JP2001261217A - 用紙断裁装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙断裁装置及び画像形成装置

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JP2001261217A
JP2001261217A JP2000074049A JP2000074049A JP2001261217A JP 2001261217 A JP2001261217 A JP 2001261217A JP 2000074049 A JP2000074049 A JP 2000074049A JP 2000074049 A JP2000074049 A JP 2000074049A JP 2001261217 A JP2001261217 A JP 2001261217A
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sheet
cutting
paper
cutting device
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JP2000074049A
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English (en)
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Koji Yoshie
幸二 吉江
Masato Hattori
真人 服部
Hirohiko Okabe
宏彦 岡部
Hirotaka Kataoka
裕隆 片岡
Makoto Tamura
真 田村
Tadahiro Takahashi
忠寛 高橋
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断裁手段を構成する鋭利な断裁上刃と断裁下
刃に、ユーザの指先が誤って触り、怪我をすることを防
止する。 【解決手段】 中綴じ処理及び二つ折り処理された冊子
SAの小口を断裁手段300により断裁して冊子SAを
仕上げる用紙断裁装置Bにおいて、断裁手段300を構
成する断裁上刃301と断裁下刃302との間を通過す
る冊子SAの搬送路の上流側及び下流側に、断裁上刃3
01と断裁下刃302に操作者の指先が接触することを
防止する冊子搬送用回転部材(122,205)を、そ
れぞれ配置した用紙断裁装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙束に対して、
中綴じ処理、中折り処理を行い製本化した後、用紙の小
口を揃えるため小口を断裁する用紙断裁装置、及び画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数枚で1セットになる用紙束に対して
中綴じ処理を行う用紙後処理装置として、従来、特開平
6−72064号、同7−187479号、同8−19
2951号公報等が知られている。
【0003】また、二つ折り処理を可能にする用紙後処
理装置として、特開平10−148983号、同10−
167562号各公報等が提案されている。
【0004】用紙束に対して、中綴じ処理、中折り処理
を行い製本化した後、用紙の小口を揃えるため小口を断
裁する用紙断裁装置がある。また、近年、複写機、プリ
ンタ、これらの複合機等の画像形成装置により画像が記
録された用紙束に対して、用紙後処理装置により中綴じ
処理、中折り処理を行い週刊誌のように製本化した後、
用紙断裁装置により用紙の小口を揃えるため小口を断裁
する用紙断裁装置を備えた用紙後処理装置が提供されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(第1の課題)用紙断
裁装置の前扉を開放すると、用紙断裁装置の駆動手段の
動作が停止するが、停止状態の断裁手段の鋭利な断裁上
刃及び断裁下刃に、ユーザの指先が誤って触り、怪我を
することがある。本発明は、いかなる時にも、操作者の
指先が触れて怪我をすることのないような安全対策を施
すものである。
【0006】(第2の課題)用紙断裁装置本体の筐体外
部に、小口断裁処理済みの冊子を収容する冊子収納部を
突出させた形態の用紙断裁装置においては、ユーザが誤
って突出した用紙収納部につまずいて怪我をすることが
ある。また、この用紙収納部に移動する器物が衝突し
て、破損、故障等を発生することがある。本発明は、ユ
ーザが用紙断裁装置に突き当たり、怪我等を発生させな
い安全対策を施すものである。
【0007】(第3の課題)用紙後処理装置により中綴
じ処理及び二つ折り処理された冊子は、一般に用紙後処
理装置の下部の排出部から排出される。この用紙後処理
装置は、中綴じ処理及び二つ折り処理を施さない用紙
を、大量に積載可能な昇降排紙皿を装備している。この
用紙後処理装置に用紙断裁装置を接続すると、前記昇降
排紙皿が最下限位置に下降したとき、昇降排紙皿の底部
と用紙断裁装置の筐体外壁上部との隙間が少ないと、昇
降排紙皿と筐体外壁上部との間に、ユーザが誤って手を
挟まれて怪我をしたり、器物が挟まれて破損、故障等を
発生する。本発明は、ユーザが用紙後処理装置の駆動時
に、怪我等を発生させない安全対策を施すものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明の用紙断裁装置により達成される。
【0009】(1) 中綴じ処理及び二つ折り処理され
た冊子の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる
用紙断裁装置において、前記断裁手段を構成する断裁上
刃と断裁下刃との間を通過する冊子の搬送路の上流側及
び下流側に、前記断裁上刃と断裁下刃に操作者の指先が
接触することを防止する冊子搬送用回転手段を、それぞ
れ配置したことを特徴とする用紙断裁装置(請求項
1)。
【0010】(2) 中綴じ処理及び二つ折り処理され
た冊子の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる
用紙断裁装置において、前記冊子を搬送する搬送手段、
前記断裁手段、断裁処理済みの冊子を装置外に排出する
排出手段、を有する用紙断裁装置本体と、前記排出手段
により排出された断裁処理済みの大量の冊子を収容可能
であり、用紙断裁装置本体外に突出した冊子収容手段
と、前記冊子収容手段の外周を取り囲むように形成さ
れ、前記用紙断裁装置本体に固定された保護部材と、を
有することを特徴とする用紙断裁装置(請求項6)。
【0011】(3) 画像形成装置本体から排出された
用紙の搬送方向中央部を綴じ合わせ処理する中綴じ手
段、前記中綴じ手段により中綴じ処理された用紙を二つ
折り処理する折り手段を有する用紙後処理装置と、前記
用紙後処理装置の排紙部に接続され、前記中綴じ処理と
二つ折り処理された冊子を搬送手段により搬送し、冊子
の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断
裁装置と、を備えた画像形成装置において、前記用紙後
処理装置は、排出される大量の用紙を積載可能な昇降排
紙皿を有し、前記昇降排紙皿が最下限位置に達したとき
の前記昇降排紙皿の底部と、前記用紙断裁装置の前記搬
送手段入口部近傍の筐体外壁上部との間に、所定の空間
部を確保するようにしたことを特徴とする画像形成装置
(請求項8)。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は画像形成装置本体A、用紙
断裁装置B、用紙後処理装置FSから成る画像形成シス
テムの全体構成図である。
【0013】図示の画像形成装置本体Aは、画像読み取
り部1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部
4、給紙カセット5、給紙手段6、定着装置7、排紙部
8、自動両面コピー給紙部(ADU)9を備えている。
【0014】画像形成装置本体Aの上部には、自動原稿
送り装置DFが搭載されている。画像形成装置本体Aの
図示の左側面の排紙部8側には、用紙断裁装置Bを備え
た用紙後処理装置FSが連結されている。
【0015】自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置さ
れた原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光
学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、C
CDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
【0016】CCDイメージセンサ1Aにより光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0017】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照
射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯
電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が
行われる。給紙カセット5から給紙手段6により給送さ
れた用紙Sは転写手段4Bにより画像が用紙Sに転写さ
れる。画像を担持した用紙Sは、定着装置7により定着
され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り込まれ
る。或いは搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー
給紙部9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは再
び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部8か
ら排出され、用紙後処理装置FSにおいて、中綴じ処
理、二つ折り処理された後、用紙断裁装置Bに送り込ま
れる。
【0018】用紙断裁装置Bは、用紙後処理装置FSに
より中綴じ処理、二つ折り処理された冊子SAの小口近
傍を、図3(d)に示すように、断裁して小口bを揃え
るもので、図4以降において詳述する。
【0019】用紙後処理装置FSには、図示の上段か
ら、固定排紙皿81、表紙給紙手段40、シフト処理搬
送部20、第1積載部30、綴じ手段50、折り手段6
0が、ほぼ垂直方向に縦列配置されている。
【0020】用紙後処理装置FSの図示右上方には入口
搬送部10が配置されている。また、用紙後処理装置F
Sの図示左側面には、端綴じ及びシフト処理済みの用紙
を積載する昇降排紙皿82が配置されている。
【0021】図2は、用紙後処理装置FSの用紙搬送経
過程を示す模式図である。用紙後処理装置FSは画像形
成装置本体Aから搬出された用紙Sの入口部11が画像
形成装置本体Aの排紙部8と合致するよう位置と高さを
調節して設置されている。
【0022】入口部11の入口部ローラ対12の用紙搬
送下流に接続する用紙Sの搬送路は、上段の第1搬送路
と中段の第2搬送路および下段の第3搬送路の3
系統に分岐されていて、切り替えゲートG1,G2の占
める角度の選択により用紙Sが何れかの搬送路に給送さ
れる。
【0023】(1)ノンステープル、ノンソート(第1
搬送路) 画像形成装置本体Aから排出された用紙Sは、入口部1
1に導入され、入口部ローラ対12により搬送される。
用紙Sは第1の切り替えゲートG1の右方の通路13を
通過して、上方の搬送ローラ対14及び搬送ローラ対1
5に挟持されて上昇搬送され、更に排出ローラ対16に
挟持されて固定排紙皿81上に排出される。
【0024】この用紙搬送過程では、切り替えゲートG
1はソレノイドSD1の駆動により揺動され、通路17
を閉止し、通路13を開放状態にして、用紙Sの固定排
紙皿81への通過を可能にする。
【0025】(2)シフト処理又はノンソート(第2搬
送路) この搬送モードに設定されると、切り替えゲートG1は
ソレノイドSD1がオフの状態で、通路13を閉止し、
通路17を開放状態に保持し、用紙Sの通路17の通過
を可能にする。
【0026】画像形成装置本体Aから排出された画像形
成済みの用紙Sは、入口部11、入口部ローラ対12を
通過し、切り替えゲートG1の下方に開放状態に形成さ
れた通路17を通過して、搬送ローラ対18に挟持され
て、第2搬送路である斜め下方の第2の切り替えゲー
トG2の上方の通路21を通過して、搬送ローラ対22
に挟持され、通路23を経て、シフト手段25、シフト
ローラ対24に挟持され、排出ローラ対26により排出
され、昇降排紙皿82上に積載される。昇降排紙皿82
には、大量の用紙(例えば、約3000枚の用紙)が収
納可能である。
【0027】(3)端綴じ処理(第3搬送路) 端綴じ処理又は中綴じ処理を施す用紙Sは、入口部ロー
ラ対12、第1の切り替えゲートG1の下方の通路17
を通過して、搬送ローラ対18に挟持されて、第3搬送
路に搬送される。
【0028】第3搬送路において、用紙Sは、切り替
えゲートG2の下方の通路31を通過して、搬送ローラ
対32、搬送ローラ対34により挟持されて送り出さ
れ、第1積載部30の傾斜配置された中間スタッカ35
の上方空間に排出され、中間スタッカ35または中間ス
タッカ35上に積載された用紙Sの上面に接し、滑走上
昇したのち、搬送ローラ対34から用紙Sの進行方向後
端部が排出されたのちには、用紙Sの自重により下降に
転じ、中間スタッカ35の傾斜面上を滑落し、綴じ手段
50近傍の端綴じ用可動ストッパ部材(以下、端綴じス
トッパと称す)51の用紙突き当て面に用紙Sの進行方
向先端部が当接して停止する。
【0029】中間スタッカ35の両側面に移動可能に設
けた一対の上流側幅整合手段36は用紙搬送方向と直交
する方向に移動可能であり、用紙Sが中間スタッカ35
上に排出される用紙受け入れ時には、用紙幅より広く開
放され、中間スタッカ35上を搬送されて、端綴じスト
ッパ51に当接して停止するときには、用紙Sの幅方向
の側縁を軽打して用紙束の幅揃え(幅整合)を行う。
【0030】この停止位置において、中間スタッカ35
上に所定枚数の用紙Sが積載、整合されると、綴じ手段
50により綴じ合わせ処理が行われ、用紙束が綴じ合わ
される。
【0031】中間スタッカ35の用紙積載面の一部に
は、駆動プーリ37Aと従動プーリ37Bに巻回された
複数の排出ベルト38が回動可能に配置されている。排
出ベルト38の一部には、排出爪38aが一体に形成さ
れている。綴じ処理された用紙束は、排出ベルト38の
排出爪38aにより用紙Sの後端部を保持されて、排出
ベルト38上に載せられ、中間スタッカ35の載置面上
を滑走して斜め上方に押し上げられ、排出ローラ対26
のニップ位置に進行する。回転する排出ローラ対26に
挟持された用紙束は、昇降排紙皿82上に排出、積載さ
れる。
【0032】(4)表紙給紙(第4搬送路) 表紙給紙手段40は、表紙載置部41、表紙送り部42
から構成されている。
【0033】表紙給紙手段40から給紙された1枚の表
紙Kは、通路43を通過して、搬送ローラ対14の他の
ニップ位置を通過し、通路19、搬送ローラ対18を通
過した後、第3搬送路の搬送ローラ対32、通路3
3、搬送ローラ対34を経て、中間スタッカ35上に到
達する。
【0034】(5)中綴じ処理(第5搬送路) 綴じ手段50は、上部機構50Aと下部機構50Bとの
2分割構造に構成され、その中間に、用紙Sが通過可能
な通路52を形成している。
【0035】綴じ手段50は、用紙搬送方向に直交する
方向に2組配置され、図示しない駆動手段により、用紙
搬送方向に直交する方向に移動可能である。この綴じ手
段50により、用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ
針SPを打つ。
【0036】中綴じモードに設定され、表紙K及び用紙
Sのサイズ(搬送方向の長さ)が設定又は検知される
と、中綴じ用可動ストッパ部材(以下、中綴じストッパ
と称す)53は所定位置に移動して停止する。中綴じス
トッパ53の起動に連動して端綴じストッパ51が退避
し、通路52を開放する。
【0037】表紙Kが中間スタッカ35上の所定位置に
載置された後、画像形成装置本体Aから搬出された用紙
Sが、用紙後処理装置FSの入口搬送部10から第3搬
送路を通過して、中間スタッカ35上に載置された表
紙Kの上面に順次積載され、用紙Sの端部が中綴じスト
ッパ53に当接して位置決めされる。中綴じ処理時に用
紙Sの幅方向を規制する下流側幅整合手段56は、上流
側幅整合手段36と同様に1枚の用紙Sが搬入される都
度、用紙Sの幅方向の側端を叩いて幅整合を行う。
【0038】中間スタッカ35上を進行し、綴じ手段5
0を中心にして上流側と下流側に亘って延長して積載さ
れる用紙S及び表紙Kは、上流側幅整合手段36と下流
側幅整合手段56とにより、用紙Sの全長に亘り正確に
幅整合される。
【0039】最終の用紙Sが中間スタッカ35上に位置
決め載置された後、表紙Kと用紙Sの全頁とから成る用
紙束に綴じ手段50による中綴じ処理を行う。この中綴
じ処理により、表紙K及び用紙Sの搬送方向の中央部に
綴じ針が打ち込まれる。綴じ針SPは綴じ針打ち込み駆
動側を有する下部機構50Bから、綴じ針クリンチ側を
有する上部機構50Aに向けて打ち込まれる。
【0040】(6)二つ折り処理(第6搬送路)(図
2参照) 中綴じ処理後、中綴じストッパ53が揺動して、通路5
2の下流の通路を開放する。中綴じ処理された表紙Kと
用紙Sから成る用紙束は、湾曲した通路と中間搬送ロー
ラ対61を通過して斜め下方の搬送ベルト62によりガ
イド板63に案内されて搬送され、更に、第2積載部
(スタック台)64上を搬送されて、折り部可動ストッ
パ手段65に用紙束の搬送方向の先端部が当接して、所
定位置に停止する。折り部可動ストッパ手段65は用紙
サイズの設定又は検知と駆動手段により所定位置に移動
可能である。
【0041】折り手段60は、用紙突き出し手段66、
折りローラ67、加圧ローラ68等から構成されてい
る。
【0042】二つ折り開始信号により、用紙突き出し手
段66の突き出し板66Aが斜め上方に直進して、突き
出し板66Aの先端部は、表紙Kと用紙Sから成る用紙
束の中央部を押し上げ、用紙束を介して折りローラ67
のニップ部を押し広げて揺動、離間させる。
【0043】突き出し板66Aの先端部が前記ニップ部
を通過後、突き出し板66Aが後退して、用紙束の中央
部は、折りローラ67により挟圧されて、折り目部が形
成される。この折り目部は、前述の中綴じ処理による用
紙束への綴じ針の打ち込み位置と一致する。この中綴
じ、中折り処理は、最大64ページ(16枚)の用紙を
処理可能とする。
【0044】回転する一対の折りローラ67により挟圧
されて折り目部を形成された用紙束の中央部は、一対の
加圧ローラ68のニップ位置に送り込まれ、この位置で
折り目部が更にしっかり付けられた後、装置外に排出さ
れる。
【0045】図3(a)は用紙Sの二つ折りする折り目
部aに沿って中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針す
る中綴じ処理を示す用紙の平面図、図3(b)は中綴じ
と二つ折りの後処理を施した冊子SAの斜視図、図3
(c)は後処理済みの冊子SAを両開きした状態を示す
斜視図、図3(d)は中綴じと二つ折りの後処理を施し
た冊子SAの断面図である。これらの図において、bは
冊子SAの側端部の小口、cは小口揃えするための断裁
線である。
【0046】中綴じ処理と二つ折り処理により作製され
た冊子SAは、表紙Kの第1面(p1,p8)を外側に
向け、その裏面側に第2面(p2,p7)、更にその内
側に中身である用紙Sの第1面(p3,p6)、その内
側に用紙Sの第2面(p4,p5)が配置され、図示の
ように8頁(p1〜p8)から成る冊子の頁揃えができ
る。
【0047】画像形成装置本体Aの操作部において、冊
子作成オートモードを選択、設定し、表紙載置部41上
に表紙Kを積載し、プリントを開始すると、画像形成装
置本体Aの制御部により、前記の画像プロセスが実行さ
れ、画像を担持した用紙Sは用紙後処理装置FSによ
り、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われて、連続して
冊子SAが作製、排出される。
【0048】用紙後処理装置FSの操作部において、冊
子作製マニュアルモードを選択、設定し、表紙載置部4
1上に、表紙Kとその下に画像形成済みの1冊分の用紙
Sとを積載し、送り出し動作を開始すると、用紙後処理
装置FSの制御部により、表紙Kと用紙Sは用紙後処理
装置FSにより、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われ
て、1冊分の冊子が作製、排出される。
【0049】図4は、本発明の用紙断裁装置Bの全体構
成図である。用紙断裁装置Bは、第1搬送手段100、
第2搬送手段200、断裁手段300、冊子収納手段4
00から構成されている。
【0050】用紙後処理装置FSの折り手段60により
二つ折り処理された冊子SAは、用紙断裁装置Bの入口
部に配置された搬送ベルト101上に排出される。搬送
ベルト101は、支持部材102に回動可能に支持さ
れ、駆動ローラ103により回動される。
【0051】搬送ベルト101の用紙搬送方向下流側に
は、駆動ローラ112と従動ローラ113に巻回された
下搬送ベルト111が回動可能に配置されている。下搬
送ベルト111の上方には、上搬送ベルト114が圧接
し、従動して回動される。ローラ115,116を巻回
する上搬送ベルト114は、支持部材117に回動可能
に支持されている。支持部材117は、バネ118によ
り付勢され、上搬送ベルト114を下搬送ベルト111
に圧接する。搬送ベルト101により搬送された冊子S
Aは、下搬送ベルト111と上搬送ベルト114により
圧接、挟持されて搬送される。
【0052】下搬送ベルト111の用紙搬送方向下流側
には、駆動手段に接続する駆動ローラ121と、駆動ロ
ーラ121に圧接して回動する従動ローラ122が配置
されている。下搬送ベルト111と上搬送ベルト114
とに挟持されて搬送される冊子SAは、案内板123を
通過して、駆動ローラ121と従動ローラ122に挟持
されて搬送される。
【0053】駆動ローラ121の用紙搬送方向下流側に
は、断裁上刃301、断裁下刃302、可動板310、
押圧ローラ311、屑箱320及び駆動手段から成る断
裁手段300が配置されている。断裁手段300の詳細
は後述する。
【0054】用紙断裁装置Bの入口部から断裁手段30
0までの距離を長く設定する事により、第1搬送手段1
00の上方の用紙断裁装置Bの筐体水平面を長くする。
また、断裁手段300の上方の空間を必要最小限に保持
し、用紙断裁装置Bの筐体面を傾斜面とする。
【0055】このように、用紙断裁装置Bの筐体を形成
することにより、用紙後処理装置FSの昇降排紙皿82
が最下限位置に達したときの昇降排紙皿82の底部と、
用紙断裁装置Bの筐体外壁上部との間に、所定の空間部
H1が確保される。この空間部H1を約120mmに設
定した。空間部H1により、用紙後処理装置の駆動時
に、下降する昇降排紙皿82と筐体外壁上部との間に、
ユーザが誤って手を挟まれて怪我をしたり、器物が挟ま
れて破損、故障等を発生することが防止される。
【0056】断裁手段300により小口bを断裁されて
仕上げられた冊子SAは、第2搬送手段200におい
て、回動する下搬送ベルト201、従動して回動される
上搬送ベルト206、及び駆動回転する上ローラ205
に挟持されて搬送される。
【0057】下搬送ベルト201は、駆動手段に接続す
る駆動ローラ202により回動される。203は、下搬
送ベルト201により従動回転する従動ローラである。
下搬送ベルト201内方で冊子搬送路近傍には、搬送支
持板204が固設されている。
【0058】上搬送ベルト206は、ローラ207,2
08を巻回して回動可能であり、支持部材209に支持
されている。支持部材209は、バネ付勢され、上搬送
ベルト206を下搬送ベルト201を介して搬送支持板
204に圧接する。断裁処理された冊子SAは、第2搬
送手段200の下搬送ベルト201と上ローラ205と
の間隙を通過し、更に、下搬送ベルト201と上搬送ベ
ルト206により圧接、挟持されて搬送される。
【0059】下搬送ベルト201により水平方向に搬送
される冊子SAは、回転する大径ローラ211と、固定
配置された案内板212に案内されて、垂直上方に約9
0°偏向されて上昇搬送される。冊子SAは、更に大径
ローラ211とピンチローラ213とに挟持されて、冊
子排出口214を通過して排出され、冊子SAの折り目
部aを上に、小口bを下にして、冊子収納手段400の
冊子積載台401上に載置される。
【0060】冊子収納手段400は、冊子積載台40
1、可動壁部材410、仕切部材420、押圧壁部材4
30、保護部材440及び駆動手段とから構成されてい
る。
【0061】冊子積載台401は、断裁処理済みの複数
の冊子SAを冊子排出口214から順次受容して、冊子
SAの折り目部aを上にして用紙面を重ね合わせて積載
する。可動壁部材410は、冊子積載台401に直立し
て水平移動可能に支持され、冊子積載台401上に積載
された冊子SAの用紙面を押圧し、冊子積載台401と
冊子排出口214との間を水平方向に往復動する。
【0062】可動壁部材410は、通常は冊子排出口2
14よりも前進した停止位置で冊子積載台401上に積
載された冊子SAを受け止め、断裁処理済みの冊子SA
が冊子積載台401に搬入される都度、冊子排出口21
4を開放する位置まで待避し、冊子SAが冊子排出口2
14を通過完了後に、冊子SAの用紙面を押圧しながら
停止位置に復帰して待機する。
【0063】仕切部材420は、冊子積載台401に直
交する垂直方向に移動可能であり、可動壁部材410が
次の冊子受入のため、冊子排出口214が開放されるよ
うに待避を始めるとき、仕切部材420が可動壁部材4
10の代わりに積載済みの冊子SAの用紙面を受け止
め、可動壁部材410が次の冊子SAの用紙面を押圧し
ながら停止位置に前進する動作に合わせて、仕切部材4
20が冊子積載台401の後端部に沿って下降を開始し
て待避し、冊子積載台401上に次の冊子SAを受け入
れ可能にする。可動壁部材410が停止位置に移動完了
するのに合わせて、仕切部材420が上昇開始する。
【0064】押圧壁部材430は、冊子積載台401に
水平移動可能に支持され、バネ付勢されている。押圧壁
部材430の冊子接触面は、可動壁部材410又は仕切
部材420に対向し、冊子積載台401上に積載された
冊子SAの用紙面を押圧、保持する。
【0065】冊子収納手段400の冊子積載台401及
び押圧壁部材430は、冊子収納手段400の本体外に
突出した形態に構成されている。
【0066】冊子収納手段400の冊子搬送路は、用紙
後処理装置FSの最下方の冊子排出部に接続するから、
用紙断裁装置Bの水平搬送路に接続する冊子積載台40
1も床上の低位置に配置される。
【0067】この低位置に配置された冊子積載台401
は、視認性が悪いため、ユーザが冊子積載台401に躓
いて転倒したり、打撲傷、擦過傷を発生するおそれがあ
る。また、冊子積載台401や押圧壁部材430等を破
損するおそれがある。
【0068】かかる人体、器物損傷を防止するため、冊
子積載台401の外周を取り囲むような保護部材440
を設け、用紙断裁装置Bの本体に固定した。保護部材4
40はステンレス鋼のパイプ材、又は光沢Ni−Crメ
ッキを施した鉄パイプ材により形成され、湾曲加工され
ている。保護部材440の上部440Aは、床面から約
650mmの高さに設定した。この高さは、ユーザが視
認し易い範囲である。
【0069】また、保護部材440は、強度と光沢を有
する鋼材により形成され、ユーザが保護部材440の存
在を確認し易いようにした。
【0070】保護部材440の側部440Bはほぼ直立
しているが、その下端部はまっすぐ床面付近に垂下せ
ず、用紙断裁装置Bの本体側壁側に湾曲した底部440
Cを形成している。底部440Cの端部は用紙断裁装置
Bの本体側壁に固定されている。
【0071】冊子積載台401の下方、及び保護部材4
40の底部440Cの下方で、床面上方には空間部H2
が形成されるから、ユーザの足が保護部材440の底部
440Cに突き当たることが防止される。空間部H2は
約200mmに設定されている。
【0072】なお、保護部材440は、緩衝部材を介し
て用紙断裁装置Bの本体側壁に取り付けるようにしても
良い。
【0073】さらに、保護部材440はパイプ材により
枠体に形成され、冊子積載台401上に積載された冊子
SAの取り出しには支障を生じない。
【0074】図5は冊子搬送系の駆動手段を示す構成図
である。冊子搬送用モータM1は、第1搬送手段100
及び第2搬送手段200を駆動する。モータM1の駆動
軸に設けた歯車g1は、歯車g2,g3,g4,g5を
介して第1搬送手段100の駆動ローラ121を回転さ
せる。駆動ローラ121はベルトTB1を介して駆動ロ
ーラ112を回転させ、下搬送ベルト111を回動させ
る。
【0075】歯車g4と同軸上のプーリTP1を巻回す
るベルトTB2は、プーリTP2,TP3,TP4を巻
回して回動可能である。プーリTP2の回転軸上には、
上ローラ205が固定されて回転可能である。プーリT
P4の回転軸上に固定された歯車g6は、駆動ローラ2
02の回転軸上に固定された歯車g7を回転させる。駆
動ローラ202は下搬送ベルト201を回動させる。
【0076】駆動ローラ202の回転軸上に固定された
プーリTP5と、中間軸上のプーリTP6とを巻回する
ベルトTB3は、プーリTP6の回転軸上に固定された
歯車g8,g9を介して、歯車g9の回転軸上に固定さ
れた大径ローラ211を回転させる。
【0077】図6は、断裁手段300の断面図である。
断裁手段300は、断裁上刃301、断裁下刃302、
断裁上刃301を昇降可能に駆動する駆動手段から成
る。
【0078】断裁用のモータM2は、歯車g31,g3
2,g33を回転させ、歯車g33の偏心位置に植設さ
れた偏心ピン303を偏心回転させる。偏心ピン303
の先端部は、可動部材304の内周面を摺動して、可動
部材304を昇降させる。
【0079】可動部材304と一体をなし昇降可能に支
持された昇降シャフト305の上部には、上刃支持枠体
306が固定されている。上刃支持枠体306には、断
裁上刃301が固定されている。
【0080】下降する断裁上刃301の刃先と、固定位
置の断裁下刃302の刃先とにより、冊子SAの小口が
断裁される。320は小口から断裁された屑を収容する
屑箱である。
【0081】上刃支持枠体306には、押圧板309が
バネ308に付勢されて支持されている。上刃支持枠体
306の下部には、可動板310を押圧する押圧ローラ
311が支持されている。
【0082】上刃支持枠体306の下降行程では、押圧
板309が下降して、断裁下刃302上に載置された冊
子SAの上面を押圧し、次に、下降する押圧ローラ31
1が可動板310を押圧し、断裁上刃301の刃先が小
口bを断裁する。
【0083】図7は、冊子SAの小口断裁時の第2搬送
手段200、断裁手段300の断面図である。
【0084】図示しないモータの駆動開始により、支持
部材209が下降し、押圧板240が冊子SAの上面を
押圧し、かつ、図示しないバネの付勢力により冊子SA
を平坦化する。バネ付勢された上搬送ベルト206も、
冊子SAの上面に圧接して、押圧板240と相対移動す
る。
【0085】ほぼ同時に、モータM2が駆動開始し、押
圧板309を下降駆動させ、冊子SAの小口近傍を押圧
する。
【0086】断裁手段300の冊子搬送方向上流側に配
置された駆動ローラ121は、冊子搬送路の所定位置に
回転可能に支持され、モータM1により駆動回転され
る。駆動ローラ121に自重又はバネ付勢されて圧接し
従動回転する従動ローラ122の回転軸は、用紙搬送路
に直交する垂直上方に移動可能に支持されている。従動
ローラ122の離間量は、指先が入らない程度にしか離
間せず、駆動ローラ121と従動ローラ122との各外
周面間の最大隙間X1は、約8mmに設定されている。
【0087】断裁手段300の冊子搬送方向下流側に配
置された下搬送ベルト201と、冊子搬送路の上方の所
定位置に回転可能に支持された上ローラ205とは、モ
ータM1により駆動回転される。下搬送ベルト201の
上面と上ローラ205の外周面との最大隙間は、指先が
入らない程度に離間していて、最大隙間X2は、約8m
mに設定されている。
【0088】また、駆動ローラ121と従動ローラ12
2との挟持位置から、断裁手段300の冊子小口を切断
する位置までの距離Y1は、約15mm以上に設定され
ている。この距離Y1は、指または爪の先端部が、前記
最大隙間X1から無理に挿入しても、断裁手段300の
断裁上刃301、断裁下刃302に到達しない距離であ
る。
【0089】同様にして、下搬送ベルト201と、上ロ
ーラ205との近接位置から、断裁手段300の冊子小
口を切断する位置までの距離Y2は、約15mm以上に
設定されている。この距離Y2も、指または爪の先端部
が、前記最大隙間X2から無理に挿入しても、断裁手段
300の断裁上刃301、断裁下刃302に到達しない
距離である。
【0090】図8は、用紙断裁装置Bにより冊子SAの
小口bを断裁する過程を示す模式図である。冊子SAの
小口断裁過程を以下に示す。
【0091】(1)用紙後処理装置FSにより中綴じ処
理及び中折り処理された冊子SAに対して小口断裁処理
を行う設定信号を入力する。
【0092】(2)画像形成装置本体A又は用紙後処理
装置FSによる用紙サイズ検知信号、或いは画像形成装
置本体Aの操作部に設定される用紙サイズ信号が用紙断
裁装置Bに入力されると、可動ストッパ221を含むユ
ニットがモータM3により駆動されて移動し、設定され
た用紙サイズ位置に停止する。
【0093】(3)用紙後処理装置FSから排出された
中綴じ、中折り処理された冊子SAは、用紙断裁装置B
の第1搬送手段100に送り込まれ、更に、第2搬送手
段200に送り込まれる。
【0094】(4)第2搬送手段200に搬入された冊
子SAは、回動する下搬送ベルト201と、定位置で駆
動回転する上ローラ205とが対向する所定間隔の空間
を、冊子SAの折り部の膨らみを押さえるようにして搬
送される。更に、回動する下搬送ベルト201面上を、
上搬送ベルト206に案内されて、折り部の膨らみを押
さえるように搬送される。可動ストッパ221の近傍に
配置されたセンサPS1が、冊子SAの先端部通過を検
知すると、制御手段は、冊子SAの先端部が可動ストッ
パ221に当接して停止するように、下搬送ベルト20
1の回動を制御して停止させる(図8(a)参照)。
【0095】(5)センサPS1による冊子SAの先端
部通過検知後、制御手段によりモータが駆動開始し、押
圧板240を下降させる。押圧板240は下降して冊子
SAの先端部(折り目部a)付近の上面を強く押圧す
る。また、バネ241により付勢された上搬送ベルト2
06も下降して冊子SAの先端部付近の上面を押圧す
る。これらの押圧力により、中綴じ中折り処理された冊
子SAは、図8(a)に示す膨らみが圧縮されて、平坦
化される(図8(b)参照)。
【0096】(6)その後、制御手段は所定時間経過
後、モータM2の駆動を開始し、先ず、押圧板309が
冊子SAの上面を押圧して冊子SAの端部の反りを矯正
して密着させ、引き続き断裁上刃301が下降して冊子
SAの小口bを断裁する(図8(c)参照)。
【0097】(7)小口断裁処理後、駆動を続けている
モータM2により、断裁上刃301と押圧板309が上
昇する。モータM2は駆動回転を続け、断裁上刃301
の上限をセンサにより検知された時点でモータM2の駆
動が停止する。
【0098】センサによる断裁上刃301の上限検知を
トリガにして、制御手段はモータの駆動を開始させる。
図示しないモータにより押圧板240と上搬送ベルト2
06が上昇する。モータM4の駆動により、可動ストッ
パ221が倒されてその先端部は冊子SAの搬送面の下
方に埋没され、排紙路が開放される。
【0099】その後、モータM1を駆動して下搬送ベル
ト201を回動させ、冊子SAを搬送し、冊子排出口2
14方向に排出する(図8(d)参照)。
【0100】(8)冊子SAが大径ローラ211とピン
チローラ213に挟持されて垂直上方に排出され、冊子
SAの後端部が冊子積載台401上に載置された後、可
動壁部材410、仕切部材420、押圧壁部材430に
挟持されて、折り目部aを上にした立姿勢で積載される
(図4参照)。
【0101】
【発明の効果】本発明の用紙断裁装置及び画像形成装置
により以下の効果が奏せられる。
【0102】(1) 断裁手段を構成する断裁上刃と断
裁下刃との間を通過する冊子の搬送路の上流側及び下流
側に、冊子搬送手段をそれぞれ配置することにより、断
裁手段の鋭利な断裁上刃及び断裁下刃に、ユーザの指先
が誤って触り、怪我をすることが防止される。
【0103】(2) 冊子収容手段の冊子積載台の外周
を取り囲むようにして用紙断裁装置本体に固定された保
護部材を配置することにより、ユーザが冊子積載台に躓
いて転倒したり、冊子積載台等を破損することが防止さ
れる。
【0104】(3) 昇降排紙皿が最下限位置に達した
ときの昇降排紙皿の底部と、用紙断裁装置の前記搬送手
段入口部近傍の筐体外壁上部との間に、所定の空間部を
確保することにより、用紙後処理装置の駆動時に、下降
する昇降排紙皿と筐体外壁上部との間に、ユーザが誤っ
て手を挟まれて怪我をしたり、器物が挟まれて破損、故
障等を発生することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体、用紙断裁装置、用紙後処理
装置から成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】用紙後処理装置の用紙搬送経過程を示す模式
図。
【図3】中綴じ処理した用紙の平面図、中綴じと二つ折
りの後処理を施した冊子の斜視図、冊子を両開きした状
態を示す斜視図、冊子の断面図。
【図4】本発明の用紙断裁装置の全体構成図。
【図5】冊子搬送系の駆動手段を示す構成図。
【図6】断裁手段の断面図。
【図7】冊子の小口断裁時の第2搬送手段、断裁手段の
断面図。
【図8】用紙断裁装置により冊子の小口を断裁する過程
を示す模式図。
【符号の説明】
50 綴じ手段 60 折り手段 100 第1搬送手段 200 第2搬送手段 201 下搬送ベルト 204 搬送支持板 205 上ローラ 206 上搬送ベルト 209 支持部材 221 可動ストッパ 240 押圧板 300 断裁手段 301 断裁上刃 302 断裁下刃 309 押圧板 400 冊子収納手段 401 冊子積載台 430 押圧壁部材 440 保護部材 A 画像形成装置本体 B 用紙断裁装置 FS 用紙後処理装置 H1,H2 空間部 SA 冊子 X1,X2 隙間 Y1,Y2 距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 真 埼玉県浦和市大谷場2丁目14番34号 (72)発明者 高橋 忠寛 東京都保谷市ひばりが丘3丁目3番 Fターム(参考) 3C021 HA01 3F054 AA01 AC02 BA01 BD02 3F108 GA02 GB06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中綴じ処理及び二つ折り処理された冊子
    の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断
    裁装置において、前記断裁手段を構成する断裁上刃と断
    裁下刃との間を通過する冊子の搬送路の上流側及び下流
    側に、前記断裁上刃と断裁下刃に操作者の指先が接触す
    ることを防止する冊子搬送用回転手段を、それぞれ配置
    したことを特徴とする用紙断裁装置。
  2. 【請求項2】 前記上流側の冊子搬送用回転手段は、駆
    動回転する搬送ローラと、前記搬送ローラに接離可能に
    圧接する従動ローラとから成ることを特徴とする請求項
    1に記載の用紙断裁装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ローラの外周面と、前記従動ロ
    ーラの外周面との最大隙間は、指先が挿入不可能な寸法
    に保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の用紙断裁装置。
  4. 【請求項4】 前記下流側の冊子搬送用回転手段は、駆
    動回転する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの上方に所定
    の間隙を保持して駆動回転する搬送ローラとから成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の用紙断裁装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送ベルトの外周面と、前記搬送ロ
    ーラの外周面との最大隙間は、指先が挿入不可能な寸法
    に保持されていることを特徴とする請求項1又は4に記
    載の用紙断裁装置。
  6. 【請求項6】 中綴じ処理及び二つ折り処理された冊子
    の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断
    裁装置において、前記冊子を搬送する搬送手段、前記断
    裁手段、断裁処理済みの冊子を装置外に排出する排出手
    段、を有する用紙断裁装置本体と、前記排出手段により
    排出された断裁処理済みの大量の冊子を収容可能であ
    り、用紙断裁装置本体外に突出した冊子収容手段と、前
    記冊子収容手段の外周を取り囲むように形成され、前記
    用紙断裁装置本体に固定された保護部材と、を有するこ
    とを特徴とする用紙断裁装置。
  7. 【請求項7】 前記保護部材は光沢を有するパイプ材に
    より形成されていることを特徴とする請求項6に記載の
    用紙断裁装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体から排出された用紙の
    搬送方向中央部を綴じ合わせ処理する中綴じ手段、前記
    中綴じ手段により中綴じ処理された用紙を二つ折り処理
    する折り手段を有する用紙後処理装置と、前記用紙後処
    理装置の排紙部に接続され、前記中綴じ処理と二つ折り
    処理された冊子を搬送手段により搬送し、冊子の小口を
    断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断裁装置
    と、を備えた画像形成装置において、前記用紙後処理装
    置は、排出される大量の用紙を積載可能な昇降排紙皿を
    有し、前記昇降排紙皿が最下限位置に達したときの前記
    昇降排紙皿の底部と、前記用紙断裁装置の前記搬送手段
    入口部近傍の筐体外壁上部との間に、所定の空間部を確
    保するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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