JP4633840B2 - 多層情報記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、情報の記録および/または再生のための記録層を複数備える多層情報記録媒体に関する。
近年、情報機器または映像音響機器等で処理される情報量の拡大化に伴い、データアクセスが容易で、大容量データを蓄積可能で、かつ機器の小型化に対応可能な光ディスクなどの、情報記録媒体が注目されている。また、情報記録媒体について情報の高密度記録化が検討されており、高密度記録可能な情報記録媒体として、波長が約400nmから410nmのレーザ光源と開口数(NA)が0.85の集光レンズとを含む光ヘッドを備えた記録再生装置を用いて、情報が記録再生される情報記録媒体が提案されている。例えば、単一の記録層について25GB程度、2層の記録層について50GB程度の容量のデータを蓄積可能な情報記録媒体がある。更に透明層を介して記録層を複数積層することにより記憶容量を高める検討がなされている(例えば、特許文献1参照)。
図3を参照して、特許文献1に記載された多層情報記録媒体の構造を説明する。
図3は、多層情報記録媒体の断面図である。この多層情報記録媒体は、基板401と、透明層402〜404と、透明カバー層409と、基板401と透明層402との間に設けられたL0層410と、透明層402と透明層403との間に設けられたL1層420と、透明層403と透明層404との間に設けられたL2層430と、透明層404と透明カバー層409との間に設けられたL3層440とを備える。L0層〜L3層のそれぞれは情報記録層である。
この多層情報記録媒体に対して記録再生を行う場合は、透明カバー層409側からレーザ光を入射し、記録再生ヘッドの対物レンズによって絞られたレーザ光の焦点位置をL0〜L3層の何れか1つの層に移動させることによってアクセスし、データの記録や再生を行う。透明層402の厚さをA、透明層403の厚さをB、透明層404の厚さをCとすると、各透明層はC<A<Bの関係を有している。これは、再生対象であるL0層410もしくはL1層420にレーザ光の焦点を合わせたときに、その情報記録層よりも透明カバー層409側の他の情報記録層でレーザ光がもう1つの焦点を結び、その情報記録層から反射したレーザ光がL0層410もしくはL1層420で反射した再生光と混同して生じるノイズ(層間クロストーク)が発生しないようにするためである。
特開2004−213720号公報
透明カバー層表面の傷や埃の影響によって発生する記録再生エラーを極力少なくするためは、透明カバー層の厚さはできるだけ厚くする方が好ましい。また、レーザ光が情報記録層に到達するまでに通過する透明カバー層や透明層の加算厚さ、すなわち光路長が長くなることによって生じる収差を出来るだけ小さくするためには、透明層の加算厚さを薄くする必要がある。しかし、単に透明層の厚さを薄くしただけでは、最も薄い透明層を挟んで位置する2つの情報記録層間において、他層から生成された信号が自層の再生信号に漏れこんでくる層間クロストークが生じやすくなる。
上述のような理由から、単層の情報記録媒体を構成した場合には同等レベルの信号品質(ここでは信号ジッタで定義する)が得られる情報記録層を、ただ単に積層して多層情報記録媒体を作製すると、層間クロストークの影響の差によって、ジッタが大きくなる情報記録層が発生し、層間クロストークの影響を最も受けやすい情報記録層の信号ジッタの悪化が顕著となる。これにより、多層情報記録媒体に対して、情報の記録または再生が良好に行えないという問題が生じる。
本発明は、情報の記録および/または再生を良好に行うことができるように、層間クロストークの影響を受けた情報記録層の信号ジッタを抑制する多層情報記録媒体を提供する。
本発明の多層情報記録媒体は、基板と、前記基板上に配置された3つ以上の情報記録層と、隣り合う情報記録層間に配置された複数の透明層と、透明カバー層とを備えた多層情報記録媒体であって、前記複数の透明層のうちの少なくとも2つの透明層の厚さは互いに異なり、波長が400nm以上410nm以下のレーザ光を前記透明カバー層側から垂直に入射させたとき、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方は、その他の情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方よりも高いことを特徴とする。
ある実施形態によれば、前記多層情報記録媒体は、4つの前記情報記録層を備え、それぞれの情報記録層の間には互いに厚さが異なる前記透明層が配置されており、前記複数の透明層の厚さを、前記基板に近い透明層から遠い透明層の順にA、B、Cとするとき、A、B、Cの関係はC<A<Bである。
ある実施形態によれば、前記最も厚さが薄い透明層の厚さは6μm以上12μm以下である。
ある実施形態によれば、前記多層情報記録媒体の表面からの光路長が最も長い情報記録層と、前記多層情報記録媒体の表面との間の距離は100μmである。
ある実施形態によれば、前記レーザ光は、開口数0.85の対物レンズを通って前記多層情報記録媒体に入射する。
本発明によれば、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方は、その他の情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方よりも高い。層間クロストークの影響を考慮して、層間クロストークの影響が大きい情報記録層に関しては、ジッタが小さくなるように予め戻り光強度および変調度を設定することにより、情報の再生を良好に行うことができる。本発明によれば、層間クロストークの影響を受けた場合でも信号ジッタが極端に悪化する情報記録層の発生を抑制でき、ジッタのレベルを各情報記録層に分散することにより、情報の記録再生を良好に行うことができる。
ある実施形態によれば、層間クロストークの影響を最も大きく受けやすい情報記録層のジッタを小さくする為に、予めその情報記録層の反射率を他の情報記録層よりも高くし、再生信号のSNR(Signal Noise Ratio)を最も大きくすることで、クロストークに起因する信号ジッタの悪化分を補うことができる。
また、ある実施形態によれば、層間クロストークの影響を最も大きく受けやすい情報記録層のジッタを小さくする為に、予めその情報記録層の変調度を他の情報記録層よりも高くし、再生信号のSNRを最も大きくすることで、クロストークに起因する信号ジッタの悪化分を補うことができる。
また、最薄の透明層の厚さは6μm以上12μm以下であることが好ましい。これにより、レーザ光の波長が410nm以上410nm以下、対物レンズの開口数が0.85であるヘッドによって記録再生される場合に、層間クロストークよる影響を最低限に抑えることができ、且つ透明層の厚さを薄く設定することができる。
また、多層情報記録媒体の最表面からの光路長が最も長い情報記録層と表面との間の距離は100μmであることが好ましい。これにより、Blu−rayディスク用のレコーダーやプレーヤーなどに用いられている記録再生ヘッドとの互換性を有することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態による多層情報記録媒体は、例えば、Blu−ray DiscやHD−DVD(High−Definition Digital Versatile Disc)等の光ディスク媒体であるが、本発明の多層情報記録媒体はこれらに限定されず、例えば、カード型光記録媒体、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ホログラムメモリ、近接場メモリなどであってもよい。
図1は、本実施形態における多層情報記録媒体100の断面図である。図1に示すように、多層情報記録媒体100は、第1基板101と、第1基板101の情報面上に配置された第1情報記録層102とを備えている。第1基板101は、ピットや案内溝を有する凹凸形状の情報面を有している。
また、多層情報記録媒体100は、第1情報記録層102上に配置された第2基板103を備えている。第2基板103は、ピットや案内溝を有する凹凸形状の情報面(第1基板101側の面とは反対側の面)を有している。多層情報記録媒体100は、この情報面上に配置された第2情報記録層104を備えている。
多層情報記録媒体100は、第2情報記録層104上に配置された第3基板105を備えている。第3基板105は、ピットや案内溝を有する凹凸形状の情報面(第2基板103側の面とは反対側の面)を有している。多層情報記録媒体100は、この情報面上に配置された第3情報記録層106を備えている。
多層情報記録媒体100は、第3情報記録層106上に配置された第4基板107を備えている。第4基板107は、ピットや案内溝を有する凹凸形状の情報面(第3基板105側の面とは反対側の面)を有している。多層情報記録媒体100は、この情報面上に配置された第4情報記録層108と、第4情報記録層108上に配置された透明カバー層109とを備えている。
なお、第2〜4基板103、105および107は、透明層とも呼ぶ。
第1基板101は、情報記録媒体100の剛性を高めて反りを抑制するために、および他の光ディスク(CD、DVDなど)との互換性を確保するために、外径φ120mm、平均厚さ1.1mmの円板から形成されている。第1基板101の材料としては、例えば、ポリカーボネイトやアクリル系樹脂などが挙げられる。多層情報記録媒体100では、第1基板101の材料としてポリカーボネイトを用いている。
凹凸形状の情報面は、一般的に金属製のスタンパやポリオレフィン樹脂などから作製されたスタンパを用いて、第1基板101を成形する際に形成されている。第1基板101は、例えば、射出圧縮成型法等の成形法により形成できる。第1基板101はその中心部に、直径φ15mmの中心孔(図示せず)を有している。この中心孔により、光ディスク装置(記録再生装置、再生専用装置等)による情報の記録再生の際に、多層情報記録媒体100は光ディスク装置の所定の位置に回転可能に保持される。
多層情報記録媒体100が再生専用の多層情報記録媒体(ROMディスク)である場合、第1情報記録層102は、例えば、Al、Ag、Au、Si、SiO2などの金属やその合金、半導体、誘電体を材料として、スパッタリングや蒸着等の方法により形成されている。
次に、図2を参照して、多層情報記録媒体100がWrite Once型の多層情報記録媒体である場合の第1情報記録層102を説明する。
図2に示す第1情報記録層102では、例えば、AlCr合金の反射膜303、AlNの第1誘電体膜304、TeOPdの記録膜305、ZnS−SiO2の第2誘電体膜306が、第1基板301の情報面302側からこの順で配置されている。これらの薄膜は、いずれも、スパッタリングや蒸着等の方法により形成されるが、積層される薄膜の種類や数、材料、積層順は上記に限定されない。例えば、反射膜303の材料としては、AlCrに代えて、再生専用の多層情報記録媒体と同様に、AgやAu等の金属を主成分とする合金材料を用いてもよい。
第2情報記録層104、第3情報記録層106、および第4情報記録層108についても、第1情報記録層102と同様の構造を有している。反射膜303の厚さや材料組成を調整したり、反射膜303を除去したり、および/または第1誘電体膜304や記録膜305の厚さを調整することにより、多層情報記録媒体100の光学特性を調整できる。また、記録膜305の材料がTeOPdである例を説明したが、他のWrite Once型記録媒体用の記録材料を用いてもよい。さらに、第1〜4情報記録層102、104、106、108は色素膜(図示せず)等をさらに備えていてもよい。
透明層(第2〜4基板103、105、107)は、記録再生用のレーザ光110に対してほぼ透明であり、板状の基板であってもよいし、液体樹脂を情報記録層上に塗布して硬化させることによって形成される層であってもよい。第2〜4基板103、105、107は、例えば、アクリル樹脂を主成分とする紫外線硬化性樹脂から形成されていると好ましい。紫外線硬化性樹脂は、紫外線域の波長の光に対してのみ高感度に反応して硬化するため、第2〜4基板103、105、107の形成工程において、情報記録層102、104、106、108に塗布された樹脂含有塗料を紫外線より長波長域の電磁波を用いて加熱しても、樹脂含有塗料に含まれる紫外線硬化性樹脂を硬化させることなく、樹脂含有塗料表面の平滑化が行えるというメリットがある。
また、透明カバー層109は、記録再生光に対してほぼ透明(透過性を有する)で、例えばアクリル樹脂を主成分とした紫外線硬化性樹脂から形成されている。液体状の紫外線硬化性樹脂を使用し、第4情報記録層108の上にスピンコート法によって延伸塗布することによって形成される。形成された透明カバー層109は、各基板や情報記録層を覆うように形成され、内周部と外周部において第1基板と接着するように形成されている(図示せず)。レーザ光入射面の埃や傷などによる記録再生エラーの発生を極力少なくするように、透明カバー層109の厚さを設定することが重要となる。厚さが厚いほど、埃や傷からの耐性は大きくなる。例えば、一般的に光ディスクが扱われる環境のゴミは30μm以下の大きさのものが90%以上占めており(ISOM/ODS2002)、この30μm以下の大きさのゴミを無視できる程度の透明カバー層の厚さの設定が必要となる。本実施形態では、上記を考慮して透明カバー層109の厚さを60μm程度としている。
本実施形態では、第2基板103の厚さは13.5±1.5μm、第3基板105の厚さは17.5±1.5μm、第4基板107の厚さは9.5±1.5μmの範囲である。すなわち、複数の透明層の厚さを、基板101に近い透明層から遠い透明層の順にA、B、Cとするとき、A、B、Cの関係はC<A<Bとなっている。このように厚さに差をつけることにより、再生対象である情報記録層102もしくは情報記録層104にレーザ光110の焦点を合わせたときに、その情報記録層よりもレーザ光入射面側の他の情報記録層でレーザ光110がもう1つの焦点を結び、その情報記録層から反射したレーザ光が情報記録層102もしくは情報記録層104で反射された再生光と混同して生じるノイズ(層間クロストーク)が発生しないようにしている。なお、最も厚さが薄い透明層107の厚さは6μm以上12μm以下であることが好ましい。
また、Blu−rayディスクの単層ディスク(25GB)と2層ディスク(50GB)との間で記録再生の互換性をもたせるために、第2〜4基板103、105、107の厚さと透明カバー層109の厚さとを全て加算した厚さ、すなわち、情報記録媒体表面(記録再生光入射面)から情報記録層102までの距離は、上記Blu−rayディスクにおける記録再生光入射面から基準層(L0層)までの距離と同じ100μm程度である。上記Blu−rayディスクの基準層は、記録再生光入射面から一番光路長が長い情報記録層である。情報記録層102は、多層情報記録媒体100の表面からの光路長が最も長い情報記録層である。また、第4基板107の厚さは、透明層の厚さに関するマージン、すなわち基板製造時のマージン±1.5μmを考慮すると、一番薄い場合で8.0μmとなる。ただし、厚さはこれらに限定されない。
次に、(表1)を参照して、追記型多層情報記録媒体の記録再生特性を説明する。
Figure 0004633840
(表1)に示す例では、第2基板103の厚さが13.5μm、第3基板105の厚さが17.5μm、第4基板107の厚さが9.5μmの追記型多層情報記録媒体を用いている。上記記録媒体に記録された信号品質の良否を判別するため、波長が約400nmのレーザ光110を出力する光源と開口数(NA)が0.85の集光レンズとを含む光ヘッドを備えた記録再生装置を用いて、電気特性であるジッタを測定している。レーザ光110の波長は400nm以上410nm以下であることが好ましい。レーザ光110は、開口数0.85の対物レンズを通って、透明カバー層側から多層情報記録媒体100へ垂直に入射する。ここで、ジッタとは記録媒体に記録されている情報を再生したときの信号の誤り率を示し、ジッタ値が小さいほど再生エラーとなり難い。(表1)には、各情報記録層を再生したときの他層からのクロストークの影響の有無を考慮し、測定対象である情報記録層のみに情報を記録して再生したときのジッタ値と、測定対象以外の他の情報記録層にも情報が記録されている場合のジッタ値とを示している。
なお、各情報記録層からの戻り光強度と変調度が均一となるよう、各情報記録層の反射膜や誘電体膜、記録膜の厚さを調整しており、反射率は入射レーザ光量に対して4%程度の反射が各々の情報記録層から得られるよう、また変調度は40%になるように設計されている。
ここで、戻り光強度とは、情報記録層で反射した光が記録媒体表面から出た時点の反射光の強度を示している。変調度とは、アナログ信号の1周期における極大値とその周期の振幅との比を示している。詳しくは、アナログ信号の1周期における極大値をX、極小値をYとしたときの変調度Mは、M=(X−Y)/Xで表される。変調度は、情報記録層上に連続的に繋がる記録マークやマーク間スペースを再生したときに反射される光の明暗の差が大きいほど、高いと言える。
(表1)によれば、一番薄い基板107(厚さ9.5μm)を挟む第3情報記録層106(表1中ではL2)と第4情報記録層108(表1中ではL3)のジッタが大きくなっていることが分かる。これは、基板の厚さが薄いことにより、情報記録層の間隔が狭くなり、情報記録層間の回折光の干渉(層間干渉)が多くなることが考えられる。
次に、(表2)を参照して、L0層とL1層を省略し、L2層とL3層のみを備え、透明層107の厚さを変化させた2層ディスクのジッタを説明する。
Figure 0004633840
(表2)によれば、透明層107の厚さが12μm以下では、再生対象以外の情報記録層の情報の記録が「無」から「有」になるとジッタが大きくなっていることから、層間クロストークが発生していることが分かる。なお、透明層107の厚さが4μmのときには、情報記録層にレーザ光の焦点を安定して合わせることが不可能となり、ジッタの測定ができなかった。これは他層からのクロストークが制御信号に大きく影響したと考えられる。
なお、情報記録層から情報を良好に再生するために、ジッタの値はL0層が6.5%以下、L1〜L3層は8.5%以下が好ましく、ディスク作製時のばらつきを考慮するとL0層が6.0%以下、L1からL3層が8.0%以下であることがさらに好ましい。L0層がL1層やL2層、L3層よりもジッタを小さくしなければならない理由は、レーザ光110が透明層や透明カバー層などの基材を通過してL0層を再生する際に、収差の影響を一番受けやすいからである。収差は例えば基板の反りなどによる光路長変化により発生する。L0層のジッタを予め他の層よりも小さく設定しておくことにより、良好に情報の記録再生を行うことができる。反対に、光透過性情報記録層であるL1層からL3層は基板の反りなどに起因する光路長変化が小さいため、L0層よりもジッタが大きくてもよい。
ここで、L0層のジッタをL1層からL3層のジッタよりも小さくできるのは、情報記録層の構造が異なることによる。L0層は他の層と比較して、光透過を必要としない構造でもよいことから、記録の際に発生する記録層内の熱拡散を抑制できる金属膜などの反射層を厚く形成することができる。熱拡散抑制により、記録マークのコントラストを向上させ、ジッタを小さくすることが可能となる。
(実施形態1)
次に、本発明の第1の実施形態による追記型多層情報記録媒体100を説明する。
本発明の多層情報記録媒体では、波長が400nm以上410nm以下のレーザ光を透明カバー層側から垂直に入射させたとき、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方は、その他の情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方よりも高い。ここでは、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度が、その他の情報記録層の戻り光強度よりも高い多層情報記録媒体を説明する。最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の変調度が、その他の情報記録層の変調度よりも高い多層情報記録媒体については後述する。なお、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度および変調度の両方が、その他の情報記録層の戻り光強度および変調度よりも高くてもよい。
まず、ジッタの良否は、基本的にSNRの大小で判別できることが一般的に知られている。そのため、ジッタを良化するためには、信号のアンプを上昇させる、もしくはノイズを低減させればよい。本実施形態の追記型多層情報記録媒体100は、再生対象の情報記録層に対応する信号のアンプを上昇させ、且つ、他の情報記録層からのノイズを下げるという両効果が得られる最適な反射率を各情報記録層で設定することにより、各情報記録層を再生したときのジッタの均一化を実現している。
詳しくは、他の情報記録層の影響によりジッタの変化量が大きかったL2およびL3層の戻り光強度を増加させ、他層クロストークの影響が小さいL0およびL1層の戻り光強度を低減させる。このことにより、容易な構造変更のみで各情報記録層を再生したときのジッタを均一化することができる。
本実施形態では、全情報記録層に情報を記録した後の各情報記録層の反射率として、L0層およびL1層は3.5%以上4.0%未満、L2層およびL3層は4.0%以上5.0%未満とする。このことにより、L2層およびL3層からの戻り光強度を4%から5%に上げ、L0およびL1層からの戻り光強度を4%から3.5%に下げている。なお、基板の厚さとしては、第2基板103の厚さは13.5μm、第3基板105の厚さは17.5μm、第4基板107の厚さは9.5μmである。
(表3)に、本実施形態の追記型多層情報記録媒体100に対して記録再生を行ったときのジッタ特性を示す。
Figure 0004633840
各々の情報記録層のみに情報を記録して再生した場合、(表1)を参照して説明したジッタと比較して、(表3)に示されるジッタでは、L2およびL3層のジッタが小さく、L0およびL1層のジッタが大きくなっている。なお、(表1)は、単層の情報記録媒体を構成した場合の戻り光強度がほぼ均一な情報記録層を積層して作製した多層情報記録媒体に関するジッタを示している。また、(表3)に示す例では、他層にも情報の記録を行うことで生じた層間クロストークの影響をも含んだジッタについても、各情報記録層間でほぼ均一化されるようにジッタが改善されていることが分かる。
一般に再生信号はクロストークやシステムのノイズ等により様々な影響を受けるが、本実施形態の多層情報記録媒体によれば、L2およびL3層の戻り光強度の絶対値を高くすることで、正規の信号(S)とノイズ(N)との振幅差の絶対値を大きくできるので、安定した再生動作を実現することができる。
ここで、追記型多層情報記録媒体100のL0層およびL1層の反射率を2.5%、L2層およびL3層の反射率を6.3%とし、各層の変調度を40%としたときのジッタは、L0層が6.8%、L1層が8.7%、L2層が7.5%、L3層が7.6%となり、ジッタが均一化されていない。ジッタを均一化させるためには最適な反射率を設定する必要がある。
最適な反射率としては、多層情報記録媒体100が追記型多層情報記録媒体である場合は、(L0層のジッタ)≦6.5%、(L1〜L3層のジッタ)≦8.5%を満足し、各反射率は、例えば、L0層およびL1層は3.0%以上4.0%未満、L2層およびL3層は4.0%以上6.0%未満が望ましい。また、各層のジッタバランスを考慮して、各反射率は、L0層およびL1層は3.5%以上4.0%未満、L2層およびL3層は4.0%以上5.0%未満がより望ましい。
また、多層情報記録媒体100が書換型多層情報記録媒体である場合は、(L0層のジッタ)≦6.5%、(L1〜L3層のジッタ)≦8.5%を満足し、各反射率は、例えば、L0層およびL1層は1.5%以上2.5%未満、L2層およびL3層は2.5%以上3.5%未満が望ましい。また、各層のジッタバランスを考慮して、各反射率は、L0層およびL1層は2.0%以上2.5%未満、L2層およびL3層は2.5%以上3.0%未満がより望ましい。
また、多層情報記録媒体100が再生専用多層情報記録媒体である場合は、(L0層のジッタ)≦6.5%、(L1〜L3層のジッタ)≦8.5%を満足し、各反射率は、例えば、L0層およびL1層は10%以上20%未満、L2層およびL3層は20%以上30%未満が望ましい。また、各層のジッタバランスを考慮して、各反射率は、L0層およびL1層は15%以上20%未満、L2層およびL3層は20%以上25%未満がより望ましい。
以上のとおり、本実施形態では層間クロストークの影響を受けやすい情報記録層の反射率を大きくすることでジッタを予め小さくする。これにより、層間クロストークが生じた場合でもジッタが極端に悪化する情報記録層の発生を避けることができる。ジッタのレベルを各情報記録層で分散することにより、情報の再生を安定して行うことができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態による追記型多層情報記録媒体100を説明する。
実施形態1の追記型多層情報記録媒体100では、層間クロストークの大きい情報記録層に対応する信号のアンプを上昇させることによってSNRを大きくし、各情報記録層を再生したときのジッタを均一化させた。本実施形態の追記型多層情報記録媒体100では、変調度を各情報記録層で最適化して、対象層の信号のアンプを上昇させ、各情報記録層を再生したときのジッタの均一化を実現している。
詳しくは、他層の影響によりジッタの変化量が大きかったL2およびL3層の戻り変調度を増加させ、クロストークの影響が小さいL0およびL1層の変調度を低減させている。このことにより、容易な構造変更のみで各情報記録層を再生したときのジッタを均一化することができる。
本実施形態では、L2層およびL3層の情報記録膜の膜厚を厚くすることにより、L2およびL3層の変調度を40%から45%に上げ、L0およびL1層からの変調度を40%から35%に下げている。なお、基板の厚さについては、第2基板103の厚さは13.5μm、第3基板105の厚さは17.5μm、第4基板107の厚さは9.5μmである。
(表4)は、本実施形態の追記型多層情報記録媒体100に対して記録再生を行ったときのジッタ特性を示す。
Figure 0004633840
各々の情報記録層のみに情報を記録して再生した場合、(表1)を参照して説明したジッタと比較して、(表4)に示されるジッタでは、L2およびL3層のジッタが小さく、L0およびL1層のジッタが大きくなっている。なお、(表1)は、各情報記録層の変調度を均一にした情報記録媒体に関するジッタを示している。(表4)に示す例では、他層にも情報の記録を行うことで生じた層間クロストークの影響をも含んだジッタについても、各情報記録層間でほぼ均一化されるようにジッタが改善されていることが分かる。
一般に再生信号はクロストークやシステムのノイズ等により様々な影響を受けるが、本実施形態の多層情報記録媒体によれば、L2およびL3層の変調度を高くすることで、正規の信号(S)とノイズ(N)との振幅差の絶対値を大きくできるので、安定した再生動作を実現することができる。
ここで、追記型多層情報記録媒体100のL0層およびL1層の変調度を25%、L2層およびL3層の変調度を50%とし、各層の反射率を4%としたときのジッタは、L0層が7.0%、L1層が8.8%、L2層が7.5%、L3層が7.5%となり、ジッタが均一化されていない。ジッタを均一化させるためには最適な変調度を設定する必要がある。
最適な変調度としては、多層情報記録媒体100が追記型多層情報記録媒体である場合は、(L0層のジッタ)≦6.5%、(L1〜L3層のジッタ)≦8.5%を満足し、各変調度は、例えば、L0層およびL1層は30%以上40%未満、L2層およびL3層は40%以上50%未満が望ましい。また、各層のジッタバランスを考慮して、各変調度は、L0層およびL1層は35%以上40%未満、L2層およびL3層は40%以上45%未満がより望ましい。
また、多層情報記録媒体100が書換型多層情報記録媒体である場合は、(L0層のジッタ)≦6.5%、(L1〜L3層のジッタ)≦8.5%を満足し、各変調度は、例えば、L0層およびL1層は35%以上45%未満、L2層およびL3層は45%以上55%未満が望ましい。また、各層のジッタバランスを考慮して、各変調度は、L0層およびL1層は40%以上45%未満、L2層およびL3層は45%以上50%未満がより望ましい。
また、多層情報記録媒体100が再生専用多層情報記録媒体である場合は、(L0層のジッタ)≦6.5%、(L1〜L3層のジッタ)≦8.5%を満足し、各変調度は、例えば、L0層およびL1層は50%以上60%未満、L2層およびL3層は60%以上70%未満が望ましい。また、各層のジッタバランスを考慮して、各変調度は、L0層およびL1層は55%以上60%未満、L2層およびL3層は60%以上65%未満がより望ましい。
以上のとおり、本実施形態では層間クロストークの影響がある情報記録層の変調度を大きくすることでジッタを予め小さくする。これにより、層間クロストークが生じた場合でもジッタが極端に悪化する情報記録層の発生を避けることができる。ジッタのレベルを各情報記録層で分散することにより、情報の再生を安定して行うことができる。
なお、上述の実施形態では、4つの情報記録層を備えた多層情報記録媒体を例に挙げて説明したが、本発明の多層情報記録媒体はこれに限定されない。情報記録層の数は、第1基板、透明層、透明カバー層等の厚さを調整することにより、2〜3つとしてもよいし、5つ以上としてもよい。複数の情報記録層を備えた情報記録媒体は、大容量の情報を記録再生可能である。
なお、本実施形態では、第1〜第4情報記録層は、いずれも、反射膜303、第1誘電体膜304、記録膜305、第2誘電体膜306が、第1基板側からこの順で配置された構造をしているが(図2参照)、この構造に限定されない。各情報記録層は、少なくともレーザ光を反射する膜を含んでいればよく、その他の膜のうちの少なくとも1つがなくてもよいし、これらの膜以外の膜が含まれていてもよい。
また、層間クロストークが生じやすい透明層が1層(透明層107)のときについて説明したが、2つ以上の透明層について層間クロストークが生じやすい構成であっても、同様の方法によって、ジッタの増加を抑制することができる。
さらに、クロストークの影響度合いが情報記録層によって異なる場合は、クロストークの影響が大きい層の順に、反射率や変調度を大きくすることによって同様の効果を得ることができる。
以上のとおり、層間クロストークが生ずる厚さの透明層を有する多層情報記録媒体において、クロストークの影響を受ける情報記録層の反射率や変調度をクロストーク影響のない情報記録層よりも高くすることによって、層間クロストークの影響を受けている情報記録層を再生したときのジッタの増加を抑制することができる。本発明によれば、情報の記録再生を良好に行うことができる多層情報記録媒体記録再生システムおよび多層情報記録媒体を提供できる。
本発明は、複数の情報記録層を備える多層情報記録媒体の技術分野で特に有用である。
本発明の実施形態による多層情報記録媒体を示す断面図である。 Write Once型多層情報記録媒体の情報記録層の断面図である。 多層情報記録媒体の一例を示す断面図である。
符号の説明
101 第1基板
102 第1情報記録層(L0層)
103 第2基板
104 第2情報記録層(L1層)
105 第3基板
106 第3情報記録層(L2層)
107 第4基板
108 第4情報記録層(L3層)
109 透明カバー層
301 第1基板
302 情報面
303 反射膜
304 第1誘電体膜
305 記録膜
306 第2誘電体膜
401 基板
402、403、404 透明層
409 透明カバー層
410 L0層
420 L1層
430 L2層
440 L3層

Claims (11)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置された3つ以上の情報記録層と、
    隣り合う情報記録層間に配置された複数の透明層と、
    透明カバー層と
    を備えた多層情報記録媒体であって、
    前記複数の透明層のうちの少なくとも2つの透明層の厚さは互いに異なり、
    波長が400nm以上410nm以下のレーザ光を前記透明カバー層側から垂直に入射させたとき、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方は、その他の情報記録層の戻り光強度および変調度の少なくとも一方よりも高い、多層情報記録媒体。
  2. 4つの前記情報記録層を備え、
    それぞれの情報記録層の間には互いに厚さが異なる前記透明層が配置されており、
    前記複数の透明層の厚さを、前記基板に近い透明層から遠い透明層の順にA、B、Cとするとき、A、B、Cの関係はC<A<Bである、請求項1に記載の多層情報記録媒体。
  3. 前記最も厚さが薄い透明層の厚さは6μm以上12μm以下である、請求項1に記載の多層情報記録媒体。
  4. 前記多層情報記録媒体の表面からの光路長が最も長い情報記録層と、前記多層情報記録媒体の表面との間の距離は100μmである、請求項1に記載の多層情報記録媒体。
  5. 前記レーザ光は、開口数0.85の対物レンズを通って前記多層情報記録媒体に入射する、請求項1に記載の多層情報記録媒体。
  6. 前記多層情報記録媒体は追記型多層情報記録媒体であって、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度は4.0%以上6.0%未満であり、その他の情報記録層の戻り光強度は3.0%以上4.0%未満である、請求項1から5のいずれかに記載の多層情報記録媒体。
  7. 前記多層情報記録媒体は書換型多層情報記録媒体であって、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度は2.5%以上3.5%未満であり、その他の情報記録層の戻り光強度は1.5%以上2.5%未満である、請求項1から5のいずれかに記載の多層情報記録媒体。
  8. 前記多層情報記録媒体は再生専用多層情報記録媒体であって、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の戻り光強度は20%以上30%未満であり、その他の情報記録層の戻り光強度は10%以上20%未満である、請求項1から5のいずれかに記載の多層情報記録媒体。
  9. 前記多層情報記録媒体は追記型多層情報記録媒体であって、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の変調度は40%以上50%未満であり、その他の情報記録層の変調度は30%以上40%未満である、請求項1から5のいずれかに記載の多層情報記録媒体。
  10. 前記多層情報記録媒体は書換型多層情報記録媒体であって、最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層の変調度は45%以上55%未満であり、その他の情報記録層の変調度は35%以上45%未満である、請求項1から5のいずれかに記載の多層情報記録媒体。
  11. 前記最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層は、前記3つ以上の情報記録層のうちの前記透明カバー層に近い位置に配置された2つの情報記録層であり、
    前記その他の情報記録層は、前記最も厚さが薄い透明層を挟む2つの情報記録層よりも、前記透明カバー層から遠い位置に配置されている、請求項1から5のいずれかに記載の多層情報記録媒体。
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