JP3031233U - 印刷機用排紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に構成されていて、パイル交換のために
も検査紙葉取り出しのためにも機能上確実に用いられ得
る印刷用排紙装置を提供する。 【解決手段】 検査紙葉取り出しの実行のためには、パ
イル３の外側端に配置された紙葉捕捉手段２が、排紙装
置くわえづめ６に対して小さい間隔をもって導入し得
て、その際、検査紙葉は、紙葉ストッパ４がパイル３か
ら除去され得ることによって取り出され得る。ノンスト
ップ操業において、補助パイル収容手段７の挿入のため
には、紙葉捕捉手段２は、少なくともその先端部８がパ
イル３に対して小さいながら補助パイル収容手段７の挿
入をなお許す距離９を有するような位置１１に移動させ
られ得て、その際、パイル３の表面の降下３２が起こっ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、除去され得る紙葉ストッパと、排紙領域に導入され得る紙葉捕捉手 段、すなわち、検査紙葉取り出しのためのみならず、補助パイル収容手段の挿入 のために、落とし込まれる紙葉をパイルの上方において捕捉する紙葉捕捉手段を 有している印刷機用排紙装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

印刷機は、経済的に働くためには、ノンストップ操業で運転されなければなら ない。したがって、機械の運転中に排紙装置のパイルが除去されて新しいパイル のためのパレットが挿入されること（ノンストップ操業）を可能にするような装 置が設けられていなければならない。この目的のために、除去されるべきパイル の上に落とされる後続の紙葉のための捕捉装置がある。しばしば、捕捉装置とし ての役目を果たすのは、新しいパレットが挿入された後には再び引き抜かれるか 、または、新しいパイルのためのパレットとしての役目を果たすような補助パイ ル収容手段である。しかし、今日では、印刷機が極めて高速で運転されるので、 補助パイル収容手段が挿入されつつある間にも何枚かの紙葉が到来し、さらなる 算段がない限り、それら紙葉の破れにつながりかねない、という問題がある。

【０００３】 さらに、印刷工が印刷の品質を検査し得るためには、印刷機の運転中に排紙の パイルから検査紙葉が取り出され得るということが必要である。この目的のため にも、後続する紙葉が捕捉されるということが必要である。

【０００４】 DE 40 11 286 C2が、前記種類の排紙装置のために、排紙装置のパイルの上方 に吸引フィンガーを挿入させることを提案しており、その吸引フィンガーは、後 続する紙葉の前端部及び後端部を把握し、それら紙葉を、パイルの上方において 保持し、それと同時に緊張させる。紙葉ストッパは、補助パイル収容手段の挿入 のため、および検査紙葉取り出しのために除去される。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

この装置の欠点は、後続の紙葉がパイルの上方で浮遊の形で保持されるために は、吸引フィンガーは、それら紙葉をすべての側で保持しなければならないとい う点である。それは、比較的に面倒で高価な装置を意味するし、その吸引フィン ガーが、より多数の後続の紙葉をもはや浮遊の形で保持し得なくなって、それら 紙葉が吸引フィンガーから滑り落ちるというおそれもある。

【０００６】 本考案の目的は、簡単に構成されていて、パイル交換及び検査紙葉取り出しの ために機能上確実に用いられ得る、前記種類の印刷機排紙装置を提供することに ある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

この目的は、本考案によれば、検査紙葉取り出しの実施のために、パイルの外 側端に配置された紙葉捕捉手段が、落とし込まれる紙葉を搬送して来る排紙装置 くわえづめに対して小さい間隔をもって導入され得て、その際、検査紙葉は、紙 葉ストッパがパイルから除去され得ることによって取り出され得、補助パイル収 容手段の挿入のために、紙葉捕捉手段は、少なくともその先端部がパイルに対し て小さいながら補助パイル収容手段の挿入をなお許す距離を有するような位置に 移動させられ得て、その際、補助パイル収容手段が紙葉ストッパの下端とパイル の表面の間に導入され得るように、パイルの表面の降下が起こっているというこ とによって達成される。

【０００８】 この装置は簡単に構成されている。なぜならば、紙葉捕捉手段がパイルの一方 の側だけに配置されているのでもよいからである。検査紙葉の取り出しのためと 補助パイル収容手段の挿入のための紙葉捕捉手段の位置が相異なるのは、条件が 相異なることを考慮しているのである。特に、この相異なる位置によれば、後続 の紙葉の両端部が、どちらの場合にも、パイルの表面のすぐ上において保持され 、その故に、捕捉された紙葉の後端部がパイルまたは補助パイル収容手段の上に 載っても不利にならないということが達成される。それにより、さらに、前端部 が紙葉捕捉手段に載っている紙葉がパイルに対して極めて小さい角度をなし、そ れにより、補助パイル収容手段が、既に載せられたパイルの紙葉と補助パイル収 容手段によって捕捉された紙葉の間に極めて容易に差し込まれる、つまり、紙葉 が補助パイル収容手段によって押し落とされるとか、保持されている紙葉同志間 にインキ汚れの原因となり得る相対運動が起こることなしに差し込まれるという ことが達成される。補助パイル収容手段の挿入のための紙葉捕捉手段の下げられ た位置決めは、継続時間が検査紙葉取り出しの場合よりも長いし、補助パイル収 容手段が再び除去されるべき場合のためには、新しいパイルのために新しいパレ ットが設けられねばならないので、より多数の後続の紙葉が紙葉捕捉手段と補助 パイル収容手段の上に載らなければならないという事実をも考慮しているのであ る。

【０００９】 本考案の一つの実施態様においては、紙葉捕捉手段は水平方向を向いていて水 平方向に導入でき、その導入の前に、垂直方向移動手段によって、検査紙葉取り 出しのための位置の高さ、または補助パイル収容手段の挿入のための位置の高さ に移動させられるということとしている。

【００１０】 さらに他の実施態様においては、検査紙葉取り出しのための紙葉捕捉手段は、 水平方向を向いていて水平方向に導入でき、補助パイル収容手段の挿入のための 紙葉捕捉手段は、遅くとも導入の完了後には、それの先端部がパイルに対して小 さい距離を有するように旋回させられる、ということとしている。この実施態様 の利点は、このようにすれば、紙葉捕捉手段上に載った紙葉とパイルの表面の間 の、さらに小さい角度が達成され得ることにある。このようにして、さきに述べ た利点が、さらに強調され得ることになる。紙葉捕捉手段の配置と長さが、旋回 角度、したがって補足された紙葉の載り方が、水平方向に対して可能な限り鋭い 角度をなすように決められているというのが望ましい。

【００１１】 紙葉が紙葉捕捉手段から滑り落ちることを防止するために、この紙葉捕捉手段 が、しかるべき表面、例えばゴム引き被覆を有していればよい。紙葉捕捉手段が 、その上側の前方領域に、捕捉された紙葉が保持されるための複数の吸引ノズル を有しているのが望ましい。それにより、さきに説明した従来技術とは異なって 装置の機能のために吸引空気を必ずしも必要としないのではあるが、紙葉が最適 に保持される。

【００１２】 紙葉捕捉手段の位置決めは、実施態様ごとに異なった方式で行われてよい。例 えば、紙葉捕捉手段が、垂直方向案内手段と水平方向案内手段を介して支持され 、水平方向駆動手段と垂直方向駆動手段を備えているということであってよい。

【００１３】 旋回し得る紙葉捕捉手段を備えた実施態様の場合、一つの実施態様は、複数の 紙葉捕捉手段が軸によって相互に結合されていて、その軸は案内要素の中で旋回 可能に支持されており、その案内要素は水平方向案内手段の中で移動可能になっ ている、ということとしている。この実施態様は、その軸が旋回駆動手段と作動 的に結合されているように構成されていてよい。しかし、案内要素が、水平方向 駆動手段によって移動され得て、軸には少なくとも一つの位置決めレバーが固定 されていて、その位置決めレバーは、水平方向に動くことによってストッパに突 き当たり、それにより、軸が、紙葉捕捉手段と共に、少なくとも一つのばねの力 に抗して旋回する、ということも可能である。そこでは、ストッパが紙葉ストッ パに固定されていて、ストッパは、紙葉ストッパが除去されるに伴って位置決め レバーの行程領域から除去されているというのが特に合目的的である。この実施 態様の利点は、一つは、一つの水平方向駆動手段だけがあればよいこと、もう一 つは、紙葉ストッパが閉じているときだけに旋回運動が行われることにある。こ のようにすれば、検査紙葉取り出しのために紙葉ストッパを引っ込み旋回させる ことにより、紙葉捕捉手段は、検査紙葉取り出しのために必要であるように水平 方向に向いて差し込まれ、紙葉ストッパが引っ込み旋回させられていない場合に は、紙葉捕捉手段の旋回が、補助パイル収容手段の挿入のための位置への到達の ために必要であるように進行する、ということが達成される。この機能の最適の 調整のためには、ストッパを紙葉ストッパ上に、位置調節可能に固定することが 合目的的である。このようにすれば、応答時点も旋回角度も調整され得る。

【００１４】 案内要素の位置変え運動のための水平方向駆動手段は、種々の方式で構成され 得る。空気圧シリンダまたは引上げ磁石を用いることが可能であるが、手動用レ バーが設けられていてもよい。一つの実施態様は、水平方向案内手段の中での案 内要素の移動が、駆動軸と作動的に結合された少なくとも一つのリンク形レバー 機構によって行われるということとしている。その駆動軸は種々の方式で駆動さ れ得る。

【００１５】 紙葉捕捉手段が吸引空気の作用をさせられるのであれば、複数の紙葉捕捉手段 が共通の１本の管を経て吸引空気の作用をさせられるのが合目的的であり、その 場合、その管は、複数の紙葉捕捉手段の相互間を結合している軸であってよい。

【００１６】 なお、他の紙葉捕捉手段の案内手段と駆動手段が考えられるのは当然である。

【００１７】

【考案の実施の形態】

図１は、排紙装置１の一つの実施形態の、検査紙葉取り出しのための位置にお ける原理図である。

【００１８】 排紙装置１は、排紙装置くわえづめ６を循環走行させる搬送チェーン３９によ って、落とし込まれるべき紙葉２６をパイル３へと搬送する。紙葉ストッパ４が 、落とし込まれるべき紙葉２６をパイル３上に整頓された形で落とし込む働きを する。紙葉２６を落とし込むために排紙装置くわえづめ６が開き、紙葉制動手段 ２７が、落とし込まれるべき紙葉２６を、その紙葉がなお紙葉ストッパ４まで滑 るような程度に制動する。そのとき、検査紙葉が取り出されるべきであるならば 、紙葉ストッパ４が除去されることが必要である。その除去は、矢印２９の方向 に行われてもよいが、紙葉ストッパ４が旋回運動によって除去されてもよい。し かし、今日では印刷機が極めて高速で運転されるので、１枚の紙葉を取り出して 、後続の紙葉が入って来る前に紙葉ストッパ４を再びそのストップ位置に持って くるということがもはや可能ではなくなった。このような理由で、紙葉捕捉手段 ２が設けられている。検査紙葉を取り出すためには、紙葉捕捉手段２が差し込ま れ、紙葉ストッパ４は除去される。検査紙葉の取り出しの後に、紙葉ストッパ４ が再びそのストップ位置に持ってこられ、紙葉捕捉手段２は、捕捉された紙葉１ ３がパイル３上に落ち込み得るように、その捕捉の位置から再び除去される。こ の場合、紙葉捕捉手段２は、落とし込まれるべき紙葉２６を搬送してくる排紙装 置くわえづめ６に対して、可能な限り小さい間隔５をもって差し込まれなければ ならない。

【００１９】 図２は、同様の実施形態であり、補助パイル収容手段７の挿入のための位置に おける実施形態を示している。この目的のためには、パイル３が、鎖線で示され た位置から実線で示された位置へと降下させられる（矢印３２）。この際、降下 は、紙葉ストッパ４の下端とパイル３の表面の間に補助パイル収容手段７を導入 し得るに足るまで行われねばならない。補助パイル収容手段７を導入する場合に も、今日の高速運転される機械においては、補助パイル収容手段７が挿入されつ つある間に何枚かの紙葉が到来し、さらなる算段がない限り、それら紙葉が破れ ることになりかねないという問題がある。紙葉の破れのほか、めくれた紙葉が排 紙の機能の進行を阻害することもあり得る。この目的のために、紙葉捕捉手段２ が、それが後続の紙葉１３を捕捉するところの位置１１に持ってこられる。図１ における位置決めとは対照的に、この目的のためには、紙葉捕捉手段２は、垂直 方向下方に動かされたうえで水平方向に差し込まれねばならない。後続する紙葉 １３が紙葉捕捉手段２によって捕捉されるが、そこでは、紙葉捕捉手段２とパイ ル３の間の小さい間隔９が、捕捉された紙葉１３がパイル３の表面に対して可能 な限り鋭い角度をなすための役目を果たす。それにより、補助パイル収容手段７ は、捕捉された紙葉１３が紙葉捕捉手段２から引きずり下ろされるということな しに、容易に差し込まれる。補助パイル収容手段７の挿入の後には、その補助パ イル収容手段７は、そこに残って新しいパイル３のパレットとして用いられてよ い。この場合のためには、紙葉捕捉手段２は、補助パイル収容手段７の挿入の後 には、再び差し込み方向の逆の方向に引き出される。しかし、補助パイル収容手 段７の挿入の後に、その下に新しいパレットを配置し、それから、把握された紙 葉１３が新しいパレット上に落ち込むように補助パイル収容手段７と紙葉捕捉手 段２を再び引き出すということも可能である。

【００２０】 矢印３２は、パイル３の降下を示していて、そこでは、パイル３の表面が、平 常運転の場合に、少なくとも、落とし込まれるべき紙葉２６が紙葉ストッパ４に 突き当たるような高さを有していなければならない。

【００２１】 図３は、一つの他の実施形態の補助パイル収容手段７の挿入のための位置にお ける状態を示している。この実施形態は、検査紙葉取り出しに関しては図１と同 じである。補助パイル収容手段７の挿入の仕方が、紙葉捕捉手段２が旋回した位 置１１において紙葉１３を捕捉するという点において異なっている。パイルの交 換のためには、ここでも、パイル３が矢印３２が示しているように降下させられ 、紙葉１３の捕捉のために紙葉捕捉手段２が矢印３０の方向に差し込まれるが、 ここでは、その際に、矢印３３の方向の旋回が起こる。この場合、紙葉捕捉手段 ２の下端が、それとパイル３の間に補助パイル収容手段７が差し込まれ得るよう に位置決めされる。捕捉された紙葉１３が、どのようにして、パイル３の表面と 鋭い角度、つまり補助パイル収容手段７の差し込みを好都合にするような鋭い角 度をなすように載ることとなるのかが図から知られる。その他の機能は、既に図 ２について説明された機能に対応している。

【００２２】 図４と５は、本考案の一つの実施形態を示していて、そこでは、図４は側面図 、図５は正面図を示している。

【００２３】 この実施形態は、案内手段と駆動手段を取る紙葉捕捉手段２および紙葉ストッ パ４に関している。複数の紙葉捕捉手段２が１本の旋回軸４０上に固定されてい て、その旋回軸４０は同時に、吸引空気を作用させるための管１７の役目を果た している。それら紙葉捕捉手段は、中空に作られていて、各々が先端部８の上側 において複数の吸引ノズル１４を有しており、それら吸引ノズル１４は、捕捉さ れた紙葉１３のより良い保持の役目を果たす。旋回軸４０は、軸１７または管１ ７′として形成されて、案内要素１５の中で支持されており、その案内要素１５ は、水平方向案内手段１６の中で移動できる。この水平方向の移動は、リンク形 レバー機構２２でもって達成される。このリンク形レバー機構２２の第１のリン ク形レバー２３が駆動軸２１と結合されている。第１のリンク形レバー２３は、 リンク形レバー関節２５を経て第２のリンク形レバー２４と結合されており、そ の第２のリンク形レバー２４は、旋回軸４０と、相対的回転を許す形で結合され ている。駆動軸２１の回転によって、リンク形レバー機構２２は、実線で示され た位置に移動させられ得て、この位置においては、このリンク形レバー機構は引 き伸ばされていて、それにより、案内要素１５は、紙葉捕捉手段２と共に、パイ ル３への方向に移動する。駆動軸２１の逆方向の回転は、リンク形レバー機構２ ２が鎖線で示された位置へと引っ張られ、それにより、案内要素１５は紙葉捕捉 手段２と共にパイル３から離れるという働きをする。

【００２４】 旋回を引き起こすために、軸１７が、ストッパ１９と組み合って働く位置決め レバーローラ３４を有している位置決めレバー１８と固定的に結合されている。 案内要素１５が、リンク形レバー機構２２でもって、水平方向案内手段１６に沿 ってパイル３への方向に移動させられると、位置決めレバーローラ３４がストッ パ１９に突き当たり、それにより、軸１７が、ばね２０の力に抗して回転させら れ、紙葉捕捉手段２が図示の位置へと動かされ、その位置では、紙葉捕捉手段２ は水平方向に対して旋回角度１２だけ旋回している。ばね２０は、位置決めレバ ー１８と案内要素１５の間で支えられている。駆動軸２１とリンク形レバー機構 ２２によって案内要素１５が引き戻されたならば、ばね２０が、軸１７を回転さ せる働きをして、その際、紙葉捕捉手段２も、水平またはほぼ水平の位置（鎖線 の位置）へと戻り旋回させられる。ストッパ１９は紙葉ストッパ４上に配置され ていて、その紙葉ストッパ４は、紙葉ストッバ軸３５でもって、垂直なストップ 位置へ、または、鎖線で示された位置、すなわち紙葉ストッパ４が引っ込み旋回 した位置へと、軸線４１の回りで旋回させられ得る。この、検査紙葉取り出しの 役目を果たす紙葉ストッパ４の引っ込み旋回位置においては、ストッパ１９も引 っ込み旋回しており、したがって、紙葉捕捉手段２の、検査紙葉取り出しのため の位置１０への水平な差し込みができることになる。したがって、紙葉捕捉手段 ２の正しい位置が必ず達成されるように、特に簡単な方法によって、紙葉ストッ パ４の引っ込み旋回が、紙葉捕捉手段２のための位置決め機構と結合されている ことになる。

【００２５】 さらに、ストッパ１９が、どのように位置調節され得るかが図示されている。 この目的のために、ストッパ１９は、調節ねじ３６と長穴３７でもって紙葉スト ッパ４上に固定されている。それにより、ストッパ１９は、高さを調節され得て 、それにより、ストッパ１９の応答位置が調整され得る。さらに、紙葉ストッパ ４の下端とパイル３の上側の間に差し込まれる補助パイル収容手段７が図示され ている。管１７は吸引空気接続口３８と結合されている。

【００２６】 図示された機構は、機械の片側または両側に配置され得る。それは、機械の幅 と、紙葉捕捉手段２に働く力に関係する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一つの実施形態の、検査紙葉取り出し
のための位置における原理図である。

【図２】上記実施形態の、補助パイル収容手段の挿入の
ための位置における原理図である。

【図３】本考案の他の実施形態の、補助パイル収容手段
の挿入のための位置における原理図である。

【図４】一つの実施形態の側面図である。

【図５】この実施形態の正面図である。

【符号の説明】

１ 排紙装置 ２ 紙葉捕捉手段 ３ パイル ４ 紙葉ストッパ ５ 紙葉捕捉手段とくわえづめ台の間の距離 ６ 排紙装置くわえづめ ７ 補助パイル収容手段 ８ 紙葉捕捉手段２の先端部 ９ 紙葉捕捉手段２とパイル３の間の距離 １０ 検査紙葉取り出しのための位置 １１，１１′ 補助パイル収容手段７の挿入のための
位置 １２ 旋回角度 １３ 捕捉された紙葉 １４ 吸引ノズル １５ 案内要素 １６ 水平方向案内手段 １７，１７′ 軸、管 １８ 位置決めレバー １９ ストッパ ２０ ばね ２１ 駆動軸 ２２ リンク形レバー機構 ２３ 第１のリンク形レバー ２４ 第２のリンク形レバー ２５ リンク形レバー関節 ２６ 落とし込まれるべき紙葉 ２７ 紙葉制動手段 ２８ 排紙の搬送方向 ２９ 紙葉ストッパ４の除去 ３０ 紙葉捕捉手段２の差し込み ３１ 補助パイル収容手段７の挿入 ３２ パイルの降下 ３３ 紙葉捕捉手段２の旋回 ３４ 位置決めレバーローラ ３５ 紙葉ストッパ軸 ３６ 調節ねじ ３７ 長穴 ３８ 吸引空気接続口 ３９ 排紙装置の搬送チェーン ４０ 旋回軸 ４１ 紙葉ストッパ軸の軸線

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年７月１５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 390009232 Ｋｕｒｆｕｅｒｓｔｅｎ−Ａｎｌａｇｅ 52−60，Ｈｅｉｄｅｌｂｅｒｇ，Ｆｅｄｅ ｒａｌ Ｒｅｐｕｂｌｉｃ ｏｆ Ｇｅｒ ｍａｎｙ (72)考案者 ヨーゼフ ヴェーレ ドイツ連邦共和国 68723 シュヴェツィ ンゲン ザウエルブルヒシュトラーセ ６

Claims (14)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 除去され得る紙葉ストッパ（４）と、排
   紙領域に導入され得る紙葉捕捉手段（２）、すなわち、
   検査紙葉取り出しのためのみならず、補助パイル収容手
   段（７）の挿入のために、落とし込まれる紙葉（２６）
   をパイル（３）の上方において捕捉する紙葉捕捉手段
   （２）を有している印刷機用排紙装置（１）において、 検査紙葉取り出しの実行のために、前記パイル（３）の
   外側端に配置された前記紙葉捕捉手段（２）が、落とし
   込まれる紙葉（２６）を搬送してくる排紙装置くわえづ
   め（６）に対して小さい間隔（５）をもって導入され得
   て、その際、検査紙葉は、前記紙葉ストッパ（４）が前
   記パイル（３）から除去され得ることによって取り出さ
   れ得、前記補助パイル収容手段（７）の挿入のために、
   前記紙葉捕捉手段（２）は、少なくともその先端部
   （８）が前記パイル（３）に対して小さいながら前記補
   助パイル収容手段（７）の挿入をなお許す距離（９）を
   有するような位置（１１，１１′）に移動させられ得
   て、その際、前記補助パイル収容手段（７）が前記紙葉
   ストッパ（４）の下端と前記パイル（３）の表面の間に
   導入され得るように、前記パイル（３）の表面の降下
   （３２）が起こっていることを特徴とする印刷機用排紙
   装置。
2. 【請求項２】 前記紙葉捕捉手段（２）が水平方向を向
   いていて水平方向に導入でき、その導入の前に、垂直方
   向移動手段によって、検査紙葉取り出しのための位置
   （１０）の高さ、または前記補助パイル収容手段（７）
   の挿入（３１）のための位置（１１）の高さに移動させ
   られる、請求項１記載の排紙装置。
3. 【請求項３】 検査紙葉取り出しのための前記紙葉捕捉
   手段（２）が水平方向を向いていて水平方向に導入で
   き、前記補助パイル収容手段（７）の挿入（３１）のた
   めの前記紙葉捕捉手段（２）は、遅くとも導入（３０）
   の完了後には、その先端部（８）が前記パイル（３）に
   対して小さい距離（９）を有するように旋回させられ
   る、請求項１記載の排紙装置。
4. 【請求項４】 前記紙葉捕捉手段（２）の配置と長さ
   が、旋回角度（１２）、したがって補足された紙葉（１
   ３）の載り方が、水平方向に対して可能な限り鋭い角度
   をなすように決められている、請求項３記載の排紙装
   置。
5. 【請求項５】 前記紙葉捕捉手段（２）が、その上側の
   前方領域に、複数の吸引ノズル（１４）を有している、
   請求項１ないし４のいずれか１項に記載の排紙装置。
6. 【請求項６】 前記紙葉捕捉手段（２）が、垂直方向案
   内手段と水平方向案内手段を介して支持され、水平方向
   駆動手段と垂直方向駆動手段を備えている、請求項１，
   ２および５のいずれか１項に記載の排紙装置。
7. 【請求項７】 複数の前記紙葉捕捉手段（２）が軸（１
   ７）によって相互に結合されていて、その軸（１７）は
   案内要素（１５）の中で旋回可能に支持されており、該
   案内要素（１５）は水平方向案内手段（１６）の中で移
   動可能になっている、請求項１および３ないし５のいず
   れか１項に記載の排紙装置。
8. 【請求項８】 前記軸（１７）が、旋回駆動手段と作動
   的に結合されている、請求項１，３，４，５および７の
   いずれか１項に記載の排紙装置。
9. 【請求項９】 前記案内要素（１５）が水平方向駆動手
   段によって移動され得て、前記軸（１７）には少なくと
   も一つの位置決めレバー（１８）が固定されていて、そ
   の位置決めレバー（１８）は、水平方向に動くことによ
   ってストッパ（１９）に突き当たり、それにより、前記
   軸（１７）が、前記紙葉捕捉手段（２）と共に、少なく
   とも一つのばね（２０）の力に抗して旋回する、請求項
   ７記載の排紙装置。
10. 【請求項１０】 前記ストッパ（１９）が前記紙葉スト
    ッパ（４）に固定されていて、前記ストッパ（１９）
    は、前記紙葉ストッパ（４）が除去されるに伴って前記
    位置決めレバー（１８）の行程領域から除去されてい
    る、請求項９記載の排紙装置。
11. 【請求項１１】 前記ストッパ（１９）が、前記紙葉ス
    トッパ（４）上に、位置調節可能に固定されている、請
    求項１０記載の排紙装置。
12. 【請求項１２】 前記水平方向案内手段（１６）の中で
    の前記案内要素（１５）の移動が、駆動軸（２１）と作
    動的に結合された少なくとも一つのリンク形レバー機構
    （２２）によって行われる、請求項７ないし１１のいず
    れか１項に記載の排紙装置。
13. 【請求項１３】 前記紙葉捕捉手段（２）に吸引空気を
    作用させることが、管（１７）によって行われる、請求
    項５ないし１２のいずれか１項に記載の排紙装置。
14. 【請求項１４】 空気圧式駆動手段を備えている、請求
    項１ないし１３のいずれか１項に記載の排紙装置。