JP2012165285A - ネットワーク制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】end-endのメディア接続前に着ユーザ向けにガイダンスの提供を行う。
【解決手段】網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムで前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法において、前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換え、当該書き換えを行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、前記網内メディア提供装置が、前記着端末から暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、前記着端末が、着ユーザによる応答を検知したときから、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを再生するステップと、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムで前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法において、前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換え、当該書き換えを行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、前記網内メディア提供装置が、前記着端末から暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、前記着端末が、着ユーザによる応答を検知したときから、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを再生するステップと、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、SIP(Session Initiation Protocol) によるセッション接続 (音声等の接続) のための呼接続手順において、着信側の端末向けに接続前ガイダンスを提供するための技術に関するものである。
現状の IMS( IP Multimedia Subsystem)規定(非特許文献1参照)では、通信は、接続指示を行う呼制御信号である「SIP信号」と、音声/データなどユーザが実際に送受する「メディア」の2つの通信から構築される。
IMSにおける通信手順の概要を図1に基づいて説明する。まず、発端末から接続要求のSIP信号が着端末に送信される(ステップ1)。着端末において着ユーザが応答後、すぐに着端末から応答のSIP信号が発端末に通知され(ステップ2)、発端末側でその確認を行い、確認のSIP信号を着端末に通知し(ステップ3)、発着の両ユーザがセッションの確立を許可してから、すぐにメディアが発着両端末間(end-end)で送受信 (ステップ4、図1に示すPhase 2 相当) される。
また、図1においてPhase 1として示されているように、オプションの拡張として、end-endでセッションを確立前に網内メディア提供装置からearly media(アーリーメディア)を提供するものとして、CAT(Customized Alerting Tones)(非特許文献2参照)とCRS(Customized Ringing Signal)(非特許文献3参照)が規定されている。これらの技術は、SIP信号に拡張を行い、end-end通信用とは異なる網内メディア提供装置からのメディアを、端末(発端末and/or着端末)が、着ユーザが応答するまで受信できるようにする技術である。
3GPP TS 24.229
3GPP TS 24.182
3GPP TS 24.183
上記のようにアーリーメディアを提供する場合、現状では、着ユーザが応答すると、図1に示したPhase 1 からPhase 2 にすぐに移行してしまう規定になっている。
すなわち、図1において、着端末が接続要求を受信した後 (ステップ1の後のPhase 1) から着ユーザが応答すると、SIP信号の交換を経てすぐにend-endのメディア通信が確立 (図1のPhase 2) される。
すなわち、図1において、着端末が接続要求を受信した後 (ステップ1の後のPhase 1) から着ユーザが応答すると、SIP信号の交換を経てすぐにend-endのメディア通信が確立 (図1のPhase 2) される。
しかし、上記のように、着ユーザが応答すると、SIP信号の交換を経てすぐにend-endのメディア通信が確立してしまう技術では、例えば、着ユーザが応答後に接続前ガイダンスの提供を受けるといったサービスを実現できない(課題1とする)。また、例えば、着ユーザが、上記ガイダンス等で求められた操作を行うことで、接続可否を判断しガイダンスを終了しend-endのメディアの送受信のフェーズ、または呼解放へ移行することを可能としたサービスも実現できない(課題2とする)。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、SIPにより呼制御を行う通信システムにおいて、発端末と着端末間のend-endのメディア接続前に着ユーザ向けにガイダンスの提供を行い、上記の課題を解決できる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換え、当該書き換えを行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、
前記着端末が、着ユーザによる応答を検知したときから、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを再生するステップと、を備えたことを特徴とするネットワーク制御方法として構成される。
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換え、当該書き換えを行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、
前記着端末が、着ユーザによる応答を検知したときから、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを再生するステップと、を備えたことを特徴とするネットワーク制御方法として構成される。
また、本発明は、網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換えるとともに、ガイダンスに関する拡張機能をサポートしていることを示す情報を付加し、当該書き換え及び付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から、前記拡張機能を利用することを示す情報を含む暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、
前記着端末が、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを記憶手段に蓄積し、着ユーザによる応答を検知したときから、前記蓄積を行っているガイダンスのメディアを再生するステップと、
前記網内メディア提供装置によるガイダンス提供が終了した後、前記着端末が、ガイダンスの再生が終了したことを契機に前記セッション確立信号に対する応答信号を送信するステップと、を備えたことを特徴とするネットワーク制御方法として構成してもよい。
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換えるとともに、ガイダンスに関する拡張機能をサポートしていることを示す情報を付加し、当該書き換え及び付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から、前記拡張機能を利用することを示す情報を含む暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、
前記着端末が、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを記憶手段に蓄積し、着ユーザによる応答を検知したときから、前記蓄積を行っているガイダンスのメディアを再生するステップと、
前記網内メディア提供装置によるガイダンス提供が終了した後、前記着端末が、ガイダンスの再生が終了したことを契機に前記セッション確立信号に対する応答信号を送信するステップと、を備えたことを特徴とするネットワーク制御方法として構成してもよい。
また、本発明は、網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内に、前記着端末がアーリーメディアに関する拡張機能をサポートしているかを問い合わせるための情報を付加し、当該付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から、前記拡張機能をサポートしていることを示す情報を含む暫定応答信号を受信して、前記網内メディア提供装置が提供するガイダンス用のメディア情報と、当該ガイダンスが着ユーザ応答後に提供されるものであることを示す情報とを含む暫定応答受信確認信号を前記着端末に送信するステップと、
前記着端末が、前記暫定応答受信確認信号を受信して、着ユーザによる応答を検知した後、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスを受信し、出力するステップと、を備えることを特徴とするネットワーク制御方法として構成してもよい。
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内に、前記着端末がアーリーメディアに関する拡張機能をサポートしているかを問い合わせるための情報を付加し、当該付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から、前記拡張機能をサポートしていることを示す情報を含む暫定応答信号を受信して、前記網内メディア提供装置が提供するガイダンス用のメディア情報と、当該ガイダンスが着ユーザ応答後に提供されるものであることを示す情報とを含む暫定応答受信確認信号を前記着端末に送信するステップと、
前記着端末が、前記暫定応答受信確認信号を受信して、着ユーザによる応答を検知した後、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスを受信し、出力するステップと、を備えることを特徴とするネットワーク制御方法として構成してもよい。
また、本発明は、網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換えるとともに、ガイダンスに関する拡張機能をサポートしていることを示す情報を付加し、当該書き換え及び付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記着端末が、着ユーザによる応答を検知し、ガイダンスを受付可能な状態になったことを示す情報を付加した応答信号を前記網内メディア提供装置に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記応答信号を受信して、前記着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、を備えることを特徴とするネットワーク制御方法として構成してもよい。
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換えるとともに、ガイダンスに関する拡張機能をサポートしていることを示す情報を付加し、当該書き換え及び付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記着端末が、着ユーザによる応答を検知し、ガイダンスを受付可能な状態になったことを示す情報を付加した応答信号を前記網内メディア提供装置に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記応答信号を受信して、前記着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、を備えることを特徴とするネットワーク制御方法として構成してもよい。
本発明によれば、着ユーザが、発ユーザ等に関する情報を事前に受け取るなど、サービスによってend-end 接続前に着ユーザ向けに接続前ガイダンスの提供が必要なケースにおいて、そのガイダンスを提供できるようになる。本発明により、例えば、無限ループの音源による定型ガイダンスや、着ユーザの応答がトリガーとなる個別ガイダンスを接続前ガイダンスとして提供できる。更に、本発明により、着ユーザが、上記ガイダンス等で求められた操作を行うことで、接続可否を判断しガイダンスを終了しend-endのメディアの送受信のフェーズ、または呼解放へ移行することを可能としたサービスを実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(本発明の実施の形態の概要)
まず、各実施の形態を詳細に説明する前に、全体的な概要を図2を参照して説明する。本発明の実施の形態では、着ユーザが応答する前 (図2のPhase 1) と、end-endのセッション確立 (図2のPhase 2) との間に、接続前に網内メディア提供装置からガイダンスを流す状態 (図2のPhase 1.5) を状態として用意する。
まず、各実施の形態を詳細に説明する前に、全体的な概要を図2を参照して説明する。本発明の実施の形態では、着ユーザが応答する前 (図2のPhase 1) と、end-endのセッション確立 (図2のPhase 2) との間に、接続前に網内メディア提供装置からガイダンスを流す状態 (図2のPhase 1.5) を状態として用意する。
その上で、Phase 1.5が動作するよう、SIP信号の使い方を明確化し、さらに必要に応じてSIP信号の拡張を行っている。また、Phase 1.5からPhase 2 への移行を、明確化させたSIP信号における設定値の意味合いを明確化させ、着端末側からのガイダンス終了と、発ユーザとの接続または呼解放を指示出来るようにしている。
これにより、前述した課題1、課題2が解消される。なお、以下で説明する第1〜第4の実施の形態は課題1に対応し、第1の実施の形態は更に課題2に対応する。
(第1の実施の形態:早期・随時メディア提供方式)
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。
<システム構成>
図3に本実施の形態に係るシステムの構成図を示す。図3に示すように、本実施の形態に係るシステムは、網内メディア提供装置3、中継サーバ4、中継サーバ5、中継サーバ6、発端末1、及び着端末2が、通信網にて接続されて構成されている。図3の構成は、網内メディア提供装置3に接続される中継サーバ4が、中継サーバ5及び中継サーバ6に接続され、中継サーバ5及び中継サーバ6が、それぞれ発端末1及び着端末2に接続される構成であるが、このような接続構成は一例に過ぎず、本発明は、中継サーバの接続構成に関わらず適用可能である。また、発端末1、及び着端末2は、同じ機能を持つユーザ端末でよく、発/着の区別は、動作説明のための便宜上のものである。
図3に本実施の形態に係るシステムの構成図を示す。図3に示すように、本実施の形態に係るシステムは、網内メディア提供装置3、中継サーバ4、中継サーバ5、中継サーバ6、発端末1、及び着端末2が、通信網にて接続されて構成されている。図3の構成は、網内メディア提供装置3に接続される中継サーバ4が、中継サーバ5及び中継サーバ6に接続され、中継サーバ5及び中継サーバ6が、それぞれ発端末1及び着端末2に接続される構成であるが、このような接続構成は一例に過ぎず、本発明は、中継サーバの接続構成に関わらず適用可能である。また、発端末1、及び着端末2は、同じ機能を持つユーザ端末でよく、発/着の区別は、動作説明のための便宜上のものである。
図3に示す各中継サーバは、それぞれSIP信号の中継を行う機能を有するサーバである。 網内メディア提供装置3は、後述するようにSIP信号に係る処理等を行って、着端末2にガイダンスとしてのメディア(音声、テキスト、画像等であるが、本実施の形態では音声を想定)を提供する装置である。発端末1、着端末2として使用される本実施の形態におけるユーザ端末は、他の装置との間でSIP信号の送受信を行って、セッションを確立し、メディアの送受信を行う機能を有する端末である。また、後述する動作を可能ならしめるガイダンス再生出力機能、ユーザからの指示操作を受け、その操作を、送信するSIP信号等に反映させる機能等を有する。
<システムの動作>
次に、図4のシーケンス図を参照して、本実施の形態に係るシステムの動作を説明する。
次に、図4のシーケンス図を参照して、本実施の形態に係るシステムの動作を説明する。
発側ユーザの発呼操作等により、発端末1からセッション確立信号(INVITE)が送出され、中継サーバ5、4により、網内メディア提供装置3に送られる。ここで送信されるセッション確立信号(INVITE)に含まれるSDP情報(図4では、SDB O1として示される)は、発端末1が使用するメディアの内容等を記述した発端末1のメディア情報である。
セッション確立信号 (INVITE) を受信した網内メディア提供装置3は、当該セッション確立信号 (INVITE) 内のメディアの情報 (SDP情報) を、発端末1のものから、網内メディア提供装置3のものに書き換え、ガイダンスが通知されることを、セッション確立信号内に含めて着端末2へ送信する(ステップ11)。当該信号内に含められるSDP情報は、図4においてSDP announceと表記されている。
SDP announceを含むセッション確立信号 (INVITE)は、中継サーバ4、6を介して着端末2に通知される。当該セッション確立信号 (INVITE)を受信した着端末2は、暫定応答 (180) を送出し、当該暫定応答信号 (180) は中継サーバ6、4を介して網内メディア提供装置3に送信される。
着端末2からの暫定応答信号 (180)を受信した網内メディア提供装置3は、当該信号の受信を契機に、暫定応答信号 (180) を発端末1に向けて送出するとともに、着端末2に向けてガイダンスの提供を開始する(ステップ21)。この時点から、網内メディア提供装置3から着端末2に対してRTPによりガイダンスが送出され、着端末2はガイダンスのメディアを受信するが、着ユーザが実際に応答する(例:受話器を上げる)までは、ガイダンスのメディアを再生しない(ステップ13)。つまり、この時点では、着端末2はメディアを再生することができない。
着端末2は、着ユーザが応答した時点から、ガイダンスのメディアを再生し(ステップ14)、着ユーザは着端末2から出力されるガイダンスを聞く。一方、着端末2は、網内メディア提供装置3から受信したINVITEに対する応答信号(200)を網内メディア提供装置3に送信し、網内メディア提供装置3から確認応答信号(ACK)を受信する。
ここでのガイダンスには、ガイダンスの終了及び呼接続に関する指示操作の説明が含まれているものとする。着ユーザは、ガイダンスの内容にあわせ、ガイダンスの終了及び呼接続に関する指示のための操作を着端末2に対して行い、当該操作を受けた着端末2は、ガイダンスの終了及び呼接続に関する指示をセッション更新信号(UPDATE)にて送出する(ステップ15)。本例において、着端末2は、指示により発端末1との接続を行う場合は自身の 有効な SDP を設定し、接続を拒否する場合は SDP を未設定にして通知を行う。図4に示す例は、接続を行う場合であり、着端末2のSDPであるSDP A1が示されている。
上記セッション更新信号(UPDATE)を受信した網内メディア提供装置3は、発端末1からのINVITEに対する応答信号(200)(着端末2のSDP情報を含む)を発端末1に向けて送信するとともに、ガイダンスの提供を終了し、更に、発端末1のメディア情報であるSDP情報(SDP O2)含む、セッション更新信号(UPDATE)に対する応答信号(200)を着端末2に送信する(ステップ16)。これにより、互いのメディア情報を取得した発端末1と着端末2との間でend-end のメディアの送受信が開始される。(ステップ17)。
上述した第1の実施の形態は、信号規定に対する拡張を行うことなく、各装置が上記の動作を行うように信号を生成することにより実現できるものである。
(第2の実施の形態:早期・全メディア提供方式)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態でのシステムの全体構成は、第1の実施の形態と同じであり、図3に示したとおりのものである。但し、各装置は、本実施の形態での動作を実現するための機能を備える。以下、図5のシーケンス図を参照して、第2の実施の形態におけるシステムの動作を説明する。なお、以下では、図5に示す信号の送受信のうち、特に本実施の形態における主要なものについて説明する。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態でのシステムの全体構成は、第1の実施の形態と同じであり、図3に示したとおりのものである。但し、各装置は、本実施の形態での動作を実現するための機能を備える。以下、図5のシーケンス図を参照して、第2の実施の形態におけるシステムの動作を説明する。なお、以下では、図5に示す信号の送受信のうち、特に本実施の形態における主要なものについて説明する。
発端末1からセッション確立信号(INVITE)を受信した網内メディア提供装置3は、当該セッション確立信号 (INVITE) 内のメディアの情報 (SDP情報) を、発端末1のものから、網内メディア提供装置3のものに書き換え、ガイダンスが通知されること(ガイダンスに伴うものであること)を、セッション確立信号内に含めて着端末2へ向けて送信する(ステップ21)。
ここでの処理では、信号規定に対する拡張を行った信号を用いている。具体的には、図6(a)に示すように、Supportedヘッダに、新たなオプションタグとして「premedia」を付加したINVITE信号を生成している。なお、オプションタグの名称を「premedia」とすることは一例に過ぎない。他の実施の形態における新たなオプションタグについても同様に一例である。
このような新たなオプションタグを用いることにより、網側が、「premedia」に対応する拡張機能を備えていることを着端末2に通知できる。また、これにより、着端末2は、SDP に設定されている情報が、ガイダンス用か end-end 用かを判定することができる。本実施の形態での着端末2は、この拡張機能を実装しているものとする。
図5では、上記オプションタグの情報を"indication"として示している。図5において、網内メディア提供装置3から、"indication"を含むセッション確立信号 (INVITE)を受信した着端末2は、拡張機能をサポートし、それを利用する(利用可能であること)を示す"indication"を含む暫定応答信号 (180)を網内メディア提供装置3に通知する(ステップ22)。
図6(b)に、ここでの信号の具体例を示す。図6(b)に示すように、Requireヘッダにpremediaが設定される。すなわち、着端末2は、受信したセッション確立信号 (INVITE)のSupportedヘッダに示された拡張「premedia」を理解しており、かつそれを利用することを Require ヘッダに premedia を設定することで網内メディア提供装置3に通知する。
図5に戻り、着端末2からの暫定応答信号 (180)を受信した網内メディア提供装置3は、Requireヘッダにpremedia が設定されていることを確認することにより、着端末2が拡張機能をサポートすることを確認し、着端末2に向けてガイダンスの提供を開始する(ステップ23)。
着端末2は、網内メディア提供装置3からガイダンスのメディアが流れてきた時点で、その録音(記憶手段への蓄積)を開始する(ステップ24)。その後、着端末2は、着ユーザが応答した時点で(時間差で) 録音したメディアを再生する。つまり、着ユーザが応答後、蓄積を行っているガイダンスを、(時間差で)冒頭から再生、提供する(ステップ25)。その際、着端末2において、録音はガイダンス音源が終了するまで継続し、すぐに接続のための応答信号(200)を送信しない。
その後、網内メディア提供装置3によるガイダンス提供が終了し、着端末2は、ガイダンス録音を終了し、更に、ガイダンスの再生が終了し、ガイダンス再生終了を契機に、接続のための応答信号(200) を網内メディア提供装置3に向けて送信する(ステップ26)。
着端末2から応答信号(200)を受信した網内メディア提供装置3は、セッション更新信号(UPDATE)を用いて、着端末2に発端末側のメディアの情報 (SDP情報) を通知する(ステップ27)。すなわち、網内メディア提供装置3は、発端末1により指定されたSDP情報を着端末2に通知して切り換えを行うよう制御する。その後、セッション更新信号(UPDATE)に対する応答信号等により、着端末2のSDP情報が発端末1に通知され、end-endの通信が開始される。
(第3の実施の形態:early media拡張方式)
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態でのシステムの全体構成も、第1の実施の形態と同じであり、図3に示したとおりのものである。但し、各装置は、本実施の形態での動作を実現するための機能を備える。以下、図7のシーケンス図を参照して、第3の実施の形態におけるシステムの動作を説明する。なお、以下では、図7に示す信号の送受信のうち、特に本実施の形態における主要なものについて説明する。
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態でのシステムの全体構成も、第1の実施の形態と同じであり、図3に示したとおりのものである。但し、各装置は、本実施の形態での動作を実現するための機能を備える。以下、図7のシーケンス図を参照して、第3の実施の形態におけるシステムの動作を説明する。なお、以下では、図7に示す信号の送受信のうち、特に本実施の形態における主要なものについて説明する。
発端末1からセッション確立信号(INVITE)を受信した網内メディア提供装置3は、セッション確立信号 (INVITE)に、early mediaに関する拡張機能を使いたいことを示す情報を設定し、当該セッション確立信号 (INVITE)を着端末2へ送信する(ステップ31)。
ここで用いられる信号の具体例を図8(a)に示す。図8(a)に示すように、利用したい拡張機能をサポートしているかを問い合わせるため、Supported ヘッダに、新たなオプションタグとして「early-upon-answered」を設定している。
図7において、上記の情報が設定されたセッション確立信号 (INVITE)を受信した着端末2は、暫定応答信号(183)にearly media に関する拡張機能が使えることを示す情報を設定し、当該暫定応答信号(183)を網内メディア提供装置3に送信する(ステップ32)。 着端末2から送信された上記暫定応答信号(183)を受信した網内メディア提供装置3は、暫定応答受信確認信号(PRACK)の拡張を用いることにより、この暫定応答受信確認信号(PRACK)で指定したメディア(本実施の形態では、early mediaとして指定されたガイダンス用のメディア)が着ユーザ応答後に提供されるものであることを示す情報を暫定応答受信確認信号(PRACK)に設定し、これを着端末2へ送信する(ステップ33)。
ここで用いられる信号の具体例を図8(b)に示す。図8(b)に示すように、暫定応答受信確認信号(PRACK)にて通知するearly-session において、そのmedia が着端末2が応答後に提供されるものであることを示す識別情報(Required ヘッダにおける新オプションタグ「early-upon-answered」)を追加している。
図7において、上記の情報が設定された暫定応答受信確認信号(PRACK)を受信した着端末2は、その設定内容を解釈して、当該暫定応答受信確認信号(PRACK)に含まれている情報 (ガイダンス用のSDP) による接続は、着ユーザの応答後に適用されるものであると判断する(ステップ34)。すなわち、early media に関わる動作は保留される。また、暫定応答受信確認信号(PRACK)に対する応答信号(200)が網内メディア提供装置3に返される。
着ユーザが応答をする(受話器を上げる)と(ステップ35)、INVITEに対する応答信号(200)が網内メディア提供装置3に送信され、これにより網内メディア提供装置3は、着ユーザが応答したことを把握し、着端末2へのガイダンスの提供を開始する(ステップ36)。
そして、ガイダンスの提供が終了した時に(ステップ37)、網内メディア提供装置3は、網内メディア提供装置3からのガイダンスが終了されend-end 用として指定したメディアに移行するよう (通常用いる セッション更新信号(UPDATE)に) 情報を付加して送信する(ステップ38)。
ここで用いられる信号の具体例を図8(c)に示す。図8(c)に示すように、セッション更新信号(UPDATE)において、Required ヘッダに新たなオプションタグ「terminated」)を付加することにより、early-session の終了を通知するようにしている。
図7において、上記の情報が設定されたセッション更新信号(UPDATE)を受信した着端末2は、当該信号の設定内容を解釈し、応答(応答信号の送信)と同時に end-end 用のメディアに切り換える(ステップ39)。この後、SIP信号によりセッション制御を通じて、発端末1と着端末2間で、end-end 用のメディアの通信が行われる。
(第4の実施の形態:新規信号パラメータ方式)
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態でのシステムの全体構成も、第1の実施の形態と同じであり、図3に示したとおりのものである。但し、各装置は、本実施の形態での動作を実現するための機能を備える。以下、図9のシーケンス図を参照して、第4の実施の形態におけるシステムの動作を説明する。なお、以下では、図9に示す信号の送受信のうち、特に本実施の形態における主要なものについて説明する。
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態でのシステムの全体構成も、第1の実施の形態と同じであり、図3に示したとおりのものである。但し、各装置は、本実施の形態での動作を実現するための機能を備える。以下、図9のシーケンス図を参照して、第4の実施の形態におけるシステムの動作を説明する。なお、以下では、図9に示す信号の送受信のうち、特に本実施の形態における主要なものについて説明する。
発端末1からセッション確立信号(INVITE)を受信した網内メディア提供装置3は、 SIPの拡張を用いて、セッション確立信号(INVITE)送信時にガイダンスがあることを着端末2へ通知する(ステップ41)。つまり、網内メディア提供装置3は、当該セッション確立信号 (INVITE) 内のメディアの情報 (SDP情報) を、発端末1のものから、網内メディア提供装置3のものに書き換え、さらにそれがガイダンスに伴うものであることを示す情報をセッション確立信号内に含めて着端末2へ送信する。
ここで用いられる信号の具体例を図10(a)に示す。図10(a)に示すように、Supported ヘッダに、新たなオプションタグとして「premedia」 を設定し、自分の能力として premedia をサポートしていることを通知するようにしている。これにより、着端末2では、受信した信号のSDP に設定されている情報が、ガイダンス用か end-end 用か判定できる。
図9において、上記の情報が設定されたセッション確立信号 (INVITE)を受信した着端末2は、通常の暫定応答信号(180)を返す。
着端末2は、受信したセッション確立信号 (INVITE)にガイダンスありの通知(上記SIP拡張に係る設定情報)が含まれていることを検知しており、これにより、着ユーザが応答したことを契機として(ステップ42)、 通常用いる200 (OK)応答ではなく、暫定応答である 183 (session progress) 応答に、ガイダンスを受け付けできる状態になったことを示す情報(SIP拡張)をのせて網内メディア提供装置3に送信する(ステップ43)。これにより、接続前ガイダンス提供の段階への切替 (図2に示した Phase 1 と 1.5 の切替) を明示的に通知することが可能となる。
ここで用いられる信号の具体例を図10(b)に示す。図10(b)に示すように、Require ヘッダにpremedia が設定される。これにより、着端末2は、自身がこの拡張を理解しており、かつ着ユーザが応答してガイダンスを受ける準備があることを網側(網内メディア提供装置3)へ通知することができる。
なお、上記の例では拡張した183 応答を用いているが、この代わりに、新たな応答コード (2xx) を利用することも可能である。
図9において、上記の情報が設定された暫定応答信号(183)を受信した網内メディア提供装置3は、信号の設定内容から、着端末2がガイダンス受付可能状態にあることを把握し、着端末2へのガイダンス提供を開始する(ステップ44)。
そして、網内メディア提供装置3は、ガイダンスの提供終了(ステップ45)を契機に、end-endでのメディアのやり取りを行うよう指示する信号を送信する(ステップ46)。すなわち、ここでは、通常用いる セッション更新信号(UPDATE)にガイダンス終了を示す情報と、発端末1のSDP情報(SDP Offer)を付加して着端末2に向けて送信し、着端末側でセッション開始に必要な応答信号(200 (OK))を送信できるようにする。
ここで用いられる信号の具体例を図10(c)に示す。図10(c)に示すように、セッション更新信号(UPDATE)のRequire ヘッダに新たなオプションタグであるpremedia を設定し、SDP内に含まれる情報はend-end 用であることを識別できるようにしている。その後、上記セッション更新信号(UPDATE)に基づくSIP信号の送受信によるセッション制御を経て、end-endのメディア通信が行われる。
ここで用いられる信号の具体例を図10(c)に示す。図10(c)に示すように、セッション更新信号(UPDATE)のRequire ヘッダに新たなオプションタグであるpremedia を設定し、SDP内に含まれる情報はend-end 用であることを識別できるようにしている。その後、上記セッション更新信号(UPDATE)に基づくSIP信号の送受信によるセッション制御を経て、end-endのメディア通信が行われる。
(利用シーンの例)
以下、本発明の実施の形態に係るシステムの利用シーンの2つの例を説明する。最初の例は、拒否したい番号からの接続要求であっても、いつまでも電話が鳴り続けてしまうという問題の解消を図ることを想定したものであり、これを図11を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態に係るシステムの利用シーンの2つの例を説明する。最初の例は、拒否したい番号からの接続要求であっても、いつまでも電話が鳴り続けてしまうという問題の解消を図ることを想定したものであり、これを図11を参照して説明する。
発ユーザが着ユーザに対して発信を行った後(ステップ101)、着端末2において、要求された電話呼の発信者番号がディスプレイに表示され、着ユーザは、当該発信者番号をディスプレイで確認する(ステップ102)。この時点で網内メディア提供装置3は、ガイダンス提供を開始している(ステップ103)。この利用シーンでのガイダンスは、無限ループの音源による、今回の接続要求の受入れ・拒否、今後の当該番号からの接続要求に関する受入れ・拒否の判断を求めるガイダンスであるとする。
着ユーザが、受話器をあげると(ステップ104)、それと同時に、ガイダンス再生が開始され、着ユーザはガイダンスを聞く(ステップ105)。そして、着ユーザは、ガイダンスに従って、接続受入れ・拒否に関する情報を応答する(ステップ106)。この応答は、例えば、着端末2上でのボタン等の操作であってもよいし、音声での応答でもよい。
上記応答によりガイダンスが終了し(ステップ107)、応答が受入れの場合は、その後接続処理を行い、拒否の場合は、網と着ユーザとの間の接続は終了する(ステップ108)。発ユーザ側は切断、ないしは仮想的に呼び出し状態を続けるか、網側のオプションで判断する(ステップ109)。
次に、別の利用シーンの例を、図12を参照して説明する。この利用シーンは、着信者課金サービスを想定している。
発ユーザが着ユーザに対して発信を行い(ステップ201)、着ユーザが受話器を上げると(ステップ202)、網内メディア提供装置3が 着信者課金サービスであることと関連する情報などを含めたガイダンスを生成し、着端末2への提供を開始する(ステップ203)。これにより、着ユーザは着信課金サービスに関する情報をガイダンスで聞く(ステップ204)。
ガイダンスが終了すると(ステップ205)、それと同時に、発ユーザと着ユーザの間のセッション接続を開始し(ステップ206)、発ユーザと着ユーザとの間で直接やり取りが出来るようになる(ステップ207)。
(各実施の形態のまとめ)
第1の実施の形態では、既存の非特許文献に記載されている規定に、網内メディア提供装置3と着端末2との間の信号処理を明確にすることで、従来生成することが出来なかった着ユーザ応答後の接続前のガイダンス提供を行うことが可能になるとともに、着ユーザの指示によりガイダンスを明示的に終了させることが可能になる。
第1の実施の形態では、既存の非特許文献に記載されている規定に、網内メディア提供装置3と着端末2との間の信号処理を明確にすることで、従来生成することが出来なかった着ユーザ応答後の接続前のガイダンス提供を行うことが可能になるとともに、着ユーザの指示によりガイダンスを明示的に終了させることが可能になる。
第2の実施の形態では、既存の非特許文献に記載されている規定に、網内メディア提供装置3と着端末2との間で最小限の新規のパラメータを追加し、着端末2側で録音・録画と併用し、複雑な処理は全て着端末2に集約することで、従来生成することが出来なかった着ユーザ応答後の接続前のガイダンス提供を行うことが可能になる。
第3の実施の形態では、既存の非特許文献に記載されている規定におけるearly-sessionの考え方を拡張し、切り換えるタイミングを通知する新たなパラメータを追加することで、従来生成することが出来なかった着ユーザ応答後の接続前のガイダンス提供を行うことが可能になる。
また、第3の実施の形態では、携帯電話網などで、メディアの伝送に関わる帯域・リソース確保がリアルタイムに必要な環境において、呼接続の早い段階で Early mediaと end-endのそれぞれのメディアの属性をやり取りできることで、中継サーバが各システムへ通知する作業で負荷を下げつつ適切なリソース確保を実現できる。
第4の実施の形態では、既存の非特許文献に記載されている規定を最大限維持し、新規のパラメータを追加することで、従来生成することが出来なかった着ユーザ応答後の接続前のガイダンス提供を行うことが可能になる。
本発明は、SIPによるセッション制御を行う通信システムにおいて、着信側の端末向けに接続前ガイダンスを提供することに利用できる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
1 発端末
2 着端末
3 網内メディア提供装置
4〜6 中継サーバ
2 着端末
3 網内メディア提供装置
4〜6 中継サーバ
Claims (9)
- 網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換え、当該書き換えを行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、
前記着端末が、着ユーザによる応答を検知したときから、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを再生するステップと、
を備えたことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 前記着端末が、着ユーザから前記ガイダンスに基づく指示を受けたときに、当該指示の内容に応じた内容のセッション更新信号を前記網内メディア提供装置に送信するステップを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御方法。
- 前記網内メディア提供装置が、前記セッション更新信号を受信し、前記発端末と前記着端末間のメディア接続のためのセッション制御を行うステップを更に備えることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク制御方法。
- 網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換えるとともに、ガイダンスに関する拡張機能をサポートしていることを示す情報を付加し、当該書き換え及び付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から、前記拡張機能を利用することを示す情報を含む暫定応答信号を受信して、当該着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと、
前記着端末が、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスのメディアを記憶手段に蓄積し、着ユーザによる応答を検知したときから、前記蓄積を行っているガイダンスのメディアを再生するステップと、
前記網内メディア提供装置によるガイダンス提供が終了した後、前記着端末が、ガイダンスの再生が終了したことを契機に前記セッション確立信号に対する応答信号を送信するステップと
を備えたことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 前記網内メディア提供装置が、前記応答信号を前記着端末から受信して、セッション更新信号を前記着端末に送信することにより、前記発端末と前記着端末間のメディア接続のためのセッション制御を行うステップを更に備えたことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク制御方法。
- 網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内に、前記着端末がアーリーメディアに関する拡張機能をサポートしているかを問い合わせるための情報を付加し、当該付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記着端末から、前記拡張機能をサポートしていることを示す情報を含む暫定応答信号を受信して、前記網内メディア提供装置が提供するガイダンス用のメディア情報と、当該ガイダンスが着ユーザ応答後に提供されるものであることを示す情報とを含む暫定応答受信確認信号を前記着端末に送信するステップと、
前記着端末が、前記暫定応答受信確認信号を受信して、着ユーザによる応答を検知した後、前記網内メディア提供装置から提供されるガイダンスを受信し、出力するステップと
を備えることを特徴とするネットワーク制御方法。 - 前記網内メディア提供装置が、ガイダンスの提供を終了したときに、ガイダンス提供が終了され、発端末とのメディア通信に移行することを示す情報を付加したセッション更新信号を前記着端末に送信することにより、前記発端末と前記着端末間のメディア接続のためのセッション制御を行うステップを更に備えたことを特徴とする請求項6に記載のネットワーク制御方法。
- 網内メディア提供装置と、発端末と、着端末とが通信網に接続されて構成され、SIPに基づくセッション制御を行う通信システムにおいて、前記着端末向けのガイダンスを提供するためのネットワーク制御方法であって、
前記網内メディア提供装置が、前記発端末からセッション確立信号を受信したときに、当該セッション確立信号内の前記発端末のメディア情報を前記網内メディア提供装置のメディア情報に書き換えるとともに、ガイダンスに関する拡張機能をサポートしていることを示す情報を付加し、当該書き換え及び付加を行ったセッション確立信号を前記着端末に送信するステップと、
前記着端末が、着ユーザによる応答を検知し、ガイダンスを受付可能な状態になったことを示す情報を付加した応答信号を前記網内メディア提供装置に送信するステップと、
前記網内メディア提供装置が、前記応答信号を受信して、前記着端末に対するガイダンスの提供を開始するステップと
を備えることを特徴とするネットワーク制御方法。 - 前記網内メディア提供装置が、ガイダンスの提供を終了したときに、前記発端末のメディア情報と、発端末とのメディア通信に移行することを示す情報とを含むセッション更新信号を前記着端末に送信することにより、前記発端末と前記着端末間のメディア接続のためのセッション制御を行うステップを更に備えたことを特徴とする請求項8に記載のネットワーク制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011025440A JP2012165285A (ja) | 2011-02-08 | 2011-02-08 | ネットワーク制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011025440A JP2012165285A (ja) | 2011-02-08 | 2011-02-08 | ネットワーク制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012165285A true JP2012165285A (ja) | 2012-08-30 |
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ID=46844224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011025440A Withdrawn JP2012165285A (ja) | 2011-02-08 | 2011-02-08 | ネットワーク制御方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2012165285A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12063324B2 (en) | 2020-01-06 | 2024-08-13 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Call alert device, call alert system, call alert method, and call alert program |
-
2011
- 2011-02-08 JP JP2011025440A patent/JP2012165285A/ja not_active Withdrawn
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