JP4640620B2 - 電子メール管理システム、メールサーバ、電子メール管理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
図1に示すように、本発明の電子メール管理システムは、クライアント10と、クライアント20と、メールサーバ30と、メールサーバ40を含む。クライアントとメールサーバ、また、メールサーバ同士はIPネットワークで接続されており、TCP/IPによる双方向通信が可能である。ここでは、クライアント10とメールサーバ30がIPネットワークで接続され、クライアント20とメールサーバ40がIPネットワークで接続され、メールサーバ30とメールサーバ40がIPネットワークで接続されている。クライアント10は、メールサーバ30を利用して、クライアント20宛の電子メール送信を行う。電子メールはメールサーバ40に到着し、クライアント20に閲覧される。
図2は、SMTPサービス32の宛先解析部321の動作フローである。
(1)ステップS101
メールを受信したメールサーバ30は、宛先が管理用アドレスか否か判断する。すなわち、SMTPサービス32の宛先解析部321が、宛先のアドレスが予め設定された管理用アドレスに適合するか判断する。
(2)ステップS102
宛先が管理用アドレスの場合は、送達確認処理部322が送達確認処理を実施する。
(3)ステップS103
その他の場合、すなわち、宛先が管理用アドレス以外の場合は、通常配送処理を実施する。
(1)ステップS201
メールの内容を読み取り、DSN応答メールであるか判断する。DSN応答メールの形式はRFC1891で規定されているため、ここでは詳細は記載しないが、メールヘッダ(ヘッダ情報)から識別を行う。
(2)ステップS202
DSN応答メールである場合は、DSN応答メール処理を実施する。DSN応答メール処理では、送達確認処理部322は、DSN応答メールから、DSN応答メール内に記述される「元のメールを配達した宛先アドレス」(元のメールの宛先であるクライアント20のメールアドレス)と「配達結果」、及び「元のメールのメッセージID」(以下、元のメッセージID)を取得する。更に、元のメッセージIDから発信箱33内のメールを特定するための「メール識別子」を取り出す。送達確認処理部322が取得したこれらの情報から、発信箱33の1つのメールの宛先情報テーブル332の1つの宛先を特定し、配送状況を変更する。
(3)ステップS203
DSN応答メールで無い場合は、MDN応答メールであるか判断する。MDN応答メールの形式はRFC3798で規定されているため、ここでは詳細は記載しないが、メールヘッダ(ヘッダ情報)から識別を行う。
(4)ステップS204
MDN応答メールである場合は、MDN応答メール処理を実施する。MDN応答メール処理では、送達確認処理部322は、MDN応答メールから、「MDN応答メールの発信者のメールアドレス」(元のメールの宛先であるクライアント20のメールアドレス)と、MDN応答メールに添付されている「元のメッセージID」を取得する。更に、元のメッセージIDから発信箱33内のメールを特定するための「メール識別子」を取り出す。これらの情報から、発信箱33の1つのメールの宛先情報テーブル332の1つの宛先を特定し、当該メールの開封状況を変更する。
(5)ステップS205
MDN応答メールで無い場合、すなわち、その他の場合は通常配送処理を実施する。
(1)ステップS301
クライアント10は、クライアント20宛のメール発信動作において、はじめにIMAPサービス31を利用して発信箱33にメールを追加する。
(2)ステップS302
IMAPサービス31は発信箱33に追加したメールの状態を「発信中」とし、そのメールに紐付けた宛先情報テーブル332を作成し保存する。
(3)ステップS303
宛先情報テーブル332は、宛先毎の状態を保持する。すなわち、宛先毎にメールの配送/開封状態を保持する。また、IMAPサービス31は、クライアント10への成功応答の中に、追加したメールを一意に示すメール識別子を含める。
(4)ステップS304
次に、クライアント10は、受け取ったメール識別子を埋め込んだメッセージIDを生成し、SMTPサービス32に接続し、追加したメールにメッセージIDを付加するよう設定する。なお、SMTPサービス32がメッセージIDを付加するようにしても良い。
(5)ステップS305
このとき、クライアント10は、追加したメールにDSN/MDN要求を付け、応答先が自身の管理用アドレスとなるよう設定する。なお、クライアント10からメールを受け取ったSMTPサービス32の宛先解析部321が、応答先がクライアント10の管理用アドレスとなるよう設定するようにしても良い。
(6)ステップS306
次に、SMTPサービス32は宛先のSMTPサービス42に接続し、メールを配送する。
(7)ステップS307
SMTPサービス42は、受信したメールをクライアント20の受信箱に追加する。メールの状態は初期状態の「未読」となる。
(8)ステップS308
次に、SMTPサービス42は、DSN要求に従い、DSN応答メールを生成し、返信先であるクライアント10の管理用アドレス宛に送信する。なお、DSN応答メールは、DSN応答メッセージを含むメールである。
(9)ステップS309
SMTPサービス32は、DSN応答メールを受信する。ここで、宛先が管理用アドレスであるため、送達確認処理部322が送達確認処理を実施する。送達確認処理部322は、ヘッダ情報からDSN応答であることを識別し、DSN応答メール内に記述される「元のメールを配達した宛先アドレス」(元のメールの宛先であるクライアント20のメールアドレス)と「配達結果」、及び「元のメッセージID」を取得する。更に、元のメッセージIDから発信箱33内のメールを特定するためのメール識別子を取り出す。
(10)ステップS310
送達確認処理部322が取得したこれらの情報から、発信箱33の1つのメールの宛先情報テーブル332の1つの宛先を特定し、状態を「未開封」に変更する。配達結果がエラーの場合は状態を「エラー」とする。
(11)ステップS311
一方、クライアント20は任意にPOP/IMAPサービス41を利用してメールを閲覧し、新着メールを検出する。
(12)ステップS312
クライアント20では、新着メールにMDN要求が存在した場合、MDN応答メールを生成し、返信先であるクライアント10の管理用アドレス宛に送信する。なお、MDN応答メールは、MDN応答メッセージを含むメールである。
(13)ステップS313
MDN応答メールは宛先のSMTPサービス32に配送される。
(14)ステップS314
SMTPサービス32の送達確認処理部322が再び送達確認処理を実施する。送達確認処理部322は、ヘッダ情報からMDN応答メールであることを識別し、「MDN応答メールの発信者のメールアドレス」(元のメールの宛先であるクライアント20のメールアドレス)と、MDN応答メールに添付されている「元のメッセージID」を取得する。更に、元のメッセージIDから発信箱33内のメールを特定するための「メール識別子」を取り出す。これらの情報から、発信箱33の1つのメールの宛先情報テーブル332の1つの宛先を特定し、「開封済」に変更する。このとき、送達確認処理部322は、宛先情報テーブル332の全ての宛先の状態が「開封済」となった場合、その送信済みメールの状態を「開封済」に変更する。
(15)ステップS315
その後、クライアント10では発信箱33を閲覧した際、送信済みメール状態が「開封済」になったことを確認できる。例えば、メール状態を示すステータス情報等の文字表示やアイコン等の画像表示により、送信済みメール状態を確認できるようにする。
本発明の第2実施例として、IMAPを利用しないメールシステムにおける実施が考えられる。例えば、インターネットブラウザをメールクライアントとして利用するWebメールシステムにおいて、本発明と同様の方式が利用可能である。特に図示しないが、その場合の構成図は、図1のIMAPサービスをWebメールサービスに置き換えたものと同等である。また、特に図示しないが、動作フローや動作シーケンスにおいても、本発明におけるIMAPサービスをWebメールサービスに置き換えたものと同等となる。すなわち、メール閲覧提供部は、IMAPサービスに限らず、Webメールサービスでも良い。
本発明の電子メール管理システムは、DSN応答メールやMDN応答メールを管理用アドレスで受け取り、メールサーバで処理することを特徴とする。また、発信箱のメール識別子をメッセージIDに埋め込み、DSN/MDN応答メールに対応する発信箱のメールを特定することを特徴とする。
20… クライアント
30… メールサーバ
31… IMAPサービス
32… SMTPサービス
321… 宛先解析部
322… 送達確認処理部
33… 発信箱
331… 送信済みメール
332… 宛先情報テーブル
40… メールサーバ
41… POP/IMAPサービス
42… SMTPサービス
43… 受信箱
Claims (18)
- 発信箱に、電子メールを格納し、前記電子メールに対応する宛先情報テーブルを格納し、前記宛先情報テーブルに宛先毎の前記電子メールの状態を示す情報を格納するメール閲覧管理部と、
状態確認要求の応答先を管理用代替アドレスとして前記電子メールを送信し、前記電子メールに対応する応答メールを受信した際、前記応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か確認し、宛先が前記管理用代替アドレスである場合、前記応答メールの内容に基づいて、前記応答メールを受信箱に配達せずに、前記発信箱内の宛先情報テーブルに格納された電子メールの状態を示す情報を更新するメール転送処理部と
を具備する
電子メール管理システム。 - 請求項1に記載の電子メール管理システムであって、
前記メール閲覧管理部は、前記電子メールを示すメール識別子を提供し、
前記電子メールは、前記メール識別子が埋め込まれたメッセージIDを含み、
前記メール転送処理部は、前記応答メールを受信した際、前記応答メールに含まれる前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記電子メールを特定する
電子メール管理システム。 - 請求項2に記載の電子メール管理システムであって、
前記メール転送処理部は、
前記クライアントのメールアドレスのメールアカウントに管理用識別情報が付加されたアドレスを前記管理用代替アドレスとして定義し、前記応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か判断する宛先解析部と、
前記応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスであれば、前記応答メールのヘッダ情報を読み取り、配送状況通知か開封確認通知かを判断する送達確認処理部と
を具備する
電子メール管理システム。 - 請求項3に記載の電子メール管理システムであって、
前記送達確認処理部は、前記応答メールが配送状況通知である場合、前記配送状況通知の応答メールから、前記電子メールの宛先のメールアドレス、配達結果、及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取り出して、前記宛先情報テーブルの宛先を特定し、前記電子メールの配送状況を変更する
電子メール管理システム。 - 請求項3又は4に記載の電子メール管理システムであって、
前記送達確認処理部は、前記応答メールが開封確認通知である場合、前記開封確認通知の応答メールから、前記応答メールの発信者のメールアドレス及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取り出して、前記宛先情報テーブルの宛先を特定し、前記電子メールの開封状況を変更する
電子メール管理システム。 - クライアントと、
メールサーバと
を含み、
前記クライアントは、
電子メールを送信する際に、メールサーバのIMAPサービスを利用して前記電子メールを前記メールサーバの発信箱に格納する手段と、
前記メールサーバから前記電子メールを一意に示すメール識別子を受信し、前記メール識別子を埋め込んだメッセージIDを生成し、前記メールサーバのSMTPサービスに接続し、前記発信箱に格納された電子メールに前記メッセージIDを付加する手段と、
前記発信箱に格納された電子メールにDSN/MDN要求を付加し、応答先として前記クライアントの管理用代替アドレスを設定する手段と
を具備し、
前記メールサーバは、
前記IMAPサービスにより、前記発信箱に、格納された電子メールに関連付けて、宛先毎の当該電子メールの状態を示す情報を保持する宛先情報テーブルを格納し、当該電子メールの状態を「発信中」とし、当該電子メールを一意に示すメール識別子を前記クライアントに通知する手段と、
前記SMTPサービスにより、前記発信箱に格納された電子メールを送信する手段と、
前記SMTPサービスにより、電子メールを受信した場合、前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か確認する手段と、
前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスである場合、前記受信メールのヘッダ情報を読み取り、前記受信メールがDSN応答メールかMDN応答メールかを確認する手段と、
前記受信メールがDSN応答メールである場合、前記DSN応答メールから送信メールの配送結果及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を、前記配送結果に応じて「未開封」及び「エラー」のいずれかに変更する手段と、
前記受信メールがMDN応答メールである場合、前記MDN応答メールから前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を「開封済」に変更する手段と
を具備する
電子メール管理システム。 - 請求項6に記載の電子メール管理システムであって、
前記クライアントは、
前記クライアントのメールアドレスのメールアカウントに管理用識別情報を付加されたアドレスを、前記管理用代替アドレスとして定義する手段
を更に具備し、
前記メールサーバは、
前記受信メールのうち、メールアカウントに前記管理用識別情報が付加されたメールアドレスを、前記管理用代替アドレスと判断する手段と、
前記管理用代替アドレスから前記管理用識別情報を除いたメールアドレスを、前記クライアントのメールアドレスと判断する手段と、
前記管理用代替アドレスと前記クライアントのメールアドレスとを関連付ける手段と
を更に具備する
電子メール管理システム。 - IMAPサービスにより、クライアントから電子メールを受信して発信箱に格納し、前記発信箱に、格納された電子メールに関連付けて、宛先毎の当該電子メールの状態を示す情報を保持する宛先情報テーブルを格納し、当該電子メールの状態を「発信中」とし、当該電子メールを一意に示すメール識別子を前記クライアントに通知するメール閲覧管理部と、
SMTPサービスにより、前記クライアントから前記メール識別子を埋め込んだメッセージIDを受信して前記発信箱に格納された電子メールに前記メッセージIDを付加し、前記クライアントからDSN/MDN要求を受信して前記発信箱に格納された電子メールに前記DSN/MDN要求を付加し、応答先として前記クライアントの管理用代替アドレスを設定するメール転送処理部と
を具備し、
前記メール転送処理部は、
電子メールを受信した場合、前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か確認する宛先解析部と、
前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスである場合、前記受信メールのヘッダ情報を読み取り、前記受信メールがDSN応答メールかMDN応答メールかを確認し、確認結果に応じて前記発信箱に格納された電子メールの状態を変更する送達確認処理部と
を具備し、
前記送達確認処理部は、
前記受信メールがDSN応答メールである場合、前記DSN応答メールから送信メールの配送結果及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を、前記配送結果に応じて「未開封」及び「エラー」のいずれかに変更する手段と、
前記受信メールがMDN応答メールである場合、前記MDN応答メールから前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を「開封済」に変更する手段と
を具備する
メールサーバ。 - 請求項8に記載のメールサーバであって、
前記宛先解析部は、
前記クライアントのメールアドレスのメールアカウントに管理用識別情報を付加されたアドレスを、前記管理用代替アドレスとして定義する手段と、
前記受信メールのうち、メールアカウントに前記管理用識別情報が付加されたメールアドレスを、前記管理用代替アドレスと判断する手段と、
前記管理用代替アドレスから前記管理用識別情報を除いたメールアドレスを、前記クライアントのメールアドレスと判断する手段と、
前記管理用代替アドレスと前記クライアントのメールアドレスとを関連付ける手段と
を具備する
メールサーバ。 - 計算機により実施される電子メール管理方法であって、
発信箱に、電子メールを格納し、前記電子メールに対応する宛先情報テーブルを格納し、前記宛先情報テーブルに宛先毎の前記電子メールの状態を示す情報を格納することと、
状態確認要求の応答先を管理用代替アドレスとして前記電子メールを送信し、前記電子メールに対応する応答メールを受信した際、前記応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か確認し、宛先が前記管理用代替アドレスである場合、前記応答メールの内容に基づいて、前記応答メールを受信箱に配達せずに、前記発信箱内の宛先情報テーブルに格納された電子メールの状態を示す情報を更新することと
を含む
電子メール管理方法。 - 請求項10に記載の電子メール管理方法であって、
前記電子メールを示すメール識別子を提供することと、
前記電子メールに、前記メール識別子が埋め込まれたメッセージIDを挿入することと、
前記応答メールを受信した際、前記応答メールに含まれるメッセージIDからメール識別子を取得することと、
前記取得されたメール識別子を基に、電子メールを特定することと
を更に含む
電子メール管理方法。 - 請求項11に記載の電子メール管理方法であって、
前記クライアントのメールアドレスのメールアカウントに管理用識別情報が付加されたアドレスを前記管理用代替アドレスとして定義し、前記応答メールを受信した際、前記応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か判断することと、
前記応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスであれば、前記応答メールのヘッダ情報を読み取り、配送状況通知か開封確認通知かを判断することと
を更に含む
電子メール管理方法。 - 請求項12に記載の電子メール管理方法であって、
前記応答メールが配送状況通知である場合、前記配送状況通知の応答メールから、前記電子メールの宛先のメールアドレス、配達結果、及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取り出して、前記宛先情報テーブルの宛先を特定し、前記電子メールの配送状況を変更すること
を更に含む
電子メール管理方法。 - 請求項12又は13に記載の電子メール管理方法であって、
前記応答メールが開封確認通知である場合、前記開封確認通知の応答メールから、前記応答メールの発信者のメールアドレス及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取り出して、前記宛先情報テーブルの宛先を特定し、前記電子メールの開封状況を変更すること
を更に含む
電子メール管理方法。 - クライアントが、電子メールを送信する際に、メールサーバのIMAPサービスを利用して前記電子メールを前記メールサーバの発信箱に格納することと、
前記メールサーバが、前記IMAPサービスにより、前記発信箱に、格納された電子メールに関連付けて、宛先毎の当該電子メールの状態を示す情報を保持する宛先情報テーブルを格納し、当該電子メールの状態を「発信中」とし、当該電子メールを一意に示すメール識別子を前記クライアントに通知することと、
前記クライアントが、前記メール識別子を埋め込んだメッセージIDを生成し、前記メールサーバのSMTPサービスに接続し、前記発信箱に格納された電子メールに前記メッセージIDを付加することと、
前記クライアントが、前記発信箱に格納された電子メールにDSN/MDN要求を付加し、応答先として前記クライアントの管理用代替アドレスを設定することと、
前記メールサーバが、前記SMTPサービスにより、前記発信箱に格納された電子メールを送信することと、
前記メールサーバが、前記SMTPサービスにより、電子メールを受信した場合、前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か確認し、前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスである場合、前記受信メールのヘッダ情報を読み取り、前記受信メールがDSN応答メールかMDN応答メールかを確認することと、
前記メールサーバが、前記SMTPサービスにより、DSN応答メールを受信した場合、前記DSN応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か確認し、前記DSN応答メールの宛先が前記管理用代替アドレスである場合、前記DSN応答メールから送信メールの配送結果及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を、前記配送結果に応じて「未開封」及び「エラー」のいずれかに変更することと、
前記メールサーバが、前記SMTPサービスにより、MDN応答メールを受信した場合、前記MDN応答メールから前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を「開封済」に変更することと
を含む
電子メール管理方法。 - 請求項15に記載の電子メール管理方法であって、
前記クライアントが、前記クライアントのメールアドレスのメールアカウントに管理用識別情報を付加されたアドレスを、前記管理用代替アドレスとして定義することと、
前記メールサーバが、前記受信メールのうち、メールアカウントに前記管理用識別情報が付加されたメールアドレスを、前記管理用代替アドレスと判断することと、
前記管理用代替アドレスから前記管理用識別情報を除いたメールアドレスを、前記クライアントのメールアドレスと判断することと、
前記管理用代替アドレスと前記クライアントのメールアドレスとを関連付けることと
を更に含む
電子メール管理方法。 - IMAPサービスにより、クライアントから電子メールを受信して発信箱に格納し、前記発信箱に、格納された電子メールに関連付けて、宛先毎の当該電子メールの状態を示す情報を保持する宛先情報テーブルを格納し、当該電子メールの状態を「発信中」とし、当該電子メールを一意に示すメール識別子を前記クライアントに通知するステップと、
SMTPサービスにより、前記クライアントから前記メール識別子を埋め込んだメッセージIDを受信して前記発信箱に格納された電子メールに前記メッセージIDを付加し、前記クライアントからDSN/MDN要求を受信して前記発信箱に格納された電子メールに前記DSN/MDN要求を付加し、応答先として前記クライアントの管理用代替アドレスを設定するステップと、
前記SMTPサービスにより、電子メールを受信した場合、前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスか否か確認するステップと、
前記受信メールの宛先が前記管理用代替アドレスである場合、前記受信メールのヘッダ情報を読み取り、前記受信メールがDSN応答メールかMDN応答メールかを確認するステップと、
前記受信メールがDSN応答メールである場合、前記DSN応答メールから送信メールの配送結果及び前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を、前記配送結果に応じて「未開封」及び「エラー」のいずれかに変更するステップと、
前記受信メールがMDN応答メールである場合、前記MDN応答メールから前記メッセージIDを取得し、前記メッセージIDから前記メール識別子を取得し、前記メール識別子から前記発信箱に格納された電子メールを特定し、前記特定された電子メールの状態を「開封済」に変更するステップと
を計算機に実行させるための
プログラム。 - 請求項17に記載のプログラムであって、
前記SMTPサービスにより、前記クライアントのメールアドレスのメールアカウントに管理用識別情報を付加されたアドレスを、前記管理用代替アドレスとして定義するステップと、
前記受信メールのうち、メールアカウントに前記管理用識別情報が付加されたメールアドレスを、前記管理用代替アドレスと判断するステップと、
前記管理用代替アドレスから前記管理用識別情報を除いたメールアドレスを、前記クライアントのメールアドレスと判断するステップと、
前記管理用代替アドレスと前記クライアントのメールアドレスとを関連付けるステップと
を更に計算機に実行させるための
プログラム。
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