JP4624134B2 - ピエゾアクチュエータの駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、ピエゾアクチュエータを充放電させて伸縮させる駆動回路に関する。
従来より、ピエゾアクチュエータを充放電させて伸縮させる駆動回路としては、インダクタとピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、MOSFETからなる充電スイッチを介して直流電源から電源供給を行うための充電経路と、上記直列回路に並列に接続され、MOSFETからなる放電スイッチを介してピエゾアクチュエータに充電された電荷を放電させるための放電経路とを備えたものが知られている。
そして、この駆動回路では、外部から駆動信号が入力されると、放電スイッチをオフした状態で充電スイッチのオン/オフを繰り返すことにより、ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、その後、駆動信号が入力されなくなると、充電スイッチをオフした状態で放電スイッチのオン/オフを繰り返すことにより、ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる。
つまり、充電期間においては、放電スイッチをオフした状態で充電スイッチをオンすることで、直流電源から充電経路を介してピエゾアクチュエータに充電電流を流し、その後、充電スイッチをオフすることで、インダクタに蓄積されたエネルギーによって流れる充電電流(換言すると、フライホイール電流)を、放電スイッチを構成しているMOSFETの寄生ダイオードを介してピエゾアクチュエータの負極側から正極側に流す、といった手順で、段階的にピエゾアクチュエータを充電させる。
一方、放電期間においては、充電スイッチをオフした状態で放電スイッチをオンすることで、ピエゾアクチュエータの正極側から放電経路に放電電流を流し、その後、放電スイッチをオフすることで、インダクタに蓄積されたエネルギーによって発生するフライバック電圧により、充電電力を直流電源に回生する、といった手順で、段階的にピエゾアクチュエータを放電させる。
ところで、このような駆動回路では、充電時に、充電スイッチのオン/オフを繰り返すことによりピエゾアクチュエータを充電させるようにしているが、充電期間において、フライホイール電流がピエゾアクチュエータに流れている状態で充電スイッチがオンすると、放電スイッチの寄生ダイオードの逆回復時間によって、その寄生ダイオードに逆方向の電流(所謂、貫通電流)が流れてしまうことがあった。
そこで、フライホイール電流を検出するための電流検出用抵抗を、ピエゾアクチュエータに対して直列に設け、駆動信号が入力されると、充電スイッチをオンし、その後一定時間経過してからオフして、更にその後フライホイール電流の値が0になったときに充電スイッチをオンするというオン/オフ動作を繰り返すことによって、ピエゾアクチュエータを充電させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような駆動回路によれば、フライホイール電流がピエゾアクチュエータに流れなくなってから充電スイッチをオンするため、充電スイッチのオン時に放電スイッチの寄生ダイオードに逆方向の電流が流れてしまう、ということを防止することができる。
特開2004−282988号公報
ところで、ピエゾアクチュエータの静電容量は温度によって変化するため、使用環境によっては、充電時にピエゾアクチュエータに流れ込む充電電流の電流量も変わってくる。
そして、上述した従来の駆動回路では、ピエゾアクチュエータの静電容量が変化すると、充電スイッチのオン時に直流電源からピエゾアクチュエータに流れ込む電流量が変化するので、その時にインダクタに蓄積されるエネルギーも変化してしまい、充電スイッチのオフ時にインダクタがエネルギーを放出し終わるまでの時間(即ち、フライホイール電流が流れなくなるまでの時間)も変化する。
このため、従来の駆動回路では、充電期間中に充電スイッチをオンするタイミングが、ピエゾアクチュエータの静電容量の変化によって変わってしまい、ピエゾアクチュエータに蓄積される電荷の変化量(即ち、単位時間当たりにピエゾアクチュエータが伸長する伸長率)が変わってしまうことがあった。
そして、例えば、ピエゾアクチュエータが所定量だけ伸長したところで燃料噴射が開始されるようなインジェクタの燃料噴射制御用に、従来の駆動回路が用いられていた場合には、インジェクタによる燃料噴射のタイミングがずれてしまうことがあり、高精度な燃料噴射を実現することができない。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたものであり、充電スイッチのオン/オフを繰り返すことでピエゾアクチュエータを段階的に充電して伸長させるピエゾアクチュエータの駆動回路において、ピエゾアクチュエータの静電容量の変化により、ピエゾアクチュエータの伸長率が変化してしまうのを防止することを目的としている。
上記問題を解決するためになされた請求項1に記載のピエゾアクチュエータの駆動回路は、ピエゾアクチュエータに直列に接続されるインダクタと、インダクタとピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、充電スイッチを介して直流電源から電源供給を行うための充電経路と、直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介してピエゾアクチュエータに充電された電荷を放電させるための放電経路と、充電スイッチに対して、カソードが直流電源の正極側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、放電スイッチに対して、カソードが直流電源の正極側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、を備える。
そして、本発明の駆動回路では、外部から駆動指令が入力されると、充放電制御手段が、放電スイッチをオフした状態で充電スイッチのオン/オフを繰り返すことにより、ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、その後、外部から駆動停止指令が入力されると、充電スイッチをオフした状態で放電スイッチのオン/オフを繰り返すことにより、ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる。
そして特に、請求項1に記載の駆動回路では、充放電制御手段に、電流検出手段と、積分手段と充電スイッチ駆動手段とが設けられており、駆動指令が入力されると、充電スイッチ駆動手段が、予め設定された所定の周期で充電スイッチをオンし、電流検出手段が、充電スイッチのオン時に直流電源から直列回路に供給される充電電流を検出し、充電手段が、電流検出手段により検出される充電電流を積分し、その積分値が予め設定された目標値に到達する度に、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオフする。
ところで、ピエゾアクチュエータの充電エネルギーは、エネルギー保存の法則により直流電源から放出される放出エネルギーから充電経路での損失エネルギーを差し引いたものと等しくなる。そして、損失エネルギーはほぼ一定のため、その放出エネルギーは、直流電源の電圧と電流の積を時間積分したものに等しい。
ここで、直流電源の電圧はほぼ一定として考えられることから、直流電源からピエゾアクチュエータに流れる充電電流を時間積分した積分値は、充電エネルギーに比例することとなり、その積分値を求めれば、結果的に、単位時間当たりにピエゾアクチュエータに充電される充電エネルギーを導出することができる。
このため、請求項1に記載の駆動回路においては、電流検出手段により検出される充電電流の積分値が、目標値に到達したときに、充電スイッチをオフするように構成されているので、単に直流電源からピエゾアクチュエータに流れる充電電流の積分値を導出するだけで、充電スイッチのオン期間におけるピエゾアクチュエータの充電エネルギーを推定することができる。したがって、当該駆動回路の構成を簡素化することができる。
また、請求項1に記載のピエゾアクチュエータの駆動回路によれば、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオンする際の周期を固定しつつ、1回の充電スイッチのオン時におけるピエゾアクチュエータの充電量も固定することができるため、充電期間におけるピエゾアクチュエータの伸長率を所望の伸長率に設定することができる。
よって、温度変化等によりピエゾアクチュエータの静電容量が変化しても、ピエゾアクチュエータの伸長率が変化してしまうのを防止することができる。
また、例えば、ピエゾアクチュエータが所定量だけ伸長したところで燃料噴射が開始されるようなインジェクタの燃料噴射制御用に、本発明の駆動回路を適用することで、静電容量の変化によりインジェクタによる燃料噴射のタイミングがずれてしまう、といったことを防止することができる。
ところで、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオンする際の周期は、一定となるように設定されていても良いが、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオフする際の充電エネルギーの目標値が一定値の場合、充電期間において、充電スイッチがオフされてからフライホイール電流が放電経路に流れなくなるまでの時間は、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオンする回数が増加していくほど(即ち、ピエゾアクチュエータが充電されていくほど)短くなる。
このため、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオンする際の周期を、充電スイッチのオン時にフライホイール電流が流れることのない一定周期に設定した場合には、ピエゾアクチュエータの充電が進むにつれて、充電スイッチのオフ時にフライホイール電流が流れなくなってから充電スイッチがオンするまでの無駄な時間が増加してしまうので、ピエゾアクチュエータを効率よく速やかに伸長させることができない。
そこで、請求項1に記載の駆動回路は、請求項に記載のように、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオフする際の充電エネルギーの目標値は一定値であり、充電スイッチ駆動手段が充電スイッチをオンする際の周期は、充電制御手段による1回の充電期間の中で、充電スイッチが1回又は複数回オンする毎に短くなるように設定されているように構成されていると良い。
このようにすれば、ピエゾアクチュエータを効率よく速やかに伸長させることができる。
また、請求項1に記載の駆動回路は、請求項に記載のように、目標値は、ピエゾアクチュエータの伸長時の変化特性が、予め設定された変化特性となるように設定されているように構成されていても良い。
このようにすれば、ピエゾアクチュエータの伸長時の変化特性を変えることが可能となるため、当該駆動回路を、例えば、インジェクタの燃料噴射制御に用いられるピエゾアクチュエータを駆動させるための駆動回路として適用すれば、ピエゾアクチュエータの駆動が開始されてから実際に燃料噴射が開始されるまでの時間や噴射率を使用者の好みに合わせて設定することができる。
以下に、本発明が適用された実施形態のピエゾアクチュエータの駆動回路について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の駆動回路1の回路図である。
駆動回路1は、例えば車両の内燃機関において燃料を噴射するインジェクタに搭載されたピエゾアクチュエータPを充放電させて伸縮させることで、インジェクタに燃料噴射の開始/停止をさせるものであり、図1に示すように、ピエゾアクチュエータPに直列に接続されるインダクタL1と、バッテリ12からのバッテリ電圧を昇圧することにより電源電圧を生成する電源回路10と、インダクタL1とピエゾアクチュエータPとの直列回路20に対して、充電スイッチSW1を介して電源回路10から電源供給を行うための充電経路30と、直列回路20に対して並列に接続され、放電スイッチSW2を介してピエゾアクチュエータPに充電された電荷を放電させるための放電経路40と、充電時に電源回路10からピエゾアクチュエータPに供給される電流を検出するための電流検出用抵抗R1と、充電スイッチSW1及び放電スイッチSW2のオン/オフの制御を行うスイッチ制御回路50と、を備えている。
直列回路20は、インダクタL1の一端が、充電スイッチSW1を介して電源回路10の正極側に接続され、ピエゾアクチュエータPの一端が、電源回路10の負極側に接続されたグランドラインに接続されている。
充電スイッチSW1は、nチャネルMOSFETからなり、ソースがインダクタL1の一端に接続され、ドレインが電源回路10の正極側に接続され、ゲートがスイッチ制御回路50の出力端子(詳しくは、後述の充電スイッチドライバ回路100の出力端子)に接続されている。
また、充電スイッチSW1には、ピエゾアクチュエータPの放電時に、放電スイッチSW2がオフした際に電源回路10へ回生電流を流し込むためのダイオードD1が、並列に設けられている。
尚、本実施形態においては、充電スイッチSW1にMOSFETを使用することで、そのFETの寄生ダイオードを、ダイオードD1として利用するようにしている。
放電スイッチSW2は、nチャネルMOSFETからなり、ソースがグランドラインに接続され、ドレインが充電スイッチSW1とインダクタL1との接続点に接続され、ゲートがスイッチ制御回路50の出力端子に接続されている。
また、放電スイッチSW2には、ピエゾアクチュエータPの充電時に、充電スイッチSW1がオフした際にフライホイール電流を流すためのダイオードD2が、並列に設けられている。
尚、本実施形態においては、放電スイッチSW2にMOSFETを使用することで、そのFETの寄生ダイオードを、ダイオードD2として利用するようにしている。
電源回路10は、バッテリ12と、バッテリ12からのバッテリ電圧(例えば12V)を昇圧するための昇圧回路14とからなり、バッテリ12の負極側端子は、グランドラインに接続されている。
昇圧回路14は、一端がバッテリ12の正極側端子に接続された昇圧用インダクタL2と、アノードが昇圧用インダクタL2の他端に接続され、カソードが充電スイッチSW1のドレインに接続されたダイオードD3と、一端がダイオードD3と昇圧用インダクタL2との接続点に接続され、他端がグランドラインに接続された昇圧用スイッチSW3と、昇圧用スイッチSW3をオン/オフするための昇圧制御回路16と、一端がダイオードD3と充電スイッチSW1との接続点に接続され、他端が電流検出用抵抗R1を介してグランドラインに接続されたバッファコンデンサC1とを備えている。尚、ダイオードD3は、バッファコンデンサC1の放電を防止するためのものである。
昇圧制御回路16は、昇圧用スイッチSW3のオン/オフを繰り返し行うことで、ダイオードD3を介してバッファコンデンサC1に数十〜数百Vの電圧を充電させる。
バッファコンデンサC1は、充電スイッチSW1がオンされると、充電経路30に電流を流してピエゾアクチュエータPを充電する。
尚、以下の説明において、ピエゾアクチュエータPの充電時にバッファコンデンサC1から直列回路20に流れる電流を、バッファコンデンサ電流という。また、バッファコンデンサC1は、比較的静電容量の大きなもので構成され、ピエゾアクチュエータPへの電源供給時にも略一定の電圧値を保つようになっている。
スイッチ制御回路50には、電流検出用抵抗R1にて検出されるバッファコンデンサ電流に比例した電圧値を有する検出信号S1と、車両のエンジン制御を行うECU(図示せず)から出力される駆動信号Sdと、が入力される。
スイッチ制御回路50は、駆動信号Sdが入力されると、放電スイッチSW2をオフした状態で、充電スイッチSW1のオン/オフを所定時間繰り返す。このとき、スイッチ制御回路50は、周期的に充電スイッチSW1をオンすると共に、検出信号S1に基づき、バッファコンデンサ電流(詳しくは、検出信号S1の電圧値)を時間積分し、その積分値が所定の電圧値に到達したときに充電スイッチSW1をオフする。
また、スイッチ制御回路50は、駆動信号Sdが入力されなくなると、充電スイッチSW1をオフした状態で、放電スイッチSW2のオン/オフを所定時間繰り返す。
次に、スイッチ制御回路50の中で充電スイッチSW1を制御する回路の部分について、図2を用い詳しく説明する。尚、放電スイッチSW2を制御する回路の部分については、本発明とは直接関係ないため、詳細な説明は省略する。
スイッチ制御回路50は、検出信号S1に基づきバッファコンデンサ電流を時間積分する電流積分回路60と、電流積分回路60により導出される積分結果が所定の電圧値に到達したか否かを判定する判定回路70と、駆動信号Sdが入力されると、周期的に充電スイッチSW1をオンすると共に、判定回路70による判定結果に基づき充電スイッチSW1をオフする充電スイッチ駆動回路80と、を備えている。
まず電流積分回路60は、検出信号S1の極性を反転させる極性反転回路62と、検出信号(詳しくは、極性反転回路62にて極性が反転された検出信号)S1を時間積分する積分回路64と、積分回路64からの出力信号(積分結果)と極性反転回路62にて極性が反転された検出信号S1との差を所定の増幅率で増幅する差動増幅回路66と、積分回路64の積分結果をリセットするための積分リセットスイッチSW4と、積分リセットスイッチSW4を制御する積分リセットスイッチ制御回路68と、を備えている。
尚、極性反転回路62は、電流検出用抵抗R1にて検出される電圧が負電圧となるため、その電圧を正電圧に反転させるものである。
積分回路64は、抵抗R2,R3、コンデンサC2、オペアンプOP1からなり、極性反転回路62の出力端子が抵抗R2を介してオペアンプOP1の非反転入力端子(+)に接続され、オペアンプOP1の出力端子がコンデンサC2を介して反転入力端子(−)に接続された非反転型の積分回路である。
このため、オペアンプOP1の出力端子からは、極性反転回路62からの出力信号(即ち、極性が反転された検出信号S1)を時間積分したものに、極性反転回路62からの出力信号が加えられた信号が出力される。
また、積分リセットスイッチSW4は、コンデンサC2に対して並列に接続されており、オンすることで、コンデンサC2に蓄電された電荷を放電させる。
積分リセットスイッチ制御回路68には、判定回路70から出力される後述の判定信号Shが入力されており、積分リセットスイッチ制御回路68は、その判定信号Shがハイレベルからローレベルに切り替わったときに、所定時間の間だけ積分リセットスイッチをオンするように構成されている。
差動増幅回路66は、抵抗R4,R5,R6,R7とオペアンプOP2とからなり、オペアンプOP2の反転入力端子(−)には、極性反転回路62の出力端子が抵抗R4を介して接続され、オペアンプOP2の非反転入力端子(+)には、積分回路64のオペアンプOP1の出力端子が抵抗R5を介して接続されている。
このため、オペアンプOP2の出力端子からは、積分回路64の出力信号から、極性反転回路62の出力信号を差し引いたもの(即ち、極性反転回路62にて極性が反転された検出信号S1を時間積分した信号)が所定の増幅率にて増幅されて出力される。尚、以下の説明において、オペアンプOP2の出力端子から出力される信号を、積分信号Siという。
次に、判定回路70は、抵抗R8,R9,R10と、コンパレータCMPと、予め設定された基準電圧Vrefを発生する基準電圧発生回路72とからなり、コンパレータCMPの反転入力端子(−)には、オペアンプOP2の出力端子が抵抗R8を介して接続され、コンパレータCMPの非反転入力端子(+)には、基準電圧発生回路72の正極側端子が抵抗R9を介して接続されている。
また、判定回路70は、コンパレータCMPの出力信号に応じて、基準電圧発生回路72で生成された基準電圧Vrefを大小の2段階に切り替える、ヒステリシス付きのコンパレータCMP(所謂、シュミットトリガ)として構成されている。
つまり、コンパレータCMPは、出力端子と非反転入力端子(+)とに接続された抵抗R10によって、出力端子からの出力信号を基準電圧Vrefに加算し、非反転入力端子(+)に入力される基準電圧Vrefを、その基準電圧Vrefよりも大きい第1基準電圧Vref1と、基準電圧Vrefよりも小さい第2基準電圧Vref2との2段階に切り替えるのである。
そして、判定回路70は、コンパレータCMPの出力信号(以下、判定信号Shという)がハイレベルである場合に、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1を上回ると、判定信号Shの出力レベルがローレベルとなり、逆に、判定信号Shの出力レベルがローレベルである場合に、積分信号Siの電圧値が第2基準電圧Vref2を下回ると、判定信号Shの出力レベルがハイレベルとなるように構成されている。
次に、充電スイッチ駆動回路80は、駆動信号Sdの立ち上がりエッジに同期して所定のパルス幅(例えば150μs)の充電全期間信号Skを出力する充電全期間信号出力回路82と、駆動信号Sdの立ち上がりエッジに同期して所定のパルス幅(例えば、50μs)の充電第1期間信号Sk1を出力する充電第1期間信号出力回路84aと、駆動信号Sdの立ち上がりエッジに同期して所定の周波数(例えば、60kHzでオンデューティー80%)の充電第1周期信号Sc1を発生する充電第1周期信号出力回路86aと、充電第1周期信号出力回路86aからの信号Sc1の立ち上がりエッジに同期してその信号Sc1のパルス幅よりも長いパルス幅のパルス信号Sp1を出力すると共に、判定回路70からの判定信号Shの立ち下がりエッジに同期して(即ち、信号Shがハイレベルからローレベルに切り替わると)そのパルス信号Sp1をリセットする第1ワンショット回路88aと、を備える。
また、充電第1期間信号出力回路84aからの信号Sk1は、充電第2期間信号出力回路84b及び充電第2周期信号出力回路86bに入力される。
充電第2期間信号出力回路84bは、充電第1期間信号Sk1の立ち下がりエッジに同期して、所定のパルス幅の充電第2期間信号Sk2を出力するように構成され、充電第2周期信号出力回路86bは、信号Sk1の立ち下がりエッジに同期して、充電第1周期信号Sc1の周波数よりも高い周波数の充電第2周期信号Sc2を出力するように構成されている。
また、充電第2周期信号出力回路86bからの信号Sc2は、第2ワンショット回路88bに入力されており、第2ワンショット回路88bは、充電第2周期信号Sc2の立ち上がりエッジに同期してその信号Sc2のパルス幅よりも長いパルス幅のパルス信号Sp2を出力すると共に、判定回路70からの判定信号Shの立ち下がりエッジに同期してそのパルス信号をリセットする。
また、充電第2期間信号出力回路84bからの信号Sk2は、充電第3期間信号出力回路84c及び充電第3周期信号出力回路86cに入力される。
充電第3期間信号出力回路84cは、充電第2期間信号Sk2の立ち下がりエッジに同期して、所定のパルス幅の充電第3期間信号Sk3を出力するように構成され、充電第3周期信号出力回路86cは、信号Sk2の立ち下がりエッジに同期して、充電第2周期信号Sc2の周波数よりも高い周波数の充電第3周期信号Sc3を出力するように構成されている。
また、充電第3周期信号出力回路86cからの信号Sc3は、第3ワンショット回路88cに入力されており、第3ワンショット回路88cは、充電第3周期信号Sc3の立ち上がりエッジに同期してその信号Sc3のパルス幅よりも長いパルス幅のパルス信号Sp3を出力すると共に、判定回路70からの判定信号Shの立ち下がりエッジに同期してそのパルス信号をリセットする。
また、充電スイッチ駆動回路80には、充電第1期間信号Sk1及びパルス信号Sp1の論理積をとるアンド回路90と、充電第2期間信号号Sk2及びパルス信号Sp2の論理積をとるアンド回路92と、充電第3期間信号Sk3及びパルス信号Sp3の論理積をとるアンド回路94と、アンド回路90,92,94からの出力信号の論理和をとるオア回路96と、オア回路96からの出力信号および充電全期間信号Skの論理積をとるアンド回路98とが設けられており、アンド回路98からの出力信号は、充電スイッチドライバ回路100に入力されるようにされている。
充電スイッチドライバ回路100は、その出力端子が充電スイッチSW1のゲートに接続されており、アンド回路98からの出力信号の出力レベルがハイレベルのときに充電スイッチSW1をオンし、ローレベルのときにオフするように構成されている。尚、以下の説明において、充電スイッチドライバ回路100の出力端子から充電スイッチSW1のゲートに対して出力される信号を、充電スイッチング信号Ssという。
尚、本第1実施形態において、充電第1,第2,第3周期信号Sc1,Sc2,Sc3の各周期は、ピエゾアクチュエータPの静電容量が変化しても、各信号Sc1,Sc2,Sc3の出力レベルがローレベルからハイレベルに切り替わるときには既にフライホイール電流が放電経路40に流れていないように、予め実験等により測定された値に基づき設定されている。
次に、本第1実施形態の駆動回路1がピエゾアクチュエータPを充電する際の各部の動作について、図3を用い説明する。尚、図3は、駆動回路1において、充電時の各部の動作を説明するタイムチャートである。
図3に示すように、まず時刻t1にて、駆動信号Sdがスイッチ制御回路50に入力されると(詳しくは、駆動信号Sdの出力レベルがローレベルからハイレベルに切り替わると)、充電全期間信号Sk、充電第1期間信号Sk1、充電第1周期信号Sc1の出力レベルがハイレベルとなるので、アンド回路98の論理積信号の出力レベルもハイレベルとなり、充電スイッチドライバ回路100からハイレベルの充電スイッチング信号Ssが出力される。
すると、充電スイッチSW1がオンすることにより充電経路30が導通され、バッファコンデンサC1から充電経路30を介してピエゾアクチュエータPにバッファコンデンサ電流が流れる。
そして、このバッファコンデンサ電流は、インダクタLとピエゾアクチュエータPの容量によって決まる時定数で徐々に増加するため、積分信号Siの電圧値も増加していく。
そして、時刻t2にて、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1に達すると、判定信号Shの出力レベルがローレベルに切り替わる。
これにより、第1ワンショット回路88aのパルス信号Sp1がリセットされるので、充電スイッチドライバ回路100は、ローレベルの充電スイッチング信号Ssを出力する。
すると、充電スイッチSW1がオフすることにより充電経路30が遮断され、インダクタL1により蓄積されたエネルギーによって、寄生ダイオードD2を介してピエゾアクチュエータPの負極側から正極側にフライホイール電流が流れる。
そして、このフライホイール電流は、インダクタLに蓄積されたエネルギーが放出されることで、徐々に減少していく。
また、時刻t2では、積分リセットスイッチ制御回路68が所定時間の間積分リセット信号Srを出力するので、積分リセットスイッチSW4がオンしてコンデンサC2に蓄電された電荷が放電される(即ち、積分信号Siがリセットされる)。
そして、時刻t3にて、充電第1周期信号Sc1の出力レベルが再びハイレベルに切り替わると、時刻t1の動作と同様の動作が行われ、時刻t4にて、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1に達すると、時刻t2の動作と同様の動作が行われる。
そして、時刻t5にて、充電第1期間信号Sk1の出力レベルがローレベルに切り替わるまで、充電第1周期信号Sc1の周期で充電スイッチSW1がオンすると共に、積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1がオフする。
そして、時刻t5にて、充電第1期間信号Sk1の出力レベルがローレベルに切り替わると、充電第2期間信号Sk2及び充電第2周期信号Sc2の出力レベルがハイレベルとなり、充電スイッチドライバ回路100からハイレベルの充電スイッチング信号Ssが出力される。
すると、上述したように、充電スイッチSW1がオンして充電経路30が導通され、ピエゾアクチュエータPにバッファコンデンサ電流が流れる。
そして、時刻t6にて、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1に達すると、判定信号Shの出力レベルがローレベルに切り替わる。
すると、第2ワンショット回路88bのパルス信号Sp2がリセットされ、フライホイール電流がピエゾアクチュエータPに流れると共に、コンデンサC2に蓄電された電荷が放電される。
そして、時刻t7にて、充電第2周期信号Sc2の出力レベルが再びハイレベルに切り替わると、時刻t5の動作と同様の動作が行われ、時刻t8にて、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1に達すると、時刻t6の動作と同様の動作が行われる。
そして、時刻t9にて、充電第2期間信号Sk2の出力レベルがローレベルに切り替わるまで、充電第2周期信号Sc2の周期で充電スイッチSW1がオンすると共に、積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1がオフする。
そして、時刻t9にて、充電第2期間信号Sk2の出力レベルがローレベルに切り替わると、充電第3期間信号Sk3及び充電第3周期信号Sc3の出力レベルがハイレベルとなり、充電スイッチドライバ回路100からハイレベルの充電スイッチング信号Ssが出力される。
すると、上述したように、充電スイッチSW1がオンして充電経路30が導通され、ピエゾアクチュエータPにバッファコンデンサ電流が流れる。
そして、時刻t10にて、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1に達すると、判定信号Shの出力レベルがローレベルに切り替わる。
すると、第3ワンショット回路88cのパルス信号Sp3がリセットされ、フライホイール電流がピエゾアクチュエータPに流れると共に、コンデンサC2に蓄電された電荷が放電される。
そして、時刻t11にて、充電第3周期信号Sc3の出力レベルが再びハイレベルに切り替わると、時刻t9の動作と同様の動作が行われ、時刻t12にて、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1に達すると、時刻t10の動作と同様の動作が行われる。
そして、時刻t13にて、充電第3期間信号Sk3の出力レベルがローレベルに切り替わるまで、充電第3周期信号Sc3の周期で充電スイッチSW1がオンすると共に、積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1がオフする。
以上説明したように、本第1実施形態の駆動回路1では、駆動信号Sdが入力されてから入力されなくなるまでの充電期間において、駆動信号Sdが入力されると、予め設定された所定の周期で充電スイッチSW1をオンすると共に、電流積分回路60からの積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1をオフする。
具体的に説明すると、駆動回路1の充電期間において、時刻t1から時刻t5までの時間T1では、充電第1周期信号Sc1の周期で充電スイッチSW1をオンすると共に、電流積分回路60からの積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1をオフする。そして、時刻t5から時刻t9までの時間T2では、充電第2周期信号Sc2の周期で充電スイッチSW1をオンすると共に、電流積分回路60からの積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1をオフする。その後、時刻t9から時刻t13までの時間T3では、充電第3周期信号Sc3の周期で充電スイッチSW1をオンすると共に、電流積分回路60からの積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1をオフする。
ここで、静電容量が異なるピエゾアクチュエータPが従来の駆動回路によって充電されていく推移と、静電容量が異なるピエゾアクチュエータPが本第1実施形態の駆動回路1によって充電されていく推移との比較を、図4を用いて検討を行う。尚、図4は、従来の駆動回路及び第1実施形態の駆動回路1において、時間と充電エネルギーとの関係を表すグラフであり、図4(a)は、従来の駆動回路のグラフであり、図4(b)は、第1実施形態の駆動回路1のグラフである。
まず、図4(a)に示すように、従来の駆動回路では、充電スイッチSW1をオンする周期が静電容量の変化によって異なっているため、その充電スイッチSW1をオンするタイミングが、各静電容量毎に異なっている。
このため、単位時間当たりにピエゾアクチュエータPが伸長する伸長率も、各静電容量毎に変わっている。
これに対して、図4(b)に示すように、第1実施形態の駆動回路1では、充電スイッチSW1をオンする周期および1回の充電スイッチSW1のオン時における充電量が一定であるため、その充電スイッチSW1をオンするタイミングや、ピエゾアクチュエータPの伸長率が、各静電容量毎に異なることはない。
このため、第1実施形態の駆動回路1によれば、充電スイッチSW1をオンする際の周期を固定しつつ、1回の充電スイッチSW1のオン時におけるピエゾアクチュエータPの充電量も固定することができるため、充電期間におけるピエゾアクチュエータPの伸長率を所望の伸長率に設定することができる。
よって、温度変化等によりピエゾアクチュエータPの静電容量が変化しても、ピエゾアクチュエータPの伸長率が変化してしまうのを防止することができる。
また更に、駆動回路1によれば、静電容量の変化によりインジェクタの燃料噴射のタイミングがずれてしまうことを防止することができる。
また、「課題を解決するための手段」にて説明したように、バッファコンデンサC1からピエゾアクチュエータPに流れるバッファコンデンサ電流の積分値を求めれば、単位時間当たりにピエゾアクチュエータPに充電される充電エネルギーを導出することができることから、本第1実施形態の駆動回路1では、積分信号Siが第1基準電圧Vref1に到達したときに、充電スイッチSW1をオフするように構成されている。
このため、単にバッファコンデンサ電流の積分値を導出するだけで充電エネルギーを推定することができるので、当該駆動回路1の構成を簡素化することができる。
また、本第1実施形態の駆動回路1が充電スイッチSW1をオンする際の周期は、1回の充電期間の中で、充電スイッチSW1が複数回オンする毎に短くなるようにされているため、ピエゾアクチュエータPを効率よく速やかに伸長させることができる。
また、本実施形態の駆動回路1によれば、充電期間においては、フライホイール電流がピエゾアクチュエータPに流れなくなってから充電スイッチSW1をオンするように周期が設定されているため、充電スイッチSW1のオン時に放電スイッチSW2の寄生ダイオードD2に対して逆方向の電流(所謂、貫通電流)が流れてしまう、ということを防止することができる。よって、ノイズが発生してしまうことや損失がでてしまうことを抑制することができる。
尚、本実施形態では、電源回路10が直流電源に相当し、寄生ダイオードD1が第1ダイオードに相当し、寄生ダイオードD2が第2ダイオードに相当している。また、駆動信号Sdがローレベルからハイレベルに切り替わったときが駆動指令に相当し、駆動信号Sdがハイレベルからローレベルに切り替わったときが駆動停止指令に相当している。また、スイッチ制御回路50が、充放電制御手段に相当し、電流検出用抵抗R1が電流検出手段に相当し、電流積分回路60が積分手段に相当し、判定回路70及び充電スイッチ駆動回路80が充電スイッチ駆動手段に相当している。また、第1基準電圧Vref1が目標値に相当している。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の駆動回路2について、図5及び図6を用いて説明する。尚、図5は、第2実施形態の駆動回路2を表す回路図であり、図6は、第2実施形態の駆動回路2において、充電時の各部の動作を説明するタイムチャートである。また、図5において、第1実施形態の駆動回路1と同様の構成要素については、同じ符号を付しているため、詳細な説明は省略する。また、このことは、後述する図7についても同様である。
第2実施形態の駆動回路2は、第1実施形態の駆動回路1と比較すると、駆動回路2が充電スイッチSW1をオンする際の周期を、1回の充電期間の中で充電スイッチSW1が1回オンする毎に短くなるようにしたものであり、充電スイッチ駆動回路80に代えて、充電スイッチ駆動回路81を備えている。
充電スイッチ駆動回路81は、充電全期間信号出力回路82と、駆動信号Sdの立ち上がりエッジに同期して、1周期毎に周波数が高くなる充電第1周期信号Scを発生する充電周期信号出力回路86dと、充電周期信号出力回路86dからの信号Scの立ち上がりエッジに同期してその信号Scの最大パルス幅よりも長いパルス幅のパルス信号Spを出力すると共に、判定回路70からの判定信号Shの立ち下がりエッジに同期してそのパルス信号Spをリセットするワンショット回路88dと、ワンショット回路88dからのパルス信号Sp及び充電全期間信号Skの論理積をとるアンド回路99と、アンド回路99からの出力信号の出力レベルがハイレベルのときに充電スイッチSW1をオンし、ローレベルのときにオフする充電スイッチドライバ回路100とを備えている。
ここで、本第2実施形態における充電周期信号Scの周期も、第1実施形態と同様に、ピエゾアクチュエータPの静電容量が変化しても、信号Scの出力レベルがローレベルからハイレベルに切り替わるときには既にフライホイール電流が放電経路40に流れていないように、予め実験等により測定された値に基づき設定されている。
次に、第2実施形態の駆動回路2がピエゾアクチュエータPを充電する際の各部の動作について、図6を用い説明する。
図6に示すように、まず時刻taにて、駆動信号Sdがスイッチ制御回路50に入力されると、充電全期間信号Sk、充電周期信号Scの出力レベルがハイレベルとなるので、アンド回路112の論理積信号の出力レベルもハイレベルとなり、充電スイッチドライバ回路100からハイレベルの充電スイッチング信号Ssが出力される。
すると、第1実施形態の時刻t1と同様に、充電スイッチSW1がオンすることにより充電経路30が導通され、バッファコンデンサ電流がピエゾアクチュエータPに流れる。
そして、時刻tbにて、積分信号Siの電圧値が第1基準電圧Vref1に達すると、判定信号Shの出力レベルがローレベルに切り替わる。
これにより、ワンショット回路88dのパルス信号Spがリセットされるので、充電スイッチドライバ回路100は、ローレベルの充電スイッチング信号Ssを出力する。
すると、第1実施形態の時刻t2と同様に、充電スイッチSW1がオフすることにより充電経路30が遮断され、フライホイール電流がピエゾアクチュエータPに流れる。
また、時刻tbでも、第1実施形態の時刻t2と同様に、積分リセットスイッチ制御回路68が所定時間の間積分リセット信号Srを出力するので、積分リセットスイッチSW4がオンされてコンデンサC2に蓄電された電荷が放電される。
以降、時刻tcにて、充電全期間信号Skがローレベルに切り替わるまで、第1実施形態と同様に、充電周期信号Scの周期で充電スイッチSW1がオンすると共に、積分信号Siが第1基準電圧Vref1に達する度に充電スイッチSW1がオフする。
以上説明したような第2実施形態の駆動回路2によっても、温度変化等によりピエゾアクチュエータPの静電容量が変化しても、ピエゾアクチュエータPの伸長率が変化してしまうことはなく、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本第2実施形態の駆動回路2が充電スイッチSW1をオンする際の周期は、1回の充電期間の中で、充電スイッチSW1が1回オンする毎に短くなるようにされているため、充電期間において、充電スイッチSW1のオフ時に充電電流(換言すると、フライホイール電流)が流れなくなる時間を、第1実施形態の駆動回路1よりも減少することができ、ピエゾアクチュエータPを更に効率よく速やかに伸長させることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の駆動回路3について、図7及び図8を用いて説明する。尚、図7は、第3実施形態の駆動回路3を表す回路図であり、図8は、第3実施形態の駆動回路3において、充電時の各部の動作を説明するタイムチャートである。
第3実施形態の駆動回路3は、第1実施形態の駆動回路1と比較すると、基準電圧発生回路72の基準電圧Vrefが変更可能に構成され、基準電圧Vrefが変更される度に充電スイッチSW1をオンする際の周期が変更されるようにしたものであり、判定回路70に代えて判定回路71を備えている。
判定回路71は、抵抗R8,R9,R10と、コンパレータCMPと、予め設定された基準電圧VrefA,VrefB,VrefCを発生する基準電圧発生回路73とからなり、コンパレータCMPの反転入力端子(−)には、オペアンプOP2の出力端子が抵抗R8を介して接続され、コンパレータCMPの非反転入力端子(+)には、基準電圧発生回路73の正極側端子が抵抗R9を介して接続されている。
尚、判定回路71も、第1実施形態の判定回路70と同様に、ヒステリシス付きのコンパレータCMPである。
基準電圧発生回路73は、アナログスイッチSWa,SWb,SWcを備える。
アナログスイッチSWaは、充電第1期間信号Sk1が入力されるとオンして、基準電圧VrefAをコンパレータCMPの非反転入力端子(+)に印加するようにされている。
アナログスイッチSWbは、充電第2期間信号Sk2が入力されるとオンして、基準電圧VrefBをコンパレータCMPの非反転入力端子(+)に印加するようにされている。
アナログスイッチSWcは、充電第3期間信号Sk3が入力されるとオンして、基準電圧VrefCをコンパレータCMPの非反転入力端子(+)に印加するようにされている。
つまり、基準電圧発生回路73は、充電期間時に、充電第1〜第3期間信号Sk1〜Sk3の立ち上がりエッジに同期して、積分信号Siと比較するための基準電圧を、VrefA→VrefB→VrefCの順番に選択するようにされている。
尚、本第3実施形態の充電第1,第2,第3周期信号Sc1,Sc2,Sc3の各周期も、第1,第2実施形態と同様に、ピエゾアクチュエータPの静電容量が変化しても、各信号Sc1,Sc2,Sc3の出力レベルがローレベルからハイレベルに切り替わるときには既にフライホイール電流が放電経路40に流れていないように、予め実験等により測定された値に基づき設定されている。
次に、第3実施形態の駆動回路3がピエゾアクチュエータPを充電する際の各部の動作について、図8を用い説明する。
図8に示すように、まず時刻tAにて、駆動信号Sdがスイッチ制御回路50に入力されると、第1実施形態の時刻t1と同様に、充電スイッチSW1がオンすることにより充電経路30が導通され、バッファコンデンサ電流がピエゾアクチュエータPに流れる。
そして、このとき、アナログスイッチSWaがオンするため、コンパレータCMPの非反転入力端子(+)には、基準電圧VrefAが印加される。
そして、時刻tBにて、積分信号Siの電圧値が、基準電圧VrefAよりも大きい第1基準電圧VrefA1に達すると、判定信号Shの出力レベルがローレベルに切り替わる。
すると、第1実施形態の時刻t2と同様の動作が行われて、充電スイッチSW1がオフすることにより充電経路30が遮断され、フライホイール電流がピエゾアクチュエータPに流れると共に、コンデンサC2に蓄電された電荷が放電される。
そして、時刻tCにて、充電第1期間信号Sk1の出力レベルがローレベルに切り替わるまでは、第1実施形態の時刻t3と時刻t4の動作が繰り返し行われる。
そして、時刻tCにて、充電第1期間信号Sk1の出力レベルがローレベルに切り替わると、充電第2期間信号Sk2及び充電第2周期信号Sc2の出力レベルがハイレベルとなり、上述したように、充電スイッチSW1がオンして充電経路30が導通され、バッファコンデンサ電流がピエゾアクチュエータPに流れる。
また、このとき、アナログスイッチSWbがオンするため、コンパレータCMPの非反転入力端子(+)には、基準電圧VrefBが印加される。
そして、時刻tDにて、積分信号Siの電圧値が基準電圧VrefBよりも大きい第1基準電圧VrefB1に達すると、判定信号Shの出力レベルがローレベルに切り替わる。
すると、第2ワンショット回路88bのパルス信号Sp2がリセットされ、第1実施形態の時刻t6と同様の動作が行われる。
そして、時刻tEにて、充電第2期間信号Sk2の出力レベルがローレベルに切り替わるまでは、第1実施形態の時刻t7と時刻t8の動作が繰り返し行われる。
そして、時刻tEにて、充電第2期間信号Sk2の出力レベルがローレベルに切り替わると、充電第3期間信号Sk3及び充電第3周期信号Sc3の出力レベルがハイレベルとなり、上述したように、充電スイッチSW1がオンして充電経路30が導通され、バッファコンデンサ電流がピエゾアクチュエータPに流れる。
また、このとき、アナログスイッチSWcがオンするため、コンパレータCMPの非反転入力端子(+)には、基準電圧VrefCが印加される。
そして、時刻tFにて、積分信号Siの電圧値が基準電圧VrefCよりも大きい第1基準電圧VrefC1に達すると、判定信号Shの出力レベルがローレベルに切り替わる。
すると、第3ワンショット回路88cのパルス信号Sp3がリセットされ、第1実施形態の時刻t10と同様の動作が行われる。
そして、時刻tGにて、充電第3期間信号Sk3の出力レベルがローレベルに切り替わるまで、第1実施形態の時刻t11と時刻t12の動作が繰り返し行われる。
以上説明したような第3実施形態の駆動回路3によっても、温度変化等によりピエゾアクチュエータPの静電容量が変化しても、ピエゾアクチュエータPの伸長率が変化してしまうことはなく、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、駆動回路3では、ピエゾアクチュエータPの伸長時の変化特性を変えることが可能となるため、ピエゾアクチュエータPの駆動が開始されてから実際に燃料噴射が開始されるまでの時間や噴射率を使用者の好みに合わせて設定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
本実施形態では、駆動回路1〜3が充電スイッチSW1をオンする周期を変えるようにされていたが、これに限らず、その周期は一定であっても良い。
また、本実施形態では、電流検出用抵抗R1をバッファコンデンサC1とグランドラインとの間に設けていたが、これに限らず、電流検出用抵抗R1は、例えば、バッファコンデンサC1の一端と放電スイッチSW2のソースとの接続点に一端が接続され、ピエゾアクチュエータPの一端と放電スイッチSW2のソースとの接続点に他端が接続されていても良い。
この場合、極性反転回路62を設けなくても良く、部品点数を削減することができる。
また、例えば、充電スイッチ駆動回路80,81の代わりにマイコンを設けることで、その充電スイッチ駆動回路80,81による充電スイッチSW1の駆動制御を、マイコンに実行させるようにしても良い。
第1実施形態のピエゾアクチュエータの駆動回路を表す回路図である。 スイッチ制御回路の中で充電スイッチを制御する回路の部分を説明する説明図である。 第1実施形態の駆動回路において、充電時の各部の動作を説明するタイムチャートである。 従来の駆動回路と本発明の駆動回路において、時間と充電エネルギーとの関係を表すグラフである。 第2実施形態の駆動回路を表す回路図である。 第2実施形態の駆動回路において、充電時の各部の動作を説明するタイムチャートである。 第2実施形態の駆動回路を表す回路図である。 第3実施形態の駆動回路において、充電時の各部の動作を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1,2,3…駆動回路、10…電源回路、12…バッテリ、14…昇圧回路、16…昇圧制御回路、20…直列回路、30…充電経路、40…放電経路、50…スイッチ制御回路、60…電流積分回路、70,71…判定回路、72,73…基準電圧発生回路、80,81…充電スイッチ駆動回路、100…充電スイッチドライバ回路、C1…バッファコンデンサ、D1…寄生ダイオード、D2…寄生ダイオード、L1…インダクタ、P…ピエゾアクチュエータ、R1…電流検出用抵抗、SW1…充電スイッチ、SW2…放電スイッチ、Sd…駆動信号、Sh…判定信号、Si…積分信号、Vref,VrefA,VrefB,VrefC…基準電圧、Vref1,VrefA1,VrefB1,VrefC1…第1基準電圧、Vref2…第2基準電圧。

Claims (3)

  1. ピエゾアクチュエータに直列に接続されるインダクタと、
    該インダクタと前記ピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、充電スイッチを介して直流電源から電源供給を行うための充電経路と、
    前記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介して前記ピエゾアクチュエータに充電された電荷を放電させるための放電経路と、
    前記充電スイッチに対して、カソードが前記直流電源の正極側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、
    前記放電スイッチに対して、カソードが前記直流電源の正極側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、
    外部から駆動指令が入力されると、前記放電スイッチをオフした状態で前記充電スイッチのオン/オフを繰り返すことにより、前記ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、外部から駆動停止指令が入力されると、前記充電スイッチをオフした状態で前記放電スイッチのオン/オフを繰り返すことにより、前記ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる充放電制御手段と、
    を備えたピエゾアクチュエータの駆動回路であって、
    前記充放電制御手段は、
    前記充電スイッチのオン時に前記直流電源から前記直列回路に供給される充電電流を検出する電流検出手段と、
    該電流検出手段により検出される充電電流を積分する積分手段と、
    前記駆動指令が入力されると、予め設定された所定の周期で前記充電スイッチをオンすると共に、前記積分手段により積分された充電電流の積分値が、予め設定された目標値に到達する度に前記充電スイッチをオフする充電スイッチ駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするピエゾアクチュエータの駆動回路。
  2. 前記目標値は一定値であり、
    前記充電スイッチ駆動手段が前記充電スイッチをオンする際の周期は、前記充電駆動手段による1回の充電期間の中で、前記充電スイッチが1回又は複数回オンする毎に短くなるように設定されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のピエゾアクチュエータの駆動回路。
  3. 前記目標値は、前記ピエゾアクチュエータの伸長時の変化特性が、予め設定された変化特性となるように設定されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のピエゾアクチュエータの駆動回路。
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