JP2006229399A - 通信システム、中継ノード及びそれらに用いる通信方法並びにそのプログラム - Google Patents

通信システム、中継ノード及びそれらに用いる通信方法並びにそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 中継ノードの障害に対して迅速に対応可能な通信システムを提供する。
【解決手段】 運用状態監視部18は監視対象となる中継ノードの運用状態を管理し、通信継続性有無判定部19は監視対象となる中継ノードを経由するセッションが障害中継ノードを迂回しても通信が継続可能かどうかを判定する。通信継続性有無判定データ受信部20は監視対象となる中継ノードを経由するセッションが障害中継ノードを迂回しても通信が継続可能かどうかを判定するためのデータを受信する。通信継続性有無判定データ送信部21は監視対象となる中継ノードを経由するセッションが障害中継ノードを迂回しても通信が継続可能かどうかを判定するためのデータを送信する。リセット生成・送信部22は監視対象である中継ノードが障害を起こした場合に通信のリセットを行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は通信システム、中継ノード及びそれらに用いる通信方法並びにそのプログラムに関し、特に通信システムを構成するいずれかの構成要素に発生する障害に対して耐性の高い通信システムに関する。
従来、通信装置の障害対策としては、障害装置の切離しや冗長化等が行われている。この障害対策としては、例えば、装置内に迂回経路を用意しておき、障害発生時に迂回経路に切替えて通信を行う方法がある(例えば、非特許文献1参照)。また、冗長化に関しては、複数の装置を用意して、現用系と予備系として稼動させる方式がある(例えば、非特許文献2参照)。
特に、SOCKSサーバのように、通信装置が送受信端末間で行われている通信状態を管理し、かつ送信側に対して確認応答を送信する場合、通信状態を考慮した障害対策が必要となる。ここで述べられている通信状態とは、送受信端末間でどこからどこまで送られたという状態を表している。このような通信装置を介した通信において、通信装置に障害が発生した場合には、送受信端末間の通信状態のずれを解消することができず、通信断を引き起こす。
この障害について具体的に図5を参照して説明する。図5(a),(b)は送信端末2と受信端末3との間で、トランスポート層でTCP(Transport Control Protocol)を用いた通信に関して中継ノード1−1,1−2が中継している様子を表している。
ここで、中継ノード1−1において障害が発生し、中継ノード1−2によって中継ノード1−1が切り離された後の通信について説明する。中継ノード1−1が切り離されると、送信端末2と中継ノード1−2との間、中継ノード1−2と受信端末3との間でそれぞれ通信が行われる。ここでは、送信端末2と中継ノード1−2との間、中継ノード1−2と受信端末3との間で行われる通信についてそれぞれ順を追って説明する。
まず、送信端末2と中継ノード1−2との間の通信について説明する。中継ノード1−1において障害が発生した時、送信端末2と中継ノード1−1との間のネットワーク上に送信端末2から送信された131番から140番までのデータと中継ノード1−1から送信された121番から130番までの確認応答が存在している。
また、中継ノード1−1と中継ノード1−2との間のネットワーク上には、中継ノード1−1から送信された111番から120番のデータと中継ノード1−2から送信された101番から110番の確認応答が存在している。さらに、送信端末2から送信された121番から130番のデータは消失してしまう。
障害発生後、送信端末2は121番から130番までの確認応答を受信する。この時、送信端末2は130番までのデータを廃棄する。中継ノード1−2は111番から120番のデータを受信して111番から120番までの確認応答を送信する。
送信端末2は中継ノード1−2から送信された101番から110番の確認応答と、111番から120番までの確認応答とを受信するが、すでに130番までの確認応答を受信して130番までのデータを廃棄しているので、無視する。中継ノード1−2では送信端末2から送信された131番から140番までのデータを受信するが、中継ノード1−2では121番から130番までのデータを受信していないので、120番の確認応答を送信する(送信端末2に対して121番のデータ要求を行う)。
送信端末2は121番の確認応答を受信するが、121番のデータはすでに確認応答受信済みなので無視する。送信端末2ではTCP(Transmission Control Protocol)のタイムアウトによって送信したが、確認応答を受信していない130番のデータを再送する。それに対して中継ノード1−2は送信端末2から送信された130番のデータを受信するが、121番を受信していないので、120番の確認応答を送信して121番のデータを送信端末2に要求する。
結局、中継ノード1−1の障害によって、送信端末は130番のデータを送信、中継ノード1−2は120番の確認応答を送信するという状態が続き、通信状態の同期が取れなくなる。これは121番から130番のデータが中継ノード1−1の障害によって失われたことに起因する。
次に、中継ノード1−2と受信端末3との間の通信について説明する。中継ノード1−1において障害が発生した時、中継ノード1−2と受信端末3との間のネットワーク上に、中継ノード1−2から送信された91番から100番までのデータと受信端末3から送信された81番から90番までのデータが存在する。
受信端末3は中継ノード1−2から送信されていた91番から100番までのデータを受信して91番から100番までのデータを送信する。中継ノード1−2は受信端末3から送信された81番から100番までの確認応答を受信する。中継ノード1−2は120番までのデータを送信する。受信端末3は120番までのデータを受信し、120番までの確認応答を送信する。中継ノード1−2は121番以降のデータを受信していないので、120番以降のデータは送信しない。
したがって、上記の動作では通信状態のずれを解消することができない。障害発生後、通信状態のずれによって無応答状態が続き、最終的には、送受信端末のアプリケーションが通信継続不可能であることを判断して通信を終了させるため、単純な切り離しでは、迅速な障害対策が行えないという問題がある。
また、通信装置を冗長化し、現用系と予備系とを用意し、双方の状態を同期させて運用する方法もある。この場合、現用系障害時に予備系に切替えて通信を継続することが可能であるが、常に現用系と予備系とでセッション毎に通信状態の同期を取らなければならず、処理コストが高いという問題がある。
"Packet Shaper技術情報"<http://www.macnica.net/packeteer/packetshp_tech.html> S.Knight,et al."Virtual Router Redundancy Protocol"(RFC2338,April 1998)<http://www.ietf.org/rfc/rfc2338.txt>
上述した従来の通信装置の障害対策では、中継ノードの障害に対して、送受信端末が障害を認識して通信をやり直さない限り通信を再開することができないため、迅速な障害対策が行われないという問題がある。
また、従来の通信装置の障害対策では、中継ノードの冗長化を行い、現用系と予備系とを配置して現用系障害時に切替えて障害対策を行うことが可能であるが、セッション毎に現用系と予備系とで通信状態の同期を取る必要があるため、処理負荷が増大するという問題が発生する。さらに、従来の通信装置の障害対策では、冗長化によって複数の装置を用意しなければならず、高コストであるということも問題となる。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、中継ノードの障害に対して迅速に対応することができる通信システム、中継ノード及びそれらに用いる通信方法並びにそのプログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、低コストで耐障害性の高いシステムを実現することができる通信システム、中継ノード及びそれらに用いる通信方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による第1の通信システムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムであって、
前記中継ノード各々は、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる手段とを備えている。
本発明による第2の通信システムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムであって、
前記中継ノード各々は、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる手段とを備えている。
本発明による第3の通信システムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムであって、
前記中継ノード各々は、自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する手段と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる手段とを備えている。
本発明による第4の通信システムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムであって、
前記中継ノード各々は、並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する手段と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる手段とを備えている。
本発明による第1の中継ノードは、送信端末と受信端末との間の通信を中継する中継ノードであって、
監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる手段とを備えている。
本発明による第2の中継ノードは、送信端末と受信端末との間の通信を中継する中継ノードであって、
監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる手段とを備えている。
本発明による第3の中継ノードは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の振り分け・集約ノードとともに中継する中継ノードであって、
自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する手段と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる手段とを備えている。
本発明による第4の中継ノードは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の振り分け・集約ノードとともに中継する中継ノードであって、
並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する手段と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる手段とを備えている。
本発明による第1の通信方法は、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
前記中継ノード各々が、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる処理とを実行している。
本発明による第2の通信方法は、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
前記中継ノード各々が、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する処理と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる処理とを実行している。
本発明による第3の通信方法は、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
前記中継ノード各々が、自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する処理と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる処理とを実行している。
本発明による第4の通信方法は、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
前記中継ノード各々が、並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する処理と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる処理とを実行している。
本発明による第1の通信方法のプログラムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる処理とを実行させている。
本発明による第2の通信方法のプログラムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する処理と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる処理とを実行させている。
本発明による第3の通信方法のプログラムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する処理と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる処理とを実行させている。
本発明による第4の通信方法のプログラムは、送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する処理と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる処理とを実行させている。
すなわち、本発明の第1の通信システムは、中継ノード同士で運用状態を監視し、中継ノードの障害発生時に、監視している中継ノードが送受信端末で行われている通信を終了させる手段と、障害を起こした中継ノードを経由して通信が行われていた各セッションに関して障害を起こした中継ノードを迂回しても通信継続可能かどうかを判定し、通信継続可能なセッションに関して通信を継続させる手段とを有することで、中継ノードの障害に対して迅速に対応することが可能となり、低コストで耐障害性の高いシステムが実現可能となる。
本発明の第2の通信システムは、障害を起こした中継ノードを経由するセッションを特定する手段を有することで、障害を起こした中継ノードを経由するセッションのみに対して障害対策を行うことが可能となり、障害を起こした中継ノードを経由しないセッションに対して影響を与えない。また、本発明の第2の通信システムでは、ネットワークに対して余計なデータ及び確認応答を送出することを防ぐことが可能となる。
本発明の第3の通信システムは、中継ノードが並列接続されて運用されている場合、並列接続されている中継ノードの中で、生存している中継ノードが障害を起こした中継ノードを経由するデータ及び確認応答の受信のみで、通信継続可能かどうかを判定し、通信継続不可能なセッションに対して通信を終了させる手段を有することで、ネットワークに対して余計なデータ及び確認応答を送出するのを防ぐことが可能となる。
上記の如く、本発明の通信システムでは、中継ノード障害時に、生存している中継ノードが送受信端末間の通信セッションを終了させることで、送受信端末における無通信状態を解消し、即時、通信をやり直すことが可能となる。
また、本発明の通信システムでは、中継ノード障害時に、生存している中継ノードが、通信継続可能かどうかを判定し、通信継続不可能な通信セッションのみ通信を終了させることで、通信継続可能な通信セッションを終了させることがないため、通信効率低下を防ぐことが可能となる。
さらに、本発明の通信システムでは、障害を起こした中継ノードを経由する通信に対してのみ、障害対策を行うことで、障害対策用のデータ送出を抑制することが可能となり、ネットワークの負荷増大を防ぐことが可能となる。
したがって、本発明の通信システムでは、中継ノード障害時に、送受信端末に対して通信の再度やり直しを促すべく障害通知を行うことで、中継ノードの障害に対して迅速に対応することが可能となる。
また、本発明の通信システムでは、中継ノードを冗長化することなく、中継ノード同士で障害監視及び対策を講じることによって、低コストで耐障害性の高いシステムが実現可能となる。
本発明の通信システムは、以下に述べるような構成及び動作とすることで、
中継ノードの障害に対して迅速に対応することができるという効果が得られる。
また、本発明の他の通信システムは、以下に述べるような構成及び動作とすることで、低コストで耐障害性の高いシステムを実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態による通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の実施の形態による通信システムは中継ノード1−1,1−2と、送信端末2と、受信端末3とから構成されている。
本発明の実施の形態による通信システムでは、送信端末2と受信端末3との間の通信において、送達確認を行う通信を想定している。この通信システムにおいて、本実施の形態では、中継ノード1−1と中継ノード1−2とが互いの運用状態を監視しており、いずれか一方の中継ノード(図1では中継ノード1−1)が障害を起こした場合には、他方の中継ノード(図1では中継ノード1−2)が通信継続可能なセッションの通信を継続させ、通信継続不可能なセッションに対して送信端末2と受信端末3との間で行われている通信を終了させる。
上記のように、本発明の実施の形態による通信システムでは、中継ノード1−1,1−2のいずれかの障害時に、送信端末2と受信端末3とに対して通信の再度やり直しを促すべく障害通知を行うことで、中継ノード1−1,1−2の障害に対して迅速に対応することができる。
また、本発明の実施の形態による通信システムでは、中継ノード1−1,1−2を冗長化することなく、中継ノード1−1,1−2同士で障害監視及び対策を講じることによって、低コストで耐障害性の高いシステムを実現することができる。
図2は本発明の第1の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。図2において、中継ノード1は入力部11と、データ処理部12と、状態保持部13と、確認応答送信部14と、バッファ部15と、確認応答受信部16と、出力部17と、運用状態監視部18と、通信継続性有無判定部19と、通信継続性有無判定データ受信部20と、通信継続性有無判定データ送信部21と、リセット生成・送信部22とから構成されている。尚、本発明の第1の実施例による通信システムは上記の図1に示す本発明の実施の形態による通信システムと同様であるので、その構成についての説明は省略する。また、図2では、中継ノード1に対して図の左から右への通信に関する構成のみを図示し、図の右から左への通信に関する構成は省略している。
入力部11は受信したデータを入力し、データ処理部12は入力部11からの受信データを処理し、状態保持部13はデータ処理部12による処理結果の状態を保持する。確認応答送信部14はデータの受信状況を確認して確認応答を送信する。バッファ部15はデータ処理部12からの出力データを一時的に蓄積しておく。
確認応答受信部16は送信したデータに対する確認応答を受信する。出力部17はバッファ部15から取出したデータ及び入力部11から受信したデータを出力する。運用状態監視部18は監視対象となる中継ノードの運用状態を管理し、通信継続性有無判定部19は監視対象となる中継ノードを経由するセッションが障害中継ノードを迂回しても通信が継続可能かどうかを判定する。
通信継続性有無判定データ受信部20は監視対象となる中継ノードを経由するセッションが障害中継ノードを迂回しても通信が継続可能かどうかを判定するためのデータを受信する。通信継続性有無判定データ送信部21は監視対象となる中継ノードを経由するセッションが障害中継ノードを迂回しても通信が継続可能かどうかを判定するためのデータを送信する。リセット生成・送信部22は監視対象である中継ノードが障害を起こした場合に通信のリセットを行う。
図3は図2の状態保持部13で保持するデータの保持形式を示す図である。図3において、状態保持部13にはセッションを特定する情報と、受信側シーケンス(番号)と、送信側シーケンス(番号)と、送信元情報と、宛先情報とが保持されている。
図4(a),(b)は本発明の第1の実施例において中継ノードにおいて障害が発生した場合の通信状況を示す図であり、図5(a),(b)は本発明の第1の実施例による中継ノード1において障害が発生した場合の通信状況を示す図である。図6及び図7は本発明の第1の実施例による中継ノード1における監視処理を示すフローチャートであり、図8は図2の通信継続性有無判定部19における判定処理を示すフローチャートである。
これら図1〜図8を参照して本発明の第1の実施例の動作について説明する。尚、図6〜図8に示す処理は、中継ノード1が図示せぬCPU(中央処理装置)及びメモリから構成される場合、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行するとともに、各記憶部に保持されたデータを用いることで実現される。
まず、運用状態管理部18における状態監視について説明する。運用状態監視部18は監視対象となる中継ノードの識別情報を保持しており、監視対象となる中継ノードに対して監視パケットを送信し(図6ステップS2)、これに対する応答がない場合(図6ステップS3)、もしくは障害が発生したことを通知する応答がある場合(図6ステップS4)、その監視対象となる中継ノードを障害状態として登録する(図6ステップS5)。ここで述べられている障害とは、中継ノードの故障、CPU(中央処理装置)過負荷状態、メモリ使用率が高い場合、トラヒック量がある一定の値を越える場合等、中継ノードが通常の運用状態とは異なる状態のことを示す。
一方、中継ノード1が監視対象となる中継ノードから監視パケットを受信した場合(図6ステップS1)、中継ノード1は障害が発生していなければ(図7ステップS11)、通常の応答を行い(図7ステップS12)、障害が発生していれば(図7ステップS11)、障害を通知する応答を行う(図7ステップS13)。
通常動作時、中継ノード1は入力されるデータに対して、通信に必要な処理を行って出力する。入力部11において受信されたデータは運用状態監視部18からの指示に応じてデータ処理部12に出力される。データ処理部12では中継ノード1でのデータ受信状況、送信元、宛先を一意に特定する情報を読取って状態保持部13に通知する。状態保持部13ではデータ処理部12から通知された結果を図3に示すような形式にて保持する。また、データ処理部12で処理されたデータはバッファ部15に蓄積される。
確認応答受信部16は中継ノード1から送信したデータに対する確認応答を確認し、出力すべきデータを出力部17に指示する。また、確認応答受信部16は状態情報保持部13に対しても通知を行う。出力部17は確認応答受信部16の指示にしたがってバッファ部15からデータを取出して出力する。
次に、監視対象となる中継ノードが障害を起こした場合の中継ノード1の動作について説明する。まず、監視対象となる中継ノードの動作について説明する。監視対象となる中継ノードでは運用状態監視部18において障害と認識した場合に障害として登録し、監視している中継ノードに障害を通知する。また、運用状態監視部18は入力部11に対して受信したデータを出力部17に出力するように指示する(図7ステップS14)。
障害発生時に対処する中継ノード(監視している中継ノード)の動作について説明する。中継ノード1は監視対象となる中継ノードにおいて障害発生という通知を受けるか(図6ステップS4)、あるいは監視対象となる中継ノードからの運用状態通知がない場合(図6ステップS3)、運用状態監視部18にて監視対象となる中継ノードの状態を障害として登録し(図6ステップS5)、その障害状態を通信継続性有無判定データ判定部19と通信継続性有無データ受信部20と通信継続性有無データ送信部21とにそれぞれ通知する(図6ステップS6)。
通信継続性有無判定部19は送信端末2と受信端末3との間の通信において、監視対象となる中継ノードを経由する通信に関して通信継続可能なセッションと継続不可能なセッションとの判定を行う(図6ステップS7)。これらのセッションの判定方法については以下の通りである。
まず、通信継続性有無判定部19及び通信継続性有無データ送信部21は運用状態監視部18から障害通知を受けた後、状態保持部13の情報を取得して保持する。通信継続性有無判定データ受信部20は送信端末2及び受信端末3側から送出されたデータ及び確認応答を受信すると、受信したデータに付加されている送信元、宛先、同一セッション中のデータ及び確認応答を一意に識別する情報[例えば、TCP(Transmission Control Protocol)のシーケンス番号等]を通信継続性有無判定部19へ送信する。
通信継続性有無判定部19では、障害前に取得したセッション毎の情報と通信継続性有無判定データ受信部20から取得したデータとを比較し(図8ステップS21)、送信端末2及び受信端末3と通信状態の同期が取れている場合に、通信継続可能なセッションと判定して、その判定結果を保持する(図8ステップS22,S23)。逆に、通信継続性有無判定部19では、送信端末2及び受信端末3と通信状態の同期が取れていない場合に、通信継続不可能なセッションと判定し(図5に示す状態)、その判定結果を保持する(図8ステップS22,S24)。その際、判定に使った通信継続性有無判定データ受信部20から取得したデータをリセット生成・送信部22へ通知する(図6ステップS8,S9)。
ここで、通信状態の同期について図4及び図5を用いて説明する。まず、図4を用いて中継ノード1−1に障害が発生して切離しを行っても通信状態の同期が取れている場合について説明する。送信端末2と中継ノード1−2との間、中継ノード1−2と受信端末3との間に分けて通信状態の同期に関して説明する。
送信端末2と中継ノード1−2との間での通信状態の同期について述べると、中継ノード1−1において障害が発生した時、送信端末2と中継ノード1−1との間のネットワーク上に送信端末2から送信されていた131番から140番のデータと、中継ノード1−1から送信されていた121番から130番までの確認応答とが存在している。
送信端末2は中継ノード1−1から送信されていた121番から130番の確認応答を受信し、130番までのデータを送信済みと判定して廃棄する。送信端末2は中継ノード1−2から送信された121番から130番の確認応答を受信するが、すでに受信済みなので無視する。
中継ノード1−2は送信端末2から送信されていた131番から140番までのデータを受信し、131番から140番までの確認応答を受信する。送信端末2は131番から140番までの確認応答を受信すると、141番以降のデータを送信する。
このように、中継ノード1−2の確認応答に対して、中継ノード1−1が受信を期待するデータが送信端末2から送信されている状態を通信状態の同期が取れているという。この場合、中継ノード1−2が131番以降のデータを受信したことで、送信端末2と通信状態の同期が取れていると判断する。
中継ノード1−2と受信端末3との間での通信状態の同期について述べると、中継ノード1−1において障害が発生した時、中継ノード1−2と受信端末3との間のネットワーク上に中継ノード1−2から送信された121番から130番のデータと受信端末3から送信された111番から120番の確認応答とが存在している。
受信端末3は中継ノード1−2から送信されていた121番から130番までのデータを受信し、121番から130番までの確認応答を受信する。このように、中継ノード1−2から送信されているデータに対して、中継ノード1−2が期待する確認応答を受信している状態を通信状態の同期が取れているという。この場合、中継ノード1−2が111番以降の確認応答を受信したことで、受信端末3と同期が取れていると判断する。
図4に示すような状況においては、中継ノード1−1において障害発生後に、中継ノード1−2と送信端末2との間、中継ノード1−2と受信端末3との間において通信状態の同期が取れているので、このようなセッションは通信継続可能である。
次に、図5を用いて中継ノードに障害が発生して切離しを行い、通信状態の同期が取れない場合について説明する。送信端末2と中継ノード1−2との間、中継ノード1−2と受信端末3との間に分けて通信状態の同期に関して説明する。
送信端末2と中継ノード1−2との間での通信状態の同期について述べると、中継ノード1−1において障害が発生した時、送信端末2と中継ノード1−1との間のネットワーク上に送信端末2から送信された131番から140番までのデータと中継ノード1−1から送信された121番から130番までの確認応答とが存在している。また、中継ノード1−1と中継ノード1−2との間のネットワーク上には、中継ノード1−1から送信された111番から120番のデータと中継ノード1−2から送信された101番から110番の確認応答とが存在している。
中継ノード1−1の障害発生後、送信端末2は121番から130番までの確認応答を受信する。この時、送信端末2は130番までのデータを廃棄する。中継ノード1−2は111番から120番のデータを受信し、111番から120番までの確認応答を送信する。
送信端末2は中継ノード1−2から送信された101番から110番の確認応答と、111番から120番までの確認応答とを受信するが、すでに130番までの確認応答を受信し、130番までのデータを廃棄しているので、それらの確認応答を無視する。
中継ノード1−2では送信端末2から送信された131番から140番までのデータを受信するが、121番から130番までのデータを受信していないので、120番の確認応答を送信する(送信端末2に対して121番のデータ要求を行う)。
送信端末2は121番の確認応答を受信するが、121番のデータがすでに確認応答受信済みなので、その確認応答を無視する。送信端末2ではTCP(Transmission Control Protocol)のタイムアウトによって、送信したが確認応答を受信していない130番のデータを再送する。それに対して、中継ノード1−2は送信端末2から送信された130番のデータを受信するが、121番を受信していないので、120番の確認応答を送信して121番のデータを送信端末2に要求する。
結局、中継ノード1−1の障害によって、送信端末2は130番のデータを送信、中継ノード1−2は120番の確認応答を送信するという状態が続き、通信状態の同期が取れなくなる。これは、121番から130番のデータが中継ノード1−1の障害によって失われたことに起因する。
中継ノード1−2と受信端末3との間での通信状態の同期について述べると、中継ノード1−1において障害が発生した時、中継ノード1−2と受信端末3との間のネットワーク上に、中継ノード1−2から送信された91番から100番までのデータと、受信端末3から送信された81番から90番までの確認応答とが存在する。
受信端末3は中継ノード1−2から送信されていた91番から100番までのデータを受信して91番から100番までのデータを送信する。中継ノード1−2は受信端末3から送信された81番から100番までの確認応答を受信する。中継ノード1−2は120番までのデータを送信する。受信端末3は120番までのデータを受信し、120番までの確認応答を送信する。中継ノード1−2は121番以降のデータを受信していないので、120番以降のデータを送信しない。
このように、中継ノード1−2から送信されているデータに対して、中継ノード1−2が期待する確認応答を受信している状態を通信状態の同期が取れているという。この場合、中継ノード1−2は111番以降の確認応答を受信することで、受信端末3と同期が取れていると判断する。これは、中継ノード1−2と受信端末3との間の通信が中継ノード1−1の障害に関係がないためである。
図5に示すような状況においては、中継ノード1−1において障害発生後に、中継ノード1−2と受信端末3との間において通信状態の同期が取れているが、中継ノード1−2と送信端末2との間において通信状態の同期が取れない場合、このようなセッションは、通信継続不可能と判定する。
ここでは、図4及び図5において送信端末2側の中継ノード1−1において障害が発生した場合を例に挙げて説明したが、受信端末3側の中継ノード1−2が障害を起こした場合も、上述した動作と同様の動作が行われる。
尚、受信端末3側の中継ノード1−2が障害を起こした場合には、送信端末2及び受信端末3から送信されてくるデータ及び確認応答において、順次の逆転が生じたり、廃棄される可能性がある。そのため、障害発生後に送られてくる単一のデータ及び確認応答だけで通信状態の同期の有無を判定すると、誤った判定を出してしまう可能性が高い。そこで、通信状態の同期の有無を判定する場合には、一定数以上のデータ及び確認応答を受信するか、一定時間内に受信するデータ及び確認応答を用いて判定を行う。
また、一定期間、送信端末2及び受信端末3側からデータ及び確認応答を受信することができず、中継ノード1が送信端末2及び受信端末3と通信状態の同期が取れているかどうか不明な場合(送信端末2と中継ノード1−2との間での通信状態の同期で記載されている図4において、131番から140番のデータが、障害を起こした中継ノード1−1の切離しを行う際に失われた場合)、通信継続性有無判定データ送信部20は送信端末2に対して、図5に示すように、中継ノード1−2よりも送信状態が進んでいる可能性が高いため、中継ノード1−2の状態保持部13で保持されているシーケンス番号よりも進めて確認応答を送信し、送信端末2からデータが送信されるようにする。例えば、図5に示すような状況においては、131番以降の確認応答を送信する。
すると、送信端末2から131番以降のデータが送信されるので、通信を終了させるためのデータを取得することができる。受信端末3に対しては、中継ノード1−2が直接通信を行っているので、シーケンスをずらしてデータを送信する必要はない。
図5において、中継ノード1−2が障害を起こして、中継ノード1−1が対処する場合、中継ノード1−1に保持しているデータを送信すれば、受信端末3が100番の確認応答を送信するので、通信を終了させるため確認応答を取得することができる。
リセット生成・送信部22は通信継続性有無判定部19において通信継続不可能と判定されたセッションに対して、障害発生後に送信端末2及び受信端末3から得られるデータ及び確認応答からデータ及び確認応答を生成し、通信を終了させるデータを付加して送信する(図6ステップS10)。
図5に示すような状況では、送信端末2の通信を終了させる場合、送信端末2から得られる131番から140番のデータのうちいずれかに対する確認応答を生成し、通信を終了させるデータを付加する。受信端末3の通信を終了させる場合、81番から120番の確認応答のうちいずれかに対するデータを作成し、通信を終了させるデータを付加する。
本実施例においては、データに対する確認応答を例として説明しているが、それらの代わりに、アプリケーション層のリクエストとそれに対するレスポンスを用いても良い。
このように、本実施例では、中継ノード1−1,1−2を冗長化することなく、運用されている中継ノード1−1,1−2同士で障害を監視し、障害が発生した場合に、通信継続性有無判定部19で通信継続可能なセッションの通信を継続させ、通信継続不可能なセッションの通信を終了させることで、迅速な障害対策を行うことができる。
尚、本実施例では、通信システムが、シーケンス番号を付け直してデータを送信する中継ノードで構成されている場合、中継ノードにおいて障害が発生すると、監視していた中継ノードが通信継続不可能と判定し、送受信側から送られてくるデータ及び確認応答を利用して通信セッションを終了させる。また、本実施例では、中継ノードにおいて、IPアドレス、ポート番号、通信セッションのオプション情報が異なる場合、上記と同様に、中継ノードにおいて障害が発生すると、監視していた中継ノードが通信継続不可能と判定し、送受信側から送られてくるデータ及び確認応答を利用して通信セッションを終了させる。
図9は本発明の第2の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。図9において、本発明の第2の実施例による中継ノード4は、処理部12の代わりに、自ノード情報付加部41aを具備する処理部41を設けた以外は図2に示す本発明の第1の実施例による中継ノード1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
自ノード情報付加部41aは処理部41が入力部11にて受信したデータの処理を行ってバッファ部15に出力する際に、自ノードを経由したという情報を付加するものである。
図10は図9の状態保持部13に保持されている情報を示す図である。図10において、本発明の第2の実施例による状態保持部13には上記の図3に示す本発明の第1の実施例による状態保持部13に保持されているデータに加えて、経由中継ノードの情報が保持されている。
図11は本発明の第2の実施例による通信システムの構成を示すブロック図である。図11において、本発明の第2の実施例による通信システムは送信端末2−1,2−2と、受信端末3と、中継ノード4−1〜4−3とから構成されている。中継ノード4−1〜4−3は互いに運用状態を監視し、障害対策を行っている。
図12〜図14は本発明の第2の実施例による中継ノード4における監視処理を示すフローチャートである。これら図9〜図14を参照して本発明の第2の実施例による通信システムの動作について説明する。本発明の第2の実施例による中継ノード4は、上述した本発明の第1の実施例による中継ノード1と略同一の動作となっているので、その動作の差分について説明する。
尚、図12〜図14に示す処理は、中継ノード4が図示せぬCPU(中央処理装置)及びメモリから構成される場合、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行するとともに、各記憶部に保持されたデータを用いることで実現される。また、図12のステップS31〜S36と図13のステップS39〜S42と図14のステップS43〜S46との処理は上述した図6のステップS1〜S10と図7のステップS11〜S14との処理と同様の動作であるのでその説明を省略する。
中継ノード4がデータを受信すると、自ノード情報付加部41aにおいてデータに中継ノード4を一意に識別する情報を付加してバッファ部15に送出する。この場合の情報の付加方法としては、送信端末2−1,2−2と受信端末3との間において、コネクション開設時のデータに、例えば、TCPのコネクション開設の際の3ウェイハンドシェイク時のデータに、自ノード情報を付加させる方法、または通信中のデータ及び確認応答に付加させる方法がある。
また、データ処理部41ではデータに付加されている送信元、宛先、セッションにおい、てデータを一意に識別する情報(例えば、TCPのシーケンス番号等)と、中継ノード4で受信するまでに経由してきた中継ノードを一意に識別する情報とを状態保持部13に通知する。その際、状態保持部13には、図7に示すような形式でデータを保持しておく。
次に、障害発生時の一連の動作について説明する。中継ノード4−3は監視対象として中継ノード4−1,4−2を監視している。監視対象である中継ノード4−1において障害が発生すると、中継ノード4−3は運用状態監視部18から中継ノード4−1において障害が発生したという通知を通信継続性有無判定部19に通知する(図12ステップS31〜S36)。
通信継続性有無判定部19は状態保持部13と通信継続性有無判定データ受信部20とから取得した情報と、運用状態監視部18から取得した情報とを比較し(図12ステップS37)、障害を起こした中継ノード4−1を経由してきたセッションに対してのみ(図11におけるセッションA)、通信継続可能かどうかを判定する(図12ステップS38)。通信継続不可能な場合には通信を終了させ、通信継続可能な場合には通信を継続させる(図13ステップS39〜S42)。
このように、本実施例では、上述した本発明の第1の実施例と同様に、迅速な障害対策を行うことができる。また、本実施例では、自ノード情報付加部41aによって通信セッションがどの中継ノードを経由してきたかという情報が得られるため、中継ノードに障害が発生した場合、障害が発生した中継ノードを経由する通信セッションのみに対して障害対策を行うことができるので、中継ノードの障害に関係のない通信セッションに影響を与えることなく、障害対策用のデータ及び確認応答を必要最小限にとどめることができる。
図15は本発明の第3の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。図15において、本発明の第3の実施例による中継ノード5は各セッションが経由する中継ノードを特定するための経路制御情報交換部51及び経路制御情報蓄積部52を加えた以外は図1に示す本発明の第1の実施例による中継ノード1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。尚、本発明の第3の実施例による通信システムは上記の図11に示す本発明の第2の実施例による通信システムと同様の構成となっているので、その構成については説明を省略する。
図16は図15の経路情報蓄積部52に蓄積されている経路情報のデータ形式を示す図である。図16において、経路情報蓄積部52には中継ノード、宛先、転送先中継ノード各々の情報が蓄積されている。
これら図15及び図16を参照して本発明の第3の実施例による通信システムの動作について説明する。本発明の第3の実施例による中継ノード5は、上述した本発明の第1の実施例による中継ノード1及び本発明の第2の実施例による中継ノード4と略同一の動作となっているので、その動作の差分について説明する。
中継ノード5ではルータのように中継ノード間で経路制御を行っているものとする。中継ノード4−1〜4−3において、経路制御情報交換部51は経路制御情報の交換を行い、経路制御情報蓄積部52に、図16に示すようなデータ形式で経路制御情報を蓄積する。経路制御情報蓄積部52に蓄積されたデータは状態保持部13に通知される。
状態保持部13は経路制御情報蓄積部52から取得した経路制御情報と、データ受信時にデータ処理部12から得られる送信元、宛先情報とを用いて、セッションがどの中継ノードを経由してきたか特定して情報を保持しておく。これによって、上述した本発明の第2の実施例と同様に、障害を起こした中継ノード経由のセッションのみに対して、障害対策を行うことができる。
このように、本実施例では、本発明の第1の実施例と同様に、迅速な障害対策を行うことができる。また、本実施例では、中継ノード間で経路制御が行われている場合、経路制御情報交換部51によって通信セッションがどの中継ノードを経由してきたかという情報が得られるため、中継ノードに障害が発生した場合、障害が発生した中継ノードを経由する通信セッションのみに対して障害対策を行うことができるので、中継ノードの障害に関係のない通信セッションに影響を与えることなく、障害対策用のデータ及び確認応答を必要最小限にとどめることができる。
図17は本発明の第4の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。図17において、本発明の第4の実施例による中継ノード6は入力部61と、データ処理部62と、状態保持部63と、確認応答送信部64と、バッファ部65と、確認応答受信部66と、出力部67と、他中継ノード経由通信継続性有無判定データ受信部68と、他中継ノード経由通信継続性有無判定部69と、リセット生成・送信部70と、運用状態監視部71とから構成されている。尚、図17では、中継ノード6に対して図の左から右への通信に関する構成のみを図示しており、図11の右から左への通信に関する構成を省略している。
中継ノード6において、入力部61は受信したデータを入力し、データ処理部62は入力部61からの受信データを処理する。状態保持部63はデータ処理部62の処理結果の状態を保持する。確認応答送信部64はデータの受信状況を確認して確認応答を送信する。バッファ部65はデータ処理部62からの出力データを一時的に蓄積しておく。確認応答受信部66は送信したデータに対する確認応答を受信する。出力部67はバッファ部65から取出したデータを出力する。
他中継ノード経由通信継続性有無判定データ受信部68は自中継ノード以外で障害が発生し、障害を起こした中継ノードを経由するセッションのデータを受信する。他中継ノード経由通信継続性有無判定部69は障害を起こした中継ノードを経由するセッションを自中継ノードで中継して通信継続可能かどうかを判定する。リセット生成・送信部70は他中継ノード経由通信継続性有無判定部69で通信継続不可能と判定されたセッションに対して通信を終了させるためのデータ及び確認応答を生成して送信する。運用状態監視部71は自中継ノードの運用状態を関して図示せぬ振り分け・集約ノードに通知する。
図18は本発明の第4の実施例による振り分け・集約ノードの構成を示すブロック図である。図18において、本発明の第4の実施例による振り分け・集約ノード8は受信したデータを入力する入力部81と、データに付加されている送信元、宛先等の情報を読出すデータ処理部82と、データを出力する出力部83と、データ処理部82から得られる送信元、宛先等の情報からデータの振り分けを行うための情報を保持しておく振り分け情報保持部84と、中継ノード6の運用状態を監視する運用状態監視部85とから構成されている。
図19は本発明の第4の実施例による通信システムの構成を示すブロック図である。図19において、本発明の第4の実施例による通信システムは送信端末2と、受信端末3と、中継ノード6−1〜6−4と、振り分け・集約ノード8−1〜8−4とから構成されている。
図20は図18の振り分け情報保持部84に蓄積されているデータ形式を示す図である。図20において、振り分け情報保持部84にはセッション、送信元、宛先、ポート番号、振分先各々の情報が蓄積されている。
図21は本発明の第4の実施例による中継ノード6における監視処理を示すフローチャートである。これら図17〜図21を参照して本発明の第4の実施例による通信システムの動作について説明する。まず、中継ノード6の動作について説明する。本発明の第4の実施例による中継ノード6の動作は上述した本発明の第1の実施例による中継ノード1と略同一となっているので、本発明の第1の実施例による中継ノード1の動作との差分について説明する。
尚、図21に示す処理は、中継ノード6が図示せぬCPU(中央処理装置)及びメモリから構成される場合、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行するとともに、各記憶部に保持されたデータを用いることで実現される。また、図21のステップS54〜S58の処理は上述した図6のステップS5,S7〜S10の処理と同様の動作であるのでその説明を省略する。
運用状態監視部71は監視対象となる中継ノードの運用状態を監視し、その監視結果を振り分け・集約ノード8に通知する。つまり、運用状態監視部71は監視対象となる中継ノードに障害が発生すると、障害として登録し、その障害を振り分け・集約ノード8に通知する。
他中継ノード経由通信継続性有無データ受信部68は自ノードが中継していなかったセッションのデータ及び確認応答が送信されてきた場合、そのデータ及び確認応答を受信する。具体的には、セッション開始時のデータ及び確認応答(例えば、TCPの3way handshake)を受信していないのに、通信途中のデータ及び確認応答が送信されてきた時に、他中継ノード経由通信継続性有無データ受信部68はそれらのデータ及び確認応答を受信する。また、他中継ノード経由通信継続性有無データ受信部68は受信したデータ及び確認応答を他中継ノード経由通信継続性有無判定部69へ送信する。
他中継ノード経由通信継続性有無判定部69はデータ及び確認応答を受信すると(図21ステップS51,S52)、並列に接続された他中継ノードにおいて障害が発生したと認識し(図21ステップS53)、その中継ノードで中継している通信が継続可能かどうかを判定する。この判定方法としては、上述した本発明の第1の実施例で用いられる方法(図8のステップS21〜S24の処理)と同様である。他中継ノード経由通信継続性有無判定部69において通信継続不可能と判定されたデータに関しては、上述した本発明の第1の実施例と同様に、データ及び確認応答を作成し、それらのデータ及び確認応答に通信を終了させるデータ付加して、送信端末2及び受信端末3側に送信する(図21ステップS54〜S58)。
次に、振り分け・集約ノード8の動作について説明する。振り分け・集約ノード8の運用状態監視部85は並列運用されている中継ノードを登録し、それらの中継ノードの運用状態を登録しておく。運用状態監視部85は中継ノードから障害という通知を受信した場合、または中継ノードから運用状態監視データを受信しない場合には、その中継ノードを障害として登録する。また、運用状態監視部85は対になって運用されている振り分け・集約ノード8−1〜8−4に対してどの中継ノード6−1〜6−4に振り分け先を変更するかを通知する。
受信したデータは入力部81からデータ処理部82に入力する。データ処理部82ではデータ及び確認応答に付加されている送信元、宛先、セッションを識別する番号(例えば、ポート番号)等の情報を読出し、振り分け情報保持部84に通知する。また、運用状態監視部85からは運用されている中継ノード情報が振り分け情報保持部84に通知される。
振り分け情報保持部84では、図20に示すような形式でデータを保持する。出力部83では振り分け情報保持部84からの指示にしたがって、データを中継ノードに出力する。中継ノードにおいて障害が発生した場合、運用状態監視部85は障害を起こした中継ノードの情報を振り分け保持部84に通知するので、振り分け情報保持部84は稼動状態の中継ノード振り分け先を変更する。
このように、本実施例では、上述した本発明の第1の実施例と同様に迅速な障害対策を行うことができる。また、本実施例では、他中継ノード経由通信継続性有無判定部70によって、並列に運用されている中継ノードが、障害を起こした中継ノードの通信セッションのデータ及び確認応答を振り分け・集約ノード8から受信して通信継続性判定を行うことで、他の中継ノードを経由していた通信セッションを終了させたり、通信継続可能なセッションに対して、中継ノードを切替えて通信を継続させることができる。
本発明の実施の形態による通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。 図2の状態保持部で保持するデータの保持形式を示す図である。 (a),(b)は本発明の第1の実施例において中継ノードにおいて障害が発生した場合の通信状況を示す図である。 (a),(b)は本発明の第1の実施例による中継ノード1において障害が発生した場合の通信状況を示す図である。 本発明の第1の実施例による中継ノードにおける監視処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例による中継ノードにおける監視処理を示すフローチャートである。 図2の通信継続性有無判定部における判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。 図9の状態保持部に保持されている情報を示す図である。 本発明の第2の実施例による通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例による中継ノードにおける監視処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例による中継ノードにおける監視処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例による中継ノードにおける監視処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。 図15の経路情報蓄積部に蓄積されている経路情報のデータ形式を示す図である。 本発明の第4の実施例による中継ノードの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施例による振り分け・集約ノードの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施例による通信システムの構成を示すブロック図である。 図18の振り分け情報保持部に蓄積されているデータ形式を示す図である。 本発明の第4の実施例による中継ノード6における監視処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1−1,1−2,
4,4−1〜4−3,
5,6,
6−1〜6−4 中継ノード
2,2−1,2−2 送信端末
3 受信端末、
8,8−1〜8−4 振り分け・集約ノード
11,61,81 入力部
12,41,62,
82 データ処理部
13,63 状態保持部
14,64 確認応答送信部
15,65 バッファ部
16,66 確認応答受信部
17,67,83 出力部
18,68,85 運用状態監視部
19 通信継続性有無判定部
20 無判定データ受信部
21 通信継続性有無判定データ送信部
22,70 リセット生成・送信部
41a 自ノード情報付加部
51 経路制御情報交換部
52 経路制御情報蓄積部
68 他中継ノード経由通信継続性有無判定データ受信部
69 他中継ノード経由通信継続性有無判定部
84 振り分け情報保持部

Claims (40)

  1. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムであって、
    前記中継ノード各々は、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる手段とを有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記中継ノード各々は、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段を含み、
    通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記通信を終了させる手段は、前記監視対象の中継ノードにおいて前記障害が発生した後に前記送信端末から送信されるデータ及び前記受信端末から送信される確認応答から前記通信を終了させるデータ及び確認応答を作成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信システム。
  4. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末から送られてくるデータ及び前記受信端末から送られてくる確認応答が前記監視対象の中継ノードと通信するための同期が取れている場合に前記通信継続可能と判定すること特徴とする請求項2または請求項3記載の通信システム。
  5. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末に対して前記監視対象の中継ノードが送信すべき確認応答のシーケンス番号をずらして送信することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか記載の通信システム。
  6. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末に対して前記監視対象の中継ノードが送信すべき確認応答のシーケンス番号を進めて送信することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか記載の通信システム。
  7. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムであって、
    前記中継ノード各々は、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる手段とを有することを特徴とする通信システム。
  8. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、前記複数の中継ノード間で経路制御が行われている場合に経路制御情報を交換し、前記通信セッションが経由する中継ノードを特定することを特徴とする請求項7記載の通信システム。
  9. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、通信確立を行う際のデータに前記中継ノードの情報を付加することを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、通信中のデータ及び確認応答に前記中継ノードの情報を付加することを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  11. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムであって、
    前記中継ノード各々は、自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する手段と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる手段とを有することを特徴とする通信システム。
  12. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムであって、
    前記中継ノード各々は、並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する手段と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる手段とを有することを特徴とする通信システム。
  13. 送信端末と受信端末との間の通信を中継する中継ノードであって、
    監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる手段とを有することを特徴とする中継ノード。
  14. 前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段を含み、
    通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させることを特徴とする請求項13記載の中継ノード。
  15. 前記通信を終了させる手段は、前記監視対象の中継ノードにおいて前記障害が発生した後に前記送信端末から送信されるデータ及び前記受信端末から送信される確認応答から前記通信を終了させるデータ及び確認応答を作成することを特徴とする請求項13または請求項14記載の中継ノード。
  16. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末から送られてくるデータ及び前記受信端末から送られてくる確認応答が前記監視対象の中継ノードと通信するための同期が取れている場合に前記通信継続可能と判定すること特徴とする請求項14または請求項15記載の中継ノード。
  17. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末に対して前記監視対象の中継ノードが送信すべき確認応答のシーケンス番号をずらして送信することを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか記載の中継ノード。
  18. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末に対して前記監視対象の中継ノードが送信すべき確認応答のシーケンス番号を進めて送信することを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか記載の中継ノード。
  19. 送信端末と受信端末との間の通信を中継する中継ノードであって、
    監視対象の中継ノードの運用状態を監視する手段と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる手段とを有することを特徴とする中継ノード。
  20. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、前記複数の中継ノード間で経路制御が行われている場合に経路制御情報を交換し、前記通信セッションが経由する中継ノードを特定することを特徴とする請求項19記載の中継ノード。
  21. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、通信確立を行う際のデータに前記中継ノードの情報を付加することを特徴とする請求項20記載の中継ノード。
  22. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、通信中のデータ及び確認応答に前記中継ノードの情報を付加することを特徴とする請求項20記載の中継ノード。
  23. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の振り分け・集約ノードとともに中継する中継ノードであって、
    自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する手段と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる手段とを有することを特徴とする中継ノード。
  24. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の振り分け・集約ノードとともに中継する中継ノードであって、
    並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する手段と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる手段とを有することを特徴とする中継ノード。
  25. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
    前記中継ノード各々が、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる処理とを実行することを特徴とする通信方法。
  26. 前記中継ノード各々が、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する処理を実行し、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させることを特徴とする請求項25記載の通信方法。
  27. 前記通信を終了させる処理は、前記監視対象の中継ノードにおいて前記障害が発生した後に前記送信端末から送信されるデータ及び前記受信端末から送信される確認応答から前記通信を終了させるデータ及び確認応答を作成することを特徴とする請求項25または請求項26記載の通信方法。
  28. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する処理は、前記送信端末から送られてくるデータ及び前記受信端末から送られてくる確認応答が前記監視対象の中継ノードと通信するための同期が取れている場合に前記通信継続可能と判定すること特徴とする請求項26または請求項27記載の通信方法。
  29. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末に対して前記監視対象の中継ノードが送信すべき確認応答のシーケンス番号をずらして送信することを特徴とする請求項26から請求項28のいずれか記載の通信方法。
  30. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションが通信継続可能かどうかを判定する手段は、前記送信端末に対して前記監視対象の中継ノードが送信すべき確認応答のシーケンス番号を進めて送信することを特徴とする請求項26から請求項28のいずれか記載の通信方法。
  31. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
    前記中継ノード各々が、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する処理と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる処理とを実行することを特徴とする通信方法。
  32. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、前記複数の中継ノード間で経路制御が行われている場合に経路制御情報を交換し、前記通信セッションが経由する中継ノードを特定することを特徴とする請求項31記載の通信方法。
  33. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、通信確立を行う際のデータに前記中継ノードの情報を付加することを特徴とする請求項32記載の通信方法。
  34. 前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する手段は、通信中のデータ及び確認応答に前記中継ノードの情報を付加することを特徴とする請求項32記載の通信方法。
  35. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
    前記中継ノード各々が、自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する処理と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる処理とを実行することを特徴とする通信方法。
  36. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法であって、
    前記中継ノード各々が、並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する処理と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる処理とを実行することを特徴とする通信方法。
  37. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードにおいて障害が発生したことを検知した時に前記送信端末と前記受信端末との間で行われている通信を終了させる処理とを実行させるためのプログラム。
  38. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、監視対象の中継ノードの運用状態を監視する処理と、前記監視対象の中継ノードの障害を検知した時に前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションを識別する処理と、その識別した前記監視対象の中継ノードを経由する通信セッションのみに対して通信を終了させる処理とを実行させるためのプログラム。
  39. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、自ノードを経由していない通信セッションに対して通信継続可能かどうかを判定する処理と、通信継続不可能と判定された通信セッションを終了させる処理とを実行させるためのプログラム。
  40. 送信端末と受信端末との間の通信を複数の中継ノード及び複数の振り分け・集約ノードを介して行う通信システムに用いられる通信方法のプログラムであって、前記中継ノード各々のコンピュータに、並列運用されている他の中継ノードの障害に備えて前記他の中継ノードを経由していた通信セッションのデータ及び確認応答を受信して通信継続可能かどうかを判断する処理と、通信継続不可能と判断された通信セッションを終了させる処理とを実行させるためのプログラム。
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