JP2592601Y2 - 枚葉印刷機の排紙装置における前当装置 - Google Patents
枚葉印刷機の排紙装置における前当装置Info
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H31/00—Pile receivers
- B65H31/24—Pile receivers multiple or compartmented, e.d. for alternate, programmed, or selective filling
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H29/02—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by mechanical grippers engaging the leading edge only of the articles
- B65H29/04—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by mechanical grippers engaging the leading edge only of the articles the grippers being carried by endless chains or bands
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H2405/30—Other features of supports for sheets
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- B65H2405/3311—Juxtaposed compartments for storing articles horizontally or slightly inclined
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、枚葉印刷機の排紙装置
における前当装置に関する。
における前当装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種の排紙装置においては、
印刷装置で印刷された紙が、印刷胴の爪から排紙チェー
ンの排紙爪部材にくわえ替えられ、排紙チェーンの走行
とともに搬送されたのち、搬送終端部において排紙爪部
材から開放されて排紙装置のパイル台上に落下し積載さ
れる。そして、パイル台の紙搬送下流側近傍には、紙当
てが配設され、落下する紙の先端をこの紙当てに当接さ
せて、パイル台上に積載する前当装置が設けられてい
る。ところで、積載紙が所定量に達してパイル台を交換
するとき、機械を停止しなくてもよいように、複数の排
紙積載装置、すなわちパイルを並設した複数パイル式の
排紙装置が提案されている。この場合、紙当ては、揺動
自在に支持されており、上流側の排紙部に排紙させると
きには、立設状態とし、下流側の排紙部に排紙を切換え
たときには、倒伏させている。
印刷装置で印刷された紙が、印刷胴の爪から排紙チェー
ンの排紙爪部材にくわえ替えられ、排紙チェーンの走行
とともに搬送されたのち、搬送終端部において排紙爪部
材から開放されて排紙装置のパイル台上に落下し積載さ
れる。そして、パイル台の紙搬送下流側近傍には、紙当
てが配設され、落下する紙の先端をこの紙当てに当接さ
せて、パイル台上に積載する前当装置が設けられてい
る。ところで、積載紙が所定量に達してパイル台を交換
するとき、機械を停止しなくてもよいように、複数の排
紙積載装置、すなわちパイルを並設した複数パイル式の
排紙装置が提案されている。この場合、紙当ては、揺動
自在に支持されており、上流側の排紙部に排紙させると
きには、立設状態とし、下流側の排紙部に排紙を切換え
たときには、倒伏させている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の前当装置においては、平板上の紙当てを立設させて
この紙当てに紙の先端を単に当接させるだけの構造であ
るため、排紙爪部材から開放された紙が円滑に排紙爪部
材から離れずに、紙当てを乗り越えてしまうことがあ
り、この乗り越えた紙によって、機械が破損するいった
問題が発生していた。
来の前当装置においては、平板上の紙当てを立設させて
この紙当てに紙の先端を単に当接させるだけの構造であ
るため、排紙爪部材から開放された紙が円滑に排紙爪部
材から離れずに、紙当てを乗り越えてしまうことがあ
り、この乗り越えた紙によって、機械が破損するいった
問題が発生していた。
【０００４】したがって、本考案は、上記のような従来
の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、排紙爪部材から開放された紙が紙当てを乗り越
えることなく確実にパイル台に積載するようにして、機
械の破損を防止した枚葉印刷機の排紙装置における前当
装置を提供することにある。
の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、排紙爪部材から開放された紙が紙当てを乗り越
えることなく確実にパイル台に積載するようにして、機
械の破損を防止した枚葉印刷機の排紙装置における前当
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係る枚葉印刷機の排紙装置における前当装
置は、紙端をくわえる排紙爪部材により紙を搬送し、排
紙爪部材から開放することにより落下する紙の先端を紙
当て部材に当接させパイル台上に積載する枚葉印刷機の
排紙装置であって、紙の搬送路に位置し紙が搬送されて
くる方向に延在する紙落しガイド部材を備え、前記紙当
て部材を、前記排紙爪部材から開放された紙を当接させ
る立設位置とこの立設位置から前記紙の搬送方向へ倒伏
する倒伏位置との間で揺動自在に支持し、この揺動に同
期して揺動し、前記紙落としガイド部材が設けられ前記
紙当て部材が立設位置から倒伏位置へ移動するのにとも
ない紙落としガイド部材の先端と紙当て部材との距離を
小さくするリンク部材を備え、前記紙落しガイド部材を
紙の搬送路と退避位置との間を移動自在とする。
に、本考案に係る枚葉印刷機の排紙装置における前当装
置は、紙端をくわえる排紙爪部材により紙を搬送し、排
紙爪部材から開放することにより落下する紙の先端を紙
当て部材に当接させパイル台上に積載する枚葉印刷機の
排紙装置であって、紙の搬送路に位置し紙が搬送されて
くる方向に延在する紙落しガイド部材を備え、前記紙当
て部材を、前記排紙爪部材から開放された紙を当接させ
る立設位置とこの立設位置から前記紙の搬送方向へ倒伏
する倒伏位置との間で揺動自在に支持し、この揺動に同
期して揺動し、前記紙落としガイド部材が設けられ前記
紙当て部材が立設位置から倒伏位置へ移動するのにとも
ない紙落としガイド部材の先端と紙当て部材との距離を
小さくするリンク部材を備え、前記紙落しガイド部材を
紙の搬送路と退避位置との間を移動自在とする。
【０００６】
【作用】本考案によれば、紙当て部材を乗り越えようと
する紙は、紙落しガイド部材によって阻止される。ま
た、倒伏させるとリンク部材が揺動し、紙落しガイド部
材が一体的に紙搬送路から退避する。
する紙は、紙落しガイド部材によって阻止される。ま
た、倒伏させるとリンク部材が揺動し、紙落しガイド部
材が一体的に紙搬送路から退避する。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図１は本考案に係る印刷機の排紙装置の概要側面
図、図２は同じく要部平面図、図３は同じく要部側面
図、図４は図２のIV-IV 線断面図である。これらの図に
おいて、排紙装置２は左右一対の排紙フレーム３を備え
ており、その上端部後端には左右一対のスプロケット４
が軸着されている。また、このスプロケット４と対をな
すスプロケットを有し最終印刷胴と対接する排紙胴が図
示を省略した印刷ユニット側に設けられ、これら両方の
スプロケット間には、左右一対の排紙チェーン５が図示
を省略した上下のチェーンガイドに沿って張架されてお
り、原動側からの駆動で回転する両スプロケットと共
に、図中矢印Ａ方向に走行している。
する。図１は本考案に係る印刷機の排紙装置の概要側面
図、図２は同じく要部平面図、図３は同じく要部側面
図、図４は図２のIV-IV 線断面図である。これらの図に
おいて、排紙装置２は左右一対の排紙フレーム３を備え
ており、その上端部後端には左右一対のスプロケット４
が軸着されている。また、このスプロケット４と対をな
すスプロケットを有し最終印刷胴と対接する排紙胴が図
示を省略した印刷ユニット側に設けられ、これら両方の
スプロケット間には、左右一対の排紙チェーン５が図示
を省略した上下のチェーンガイドに沿って張架されてお
り、原動側からの駆動で回転する両スプロケットと共
に、図中矢印Ａ方向に走行している。
【０００８】左右の排紙チェーン５間には、爪７と爪台
８等で構成される排紙爪部材６が一定の間隔で支架され
ており、排紙爪部材６によって図示しない紙が紙搬送路
９を搬送される。爪７は図示を省略したばねにより爪７
の爪先が爪台８を圧接させる閉方向への回動力を付与さ
れている。１０は周知の紙放し機構で、前記爪７をばね
力に抗して爪台８から開方向に回動させるカム１１とカ
ム１１を、図４中において実線で図示した爪７を爪台８
から開方向に回動させる紙放し位置と、二点鎖線で図示
するように排紙爪部材６と係合しない退避位置との間を
移動させる図示しないエアーシリンダ等とで構成され
る。１３および１４は、前後一対の第１および第２のパ
イル台で、排紙チェーン５の走行方向に並設されてい
る。
８等で構成される排紙爪部材６が一定の間隔で支架され
ており、排紙爪部材６によって図示しない紙が紙搬送路
９を搬送される。爪７は図示を省略したばねにより爪７
の爪先が爪台８を圧接させる閉方向への回動力を付与さ
れている。１０は周知の紙放し機構で、前記爪７をばね
力に抗して爪台８から開方向に回動させるカム１１とカ
ム１１を、図４中において実線で図示した爪７を爪台８
から開方向に回動させる紙放し位置と、二点鎖線で図示
するように排紙爪部材６と係合しない退避位置との間を
移動させる図示しないエアーシリンダ等とで構成され
る。１３および１４は、前後一対の第１および第２のパ
イル台で、排紙チェーン５の走行方向に並設されてい
る。
【０００９】第１のパイル台１３の紙搬送下流側近傍に
は、第１の前当装置１５が、また、第２のパイル台１４
の紙搬送下流側近傍には、第２の前当装置１６が、それ
ぞれ配設されている。排紙チェーン５の走行にともなっ
て排紙爪部材６によってくわえられて搬送してきた紙１
７は、排紙爪部材６がカム１１によって爪７が爪台８を
開方向に回動させることで、排紙爪部材６から開放され
落下し、先端が第１の前当装置の後述する紙当て２２に
当接し、第１のパイル台１３上に積載される。また、第
２の前当装置１６の上方近傍には、図示を省略している
が、常時排紙爪部材６と係合する位置に固定されたカム
を有する第２の紙放し機構が配設されている。
は、第１の前当装置１５が、また、第２のパイル台１４
の紙搬送下流側近傍には、第２の前当装置１６が、それ
ぞれ配設されている。排紙チェーン５の走行にともなっ
て排紙爪部材６によってくわえられて搬送してきた紙１
７は、排紙爪部材６がカム１１によって爪７が爪台８を
開方向に回動させることで、排紙爪部材６から開放され
落下し、先端が第１の前当装置の後述する紙当て２２に
当接し、第１のパイル台１３上に積載される。また、第
２の前当装置１６の上方近傍には、図示を省略している
が、常時排紙爪部材６と係合する位置に固定されたカム
を有する第２の紙放し機構が配設されている。
【００１０】前当装置１５は、左右のフレーム３に取付
られたサブフレーム１９間に軸支された紙当てシャフト
２０および紙落しシャフト２１に軸装されている。すな
わち、紙当てシャフト２０には、紙幅方向に沿って複数
の紙当て２２およびホルダー２３が、それぞれ立設する
ようにして固着されている。また、紙落しシャフト２１
には、ホルダー２３に対応した位置にホルダー２４が立
設するようにして固着されている。これら両ホルダー２
３、２４は、それぞれ上端部においてピン２３ａ、２４
ａによって枢着された連結部材２５によって連結され、
両ホルダー２３、２４と連結部材２５とでリンク部材２
６を構成している。連結部材２５の下部先端には、紙の
搬送路に位置し、紙が搬送されてくる方向に延在し中央
部がやや上方に湾曲した紙落しガイド２８が取付けられ
ている。紙落しガイド２８は後述するエアーシリンダ３
１の作動により揺動するリンク部材２６の揺動にともな
って立設および倒伏し、立設することによって、先端が
紙搬送路９の上方に位置するように構成されている。ま
た、紙落としガイド２８は、リンク部材２６によって紙
当て２２が立設位置から倒伏位置へ移動するのにともな
い、この紙落としガイド２８の先端と紙当て２２との距
離が小さくなって倒伏するように構成されている。
られたサブフレーム１９間に軸支された紙当てシャフト
２０および紙落しシャフト２１に軸装されている。すな
わち、紙当てシャフト２０には、紙幅方向に沿って複数
の紙当て２２およびホルダー２３が、それぞれ立設する
ようにして固着されている。また、紙落しシャフト２１
には、ホルダー２３に対応した位置にホルダー２４が立
設するようにして固着されている。これら両ホルダー２
３、２４は、それぞれ上端部においてピン２３ａ、２４
ａによって枢着された連結部材２５によって連結され、
両ホルダー２３、２４と連結部材２５とでリンク部材２
６を構成している。連結部材２５の下部先端には、紙の
搬送路に位置し、紙が搬送されてくる方向に延在し中央
部がやや上方に湾曲した紙落しガイド２８が取付けられ
ている。紙落しガイド２８は後述するエアーシリンダ３
１の作動により揺動するリンク部材２６の揺動にともな
って立設および倒伏し、立設することによって、先端が
紙搬送路９の上方に位置するように構成されている。ま
た、紙落としガイド２８は、リンク部材２６によって紙
当て２２が立設位置から倒伏位置へ移動するのにともな
い、この紙落としガイド２８の先端と紙当て２２との距
離が小さくなって倒伏するように構成されている。
【００１１】フレーム３の外側面には、エアーシリンダ
３１が取付けられており、このエアーシリンダ３１のピ
ストンロッド３２にはピン３３によってレバー３４が枢
着されている。レバー３４の基端部には、サブフレーム
１９に軸支されたシャフト３５が固着されており、シャ
フト３５はレバー３４と一体的に揺動すると共に、レバ
ー３４の揺動支軸となっている。シャフト３５には、歯
車３６が固着され、歯車３６は、歯車３７および歯車３
８に噛合している。歯車３７および歯車３８は同じ歯数
を有するものであって、前記紙当てシャフト２０および
紙落しシャフト２１との一端に、それぞれ固着されてお
り、紙当てシャフト２０および紙落しシャフト２１は、
それぞれ歯車３７および歯車３８と一体的に回動する。
３１が取付けられており、このエアーシリンダ３１のピ
ストンロッド３２にはピン３３によってレバー３４が枢
着されている。レバー３４の基端部には、サブフレーム
１９に軸支されたシャフト３５が固着されており、シャ
フト３５はレバー３４と一体的に揺動すると共に、レバ
ー３４の揺動支軸となっている。シャフト３５には、歯
車３６が固着され、歯車３６は、歯車３７および歯車３
８に噛合している。歯車３７および歯車３８は同じ歯数
を有するものであって、前記紙当てシャフト２０および
紙落しシャフト２１との一端に、それぞれ固着されてお
り、紙当てシャフト２０および紙落しシャフト２１は、
それぞれ歯車３７および歯車３８と一体的に回動する。
【００１２】このように構成された本考案のパイルへの
積載動作を説明する。まず第１のパイル１３へ紙を積載
する場合には、エアーシリンダ３１のピストンロッド３
２を進出させ、レバー３４を図３において実線で示す位
置まで回動させる。レバー３４の回動にともない、歯車
３６が図中反時計方向に回動し、歯車３６に噛合してい
る歯車３７と歯車３８とが共に時計方向に等角度回動し
て、シャフト２０とシャフト２１も一体的に回動する。
シャフト２０の回動によって、紙当て２２とホルダー２
３とが共に図４において実線で示すように立設した状態
となり、紙落しガイド２８は、紙当て２２の上端部にお
いて先端が紙搬送路９の上方に位置する。
積載動作を説明する。まず第１のパイル１３へ紙を積載
する場合には、エアーシリンダ３１のピストンロッド３
２を進出させ、レバー３４を図３において実線で示す位
置まで回動させる。レバー３４の回動にともない、歯車
３６が図中反時計方向に回動し、歯車３６に噛合してい
る歯車３７と歯車３８とが共に時計方向に等角度回動し
て、シャフト２０とシャフト２１も一体的に回動する。
シャフト２０の回動によって、紙当て２２とホルダー２
３とが共に図４において実線で示すように立設した状態
となり、紙落しガイド２８は、紙当て２２の上端部にお
いて先端が紙搬送路９の上方に位置する。
【００１３】したがって、紙放し機構１０によって排紙
爪部材６から開放された紙の先端は、紙当て２２に当接
して第１のパイル台１３上に落下する。このとき、排紙
爪部材６から円滑に離れなかったりして、紙当て２２か
ら乗り越えようとする紙も、紙落しガイド２８に当接し
て第１のパイル台１３上に落下して積載される。なお、
紙当て２２は微動の揺動動作をしており、紙１７を第１
のパイル台１３上に積載すると同時に、紙の先端を揃え
る機能も併せもっている。
爪部材６から開放された紙の先端は、紙当て２２に当接
して第１のパイル台１３上に落下する。このとき、排紙
爪部材６から円滑に離れなかったりして、紙当て２２か
ら乗り越えようとする紙も、紙落しガイド２８に当接し
て第１のパイル台１３上に落下して積載される。なお、
紙当て２２は微動の揺動動作をしており、紙１７を第１
のパイル台１３上に積載すると同時に、紙の先端を揃え
る機能も併せもっている。
【００１４】次に、第１のパイル台１３上に紙１７が、
あらかじめ設定された所定枚数積載されると、図示しな
い計数装置からの信号によって図示しないエアーシリン
ダが動作してカム１１が排紙爪部材６の走行路から退避
する。同時に、エアーシリンダ３１にも信号が送られ
て、ピストンロッド３２が退出し、図３中二点鎖線に示
すようにレバー３４を時計方向に回動させ、歯車３６も
時計方向に回動させて、歯車３７と歯車３８を反時計方
向に回動させる。この回動にともない、紙当てシャフト
２０と紙落しシャフト２１も反時計方向に回動し、紙当
て２２が紙当てシャフト２０を中心として反時計方向に
回動して倒伏する。同時に、ホルダー２３とホルダー２
４が反時計方向に倒伏し、これら両ホルダー２３、２４
の上端部に枢支された連結部材２５は、ほぼ水平状態を
保ちながら下降する。
あらかじめ設定された所定枚数積載されると、図示しな
い計数装置からの信号によって図示しないエアーシリン
ダが動作してカム１１が排紙爪部材６の走行路から退避
する。同時に、エアーシリンダ３１にも信号が送られ
て、ピストンロッド３２が退出し、図３中二点鎖線に示
すようにレバー３４を時計方向に回動させ、歯車３６も
時計方向に回動させて、歯車３７と歯車３８を反時計方
向に回動させる。この回動にともない、紙当てシャフト
２０と紙落しシャフト２１も反時計方向に回動し、紙当
て２２が紙当てシャフト２０を中心として反時計方向に
回動して倒伏する。同時に、ホルダー２３とホルダー２
４が反時計方向に倒伏し、これら両ホルダー２３、２４
の上端部に枢支された連結部材２５は、ほぼ水平状態を
保ちながら下降する。
【００１５】下降にともない紙落しガイド２８もほぼ水
平状態を保ちながら下降し、二点鎖線に示すように紙搬
送路９から退避して位置する。したがって、紙をくわえ
て走行する排紙爪部材６は第１の紙放し機構１０のカム
１１に接触せず、しかも紙の先端も紙当て２２および紙
落しガイド２８に当接せずに第１のパイル１３上を通過
する。通過した排紙爪部材６は、第２のパイル１４上に
おいて、図示を省略した第２の紙放し機構によって紙が
開放され、開放された紙は第２の前当装置１６に当接し
て第２のパイル１４上に積載される。ここで、紙落しガ
イド２８は、両ホルダー２３、２４と連結部材２５とか
らなるリンク部材２６に設けられているので、紙当て２
２の少ない揺動量によって紙落としガイド２８を紙搬送
路９から退避させることができる。
平状態を保ちながら下降し、二点鎖線に示すように紙搬
送路９から退避して位置する。したがって、紙をくわえ
て走行する排紙爪部材６は第１の紙放し機構１０のカム
１１に接触せず、しかも紙の先端も紙当て２２および紙
落しガイド２８に当接せずに第１のパイル１３上を通過
する。通過した排紙爪部材６は、第２のパイル１４上に
おいて、図示を省略した第２の紙放し機構によって紙が
開放され、開放された紙は第２の前当装置１６に当接し
て第２のパイル１４上に積載される。ここで、紙落しガ
イド２８は、両ホルダー２３、２４と連結部材２５とか
らなるリンク部材２６に設けられているので、紙当て２
２の少ない揺動量によって紙落としガイド２８を紙搬送
路９から退避させることができる。
【００１６】なお、本実施例では、パイルを２組備えた
排紙装置に採用した例を示したが、３組以上のパイルを
備えた排紙装置に採用してもよく、その場合には、本考
案の前当装置を最下流のパイルを除く各パイルに設ける
ことはいうまでのないことである。
排紙装置に採用した例を示したが、３組以上のパイルを
備えた排紙装置に採用してもよく、その場合には、本考
案の前当装置を最下流のパイルを除く各パイルに設ける
ことはいうまでのないことである。
【００１７】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、紙端を
くわえる排紙爪部材により紙を搬送し、排紙爪部材から
開放することにより落下する紙の先端を紙当て部材に当
接させパイル台上に積載する枚葉印刷機の排紙装置であ
って、紙の搬送路に位置し紙が搬送されてくる方向に延
在する紙落しガイド部材を備え、前記紙当て部材を、前
記排紙爪部材から開放された紙を当接させる立設位置と
この立設位置から前記紙の搬送方向へ倒伏する倒伏位置
との間で揺動自在に支持し、この揺動に同期して揺動
し、前記紙落としガイド部材が設けられ前記紙当て部材
が立設位置から倒伏位置へ移動するのにともない紙落と
しガイド部材の先端と紙当て部材との距離を小さくする
リンク部材を備え、前記紙落しガイド部材を紙の搬送路
と退避位置との間を移動自在として、紙当て部材を乗り
越える紙を紙落しガイド部材に当接させて乗り越えを防
止したので、紙による印刷機の破損が防止される。ま
た、リンク部材の揺動動作にともない、紙落しガイド部
材を紙の搬送路から退避するようにしたので、複数のパ
イルを有し、パイルの切替えを必要とする場合には、特
に有効である。さらに、リンク部材を用いたことにより
紙当て部材の少ない揺動量によって紙落としガイド部材
を紙の搬送路から退避させることができ、印刷の高速化
に対応可能となる。
くわえる排紙爪部材により紙を搬送し、排紙爪部材から
開放することにより落下する紙の先端を紙当て部材に当
接させパイル台上に積載する枚葉印刷機の排紙装置であ
って、紙の搬送路に位置し紙が搬送されてくる方向に延
在する紙落しガイド部材を備え、前記紙当て部材を、前
記排紙爪部材から開放された紙を当接させる立設位置と
この立設位置から前記紙の搬送方向へ倒伏する倒伏位置
との間で揺動自在に支持し、この揺動に同期して揺動
し、前記紙落としガイド部材が設けられ前記紙当て部材
が立設位置から倒伏位置へ移動するのにともない紙落と
しガイド部材の先端と紙当て部材との距離を小さくする
リンク部材を備え、前記紙落しガイド部材を紙の搬送路
と退避位置との間を移動自在として、紙当て部材を乗り
越える紙を紙落しガイド部材に当接させて乗り越えを防
止したので、紙による印刷機の破損が防止される。ま
た、リンク部材の揺動動作にともない、紙落しガイド部
材を紙の搬送路から退避するようにしたので、複数のパ
イルを有し、パイルの切替えを必要とする場合には、特
に有効である。さらに、リンク部材を用いたことにより
紙当て部材の少ない揺動量によって紙落としガイド部材
を紙の搬送路から退避させることができ、印刷の高速化
に対応可能となる。
【図１】本考案に係る枚葉印刷機の排紙装置の概要側面
図である。
図である。
【図２】本考案に係る枚葉印刷機の排紙装置の要部平面
図である。
図である。
【図３】本考案に係る枚葉印刷機の排紙装置の要部側面
図である。
図である。
【図４】図２のIV-IV線断面図である。
２ 排紙装置 ３ フレーム ５ 排紙チェーン ６ 排紙爪部材 １０ 紙放し機構 １３ 第１のパイル台 １４ 第２のパイル台 １５ 第１の前当装置 １６ 第２の前当装置 １７ 紙 ２０ 紙当てシャフト ２１ 紙落しシャフト ２２ 紙当て ２３ ホルダー ２４ ホルダー ２５ 連結部材 ２６ リンク部材 ２８ 紙落しガイド ３１ エアーシリンダ ３４ レバー
Claims (1)
- 【請求項１】 紙端をくわえる排紙爪部材により紙を搬
送し、排紙爪部材から開放することにより落下する紙の
先端を紙当て部材に当接させパイル台上に積載する枚葉
印刷機の排紙装置であって、紙の搬送路に位置し紙が搬
送されてくる方向に延在する紙落しガイド部材を備え、
前記紙当て部材を、前記排紙爪部材から開放された紙を
当接させる立設位置とこの立設位置から前記紙の搬送方
向へ倒伏する倒伏位置との間で揺動自在に支持し、この
揺動に同期して揺動し、前記紙落としガイド部材が設け
られ前記紙当て部材が立設位置から倒伏位置へ移動する
のにともない紙落としガイド部材の先端と紙当て部材と
の距離を小さくするリンク部材を備え、前記紙落しガイ
ド部材を紙の搬送路と退避位置との間を移動自在とした
ことを特徴とする枚葉印刷機の排紙装置における前当装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085261U JP2592601Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 枚葉印刷機の排紙装置における前当装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085261U JP2592601Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 枚葉印刷機の排紙装置における前当装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642175U JPH0642175U (ja) | 1994-06-03 |
| JP2592601Y2 true JP2592601Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=13853638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992085261U Expired - Lifetime JP2592601Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 枚葉印刷機の排紙装置における前当装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592601Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006036511A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Komori Corp | シート状物案内装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0312518Y2 (ja) * | 1981-01-26 | 1991-03-25 | ||
| JPS63137844A (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-09 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷機の排紙装置 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP1992085261U patent/JP2592601Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642175U (ja) | 1994-06-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |