JP2014138234A - 情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステム - Google Patents

情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2014138234A
JP2014138234A JP2013005240A JP2013005240A JP2014138234A JP 2014138234 A JP2014138234 A JP 2014138234A JP 2013005240 A JP2013005240 A JP 2013005240A JP 2013005240 A JP2013005240 A JP 2013005240A JP 2014138234 A JP2014138234 A JP 2014138234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
unit
information
call
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013005240A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sagara
雅宏 相良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2013005240A priority Critical patent/JP2014138234A/ja
Publication of JP2014138234A publication Critical patent/JP2014138234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】架電した顧客と所望のデータを共有することが可能な、新規かつ改良された情報送信システムを提供する。
【解決手段】第1の端末と第2の端末とを関連付けてあらかじめ記憶する記憶部と、前記第1の端末及び前記第2の端末のユーザの位置の推定結果を取得する位置情報取得部と、取得された前記推定結果が所定の条件を満たす場合に、当該第1の端末に架電する架電部と、架電された当該第1の端末に関連付けられた前記第2の端末にデータを送信するデータ送信部と、を備えたことを特徴とする情報送信システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステムに関する。
複数の顧客の連絡先をデータベースで管理し、このデータベースに基づき、各顧客に対して電話発信を行う電話発信システムがある。このような電話発信システムは、電話がつながった顧客に対して種々のサービスを提供するコールセンタなどで用いられる。
特開平08−195811号公報 特開2006−20075号公報
このようなコールセンタの電話発信システム(以降では「コールセンタシステム」と呼ぶ)では、顧客の在宅時に顧客が在宅している場合のように、その顧客と電話での連絡が取れるタイミングで架電できることが望まれている。このような課題に対して、例えば、特許文献1には、天候などの環境条件を顧客の在宅状況と関連付けておき、顧客が在宅されると予測されるタイミングで電話発信を行う技術が開示されている。
また、特許文献2には、顧客の所持する携帯端末(以降では「移動体通信端末」と呼ぶ)の位置情報を取得し、その顧客の住所に対応する位置情報と比較することで、顧客が在宅しているか否かをより高い精度で確認する方法が開示されている。
一方で、電話を介して顧客にサービスを提供する場合、サービスの提供手段が音声情報のみとなるため、提供可能な情報量が限られてしまう。そのため、例えば、顧客との間で資料を共有することで、その顧客に対して、より具体的な情報を提供可能なコールセンタシステムが求められている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、架電先の顧客と所望のデータを共有することが可能な、新規かつ改良された情報送信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の端末と第2の端末とを関連付けてあらかじめ記憶する記憶部と、前記第1の端末及び前記第2の端末のユーザの位置の推定結果を取得する位置情報取得部と、取得された前記推定結果が所定の条件を満たす場合に、当該第1の端末に架電する架電部と、架電された当該第1の端末に関連付けられた前記第2の端末にデータを送信するデータ送信部と、を備えたことを特徴とする情報送信システムが提供される。
このような構成により、ユーザの位置の推定結果に基づき、そのユーザの所有する第1の端末に架電し、かつ、そのユーザの所有する第2の端末に所望のデータを送信することが可能となる。
前記ユーザの位置の推定結果は、前記第2の端末の位置情報に基づいてもよい。
前記第2の端末は、移動体通信端末であってもよい。
前記ユーザの位置の推定結果は、前記第1の端末及び前記第2の端末のいずれとも異なる端末の位置情報に基づいてもよい。
前記架電部は、取得された前記ユーザの位置の推定結果と、前記第1の端末の位置情報との間の位置関係に応じて、当該第1の端末に架電してもよい。
前記架電部は、取得された前記ユーザの位置の推定結果と、前記第1の端末の位置情報との間の距離が閾値以下の場合に、当該第1の端末に架電してもよい。
前記データ送信部は、前記架電部による架電に対して前記第1の端末から応答があった場合に、当該第1の端末に関連付けられた前記第2の端末に前記データを送信してもよい。
前記位置情報取得部と、前記架電部と、前記データ送信部とのうちの少なくとも2つが、同一の筐体に含まれて構成されていてもよい。
前記第1の端末は固定電話であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1以上の第1の端末と前記1以上の第1の端末とは異なる第2の端末とを関連付けてあらかじめ記憶するステップと、前記1以上の第1の端末のうちのいずれかの位置を示す位置情報を取得するステップと、前記位置情報が取得された第1の端末に関連付けられた前記第2の端末に架電するステップと、架電された当該第2の端末に関連付けられた前記1以上の第1の端末のうちのいずれかにデータを送信するステップと、を含むことを特徴とする情報送信方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、架電先の顧客と所望のデータを共有することが可能な情報送信システム及び情報送信方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るコールセンタシステムのシステム構成を示した図である。 移動体通信端末の構成を示したブロック図である。 顧客端末DBに記憶される端末情報の、データ形式の一例を示した図である。 在宅確認システムの構成を示したブロック図である。 顧客情報DBに記憶される顧客情報の、データ形式の一例を示した図である。 コールシステムの構成を示したブロック図である。 情報共有システムの構成を示したブロック図である。 資料DBに記憶される資料管理情報の、データ形式の一例を示した図である。 初期登録に係る一連の流れを示したフローチャートである。 IPアドレスの更新に係る一連の流れを示したフローチャートである。 在宅確認システムの一連の動作を示したフローチャートである。 コールシステムの一連の動作を示したフローチャートである。 情報共有しシステムの一連の動作を示したフローチャートである。 コールセンタシステムの他の一態様のシステム構成を示した図である。 コールセンタシステムの他の一態様において、顧客情報DBに記憶される顧客情報の、データ形式の一例を示した概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[コールセンタシステム1]
本実施形態に係るコールセンタシステム1は、オペレータが、電話回線を介して顧客にサービスを提供するとともに、顧客の所有する端末等を用いて、オペレータと顧客との間での資料を共有可能とするためのシステムである。以降では、まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るコールセンタシステム1のシステム構成について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るコールセンタシステム1は、移動体通信端末10と、端末50と、在宅確認システム20と、コールシステム30と、資料共有システム40とを含む。
移動体通信端末10と、在宅確認システム20及び資料共有システム40とは、ネットワークN1(例えば、インターネット)を介して接続されている。移動体通信端末10は、例えば、スマートフォンや、タブレット端末、モバイルPC等のように、携帯可能で、かつ、インターネットのようなネットワークを介して通信が可能な端末を示している。また、在宅確認システム20と、コールシステム30と、資料共有システム40とは、ネットワークN2を介して接続されている。ネットワークN2の具体的な一例として、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)のような社内ネットワーク、専用線、またはインターネットなどあげられる。また、端末50と、コールシステム30とは、ネットワークN3を介して接続されている。端末50の具体的な一例として固定電話があげられる。端末50として固定電話を利用する場合には、ネットワークN3は電話回線となる。
なお、図1に示す例では、ネットワークN1、N2、及びN3を別々のネットワークとして示しているが、必ずしもこの態様には限定されない。例えば、ネットワークN1、N2、及びN3のいずれか複数として共通のネットワークを用いてもよい。なお、在宅確認システム20と、コールシステム30と、資料共有システム40とを総じて「情報送信システム」と呼ぶ場合がある。
以降では、移動体通信端末10、在宅確認システム20、コールシステム30、及び資料共有システム40のそれぞれについて、具体的な構成について説明する。
[移動体通信端末10]
まず、図2Aを参照しながら、移動体通信端末10の構成について説明する。図2Aは、移動体通信端末10の構成を示したブロック図である。図2Aに示すように、移動体通信端末10は、ID管理部101と、顧客端末DB110と、在宅確認リクエスト受付部102と、位置情報取得部103と、位置情報通知部104と、資料受付部106と、資料保存部107とを含む。
ID管理部101は、初期登録として、ユーザに関する情報の入力を受けて、この入力された情報(以降では「入力情報」と呼ぶ)を後述する在宅確認システム20に登録する。この入力情報には、例えば、そのユーザの氏名、住所、連絡先を示す情報が含まれる。ID管理部101は、入力された入力情報を、移動体通信端末10と通信するための情報(例えば、IPアドレス)とあわせて在宅確認システム20に送信して、在宅確認システム20にIDの発行を依頼する。なお、この通信するための情報は、ネットワークを介した通信を実現するために、通信相手として端末を特定可能な情報であれば、IPアドレスには限定されない。例えば、端末固有の番号や、電話番号等の連絡先でもよい。以降では、通信するための情報としてIPアドレスが使用される場合を例に説明する。
ID管理部101は、IDの発行に係る依頼への応答として、在宅確認システム20からIDを受ける。ID管理部101は、発行されたIDを、顧客端末DB110に記憶させる。
顧客端末DB110は、移動体通信端末10に関する情報として、端末情報D10を管理するための記憶部である。例えば、図2Bは、顧客端末DB110に記憶される端末情報D10の、データ形式の一例を示した図である。図2Bに示すように、本実施形態に係る端末情報D10は、ユーザIDc11と、IPアドレスc12とを含む。ユーザIDc11は、在宅確認システム20から発行されたIDを示している。以降では、この在宅確認システム20から発行されたIDを「ユーザID」と呼ぶ。また、IPアドレスc12は、移動体通信端末10に割り振られたIPアドレスを示している。このIPアドレスc12は、移動体通信端末10に割り振られたIPアドレスが変更されるごとに、例えば、移動体通信端末10の制御部(図示しない)により、変更後の新たなIPアドレスに更新される。
また、ID管理部101は、顧客端末DB110に記憶されたIPアドレスc12を監視し、IPアドレスc12が変更された場合に、ユーザIDc11と、変更されたIPアドレスc12とを在宅確認システム20に送信し、IPアドレスの更新を依頼する。この依頼を受けて、在宅確認システム20は、対応するユーザIDc11に関連付けられたIPアドレスを、ID管理部101から受けた新たなIPアドレスc12で更新する。
在宅確認リクエスト受付部102は、在宅確認システム20から、ユーザの在宅を確認するための在宅確認リクエストを受ける。この在宅確認リクエストを受けると、在宅確認リクエスト受付部102は、位置情報取得部103に、ユーザの位置を推定させる。
位置情報取得部103は、在宅確認リクエスト受付部102からの指示に基づき、ユーザの位置を推定する。この推定方法の具体的な一例として、移動体通信端末10の位置情報を利用する方法があげられる。ただし、移動体通信端末10がユーザの位置を推定可能であれば、その方法は、移動体通信端末10の位置情報を利用する場合には限定されない。なお、以降では、この移動体通信端末10の位置情報を利用する場合について具体的に説明する。
位置情報取得部103は、在宅確認リクエスト受付部102からの指示を受けて、移動体通信端末10の位置情報を取得する。この位置情報の取得方法としては、例えば、GPS(Global Positioning System)のような位置を特定するための技術の利用があげられる。また、GPSに限らず、例えば、移動体通信端末10の通信相手である基地局の情報に基づき、移動体通信端末10の位置を特定してもよい。また、移動体通信端末10が、電子マネーの機能を備えている場合には、直近の購入記録を基に購入場所を特定し、その場所を、移動体通信端末10の位置情報としてもよい。具体的な一例として、電車やバスのような公共交通機関の乗車記録を利用すれば、その移動体通信端末10のユーザが、直近でどの駅やバスターミナルにいたかを特定することが可能となる。
位置情報取得部103は、取得された移動体通信端末10の位置情報を、ユーザの位置の推定結果として位置情報通知部104に出力する。
位置情報通知部104は、ユーザの位置の推定結果(即ち、取得された移動体通信端末10の位置情報)を位置情報取得部103から受ける。位置情報通知部104は、位置情報取得部103から受けたユーザの位置の推定結果を、在宅確認システム20に通知する。
資料受付部106は、後述する資料共有システム40から送信された資料のデータを受ける。資料受付部106は、この資料のデータを資料保存部107に記憶させる。資料保存部107は、資料のデータを記憶するための記憶部である。資料保存部107に記憶された資料のデータは、例えば、移動体通信端末10の表示制御部(図示しない)により読み出され、表示部(図示しない)に表示される。これにより、ユーザは、資料共有システム40から送信された資料のデータの内容を参照することが可能となる。
[在宅確認システム20]
次に、図3Aを参照しながら、在宅確認システム20の構成について説明する。図3Aは、在宅確認システム20の構成を示したブロック図である。図3Aに示すように、在宅確認システム20は、ID発行管理部201と、顧客情報DB210と、在宅確認リクエスト部202と、位置情報受付部203と、在宅確認部204と、コールリクエスト部205とを含む。
ID発行管理部201は、ID管理部101から、IDの発行に関する依頼と、入力情報及びIPアドレスとを受ける。この依頼を受けると、ID発行管理部201は、新規にユーザIDを発行する。ID発行管理部201は、発行されたユーザIDを、ID管理部101から受けたIPアドレス及び入力情報と関連付けて、顧客情報DB210に記録する。このとき、ID発行管理部201は、受けた入力情報に住所を示す情報が含まれている場合に、この住所に相当する緯度及び経度を示す緯度経度情報を特定し、入力情報とあわせて顧客情報DB210に記憶させてもよい。なお、顧客情報DB210に記録される、ユーザID、IPアドレス、及び入力情報が関連付けられた一連の情報を、以降では「顧客情報D30」と呼ぶ。また、ID発行管理部201は、発行されたユーザIDを、依頼元である移動体通信端末10のID管理部101に通知する。
顧客情報DB210は、顧客情報D30を記憶する記憶部である。例えば、図3Bは、顧客情報DB210に記憶される顧客情報D30の、データ形式の一例を示した図である。図3Bに示すように、顧客情報D30は、ユーザIDc31と、IPアドレスc32と、顧客氏名c33と、顧客住所c34と、緯度経度情報c35と、連絡先c36とを含んで構成されている。
ユーザIDc31は、ID発行管理部201により発行されたユーザIDに対応している。また、IPアドレスc32は、ID管理部101から受けたIPアドレスに対応している。また、顧客氏名c33、顧客住所c34、及び連絡先c36は、ID管理部101から受けた入力情報に含まれる、氏名、住所、及び連絡先にそれぞれ対応している。また、緯度経度情報c35は、入力情報に含まれる住所に基づき、ID発行管理部201により特定された緯度経度情報に対応している。例えば、図3Bの例では、ユーザIDc31が「X0001」のユーザに対応する緯度経度情報c35では、経度情報として「X11」を示しており、緯度情報として「Y11」を示している。なお、顧客住所c34に基づく緯度経度情報c35が、「第1の端末の位置情報」の一例を示している。
また、ID発行管理部201は、ID管理部101から、IPアドレスの更新に関する依頼と、ユーザID及びIPアドレスとを受ける。この依頼を受けると、ID発行管理部201は、受けたユーザIDに対応する顧客情報D30を、顧客情報DB210から抽出する。ID発行管理部201は、抽出された顧客情報D30に含まれるIPアドレスc32を、ID管理部101から受けたIPアドレスで更新する。
在宅確認リクエスト部202は、顧客情報DB210に記録された顧客情報D30それぞれを逐次抽出し、抽出された顧客情報D30に含まれるIPアドレスc32宛に、在宅確認リクエストを送信する。なお、在宅確認リクエスト部202が動作するタイミングは、運用に応じて適宜変更することが可能である。例えば、在宅確認リクエスト部202は、操作者の指示を受けて一連の動作を実行してもよい。また、在宅確認リクエスト部202は、あらかじめ決められたタイミングで、一連の動作を開始するように構成されていてもよい。
位置情報受付部203は、在宅確認リクエストへの応答として、ユーザの位置の推定結果(例えば、移動体通信端末10の位置情報)を受ける。位置情報受付部203は、このユーザの位置の推定結果を在宅確認部204に通知する。
在宅確認部204は、在宅確認部204からユーザの位置の推定結果を受ける。また、在宅確認部204は、送信元である移動体通信端末10のユーザに対応する顧客情報D30を特定する。なお、送信元である移動体通信端末10のユーザに対応する顧客情報D30を特定できれば、その特定方法は限定されない。例えば、在宅確認リクエスト部202に、在宅確認リクエストの送信に用いた顧客情報D30を通知させ、この通知に基づき、顧客情報D30を特定してもよいし、顧客情報D30のデータそのものを在宅確認リクエスト部202から受けてもよい。また、ユーザの位置の推定結果の送信元となるIPアドレスを基に、このIPアドレスを含む顧客情報D30を、顧客情報DB210から抽出してもよい。
顧客情報D30を特定すると、在宅確認部204は、在宅確認部204から受けたユーザの位置の推定結果と、特定された顧客情報D30に含まれる緯度経度情報c35と比較する。この比較結果が所定の条件を満たす場合に、在宅確認部204は、この顧客情報D30からIPアドレスc32及び連絡先c36を抽出し、抽出されたIPアドレスc32及び連絡先c36をコールリクエスト部205に通知する。
具体的な一例として、在宅確認部204は、ユーザの位置の推定結果と緯度経度情報c35との間の距離が閾値以下の場合に、IPアドレスc32及び連絡先c36を顧客情報D30から抽出して、コールリクエスト部205に通知する。このように動作させることで、在宅確認部204は、ユーザが、緯度経度情報c35で示される位置の近傍にいるか否かを判断することが可能となる。
なお、この閾値はあらかじめ決めて設定しておいてもよいし、顧客情報D30に含まれる情報の種別に応じて変更可能に設定してもよい。閾値を変更可能に設定する場合の一例として、例えば、ユーザの位置の推定結果の導出方法に応じて、閾値の値を設定するようにしてもよい。このような構成により、移動体通信端末10の位置に基づきユーザの位置を推定する場合には、閾値を比較的小さくし、それ以外の場合(例えば、電子マネーの購入記録を利用する場合)には、移動体通信端末10の位置に基づく場合よりも閾値を大きく設定するようにしてもよい。
コールリクエスト部205は、在宅確認部204からIPアドレスc32及び連絡先c36の通知を受ける。この通知を受けると、コールリクエスト部205は、受けたIPアドレスc32及び連絡先c36をコールシステム30に送信し、この連絡先c36への架電を指示する。
[コールシステム30]
次に、図4を参照しながら、コールシステム30の構成について説明する。図4は、コールシステム30の構成を示したブロック図である。図4に示すように、コールシステム30は、コール受付部301と、コール部302と、コール切断部303と、資料共有リクエスト部304とを含む。
コール受付部301は、コールリクエスト部205から、架電に関する指示と、IPアドレスc32及び連絡先c36とを受け付ける。この架電に関する指示を受け付けると、コール受付部301は、コールリクエスト部205から受けた連絡先c36をコール部302に通知し、コール部302に、この連絡先c36への架電を指示する。また、コール受付部301は、コールリクエスト部205から受けたIPアドレスc32を資料共有リクエスト部304に通知する。
コール部302は、コール受付部301から架電に関する指示と、連絡先c36とを受ける。コール部302は、受けた連絡先にc36に架電する。なお、この架電に対する応答があった場合に、この連絡先c36に対応する端末、例えば、端末50との間の接続が確立される。なお、このコール部302が、「架電部」の一例に相当する。また、この架電先に対応する端末50が、「第1の端末」の一例に相当する。
コール切断部303は、コール部302による連絡先にc36への架電の状況を監視し、あらかじめ決められた時間内に応答が無い場合には、コール部302による架電を切断する。また、この架電を切断した場合に、コール切断部303は、架電を切断したことを在宅確認システム20に通知してもよい。この場合には、在宅確認システム20は、コール切断部303からの通知を受けて、在宅確認リクエスト部202に、次の顧客情報D30を抽出させ、抽出された顧客情報D30に対応するIPアドレスc32宛に、在宅確認リクエストを送信させればよい。
資料共有リクエスト部304は、コール受付部301からIPアドレスc32を受ける。このIPアドレスc32は、コール部302が架電する連絡先c36と関連付けられている。資料共有リクエスト部304は、操作者(例えば、コールセンタのオペレーター)から資料共有に関する指示を受けると、このIPアドレスc32を資料共有システム40に通知する。
[資料共有システム40]
次に、図5Aを参照しながら、資料共有システム40の構成について説明する。図5Aは、資料共有システム40の構成を示したブロック図である。図5Aに示すように、資料共有システム40は、資料共有リクエスト受付部401と、資料選択部402と、資料DB410と、資料通知部403とを含む。
資料DB410には、種々の資料のデータが、それぞれを選択的に抽出可能に記憶されている。これらの資料としては、例えば、コールセンターサービスにおいて、オペレータが顧客に対して説明を行う際に、顧客との間で共有する資料があげられる。資料DB410は、例えば、データベースとして構成されており、各資料のデータを、その資料のデータに関する属性情報と関連付けて記憶している。以降では、資料のデータと、その資料のデータに関する属性情報とが関連付けられた情報を「資料管理情報D40」と呼ぶ。
例えば、図5Bは、資料DB410に記憶される資料管理情報D40の、データ形式の一例を示した図である。図5Bに示すように、資料管理情報D40は、資料IDc41と、資料名c42と、検索ワードc43と、データc44とを含む。資料IDc41は、各資料を識別するための識別子である。また、資料名c42は、該当する資料の名前を示しており、検索ワードc43は、その資料を検索により抽出するためのキーワードである。このように、資料名c42や検索ワードc43のような属性情報を関連付けることで、これらの属性情報をキーにして、資料DB410内を検索して、所望の資料を抽出することが可能となる。また、データc44は、その資料の実データに対応する情報を示している。データc44は、その資料の実データを特定できる情報であれば、その態様は限定されない。例えば、データc44として、その資料の実データ自体を登録してもよいし、実データへのリンク情報を登録してもよい。
資料共有リクエスト受付部401は、資料共有リクエスト部304から、IPアドレスc32の通知を受ける。この通知を受けると、資料共有リクエスト受付部401は、資料選択部402に対して、共有対象となる資料に関する入力の受付を指示する。また、資料共有リクエスト受付部401は、通知されたIPアドレスc32に資料通知部403に通知する。
資料選択部402は、資料共有リクエスト受付部401から、共有対象となる資料に関する入力の受付を指示されると、操作者が操作する端末(図示しない)に対して、共有対象となる資料を選択するための入力インタフェースを表示させる。このとき、資料選択部402は、資料DB410内を検索して資料の一覧を抽出し、この一覧を入力インタフェース上に表示させてもよい。また、資料選択部402は、この入力インタフェースを介して、キーワードの入力を受け、このキーワードを検索キーとして資料DB410内を検索し、該当する資料の一覧を抽出して入力インタフェース上に表示させてもよい。
資料選択部402は、入力インタフェースから、操作者により指定された資料を特定するための情報(以降では、「資料情報」と呼ぶ)を受ける。この資料情報は、操作者により指定された資料を特定可能であれば、その形式は限定されない。この資料情報としては、例えば、図5Bに示された資料管理情報D40に含まれる、資料IDc41、資料名c42、または検索ワードc43のような属性情報を用いてもよい。また、他の一例として、この資料情報は、操作者により指定された資料を資料DB410から抽出するための検索式でもよい。資料選択部402は、この資料情報を資料通知部403に送信する。
資料通知部403は、資料共有リクエスト受付部401から、IPアドレスc32が通知される。また、資料通知部403は、資料選択部402から、操作者により指定された資料に対応する資料情報を受ける。資料通知部403は、この資料情報を基に、資料DB410から、この資料情報に対応する資料のデータを抽出する。資料通知部403は、抽出された資料のデータを、IPアドレスc32が示す端末、即ち、移動体通信端末10に送信する。これにより、移動体通信端末10のユーザ、即ち、コール部302が荷電している端末50のユーザは、移動体通信端末10を介して、この資料を参照することが可能となる。また、このとき、資料通知部403は、操作者(例えば、オペレーター)が操作する端末(図示しない)に抽出された資料のデータを送信してもよい。これにより、この操作者と、移動体通信端末10のユーザは、抽出された資料をともに参照する、即ち、共有することが可能となる。なお、この資料のデータの送信先に対応する移動体通信端末10が、「第2の端末」の一例に相当する。
なお、上記では、資料選択部402は、資料通知部403に資料情報を送信する構成について説明したが、資料選択部402が、資料情報に基づき資料のデータを抽出し、抽出されたデータを資料通知部403に送信してもよい。
[動作]
次に、本実施形態に係るコールセンタシステム1の一連の動作について、図6A、図6B、図7〜図9を参照しながら説明する。まずは、図6Aを参照しながら、初期登録に係る一連の動作について説明する。図6Aは、初期登録に係る一連の流れを示したフローチャートである。
(ステップS611)
ID管理部101は、初期登録として、ユーザに関する情報の入力を受ける。この入力情報には、例えば、そのユーザの氏名、住所、連絡先を示す情報が含まれる。
(ステップS612)
ID管理部101は、入力された入力情報を、移動体通信端末10と通信するための情報(例えば、IPアドレス)とあわせて在宅確認システム20に送信して、在宅確認システム20にIDの発行を依頼する。
(ステップS621)
ID発行管理部201は、ID管理部101から、IDの発行に関する依頼と、入力情報及びIPアドレスとを受ける。この依頼を受けると、ID発行管理部201は、新規にユーザIDを発行する。
(ステップS622)
ID発行管理部201は、受けた入力情報に住所を示す情報が含まれている場合に、この住所に相当する緯度及び経度を示す緯度経度情報を特定する。
(ステップS623)
ID発行管理部201は、発行されたユーザIDを、ID管理部101から受けたIPアドレス及び入力情報と関連付けて、顧客情報DB210に記録する。このとき、ID発行管理部201は、特定された緯度経度情報を、入力情報とあわせて顧客情報DB210に記憶させてもよい。
(ステップS624)
また、ID発行管理部201は、発行されたユーザIDを、依頼元である移動体通信端末10のID管理部101に通知する。
(ステップS613)
ID管理部101は、IDの発行に係る依頼への応答として、在宅確認システム20からIDを受ける。ID管理部101は、発行されたIDを、顧客端末DB110に記憶させる。
次に、図6Bを参照しながら、移動体通信端末10に対応するIPアドレスが更新された場合の一連の動作について説明する。図6Bは、IPアドレスの更新に係る一連の流れを示したフローチャートである。
(ステップS614)
顧客端末DB110に記憶されたIPアドレスc12は、移動体通信端末10に割り振られたIPアドレスを示している。このIPアドレスc12は、移動体通信端末10に割り振られたIPアドレスが変更されるごとに、例えば、移動体通信端末10の制御部(図示しない)により、変更後の新たなIPアドレスに更新される。ID管理部101は、顧客端末DB110に記憶されたIPアドレスc12を監視している。
(ステップS615)
IPアドレスc12が変更された場合に、ID管理部101は、ユーザIDc11と、変更されたIPアドレスc12とを在宅確認システム20に送信し、IPアドレスの更新を依頼する。
(ステップS625)
また、ID発行管理部201は、ID管理部101から、IPアドレスの更新に関する依頼と、ユーザID及びIPアドレスとを受ける。この依頼を受けると、ID発行管理部201は、受けたユーザIDに対応する顧客情報D30を、顧客情報DB210から抽出する。ID発行管理部201は、抽出された顧客情報D30に含まれるIPアドレスc32を、ID管理部101から受けたIPアドレスで更新する。
次に、図7を参照しながら、在宅確認システム20の一連の動作について説明する。図7は、在宅確認システム20の一連の動作を示したフローチャートである。
(ステップS721)
在宅確認リクエスト部202は、顧客情報DB210に記録された顧客情報D30それぞれを逐次抽出する。
(ステップS722)
在宅確認リクエスト部202は、抽出された顧客情報D30に含まれるIPアドレスc32宛に、在宅確認リクエストを送信する。
(ステップS711)
在宅確認リクエスト受付部102は、在宅確認システム20から、ユーザの在宅を確認するための在宅確認リクエストを受ける。この在宅確認リクエストを受けると、在宅確認リクエスト受付部102は、位置情報通知部104に、ユーザの位置を推定させ、その推定結果を在宅確認システム20に通知させる。
(ステップS712)
位置情報通知部104は、在宅確認リクエスト受付部102からの指示に基づき、ユーザの位置を推定する。この推定方法の具体的な一例として、移動体通信端末10の位置情報を利用する方法があげられる。以降では、この移動体通信端末10の位置情報を利用する場合を例に具体的に説明する。この場合には、位置情報通知部104は、位置情報取得部103に移動体通信端末10の位置を示す位置情報を取得させる。位置情報取得部103は、位置情報通知部104からの指示を受けて、移動体通信端末10の位置情報を取得する。位置情報取得部103は、取得された位置情報を位置情報通知部104に通知する。
(ステップS713)
位置情報通知部104は、取得された移動体通信端末10の位置情報を位置情報取得部103から受けて、この位置情報を、ユーザの位置の推定結果として在宅確認システム20に通知する。
(ステップS723)
在宅確認部204は、在宅確認部204からユーザの位置の推定結果を受ける。
(ステップS724)
また、在宅確認部204は、送信元である移動体通信端末10のユーザに対応する顧客情報D30を特定する。
顧客情報D30を特定すると、在宅確認部204は、在宅確認部204から受けたユーザの位置の推定結果と、特定された顧客情報D30に含まれる緯度経度情報c35と比較する。
(ステップS725)
この比較結果が所定の条件を満たす場合、具体的には、ユーザの位置の推定結果と緯度経度情報c35との間の距離が閾値以下の場合(ステップS724、Y)に、在宅確認部204は、この顧客情報D30からIPアドレスc32及び連絡先c36を抽出し、抽出されたIPアドレスc32及び連絡先c36をコールリクエスト部205に通知する。
コールリクエスト部205は、在宅確認部204からIPアドレスc32及び連絡先c36の通知を受ける。この通知を受けると、コールリクエスト部205は、受けたIPアドレスc32及び連絡先c36をコールシステム30に送信し、この連絡先c36への架電を指示する。
(ステップS726)
なお、ユーザの位置の推定結果と緯度経度情報c35との間の距離が閾値以下ではない場合(ステップS724、Y)には、在宅確認部204は、次の顧客情報D30を特定し、その顧客情報D30に基づく処理を実行する。
次に、図8を参照しながら、コールシステム30の一連の動作について説明する。図8は、コールシステム30の一連の動作を示したフローチャートである。
(ステップS831)
コール受付部301は、コールリクエスト部205から、架電に関する指示と、IPアドレスc32及び連絡先c36とを受け付ける。
(ステップS832)
この架電に関する指示を受け付けると、コール受付部301は、コールリクエスト部205から受けた連絡先c36をコール部302に通知し、コール部302に、この連絡先c36への架電を指示する。また、コール受付部301は、コールリクエスト部205から受けたIPアドレスc32を資料共有リクエスト部304に通知する。
コール部302は、コール受付部301から架電に関する指示と、連絡先c36とを受ける。コール部302は、受けた連絡先にc36に架電する。
(ステップS851)
なお、この架電に対する応答があった場合(ステップS851、Y)に、この連絡先c36に対応する端末、例えば、端末50との間の接続が確立される。
(ステップS833)
コール切断部303は、コール部302による連絡先にc36への架電の状況を監視し、あらかじめ決められた時間内に応答が無い場合(ステップS851、N)には、コール部302による架電を切断する。また、この架電を切断した場合に、コール切断部303は、架電を切断したことを在宅確認システム20に通知してもよい。この場合には、在宅確認システム20は、コール切断部303からの通知を受けて、在宅確認リクエスト部202に、次の顧客情報D30を抽出させ、抽出された顧客情報D30に対応するIPアドレスc32宛に、在宅確認リクエストを送信させればよい。
(ステップS834)
資料共有リクエスト部304は、コール受付部301からIPアドレスc32を受ける。このIPアドレスc32は、コール部302が架電する連絡先c36と関連付けられている。
(ステップS835)
資料共有リクエスト部304は、操作者(例えば、コールセンタのオペレーター)から資料共有に関する指示を受けると(ステップS834、Y)、このIPアドレスc32を資料共有システム40に通知する。なお、資料共有に関する指示が無く(ステップS834、N)、端末50との間の接続が切断された場合には、その架電先に対応する顧客情報D30に関する一連の動作を終了する。
次に、図9を参照しながら、資料共有システム40の一連の動作について説明する。図9は、資料共有システム40の一連の動作を示したフローチャートである。
(ステップS941)
資料共有リクエスト受付部401は、資料共有リクエスト部304から、IPアドレスc32の通知を受ける。この通知を受けると、資料共有リクエスト受付部401は、資料選択部402に対して、共有対象となる資料に関する入力の受付を指示する。また、資料共有リクエスト受付部401は、通知されたIPアドレスc32に資料通知部403に通知する。
(ステップS942)
資料選択部402は、資料共有リクエスト受付部401から、共有対象となる資料に関する入力の受付を指示されると、操作者が操作する端末(図示しない)に対して、共有対象となる資料を選択するための入力インタフェースを表示させる。このとき、資料選択部402は、資料DB410内を検索して資料の一覧を抽出し、この一覧を入力インタフェース上に表示させてもよい。また、資料選択部402は、この入力インタフェースを介して、キーワードの入力を受け、このキーワードを検索キーとして資料DB410内を検索し、該当する資料の一覧を抽出して入力インタフェース上に表示させてもよい。
資料選択部402は、入力インタフェースから、操作者により指定された資料を特定するための情報(以降では、「資料情報」と呼ぶ)を受ける。この資料情報は、操作者により指定された資料を特定可能であれば、その形式は限定されない。この資料情報としては、例えば、図5Bに示された資料管理情報D40に含まれる、資料IDc41、資料名c42、または検索ワードc43のような属性情報を用いてもよい。また、他の一例として、この資料情報は、操作者により指定された資料を資料DB410から抽出するための検索式でもよい。資料選択部402は、この資料情報を資料通知部403に送信する。
資料通知部403は、資料共有リクエスト受付部401から、IPアドレスc32が通知される。また、資料通知部403は、資料選択部402から、操作者により指定された資料に対応する資料情報を受ける。資料通知部403は、この資料情報を基に、資料DB410から、この資料情報に対応する資料のデータを抽出する。
(ステップS943)
資料通知部403は、抽出された資料のデータを、IPアドレスc32が示す端末、即ち、移動体通信端末10に送信する。
(ステップS911)
資料受付部106は、資料通知部403から送信された資料のデータを受ける。資料受付部106は、この資料のデータを資料保存部107に記憶させる。資料保存部107は、資料のデータを記憶するための記憶部である。資料保存部107に記憶された資料のデータは、例えば、移動体通信端末10の表示制御部(図示しない)により読み出され、表示部(図示しない)に表示される。これにより、ユーザは、資料共有システム40から送信された資料のデータの内容を参照することが可能となる。
なお、上述した一連の動作は、在宅確認システム20、コールシステム30、及び資料溶融システム40の各構成を動作させる装置のCPUを機能させるためのプログラムによって構成することができる。このプログラムは、その装置にインストールされたOS(Operating System)を介して実行されるように構成してもよい。また、このプログラムは、上述した処理を実行する構成が含まれる装置が読み出し可能であれば、記憶される位置は限定されない。例えば、このプログラムは、装置の外部から接続される記録媒体に格納されていてもよい。この場合には、この記録媒体を装置に接続することによって、その装置のCPUに当該プログラムを実行させるように構成するとよい。
以上のように、本実施形態に係るコールセンタシステム1では、ユーザの位置の推定結果と顧客情報D30に含まれる緯度経度情報c35とに基づき、そのユーザの端末50に架電する。このような構成により、例えば、ユーザが、緯度経度情報c35が示す位置の近傍にいるタイミング(例えば、在宅時)で、そのユーザの端末50に架電することが可能となる。
また、本実施形態に係るコールセンタシステム1は、顧客情報D30により、IPアドレスc32と連絡先c36とを関連付けている。即ち、顧客情報D30により、IPアドレスc32に対応する移動体通信端末10と、連絡先c36に対応する端末50とが関連付けられている。本実施形態に係るコールセンタシステム1は、この顧客情報D30に基づき、架電先のユーザが所有する移動体通信端末10を特定し、特定された移動体通信端末10に所望のデータを送信する。これにより、例えば、コールセンタのオペレータは、架電先の顧客と所望のデータを共有することが可能となる。
なお、上記した実施形態では、ユーザが在宅しているか否かを判定し、その判定結果に応じてコールを行う場合を例に説明したが、ユーザの在宅時に限定する必要はない。例えば、図3Bに示す顧客情報D30の顧客住所c34として、ユーザの勤務先、ユーザが入院している場合の病院、または、ユーザの利用する金融機関の支店を登録できるようにしてもよい。
また、顧客ごとに、連絡先と、この連絡先に関連付けられた顧客住所とを複数登録できるようにしてもよい。このような構成とすることで、例えば、ユーザの位置の近傍に対応する顧客住所に関連付けられた連絡先に架電する等のように、ユーザの位置の推定結果に応じて、架電する連絡先を切り替えるように動作させることが可能となる。
また、連絡先との関連付けに限らず、顧客住所を複数登録できるようにしてもよい。このような構成とすることで、例えば、顧客住所ごとに関連性の高い資料を関連付けておくことにより、移動体通信端末10から送信されたユーザの位置の推定結果に応じて、その位置に関連付けられた資料を優先的に選択できるように構成してもよい。これにより、例えば、顧客が銀行のような金融機関にいる場合に、金融に関する資料を優先的に顧客に提供できるように構成することも可能である。
また、上記した実施形態では、端末50が電話機であり、コール部301がこの電話機に架電する場合について示しているが、端末50は電話機に限らない。例えば、オペレータが端末50に通知を送信できる構成であれば、端末50や、この端末50に通知を行うコール部301の構成は限定されない。
(変形例)
次に、変形例に係るコールセンタシステム1aについて説明する。上記した実施形態に係るコールセンタシステム1では、ユーザの位置の推定結果の取得元と、資料のデータの送信先とを、同じ端末(即ち、移動体通信端末10)とする場合を例に説明した。変形例に係るコールセンタシステム1aでは、ユーザの位置の推定結果の取得元と資料のデータの送信先とを異なる端末とする。以降では、図10を参照しながら、変形例に係るコールセンタシステム1aの構成について、上記した実施形態に係るコールセンタシステム1と異なる部分に着目して説明する。図10は、コールセンタシステム1の他の一態様のシステム構成を示した図であり、ユーザの位置の推定結果の取得元と資料のデータの送信先とを異なる端末とした場合を示している。
図10に示すコールセンタシステム1aは、図1に示したコールセンタシステム1における移動体通信端末10に替えて、移動体通信端末10aと情報表示端末10bとを設けている。コールセンタシステム1aでは、移動体通信端末10aをユーザの位置の推定結果の取得元とし、情報表示端末10bを資料のデータの送信先としている。この場合には、図2Aに示された移動体通信端末10の各構成のうち、ID管理部101及び顧客端末DB110を、移動体通信端末10a及び情報表示端末10bの双方に設ける。また、在宅確認リクエスト受付部102、位置情報取得部103、及び位置情報通知部104は、移動体通信端末10aに設ければよい。また、資料受付部106及び資料保存部107については、情報表示端末10bに設ければよい。
また、図10に示すコールセンタシステム1aで示された構成を適用する場合には、顧客情報D30に、移動体通信端末10a及び情報表示端末10bの双方のIPアドレスを登録できるようにすればよい。例えば、図11は、コールセンタシステム1の他の一態様、即ち、コールセンタシステム1aにおいて、顧客情報DB210に記憶される顧客情報D30の、データ形式の一例を示した概略図である。なお、図11に示す顧客情報D30を、図3Bに示す顧客情報D30と区別するために、以降では「顧客情報D30a」と呼ぶ。
図11に示すように、顧客情報D30aは、図3Bに示した顧客情報D30におけるIPアドレスc32に替えて、IPアドレス1c321と、IPアドレス2c322とを含む。IPアドレス1c321は、位置情報の取得に用いられる。即ち、IPアドレス1c321は、ユーザの位置の推定結果の取得元である移動体通信端末10aのIPアドレスを示している。また、IPアドレス2c322は、資料のデータの送付に用いられる。即ち、IPアドレス2c322は、資料データの送信先である情報表示端末10bのIPアドレスを示している。
以上、変形例に係るコールセンタシステム1aは、図10及び図11で示すような構成により、ユーザの位置の推定結果の取得元と、資料のデータの送信先とを別の端末として動作させることが可能となる。これにより、例えば、ユーザの所有する携帯電話(即ち、移動体通信端末10a)の位置に基づきユーザの位置を推定し、この携帯電話よりも画面の大きいタブレット端末やPC(即ち、情報表示端末10b)の画面に資料のデータを表示させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a コールセンタシステム
10 移動体通信端末
101 管理部
102 在宅確認リクエスト受付部
103 位置情報取得部
104 位置情報通知部
106 資料受付部
107 資料保存部
110 顧客端末DB
10a 移動体通信端末
10b 情報表示端末
20 在宅確認システム
201 発行管理部
202 在宅確認リクエスト部
203 位置情報受付部
204 在宅確認部
205 コールリクエスト部
210 顧客情報DB
30 コールシステム
301 コール受付部
302 コール部
303 コール切断部
304 資料共有リクエスト部
40 資料共有システム
401 資料共有リクエスト受付部
402 資料選択部
403 資料通知部
410 資料DB
50 端末
N1、N2、N3 ネットワーク

Claims (10)

  1. 第1の端末と第2の端末とを関連付けてあらかじめ記憶する記憶部と、
    前記第1の端末及び前記第2の端末のユーザの位置の推定結果を取得する位置情報取得部と、
    取得された前記推定結果が所定の条件を満たす場合に、当該第1の端末に架電する架電部と、
    架電された当該第1の端末に関連付けられた前記第2の端末にデータを送信するデータ送信部と、
    を備えたことを特徴とする情報送信システム。
  2. 前記ユーザの位置の推定結果は、前記第2の端末の位置情報に基づくことを特徴とする請求項1に記載の情報送信システム。
  3. 前記第2の端末は、移動体通信端末であることを特徴とする請求項2に記載の情報送信システム。
  4. 前記ユーザの位置の推定結果は、前記第1の端末及び前記第2の端末のいずれとも異なる端末の位置情報に基づくことを特徴とする請求項1に記載の情報送信システム。
  5. 前記架電部は、取得された前記ユーザの位置の推定結果と、前記第1の端末の位置情報との間の位置関係に応じて、当該第1の端末に架電することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報送信システム。
  6. 前記架電部は、取得された前記ユーザの位置の推定結果と、前記第1の端末の位置情報との間の距離が閾値以下の場合に、当該第1の端末に架電することを特徴とする請求項5に記載の情報送信システム。
  7. 前記データ送信部は、前記架電部による架電に対して前記第1の端末から応答があった場合に、当該第1の端末に関連付けられた前記第2の端末に前記データを送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報送信システム。
  8. 前記位置情報取得部と、前記架電部と、前記データ送信部とのうちの少なくとも2つが、同一の筐体に含まれて構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報送信システム。
  9. 前記第1の端末は固定電話であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報送信システム。
  10. 第1の端末と第2の端末とを関連付けてあらかじめ記憶するステップと、
    前記第1の端末及び前記第2の端末のユーザの位置の推定結果を取得するステップと、
    取得された前記推定結果が所定の条件を満たす場合に、当該第1の端末に架電するステップと、
    架電された当該第1の端末に関連付けられた前記第2の端末にデータを送信するステップと、
    を含むことを特徴とする情報送信方法。

JP2013005240A 2013-01-16 2013-01-16 情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステム Pending JP2014138234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005240A JP2014138234A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005240A JP2014138234A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014138234A true JP2014138234A (ja) 2014-07-28

Family

ID=51415543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005240A Pending JP2014138234A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014138234A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166322A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fujitsu Ltd 通信プログラム、通信方法および通信装置
JP2012217001A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nifty Corp サービス提供システム,サービス提供方法,サーバ,携帯端末,及びサービス提供プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166322A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fujitsu Ltd 通信プログラム、通信方法および通信装置
JP2012217001A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nifty Corp サービス提供システム,サービス提供方法,サーバ,携帯端末,及びサービス提供プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20130005452A (ko) 통신 시스템에서 사용자 단말기의 정보 획득 방법 및 장치
JP4880720B2 (ja) ウィジェット型通話待ち受け画面提供システム
JP5476571B2 (ja) コメント評価装置、コメント評価方法及びプログラム
US8473009B2 (en) Communication terminal and computer readable medium
JP2007186117A (ja) 最終列車自動通知方法及び最終列車自動通知システム
CN104205789B (zh) 通信系统
JP2007312184A (ja) 電話発信システム
JP2014138234A (ja) 情報送信システム、情報送信方法、及びコールセンタシステム
JP2015211316A (ja) 遠隔会議システム、遠隔会議装置、遠隔会議方法及びプログラム
JP6161131B2 (ja) 内線電話システム
KR20140073073A (ko) 전화번호 조회 방법 및 시스템
JP5523396B2 (ja) サービス提供装置及びサービス提供方法
JP2008227810A (ja) 通信装置選択装置、通信装置選択システム、交換装置及び通信装置選択プログラム
JP6814524B2 (ja) ソフトウェアの自動起動装置
JP2010273086A (ja) 通信システムおよび通信方法
JP4605195B2 (ja) 携帯端末
KR100802118B1 (ko) 위치 정보 검색 서비스 제공방법 및 이를 위한 장치
JP4109080B2 (ja) 公衆表示器を利用した情報提供サービス装置及び方法
KR20020038038A (ko) 통신망을 이용한 단축 다이얼 시스템 및 방법
KR101698135B1 (ko) 전화번호 업데이트 장치 및 방법
JP5293803B2 (ja) 端末装置及びプログラム
JP2017050854A (ja) 電気通信サーバと連携する電話番号情報サーバ及びその情報提供方法
CN106302976B (zh) 信息处理方法及电子设备
US20090036110A1 (en) Connecting apparatus, connecting method, and computer product
KR20000050123A (ko) 인터넷을 이용한 개인 이동 경로 서비스 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170307