JP4629031B2 - 排ガスの処理方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は排ガスの処理方法および装置に係り、特に半導体製造工程で半導体製造装置の内面等をドライクリーニングする工程や、酸化膜等の各種成膜をエッチングする工程などで排出されるフッ素含有化合物を含む排ガスを、効率よく無害化処理する方法および装置に関する。
半導体製造時のエッチング工程や化学蒸着(CVD)工程などにおいて、フッ化炭化水素(例えば、CHF)や、パーフルオロ化合物(例えば、CF,C,C,C,C,C,SF,NF)などのフッ素含有化合物が使用されている。また、COやNH3やOが半導体製造装置で使用されることもある。これらフッ素含有化合物やCOやNH3を使用した半導体製造装置から排出される排ガス中には、CO,NH,SiF,F,COF,C,C,NFなどの有害成分が含まれるとともに、有害ではないが地球温暖化効果のあるフッ素含有化合物が含まれている。そのため、フッ素含有化合物等を使用した半導体製造装置から排出される排ガスを環境中に排出する場合には、排ガス中に含まれる有害ガスの無害化および地球温暖化ガスの分解処理が必要となる。
排ガス中のSiF,F,COF,C,C,NHなどの従来の有害ガス処理方法としては、合成ゼオライトなどの吸着剤を用いて有害成分を吸着処理する方法がある。しかしながら、この吸着処理ではパーフルオロ化合物(PFC)の除去はできないという問題がある。また、吸着剤の定期交換が必要となり、ランニングコストが高くなるという問題がある。
湿式排ガス処理装置(水洗処理)によるSiFやF,NHなどの水溶性ガスや加水分解性ガスの処理方法がある。しかしながら、PFCなどの水溶性以外のガスの除去はできないという問題がある。
各種PFCの分解触媒を用いた除去方法が提案されている。しかしながら、触媒の劣化が進んだ場合にCOやC,Cといった有害成分がただちに流出する可能性がある。また、燃焼方式によるPFCの処理方法が提案されているが、燃焼条件により副生成ガスとしてNOxやCOが発生する可能性がある。また、この方法は、H2、都市ガス、プロパンガスなどの燃料が必要となり、燃料を供給するための設備が必要となり、運転管理も煩雑になるという問題がある。また、加熱酸化分解によりPFCを分解する方法が提案されているが、CFなどの難分解性のPFCを分解するには1400℃以上の高温にする必要があり、材料やヒータなどに対する負荷が非常に大きいという問題がある。
また、NHもしくは低級飽和炭化水素ガスもしくは低級不飽和炭化水素ガスを添加して、遊離Oのない状態で加熱酸化分解する方法が提案されている。また、水(HO)存在下でプラズマによりPFCを分解する方法が提案されているが、PFCを分解する際にCOやHFといった有害ガスが発生し、また、サーマルNOxが発生する。そのためこれらを処理する排ガス処理装置が別途必要となる等の問題がある。
ところで、特許第3217034号公報には、PFCを含む排ガスに水を添加して酸素の存在下で加熱し、触媒と反応させることで、PFCを分解または酸化処理することが記載されている。しかしながら、フッ素含有化合物には、CHF3などのフッ化炭化水素や、CF,C,C,C,C,C,SF,NFなどのパーフルオロ化合物等の多様な化合物が存在する。そして、これらの多くは水の存在下で加熱すると、加熱の段階で分解してフッ酸等の酸性ガスが発生する。このため、ガス処理槽の加熱部において、フッ酸等の酸性ガスによりガス処理槽の内部が腐食するという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みて為されたもので、ガス処理槽の加熱部においてフッ酸等の酸性ガスが発生せず、酸性ガスによりガス処理槽の加熱部等の腐食を防止するようにした排ガスの処理方法および処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、 Oを排ガスに添加することなくの存在下でフッ素含有化合物を含む排ガスを加熱し、その後、HOを排ガスに添加することにより前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理することを特徴とする排ガスの処理方法である。
本発明の好ましい態様は、HOを添加した後の分解または酸化処理を触媒の存在のもとで行うことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記加熱の前に、排ガス中に含まれる粉体成分および水溶性成分および加水分解性成分の少なくとも1つを除去することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理した後に、前記排ガス中よりフッ素含有化合物を分解する際に生成する酸性ガスの除去を行うことを特徴とする。
上記本発明によれば、加熱部でフッ素含有化合物を含む排ガスを水を含むことなくO雰囲気下で加熱し、所要の例えば600〜900℃程度の温度まで昇温する。したがって、加熱部において水が存在しないのでフッ素含有化合物が分解または酸化処理されてもフッ酸等の酸性ガスが発生することがない。このため、加熱部におけるフッ酸ガスによる腐食という問題が防止される。そして、加熱部で十分に昇温されたOが添加された排ガスにHO添加部で水を添加することで、その下流側で効率的にフッ素含有化合物を分解または酸化処理することができる。そして、フッ素含有化合物の分解に伴い発生する酸性ガスはその下流側の酸性ガス除去部により容易に取り除かれ、無害化された排ガスが大気に放出される。
上述したフッ素含有化合物を含む排ガス中に空気または酸素ガスを供給してOを添加し、排ガスを600〜900℃程度の高温に加熱すると共に水(HO)を添加することで、CFまたはSF等の難分解性のPFCを除き大部分のフッ素含有化合物を分解または酸化処理して無害化することが可能である。そして、分解または酸化処理を触媒の存在の元で行うことにより、触媒反応により600〜900℃という比較的低温度でCF,SFなどの難分解性PFCを完全に分解することも可能である。従って、例えば加熱酸化分解処理後に触媒反応を併用することで、これらの地球温暖化の観点から処理が必要とされるCF,SFなどの難分解性ガス成分も完全に分解して除去することができる。
本発明の他の態様は、 を排ガスに添加することなくの存在下でフッ素含有化合物を含む排ガスを加熱し、その後、Hを排ガスに添加することにより前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理することを特徴とする排ガスの処理方法である。
本発明の好ましい態様は、Hを添加した後の分解または酸化処理を触媒の存在のもとで行うことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記加熱の前に、排ガス中に含まれる粉体成分および水溶性成分および加水分解性成分の少なくとも1つを除去することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理した後に、前記排ガス中よりフッ素含有化合物を分解する際に生成する酸性ガスの除去を行うことを特徴とする。
本発明によれば、水(HO)の添加に代えて、HガスとOガス(例えば空気)が添加される。HとOとを添加することにより、高温に昇温された排ガス中において水を合成することができる。HとOとから合成された水(HO)は、通常の水と同様にフッ素含有化合物を分解または酸化処理することができる。ここで、排ガス中に空気(O)を含む場合には、Hガスの供給のみで水を合成することができる。
本発明の他の態様は、フッ素含有化合物を含む排ガスの処理装置であって、 OおよびH を排ガスに添加することなくO の存在下で該排ガスを加熱する加熱部と、排ガスを前記加熱部に導入する排ガス供給部と、前記加熱部の直ぐ下流側に位置し、HOまたはHを排ガスに供給することにより排ガスにHOを添加するHO添加部と、排ガスとHOとの反応により生成する酸性ガスを除去する酸性ガス除去部とを有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記加熱部は電熱線を備えており、該電熱線は前記加熱部の入口側の部位において密に巻かれ、前記加熱部の出口側の部位において疎に巻かれていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記HO添加部の下流側に配置され、触媒反応によりフッ素含有化合物を分解処理する触媒反応部を更に備えたことを特徴とする。
電熱線は加熱部の3分の2を密に巻き、残りの3分の1を疎に巻くことが好ましい。これにより、600〜900℃の範囲内で加熱酸化分解に必要な温度範囲を広げることができる。さらに、後段の触媒反応部に流れ込む排ガスの温度が900℃以上に上昇することを防止することができる。
加熱部の全てにおいて電熱線を密に巻けば、上記構成と同様に、加熱酸化分解に必要な温度範囲を確保することができる。しかしながら、この場合は、触媒反応部に流れる排ガスの温度が900℃以上に上昇し、触媒の劣化を促進させてしまう。
本発明の好ましい態様は、前記加熱部に配置された水加熱管を更に備え、前記HO添加部で排ガスに添加されるHOは、前記水加熱管にて加熱されて供給されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記加熱部の外に配置された水加熱管と、前記水加熱管に設けられた外部ヒータとを更に備え、前記HO添加部で排ガスに添加されるHOは、前記水加熱管から供給され、前記外部ヒータにて加熱されることを特徴とする。
本発明によれば、HO添加部にて添加される水(HO)は、加熱部に配置された水加熱管にて十分に加熱され、気化される。したがって、HO添加部で添加される水は高温となり、排ガス中のフッ素含有化合物を効率的に分解または酸化処理することができる。ここで水加熱管は、加熱部の周壁の内側に直線状に配置された水加熱管でもよく、また螺旋状に配置された水加熱管でもよい。また、加熱部の壁を2重構造とし、内側にヒータを配置し、外側に水加熱管を配置してもよい。また、HO添加部で添加される水(HO)は、加熱部の外部から内部に延びる水加熱管から供給され、外部ヒータにて加熱されるようにしてもよい。これにより、外部ヒータにて任意に水の温度を制御することができる。
本発明の好ましい態様は、前記加熱部、前記HO添加部、および前記酸性ガス除去部により処理された排ガスを所定圧力に保つ空気イジェクタと、処理された排ガスの一部を前記装置の入口側に戻して未処理排ガスと混合させるバイパス配管とをさらに備えたことを特徴とする。
上述したように、本発明によれば、半導体製造装置等から排出されるフッ素含有化合物を含む排ガスを、加熱部に損傷を生じることなく、効率よく経済的に無害化処理することができる。
以下、本発明の実施形態に係る排ガス処理装置ついて図面を参照しながら説明する。なお、各図中、同一の機能を有する部材または要素には同一の符号を付して、その重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態の排ガス処理装置を示す。この排ガス処理装置は、フッ素含有化合物を含む排ガス中に含まれる粉体成分または水溶性成分または加水分解性成分を除去する前処理部と、前処理後の排ガスの加熱酸化分解処理を行う加熱酸化分解処理部と、上記加熱酸化分解処理によって生じたHF等の酸性ガスの後処理を行う後処理部とを備えている。
本実施形態では、前処理部としてファンスクラバ1が用いられている。処理対象の排ガスは、ファンスクラバ1を通過した後、ミストセパレータ2を通過し、排ガス導入管11によりガス処理槽3に導入される。ファンスクラバ1およびミストセパレータ2には水道水もしくは工水が供給されており、水スプレーにより散水されている。フッ素含有化合物を含む排ガスは、ファンスクラバ1からミストセパレータ2に向かって流れ、水スプレーから散水された水と接触することで排ガス中の粉体成分、水溶性成分、加水分解性成分の除去を行う。なお、前処理部にはファンスクラバ1以外に水スプレー塔、通気攪拌槽、ゼオライト・活性炭等の吸着剤を充填した吸着槽を設置しても同様の効果が得られる。ここで、水は循還タンク15aに貯えられポンプ15により加圧されて、ファンスクラバ1等に供給される。
前処理部として使用する装置は、処理する排ガスの成分や粉体の混入状況、また、工場設備の状況により適切な装置を選定することができる。なお、吸着剤による吸着は、水を使用しないので排水処理設備がない場合に適している。また、砒素(As)や鉛(Pb)などの特別管理物質が排ガス中に含まれる場合は、水洗処理は排水にこれらの成分が混入するため好ましくないので、吸着処理が適している。また、ファンスクラバは、小水量で高い除去率が得られる。また、粉体捕集性能も非常に優れている。また、水スプレー塔は、構造が簡単であるので高い除去性能を得るためには水量を多くする必要があるが、装置が安価になる。また、通気攪拌槽は、攪拌槽内に中和液を投入しpH調整を行うことが可能で、水洗除去しにくい成分でも高い除去率を得られる等の特徴がある。
前処理部では、排ガス中に含まれる粉体成分、水溶性成分、または加水分解性成分を上述したように水または吸着剤により除去する。例えば、SiF,F等の酸性ガスは前処理部で除去される。
前処理部、すなわちファンスクラバ1を通過した排ガスは排ガス導入管11よりガス処理槽3に導入され、ここで加熱酸化分解処理される。加熱酸化分解処理はガス処理槽3で行われ、反応に必要なOを供給するために空気配管(O供給配管)5が接続されている。また、反応に必要な水(例えば市水または工水)を供給する水配管6も接続されている。市水または工水はガス処理槽3に導入される前に水配管6に接続された水清浄器7により蒸留水または純水相当に浄化される。そして、浄化された水は水加熱管により気化されてガス処理槽3の加熱部末端部に供給される。または、反応に必要な水は水加熱管により気化せず、そのままスプレーで加熱酸化分解処理槽(ガス処理槽3)内に噴霧しても良い。そして、前記噴霧された水は加熱酸化分解処理槽にて加熱され、気化される。
図2Aは、ガス処理槽の構成例を示し、図2Bは図2Aに示すガス処理槽に組み込まれた電熱線を模式的に示す拡大図である。ガス処理槽3には加熱手段としてセラミック製電気管状炉9が取り付けられていて、炉壁内面には多数の熱伝導性の良好な板体10が排ガスの迂回路を形成するように配置されている。図2Bに示すように、電気管状炉9は電熱線9aを有しており、この電熱線9aは加熱部30の3分の2において密に巻かれ、残りの3分の1において疎に巻かれている。これにより、フッ素含有化合物を含む排ガスと空気配管5からの空気(O)とが混合した排ガスが700〜900℃に加熱される。なお、電熱線9aの巻き方は図2Bに示す態様に限られない。例えば、加熱部30の入口側の部位において電熱線9aを二重またはそれ以上に巻き、加熱部30の出口側の部位において電熱線9aを一重に巻くようにしてもよい。
水(HO)を供給する水配管6に接続された水加熱管8が電気管状炉9内に設けられている。この水加熱管8は、電気管状炉9と板体10とからなる加熱部(図2A中の領域30)の末端部まで、直線的に延伸して配置されている。水配管6から供給された水(HO)は、水加熱管8内で加熱されて気化し、高温の蒸気として水加熱管8の末端開口部より高温に加熱された排ガスに噴霧され、混合して排ガスに添加される。なお、必要により、排ガス導入管11(排ガス供給部)または加熱部30に連通する酸素(空気、酸素富化空気、純酸素、オゾンなど)の供給部を備えることができる。
これにより、ガス処理槽3の加熱部30の下流側に位置するHO添加部(図2A中の領域40)では、以下の反応式によりCOの酸化処理および炭素数4以上のPFCおよびフッ化炭化水素およびNFの分解処理が行われる。ここで、加熱部30の下流側に位置するHO添加部40は、ガス処理槽3内部の保温材20により囲まれた領域となっている。このHO添加部40では、高温に加熱された排ガスと水(HO)およびOの添加で以下の反応が進行する。従って、排ガス中に含まれる人体に有害とされるガス成分は全て酸化または分解処理が可能である。なお、フッ素含有化合物の酸化分解処理は加熱部30でも進行するが、加熱部30では水(HO)が添加されていないので、フッ酸(HF)ガスが一切発生しない。このため、このガス処理槽3においてはセラミック製電気管状炉9と板体10等からなる加熱部30の部材がフッ酸(HF)ガスにより腐食され損傷するという問題が発生しない。
2CO + O → 2CO
CO + HO → CO +H
2H + O → 2H
+ 4HO + 3O → 5CO + 8HF
+ 4HO + 2O → 4CO + 8HF
2C + 6HO + 5O → 8CO + 12HF
2CHF + 2HO + O → 3CO + 8HF
2NF + 3HO → NO + NO + 6HF
酸化処理に際して、Oは、大気中の空気、O富化空気、純O等、いかなるO源から供給しても良いし、過酸化物を用いても良い。このガス処理槽3では、排ガス導入管11に空気配管5が接続され、処理対象の排ガスと共にガス処理槽3の頂部より槽内に導入される。なお、酸化および分解処理に700〜900℃の温度を用いるのは、この温度で上記ガス成分の酸化および分解処理が行えると共に、1000℃以上の高温域では、空気中のN等より生じるサーマルNOxの生成量が増大するという問題があるからである。また、900℃以下とすることで、ガス処理槽3に必要な耐火材等に経済的なものを用いることができ、コスト面から好ましい。
後処理部は、フッ素含有化合物を分解する際に生成するHF等の酸性ガスの後処理を行う。この実施形態においては、後処理部は、酸性ガス除去部としてのスプレーノズル13を備えている。分解処理された排ガスは、ガス処理槽3内のスプレーノズル13により形成された水膜を通過した後、排ガス導入管11aを通ってミストセパレータ14に導入される。排ガスはミストセパレータ14を通過し、処理済みの排ガスとして大気に放出される。スプレーノズル13およびミストセパレータ14には水道水もしくは工水が供給されており、散水されている。排ガスはスプレーノズル13から散水された水と接触することにより、ガス処理槽3のHO添加部(分解処理部)40でPFCが分解する際に発生するフッ酸(HF)ガスの除去を行う。なお、後処理部にはスプレーノズル13に代えて、ファンスクラバ、水スプレー塔、通気攪拌槽、ゼオライト・活性炭等の吸着剤を充填した吸着槽を設置しても同様の効果が得られる。
図3は、本発明の第2の実施形態の排ガス処理装置を示す。図3に示すように、ガス処理槽3は、加熱部30の下流側に配置された触媒反応部4をさらに備えている。このガス処理槽3においては、排ガスは加熱部30にて加熱されて酸化分解処理が行われた後、引き続き触媒反応部4で触媒による分解処理が行われる。なお、HO添加部(酸化分解処理部)40の下流側に触媒反応部4を設けた以外の構成は、図1に示す排ガス処理装置の構成と同様である。
触媒反応部4にはPFC分解触媒が充填されていて排ガスは触媒層上層から下層に向かって流れる。また触媒反応部4の上流側にはセラミック製電気管状炉(ヒータ)9が取り付けられており、触媒反応部4の温度を600〜900℃になるようにしている。触媒反応部4には、特段の触媒加温手段を備えなくとも、これら導入される排ガスの持込み熱によって適正な触媒反応温度レベルを維持することが可能である。これにより触媒反応部では炭素数3以下のPFCおよびSFと触媒が接触することで以下の反応がおこり、PFCおよびSFの分解処理が行われる。なお、以下の反応式において、分解反応に寄与するOはガス処理槽3で処理対象の排ガスに添加されたものであり、水(HO)は触媒反応部4の上流側の加熱部30の末端部で導入されたものである。触媒としては、γアルミナ、アルミナジルコニウム複合酸化物にタングステン酸化物を担持した触媒等のフッ素含有化合物分解触媒が用いられる。これにより、加熱酸化分解で処理しきれなかった難分解性のPFCおよびSFの分解処理が行える。従って、この触媒反応部4による分解処理を付加することで、人体には直接影響がないとされるが、地球温暖化等に悪影響を及ぼすとされる排ガス成分を完全に除去することができる。
CF + 2HO → CO + 4HF
2C + 6HO + O → 4CO + 12HF
+ 4HO + O → 3CO + 8HF
2SF + 3HO + O → SO + SO + 6HF
次に、本発明の上記実施形態の排ガス処理装置の変形例について説明する。図4Aは、ガス処理槽3の上部に直線状に配置した水加熱管8(図2A参照)に代えて、ガス処理槽3内に螺旋状に配置した水加熱管8aを備えたものである。これにより、加熱された排ガスと水加熱管8aを流れる水(HO)とを十分に熱交換することができ、高温蒸気となった水(HO)を加熱部30の末端部で排ガスに添加することができる。
図4Bは、上記実施形態において水加熱管8,8aをセラミック製電気管状炉9内のガス流路中に配置したのに対して、ガス処理槽3のセラミック製電気管状炉9の外周部に水加熱管8bを配置したものである。そして、加熱部30の末端部に、水加熱管8bが開口するようにしたものである。水加熱管8bは水道水・工水の水配管6に接続され、電気管状炉9の外周側に配置されている。水加熱管8bを流れる水(HO)は電気管状炉9の廃熱により加熱され、ガス処理槽3内部の加熱部30の末端部に供給される。これにより、電気管状炉9の廃熱を利用して加熱した高温度の蒸気(HO)を加熱部30の末端部に供給することができる。
図4Cは、上記実施形態において水加熱管8,8a,8bをセラミック製電気管状炉9の内外に配置したのに対して、ガス処理槽3の外部から内部に延びる水加熱管8cを、加熱部30の末端部で開口するように配置したものである。水加熱管8cは、外部ヒータ16を介して水道水・工水の水配管6に接続され、外部ヒータにより加熱された水(HO)をガス処理槽3内部の加熱部30の末端部に供給する。これにより、電気管状炉9による加熱と独立した温度の水(HO)を加熱部30の末端部に供給することができる。なお、処理条件によっては、外部ヒータ16を介することなく、直接加熱部30の末端部に直接噴霧するようにしてもよい。
図4Dは、水(HO)の供給配管に代えてHガス供給配管8dを備えたものである。Hガス供給配管8dはガス処理槽3内の加熱部30の末端部で開口している。Hガス供給配管8dから供給されるHガスと排ガスに予め添加されたOガスとが結合して水(HO)が合成される。HガスとOガスとから合成された水(HO)は、水道水・工水のレベルの不純物を含まず、これにより水道水・工水の蒸留化や純水化等の清浄化のための設備を不要とすることができ、処理装置全体としてのコストを低減できる可能性がある。
即ち、COの酸化反応やPFCの分解に水(HO)が必要であるが、この水(HO)は気化して排ガス処理系に導入される。水の中にSiやCaなどが含まれていると水(HO)を気化させる際にSiやCaが析出し(スケールが発生し)、装置内で閉塞が発生する恐れがある。また、Clなどは触媒の劣化の原因となる可能性がある。そのため供給される水(HO)は純水や蒸留水などの清浄な水である必要がある。純水や蒸留水を装置に供給するためには独立した専用の配管を施工する必要があり、さらに、別途純水製造装置や蒸留水製造装置なども必要となるため設備に関する費用負担が大きくなる。HガスとOガスとから合成された水(HO)を供給することで、これらの費用負担を軽減できる。
図5は、本発明の第3の実施形態の排ガスの処理装置を示す。この実施形態では、前記ガス処理槽3により処理された排ガスを所定圧力に保つ空気イジェクタ16を備えている。空気イジェクタ16は、排ガスが通過するガス処理槽3内部から排ガスを強制排出することができ、ガス処理槽3内部の圧力を調整することができる。これにより、最適な圧力でガス処理槽内部における排ガスの加熱酸化分解処理を行うことができる。また、処理済みガスの成分濃度や温度等を分析する分析装置17を備えている。また、処理済み排ガスの一部をファンスクラバ1の入口側に戻して未処理排ガスと混合させるバイパス配管18およびバイパス弁19をさらに備えている。これにより、排ガスの循環処理が可能となり、また排ガスの加熱酸化分解処理が不要の場合の対応も容易となる。なお、その他の構成は上記各実施形態の排ガスの処理装置の構成と同様である。
次に、上記第2の実施形態に示す排ガス処理装置と同等の試験装置で行った排ガス処理の試験結果について説明する。各種の処理対象ガスを混合したNガスを試験装置に投入して、各部のガス成分濃度(ppm)を測定した。
ここでは、触媒反応部4の温度が750℃になるように電気管状炉(ヒータ)9を制御している。処理対象となるガスは、SiF,CHF,C,C,CO,C,NF,SF、及びCFであった。流入ガス条件は、SiF:60mL/min,CHF:180mL/min,C:60mL/min,C:10mL/min,CO:1200mL/min,C:10mL/min,NF:120mL/min,SF:120mL/min,CF:450mL/minであった。これらの処理対象となるガスを、Nガス:120L/min中に混合してガス処理槽3に投入し、酸化用O源として空気30L/minをガス処理槽3の熱酸化分解処理部に導入した。
同様に酸化分解処理用として、純水5mL/minをガス処理槽3に導入した。排ガス処理の実験結果を表1に示す。表1において、実施例1は加熱部30の末端部で開口する水加熱管8から純水を導入した場合の結果を示し、比較例1はガス処理槽3の頂部(すなわち加熱部の入口部)から純水を導入した場合の結果を示している。
Figure 0004629031
この試験結果から、実施例1のとおり加熱部30の末端部に開口した水加熱管(水気化配管)8から注水しても、比較例1のとおりガス処理槽3の頂部(加熱部入口部)から注水しても、後処理部出口のこれらの排ガス成分が微量であることから、これらの排ガス成分が良好に処理されていることがわかる。
次に、ガス処理槽3の頂部(加熱部の入口)から水(HO)を注入することによる、HFガスの生成について検討する。ガス処理槽3の頂部から純水を導入すると、加熱部において腐食性ガスであるHFが高濃度で生成することを確認するため、上記排ガス処理装置と同等の試験装置に次の条件で通ガス試験を行った。
触媒反応部4の温度が750℃になるように電気管状炉(ヒータ)9を制御している。流入ガス条件は、CF:450mL/min,CHF:180mL/min,C:60mL/minであった。これらのPFCガスをNガス:120L/minと、酸化用空気:30L/minに混合して、ガス処理槽3に投入した。
水(HO)添加によるHFの生成量をみるため、比較例2として純水をガス処理槽の頂部(加熱部入口部)から導入した場合と、実施例2として純水を導入しなかった場合の加熱部30の出口ガスを、水加熱管8からサンプリングして調べた。この結果を表2に示す。
Figure 0004629031
この結果から、ガス処理槽3の頂部(加熱部の入口)から水(HO)添加すると、比較例2に示されるように腐食性ガスであるHFが加熱部で高濃度で生成することが分かる。しかしながら、水(HO)を添加しなければ、加熱部においてHFの生成がないことが実施例2に示されるように明らかである。
次に、水(HO)添加に代えてHガスを導入して水(HO)を合成した場合の試験結果について説明する。試験装置およびガスの処理温度等の条件は、上述の試験と同様である。
この試験では、流入ガス条件は、CF:450mL/min,CHF:180mL/min,C:60mL/min,SiF:60mL/min,CO:1200mL/minであり、これらの処理対象ガスをNガス:120L/minと、酸化用空気:30L/minに混合してガス処理槽3に投入した。Hガス導入による処理効果を確認するため、実施例3としてH:1.4l/minを純水の替わりに水加熱管8から導入した。この試験結果を実施例3として表3に示す。
Figure 0004629031
この試験結果から、Hガス導入により、フッ素含有化合物が良好に処理されており、水(HO)添加と同等の処理効果が得られることが確認された。
なお、本発明の排ガスの処理方法および装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えうることは勿論である。
本発明は、半導体製造工程で半導体製造装置の内面等をドライクリーニングする工程や、酸化膜等の各種成膜をエッチングする工程などで排出されるフッ素含有化合物を含む排ガスを効率よく無害化処理する方法および装置に好適に用いることができる。
本発明の第1の実施形態の排ガス処理装置を示すブロック図である。 図2Aはガス処理槽の構成例を示す図であり、図2Bは図2Aに示すガス処理槽に組み込まれた電熱線を模式的に示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態の排ガス処理装置を示すブロック図である。 図4A乃至図4Dは、水(HO)またはHの添加部の各種構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の排ガス処理装置を示すブロック図である。

Claims (17)

  1. Oを排ガスに添加することなくの存在下でフッ素含有化合物を含む排ガスを加熱し、その後、HOを排ガスに添加することにより前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理することを特徴とする排ガスの処理方法。
  2. Oを添加した後の分解または酸化処理を触媒の存在のもとで行うことを特徴とする請求項1に記載の排ガスの処理方法。
  3. 前記加熱の前に、排ガス中に含まれる粉体成分および水溶性成分および加水分解性成分の少なくとも1つを除去することを特徴とする請求項1または2に記載の排ガスの処理方法。
  4. 前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理した後に、前記排ガス中よりフッ素含有化合物を分解する際に生成する酸性ガスの除去を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排ガスの処理方法。
  5. 前記加熱工程は、複数の板体により形成された迂回路に排ガスを通過させながら、H Oを排ガスに添加することなくO の存在下でフッ素含有化合物を含む排ガスを加熱する工程であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の排ガスの処理方法。
  6. を排ガスに添加することなくの存在下でフッ素含有化合物を含む排ガスを加熱し、その後、Hを排ガスに添加することにより前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理することを特徴とする排ガスの処理方法。
  7. を添加した後の分解または酸化処理を触媒の存在のもとで行うことを特徴とする請求項に記載の排ガスの処理方法。
  8. 前記加熱の前に、排ガス中に含まれる粉体成分および水溶性成分および加水分解性成分の少なくとも1つを除去することを特徴とする請求項またはに記載の排ガスの処理方法。
  9. 前記フッ素含有化合物を分解または酸化処理した後に、前記排ガス中よりフッ素含有化合物を分解する際に生成する酸性ガスの除去を行うことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の排ガスの処理方法。
  10. 前記加熱工程は、複数の板体により形成された迂回路に排ガスを通過させながら、H を排ガスに添加することなくO の存在下でフッ素含有化合物を含む排ガスを加熱する工程であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の排ガスの処理方法。
  11. フッ素含有化合物を含む排ガスの処理装置であって、
    OおよびH を排ガスに添加することなくO の存在下で該排ガスを加熱する加熱部と、
    排ガスを前記加熱部に導入する排ガス供給部と、
    前記加熱部の直ぐ下流側に位置し、HOまたはHを排ガスに供給することにより排ガスにHOを添加するHO添加部と、
    排ガスとHOとの反応により生成する酸性ガスを除去する酸性ガス除去部とを有することを特徴とする排ガスの処理装置。
  12. 前記加熱部は電熱線を備えており、該電熱線は前記加熱部の入口側の部位において密に巻かれ、前記加熱部の出口側の部位において疎に巻かれていることを特徴とする請求項11に記載の排ガスの処理装置。
  13. 前記HO添加部の下流側に配置され、触媒反応によりフッ素含有化合物を分解処理する触媒反応部を更に備えたことを特徴とする請求項11に記載の排ガスの処理装置。
  14. 前記加熱部に配置された水加熱管を更に備え、
    前記HO添加部で排ガスに添加されるHOは、前記水加熱管にて加熱されて供給されることを特徴とする請求項11に記載の排ガスの処理装置。
  15. 前記加熱部の外に配置された水加熱管と、
    前記水加熱管に設けられた外部ヒータとを更に備え、
    前記HO添加部で排ガスに添加されるHOは、前記水加熱管から供給され、前記外部ヒータにて加熱されることを特徴とする請求項11に記載の排ガスの処理装置。
  16. 前記加熱部、前記HO添加部、および前記酸性ガス除去部により処理された排ガスを所定圧力に保つ空気イジェクタと、
    処理された排ガスの一部を前記装置の入口側に戻して未処理排ガスと混合させるバイパス配管とをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の排ガスの処理装置。
  17. 前記加熱部は、排ガスの迂回路を形成する複数の板体を有することを特徴とする請求項11に記載の排ガスの処理装置。
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