JP4642290B2 - シート処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置などに用いられるシート処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシート処理装置の中で、シート処理装置の動作中にユーザーが稼動部に手を触れることを防止する目的で、シートを処理する処理部にカバーを設け、処理部より処理されたシートを積載するスタックトレイにもカバー(以下これをスタックカバーと呼ぶ)が取り付けられている装置がある。
【0003】
そのようなスタックカバーが取り付けられている装置には、スタックカバーを開けると、手が触れる恐れのある稼動部の駆動回路をマイクロスイッチ等により停止する機構をもち、シート処理装置が動作中にスタックカバーが開けられた場合は、駆動回路が停止される稼動部へのシートの搬送を防止するために、ジャム状態にしてシート処理とシート搬送を停止する装置がある。
【0004】
また、シート処理装置が動作中の場合は、スタックカバーを開けられないロック機構をもった装置などがある。
【0005】
後者のようなロック機構を有する装置では、シート処理装置の動作中に後処理されたシートを取り出すことができないので、ストップさせる為のキーを押すことで、画像形成装置及びシート処理装置を一時停止させたのち、シートを取り出せる装置がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような簡易製本行うシート処理装置を使用するユーザーは、大量の製本処理をした場合に、その処理が終了したシートから随時取り出したいという要望がある。
【0007】
従来のようなシート処理装置の動作中にスタックカバーを開けたというだけでジャムにする装置では、処理が終了したシートから随時取り出すと、直ちにシート処理装置をジャム状態にしてしまうことで、処理中の複数のシートを無駄にしてしまうばかりかジャム処理による余計な工数をユーザーに強いるという問題が生ずる。
【0008】
また、シート処理装置の動作中の場合、スタックカバーを開けられない装置においては、ジャムになり、ユーザーに余計な工数を強いることはないが、シート処理装置が動作中に処理が終了したシートから随時取り出したいという要望に応えることはできない問題がある。
【0009】
また、ストップキーを押すことで、画像形成装置及びシート処理装置を停止処理させたのち、シートを取り出す装置においては、シート処理装置が動作中に処理が終了したシートから随時取り出したいという要望に応えることはできるが、一旦、画像形成装置及びシート処理装置内の中断処理を行った後、シートの取り出しを許可するために、シート処理装置の停止時間が長く、著しく生産性を低下せるという問題がある。
【0010】
即ち、シート処理装置の動作中における、スタックトレイのシートを取り出す際に稼動部が駆動する際の安全性を向上しつつ、シート処理が終了したシートから随時取り出したいという要望を満足させるために、出来得る限りスタックトレイの用紙を取り出し可能な状態にし、更には、シートを取り出す際に、なるべくシート処理装置の中断を避けることによってシート処理装置の生産性を極力低下させないようにすることが課題となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1記載の本発明は、第1の領域から第2の領域にシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるシートに所定の処理を行うシート処理手段と、前記シート処理手段によるシート処理を終了したシートを積載する積載手段と、前記積載手段を覆うカバー手段と、前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記第2の領域にシートを異常として停止させ、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、搬送されるシートを前記第1の領域に一時停止させ、前記開閉検知手段によるカバー閉の検知に応じて、前記第1の領域に一時停止されたシートの搬送を再開する制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
上記の課題を解決するために、請求項2記載の本発明は、前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記シート搬送手段と前記シート処理手段を停止させることを特徴とする。
【0013】
上記の課題を解決するために、請求項3記載の本発明は、前記カバーが開けられたことに応じて、前記第2の領域における前記シート処理手段の駆動を停止するスイッチを有することを特徴とする。
【0014】
上記の課題を解決するために、請求項4記載の本発明は、前記第2の領域は、シート排出部であることを特徴とする。
【0015】
上記の課題を解決するために、請求項5記載の本発明は、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記カバーが開けられたことにかかわらず、前記第1の領域における予め決められたシート処理を終了するまで続行することを特徴とする。
【0016】
上記の課題を解決するために、請求項6記載の本発明は、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段がカバー開の検知に応じて、前記第1の領域に搬送されたシートを前記第1の領域における前記第2の領域寄りの所定位置にシートを位置させる事を特徴とする。
【0017】
上記の課題を解決するために、請求項7記載の本発明は、前記第1の領域の前記所定位置は、予め決められたシート処理を終了している位置であることを特徴とする。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項8記載の本発明は、シート搬送手段により搬送されるシートに所定の処理を行うシート処理手段と、シートを排出するシート排出部と、前記シート排出部より排出されたシートを積載する積載手段と、前記積載手段を覆うカバー手段と、前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、前記シート排出部にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちに前記シート処理手段を停止させ、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、カバー開にかかわらず前記シート処理手段の処理を継続することを特徴とする。
【0019】
上記の課題を解決するために、請求項9記載の本発明は、シート搬送手段により搬送されるシートに所定の処理を行うシート処理手段と、シートを排出するシート排出部と、前記シート排出部より排出されたシートを積載する積載手段と、前記積載手段を覆うカバー手段と、前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、前記排出部にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段による検知に応じて直ちに前記シート処理手段を停止させ、前記排出部にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記排出部の直前の予め決められた位置まで、前記シート処理手段による処理を継続することを特徴とする。
【0020】
上記の課題を解決するために、請求項10記載の本発明は、シートに画像形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成されたシートに所定の処理を施すシート処理手段と、前記画像形成手段から前記シート処理手段へ搬送して、前記シート処理手段内の第1の領域から第2の領域にシートを搬送し、前記シート処理手段からシートを排出するシート搬送手段と、シート処理手段から排出されたシートを積載する積載手段と、前記積載手段を覆うカバー手段と、前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記第2の領域にシートを異常として停止させ、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、搬送されるシートを前記第1の領域に一時停止させ、前記開閉検知手段によるカバー閉の検知に応じて、前記第1の領域に一時停止されたシートの搬送を再開する制御手段とを有することを特徴とする。
【0021】
上記の課題を解決するために、請求項11記載の本発明は、前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記シート搬送手段と前記シート処理手段を停止させることを特徴とする。
【0022】
上記の課題を解決するために、請求項12記載の本発明は、前記カバーが開けられたことに応じて、前記第2の領域における前記シート処理手段の駆動を停止するスイッチを有することを特徴とする。
【0023】
上記の課題を解決するために、請求項13記載の本発明は、前記第2の領域は、シート排出部であることを特徴とする。
【0024】
上記の課題を解決するために、請求項14記載の本発明は、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記カバーが開けられたことにかかわらず、前記第1の領域における予め決められたシート処理を終了するまで続行することを特徴とする。
【0025】
上記の課題を解決するために、請求項15記載の本発明は、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段がカバー開の検知に応じて、前記第1の領域に搬送されたシートを前記第1の領域における前記第2の領域寄りの所定位置にシートを位置させる事を特徴とする。
【0026】
上記の課題を解決するために、請求項16記載の本発明は、前記第1の領域の前記所定位置は、予め決められたシート処理を終了している位置であることを特徴とする。
【0027】
上記の課題を解決するために、請求項17記載の本発明は、シートに画像形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成されたシートに所定の処理を施すシート処理手段と、前記画像形成手段から前記シート処理手段へ搬送するシート搬送手段と、シートを排出するシート排出部と、前記シート排出部より排出したシートを積載する積載手段と、前記積載手段を覆うカバー手段と、前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、前記シート排出部にシートが存在する場合は、カバー検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちにシート処理手段を停止させ、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、カバー開にかかわらずシート処理手段による処理を継続することを特徴とする。
【0028】
上記の課題を解決するために、請求項18記載の本発明は、シートに画像形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成されたシートに所定の処理を施すシート処理手段と、前記画像形成手段から前記シート処理手段へ搬送して、前記シート処理手段からシートを排出するシート搬送手段と、シートを排出するシート排出部と、前記シート排出部より排出されたシートを積載する積載手段と、前記積載手段を覆うカバー手段と、前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、前記シート排出部にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちに前記シート処理手段を停止させ、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記シート排出部の直前の予め決められた位置まで、前記シート処理手段による処理を継続することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置1000の内部構成を示す断面図である。
【0030】
画像形成装置1000は原稿給送装置100、イメージリーダ200、プリンタ部300、折り装置400、フィニシャー500、トリマー600を有する。
【0031】
原稿給送装置100は、セットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から右へ向けて搬送し、その後排紙トレイ112へ排出する。
【0032】
このときイメージリーダ200は、以下のように動作する。スキャナユニット104は所定の位置に保持された状態にあり、このスキャナユニット104上を原稿が左から右へ通過することにより、原稿の読み取りが行われる。
【0033】
原稿の通過時、スキャナユニット104のランプ103の光が原稿に照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107、レンズ108を介してイメージセンサ109に導かれる。尚、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送した後に停止させ、スキャナユニット104を左から右へ移動させることにより、原稿の読み取りを行うこともできる。
【0034】
次にプリンタ部300の動作を以下に説明する。イメージセンサ109により読み取った原稿の画像は画像処理が施されて露光制御部110へ送られる。露光制御部110は画像信号に応じたレーザ光を出力する。このレーザ光は感光ドラム111に照射され、感光ドラム111上に静電潜像が形成される。感光ドラム111上の静電潜像は現像器113により現像され、感光ドラム111上の現像剤はカセット114、115、手差し給紙部125、両面搬送パス124のいずれかから給送されたシートに転写部116で転写される。
【0035】
手差し給紙部125、カセット114、115から給紙されるシートは不図示の操作部1からユーザーによってその種類、例えば、厚紙、OHPシート等の設定可能であり、これらのシートの種類に応じて最適な搬送条件や、画像形成条件が選択される。
【0036】
現像剤が転写されたシートは定着部117で現像剤の定着処理が施される。定着部117を通過したシートはフラッパ121により一旦パス122に導き、シートの後端がフラッパ121を抜けた後にシートをスイッチバックさせてフラッパ121により排出ローラ118へ導く。
【0037】
これにより、現像剤が転写された面を下向きの状態(フェイスダウン)で排出ローラ118によりプリンタ部300から排出される。
【0038】
排出ローラ118から排出されたシートは折り装置400へ送り込まれる。折り装置400はシートをZ形に折り畳む処理を行う。A3サイズやB4サイズのシートでかつ折り処理の指定がなされているときには、折り装置400で折り処理を行い、それ以外のシートはそのままフィニッシャー500へ送り込まれる。
【0039】
フィニッシャー500は、プリンタ300から折り装置400を介して排出されたシートを内部に導くための入口ローラ対502を有する。入口ローラ対502の下流には、シートをフィニシャパス552、または、第1製本パス553に導く為の不図時の切換フラッパが設けられている。
【0040】
第1製本パス553、第2製本パス554からのシートは、第1搬送ローラ対813、第2搬送ローラ対817によって収納ガイド820に収納され、更に、第3搬送ローラ822によって、シート先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。第2搬送ローラ817の搬送方向下流には不図示の2対のステープラが設けられており、ステープラと対向する位置にある不図示のアンビルと協働してシート束の中央を綴じる事(中綴じ)が出来ようになっている。
【0041】
ステープラ下流には折りローラ対826が設けられており、不図示の突き出し部材で押出されたシート束を折り畳んだ後、トリマー600に給送され、画像形成装置の操作部やプリンタドライバからのオペレータ設定に応じて、シート束端部を切断する。
【0042】
そうすることによって、市販の画像形成装置で、一般に販売されている雑誌や週刊誌と同じように、中綴じ製本されて、シート束のエッジ部分が切りそろえられたシート束を提供することができる。
【0043】
そして、ユーザはスタックカバー625を、上側に開けて中綴じ製本されたシート束の取り出しを行う。
【0044】
[各制御部の構成]
図2に示すように、画像形成装置1000の制御部は以下の構成となっている。まず、画像形成回路部150は、CPU153を有し、ROM151に格納されているプラグラム及び操作部1の設定に従って、原稿給送装置制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部301、折り装置制御部401、フィニッシャー制御部501、外部I/F209、を司る。それぞれ原稿給送装置制御部101は原稿給送装置100を、イメージリーダ制御部201はイメージリーダ200を、プリンタ制御部301はプリンタ部300を、処理部制御部401は折り装置400を、フィニッシャー制御部501はフィニッシャー500を、トリマー制御部601はトリマー600を制御する。
【0045】
RAM152は、制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F209は、コンピュータ210からのインターフェイスであり、プリントデータを画像に展開して画像信号制御部202へ出力する。イメージリーダ制御部201から画像信号制御部202へはイメージセンサ109で読み取られた画像が出力され、画像信号制御部202からプリンタ制御部301へ出力されて、画像形成される。
【0046】
[トリマー構成・動作説明]
図3から図9までを用いてトリマー600の動作について詳細に説明を行う。
【0047】
図3に示す様に、待機状態では、既積載束620はプッシャー板619とスタックトレイ621に不図示のばねにより押圧されて保持されている。待機状態時、次に受入れるシート束622のシートサイズの情報が不図示のプリンタ制御部301から発行されると、それに応じてストッパー614が、不図示のストッパーモータM25により、カッター607によりシート束を裁断するのに、シートサイズに応じた最適な位置へと移動する。製本ユニットにおいて、中綴じされて折り畳まれたシート束622が、入口ローラ602を通過し、搬送ローラ603,605,606,611,612により搬送されストッパー614に突当てられ斜行補正が行われる。図4に示す様に、シート束622が入口センサ604を通過すると、シート束622を排紙するためにプッシャー板619がプッシャーモータM27により右側に退避する。図5に示す様に、ストッパー614に突当てられたシート束622は後端を均一に裁断するためにプレス板609下降させて、プレス板に具備された従動ローラ608,610により加圧され固定される事になる。加圧されたシート束622は、図6に示す様にカッター607が降下する事によりシート束622の後端が裁断される。裁断が終了すると、カッター607は不図時のカッターモータM22により図7の様に退避し、プレス板609を上昇させて、ストッパー614は不図示のストッパー解除モータM24により、下側に退避する。裁断処理されたシート束は、搬送ローラ611,612,で搬送された後で、排紙ローラ616,615,617により、ホルダー板とプッシャー板の間に排紙される。その後、図8に示す様に、ホルダー板618がホルダーモータM26により下降し、それに連動してプッシャー板619がプッシャーモータM27により、シート束622を既積載束620へ押し出して排紙する。その後、図9に示す様に、ホルダー板618が上昇してトリマーユニット600は再び待機状態に入る。
【0048】
図3にも示すように、スタックカバー625を開けるとマイクロスイッチSW1、SW2が切れる。
【0049】
図10から図12は、図3から図8のシート排出部の既積載束620とホルダー板618とプッシャー板619とスタックトレイ621とシート束622の動作斜視図である。(シート排出部の排出ローラは不図示とする)
図10は、中綴じ製本によるトリマーユニットの動作開始前の斜視図である。図10の状態から、シート束622がトリマーユニットに搬送されると、図11に示すように,シート束622を排紙するためにプッシャー板619がプッシャーモータM27により右側に退避する.そして、裁断終了後のシート束622が排紙される。その後,図12に示す様に,ホルダー板618がホルダーモータM26により下降し,それに連動してプッシャー板619がプッシャーモータM27により、排紙されたシート束622を既積載束620へ押圧して整合する。
【0050】
[フィニシャー制御ブロック図の説明]
図13はフィニシャー500のフィニッシャー制御部501及びトリマー600の制御部601の詳細を示すブロック図である。
【0051】
同図に於いて、フィニッシャー制御部501は、CPU5110、ROM5120、RAM5130等で構成されるフィニッシャーCPU回路部5100を有し、通信IC5140を介して画像形成装置1000のCPU回路部150と通信してデータの交換を行う。ROM5120に格納されている各種プログラムに従って制御を行っている。
【0052】
トリマー制御部601は、CPU6110、ROM6120、RAM6130等で構成されるトリマーCPU回路部6100であり、通信IC6140を介して、フィニッシャー500のCPU回路部6100と通信してデータの交換を行い、ROM6120に格納されている各種プログラムに従って制御を行う。
【0053】
6150は各種ドライバ回路であり、トリマーCPU部6100からの信号を受けてモータ、ソレノイド、クラッチを駆動する。
【0054】
M21は入口ローラ602、搬送ローラ603、605、606、611、612、排紙ローラ615、616、617の駆動源である搬送モータ、M22はカッター607の駆動源であるカッターモータ、M23はプレス板609の駆動源であるプレスモータ、M24はストッパー614を解除させる駆動源であるストッパー解除モータ、M25はストッパー614移動させる駆動源であるストッパーモータ、M26はホルダー板618の駆動源であるホルダーモータ、M27はプッシャー板619の駆動源であるプッシャーモータである。
【0055】
604は、トリマーの入口部付近に取り付けられたトリマーシーケンスのスタートタイミング等に使われる入口センサ、613は、ストッパー614に取り付けられたシート束のブレーキタイミング等に使われるストッパーセンサ、624は、シート排出部に取り付けられた排紙制御等に使われる排紙センサである。
【0056】
スタックカバー625を開けるとマイクロスイッチSW1、SW2が切れて、ホルダーモータM26とプッシャーモータM27の駆動回路が切断されるように構成されている。また、SW1、SW2は、スタックカバーの開閉検知のセンサとして使用されている。
【0057】
マイクロSW1、SW2は、スタックカバーを開けて処理済のシートを取り出す際の安全性を向上するために設けられているが、このマイクロスイッチを無くして、開閉検知センサを設けても良い。その場合、開閉検知センサのカバー開の出力により、CPU6100からドライバ回路6150への命令により、ホルダーモータM26とプッシャーモータM27をオフすることにより行われる。
【0058】
[フローチャートによる動作説明]
図14から図20は、本実施形態における、CPU6110によるトリマー動作のフローチャートである。このフローチャートに従った制御プログラムは、ROM6120に書き込まれている。以下に、図14から図20を用いて本実施例に関する制御の説明を詳細に行う。
【0059】
図13は、トリマーの全体シーケンスを示すフローチャートである。
【0060】
まず、画像形成装置の電源投入後、トリマーの各駆動部の初期動作を行う。トリマーの各駆動部をホームポジション位置に移動させる動作である。カッターナイフ607とプレス板609であれば、図3のようなカッターナイフとプレス板が搬送パスを遮らないような位置に移動し、ストッパー614も図3同様にホームポジション位置に移動する(S101)。
【0061】
初期動作完了後、S102の通信処理、S103の自己診断処理、S105のトリマー動作シーケンスを、順々に行う。これらの処理は、メインループの処理として、時分割で継続的に並列処理することにより行われ、CPU6110により、マルチタスクにて処理される。
【0062】
S102の通信処理は、フィニッシャーと画像形成装置と、トリマーとフィニッシャーとのデータのやりとりを行う箇所で、シリアル通信等の方法で行われる。フィニッシャーからトリマーへは、以下の信号が送られる。
【0063】
中綴じ折り動作のジョブがオペレータによりスタートキーが押されてスタートしたことを意味するスタート信号、本体からフィニッシャーを経由してトリマーに搬送されるシートサイズ信号、トリマーに搬送されるシート束の枚数信号、フィニッシャー内にシート束の最終紙が送られるタイミングで送信される束排出コマンド、中綴じ折り動作のジョブが終了したことを意味するエンド信号。これらの信号に応じてトリム動作を実施する。
【0064】
次に、S103では、装置の自己診断処理を行う。自己診断では、スタッカーカバーの開閉状態をチェックし、スタッカーカバーが開かれた時点において、トリマーに搬送されるシート束やトリマー内で搬送されているシート束の状態を示すステータスをチェックし、シート束がジャムであるかどうかを判断している。
詳細な説明は、図20で詳細に後述する。
【0065】
ここで、S105のトリマー動作シーケンスを行う前に、S104でトリマー装置にジャムが発生しているかの判断を行う。トリマー装置でジャムが発生している場合には、処理をS106に進め、S106でジャムという異常時の処理として、各駆動部を停止させる処理を行う。その後、装置のジャム処理が完了するまでジャムがクリアされない(S107)、ジャム処理が完了した後に、S108にてジャム状態をクリアし、通常のスタンバイに状態を遷移させる。この時、ジャム処理後に全てのカバーが綴じられると、S101と同様な初期動作を行っている。
【0066】
一方、S104でジャムが検出されていない場合は、S105のトリマー動作シーケンスに処理を進める。このトリマー動作シーケンスは、上流側から搬送されてくる束を受け入れ、実際のカット処理、スタック処理等を行う等の制御を行っている。
【0067】
次に、図15のフローチャートを用いて、以下に図5のS105におけるトリマー動作シーケンスの詳細な説明を行う。
【0068】
S201では、フィニッシャー等の束を搬送してくる上流側の装置からの、動作開始を意味する“スタート信号”の有無を判断する。“スタート信号”は、中綴じ折り動作のジョブがオペレータによりスタートキーが押された場合か、PCのプリンタドライバにより中綴じ折り動作のジョブがオペレータによりスタートされた場合に、発行される。“スタート信号”が送信されてくるまでは、S201でスタート信号待ちとなる。
【0069】
S201で、“スタート信号”がセットされた場合は、トリマー装置が動作を行うことを意味する為、それを示す内部フラグ“トリマー動作中フラグ”をセットする(S202)。次に、各駆動部を、動作開始の為に必要に応じて初期化させる(S203)。
【0070】
ストッパー619にシート束を当接させ停止させる為には、ストッパー619をシート束のサイズに応じた位置に移動させる必要があるが、この動作に対するストッパー移動コマンドが、フィニッシャーや画像形成装置の制御部から送られているかを、S204にて判断する。ストッパー移動コマンドには、シートサイズデータやシート束の枚数データ等が含まれており、S204で、ストッパー移動コマンドが発行された場合は、S205のストッパー移動処理を行う。このストッパー移動処理は、ストッパーをシート束のデータに基づいて算出される位置へストッパーを移動させる処理であり、シートサイズやシート束の枚数等で決定される。
【0071】
次に、S206で、上流装置からの“束排出コマンド”の有無を判別する。この“束排出コマンド”は、フィニッシャー等の上流の装置からシート束が搬入されてくることを示す信号であり、この信号(コマンド)発行後、実際の束が送られてくる。束排出コマンドは、シート束の最終紙がフィニッシャーに搬送されて、フィニッシャー内のセンサで最終紙が検出された時点で、フィニッシャーのCPU5110からトリマーのCPU6110に送られる。
【0072】
“束停止中フラグ”がセットされている状態で、束排出コマンドが発行された場合の確認を行い(S206)、束排出コマンドが発行されていて、束停止中フラグが発行された場合は(S207)、装置をジャム状態に遷移させる(S211)。
【0073】
“束停止中フラグ”とは、スタックトレイへのシート束の排出を完了させる前に、先行してトリマーに搬送されたシート束が、トリマーの搬送パス上の任意の位置で停止していることを示すフラグである。つまり、シート束取り出し時等に開閉するスタックカバーを開けると、シート排出部の駆動が切断され、排出不能となり、トリマー装置の搬送パス上に先行して搬送されたシート束を停止するので、束停止中フラグがセットされる。
【0074】
従って、S207で“束停止中フラグ”がセットされており、次の“束排出コマンド”が発行された場合には、トリマーの搬送パス上のシート束とフィニッシャー内のシート束が衝突してしまうので、ジャム状態にして装置を停止することになる。
【0075】
本実施例のように、束が実際に衝突する前にフィニッシャーとトリマーを停止させることが可能なので、束の衝突を未然に防止すると共に、束衝突後の複雑なジャム解除処理をも防止することができる。
【0076】
S207で、“束停止中フラグ”がセットされていない場合には、通常のシート束処理シーケンスを移動させる(S208)。この束処理シーケンスに関しては、次の図16で詳細に説明を行う。
【0077】
その後、S209で、中綴じ折り動作のジョブが全て終了したことを意味する
“エンド信号”が来るまでは、S204からS209を繰り返す。
【0078】
その後、S209でエンド信号を検出した場合は、トリマー装置の動作を停止することを意味するので、“トリマー動作中フラグ”のクリアを行い、S201に戻る。
【0079】
次に、図16のフローチャートを用いてシート束処理シーケンスに関して、以下に説明を行う。
【0080】
このシーケンスは、シート束の搬入からカット等のトリム処理を行い、スタッカ部への排出を行うシーケンスである。
【0081】
S301で、シート束の搬入を可能にする為、搬送モータを駆動させる。そして、S302で入口センサ604のオンを待ち、オンした後、そのシート束が、トリム動作するシート束かどうかの判断を行う(S303)。トリムするシート束とは、シート束の折られていない側をカットすることで、束の端部を切りそろえる処理をするシート束であり、トリムしないシート束は、上記カット処理をせずそのまま排出を行う束である。S303でトリムしない束と判断された場合は、S304の非トリムシーケンスへ、又、トリムする束と判断された場合は、S305のトリムシーケンスへ処理を進め、どちらの場合も該当する処理終了後、S306のトリム束排出シーケンスへ処理を進める。そして、S307で、次に搬送されてくるシート束の有無の判断を行い、無い場合は搬送モータの停止を行い(S308)、シート束処理シーケンスを終了する。
【0082】
この、束処理シーケンスを実行することで、トリムを行う束も行わない束も、それぞれ、搬送パスを搬送され、スタックトレイへの排出が完了する。
【0083】
次に、図17のフローチャートを用いて、図16のS304における、非トリムシーケンスの説明を行う。
【0084】
S401では、ストッパー614の移動完了を確認する。これは、束のシートサイズに基づいて行われるものであるが、正しく搬送されているかを判断する為のジャム検知処理に関して、正しい距離(位置)であることが重要となるからである。そして、ストッパー614移動完了後、ストッパー614の退避処理を行う(S402)。これは、非トリムシーケンスにおいては、ストッパーに突き当てて停止する必要がなく、搬送を行う為にパス上からストッパー614を退避させる必要があるからである。
【0085】
そして、ストッパー614の位置に配置されたストッパーセンサ613のオンを待ち(S403)、その後、S404でスタックカバー625が開いた状態にあるかをチェックするためにスタッカオープンフラグの確認を行う。このフラグは、排出部であるスタックカバー625の開閉を示すフラグであり、オープンのときが1、クローズのときが0である。ここで、クローズの場合は、そのまま処理を飛ばし、非トリムシーケンスを終了する。通常、シート束取り出し用スタックカバー625が閉じている場合は、このような処理となる。
【0086】
一方、S404で、スタッカオープンフラグが1、つまり、スタックカバー625が開いている場合は、S405で束停止中フラグをセットし、搬送モータを停止させる(S406,407)。つまり、S405の束停止中フラグセットは、スタックカバー625が開いたことで、搬送中のシート束をパス内で、一時的に停止している状態である事を示す。そして、S408でストッパー614を退避位置からストッパーとしての正規の位置に戻すようにセット処理をおこなう。
【0087】
その後、S409で、スタックカバー625が閉じられるのをまち、閉じられた場合には、搬送動作を継続する為に、ストッパー614を退避させ(S410)、搬送モータを駆動させ(S411)、セットされていた“束搬送中フラグ”をクリアする(S412)。
【0088】
次に、図18のフローチャートを用いて、トリムシーケンスの説明を行う。このシーケンスは、シート束に対してカットを行い、端部を切りそろえるトリム処理である。
【0089】
S501で、ストッパー614の移動の完了を待つ。次に、ストッパー部にあるストッパーセンサ613のオンをまち(S502)、その後、搬送モータを停止させる(S503,504)。これにより、シート束はストッパーセンサ613の位置で停止処理され、カット位置に載置されることになる。次に、シート束が動かないように、プレス板609を下降させることにより上部から圧をかける処理である“シート束プレス処理”を行い(S505)、その後、端部の“カット処理”(S506)、終了後、プレス板609を上昇させて“シート束プレス処理の解除”(S507)を行う。
【0090】
その後、S508でスタッカオープンフラグの確認を行う。ここで、クローズの場合は、そのまま処理を飛ばし、トリムシーケンスを終了する。通常、スタック部の取り出しカバーが閉じている場合は、このような処理となる。
【0091】
一方、S508で、スタッカオープンフラグが1、スタックカバー625が開いている場合は、S509で束停止中フラグをセットする。つまり、前述同様、S509の束停止中フラグセットは、スタックカバー625が開いたことで、搬送中のシート束をパス内で、一時的に停止している状態である事を示す。
【0092】
その後、S510で、スタックカバー625が閉じられるのをまち、閉じられた場合には、搬送動作を継続する為に、ストッパー614を退避させ(S511)、搬送モータを駆動させ(S512)、セットされていた“束停止中フラグ”をクリアする(S513)。
【0093】
以上のように制御を行うことにより、“非トリムシーケンス”も“トリムシーケンス”の場合も、スタックカバー625が開けられた場合は、シート束の排出部の直ぐ手前の搬送パス内で、一時的に停止する状態にする。そうすることにより、安全性向上のために停止されるシート排出部のすぐ手前の処理は全て終了しているので、再開後直ちにシート排出部にシート束を送ることができ、再開してからシート排出までの処理時間を早めることができる。
【0094】
また、シート排出部のすぐ手前までの処理を全て終えていなくても、シート束がシート排出部に近い領域まで搬送されて停止していれば、駆動再開してシート処理を終えたら直ちにシート排出部にシート束を送ることができ、再開してからシート排出までの処理時間を早めることができる。
【0095】
そして、スタックカバー625が閉じられることにより、自動的に排出動作を再開する。つまり、スタックトレイ621に排出された複数の束を、操作者が取り出す際に、“スタックカバーを開ける→取り出す→スタックカバー625を閉める”間に、装置が自動的に束の搬送を、“停止→再開”することが可能になっており、従来のスタックカバーを開けたというだけでジャムにする装置と比べて、生産性・操作性共に著しく向上しているといえる。
【0096】
続いて、図19のフローチャートを用いて、トリマーの排出部への処理である図7のS306に関する“トリマー束排出シーケンス”について詳細な説明を行う。
【0097】
S601で、シート束に対して排出処理を行っていることを示す“束排出中フラグ”をセットする。そして、束を搬入する為にプッシャー板619を退避させ(S602)、順に、排紙センサ624のオン/オフを確認する(S603,604)。排紙センサ624をシート束の後端が抜けたところで、次束の為にストッパー614のセット処理を行っておく(S605)。そして、束を完全に排出させるために150[mm]搬送し、搬送モータを停止させる(S607)。そして、排出部の押さえであるホルダー板618を降下させ(S608,609)、その後、排出した束を、プッシャー板619でスタック部へ押し込む(S610,611)。次に、押さえであるホルダー板618を上昇させ、完了後(S612,613)、束排出動作中フラグをクリアする(S614)ことで、トリマー束排紙シーケンスを終了する。
【0098】
図20のフローチャートを用いて、自己診断シーケンスに関して説明を行う。
【0099】
S701では、スタックカバー625の開閉状態を監視し、閉じている場合は、スタックカバー625が開いていることを示す“スタッカカバーオープンフラグ”のクリア(S706)を行い、処理をS701へ戻す。一方、S701でスタックカバーが開いている場合は、前述の“スタッカオープンフラグ”のセット(S702)を行い、S703で“トリマー動作中フラグ”の判別を行う。ここで、動作中でない場合は、“トリマー動作中フラグ”は0なので、処理をS701に戻す。また、動作中の場合は、さらに、“束排出動作中フラグ”を判別し、束排出中でない場合は、“束排出動作中フラグ” は0なので、処理をS701に戻す。ここで、束排出中である場合は、“束排出動作中フラグ” は1となり、S705で、トリマー装置の駆動系を停止させるよう“ジャム状態”にする。
【0100】
つまり、トリマーの排出部に処理中の束が搬送されているときに、スタックカバー625を開けた場合には、搬送異常としてのジャム状態にし、トリマーにおける全てのモータの駆動系を停止させるために、速やかにシステムを停止状態に遷移させる。即ち、ユーザのシート束の取出し時における安全性向上のために、スタックカバー625を開けることでシート排出部の駆動系の回路が切断されるので、適切な搬送が出来ないのでジャム状態にするものである。
【0101】
また、どのタイミングでスタックカバーが開かれても、束排出動作中でなければ、装置の異常状態としてのジャムにして駆動系を停止させることは無いので、シート排出部手前の停止位置までのシート処理を続行させることができる。従って、シート排出部のシート束に対するシート処理の中断あるいは停止を極力回避できるものになっている。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または10記載の本発明のシート処理装置は、前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記第2の領域にシートを異常として停止させるので、シート処理装置の動作中における積載手段のシートを取り出す際に、第2の領域の駆動する稼動部の安全性を向上し、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、搬送されるシートを前記第1の領域に一時停止させるので、前記開閉検知手段によるカバー閉の検知に応じて前記第1の領域に一時停止されたシートの搬送を再開するので、従来のスタックカバーを開けたというだけでジャムにする装置と比べて、第2の領域にシートが無ければシート処理が終了したシートから随時取り出すことができ、ジャムによるシートの無駄をなくした。更に、カバーが閉じられたことに応じて、一時停止されていたシートの搬送を再開しているので、生産性・操作性共に著しく向上している。
【0103】
請求項2及び3及び11及び12記載の本発明によれば、カバーが開けられたことに応じてシート処理手段を停止しているので、シート処理装置の動作中における積載手段のシートを取り出す際に、第2の領域の駆動する稼動部の安全性を向上できる。
【0104】
請求項4及び13記載の発明によれば、第2の領域が、シート排出部であることで、シート処理装置の動作中における積載手段のシートを取り出す際に、第2の領域の駆動する稼動部の安全性を向上できる。
【0105】
請求項5及び14記載の本発明によれば、カバーを開けられたことにかかわらず、予め決められたシート処理を終了するまで続行するので、シート処理の中断や停止を抑えることができ生産性の低下を抑えることができる。
【0106】
請求項6及び7及び15及び16記載の本発明によれば、カバー開の検知に応じて、第一の領域寄りの所定位置にシートを位置させるので、所定位置までのシート処理を続行させることにより、シート処理の中断や停止を抑えることができる。更に所定位置に位置させたシートの搬送再開後、直ちにシート排出部にシート束を送ることができるので、再開してからシート排出までの処理時間を早めることにより生産性の低下を抑えることができる。
【0107】
請求項8及び17記載の本発明によれば、前記シート排出部にシートが存在する場合は、カバー検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちにシート処理手段を停止させるので、シート処理装置または画像形成装置の動作中における積載手段のシートを取り出す際に、排出部のシート処理手段の安全性を向上し、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、カバー開にかかわらずシート処理手段による処理を継続するので、シート処理の中断や停止を抑えることができ生産性の低下を抑えることができる。
【0108】
請求項9及び請求項18記載の本発明によれば、前記シート排出部にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちに前記シート処理手段を停止させるので、シート処理装置または画像形成装置の動作中における積載手段のシートを取り出す際に、排出部のシート処理手段の安全性を向上し、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記シート排出部の直前の予め決められた位置まで前記シート処理手段による処理を継続するので、シート処理の中断や停止を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置断面図
【図2】画像形成装置の制御ブロック図
【図3】トリマー動作説明図
【図4】トリマー動作説明図
【図5】トリマー動作説明図
【図6】トリマー動作説明図
【図7】トリマー動作説明図
【図8】トリマー動作説明図
【図9】トリマー動作説明図
【図10】トリマー動作説明斜視図
【図11】トリマー動作説明斜視図
【図12】トリマー動作説明斜視図
【図13】フィニッシャー及びトリマーの制御ブロック図
【図14】トリマー全体シーケンスを示すフローチャート
【図15】トリマー動作シーケンスを示すフローチャート
【図16】束処理シーケンスを示すフローチャート
【図17】非トリムシーケンスを示すフローチャート
【図18】トリムシーケンスを示すフローチャート
【図19】トリム束排紙シーケンスを示すフローチャート
【図20】自己診断シーケンスを示すフローチャート
【符号の説明】
100 原稿給送装置
101 原稿給送装置制御部
150 画像形成回路部
153 画像形成回路部のCPU
151 画像形成回路部のROM
200 イメージリーダ
201 イメージリーダ制御部
202 画像信号制御部
300 プリンタ部
301 プリンタ制御部
400 折り装置
401 折り装置制御部
500 フィニッシャー
501 フィニッシャー制御部
1000 画像形成装置
600 トリマー
601 トリマー制御部
602 入口ローラ
603 搬送ローラ
604 入口センサ
605 搬送ローラ
606 搬送ローラ
607 カッター
608 従動ローラ
609 プレス板
610 従動ローラ
611 搬送ローラ
612 搬送ローラ
613 ストッパーセンサ
614 ストッパー
615 排紙ローラ
616 排紙ローラ
617 排紙ローラ
618 ホルダー板
619 プッシャー板
621 スタックトレイ
624 排紙センサ
625 スタックカバー
2100 トリマー制御部
5100 フィニッシャーCPU回路部
5110 フィニッシャーCPU回路部のCPU
5120 フィニッシャーCPU回路部のROM
5130 フィニッシャーCPU回路部のRAM
5140 フィニッシャー通信IC
6100 トリマーCPU回路部
6110 トリマーCPU回路部のCPU
6120 トリマーCPU回路部のROM
6130 トリマーCPU回路部のRAM
6150 トリマー各駆動部のモータのドライバ
M21 搬送モータ
M22 カッターモータ
M23 プレスモータ
M24 ストッパー解除モータ
M25 ストッパーモータ
M26 ホルダーモータ
M27 プッシャーモータ
SW1 マイクロスイッチA
SW2 マイクロスイッチB

Claims (18)

  1. 第1の領域から第2の領域にシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されるシートに所定の処理を行うシート処理手段と、
    前記シート処理手段によるシート処理を終了したシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段を覆うカバー手段と、
    前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、
    前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記第2の領域にシートを異常として停止させ、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、搬送されるシートを前記第1の領域に一時停止させ、前記開閉検知手段によるカバー閉の検知に応じて、前記第1の領域に一時停止されたシートの搬送を再開する制御手段とを有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記シート搬送手段と前記シート処理手段を停止させることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記カバーが開けられたことに応じて、前記第2の領域における前記シート処理手段の駆動を停止するスイッチを有することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  4. 前記第2の領域は、シート排出部であることを特徴とする請求項1乃至3記載のシート処理装置。
  5. 前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記カバーが開けられたことにかかわらず、前記第1の領域における予め決められたシート処理を終了するまで続行することを特徴とする請求項1乃至4記載のシート処理装置。
  6. 前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段がカバー開の検知に応じて、前記第1の領域に搬送されたシートを前記第1の領域における前記第2の領域寄りの所定位置にシートを位置させる事を特徴とする請求項1乃至5記載のシート処理装置。
  7. 前記第1の領域の前記所定位置は、予め決められたシート処理を終了している位置であることを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  8. シート搬送手段により搬送されるシートに所定の処理を行うシート処理手段と、
    シートを排出するシート排出部と、
    前記シート排出部より排出されたシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段を覆うカバー手段と、
    前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、
    前記シート排出部にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちに前記シート処理手段を停止させ、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、カバー開にかかわらず前記シート処理手段の処理を継続することを特徴とするシート処理装置。
  9. シート搬送手段により搬送されるシートに所定の処理を行うシート処理手段と、
    シートを排出するシート排出部と、
    前記シート排出部より排出されたシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段を覆うカバー手段と、
    前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、
    前記排出部にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段による検知に応じて直ちに前記シート処理手段を停止させ、前記排出部にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記排出部の直前の予め決められた位置まで、前記シート処理手段による処理を継続することを特徴とするシート処理装置。
  10. シートに画像形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像形成されたシートに所定の処理を施すシート処理手段と、
    前記画像形成手段から前記シート処理手段へ搬送して、前記シート処理手段内の第1の領域から第2の領域にシートを搬送し、前記シート処理手段からシートを排出するシート搬送手段と、
    シート処理手段から排出されたシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段を覆うカバー手段と、
    前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、
    前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記第2の領域にシートを異常として停止させ、前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、搬送されるシートを前記第1の領域に一時停止させ、前記開閉検知手段によるカバー閉の検知に応じて、前記第1の領域に一時停止されたシートの搬送を再開する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記第2の領域にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記シート搬送手段と前記シート処理手段を停止させることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記カバーが開けられたことに応じて、前記第2の領域における前記シート処理手段の駆動を停止するスイッチを有することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  13. 前記第2の領域は、シート排出部であることを特徴とする請求項10乃至12記載のシート処理装置。
  14. 前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記カバーが開けられたことにかかわらず、前記第1の領域における予め決められたシート処理を終了するまで続行することを特徴とする請求項10乃至13記載の画像形成装置。
  15. 前記第2の領域にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段がカバー開の検知に応じて、前記第1の領域に搬送されたシートを前記第1の領域における前記第2の領域寄りの所定位置にシートを位置させる事を特徴とする請求項10乃至13記載の画像形成装置。
  16. 前記第1の領域の前記所定位置は、予め決められたシート処理を終了している位置であることを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. シートに画像形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像形成されたシートに所定の処理を施すシート処理手段と、
    前記画像形成手段から前記シート処理手段へ搬送するシート搬送手段と、
    シートを排出するシート排出部と、
    前記シート排出部より排出したシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段を覆うカバー手段と、
    前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、
    前記シート排出部にシートが存在する場合は、カバー検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちにシート処理手段を停止させ、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、カバー開にかかわらずシート処理手段による処理を継続することを特徴とする画像形成装置。
  18. シートに画像形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像形成されたシートに所定の処理を施すシート処理手段と、
    前記画像形成手段から前記シート処理手段へ搬送して、前記シート処理手段からシートを排出するシート搬送手段と、
    シートを排出するシート排出部と、
    前記シート排出部より排出されたシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段を覆うカバー手段と、
    前記カバー手段の開閉を検知する開閉検知手段とを有し、
    前記シート排出部にシートが存在する場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて直ちに前記シート処理手段を停止させ、前記シート排出部にシートが存在しない場合は、前記開閉検知手段によるカバー開の検知に応じて、前記シート排出部の直前の予め決められた位置まで、前記シート処理手段による処理を継続することを特徴とする画像形成装置。
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