JP5539177B2 - 電磁負荷制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁負荷に供給する電流を制御する装置に関するものである。
従来から、ガソリンや軽油等を燃料とする、自動車、オートバイ、農耕機、工機、船舶機等の内燃機関制御装置において、燃費や出力向上の目的で、気筒内に直接燃料を噴射するインジェクタが用いられている。このような気筒内直接噴射型インジェクタは、従来の方式と比べ、高圧に加圧した燃料を使用するインジェクタの開弁動作のために、多くのエネルギーを必要とする。また、制御性能(応答性)の向上や高回転(高速度制御)へ対応するために、短時間にこのエネルギーをインジェクタに供給する必要がある。
このようなインジェクタを駆動する回路は、昇圧回路を用いてバッテリー電圧よりも高い電圧を生成し、そこに接続されたスイッチング素子をON/OFF駆動する。昇圧電圧を用いて電流を流して短時間に大電流を通電させることによりインジェクタを駆動し、高圧な筒内直接噴射を実現することができる。
下記特許文献1には、インジェクタに大電流を供給する電磁負荷制御装置の構成と動作例が記載されている。
特開2008−115848号公報
上記特許文献1に記載されている技術では、昇圧効率をなるべく良くするため、インジェクタに流れる負荷電流を昇圧回路に還流させている。また、過昇圧を防止するための放電手段を設けておき、昇圧電圧が閾値以上となったときに放電して昇圧電圧を降下させている。
このとき、放電手段に流れる放電電流を制限するものは、放電手段の抵抗成分のみとなる。そのため、放電手段の定格電流を超えた過大な放電電流が流れ、放電手段を破壊する可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、放電手段を備えた電磁負荷制御装置において、放電手段を過電流によって破損させないようにすることを目的とする。
本発明に係る電磁負荷制御装置は、昇圧電圧が所定閾値以上になると、放電装置に放電させるとともに、放電電流を所定の電流閾値以下に抑えるように放電動作を制御する。
本発明に係る電磁負荷制御装置によれば、放電装置を過大な放電電流によって破損させるリスクを低減することができる。
実施形態1に係る電磁負荷制御装置の回路図である。 実施形態1に係る電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施形態2に係る電磁負荷制御装置の回路図である。 実施形態2に係る電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施形態3に係る電磁負荷制御装置の回路図である。 特許文献1に記載されている電磁負荷制御装置の回路構成を示す図である。 図6に示す電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
<従来の電磁負荷制御装置>
本発明の実施形態を説明する前に、比較のため、特許文献1に記載されている電磁負荷制御装置の回路構成および動作を説明する。その後、本発明の実施形態に係る電磁負荷制御装置について説明する。
図6は、特許文献1に記載されている電磁負荷制御装置の回路構成を示す図である。図6に示す電磁負荷制御装置は、インジェクタに供給する電流を通電制御する装置である。図6に示す装置は、昇圧回路を用いてバッテリー電圧よりも高い電圧を生成し、スイッチング素子をON/OFF駆動してその昇圧電圧を通電制御する。これにより、昇圧電圧を用いて電流を流してインジェクタを駆動し、短時間に大電流を通電させて、圧力の高い筒内直接噴射を実現している。
図6に示す電磁負荷制御装置は、バッテリー101、電流検出器104、電流検出抵抗106、昇圧コイル107、昇圧用スイッチング素子109、昇圧制御部111、昇圧用ダイオード112、放電手段113、昇圧用キャパシタ114、過電圧制御器116、電圧検出器118を備える。これらの構成は、バッテリー101が供給する電圧を昇圧して後述するVHハイサイドスイッチング素子140に昇圧電圧117として供給するためのものである。
昇圧コイル107、昇圧用スイッチング素子109、昇圧用キャパシタ114は、本発明における昇圧回路に相当する。
バッテリー101、電流検出抵抗106、昇圧用キャパシタ114は、アース100に接続されている。
バッテリー101は、バッテリー電圧102を昇圧コイル107および後述するVBハイサイドスイッチング素子146に供給する。昇圧制御部111は、昇圧用スイッチング素子109に昇圧スイッチング信号110を出力して昇圧用スイッチング素子109をON/OFF制御し、バッテリー電圧102を昇圧する動作を制御する。電流検出器104は、昇圧用スイッチング素子109を流れる充電電流108を、電流検出抵抗106の両端電位差120に基づき検出し、検出結果を昇圧制御部111に出力する。
放電手段113は、放電によって昇圧電圧117を降下させる装置であり、昇圧用ダイオード112に並列接続されている。過電圧制御部116は、放電手段113に過電圧放電制御信号115を出力して放電手段113をON/OFF制御する。昇圧用キャパシタ114は、昇圧電圧117に基づき電荷を充電する。電圧検出器118は、昇圧電圧117を検出する。昇圧電圧117が低下したときは昇圧低下検出信号105を昇圧制御部111に出力し、昇圧電圧117が過電圧となったときは過電圧検出信号119を過電圧制御器116に出力する。
図6に示す電磁負荷制御装置はさらに、インジェクタドライバ制御部130、VHドライバ駆動部134、VBドライバ駆動部135、ロウサイドドライバ駆動部136、VHハイサイドスイッチング素子140、VHハイサイド逆流防止ダイオード141、インジェクタ負荷142、ロウサイドスイッチング素子143、VBハイサイド逆流防止ダイオード145、VBハイサイドスイッチング素子146、還流ダイオード147を備える。
VHドライバ駆動部134は、インジェクタドライバ制御部130が出力するVHハイサイド制御信号131にしたがってVHハイサイド駆動信号137を出力し、VHハイサイドスイッチング素子140を駆動制御する。VBドライバ駆動部135は、インジェクタドライバ制御部130が出力するVBハイサイド制御信号132にしたがってVBハイサイド駆動信号138を出力し、VBハイサイドスイッチング素子146を駆動制御する。ロウサイドドライバ駆動部136は、インジェクタドライバ制御部130が出力するロウサイド制御信号133にしたがってロウサイド駆動信号139を出力し、ロウサイドスイッチング素子143を駆動制御する。還流ダイオード147は、インジェクタ負荷142)による逆起電力を昇圧側に還流させる。
図7は、図6に示す電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。以下図7を用いて、図6に示す電磁負荷制御装置の動作を説明する。
バッテリー電圧101が供給されると、電磁負荷制御装置が動作を開始する。昇圧スイッチング素子109がON/OFFすることによって、昇圧電圧117が生成される。昇圧電圧117は、図7中に示す電圧117dまで昇圧される。
図7に示すタイミング125でインジェクタ負荷142に負荷電流が供給され、インジェクタ負荷142の駆動が開始される。インジェクタドライバ駆動部130は、VHハイサイド駆動信号131、VBハイサイド駆動信号132、ロウサイド制御信号133を出力する。これに応じてVH、VB、ロウサイドの各スイッチング素子140、146、143はそれぞれON/OFFを繰り返し、図7に示す負荷駆動電流144をインジェクタ負荷142に供給する。
VHハイサイド制御信号131によってVHハイサイドスイッチング素子140がONし、昇圧用キャパシタ114にチャージされた電荷により昇圧電圧117と電流がインジェクタ負荷142に供給される。このとき、昇圧電圧117は図7に示すように次第に降下する。昇圧電圧117が所定の閾値117a未満まで低下すると、電圧検出器118がこれを検出し、電圧低下検出信号105を昇圧制御部111に出力する。昇圧制御部111は、昇圧スイッチング信号110を出力し、昇圧スイッチング素子109をON/OFFさせる。
電流検出抵抗106は、昇圧スイッチング素子109がONになっている期間に流れる充電電流108を検出する。充電電流108が所定の充電電流閾値108aに達すると、充電電流検出信号120が所定の閾値120aに到達する。昇圧制御部111は、この時点で昇圧スイッチング素子109をOFFする。この時、充電電流108は昇圧ダイオード112を介して昇圧キャパシタ114にチャージされ、これにより昇圧電圧117は所定の昇圧電圧レベル117dまで改めて昇圧される。
その後、図7に示すタイミング126でインジェクタ負荷142の駆動が終了すると、ロウサイドスイッチング素子143がOFFする。これにより、負荷駆動電流144が逆起電流となって、還流ダイオード147を介して昇圧側へ還流される。このとき、還流電流が昇圧用キャパシタ114に充電され、昇圧電圧117が上昇する。
還流電流によって昇圧電圧117が上昇し続け、所定の電圧閾値117bを超えたとき、電圧検出器118はこれを検出し、過電圧検出信号119を過電圧制御部116に出力する。過電圧制御部116は、過電圧検出信号119に応じて過電圧放電制御信号115を放電手段113に出力する。放電手段113は過電圧放電制御信号115にしたがってONとなり、放電手段113に放電電流123が流れて放電が生じる。これにともない、昇圧電圧117は低下する。このとき、昇圧スイッチング素子109はOFFしており、放電電流123はバッテリー101に流れる。
昇圧電圧117が所定電圧117c未満まで低下すると、電圧検出器118はこれを検出し、過電圧検出信号119をロウレベルに変更する。これにともない放電手段113はOFFとなり、放電動作が停止する。これにより、昇圧電圧117の過昇圧を防止し、過昇圧による回路部品の破損を防止している。
ここで、上記放電動作において、放電手段113は、昇圧電圧117が所定電圧閾値117b以上になるとONし、117c未満になるまでONし続けることになる。放電電流123は、昇圧電圧117とバッテリー電圧102との電位差、および放電手段113の抵抗成分とで決まる値となる。昇圧電圧117が所定の閾値117b以上となっている期間、この放電電流が流れ続ける。
このとき、放電電流123を制限するものは、放電手段113の抵抗成分のみとなるので、放電手段113に許容されている定格電流を超えた放電電流123が流れる可能性がある。この過大な放電電流123によって放電手段113が破損するおそれがある。
過大な放電電流123が流れることを防止するためには、放電手段113の放電動作を停止させる必要がある。しかし、図6〜図7に示す回路構成およびタイミングチャートでは、昇圧電圧117が閾値117bに達したか否かを基準として放電手段113を動作させている。そのため、放電電流123を必ずしも適切に制御できていない場合もあると考えられる。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る電磁負荷制御装置の回路図である。図1に示す回路は、上述の図6で説明した回路構成とは異なり、電流検出抵抗106が昇圧コイル107の上流側(バッテリー101に近い側)に配置されている。電流検出器104は、電流検出信号103を、昇圧制御部111と過電圧制御部116の双方に出力する。過電圧制御部116は、電圧検出器118と電流検出器104からの検出結果に基づき、放電手段113をON/OFF制御する。
図2は、本実施形態1に係る電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。図2に示すタイミングチャートは、上述の図7に対応するものである。以下図2を用いて、本実施形態1に係る電磁負荷制御装置の動作を説明する。
昇圧制御部111が昇圧電圧117を電圧閾値117dへ昇圧するまでの動作は、図7で説明したタイミングチャートと同様である。ただし、充電電流108を検出する電流検出抵抗106の配置位置が図6と図1では異なる。
昇圧電圧117が上昇し続け、所定の電圧閾値117bを超えると、過電圧制御部116は放電手段113をONにする。これにより、放電手段113に放電電流123が流れて放電が生じる。このとき、昇圧スイッチング素子109はOFFしており、放電電流123は電流検出抵抗106を介してバッテリー101に流れる。
ここで、図1に示す回路構成では、図6に示す回路構成とは異なり、電流検出抵抗106を昇圧コイル107の上流側に配置しているので、電流検出抵抗106および電流検出器104によって放電電流123を検出することができる。すなわち、充電電流108を検出するためのものと同じ検出回路を用いて、放電電流123を検出することができる。
放電電流123が所定の電流閾値123aに達すると、充電電流検出信号120(ここでは放電電流123の検出結果となっている)が所定の閾値120bに到達する。過電圧制御部116は、この時点で放電手段123をOFFする。
この時、放電電流量が十分ではなく、依然として昇圧電圧117が所定の閾値117c以上の電圧を保っていた場合、過電圧制御部116は再度過電圧放電制御信号115をハイにし、放電手段113をONして放電電流123を流させる。
過電圧制御部116は、昇圧電圧117が所定の閾値117c未満となるまで、放電手段123をON/OFFする動作を繰り返し実施する。昇圧電圧117が所定の閾値117c未満となった時点で、過電圧検出信号119はロウになり、放電手段113の放電動作は停止する。
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係る電磁負荷制御装置によれば、電流検出抵抗106および電流検出器104を用いて放電電流123を検出することができる。これにより、過昇圧された昇圧電圧117を降下させるため放電手段113が放電している最中に放電電流123が過大となる前に、放電手段113をOFFさせることができる。すなわち、過大な放電電流123により放電手段113を破損させるリスクを低減することができる。
また、本実施形態1に係る電磁負荷制御装置では、電流検出抵抗106を昇圧コイル107の上流側に配置しているので、単一の電流検出抵抗106および電流検出器104を用いて、充電電流108と放電電流123を双方検出することができ、回路コストや実装面積の観点で有利である。
なお、放電手段123と昇圧コイル107の間に電流検出抵抗106を配置しても、同様に単一の電流検出抵抗106および電流検出器104を用いて、充電電流108と放電電流123を双方検出することができる。ただし、この場合は電流検出器104の上流側電位が、昇圧スイッチング素子109のON/OFFにともないバッテリー電圧102になったり0になったりするので、電流検出抵抗106の両端電圧をもって電流検出することを考慮すると、必ずしも望ましい配置ではない。
<実施の形態2>
実施形態1では、放電電流123が所定の電流閾値123bに達した時点で放電手段113をOFFすることにより、放電電流123を抑制する構成を説明した。本発明の実施形態2では、より簡易な構成で放電電流123を抑制する構成を説明する。
図3は、本実施形態2に係る電磁負荷制御装置の回路図である。図3に示す回路は、図1に示す回路とは異なり、電流検出抵抗106を、図6と同様に昇圧コイル107および昇圧スイッチング素子109の下流側に配置している。
また、過電圧制御部116は放電手段113を直接制御せず、Duty制御部122に対して過電圧保護信号121を出力する。Duty制御部122は、過電圧保護信号121にしたがって放電手段113をON/OFF制御する。放電手段113のONデューティ期間を制御することにより、放電電流123を制御することができる。なお、Duty制御部122によってON/OFF制御されるDuty比は、Duty設定手段122aから出力されるDuty設定信号122bによって、可変する事が可能である。
図4は、本実施形態2に係る電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。以下図4を用いて、本実施形態2に係る電磁負荷制御装置の動作を説明する。
図4に示すタイミングチャートは、図2と概ね同様であるが、過電圧放電制御信号115を出力する動作主体が異なる。過電圧制御部116は、過電圧検出信号119がハイになると、過電圧保護信号121をハイにする。Duty制御部122は、所定のONデューティ期間を有する過電圧放電制御信号115を放電手段113に出力し、放電手段113をON/OFF制御する。ONデューティ期間は、例えば10μs以下程度とすることができる。
放電手段113は、所定期間ON状態を継続した後、自動的にOFF制御される。これにより、ON期間に流れる放電電流123は、放電手段113のON抵抗値によらず、所定の電流値123a未満に制限される。過電圧放電制御信号115のハイ期間に対してロウ期間が長ければ長いほど、放電電流123の値は低くなる。
なお、本実施形態2では放電電流123を検出せずに放電手段113のデューティ制御のみによって放電電流123を抑制しているので、ONデューティとOFFデューティの比をあらかじめ適切に設定しておく必要がある。具体的には、想定しているインジェクタ負荷142の特性や放電手段113の定格などに応じて、あらかじめ放電電流123の範囲を予測しておき、これに基づいてデューティ比を定めるなどすればよい。この際、デューティ比の設定は、Duty設定手段を介して、例えばマイクロコンピュータ等から行う事が可能である。
<実施の形態2:まとめ>
以上のように、本実施形態2に係る電磁負荷制御装置によれば、昇圧電圧117が閾値117bを超えると、所定のデューティ比をもって放電手段113をON/OFFし、放電電流123を抑制することができる。
なお、本実施形態2と同様に所定のデューティ比をもって放電手段113を駆動制御する構成を、実施形態1の回路構成の下で用いることもできる。この場合、電流検出抵抗106を充電電流108の検出にのみ用い、放電電流123の検出には用いないようにすることができるので、過電圧制御部116の動作はより単純化される。すなわち、実施形態1では放電電流123が閾値123bを超えたか否かを判断する処理が短い時間内に複数発生するところ、本実施形態2ではこの判断を省略して放電手段113のON/OFF制御を簡易化しているので、制御処理が全体として簡略化されている。
また、実施形態1の回路構成の下で電流検出抵抗106を用いて放電電流123を検出する場合でも、過電圧制御部116が放電手段113を直接ON/OFF制御する構成に代えて、本実施形態2のようにDuty制御によって放電手段113をON/OFF制御することもできる。
<実施の形態3>
図5は、本発明の実施形態3に係る電磁負荷制御装置の回路図である。図5に示す回路は、図3に示す回路とは異なり、放電手段113の一端は昇圧用キャパシタ114と昇圧コイル107の間に接続され、もう一端は接地されている。その他の構成は実施形態2と同様である。
本実施形態3では、放電電流123はバッテリー101へは戻らず、GNDに流れる。この場合でも、実施形態2と同様に放電手段113のONデューティを制御することにより、放電電流123を抑制することができる。なお、抵抗やコイルなどを介してGNDに放電電流123を流すように構成し、放電電流123を適宜抑制するようにしてもよい。
<実施の形態4>
上記各構成、機能、処理部などは、それらの全部または一部を、例えば集積回路で設計することによりハードウェアとして実現することもできるし、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを実行することによりソフトウェアとして実現することもできる。各機能を実現するプログラム、テーブルなどの情報は、メモリやハードディスクなどの記憶装置、ICカード、DVDなどの記憶媒体に格納することができる。
例えば、昇圧制御部111、過電圧制御部116、Duty制御部122、インジェクタドライバ制御部130、VHドライバ駆動部134、VBドライバ駆動部135、ロウサイドドライバ駆動部136のうちいずれか1以上の機能部を、集積回路上に実装することもできる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
100:GND、101:バッテリー、102:バッテリー電圧、103:電流検出信号、104:電流検出器、105:昇圧低下検出信号、106:電流検出抵抗、107:昇圧コイル、108:充電電流、109:昇圧用スイッチング素子、110:昇圧スイッチング信号、111:昇圧制御部、112:昇圧用ダイオード、113:放電手段、114:昇圧用キャパシタ、115:過電圧放電制御信号、116:過電圧制御部、117:昇圧電圧、118:電圧検出器、119:過電圧検出信号、120:充電電流検出信号、130:インジェクタドライバ制御部、131:VHハイサイド制御信号、132:VBハイサイド制御信号、133:ロウサイド制御信号、134:VHドライバ駆動部、135:VBドライバ駆動部、137:VHハイサイド駆動信号、138:VBハイサイド駆動信号、136:ロウサイドドライバ駆動部、139:ロウサイド駆動信号、140:VHハイサイドスイッチング素子、141:VHハイサイド逆流防止ダイオード、142:インジェクタ負荷、143:ロウサイドスイッチング素子、144:負荷駆動電流、145:VBハイサイド逆流防止ダイオード、146:VBハイサイドスイッチング素子、147:還流ダイオード。

Claims (4)

  1. 電磁負荷に供給する電流を制御する装置であって、
    前記電磁負荷に印加する負荷電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路が前記負荷電圧を昇圧する際に蓄積した電荷を放電する放電装置と、
    前記放電装置に流れる放電電流を検出する電流検出器と、
    前記昇圧回路が昇圧した電圧を検出する電圧検出器と、
    前記放電装置の放電動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記電圧検出器が所定の電圧閾値以上の電圧を検出すると前記放電装置を通電して放電電流を流し、前記電流検出器が検出する放電電流が所定の電流閾値以上になると前記放電装置を非通電にして放電電流を停止させる動作を繰り返すことにより、前記放電電流を前記電流閾値以下に抑える
    ことを特徴とする電磁負荷制御装置。
  2. 前記電流検出器は、
    前記昇圧回路が前記負荷電圧を昇圧する際に前記昇圧回路に流れる昇圧電流と、前記放電電流とを双方検出することができる位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項記載の電磁負荷制御装置。
  3. 前記電流検出器は、前記昇圧回路の上流側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電磁負荷制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記電圧検出器が所定の電圧閾値以上の電圧を検出すると前記放電装置を通電して放電電流を流し、所定時間経過後に前記放電装置を非通電にして放電電流を停止させる動作を繰り返すことにより、前記放電電流を前記電流閾値以下に抑える
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁負荷制御装置。
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