JP7310386B2 - 容量性負荷制御装置 - Google Patents

容量性負荷制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7310386B2
JP7310386B2 JP2019128737A JP2019128737A JP7310386B2 JP 7310386 B2 JP7310386 B2 JP 7310386B2 JP 2019128737 A JP2019128737 A JP 2019128737A JP 2019128737 A JP2019128737 A JP 2019128737A JP 7310386 B2 JP7310386 B2 JP 7310386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
voltage
node
capacitive load
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019128737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021014796A (ja
Inventor
拓未 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2019128737A priority Critical patent/JP7310386B2/ja
Publication of JP2021014796A publication Critical patent/JP2021014796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7310386B2 publication Critical patent/JP7310386B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

この明細書における開示は、容量性負荷制御装置に関する。
特許文献1には、内燃機関にピエゾインジェクタを用いて燃料を噴射制御するための駆動装置が開示されている。この駆動装置は、ピエゾインジェクタの容量性負荷を駆動するため、容量性負荷に流れる電流を制御する充電スイッチを電源供給ノード側に備える。また、容量性負荷に蓄積された電荷の放電を制御する放電スイッチを、充電スイッチと直列となるようにグランドノード側に備える。特許文献1では、制御回路が、充電スイッチをオンすることでピエゾインジェクタの容量性負荷に電荷を充電してピエゾインジェクタを開弁する。また、放電スイッチをオンすることで容量性負荷から電荷を放電してピエゾインジェクタを閉弁する。
特開2002-199748号公報
特許文献1の駆動装置では、放電スイッチがオフ状態で充電スイッチをオンして容量性負荷の充電を開始すると、放電スイッチのソースドレイン電圧が急峻に立ち上がる。この時、放電スイッチの寄生容量CgdとCgsに電流が流れ、放電用スイッチのゲート電圧が上昇する。この放電スイッチのゲート電圧の上昇分が放電スイッチのスレッショルドよりも大きい場合、放電スイッチが自動でオンとなるセルフターンオン現象が発生する。このセルフターンオン現象が発生すると、充電スイッチと放電スイッチが共にオン状態となり、電源供給ノードからグランドノードへ貫通電流が流れる。貫通電流が流れると駆動装置に高電流が通電され、駆動装置に過大な負担がかかり、駆動装置の不具合の原因となる。
本開示の目的は、容量性負荷制御装置を充電スイッチ及び放電スイッチを用いて制御するとき、セルフターンオンの発生による貫通電流が流れるのを防止できるようにした容量性負荷制御装置を提供することにある。
本開示の一態様による容量性負荷制御装置は、高電位ノード(N1)と低電位ノード(N4)との間に接続され、オンされると高電位ノードから電圧を容量性負荷(P1)に印加することで電荷を充電する充電スイッチ(SW1)と、高電位ノードと低電位ノード(N4)との間で充電スイッチと直列に接続され、オンされると容量性負荷に蓄積された電荷の放電を制御する放電スイッチ(SW2)と、充電スイッチ及び放電スイッチと直列に接続され、アノードが充電スイッチと接続され、カソードが放電スイッチと接続されたダイオード(D1)と、高電位ノードと一端が接続され、ダイオードのカソードと放電スイッチとが接続された第1ノード(N3)と他端が接続され、充電スイッチ及びダイオードと並列に接続された抵抗(R1)とを備え
第1ノードの電圧が所定の電圧以上になったときに、充電スイッチをオンするタイミング調整部(21)を備える構成とする。
これによれば、放電スイッチにおけるセルフターンオン現象の発生を防ぐことができる。そのため、貫通電流の発生による装置の不具合発生が防止できる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
図1は、第1実施形態に係る容量性負荷制御装置の概略構成例を示す回路図である。 図2は、容量性負荷制御装置1の動作例を示すタイミングチャートである。 図3は、セルフターンオン発生の一例を示すタイミングチャートである。 図4は、第2実施形態に係る容量性負荷制御装置の概略構成例を示す回路図である。 図5は、第3実施形態に係る容量性負荷制御装置3の概略構成例を示す回路図である。 図6は、第3実施形態に係る容量性負荷制御装置3の動作例を示すタイミングチャートである。 図7は、第4実施形態に係る容量性負荷制御装置4の概略構成例を示す回路図である。 図8は、第4実施形態に係る容量性負荷制御装置4の動作例を示すタイミングチャートである。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
(第1実施形態)
図1に示す容量性負荷制御装置1は、燃料噴射弁2と接続されている。燃料噴射弁2は、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関に設置されている。本実施形態の燃料噴射弁2は、例えば、ピエゾ素子P1を有するピエゾインジェクタである。ピエゾ素子P1は、容量性負荷に相当する。ピエゾ素子P1は、電荷の充放電により、ピエゾ素子の特性である逆圧電効果によって伸縮する。ピエゾ素子P1の伸縮動作により、燃料噴射弁2の噴孔が開閉される。
容量性負荷制御装置1は、上述のように、ピエゾ素子P1の充放電を行うことによって、燃料噴射弁2を駆動する。そのための構成として、容量性負荷制御装置1は、駆動制御部12、昇圧回路13、スイッチSW1、SW2、ダイオードD1、D3、インダクタL3、及び抵抗R1を備える。スイッチSW1、SW2は、nチャネル型の電界効果トランジスタである。なお、スイッチSW1は充電スイッチに相当し、スイッチSW2は放電スイッチに相当する。
昇圧回路13は、バッテリ等の電源電圧VBの電圧を昇圧することにより、燃料噴射弁2のピエゾ素子P1に供給される高電圧を生成する。昇圧回路13は、インダクタL1、スイッチSW3、抵抗R2,ダイオードD2、及び充電コンデンサC1を備える。電源電圧VBとグランドとの間に、インダクタL1、スイッチSW3のドレインソース間及び抵抗R2を直列接続する。また、インダクタL1とスイッチSW3のドレインとソースとの間に順方向のダイオードD2及び充電コンデンサC1を接続させる。
駆動制御部12は、スイッチSW3のオン及びオフの切り替えを繰り返し行うことで、充電コンデンサC1を充電する。具体的には、スイッチSW3がオンになると、インダクタL1、スイッチSW3及び抵抗R2の経路に電流が流れる。その後、スイッチSW3がオフになると、インダクタL1に逆起電力が生じ、これによって充電コンデンサC1が充電される。そして、駆動制御部12は、インダクタL1に十分なエネルギーが蓄積されたタイミングで、スイッチSW3をオンにする。これにより、充電コンデンサC1が充電される。スイッチSW3のスイッチングが適宜実施されることにより、充電コンデンサC1の電圧は、所定の昇圧電圧Vboostに維持されノードN1に供給される。
スイッチSW1は、ドレインにノードN1が接続され、ソースにノードN2が接続される。スイッチSW2は、ドレインにノードN3が接続され、ソースにノードN4が接続される。なお、ノードN1は高電位ノードに相当し、ノードN4は低電位ノードに相当する。また、ノードN2は第2ノードに相当し、ノードN3は第1ノードに相当する。ノードN4は、例えばグランドに接続される。ダイオードD1は、アノードがノードN2と接続され、カソードがノードN3と接続される。従って、スイッチSW1のドレインソース間、ダイオードD1のカソードアノード間及びスイッチSW2のドレインソース間が、ノードN1、N4間で直列接続される。抵抗R1は、ノードN1とノードN3との間でスイッチSW1及びダイオードD1と並列に接続される。
容量性負荷制御装置1は、ノードN2からインダクタL3を経由してピエゾ素子P1と接続される。駆動制御部12がスイッチSW1を制御することで、ピエゾ素子P1に電荷が充電される。具体的には、スイッチSW1の制御により、ノードN1に供給される昇圧電圧Vboostがピエゾ素子P1に供給される。また、駆動制御部12がスイッチSW2を制御することで、ピエゾ素子P1の電荷が放電される。
インダクタL3は、ノードN2とピエゾ素子P1との間に設けられる。インダクタL3は、ピエゾ素子P1の充電が行われる期間に、ピエゾ素子P1に流入する電流を制御する。このインダクタL3の機能により、スイッチSW1のオンオフ制御が行われても、急峻に変化した電流のピエゾ素子P1への流入が防止される。
ダイオードD3は、アノードがノードN4と接続され、カソードがノードN2と接続され、ピエゾ素子P1と並列に設けられる。ダイオードD3により、スイッチSW1がオフになったタイミングでインダクタL3に流れ続けている電流を、ダイオードD3、インダクタL3及びピエゾ素子P1の方向に流し続けることが可能となる。
次に、容量性負荷制御装置1の動作例について、図2のタイミングチャートを参照して説明する。時間T1においてピエゾ素子P1への充電フェーズが開始されると、駆動制御部12は、スイッチSW2をオフにする。この時、ノードN1における昇圧電圧Vboostが抵抗R1を通じてノードN3に供給され、スイッチSW2のドレイン電圧は昇圧電圧Vboostまで上昇する。
ここで、スイッチSW2のドレイン電圧は、図2の時間T2においてスイッチSW1がオンするまでに所定の値まで上昇している必要がある。スイッチSW1がオンするまでにスイッチSW2のドレイン電圧が所定の値まで上昇していない場合、上述のセルフターンオン現象が発生する虞があるからである。
そのため、抵抗R1の値は、例えば式(1)に示す条件を満たす。ここでτは充電フェーズ開始から、スイッチSW1がオンされるまでの時間(T1-T2)である。また、CSW2はスイッチSW2のドレイン―ソース間の寄生容量である。
SW2R1 ≦ τ ・・・(1)
例えば、時間T1からT2までの時間を2μsとし、スイッチSW2の寄生容量CSW2を1000pFとすると、抵抗R1は、2kΩ(2μs/1000pF)以下であることが望ましい。
一方で、抵抗R1の値が小さくなればなるほど、昇圧回路13から余分な電流が流れ、消費電力が増大する。従って、抵抗R1の値は、式(1)における抵抗R1の最大値として、式(2)で求められる値を用いることが望ましい。
R1 = τ/Csw2 ・・・(2)
また、期間T1-T2におけるスイッチSW1のソース電圧は、ダイオードD1の逆流防止効果により、スイッチSW2のドレイン電圧の上昇の影響を受けず0Vとなる。
次に、時間T2において、駆動制御部12は、スイッチSW1をオンにする。この時、既にスイッチSW2のドレインの電圧は、昇圧電圧Vboostとなっているため、急峻な電圧の立ち上がりは生じず、セルフターンオンは発生しない。
期間T2-T3において、駆動制御部12からの制御により、スイッチSW1のオン/オフが繰り返されることにより、ピエゾ素子P1に電荷が充電される。時間T3において充電フェーズが終わる。期間T3-T4は、電荷の保持フェーズであり、駆動制御部12からスイッチSW1、SW2への制御は行われない。
その後、時間T4において、放電フェーズが開始される。期間T4-T5において、駆動制御部12からの制御により、スイッチSW2がオン/オフされることにより、ピエゾ素子P1から電荷が放電される。
以上のように、容量性負荷制御装置1は、スイッチSW2のドレイン電圧を予め上昇させておくことで、スイッチSW1をオンした時のセルフターンオン現象の発生を防ぐことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同じ符号を用いる場合、第1実施形態と同一の構成を示しており、特に説明がない限り先行する説明を参照する。図4に示すように、第2の実施形態に係る容量性負荷制御装置201は、タイミング調整部21を有する点で、上述の第1実施形態と異なる。
上述の図2に示す第1実施形態の動作例では、時間T2において、既にスイッチSW2のドレイン電圧が昇圧電圧Vboostに達している例を示した。しかし、スイッチSW2のドレインが昇圧電圧Vboostに達する前にスイッチSW1がオンとなると、スイッチSW2のドレインソース間電圧が急峻に増加する。このスイッチSW2のドレインソース間電圧の急峻な増加により、図3に示すようなセルフターンオンが発生する虞がある。従って、第2実施形態では、タイミング調整部21において、スイッチSW2のドレイン電圧が所定の値に達するのを待って、スイッチSW1のゲートをオンにする。
図4に示すタイミング調整部21は、コンパレータ22、抵抗R3~R6、及び、ゲート回路23を備える。タイミング調整部21は、コンパレータ22において、ノードN3の電圧が所定の値となっているか否かを判定する。抵抗R3及びR4によって、所定の電圧を抵抗分圧し、参照電圧Vrefが生成され、コンパレータ22に入力される。抵抗R5及びR6において、ノードN3の電圧を抵抗分圧し、コンパレータ22に入力する。コンパレータ22は、ノードN3の電圧が参照電圧Vrefに達したと判定すると論理レベルのH(High)を出力する。ゲート回路23は、駆動制御部12からスイッチSW1への制御信号とコンパレータ22の出力値との論理積を行う。つまり、コンパレータ22からの出力がHの場合、駆動制御部12からの信号が有効となる。また、ノードN3の電圧が所定の電圧に達していない場合、すなわちコンパレータ22からの出力がL(Low)の場合、駆動制御部12からの信号は無効となる。これにより、スイッチSW2のドレイン電圧が所定の電圧に達するまでスイッチSW1の制御開始を待つことが可能となり、セルフターンオンの発生を防ぐことができる。ここで、スイッチSW1の制御が有効となるスイッチSW2のドレイン電圧の所定の電圧は、昇圧電圧Vboostの約90%以上の電圧であることが好ましい。
なお、第2実施形態に係る容量性負荷制御装置201の基本的な動作は、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同じ符号を用いる場合、第1実施形態と同一の構成を示しており、特に説明がない限り先行する説明を参照する。図5に示すように、第3の実施形態に係る容量性負荷制御装置301は、ノードN3の電圧を測定する電圧モニタ部31を有する点で、上述の第1実施形態と異なる。なお、電圧モニタ部31は、第1電圧モニタ部に相当する。また、本実施形態では、駆動制御部12が故障判定部33を備えている。
図5に示す電圧モニタ部31は、コンパレータ22、抵抗R3~R6を備える。電圧モニタ部31は、コンパレータ22において、ノードN3の電圧が所定の値に達したか否かを判定し、判定結果を故障判定部33へ送る。なお、故障判定部33は、スイッチ故障判定部に相当する。
スイッチSW2がショート故障を起こしている場合、時間T1でスイッチSW2がオフになっても、ドレイン電圧は上昇しない。従って、故障判定部33は、時間T1から一定期間ノードN3の電圧を観測し、ノードN3の電圧が所定の電圧に達しない場合に、スイッチSW2のショート故障を検出する。
故障判定部33は、時間T1においてスイッチSW1及びSW2をオフしてから一定期間、電圧モニタ部31からの出力値をチェックする。ここで、一定期間は、期間T1-T2よりも長い期間であることが望ましい。従って、例えば、期間T1-T2が2μsの場合、故障判定部33におけるチェック期間(一定期間)は2μsより大きな10μs程度とするのが望ましい。一定期間経過後も、ノードN3の電圧が所定の値に達しなかった場合、故障判定部33は、スイッチSW2がショート故障していると判定する。
図6に示す例では、スイッチSW2が正常の場合、時間T1において、スイッチSW2のドレイン電圧が昇圧電圧Vboostとなり、充電フェーズの間、電圧はVboostで一定となる。一方で、スイッチSW2がショート故障である場合、図6の最下段に示すように、期間T1-T2において、スイッチSW2のドレイン電圧はVboostに上昇しない。時間T2のタイミングにおいて、スイッチSW1のソース電圧がH/L繰り返される場合にも、スイッチSW2のドレイン電圧は0Vのままとなる。
従って、第3実施形態に係る容量性負荷制御装置301では、ノードN3の電圧を測定し、スイッチSW2のドレイン電圧が所定期間内に上昇しないことを検出する。これにより、スイッチSW2のショート故障を検出することができる。
なお、第3実施形態では、電圧モニタ部31で、電圧の比較を行った結果を用いてドレイン電圧の立ち上がりを検出する構成を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ノードN3の電圧を分圧した電圧を直接、故障判定部33に入力し、故障判定部33において、ノードN3の電圧をモニタし、故障を検出する構成でもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第3実施形態と同じ符号を用いる場合、第3実施形態と同一の構成を示しており、特に説明がない限り先行する説明を参照する。図7に示すように、第4の実施形態に係る容量性負荷制御装置401は、ノードN2の電圧を電圧モニタ部431で測定し、ダイオードD1の故障を検出する。この点で上述の第3の実施形態に係る容量性負荷制御装置301とは異なる。なお、電圧モニタ部431は、第2電圧モニタ部に相当する。
ダイオードD1が例えばショート故障している場合、図8の最下段に示すようにスイッチSW1のソース電圧は、時間T1において上昇する。これは、ダイオードD1の故障によりダイオードD1の逆流防止機能が働かず、スイッチSW2のドレイン電圧の上昇による影響を受けるためである。その後の充電フェーズの期間(期間T2-T3)においても、スイッチSW1のソース電圧はHのまま維持される。
図7に示す電圧モニタ部431は、ノードN2の電圧が所定の電圧になったか否かを判定し、その判定結果を故障判定部433に送る。なお、故障判定部433は、ダイオード故障判定部に相当する。故障判定部433では、電圧モニタ部431から送られて来た判定結果により、期間T1-T2において、ノードN2の電圧が所定の値に上昇したか否かを確認する。期間T1-T2においてノードN2の電圧が所定の値に上昇していることが確認できた場合、ダイオードD1がショート故障を起こしていると判定する。これにより、通常故障を判定するのが困難なダイオードD1の故障を、検出することができる。なお、ピエゾ素子P1に電荷が蓄積された状態では、ノードN2の電圧は所定の値に上昇するため、ダイオードD1の故障を検出するのは困難である。従って、第4実施形態に係る故障検出は、ピエゾ素子P1に電荷が蓄積されていない状態で行うことが望ましい。
なお、第4実施形態では、電圧モニタ部431で、電圧の比較を行った結果を用いてノードN2の電圧上昇を検出する構成を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ノードN2の電圧を分圧した電圧を直接、故障判定部433に入力し、故障判定部433において、ノードN2の電圧をモニタし、故障を検出する構成でもよい。
また、期間T2-T3における充電フェーズにおいてダイオードD1の故障を検出する構成をとることもできる。この場合、正常時はH/Lを繰り返すスイッチSW1のソース電圧が、期間T2-T3において一定となっていると判定した場合に、ダイオードD1がショート故障していると判定する。
(他の実施形態)
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
また、上述した各実施形態では、各部のスイッチSW1~SW3としてトランジスタを用いる場合について例示した。しかし、これらのスイッチとして、アナログスイッチなどのトランジスタ以外のスイッチング素子を用いてもよい。
また、上述した各実施形態では、容量性負荷として、ピエゾ素子P1を用いる場合について例示した。しかし、容量性負荷はピエゾ素子に限定されるものではない。
また、上述した各実施形態の駆動制御部12は、1または複数の制御装置によって構成される。例えば、制御装置は、メモリとメモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサとを備える。また例えば、制御装置は、プログラムされた多数の論理ユニット(ゲート回路)を含むデジタル回路によって構成された論理回路を備える。
1 容量性負荷制御装置、2 燃料噴射弁、12 駆動制御部、13 昇圧回路、21 タイミング調整部、22 コンパレータ、23 ゲート回路、31 電圧モニタ部、33 故障判定部、VB バッテリ電圧、Vboost 昇圧電圧、Vref 参照電圧

Claims (1)

  1. 高電位ノード(N1)と低電位ノード(N4)との間に接続され、オンされると前記高電位ノードから電圧を容量性負荷(P1)に印加することで電荷を充電する充電スイッチ(SW1)と、
    前記高電位ノードと前記低電位ノード(N4)との間で前記充電スイッチと直列に接続され、オンされると前記容量性負荷に蓄積された電荷の放電を制御する放電スイッチ(SW2)と、
    前記充電スイッチ及び前記放電スイッチと直列に接続され、アノードが前記充電スイッチと接続され、カソードが前記放電スイッチと接続されたダイオード(D1)と、
    前記高電位ノードと一端が接続され、前記ダイオードのカソードと前記放電スイッチとが接続された第1ノード(N3)と他端が接続され、前記充電スイッチ及び前記ダイオードと並列に接続された抵抗(R1)とを備え、
    前記第1ノードの電圧が所定の電圧以上になったときに、前記充電スイッチをオンするタイミング調整部(21)を備える容量性負荷制御装置
JP2019128737A 2019-07-10 2019-07-10 容量性負荷制御装置 Active JP7310386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019128737A JP7310386B2 (ja) 2019-07-10 2019-07-10 容量性負荷制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019128737A JP7310386B2 (ja) 2019-07-10 2019-07-10 容量性負荷制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021014796A JP2021014796A (ja) 2021-02-12
JP7310386B2 true JP7310386B2 (ja) 2023-07-19

Family

ID=74531825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019128737A Active JP7310386B2 (ja) 2019-07-10 2019-07-10 容量性負荷制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7310386B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017149075A (ja) 2016-02-26 2017-08-31 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、駆動回路およびヘッドユニット

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10033196A1 (de) * 2000-07-07 2002-01-17 Bosch Gmbh Robert Verfahren bzw. Vorrichtungzur Erkennung eines Fehlerstromes an einem piezoelektrischen Aktor eines Einspritzventils oder an dessen Hochspannung führende Zuleitung

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017149075A (ja) 2016-02-26 2017-08-31 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、駆動回路およびヘッドユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021014796A (ja) 2021-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7172753B2 (ja) 噴射制御装置
US7823860B2 (en) Drive of an electromagnetic valve with a coil by supplying high voltage from a discharging capacitor to the coil
JP4829528B2 (ja) 内燃機関内の電子インジェクタ及び電子バルブを制御する装置及びその動作方法
TWI501528B (zh) 降壓轉換器及降壓轉換器的控制方法
JP7110613B2 (ja) 負荷駆動装置
US7508255B2 (en) Power supply controller
JP6717176B2 (ja) 噴射制御装置
US9476330B2 (en) Electro-magnetic valve driver
US6212053B1 (en) Device and method for driving at least one capacitive actuator
JP2016160862A (ja) インジェクタ駆動装置
JP4306769B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動装置
JP4104498B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP5926159B2 (ja) 電磁弁駆動装置
JP2018096229A (ja) 噴射制御装置
JP7310386B2 (ja) 容量性負荷制御装置
JP2006237335A (ja) ピエゾアクチュエータの駆動回路
JP6508077B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2017125441A (ja) 内燃機関制御装置
JP3765286B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4465933B2 (ja) 電磁式アクチュエータ駆動装置
JP4407468B2 (ja) ピエゾアクチュエータの駆動装置
JP7188326B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2020096125A (ja) ソレノイド駆動装置
JP2018100642A (ja) 噴射制御装置
JP7111052B2 (ja) 燃料噴射弁駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7310386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151