JP2002334043A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2002334043A
JP2002334043A JP2001138008A JP2001138008A JP2002334043A JP 2002334043 A JP2002334043 A JP 2002334043A JP 2001138008 A JP2001138008 A JP 2001138008A JP 2001138008 A JP2001138008 A JP 2001138008A JP 2002334043 A JP2002334043 A JP 2002334043A
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JP2001138008A
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Yoshifumi Tanimoto
好史 谷本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送達確認のための無駄な記録紙の排出を低減
し、効率的に送達の確認が可能な通信装置を提供する。 【解決手段】 制御部21は、通信部22からネットワ
ーク12を介して送達確認要求付きの電子メールを送信
した後、返送されてくる送達確認の電子メールを受け取
る。この時点では送達確認の電子メールを記録出力せ
ず、送達確認の電子メールを受信した旨を記録してお
く。これにより記録紙を節約する。そして、電子メール
送信後、所定の時間が経過しても送達確認の電子メール
を受信できなかった時、警告情報を出力する。これによ
って未送達の事実を知ることができ、効率的に送達の確
認を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して電子メールの授受を行う通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インターネット等のネットワークを利用
して電子メールを転送する通信システムにおいては、そ
の電子メールが相手先へ届いたか否かを確認するため、
DSN(デリバリ・ステータス・ノーティフィケーショ
ン)あるいはMDN(メッセージ・ディスポジション・
ノーティフィケーション)等によって電子メールの送信
時に送達確認を要求することができる。例えばDSNで
は、宛先のクライアントが属するドメインのメールサー
バが電子メールを受信すると、そのメールサーバが、送
達確認要求時に指示された送り先に対して送達確認の電
子メールを送信する。またMDNでは、宛先のクライア
ントあるいはサーバなどの受信側装置が電子メールを受
信すると、その受信側装置が、送達確認要求時に指示さ
れた送り先に対して送達確認の電子メールを送信する。
【0003】このようにして返送されてきた送達確認の
電子メールは、通常、受信する毎に例えば記録紙に記録
出力されている。例えば複数の宛先を指定して送達確認
要求付きの電子メールを送信すると、それぞれの宛先か
ら返送されてくる送達確認の電子メールが複数受信さ
れ、そのたび毎に記録紙に記録出力されていた。そのた
め、送信した電子メールが1通でも宛先が多いとその分
だけの枚数の記録出力が行われてしまう。ユーザは送達
できたか否かを知りたいので、そのためだけに複数枚の
記録出力が行われることによって記録紙が無駄に消費さ
れていた。さらに、返送されてきた送達確認の電子メー
ルは、元の電子メールの送信順に返送されるわけではな
いため、排出されて堆積している多数の記録紙から、ど
の電子メールについて送達が行われ、どの電子メールに
ついては送達が行われていないのかがわからなくなるこ
ともあり、送達確認が効率的に行われない場合もあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、送達確認のための無駄な記
録紙の排出を低減し、効率的に送達の確認が可能な通信
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信装置にお
いて、ネットワークを介して他の通信装置と通信を行う
通信手段と、該通信手段を介して送達確認付きの電子メ
ールを送信し該電子メールついての送達確認の電子メー
ルを受信するとともに所定時間内に前記送達確認の電子
メールを受信できなかった場合には警告情報を出力する
制御手段を有することを特徴とするものである。このよ
うに本発明では、所定時間内に送達確認の電子メールが
返送されてこなかった場合に警告情報を出力することに
よって、送信した電子メールの送達の有無をユーザに伝
えるものである。従って、従来のように送達確認の電子
メールを受け取るごとに記録紙への記録出力は不要であ
り、記録紙を節約することができる。
【0006】なお、警告情報の出力は、例えば記録紙へ
の記録出力のほか、通信手段から電子メールとして送信
して出力することもできる。また、複数の出力形態を用
意しておき、その中から1ないし複数の選択された出力
形態により警告情報を出力するように構成することも可
能である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信装置の実施
の一形態を示すブロック図である。図中、11は通信装
置、12はネットワーク、13はメールサーバ、14は
クライアント、21は制御部、22は通信部、23は記
録部、24は記憶部、25は操作部である。本発明の通
信装置11はネットワーク12に接続され、ネットワー
ク12を介してメールサーバ13やクライアント14な
どと通信可能に構成されている。ネットワーク12は、
例えばインターネットやLAN、あるいはそれらが適宜
結合されていてよい。
【0008】通信装置11は、この例では制御部21、
通信部22、記録部23、記憶部24、操作部25など
により構成されている。制御部21は、通信装置11全
体を制御する。特に、通信部22を介して電子メールの
送受信を行うことができる。電子メールの送信を行う際
には、MDNまたはDSNあるいはその両方による送達
確認要求を付して送信することができる。電子メールの
送信時には、送信記録を生成して記憶部24に記憶させ
ておく。また送達確認要求付きの電子メールを送信後、
返送されてくる送達確認の電子メールを受け取ると、そ
の送達確認の電子メールによって送達が確認された電子
メールに対応する送信記録に対して、送達確認の情報を
追記する。このとき、送達確認の記録出力は行わない。
【0009】また制御部21は、送信したそれぞれの電
子メールについて、所定時間中にその電子メールに対す
る送達確認の電子メールが返送されたか否かを判定し、
宛先のうちの一部でも送達確認の電子メール受信できな
かった場合には、警告情報を出力する。警告情報の出力
は、例えば記録部23から記録出力したり操作部25に
設けられている表示手段に表示出力したり、あるいは、
通信部22を介して警告情報を電子メールとして送信す
ることができる。あるいはさらに、送信した電子メール
を再送信したり、予め別のメールアドレスが設定されて
いればその別のメールアドレスへ送信したり、また予め
FAX番号が設定されていればそのFAX番号へ図示し
ない公衆回線を用いた通信手段を介してファクシミリ送
信するなどの代替通信手段を用いることもできる。な
お、電子メールの再送信を行う際には、例えばメールア
ドレスのエラーなどで送信時のメールアドレスに再送信
しても届かないことがわかる場合には、再送信を行わな
いように制御することも可能である。また、このような
所定時間中に送達確認の電子メールを受信できなかった
場合の処理を複数可能としておき、そのうち予め1ない
し複数を選択し、所定時間中に送達確認の電子メールを
受信できなかった場合に予め選択された処理を行うよう
に構成することもできる。
【0010】通信部22は、ネットワーク12を介して
他のネットワーク装置との間で通信を行う。例えば通信
装置11がクライアント型の装置である場合には、電子
メールの送信の際には、同じドメインのメールサーバに
対してSMTPなどのプロトコルによって送信する。ま
た電子メールの受信の際には、同じドメインのメールサ
ーバに対してPOP3などのプロトコルを用いて受信す
る。例えば通信装置11がサーバ型の装置である場合に
は、直接、宛先のドメイン内のメールサーバ(例えばク
ライアント14宛の電子メールであればメールサーバ1
3)との間で、あるいは間接的に宛先に転送可能なネッ
トワーク装置との間で、SMTPなどのプロトコルによ
り電子メールの送受信を行うことができる。
【0011】記録部23は、制御部21から送られてく
る各種の情報を、例えば記録紙上に記録する。例えば電
子メール送信後、所定時間内に送達確認の電子メールが
返送されてこなかった場合の警告情報を記録紙上に記録
出力することができる。これによって、送達確認の電子
メールを受信するごとに記録出力しなくても、送達され
ていない場合にはその旨を知ることができる。もちろん
その他の各種の情報や受け取った電子メールの内容など
を記録出力することができる。なお、記録方法は任意で
ある。
【0012】記憶部24は、通信装置11において保存
が必要な各種の情報を保持する。半導体メモリのほかハ
ードディスク装置など、記憶媒体は限定されないし、複
数の種類の記憶媒体を利用することが可能である。記憶
部24は、少なくとも電子メールの送信記録を保持す
る。図2は、記憶部に保持される送信記録の一例の説明
図である。この例では、送信した電子メール及び宛先を
識別するため、送信した電子メールごとに振られた通信
No.と、その電子メールの送信日時、宛先、電子メー
ル中に付されたメッセージIDなどの情報を有してい
る。さらに、送達確認要求待ち時間として、電子メール
の送信時刻から送達確認の電子メールの到着を待つ所定
時間を格納している。この所定時間内に送達確認の電子
メールが到着しない場合に、制御部21は警告情報を出
力することになる。なお、送達確認を要求していない電
子メールについては、この欄を「要求なし」としてい
る。さらに送達確認受信の欄を設け、送達確認の電子メ
ールを受信したか否かが分かるようにしている。この例
では、送達確認の電子メールを受信した場合には受信日
時を格納している。さらに、事後処理の欄は、送達確認
の電子メールを受信した後に処理を行う場合に用いるこ
とができる。もちろん、送信記録として、他の種々の情
報を含めておくことができる。
【0013】なお、図2に示す例では送達確認受信欄を
1つしか設けていないため、例えばDSNとMDNの両
方の送達確認を要求した場合、DSNあるいはMDNの
いずれかの送達確認の受信記録を残すことになる。この
場合、通常はDSNによる送達確認の電子メールの方が
先に到着するので、まずDSNによる送達確認の受信記
録を残し、その後、MDNによる送達確認の電子メール
を受信した時点で、MDNによる送達確認の受信記録を
上書きして書き換えるようにするとよい。あるいは、い
ずれか一方を予め選択しておき、選択された方のみにつ
いて送達確認の受信記録を残すようにしてもよい。もち
ろん、両方の記録を残すように構成してもよい。
【0014】操作部25は、各種の入力手段や出力手段
によって構成されている。この操作部25を用いて、ユ
ーザは通信装置11に対する各種の設定や操作を行うこ
とができる。例えば電子メールの送信から所定時間経過
しても送達確認の電子メールが返送されなかった場合
に、警報情報をどのような方法で出力するかを予め設定
しておくことができる。また操作部25において、ユー
ザに対して装置からの各種の情報の提示を行う。例えば
ユーザからの操作に応じて、送信した電子メールに対す
る送信記録を提示し、ユーザによる送達の有無などの確
認を可能にすることができる。また上述の警報情報を操
作部25の表示手段に表示出力してもよい。もちろんこ
のような機能を有していなくてもよい。また操作部25
を設けずに構成し、リモートによる設定を行うようにし
てもよい。
【0015】なお、通信装置11にはこのほかにも各種
の手段を設けることが可能である。例えば他の種々の機
器と接続するための各種のインタフェース手段を設けた
り、通信手段として公衆回線用とLAN用などのように
複数設けてもよい。また、通信装置11をインターネッ
トファクシミリ装置として構成する場合には、例えば画
像読取手段を設けてもよい。
【0016】次に、本発明の通信装置の実施の一形態に
おける動作の一例について説明する。図3は、電子メー
ル送信時の処理の一例を示すフローチャートである。電
子メールを送信する際には、まずS31において送信す
る電子メールを準備し、例えば宛先の電子メールアドレ
スなどの設定を行う。このとき、送達確認の要求を付す
ることができる。送達確認の方法としては、MDNまた
はDSNあるいはMDNとDSNの両方を指定すること
ができる。
【0017】そしてS32において、通信部22を介し
て送信する。電子メール送信後、S33において、例え
ば図2に示したような送信記録を生成し、記憶部24に
格納する。このとき、宛先が複数設定されている場合に
は、それぞれの宛先ごとに送信記録を生成しておく。例
えば図2に示す例では、1行目の例は宛先として「ab
c@abc.com」のみを指定したものである。な
お、この例では送達確認要求を行っていない。また2行
目と3行目の例は宛先として「james@xyz.c
o.jp」と「henry@zyx.ne.jp」の2
つを指定したものである。この例では送達確認要求を行
うとともに、送信から最低24時間以内に送達確認の電
子メールが到着しない場合に警報情報を出力することを
設定している。電子メールの送信時点では、送達確認受
信欄は未受信としておく。
【0018】このようにして送信された電子メールは、
通信装置11がクライアント型の装置であれば、一旦、
通信装置11と同じドメイン内のメールサーバに蓄積さ
れた後、宛先のドメイン内に存在するメールサーバに転
送される。通信装置11がサーバ型の装置であれば、自
装置から宛先のドメイン内に存在するメールサーバに直
接、あるいは他のネットワーク装置を介して転送する。
送信した電子メールにDSNによる送達確認要求が付さ
れている場合には、宛先のドメイン内に存在するメール
サーバに電子メールが届くと、送達確認の電子メールが
返送される。
【0019】宛先のドメイン内に存在するメールサーバ
に転送された電子メールは、宛先のクライアントからの
受信要求によって取り出され、宛先に送達される。送信
した電子メールにMDNによる送達確認要求が付されて
いる場合には、このようにして宛先のクライアントに電
子メールが届くと、送達確認の電子メールが返送され
る。もちろん、メールサーバが宛先である場合には、M
DNの場合でもメールサーバに電子メールが届いた時点
で送達確認の電子メールが返送される。
【0020】例えば図1に示した例では、クライアント
14宛の電子メールを送信すると、一旦、メールサーバ
13に転送されることになる。DSNによる送達確認要
求が付されている場合には、この時点でメールサーバ1
3から送達確認の電子メールが返送される。その後、ク
ライアント14から例えばPOP3などのプロトコルに
よってメールサーバ13に対して電子メールの取り出し
を要求すると、メールサーバ13はクライアント14宛
の電子メールを配信することになる。MDNによる送達
確認要求が付されている場合には、クライアント14に
電子メールが届いた時点で送達確認の電子メールが返送
される。
【0021】このようにして、DSN又はMDNあるい
はその両方の送達確認要求を付した電子メールを送信す
ると、送達確認の電子メールが返送されることになる。
なお、送達確認の電子メールは、必ずしも元の電子メー
ルの送信元へ返送されるわけではなく、指定されたメー
ルアドレスに送信されることになる。ここでは説明の都
合上、送信元に返送されるものとして説明する。
【0022】図4は、電子メール受信時の処理の一例を
示すフローチャートである。ここでは通信装置11がク
ライアント型の装置であるものとし、電子メールの受信
時には同じドメイン内のメールサーバから電子メールを
取り出すものとする。S41においてメールサーバから
電子メールを受信すると、S42において、受信した電
子メールが送達確認であるか否かを判定する。送達確認
の電子メールでなければ、S43において、送達確認以
外のその他の電子メールに対する受信時の処理を行って
S47へ進む。
【0023】受け取った電子メールが送達確認である場
合には、記憶部24に格納されている送信記録を参照
し、受け取った送達確認の電子メールに対応する送信記
録を特定する。送達確認の電子メールには、送信した電
子メールに関する情報が格納されている。この情報を解
析することによって、いずれの送信した電子メールに対
応するものかを特定することができる。送達確認の電子
メールに含まれる送信した電子メールの情報としては、
例えば送信元やメッセージIDなどの情報や、送信した
電子メールのヘッダ部あるいは電子メール全体が格納さ
れている。これらの情報を解析することによって、送信
した電子メールを特定することができる。
【0024】S44において、送達確認の電子メールに
対応する送信記録が存在しているか否かを判定し、対応
する送信記録が存在しない場合には、S45においてエ
ラー処理を行ってS47へ進む。対応する送信記録が存
在しない場合としては、例えば、送っていない電子メー
ルに対する送達確認の電子メールを受け取った場合など
が考えられる。エラー処理としては、例えば受け取った
送達確認の電子メール自体、あるいはその中の情報を抽
出して、記録部23から記録出力したり、操作部25の
表示手段に表示させたり、あるいは通信部22を介して
送信するといった処理を行うことができる。
【0025】対応する送信記録が特定できたら、S46
において、その特定した送信記録に送達確認の電子メー
ルを受け取った旨の情報を格納する。例えば図2に示し
た送信記録の例では、例えば2行目に示す送信記録の例
のように、送達確認受信欄に送達確認の電子メールを受
け取った日時を格納している。
【0026】このとき、例えば電子メールの送信時にD
SNとMDNの両方の送達確認の要求を行っていると、
上述のように宛先のドメイン内のメールサーバに電子メ
ールが届いたときと、宛先のクライアントに電子メール
が届いたときに送達確認の電子メールが返送される。そ
のため、送信した電子メールで設定した1つの宛先につ
いて2通の送達確認の電子メールが届くことになる。そ
の場合、例えば予め設定しておくことによって、いずれ
かに限定したり、あるいはいずれかを優先することが可
能である。通常はDSNによる送達確認の電子メールの
方が先に到着するので、例えばMDN優先にしておけ
ば、先にDSNによる送達確認の電子メールを受け取っ
た旨を示す情報が送信記録に格納され、その後MDNに
よる送達確認の電子メールを受け取ったときに、その送
信記録が書き換えられることになる。これによって、ま
ずDSNにより宛先のドメインのメールサーバまで届い
たことが確認でき、その後、MDNによって宛先のクラ
イアントまで電子メールが届いたことを確認することが
できる。もちろん、送信記録としてDSNとMDNの送
達確認受領の情報をそれぞれ格納可能に構成しておくこ
ともできる。
【0027】このように本発明では、送達確認の電子メ
ールを受け取った際には、送信記録に追記するのみであ
り、送達確認に関する情報の記録出力を行わない。従っ
て、記録紙を節約することができる。もちろん、送達さ
れたか否かを知りたい場合には、操作部25における操
作あるいは外部からの指示によって、該当する送信記録
を記録部23から記録出力したり、操作部25の表示手
段に表示したり、あるいは外部へ出力することができ
る。これによってユーザは送達の有無を確認することが
できる。
【0028】S47において、メールサーバからすべて
の電子メールを取り出したか否かを判定し、受け取って
いない電子メールが存在する場合にはS41に戻って未
受領の電子メールを受信し、上述のような処理を行う。
このようにして受領可能なすべての電子メールについ
て、受信処理を行う。すべての電子メールを受け取り、
受信時の処理を行ったら、S48において、次に説明す
る送達確認事後処理を行う。
【0029】なお、図4に示した例では通信装置11が
クライアント型の装置であるものとしたが、例えばサー
バ型の装置であれば、他のサーバ型の装置とSMTPな
どのプロトコルによって電子メールの受信を行うことに
なる。その場合の処理は、1通の電子メールの受信に対
して図4のS41〜S46の処理を行うことになる。
【0030】図5は、送達確認事後処理の一例を示すフ
ローチャートである。この送達確認事後処理は、図4に
示すような受信処理を行った後、あるいは、所定のタイ
ミングで起動され、電子メールの送信から所定時間内に
すべての宛先から送達確認の電子メールが届かなかった
場合に警告情報を出力する処理を行う。
【0031】S51において、記憶部24に格納されて
い送信記録を1つ読み出す。そしてS52において、S
51で読み出した送信記録について、送達確認の電子メ
ールを受信しているか否かを判定する。送達確認の電子
メールを受信していればそのままS56へ進む。なお、
送達確認要求を行っていない場合についても、送達確認
の電子メールを受信した場合と同様に扱い、そのままS
56へ進む。
【0032】送達確認の電子メールを受信していない場
合には、S53において、送信日時から所定の時間が経
過しているか否かを調べる。送信日時から所定の時間内
であればそのままS56へ進み、この時点では何もしな
い。
【0033】送信日時から所定の時間が経過しても送達
確認の電子メールを受信していない場合には、S54に
おいて、警告情報を出力する。例えば記録部23から記
録出力したり、操作部25の表示手段における表示出
力、あるいは図示しない警報装置による警報出力や音声
出力などを行うことができる。あるいは、通信部22か
ら他のメールアドレスに対して警告情報を電子メールと
して送信してもよい。
【0034】さらにこの例では、S55において、送信
日時から所定の時間が経過しても送達確認の電子メール
を受信していない場合に、各種の未送達時の処理を行う
ことができる。例えば送った電子メールを再送信するこ
とができる。この場合、メールアドレスが間違っている
など、再送信しても届かないことが分かる場合には再送
信を行わないように制御することができる。また、別の
未送達時の処理として、電子メールの宛先に対して別の
メールアドレスを対応づけておき、その別のメールアド
レスに電子メールを送信することができる。さらに、代
替の通信手段として例えばファクシミリ通信用の通信手
段を有していれば、電子メールの宛先に対してFAX電
話番号を対応づけておき、そのFAX電話番号にFAX
送信することもできる。もちろんその他の代替通信手段
を有していれば、それらを用いてもよい。別のメールア
ドレスやFAX電話番号などは、予め宛先のメールアド
レスとともに設定しておいて電子メール送信時に選択し
たり、あるいは、電子メール送信時に宛先のメールアド
レスとともに設定入力することができる。
【0035】なお、S54において行う警告情報の出力
方法や、S55における未送達時の処理は、予め装置に
設定しておいたり、あるいは電子メールの送信時に指定
することができる。また、これらを複数設定したり、優
先順位を付しておいてもよい。また、S54とS55
は、いずれか一方のみであってもよい。あるいは、例え
ば先に未送達時の処理を行い、それでも送達が完了しな
い場合に警告情報の出力処理を行うように構成してもよ
い。あるいは、警告情報を出力した後、その警告情報を
参照したユーザから指示を受けて、その指示に従うよう
に構成してもよい。
【0036】S56において、記憶部23に格納されて
いるすべての送信記録について処理を行ったか否かを判
定し、未処理の送信記録が存在する場合にはS51へ戻
って未処理の送信記録についての処理を行う。このよう
にしてすべての送信記録について、上述のような処理を
行う。これによって、送信日時から所定の時間が経過し
ても送達確認の電子メールを受信していない場合には、
警告情報を出力したり、未送達時の処理を行うことがで
きる。
【0037】なお、上述の送達確認事後処理の説明で
は、1つずつの送信記録について上述のような処理を行
うものとして説明した。そのため、例えば同報送信を行
い、複数の宛先に対して同じ内容の電子メールを送信
し、その中の複数の宛先から送達確認の電子メールが返
送されてこない場合、それぞれの宛先ごとに警告情報の
出力が発生する。このような場合、送信した同じ電子メ
ールに対応する警告情報についてはまとめて出力するよ
うに構成することができる。もちろん、送信した異なる
電子メールに対応する警告情報についても、1回の送達
確認事後処理において出力するものに関してはまとめて
出力するように構成してもよい。
【0038】また、上述の説明では、S52において送
達確認の電子メールを受信しているか否かの判定を行っ
たが、例えば送達確認要求としてDSNとMDNの両方
を行っているような場合、DSNによる送達確認の電子
メールは受信したが、MDNによる送達確認の電子メー
ルは受信していないという場合も考えられる。そのよう
な場合にも、まったく送達確認の電子メールを受信して
いない場合とは異なる警告情報を出力するように構成し
てもよい。
【0039】さらに、上述の図4,図5に示した例で
は、電子メールの受信処理時に送達確認事後処理を行う
例を示しているが、図5の説明の最初でも述べたよう
に、送達確認事後処理は電子メールの受信時以外のタイ
ミングで実行されてもよい。例えば、電子メールの送信
後においても、この送達確認事後処理を行ってもよい。
また、電子メールの送信日時から所定の時間が経過した
ときや、所定の時間間隔ごとに、タイマなどによって起
動されるように構成してもよい。もちろん、このほか、
種々のタイミングで送達確認事後処理を実行することが
可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電子メールの送信後、所定の時間が経過して
も送達確認の電子メールが返送されてこない場合に、警
告情報を出力するようにしたので、送達確認の電子メー
ルを受信するたびに記録出力する必要がなくなり、記録
紙を節約することが可能になる。また、警告情報が出力
されるので、電子メールの送達ができなかった旨を確実
に知ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信装置の実施の一形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】記憶部に保持される送信記録の一例の説明図で
ある。
【図3】電子メール送信時の処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図4】電子メール受信時の処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図5】送達確認事後処理の一例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
11…通信装置、12…ネットワーク、13…メールサ
ーバ、14…クライアント、21…制御部、22…通信
部、23…記録部、24…記憶部、25…操作部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して他の通信装置と通
    信を行う通信手段と、該通信手段を介して送達確認付き
    の電子メールを送信し該電子メールついての送達確認の
    電子メールを受信するとともに所定時間内に前記送達確
    認の電子メールを受信できなかった場合には警告情報を
    出力する制御手段を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記警告情報を前記通
    信手段から電子メールとして送信して出力することを特
    徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記警告情報の複数の
    出力形態の中から1ないし複数の選択された出力形態に
    より前記警告情報を出力することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の通信装置。
JP2001138008A 2001-05-08 2001-05-08 通信装置 Pending JP2002334043A (ja)

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