話端末から送信された前記SUBSCRIBEメッセージを受信した後にはその送出元の電話端末に前記NOTIFYメッセージにより伝送する
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ伝送方法。
  8. 前記通信路の形成は、前記電話端末が起動されたときに、前記サーバユニットから前記電話端末に対し、前記SUBSCRIBEメッセージを送信することで形成されるものであり
    前記サーバユニットからの回線捕捉情報の送信は、このSUBSCRIBEメッセージを送信後にはPUBLISHメッセージを当該電話端末に伝送するものであり
    前記電話端末からの回線捕捉情報の送信は、前記サーバユニットから送信された前記SUBSCRIBEメッセージを受信した後に、前記電話端末から当該サーバユニットに前記NOTIFYメッセージを伝送するものである
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ伝送方法。
  9. IP(Internet Protocol)ネットワークを介して接続された複数の電話端末との間で、SIP(Session Initiation Protocol)メッセージを互いに授受するサーバユニットにおいて、
    前記電話端末の起動時に当該電話端末に向けSUBSCRIBEメッセージを送信することで前記SUBSCRIBEメッセージを送信した電話端末との間に双方向の通信路を形成する手段と、
    前記電話端末からNOTIFYメッセージにより前記回線捕捉情報を受信すると回線捕捉処理を行い、複数の電話端末に対して、PUBLISHメッセージにより回線捕捉情報を送信する手段と
    を具備することを特徴とするサーバユニット。
  10. IP(Internet Protocol)ネットワークを介して接続されたサーバユニットとの間で、SIP(Session Initiation Protocol)メッセージを互いに授受する電話端末において、
    起動時に前記サーバユニットに向けSUBSCRIBEメッセージを送信することで前記SUBSCRIBEメッセージを送信したサーバユニットとの間に双方向の通信路を形成する手段と、
    前記電話端末は、回線捕捉操作が行われると、前記サーバユニットに対してNOTIFYメッセージにより操作された回線状態変化を示す回線捕捉情報を送信する送信手段と
    を具備することを特徴とする電話端末。
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