JP4628616B2 - アームレスト - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車等の車両のシートに装着されるアームレストに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本体フレームが支軸に回動可能に支持され、不使用時には、該支軸を中心として後方へ回転動作させることにより、自動車等の車両のシートを構成するシートバックの側部又はシートバックの前面に形成された格納凹部等の所定位置に起立した姿勢で収納し得るアームレストが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のアームレストでは、車両の急停止や衝突などによって、車両に所定以上の大きな衝撃荷重が負荷されると、収納位置から前方へ飛び出してしまい、乗員を負傷させるおそれがある。この現象は、アームレスト自体が大重量の場合や、物品を内部に収容可能なアームレストにおいて、大重量の物品を収容した場合により多く発生するおそれがある。また、特に大重量のアームレストにあっては、収納された状態のアームレストを前方へ回転動作させ、肘掛けとして使用可能な姿勢とする際に、該アームレストが勢いよく回転動作して、その終点において大きな衝撃を発生させるという問題がある。
【0004】
本発明は上記した点に鑑みなされたものであり、ゆっくりとした速度で前方へ回転動作して、その終点においてほとんど衝撃を発生させることがなく、また、衝突時など、車両に所定以上の大きな衝撃荷重が負荷されたときにも、収納位置から飛び出すことがないアームレストを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1に記載の本発明は、本体フレームが支軸に回動可能に支持され、不使用時には、該支軸を中心として後方へ回転動作させることにより、車両用シートを構成するシートバックの所定位置に起立した姿勢で収納し得るアームレストにおいて、
前記本体フレームの前方への回転動作を遅動させるダンパ機能と、所定以上の衝撃荷重が加わった際に、前記本体フレームの前方への回転動作を抑制するロック機能とを有するロータリーダンパを具備し、
該ロータリーダンパは、粘性液体が充填される液体室を有し、前記本体フレームに固定されるケーシングと、該ケーシング内に配設され、前記支軸が連結される軸受け部と、該軸受け部に突設され、前記液体室に配設されるベーンと、該ベーンに形成される粘性液体が通過可能な液体流路と、所定以上の前記粘性液体の圧力を受けた際に前記液体流路を閉鎖し得るロック弁とを備え、
前記液体流路は、前記粘性液体の圧力が所定以上となるまでは前記ロック弁によって閉鎖されず、前記本体フレームが後方へ回転動作するときには、前記粘性液体の圧力が所定以上となっても前記ロック弁によって閉鎖されることがなく、
前記ロック機能は、前記粘性液体の圧力が所定以上となったときに前記ロック弁によって前記液体流路が閉鎖されることによって果たされることを特徴とするアームレストを提供する。
請求項2に記載の本発明は、前記ロック弁が、所定以上の圧力を受けると変形を生ずる板バネから成ることを特徴とする請求項1記載のアームレストを提供する。
請求項3に記載の本発明は、前記ロック弁が、所定の質量を有すると共に、所定以上の負荷を受けると変形を生ずるバネ部材により支持されていることを特徴とする請求項1記載のアームレストを提供する。
請求項4に記載の本発明は、前記ベーンに、該ベーンが前記ケーシングに対して相対的に一方向に回転動作した場合にのみ制動力を発揮させ得る一方向性の弁機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のアームレストを提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1は、本発明の一の実施形態に係るアームレストの要部を示す右側面図であり、図2は、図1のA−A部概略断面図である。これらの図に示したように、本実施形態に係るアームレスト10は、自動車のリヤシートを構成するシートバック(図示せず)に取り付けられるブラケット40に支持された支軸50に、本体フレーム20が回動可能に支持されている。
【0007】
このアームレスト10は、本体フレーム20と、それに支持されるクッション部材(図示省略)と、その表面を被覆する表皮部材(図示省略)とを有するなど、少なくとも乗員の肘掛けとして使用可能な従来公知の構造を備えると共に、さらに後述するロータリーダンパ30を備えて構成される。
【0008】
本体フレーム20には、両端部がブラケット40に形成された略円弧状のガイド溝41内に配置されるガイドバー60が設けられており、このガイドバー60が本体フレーム20の回動に伴ってガイド溝41内を移動し得る範囲が、アームレスト10の前後方向への回転角度範囲として設定されている。
【0009】
ロータリーダンパ30は、本体フレーム20の内側に配設され、本体フレーム20に突設された係合ピン70に、ケーシング31の外周に突設された突出部31aに形成された略U字状の係合溝31bを係合させることにより、ケーシング31が本体フレーム20の前後方向への回転動作に伴って支軸50を中心として回動し得るように本体フレーム20に固定され、軸受け部32のケーシング31から突出した部位が連結ピン80を用いて支軸50に連結されている。
【0010】
図3は、ロータリーダンパ30の内部構造を示す断面図であり、この図に示したように、ロータリーダンパ30は、ケーシング31、軸受け部32、ベーン33a,33b、液体流路34及びロック弁35を有して構成される。
【0011】
ケーシング31は、その内周面31cから軸心方向に向かって突出し、後述する軸受け部32とケーシング31との間に形成される空間を仕切るように形成された2つの隔壁部31a,31bが軸受け部32を挟んで対峙するように設けられている。このように各隔壁部31a,31bに仕切られてケーシング31内に形成された2つの室がそれぞれ液体室であり、各液体室(以下、第1及び第2の液体室31c,31dという。)を含むケーシング31の内部には、シリコンオイル等の粘性液体36が充填されている。
【0012】
軸受け部32は、軸心に沿って貫通形成された軸挿通孔32aを有する略筒状に形成され、一方の端部がケーシング31から突出するように配置され、他方の端部がケーシング31の底壁に形成された孔部に支持されて、ケーシング31内に、該ケーシング31の軸心に沿って配設されている。この軸受け部32は、軸挿通孔32aに支軸50が挿通され、上記したように連結ピン80を介して支軸50に連結されている。
【0013】
ベーン33a,33bは、軸受け部32を挟んで対峙するように、該軸受け部32に突設され、第1及び第2の液体室31c,31dにそれぞれ配設されている。第1及び第2の液体室31c,31dにそれぞれ配設されたベーン33a,33bのうち、第1の液体室31cに設けられたベーン(以下、第1のベーンという。)33aには、厚さ方向に貫通するように液体流路34が形成されていると共に、該液体流路34の中途に位置して形成された空間33c内に、ロック弁35が設けられている。
【0014】
液体流路34は、第1のベーン33aの一面側に開口する孔の口径がロック弁35により閉鎖され得るように小さく設定されていると共に、第1のベーン33aの他面側に開口する孔の口径がロック弁35により閉鎖されないように大きく設定されている。ロック弁35は、所定の質量を有し、空間33c内で揺動することにより、液体流路34の第1のベーン33aの一面側に開口する孔を閉鎖し得る形状に形成されており、バネ部材35aによって支持されている。ばね部材35aは、所定以上の負荷を受けると変形を生ずる板バネからなり、一端が軸受け部32に支持されている。
【0015】
一方、第2の液体室31dに設けられたベーン(以下、第2のベーンという。)33bには、厚さ方向に貫通形成された小孔からなるオリフィス37が設けられていると共に、一方向性の弁機構38が設けられている。
【0016】
一方向性の弁機構38は、第2のベーン33の厚さの範囲内に大径部(大径の孔)38bと、該大径部38bの内径よりも小さい内径を有する小径部(小径の孔)38cとを有し、第2のベーン33を厚さ方向に貫通する還流路と、該還流路の小径部38cの内径よりも大きい直径を有する鋼球からなり、大径部38b内に配設される弁体38aと、該弁体38aの大径部38b内からの脱落を防止するストッパ38dとを有して構成され、弁体38aは、粘性液体36の流動圧を受けることによって、大径部38bと小径部38cとの境界部を閉塞し、又は開放するように動作する。
【0017】
なお、ケーシング31の底壁内面等に、その幅が、制動力発揮方向(図3上、反時計回り方向)に向かって次第に小さくなるように形成された略円弧状のチョーク溝(図示せず)を設けることにより、アームレスト10の前方への回転動作開始点から終点の手前までの所定の角度範囲においては、発揮する制動力を小さいものとしてアームレスト10を素早く回転動作させ、そこから終点に至るまでの角度範囲においては、発揮する制動力を大きいものとしてアームレスト10をゆっくりと回転動作させることもできる。
【0018】
本実施形態に係るアームレスト10を使用するときには、自動車のリヤシートを構成するシートバック前面に形成された格納凹部(図示せず)に起立した姿勢で収納されたアームレスト10を、手前に引き出して、前方へ回転動作させる。この際、アームレスト10から手を離しても、ロータリーダンパ30のダンパ機能により、アームレスト10はゆっくりとした速度で回転動作し、その終点においてほとんど衝撃を発生させることなく停止して使用姿勢となる。
【0019】
すなわち、ロータリーダンパ30は、アームレスト10が前方へ回転動作すると、それに伴ってアームレスト10の本体フレーム20に固定されたケーシング31が支軸50を中心として一方向(図3において、反時計回り方向)へ回転する。第1及び第2のベーン33a,33bは、支軸50に連結された軸受け部32に突設されているため、ケーシング31が一方向へ回転することにより、隔壁部31aに押圧される粘性液体36の圧力によって、第2のベーン33bに設けられた弁体38aが還流路の大径部38bと小径部38cとの境界部を閉塞する。それにより、第2の液体室31d内の粘性液体36は、第2のベーン33bに設けられたオリフィス37のみを通じて移動することとなり、その際に発生する抵抗によりケーシング31の回転速度が減速する。従って、アームレスト10は、前方へゆっくりとした速度で回転動作し、その終点において静かに停止する。
【0020】
なお、この際、第1の液体室31cにおいては、隔壁部31bに押圧される粘性液体36の圧力が所定以上に達しないため、第1のベーン33aに設けられたロック弁35は働かず、従って、第1の液体室31c内の粘性液体36は、第1のベーン33aに設けられた液体流路34を通過して移動する。
【0021】
アームレスト10を使用しないときには、使用姿勢のアームレスト10を支軸50を中心として後方へ回転動作させる。この際、ロータリーダンパ30は、ケーシング31が支軸50を中心として上記とは逆方向(図3において、時計回り方向)へ回転するため、隔壁部31bに押圧される粘性液体36の圧力により、弁体38aがストッパ38dに当接するように移動し、それにより、還流路の大径部38bと小径部38cとの境界部が開放した状態となる。そのため、第2の液体室31d内の粘性液体36は、オリフィス37及び還流路(大径部38b及び小径部38c)を通じて大量に移動することとなるので、ロータリーダンパ30のダンパ機能は働かない。従って、アームレスト10をその自重に相当する力で回転動作させることができる。そして、アームレスト10は、シートバックの前面に形成された格納凹部に収納される。なお、収納する際に、アームレスト10を後方へ勢いよく回転動作させることによりロック弁35が揺動しても、第1のベーン33aに形成された液体流路34は、第1のベーン33aの他面側に開口する孔の口径がロック弁35により閉鎖されないように大きく設定されているため、液体流路34は閉鎖されることがなく、第1の液体室31c内の粘性液体36は、該液体流路34を通過して移動する。従って、アームレスト10は回動途中にロックされることなく所定位置に収納される。
【0022】
一方、アームレスト10が収納された状態において、衝突等により、車両に所定以上の衝撃荷重が加わった場合には、アームレスト10に前方へ飛び出そうとする力が働くが、本実施形態によれば、ロータリーダンパ30のロック機能により、収納位置からのアームレスト10の飛び出しを防止することができる。
【0023】
すなわち、この際、ロータリーダンパ30は、アームレスト10の本体フレーム20が急速に前方へ回転動作しようとするのに伴い、ケーシング31が急速に回転しようとするため、その回転力によって、第1の液体室31c内の粘性液体36の圧力が所定以上となる。そして、この圧力をロック弁35が受けることにより、バネ部材35aが変形して、ロック弁35が揺動し、液体流路34を閉鎖する。その結果、第1の液体室31c内の粘性液体36は移動できなくなるため、ロック状態となる。これにより、支軸50を中心としたアームレスト10の前方への回転動作を抑制することができ、収納位置からの飛び出しを防止することができる。
【0024】
なお、ロック弁35は、所定の質量を有するため、車両に所定以上の衝撃荷重が加わった際には、その重さに所定以上の圧力(粘性液体36の圧力)が加わることによって、バネ部材35aの反力に打ち勝ち液体流路34を確実に閉鎖することができる。つまり、通常の使用時において液体流路34を閉鎖してしまうことがないように、バネ部材35aとして反力の大きいものを用いることができるため、誤動作を防止することができる。また、ロック弁35は、バネ部材35aにより支持されているため、車両に対する衝撃荷重が緩和されると、バネ部材35aの弾性により原位置に復帰する。そのため、特別の操作をしなくてもロック状態は解除される。
【0025】
このように本実施形態に係るアームレスト10によれば、前方への回転動作を遅動させるダンパ機能と、所定以上の衝撃荷重が加わった際に、その回転動作を抑制するロック機能とを併有するロータリーダンパ30が設けられているため、ゆっくりとした速度で前方へ回転動作して、その終点においてほとんど衝撃を発生させることがない。また、衝突時など、車両に所定以上の大きな衝撃荷重が負荷されたときにも、収納位置から飛び出すことがない。また、このようなロータリーダンパ30を採用したことにより、簡易な構造とすることができ、低コストで製造することが可能である。
【0026】
なお、上記した説明では、自動車のリヤシートに装着されるアームレスト10について説明したが、本発明は、例えば、図4及び図5に示したように、自動車のドライバーズシートに装着されるアームレストに対しても適用可能である。図4に示したように、このアームレスト10は、ドライバーズシート100を構成するシートバック110の側部に回動可能に装着される。かかるアームレスト10においても、図5に示した如く、上記した実施形態と同様に構成されるロータリーダンパ30が、ケーシング31をアームレスト10の本体フレーム20の内側に固定し、軸受け部32を支軸50に連結して配設される。
【0027】
そして、このアームレスト10によっても、前方への回転動作を遅動させるダンパ機能と、所定以上の衝撃荷重が加わった際に、その回転動作を抑制するロック機能とを併有するロータリーダンパ30が設けられているため、ゆっくりとした速度で前方へ回転動作して、その終点においてほとんど衝撃を発生させることがない。また、衝突時など、車両に所定以上の大きな衝撃荷重が負荷されたときにも、収納位置から飛び出すことがない。
【0028】
また、ロータリーダンパ30も上記した構造のものに限定されるものではなく、例えば、図6に示したように、ロック弁35が所定以上の圧力を受けると変形を生ずる板バネから構成されたものであってもよい。このロック弁35は、第1及び第2ベーン33a,33bの側面(液体押圧面)に沿って配置され、一端側が第1及び第2ベーン33a,33bにそれぞれ支持されていると共に、自由端である他端側が、常態において第1及び第2ベーン33a,33bの側面から離間しているように配設されている。
【0029】
かかる構造のロータリーダンパ30は、アームレスト10を前方へ回転動作させると、それに伴ってケーシング31が支軸50を中心として一方向(図6において、反時計回り方向)へ回転する。これにより、各隔壁部31a,31bに押圧される粘性液体36は、第1及び第2のベーン33a,33bにそれぞれ設けられたオリフィスとして機能する液体流路34のみを通じて移動することとなり、その際に発生する抵抗によりケーシング31の回転速度が減速する。従って、アームレスト10は、前方へゆっくりとした速度で回転動作し、その終点においてほとんど衝撃を発生させることなく停止して使用姿勢となる。
【0030】
また、車両に所定以上の衝撃荷重が加わった際には、アームレスト10の本体フレーム20が急速に前方へ回転動作しようとするのに伴い、ケーシング31が急速に回転しようとするため、その回転力によって、第1及び第2の液体室31c,31d内の粘性液体36の圧力が所定以上となる。そして、この圧力を受けることにより板バネからなるロック弁35が変形して、液体流路34を閉鎖する。その結果、粘性液体36は移動できなくなるため、ロック状態となる。これにより、アームレスト10の前方への回転動作を抑制することができ、収納位置からの飛び出しを防止することができる。
【0031】
また、上記したいずれのロータリーダンパ30も、支軸50が挿通される軸挿通孔32aを有する軸受け部32を備えて構成されるものであるが、この軸受け部32を、軸挿通孔32aが形成されていない軸部とし、かかる軸部が支軸50に連結される構造のものを採用することもできるし、あるいは、該軸部が支軸50としても機能する構造のものを採用することも可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のアームレストによれば、本体フレームが支軸に回動可能に支持され、不使用時には、該支軸を中心として後方へ回転動作させることにより、車両用シートを構成するシートバックの所定位置に起立した姿勢で収納し得るアームレストにおいて、粘性液体が充填される液体室を有し、前記本体フレームに固定されるケーシングと、該ケーシング内に配設され、前記支軸が連結される軸受け部と、該軸受け部に突設され、前記液体室に配設されるベーンと、該ベーンに形成される粘性液体が通過可能な液体流路と、所定以上の圧力を受けた際に前記液体流路を閉鎖するロック弁とを有するロータリーダンパを具備して構成されるため、ゆっくりとした速度で前方へ回転動作して、その終点においてほとんど衝撃を発生させることがない。また、衝突時など、車両に所定以上の大きな衝撃荷重が負荷されたときにも、収納位置から飛び出すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施形態に係るアームレストの要部を示す右側面図である。
【図2】図2は、図1のA−A部概略断面図である。
【図3】図3は、上記実施形態において採用されたロータリーダンパの内部構造を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態に係るアームレストを自動車のドライバーズシートに装着した状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施形態に係るアームレストの内部構造を示す底面側からみた構成図である。
【図6】図6は、ロータリーダンパの他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 アームレスト
20 本体フレーム
30 ロータリーダンパ
31 ケーシング
32 軸受け部
33a,33b ベーン
34 液体流路
35 ロック弁
36 粘性液体
37 オリフィス
38 一方向性の弁機構
40 ブラケット
50 支軸
60 ガイドバー
Claims (4)
- 本体フレームが支軸に回動可能に支持され、不使用時には、該支軸を中心として後方へ回転動作させることにより、車両用シートを構成するシートバックの所定位置に起立した姿勢で収納し得るアームレストにおいて、
前記本体フレームの前方への回転動作を遅動させるダンパ機能と、所定以上の衝撃荷重が加わった際に、前記本体フレームの前方への回転動作を抑制するロック機能とを有するロータリーダンパを具備し、
該ロータリーダンパは、粘性液体が充填される液体室を有し、前記本体フレームに固定されるケーシングと、該ケーシング内に配設され、前記支軸が連結される軸受け部と、該軸受け部に突設され、前記液体室に配設されるベーンと、該ベーンに形成される粘性液体が通過可能な液体流路と、所定以上の前記粘性液体の圧力を受けた際に前記液体流路を閉鎖し得るロック弁とを備え、
前記液体流路は、前記粘性液体の圧力が所定以上となるまでは前記ロック弁によって閉鎖されず、前記本体フレームが後方へ回転動作するときには、前記粘性液体の圧力が所定以上となっても前記ロック弁によって閉鎖されることがなく、
前記ロック機能は、前記粘性液体の圧力が所定以上となったときに前記ロック弁によって前記液体流路が閉鎖されることによって果たされることを特徴とするアームレスト。 - 前記ロック弁が、所定以上の圧力を受けると変形を生ずる板バネから成ることを特徴とする請求項1記載のアームレスト。
- 前記ロック弁が、所定の質量を有すると共に、所定以上の負荷を受けると変形を生ずるバネ部材により支持されていることを特徴とする請求項1記載のアームレスト。
- 前記ベーンに、該ベーンが前記ケーシングに対して相対的に一方向に回転動作した場合にのみ制動力を発揮させ得る一方向性の弁機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のアームレスト。
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