JP4630490B2 - X線マッピング分析方法 - Google Patents

X線マッピング分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4630490B2
JP4630490B2 JP2001173981A JP2001173981A JP4630490B2 JP 4630490 B2 JP4630490 B2 JP 4630490B2 JP 2001173981 A JP2001173981 A JP 2001173981A JP 2001173981 A JP2001173981 A JP 2001173981A JP 4630490 B2 JP4630490 B2 JP 4630490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
spectrum
database
analysis method
intensity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001173981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002365246A (ja
Inventor
清 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Science Corp
Original Assignee
SII NanoTechnology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SII NanoTechnology Inc filed Critical SII NanoTechnology Inc
Priority to JP2001173981A priority Critical patent/JP4630490B2/ja
Priority to US10/153,508 priority patent/US6584169B2/en
Publication of JP2002365246A publication Critical patent/JP2002365246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4630490B2 publication Critical patent/JP4630490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/22Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material
    • G01N23/223Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material by irradiating the sample with X-rays or gamma-rays and by measuring X-ray fluorescence
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2223/00Investigating materials by wave or particle radiation
    • G01N2223/07Investigating materials by wave or particle radiation secondary emission
    • G01N2223/076X-ray fluorescence

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線を検出して元素の分布状態を調査する、X線マッピング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、第1の方法として、着目元素及び着目元素のX線強度を積算するX線エネルギ領域をあらかじめ指定し、測定を行った場所と測定スペクトルから得られたX線強度の情報を蓄積し、X線強度の大小の情報を使用して、分布の分析を行っていた。
【0003】
第2の方法として、全ての測定点で得られたX線スペクトルを保存し、測定後にX線スペクトルを使用して、分析を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の分析方法では、事前に予測しなかった元素が試料中に存在した場合、その元素の存在と分布の情報を見過ごしてしまうという重大な欠点を有している。
【0005】
第2の方法は、全ての測定スペクトルを保存するため、情報源としては最大限に存在するが、測定後に全てのスペクトルを解析するためには、非常に多くの時間を要するという欠点を有している。
【0006】
本発明は、X線マッピング分析において、試料内の含有物が違う領域及び含有物の濃度が違う領域を自動的にグループ分けし、測定後、直ちに詳細な分析作業ができるデータを提供することを本発明の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
【0008】
試料に1次ビームを照射しX線を励起させる励起手段と、試料に対して前記1次ビームを前後左右に制御できる1次ビーム制御手段と、前記試料からのX線をエネルギ弁別しながらX線強度を計数するX線検出手段と、前記X線検出手段で得た2つのX線スペクトルを比較するスペクトル比較手段と、測定の途中でX線スペクトルを登録できるスペクトルデータベースとを備えたX線マッピング装置において、前記スペクトルデータベースを空にした状態で測定を開始し、前記1次ビーム制御手段によって試料内の指定された場所に1次ビームを照射し、一定時間試料に1次ビームを照射して測定スペクトルを取得し、測定で得たX線スペクトルと前記スペクトルデータベース内のX線スペクトルとをスペクトル比較手段で比較し、データベース内に一致するX線スペクトルが存在しない場合に、測定で得たX線スペクトルをデータベースに追加登録し、指定された測定点での測定を繰り返す。
以上の手順を実施することで、データベースには、試料中に存在する代表的なスペクトルを取得できることを特徴とするX線マッピング分析方法。
【0009】
前記X線マッピング分析方法において、データベース内のX線スペクトルに番号を付番し、比較手段によって判定した結果を、データベース番号で保存し、データベース番号の情報と測定の位置情報を使用して分析結果を表示することで、視覚的に元素の分布を確認することができるX線マッピング分析方法。
【0010】
前記2つのX線マッピング分析方法において、データベース内に一致しているX線スペクトルが存在しない場合に、同じ場所で再度長時間の測定を行い、そのときに得られたスペクトルをデータベースに保存することで、ばらつきの小さなX線スペクトルが得られることを特徴とするX線マッピング分析方法。
【0011】
前記X線マッピング分析方法のスペクトル比較手段の第1の方法として、着目元素及び着目元素のX線強度を積算するX線エネルギ領域をあらかじめ指定し、データベースのX線スペクトルの各元素のX線強度と、測定スペクトルにおける各元素のX線強度とを比較し、基準以上に変化した場合に、異なるスペクトルと判定することを特徴とするX線マッピング分析方法。
【0012】
前記X線マッピング分析方法のスペクトル比較手段の第2の方法として、着目元素及び着目元素のX線強度を積算するX線エネルギ領域をあらかじめ指定し、データベースのX線スペクトルにおいて、着目元素のX線強度の合計値と、各元素のX線強度との強度比率を算出する。測定スペクトルにおいて、着目元素のX線強度の合計値と各元素のX線強度との比率を算出し、同一元素での強度比率を比較して、基準以上に変化している場合に、異なるスペクトルと判定することを特徴とするX線マッピング分析方法。
【0013】
前記X線マッピング分析方法のスペクトル比較手段の第3の方法として、データベースのX線スペクトルと測定スペクトルのピークが存在するエネルギを列挙して、各ピークの有無によって異なるスペクトルと判定することを特徴とするX線マッピング装置。
【0014】
前記X線マッピング分析方法において、1次ビームがX線ビームであることを特徴とするX線マッピング分析方法。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して実施例をあげながら説明する。
【0016】
始めに、本発明の基本となる分析手順を説明する。
図1の分析手順1として、代表的なX線スペクトルを蓄積するためのスペクトルデータベースを空にする。分析手順2で、試料に照射する1次ビームの位置制御を行い試料に1次ビームを照射する。X線検出手段で指定された時間、X線スペクトルを蓄積する。分析手順3で、取得したX線スペクトルとスペクトルデータベース内のX線スペクトルとを比較手段で比較する。第1点目の測定を行った場合、スペクトルデータベースには、X線スペクトルは蓄積されていないため、一致するX線スペクトルは存在しないという判定になる。第2点目以降の測定の場合、スペクトルデータベースに蓄積されているX線スペクトル全てと比較処理を行う。分析手順4は、分析手順3の判定の結果によって分岐処理を行う部分であり、判定の結果一致するX線スペクトルが無い場合分析手順5へ遷移し、判定の結果一致しているX線スペクトルがある場合、分析手順6へ遷移する。分析手順5では、分析手順2で取得したX線スペクトルをスペクトルデータベースに追加登録を行う。分析手順6では、分析が未終了の場合分析手順2へ遷移し、終了の場合測定作業を終了する。
【0017】
以上の手順で分析作業を行うことで、スペクトルデータベースには、分析試料の中で、含有物が違う領域及び含有物の濃度が違う領域の代表的なX線スペクトルを自動的に取得することができる。
【0018】
第2に、本発明を実現するための装置の例を説明する。
【0019】
図2において、1次ビームにX線を使用した装置の例を説明する。
【0020】
1次ビームを照射する励起手段7にX線発生装置を用いる。必要に応じてX線を絞るコリメータを装着する。測定試料12に対して照射する1次ビーム8はX線ビームとなる。測定試料12からは、試料から得られるX線10として蛍光X線が放出され、X線検出手段9としてSiLi検出器などのエネルギ弁別できるX線検出器を用いて、X線を検出する。
【0021】
スペクトルを比較する手段13として、コンピュータシステム及びソフトウェアによってX線スペクトルの比較処理を行い、スペクトルデータベースを保管する手段14としてハードディスクを用いる。試料と1次ビームの位置関係を制御する試料ステージとして、XYステージを用いる。
【0022】
第3に、図3に示した分析手順は、データベーススペクトルに格納された特性をもった領域がどのように分布しているかを、得るための手順である。
【0023】
図1の分析手順に対して、分析手順19でスペクトルデータベースに対してX線スペクトルを保存するときに、各スペクトルに通し番号を付け、終了判定前に、分析手順20で各測定スペクトルが一致したスペクトルデータベースの番号を保存する処理を追加する。
【0024】
以上の手順で分析作業を行うことで、データベーススペクトルに格納された特性をもった領域がどのように分布しているかを、得ることができる。
後処理として、測定位置の情報とスペクトルデータベースの番号の関係を表示することで、視覚的に分布の状態を確認することができる。
【0025】
第4に、図4に示した分析手順は、データベーススペクトルにばらつきの小さなX線スペクトルを得るための分析手順である。
【0026】
図1の分析手順に対して、スペクトルデータベース内に一致するX線スペクトルが無かった場合に、分析手順26で測定時間を長くしてX線スペクトルを再取得する処理を追加する。
【0027】
以上の手順で分析作業を行うことで、スペクトルデータベースには、ばらつきの小さなX線スペクトルが得られる。
【0028】
例えば、1次ビームがX線の場合、分析手順23の試料に1次ビームを照射してX線スペクトルを取得するときに10秒間の測定を実施する。分析手順26では100秒間の測定を行う。含有物の有無の判定であれば、10秒程度で十分判定でき、濃度を正確に算出する目的で、データベースに保存するスペクトルを100秒で行う。選択的に測定時間を変えられるため、効率よくばらつきの小さなX線スペクトルを得ることができる。
【0029】
第5に、X線スペクトルを比較する手段について説明する。
【0030】
比較手段の第1の方法として、着目元素及び着目元素のX線強度を積算するX線エネルギ領域をあらかじめ指定し、X線スペクトルを比較する方法について説明する。
【0031】
この方法は、事前に含有物が分かっている場合に有効な方法である。
【0032】
図5のように、銅と錫に着目して判定を実施する例を以下に説明する。
【0033】
着目元素は銅、錫であり、銅のX線強度を積算するX線エネルギ領域を、7.8〜8.3(keV)とする。錫のX線強度を積算するX線エネルギ領域を、24.9〜25.5とする。比較のしきい値として、X線強度の差で比較するための基準を指定する。この例では、銅は100(CPS)、Snは50(CPS)とし、これ以上の差が確認された場合、X線スペクトルの比較の結果、不一致と判定する。
【0034】
図6のように、X線強度の比較基準を30%以上とする、比率でしきい値を指定することも可能である。
【0035】
比較手段の第2の方法として、着目元素及び着目元素のX線強度を積算するX線エネルギ領域をあらかじめ指定し、着目元素のX線強度の合計値と、各元素のX線強度との強度比率を利用した、X線スペクトルを比較する方法について説明する。
【0036】
この方法は、事前に含有物が分かっていて、含有物の濃度の違いによって判定したいときに有効な手段である。
【0037】
図7のように、銅と錫に着目して判定を実施する例を以下に説明する。
着目元素は銅、錫であり、銅のX線強度を算出するX線エネルギ領域を、7.8〜8.3(keV)とする。錫のX線強度を算出するX線エネルギ領域を、24.9〜25.5とする。着目元素のX線強度を着目元素のX線強度の合計値で除算した結果をX線強度比率とする。この例では、銅のX線強度を銅と錫の両者のX線強度を加算したもので除算する。
【0038】
X線強度比率が、銅で10(%)、錫で10(%)以上変化した時に、X線スペクトルの比較の結果、不一致と判定する。
【0039】
1次ビームの寸法よりも小さな領域と、1次ビームの寸法よりも大きな領域が存在した場合に、単純にX線強度でスペクトルを比較すると、不一致と判定するが、強度比率を判定基準に採用した場合、領域の大小にかかわらず、一定の強度比率がえられ、一致と判定することができる。
【0040】
比較手段の第3の方法として、ピークが存在するエネルギを列挙して、各ピークの有無によって、X線スペクトルを比較する方法について説明する。
【0041】
この方法は、含有物が未知の場合に有効な手段である。
【0042】
取得したX線スペクトルに対して、ピークの探索を行い、ピークエネルギを列挙する。スペクトルデータベースのスペクトルで列挙したピークエネルギと比較して、1つでも違うピークが存在したり、逆にピークが存在しない場合に、スペクトルは不一致と判定する。
【0043】
【発明の効果】
この発明は、3つの効果を得ることができる。
【0044】
第1に、含有元素の違い及び各元素の濃度の違う領域を、容易にグループ分けができ、同時に各グループの代表的なスペクトルを取得できることが1番目の効果である。
【0045】
従来、含有物が事前にわからない場合は、全てのX線スペクトル残したり、可能性のある全ての元素の強度を蓄積したりし、多くの時間をかけて分析作業を行っていたが、本発明を利用して分析を行えば、代表的なX線スペクトルを絞り込む効果があるため、スペクトルの解析時間を大幅に短縮することができ、時間効率の面で非常に大きな効果を得ることができる。
【0046】
第2に、前記グループ分けを行った情報を保存して、その情報と測定位置の情報を組み合わせて表示することで、含有元素の違い及び濃度の違いを、視覚的に表すことができる点が2番目の効果である。マッピング分析であれば当然の機能であると思われがちだが、未知試料に対して前処理なしに自動的に解析情報が得られる点は、非常に大きな効果である言える。
【0047】
第3に、スペクトルデータベースにばらつきの小さなX線スペクトルを取得できる点が3番目の効果である。
【0048】
通常含有元素が判明すれば、次に求められるのは、材料の特定である。
【0049】
例えば、ステンレス等の鋼種の判定では、ばらつきの小さなX線スペクトルがあれば、簡単に鋼種の判定が可能である。
マッピング分析の全ての測定点で長い時間をかけた測定を行うのは現実的ではないが、この発明のように選択的にばらつきの小さなX線スペクトルを取得することで、正確な分析作業を実現することができる。
【0050】
またこの方法は、X線スペクトルを再取得するときに、1次ビームの位置制御をやり直すことなく行える点も効果があるといえる。例えば、一通り測定した後で、再度X線スペクトルを取得しようとした場合、位置制御に時間がかかったり、位置が正確に戻せないような心配も不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するための流れ図。
【図2】本発明を実現する装置の構成例を示す図。
【図3】データベース番号を保存するための流れ図。
【図4】データベースに一致しないX線スペクトルが見つかったときに長い時間で再度X線スペクトルを取得するための流れ図。
【図5】X線強度の差で、X線スペクトルを比較する方法。
【図6】X線強度の変化比率で、X線スペクトルを比較する方法。
【図7】着目元素のX線強度と着目元素のX線強度の合計値との比率で、X線スペクトルを比較する方法。
【符号の説明】
1 ... 発明の基本となる分析手順の1
2 ... 発明の基本となる分析手順の2
3 ... 発明の基本となる分析手順の3
4 ... 発明の基本となる分析手順の4
5 ... 発明の基本となる分析手順の5
6 ... 発明の基本となる分析手順の6
7 ... 1次ビームを照射する励起手段
8 ... 試料に対して照射する1次ビーム
9 ... X線検出手段
10 ... 試料から得られるX線
11 ... 試料と1次ビームの位置関係を制御する試料ステージ
12 ... 測定試料
13 ... スペクトルを比較する手段
14 ... スペクトルデータベースを保管する手段
15 ... グループの情報を格納する分析手順の1
16 ... グループの情報を格納する分析手順の2
17 ... グループの情報を格納する分析手順の3
18 ... グループの情報を格納する分析手順の4
19 ... グループの情報を格納する分析手順の5
20 ... グループの情報を格納する分析手順の6
21 ... グループの情報を格納する分析手順の7
22 ... ばらつきの小さなスペクトルを得る分析手順の1
23 ... ばらつきの小さなスペクトルを得る分析手順の2
24 ... ばらつきの小さなスペクトルを得る分析手順の3
25 ... ばらつきの小さなスペクトルを得る分析手順の4
26 ... ばらつきの小さなスペクトルを得る分析手順の5
27 ... ばらつきの小さなスペクトルを得る分析手順の6
28 ... ばらつきの小さなスペクトルを得る分析手順の7

Claims (7)

  1. 試料に1次ビームを照射しX線を励起させる励起手段と、
    試料に対して前記1次ビームを前後左右に制御できる1次ビーム制御手段と、
    前記試料からのX線をエネルギ弁別しながらX線強度を計数するX線検出手段と、
    前記X線検出手段で得たX線スペクトルを比較するスペクトル比較手段と、
    測定の途中でX線スペクトルを登録できるスペクトルデータベースと、
    を備えたX線マッピング装置のX線マッピング分析方法において、
    前記スペクトルデータベースを空にした状態で測定を開始し、前記1次ビーム制御手段によって試料内の指定された場所に1次ビームを照射し、一定時間試料に1次ビームを照射してX線スペクトルを取得し、測定で得たX線スペクトルと前記スペクトルデータベース内のX線スペクトルとをスペクトル比較手段で比較し、データベース内に一致するX線スペクトルが存在しない場合に、測定で得たX線スペクトルをデータベースに追加登録し、指定された測定点での測定を繰り返すことで、データベースには、試料中に存在する代表的なX線スペクトルを取得できることを特徴とするX線マッピング分析方法。
  2. 請求項1のX線マッピング分析方法において、
    データベース内のX線スペクトルに番号を付番し、比較手段によって判定した結果を、データベース番号で保存し、データベース番号の情報と測定の位置情報を使用して分析結果を表示することで、視覚的に元素の分布を確認することができるX線マッピング分析方法。
  3. 請求項1または請求項2のX線マッピング分析方法において、データベース内に一致しているX線スペクトルが存在しない場合に、同じ場所で再度長時間の測定を行い、そのときに得られたX線スペクトルをデータベースに保存することで、ばらつきの小さなX線スペクトルが得られることを特徴とするX線マッピング分析方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のX線マッピング分析方法のスペクトル比較手段は、着目元素及び着目元素のX線強度を積算するX線エネルギ領域をあらかじめ指定し、データベースのX線スペクトルの各元素のX線強度と、X線スペクトルにおける各元素のX線強度とを比較し、基準以上に変化した場合に、異なるX線スペクトルと判定することを特徴とするX線マッピング分析方法。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のX線マッピング分析方法のスペクトル比較手段は、着目元素及び着目元素のX線強度を積算するX線エネルギ領域をあらかじめ指定し、データベースのX線スペクトルにおいて、着目元素のX線強度の合計値と、各元素のX線強度との強度比率を算出し、X線スペクトルにおいて、着目元素のX線強度の合計値と各元素のX線強度との比率を算出し、同一元素での強度比率を比較して、基準以上に変化している場合に、異なるX線スペクトルと判定することを特徴とするX線マッピング分析方法。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載のX線マッピング分析方法のスペクトル比較手段は、データベースのX線スペクトルと測定で得たX線スペクトルにおいて、ピークが存在するエネルギを列挙して、各ピークの有無によって異なるスペクトルと判定することを特徴とするX線マッピング分析方法。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のX線マッピング分析方法において、前記1次ビームがX線ビームであることを特徴とするX線マッピング分析方法。
JP2001173981A 2001-06-08 2001-06-08 X線マッピング分析方法 Expired - Lifetime JP4630490B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001173981A JP4630490B2 (ja) 2001-06-08 2001-06-08 X線マッピング分析方法
US10/153,508 US6584169B2 (en) 2001-06-08 2002-05-22 X-ray mapping analysis method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001173981A JP4630490B2 (ja) 2001-06-08 2001-06-08 X線マッピング分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002365246A JP2002365246A (ja) 2002-12-18
JP4630490B2 true JP4630490B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=19015338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001173981A Expired - Lifetime JP4630490B2 (ja) 2001-06-08 2001-06-08 X線マッピング分析方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6584169B2 (ja)
JP (1) JP4630490B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3428629B1 (en) * 2017-07-14 2022-12-07 Malvern Panalytical B.V. Analysis of x-ray spectra using curve fitting
JP7476247B2 (ja) 2022-02-16 2024-04-30 日本電子株式会社 相分析装置、試料分析装置、および分析方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107848U (ja) * 1986-12-29 1988-07-12
JPH06123718A (ja) * 1992-10-11 1994-05-06 Horiba Ltd 螢光x線定性分析方法
JPH11295246A (ja) * 1998-04-10 1999-10-29 Advantest Corp 表面検査装置および方法
JPH11304732A (ja) * 1998-04-16 1999-11-05 Jeol Ltd 表面分析機器による分析元素の同定方法
JP2000046768A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Jeol Ltd X線分析装置
JP2000097884A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Rigaku Industrial Co 蛍光x線分析装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107848A (ja) * 1986-10-23 1988-05-12 九州耐火煉瓦株式会社 無機繊維強化セメント複合材料

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107848U (ja) * 1986-12-29 1988-07-12
JPH06123718A (ja) * 1992-10-11 1994-05-06 Horiba Ltd 螢光x線定性分析方法
JPH11295246A (ja) * 1998-04-10 1999-10-29 Advantest Corp 表面検査装置および方法
JPH11304732A (ja) * 1998-04-16 1999-11-05 Jeol Ltd 表面分析機器による分析元素の同定方法
JP2000046768A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Jeol Ltd X線分析装置
JP2000097884A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Rigaku Industrial Co 蛍光x線分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020186810A1 (en) 2002-12-12
JP2002365246A (ja) 2002-12-18
US6584169B2 (en) 2003-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210172800A1 (en) Systems and Methods for Analyzing Unknown Sample Compositions Using a Prediction Model Based On Optical Emission Spectra
CN105637352A (zh) 荧光x射线分析方法及荧光x射线分析装置
US20220050068A1 (en) Quantitative analysis method, quantitative analysis program, and x-ray fluorescence spectrometer
JP2848751B2 (ja) 元素分析方法
JPH10508690A (ja) 細胞の有糸分裂の分析における改善された正確度
CN113707219A (zh) 用于分析核酸扩增反应的分析方法和系统
JP4630490B2 (ja) X線マッピング分析方法
US20190227009A1 (en) Method and Apparatus for Discriminating Resin
JP2019109201A (ja) 蛍光x線分析装置および分析方法
JPH06123718A (ja) 螢光x線定性分析方法
US11674913B2 (en) Sample analysis apparatus and method
JP2017020924A (ja) 樹脂判別装置及び樹脂判別方法
JP2006118941A (ja) 面分析データを表示する電子プローブx線分析装置
JP2000266737A (ja) 未知物質の構造解析装置
JP2001133419A (ja) X線元素分析装置
JP2017227542A (ja) 質量分析データ処理装置、質量分析装置、質量分析データ処理方法、及び質量分析データ処理用プログラム
JP2021196303A (ja) イメージング質量分析方法、及びイメージング質量分析装置
JP2000235009A (ja) 電子プローブマイクロアナライザによる粒子解析装置
JP3146195B2 (ja) X線マッピング装置
JP3052272B2 (ja) スペクトル処理を用いた蛍光x線定性分析方法
US11187664B2 (en) Devices and methods for detecting elements in a sample
JP2000074857A (ja) 蛍光x線分析装置
JP2004004102A (ja) 蛍光x線分析装置
JP3389161B2 (ja) 蛍光x線分析装置およびこれに使用する記録媒体
JPH0749319A (ja) 蛍光x線分析方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040303

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080605

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080605

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091112

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4630490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term