JP4507934B2 - ハロゲン化合物の処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハロゲン化合物、例えば、半導体や液晶でエッチングやクリーニングに使用されるPFCガス、を効率良く無害化するものである。
これまで、触媒は多くの有害ガス処理のために使用されてきた。例えば、自動車排ガス用触媒や、半導体や液晶で使用されているパーフルオロコンパウンド(Perfluorocompound、PFC) 用触媒等がある。自動車排ガス用触媒は通常、触媒を設置すれば、その交換を行うことはほとんどないが、PFC分解用触媒等は、常に性能を計測し、劣化が認められた場合は触媒交換をする必要がある。
PFCは、CO2 の数千倍から数万倍の地球温暖化ガスである。世界温暖化会議(COP3)では温暖化ガス排出削減が決定し、業界でもPFC大気放出の自主規制目標を決定した。放出抑制策としては、使用プロセスの見直し、代替ガスの開発等を進めているが、開発に時間を要することから、分解による方法を導入している。
分解法としては、燃焼法,薬剤法,プラズマ法、及び熱分解法等が知られている。我々は、低温で高い分解率を有し、かつ低コストで分解できる触媒技術を開発し、触媒式PFC分解装置を製品化した。触媒法は他の方法に比べて低温で非常に高い分解率が得られることが特徴である。
しかし、近年は半導体・液晶業界ではゼロエミッションの観点から高い分解率に加えて高い稼働率を要求するようになってきた。通常の触媒分解装置は触媒の充填された反応器をヒータで外側から加熱している。このため、触媒を交換する際は一旦ヒータ出力をゼロとして放置冷却し、所定温度まで冷却した後、触媒を抜き取り、新品触媒を充填して、再度所定温度まで昇温するというプロセスが必要であった。この方法だと、装置を停止して再運転まで約1日かかってしまう。
PFCを含有する排ガスを処理する上で、PFC分解装置が1日停止してしまうことはあまり望ましくない。なぜならば、分解装置メンテナンスの間もPFCを使用するエッチング装置は稼動しており、無処理のPFCが大気に放出されてしまう。
これまで触媒槽をカートリッジ型として反応器から抜き出して交換する方式をとっていたが、さらなるメンテナンス時間短縮が望まれている。
特許第3237651号
本発明の解決しようとする課題は、触媒を用いてハロゲン化合物を処理する装置にて、触媒交換のためのプロセスを短時間で行うことにある。
特に、触媒温度を低下させ、劣化した触媒を交換し、再び所定反応温度まで昇温するプロセスを短時間とすることにある。または、上記のような加熱ヒータを停止させるプロセスなく、触媒を交換することにある。
上記課題を解決するための本発明のハロゲン化合物分解処理装置は、ハロゲン化合物を含む被処理ガスを所定の反応温度に加熱する予熱器と、触媒を内蔵し加熱された被処理ガスに含まれた前記ハロゲン化合物を分解する反応器と、前記反応器から排出された分解ガスを冷却する冷却器を備えるハロゲン化合物の処理装置であって、前記予熱器内に冷却水を噴霧する水噴霧装置を有し、前記予熱器は、前記ハロゲン化合物を含む被処理ガスを導入する第一の導入口と、反応助剤として、水または水蒸気を導入する第二の導入口とを有することを特徴とする。
上記本発明によれば、従来よりも速く触媒温度を低下させ、劣化した触媒を交換し、所定温度までただちに昇温させることができ、また、反応器を加熱するヒータを停止させることなく触媒反応器を冷却させて触媒交換を行うことができる。
その結果、本発明は、触媒交換段階にて予熱器内に水を噴霧させて被処理ガス温度を低下させ、かつ予熱器後段の反応器に充填された触媒を急速に冷却し、触媒交換等のメンテナンスに必要とする時間を短縮することができる装置を提供できる。また、触媒を用いた排ガス処理装置に特有の触媒交換プロセスを、低運転費,メンテナンスフリーで短時間化できる。
以下、本発明説明する。
参考例1〕
図1は、少なくとも予熱器,触媒が充填された反応器、及び分解後の排ガスを冷却する冷却器からなる。ハロゲン化合物を含む被処理ガス1は、予熱器上流から予熱器に流入する。反応器内の触媒を交換する際は、予熱器内に設置したスプレノズル2から、例えば水を噴霧させて触媒温度を低下させる。反応器最上部にスプレノズル2を設置させてもよい。
図2は、予熱器と反応器を一体化させた場合の例である。同様に予熱器にスプレノズルを有する。このスプレノズルは、被処理ガス1流入口よりも上側に設置することが望ましい。被処理ガス1は予熱器内のガス流入口3を通り、予熱器上流から下流へ流れる。被処理ガス1には、HF,HClなどの酸性不純物が含まれる場合があり、この場合はスプレノズル2を被処理ガス流入口よりも上流に設置することで酸による腐食を抑制できる。また、上流側のほうが熱放散の関係から、熱負荷も小さい。
図3は、予熱器と反応器と冷却器とを一体化させた場合の例である。ここで、反応器と冷却器とは取り外し可能にすることが望ましい。触媒交換の例としては、例えば、反応器とフランジでつないだ冷却器を取り外し、反応器内に設置した触媒を充填したカートリッジを下流側から抜き出す。このとき、予熱器及び反応器の加熱装置はまだ十分に冷却していないが、触媒カートリッジは冷却されており、従来よりも速く触媒カートリッジを抜き出すことができる。また、カートリッジ交換後も所定温度までの加熱時間が短くなる。
図4は、予熱器及び反応器を一体型加熱器で加熱する例である。
図5及び図6は、冷却水噴霧を自動で作動させる場合の例である。予熱器及び/または反応器の加熱装置の出力制御器と水噴霧制御器を連動させておき、出力制御器から加熱装置への出力がゼロになった場合に、水噴霧を開始させる。さらに、水噴霧制御器にタイマーを設置し、所定時間後に水噴霧が停止するようにすることが望ましい。水噴霧は触媒層温度もしくは触媒層下部温度が所定温度に到達した時点で停止させてもよい。
図7−図9は、予熱器への被処理ガスの供給方法の例を示す。例えば、PFCを加水分解する場合は、反応助剤としてH2O が必要である。図7は予熱器の前段でハロゲン化合物を含む被処理ガス1中に水または水蒸気4を添加する例である。この方法だと、水または水蒸気4が予熱器に流入する前に凝縮する可能性があるため、図8,図9に示すように、予熱器に水または水蒸気を直接導入することが望ましい。図7の水または水蒸気を導入した後の予熱器までの配管をリボンヒータ等で保温,加温してもよいが、エネルギ的に無駄である。空気または酸素5は気体のため、図8のように配管途中で、図9のように予熱器に直接導入してもよい。図9のように水を直接導入する場合は、予熱槽で気化させる必要があるため、水または水蒸気導入口の予熱器内側にスパイラル管を設置し、そこで十分加熱して気化させた後、被処理ガスと混合することが望ましい。
スプレノズル2の設置方法は任意である。複数個設置してもよい。また四方に配置させてもよい。ノズルタイプもホロコーン,フルコーン型等一般的に使用されるものでよい。
添加する水の量は、処理しているガス量,ガス組成、及び反応温度で決まる。例えば、所定温度に加温しているときの投入エネルギがX[kJ]とすると、750℃から100℃までに低下させるには、(273.15+100)/(273.15*750)*X[kJ]のエネルギを消費するH2Oを添加すればよい。20℃の水を使用する場合は、(273.15+100)/(273.15*750) *X/((100−20)+539)[g]の水を添加すれば、理論的に上記エネルギを消費できる。
図10は、本発明を適用した半導体製造プロセス,液晶製造プロセスにおける触媒式
PFC処理装置の一例を示す。PFCガス100は、半導体や液晶製造工場のエッチング装置99に導入される。エッチング装置からの排ガスは、不純物除去を行うスプレ塔102で排ガス中に含まれるSiF4 ,SiO2 ,HF等の除去を行う。スプレ塔を通過したガスに、空気または酸素5が被処理ガスに添加され、予熱器104に導入される。反応に必要な水または水蒸気は予熱器に直接導入される。水を直接導入する場合は、予熱槽で気化させる。水は純水が望ましいが、水道水等の市水10を使用する場合は、イオン交換樹脂103等を通し、スケールとして析出する金属成分を除去してから使用する。予熱器の加熱装置6は被処理ガス温度を400−900℃の範囲で任意に加熱する。加熱された被処理ガスは、例えば、アルミナを含む触媒7が充填された反応器105で加水分解される。例えばCF4 はCO2 とHFに分解する。反応器の加熱装置は被処理ガス温度が設定温度から低下しないように、保温または加温する。触媒層を通過した分解生成ガスは、高温のため、水または酸性水を噴霧することができる冷却器106で温度を下げる。尚、被処理ガスの冷却方法としては、水冷やガス冷の一般的な手法、また熱交換器等を使用することができる。この後、必要に応じて、酸性排ガス処理槽を設置してもよい。図11は排ガススクラバを設置した例である。水を噴霧し、充填材108で排ガスと噴霧水の接触効率向上及びミスト除去を行う。冷却室を通過した後の排ガスはブロワ,エジェクタ等の排気設備109で系外に排ガス17として放出する。また、酸性ガスを吸収した水も排水設備
110で排水20として工場内の排水ラインへ放出する。冷却室106,スプレ塔102で使用した水は排水タンク111に一旦回収して排水してもよい。また、排水ポンプ110において、酸性排水をスプレ塔102,冷却室106,排ガス洗浄槽107にリサイクルしてもよい。排ガス洗浄槽107を通過したガスにミスト、特に酸性ミストが含まれる場合は、サイクロン21等のミスト除去装置を設置してもよい。
排ガス洗浄槽は一般的な湿式及び乾式の洗浄槽を使用することができる。湿式法としては、ベンチュリ式,棚段式,スプレ式等を使用することができる。スプレ式は水またはアルカリ水溶液を使用して洗浄する方式の効率が高く、高いHF除去性能を示す。水またはアルカリ水溶液中に分解生成ガスをバブリングする方法あるいは充填塔を用いて洗浄する方法でもよい。また乾式法としては、アルカリ性の固体を用いた固定床,移動床,流動床,バグフィルタ式を使用することができる。
図11は、水または水蒸気4と空気または酸素5の両方を直接予熱器104に導入させた例である。
図12は、予熱器に水を噴霧する代わりに、予熱器104と反応器105と加熱装置6との間に水を流通することができる金属配管112を予熱器及び反応器周囲に設置し、触媒層の温度低下を加速させる方法を示す。加熱装置の出力をゼロとした後、配管112に水を流通させる。使用した水は、装置内の排水ラインに送る。図12は配管112の出口を冷却室106に繋げた例である。
図1−図12に各種装置構成を示したが、これらは一例であり、各装置の構成要素を組み合わせて使用してもよい。
流入する不純物としては、エッチングする基板、クリーニング対象物により異なるが、Ti,Ta,Si,Al,Cr,Fe,Ni,W,S等の化合物である。これらを不純物除去工程にて除去する。
本発明で使用できる触媒は、加水分解用,酸化分解用等のPFC分解用触媒である。例えば、Alと、Zn,Ni,Ti,Fe,Sn,Co,Zr,Ce,Si,W,Pt,
Pdのうち少なくとも一成分を含む触媒を用いることができる。これらの成分は酸化物,金属,複合酸化物の形で存在する。特にAl23にNi,Zn,Ti,W,Co,Zrを含んでなる触媒が、高い分解性能を持つ。一例としてはNiとAlの酸化物を含んでなる触媒がある。この触媒は、Al,Niを含むが、これらはNiO,NiAl24の形態で含まれる。Alの一部は触媒のX線回折分析を行うと、明確な回折パターンが見られないが、これは結晶性の悪いアモルファス状として含まれるためと思われる。さらにこの触媒にWO3 を金属としてNiO/Al23触媒の1〜10wt%で、好ましくは1〜5wt%で添加した触媒はさらに高い性能を示す。
添加する水蒸気及び酸素の量は、対象とする被処理ガス量に応じて調節する。また被処理ガスに不純物が含まれる場合は、それらも考慮する必要がある。PFC分解反応に示される理論水蒸気必要量の2〜50倍程度あれば良い。好ましくは3〜30倍が良い。添加する水蒸気の量は、処理するハロゲン化合物中のF数と少なくとも同等になるよう水素分子数を調節する必要がある。これにより、化合物中のFはHFになり、分解生成物中のFが後処理しやすいハロゲン化水素の形態となる。
尚、本発明の分解処理方法において、C26などのハロゲン化合物を含むガス流中の酸素は、分解ガス中のCOの酸化反応に使うことができる。
本発明の対象は、ハロゲン化合物であり、Cl,F,Br,Iを含む無機及び有機化合物である。特にハロゲンとしてフッ素のみを含むPFCは、化合物の構成成分としては、フッ素,炭素,水素,酸素,硫黄,窒素であり、具体的には炭素とフッ素からなる化合物,炭素と水素とフッ素からなる化合物,炭素とフッ素と水素と酸素からなる化合物,炭素とフッ素と酸素からなる化合物,硫黄とフッ素からなる化合物,硫黄とフッ素と酸素からなる化合物,窒素とフッ素からなる化合物,窒素とフッ素と酸素からなる化合物を指す。化合物の一例としてはCF4,CHF3,CH22,CH3F,C26,C2HF5,C2HF5,C224,C233,C242,C25F,C38,CH3OCF2CF3,C48,C58,SF6,SO22,NF3 、等である。
ハロゲン化合物の加水分解反応の代表的な反応には次のようなものがある。
CF4+2H2O → CO2+4HF (式1)
26+3H2O → CO+CO2+6HF (式2)
CHF3+H2O → CO+3HF (式3)
SF6+3H2O → SO3+6HF (式4)
NF3+3/2H2O → NO+1/2O2 +3HF (式5)
(式2)及び(式3)の反応ではCOが生成するが、酸素が存在すればCOをCO2 にすることができる。またCO酸化触媒をPFC分解触媒の後流に設置してもよく、同一反応管内で使用してもよい。
本発明で用いられる反応温度は、約400〜850℃が好ましいが反応温度は対称とする化合物の種類,分解条件によって変えてよい。PFC濃度が高い場合は、700〜850℃で使用してもよく、1%以下の濃度が低い場合は約600〜750℃が好ましい。800℃以上の高温で使用すると、触媒の劣化が速い。また、装置材料の腐食速度が急激に大きくなる。逆に、これ以下の温度では分解率が低い。
参考例3〕
FC分解反応を行った後、装置を停止する際に反応水量を変えて、200℃まで冷却するために必要な時間を調べた結果である。PFC分解反応は、図13に、使用したラボスケールの小型装置の系統図を示す。本装置は、N2 ,空気,CF4、及びH2O供給系,反応管,排ガス洗浄槽,ミストキャッチャから構成される。反応管は内径38.2mm,外径48.0mm,長さ450.0mm の寸法のものを使用した。また、内部に外径3mmのイン
コネル製の熱電対保護管を有している。
窒素約1243ml/min,空気約125ml/min、及びCF4約6.2ml/min を反応管前段で混合し反応管に導入した。即ち、ドライベースのCF4 濃度(窒素,空気、及びCF4流量から算出)は、約0.45%となる。H2Oは純水を約0.125ml/min で反応管上部に供給し、予熱層で気化させて供給した。反応管はインコネル600製で、ハロゲン化合物分解触媒約75mlを充填した。反応管は電気炉で反応管外側から加熱し、触媒が700℃となるよう調節した。この分解反応を約5時間行い、試験終了後の反応ガス条件と触媒温度との関係を調べた。
図2に、PFC供給を停止後に10分間のみ反応水をそのままの流量で流した場合(以降、条件名を通水ゼロとする)、10分後に反応水量を1ml/minに増加させて75min通水させた場合(以降、通水1ml/min とする)の触媒層温度経時変化を図14に示す。通水ゼロでは、200℃まで低下させるのに120min を必要としたが、通水1ml/minでは75minで200℃まで低下させることができた。
表1は、各通水量と通水時間において、200℃まで低下させるのに必要とした時間を示す。
Figure 0004507934
本実施例では、大型の装置で試験を行った例である。CF4 を0.5vol%で含むPFC含有ガスは200L/minである。このガスに20L/minの空気を添加し、予熱器に導入した。反応水は20ml/min で予熱器に導入し、予熱器内の水蒸発管で気化させた。
CF4 をPFC分解触媒で2時間分解した後、PFCの供給を停止し、分解反応を終了した。PFC供給を停止して10分後に、反応水供給と予熱器と反応器を外部から加熱したヒータを停止した。ヒータ停止後、予熱器上部に設置したホロコーンノズル3個から40ml/min の冷却水を噴霧させた。冷却水噴霧なしの場合に比べて、触媒冷却時間が約1/2に低減できた。
半導体や液晶の製造工場からの排ガス中のPFCを処理装置の停止時間を短縮させ、
PFCガスの大気放出を抑制するができる。
参考例の装置構成図である。 参考例の装置構成図である。 参考例の装置構成図である。 参考例の装置構成図である。 参考例の装置構成図である。 参考例の装置構成図である。 参考例の装置構成図である。 本発明に係る装置構成図である。 本発明に係る装置構成図である。 本発明に係る装置構成図である。 本発明に係る装置構成図である。 本発明に係る装置構成図である。 参考例の装置構成図である。 参考例3の実験結果図である。
符号の説明
7…触媒、8…ミスト除去装置、9…純水、100…PFCガス、104…予熱器、
105…反応器、106…冷却器、107…排ガス洗浄槽、112…冷却水配管、200…PFC含有ガス。

Claims (11)

  1. ハロゲン化合物を含む被処理ガスを所定の反応温度に加熱する予熱器と、触媒を内蔵し加熱された被処理ガスに含まれた前記ハロゲン化合物を分解する反応器と、前記反応器から排出された分解ガスを冷却する冷却器を備えるハロゲン化合物の処理装置であって、
    前記予熱器内に冷却水を噴霧する水噴霧装置を有し、
    前記予熱器は、前記ハロゲン化合物を含む被処理ガスを導入する第一の導入口と、反応助剤として、水または水蒸気を導入する第二の導入口とを有することを特徴とするハロゲン化合物分解処理装置。
  2. 請求項1において、前記反応器内の触媒は下方より交換できるように構成されていることを特徴とするハロゲン化合物処理装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記冷却器は前記反応器の下方に配置され、前記反応器に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とするハロゲン化合物処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記反応器を所定温度に加熱及び/または保持するための第一の加熱装置を有することを特徴とするハロゲン化合物処理装置。
  5. ハロゲン化合物を含む被処理ガスを所定の反応温度に加熱する予熱器と、触媒を内蔵し加熱された被処理ガスに含まれた前記ハロゲン化合物を分解する反応器と、前記反応器から排出された分解ガスを冷却する冷却器を備えるハロゲン化合物の処理装置であって、
    前記反応器を所定温度に加熱及び/または保持するための第一の加熱装置と、前記予熱器を外側から加熱する第二の加熱装置とを有し、
    前記反応器と第一の加熱装置の間、または前記予熱器と第二の加熱装置との間の少なくともいずれかに金属配管からなる冷却水を通す冷却管を有し、
    前記予熱器は、前記ハロゲン化合物を含む被処理ガスを導入する第一の導入口と、反応助剤として、水または水蒸気を導入する第二の導入口とを有することを特徴とするハロゲン化合物処理装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記水噴霧装置は、予熱器または/及び反応器の加熱装置を停止させてから、所定時間作動させる手段を有することを特徴とするハロゲン化合物処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記予熱器は、空気またはO2を導入する第三の導入口を有することを特徴とするハロゲン化合物分解処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記ハロゲン化合物は、半導体及び/または液晶製造装置または工場からの排ガスであることを特徴とするハロゲン化合物分解処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかにおいて、前記ハロゲン化合物はPFC(パーフルオロコンパウンド)を主成分とすることを特徴とするハロゲン化合物分解処理装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、前記予熱器の上流側に、水の噴霧により被処理ガス中の不純物を除去する不純物除去手段を有することを特徴とするハロゲン化合物分解処理装置。
  11. 請求項10において、
    前記不純物はケイ素含有化合物であることを特徴とするハロゲン化合物処理装置。
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