JP2018096229A - 噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧回路のコンデンサの電圧が必要以上に高くなる過昇圧状態の発生を抑制しつつ、昇圧回路を構成する部品の故障を防ぐ。【解決手段】噴射制御装置1は、昇圧回路4、電圧検出部5、電流検出部6および昇圧制御部7を備える。昇圧回路4は、直流電源線Ldから与えられるバッテリ電圧+Bを昇圧することによりピーク電流の供給を行うための昇圧電圧Vpを生成するものであり、昇圧コイルL1、トランジスタQ1、Q2および昇圧コンデンサC1を備えた同期整流型スイッチング電源回路からなる。電圧検出部5は、昇圧コンデンサC1の端子電圧を検出する。電流検出部6は、昇圧コンデンサC1から直流電源線Ldへと至る経路に流れる電流を検出する。昇圧制御部7は、昇圧回路4の動作を制御するもので、電圧検出部5の検出値が過昇圧閾値に達すると、トランジスタQ2をオフするとともにトランジスタQ1をオンする回生動作を開始する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に燃料を噴射する噴射弁の駆動を制御する噴射制御装置に関する。
内燃機関に燃料を噴射するインジェクタの電磁弁の駆動を制御する噴射制御装置は、インジェクタの通電電流を制御することにより電磁弁を開閉し、その開弁期間や開閉タイミングを制御するようになっている(例えば、特許文献1参照)。このような噴射制御装置は、バッテリ電圧を昇圧してコンデンサ(以下、昇圧コンデンサと呼ぶ)に充電する昇圧回路を備えている。噴射制御装置は、設定された駆動期間の開始時、昇圧コンデンサに充電された昇圧電圧を電磁弁に印加して大電流、つまりピーク電流を流すことにより、電磁弁を速やかに開弁させる。
上記構成の昇圧回路において、昇圧コンデンサへの充電が過度になると、昇圧コンデンサの電圧が必要以上に高くなる過昇圧状態となる。昇圧コンデンサへの充電が過度になる原因としては、例えば、ピーク電流が流れている際に通電が停止され且つ昇圧回路が充電動作中である場合などが考えられる。また、昇圧コンデンサの容量が小さい場合、上記過昇圧状態が生じる可能性が一層高まることになる。
特開2008−115848号公報
過昇圧状態が生じると、電磁弁への印加電圧が高くなり過ぎてしまい、ピーク電流による投入エネルギーが過大なものとなり、電磁弁の開閉タイミングが想定したタイミングよりも早くなるおそれがある。また、過昇圧状態が生じると、昇圧コンデンサなどの部品に対し、その耐圧を超える電圧が印加される可能性があり、そうすると、それらの部品が故障するおそれがある。
特許文献1には、昇圧コンデンサの電圧が所定の閾値電圧よりも高くなった場合に放電スイッチ素子を通電させることにより昇圧コイル経由でバッテリへ放電電流を流し、それにより上記過昇圧状態を解消する、といった技術が開示されている。しかし、特許文献1記載の技術では、過昇圧状態となって放電スイッチがオンされると、その状態は昇圧コンデンサの電圧が所定の電圧に低下するまで継続される。そのため、特許文献1記載の技術では、バッテリへの放電電流が過大に上昇する可能性があり、放電電流が、その流れる経路に存在する部品の最大定格電流を超えた場合には、その部品が故障するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、昇圧回路のコンデンサの電圧が必要以上に高くなる過昇圧状態の発生を抑制しつつ、昇圧回路を構成する部品の故障を防ぐことができる噴射制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の噴射制御装置(1、21、31)は、内燃機関に燃料を噴射する噴射弁(2、22)に対し、設定された駆動期間の開始時に噴射弁を速やかに開弁させるためのピーク電流を供給するピーク電流制御を行い、噴射弁の駆動を制御するものであり、昇圧回路(4)、電圧検出部(5)、電流検出部(6、32)および昇圧制御部(7)を備えている。昇圧回路は、直流電源から与えられる直流電圧を昇圧することによりピーク電流の供給を行うための昇圧電圧を生成するものであり、同期整流型スイッチング電源回路からなる。
すなわち、昇圧回路は、コイル、直流電源からコイルへの通電を行うための通電用スイッチング素子、同期整流を行うための整流用スイッチング素子およびコイルを介して流れる電流により充電されるコンデンサを備えている。電圧検出部は、コンデンサの端子電圧を検出する。電流検出部は、コンデンサから直流電源へと至る経路に流れる電流を検出する。
昇圧制御部は、昇圧回路の動作を制御する。具体的には、昇圧制御部は、電圧検出部の検出値が所定の過昇圧閾値に達すると、通電用スイッチング素子をオフするとともに整流用スイッチング素子をオンする回生動作を開始する。このようにすれば、コンデンサへの充電が過度になり、その端子電圧が過昇圧閾値に達するまで上昇すると、上記回生動作が実行されることにより、コンデンサから整流用スイッチング素子およびコイルを通じて直流電源へと放電電流が流れる。このような放電電流が流れることにより、コンデンサの端子電圧が低下し、過昇圧状態が解消される。
さらに、上記構成では、昇圧制御部は、回生動作を開始した後、電流検出部の検出値が所定の回生終了閾値に達すると回生動作を停止する。このようにすれば、直流電源への放電電流が過大に上昇することがなくなる。その結果、放電電流が、その流れる経路に存在する整流用スイッチング素子、コイルなどの部品の最大定格電流を超えることが抑制される。したがって、上記構成によれば、昇圧回路のコンデンサの電圧が必要以上に高くなる過昇圧状態の発生を抑制しつつ、昇圧回路を構成する部品の故障を防ぐことができるという優れた効果が得られる。
第1実施形態に係る噴射制御装置の構成を模式的に示す図 第1実施形態に係る噴射制御装置の各部の動作波形を模式的に示すタイミングチャート 第1実施形態に係る昇圧制御部による制御の内容を模式的に示す図 第2実施形態に係る噴射制御装置の構成を模式的に示す図 第3実施形態に係る噴射制御装置の構成を模式的に示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示す噴射制御装置1は、車両に搭載される複数の電子制御装置(以下、ECUと呼ぶ)のうちの1つであるエンジンECUに設けられている。エンジンECUは、車両の様々な運転状態における各種センサ信号に基づいて各種アクチュエータを統合的に制御し、最適なエンジン状態での動作を実現するものである。
噴射制御装置1は、例えば車両に搭載された内燃機関に相当するエンジンの気筒内に高圧に圧縮された燃料を噴射供給するインジェクタの駆動を制御する。噴射制御装置1は、上記インジェクタが備える電磁ソレノイド式の電磁弁2への通電電流を制御して噴射弁に相当する電磁弁2を開閉駆動する。なお、図1では1つの電磁弁2だけを図示しているが、実際には、エンジンの気筒数に応じた数の電磁弁が存在しており、噴射制御装置1には、それら複数の電磁弁を駆動するための構成が設けられている。
この場合、噴射制御装置1は、設定された駆動期間の開始時、電磁弁2に対してピーク電流を供給するピーク電流制御を行い、電磁弁2を速やかに開弁させる。その後、噴射制御装置1は、駆動期間が終了するまで定電流制御を行い、電磁弁2の開弁状態を保持する。電磁弁2は、ソレノイドを備えており、そのソレノイドに通電されると、弁体が開弁位置からリターンスプリングの付勢力に抗して開弁位置に変位して燃料噴射が行われる。また、上記ソレノイドが断電されると、リターンスプリングの付勢力により弁体が閉弁位置に復帰して燃料噴射が停止する。
噴射制御装置1は、駆動制御部3、昇圧回路4、電圧検出部5、電流検出部6、昇圧制御部7、駆動回路8などを備えている。駆動制御部3は、インジェクタの駆動要求時、図示しない上位の制御装置から、電磁弁2について開弁および閉弁を指令するための駆動要求信号、電磁弁2に流す電流値を指令するための要求電流値などを受信する。駆動制御部3は、駆動要求のあるインジェクタに対応した電磁弁2に要求電流値に基づいた電流を供給する。
噴射制御装置1には、図示しない車載バッテリから出力されるバッテリ電圧+Bが直流電源線Ldを通じて供給されている。なお、上記車載バッテリは、直流電源に相当し、バッテリ電圧+Bは直流電圧に相当する。噴射制御装置1の端子P1と端子P2の間には、電磁弁2が接続されている。
駆動開始直後に電磁弁2を高速に開弁させるため、昇圧回路4は、電磁弁2にピーク電流を流すための昇圧電圧Vpを生成する。なお、昇圧電圧Vpは、バッテリ電圧+Bを昇圧して生成される。昇圧回路4は、同期整流型スイッチング電源回路として構成されており、昇圧コイルL1、トランジスタQ1、Q2および昇圧コンデンサC1を備えている。なお、昇圧コイルL1はコイルに相当し、昇圧コンデンサは、そのコイルを介して流れる電流により充電されるコンデンサに相当する。
トランジスタQ1、Q2は、いずれもNチャネル型のMOSトランジスタであり、そのドレイン・ソース間にはソース側をアノードとして接続されたボディダイオードが存在する。トランジスタQ1は、同期整流を行うための整流用スイッチング素子に相当する。トランジスタQ1のソースは、ノードN1に接続されている。ノードN1は、昇圧コイルL1および電流検出部6を構成するシャント抵抗Rs1を介して直流電源線Ldに接続されている。トランジスタQ1のドレインは、昇圧電圧Vpを出力するための出力電源線Loに接続されている。
トランジスタQ2は、直流電源線Ldから昇圧コイルL1への通電を行うための通電用スイッチング素子に相当する。トランジスタQ2のソースは、回路の基準電位となるグランド電位(0V)が与えられるグランド線Lgに接続されている。トランジスタQ2のドレインは、ノードN1に接続されている。トランジスタQ1、Q2の各ゲートには昇圧制御部7から出力される駆動信号が与えられており、トランジスタQ1、Q2の駆動は、昇圧制御部7により制御される。出力電源線Loおよびグランド線Lgの間には、昇圧コイルL1を介して流れる電流により充電される昇圧コンデンサC1が接続されている。
電圧検出部5は、出力電源線Loおよびグランド線Lgの間の電圧、つまり昇圧コンデンサC1の端子電圧(以下、昇圧コンデンサ電圧と呼ぶ)を検出し、昇圧コンデンサ電圧の検出値に対応した電圧検出信号Svを出力する。電圧検出部5から出力される電圧検出信号Svは、昇圧制御部7に与えられる。
電流検出部6は、昇圧コンデンサC1から昇圧コイルL1を介して直流電源線Ldへと至る経路に流れる電流(以下、昇圧コイル電流と呼ぶ)を検出し、昇圧コイル電流の検出値に対応した電流検出信号Siを出力する。電流検出部6から出力される電流検出信号Siは、昇圧制御部7に与えられる。
電流検出部6は、前述したシャント抵抗Rs1、抵抗R1〜R4およびOPアンプOP1を備えている。シャント抵抗Rs1の下流側端子、つまりシャント抵抗Rs1と昇圧コイルL1の相互接続ノードN2の電圧は、抵抗R1を介してOPアンプOP1の非反転入力端子に与えられている。OPアンプOP1の非反転入力端子は、抵抗R2を介してグランド線Lgに接続されている。OPアンプOP1の反転入力端子は、抵抗R3を介してグランド線Lgに接続されるとともに、抵抗R4を介してその出力端子に接続されている。
上記構成において、シャント抵抗Rs1は、昇圧コンデンサC1から直流電源線Ldへと至る経路に直列に介在する検出抵抗に相当する。また、OPアンプOP1は、シャント抵抗Rs1の端子電圧を増幅して出力する検出アンプに相当する。このように、電流検出部6は、シャント抵抗Rs1の端子電圧に基づいて昇圧コイル電流を検出する構成となっている。この場合、OPアンプOP1の出力信号が、昇圧コイル電流の検出値に対応した電流検出信号Siとなる。
なお、本実施形態では、昇圧コイル電流について、直流電源線Ldから昇圧コンデンサC1へと流れる向きを正方向とし、昇圧コンデンサC1から直流電源線Ldへと流れる向きを負方向とする。したがって、昇圧コイル電流の検出値としては、正方向に流れる電流はプラスの値となり、負方向に流れる電流はマイナスの値となる。
昇圧制御部7は、A/D変換器9により電圧検出信号Svおよび電流検出信号SiをA/D変換し、昇圧コンデンサ電圧の検出値を取得するとともに、昇圧コイル電流の検出値を取得する。昇圧制御部7は、それらの検出値などに基づいて、以下のように昇圧回路4の動作を制御する。
すなわち、昇圧制御部7は、上記検出値に基づいて、昇圧コンデンサ電圧、つまり昇圧電圧Vpが所望する目標値に一致するようにトランジスタQ1、Q2の駆動を制御する。具体的には、図2に示すように、昇圧制御部7は、昇圧コンデンサ電圧が昇圧電圧Vpの目標値まで昇圧されるように、昇圧コイル電流の検出値が充電開始閾値に達するとトランジスタQ1をオフ駆動するとともにトランジスタQ2をオン駆動し、上記検出値が充電電流閾値に達するとトランジスタQ1をオン駆動するとともにトランジスタQ2をオフ駆動する。
このように、トランジスタQ1、Q2は相補的にオンオフされるが、トランジスタQ1、Q2が同時にオンする期間ができないようにするため、双方のトランジスタQ1、Q2がオフする期間、つまりデッドタイムが設けられている。このような制御により、昇圧コイルL1に蓄積されたエネルギーがトランジスタQ1を通して昇圧コンデンサC1に移され、昇圧動作が行われる。
昇圧制御部7は、昇圧コンデンサ電圧の検出値が過昇圧閾値に達すると、トランジスタQ2をオフ駆動するとともにトランジスタQ1をオン駆動する回生動作を開始する。昇圧制御部7は、回生動作を開始した後、昇圧コイル電流の検出値が回生終了閾値に達すると、回生動作を停止する。昇圧制御部7は、回生動作を停止した後、昇圧コイル電流の検出値が回生開始閾値に達すると、回生動作を再開する。
本実施形態では、充電開始閾値および回生開始閾値は、同一の値に設定されており、例えばゼロ(0A)に設定されている。また、充電電流閾値および回生終了閾値は、昇圧コイル電流の上限を規定するものであり、使用する昇圧コイルL1の特性(定格電流、飽和電流など)に応じて適宜設定すればよい。また、過昇圧閾値は、昇圧コンデンサ電圧の上限を規定するものであり、使用する昇圧コンデンサC1の特性(定格電圧など)に応じて適宜設定すればよい。
駆動回路8は、トランジスタQ3〜Q5、ダイオードD1〜D3およびシャント抵抗Rs2を備えている。トランジスタQ3〜Q5は、いずれもNチャネル型のMOSトランジスタであり、そのドレイン・ソース間にはソース側をアノードとして接続されたボディダイオードが存在する。
トランジスタQ3のドレインは出力電源線Loに接続され、そのソースは端子P1に接続されている。トランジスタQ4のドレインは直流電源線Ldに接続され、そのソースは、ダイオードD1を順方向に介して端子P1に接続されている。ダイオードD2のカソードは端子P1に接続され、そのアノードはグランド線Lgに接続されている。
トランジスタQ5のドレインは端子P2に接続され、そのソースはシャント抵抗Rs2を介してグランド線Lgに接続されている。シャント抵抗Rs2は、電磁弁2に流れる電流(電磁弁電流)を検出するためのものであり、その端子電圧は駆動制御部3に与えられている。ダイオードD3のアノードは端子P2に接続され、そのカソードは出力電源線Loに接続されている。ダイオードD3は、電磁弁2への通電が終了してトランジスタQ3、Q4がオフされたときに電磁弁2に流れる電流を昇圧コンデンサC1に還流させるように作用するものであり、電磁弁2への通電終了後に電磁弁2側から昇圧コンデンサC1へとエネルギーを回生する第1回生部に相当する。
トランジスタQ3〜Q5の各ゲートには駆動制御部3から出力される駆動信号が与えられており、トランジスタQ3〜Q5の駆動は、駆動制御部3により制御される。駆動制御部3は、前述したピーク電流制御の際、トランジスタQ3およびQ5をオン駆動するとともに、トランジスタQ4をオフ駆動する。駆動制御部3は、定電流制御の際、トランジスタQ3をオフ駆動するとともにトランジスタQ5をオン駆動したうえで、トランジスタQ4をオンオフ駆動する。
次に、上記構成の作用について説明する。
昇圧制御部7は、過昇圧状態の発生を抑制するため、図3に示すような内容の処理を実行する。まず、ステップS101では、昇圧コンデンサ電圧が過昇圧閾値以上であるか否かが判断される。昇圧コンデンサ電圧が過昇圧閾値未満である場合、ステップS101で「NO」となり、再びステップS101が実行される。
昇圧コンデンサ電圧が過昇圧閾値以上である場合、ステップS101で「YES」となり、ステップS102に進む。ステップS102では、トランジスタQ1がオンされるとともにトランジスタQ2がオフされる。なお、このとき、既にトランジスタQ2がオフされている場合には、そのオフ状態が維持されることになる。このようなステップS102が実行されることにより、回生動作が開始される。回生動作が開始されると、昇圧コンデンサC1からトランジスタQ1および昇圧コイルL1を通じて直流電源線Ldへと放電電流が流れるため、昇圧コンデンサ電圧が低下し始める。
続くステップS103では、昇圧コンデンサ電圧が低下して充電完了閾値に達したか否かが判断される。なお、充電完了閾値は、昇圧電圧Vpの目標値に設定されている。昇圧コンデンサ電圧が充電完了閾値に達した場合、ステップS103で「YES」となり、ステップS104に進む。ステップS104では、トランジスタQ1がオフされる。ステップS104が実行されることにより、回生動作が停止される。ステップS104の実行後は、ステップS101に戻る。
昇圧コンデンサ電圧が充電完了閾値に達していない場合、ステップS103で「NO」となり、ステップS105に進む。ステップS105では、昇圧コイル電流が回生終了閾値以下であるか否かが判断される。昇圧コイル電流が回生終了閾値を超える場合、つまり昇圧コイル電流が回生終了閾値に達していない場合、ステップS105で「NO」となり、再びステップS105が実行される。
昇圧コイル電流が回生終了閾値以下である場合、つまり昇圧コイル電流が回生終了閾値に達している場合、ステップS105で「YES」となり、ステップS106に進む。ステップS106では、トランジスタQ1がオフされる。ステップS106が実行されることにより、回生動作が停止される。
続くステップS107では、昇圧コイル電流が回生開始閾値以上であるか否かが判断される。昇圧コイル電流が回生開始閾値未満である場合、つまり昇圧コイル電流が回生開始閾値に達していない場合、ステップS107で「NO」となり、再びステップS107が実行される。昇圧コイル電流が回生開始閾値以上である場合、つまり昇圧コイル電流が回生開始閾値に達している場合、ステップS107で「YES」となり、ステップS102に戻る。ステップS102が実行されることにより、回生動作が再開される。
続いて、過昇圧状態が生じた後、昇圧制御部7が上記制御を実行することにより、その過昇圧状態が解消されるまでの一連の動作状態について図2を参照して説明する。図2に示すように、期間T1では、ピーク電流制御が実行されているため、昇圧動作が実行されているにもかかわらず、昇圧コンデンサ電圧が低下している。
その後の期間T2では定電流制御が実行されているとともに、昇圧動作が実行されているため、昇圧コンデンサ電圧は上昇している。定電流制御、つまり電磁弁2への通電が終了すると、電磁弁2側からダイオードD3を通じて昇圧コンデンサC1へと還流電流が流れるため、昇圧コンデンサ電圧は目標値を超えて上昇する。つまり、過昇圧状態が発生する。
このように昇圧コンデンサ電圧が上昇して過昇圧閾値に達すると、昇圧制御部7は、トランジスタQ1をオン駆動して回生動作を開始する。これにより、昇圧コンデンサC1からトランジスタQ1および昇圧コイルL1を通じて直流電源線Ldへと放電電流が流れるため、昇圧コンデンサ電圧が低下に転じる。このような回生動作は、昇圧コンデンサ電圧が低下して充電完了閾値に達するまで継続される。
回生動作の実行中、昇圧コイル電流が回生終了閾値に達すると、昇圧制御部7は、トランジスタQ1をオフ駆動して回生動作を停止する。回生動作が停止されると、昇圧コンデンサ電圧は低下せずに一定の値に維持され、昇圧コイル電流は低下に転じる。なお、この場合の低下とは、プラス方向への変化のことである。
回生動作が停止された後、昇圧コイル電流が低下して回生開始閾値に達すると、昇圧制御部7は、トランジスタQ1をオン駆動して回生動作を再開する。これにより、昇圧コンデンサ電圧が再び低下し始める。その後、昇圧コンデンサ電圧が充電完了閾値に達すると、昇圧制御部7は、トランジスタQ1をオフ駆動して回生動作を停止する。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
昇圧制御部7は、昇圧コンデンサ電圧の検出値が過昇圧閾値に達すると、トランジスタQ2をオフするとともにトランジスタQ1をオンする回生動作を開始する。このようにすれば、昇圧コンデンサC1への充電が過度になり、その端子電圧が過昇圧閾値に達するまで上昇すると、上記回生動作が実行されることにより、昇圧コンデンサC1からトランジスタQ1および昇圧コイルL1を通じて直流電源線Ldへと放電電流が流れる。このような放電電流が流れることにより、昇圧コンデンサC1の端子電圧が低下し、過昇圧状態が解消される。
さらに、本実施形態では、昇圧制御部7は、回生動作を開始した後、昇圧コイル電流の検出値が回生終了閾値に達すると回生動作を停止する。このようにすれば、昇圧コイルL1を通じて流れる放電電流が過大に上昇することがなくなる。その結果、放電電流が、その流れる経路に存在するトランジスタQ1、昇圧コイルL1などの部品の最大定格電流を超えることが抑制される。したがって、本実施形態によれば、昇圧コンデンサC1の端子電圧が必要以上に高くなる過昇圧状態の発生を抑制しつつ、昇圧回路4を構成する各部品の故障を防ぐことができるという優れた効果が得られる。
本実施形態の駆動回路8は、電磁弁2の下流側端子に接続される端子P2と出力電源線Loの間に端子P2側をアノードとして接続されたダイオードD3を備えている。このダイオードD3は、電磁弁2への通電が終了したときに電磁弁2に流れる電流を昇圧コンデンサC1に還流させるように作用する。このような構成では、電磁弁2への通電終了後、昇圧コンデンサC1への充電が過度になり、昇圧コンデンサ電圧が必要以上に高くなる過昇圧状態が生じ易い。特に、ピーク電流制御の途中で電磁弁2への通電が停止されると、電磁弁2からの還流電流が大きなものとなるため、過昇圧状態が発生する可能性が極めて高くなる。このように、電磁弁2への通電終了後に電磁弁2側からエネルギーを回収する構成であっても、昇圧制御部7の上記制御により、過昇圧状態の発生を確実に抑制することができる。
昇圧制御部7は、回生動作を停止した後、昇圧コイル電流が回生開始閾値に達すると回生動作を再開するようになっている。このようにすれば、昇圧コイル電流が過大に上昇しない範囲で、昇圧コンデンサC1の電圧を低下させるための回生動作を実行することが可能となり、過昇圧状態の発生を抑制しつつ各部品の故障を防ぐという効果を確実に得ることができる。
回生動作を再開するための閾値となる回生開始閾値は、昇圧動作で用いられる充電開始閾値と同一の値に設定されている。このようにすれば、昇圧制御部7が実行する制御で用いられる閾値を少なくすることが可能となり、その処理内容を簡素化することができる。なお、このように回生開始閾値と充電開始閾値を同一の値とする場合、ゼロ(0A)とすることが望ましい。
仮に、上記閾値がプラスの値に設定されると、次のような問題が生じる。すなわち、昇圧コイル電流が回生終了閾値に達して回生動作が停止されると、昇圧コイル電流はマイナス側からプラス側に向けて上昇するものの、ゼロを超えて上昇することはない。そのため、回生開始閾値がプラスの値であると、回生動作が再開されなくなる。また、上記閾値がマイナスの値に設定されると、次のような問題が生じる。すなわち、昇圧動作時、昇圧コイル電流はゼロ未満にまで低下することはないため、一度放電されると、その後、昇圧コイル電流がマイナスの充電開始閾値に達することはなく、トランジスタQ2がオンされなくなくなる。そのため、充電開始閾値がマイナスの値であると、通常の昇圧動作が実行できなくなる。このようなことから、本実施形態では、回生開始閾値および充電開始閾値をゼロとしている。
電流検出部6は、昇圧コンデンサC1から直流電源線Ldへと至る経路に介在するシャント抵抗Rs1の端子電圧に基づいて昇圧コイル電流を検出する構成となっている。このようにすれば、昇圧コイル電流の検出精度が高まり、その電流の検出値に基づいて行われる各種処理について、所望する内容を確実に実現することが可能となる。
また、電流検出部6は、シャント抵抗Rs1の端子電圧を増幅して出力するOPアンプOP1を備え、その出力信号に基づいて昇圧コイル電流を検出する構成となっている。このような構成によれば、A/D変換器9の分解能を高めることなく、シャント抵抗Rs1として抵抗値の小さいものを用いることができる。そのため、上記構成によれば、シャント抵抗Rs1による電力損失を低減しつつ、昇圧コイル電流の検出精度を高めることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図4を参照して説明する。
本実施形態の噴射制御装置21は、ピーク電流制御の際に昇圧電圧Vpを印加するとともに定電流制御の際にバッテリ電圧+Bが印加される昇圧駆動の電磁弁2の駆動を制御するとともに、バッテリ電圧+Bだけが印加されるバッテリ駆動の電磁弁22の駆動も制御する。
噴射制御装置21は、第1実施形態の噴射制御装置1に対し、駆動制御部3に代えて駆動制御部23を備えている点、駆動回路8に代えて駆動回路24を備えている点などが異なる。駆動回路24は、駆動回路8が備える構成に加え、トランジスタQ21、Q22、ダイオードD21、D22およびシャント抵抗Rs21を備えている。
トランジスタQ21、Q22は、いずれもNチャネル型のMOSトランジスタであり、そのドレイン・ソース間にはソース側をアノードとして接続されたボディダイオードが存在する。トランジスタQ22のドレインは直流電源線Ldに接続され、そのソースは端子P21に接続されている。ダイオードD21のカソードは端子P21に接続され、そのアノードはグランド線Lgに接続されている。
トランジスタQ22のドレインは端子P22に接続され、そのソースはシャント抵抗Rs21を介してグランド線Lgに接続されている。シャント抵抗Rs21は、電磁弁22に流れる電流を検出するためのものであり、その端子電圧は駆動制御部23に与えられている。端子P21と端子P22の間には、電磁弁22が接続されている。
ダイオードD22のアノードは端子P22に接続され、そのカソードは出力電源線Loに接続されている。ダイオードD22は、昇圧電圧Vpとは異なる電圧であるバッテリ電圧+Bにより通電される電磁弁22への通電が終了したときに電磁弁22に流れる電流を昇圧コンデンサC1に還流させるように作用する。つまり、ダイオードD22は、電磁弁22への通電終了後に電磁弁22側から昇圧コンデンサC1へとエネルギーを回生する第2回生部に相当する。
トランジスタQ21、Q22の各ゲートには駆動制御部23から出力される駆動信号が与えられており、トランジスタQ21、Q22の駆動は、駆動制御部23により制御される。駆動制御部23は、電磁弁22への通電を行う際、トランジスタQ21、Q22をオン駆動する。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、本実施形態の噴射制御装置21は、昇圧駆動の電磁弁2だけでなく、バッテリ駆動の電磁弁22の駆動も制御する構成となっている。また、駆動回路24は、電磁弁22の下流側端子に接続される端子P22と出力電源線Loの間に端子P22側をアノードして接続されたダイオードD22を備えている。このダイオードD22は、電磁弁22への通電が終了したときに電磁弁22に流れる電流を昇圧コンデンサC1に還流させるように作用する。
上記構成では、昇圧駆動の電磁弁2が駆動されずに、バッテリ駆動の電磁弁22だけが駆動されるといった期間では、昇圧コンデンサC1は放電されることなく、充電だけが行われ続けることになる。その結果、昇圧コンデンサC1への充電が過度になり、昇圧コンデンサ電圧が必要以上に高くなる過昇圧状態が生じることになる。このように、上記構成では、第1実施形態の構成に比べ、昇圧コンデンサC1の過昇圧状態が生じ易くなっている。そのため、本実施形態では、昇圧制御部7による各部品の故障を防ぎつつ過昇圧状態の発生を抑制するための制御が一層効果的なものとなる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について図5を参照して説明する。
本実施形態の噴射制御装置31は、第1実施形態の噴射制御装置1に対し、電流検出部6に代えて電流検出部32を備えている点が異なる。電流検出部32は、シャント抵抗Rs31、分圧回路33、34およびOPアンプOP31を備えている。
シャント抵抗Rs31は、ノードN1とトランジスタQ1のソースの間に接続されている。この場合、ノードN1は昇圧コイルL1を介して直流電源線Ldに接続されている。シャント抵抗Rs31の一方の端子、つまりノードN1の電圧は分圧回路33により分圧されてからOPアンプOP31の非反転入力端子に与えられている。
シャント抵抗Rs31の他方の端子、つまりトランジスタQ1のソースの電圧は分圧回路34により分圧されてからOPアンプOP31の反転入力端子に与えられている。分圧回路33、34は、例えば抵抗による分圧回路として構成されており、その分圧比は同一に設定されている。
上記構成において、シャント抵抗Rs31は、昇圧コンデンサC1から直流電源線Ldへと至る経路に直列に介在する検出抵抗に相当する。また、OPアンプOP31は、シャント抵抗Rs31の端子電圧を増幅して出力する検出アンプに相当する。このように、電流検出部32は、シャント抵抗Rs31の端子電圧に基づいて昇圧コイル電流を検出する構成となっている。この場合、OPアンプOP31の出力信号が、昇圧コイル電流の検出値に対応した電流検出信号Siとなる。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様、過昇圧状態の発生を抑制しつつ、昇圧回路4を構成する各部品の故障を防ぐことができるといった効果が得られる。また、上記構成においても、電流検出部32は、昇圧コンデンサC1から直流電源線Ldへと至る経路に介在するシャント抵抗Rs31の端子電圧を増幅して出力するOPアンプOP31の出力信号に基づいて昇圧コイル電流を検出する構成となっている。そのため、上記構成によっても、シャント抵抗Rs31による電力損失を低減しつつ、昇圧コイル電流の検出精度を高めることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
電流検出部6、32は、昇圧コイル電流を検出する構成であれば適宜変更可能である。例えば、電流検出部6におけるOPアンプOP1および抵抗R1〜R4を省略してもよい。この場合、シャント抵抗Rs1の端子電圧に基づいて昇圧コイル電流を検出する構成とすればよい。また、電流検出部32におけるOPアンプOP31および分圧回路33、34を省略してもよい。この場合、昇圧制御部7は、シャント抵抗Rs31の端子電圧に基づいて昇圧コイル電流を検出することになる。このようにすれば、電流検出部6、32を構成する回路コストを低減することができる。
上述した電流検出部6、32の変形例に対し、さらにシャント抵抗Rs1、Rs31を省略することも可能である。この場合、昇圧コイルL1の端子電圧に基づいて昇圧コイル電流を検出する構成とすればよい。つまり、この場合、昇圧コイルL1の抵抗成分が検出抵抗として機能することになる。このようにすれば、電流検出部6、32を構成する回路コストを一層削減することができる。
充電開始閾値と回生開始閾値は、互いに異なる値に設定してもよく、回生開始閾値が充電開始閾値より小さい値に設定されていてもよい。例えば、充電開始閾値をゼロに設定するとともに、回生開始閾値をマイナスの所定値に設定するとよい。このようにすれば、充電開始閾値がゼロに設定されているため、通常の昇圧動作を確実に実行することができる。また、この場合、回生開始閾値がマイナスの所定値に設定されているため、回生開始閾値がゼロに設定されている場合に比べ、回生動作が再開されるタイミングが早くなり、その結果、昇圧コンデンサC1の過昇圧状態が一層早く解消される。
昇圧制御部7による過昇圧状態を解消するための制御は、電磁弁2、22への通電が終了したときに電磁弁2、22に流れる電流を昇圧コンデンサC1に還流させる機能を有する構成に対して特に有益なものとなる。しかし、このような機能を有さない構成であっても、過昇圧状態が生じる可能性は十分にある。そのため、昇圧制御部7による過昇圧状態を解消するための制御を、上記機能を有さない構成に適用してもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1、21、31…噴射制御装置、2、22…電磁弁、4…昇圧回路、5…電圧検出部、6、32…電流検出部、7…昇圧制御部、C1…昇圧コンデンサ、D3、D22…ダイオード、L1…昇圧コイル、OP1、OP31…OPアンプ、Q1、Q2…トランジスタ、Rs1、Rs31…シャント抵抗。

Claims (10)

  1. 内燃機関に燃料を噴射する噴射弁(2、22)に対し、設定された駆動期間の開始時に前記噴射弁を速やかに開弁させるためのピーク電流を供給するピーク電流制御を行い、前記噴射弁の駆動を制御する噴射制御装置(1、21、31)であって、
    直流電源から与えられる直流電圧を昇圧することにより前記ピーク電流の供給を行うための昇圧電圧を生成するものであり、コイル(L1)、前記直流電源から前記コイルへの通電を行うための通電用スイッチング素子(Q2)、同期整流を行うための整流用スイッチング素子(Q1)および前記コイルを介して流れる電流により充電されるコンデンサ(C1)を備えた同期整流型スイッチング電源回路からなる昇圧回路(4)と、
    前記コンデンサの端子電圧を検出する電圧検出部(5)と、
    前記コンデンサから前記直流電源へと至る経路に流れる電流を検出する電流検出部(6、32)と、
    前記昇圧回路の動作を制御する昇圧制御部(7)と、
    を備え、
    前記昇圧制御部は、
    前記電圧検出部の検出値が所定の過昇圧閾値に達すると、前記通電用スイッチング素子をオフするとともに前記整流用スイッチング素子をオンする回生動作を開始し、
    前記回生動作を開始した後、前記電流検出部の検出値が所定の回生終了閾値に達すると前記回生動作を停止する噴射制御装置。
  2. さらに、前記噴射弁への通電終了後に前記噴射弁側から前記コンデンサへとエネルギーを回生する第1回生部(D3)を備える請求項1に記載の噴射制御装置。
  3. さらに、前記昇圧電圧とは異なる別の電圧により通電される前記噴射弁への通電終了後に前記噴射弁側から前記コンデンサへとエネルギーを回生する第2回生部(D22)を備える請求項1または2に記載の噴射制御装置。
  4. 前記昇圧制御部は、
    前記回生動作を停止した後、前記電流検出部の検出値が所定の回生開始閾値に達すると前記回生動作を再開する請求項1から3のいずれか一項に記載の噴射制御装置。
  5. 前記昇圧制御部は、前記通電用スイッチング素子および前記整流用スイッチング素子を相補的にオンオフすることにより前記昇圧コンデンサを充電する昇圧動作を実行する際、前記電流検出部の検出値が充電開始閾値に達すると前記通電用スイッチング素子をオンするようになっており、
    前記充電開始閾値は、前記回生開始閾値と同一の値に設定されている請求項4に記載の噴射制御装置。
  6. 前記充電開始閾値および前記回生開始閾値は、ゼロに設定されている請求項5に記載の噴射制御装置。
  7. 前記昇圧制御部は、前記通電用スイッチング素子および前記整流用スイッチング素子を相補的にオンオフすることにより前記コンデンサを充電する昇圧動作を実行する際、前記電流検出部の検出値が充電開始閾値に達すると前記通電用スイッチング素子をオンするようになっており、
    前記回生開始閾値は、前記充電開始閾値より小さい値に設定されている請求項4に記載の噴射制御装置。
  8. 前記充電開始閾値は、ゼロに設定されている請求項7に記載の噴射制御装置。
  9. 前記電流検出部は、
    前記コンデンサから前記直流電源へと至る経路に直列に介在する検出抵抗(Rs1、Rs31)を備え、
    前記検出抵抗の端子電圧に基づいて前記電流を検出する請求項1から8のいずれか一項に記載の噴射制御装置。
  10. 前記電流検出部は、
    さらに、前記検出抵抗の端子電圧を増幅して出力する検出アンプ(OP1、OP31)を備え、
    前記検出アンプの出力信号に基づいて前記電流を検出する請求項9に記載の噴射制御装置。
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