JP5302076B2 - 通信障害検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、端末装置が通信管理装置を介して対象装置と接続された通信システムにおける通信障害を前記端末装置にて検出するための通信障害検出システムに関する。
従来、店舗、工場等の監視対象を遠隔の監視センタで監視するシステムにおいては、監視対象に設置された監視端末が監視センタと通信する。監視端末は、監視映像や、センサによって検出された警備関連の信号などを監視センタへと送信する。
近年、ネットワーク技術の発展を背景として、監視システムの通信回線としてブロードバンド回線を利用することが提案されている。ただし、送信されるデータが、監視映像や警備関連の信号といったように秘匿性の要求が高いデータであるため、通信のセキュリティについての要求レベルも高い。そこで、仮想的な専用線として機能するVPN(仮想プライベートネットワーク)を監視センタと監視端末の間に構築して、通信のセキュリティを確保することが提案されている(特許文献1)。
監視システムにVPNを適用する場合、監視センタにセンタ装置とVPNサーバを設け、VPNサーバを、監視対象の施設などの監視端末とVPNで接続することが考えられる。この場合、監視端末とVPNサーバの間にVPNトンネルが構築される。監視端末は、監視情報のパケットを暗号化し、VPNトンネルを通してVPNサーバに送る。VPNサーバは、監視情報のパケットを復号化し、監視センタ内の通信でセンタ装置へと送信する。センタ装置は、監視映像を管理したり、監視対象を警備するための機能を提供する。
このような監視システムにおいて、通信障害の検出には、疎通確認(Keep Alive)信号が好適に用いられる。監視端末は、定期的に疎通確認信号をVPNサーバに送り、VPNサーバから疎通確認信号に対する応答を受け取る。応答が無ければ、障害が発生したと判断される(特許文献2)。
特開2006−203313号公報 特開2001−53794号公報
しかしながら、上記のような監視システムにおいては、監視センタ内でVPNサーバとセンタ装置の間に通信障害が生じたときに、監視端末では、疎通確認信号の送受信結果からは監視センタ内の通信異常を検出できないという問題がある。監視センタ内に通信異常が生じても、監視端末とVPNサーバの間の疎通確認信号の送受信は可能だからである。
このように、従来は、監視端末が疎通確認信号の送受信結果から検出できるのは、監視端末とVPNサーバの間の通信障害に限られてしまい、監視センタ内で発生したVPNサーバとセンタ装置間の通信障害は検出できない。つまり、監視情報をセンタ装置まで到達させるという目的を達成する上では、中途半端な障害情報しか得られない。
監視システムは、警備等の役割も果たしており、システムの安全性や安定性に対する要求のレベルが高い。そのため、上記のような監視センタ内の通信障害も検出し、適切な処理を行えるようにすることが望まれる。
上記問題の解決のために、VPNサーバが、監視センタ内の通信障害の情報を監視端末に通知することも考えられる。しかし、単に通信障害の通信処理を追加すると、監視端末とVPNサーバとの間で監視情報以外の情報通信量が増え、通信効率を低下させてしまう。特に、VPNサーバには多数の監視端末が接続されており、VPNから各監視端末に通信障害情報を送信するようにすると、VPNサーバの負担が大きくなる。
上記では、VPN利用型の監視システムを取り上げて、本発明の背景について説明した。しかし、同様の問題は、監視システム以外でも生じ得るし、VPN以外でも生じ得る。すなわち、端末装置が通信管理装置を介して対象装置と接続された通信システムにおいては、端末装置が疎通確認信号を使っても、通信管理装置から先の通信障害を検出できず、そのために、端末装置が対象装置と通信できなくなるという問題がある(端末装置、通信管理装置及び対象装置は、上記の例の監視端末、VPNサーバ及びセンタ装置とそれぞれ対応する)。
本発明は、上記背景の下でなされたものであり、その目的は、通信管理装置と対象装置の間の通信障害を端末装置に検出させることができ、しかもそのような障害検出を高い通信効率で実現できる技術を提供することにある。
また、本発明の目的は、通信障害が発生した区間を容易に特定でき、通信障害に適切に対処できる技術を提供することにある。
本発明の通信障害検出システムにおいては、端末装置が通信管理装置を介して対象装置と接続された通信システムにおける通信障害を前記端末装置にて検出する。この通信障害検出システムにおいて、前記通信管理装置は、前記端末装置と第1の疎通確認信号を送受信する第1疎通確認通信部と、前記対象装置と第2の疎通確認信号を送受信する第2疎通確認通信部と、前記第2疎通確認通信部が前記対象装置から前記第2の疎通確認信号を受信しないときに、前記通信管理装置と前記対象装置の間の障害情報を、前記端末装置へ送信する前記第1の疎通確認信号に付加する障害情報付加部とを有し、前記端末装置は、前記通信管理装置と前記第1の疎通確認信号を送受信する端末側疎通確認通信部と、前記通信管理装置から受信した前記第1の疎通確認信号を解析し、前記第1の疎通確認信号に前記障害情報が含まれている場合に、前記通信管理装置と前記対象装置の間に通信障害が生じたと判断する障害解析部を有する。
上記のように、本発明によれば、端末装置と通信管理装置は、第1の疎通確認信号を送受信する。また、通信管理装置と対象装置が、第2の疎通確認信号を送受信する。そして、通信管理装置は、対象装置から第2の疎通確認信号を受信しないときに、通信管理装置と対象装置の間の障害情報を、端末装置へ送信する第1の疎通確認信号に付加する。これにより、端末装置は、第1の疎通確認信号に付加された障害情報に基づいて、通信管理装置と対象装置の間に発生した通信障害を検出することができる。
上記構成においては、通信管理装置と対象装置の間の障害情報が、第1の疎通確認信号に付加される。例えば、第1の疎通確認信号がパケットである場合、パケットのデータ領域に障害情報が付加される。したがって、特別に障害情報の通信処理を追加することなく、端末装置と通信管理装置の疎通確認の通信を利用して、通信管理装置と対象装置の間の障害情報を端末装置に提供できる。端末装置にとってみれば、第1の疎通確認信号の送受信処理により、通信管理装置との間の通信障害だけでなく、通信管理装置の向こう側の通信障害をも検出できる。したがって、通信効率を下げることなく、通信管理装置と対象装置の間の通信障害を端末装置に提供できる。
こうして、本発明によれば、通信管理装置と対象装置の間の通信障害を端末装置に検出させることができ、しかもそのような障害検出を高い通信効率で実現できる。
また、本発明において、前記通信管理装置は、複数の対象装置と接続されてよく、前記第2疎通確認通信部は、前記複数の対象装置の各々と前記第2の疎通確認信号を送受信してよく、前記障害情報付加部は、前記第2の疎通確認信号を送信してこない対象装置の識別情報を前記障害情報として、前記端末装置へ送信する前記第1の疎通確認信号に付加してよく、前記端末装置は、前記通信管理装置から受信した前記第1の疎通確認信号に前記障害情報として付加された前記識別情報に応じて通信相手の対象装置を切り換えてよい。
上記構成によれば、通信管理装置は、第2の疎通確認信号を送信してこない対象装置の識別情報を障害情報として第1の疎通確認信号に付加する。したがって、端末装置は、第1の疎通確認信号に付加された識別情報から、障害発生区間を容易に特定でき、そして、障害発生区間を避けるように通信相手の対象装置を切り換えることができる。
また、本発明において、前記端末装置は、前記複数の対象装置のうちで、通信障害が無ければ優先的に通信対象とすべき優先対象装置と、前記優先対象装置と通信不能な場合に通信対象とすべき補助対象装置とを記憶してよく、前記第1の疎通確認信号に前記障害情報として前記優先対象装置の識別情報が付加されている場合に、前記補助対象装置と通信してよい。
この構成では、障害発生前は、端末装置が、通信管理装置を介して優先対象装置と通信する。通信管理装置と優先対象装置の間に通信障害が生じると、端末装置は、該当区間に通信障害が発生したことを、第1の疎通確認信号に付加された識別情報から検出でき、通信相手を補助対象装置に切り換えることができる。このような切換えの判断を、端末装置は、特別な新しい通信を行うことなく、第1の疎通確認信号の通信処理により実現できる。こうして、本発明によれば、通信障害が発生した区間を容易に特定でき、通信障害に適切に対処できる。
また、本発明では、前記端末装置が監視対象に設けられてよく、前記通信管理装置及び前記複数の対象装置が、前記監視対象から得られた監視情報を前記端末装置から受信する監視センタに設けられてよい。前記端末装置は、前記障害解析部の解析結果に基づき、前記通信管理装置と前記優先対象装置の間の通信障害の有無を示す障害状態情報を記憶する障害状態記憶部と、前記障害状態記憶部の障害状態情報に基づいて前記監視情報の送信先として前記優先対象装置又は前記補助対象装置を選択する監視情報送信部と、を有してよい。
この構成では、通信障害検出システムが監視システムに設けられる。端末装置は、監視情報を送信するときに、上記のように障害状態記憶部の障害状態情報を参照し、優先対象装置から補助対象装置へと送信先を切り換えられる。監視システムは、警備等の役割も果たしており、システムの安全性や安定性に対する要求のレベルが高く、このようなニーズに本発明は好適に応えられる。
また、本発明において、前記端末装置と前記通信管理装置はVPN接続されてよい。この構成により、端末装置と通信管理装置の間のVPN接続の疎通確認を利用して、通信管理装置と対象装置の間の障害情報を端末装置に提供できる。端末装置にとってみれば、VPN通信の疎通確認の通信により、通信管理装置とのVPN接続の通信障害だけでなく、通信管理装置の向こう側の通信障害をも検出できる。したがって、VPN接続の通信効率を下げることなく、通信管理装置と対象装置の間の通信障害の情報を端末装置に提供できる。
また、本発明において、前記端末装置は、前記優先対象装置との復旧確認のための通信を定期的に行い、前記優先端末装置から受領信号を受信することにより復旧を確認する復旧確認部を有してよく、復旧確認の受領信号待ち期間が、第1の疎通確認信号の待ち期間より長く設定されてよく、前記復旧確認部は、前記優先端末装置との通信の復旧が確認されたときに、前記障害状態記憶部の前記障害状態情報を書き換えてよい。
この構成により、端末装置は、適切に設定された受領信号待ち期間を用いて復旧確認を行い、優先対象装置との通信が復旧したときに監視情報の通信を再開できる。
また、本発明において、前記端末装置は、第1のネットワークを介して前記通信管理装置と接続されると共に、第2のネットワークを介して前記監視センタと接続されてよく、前記補助対象装置と通信不能な場合に、前記第2のネットワークを介して前記監視センタと通信してよい。
この構成により、優先対象装置と補助対象装置の双方との通信が不可能な場合でも、第2のネットワークを介して監視センタと通信でき、不通状態を知らせることができる。第2のネットワークは例えば携帯電話網である。
また、本発明の別の態様は、端末装置とその通信相手である対象装置との間に介在する通信管理装置であって、前記端末装置と第1の疎通確認信号を送受信する第1疎通確認通信部と、前記対象装置と第2の疎通確認信号を送受信する第2疎通確認通信部と、前記第2疎通確認通信部が前記対象装置から前記第2の疎通確認信号を受信しないときに、前記通信管理装置と前記対象装置の間の障害情報を、前記端末装置へ送信する前記第1の疎通確認信号に付加する障害情報付加部とを有する。この態様によっても上述の本発明の利点が得られる。
また、本発明の別の態様は、通信管理装置を介して対象装置と接続された端末装置であって、前記通信管理装置と前記第1の疎通確認信号を送受信する端末側疎通確認通信部と、前記通信管理装置から受信した前記第1の疎通確認信号を解析する障害解析部とを有し、前記端末側疎通確認通信部は、前記通信管理装置と前記対象装置の間の障害情報が付加された前記第1の疎通確認信号を前記通信管理装置から受信し、前記障害解析部は、前記第1の疎通確認信号を解析した結果、前記第1の疎通確認信号に前記障害情報が含まれている場合に、前記通信管理装置と前記対象装置の間に通信障害が生じたと判断する。この態様によっても上述の本発明の利点が得られる。
本発明は、上記の通信障害検出システム、通信管理装置及び端末装置の態様に限定されない。本発明は、その他の装置又はシステムの態様で表現されてよく、また、本発明は、方法、プログラム、又は同プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体のかたちで実現されてよい。
上述のように、本発明によれば、通信管理装置と対象装置の間の通信障害を端末装置に検出させることができ、しかもそのような障害検出を高い通信効率で実現できる。本発明によれば、端末装置が通信障害が発生した区間を容易に特定でき、通信障害に適切に対処できる。
本実施の形態の監視システムの全体的な構成を示す図である。 監視システムの構成をより具体的に示すブロック図である。 監視システムに組み込まれた本発明の通信障害検出システムに係る主要な構成を示すブロック図である。 監視システムの全体的な構成を複数の監視装置及び複数のセンタ装置と共に示す図である。 IP回線ユニットでの処理を示すフローチャートである。 コントローラの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態では、本発明の通信障害検出システムが監視システムに適用される。監視システムでは、監視対象と監視センタとが監視情報を通信する。監視対象には監視装置が設けられ、監視センタには通信管理装置とセンタ装置が設けられる。本実施の形態では、監視装置及びセンタ装置が本発明の端末装置及び対象装置にそれぞれ相当する。ここではまず、監視システムの構成について説明する。
図1は、本発明の監視システムの全体的な構成を示している。図示のように、監視システム1では、監視センタ3、監視対象5及び利用者拠点7の間で通信が行われる。ここで利用者とは、監視システム1による監視対象5の監視サービスの利用者を意味する。本実施の形態の例では、監視対象5が店舗であり、利用者拠点7は店舗のオーナーの事務所である。
監視センタ3には、通信管理装置11及び複数のセンタ装置13が備えられており、これらは通信可能に接続されている。通信管理装置11及び複数のセンタ装置13は、地理的には離れた場所に配置されてよい。複数のセンタ装置13は、複数の担当地域にそれぞれ配置されてよい。また、複数のセンタ装置13は同一機能のものをバックアップ用として用意しても良いし、機能を分担してよい。例えば、あるセンタ装置13が、警備関連の信号を処理する管制センタ装置として機能してよく、別のセンタ装置13が、監視映像を主に処理する画像センタ装置として機能してよい。なお、本発明の範囲でセンタ装置13が一つでもよい。
監視対象5及び利用者拠点7には、それぞれ、監視装置15及び利用者装置17が設けられている。監視装置15及び利用者装置17は本発明の端末に相当する。監視装置15は、監視情報をセンタ装置13及び利用者装置17へ送る。監視情報は、例えば、監視カメラの画像であり、また、監視対象5にて検出された監視信号である。監視信号は、例えば異常発生を示す警備信号であり、警備信号は、監視対象5に設置されたセンサからの検出信号に基づいて生成され、あるいは、警報ボタン(スイッチ)が操作されたときに生成される。また、利用者装置17は、監視装置15へ制御信号や、音声信号を送る。このような利用者装置17から監視装置15への信号も、監視情報に含まれる。
図1では、1つの監視対象5及び1つの利用者拠点7が示されている。しかし、実際には、監視センタ3は複数の監視対象5及び複数の利用者拠点7と通信する。したがって、通信管理装置11も、複数の監視装置15及び複数の利用者装置17と通信する。各々の監視装置15は関連づけられた利用者装置17(店舗のオーナーの端末)と通信する。
図1の監視システム1において、例えば、監視装置15がセンサ信号等により異常を検出したとする。この場合、監視情報として警備信号が、監視対象5の映像と共に、監視センタ3へ送信される。監視センタ3では、オペレータがセンタ装置13のモニタで警備信号や映像を確認し、警備員に必要な指示を出す。指示を受けた警備員が監視対象5に急行し、異常に対処する。
また例えば、監視装置15は、監視対象5の映像等を定期的に、あるいはその他の設定に従って利用者装置17へ送る。例えば、センサによって来客が検出されたときに、映像等が利用者装置17へ送られる。また、利用者装置17から映像等の送信が要求されることもある。オーナーは、映像等によって店舗の様子を把握できる。また、オーナーは、利用者装置17から監視装置15に音声等を送り、店員に必要事項を指示することができる。
次に、監視システム1の通信形態について説明する。通信管理装置11、監視装置15及び利用者装置17は、インターネットもしくは閉域網に接続されている。
さらに、通信管理装置11は、インターネット上でセンタ端末間VPN(仮想プライベートネットワーク)21によって監視装置15及び利用者装置17と接続される。センタ端末間VPN21を構築するために、通信管理装置11にVPNサーバ機能が備えられ、監視装置15及び利用者装置17にVPNクライアント機能が備えられる。VPNでは、VPNトンネルが構築され、暗号化通信が行われ、高いセキュリティ性が実現される。
また、監視装置15と利用者装置17は、通信管理装置11を介してSIP通信23を行う。SIP通信23は、上記のセンタ端末間VPN21を介して行われる。通信管理装置11にはSIPサーバ機能が備えられている。
また、監視装置15と利用者装置17は、通信管理装置11を介さずに、直接に端末間VPN25によって接続される。この端末間VPN25を構築するために、利用者装置17にVPNサーバ機能が備えられ、監視装置15にVPNクライアント機能が備えられる。
ここで、センタ端末間VPN21は、常時接続されVPNトンネルが構築されており、センタ装置13と監視装置15及び利用者装置17の間での通信に利用される。これに対して、端末間VPN25は、必要なときのみ構築される。
以上に、監視システム1の全体構成を説明した。上記のように、本実施の形態では、2種類のVPNが使用される。一方は、通信管理装置11と端末(監視装置15又は利用者装置17)を接続し、他方は、端末同士(監視装置15と利用者装置17)を接続する。そこで、図1では、これら2つのVPNを区別するため、センタ端末間VPN21と端末間VPN25といった用語を用いている。ただし、単にVPN21、VPN25といった用語が用いられてよい。
次に、図2を参照し、監視システム1の構成をより具体的に説明する。通信管理装置11は、ファイアウォール31、HTTPサーバ33、VPNサーバ35、SIPサーバ37、アカウント管理サーバ41及びデータベース43を備える。
ファイアウォール31は、通信管理装置11と監視装置15及び利用者装置17との間で使用される通信データ以外のデータを遮断する装置である。HTTPサーバ33はインターネットもしくは閉域網接続のための構成である。VPNサーバ35は、VPNトンネル構築のための認証と暗号化を行うサーバである。
VPNサーバ35は、センタ端末間VPN21を実現する構成であり、通信管理装置11と監視装置15の間にVPNを構築し、また、通信管理装置11と利用者装置17の間にVPNを構築する。監視装置15からの信号は、VPNサーバ35で復号化されて、センタ装置13へ送信される。また、センタ装置13からの信号は、VPNサーバ35で暗号化されて、監視装置15へ送信される。また、通信管理装置11が監視装置15に信号を送るときも、VPNサーバ35で暗号化が行われる。通信管理装置11と利用者装置17の通信でも、VPNサーバ35が同様に暗号化及び復号化を行う。
SIPサーバ37は、SIPプロトコルに従ってシグナリングの処理を行い、監視装置15と利用者装置17を接続する。SIPサーバ37は、利用者装置17が監視装置15に接続を要求する場合に、もしくは、監視装置15が利用者装置17に接続を要求する場合に、SIPの接続制御の機能を果たす。
SIPのシグナリングでは、メッセージが交換される。具体的には、INVITE(招待)メッセージとOKメッセージが交換される。このメッセージ交換を利用して、VPN接続確立のためにIPアドレス及び電子証明書が交換される。
アカウント管理サーバ41は、認証等の各種の情報を管理するサーバである。管理される情報は、データベース43に格納される。管理される情報は、IP回線のアカウント、VPN接続(トンネル構築)のための電子証明書、鍵ペアの情報を含む。また、本実施の形態では、SIPのシグナリングの過程で、端末間の接続について認証及び認可が行われる。この処理のための情報も、データベース43に保持され、アカウント管理サーバ41に使用される。尚、端末間の接続についての認証及び認可はSIPサーバ自身が行うようにすることもできる。
センタ装置13は、監視卓51と回線接続装置53を備える。監視卓51が回線接続装置53を介して通信管理装置11に接続される。例えば、センタ装置13が画像センタである場合、監視映像が監視卓51に供給され、監視卓51にて管理される。また、センタ装置13が管制センタである場合、警備関連の情報が監視卓51に供給される。監視映像も管制センタのモニタに好適に表示される。監視映像等は、センタ装置同士の間でも通信されてよい。
次に、監視装置15について説明する。監視装置15は、コントローラ61、IP回線ユニット63、ルータ65、周辺機器67、マルチ回線アダプタ69及び監視対象PC(パーソナルコンピュータ)71で構成されている。
コントローラ61はコンピュータで構成されており、周辺機器67と連携して、監視機能を実現する。コントローラ61は、監視センタ3とはIP回線ユニット63を介して接続される。また、コントローラ61は、利用者装置17とも、IP回線ユニット63を介して接続される。
図2では、周辺機器67として監視カメラ73、センサ75及び警報ボタン77が例示されている。コントローラ61は、監視映像に対して画像認識処理を施して異常を検出する。また、コントローラ61は、センサ75から入力される検出信号により、異常を検出する。警報ボタン77が押されたときにも異常が検出される。その他の周辺機器が異常検出に用いられてよい。異常が発生すると、コントローラ61はセンタ装置13と通信し、警備信号と画像信号を送信する。監視カメラ73と共にマイクが備えられており、音声信号も送信される。このようにして、コントローラ61は監視対象5の警備機能を実現する。
また、監視映像及び音声は、センタ装置13から要求されたときにも送信される。さらに、監視映像及び音声は、利用者装置17にも送られる。利用者装置17への送信は、例えば定期的に行われ、また、その他の設定に従って行われる。例えば、センサ75により来客が検知されると、映像等が利用者装置17に送られる。また、利用者装置17から要求されたときも、監視装置15は映像等を送信する。
IP回線ユニット63は、コントローラ61が通信管理装置11と通信するためのVPNトンネルを構築する。また、コントローラ61が利用者装置17と通信するためのVPNトンネルを構築する。前者は、センタ端末間VPN21に対応し、後者は、端末間VPN25に対応する。これらの接続において、IP回線ユニット63は、VPNクライアントの機能を実現する。
図2では、IP回線ユニット63がコントローラ61の内部構成として示されている。これは、物理的な配置を表現している。通信構成としては、IP回線ユニット63は、コントローラ61とルータ65の間に配置されている。そして、IP回線ユニット63は、コントローラ61と、イーサネット(登録商標)でLAN又はシリアルで接続されている。ルータ65は、ブロードバンド回線用のルータである。
マルチ回線アダプタ69は、携帯電話網を介してセンタ装置13と接続される。マルチ回線アダプタ69は、ブロードバンド回線が不通のときに警備信号を送信するために使用される。警備信号が、コントローラ61からマルチ回線アダプタ69に送られ、マルチ回線アダプタ69からセンタ装置13へと送信される。
監視対象PC71は、監視対象5に設置されるPCである。本実施の形態の例では、監視対象5が店舗である。したがって、監視対象PC71は店舗用のPCでよい。
次に、利用者装置17について説明する。利用者装置17は、VPN終端装置(以下、VTE)81、ルータ83及び利用者PC(パーソナルコンピュータ)85で構成されている。
VTE81は、ブロードバンド接続のための回線終端装置である。そして、VTE81は、通信管理装置11のVPNサーバ35とVPNトンネルを構築し、また、監視装置15のIP回線ユニット63とVPNトンネルを構築する。前者では、VTE81がVPNクライアントとして機能し、後者では、VTE81がVPNサーバとして機能する。ルータ83は、ブロードバンド回線用のルータもしくは閉域網用のルータである。
VTE81は、利用者PC85と接続される。VTE81は、監視装置15のコントローラ61から受信した映像、音声及び制御信号を利用者PC85に転送する。また、VTE81は、利用者PC85から受信した音声及び制御信号をコントローラ61へ転送する。
本実施の形態では、利用者拠点7が、店舗のオーナーの事務所等である。したがって、利用者PC85は、店舗のオーナーのPCでよい。利用者PC85は、オーナーが監視対象5の監視映像を見るために用いられる。この機能を提供するために、利用者PC85には、コントローラ61と通信することによって監視対象5の監視映像を表示及び切り換えることができるアプリケーションソフトがインストールされている。
本実施の形態では、利用者装置17が固定されている。しかし、利用者装置17の機能が携帯端末等に組み込まれて、移動可能であってもよい。
以上に、監視システム1の全体的な構成を説明した。次に、本発明の特徴に係る構成について説明する。
本実施の形態は、監視システム1における通信障害の検出機能に関する。上述したように、本実施の形態では、監視装置15が、通信管理装置11を介してセンタ装置13と接続される。より詳細には、監視装置15は、センタ端末間VPN21を介してVPNサーバ35と接続され、そして、VPNサーバ35がセンタ装置13と接続される。ここでは、監視装置15及びセンタ装置13が本発明の端末装置及び対象装置に対応し、VPNサーバ35が通信管理装置として機能する。
監視装置15は、疎通確認(Keep Alive)信号をVPNサーバ35との間で送受信することにより、通信障害を検出する。しかし、これだけでは、監視装置15とVPNサーバ35の間の通信障害しか検出できない。本実施の形態は、以下のような構成により、監視装置15が、VPNサーバ35とセンタ装置13の間の通信障害も検出可能になり、かつ、通信障害に対する適切な対処が可能になる。
図3は、監視システム1の一部であって、本発明に関連する主要な構成を示している。図3において、図1及び図2で説明された要素には、同一の符号が付されている。
図3において、監視装置15は、コントローラ61、IP回線ユニット63及びマルチ回線アダプタ69を有する。前述の図2では、物理的配置を表現するためにIP回線ユニット73がコントローラ71の内部構成として示されていた。しかし、通信の構成としては、図3に示すように、IP回線ユニット73とコントローラ71は接続され、互いに通信する関係にある。
監視センタ3には、VPNサーバ35、第1センタ装置13a及び第2センタ装置13bが備えられている。VPNサーバ35は、図2の通信管理装置11に設けられた構成である。第1センタ装置13a及び第2センタ装置13bは、図1及び図2のセンタ装置13に相当し、それぞれ回線接続装置53を有する。第1センタ装置13a及び第2センタ装置13bを区別しないときは、単にセンタ装置13という。
本実施の形態では、第1センタ装置13a及び第2センタ装置13bに、監視情報の送信先としての優先順位が付されている。図示のように、第1センタ装置13aが優先的に選択される送信先に設定されており、本発明の優先対象装置に相当する。そして、センタ装置13bは、第1センタ装置13aに通信障害が発生したときに補助的に選択される送信先であり、本発明の補助対象装置に相当する。
次に、図3の各部構成について説明する。図3に示すように、IP回線ユニット63は、端末側疎通確認通信部101、障害解析部103及び記憶部105を有する。また、VPNサーバ35は、第1疎通確認通信部111、第2疎通確認通信部113及び障害情報付加部115を有する。
端末側疎通確認通信部101と第1疎通確認通信部111は、第1の疎通確認信号を送受信する。第1の疎通確認信号は、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間の接続状態を確認するための信号であり、端末側疎通確認通信部101から所定周期(例えば30秒毎)で第1疎通確認通信部111に送信され、第1疎通確認通信部111は第1の疎通確認信号を受信すると、端末側疎通確認通信部101に返信する。IP回線ユニット63は、送信した第1の疎通確認信号が受信されないと、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間に通信障害が発生したと判断する。又、VPNサーバ35でも、第1疎通確認通信部111で所定周期毎に第1の疎通確認信号を受信しないと、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間に通信障害が発生したと判断する。
また、第2疎通確認通信部113は、第1センタ装置13aとの間で第2の疎通確認信号を送受信する。第1センタ装置13aでは、回線接続装置53(より詳細には図示されない疎通確認通信部)が第2の疎通確認信号を通信する。第2の疎通確認信号は、監視センタ3内でのVPNサーバ35と第1センタ装置13aの間の接続状態を確認するための信号であり、第2疎通確認通信部113より所定周期(例えば30秒毎)で送信される。第2の疎通確認信号が受信されないと、VPNサーバ35は、第1センタ装置13aとの間に通信障害が発生したと判断する。第2疎通確認通信部113は、第2センタ装置13bとの間でも同様に第2の疎通確認信号を送受信する。
第1センタ装置13a、第2センタ装置13bでも、所定周期毎にVPNサーバ35から第2の疎通確認信号を受信しないと、VPNサーバ35との間で通信障害が発生したと判断する。
障害情報付加部115は、第2の疎通確認信号の送受信により通信障害が検出されたときに、第1疎通確認通信部111から端末側疎通確認通信部101へ送信される第1の疎通確認信号に障害情報を付加する構成である。障害情報としては、通信障害が発生したセンタ装置13の識別情報が付加される。識別情報としては具体的にはIPアドレスが用いられる。したがって、第1センタ装置13aとの間で通信障害が生じたときは、第1センタ装置13aのIPアドレスが第1の疎通確認信号に付加される。同様に、第2センタ装置13bとの間で通信障害が生じたときは、第2センタ装置13bのIPアドレスが第1の疎通確認信号に付加される。
第1の疎通確認信号は、いわゆる空パケットに相当するデータでよい。本実施の形態は、この空パケットを利用し、空パケットのデータ領域に障害情報として、障害が生じたセンタ装置13のIPアドレスを埋め込む。
IP回線ユニット63の障害解析部103は、通信障害の判定を行う。端末側疎通確認通信部101が自身が送信した第1の疎通確認信号を受信しなかったとする。この場合、障害解析部103は、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間に通信障害が発生したと判断する。
また、障害解析部103は、端末側疎通確認通信部101に受信された第1の疎通確認信号を解析する。第1の疎通確認信号に障害情報としてのIPアドレスが付加されていなければ、VPNサーバ35と各センタ装置との通信は正常であると判断する。そして、第1の疎通確認信号に障害情報としてのIPアドレスが付加されており、そのIPアドレスが第1センタ装置13aのIPアドレスである場合、障害解析部103は、VPNサーバ35と第1センタ装置13aの間に通信障害が生じたと判断する。
記憶部105は、IP回線ユニット63の処理で使用される各種の情報を記憶する構成である。図示のように、記憶部105は、第1センタ装置13aのIPアドレスを記憶している。このIPアドレスが、上記の処理のために障害解析部103に参照される。すなわち、記憶部105の第1センタ装置13aのIPアドレスが、第1の疎通確認信号に付加されたIPアドレスと比較され、両者が一致すれば、障害解析部103は障害発生と判断する。障害解析部103は、上記のようにしてVPNサーバ35と第1センタ装置13aの間の障害発生を検出すると、障害発生をコントローラ61に通知する。
上記のように、本実施の形態では、障害解析部103は、監視情報の優先送信先として設定された第1センタ装置13aに関してのみ通信障害を判断する。障害解析部103は、補助的な送信先である第2センタ装置13bについては、通信障害として判断しない。そのため、第2センタ装置13bのIPアドレスが第1の疎通確認信号に含まれていても、障害解析部103はコントローラ61に通信をしない。
図4は、図3の構成を含むより全体的なシステム構成を示している。VPNサーバ35には、第1センタ装置13a及び第2センタ装置13bだけでなく、他のセンタ装置13も接続されている。またVPNサーバ35には、複数の監視装置15が接続されている。
VPNサーバ35は、複数のセンタ装置13(第1センタ装置13a及び第2センタ装置13bを含む)の各々と第2の疎通確認信号を送受信する。それら複数のセンタ装置13のうちの一つとの間で通信障害が発生したとする。このとき、VPNサーバ35は、各々の監視装置15に対する第1の疎通確認信号に、通信障害が発生したセンタ装置13のIPアドレスを付加する。
各々の監視装置15には、優先送信先のセンタ装置13が設定されている。そこで、各監視装置15は、VPNサーバ35から受信した第1の疎通確認信号を解析し、優先送信先のセンタ装置13のIPアドレスが付加されているか否かを判断する。該当IPアドレスが付加されていれば、監視装置15は、VPNサーバ35と優先送信先のセンタ装置13の区間に通信障害が生じたと判断する。
図3に戻り、コントローラ61の構成について説明する。コントローラ61は、通信状態管理部121、監視情報送信部123、不通通知部125、復旧確認部127及び記憶部129を有する。
記憶部129は、コントローラ61での処理に使われる各種の情報を記憶する構成である。記憶部129は、送信先情報を記憶している。優先送信先と補助的な送信先が記憶されている。前者が第1センタ装置13aであり、後者が第2センタ装置13bであり、この点は既に述べた通りである。
また、記憶部129は、本発明の障害状態記憶部として機能し、障害状態情報を記憶する。障害状態情報は、優先送信先である第1センタ装置13aについての通信障害の有無を表す情報である。上述のように、障害解析部103は、VPNサーバ35と第1センタ装置13aの間の通信障害発生をコントローラ61に通知する。この通知を受けると、通信状態管理部121が、記憶部129に障害発生を記録する。
監視情報送信部123は、IP回線ユニット63を介して監視センタ3へと監視情報を送信する構成である。監視情報送信部123は、記憶部129の障害状態情報を参照して、監視情報の送信先を選択し、切り換える。第1センタ装置13aに関する通信障害が記録されていなければ、監視情報送信部123は、優先順位が高い第1センタ装置13aへと監視情報を送る。第1センタ装置13aに関する通信障害が記録されている場合、監視情報送信部123は、補助的な送信先である第2センタ装置13bへと監視情報を送る。
不通通知部125は、不通状態を第1センタ装置13aに通知する構成である。監視情報送信部123が、補助的送信先である第2センタ装置13bを選択したにも拘わらず、監視情報を送信できなかったとき、不通通知部125が機能する。不通通知は、マルチ回線アダプタ69を介し、更に携帯電話網を介して第1センタ装置13aへと送られる。
復旧確認部127は、VPNサーバ35と第1センタ装置13aとの通信の復旧を定期的に確認する構成である。ここでは、疎通確認信号を用いる代わりに、コントローラ61が第1センタ装置13aに実際のデータの送信を所定の復旧確認間隔で定期的に試みる。そして、所定の受領信号待ち期間が経過する前に第1センタ装置13aから受領信号を受信すると、復旧確認部127は、通信が復旧したと判断し、記憶部129の障害状態情報を、障害発生無しの状態に書き換える。
受領信号待ち期間は、第1の疎通確認信号の返信待ち期間より長く設定されており(例えば5分)、これにより、短すぎる期間で未復旧の判断をしてしまうこともなく、復旧確認を適切に行える。より詳細には、1回の送信における受領信号の単位待ち期間が設定されている。単位待ち時間が経過すると、いわゆるタイムオーバーとなり、リトライが行われる。そして、所定のリトライ回数のリトライが行われ、最後のリトライもタイムオーバーに終わると、送信が失敗したと判断される。本発明の復旧確認の受領信号待ち期間は、最初の送信から最後のタイムオーバーまでであってよく、つまり、単位待ち時間にトライ回数を掛けた値であってよい。
以上に図3の各部構成について説明した。次に、本実施の形態の動作を説明する。ここでは、まず、IP回線ユニット63の動作を説明する。
図5を参照すると、端末側疎通確認通信部101は、第1の疎通確認信号を所定周期で第1疎通確認通信部111へ送信し(S1)、第1疎通確認通信部111から第1の疎通確認信号(応答信号)が所定時間以内に返信されたか否かを判定する(S3)。端末側疎通確認通信部101が第1疎通確認通信部111から第1の疎通確認信号を受信しない場合、ステップS3がNoになり、障害解析部103は、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間に通信障害が発生したと判断して、コントローラ61に通知し、コントローラ61は障害情報を記憶部129に記憶する(S5)。
端末側疎通確認通信部101が第1の疎通確認信号(応答信号)を受信した場合、障害解析部103が第1の疎通確認信号を解析し(S7)、障害情報が付加されているか、特に、第1センタ装置13aのIPアドレスが付加されているかを判定する(S9)。ステップS9の判定がNoである場合、即ち、第1センタ装置以外のIPアドレスが付加されているか、全くIPアドレスが付加されていない場合、障害解析部103は、障害が発生していないと判定し、リターンする。ステップS9の判定がYesであれば、障害解析部103は、VPNサーバ35と第1センタ装置13aとの間に通信障害が発生したと判断し、障害発生をコントローラ61へ通知する(S11)。障害発生は、コントローラ61にて通信状態管理部121により記憶部129に記録される。
図6は、コントローラ61の監視情報送信部123の動作を示している。監視情報を送信すべきイベントが発生すると(S21)、監視情報送信部123は、記憶部129の障害状態情報を参照し(S23)、障害発生が記録されているか否かを判定する(S25)。障害発生が記録されていなければ、監視情報送信部123は、第1センタ装置13aへと監視情報を送信する(S27)。一方、障害発生が記録されている場合、監視情報送信部123は、補助対象装置である第2センタ装置13bへと監視情報を送信するよう、VPNサーバ35へその旨指示する(S29)。
尚、図6で説明する障害は、VPNサーバ35とセンタ装置13間の障害であり、IP回線ユニット63とVPNサーバ35間の障害については後述する。
次に、システム全体の動作を説明する。まず、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間の通信が正常であり、かつ、VPNサーバ35と第1センタ装置13aの間の通信が正常であったとする。この場合、端末側疎通確認通信部101は、第1の疎通確認信号を第1疎通確認通信部111に送り、第1疎通確認通信部111から第1の疎通確認信号を返信される。また、第2疎通確認通信部113は第2の疎通確認信号を第1センタ装置13aに送り、第1センタ装置13aから第2の疎通確認信号を返信される。したがって、第1の疎通確認信号に障害情報は付加されない。また、コントローラ61の記憶部129には、通信障害発生を示す障害状態情報は記録されていない。そこで、監視情報送信部123は、監視情報を第1センタ装置13aへと送信する。監視情報は、IP回線ユニット63、センタ端末間VPN21、VPNサーバ35を介して第1センタ装置13aへと送られる。IP回線ユニット63では監視情報のパケットが暗号化及びカプセル化され、VPNサーバ35で監視情報がカプセルから取り出され、復号化される。
次に、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間に通信障害が生じたとする。この場合、端末側疎通確認通信部101は、第1疎通確認通信部111から第1の疎通確認信号を受信しない。そこで、障害解析部103が、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間に通信障害が生じたと判断し、エラー処理を行う。具体的には、障害解析部103はコントローラ61に通知し、コントローラ61は記憶部129に障害情報として記憶するとともに、マルチ回線アダプタ69より、接続中のセンタ装置へ、障害情報として送信する。
次に、IP回線ユニット63とVPNサーバ35の間の通信は正常だが、VPNサーバ35と第1センタ装置13aの間に通信障害が生じたとする。この場合、第2疎通確認通信部113が第2の疎通確認信号を第1センタ装置13aに送っても、応答信号を受信できない。そこで、障害情報付加部115は、第1センタ装置13aのIPアドレスを、障害情報として、第1の疎通確認信号に付加する。この第1の疎通確認信号が、第1疎通確認通信部111から端末側疎通確認通信部101へと送信される。
障害解析部103は、受信された第1の疎通確認信号を解析し、第1センタ装置13aのIPアドレスを検出し、VPNサーバ35と優先対象装置である第1センタ装置13aとの間に通信障害が発生したと判断し、通信障害発生をコントローラ61に通知する。そして、通信障害が記憶部129に障害状態情報として記録される。監視情報送信部123は、記憶部129の障害状態情報と送信先情報を参照し、監視情報等の送信先を補助対象装置である第2センタ装置13bに切り換えるようVPNサーバ35に指示コマンドを送信する。
そして、IP回線ユニット63の記憶部105に記憶してある監視情報の送信先のIPアドレスを第2センタ装置13bのものに更新する。
監視情報送信部123が第2センタ装置13bへの送信にも失敗したとする。この場合は、不通通知部125が不通通知をマルチ回線アダプタ69より携帯電話網経由で第1センタ装置13aへと送信する。
また、監視情報送信部123は、障害発生を記憶部129に記録するとともに、復旧確認部127に伝える。復旧確認部127は、障害発生から所定の復旧確認間隔で定期的に復旧確認を行う。復旧確認部127は、第1センタ装置13aにデータ送信を試みる。所定の受領信号待ち期間の経過前に第1センタ装置13aから受領信号を受信すると、復旧が確認される。そして、復旧確認部127が、記憶部129の障害状態情報を書き換え、障害が発生していない状態にする。監視情報送信部123は、障害状態情報を参照し、監視情報の送信先を第1センタ装置13aに戻す。これにより、元の通り、監視装置15と優先送信先である第1センタ装置13aとの間で監視情報が通信される。
以上に本実施の形態の通信障害検出システムの動作を説明した。上記の実施の形態では、IP回線ユニット63がVPNサーバ35に第1の疎通確認信号を送信し、VPNサーバ35が第1の疎通確認信号を返信した。これは、VPNサーバ35には多数のIP回線ユニット63が接続されており、VPNサーバ35の負担を軽減するためである。しかし、接続されているIP回線ユニット63が少数の場合には、送受信の順番は逆でもよい。同様に、VPNサーバ35とセンタ装置13の間の第2の疎通確認信号の通信順序も逆でもよい。
また、上記の実施の形態では、IP回線ユニット63に関して本発明が適用された。しかし、VTE81も監視システム1における端末装置であり、VTE81に関しても本発明が適用されてよい。
また、本発明の範囲内で、本発明が監視システム以外に適用されてよく、VPN以外の通信に適用されてよい。しかし、本実施の形態のようなVPN利用型の監視システムでは上記のようにシステムの安全性の要求レベルが高い。したがって、本発明は、VPN利用型の監視システムにおいて特に有用であるといえる。
以上に本発明の好適な実施の形態について説明した。上記のように、本発明によれば、端末装置(監視装置15)が、通信管理装置(VPNサーバ35)と対象装置(センタ装置13)の間に発生した通信障害を検出することができる。しかも、特別に障害情報の通信処理を追加することなく、端末装置と通信管理装置の疎通確認の通信を利用して、通信管理装置と対象装置の間の障害情報を端末装置に提供できる。端末装置にとってみれば、第1の疎通確認信号の送受信処理により、通信管理装置との間の通信障害だけでなく、通信管理装置の向こう側の通信障害をも検出できる。このように、通信管理装置と対象装置の間の通信障害を端末装置に検出させることができ、しかもそのような障害検出を高い通信効率で実現できる。
また、本発明によれば、端末装置は、第1の疎通確認信号に障害情報として付加された識別情報(IPアドレス)から、障害発生区間を容易に特定できる。上記の例では、端末装置は、特に、通信管理装置と優先対象装置(第1センタ装置13a)の区間が障害発生区間か否かを判定している。そして、端末装置は、障害発生区間を避けるように通信相手の対象装置を切り換えることができる。こうして、通信障害が発生した区間を容易に特定でき、通信障害に適切に対処できる。
また、本発明によれば、障害発生前は、端末装置が、通信管理装置を介して優先対象装置と通信する。通信管理装置と優先対象装置の間に通信障害が生じると、端末装置は、該当区間に通信障害が発生したことを、第1の疎通確認信号に付加された識別情報から検出し、通信相手を補助対象装置に切り換えることができる。このような切換えの判断を、端末装置は、特別な新しい通信を行うことなく、第1の疎通確認信号の通信処理により実現でき、こうして、通信障害に適切に対処できる。
また、本発明では、通信障害検出システムが監視システムに設けられる。端末装置は、監視情報を送信するときに、上記のように障害状態記憶部の障害状態情報を参照し、優先対象装置から補助対象装置へと送信先を切り換えられる。監視システムは、警備等の役割も果たしており、システムの安全性や安定性に対する要求のレベルが高く、このようなニーズに本発明は好適に応えられる。
また、本発明によれば、端末装置と通信管理装置はVPN接続される。したがって、端末装置と通信管理装置の間のVPN接続の疎通確認を利用して、通信管理装置と対象装置の間の障害情報を端末装置に提供できる。端末装置にとってみれば、VPN通信の疎通確認の通信により、通信管理装置とのVPN接続の通信障害だけでなく、通信管理装置の向こう側の通信障害をも検出できる。こうして、VPN接続の通信効率を下げることなく、通信管理装置と対象装置の間の通信障害の情報を端末装置に提供できる。
また、本発明によれば、上記のように優先対象装置との通信の復旧確認が行われる。適切に設定された受領信号待ち期間を用いて復旧確認が行われ、優先対象装置との通信が復旧したときに監視情報の通信を再開できる。
また、本発明によれば、端末装置は、第1のネットワークを介して通信管理装置と接続されると共に、第2のネットワークを介して監視センタと接続される。上記の例では、第1のネットワークがセンタ端末間VPN21であり、第2のネットワークが携帯電話網である。そして、端末装置は、補助対象装置と通信不能な場合に、第2のネットワークを介して監視センタと通信する。したがって、優先対象装置と補助対象装置の双方との通信が不可能な場合でも、端末装置は、第2のネットワークを介して監視センタと通信でき、不通状態を知らせることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかる通信障害検出システムは、端末装置が通信する通信システムにおいて有用であり、例えば監視システムに好適に適用される。
1 監視システム
3 監視センタ
5 監視対象
7 利用者拠点
11 通信管理装置
13 センタ装置
15 監視装置
17 利用者装置
21 センタ端末間VPN
23 SIP通信
25 端末間VPN
33 HTTPサーバ
35 VPNサーバ
37 SIPサーバ
41 アカウント管理サーバ
43 データベース
61 コントローラ
63 IP回線ユニット
65、83 ルータ
69 マルチ回線アダプタ
73 監視カメラ
81 VPN終端装置(VTE)
85 利用者PC
101 端末側疎通確認通信部
103 障害解析部
105 記憶部
111 第1疎通確認通信部
113 第2疎通確認通信部
115 障害情報付加部
121 通信状態管理部
123 監視情報送信部
125 不通通知部
127 復旧確認部
129 記憶部

Claims (5)

  1. 監視センタにセンタ装置とVPNサーバが設けられ、前記VPNサーバが監視対象に設置された監視端末とVPN接続された通信システムにおいて、前記監視センタ内における通信障害を前記監視端末にて検出するための通信障害検出システムであって、
    前記VPNサーバは、
    前記監視端末と第1の疎通確認信号を送受信する第1疎通確認通信部と、
    前記センタ装置と第2の疎通確認信号を送受信する第2疎通確認通信部と、
    前記第2疎通確認通信部が前記センタ装置から前記第2の疎通確認信号を受信しないときに、前記VPNサーバと前記センタ装置の間の障害情報を、前記監視端末へ送信する前記第1の疎通確認信号に付加する障害情報付加部とを有し、
    前記監視端末は、
    前記VPNサーバと前記第1の疎通確認信号を送受信する端末側疎通確認通信部と、
    前記VPNサーバから受信した前記第1の疎通確認信号を解析し、前記第1の疎通確認信号に前記障害情報が含まれている場合に、前記VPNサーバと前記センタ装置の間に通信障害が生じたと判断する障害解析部を有することを特徴とする通信障害検出システム。
  2. 前記VPNサーバは、複数のセンタ装置と接続されており、
    前記第2疎通確認通信部は、前記複数のセンタ装置の各々と前記第2の疎通確認信号を送受信し、
    前記障害情報付加部は、前記第2の疎通確認信号を送信してこないセンタ装置の識別情報を前記障害情報として、前記監視端末へ送信する前記第1の疎通確認信号に付加し、
    前記監視端末は、前記VPNサーバから受信した前記第1の疎通確認信号に前記障害情報として付加された前記識別情報に応じて通信相手のセンタ装置を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の通信障害検出システム。
  3. 前記監視端末は、前記複数のセンタ装置のうちで、通信障害が無ければ優先的に通信対象とすべき優先センタ装置と、前記優先センタ装置と通信不能な場合に通信対象とすべき補助センタ装置とを記憶しており、
    前記第1の疎通確認信号に前記障害情報として前記優先センタ装置の識別情報が付加されている場合に、前記補助センタ装置と通信することを特徴とする請求項2に記載の通信障害検出システム。
  4. 前記監視センタは、前記監視対象から得られた監視情報を前記監視端末から受信し、
    前記監視端末は、
    前記障害解析部の解析結果に基づき、前記VPNサーバと前記優先センタ装置の間の通信障害の有無を示す障害状態情報を記憶する障害状態記憶部と、
    前記障害状態記憶部の障害状態情報に基づいて前記監視情報の送信先として前記優先センタ装置又は前記補助センタ装置を選択する監視情報送信部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の通信障害検出システム。
  5. 監視センタに設けられたセンタ装置と、その通信相手である監視対象に設置された監視端末との間に介在するよう前記監視センタに設置されるVPNサーバ機能を有した通信管理装置であって、
    前記監視端末と第1の疎通確認信号を送受信する第1疎通確認通信部と、
    前記センタ装置と第2の疎通確認信号を送受信する第2疎通確認通信部と、
    前記第2疎通確認通信部が前記センタ装置から前記第2の疎通確認信号を受信しないときに、前記通信管理装置と前記センタ装置の間の障害情報を、前記監視端末へ送信する前記第1の疎通確認信号に付加する障害情報付加部とを有することを特徴とする通信管理装置。
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