JP3965930B2 - 電磁負荷の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電磁負荷の制御装置に係り、詳しくは、コンデンサに蓄積されたエネルギーの放出によって作動応答性(例えばインジェクタ、つまり燃料噴射用電磁弁の開弁応答性)の向上を図った電磁負荷の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁弁の開弁応答を早めるために、昇圧回路(DC−DCコンバータ)によりコンデンサに蓄積されたエネルギーを放出するもの、あるいは、電磁弁の通電エネルギーの回収によりコンデンサにエネルギーを蓄積し利用するものが知られている(特開平9−115727号公報、特公平7−78374号公報、特許第2598595号公報)。
【0003】
この種の電磁負荷の制御装置の一例を図3に示す。図3はインジェクタ制御装置(駆動回路100)の電気回路図であり、図4には、そのタイミングチャートを示す。
【0004】
図3の駆動回路100においてインジェクタのソレノイド101に対しトランジスタ102を介してコンデンサ103が接続されるとともにトランジスタ104を介して電源+Bが接続され、ソレノイド101の通電電流(インジェクタ電流)は、図4に示すようにピーク電流Ip と2段定電流I1 ,I2 で形成される。図3の充電用コンデンサ103は充電電圧制御回路105により130ボルトに充電され、放電制御回路106によりピーク電流Ip を発生させる。引き続いて、定電流制御回路107により2段定電流I1 ,I2 を発生させている。また、インジェクタのソレノイド101のフライバックエネルギーを利用して充電するためにエネルギー回収ダイオード108がインジェクタ端子113と充電用コンデンサ103をつなぐ経路途中に挿入されている。
【0005】
図3の回路図において、通常、充電電圧は充電電圧制御回路105の動作により130ボルト程度に制御される。充電過電圧検出回路109はこの充電電圧を監視しており、もし何らかの異常により、充電電圧が150ボルト以上になった場合は、充電回路異常と判断して充電電圧制御回路105に対し充電過電圧検出信号を出し、充電動作を停止させる。
【0006】
一方、充電電圧を上昇させる動作は充電電圧制御回路105以外にもう一つあり、それがエネルギー回収である。これは、噴射信号(インジェクタ駆動信号)TQ1,TQ3,TQ5がオン状態からオフする瞬間(図4のt110,t111のタイミング)、インジェクタのソレノイド101の電流が突然カットされることにより発生するフライバックエネルギーをエネルギー回収ダイオード108により充電用コンデンサ103に回収することで充電電圧を上昇するものである。このようにインジェクタのソレノイド101に流れる電流を有効に利用することにより、充電電圧制御回路105の負荷を低減し、発熱を抑える効果を持たせている。
【0007】
ところが、このエネルギー回収動作があるとインジェクタ異常時には困った動作をすることがある。今、例えば図3のコモン端子110に電源ショートが発生した場合を考えると(図4のt100のタイミング)、正常電流よりかなり大きな電流が流れ、図4のt120のタイミングでインジェクタ過電流検出回路111(図3参照)が働いて噴射信号TQ1,TQ3,TQ5(トランジスタゲート信号TWV)はカットされる(図4のt120で過電流検出、t121で遮断)。
【0008】
ところが、その過電流のフライバックエネルギーもやはりエネルギー回収ダイオード108を通じて充電用コンデンサ103に回収される。
この状態で噴射信号TQ1,TQ3,TQ5が連続的に入力されると、その立ち上がりエッジではインジェクタのソレノイド101に充電電荷が放電されるので充電電圧は低下するが(図4のt122,t124のタイミング)、図4のt123,t125に示すその立ち下がりエッジでは放電時よりも大きなフライバックエネルギーが充電される(ΔV2>ΔV1)。これにより、充電電圧は上昇する。それゆえ、過充電状態となり、充電過電圧検出回路109が働いて、充電動作を停止させるが、これは充電電圧制御回路105が異常ではなく、電源ショートが原因で発生しているのである。従って、この電源ショート状態がなくならない限り、充電動作は停止しても、この過電流フライバック回収による充電電圧の上昇は止らず、充電電圧は上昇を続ける。
【0009】
最終的には、図3の充電用トランジスタ112のブレイクダウン電圧である200ボルトまで上昇し(図4のt126のタイミング)、これを保持し続ける。この状況は好ましくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の目的は、電源ショート等の発生時における過充電を防止することができる電磁負荷の制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1,2に記載の発明によれば、充電手段によりコンデンサの充電動作が行われて電磁負荷に供給するエネルギーが蓄積される。そして、入力するオン信号により、スイッチング素子によってコンデンサに蓄積したエネルギーが電磁負荷に供給される。電磁負荷への通電遮断時に発生するフライバックエネルギーがエネルギー回収ダイオードによりコンデンサに戻される。
【0012】
一方、第1の禁止手段により、コンデンサでの充電電圧が検出されて充電電圧が所定値を超えると過電圧検出信号が出力されて充電手段によるコンデンサの充電動作が停止される。また、第2の禁止手段により、電磁負荷に流れる電流値が検出されて電流値が所定値を超えると過電流検出信号が出力されて今回のオン信号による電磁負荷への通電が途中で終了される。
【0013】
ここで、電磁負荷へのエネルギー供給ラインに電源ショートが発生した場合、電磁負荷には大きな電流が流れ、第2の禁止手段により今回のオン信号による電磁負荷への通電が途中で終了されるが、電磁負荷への通電遮断時に発生するフライバックエネルギーがエネルギー回収ダイオードによりコンデンサに戻され過充電状態となり、第1の禁止手段によりコンデンサの充電動作を停止させるが、フライバックエネルギーがコンデンサに戻されることによりコンデンサでの充電電圧が上昇し続けようとする。
【0014】
ここで、本発明においては、第3の禁止手段により、過電圧検出信号が出力されるとともに過電流検出信号が出力されると、オン信号を入力しても電磁負荷における通電が停止させられる。このように、本発明によれば、電磁負荷へのエネルギー供給ラインに電源ショート等が発生した場合、過電圧検出信号が出力されるとともに過電流検出信号が出力されると、電磁負荷の動作そのものが停止される。その結果、エネルギー回収ダイオードによりコンデンサでの充電電圧が上昇するということが防止できる。
【0015】
ここで、請求項3に記載のように、第2の禁止手段として、過電流検出信号をセット信号として入力するとともに、電磁負荷への通電を途中で終了させる指令信号を出力する記憶保持手段を具備する電磁負荷の制御装置において、第3の禁止手段として、オン信号を入力するとともに過電圧検出信号を反転した信号を入力してその論理積を前記記憶保持手段のリセット信号として出力するアンドゲートを用いるとよい。
【0016】
また、請求項4に記載のように、電磁負荷はエンジンに燃料を供給するインジェクタのソレノイドである電磁負荷の制御装置に適用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施の形態を図面に従って説明する。
本実施の形態は、車載用6気筒ディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射システムとして具体化されるものであり、同燃料噴射システムにおいてコモンレール内で蓄圧された高圧燃料は、インジェクタの駆動に伴いディーゼルエンジンの各気筒に対して噴射供給される。
【0018】
図1は、本実施の形態における片方のバンク用のインジェクタ制御装置(駆動回路1)を示す電気回路図である。つまり、第1,第3,第5気筒のインジェクタを駆動するための装置(1)であり、図1のインジェクタ駆動回路1とは別に同様の構成をなす第2,第4,第6気筒のインジェクタを駆動するための装置が用意されている。
【0019】
図1の装置は、エンジンの第1,第3,第5気筒に対して燃料の供給(噴射)を行うインジェクタのソレノイド11,12,13と、各インジェクタのソレノイド11,12,13を駆動するインジェクタ駆動回路1と、このインジェクタ駆動回路1に接続されるECU(電子制御装置)2とを備える。ECU2は、CPU、各種メモリ等からなる周知のマイクロコンピュータを備え、エンジン回転数Ne、アクセル開度ACC、エンジン水温THWなど、各種センサにて検出されるエンジン運転情報に基づき気筒毎に噴射信号TQ1,TQ3,TQ5を生成してインジェクタ駆動回路1に出力する。
【0020】
各インジェクタは常閉式の電磁弁(三方電磁弁)にて構成され、電磁負荷としてのソレノイド11,12,13を備える。この場合、ソレノイド11,12,13が通電されると、図示しない弁体がリターンスプリングの付勢力に抗して開弁位置に移動し、燃料噴射が行われる。また、ソレノイド11,12,13の通電が遮断されると、弁体が元の閉弁位置に戻り、燃料噴射が停止される。
【0021】
充電用コイル(インダクタ)L1は一端が車載電源+Bに接続され、他端がトランジスタ(スイッチング素子)Q1に接続されている。以下、トランジスタは全てスイッチング素子として使用される。トランジスタQ1のゲート端子には充電電圧制御回路20が接続され、この回路20の出力に応じてトランジスタQ1がオン/オフする。充電電圧制御回路20に関し、詳しくは自励式の発振回路を使用している。また、トランジスタQ1とGNDとの間には電流検出抵抗R1が接続されている。
【0022】
充電用コイル(インダクタ)L1とトランジスタQ1との間には、逆流防止用のダイオードD1を介してコンデンサC1の一端が接続されている。コンデンサC1の他端はトランジスタQ1と電流検出抵抗R1との間に接続されている。
【0023】
上記充電用コイル(インダクタ)L1、トランジスタQ1、電流検出抵抗R1、充電電圧制御回路20、ダイオードD1によりコンデンサC1の充電動作を行う充電手段としてのDC−DCコンバータ回路が構成されている。トランジスタQ1がオン/オフされると、ダイオードD1を通じてコンデンサC1が充電される。これにより、コンデンサC1が車載電源電圧よりも高い電圧に充電され、車載電源+Bよりも高いエネルギーを蓄積することができる。かかる場合、電流検出抵抗R1により充電電流がモニタされつつ、充電電圧制御回路20によりトランジスタQ1がオン/オフされることで、コンデンサC1が効率の良い周期で充電される。このようにして充電電圧は充電電圧制御回路20の動作により130ボルト程度に制御される。
【0024】
第1の禁止手段としての充電過電圧検出回路21はコンデンサC1での充電電圧を検出して充電電圧が所定値(150ボルト)を超えると充電電圧制御回路20に対し充電過電圧検出信号を出力してコンデンサC1の充電動作を停止させる。
【0025】
コンデンサC1にはトランジスタQ2とダイオードD2を介してコモン端子1aが接続され、このコモン端子1aに各インジェクタのソレノイド11,12,13がそれぞれ接続されている。さらに、各インジェクタ毎の端子1b,1c,1dはトランジスタQ11,Q12,Q13を介して接地されている。そして、トランジスタQ2とQ11が共にオンする、あるいは、トランジスタQ2とQ12が共にオンする、あるいは、トランジスタQ2とQ13が共にオンすると、コンデンサC1の蓄積エネルギーがインジェクタのソレノイド11,12,13に供給(放出)される。こうしたコンデンサC1のエネルギー放出により、インジェクタの駆動電流として大電流が流れ、それに伴いインジェクタの開弁応答性が向上する。
【0026】
また、インジェクタ駆動回路1においてコモン端子1aはトランジスタQ3とダイオードD30を介して車載電源+Bと接続されており、トランジスタQ3,Q11あるいはQ3,Q12あるいはQ3,Q13が共にオンすると、車載電源+Bのエネルギーがインジェクタのソレノイド11,12,13に供給される。
【0027】
インジェクタ駆動回路1はECU2からは噴射信号TQ1,TQ3,TQ5を入力する。この各噴射信号入力端子1e,1f,1gは、アンドゲート31,32,33を介して各トランジスタQ11,Q12,Q13のゲート端子と接続されている。また、各噴射信号入力端子1e,1f,1gは、オアゲート40を介して放電制御回路22および定電流制御回路23と接続されている。放電制御回路22と定電流制御回路23はオアゲート40からの噴射信号TQ135によりトランジスタQ2,Q3をオン・オフする。
【0028】
一方、トランジスタQ11,Q12,Q13は電流検出抵抗R10を介して接地されており、電流検出抵抗R10により各インジェクタのソレノイド11,12,13に流れる電流が検出され、その検出結果(インジェクタ電流モニタ信号)が放電制御回路22と定電流制御回路23とインジェクタ過電流検出回路24に取り込まれる。インジェクタ過電流検出回路24は比較器24aとディレイ回路24bとフリップフロップ24cよりなる。比較器24aはソレノイド11,12,13に流れる電流値に対応する電圧(モニタ信号)と所定電圧値を比較して、ソレノイド通電電流が所定値を超えると、Hレベルの信号をディレイ回路24bに送る。ディレイ回路24bは比較器24aからの信号が立ち上がってからその状態が所定時間Tdだけ継続するとフリップフロップ24cに信号を出力する。このディレイ回路24bによりノイズを入力した場合、つまり、Tdよりも短い時間だけHレベルとなった信号を入力した場合にはフリップフロップ24cに信号を出力しない。フリップフロップ24cのセット端子はディレイ回路24bと接続され、出力端子(Q端子)は各アンドゲート31,32,33に接続されている。フリップフロップ24cの出力信号は反転されてアンドゲート31,32,33に入力される。
【0029】
定電流制御回路23は、各インジェクタのソレノイド11,12,13に流れる電流に応じてトランジスタQ3をオン/オフ制御する。これにより、車載電源+Bから各インジェクタのソレノイド11,12,13に定電流が供給される。なお、ダイオードD20は定電流制御のための帰還ダイオードであり、トランジスタQ3のオフ時に各ソレノイド11,12,13に流れる電流はダイオードD20を介して還流される。また、放電制御回路22においては、各インジェクタのソレノイド11,12,13に流れる電流が所定値を超えるとトランジスタQ2を強制的にオフする。
【0030】
また、各インジェクタのソレノイド11,12,13(端子1b,1c,1d)はエネルギー回収ダイオードD11,D12,D13を介してコンデンサC1に接続されており、ソレノイド11,12,13への通電遮断時に発生するフライバックエネルギー(逆起電力エネルギー)がダイオードD11,D12,D13を介してコンデンサC1に戻され回収される。つまり、ソレノイド11,12,13のフライバックエネルギーを利用してコンデンサC1が充電され、ソレノイド11,12,13に流れる電流を有効に利用することにより、充電電圧制御回路20の負荷を低減し、発熱を抑えることができる。
【0031】
ここまでの構成による動作を、図2のタイムチャートを用いて説明する。
図2においては、上から噴射信号TQ1,TQ3,TQ5、オアゲート40の出力信号TQ135、フリップフロップ24cのリセット端子の入力状態、比較器24aの出力、ディレイ回路24bの出力(フリップフロップ24cのセット信号)、フリップフロップ24cの出力、コモン端子1aの状態、トランジスタQ11,Q12,Q13のゲートへの信号TWV1,TWV3,TWV5、充電過電圧検出回路21の出力信号、インジェクタ電流、コンデンサC1の充電電圧を示している。
【0032】
図1の充電電圧制御回路20等により電源電圧が昇圧され、車載電源+Bよりも高いエネルギーが充電用コンデンサC1に蓄積される。詳しくは、充電電圧は充電電圧制御回路20の動作により130ボルト程度に制御される。充電過電圧検出回路21はこの充電電圧を監視しており、もし何らかの異常により、充電電圧が150ボルト以上になった場合は、充電回路異常と判断して充電電圧制御回路20に対し充電過電圧検出信号を出力して充電動作を停止させる。
【0033】
一方、ECU2から所定のタイミングで噴射信号(トランジスタ・オン信号)TQ1(TQ3,TQ5)が出力される。この信号TQ1(TQ3,TQ5)がオアゲート40を介して放電制御回路22と定電流制御回路23に送られ、トランジスタQ2,Q3がオンされる。同時に、信号TQ1(TQ3,TQ5)がアンドゲート31(32,33)を介してトランジスタQ11(Q12,Q13)に送られ、トランジスタQ11(Q12,Q13)がオンされる。このとき、放電制御回路22により図2のピーク電流Ip を発生させる。つまり、入力するオン信号TQ1(TQ3,TQ5)により、トランジスタQ2,Q11(Q12,Q13)がオンしてコンデンサC1に蓄積したエネルギーがインジェクタのソレノイド11(12,13)に供給され、ピーク電流Ip を生じさせる。引き続いて、図1の定電流制御回路23により図2に示すように2段定電流I1 ,I2 を発生させる。つまり、入力するオン信号TQ1(TQ3,TQ5)により、トランジスタQ3,Q11(Q12,Q13)がオンして車載電源+Bのエネルギーをソレノイド11(12,13)に供給する。
【0034】
そして、図2のt1(t2)に示すタイミングにおいて噴射信号TQ1(TQ3,TQ5)がオン状態からオフする瞬間、インジェクタのソレノイド11(12,13)の電流がカットされることにより発生するフライバックエネルギーがエネルギー回収ダイオードD11(D12,D13)により充電用コンデンサC1に回収される。これにより、充電電圧が上昇する。
【0035】
また、図1のインジェクタ過電流検出回路24の比較器24aにおいて、インジェクタのソレノイド11(12,13)に流れる電流値が所定値より大きくなると、Hレベル信号が出され、ディレイ回路24bによりHレベル状態が所定時間継続すると信号(過電流検出信号)がフリップフロップ24cのセット端子に送られる。そして、フリップフロップ24cの出力端子(Q端子)から、ラッチした過電流検出信号が出力され、この信号がアンドゲート31(32,33)の一方の入力端子に反転された状態で入力される。これにより、アンドゲート31(32,33)の出力はECU2から信号TQ1(TQ3,TQ5)が出力されているにもかかわらずLレベルになり、トランジスタQ11(Q12,Q13)のオン動作が中断(禁止)される。
【0036】
このように、第2の禁止手段としての電流検出抵抗R10およびインジェクタ過電流検出回路24により、ソレノイド11(12,13)に流れる電流値を検出して電流値が所定値を超えると過電流検出信号を出力して今回のオン信号TQ1(TQ3,TQ5)によるソレノイド11(12,13)への通電を途中で終了させる。また、インジェクタ過電流検出回路24のフリップフロップ24cは、過電流検出信号をセット信号として入力するとともに、ソレノイド11(12,13)への通電を途中で終了させる指令信号を出力する記憶保持手段として機能する。このフリップフロップ24cは、オアゲート40を介した噴射信号TQ1,TQ3,TQ5(TQ135)に基づいてリセットされる。
【0037】
第1気筒用のインジェクタ以外の第3,5気筒用のインジェクタについても同様の動作が行われる。
ここで、図2のt3のタイミングで図1のコモン端子1aに電源ショートが発生した場合(各インジェクタのソレノイド11,12,13へのエネルギー供給ラインに電源ショートが発生した場合)、ソレノイド11,12,13には大きな電流が流れる。そして、過電流検出回路24において過電流しきい値よりも大きくなり(図2のt4のタイミング)、今回のオン信号(負荷駆動信号)によるソレノイド11,12,13への通電が途中で終了される(図2のt5のタイミング)。このとき発生するフライバックエネルギーがエネルギー回収ダイオードD11,D12,D13によりコンデンサC1に戻され、コンデンサC1での充電電圧は上昇する。それゆえ、過充電状態となり、図2のt6のタイミングで充電電圧がしきい値(150ボルト)より大きくなり、充電過電圧検出回路21によりコンデンサC1の充電動作が停止される。しかし、フライバックエネルギーがエネルギー回収ダイオードD11,D12,D13にてコンデンサC1に戻されることによりコンデンサC1での充電電圧が上昇し続けようとする。
【0038】
本実施形態においては、図1のインジェクタ過電流検出出力の前段フリップフロップ24cのリセット端子の入力側に、充電過電圧検出信号の反転と信号TQ135のアンドをとるゲート(ロジック)50を追加しており、このアンドゲート50によってオン信号TQ135を入力するとともに過電圧検出信号を反転した信号を入力してその論理積をフリップフロップ(記憶保持手段)24cのリセット信号として出力するようにしている。これにより、過充電状態においてインジェクタ過電流状態となっても噴射信号TQ1,TQ3,TQ5にてフリップフロップ24cがリセットされず、トランジスタQ11,Q12,Q13をオンする信号TWV1,TWV3,TWV5は出ない。
【0039】
つまり、充電過電圧検出回路21から過電圧検出信号が出力されるとともにフリップフロップ24cがセットされ過電流検出信号が出力されると、第3の禁止手段としてのアンドゲート50により、噴射信号(トランジスタ・オン信号)TQ1,TQ3,TQ5を入力してもフリップフロップ24cがリセットされずに各インジェクタのソレノイド11,12,13における通電が停止させられる。このようにして、ソレノイド11,12,13へのエネルギー供給ラインに電源ショート等が発生した場合、過電圧検出信号が出力されるとともに過電流検出信号が出力されると、ソレノイド11,12,13の動作そのものが停止される。その結果、エネルギー回収ダイオードD11,D12,D13によりコンデンサC1での充電電圧が上昇するということが防止できる。
【0040】
さらに充電停止動作と電源ショート時の動作について言及する。インジェクタ過電流が発生していない時に、過充電が発生した場合は、充電過電圧検出回路21は充電動作を停止させる。その時には、充電過充電状態を早く解消するために、トランジスタQ11,Q12,Q13をオンする信号TWV1,TWV3,TWV5はカットせずソレノイド11,12,13によりすばやく放電させる。しかしながら、電源ショート等でソレノイド11,12,13に過電流が流れる場合は、インジェクタ放電時に放電されるエネルギーよりインジェクタ過電流カット時のフライバックエネルギーの方が大きいため(図4でのΔV2>ΔV1)、インジェクタ駆動を続けると充電電圧は無限に上昇するので、充電動作を停止させると同時に、インジェクタ過電流出力フリップフロップ24cをリセットをしないことでトランジスタQ11,Q12,Q13をオンする信号TWV1,TWV3,TWV5をカットし、インジェクタ駆動を停止させる。
【0041】
これにより、図2のごとく最大でも過電圧検出しきい値+α、具体的には、170ボルト程度以下に抑えることができる。よって、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置における電源ショート時の異常な過充電で素子破壊に至る不具合を防止することができる。
【0042】
また、電源ショートした状態において、図2のt6以降においてコンデンサC1での電荷は漏れにより徐々に減少していき、過電圧検出しきい値(150ボルト)以下になると、充電過電圧検出回路21から充電過電圧検出信号の出力が停止される。これにより、図1のアンドゲート50の片方の入力信号がHレベルとなり、噴射信号TQ1,TQ3,TQ5がオアゲート40を介してアンドゲート50に入力されると、アンドゲート50の出力がHレベルとなり、フリップフロップ24cがリセットされる。これにより、フリップフロップ24cの出力がLレベルとなり、アンドゲート31,32,33に噴射信号TQ1,TQ3,TQ5が入力されると、これに同期してトランジスタQ11,Q12,Q13がオンする。
【0043】
そして、片側のバンク用の駆動回路1に電源ショートが発生した場合に、当該駆動回路による第1,第3,第5気筒用のインジェクタは停止するが、電源ショートが発生していないもう片方のバンク用(第2,第4,第6気筒用のインジェクタ用)の駆動回路を用いてリンプホーム動作が行われる。
【0044】
これまでの説明ではディーゼルエンジンのインジェクタの制御システムに適用したが、ガソリンエンジンのインジェクタの制御システムに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態におけるインジェクタ制御装置を示す電気回路図。
【図2】 実施の形態における動作説明のためのタイムチャート。
【図3】 従来技術を説明するためのインジェクタ制御装置を示す電気回路図。
【図4】 従来技術を説明するためのタイムチャート。
【符号の説明】
1…インジェクタ駆動回路、2…ECU、11,12,13…インジェクタのソレノイド、20…充電電圧制御回路、21…充電過電圧検出回路、22…放電制御回路、23…定電流制御回路、24…インジェクタ過電流検出回路、24a…比較器、24b…ディレイ回路、24c…フリップフロップ、31,32,33…アンドゲート、40…オアゲート、50…アンドゲート、+B…車載電源、C1…コンデンサ、D11,D12,D13…エネルギー回収ダイオード、Q1,Q2,Q3,Q11,Q12,Q13…トランジスタ、R1,R10…抵抗。
Claims (4)
- 電磁負荷(11,12,13)と、
前記電磁負荷に接続され、前記電磁負荷に供給するエネルギーが蓄積されるコンデンサ(C1)と、
前記コンデンサの充電動作を行う充電手段(L1,Q1,20,R1,D1)と、
入力するオン信号により、前記コンデンサに蓄積したエネルギーを前記電磁負荷に供給するためのスイッチング素子(Q2,Q11,Q12,Q13)と、
前記電磁負荷への通電遮断時に発生するフライバックエネルギーを前記コンデンサに戻すためのエネルギー回収ダイオード(D11,D12,D13)と、
前記コンデンサでの充電電圧を検出して充電電圧が所定値を超えると過電圧検出信号を出力して前記充電手段によるコンデンサの充電動作を停止させる第1の禁止手段(21)と、
前記電磁負荷に流れる電流値を検出して電流値が所定値を超えると過電流検出信号を出力して今回の前記オン信号による電磁負荷への通電を途中で終了させる第2の禁止手段(R10,24)と、
前記過電圧検出信号が出力されるとともに過電流検出信号が出力されると、前記オン信号を入力しても前記電磁負荷における通電を停止させる第3の禁止手段(50)と、
を備えたことを特徴とする電磁負荷の制御装置。 - 車載電源に接続された電磁負荷(11,12,13)と、
入力するオン信号により、前記車載電源のエネルギーを前記電磁負荷に供給するための第1のスイッチング素子(Q3,Q11,Q12,Q13)と、
前記電磁負荷に接続され、前記車載電源よりも高いエネルギーが蓄積されるコンデンサ(C1)と、
前記コンデンサの充電動作を行う充電手段(L1,Q1,20,R1,D1)と、
入力するオン信号により、前記コンデンサに蓄積したエネルギーを前記電磁負荷に供給するための第2のスイッチング素子(Q2,Q11,Q12,Q13)と、
前記電磁負荷への通電遮断時に発生するフライバックエネルギーを前記コンデンサに戻すためのエネルギー回収ダイオード(D11,D12,D13)と、
前記コンデンサでの充電電圧を検出して充電電圧が所定値を超えると過電圧検出信号を出力して前記充電手段によるコンデンサの充電動作を停止させる第1の禁止手段(21)と、
前記電磁負荷に流れる電流値を検出して電流値が所定値を超えると過電流検出信号を出力して今回の前記オン信号による電磁負荷への通電を途中で終了させる第2の禁止手段(R10,24)と、
前記過電圧検出信号が出力されるとともに過電流検出信号が出力されると、前記オン信号を入力しても前記電磁負荷における通電を停止させる第3の禁止手段(50)と、
を備えたことを特徴とする電磁負荷の制御装置。 - 請求項1または2に記載の電磁負荷の制御装置において、
前記第2の禁止手段(R10,24)は、過電流検出信号をセット信号として入力するとともに、電磁負荷への通電を途中で終了させる指令信号を出力する記憶保持手段(24c)を具備しており、
前記第3の禁止手段として、オン信号を入力するとともに過電圧検出信号を反転した信号を入力してその論理積を前記記憶保持手段のリセット信号として出力するアンドゲート(50)を用いたことを特徴とする電磁負荷の制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電磁負荷の制御装置において、
前記電磁負荷はエンジンに燃料を供給するインジェクタのソレノイドであることを特徴とする電磁負荷の制御装置。
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