JP2008104112A - 送信経路設定装置、送信経路設定方法および送信経路設定プログラム - Google Patents

送信経路設定装置、送信経路設定方法および送信経路設定プログラム Download PDF

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    • H04L65/1104Session initiation protocol [SIP]

Abstract

【課題】セッション通信中の状態で、通信を中継する通信装置に障害が発生した場合でも、発信端末と着信端末との間のセッション通信を継続させる。
【解決手段】リクエストメッセージを次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態を判定し、次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定した場合に、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されたSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、通信状態が異常であると判定したSIPサーバの次のSIPサーバをリクエストメッセージの送信先として設定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定装置、送信経路設定方法および送信経路設定プログラムに関し、特に、セッション通信中の状態で、通信を中継する通信装置に障害が発生した場合でも、発信端末と着信端末との間のセッション通信を継続させることができる送信経路設定装置、送信経路設定方法および送信経路設定プログラムに関するものである。
近年、情報通信インフラの整備が進められ、これに伴い、IP電話やビデオ会議、インスタントメッセージなど、IP(Internet Protocol)ネットワークを利用して、1対1あるいは多数の参加者が参加してコミュニケーションを行うためのサービスが普及し始めている。
このようなコミュニケーションサービスを実現するシステムにおいて、参加者どうしの間で行われる通信は、参加者間で行われる一連のやり取りをまとめた、セッションと呼ばれる単位で行われる。以下、このセッション単位の通信を、「セッション通信」と呼ぶ。このセッション通信をIPネットワーク上で開始/変更/終了するためのプロトコルとして、SIP(Session Initiation Protocol)が広く知られている。
SIPを利用したネットワークでは、一般的には、発信側の端末(以下、UAC(User Agent Client)と呼ぶ)と着信側の端末(以下、UAS(User Agent Server)と呼ぶ)との間の通信は、複数のSIPサーバを経由して行われる。具体的には、UAC、UASとの間で、各SIPサーバを経由し、各種リクエストメッセージや、リクエストメッセージに対する各種レスポンスメッセージなどのSIPメッセージが送受信される。
図9は、SIPを利用したIP電話ネットワークの一例を示す図である。例えば、同図に示すIP電話ネットワークにおいては、UACとUASとの間の通信は、SIPサーバA、SIPサーバNおよびSIPサーバXを経由して行われる。
このようなネットワークにおいて、例えば障害などの原因によりSIPサーバのいずれかがダウンした場合には、UACから送信されたリクエストメッセージおよびUASから送信されたリクエストメッセージは、それぞれ、UASおよびUACに到達しない。
そこで、UACとUASとの間でSIPメッセージを中継するSIPサーバにおいて、他のSIPサーバに対してINVITEリクエスト(セッション通信の開始を要求する際にUACから送信されるリクエストメッセージ)が送信された後に、当該INVITEリクエストに対するレスポンスメッセージが送信先のSIPサーバから返送されなかった場合に、送信先のSIPサーバに障害が発生していると判定し、そのSIPサーバを経由しない迂回経路を設定して、INVITEメッセージを送信する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−179764号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、INVITEメッセージに対する応答に基づいて障害を判定しているため、すでにセッション通信が開始している状態でSIPサーバに障害が発生した場合には、そのSIPサーバに障害が発生していることを検知することができない。そのため、各SIPサーバでは、障害発生以降もセッション通信が継続しているものと判断される。
この場合、UACに対する課金処理を行っているSIPサーバにおいて、実際はセッション通信が不可能な状態になっているにもかかわらず、課金処理が継続して行われてしまうという問題がある。
例えば、図9に示したIP電話ネットワークにおいて、SIPサーバAがUACに対する課金処理を行っていたとし、UACとUASとの間でセッション通信が行われている間にSIPサーバNがダウンしたとする。この場合、セッション通信の終了を要求するためのBYEリクエストをUASが送信したとしても、当該BYEリクエストはSIPサーバAに到達しないため、SIPサーバAは、その後もUACに対して課金を続ける。
IETF(Internet Engineering Task Force)により規定されたSIPの拡張仕様(RFC4028)には、セッション通信の状態を確認するためのセッションタイマ機能の仕様が定義されている。このセッションタイマ機能を備えていた場合、UAC、UASおよびSIPサーバは、セッション通信の開始時に通信相手の端末との間で生存時間(セッションタイマ)を決定し、セッション通信中は、常にタイマで時間を計数して、生存時間の半分の時間(リフレッシュタイマ)が過ぎた時点で、通信相手の端末(UACまたはUAS)に対してre−INVITEリクエストを送信する。
そして、UAC、UASおよびSIPサーバは、送信したリクエストに対してレスポンスが応答された場合には、その時点では通信が可能であると判定してタイマをリセットし、re−INVITEリクエストの送信とレスポンスの有無の確認を繰り返し、一方、生存時間が過ぎてもレスポンスが応答されなかった場合には、通信が不可能であると判定してセッション通信を終了する。
仮に、このセッションタイマ機能がSIPサーバAに備えられていたとしても、re−INVITEリクエストを送信してから、レスポンスが応答されずに生存時間が経過するまでの間は、障害は検知されず、その間も継続して課金が行われてしまうことになる。すなわち、セッションタイマ機能を用いても、この問題を完全には解決することはできない。
この問題を完全に解決するためには、セッション通信中の状態でSIPサーバに障害が発生した場合でも、障害が発生したSIPサーバを経由しない迂回経路を設定してSIPメッセージを転送し、セッション通信が継続されるようにすればよい。
そのため、セッション通信中の状態でSIPサーバに障害が発生した場合でも、いかにしてUACとUASとの間のセッション通信を継続させるかが極めて重要な課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、セッション通信中の状態で、通信を中継する通信端末(SIPサーバ)に障害が発生した場合でも、発信端末(UAC)と着信端末(UAS)との間のセッション通信を継続させることができる送信経路設定装置、送信経路設定方法および送信経路設定プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定装置であって、前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定手段と、前記通信状態判定手段により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記通信状態判定手段は、次に送信すべき通信装置に対して前記SIPメッセージを送信し、該SIPメッセージに応じて返送される応答メッセージに基づいて、次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記通信状態判定手段は、前記応答メッセージに含まれる通信装置の状態を示す情報に基づいて、前記通信状態を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記通信状態判定手段は、送信したSIPメッセージに応じて前記応答メッセージが返送されなかった場合には、前記通信状態が異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記送信経路設定手段は、前記通信状態判定手段により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記SIPメッセージに含まれるRouteヘッダに設定された次に送信すべき通信装置に係る情報を削除することにより、前記SIPメッセージの送信先を設定することを特徴とする。
また、本発明は、通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定方法であって、前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定工程と、前記通信状態判定工程により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定プログラムであって、前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定手順と、前記通信状態判定手順により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定し、次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定した場合に、通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、通信状態が異常であると判定した通信装置以降の通信装置をSIPメッセージの送信先として設定するよう構成したので、セッション通信中の状態で、通信を中継する通信端末に障害が発生した場合でも、その通信装置をスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、発信端末と着信端末との間のセッション通信を継続させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、次に送信すべき通信装置に対してSIPメッセージを送信し、送信したSIPメッセージに応じて返送される応答メッセージに基づいて、次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定するよう構成したので、通信状態の内容に応じて、より詳細な条件で通信状態を切り分けて、次に送信すべき通信装置をスキップするか否かを判定することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、応答メッセージに含まれる通信装置に状態を示す情報に基づいて、通信状態を判定するよう構成したので、輻輳などにより一時的にサービスが停止している通信装置があった場合でも、その通信装置をスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、発信端末と着信端末との間のセッション通信を継続させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、送信したSIPメッセージに応じて応答メッセージが返送されなかった場合には、通信状態が異常であると判定するよう構成したので、障害などによりシステムが完全にダウンしている通信装置があった場合でも、その通信装置をスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、発信端末と着信端末との間のセッション通信を継続させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定した場合に、SIPメッセージに含まれるRouteヘッダに設定された次に送信すべき通信装置に係る情報を削除することにより、SIPメッセージの送信先を設定するよう構成したので、SIPで定義されているヘッダ情報のデータ構造を変えずに、障害が発生している通信装置をスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、発信端末と着信端末との間のセッション通信を継続させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る送信経路設定装置、送信経路設定方法および送信経路設定プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明を、IP電話のネットワークを構成するSIPサーバに適用した場合について説明するが、この実施例により本発明が限定されるものではない。
まず、本実施例に係るSIPサーバの概念について説明する。図1は、本実施例に係るSIPサーバの概念を説明するための説明図である。同図は、本実施例に係るSIPサーバA、NおよびXにより構成されたIP電話のネットワークを示しており、同図に示すように、SIPサーバAとSIPサーバNとがIPネットワーク1を介して接続されており、SIPサーバNとSIPサーバXとがIPネットワーク2を介して接続されており、SIPサーバAとSIPサーバXとがIPネットワーク3を介して、それぞれ接続されている。
また、同図において、UACは、発信者の端末(IP電話機)を示しており、UASは、着信者の端末(IP電話機)を示しており、同図に示すように、UACとUASとは、SIPサーバA、SIPサーバNおよびSIPサーバXを介して、通話に関する通信を行う。
かかるIP電話のネットワークにおいて、各SIPサーバは、自サーバに接続されているSIPサーバ(以下、「対向サーバ」と呼ぶ)との間の通信状態(通信が可能であるか否か)を常時確認し、確認した結果を通信状態情報として管理している。例えば、SIPサーバAは、SIPサーバNとの間の通信状態を、SIPサーバNは、SIPサーバAとの間の通信状態およびSIPサーバXとの間の通信状態を、SIPサーバXはSIPサーバNとの間の通信状態を、それぞれ通信情報として管理している。
ここで、UACとUASとの間では、SIPプロトコルによるINVITEメッセージなどのメッセージのやり取りの末に、すでにセッション通信が開始されていたとし、その状態で、UASから、セッション通信の終了を要求するBYEリクエストが発信されたとする(同図の(1)を参照)。このBYEリクエストのヘッダ情報には、当該BYEリクエストの送信経路が設定されており、ここでは、SIPサーバX、SIPサーバN、SIPサーバAの順で送信されるように送信経路が設定されていたとする。
SIPサーバXは、BYEリクエストを受信すると、当該BYEリクエストのヘッダ情報を参照して次の送信先がSIPサーバNであることを確認し、さらに、管理している通信情報に基づいて、SIPサーバNが通信可能であるか否かを確認する。
ここで、障害などの原因により、SIPサーバNが通信不可能な状態であったとする。その場合、SIPサーバXは、SIPサーバNを経由せずに、その次の送信先に設定されているSIPサーバAに対して、当該BYEリクエストを送信する(同図の(2)を参照)。この時、SIPサーバXは、BYEリクエストのヘッダ情報に設定され送信経路からSIPサーバNを示す情報を削除したうえで、当該BYEリクエストを送信する。
SIPサーバAは、BYEリクエストを受信すると、当該BYEリクエストによるセッション通信の終了の要求先であるUACに対して、当該BYEリクエストを送信する(同図の(3)を参照)。
このように、本実施例に係るSIPサーバは、リクエストメッセージを次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態を判定し、次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定した場合に、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されたSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、通信状態が異常であると判定したSIPサーバの次のSIPサーバをリクエストメッセージの送信先として設定することを特徴とするものである。
ここで、本実施例に係るSIPサーバの詳細な説明に先立ち、SIPによるメッセージの送信経路設定について説明する。図2は、SIPによるメッセージの送信経路設定を説明するための図である。同図は、図1に示したSIPサーバA、SIPサーバNおよびSIPサーバXにおいて行われる送信経路設定を示している。
各SIPサーバは、UACやUAS、または他のSIPサーバからSIPメッセージを受信すると、そのつど次の送信先を特定して、当該SIPメッセージを転送する。この送信先の特定は、セッション通信の開始時にUACおよびUASにおいて生成されるルートセットに基づいて行われる。このルートセットは、INVITEリクエストおよび、INVITEリクエストに対するレスポンスメッセージのヘッダ情報に含まれるRecord-RouteヘッダおよびContactヘッダに基づいて生成される。
ここで、Record-Routeヘッダは、INVITEリクエストの送信経路が設定されるヘッダであり、具体的には、INVITEリクエストの送信経路において経由されたSIPサーバを示す情報が順番に設定される。Contactヘッダは、INVITEリクエストやレスポンスメッセージを送信した送信元の端末を示す情報が設定されるヘッダである。
例えば、図2に示すように、UASに対するINVITEリクエストがUACから発信され(ステップS101)、SIPサーバA、SIPサーバN、SIPサーバXの順に転送されて、UASに到達したとする(ステップS102〜S104)。このINVITEリクエストのRecord-Routeヘッダには、それまでに経由したSIPサーバA、SIPサーバN、SIPサーバXを示す情報が順番に設定され(同図に示す「RR:X,N,A」)、Contactヘッダには、当該INVITEリクエストの送信元であるUACを示す情報が設定されている(同図に示す「C:UAC」)。
UASは、INVITEリクエストを受信すると、当該INVITEリクエストのRecord-RouteヘッダおよびContactヘッダに基づいて、ルートセットを生成する(同図に示す「X,N,A,UAC」)。そして、UASは、INVITEリクエストによるセッション開始要求を受け付けたことを示す200OKレスポンス(応答コード「200 OK」が設定されたレスポンスメッセージ)をUACに対して送信する(ステップS105)。
UASにより送信された200OKレスポンスは、INVITEリクエストが転送された経路を逆にたどり、SIPサーバX、SIPサーバN、SIPサーバAの順に転送されて、UACに到達する(ステップS106〜S108)。この200OKレスポンスのRecord-Routeヘッダには、UASにより受信されたINVITEリクエストのRecord-Routeヘッダと同じ情報が設定され(同図に示す「RR:X,N,A」)、Contactヘッダには、当該200OKレスポンスの送信元であるUASを示す情報が設定されている(同図に示す「C:UAS」)。
UACは、200OKレスポンスを受信すると、当該200OKレスポンスのRecord-RouteヘッダおよびContactヘッダに基づいて、ルートセットを生成する(同図に示す「X,N,A,UAS」)。そして、UACは、INVITEリクエストに対する200OKレスポンスを受け付けたことを示すACKメッセージをUASに対して送信する(ステップS109)。UACにより送信されたACKメッセージは、INVITEメッセージと同じ経路をたどり、SIPサーバA、SIPサーバN、SIPサーバXの順に転送されて、UASに到達する(ステップS110〜S112)。
以上の手続きにより、UACとUASとの間で、セッション通信が開始される(セッション通信中状態)。そして、これ以降、UACまたはUASから送信されるリクエストメッセージのヘッダには、それぞれの端末において生成されたルートセットに基づいて送信経路が設定され、この送信経路に基づいて、各SIPサーバは、リクエストメッセージの次の送信先を特定する。
例えば、同図に示すように、セッションの終了要求を示すBYEリクエストがUACからUASに対して送信される場合には(ステップS113)、UACにおいて、ルートセットに基づいて当該BYEリクエストのRequest-URIヘッダおよびRouteヘッダが設定される(同図に示す「RURI:UAS」および「R:A,N,X」)。
ここで、Request-URIヘッダは、リクエストメッセージの送信先(リクエストの要求先)を示す情報が設定されるヘッダであり、Routeヘッダは、リクエストメッセージを送信する際の送信経路(SIPサーバの経由順)を示す情報が設定されるヘッダである。
UACにより送信されたBYEリクエストは、Request-URIヘッダおよびRouteヘッダに設定された情報に基づいて、SIPサーバAからSIPサーバNに、SIPサーバNからSIPサーバXに転送され、さらにSIPサーバXからUASに転送される(ステップS114〜S116)。
同様に、UASからUACに対してBYEリクエストが送信される場合には(ステップS117)、UASにおいて、ルートセットに基づいて当該BYEリクエストのRequest-URIヘッダおよびRouteヘッダが設定され(同図に示す「RURI:UAC,R:X,N,A」)、このBYEリクエストは、ヘッダ情報に基づいて、SIPサーバXからSIPサーバNに、SIPサーバNからSIPサーバAに転送され、さらにSIPサーバAからUACに転送される(ステップS118〜S120)。
このように、SIPプロトコルを用いたネットワークでは、UACとUASとの間でセッション通信が開始された以降は、UACまたはUASから送信されるリクエストメッセージのRouteヘッダには、それぞれの端末において生成されたルートセットに基づいて送信経路が設定され、この送信経路に基づいて、各SIPサーバは、リクエストメッセージの次の送信先を特定する。
次に、本実施例に係るSIPサーバの構成について説明する。なお、図1に示したSIPサーバA、NおよびXは、いずれも同様の構成を有するので、ここではSIPサーバXを例にとって説明する。図3は、本実施例に係るSIPサーバXの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このSIPサーバXは、SIP通信制御部10と、SIP呼制御部20と、SIPヘッダ制御部30と、対向サーバ状態管理部40と、迂回制御部50とを有する。
SIP通信制御部10は、SIPプロトコルに準拠したSIPメッセージの送受信を制御する処理部である。例えば、このSIP通信制御部10は、INVITEリクエストやBYEリクエスト、re−INVITEリクエストなどのリクエストメッセージや、「200 OK」や「100 Trying」などの応答コードが設定されたレスポンスメッセージ、対向サーバとの間で送受信する。
SIP呼制御部20は、SIPプロトコルを用いた呼制御を行う処理部である。このSIP呼制御部20は、本発明に関連する機能としては、リクエストメッセージを送信する際に、次の送信先に指定されているSIPサーバをスキップするか否かを迂回制御部50に問い合わせる。そして、SIP呼制御部20は、迂回制御部50から当該SIPサーバをスキップするように指示された場合には、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定し、SIPヘッダ制御部30に指示することによって、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されている送信経路から、次の送信先のSIPサーバを示す情報を削除し、そのうえで、スキップするSIPサーバの次の送信先に設定されているSIPサーバに対して当該リクエストメッセージを送信する。
一方、SIP呼制御部20は、迂回制御部50から次の送信先のSIPサーバをスキップしないように指示された場合には、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されている送信経路に従って、次の送信先に指定されているSIPサーバに対して当該リクエストメッセージを送信する。ここで、送信先のSIPサーバが正常に稼動していた場合には、リクエストメッセージを正常に受け付けたことを示すレスポンスメッセージが返送される。しかし、送信先のSIPサーバに何らかの異常が発生していた場合には、リクエストメッセージを正常に受け付けることができなかったことを示すレスポンスメッセージが返送されるか、または、レスポンスメッセージ自体が返送されない。
そこで、SIP呼制御部20は、送信したリクエストメッセージに対して、送信先のSIPサーバからサービス停止状態を示す応答コード(例えば、「503 Service Unavailable」など)が設定されたレスポンスメッセージが返送された場合や、所定の時間が経過しても送信先のSIPサーバからレスポンスメッセージが返送されなかった場合には、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定し、SIPヘッダ制御部30に指示することによって、リクエストメッセージのヘッダ情報に設定されている送信経路から当該SIPサーバを示す情報を削除し、そのうえで、当該SIPサーバの次の送信先に設定されているSIPサーバに対して当該リクエストメッセージを送信する。
なお、ここでは、SIP呼制御部20は、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定した場合に、通信不可能なSIPサーバの次のSIPサーバにリクエストメッセージを送信することとしたが、そのSIPサーバについても通信状態を確認し、通信不可能であった場合は、さらにその次のSIPサーバにリクエストメッセージを送信するようにしてもよい。
また、SIP呼制御部20は、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定した場合に、通信不可能なSIPサーバ以降のSIPサーバのうちいずれか一つを選択してリクエストメッセージを送信するようにしてもよい。
SIPヘッダ制御部30は、SIPメッセージのヘッダの編集を行う処理部である。このSIPヘッダ制御部30は、本発明に関連する機能としては、SIP呼制御部20からの指示に基づいて、リクエストメッセージのRouteヘッダに設定されている送信経路から、次の送信先のSIPサーバを示す情報を削除する。
このように、SIP呼制御部20が、次の送信先のSIPサーバが通信不可能であると判定した場合に、SIPヘッダ制御部30に指示して、リクエストメッセージのRouteヘッダに設定されている送信経路から、当該SIPサーバを示す情報を削除することによって、障害が発生しているSIPサーバを経由しない迂回経路を設定して、リクエストメッセージを送信することができる。
対向サーバ状態管理部40は、対向サーバとの間の通信状態を管理する処理部である。この対向サーバ状態管理部40は、常時対向サーバとの間で通信が可能であるか否かを確認し、確認した結果に基づいて生成した通信状態情報を、例えば図2には図示していないメモリなどに格納する。また、対向サーバ状態管理部40は、後述する迂回制御部50から対向サーバの通信状態を確認するための問い合わせを受け付けた場合には、通信状態情報を参照して、指定された対向サーバの通信状態を確認し、確認結果を迂回制御部50に対して通知する。
迂回制御部50は、リクエストメッセージが送信される際に、次の送信先に指定されているSIPサーバをスキップするか否かを判定する処理部である。具体的には、この迂回制御部50は、SIP呼制御部20からの問い合わせに応じて、対向サーバ状態管理部40に問い合わせることにより、リクエストメッセージの次の送信先のSIPサーバが通信可能な状態であるか否かを確認し、通信が可能な状態でなかった場合には、SIP呼制御部20に対して、当該SIPサーバをスキップするように指示し、一方、通信が可能な状態であった場合には、SIP呼制御部20に対して、当該SIPサーバをスキップしないように指示する。
次に、本実施例に係るSIPサーバの処理手順について説明する。以下では、図2に示した手順でUACとUASとの間でセッション通信が開始された後に、SIPサーバNに障害が発生した場合に、その後において想定されるいくつかの状態を例にあげて説明する。
まず、SIPサーバNに障害が発生した後に、その障害をSIPサーバXが検知していた場合について説明する。図4は、SIPサーバが障害を検知していた場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、UACとUASとがセッション通信中の状態でSIPサーバNに障害が発生し、その障害をSIPサーバXが検知していたとする(ステップS201)。
この状態で、例えば同図に示すように、UASがre−INVITEリクエストを送信した場合を考える。UASは、ルートセットに基づいて、Request-URIヘッダおよびRouteヘッダに「RURI:UAC」および「R:X,N,A(SIPサーバX、SIPサーバN、SIPサーバAの順で転送することを示す送信経路)」をそれぞれ設定したうえで、Routeヘッダに設定した送信経路に基づいて、当該re−INVITEリクエストをSIPサーバXに送信する(ステップS202)。
SIPサーバXでは、SIP通信制御部10が当該re−INVITEリクエストを受信し、SIP呼制御部20が、Routeヘッダに基づいて当該re−INVITEリクエストの次の送信先を取得する。ここでは、SIP通信制御部10は、次の送信先としてSIPサーバNを取得する。そして、SIP呼制御部20は、取得した送信先(SIPサーバN)をスキップするか否かを迂回制御部50に問い合わせる。
迂回制御部50は、SIPサーバNが通信可能か否かを対向サーバ状態管理部40に問い合わせる。ここでは、SIPサーバNに障害が発生していることが検知されているため、対向サーバ状態管理部40からは、SIPサーバNが通信不可能であることが通知される。この通知を受け、迂回制御部50は、SIP呼制御部20に対し、SIPサーバNをスキップするように指示する。
迂回制御部50からの指示を受け、SIP呼制御部20は、SIPヘッダ制御部30に指示して、当該re−INVITEリクエストのRouteヘッダに設定されている送信経路からSIPサーバNを示す情報を削除する。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先はSIPサーバAとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して、SIPサーバAに対してRouteヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信する(ステップS203)。
そして、SIPサーバXから送信されたre−INVITEリクエストは、Routeヘッダに設定された送信経路に従って、SIPサーバAに転送され、さらに、SIPサーバAからUACに転送される(ステップS204)。
このように、SIPサーバNに障害が発生した後に、その障害をSIPサーバXが検知していた場合には、SIPサーバXにおいて、迂回制御部50が、対向サーバ状態管理部40に問い合わせることによってSIPサーバNが通信不可能であることを確認し、SIP呼制御部20が、SIPサーバNをスキップして、その次の送信先であるSIPサーバAに対してre−INVITEリクエストを送信するので、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
続いて、SIPサーバNに障害が発生した後に、その障害が復旧し、その復旧をSIPサーバXが検知していた場合について説明する。図5は、SIPサーバが障害の復旧を検知していた場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、UACとUASとがセッション通信中の状態でSIPサーバNに障害が発生し(ステップS301)、その後に障害が復旧し、この障害の復旧をSIPサーバXが検知していたとする(ステップS302)。
この状態で、例えば同図に示すように、UASがre−INVITEリクエストを送信した場合を考える。UASは、ルートセットに基づいて、Request-URIヘッダおよびRouteヘッダに「RURI:UAC」および「R:X,N,A(SIPサーバX、SIPサーバN、SIPサーバAの順で転送することを示す送信経路)」をそれぞれ設定したうえで、Routeヘッダに設定した送信経路に基づいて、当該re−INVITEリクエストをSIPサーバXに送信する(ステップS303)。
SIPサーバXでは、SIP通信制御部10が当該re−INVITEリクエストを受信し、SIP呼制御部20が、Routeヘッダに基づいて当該re−INVITEリクエストの次の送信先を取得する。ここでは、SIP通信制御部10は、次の送信先としてSIPサーバNを取得する。そして、SIP呼制御部20は、取得した送信先(SIPサーバN)をスキップするか否かを迂回制御部50に問い合わせる。
迂回制御部50は、SIPサーバNが通信可能か否かを対向サーバ状態管理部40に問い合わせる。ここでは、SIPサーバNの障害がすでに復旧していることが検知されているため、対向サーバ状態管理部40からは、SIPサーバNが通信可能であることが通知される。この通知を受け、迂回制御部50は、SIP呼制御部20に対し、SIPサーバNをスキップしないように指示する。
迂回制御部50からの指示を受け、SIP呼制御部20は、Routeヘッダに設定されている送信経路は変えずに、当該re−INVITEリクエストを送信する。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先は、受信した時と変わらず、SIPサーバNとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して、SIPサーバNに対してRouteヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信する(ステップS304)。
そして、SIPサーバXから送信されたre−INVITEリクエストは、Routeヘッダに設定された送信経路に従って、SIPサーバNに転送され、SIPサーバNからSIPサーバAに転送され(ステップS305)、さらに、SIPサーバAからUACに転送される(ステップS306)。
このように、SIPサーバNに障害が発生した後に、その障害が復旧し、その復旧をSIPサーバXが検知していた場合には、SIPサーバXにおいて、迂回制御部50が、対向サーバ状態管理部40に問い合わせることによってSIPサーバNが通信可能であることを確認し、SIP呼制御部20が、スキップすることなく、SIPサーバNに対してre−INVITEリクエストを送信するので、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
続いて、SIPサーバNに障害が発生した後に、その障害をSIPサーバXが検知していなかった場合について説明する。図6は、SIPサーバが障害を検知していなかった場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図(1)である。図6に示すように、UACとUASとがセッション通信中の状態でSIPサーバNに障害が発生し、その障害をSIPサーバXが検知していなかったとする。
この状態で、例えば同図に示すように、UASがre−INVITEリクエストを送信した場合を考える。UASは、ルートセットに基づいて、Request-URIヘッダおよびRouteヘッダに「RURI:UAC」および「R:X,N,A(SIPサーバX、SIPサーバN、SIPサーバAの順で転送することを示す送信経路)」をそれぞれ設定したうえで、Routeヘッダに設定した送信経路に基づいて、当該re−INVITEリクエストをSIPサーバXに送信する(ステップS401)。
SIPサーバXでは、SIP通信制御部10が当該re−INVITEリクエストを受信し、SIP呼制御部20が、Routeヘッダに基づいて当該re−INVITEリクエストの次の送信先を取得する。ここでは、SIP通信制御部10は、次の送信先としてSIPサーバNを取得する。そして、SIP呼制御部20は、取得した送信先(SIPサーバN)をスキップするか否かを迂回制御部50に問い合わせる。
迂回制御部50は、SIPサーバNが通信可能か否かを対向サーバ状態管理部40に問い合わせる。ここでは、SIPサーバNの障害が検知されていないため、対向サーバ状態管理部40からは、SIPサーバNが通信可能であることが通知される。この通知を受け、迂回制御部50は、SIP呼制御部20に対し、SIPサーバNをスキップしないように指示する。
迂回制御部50からの指示を受け、SIP呼制御部20は、Routeヘッダに設定されている送信経路は変えずに、当該re−INVITEリクエストを送信する。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先は受信した時と変わらず、SIPサーバNとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して、SIPサーバNに対してRouteヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信する(ステップS402)。
ここで、実際には、障害によりSIPサーバNのサービスが停止しており、そのため、SIPサーバからSIPサーバXに対してサーバサービス停止状態を示す応答コード(例えば、「503 Service Unavailable」)を含むレスポンスメッセージが返送されたとする(ステップS403)。
この場合、SIPサーバXでは、SIP通信制御部10が当該レスポンスメッセージを受信し、SIP呼制御部20が、そのレスポンスメッセージに基づいてサーバNが通信不可能であると判定し、SIPヘッダ制御部30に指示して、当該re−INVITEリクエストのRouteヘッダに設定されている送信経路からSIPサーバNを示す情報を削除する。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先はSIPサーバAとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して、SIPサーバAに対してRouteヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信する(ステップS404)。
そして、SIPサーバXから送信されたre−INVITEリクエストは、Routeヘッダに設定された送信経路に従って、SIPサーバAに転送され、さらに、SIPサーバAからUACに転送される(ステップS405)。
このように、SIPサーバNに障害が発生した後に、その障害をSIPサーバXが検知していなかった場合には、SIPサーバXにおいて、SIP呼制御部20が、SIPサーバNに対してre−INVITEリクエストを送信した後に、そのre−INVITEリクエストに対するレスポンスメッセージの応答コードを確認して、SIPサーバNが通信不可能であるか否かを判定し、通信不可能であると判定した場合に、SIPサーバNをスキップして、その次の送信先であるSIPサーバAに対してre−INVITEリクエストを送信するので、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
なお、ここでは、SIPサーバXがSIPサーバNに対してre−INVITEリクエストを送信した際に、SIPサーバNからサービス停止状態を示す応答コードを含むレスポンスメッセージが返送された場合について説明したが、サービスが停止していただけではなく、SIPサーバが完全にダウンしていた場合など、SIPサーバNからレスポンスメッセージが返送されない場合もある。
この場合のSIPサーバの処理手順を、図7に示す。図7は、SIPサーバが障害を検知していなかった場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図(2)である。なお、同図に示すステップS501〜S502の処理手順、およびステップS505の処理手順については、図6に示したステップS401〜S402、およびステップS405の処理手順と同じであるので、ここでは説明を省略する。
図6に示したステップS401〜S402と同じ処理手順で、SIPサーバXのSIP呼制御部20が、SIP通信制御部10を介して、Routeヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信したとする(ステップS501〜S502)。
ここで、実際には、障害によりSIPサーバNが完全にダウンしており、そのため、SIPサーバからSIPサーバXに対して、所定の時間が経過しても、レスポンスメッセージが返送されなかったとする(ステップS503)。
この場合、SIPサーバXでは、SIP呼制御部20で、SIPサーバNが無応答であることに基づいてサーバNが通信不可能であると判定し、SIPヘッダ制御部30に指示して、当該re−INVITEリクエストのRouteヘッダに設定されている送信経路からSIPサーバNを示す情報を削除する。これにより、このre−INVITEリクエストの次の送信先はSIPサーバAとなる。そして、SIP呼制御部20は、SIP通信制御部10を介して、SIPサーバAに対してRouteヘッダ編集後のre−INVITEリクエストを送信する(ステップS504)。
以降、図6に示したステップS405と同じ処理手順で、SIPサーバXから送信されたre−INVITEリクエストは、Routeヘッダに設定された送信経路に従って、SIPサーバAに転送され、さらに、SIPサーバAからUACに転送される(ステップS505)。
このように、SIPサーバNに障害が発生した後に、その障害をSIPサーバXが検知していなかった場合には、SIPサーバXにおいて、SIP呼制御部20が、SIPサーバNに対してre−INVITEリクエストを送信した後に、そのre−INVITEリクエストに対するレスポンスメッセージが所定の時間が経過しても返送されなかった場合には、SIPサーバNが通信不可能であると判定し、SIPサーバNをスキップして、その次の送信先であるSIPサーバAに対してre−INVITEリクエストを送信するので、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
上述してきたように、本実施例では、迂回制御部50が、対向サーバ状態管理部40に問い合わせて、リクエストメッセージを次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態を判定し、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態が異常であると判定した場合に、SIP呼制御部20が、リクエストメッセージのヘッダ情報に含まれるSIPサーバの中継順序に係る情報に基づいて、通信状態が異常であると判定したSIPサーバ以降のSIPサーバをSIPメッセージの送信先として設定するので、セッション通信中の状態で、通信を中継するSIPサーバに障害が発生した場合でも、そのSIPサーバをスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
また、本実施例では、SIP呼制御部20が、次に送信すべきSIPサーバに対してSIPメッセージを送信し、送信したSIPメッセージに応じて返送されるレスポンスメッセージに基づいて、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態を判定するので、通信状態の内容に応じて、より詳細な条件で通信状態を切り分けて、次に送信すべきSIPサーバをスキップするか否かを判定することができる。
また、本実施例では、SIP呼制御部20が、レスポンスメッセージに含まれるSIPサーバの状態を示す応答コードに基づいて、通信状態を判定するので、輻輳などにより一時的にサービスが停止しているSIPサーバがあった場合でも、そのSIPサーバをスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
また、本実施例では、SIP呼制御部20が、送信したSIPメッセージに応じてレスポンスメッセージが返送されなかった場合には、通信状態が異常であると判定するので、障害などによりシステムが完全にダウンしているSIPサーバがあった場合でも、そのSIPサーバをスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
また、本実施例では、迂回制御部50が、次に送信すべきSIPサーバとの間の通信状態が異常であると判定した場合に、SIP呼制御部20が、SIPヘッダ制御部30に指示して、SIPメッセージに含まれるRouteヘッダに設定された次に送信すべきSIPサーバに係る情報を削除することにより、SIPメッセージの送信先を設定するので、SIPで定義されているヘッダ情報のデータ構造を変えずに、障害が発生している通信装置をスキップしてSIPメッセージを送信することが可能になり、UACとUASとの間のセッション通信を継続させることができる。
なお、ここではre−INVITEリクエストを例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、BYEリクエストなど、セッション通信開始後に送信される他のリクエストメッセージについても同様に適用することができる。
なお、本実施例では、送信経路設定装置の機能を備えたSIPサーバについて説明したが、ここで説明したSIPサーバが有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する送信経路設定プログラムを得ることができる。そこで、この送信経路設定プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図8は、本実施例に係る送信経路設定プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ100は、RAM(Random Access Memory)110と、CPU(Central Processing Unit)120と、HDD(Hard Disk Drive)130と、ネットワークインタフェース140と、入出力インタフェース150と、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ160とを有する。
RAM110は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU120は、RAM110からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD130は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、ネットワークインタフェース140は、コンピュータ100を、IPネットワーク経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース150は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ160は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ100において実行される送信経路設定プログラム111は、DVDに記憶され、DVDドライブ160によってDVDから読み出されてコンピュータ100にインストールされる。
あるいは、この送信経路設定プログラム111は、ネットワークインタフェース140を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ100にインストールされる。
そして、インストールされた送信経路設定プログラム111は、HDD130に記憶され、RAM110に読み出されてCPU120によって送信経路設定プロセス121として実行される。
また、本実施例では、3台のSIPサーバ(SIPサーバA、N、X)で構成されるネットワークについて説明したが、本発明はこれに限られず、3台未満のSIPサーバで構成されたネットワークや、3台以上のSIPサーバで構成されたネットワークに対しても同様に適用することができる。
また、本実施例では、IP電話のネットワークを構成するSIPサーバについて説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、ビデオ会議やインスタントメッセージのサービスを提供するネットワークなど、SIPを用いた一般的なネットワークに対しても同様に適用することができる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定装置であって、
前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定手段と、
前記通信状態判定手段により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定手段と、
を備えたことを特徴とする送信経路設定装置。
(付記2)前記通信状態判定手段は、次に送信すべき通信装置に対して前記SIPメッセージを送信し、該SIPメッセージに応じて返送される応答メッセージに基づいて、次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定することを特徴とする付記1に記載の送信経路設定装置。
(付記3)前記通信状態判定手段は、前記応答メッセージに含まれる通信装置の状態を示す情報に基づいて、前記通信状態を判定することを特徴とする付記2に記載の送信経路設定装置。
(付記4)前記通信状態判定手段は、送信したSIPメッセージに応じて前記応答メッセージが返送されなかった場合には、前記通信状態が異常であると判定することを特徴とする付記2または3に記載の送信経路設定装置。
(付記5)前記送信経路設定手段は、前記通信状態判定手段により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記SIPメッセージに含まれるRouteヘッダに設定された次に送信すべき通信装置に係る情報を削除することにより、前記SIPメッセージの送信先を設定することを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の送信経路設定装置。
(付記6)通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定方法であって、
前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定工程と、
前記通信状態判定工程により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定工程と、
を含んだことを特徴とする送信経路設定方法。
(付記7)通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定プログラムであって、
前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定手順と、
前記通信状態判定手順により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする送信経路設定プログラム。
以上のように、本発明に係る送信経路設定装置、送信経路設定方法および送信経路設定プログラムは、SIPを用いたネットワークに有用であり、特に、複数のSIPサーバを経由して通信が行われる場合に適している。
本実施例に係るSIPサーバの概念を説明するための説明図である。 SIPによるメッセージの送信経路設定を説明するための図である。 本実施例に係るSIPサーバXの構成を示す機能ブロック図である。 SIPサーバが障害を検知していた場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。 SIPサーバが障害の復旧を検知していた場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図である。 SIPサーバが障害を検知していなかった場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図(1)である。 SIPサーバが障害を検知していなかった場合の本実施例に係るSIPサーバの処理手順を示すシーケンス図(2)である。 本実施例に係る送信経路設定プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。 SIPを利用したIP電話ネットワークの一例を示す図である。
符号の説明
1,2,3 IPネットワーク
10 SIP通信制御部
20 SIP呼制御部
30 SIPヘッダ制御部
40 対向サーバ状態管理部
50 迂回制御部
100 コンピュータ
110 RAM
111 送信経路設定プログラム
120 CPU
121 送信経路設定プロセス
130 HDD
140 ネットワークインタフェース
150 入出力インタフェース
160 DVDドライブ

Claims (5)

  1. 通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定装置であって、
    前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定手段と、
    前記通信状態判定手段により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定手段と、
    を備えたことを特徴とする送信経路設定装置。
  2. 前記通信状態判定手段は、次に送信すべき通信装置に対して前記SIPメッセージを送信し、該SIPメッセージに応じて返送される応答メッセージに基づいて、次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の送信経路設定装置。
  3. 前記通信状態判定手段は、前記応答メッセージに含まれる通信装置の状態を示す情報に基づいて、前記通信状態を判定することを特徴とする請求項2に記載の送信経路設定装置。
  4. 通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定方法であって、
    前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定工程と、
    前記通信状態判定工程により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定工程と、
    を含んだことを特徴とする送信経路設定方法。
  5. 通信端末間でSIPメッセージに係る通信が行われる場合に、前記通信を中継する通信装置の中継順序に係る情報を含んだSIPメッセージの送信経路に係る設定を行う送信経路設定プログラムであって、
    前記SIPメッセージを次に送信すべき通信装置との間の通信状態を判定する通信状態判定手順と、
    前記通信状態判定手順により次に送信すべき通信装置との間の通信状態が異常であると判定された場合に、前記通信装置の中継順序に係る情報に基づいて、前記通信状態が異常であると判定された通信装置以降の通信装置を前記SIPメッセージの送信先として設定する送信経路設定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする送信経路設定プログラム。
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