JP2006149174A - チャージポンプ型昇圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力電圧が変動する場合においても出力電圧のリップルの増加を抑え、リップルの小さい安定した出力電圧を供給することができるチャージポンプ型昇圧回路を提供することを目的とする。
【解決手段】 基準電圧と出力電圧Voを比較して誤差を増幅する誤差増幅器55の出力信号を帰還信号56(帰還電圧Vf)とする帰還回路50と、帰還回路50の帰還電圧Vfを電圧源とするレベルシフタ421と、レベルシフタ421の出力信号をゲート電圧として入力電圧Vinを制御する昇圧用N型トランジスタ422を備え、充電コンデンサ4の負側に重畳される電圧を帰還信号56により制御される構成とする。この構成により、昇圧用N型トランジスタ422のゲート電圧のHレベル(ハイレベル)は帰還信号Vfと同じになり、出力電圧Voは帰還信号56によって目的の基準電圧に制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力電圧から昇圧した出力電圧を得るチャージポンプ型昇圧回路、特に出力電圧の変動を抑える回路に関するものである。
従来のチャージポンプ型昇圧回路の一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されている従来のチャージポンプ型昇圧回路の回路構成図を図5に示す。
図5において、チャージポンプ回路1は、入力電圧Vinを充電用コンデンサ4(充電容量Cf)に充電し、充電した電荷を出力用コンデンサ5(出力容量Co)へ汲み上げることで、昇圧した出力電圧Voを得るものであり、この出力電圧Voを出力電圧検出回路2で測定し、出力電圧Voが目標値以上となった場合に、発振出力回路3から出力される発振信号を停止してチャージポンプ回路1の動作を停止させ、その後、出力電圧Voが低下し、再び目標値未満となった場合、発振出力回路3から発振信号を出力し、チャージポンプ回路1を再び動作させるように構成されている。このようなチャージポンプ回路1の動作と停止の繰り返しにより、出力電圧Voは任意の目標電圧付近に出力される。
従来のチャージポンプ型昇圧回路のチャージポンプ回路1、出力電圧検出回路2および発振出力回路3の回路例を図6に示す。
図6に示すように、発振出力回路3は、所定周波数で所定の高/低レベルの矩形パルスの発振信号を出力する発振回路301と、後述する出力電圧検出回路2の出力信号22がオン(Hレベル)のときに発振回路301の発振信号を発振信号31として出力する論理積回路(AND回路)302から構成されている。
またチャージポンプ回路1は、図6に示すように、入力電圧Vinが印加される入力端子INにソースが接続された充電用P型トランジスタ(MOSFET)101と、入力端子INにドレインが接続された昇圧用N型トランジスタ(MOSFET)104と、出力電圧Voが出力される出力端OUTにソースが接続された昇圧用P型トランジスタ(MOSFET)103と、前記昇圧用N型トランジスタ(MOSFET)104のソースにドレインが接続された充電用トランジスタ(MOSFET)102と、発振出力回路3から発振信号31が供給される、直列接続された反転バッファ回路105,106と、出力端OUTに接続され、出力電圧Voを電圧源とするレベルシフタ107〜110を備え、充電用N型トランジスタ102のゲートには、発振出力回路3の発振信号31がHレベルのとき、出力電圧Voに相当するシフトレジスタ107の出力電圧が印加され、昇圧用N型トランジスタ104と充電用P型トランジスタ101のゲートにはそれぞれ、反転バッファ回路105を介して発振出力回路3の発振信号31がLレベルのとき、出力電圧Voに相当するシフトレジスタ108,109の出力電圧が印加され、昇圧型P型トランジスタ103のゲートには、反転バッファ回路105および106を介して発振出力回路3の発振信号31がHレベルのとき、出力電圧Voに相当するシフトレジスタ110の出力電圧が印加されるよう構成されている。そして、昇圧型P型トランジスタ103の出力側(出力端子OUT)に出力用コンデンサ5の一端が接続され、充電用P型トランジスタ101のドレインと昇圧型P型トランジスタ103のドレインとの接続点と充電用N型トランジスタ102のドレインと昇圧用N型トランジスタ104のソースとの接続点との間に充電用コンデンサ4が接続されている。
この構成により、発振出力回路3の出力信号31がH(ハイ)レベルのとき、充電用N型トランジスタ102はオンし、このとき反転バッファ回路105の出力はL(ロー)レベルであり充電用P型トランジスタ101はオンし、昇圧用N型トランジスタ104はオフし、さらに反転バッファ回路106の出力はHレベルであり昇圧用P型トランジスタ103はオフする。よって、充電用コンデンサ4は入力電圧Vinに向かって充電される。
次に、発振出力回路3の出力信号31がLレベルのとき、充電用N型トランジスタ102はオフし、このとき反転バッファ回路105の出力はHレベルであり充電用P型トランジスタ101はオフし、昇圧用N型トランジスタ104はオンし、さらに反転バッファ回路106の出力はLレベルであり昇圧用P型トランジスタ103はオンする。このため、充電用コンデンサ4に蓄積されている電圧に、昇圧用N型トランジスタ104の出力のHレベル(入力電圧Vinとしている)が重畳され、出力用コンデンサ5は入力電圧Vinの2倍の電圧に向かって充電される。
このような充電動作が、発振出力回路3の出力信号31がH/Lレベルに反転するごとに繰り返され、出力用コンデンサ5の電圧は入力電圧Vinの2倍になる。
また出力電圧検出回路2は、出力電圧Voを所定電圧に分圧する抵抗201,202と、この分圧電圧Vdと基準電源203の基準電圧Vbgとが入力され、分圧電圧Vdが基準電圧Vbgより低いときにHレベル、高いときに発振出力回路3の発振を停止させるLレベルの出力信号22をAND回路302へ出力する比較器204とから構成される。
チャージポンプ回路1にこれら出力電圧検出回路2と発振出力回路3を加えた従来のチャージポンプ型昇圧回路の波形図を図7に示す。出力電圧Voが目標電圧(基準電圧Vbg)を超えるまでは、出力電圧検出回路2の出力信号22はHレベルとなり、発振出力回路3は矩形パルスである発振信号の出力信号31をチャージポンプ回路1へ供給している。出力電圧Voが目標電圧を超えると、出力電圧検出回路2の出力信号22はLレベルとなり、発振出力回路3の出力信号31はLレベル固定となり、チャージポンプ回路1は動作しない。出力電圧検出回路2の出力信号22がLレベルの期間は出力電圧Voは負荷電流によって除々に下がる。出力電圧Voが目標電圧を下回るとチャージポンプ回路1が再び動作を開始し、目標電圧を超えるまで動作を続ける。このように動作・停止を繰り返す間欠動作を行うことで、出力電圧Voはのこぎり状の波形となる。図7に出力電圧Voと目標電圧の関係を示す。のこぎり波の電圧波形の最小値から最大値までの電圧差をリップルと呼ぶ。
特開2001−326567号公報
しかしながら、従来のチャージポンプ型昇圧回路では、動作が間欠動作であるため、出力電圧Voのリップルが大きくなるという問題があった。特に入力電圧Vinが大きい場合に、前記出力電圧Voのリップルが大きくなるという問題が顕著であった。リップルの値ΔVは、
ΔV= Vin・Cf/(Cf+Co)
と表される。この式からも、入力電圧Vinが変動する場合、入力電圧Vinに比例してリップルが大きくなることがわかる。
そこで、本発明は、入力電圧が変動する場合においても出力電圧のリップルの増加を抑え、リップルの小さい安定した出力電圧を供給することができるチャージポンプ型昇圧回路を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、入力電圧から昇圧した出力電圧を得るチャージポンプ型昇圧回路であって、前記出力電圧と予め設定された昇圧の基準電圧との誤差電圧を帰還信号として出力する帰還回路と、所定周波数のパルス状の発振信号を出力する発振回路と、前記発振回路の発振信号により制御されて、前記入力電圧から昇圧した出力電圧を形成するチャージポンプ回路を備え、前記チャージポンプ回路に、前記帰還信号に基づいて前記入力電圧に重畳される電圧を制御する制御手段を設けることを特徴とするものである。
上記構成によれば、出力電圧と基準電圧との誤差電圧を帰還信号として入力電圧に重畳される電圧が制御されることにより、入力電圧より昇圧される出力電圧が基準電圧に制御される。このとき、間欠動作ではなく連続動作での制御となるため、出力電圧のリップルが小さく抑えられる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記チャージポンプ回路を、充電用コンデンサと、出力用コンデンサと、前記発振回路の発振信号により制御されて、前記充電用コンデンサを、前記入力電圧に向かって充電する充電手段と、前記発振回路の発振信号により制御されて、前記出力用コンデンサを、前記充電用コンデンサの入力電圧より前記制御手段により制御される前記重畳される電圧に向かって充電する昇圧手段から構成することを特徴とするものである。
上記構成によれば、充電用コンデンサが充電手段により入力電圧に向かって充電され、続いて出力用コンデンサが昇圧手段により入力電圧より制御手段により重畳される電圧に向かって充電される。
また請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、前記制御手段は、前記帰還回路の帰還信号を電圧源とするレベルシフタと、このレベルシフタの出力電圧をゲート電圧として前記重畳される電圧を前記充電用コンデンサへ印加するトランジスタを備えることを特徴とするものである。
上記構成によれば、レベルシフタの出力電圧が帰還回路の帰還信号により制御され、この出力電圧によりトランジスタのゲート電圧が制御され、よって重畳される電圧が帰還信号により制御される。
本発明のチャージポンプ型昇圧回路は、上記構成を有し、間欠動作でなく連続動作によって出力電圧を制御することができるためリップルを小さく抑え安定した出力電圧を得ることができる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるチャージポンプ型昇圧回路の回路図である。
チャージポンプ型昇圧回路は、図1に示すように、入力電圧Vinを充電用コンデンサ4(充電容量Cf)に充電し、充電した電荷を出力用コンデンサ5(出力容量Co)へ汲み上げることで、昇圧した出力電圧Voを得るものであり、これら充電用コンデンサ4と出力用コンデンサ5に加えて、発振回路301と帰還回路50とチャージポンプ回路40から構成されている。チャージポンプ回路40は発振回路301の発振信号32と帰還回路50の帰還信号56(帰還電圧Vf)で制御されている。
チャージポンプ回路40は、図1に示すように、入力電圧Vinが印加される入力端子INにソースが接続された充電用P型(一極性)トランジスタ(MOSFET)412と、入力端子INにドレインが接続された昇圧用N型(逆極性)トランジスタ(MOSFET)422と、出力電圧Voが出力される出力端OUTにソースが接続された昇圧用P型(一極性)トランジスタ(MOSFET)432と、前記昇圧用N型トランジスタ422のソースにドレインが接続された充電用N型(逆極性)トランジスタ(MOSFET)402と、発振回路301から発振信号32が供給される、直列接続された反転バッファ回路441,442と、出力端OUTに接続され、出力電圧Voを電圧源とするレベルシフタ401,411,431と、帰還回路50の出力である帰還信号56(帰還電圧Vf)を電圧源とするレベルシフタ421を備え、充電用N型トランジスタ402のゲートには、発振回路301の発振信号32がHレベルのとき、出力電圧Voに相当するシフトレジスタ401の出力電圧が印加され、充電用P型トランジスタ412のゲートには、反転バッファ回路441を介して発振回路301の発振信号31がLレベルのとき、出力電圧Voに相当するシフトレジスタ411の出力電圧が印加され、昇圧型P型トランジスタ432のゲートには、反転バッファ回路441および442を介して発振回路301の発振信号32がHレベルのとき、出力電圧Voに相当するシフトレジスタ431の出力電圧が印加されるよう構成され、さらに昇圧用N型トランジスタ422のゲートには、反転バッファ回路441を介して発振信号32がHレベルのとき、帰還信号56(帰還電圧Vf)を電圧源とするレベルシフタ421の出力電圧が印加されるように構成されている。
そして、昇圧型P型トランジスタ432の出力側(出力端子OUT)に出力用コンデンサ5の一端が接続され、昇圧型P型トランジスタ432のドレインと充電用P型トランジスタ412のドレインとの接続点と昇圧用N型トランジスタ422のソースと充電用N型トランジスタ402のドレインとの接続点との間に充電用コンデンサ4が接続されている。
上記充電用N型トランジスタ402、充電用P型トランジスタ412、昇圧用N型トランジスタ422、昇圧用P型トランジスタ432により4つのスイッチ用トランジスタが構成されている。これらトランジスタ402,412,422,432のゲート電圧がレベルシフタ401,411,421,431の出力電圧により決定される。
帰還回路50は、出力電圧Voを所定電圧に分圧する第1帰還抵抗51、第2帰還抵抗52と、この分圧電圧Vdと基準電源53の基準電圧Vbgとが入力され、その誤差電圧を増幅して帰還信号56(帰還電圧Vf)として出力する誤差増幅器55と、位相補償回路54から構成される。レベルシフタ421は帰還信号56を電圧源とするので、昇圧用N型トランジスタ422のゲート電圧(駆動信号)のHレベルは帰還信号56と同じになる。
上記充電用N型トランジスタ402と充電用P型トランジスタ412とにより充電手段の一例が構成され、昇圧用N型トランジスタ422と昇圧用P型トランジスタ432とにより昇圧手段の一例が構成され、レベルシフタ421と昇圧用N型トランジスタ422により制御手段の一例が構成されている。
図2にチャージポンプ回路40の動作開始直後の各信号の波形図を示す。図中の期間T1は、発振回路301の発振信号32がHレベルの期間で、充電用コンデンサ4を入力電圧Vinまで充電する充電期間である。この充電期間T1では充電用N型トランジスタ402のゲート電圧(駆動信号)がHレベル、充電用P型トランジスタ412のゲート電圧(駆動信号)がLレベルとなり、充電用N型トランジスタ402と充電用P型トランジスタ412はスイッチオンの導通状態となっている。一方この期間T1において、昇圧用N型トランジスタ422と昇圧用P型トランジスタ432はスイッチオフの遮断状態になっている。この期間T1において、充電用コンデンサ4の負側電圧はGND接続されて0Vとなり、充電用コンデンサ4の正側電圧451は入力電圧Vinとなる。
次に図2中の期間T2は、発振回路301の発振信号32がLレベルの期間で、期間T1に充電用コンデンサ4に充電された電荷を出力用コンデンサ5へと供給し昇圧電圧を形成する昇圧期間である。この昇圧期間T2では充電用N型トランジスタ402のゲート電圧(駆動信号)がLレベル、充電用P型トランジスタ412のゲート電圧(駆動信号)がHレベルとなり、充電用N型トランジスタ402と充電用P型トランジスタ412はスイッチオフの遮断状態となっている。また期間T2において、昇圧用N型トランジスタ422のゲート電圧(駆動信号)がHレベル、昇圧用P型トランジスタ432のゲート電圧(駆動信号)がLレベルとなり、昇圧用N型トランジスタ422と昇圧用P型トランジスタ432はスイッチオンの導通状態になっている。このとき、昇圧用N型トランジスタ422のレベルシフタ421のHレベル電圧は帰還電圧Vf(帰還信号56)となるため、充電用コンデンサ4の負側電圧は帰還電圧Vfの電圧値から昇圧用N型トランジスタ422の閾値電圧を引いた電圧値となる。充電用コンデンサ4の負側電圧をVcm、昇圧用N型トランジスタ422の閾値電圧をVtとすると、
Vcm=Vf−Vt (Vtは通常0.7〜0.8V程度の定数)
となる。
充電用コンデンサ4の正側電圧は、期間T1で入力電圧Vinに充電されており、充電用コンデンサの負側電圧が前述のように電圧増加するため、Vinと負側電圧の増加分の和になる。充電用コンデンサ4の正側電圧をVcpとすると
Vcp=Vi+Vcm=Vi+Vf−Vt
となる。
上記式から、充電用コンデンサ4の正側電圧Vcpは帰還信号56の帰還電圧Vfで制御された昇圧出力となる。
図3に、出力電圧Voと帰還電圧Vf(帰還信号56)と充電用コンデンサの負側電圧Vcmの関係を示す。
チャージポンプ回路40の出力電圧Voは帰還回路50に入力され、帰還抵抗51,52で分圧される。帰還抵抗51,52の分圧電圧Vdが基準電源53の基準電圧Vbgで設定される目標電圧に比べて高い場合に帰還電圧Vf(帰還信号56)は低くなり、目標電圧に比べて低い場合に帰還電圧Vf(帰還信号56)は高くなる。
帰還信号56の帰還電圧Vfから昇圧用N型トランジスタ422の閾値電圧Vtを引いた値が充電用コンデンサ4の負側電圧のHレベルの電圧となるため、チャージポンプ回路40の出力電圧Voは基準電圧Vbgで設定される目標電圧に制御され安定する。
図4(a),(b)に計算機シミュレーションを用いて求めたチャージポンプ型昇圧回路の出力電圧Voのリップルを示す。図4(a)は従来のチャージポンプ型昇圧回路でのシミュレーション結果を示しており、図4(b)は本発明の実施の形態におけるチャージポンプ型昇圧回路でのシミュレーション結果である。シミュレーション条件は同じであり、入力電圧Vinは3V、出力電圧Voの設定は5V、発振回路301の周波数は250kHz、出力用コンデンサ5の容量10μF、充電用コンデンサ4の容量3.3μFでシミュレーションを行った。
図4(a)の従来のチャージポンプ型昇圧回路の出力電圧波形では間欠動作となっているためリップルが大きく、図4(b)の本発明の実施の形態におけるチャージポンプ型昇圧回路の出力電圧波形ではリップルが小さくなっている。従来回路でのリップルは125mV,本発明の回路でのリップルは9.4mVであり、本発明の回路を用いるとリップルを1/10以下に改善することが示された。
以上のように本実施の形態によれば、充電用コンデンサ4が充電手段(充電用N型トランジスタ402と充電用P型トランジスタ412)により入力電圧Vinに向かって充電され、続いて出力用コンデンサ5が昇圧手段(昇圧用N型トランジスタ422と昇圧用P型トランジスタ432)により入力電圧Vinより電圧Vcp(=Vi+Vcm=Vi+Vf−Vt)に向かって充電される。このとき、出力電圧Voと基準電圧Vbgで設定される目標電圧との誤差電圧を帰還信号56として、レベルシフタ421の出力電圧が制御され、レベルシフタ421の出力電圧により昇圧用N型トランジスタ422のゲート電圧が制御されることにより、重畳される電圧が帰還信号56により制御され、結果として、入力電圧Vinより昇圧される出力電圧Voが基準電圧Vbgに制御される。この制御は、間欠動作ではなく連続動作での制御となるため、出力電圧Voのリップルを小さく抑えることができ、入力電圧Vinが変動する場合においても出力電圧Voのリップルの増加を抑え、リップルの小さい安定した出力電圧を供給することができる。
なお、本実施の形態では、充電手段と昇圧手段として使用しているトランジスタ(トランジスタ402,412,422,432)の極性をそれぞれ、P型(一極性)とN型(逆極性)に特定しているが、これらトランジスタの極性を逆{N型(一極性)とP型(逆極性)}にすることも可能である。
本発明にかかるチャージポンプ昇圧回路は、低リップルの安定した出力電圧を提供する電源として有用である。
本発明の実施の形態におけるチャージポンプ型昇圧回路の回路図である。 同チャージポンプ型昇圧回路のスイッチ駆動信号の波形図である。 同チャージポンプ型昇圧回路の帰還信号、出力電圧、充電コンデンサ負側電圧の波形図である。 従来のチャージポンプ型昇圧回路の出力電圧と本発明のチャージポンプ型昇圧回路の出力電圧のシミュレーション結果を示す図である。 従来のチャージポンプ型昇圧回路のブロック図である。 従来のチャージポンプ型昇圧回路の回路図である。 従来のチャージポンプ型昇圧回路の動作波形図である。
符号の説明
Vin 入力電圧
Vo 出力電圧
Vf 帰還電圧
4 充電用コンデンサ
5 出力用コンデンサ
40 チャージポンプ回路
50 帰還回路
51,52 帰還抵抗
53 基準電源
55 誤差増幅器
301 発振回路
401,411,421,431 レベルシフタ
402 充電用N型トランジスタ
412 充電用P型トランジスタ
422 昇圧用N型トランジスタ
432 昇圧用P型トランジスタ
441,442 反転バッファ回路

Claims (3)

  1. 入力電圧から昇圧した出力電圧を得るチャージポンプ型昇圧回路であって、
    前記出力電圧と予め設定された昇圧の基準電圧との誤差電圧を帰還信号として出力する帰還回路と、
    所定周波数のパルス状の発振信号を出力する発振回路と、
    前記発振回路の発振信号により制御されて、前記入力電圧から昇圧した出力電圧を形成するチャージポンプ回路
    を備え、
    前記チャージポンプ回路に、前記帰還信号に基づいて前記入力電圧に重畳される電圧を制御する制御手段を設けること
    を特徴とするチャージポンプ型昇圧回路。
  2. 前記チャージポンプ回路を、充電用コンデンサと、出力用コンデンサと、前記発振回路の発振信号により制御されて、前記充電用コンデンサを、前記入力電圧に向かって充電する充電手段と、前記発振回路の発振信号により制御されて、前記出力用コンデンサを、前記充電用コンデンサの入力電圧より前記制御手段により制御される前記重畳される電圧に向かって充電する昇圧手段から構成すること
    を特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ型昇圧回路。
  3. 前記制御手段は、前記帰還回路の帰還信号を電圧源とするレベルシフタと、このレベルシフタの出力電圧をゲート電圧として前記重畳される電圧を前記充電用コンデンサへ印加するトランジスタを備えること
    を特徴とする請求項2に記載のチャージポンプ型昇圧回路。
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