JP4638587B2 - 刷版を版胴に自動的に供給するための方法及び装置 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して印刷機、特に、自動刷版交換作業中に刷版を版胴に提供するための方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
米国特許第５３９０６０３号明細書は印刷機の版胴上の刷版を自動的に交換する方法を開示している。版胴は刷版のくわえ及びくわえ尻のためのロッキング若しくは締付け装置を有している。刷版を交換するために、版胴は解放位置へ駆動され、刷版のくわえ尻が解放される。次いで版胴は反対方向に回転させられ、これにより、刷版を緩める。次いで、各胴のための新たな刷版が、刷版を保持する吸着アームによって供給され、これにより、新たな刷版のくわえがくわえロッキング装置に取り付けられることができる。
【０００３】
米国特許第５４９５８０５号明細書及び第５４４３００６号明細書は、版胴から刷版を除去しかつ刷版を版胴に供給するための装置を開示している。これらの特許においては、マガジンが２つの保持シャフトを有しており、このシャフトにカセットを上方から挿入可能である。一方のカセットはもともと空であり、使用された刷版を収容することができるのに対し、他方のカセットは、版胴に取り付けたい新たな刷版を保持している。刷版供給装置は新たな刷版用カセットから刷版を取り出し、刷版取外し装置は版胴から刷版を取り外し、この刷版を古い刷版用カセットに配置する。刷版取外し装置は、駆動装置によって第１のガイドに沿って可動な第１のキャリッジに配置された吸着エレメントを有している。刷版を取り外すために、版胴のくわえ尻締付け装置が解放され、これにより、刷版の固有の弾性が、刷版のくわえ尻をガイドローラに対して衝突させる。次いで、版胴は後方へ回転させられ、これにより、刷版はマガジンに挿入され、このマガジンにおいて吸着エレメントが作動させられ、これと同時に版胴をさらに後方へ回転させることにより、吸着エレメントを備えた第１のキャリッジが、古い刷版を上部位置へ移動させ、前記くわえは解放されている。次いで、古い刷版は古い刷版用カセット内に配置される。新たな刷版を供給するために、刷版供給装置は第２のキャリッジに吸着エレメントを有している。新たな刷版のくわえは、版胴のくわえ締付け装置へ搬送される。刷版は整合させられ締め付けられる。版胴が前方へ回転させられ、刷版を版胴の円筒状外面に巻き付ける。吸着エレメントの真空が弱められることにより、刷版は、版胴の回転に追従して吸着エレメント上をスライドしながら吸着エレメントによって依然として保持されることができる。刷版のくわえ尻が最後の２つの吸着エレメントを通過する前に、吸着エレメントは作動停止させられ、押込みローラがくわえ尻を半径方向にくわえ尻締付け装置内へ押し込む。くわえ尻は締め付けられ、刷版は張設される。
【０００４】
米国特許第５７０１８２２号明細書は、オフセット印刷機における刷版を交換するための装置を開示している。版胴は、版胴のギャップ又はチャネルに自動締付け装置を有している。刷版を版胴上に位置決めすることを助成する保持エレメントが、刷版装入ユニットとして設けられており、この刷版装入ユニットは、挿入したい刷版を保持する。保持エレメントは挿入したい刷版を掴み、くわえを版胴に対して位置決めする。版胴が回転しながら、くわえはギャップ又はチャネル内に滑り込み、自動締付け装置によって締め付けられる。次いで、刷版は、ローラによって補助されながら、版胴の周面にきつく巻き付けられ、くわえ尻が版胴に固定される。
【０００５】
前記装置及び方法における問題は、挿入前に刷版のくわえが傾斜したり刷版ギャップと整合しなかったりすることである。この傾斜又は不整合は自動刷版装置の誤動作を生ぜしめる可能性がある。特に極めて小さなギャップの版胴において使用される場合、前記方法及び装置は誤動作する傾向があるか、全く使用することができない。
【０００６】
米国特許第５５５３５４４号明細書及び第５２８４０９３号明細書は小さなギャップの版胴を示しており、この場合、刷版のくわえ尻及びくわえは同じギャップに挿入され、小さなスペースがこれらくわえ尻とくわえとを分離させるのみである。米国特許第５６７８４８７号明細書も小さなギャップの版胴を示しており、くわえ尻のための押込み装置を開示している。これらの３つの特許及び前記米国特許第５４９５８０５号及び第５４４３００６号は引用により本願に組み込まれる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、自動的に刷版を版胴に取り付けるための改良された方法を提供することである。別の課題は、刷版を版胴に提供するための改良された装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、刷版を版胴に自動的に提供する方法であって、刷版の第１の縁部を、版胴に隣接した胴に対して整合させ、刷版の第１の縁部を版胴に設けられたギャップ内へ移動させ、刷版を版胴に巻き付けるステップを有する方法を提供する。
【０００９】
【発明の効果】
本発明による方法は、版胴に設けられたギャップへの挿入前に刷版をよりよく整合させる。これにより、刷版のくわえは適切に整合しながらギャップにより確実に嵌合する。したがって、小さなギャップの版胴であっても、刷版をより確実に挿入することができる。
【００１０】
さらに、本発明による方法は、第１の縁部をヤップに固定するステップを有している。次いで、版胴は、刷版を版胴に巻き付けるために回転させられる。次いで、刷版のくわえ尻をギャップに挿入することを助成するために、押込み装置が使用される。
【００１１】
有利には、隣接する胴は、オフセット印刷機のブランケット胴である。ブランケット胴は、大きな隣接する面を提供し、この面において刷版を整合させると有利である。
【００１２】
本発明は、刷版を版胴に取り付ける方法であって、刷版を第１のグリッパセットを介して保持し、刷版のくわえが、版胴に隣接した胴に対して整合するように、第１のグリッパセットを移動させ、刷版を第１のグリッパセットを介して保持し、第１のグリッパセットを解放し、第２のグリッパセットを版胴に設けられたギャップに向かって移動させ、刷版のくわえをギャップに挿入するステップを有する方法を提供する。
【００１３】
本発明は、刷版を版胴に取り付けるための装置であって、刷版を掴みかつこの刷版を版胴に隣接する胴に対して整合させるための第１のグリッパセットと、刷版を版胴に設けられたギャップに向かって移動させるための第２のグリッパセットとを有する装置をも提供する。
【００１４】
有利には、第１のグリッパセットは、ばね取り付けされたグリッパを含み、これにより、刷版が、隣接する胴に対して整合する。第１のグリッパセットは隣接する胴に対して半径方向にのみ移動すると有利である。第２のグリッパセットは版胴に対してほぼ半径方向に移動可能であると有利である。
【００１５】
さらに、装置は、刷版のくわえ尻を押し込むための押込み装置を有していてよい。
【００１６】
本発明は、刷版ロッキング機構及び外面に設けられた収容ギャップとを有する版胴と、該版胴とニップを形成したブランケット胴と、刷版を掴みかつ刷版をブランケット胴に対して整合させるための第１のグリッパセットと、刷版を収容ギャップに向かって移動させるための第２のグリッパセットとが設けられたオフセット印刷機をも提供する。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面につきさらに詳しく説明する。
【００１８】
図１は刷版取付け装置１０の概略的な側面図を示しており、この刷版取付け装置１０は、第１のグリッパセット２０と、第２のグリッパセット３０と、押込み装置４０とを有している。刷版取付け装置は、オフセット印刷ユニット１に隣接して配置されており、このオフセット印刷ユニット１は、版胴２と、隣接する上部ブランケット胴３と、下部ブランケット胴４とを有している。刷版ロッキング装置５は、版胴２の表面に設けられたチャネルに配置されており、刷版クランプ６を版胴２の表面に接近させたり離反させたりする。ロッキング機構は、例えば米国特許第５２８４０９３号明細書、第５５５３５４４号明細書及び第５６７８４８７号明細書に開示されたものと同様であってよい。ギャップ７が、刷版６０のくわえ６２及びくわえ尻６４を収容するためにチャネルの側壁と刷版クランプ６との間に形成されている。
【００１９】
第１のグリッパセット２０は少なくとも第１のグリッパ２２を有しており、この第１のグリッパ２２は、第１のばね２６と第２のばね２７との間におけるグリッパホルダ２４に保持されている。第１のグリッパセット２０は、軌道２８において可動であり、例えば吸着力を使用して刷版６０を掴むことができる。第１のグリッパ２は、刷版６０がブランケット胴３に対して半径方向に移動するように、軌道２８において移動する。第１のグリッパ２２はばね２６及び２７によって保持されており、第１のグリッパ２２は、ばね２６及び２７の作用する半径方向で僅かにフレキシブルであるが、軸方向、すなわち図１の紙面に対して垂直の方向及びブランケット胴３に対して接線方向では安定している若しくは定置である。グリッパには真空装置と、グリッパに接続されたフレキシブルな管とを介して吸着力が提供される。吸着グリッパは、例えば米国特許第５４４３００６号明細書に開示された吸着パッドとほぼ同様であってよい。
【００２０】
図７は、第１のグリッパセット２０の横断面図を示しており、グリッパセット２０が、ばねの間に保持された例えば複数のグリッパ（点線で示されている）２２，２３，２９から成ることを示している。グリッパホルダ２４は、例えば軌道２８において移動するＨ字形バーであってよい。モータによって走行させられる歯車が例えば駆動グリッパホルダ２４を駆動する。しかしながら、ここで規定される場合、グリッパセットは単一のグリッパをも含んでいてよい。
【００２１】
図２に示したように、刷版６０が第１のグリッパセット２０によって掴まれると、グリッパホルダ２４が半径方向にブランケット胴３に向かって移動させられ、くわえ６２全体がブランケット胴３に接触する。ブランケット胴３に対するくわえ６２のあらゆる傾斜又は不整合が修正される。なぜならば、ばね２６及び２７がくわえ６２をブランケット胴３の表面と整合させるからである。したがって、くわえ６２は、ブランケット胴３と同軸的な版胴２に対しても適切に整合させられる。したがって、くわえ６２と、版胴２の軸線１０２と、ブランケット胴３の軸線１０３とが全て互いに対して平行となる。
【００２２】
次いで、グリッパ３１と、第２のグリッパホルダ３２と、軌道３３とを有する第２のグリッパセット３０が、刷版６０を適切に整合した位置において掴むように移動させられる。これにより、グリッパセット３０は例えば吸着によって刷版６０を整合した位置においてしっかりと掴む。次いで、第１のグリッパセット２０が、吸着力を排除することによって、又は正の空気流を提供することによって解放される。
【００２３】
図３に示したように、次いでグリッパホルダ３２は軌道３３において移動させられ、刷版６０のくわえ６２が、初期的な挿入位置にある、版胴２のロック解除されたロッキング機構５に隣接したギャップ７に挿入される。有利には、軌道３３は、適切な挿入角度を提供することを助成するように湾曲させられていてよい。この挿入方法の択一例として、くわえ６２がまずロックアップクランプ６の表面に当接し、これにより、刷版６０が後方へ反り返り僅かなばね力を形成するように軌道３３が成形されていてよい。次いで、刷版６０はロックアップクランプ６の表面に沿って上方へ移動させられ、ギャップ７に飛び込む。
【００２４】
グリッパ３１は軸方向で、すなわち図２、図３及び図４の紙面に対して垂直な方向でばね支持されていると有利である。第２のグリッパセット３０全体は、例えば軌道３３のための線形駆動装置を軸方向に提供することによって、軸方向にも可動である。刷版６０がギャップ７に挿入されると、第２のグリッパセット３０が軸方向に移動させられ、刷版を軸方向刷版ストッパに対して押し付け、これにより、適切な軸方向の整合を提供する。
【００２５】
次いで、刷版６０を第２のグリッパセット３０から解放するために、吸着力が排除されるか、正の空気流が提供される。次いで、ロックアップ機構５がロックされる。これにより、刷版６０は適切に整合しながらギャップ７に固定される。
次いで、刷版２は図４に矢印で示した方向に回転させられる。
【００２６】
図５に示したように、刷版６０は版胴とブランケット胴との間のニップに引き通され、作動していないグリッパ３１によって付加的に支持されてよい。択一的に、刷版の剛性により、刷版が取り付け装置１０のいかなるコンポーネントによっても損傷されないならば、グリッパ３１は引っ込められてよい。
【００２７】
版胴２が当初の挿入位置にまで戻ると、くわえ尻６４がギャップ７に押し込まれる段階になる。ロッキング機構６が作動させられ、クランプ６は版胴２の表面から離れるように移動する。次いで、例えば米国特許第５６７８４８７号明細書に開示された押込み装置と同様であってよい押込み装置４０は、くわえ尻６４をギャップ７に押し込むために作動させられることができる。クランプ６は引っ込められ、押込み機構４０が作動停止される。これにより、刷版６０が版胴２にしっかりと取り付けられる。
【００２８】
使用後の刷版の取外しは、例えば版胴２の他方の側に設けられた自動刷版取外し装置を使用してくわえ尻を解放させることによって、又は刷版を版胴から離れるように案内するために刷版取付け装置１０を使用することによって、様々な方法で行うことができる。
【００２９】
図１に示した２つの別個のグリッパ移動機構の択一例として、図７に示したグリッパホルダ２４に第２のグリッパセットを提供することも可能である。次いで、ブランケットとの整合が生じた後、刷版の挿入を提供するために、図１に示したグリッパホルダ２４が上方へ回転させられることができる。
【００３０】
図１に示しグリッパ移動機構の別の択一例は、図８及び図９に示したようなバー機構である。２つのグリッパセット２０及び３０がグリッパ支持体８０に支持されていてよく、第２のグリッパセット３０は例えば、図１０に示したように第１のグリッパセット２０の下方に配置されている。
【００３１】
支持体若しくは支持アーム８０は下端部において、ピボット８２によって空気シリンダ支持体８４とバー機構の第１のアーム９０に接続されている。支持アーム８０は上端部においてピボット８８（図９）によってバー機構のレバー９４の一方の側に接続されている。レバー９４の他方の側は、ピボット９５によって第２のアーム９２の端部９３に取り付けられている。ピボット９５自体は、空気シリンダ支持体８４上に支持された空気シリンダ９６に接続されている。
【００３２】
アーム９０及び９２はそれぞれ端部９８及び９９において例えばフレームに回転可能に支持されている。アーム９０のための作動アーム１００は、一方の端部において端部９８に接続されており、空気シリンダ１０２が作動アーム１００の他方の端部に接続されている。
【００３３】
同様のバー機構が支持体８０の他方の側に配置されている。
【００３４】
バー機構は以下のように動作する。第１のグリッパセット２０は、刷版供給部から刷版を掴む。空気シリンダ１０２が作動させられ、この空気シリンダがアーム９０を端部９８を中心に矢印１０８によって示したように回転させる。これにより、グリッパ支持体８０は矢印１１０の方向に下方へ回転させられ、これにより、刷版がブランケットに衝突しかつ整合する。次いで、刷版が第２のグリッパセット３０によって掴まれ、第１のグリッパセット２０によって解放される。次いで、空気シリンダ９６が作動させられ、グリッパ支持体８０を矢印１１２の方向へ回転させ、これにより刷版の縁部を版胴のロッキングバーに対して移動させる。グリッパ支持体８０がさらに移動することにより、刷版が、版胴に設けられたギャップ内へ飛び込み、例えばバー機構全体を軸方向に移動させることによって軸方向で整合させられる。次いで、版胴に設けられたロックアップ機構が作動させられ、刷版が第２のグリッパセット３０から解放される。
【００３５】
刷版を版胴のギャップ内へ移動させるために使用されるだけでなく、第２の空気シリンダは、新たな刷版供給部から新たな刷版を掴むことを助成するために作動させられてもよい。
【００３６】
版胴２は、小さなギャップの版胴であってよく、これはここでは収容ギャップが０．２５インチ（６．３５ｍｍ）未満であることを意味するように規定される。本発明を、整合目的のためにブランケット胴を使用して説明したが、挿入前に刷版を整合させるために、版胴に隣接した別の胴、例えばインキローラを使用することも可能である。ブランケット胴は、ギャップなしブランケットを含んでいると有利である。本願において規定されるグリッパセットとは、作動させられたときに刷版を支持することができる少なくとも１つのグリッパを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図１】刷版が第１のグリッパのセットによって保持されている、本発明による装置を示す側面図である。
【図２】刷版がブランケット胴上で整合させられている、本発明による装置を示す側面図である。
【図３】刷版が第２のグリッパセットによって保持されており、版胴のギャップ内に移動させられている、本発明による装置を示す側面図である。
【図４】刷版がギャップに挿入されており、刷版ロッキング装置が、回転するために閉鎖されている、本発明による装置を示す側面図である。
【図５】刷版が、刷版とブランケットとの間のニップを介して回転させられている、本発明による装置を示す側面図である。
【図６】刷版のくわえ尻が版胴のギャップに押し込まれている、本発明による装置を示す側面図である。
【図７】本発明による第１のグリッパセットの可能な構成を示す横断面図である。
【図８】本発明による第１及び第２のグリッパセットを支持するための択一的な構造の区分を示す斜視図である。
【図９】図８の構造の詳細を概略的に示す斜視図である。
【図１０】図８の択一的な構造を備えた第１及び第２のグリッパのセットの可能な位置決めを示す図である。
【符号の説明】
１ オフセット印刷ユニット、 ２ 版胴、 ３ 上部ブランケット胴、 ４下部ブランケット胴、 ５ 刷版ロッキング装置、 ６ 刷版締付け装置、 ７ ギャップ、 ２０ 第１のグリッパセット、 ２２ 第１のグリッパ、 ２４ グリッパホルダ、 ２６ 第１のばね、 ２７ 第２のばね、 ２８ 軌道、 ３０ 第２のグリッパセット、 ３１ グリッパ、 ３２ 第２のグリッパホルダ、 ３３ 軌道、 ４０ 押込み装置、 ６０ 刷版、 ６２ くわえ、８０ 支持アーム、 ８２ 旋回軸、 ８４ 空気シリンダ支持体、 ８８ ピボット、 ９０，９２ アーム、 ９３ 端部、 ９４ レバー、 ９５ ピボット、 ９６ 空気シリンダ、 ９８，９９ 端部、 １００ 作動アーム、１０２ 軸線、 １０２ 空気シリンダ、 １０８，１１０，１１２ 矢印

Claims (18)

1. 刷版を版胴に自動的に供給する方法において、
   刷版の第１の縁部を、版胴に隣接した胴に対して接触させて整合させ、
   前記刷版の第１の縁部を、版胴に設けられたギャップ内へ移動させ、
   刷版を版胴に巻き付けるステップから成ることを特徴とする、刷版を版胴に自動的に供給する方法。
2. 前記第１の縁部が、刷版のくわえである、請求項１記載の方法。
3. 前記第１の縁部をギャップに固定する、請求項１記載の方法。
4. 前記巻き付けるステップが、刷版が、版胴と、隣接する胴との間に形成されたニップを通過するように版胴を回転させることを含んでいる、請求項１記載の方法。
5. 刷版の第２の縁部をギャップに押し込む、請求項１記載の方法。
6. 前記隣接する胴が、ブランケット胴である、請求項１記載の方法。
7. 前記版胴が、小さなギャップの版胴である、請求項１記載の方法。
8. 前記整合させるステップが、刷版を第１のグリッパセットを介して保持し、刷版のくわえが、隣接する胴に対して整合するように、第１のグリッパセットを移動させることを含んでおり、該移動させるステップが、刷版を第２のグリッパセットを介して保持し、第１のグリッパセットを解放し、第２のグリッパセットをギャップに向かって移動させることを含んでいる、請求項１記載の方法。
9. 刷版を版胴に取り付けるための装置において、
   刷版を掴みかつ該刷版を版胴に隣接した胴に対して接触させて整合させるための第１のグリッパセットと、
   刷版を、版胴に設けられたギャップに向かって移動させるための第２のグリッパセットとが設けられていることを特徴とする、刷版を版胴に取り付けるための装置。
10. 前記第１のグリッパセットが、前記隣接した胴に対して半径方向でフレキシブルであるようにばね取り付けされている、請求項９記載の装置。
11. 前記第１のグリッパセットが、前記隣接した胴に対して半径方向に延びた軌道を含んでいる、請求項９記載の装置。
12. 前記第２のグリッパセットが、版胴に対して半径方向に延びた軌道を含んでいる、請求項９記載の装置。
13. 押込み装置が設けられている、請求項９記載の装置。
14. 前記第１のグリッパセットが、少なくとも２つのグリッパを有している、請求項９記載の装置。
15. オフセット印刷機において、
    版胴が設けられており、該版胴が、刷版ロッキング機構と、収容ギャップを有する版胴の外面とを備えており、
    前記版胴とニップを形成したブランケット胴が設けられており、
    刷版を掴みかつ該刷版をブランケット胴に対して接触させて整合させるための第１のグリッパセットと、前記刷版を収容ギャップに向かって移動させるための第２のグリッパセットとを有する刷版取付け装置が設けられていることを特徴とする、オフセット印刷機。
16. 前記第１のグリッパセットが、ブランケット胴に対して半径方向でフレキシブルであるようにばね取り付けされている、請求項１５記載のオフセット印刷機。
17. 前記第１のグリッパセットが、ブランケット胴に対して半径方向に延びた軌道を有している、請求項１５記載のオフセット印刷機。
18. 前記第２のグリッパセットが、版胴に向かって延びた軌道を有している、請求項１５記載のオフセット印刷機。

Images