JP4641989B2 - 鎌錠 - Google Patents

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本発明は引戸に用いる鎌錠に関する。
この種の鎌錠として、特許文献1〜3にそれぞれ記載された構成のものがある。
特許文献1,3に記載されている鎌錠は、図13に示すように、錠ケース250の両側板部262の対向する内側面に、後部寄りから前方へ向けてガイド用長溝部260を各々形成するとともに、その各ガイド用長溝部260の前部寄りに上方へ湾曲状部252aを形成し、先端に鉤形状部255をもつ鎌部材252に後方への横長状部256を形成して、その横長状部256中央寄りにガイド用ピン261を、また後端寄りに連結用ピン257を各々横設し、両ピン261,257を上記ガイド用長溝部260に係合させるとともに、連結用ピン257をハブ251と連結させた構成のものである。
上記したガイド用長溝部260の前部寄りの湾曲状部252aは、掛止位置に向けて立ち上げられ、溝両側が膨らんだ湾曲状に形成されている。
また、特許文献2に記載された鎌錠は、図14に示すように、一側ケース板内面の後部から中央部寄りにガイド用リブ201を突設した錠ケース200内に、鎌部材202、一対のリンク206、及びハブ209を所要の連結構造にして収容した構成になっている。
鎌部材202には、これの長軸部203の前方寄りに鉤部204の屈曲方向と反対方向へ前方傾斜する長孔205が穿設されている。
一対のリンク206は、各端部が錠ケース200に軸着され、各他端部が上記の長孔205と長軸部203を挟むようにして、第一の連結ピン207を挿通して鎌部材202に連結されている。
上記した長軸部203の後端寄りには、第二の連結ピン208が横設され、かつ、第二の連結ピン208を上記したガイド用リブ201に係合させている。
以上の構成においては、鎌部材202が掛止位置に向けて移動するときには、移動の途中において、鎌部材202の第一の連結ピン207と連結しているリンク206によって鎌部材202の水平移動が規制され、鎌部材202は後方の第二の連結ピン208を支点にして、軸回動するリンク206の回転軌道に沿って上方へ回動し、鉤部204の内側が受け金具211内の受板部212に掛合して施錠状態となる。
特許第3492928号公報 特開2004−107981号公報 特許第3454809号公報
まず、上記特許文献1,3に記載の鎌錠は、錠ケース250から前方に突出している鎌部材252に、錠ケース250内に向かう外力が作用することにより、鎌部材252は錠ケース250のガイド用長溝部260湾曲状部252aに沿って復帰移動することになる。
しかし、湾曲状部252aは、ガイド用ピン261の係合位置から後部側がなだらかな膨らみ曲線で形成されているために、図13に示す施錠位置(係止位置)から錠ケース250内への復帰移動の際、鎌部材252が下方への移動をほとんど伴わず、鉤形状部255が係止している係止部材259が鎌部材252の移動を阻害することになる。
また、鎌部材252が係止位置に移動到達した際、ガイド用ピン261がガイド用長溝部260の同一箇所に小さい面積で繰り返し衝接して応力が集中するので、当該衝接部分に変形を生じさせやすいという問題もある。
特許文献2に記載の鎌錠は、鎌部材202が後方の第二の連結ピン208を支点にし、かつ、軸回動するリンク206の回転軌道に沿って上方へ回動させているので、鎌部材202を受板部212に係合させにくいものである。
また、鎌部材202が受板部212との係合位置から移動開始位置に向けて復動するときには、鎌部材202の長孔205で衝撃が吸収され、リンク206が回動でそのまま押されるように錠ケース200内に収納されるようになっている。
すなわち、長孔205と第一の連結ピン207とが繰り返し小さい面積で衝接するので、長孔205や第一の連結ピン207に変形等を生じさせ、堅牢な構造とは言い難いものである。
そこで本発明は、鎌部材を掛止金具に良好に掛止できるとともに、ケース内に向かう外力が鎌部材に作用したときにも、その鎌部材をケース内に常に良好に移動させられるとともに、堅牢な鎌錠の提供を目的としている。
上記目的を達成するための本発明の構成は、次のとおりである。
請求項1に記載した鎌錠は、カム溝及び遊挿溝をケース内の前部に形成するとともに、ケース内の後部に直線ガイド溝を形成し、鎌部材の後部にはガイドピンを横設して外部操作可能なハブに連結すると同時にガイドピンを直線ガイド溝に係入させ、鎌部材の前部には一対のリンクプレートの一端部を軸着すると同時にリンクプレートの他端部に遊動軸を横設し、一対のリンクプレートをカム溝に沿って案内可能に配設するとともに遊動軸を遊溝に配設し、カム溝は、鎌部材が前進するときに前部が途中突出位置まで直進できるように形成されているとともに、鎌部材に外力が加えられたときに一対のリンクプレートの他端部を当接して鎌部材を弧状経路に沿って後退できるように形成され、カム溝には、一対のリンクプレートの一端部を摺接することにより、その一対のリンクプレートに連結した鎌部材を、ケース内の所定位置から所要寸法だけ水平に突出させた途中突出位置に向けての水平移動をガイドする壁部と、その途中突出位置から掛止位置に向けての鎌部材の移動をガイドする壁部を形成していることを特徴としている。
請求項2に記載の鎌錠は、請求項1に記載した鎌部材を、戸枠体に配設した受板に掛止する掛止位置と、ケース内の所定位置との間で移動自在に支持しており、鎌部材が掛止位置に移動しているときに、一対のリンクプレートの他端部を突入させるための突入部をカム溝に形成しているとともに、ケース内に向かう外力が上記鎌部材に作用することにより、突入部に突入している一対のリンクプレートの他端部を中心とする弧状経路に沿ってケース内の所定位置に向けて後退する配置関係にして鎌部材と一対のリンクプレートとを連結していることを特徴としている。
請求項に記載の鎌錠は、請求項1又は2に記載した一対のリンクプレートの一端部をカム溝の壁面に摺接させながら、ケース内の所定位置から掛止位置に向けての鎌部材の移動をガイドすることを特徴としている。
請求項に記載した鎌錠は、請求項1〜のいずれかに記載したカム溝には、一対のリンクプレートを当接することにより鎌部材を掛止位置に位置決めするための第一の位置決め壁部と、一対のリンクプレートを当接することにより鎌部材をケース内の所定位置に位置決めするための第二の位置決め壁部とが形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の鎌錠は、請求項1〜のいずれかに記載した構成において、少なくとも掛止位置に移動している鎌部材を弾性的に保持するための位置保持用弾性材をケース内に配設していることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、鎌部材が前進するときに前部が途中突出位置まで直進させられ、また、鎌部材に外力が加えられたときにはリンクプレートによって鎌部材を弧状経路に沿って迅速に後退させることができる。さらに、ケース内の所定位置から所要寸法だけ水平に突出させた途中突出位置に向けての水平移動と、その途中突出位置から掛止位置に向けての鎌部材の移動を確実に行わせることができる。
請求項2に記載した発明によれば、ケース内に向かう外力が上記鎌部材に作用することにより、突入部に突入しているリンクプレートの他端部を中心とする弧状経路に沿ってケース内の所定位置に向けて後退する配置関係にして鎌部材とリンクプレートとを連結しているので、簡易な構成により鎌部材をケース内に迅速に復帰させることができる。
請求項に記載した発明によれば、一対のリンクプレートの一端をカム溝の壁面に摺接させながら、ケース内の所定位置から掛止位置に向けての鎌部材の移動をガイドするので、簡易な構成で確実な動作を行わせることができる。
請求項に記載した発明によれば、鎌部材が掛止位置に移動すると、リンクプレートが第一の位置決め壁部に当接して鎌部材が位置決めされ、また、鎌部材がケース内の所定位置に移動すると、リンクプレートが第二の位置決め壁部に当接して鎌部材が位置決めされるので、鎌部材の位置決めを簡易な構成により容易に行うことができる。
請求項に記載した発明によれば、少なくとも掛止位置に移動している鎌部材を弾性的に保持するための位置保持用弾性材をケース内に配設しているので、鎌部材が不時に移動することを防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鎌錠の外観斜視図、図2は、その一実施形態に係る鎌錠の分解斜視図、図3は、2つの分割体のうちの一方のものの正面図、図4は、ケース内に収容連結されている鎌部材、一対のリンクプレート、及びカム溝を示すものであり、一部を破断して示す部分斜視図である。
本発明の一実施形態に係る鎌錠Aは、図1に示すような外観形状にしたケースB内に、図2,4に示す鎌部材20、ハブ40、一対のリンクプレート50,60、及び位置保持用弾性材70を、所定の連結構造にして配設した構成になっている。なお、リンクプレートを復動用部材ともいう。
鎌部材20は、図2,4に示すように、横長の長軸部21の前端部21aに鉤部22を上向きにして形成されており、本実施形態においては二枚の鋼板23,24をスポット溶接等により接合した鋼板製のものである。
なお、鎌部材20としては、二枚の鋼板23,24をスポット溶接等により接合した構成のものに限らず、一枚の鋼板又は3枚以上の鋼板を接合したものであってもよい。
鉤部22は、基端部から上端部に向けて次第に小幅になる略台形にして形成されており、これの後端面22aが、当該鎌部材20が掛止位置(エ)(図9)に移動したときに後述する受板185に密着する角度にして形成されている。
長軸部21の前端部21a寄りには、リンクプレート50(60)の下端部に配設された結合ピン80を結合するためのピン結合用孔25が形成されているとともに、後端部21bは鋼板23のみを延出させており、その鋼板23の延出部分23aにガイドピン81を嵌合するためのピン嵌合孔26を形成している。
ハブ40は、円筒形にした基部41の外周壁41aに、長方形にした突出片42と、正面視三角形の位置保持用突起43を基部41を挟む両側対向位置に形成したものである。
基部41の両側面41b,41cには、詳細を後述するケースBをなす分割体100,110の軸支孔101(図2,3参照)に回動自在に軸支される支持軸44,45をやや細径にして突設されている。
また、基部41の中心、従ってまた、支持軸44,45の中心には、サムターンやレバーハンドル等を連結する角棒(図示しない)を挿入するための四角孔46が形成されている。
突出片42には、鎌部材20の後端部21bのピン嵌合孔26に嵌合されたガイドピン81を遊挿するための長孔47が所要の長さにして形成されている。
リンクプレート50(60)は、図2,4に示すように、凹湾曲させた後辺縁51(61)と、凸湾曲させた前辺縁52(62)を有するやや湾曲形成した長板であり、分割体100(110)に形成した遊挿溝102(112)に遊挿する遊動軸である円柱状の挿入突起53(63)を上端部50a(60a)に、また、鎌部材20のピン結合用孔25に挿入する結合ピン80を嵌合するための嵌合孔54(64)を一端部である下端部50b(60b)に形成している。
このリンクプレート50(60)の他端部である上端部50a(60a)には、後述するカム溝150(160)の凹陥部155(165)に突入させるための半円形状の回動用突起55(65)が、上記した挿入突起53(63)と嵌合孔54(64)との中心を通る軸線O1(O1′)から凸湾曲した前辺縁52(62)側に偏倚して形成されている。本実施形態においては、凹陥部155(165)が突入部である。
位置保持用弾性材70は長方形の弾性板材であり、前記したハブ40の位置保持用突起43に弾接することにより、少なくとも掛止位置(エ)(図9参照)に移動している鎌部材20を弾性的に保持するためのものである。
本実施形態においては、上述したハブ40の位置保持用突起43に当接することにより、ケースB内の所定位置である移動開始位置(ア)、及び掛止位置(エ)に移動した鎌部材20を弾性的に保持するようにしている。
なお、位置保持用弾性材70の弾性力は、ケースBから突出している鎌部材20に作用するケースB内に向かう外力により、鎌部材20がケースB内に復帰することを許容する程度のものである。
次に、ケースBは、図1,2,4に示すように、一対の分割体100,110を互いに合わせてなる本体、消音ブッシュ120、及びフロント板140からなる。
分割体100は、図2,3に示すように、収容部103の前端に前板130を一体に形成したものである。
前板130は縦長方形に形成されており、収容部103に連通する縦長方形にした開口131を中央に形成しているとともに、その開口131を挟む上下にビス(図示しない)を挿入するためのビス用孔132,132が形成されている。
収容部103は、これの側壁104の辺縁に、上壁105,後壁106及び下壁107を直角に折曲形成したものである。
上壁105の後側半部には、平面視において長方形の開口105aが形成されているとともに、その開口105aの前端には、位置保持用弾性材70の前端70aに当接することによる位置決めをするための位置決め突起108が下向きに突出して形成され、また、後端には、その位置保持用弾性材70の後端70bを上壁105との間に挟持するための挟持片109が形成されている。
この構成により、挟持片109に挟持された位置保持用弾性材70により、開口105aが閉口された状態になる。換言すると、位置保持用弾性材70は、これの前後端を支持された状態で、開口105aに臨ませていることにより、その位置保持用弾性材70の弾性変形を許容するようになっている。
側壁104の前板130寄りには、鎌部材20を、これの鉤部22がケースBから所要寸法L1だけ突出した途中突出位置(イ)(図7参照)、換言すると前板130から所要寸法L1だけ突出した途中突出位置(イ)から、戸枠体180に取り付けられている掛止金具181の受板185との掛止位置(エ)に向けて移動するようにガイドするためのカム溝150と遊挿溝102が形成されている。
「途中突出位置(イ)」は、本実施形態においては、鉤部22を受板185のほぼ下方に移動した位置であるが、掛止金具181側にさらに突出させた位置にしてもよい。
図5は、カム溝と遊挿溝の拡大図である。
カム溝150は、前壁面151,上壁面152,後壁面153及び下壁面154により区画形成されている。
前壁面151は、前記したリンクプレート50の下端50bを摺接することにより、そのリンクプレート50にピン結合した鎌部材20の途中突出位置(イ)から掛止位置(エ)への移動をガイドする機能を有するものである。
具体的には、詳細を後述する遊挿溝102の下端102aに位置する挿入突起53を中心とし、かつ、その挿入突起53から下壁面154までの寸法を半径とした仮想円Mを想定した場合、前壁面151の下端151aから上端151bに向けて、仮想円Mの円周から前方に凸湾曲させた曲面となっている。
すなわち、鎌部材20を、遊挿溝102の下端102aに位置する挿入突起53を中心とした円周上を移動させているのではなく、その円周よりも前方に鎌部材20を突出させた上記の途中突出位置(イ)から掛止位置(エ)に向けて所定の軌跡を描くように移動させるようになっている。換言すると、鎌部材20は、前壁面151に沿って移動するようになっている。
上壁面152は、リンクプレート50の凸湾曲した前辺縁52に沿う凹曲面にして形成されており、換言すると、上壁面152とリンクプレート50とが広い面積で当接するようにしている。
また、リンクプレート50の前辺縁52が上壁面152に当接することにより、鎌部材20を掛止位置(エ)に位置決めできるようにしている。本実施形態においては、この上壁面152が、鎌部材20を掛止位置(エ)に位置決めするための第一の位置決め壁部である。
後壁面153は、リンクプレート50の凹湾曲した後辺縁51に沿った凸曲面にして形成されており、換言すると、後壁面153とリンクプレート50とが広い面積で当接するようにしている。
また、リンクプレート50が後壁面153に当接することにより、鎌部材20を移動開始位置(ア)に位置決めできるようにしている。本実施形態においては、この後壁面153が、鎌部材20をケースB内の所定位置、すなわち、移動開始位置(ア)に位置決めするための第二の位置決め壁部である。
上壁面152と後壁面153との間には、上壁面152に当接しているリンクプレート50の回動用突起55を突入させるための凹陥部155が、回動用突起55の輪郭とほぼ同形状にして形成されている。
下壁面154は、これの始端154aから終端154bにかけて水平な平面として形成されており、これに摺接するリンクプレート50が、始端154aから終端154bに移動するときに、鎌部材20が移動開始位置(ア)から途中突出位置(イ)に移動する。すなわち、始端154aと終端154bとの距離が鎌部材20の上記した突出寸法L1に一致している。
遊挿溝102は、リンクプレート50の挿入突起53を遊挿するものであり、カム溝150内であって上記の凹陥部155の近傍に形成している。
この遊挿溝102は、カム溝150内でのリンクプレート50の移動、従ってまた、前壁面151に沿う鎌部材20の移動を許容する形状,大きさ及び傾斜角度にして形成されている。具体的には、図2,図5に示すように、左上方から右下方に向けてやや傾斜した略長穴であり、この幅W1は、リンクプレート50の挿入突起53の外径とほぼ一致して形成されている。
ところで、図2,3に示すように、側壁104の後半部側であって、位置保持用弾性材70の下側となる位置には、ハブ40の支持軸44を回動自在に軸支する軸支孔101が形成されているとともに、位置決め突起108の近傍と後壁106の近傍に、分割体110と嵌合するための連結部材98,99が突設されている。
また、軸支孔101の直下には、ハブ40の突出片42に形成した長孔47に挿入されたガイドピン81の移動をガイドする横長の直線ガイド溝97が所要の長さにして形成されている。
なお、他方の分割体110は、前板を設けていない点を除き、上述した分割体100とほぼ同等かつ対称な構成となっているので、ここでは分割体100において説明したものと、これらに対応する部分との対応関係を各図において括弧書きで示すことにする。
次に、消音ブッシュ120,フロント板140について、図2を参照して説明する。
消音ブッシュ120は、前記した鎌部材20が当接することにより発生する異音を消すための例えばポリプロピレン等の合成樹脂製のものであり、それは、分割体100,110の収容部103,113に差し込まれる差込み部121の前端部に、前板130の開口131内に挿入される左右一対の挿入部122,122(一方は図示しない)を形成した構成のものである。
フロント板140は例えばステンレス製のものであり、それは、上記した前板130と同じ輪郭に形成されているとともに、中央部に、鎌部材20を遊挿するための縦長方形の開口141が形成され、かつ、その開口141を挟む上下に、ビス(図示しない)を挿入するためのビス孔142,142が形成されている。
鎌錠Aは、上述した分割体100,110内に、鎌部材20、ハブ40、一対のリンクプレート50,60、及び位置保持用弾性材70を所定の連結構造となるようにして配設しておき、分割体100,110の連結部材98,99と嵌合孔94,95とを嵌合するとともに、収容部103,113に消音ブッシュ120を差し込むことにより組み立てられる。
以上のように構成された鎌錠Aの引戸170への取り付けは、引戸170の戸当たり面171から彫り込まれた凹所172に鎌錠Aを嵌め込み、鎌錠Aの前板130にフロント板140を重ね合わせてビス(図示省略)で固定するとともに、ハブ40の四角孔46に対向する引戸170の両側面に挿通孔を穿設し、その挿通孔から四角孔46に角棒(図示しない)を挿通して、その角棒にサムターンやレバーハンドルを取り付け、サムターンやレバーハンドルの座板をビス止めすることにより行われる。
また、戸枠体180であって、引戸170に取り付けられた鎌錠Aに対向する位置には、受け金具181が取り付けられている。
受け金具181は、縦長の鎌部材挿入口182を中央に形成した取付け板183と、この取付け板183に固定されたケース184と、取付け板183の上部に固定された受板185とを有して構成されている。
次に、前述した構成からなる鎌錠Aの動作について、施錠動作と、ケース内に向かう外力が鎌部材に作用したときの動作に分けて詳細に説明する。図6〜9は、施錠動作を経時的に示す説明図、図10〜12は、ケース内に向かう外力が鎌部材に作用したときの動作を経時的に示す説明図、なお、図6〜9,図10〜12には、鎌部材等の移動状態を示すために分割体100のみを示している。
<<施錠動作>>
施錠動作について、図6〜9とともに上記した図5を参照して説明する。
引戸170を閉めて施錠するときは、図6に示すように、鎌部材20をケースB内の移動開始位置(ア)に前進移動させている状態で、引戸170の戸当たり面171を引戸枠体180に当接させ、位置保持用弾性材170の弾性力に抗してサムターンやレバーハンドル等を介してハブ40を回動することにより、鎌部材20を施錠方向αに前進移動させる。なお、「前進」若しくは「前進移動」を「往動」ともいう。
<鎌部材20の移動開始位置(ア)から途中突出位置(イ)への移動>
鎌部材20を移動開始位置(ア)に前進移動させているとき、リンクプレート50は、図5,6に示す初期位置(カ)に移動しており、このとき、リンクプレート50(60)の後辺縁51(61)が後壁面153(163)に当接しかつ下端部50b(60b)が下壁面154(164)に当接した状態になっている。
また、リンクプレート50(60)が初期位置(カ)に移動しているとき、挿入突起53(63)は、遊挿溝102(112)の下端部102a(112a)に位置している。
なお、遊挿溝102(112)の下端部102a(112a)に移動している挿入突起53(63)を、図5に(サ)で示している。
上記ハブ40の回動操作により、そのハブ40の長孔47に挿入されているガイドピン81がケースBの直線ガイド溝97(93)に案内されて、施錠方向αに水平に前進移動する。
上記水平な前進移動に伴って、図7に示すように、鎌部材20が移動開始位置(ア)から、ケースBのフロント板130から前方へ所定寸法L1だけ突出した途中突出位置(イ)に移動されるとともに、その鎌部材20の鉤部22が戸枠体180に埋設した受け金具181内に位置する。
一方、リンクプレート50(60)は、これの下端50b(60b)を下壁面154(164)に摺接したまま、鎌部材20が移動開始位置(ア)から途中突出位置(イ)に移動するのと同時に、下壁面154(164)の始端から終端に向けて移動し、鎌部材20が途中突出位置(イ)に移動したときに第一の摺接位置(キ)に位置する。
換言すると、鎌部材20は、リンクプレート50(60)が下壁面の始端から終端に向けて水平に移動することにより、移動開始位置(ア)から途中突出位置(イ)に水平に前進移動する。
<鎌部材20の途中突出位置(イ)から中間位置(ウ)への移動>
ハブ40をさらに回動させると、図8に示すように、鎌部材20はケースBのフロント板130から所定寸法L1だけ突出した途中突出位置(イ)よりもさらに前方に突出しかつやや上方の中間位置(ウ)に移動される。
この中間位置(ウ)は、鎌部材20の鉤部22を受板185の掛止面185aよりも施錠方向α前方の位置である。換言すると、平面視において鉤部22の後端面22aと受板185の掛止面185aとの間に所要の間隙ができるような位置である。
一方、リンクプレート50(60)は、カム溝150(160)の前壁面151(161)の中間に位置する第二の摺接位置(ク)(図参照)に摺接移動する。
<鎌部材20の中間位置(ウ)から掛止位置(エ)への移動>
さらにハブ40を回動させると、鎌部材20は第二の摺接位置(ク)からほぼ上方に移動して、図9に示すように、鉤部22の後端面22aが受板185の係止面185aに当接掛止した掛止位置(エ)に移動し、これにより施錠状態になる。
一方、リンクプレート50(60)は、カム溝150(160)の前壁面151(161)の中間位置から上方に摺接移動して、第二の摺接位置(ク)から第二の位置決め位置(ケ)に移動する。この第二の位置決め位置(ケ)に移動したリンクプレート50(60)は、前辺縁52が上壁面152に当接しかつ下端部50bが前壁面151に当接した状態になっている。すなわち、前辺縁52が上壁面152に当接していることにより、鎌部材20を掛止位置(エ)に位置決めしている。
なお、ハブ40を上記とは逆方向に回動させて開錠動作を行うと、鎌部材20は、上述した施錠動作のときの経路と同じ経路を逆に辿って掛止位置(エ)から移動開始位置(ア)に向けて後退移動する。
なお、「後退」若しくは「後退移動」を「復動」ともいう。
<鎌部材にケース内に向かう外力が作用したとき>
鎌部材にケース内に向かう外力が作用したときの動作について、図10〜12を参照して説明する。
鎌部材20にケースB内に向かう外力が作用する状況としては、例えば鎌部材20を移動開始位置(ア)に戻し忘れて、掛止位置(エ)に鎌部材20を移動させた状態のまま、引戸170を閉じてしまう場合等である。
すなわち、鎌部材20を掛止位置(エ)に移動したまま引戸170を閉動作すると、図10に示すように受け金具181の取付け板183に鎌部材20の鉤部22が当接する。
この当接により、掛止位置(エ)に移動している鎌部材20に、ケースB内に向かう外力F1が加わる。
すなわち、外力F1が鎌部材20に加わると、第二の位置決め位置(ケ)に移動しているリンクプレート50(60)には、回動用突起55(65)を凹陥部155(165)に突入した状態になり、その回動用突起55(65)を回動中心として、図示反時計方向に回動させようとする分力が生じる。換言すると、外力F1は、リンクプレート50(60)により鎌部材20をケースB内に後退復帰させようとする復帰力に変換されるのである。
この復帰力により、鎌部材20は、カム溝150(160)にガイドされることなく、凹陥部155(165)に突入している回動用突起55(65)を中心とした円弧の軌跡(弧状経路)を辿って、開始位置(カ)に後退移動し始める。
すなわち、鎌部材20は、図8に示す中間位置(ウ)よりも斜め上方の通過位置を通過するとともに、図7に示す突出位置(イ)よりも斜め上方の通過位置を通過して、移動開始位置(ア)に後退復帰する。
このようにして、鎌部材20は、リンクプレート50,60によって引き込まれるようにしてケースB内に円滑に収納され、鎌部材20の鉤部22や受け金具181を損傷することがない。
なお、鎌部材20が上記通過位置のいずれを通過するときにも、リンクプレート50(60)の下端部50b(60b)は、カム溝150(160)の前壁面151(161),下壁面154(164)から離間した中間位置にある。
すなわち、移動開始位置(ア)から掛止位置(エ)に向けての鎌部材20の移動経路は、カム溝150の下壁面154から前壁面151にかけての曲面に沿ったものとなっており、また、掛止位置(エ)から移動開始位置(ア)に向けての鎌部材20の移動経路は、凹陥部155(165)に突入している回動用突起55(65)を中心とした弧状のものである。本実施形態においては上記した移動経路が弧状経路であり、本実施形態においては円弧状の経路となっている。
以上のように、移動開始位置(ア)から掛止位置(エ)に向けての鎌部材20の移動経路よりも、掛止位置(エ)から移動開始位置(ア)に向けての鎌部材20の移動経路の経路長が短くなっている。
上述したように、掛止位置(エ)から移動開始位置(ア)に向けて移動するリンクプレート50(60)の下端50b(60b)は、カム溝150の壁面に摺接することがないので、摩擦面積が小さく摩擦抵抗の少ない軽快な動作を行わせられる。
本発明は、上記した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
・上記においては、位置保持用弾性材を板材で形成したものについて説明したが、コイルスプリングやトーションスプリング若しくはゴム材等を採用してもよい。
・また、上記においては、リンクプレートの上端部に挿入突起を一体に形成した例について説明したが、リンクプレートの上端部に嵌合孔を形成するとともに、その嵌合孔にピン部材を嵌合させた構成にしてもよい。
・鎌部材にピン結合したリンクプレートをガイド部にガイドさせた構成について説明したが、鎌部材自体をガイド部にガイドさせるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る鎌錠の外観斜視図である。 同上の一実施形態に係る鎌錠の分解斜視図である。 2つの分割体のうちの一方のものの正面図である。 ケース内に収容連結されている鎌部材、一対のリンクプレート、及びカム溝を示すものであり、一部を破断して示す部分斜視図である。 カム溝と遊挿溝の拡大図である。 施錠動作を経時的に示す説明図である。 施錠動作を経時的に示す説明図である。 施錠動作を経時的に示す説明図である。 施錠動作を経時的に示す説明図である。 鎌部材にケース内に向かう外力が作用したときのリンクプレートのカム溝内での動作を示す拡大斜視図である。 鎌部材にケース内に向かう外力が作用したときの動作を経時的に示す説明図である。 鎌部材にケース内に向かう外力が作用したときの動作を経時的に示す説明図である。 第一の従来例に係る鎌錠の施錠状態を示す縦断面図である。 第二の従来例に係る鎌錠の施錠状態を示す縦断面図である。
符号の説明
20 鎌部材
21 長軸部
40 ハブ
50,60 リンクプレート
5363 遊動軸(挿入突起)
70 位置保持用弾性材
81 ガイドピン
97 直線ガイド溝
102,112 遊挿溝
150,160 カム溝
152,162 上壁面(第一の位置決め壁部)
153,163 後壁面(第二の位置決め壁部)
155,165 突入部(凹陥部)
180 戸枠体
185 受板
B ケース
(ア) 所定位置(移動開始位置)
(イ) 途中突出位置
(エ) 掛止位置

Claims (5)

  1. カム溝及び遊挿溝をケース内の前部に形成するとともに、ケース内の後部に直線ガイド溝を形成し、
    鎌部材の後部にはガイドピンを横設して外部操作可能なハブに連結すると同時にガイドピンを直線ガイド溝に係入させ、
    鎌部材の前部には一対のリンクプレートの一端部を軸着すると同時にリンクプレートの他端部に遊動軸を横設し、
    一対のリンクプレートをカム溝に沿って案内可能に配設するとともに遊動軸を遊溝に配設し、カム溝は、鎌部材が前進するときに前部が途中突出位置まで直進できるように形成されているとともに、鎌部材に外力が加えられたときに一対のリンクプレートの他端部を当接して鎌部材を弧状経路に沿って後退できるように形成され、カム溝には、一対のリンクプレートの一端部を摺接することにより、その一対のリンクプレートに連結した鎌部材を、ケース内の所定位置から所要寸法だけ水平に突出させた途中突出位置に向けての水平移動をガイドする壁部と、その途中突出位置から掛止位置に向けての鎌部材の移動をガイドする壁部を形成していることを特徴とする鎌錠。
  2. 戸枠体に配設した受板に掛止する掛止位置と、ケース内の所定位置との間で鎌部材を移動自在に支持しており、
    鎌部材が掛止位置に移動しているときに、一対のリンクプレートの他端部を突入させるための突入部をカム溝に形成しているとともに、
    ケース内に向かう外力が上記鎌部材に作用することにより、突入部に突入している一対のリンクプレートの他端部を中心とする弧状経路に沿ってケース内の所定位置に向けて後退する配置関係にして鎌部材と一対のリンクプレートとを連結していることを特徴とする請求項1に記載の鎌錠。
  3. 一対のリンクプレートの一端部をカム溝の壁面に摺接させながら、ケース内の所定位置から掛止位置に向けての鎌部材の移動をガイドすることを特徴とする請求項1又は2に記載の鎌錠。
  4. カム溝には、一対のリンクプレートを当接することにより鎌部材を掛止位置に位置決めするための第一の位置決め壁部と、一対のリンクプレートを当接することにより鎌部材をケース内の所定位置に位置決めするための第二の位置決め壁部とが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鎌錠。
  5. 少なくとも掛止位置に移動している鎌部材を弾性的に保持するための位置保持用弾性材をケース内に配設していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鎌錠。
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