JP5527613B2 - ネットワーク中継システム及びネットワーク中継システムの障害検知方法 - Google Patents

ネットワーク中継システム及びネットワーク中継システムの障害検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばサーバやパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の端末機器の間で送受信されるネットワークフレームを中継するネットワーク中継システム、及びそのようなネットワーク中継システムの障害検知方法に関する。
従来、複数のネットワーク中継装置を用いて仮想的に一つの装置として動作させるシステムとして、複数のネットワーク中継装置を含む第1のネットワーク中継装置グループがファブリックノードとして機能し、複数のネットワーク中継装置を含む第2のネットワーク中継装置グループが回線ノードとして機能するシステムが知られている(例えば、特許文献1の図8を参照。)。
特開2009−290271号公報
従来技術において、第1のネットワーク中継装置グループに含まれるネットワーク中継装置と、第2のネットワーク中継装置グループに含まれるネットワーク中継装置との間を接続する物理回線のいずれかに障害が発生することが想定される。
そこで、本発明は、複数の中継器を複数の物理回線で相互に接続した構成であっても、いずれかの物理回線で障害が発生した場合に、これを確実に検知する機能を備えたネットワーク中継システム及びネットワーク中継システムの障害検知方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明のネットワーク中継システムは、複数の端末機器の間で送受信されるネットワークフレームを中継するネットワーク中継システムであって、端末機器のいずれかが接続された複数のインターフェース中継器と、複数あるインターフェース中継器のそれぞれに対して個別に割り当てられた複数の物理回線を通じて、各インターフェース中継器と相互に接続された複数のファブリック中継器と、各インターフェース中継器に設けられた複数のポートに対し、複数のファブリック中継器との間で行われるネットワークフレームの中継に際して複数の物理回線を論理的に束ねたリンクアグリゲーショングループを設定する設定手段と、各ファブリック中継器から全てのインターフェース中継器に対して個別の物理回線を通じて検知フレームを送信する一方、リンクアグリゲーショングループ内でインターフェース中継器の全てのポートから物理回線ごとに全てのファブリック中継器に対して検知フレームを送信することにより、相互に接続された全てのインターフェース中継器とファブリック中継器との間にて双方向に検知フレームの送受信を可能とする検知フレーム送受信手段と、少なくともいずれかのインターフェース中継器又はファブリック中継器にて検知フレームが受信できなかった場合、ネットワークフレームの中継に障害が発生したと判断する障害判定手段とを備える。
また、上記の課題を解決するために、本発明の上記ネットワーク中継システムの障害検知方法は、互いにネットワークフレームを送受信する複数の端末機器のいずれかが接続された複数のインターフェース中継器と、複数あるインターフェース中継器のそれぞれに対して個別に割り当てられた複数の物理回線を通じて各インターフェース中継器と相互に接続された複数のファブリック中継器とで構成され、各インターフェース中継器に設けられた複数のポートに対し、複数のファブリック中継器との間で行われるネットワークフレームの中継に際して複数の物理回線を論理的に束ねたリンクアグリゲーショングループが設定されたネットワーク中継システム内で発生した障害を検知するネットワーク中継システムの障害検知方法であって、各ファブリック中継器から全てのインターフェース中継器に対して個別の物理回線を通じて検知フレームを送信する一方、リンクアグリゲーショングループ内でインターフェース中継器の全てのポートから物理回線ごとに全てのファブリック中継器に対して検知フレームを送信することにより、相互に接続された全てのインターフェース中継器とファブリック中継器との間にて双方向に検知フレームの送受信を可能とする検知フレーム送受信工程と、少なくともいずれかのインターフェース中継器又はファブリック中継器にて検知フレームが受信できなかった場合、ネットワークフレームの中継に障害が発生したと判断する障害判定工程とを有する。
本発明のネットワーク中継システム及びネットワーク中継システムの障害検知方法によれば、複数の中継器を複数の物理回線で相互に接続した構成であっても、いずれかの中継器で障害が発生した場合に、これを確実に検知することができる。
ネットワーク中継システムの構成例を概略的に示す図である。 IFSW、FSW及びサーバをラックに収納した場合におけるネットワーク中継システムの構成例を概略的に示す図である。 IFSW及びFSWの機能的な構成を概略的に示すブロック図である。 IFSW及びFSWの間で実行される通信を監視する際のネットワーク中継システムの構成例を概略的に示す図である。 第1実施形態における通信障害が発生した際のLAGの構成とその動作を概略的に示す図(1/2)である。 第1実施形態における通信障害が発生した際のLAGの構成とその動作を概略的に示す図(2/2)である。 図5に示すFSW及びIFSWの間で通信障害が発生した際のFSWの障害判定部で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。 図5に示すFSW及びIFSWの間で通信障害が発生した際のIFSWのLAG設定部で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。 図5に示すFSW及びIFSWの間で通信障害が発生する前後における各IFSWのLAG設定テーブルを示す表である。 第2実施形態における通信障害が発生した際のLAGの構成とその動作を概略的に示す図(1/2)である。 第2実施形態における通信障害が発生した際のLAGの構成とその動作を概略的に示す図(2/2)である。 図10に示すFSW及びIFSWの間で通信障害が発生した際のIFSWの障害判定部及びLAG設定部で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。 図10に示すFSW及びIFSWの間で通信障害が発生した際のFSWの障害判定部で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。 第3実施形態における通信障害が発生した際のLAGの構成とその動作を概略的に示す図(1/2)である。 第3実施形態における通信障害が発生した際のLAGの構成とその動作を概略的に示す図(2/2)である。 図14に示すFSW及びIFSWの間で通信障害が発生した際のIFSWの障害判定部及びLAG設定部で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、(1)複数のIFSW(Interface Fabric Switch)及び複数のFSW(Faric Switch)含むネットワーク中継システムとしての形態、(2)ネットワーク中継システム内で少なくともいずれかのIFSW又はFSWにより実行される通信に障害が発生したことを検知する障害検知方法としての形態を含むものとする。
〔第1実施形態〕
図1は、ネットワーク中継システムの構成例を概略的に示す図である。このネットワーク中継システムは主に、複数のIFSW1,2,4(インターフェース中継器)及び複数のFSW6,8,10,12,14,16,18,20(ファブリック中継器)、そして、これらを相互に接続する複数の物理回線(参照符号は省略)から構成されている。図1に例として示されるIFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、例えばOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのレイヤ2及びレイヤ3等のデータ転送機能を備えたスイッチングハブである。また、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20の基本的な構造や機能は互いに共通していてもよい。本実施形態では、上記のスイッチングハブのうち、サーバ22〜サーバ32等の端末機器に接続されているものを「IFSW」と称し、IFSWに接続されているものを「FSW」と称する。また各サーバ22,24,26,28,30,32は、例えばファイルサーバやメールサーバ等、ユーザが基幹ネットワーク内で用いるためのサーバや、ユーザのネットワーク内でデータを中継するためのネットワーク中継器等の端末機器である。また、IFSW1,2,4とは別に、その他にもいくつかのIFSW(図示を省略)がネットワーク中継システム内に配置されているものとし、これらは個別にFSW6,8,10,12,14,16,18,20と物理回線で接続されている。
IFSW1,2,4は、それぞれ図示しない複数のポートを備えており、これらのポートのうち、一部のポートはそれぞれFSW6,8,10,12,14,16,18,20に配置されたポートに接続されている。さらに、IFSW1において、それ以外のポートにはそれぞれ複数のサーバ22,24やその他図示しない複数のサーバ等の端末機器が接続されている。IFSW2,4もIFSW1と同様に、一部のポートにはそれぞれサーバ26,28、サーバ30,32、及びその他の図示しない複数のサーバが接続されている。なお、本実施形態では端末機器としてサーバ22〜サーバ32を例に挙げているが、端末機器はパーソナルコンピュータやワークステーション等でもよい。
また、IFSW1において、FSW6,8,10,12,14,16,18,20が接続されている各ポートには、リンクアグリゲーション機能を用いたLAG34が設定されている。IFSW2,4もIFSW1と同様に、FSW6,8,10,12,14,16,18,20が接続されている各ポートには、LAG36,38がそれぞれ設定されている。
各IFSW1,2,4は、各サーバ22,24,26,28,30,32から受信したネットワークフレームをFSW6,8,10,12,14,16,18,20へ送信する場合、所定のアルゴリズムによってそれぞれのLAG34,36,38に設定されたポートのうちいずれのポートからネットワークフレームを送信するかを決定する。このアルゴリズムでは、例えば、予めLAGを構成する各ポートに識別番号(INDEX)を設定しておき、サーバ22〜32から送信されたネットワークフレームを受信した場合、これに格納されている宛先情報及び送信元情報を示すMACアドレスやIPアドレス等を演算することにより得られた値と上記の識別番号とを対応付けることで、受信したデータを転送するべきポートを一意に決定する。これにより、各IFSW1,2,4がサーバ22〜32から受信したネットワークフレームをFSW6〜20へ転送する際に生じる負荷を分散することができる。
また、各IFSW1,2,4では、上記のアルゴリズムによってネットワークフレームを送信すべきポートを一意に決定することができるため、各サーバ22〜32間におけるネットワークフレームの送信側の通信経路及び受信側の通信経路を一致させることができる。例えば、サーバ22及びサーバ32が相互にネットワークフレームを送受信する場合、サーバ22から送信されたフレームは、上記のアルゴリズムによりIFSW1を介してFSW20へ転送され、さらにFSW20からIFSW4を介してサーバ32へ転送される。逆に、サーバ32から送信されたフレームは、IFSW4を介してFSW20へ転送され、さらにFSW20からIFSW1を介してサーバ22へ転送される。このように、ある2台のサーバ22とサーバ32との間でネットワークフレームを送受信する際に、IFSW1とIFSW4とで使用されるポートが双方向で一致する。
また、IFSW1,2,4は、例えばIFSW1及びFSW6間の通信に障害が発生した場合、それまでに設定されていたLAG34,36,38の構成を再構成することで、この間で転送されているネットワークフレームを瞬時に別の通信経路へ切り替えて転送することができる。なお、通信障害の発生前後におけるIFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20の動作については別の図面を参照してさらに詳しく後述する。
IFSW1,2,4はそれぞれFSW6,8,10,12,14,16,18,20を個々に接続し、これらを接続する各ポートを1つのLAGとして構成することにより、各IFSW1,2,4及び各FSW6,8,10,12,14,16,18,20の間で転送されるネットワークフレームを効率的に振り分けることができる。したがって、これらの間で単位時間当たりに転送すべきデータの総量が、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20間で単位時間当たりに転送可能なデータ量を超えることを防止するとともに、所望するデータの転送効率を維持(いわゆるノンブロッキングを実現)することができる。
また、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20はそれぞれ別個独立したボックス型のスイッチングハブである。したがって、これらを常に一体として配置する必要が無く、例えばシャーシ型のスイッチングハブを用いて構成するネットワーク中継システムと比べて、より柔軟に複数のサーバの配置を考慮した接続形態を実現することができる。なお、これらの配置を考慮した接続形態については図2を用いてさらに詳しく後述する。
なお、各サーバ22,24,26,28,30,32にVLAN(Vertual Local Area Network)が設定されている場合、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、それぞれ原則としてタグVLANを用いてネットワークフレームの送受信を行う。このとき、FSW6,8,10,12,14,16,18,20の各ポートには、サーバ22〜サーバ32に割り当てられた全てのVLAN情報が登録される。そして、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、ネットワークフレームを送信する際、受信した個々のネットワークフレームに応じてVLAN情報をタギングした状態で送信する。これにより、各サーバ22,24,26,28,30,32にVLANが設定されていても、それぞれのサーバ間でネットワークフレームを送信する側の通信経路及び受信する側の通信経路を一致させることができる。したがって、このネットワーク中継システムを管理する作業者等は、各サーバ22〜32間で実行される通信を個別に管理することが容易となる。
図2は、IFSW1,2,4、FSW6,8,10,12,14,16,18,20及びサーバ22,24,26,28,30,32をラックに収納した場合におけるネットワーク中継システムの構成例を概略的に示す図である。図1に示すネットワーク中継システムにおいて、例えばIFSW1,2,4、FSW6,8,10,12,14,16,18,20及びサーバ22,24,26,28,30,32をデータセンター内でラックに収納する場合の構成例について説明する。
ある1台のラック40には、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20が収納されている。また、その他のラック42,44には、それぞれ複数のサーバ22,24,26,28,30,32が収納されている。このとき、FSW6,8,10,12,14,16,18,20及びIFSW1,2,4は、図1に示す構成(物理トポロジ構成)と同様にIFSW1,2,4の各ポートにFSW6,8,10,12,14,16,18,20が接続されている。また、ラック42,44に収容されたサーバ22,24,26,28,30,32は、それぞれIFSW1,2,4へ接続されている。
このように、複数のIFSW1,2,4及びFSW6〜FSW20を1つのラックに収納して配置することができる。
また、各IFSW1,2,4をそれぞれラック42,44やその他の図示しないラックへ分散して収納するとともに、これら各IFSW1,2,4に接続されたサーバ22,24,26,28,30,32を上記のIFSW1,2,4がそれぞれ収納されているラックごとに収納してもよい。
いずれにしても、本実施形態ではIFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20を一箇所に集約して配置したり、分散して配置したりすることができるため、将来的なサーバの増設や配置転換にも柔軟に対応することができる。
図3は、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20の機能的な構成を概略的に示すブロック図である。本実施形態において、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、スイッチングハブとしてその基本的な構成及び機能が共通している。ここでは、便宜的にIFSW1を用いてその機能的な構成を説明する。
IFSW1は、ポート46a〜ポート46j、フレーム転送処理部48、メモリ部50、LAG設定部52、及び障害判定部54により構成されている。また、メモリ部50はFDB(Fowarding Data Base)50a及びLAG設定テーブル50bを備えており、障害判定部54は、検知フレーム生成部54a及び障害通知フレーム生成部54bを備えている。
ポート46a〜ポート46jのうち、例えば、ポート46a〜ポート46hは、それぞれFSW6,8,10,12,14,16,18,20に接続されており、ポート46i,46jは、それぞれサーバ22,24に接続されているものとする。ポート46a〜46hは、各FSW6,8,10,12,14,16,18,20又はサーバ22,24から転送されたネットワークフレームを受信すると、これをフレーム転送処理部48へ転送する。また、フレーム転送処理部48から転送されたネットワークフレームを送信する。
フレーム転送処理部48は、ポート46a〜ポート46jから転送されたネットワークフレームを転送先のポートへ中継する。LAG設定部52は、リンクアグリゲーション機能に基づいてポート46a〜ポート46hを1つのグループとしてLAG34を設定し、この情報をLAG設定テーブル50bに保存する。なお、本実施形態において、FSW6,8,10,12,14,16,18,20に配置されたLAG設定部52は、各ポートに対してLAGの設定を行わないこととする。
フレーム転送処理部48は、ポート46a〜46jから転送されたネットワークフレームの宛先情報及び送信元情報、メモリ部50のFDB50a及びLAG設定テーブル50bに記憶された情報に基づいて転送先のポートを特定してネットワークフレームを転送する。例えば、サーバ22がサーバ24へデータを送る場合、サーバ22から送信されたネットワークフレームがポート46iを介してフレーム転送処理部48へ転送されると、フレーム転送処理部48は、ネットワークフレームに格納されたサーバ24を示す宛先情報及びサーバ22を示す送信元情報に基づいて、FDB50aを参照する。そして、FDB50aにサーバ24を示す情報がこれを送信するべきポート46jと対応付けて登録されている場合、このネットワークフレームをポート46jへ転送する。また、サーバ22が他のIFSW2,4に接続されたサーバ26〜サーバ32へデータを送信する場合、サーバ22から送信されたフレームがポート40iを介してフレーム転送部42へ転送されると、フレーム転送処理部48は、FDB50aを参照して、ネットワークフレームの宛先情報がLAG34に設定されたポート46a〜ポート46hと対応付けて登録されている場合、このネットワークフレームを所定のアルゴリズムに基づいて決定されたポート(例えばポート46a)から送信する。
なお、各IFSW1,2,4では、FSW6,8,10,12,14,16,18,20を接続するポート46a〜ポート46hをそれぞれ一致させておくことが好ましい。すなわち、各IFSW1,2,4でFSW6,8,10,12,14,16,18,20を接続するポートを一致させておけば、上記のアルゴリズムにより一意に決定されたネットワークフレームを送信するポートの番号は、各IFSW1,2,4において共通する。これにより、各IFSW1,2,4及び各FSW6,8,10,12,14,16,18,20の間を転送されるネットワークフレームは、一方のサーバから他方のサーバへ転送される上りの通信経路及び、他方のサーバから一方のサーバへ転送される下りの通信経路について同一の通信経路を転送される。このため、各サーバ22〜32間の上りと下りの通信経路を経由するフレームの通信速度を一定に保つことができ、帯域を狭めることなく効率的な通信を実行することができる。
障害判定部54は、検知フレーム生成部54aにおいてLAG34を構成する個々のポート46a〜ポート46hに接続されたFSW6,8,10,12,14,16,18,20との通信状態を監視するために検知フレームを生成して、これをポート46a〜ポート46hからそれぞれ所定の間隔で送信する。また、障害判定部54は、いずれかのFSW6,8,10,12,14,16,18,20に接続されたポートにおいて、検知フレームを受信できない場合、障害通知フレーム生成部54bは、障害通知フレームを生成し、検知フレームを受信できないポートからそのポートに接続されたFSWに向けてこれを送信する。また、下記する第3実施形態の場合、障害判定部54は、いずれかのポートでこれに接続されたFSWから送信された検知フレームを受信できない場合、検知フレームを受信できなくなったポートに接続されたFSWへ向けた検知フレームの送信を停止する。
また、各FSW6,8,10,12,14,16,18,20がそれぞれ備える障害判定部54は、検知フレーム生成部54aにおいて検知フレームを生成し、IFSW1,2,4と接続された全てのポートからそれぞれ所定の間隔でこれを送信する。また、各FSW6,8,10,12,14,16,18,20がそれぞれ備える障害判定部54は、いずれかのポートでこれに接続されたIFSWから送信された検知フレームを受信できない場合、障害通知フレーム生成部54bにおいて障害通知フレームを生成し、IFSW1,2,4と接続される全てのポートからこれを送信する。
なお、障害判定部54で実行される処理については、図4〜図16を用いてさらに詳しく後述する。
図4は、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20の間で実行される通信を監視する際のネットワーク中継システムの構成例を概略的に示す図である。図1に示すネットワーク中継システムにおいて、各IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20はそれぞれ検知フレームを送受信することで、相互に接続されたポート間(物理回線を含む)の通信状態を監視する。なお、図4中に実線及び点線で表す矢印は、いずれも検知フレームの送信方向を示している。
IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、上記の検知フレーム生成部54aにおいて、それぞれ検知フレームを生成する。この検知フレームには、送信元のIFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20を示す識別情報や、検知フレームを送信する各ポートを示す識別情報が格納されている。FSW6,8,10,12,14,16,18,20では、それぞれ生成した検知フレームを所定の間隔で(例えば数十秒間〜数分間ごとに)各ポートから接続先のIFSW1,2,4へ向けて送信する。また、IFSW1,2,4では、生成した検知フレームを所定の間隔で(同じく数十秒間〜数分間ごとに)それぞれのLAG34,36,38に所属するポート46a〜ポート46hからFSW6,8,10,12,14,16,18,20へ向けて送信する。
このように、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、相互に検知フレームを送受信することで、互いの通信状態が正常であることを識別することができる。一方、検知フレームを受信できない場合、この検知フレームの送信元との間で実行される通信に障害が発生したことを検知することができる。なお、障害発生後のIFSW及びFSWにおける処理については、図5から図16を用いてさらに詳しく後述する。
図5及び図6は、第1実施形態における通信障害が発生した際のLAG34,36,38の構成とその動作を概略的に示す図である。通常、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、それぞれ検知フレームを送受信することによって互いの通信状態を監視しているが、以下では、一例として、IFSW1及びFSW6間の通信に障害が発生した場合について説明する。
図5中(A):IFSW1からFSW6方向への通信に障害が発生すると、IFSW1から送信した検知フレームが所定時間内にFSW6へ到達しない。このときFSW6は、障害判定部54において上記の間で実行される通信に障害が発生したと判断する(障害判定工程)。
図5中(B):FSW6は、障害通知フレーム生成部54bにおいて通信障害が発生したことを示す情報、FSW6を示す識別情報、及び各ポートを示す識別情報を格納した障害通知フレームを生成し、これをIFSW1,2,4に接続された全てのポートから送信する(障害通知工程)。
図6:そして各IFSW1,2,4は、FSW6から送信された障害通知フレームを受信すると、これを受信したポート46a(特定のポート)をそれぞれのLAG34,36,38から除外する。各IFSW1,2,4のLAG設定部52は、ポート46aを除外した状態でリンクアグリゲーショングループを再設定する(再グループ化工程)。したがって、障害発生前にこのポート46aから送信されていたネットワークフレームは、LAG34,36,38を構成する他のポート46b〜ポート46hの中から所定のアルゴリズムに基づいて新たに決定されたポート(例えばポート46b)から送信される。
図7は、図5に示すFSW6及びIFSW1の間で通信障害が発生した際のFSW6の障害判定部54で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。また、図8は、図5に示すFSW6及びIFSW1の間で通信障害が発生した際のIFSW1,2,4のLAG設定部52で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。以下、それぞれの処理について説明する。
ステップS100:FSW6の障害判定部54は、各ポートで検知フレームを受信したか否かを判断する。各ポートにおいてそれぞれ検知フレームを受信した場合(Yes)、この処理を繰り返す。いずれか又は全てのポートにおいて検知フレームを受信していない場合(No)、次のステップS102へ進む。
ステップS102,S104:次にFSW6の障害判定部54は、所定時間経過後も検知フレームを受信していない場合(Yes)、障害通知フレームを生成してIFSW1,2,4に接続された全てのポートから障害通知フレームを送信(フラッディング)し、この処理を終了(END)する。所定時間内に検知フレームを受信した場合(ステップS102:No)、ステップS100〜S102を繰り返す。
〔図8を参照〕
ステップS200,S202:各IFSW1,2,4は、FSW6に接続されたポートで障害通知フレームを受信したか否かを確認し、障害通知フレームを受信すると(Yes)、次にLAG設定部52は、この障害通知フレームを受信したポートをLAG34,36,38から除外し、この処理を終了する。なお、ここではステップS200で定常的に障害通知フレームを監視しているが、特にこのようなステップS200を置くことなく、障害通知フレームの受信をトリガとしてステップS202の処理をシーケンス的に実行することとしてもよい。
次に図9は、図5に示すFSW6及びIFSW1の間で通信障害が発生する前後における各IFSW1,2,4のLAG設定テーブル50bを示す表である。
〔障害発生前〕
図9中(A):障害発生前において、IFSW1,2,4のLAG設定テーブル50bは、左側のLAG所属ポートの欄にLAGに所属するポート46a〜ポート46hが示されている。また、右側のLAG IDの欄には、LAGの番号が示されている。このとき、LAG所属ポートの欄に示されているポート46a〜ポート46hは、LAG IDの欄に示す共通のLAG34(LAG36,38)に所属している。なお本実施形態では、各IFSW1,2,4にはLAGが1つ設定されているが、複数のLAGが設定されていてもよい。
〔障害発生後〕
図9中(B):IFSW1,2,4のLAG設定部52は、FSW6から送信された障害通知フレームをポート46aで受信した場合、このポート46aをLAG34(LAG36,38)から除外して再グループ化を行う。このとき、LAG所属ポートの欄には、ポート46aを除いたポート46b〜ポート46hが示されている。
このように、各IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、常に互いの通信状態をポートごとに監視しており、通信障害が発生するとこの間を経由するネットワークフレームは、残りのLAGに所属するポートから送信される。すなわち通信障害が発生すると、障害が発生した区間を経由するネットワークフレームの通信経路は瞬時に別の通信経路へ切り替えられ、通信障害によりネットワークフレームが破棄される時間を大幅に短縮することができる。これにより各サーバ22〜32間で実行される通信の信頼性を向上させることができる。
また、障害発生時に各LAG34,36,38の構成は一時的に縮退するものの、再構成後のLAG34,36,38内で上記のアルゴリズムを適用することにより、引き続き各サーバ22〜32間で送受信されるネットワークフレームの中継を続行することができる。また、この後に物理的な回線やポートの復旧作業が行われると、LAG34,36,38の設定を初期状態に復旧させることで、全ての帯域を活用して効率的にネットワークフレームの中継を再開することができる。
〔第2実施形態〕
図10及び図11は、第2実施形態における通信障害が発生した際のLAG34,36,38の構成とその動作を概略的に示す図である。第1実施形態と同様に第2実施形態においても、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、それぞれ検知フレームを送受信することにより、互いの通信状態を監視している。この第2実施形態では、FSW6からIFSW1への通信に障害が発生した場合を想定している。
図10中(A):FSW6からIFSW1方向への通信に障害が発生すると、FSW6から送信された検知フレームは所定時間内にIFSW1へ到達しない。このときIFSW1は、障害判定部54において上記の間で実行される通信に障害が発生したと判断する(障害判定工程)。
図10中(B):IFSW1は、障害通知フレーム生成部54bにおいて障害通知フレームを生成し、これをFSW6に接続されたポート46aから送信する(初期障害通知工程)。
〔図11参照〕
図11中(A):FSW6は、IFSW1から送信された障害通知フレームを受信すると、FSW6の障害通知フレーム生成部54bにおいて障害通知フレームを生成し、これをIFSW1,2,4に接続された全てのポートから送信する(全体障害通知工程)。
図11中(B):IFSW2,4は、FSW6から送信された障害通知フレームを受信すると、これを受信したポート46aをそれぞれのLAG36,38から除外する。またIFSW1は、検知フレームを所定時間内に受信しなかったポート46aをLAG34から除外する。各IFSW1,2,4のLAG設定部52は、ポート46aを除外した状態でリンクアグリゲーショングループを再設定する(再グループ化工程)。したがって、障害発生前にこのポート46aで送受信されていたネットワークフレームは、LAG34,36,38を構成する他のポート46b〜ポート46hの中から所定のアルゴリズムに基づいて新たに決定されたポートを介して送受信される。
図12は、図10に示すFSW6及びIFSW1の間で通信障害が発生した際のIFSW1の障害判定部54及びLAG設定部52で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。また、図13は、FSW6及びIFSW1の間で通信障害が発生した際のFSW6の障害判定部54で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。
ステップS300:IFSW1の障害判定部54は、各ポートで検知フレームを受信したか否かを判断する。各ポートにおいてそれぞれ検知フレームを受信した場合(Yes)、この処理を繰り返す。いずれか又は全てのポートにおいて検知フレームを受信していない場合(No)、次のステップS302へ進む。
ステップS302,S304:次にIFSW1の障害判定部54は、所定時間内に検知フレームを受信した場合(ステップS302:No)、ステップS300〜S302を繰り返す。一方、IFSW1の障害判定部54は、所定時間経過後も検知フレームを受信していない場合(ステップS302:Yes)、障害通知フレームを生成してFSW6に接続されたポート46aから障害通知フレームを送信する。
ステップS304:そして、IFSW1のLAG設定部52は、所定時間内に検知フレームを受信しなかったポート46aをLAG34から除外し、この処理を終了(END)する。
〔図13参照〕
ステップS400,S402:FSW6は、IFSW1に接続されたポート46aにおいて障害通知フレームを受信したかを確認し、障害通知フレームを受信すると(Yes)、次にFSW6の障害判定部54において障害通知フレームを生成する。そして、これをIFSW1,2,4に接続されたポートからそれぞれ送信し、この処理を終了(END)する。
なお、FSW6により送信された障害通知フレームをIFSW2,4で受信した場合、各IFSW2,4は、図8中に示すLAG再設定処理を実行してポート46aをそれぞれのLAG36,38から除外し、その状態で再設定(再グループ化)を行う。
このように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に各IFSW1,2,4は、通信障害が発生するとIFSW1及びFSW6間を経由して転送されていたネットワークフレームの通信経路を瞬時に別の通信経路へ切り替えることができる。また、障害発生時に各LAGの構成は一時的に縮退するものの、再構成後のLAG34,36,38内で上記のアルゴリズムを適用することにより、引き続きサーバ22〜32間で送受信されるネットワークフレームの中継を続行することができる。そして、この後に物理的な回線やポートの復旧作業が行われると、LAG34,36,38の設定を初期状態に復旧させることで、全ての帯域を活用して効率的にネットワークフレームの中継を再開することができる。
〔第3実施形態〕
図14は、第3実施形態における通信障害が発生した際のLAG34,36,38の構成及び動作を概略的に示す図である。第1実施形態及び第2実施形態と同様に第3実施形態においても、IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20は、それぞれ図4中に示す検知フレームを送受信することで、互いの通信状態を監視している。第3実施形態では、第2実施形態の変形として、FSW6からIFSW1への通信に障害が発生した場合について説明する。
図14中(A):FSW6からIFSW1方向への通信に障害が発生すると、FSW6から送信された検知フレームは、所定時間内にIFSW1へ到達しない。このときIFSW1は、障害判定部54において上記の間で実行される通信に障害が発生したと一次的に判断する(一次障害判定手順)。
図14中(B):IFSW1は、通信障害が発生したと判断すると、ポート46aからFSW6に対する検知フレームの送信を停止する(検知フレーム送信停止手順)。またIFSW1は、FSW6に接続されたポート46aをLAG34から除外する。このため、FSW6では、IFSW1に接続されたポート46aにおいて、所定時間内に検知フレームを受信することができず、IFSW1及びFSW6間に通信障害が発生したと二次的に判断する(二次障害判定手順)。
〔図15参照〕
図15中(A):そしてFSW6は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、障害通知フレーム生成部54bにおいて障害通知フレームを生成し、これをIFSW1,2,4に接続された全てのポートから送信する(障害通知工程)。
図15中(B):IFSW2,4は、FSW6から送信された障害通知フレームを受信すると、これを受信したポート46aをそれぞれのLAG36,38から除外する。そして各IFSW1,2,4は、障害発生前にポート46aから転送していたネットワークフレームに対して、新たに転送するべきポートを決定する。各IFSW2,4のLAG設定部52は、ポート46aを除外した状態でリンクアグリゲーショングループを再設定する(再グループ化工程)。したがって、上記のネットワークフレームを新たに転送するべきポートは、各IFSW1,2,4においてLAG34,36,38に所属する他のポート46b〜ポート46hの中から所定のアルゴリズムに基づいて決定される。
図16は、図14に示すFSW6及びIFSW1の間で通信障害が発生した際のIFSW1の障害判定部54及びLAG設定部52で実行される処理を概略的に示すフローチャートである。以下、手順を追って説明する。
ステップS500:IFSW1の障害判定部54は、LAG34に所属する各ポート46a〜ポート46hで検知フレームを受信したか否かを判断する。各ポート46a〜ポート46hにおいてそれぞれ検知フレームを受信した場合(Yes)、この処理を繰り返す。また、いずれか又は全てのポートにおいて検知フレームを受信していない場合(No)、次のステップS502へ進む。
ステップS502:次にIFSW1の障害判定部54は、各ポートにおいて前回検知フレームを受信してから所定時間が経過しているか否かをそれぞれ確認する。各ポートにおいて、前回検知フレームを受信してから所定時間を経過していない場合(No)、ステップS500〜S502を繰り返す。一方、いずれか又は全てのポートにおいて、前回検知フレームを受信してから所定時間が経過した場合(Yes)、障害判定部54は通信障害が発生したと判断する。このときLAG設定部52は、所定時間内に検知フレームを受信しなかったポート46aをLAG34から除外する(ステップS504)。
ステップS506:そしてIFSW1の障害判定部54は、上記のLAG34から除外されたポート46aから送信されるべき検知フレームの生成を中止し、このポート46aからの検知フレームの送信を停止してこの処理を終了(END)する。
このとき、FSW6は図7に示す障害通知処理に基づいて障害通知フレームをIFSW1,2,4に接続されている全てのポートから送信する。また、IFSW2,4は、FSW6から送信された障害通知フレームを受信すると、図8に示すLAG再設定処理に基づいて、これを受信したポートをLAG36,38からそれぞれ除外し、その状態で再設定(再グループ化)を行う。
このように、各IFSW1,2,4及びFSW6,8,10,12,14,16,18,20において相互に検知フレームを送受信することで、各ポート間で実行される通信の正常性を常時確認することができる。また、障害を検知したFSW6からこれに接続されている全てのIFSW1,2,4へ障害通知フレームを送信することで、各IFSW1,2,4がLAG34,36,38をそれぞれ再度構成しなおして、通信障害が発生している区間へネットワークフレームを転送してしまうことを防止している。これにより、IFSW1,2,4に接続されたサーバ22,24,26,28,30,32は、安定した通信を相互に実行することができる。ここでも同様に、障害発生時に各LAG34,36,38の構成は一時的に縮退するものの、再構成後のLAG34,36,38内で上記のアルゴリズムを適用することにより、引き続き各サーバ22〜32間で送受信されるネットワークフレームの中継を続行することができる。そして、この後に物理的な回線やポートの復旧作業が行われると、LAGの設定を初期状態に復旧させることで、全ての帯域を活用して効率的にネットワークフレームの中継を再開することができる。
以上のように、本実施形態のネットワーク中継システムによれば、複数のサーバ22〜32間で実行される通信について、各IFSW1,2,4及びFSW6、8、10,12,14,16,18,20は転送効率を低下させることなくネットワークフレームを転送することができる。さらに、1,2,4及びFSW6、8、10,12,14,16,18,20間の通信状態を常時監視し、通信経路上に障害が発生した場合には、ここを経由するネットワークフレームを瞬時に別の通信経路へ切り替えて転送することができるため、通信の信頼性向上に寄与することができる。
さらに、物理的な回線やポートの復旧作業後は、LAG設定部52がLAG34,36,38のグループ構成を自動的に初期状態へ復旧させることにより、速やかにネットワーク中継システムの論理的な構成を復元させることができる。
1,2,4 IFSW(インターフェース中継器)
6,8,10,12,14,16,18,20 FSW(ファブリック中継器)
22,24,26,28,30,32 サーバ(端末機器)
34,36,38 LAG
46a〜46j ポート

Claims (12)

  1. 複数の端末機器の間で送受信されるネットワークフレームを中継するネットワーク中継システムであって、
    前記端末機器のいずれかが接続された複数のインターフェース中継器と、
    複数ある前記インターフェース中継器のそれぞれに対して個別に割り当てられた複数の物理回線を通じて、前記各インターフェース中継器と相互に接続された複数のファブリック中継器と、
    前記各インターフェース中継器に設けられた複数のポートに対し、複数の前記ファブリック中継器との間で行われる前記ネットワークフレームの中継に際して複数の前記物理回線を論理的に束ねたリンクアグリゲーショングループを設定する設定手段と、
    前記各ファブリック中継器から全ての前記インターフェース中継器に対して個別の前記物理回線を通じて検知フレームを送信する一方、前記リンクアグリゲーショングループ内で前記インターフェース中継器の全ての前記ポートから前記物理回線ごとに全ての前記ファブリック中継器に対して検知フレームを送信することにより、相互に接続された全ての前記インターフェース中継器と前記ファブリック中継器との間にて双方向に検知フレームの送受信を可能とする検知フレーム送受信手段と、
    少なくともいずれかの前記インターフェース中継器又は前記ファブリック中継器にて前記検知フレームが受信できなかった場合、前記ネットワークフレームの中継に障害が発生したと判断する障害判定手段と
    複数あるうちの特定の前記ファブリック中継器において前記障害判定手段により障害が発生したと判断された場合、特定の前記ファブリック中継器から前記各インターフェース中継器に対して障害が発生したことを通知するための障害通知フレームを送信する障害通知手段と、
    前記各インターフェース中継器で複数あるうちの特定の前記ポートで前記障害通知フレームを受信した場合、前記各インターフェース中継器にて前記設定手段により設定されたリンクアグリゲーショングループから特定の前記ポートを除外した状態で再グループ化を行う再グループ化手段と
    を備えたネットワーク中継システム。
  2. 請求項1に記載のネットワーク中継システムにおいて、
    前記障害通知手段は、複数あるうちの特定の前記ファブリック中継器が特定の前記インターフェース中継器から前記検知フレームを受信できなかったことを契機として前記障害判定手段により障害が発生したと判断された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記ファブリック中継器から前記各インターフェース中継器に対して障害が発生したことを通知するための障害通知フレームを送信す
    ットワーク中継システム。
  3. 請求項1に記載のネットワーク中継システムにおいて、
    特定の前記インターフェース中継器が特定の前記ファブリック中継器から前記検知フレームを受信できなったことを契機として前記障害判定手段により障害が発生したと判断された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記インターフェース中継器から特定の前記ファブリック中継器に対して障害が発生したことを初期段階で通知するための障害通知フレームを送信する初期障害通知手段と、
    特定の前記ファブリック中継器で前記障害通知フレームを受信すると、その特定の前記ファブリック中継器から全ての前記インターフェース中継器に対して障害が発生したことを全体として通知するための障害通知フレームを送信する全体障害通知手段
    さらに備えたネットワーク中継システム。
  4. 請求項1に記載のネットワーク中継システムにおいて、
    複数あるうちの特定の前記インターフェース中継器が特定の前記ファブリック中継器から前記検知フレームを受信できなったことを契機として前記障害判定手段により障害が発生したと一次的に判断された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記インターフェース中継器から特定の前記ファブリック中継器に対する前記検知フレームの送信を停止させる検知フレーム送信停止手
    さらに備え
    前記障害通知手段は、前記検知フレーム送信停止手段により前記検知フレームの送信が停止された場合、その送信が停止された特定の前記インターフェース中継器から前記検知フレームを特定の前記ファブリック中継器で受信できなかったことを契機として前記障害判定手段により障害が発生したと二次的に判断された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記ファブリック中継器から前記各インターフェース中継器に対して障害が発生したことを通知するための障害通知フレームを送信す
    ットワーク中継システム。
  5. 請求項3又は4のいずれかに記載のネットワーク中継システムにおいて、
    前記検知フレームを受信できなかった特定の前記インターフェース中継器は、特定の前記ファブリック中継器に前記物理回線を通じて接続された特定の前記ポートを前記設定手段により設定されたリンクアグリゲーショングループから除外した状態で再グループ化を行うことを特徴とするネットワーク中継システム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のネットワーク中継システムにおいて、
    前記検知フレーム送受信手段は、
    前記ファブリック中継器及び前記インターフェース中継器のそれぞれから所定時間ごとに前記検知フレームを送信し、
    前記障害判定手段は、
    前記ファブリック中継器又は前記インターフェース中継器のいずれかで前記所定時間内に前記検知フレームが受信できなかった場合に障害が発生したと判断することを特徴とするネットワーク中継システム。
  7. 互いにネットワークフレームを送受信する複数の端末機器のいずれかが接続された複数のインターフェース中継器と、複数ある前記インターフェース中継器のそれぞれに対して個別に割り当てられた複数の物理回線を通じて前記各インターフェース中継器と相互に接続された複数のファブリック中継器とで構成され、前記各インターフェース中継器に設けられた複数のポートに対し、複数の前記ファブリック中継器との間で行われる前記ネットワークフレームの中継に際して複数の前記物理回線を論理的に束ねたリンクアグリゲーショングループが設定されたネットワーク中継システム内で発生した障害を検知するネットワーク中継システムの障害検知方法であって、
    前記各ファブリック中継器から全ての前記インターフェース中継器に対して個別の前記物理回線を通じて検知フレームを送信する一方、前記リンクアグリゲーショングループ内で前記インターフェース中継器の全ての前記ポートから前記物理回線ごとに全ての前記ファブリック中継器に対して検知フレームを送信することにより、相互に接続された全ての前記インターフェース中継器と前記ファブリック中継器との間にて双方向に検知フレームの送受信を可能とする検知フレーム送受信工程と、
    少なくともいずれかの前記インターフェース中継器又は前記ファブリック中継器にて前記検知フレームが受信できなかった場合、前記ネットワークフレームの中継に障害が発生したと判断する障害判定工程と
    前記障害判定工程で複数あるうちの特定の前記ファブリック中継器において障害が発生したと判断された場合、特定の前記ファブリック中継器から前記各インターフェース中継器に対して障害が発生したことを通知するための障害通知フレームを送信する障害通知工程と、
    前記各インターフェース中継器で複数あるうちの特定の前記ポートで前記障害通知フレームを受信した場合、前記各インターフェース中継器にて設定されているリンクアグリゲーショングループから特定の前記ポートを除外した状態で再グループ化を行う再グループ化工程と
    を有するネットワーク中継システムの障害検知方法。
  8. 請求項7に記載のネットワーク中継システムの障害検知方法において、
    前記障害通知工程は、前記障害判定工程で複数あるうちの特定の前記ファブリック中継器が特定の前記インターフェース中継器から前記検知フレームを受信できなかったことを契機として障害が発生したと判断された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記ファブリック中継器から前記各インターフェース中継器に対して障害が発生したことを通知するための障害通知フレームを送信す
    ットワーク中継システムの障害検知方法。
  9. 請求項7に記載のネットワーク中継システムの障害検知方法において、
    前記障害判定工程で特定の前記インターフェース中継器が特定の前記ファブリック中継器から前記検知フレームを受信できなったことを契機として障害が発生したと判断された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記インターフェース中継器から特定の前記ファブリック中継器に対して障害が発生したことを初期段階で通知するための障害通知フレームを送信する初期障害通知工程と、
    特定の前記ファブリック中継器で前記障害通知フレームを受信すると、その特定の前記ファブリック中継器から全ての前記インターフェース中継器に対して障害が発生したことを全体として通知するための障害通知フレームを送信する全体障害通知工程
    さらに有するネットワーク中継システムの障害検知方法。
  10. 請求項7に記載のネットワーク中継システムの障害検知方法において、
    前記障害判定工程は、
    複数あるうちの特定の前記インターフェース中継器が特定の前記ファブリック中継器から前記検知フレームを受信できなったことを契機として障害が発生したと一次的に判断する一次障害判定手順と、
    前記一次障害判定手順で障害が発生したと一次的に判定された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記インターフェース中継器から特定の前記ファブリック中継器に対する前記検知フレームの送信を停止させる検知フレーム送信停止手順と、
    前記検知フレーム送信停止手順で前記検知フレームの送信が停止された場合、その送信が停止された特定の前記インターフェース中継器から前記検知フレームを特定の前記ファブリック中継器で受信できなかったことを契機として障害が発生したと二次的に判断する二次障害判定手順とを含み、
    前記障害通知工程は、前記二次障害判定手順で障害が発生したと判定された場合、前記検知フレームを受信できなかった特定の前記ファブリック中継器から前記各インターフェース中継器に対して障害が発生したことを通知するための障害通知フレームを送信す
    ットワーク中継システムの障害検知方法。
  11. 請求項9又は10のいずれかに記載のネットワーク中継システムの障害検知方法において、
    特定の前記インターフェース中継器で前記検知フレームを受信できなかった場合、その特定の前記インターフェース中継器にて、特定の前記ファブリック中継器に前記物理回線を通じて接続された特定の前記ポートを前記リンクアグリゲーショングループから除外した状態で再グループ化を行う特定再グループ化工程をさらに有するネットワーク中継システムの障害検知方法。
  12. 請求項7から11のいずれかに記載のネットワーク中継システムの障害検知方法において、
    前記検知フレーム送受信工程では、
    前記ファブリック中継器及び前記インターフェース中継器のそれぞれから所定時間ごとに前記検知フレームを送信し、
    前記障害判定工程では、
    前記ファブリック中継器又は前記インターフェース中継器のいずれかで前記所定時間内に前記検知フレームが受信できなかった場合に障害が発生したと判断することを特徴とするネットワーク中継システムの障害検知方法。
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