JP5120380B2 - セッション管理の移行に係る通信方法、通信システム、サーバ、およびプログラム - Google Patents

セッション管理の移行に係る通信方法、通信システム、サーバ、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークでのセッション状態の管理技術に関し、特に、端末間の通信でのセッション状態を管理する1のサーバと、それらの端末間またはそれらの端末に関連づけされた端末間で、その通信に関連するサービスを提供する他のサーバとの連携技術に関する。
IMS(IP Multimedia Subsystem)で規定される通信ネットワークはSIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれるプロトコルによってセッションが開始され、SDP(Session Description Protocol)のセッション情報を交換し、P2P(Peer To Peer)でRTP(Real Time Transport Protpcol)パケットの送信を行う。NGN(Next Generation Network)への移行が進み、様々な種類の端末がSIPセッションによる複数の通信を様々なメディアで行えるようになる。その場合に、通信ネットワークには、AS(アプリケーションサーバ)というサーバが設けられ、様々なメディアに関するサービスを提供する。
IMSで規定される通信ネットワークでは、通常、CSCF(Call Session Control Function)と呼ぶSIPサーバによってセッション状態が管理される。しかし、現状のIMSで規定される通信ネットワークでは、ASがセッション状態の管理に関与する方法については、具体的な提案がない。
すなわち、既存音声サービス(例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol))の延長にてセッション操作を伴うサービスを実現するにはCSCFからの「既設セッション情報の公開」および「セッション制御権限委譲(セッション移行)」が重要となる。しかし、現状ASはCSCFにて確立された既設セッション情報を知る方法がない。このため、既存音声サービスの延長にてセッション操作を伴うサービス提供が困難である(図1、図2参照)。
図1において、ユーザU1は、携帯端末1AによってCSCFを介してユーザU2の携帯端末2Aに電話をしている。このとき、携帯端末1Aと2Aの間には、CSCFを介して音声セッション(親セッション)が確立されている。従来、このような場合に、新たに、音声セッションに関連するマルチメディアサービスを提供する機能がなかった。
例えば、ユーザU1とユーザU2との間で、親セッションの拡張として、ASを介在させて画像を送受信するセッションを確立することはできなかった。また、ユーザU1とユーザU2との間で、音声セッションの拡張として、新たな映像端末1B、2Bを追加することもできなかった。すなわち、映像端末1B、2Bによる通信を親セッションの拡張としてASを介在させて確立することはできなかった。なぜなら、CSCFによって管理されている既設のセッションにASが関与する方法がないからである。このように、既設音声セッションに対して、ASを介したセッション操作を伴う新たなサービスを追加することができなかった。
ここで、親セッションとは、ユーザU1とユーザU2との間で、CSCFを介在させて確立されたセッションをいう。また、親セッションに関連づけて構成される、ASを介在させた第2のセッションを子セッション(その状態を子プレゼンス)という。
特開2006−191594号公報
本発明は、端末間の通信でのセッション状態を管理する1のサーバと、それらの端末間またはそれらの端末に関連づけされた端末間で、その通信に関連するサービスを提供する他のサーバとの連携、例えば、端末間の通信に関する管理の1のサーバから他のサーバへの移行を可能とすることにある。
本発明の一態様は、第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する第1サーバと、第1端末と第2端末との間または第1端末に関連づけられる第3端末と第2端末に関連づけられる第4端末との間で第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供する第2サーバと、を含むシステムでの通信技術に係る。
この技術では、第1サーバが、第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出し、条件の検出を契機として第2サーバとの間で接続を確立する。そして、第1サーバは、確立された接続を通じて第1端末および第2端末と第2サーバとの間で第1の通信に係るデータを中継する。また、第1サーバは、確立された接続を通じて、第1端末および第2端末と第2サーバとの間、または、第3端末および第4端末と第2サーバとの間で第2の通信に係るデータを中継する。
一方、第2サーバが、確立された接続を通じて第1サーバから第1の通信に係るデータを受信するとともに、第1サーバへ返送する。そして、第2の通信によるサービスを開始する。
このような構成によって、このシステムでは、第1の通信に第2サーバを関与させることができる。さらに、第2サーバは、第1の通信に関与するとともに、第2の通信によるサービスを提供することができる。
また、他の一態様によれば、第2サーバが、第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出し、その条件の検出を契機として、第1サーバを介して第1端末に第1の通信の管理を第1サーバから第2サーバへ移行する移行要求を送信してもよい。そして、その移行要求後に、第2サーバは、第1端末から第1サーバを介して第1の通信の接続要求を受信し、第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答すればよい。これによって、第2サーバは、第1端末からの接続要求に対する応答が終了したときに第1端末との間で第1の通信による仮の接続を確立すればよい。
さらに、第2サーバは、条件の検出を契機として、第1サーバを介して第2端末に第1の通信の管理を第1サーバから第2サーバへ移行する移行要求を送信すればよい。
そして、移行要求後に、第2サーバは、第2端末から第1サーバを介して第1の通信の接続要求を受信し、第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答すればよい。そして、第2サーバは、第2端末からの接続要求に対する応答が終了したときに第2端末との間で第1の通信による仮の接続を確立すればよい。
さらに、第2サーバは、接続要求元を未設定として第1サーバを介して第1端末に第1の接続要求を送信し、第1サーバを介して第1の接続要求に対する応答を第1端末から受信すればよい。
そして、第2サーバは、受信した応答から、第1端末の接続先情報を取得し、第1端末の接続先情報を用いて第1端末を接続要求元とする第2の接続要求を第2端末に送信すればよい。
こうして、第2サーバは、第2の接続要求に対する応答を受信した後に第1の通信の管理を開始すればよい。また、第2サーバは、第1端末と第2サーバとの間の第1の通信による仮の接続、および第2端末と第2サーバとの間の第1の通信による仮の接続を解放すればよい。
またさらに他の一態様によれば、第2サーバは、第2端末との間で仮の接続を確立することなく、移行要求による第1の通信の管理を実行してもよい。その場合、第2サーバは、第1端末との間で第1の通信による仮の接続を確立した後、第2端末に移行要求を送信すればよい。そして、第2サーバは、第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、仮の接続での第1端末の接続先情報を用いて第1端末を接続応答元として応答すればよい。
本発明によれば、端末間の通信でのセッション状態を管理する1のサーバと、それらの端末間またはそれらの端末に関連づけされた端末間で、その通信に関連するサービスを提供する他のサーバとの連携を実現する。
図1は、CSCFによる音声セッションと、ASによる映像セッションの関係を示す図である。 CSCFによる制御方式において、ASに対してセッション情報を提供する一般的な方式を示す図である。 CSCF3にて、セッションを管理するとともに、ASによるサービス契約しているユーザからの呼をASに中継する方式を示すケーケンス図である。 CSCF3が音声セッション(親セッション)を管理し、AS4がCSCF3とは独立して、その音声セッションと関連する映像セッション(子セッション)を管理するシステムのシーケンス図である。 SIPサーバが、携帯端末1A、2A等の端末から受信するリクエストおよびレスポンスと、その端末が関係するセッションの状態との関係の一例を示す図である。 サービス契約情報テーブルの構造例を示す図である。 ASサービス契約有無判定テーブルの構造例を示す図である。 CSCFでの通信をASに迂回する方式を示すシーケンス図である。 迂回路解放処理を示すシーケンス図である。 迂回路を定義する迂回路テーブルの構成を示す図である。 親セッションの管理をCSCFからASに移行する手順のシーケンス図(その1)である。 親セッションの管理をCSCFからASに移行する手順のシーケンス図(その2)である。 親セッションの管理をCSCFからASに移行する手順の変形例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1A、1B 携帯端末
2A、2B 映像端末
3 CSCF
4 AS
以下、図面を参照して、実施の形態に係る通信システムを説明する。
《通信方式の概要》
以下、本実施形態に係る通信方式の概要を説明する。本通信システムの特徴は、CSCFとASとの間の効率的な連携方式を提供することにある。以下、本通信システムの方式として、CSCFによってセッションを管理し、ASに通知する方式、CSCFとASとで別個にセッションを管理する方式、CSCFでの通信をASに迂回する方式、および転送(REFER)によるAS介在セッションへの張り直し方式について、それぞれの概要を説明する。
(1)CSCFによってセッションを管理し、ASに通知する方式
図3にCSCF3にて、セッションを管理するとともに、ASによるサービス契約しているユーザからの呼(以下、ASサービス契約呼という)をASに中継する方式の例を示す。
本通信システムには、音声を相互に送受信する携帯端末1A(第1端末に相当)、2A(第2端末に相当)と、映像を送受信する映像端末1B(第3端末に相当)、2B(第4端末に相当)と、携帯端末1A、2A間の音声による通信の開始および終了を管理するCSCF3(第1サーバに相当)と、映像端末1B、2Bとの間の映像を含む通信サービスを提供するAS4(第2サーバに相当)とが含まれる。
ここで、携帯端末1A、2Aは、例えば、携帯電話網、無線LAN等を通じて、インターネットにアクセスし、インターネット上の各種サーバ、例えば、CSCF3と通信する。携帯端末1A、2Aは、CPU、音声入力装置(マイクロフォン)、音声出力装置(スピーカ)、メモリ、表示部(液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等)、操作部(キー、ポインティングデバイス等)、無線通信インターフェース、有線通信インターフェース等を有する。このような携帯端末1A、2Aは、例えば、携帯電話、携帯情報端末、PHS(Personal Handyphone System)等であり、その構成はよく知られているので、その説明を省略する。なお、携帯端末1A、2Aの代わりに、音声入力装置、音声出力装置、および、インターネットへのアクセス機能を有する通常のパーソナルコンピュータを用いてもよい。すなわち、通信システムの構成として携帯端末1A、2Aが必須というわけではない。
映像端末1B、2Bは、例えば、CPU、メモリ、表示部(液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等)、操作部(キー、ポインティングデバイス等)、無線通信インターフェース、有線通信インターフェース等を有する。映像端末1B、2Bは、例えば、パーソナルコンピュータである。
CSCF3は、インターネットに接続され、SIP(Session Initiation Protocol)サービスを提供するサーバである。CSCF3は、例えば、CPU、メモリ、表示部(液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等)、操作部(キー、ポインティングデバイス等)、無線通信インターフェース、有線通信インターフェース等を有する。
図3の構成では、CSCF3は、本来のSIPサーバの機能を提供する代わりに、AS4への中継装置として機能する。すなわち、CSCF3は、携帯端末1A、2A等からのリクエスト(メソッドともいう)、レスポンス(応答コードともいう)をAS4へ中継する。また、CSCF3は、AS4からのリクエストあるいはレスポンスを携帯端末1A、2A等に中継する。
AS4は、インターネットに接続され、IMSのアプリケーションサービスを提供するサーバである。AS4は、例えば、CPU、メモリ、表示部(液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等)、操作部(キー、ポインティングデバイス等)、無線通信インターフェース、有線通信インターフェース等を有する。
本実施形態では、AS4は、CSCF3に代わってSIPサーバとして機能する。したがって、AS4は、CSCF3を介して、携帯端末1A、2A等からリクエスト、レスポンスを受け取り、その受け取ったリクエスト、レスポンスに応じた処理を実行する。例えば、セッションの確立要求(INVITE)に対して、その呼び出し先にその要求を転送し、そのレスポンスを要求元に返す。また、ステータスの通知を受け取ると、その通知に応じて、それぞれの端末の状態を管理する。
図5に、SIPサーバが、携帯端末1A、2A等の端末から受信するリクエストおよびレスポンスと、その端末が関係するセッションの状態との関係の一例を示す。図5では、SIPサーバが、発信側の端末からINVITEを受信すると、発信側と着信側との間が呼び出し中になることが分かる。さらに、SIPサーバが、着信側の端末から200(OK)を受け取ると、発信側と着信側との間が接続中となり、セッションが確立されることが分かる。さらに、SIPサーバが、発信側または着信側のいずれかの端末からBYEを受信すると、セッションの状態が切断中となる。そして、BYEを送信した相手の端末から、200を受信すると、それぞれの端末は、空き状態となる。
図3の構成では、AS4がSIPサーバとして機能し、それぞれの端末(携帯端末1A、2A等)に対して、図5の状態を管理する。
携帯端末1Aと2AのユーザがASによるサービスを受ける契約をしている場合には、携帯端末1Aと2Aは、中継装置として機能するCSCF3およびSIPサーバとして機能するAS4を介して、音声通話にセッションを開始し、音声通話機能を提供する。なお、携帯端末1Aと2AのユーザがASによるサービスを受ける契約をしていない場合には、従来と同様、CSCF3が携帯端末1Aと2Aとに、SIPサーバの機能を提供すればよい。
このように、図3の手順では、この携帯端末1A、2A間で、音声通話によるセッション継続中に、CSCF3からそのセッション情報が、AS4に提供されることになる。また、映像端末1B、2Bは、映像情報の送受信が可能な状態になると、CSCF3を介してその状態に至ったことをAS4に通知する。
AS4は、携帯端末1Aと映像端末1Bとが、特定のユーザU1に対するサービスにおいて使用される端末であることを契約情報から認識している。また、AS4は、携帯端末2Aと映像端末2Bとが、特定のユーザU2に対するサービスにおいて使用される端末であることを契約情報から認識している。そして、AS4は、携帯端末1Aと2Aとの間で、音声セッションが開始され、かつ、映像端末1Bと2Bとがともに映像情報の送受信が可能な状態になったと認識すると、携帯端末1Aと2Aとの間の音声セッションに関連するセッションとして、映像端末1Bと2Bとの間で、映像セッションを開始する。
その結果、映像端末1Bと2Bとの間で、映像が送受信される。例えば、携帯端末1Aを使用するユーザU1が携帯端末2Aを使用するユーザU2と電話中であった場合に、その電話のセッションを開始したことを契機に、ユーザU1の有する映像端末1BとユーザU2の有する映像端末2Bとの間で、映像情報が送受信可能となる。すなわち、ユーザU1とユーザU2とは、携帯端末1A、2Aの操作による音声セッションの開始に伴って、映像セッションが接続され、そのサービスが開始される。
この場合に、最初にユーザU1、U2の操作によって開始される音声セッションが親セッションである。また、映像端末1Bと2Bによるセッション開始の準備が完了したことを条件として、親セッションの開始を契機として開始される映像端末1Bと2Bのセッションが子セッションである。
図6に、サービス契約情報テーブルの構造例を示す。サービス契約テーブルは、CSCF3およびAS4の少なくとも一方のメモリに記憶されている。サービス契約情報テーブルには、本通信システムが提供するサービスについて、そのサービスを受ける契約をしているユーザを識別する情報と、そのユーザがそのサービスを受けるときに使用する端末を識別する情報とが定義されている。
この例では、サービスS1(例えば、音声通信サービス)において、ユーザU1は、携帯端末1Aを使用し、ユーザU2は、携帯端末2Aを使用することが記録されている。ここで、ユーザU1、ユーザU2等は、本通信システムで利用者を識別するための識別情報である。また、携帯端末1A、2A等は、SIP URI(Uniform Resource Identifier)によって指定される。
図7に、ASサービス契約有無判定テーブルの構造例を示す。ASサービス契約有無判定テーブルは、CSCF3のメモリに記憶されている。ASサービス契約有無判定テーブルは、親セッションとなるべき音声セッションでのリクエストをCSCF3が受信したときに、そのリクエストがASサービス契約呼か否かを判定するときに参照される。
図7のように、ASサービス契約有無判定テーブルの各行は、ユーザの識別情報、音声セッションで使用する端末の識別情報、およびASサービス契約の有無という項目を含む。
ユーザの識別情報は、その音声セッションを契約したユーザを識別情報であり、例えば、音声通話サービス(VoIP)の加入者番号である。音声セッションで使用する端末の識別情報は、例えば、その端末のSIP−URIである。CSCF3は、図のサービス契約情報テーブルにサービス契約情報を格納するときに、ASサービス契約有無判定テーブルを確認する。そして、サービス契約情報テーブルに設定した端末のSIP−URIに対して、ASサービス契約がなしになっていた場合に、ASサービス契約をありに変更する。このようにして、1以上のASサービス契約がなされた端末については、ASサービス契約有無判定テーブルにて、ASサービス契約がありに設定されることになる。ASサービス契約有無判定テーブルと、サービス契約情報テーブルとが、複数の第1端末のそれぞれの識別情報と第2端末のそれぞれの識別情報とを関連づけて記憶する端末関連情報記憶部に相当する。
CSCF3は、ASサービス契約有無判定テーブルを参照し、音声セッションでのリクエストの発信者がASサービス契約者か否かを判定することにより、ASサービス契約呼を識別する。なお、ASサービス契約呼か否かの判定において、ユーザの識別情報は、必ずしも必要ではない。すなわち、ASサービス契約有無判定テーブルが端末の識別情報(SIP−URI)を有していれば、受信したリクエストの発信側のSIP−URIを基に、ASサービス契約呼か否かを判定すればよい。本実施形態では、ASサービス契約有無判定テーブルは、CSCF3のメモリに格納しておけばよい。
以下、図3を参照して本通信システムの処理手順を説明する。まず、映像端末1B、2Bのいずれか、例えば、ここでは、映像端末2Bにて、映像通信サービスで使用される機能がオンになったと想定する。ここで、映像通信サービスで使用される機能とは、映像表示プログラムの起動等である。すると、映像端末2Bの通信プログラムは、映像通信サービスで使用される機能がオンになったことをCSCF3に通知する(矢印S1)。この通知は、例えば、SIPのリクエストPUBLISHによって実施される。PUBLISHは、SIPで通信する携帯端末1A、2A、映像端末1B、2B等の状態を通知するのに使用される。PUBLISHには、機能がオンになったことの通知と、機能がオンになった映像端末2BのSIP−URIが含まれる。この通知を受けるCSCF3が、第2端末状態受信部に相当する。CSCF3は、中継装置として機能し、受け取った通知をさらにAS4に通知する(矢印S2)。この通知を実行するCSCF3が、第2端末状態通知部に相当する。
その結果、AS4は、映像端末2Bにて、映像通信サービスで使用される機能がオンになったことを認識し、映像端末2BのSIP−URIとともに、サービス管理テーブルに記録する。図3の例では、子セッションに係る一方の端末で、着信可能と記録される。
次に、例えば、携帯端末1Aが、ユーザU1の操作を検知し、携帯端末2A宛の音声による親セッションの開始をCSCF3に要求する(矢印S3)。このとき、携帯端末1AからCSCF3にSIPのリクエストであるINVITEが送信される。このとき、音声セッションの呼び出し先として携帯端末2Aが指定されている。
上述のように、本実施形態では、CSCF3は、中継装置として機能し、音声のセッションのうち、ASのサービスを受ける契約がなされたユーザの携帯端末1A、2A等の間を接続するセッションにAS4を介在させる。例えば、CSCF3は、リクエストINVITEを受けた場合に発信側に対してASのサービスを受ける契約がなされているか否かを判定し、ASのサービス契約がなされている場合、CSCF3は、INVITEを一旦AS4に転送する(矢印S4)。すると、AS4は、リクエストINVITEを着信側の携帯端末2A宛に、CSCF3を経由して送信する(矢印S5、S6)。
携帯端末2Aは、セッションの開始を了解した旨のレスポンス(200、OKともいう)をCSCF3に返信する(矢印S7)。レスポンスについても、同様に、CSCF3は、そのレスポンスの送信元に対してASのサービスを受ける契約がなされているか否かを判定し、ASのサービス契約がなされている場合、CSCF3は、レスポンスを一旦AS4に転送する(矢印S8)。このレスポンス200は、AS4からCSCF3を介して、音声のセッションを開始した発信側の携帯端末1Aに送信される(矢印S9、S10)。これによって、携帯端末1Aと2Aとの間で音声セッションが開始される(矢印S11)。
このとき、AS4は、親セッションである音声セッションが携帯端末1Aと2Aとの間で、開始されたことをサービス管理テーブルに記録する。
ここで、さらに、映像端末1Bにて、映像通信サービスで使用される機能がオンになったと想定する。すると、映像端末1Bの通信プログラムは、映像通信サービスで使用される機能がオンになったことをCSCF3に通知する(矢印S12)。この通知は、例えば、SIPのリクエストPUBLISHによって実施される。CSCF3は、受け取った通知をさらにAS4に通知する(矢印S13)。
すると、AS4は、映像端末1Bにて、映像通信サービスで使用される機能がオンになったことを認識し、機能がオンになったSIP−URIについて、その旨をサービス管理テーブルに記録する。その結果、AS4は、子セッションに介在する両方の映像端末1B、2Bで、映像通信サービスで使用される機能がオンになったことを認識し、さらに、親セッションが開始したことを認識する。
その結果、AS4は、親セッションに関連する子セッションである映像のセッションの接続を開始する。すなわち、AS4は、CSCF3を介して映像端末1BにINVITEを送信する(矢印S14、S15)。このとき、映像端末2BのSDP情報(SIP−URI)は、サービス管理テーブルに格納されているので、そのINVITEには、発信側のSDP情報として、映像端末2BのSIP−URIが指定されている。これに対して、映像端末1Bから了解した旨のメッセージ200が返る(矢印S16、S17)。
また、CSCF3を介して映像端末2BにINVITEを送信する(矢印S18、S19)。このとき、映像端末1BのSDP情報(SIP−URI)は、サービス管理テーブルに格納されているので、そのINVITEには、映像セッション(子セッション)での発信側のSDP情報として、映像端末1BのSIP−URIが指定されている。これに対して、映像端末2Bから了解した旨のメッセージ200が返る(矢印S20、S21)。以上によって、映像によるRTPセッションが映像端末1Bと2Bとの間で開始する(矢印S22)。
このように、図3に示した手順によれば、CSCF3を中継装置として機能させ、ASサービス契約呼をすべてAS4に転送し、AS4をSIPサーバとして機能させることによって、AS4を親セッションに関与させることができる。
(2)CSCFとASとで別個にセッションを管理する方式
図4に、CSCF3が音声セッション(親セッション)を管理し、AS4がCSCF3とは独立して、その音声セッションと関連する映像セッション(子セッション)を管理するシステムのシーケンス図を示す。
なお、ここでは、AS4がサービスを提供するセッションの確立手順は省略されている。しかし、例えば、図3と同様に、AS4がサービス提供の条件が満足されたことを検知して、AS4から映像端末1Bと2Bとに対して、セッションを確立するようにしてもよい。また、例えば、映像端末1Bと2Bとで、セッションを受ける準備が完了したこと、および映像端末1Bと2Bとのセッションに関連する携帯端末1Aと2Aとの音声セッションが確立されたことの通知をAS4がCSCF3から受信するようにしてもよい。そして、AS4は、以上の条件が充足されたときに、図3のS14−S22と同様の手順で映像端末1Bと2Bとの子セッションを確立するようにしてもよい。ここで、親セッションと子セッションとは、例えば、図6あるいは図7のようにサービスと端末とを関連づける情報にしたがってCSCF3またはAS4に管理されている。
さらに、ユーザのマニュアル操作によって、映像端末1Bおよび2BからAS4にアクセスして、セッションを確立してもよい。
図4の方式では、子セッションが確立された場合も、親セッションは、CSCF3が管理し、子セッションはAS4が管理する。したがって、携帯端末1A、2Aで、定期的に接続確認を行い、セッションをリフレッシュするリクエストRe−INVITEが送受信される場合も、CSCF3がRE−INVITEを管理する。すなわち、CSCF3は、発信側の携帯端末1AからのリクエストRe−INVITEを受信し(矢印S34)、着信側の携帯端末2Aに転送する(矢印S37)。また、CSCF3は、着信側の携帯端末2Aからのレスポンス200を受信し(矢印S38)、発信側の携帯端末1Aに転送する(矢印S41)。この処理の間、AS4は、携帯端末1A、2A間の音声セッションの管理には介在しない。
(3)CSCFでの通信をASに迂回する方式
この方式では、AS提供サービスの起動を判断した場合、CSCF−AS間で迂回ルートを確保する(図8参照)。以後、該当呼はASへ迂回するようにCSCFにて制御を行う(図8、図9参照)。迂回信号はASには通常の新規生成呼に見えるので特別な機能は不要である。例えば、図8にて、迂回路を確立するためのINVITE(矢印S30)は、AS4から見ると、CSCF3から送信される通常のINVITEと同様に処理すればよい。
CSCFは、AS提供サービスが起動条件に達した場合、以後の親セッションをASに迂回させるために、CSCF−AS間に迂回路を確保する。以後、親セッションのリクエスト(リフレッシュRe−INVITEやBYEなど)を発着信端末から受信した場合、当初のルートセット上にはASは含まれていないが、ASに迂回させるようにCSCFにて制御する。ここで、当初のルートセットとは、最初にRTPセッションを開始したときのINVITEによって形成される接続経路をいう。なお、本方式については、第1実施形態で詳細を説明する。
(4)転送(REFER)によるAS介在セッションへ張り直し方式
この方式では、発信側端末および着信側端末に転送指示(REFERなど)を行い、切断することなくAS経由のセッションへ張り替えを実施する(図11、図12参照)。ここで、セッションの張り替えとは、確立済みのセッションでのユーザ間の通信を中断することなく、新たなセッションに移行することをいう。
ASは、サービス起動を検知した時点で発信端末および着信端末へAS宛に転送指示(REFERなど)を発行し、発信側端末−AS、AS−着信端末間のセッションを確立し、B2BUA(Back To Back User Agent)制御にて発着のRTPを確立する。ここで、B2BUA制御とは、発信側端末−AS間、あるいはAS−着信端末間のように互いに相手の存在を認識できない一対の装置に対して、例えばCSCFのような管理装置によって、いわば、背中合わせに結び付ける制御をいう。これによりセッション管理をASへ移行が可能となる。
このCSCFは、プロキシ(中継装置)として動作するのみでよい。その場合、端末は、転送指示(REFERなど)をサポートする必要がある。セッション張り替え時のSDP再ネゴシエーションのために、可能な限り、noSDPのリクエスト、レスポンスに対応していることが望ましい。noSDPのリクエストとは、SDP情報が指定されていないINVITE等のリクエスト、200等のレスポンスをいう。なお、本方式については、第2実施形態で詳細を説明する。
《第1実施形態》
図8および図9に、第1実施形態に係る通信システムのシーケンス図を示す。本実施形態では、CSCFでの通信をASに迂回する方式でセッションが管理される。本通信システムに含まれる端末およびサーバの構成要素は、図3、図4の場合と同様である。そこで、図3、図4と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に、迂回路形成処理のシーケンスを示す。この処理は、CSCF3とAS4とでそれぞれ実行されるコンピュータプログラムによって実現できる。ここでは、携帯端末1Aと2Aとの間に、SIPによる親セッションがすでに確立されている。図8では、親セッションは、CSCF3によって管理されている。この状態で、特定のサービス起動を契機にして、CSCF3は、親セッションの管理情報をAS4に迂回させる迂回路作成処理を実行する。特定のサービス起動を契機にするとは、例えば、映像端末1Bと2Bとの間に、特定の状態が成立した場合、親セッションに対して映像端末1Bと2Bとの間で子セッションが確立された場合、確立可能な条件が成立した場合、映像端末1Bあるいは2Bからサービスの要求があった場合等を契機にすることをいう。この契機を検知するCSCF3が検出部に相当する。このような検出部は、CSCF3に含まれるCPU上で実行されるコンピュータプログラムとして実現できる。
迂回路作成処理では、CSCF3(第1サーバ、および管理装置に相当)は、まずリクエストINVITEをAS4(第2サーバ、サーバ、およびコンピュータに相当)に送信する(矢印S30)。この場合、リクエストINVITEは、CSCF3からAS4に向かう上り方向の経路のセッション確立要求である。
このINVITEに対して、AS4は、まず、リクエストINVITEをCSCF3に送信する(矢印S31)。このAS4からのリクエストINVITEは、AS4からCSCF3に向かう下り方向の経路のセッション確立要求である。そして、下り方向のセッション確立要求に対してCSCF3は、レスポンス200を返す(矢印S32)。これによって、下り方向の経路のセッションが確立される。
そして、AS4は、レスポンス200を受信すると、上り方向の経路のセッション確立要求に対してレスポンス200を返す(矢印S33)。これによって、上り方向の経路のセッションが確立される。その結果、CSCF3からAS4への上り方向のセッションとAS4からCSCF3に向かう下り方向のセッションとが確立される。以上によって、迂回路作成処理が終了する。
このとき、CSCFは、迂回路定義テーブルに作成された迂回路の定義を保存する。また、ASは、迂回路定義テーブルに作成された迂回路の定義を保存する。この下り方向、および、上り方向のセッションを確立するCSCF3が確立部に相当する。このような確立部は、CSCF3に含まれるCPU上で実行されるコンピュータプログラムとして実現できる。
以降、携帯端末1Aおよび携帯端末2AからCSCF3に送信されるASサービス契約呼は、上り方向の迂回路を通じてAS4に転送される。そして、CSCF3からAS4に転送されたASサービス契約呼は、下り方向の迂回路を通じて、CSCF3に戻される。
同様に、映像端末1B、2B間のリクエスト、レスポンス等も、CSCF3から上り方向の迂回路を通じてAS4に転送され、さらに、AS4から、下り方向の迂回路を通じてCSCF3に戻される。このように、携帯端末1Aおよび携帯端末2AとAS4との間でリクエスト、レスポンスを中継するCSCF3が中継部に相当する。また、映像端末1Bおよび映像端末2BとAS4との間でリクエスト、レスポンスを中継するCSCF3が中継部に相当する。このような中継部は、CSCF3に含まれるCPU上で実行されるコンピュータプログラムとして実現できる。
このINVITEによって確立されたセッションは、AS4からは一般的なSIPのセッションに見えるので、作成された迂回路を通じたセッションの管理処理は、通常のSIPのセッションと同様に実行すればよい。図8の例では、携帯端末1Aから携帯端末2Aに、セッションをリフレッシュするリクエストRe−INVITEが送受信される場合が示されている。CSCF3は、発信側の携帯端末1AからのリクエストRe−INVITEを受信すると(矢印S34)、上り迂回路を通じてそのリクエストをAS4に転送する(矢印S35)。
AS4は、リクエストRe−INVITEを受信すると(矢印S35)、下り迂回路を通じてそのリクエストをCSCF3に返送する(矢印S36)。この返送処理を実行するAS4が折り返し部に相当する。この折り返し部の処理は、通常のSIPのサービスと同様の処理である。この場合、AS4からは、CSCF3が、SIPの発信側(あるいは、着信側)の端末に見える。ただし、AS4は、このようなRe−INVITE等、セッションの管理のために授受される情報から、音声セッションに介在することができる。
CSCF3は、そのリクエストを着信側の携帯端末2Aに転送する(矢印S37)。また、CSCF3は、着信側の携帯端末2Aからのレスポンス200を受信し(矢印S38)、上り迂回路を通じてそのレスポンスをAS4に転送する(矢印S39)。AS4は、レスポンス200を受信すると(矢印S39)、下り迂回路を通じてそのレスポンスをCSCF3に返送する(矢印S40)。
CSCF3は、そのレスポンスを発信側の携帯端末1Aに転送する(矢印S41)。なお、このような迂回路を通じたリクエストとレスポンスの送受信によって、AS4は、親セッションの管理に介在する。この場合、セッション管理は、CSCF3が行ってもよいし、AS4が行ってもよい。
AS4が管理を行う場合、CSCF3は、迂回路の確立を契機として、音声セッションの管理を停止すればよい。例えば、単に、Re−INVITE等の中継装置として機能し、携帯端末1A、2Aに対するSIPに係るサービスを停止すればよい。そのような停止処理を実行するCSCF3が停止部に相当する。このような停止部は、CSCF3に含まれるCPU上で実行されるコンピュータプログラムとして実現できる。また、AS4は、迂回路の確立を契機として、音声セッションの管理を開始すればよい。すなわち、そのような契機に、AS4は、Re−INVITE等のリクエスト、あるいは、レスポンスを発信側から着信側に中継する機能を起動すればよい。そのようなサービスを開始するAS4がサービス部に相当する。このようなサービス部は、AS4に含まれるCPU上で実行されるコンピュータプログラムとして実現できる。
また、AS4が管理を行わない場合でも、迂回路を通じたリクエストとレスポンスの送受信によって、AS4は、親セッションの管理に介在することができる。ここで、介在するとは、親セッションの管理で授受されるデータ、例えば、Re−INVITE等の送受信を把握できることをいう。したがって、AS4は、親セッションの状況を把握した上で、ASサービスを提供でき、ASサービスを提供するタイミング等をより柔軟、適切に決定できる。
図9に、迂回路解放処理を示す。この処理は、CSCF3で実行されるコンピュータプログラムによって実現できる。ここでは、迂回路がすでに確立された状態で、特定の契機に迂回路解放処理を実行する手順を示す。ここで、特定の契機とは、例えば、セッション管理をCSCF3に戻すサービス切り替えの契機等である。図9の例では、文字列”REQUEST”がCSCF3で受信されたときを契機としている(矢印S42)。このような文字列は、SIPでは、リクエストINFOによって端末からCSCF3に送信できる。
CSCF3は、音声セッションで接続された一方の端末、例えば、携帯端末1Aから文字列”REQUEST”を受けたことを契機として、リクエストBYEをAS4に送信する(矢印S43)。このリクエストBYEは、CSCF3からAS4に向かう上り方向の経路のセッション解放要求である。
このBYEに対して、AS4は、まず、リクエスBYEをCSCF3に送信する(矢印S44)。このAS4からのリクエストBYEは、AS4からCSCF3に向かう下り方向の経路のセッション解放要求である。そして、下り方向のセッション解放要求に対してCSCF3は、レスポンス200を返す(矢印S45)。これによって、下り方向の経路のセッションが解放される。
そして、AS4は、レスポンス200を受信すると、上り方向の経路のセッション解放
要求に対してレスポンス200を返す(矢印S46)。これによって、上り方向の経路のセッションが解放され、迂回路解放処理が終了する。このとき、CSCF3は、迂回路定義テーブルから、解放された迂回路の定義を削除する。また、ASは、迂回路定義テーブルから、解放された迂回路の定義を削除する。
なお、図9の例では、例えば、リクエストINFOを用いて、発信側の携帯端末1Aと着信側の携帯端末2Aとの間で”REQUEST”とこれに対する”RESPONSE”いうコマンドを相互に送受信することで、迂回路を解放した。しかし、このような処理に代えて、親セッションの解放と連動して迂回路を解放する処理としてもよい。
図10に、迂回路を定義する迂回路テーブルの構成を示す。この迂回路テーブルは、CSCF3およびAS4のそれぞれのメモリに保存されている。迂回路テーブルは、それぞれの行に、発信側端末、着信側端末、下り迂回路、および上り迂回路というそれぞれのエントリを有する。
発信側端末のエントリには、迂回路を通じてAS4に迂回されるべきセッションの発信側端末のSIP−URIが格納される。また、着信側端末のエントリには、迂回路を通じてAS4に迂回されるべきセッションの着信側端末のSIP−URIが格納される。
また、上り迂回路のエントリには、CSCF3からAS4にリクエスト、あるいはレスポンスを転送するときに使用するセッションの識別情報が格納される。また、下り迂回路のエントリには、AS4からからCSCF3にリクエスト、あるいはレスポンスを転送するときに使用するセッションの識別情報が格納される。
図10の例では、携帯端末1Aおよび2A間に、下り迂回路#N1、上り迂回路#M1が定義されている。また、映像端末1Bおよび2B間にも、下り迂回路#N1、上り迂回路#M1が定義されている。したがって、この定義では、携帯端末1Aおよび2A間の音声セッション(親セッション)のリクエスト、レスポンスと、映像端末1Bおよび2B間の映像セッション(子セッション)のリクエスト、レスポンスが、迂回路を通じてCSCF3からAS4に転送されることになる。
迂回路定義テーブルは、CSCF3のメモリに格納されており、リクエストおよびレスポンスを送信するときに、迂回路を通じて転送すべきか、否かの判定に使用される。すなわち、CSCF3は、リクエスト、あるいはレスポンスを受信したとき、そのSDP情報から発信側の端末と、着信側の端末のSIP−URLを参照する。そして、それらのSIP−URLの組が、迂回路定義テーブルに定義されていた場合、迂回路を通じて、そのリクエスト、あるいはレスポンスをAS4に転送すべきと判断する。
なお、AS4から見ると、迂回路は、通常のセッションに相当する。すなわち、AS4から見ると、CSCFは、SIPのサービスを受ける端末の1つとして認識されるので、折り返し処理を実行すればよい。
以上述べたように、本実施携帯のCSCF3とAS4は、特定のサービス起動を契機として(例えば、親セッションに対する子セッションの確立時)、互いにリクエストINVITEを送信し、レスポンス200を受信することで、下り方向と上り方向の迂回路をペアで作成する。
作成された迂回路は、迂回路定義テーブルに保存されている。したがって、例えば、親セッションで端末からCSCF3に、リクエストRe−INVITEが送信されたとき、CSCF3は、リクエストRe−INVITEに指定された発信側端末および着信側端末のそれぞれのSIP−URIと、迂回路定義テーブルの発信側端末および着信側端末のそれぞれのSIP−URIとを比較する。
そして、その発信側端末および着信側端末に対して迂回路が定義されていた場合、CSCF3は、上り迂回路を通じて、その発信側端末からのリクエストをAS4に送信する。また、CSCF3は、上り迂回路を通じて、その着信側端末からのレスポンスをAS4に送信する。同様にAS4は、CSCF3から上り迂回路を通じて受信したリクエスト、レスポンスを下り迂回路を通じてCSCF3に返す。このようにして、親セッションの情報が、迂回路を通じてCSCF3とAS4との間で伝達されることになる。
<変形例>
上記実施形態では、迂回路定義テーブルには、発信側端末、着信信側端末がペアで格納され、親セッションの識別情報として用いられた。このような構成に変えて、迂回路定義テーブルに、親セッションのセッションを識別する識別情報(セッションID)を格納してもよい。そして、例えば、親セッションにおける端末からCSCF3に、リクエストRe−INVITEが送信されたとき、CSCF3は、リクエストRe−INVITEが送信されたセッションの識別情報と迂回路定義テーブルに定義されたセッションの識別情報とを比較し、そのセッションに迂回路が定義されているかどうかを判定すればよい。
《第2実施形態》
図11および図12を参照して、第2実施形態に係る通信システムを説明する。上記第1実施形態では、迂回路を形成し、親セッションの管理にAS4が介在する通信システムを説明した。本実施形態では、親セッションを再度作成することによって、親セッションの管理をCSCF3(第1サーバ、および管理装置に相当)からAS4(第2サーバ、サーバ、およびコンピュータに相当)に移行する通信システムについて説明する。他の構成、および作用は、第1実施形態の場合と同様である。そこで、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。本通信システムに含まれる端末およびサーバの構成要素は、図3、図4の場合と同様である。
図11、図12は、本通信システムにおいて、親セッションの管理をCSCF3からAS4に移行する手順のシーケンス図である。この手順は、携帯端末1Aと2A間がSIPによって開設されたRTPセッションで接続されているとき、特定のサービス起動を契機にして開始する(矢印S60)。特定のサービス起動契機とは、上記RTPセッションを親セッションとする子セッションが確立された場合等である。
本実施形態では、そのようなサービス起動を契機にして、AS4が、CSCF3に対して転送開始を指示する。すなわち、本通信システムでは、AS4がサービスを起動すべき契機を検出し、親セッションの管理を移行するシーケンスを起動する。このような契機を検出するAS4が検出部に相当する。このような検出部は、AS4に含まれるCPU上で実行されるコンピュータプログラムとして実現できる(以下、同様である)。
転送開始は、リクエストREFERをAS4からCSCF3に送信することでなされる。本通信システムでは、REFERを受信することによって、CSCF3は、セッション張り替えのシーケンスを起動する。
REFERには、転送先であるAS4のSIP−URIが指定される。CSCF3は、受信したREFERを親セッションで接続されている一方の端末、例えば、携帯端末1Aに送信する(矢印S61)。この処理を実行するAS4が第1要求部に相当する。
すると、携帯端末1Aは、レスポンス202を返す(矢印S62)。この応答確認は、REFERを受け取ったという確認である。さらに、携帯端末1Aは、自装置のIPアドレスおよびポート番号を特定するSIP−URIを付加したINVITEをCSCF3に送信する(矢印S62)。このINVITEは、CSCF3からAS4に転送される。このINVITEを受信するAS4が第1受信部に相当する。
AS4は、転送されたINVITEを受信すると、レスポンス200を返す。この処理を実行するAS4が第1応答信部に相当する。このレスポンス200では、SIP−URI等のSDP情報は、指定されておらずダミーとなっている。すなわち、このレスポンス200で、応答元はダミーに設定されている。応答元ダミーとは、SDPセッションでのエンドツーエンドを構成すべき一方のSIP−URLが指定されていないという意味である。ただし、この場合のレスポンス200自体の送信元としては、AS4が設定されている。
すでに、セッションの張り替えシーケンスが起動されているので、この張り替えシーケンスにしたがってCSCF3は、受信したレスポンスを携帯端末1Aに転送する(矢印S64)。その結果、携帯端末1AとAS4との間で、ダミーのRTPセッションが確立される(矢印S65)。このダミーのRTPセッションを確立するAS4が第1確立部に相当する。
さらに、RTPセッションの確立を通知するため、携帯端末1Aは、リクエストNOTIFYを送信する(矢印S66)。このNOTIFYは、CSCF3を介してAS4に転送される。このNOTIFYは、REFERによって、RTPセッションの転送が完了したことの通知である。すると、AS4は、レスポンス200を返す。このレスポンス200は、CSCF3を介して携帯端末1Aに転送される。このレスポンス200は、NOTIFYを受けたことの確認である。
さらに、セッションの張り替えシーケンスにしたがって、AS4は、他方の携帯端末2Aに転送開始を指示する(矢印S68−S74)。この手順は、S61−S67と同様であるので、詳細を省略する。その結果、携帯端末2AとAS4との間で、ダミーのRTPセッションが確立される(矢印S72−S74)。同様に、S72のREFERを送信するAS4が第2要求部に相当し、S69のINVITEを受信するAS4が第2受信部に相当し、S72の200を送信するAS4が第2応答部に相当し、S72のセッションを確立するAS4が第2確立部に相当する。
図12に、AS4がさらに継続して実行するセッション張り替えのシーケンスを示す。すなわち、AS4は、CSCF3を介して、送信元を指定しないINVITEを発信側の携帯端末1Aに送信する(矢印S80)。このINVITEを送信するAS4が第3要求部に相当する。INVITEを受信した携帯端末1Aは、応答元である携帯端末1AのSIP−URIを指定して、CSCF3を介してレスポンス200を返信する(矢印S81)。このレスポンスを受信するAS4が第3受信部に相当する。このとき、AS4は、レスポンス200から応答元である携帯端末1AのSDP情報を取得する。このSDP情報を取得するAS4が取得部に相当する。
すると、AS4は、そのレスポンス200で得られた応答元のSDP情報を応答元に指定してINVITEを他方の携帯端末2Aに送信する(矢印S82)。この処理を実行するAS4が第4要求部に相当する。このINVITEは、CSCF3を介して着信側の携帯端末2Aに送信される。
すると、携帯端末2Aは、自信すなわち、着信側のSDP情報を指定して、レスポンス200を返す。このレスポンスは、CSCF3を介してAS4に転送される(矢印S83)。
さらに、AS4は、CSCF3を介して発信側の携帯端末1AにリクエストACKを送信し、セッションの確立を確認する(矢印S84)。このACKには、送信元として、着信側の携帯端末2AのSDP情報が指定されている。
同様に、AS4は、CSCF3を介して着信側の携帯端末2AにACKを送信し、セッションの確立を確認する(矢印S85)。このACKには、送信元として、発信側の携帯端末1AのSDP情報が指定されている。
以上の結果、発信側の携帯端末1Aと着信側の携帯端末2Aとの間で、RTPセッションが再度確立されるとともに、そのセッション管理がAS4に移動する。すなわち、AS4は、発信側の携帯端末1Aと着信側の携帯端末2Aとの間のRe−INVITEの受け渡しに関与する。このような携帯端末1Aと2Aとの間の音声セッションの管理を実行するAS4が管理部に相当する。一方、CSCF3は、これらの携帯端末1Aおよび2Aと、AS4との間の中継装置として機能する。
《変形例》
上記第2実施形態では、AS4と発信側の携帯端末1Aとの間で、一旦ダミーのRTPセッション(第1のダミーセッション、図12の矢印S65参照)を確立し、さらに、AS4と着信側の携帯端末2Aとの間で、ダミーのRTPセッション(第2のダミーセッション、図12のS72参照)を確立した。そして、その後、AS4は、CSCF3を介して、送信元を指定しないINVITEを一方(発信側)の携帯端末1Aに送信した(図12のS80参照)。そして、そのレスポンス200から、その発信側の携帯端末1AのSDP情報取得した。さらに、その所得したSDP情報を基に、他方(着信側)の携帯端末2AにリクエストINVITEを送信し(図12のS82参照)、RTPセッションを確立した(図12のS86参照)。
しかし、このようなダミーのRTPセッションのうち、第2のダミーセッションを用いない処理手順としてもよい。例えば、第1のダミーセッション確立の際、REFERに対する発信側の携帯端末1AからのINVITE(図11のS63参照)で、すでに、AS4は、携帯端末1AのSDP情報を得ている。したがって、このSDP情報をそのまま使用して、第2のダミーセッションを確立することなく、携帯端末1Aと2Aとの間にRTPセッションを確立してもよい。
図13に、第2のダミーセッションを確立しないで、携帯端末1Aと2Aとの間にRTPセッションを確立する手順を示す。この手順では、矢印S61−S70までは、図11の場合と同様である。
着信側の携帯端末2Aに対するREFERに対して(矢印S68)、携帯端末2AからINVITEがCSCF3を介してASP4に送信される。このINVITEに対して、AS4は、発信側の携帯端末1AのSDP情報を付加して、レスポンス200を返せばよい。このレスポンスを返すAS4が第3応答部に相当する。
このレスポンス200がCSCF3を介して携帯端末2Aに送信され、携帯端末1Aと2Aとの間で、RTPセッションが確立される(矢印S72A)。以降、携帯端末1A、2A間のセッションは、AS4が管理する。また、AS4は、映像端末1B、2Bに映像サービスを提供する。
図13の手順を採ることによって、第2実施形態の図11、図12場合よりも簡略な手順で、セッションの管理をCSCF3からAS4に移行できる。ただし、図11、図12の手順を採用するか、図13の手順を採用するかは、システムの複雑さ、安定性等から、決定すればよい。
また、上記実施形態では、音声セッションは携帯端末1A、2A間で確立され、その音声セッションに関連づけられる映像セッションが映像端末1B、2B間で確立された。しかし、このような構成に代えて、音声セッションと映像セッションとが一対の端末間で確立されてもよい。すなわち、携帯端末1A、2A間で音声セッションと、その音声セッションに関連づけられる映像セッションを確立してもよい。また、映像端末1B、2B間で音声セッションと、その音声セッションに関連づけられる映像セッションを確立してもよい。
《コンピュータ読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
すなわち、CSCF3のCPUで実行されるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録しておき、CSCF3にローディングし、実行すればよい。また、AS4のCPUで実行されるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録しておき、CSCF3にローディングし、実行すればよい。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
本実施形態は、さらに、以下の態様(付記と呼ぶ)を含む。
(付記1)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する第1サーバと、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供する第2サーバと、を含むシステムでの通信方法であり、
前記第1サーバが、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出するステップと、
前記条件の検出を契機として前記第2サーバとの間で接続を確立するステップと、
前記確立された接続を通じて前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間で前記第1の通信に係るデータを中継するステップと、
前記確立された接続を通じて、前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間、または、前記第3端末および第4端末と前記第2サーバとの間で前記第2の通信に係るデータを中継するステップと、を実行し、
前記第2サーバが、
前記確立された接続を通じて前記第1サーバから前記第1の通信に係るデータを受信するとともに、前記第1サーバへ返送するステップと、
前記確立された接続を通じて前記第2の通信によるサービスを提供するステップと、を実行する通信方法。(図8)
(付記2)
前記第1サーバは、前記確立された接続を通じて、前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間、または、前記第3端末および第4端末と前記第2サーバとの間で前記第2の通信に係るデータを中継するステップをさらに実行する付記1に記載の通信方法。(付記3)
前記第1サーバは、前記接続の確立を契機として前記第1の通信の管理を停止するステップを実行し、
前記第2サーバは、前記接続の確立を契機として前記第1の通信の管理を開始するステップを実行する付記1または2に記載の通信方法。
(付記4)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する第1サーバと連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供する第2サーバが、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出するステップと、
前記条件の検出を契機として、第1サーバを介して第1端末に前記第1の通信の管理を第1サーバから第2サーバへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第1端末から第1サーバを介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
前記第1端末からの接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と第2サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
前記条件の検出を契機として、第1サーバを介して第2端末に前記第1の通信の管理を第1サーバから第2サーバへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第2端末から第1サーバを介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
前記第2端末からの接続要求に対する応答が終了したときに前記第2端末と第2サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
接続要求元を未設定として前記第1サーバを介して前記第1端末に第1の接続要求を送信するステップと、
前記第1サーバを介して前記第1の接続要求に対する応答を前記第1端末から受信するステップと、
前記受信した応答から、前記第1端末の接続先情報を取得するステップと、
前記第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続要求元とする第2の接続要求を第2端末に送信するステップと、
前記第2の接続要求に対する応答を受信した後に前記第1の通信の管理を開始するステップと、
前記第1端末と第2サーバとの間の前記第1の通信による仮の接続、および前記第2端末と第2サーバとの間の前記第1の通信による仮の接続を解放するステップと、実行する通信方法。(図11、図12)
(付記5)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する第1サーバと連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供する第2サーバが、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出するステップと、
前記条件の検出を契機として、第1サーバを介して第1端末に前記第1の通信の管理を第1サーバから第2サーバへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第1端末から第1サーバを介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
前記接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と第2サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
前記条件の検出を契機として、第1サーバを介して第2端末に前記第1の通信の管理を第1サーバから第2サーバへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第2端末から第1サーバを介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、前記仮の接続での第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続応答元として応答するステップと、
前記第2端末からの接続要求に対する前記第1端末を接続応答元とする応答が終了したときに前記第1の通信の管理を開始するステップと、
前記第1端末と第2サーバとの間の前記第1の通信による仮の接続を解放するステップと、を実行する通信方法。(図13)
(付記6)
前記第1端末と第2端末の組、および、前記第3端末と前記第4端末の組の少なくとも一方の組は同一の端末の組である付記1から5のいずれかに記載の通信方法。
(付記7)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する第1サーバと、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供する第2サーバと、を含む通信システムであり、
前記第1サーバは、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出する検出部と、
前記条件の検出を契機として前記第2サーバとの間で接続を確立する確立部と、
前記確立された接続を通じて前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間で前記第1の通信に係るデータを中継する中継部と、を有し、
前記第2サーバは、
前記確立された接続を通じて前記第1サーバから前記第1の通信に係るデータを受信するとともに、前記第1サーバへ返送する折り返し部と、
前記確立された接続を通じて前記第2の通信によるサービスを影響するサービス部と、を有する通信システム。(図8)
(付記8)
前記中継部は、前記確立された接続を通じて、前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間、または、前記第3端末および第4端末と前記第2サーバとの間で前記第2の通信に係るデータを中継する付記7に記載の通信システム。
(付記9)
前記第1サーバは、前記接続の確立を契機として前記第1の通信の管理を停止する停止部を有し、
前記第2サーバは、前記接続の確立を契機として前記第1の通信の管理を開始する開始部を有する付記7または8に記載の通信システム。
(付記10)
前記第1端末と第2端末の組、および、前記第3端末と前記第4端末の組の少なくとも一方の組は同一の端末の組である付記7から9のいずれかに記載の通信システム。
(付記11)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する管理装置と連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供するサーバであり、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出する検出部と、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第1端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第1要求部と、
前記移行要求後に、前記第1端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第1受信部と、
前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答する第1応答部と、
前記第1端末からの接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立する第1確立部と、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第2端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第2要求部と、
前記移行要求後に、前記第2端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第2受信部と、
前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答する第2応答部と、
前記第2端末からの接続要求に対する応答が終了したときに前記第2端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立する第2確立部と、
接続要求元を未設定として前記管理装置を介して前記第1端末に接続要求を送信する第3要求部と、
前記管理装置を介して、前記第1端末への接続要求に対する応答を前記第1端末から受信する第3受信部と、
前記受信した応答から、前記第1端末の接続先情報を取得する取得部と、
前記第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続要求元とする接続要求を第2端末に送信する第4要求部と、
前記第2端末への接続要求に対する応答を受信した後に前記第1の通信の管理を開始する管理部と、
前記第1端末と第2サーバとの間の前記第1の通信による仮の接続、および前記第2端末と第2サーバとの間の前記第1の通信による仮の接続を解放する解放部と、有するサーバ。(図11、図12)
(付記12)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する管理装置と連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供するサーバであり、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出する検出部と、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第1端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第1要求部と、
前記移行要求後に、前記第1端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第1受信部と、
前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答する第1応答部と、
前記接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立する確立部と、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第2端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第2要求部と、
前記移行要求後に、前記第2端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第2受信部と、
前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、前記仮の接続での第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続応答元として応答する第3応答部と、
前記第2端末からの接続要求に対する前記第1端末を接続応答元とする応答が終了し
たときに前記第1の通信の管理を開始する管理部と、
前記第1端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を解放する解放部と、を有するサーバ。(図13)
(付記13)
前記第1端末と第2端末の組、および、前記第3端末と前記第4端末の組の少なくとも一方の組は同一の端末の組である付記11または12に記載のサーバ。
(付記14)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する管理装置と連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供するコンピュータに、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出するステップと、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第1端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から前記コンピュータへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第1端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
前記接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と自コンピュータとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第2端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から前記コンピュータへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第2端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
前記接続要求に対する応答が終了したときに前記第2端末と自コンピュータとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
接続要求元を未設定として前記管理装置を介して前記第1端末に接続要求を送信するステップと、
前記管理装置を介して、前記接続要求に対する応答を前記第1端末から受信するステップと、
前記受信した応答から、前記第1端末の接続先情報を取得するステップと、
前記第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続要求元とする接続要求を第2端末に送信するステップと、
前記接続要求に対する応答を第2端末から受信した後に前記第1の通信の管理を開始するステップと、
前記第1端末と前記コンピュータとの間の前記第1の通信による仮の接続、および前記第2端末と前記コンピュータとの間の前記第1の通信による仮の接続を解放するステップと、を実行させるプログラム。(図11、図12)
(付記15)
第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する管理装置と連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供するコンピュータに、
前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出するステップと、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第1端末に前記第1の通信の管理を管理装置から前記コンピュータへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第1端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
前記第1端末からの接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と自コンピュータとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第2端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から前記コンピュータへ移行する移行要求を送信するステップと、
前記移行要求後に、前記第2端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、前記仮の接続での第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続応答元として応答するステップと、
前記第2端末からの接続要求に対する前記第1端末を接続応答元とする応答が終了したときに前記第1の通信の管理を開始するステップと、
前記第1端末と前記コンピュータの間の前記第1の通信による仮の接続を解放するステップと、を実行させるプログラム。

Claims (5)

  1. 第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する第1サーバと、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供する第2サーバと、を含むシステムでの通信方法であり、
    前記第1サーバが、
    前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出するステップと、
    前記条件の検出を契機として前記第2サーバとの間で接続を確立するステップと、
    前記確立された接続を通じて前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間で前記第1の通信に係るデータを中継するステップと、
    前記確立された接続を通じて、前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間、または、前記第3端末および第4端末と前記第2サーバとの間で前記第2の通信に係るデータを中継するステップと、を実行し、
    前記第2サーバが、
    前記確立された接続を通じて前記第1サーバから前記第1の通信に係るデータを受信するとともに、前記第1サーバへ返送するステップと、
    前記確立された接続を通じて前記第2の通信によるサービスを提供するステップと、を実行する通信方法。
  2. 第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する第1サーバと、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供する第2サーバと、を含む通信システムであり、
    前記第1サーバは、
    前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出する検出部と、
    前記条件の検出を契機として前記第2サーバとの間で接続を確立する確立部と、
    前記確立された接続を通じて前記第1端末および第2端末と前記第2サーバとの間で前記第1の通信に係るデータを中継する中継部と、を有し、
    前記第2サーバは、
    前記確立された接続を通じて前記第1サーバから前記第1の通信に係るデータを受信するとともに、前記第1サーバへ返送する折り返し部と、
    前記確立された接続を通じて前記第2の通信によるサービスを影響するサービス部と、を有する通信システム。
  3. 第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する管理装置と連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供するサーバであり、
    前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出する検出部と、
    前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第1端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第1要求部と、
    前記移行要求後に、前記第1端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第1受信部と、
    前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答する第1応答部と、
    前記第1端末からの接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立する第1確立部と、
    前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第2端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第2要求部と、
    前記移行要求後に、前記第2端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第2受信部と、
    前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答する第2応答部と、
    前記第2端末からの接続要求に対する応答が終了したときに前記第2端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立する第2確立部と、
    接続要求元を未設定として前記管理装置を介して前記第1端末に接続要求を送信する第3要求部と、
    前記管理装置を介して、前記第1端末への接続要求に対する応答を前記第1端末から受信する第3受信部と、
    前記受信した応答から、前記第1端末の接続先情報を取得する取得部と、
    前記第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続要求元とする接続要求を第2端末に送信する第4要求部と、
    前記第2端末への接続要求に対する応答を受信した後に前記第1の通信の管理を開始する管理部と、
    前記第1端末と第2サーバとの間の前記第1の通信による仮の接続、および前記第2端末と第2サーバとの間の前記第1の通信による仮の接続を解放する解放部と、有するサーバ。
  4. 第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する管理装置と連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供するサーバであり、
    前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出する検出部と、
    前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第1端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第1要求部と、
    前記移行要求後に、前記第1端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第1受信部と、
    前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答する第1応答部と、
    前記接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立する確立部と、
    前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第2端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から自サーバへ移行する移行要求を送信する第2要求部と、
    前記移行要求後に、前記第2端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信する第2受信部と、
    前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、前記仮の接続での第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続応答元として応答する第3応答部と、
    前記第2端末からの接続要求に対する前記第1端末を接続応答元とする応答が終了したときに前記第1の通信の管理を開始する管理部と、
    前記第1端末と自サーバとの間で前記第1の通信による仮の接続を解放する解放部と、を有するサーバ。
  5. 第1端末と第2端末との間の第1の通信を管理する管理装置と連携し、前記第1端末と第2端末との間または前記第1端末に関連づけられる第3端末と前記第2端末に関連づけられる第4端末との間で前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを提供するコンピュータに、
    前記第1の通信に関連づけられる第2の通信に係るサービスを起動すべき条件を検出するステップと、
    前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第1端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から前記コンピュータへ移行する移行要求を送信するステップと、
    前記移行要求後に、前記第1端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
    前記第1端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
    前記接続要求に対する応答が終了したときに前記第1端末と自コンピュータとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
    前記条件の検出を契機として、前記管理装置を介して第2端末に前記第1の通信の管理を前記管理装置から前記コンピュータへ移行する移行要求を送信するステップと、
    前記移行要求後に、前記第2端末から前記管理装置を介して前記第1の通信の接続要求を受信するステップと、
    前記第2端末からの第1の通信の接続要求に対して、接続応答元を未設定にして応答するステップと、
    前記接続要求に対する応答が終了したときに前記第2端末と自コンピュータとの間で前記第1の通信による仮の接続を確立するステップと、
    接続要求元を未設定として前記管理装置を介して前記第1端末に接続要求を送信するステップと、
    前記管理装置を介して、前記接続要求に対する応答を前記第1端末から受信するステップと、
    前記受信した応答から、前記第1端末の接続先情報を取得するステップと、
    前記第1端末の接続先情報を用いて前記第1端末を接続要求元とする接続要求を第2端末に送信するステップと、
    前記接続要求に対する応答を第2端末から受信した後に前記第1の通信の管理を開始するステップと、
    前記第1端末と前記コンピュータとの間の前記第1の通信による仮の接続、および前記第2端末と前記コンピュータとの間の前記第1の通信による仮の接続を解放するステップと、を実行させるプログラム。
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