JP6022909B2 - 電磁負荷制御装置 - Google Patents

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本発明は、電磁負荷に供給する電流を制御する電磁負荷制御装置に係り、特に、負荷に流す電流のピーク値を保持しようとするタイプに適用するに好適な電磁負荷制御装置に関する。
電磁負荷としては種々のものが知られているが、その一つにインジェクタがある。従来から、ガソリンや軽油等を燃料とする、自動車,オートバイ,農耕機,工機,船舶機等の内燃機関制御装置において、燃費や出力向上の目的で、気筒内に直接燃料を噴射するインジェクタが用いられている。このような気筒内直接噴射型インジェクタは、従来の方式と比べ、高圧に加圧した燃料を使用するインジェクタの開弁動作のために、多くのエネルギーを必要とする。また、制御性能(応答性)の向上や高回転(高速度制御)へ対応するために、短時間にこのエネルギーをインジェクタに供給する必要がある。
このようなインジェクタを駆動する回路は、昇圧回路を用いてバッテリー電圧よりも高い電圧を生成し、そこに接続されたスイッチング素子をON/OFF駆動する。昇圧電圧を用いて電流を流して短時間に大電流を通電させることによりインジェクタを駆動し、高圧な筒内直接噴射を実現することができる。
このとき、インジェクタコイルに電流を流す噴射動作を行うことで、電流がピークに達したらそこでピークを維持するために昇圧回路の電圧をスイッチングするものが知られている(例えば、特許文献1の図8の例参照)。
特開2008−169762号公報
特許文献1記載の如き電磁負荷制御装置においては、インジェクタ電流ピークを維持することができるが、そのためにはVHハイサイド制御をスイッチングせねばならず、電圧昇圧手段によって作られた電荷を使ってしまい電圧昇圧手段の再充電を行う必要がある。そのため複数のインジェクタを高速に次々と動作させる場合に再充電時間が問題となる。
本発明の目的は、より少ない電流量でインジェクタのドライバを高速に駆動可能な電磁負荷制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、電磁負荷に印加する負荷電圧を昇圧する昇圧回路と、前記電磁負荷の上流側に配置され、前記昇圧回路が前記負荷電圧を昇圧する際に蓄積した電荷を放電する第1の上流放電装置と、前記電磁負荷の上流側に配置され、電源電圧によって前記負荷電圧を昇圧する際に蓄積した電荷を放電する第2の上流放電装置と、前記電磁負荷の下流側に配置され、前記昇圧回路が前記負荷電圧を昇圧する際に蓄積した電荷を放電する下流放電装置と、前記電磁負荷に流れる放電電流を検出する電流検出器と、前記第1の上流放電装置,第2の上流放電装置および下流放電装置の放電動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1の上流放電装置と前記下流放電装置を操作して第1の放電を行い、前記電流検出器によって第1のピーク電流値以上の電流が流れたことを検出すると、前記第2の上流放電装置を用いて第2の放電を行う電磁負荷制御装置であって、前記制御部は、前記第1の放電の期間より長い前記第2の放電の期間において、前記第1の上流放電装置をオフ状態、前記第2の上流放電装置をオン状態、且つ、前記下流放電装置をオン状態に保持するようにしたものである。
かかる構成により、より少ない電流量でインジェクタのドライバを高速に駆動可能となる。

本発明によれば、より少ない電流量でインジェクタのドライバを高速に駆動可能となる。
本発明の第1の実施形態による電磁負荷制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第5の実施形態による電磁負荷制御装置の構成を示すブロック図である。
以下、図1および図2を用いて、本発明の第1の実施形態による電磁負荷制御装置の構成および動作について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による電磁負荷制御装置の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
図1において、駆動負荷26は電磁負荷であり、例えば、インジェクタ噴射手段である。
駆動負荷26を制御する電磁負荷制御装置は、電圧昇圧制御手段4,インジェクタドライバ制御手段11,VHドライバ駆動手段13,VHハイサイド駆動MOS15,VBドライバ駆動手段17,VBハイサイド駆動MOS19,ローサイドドライバ駆動手段21,ローサイド駆動MOS23,保護ダイオード24,25,シャント抵抗28,インジェクタ電流検出手段31,および回生ダイオード33を備えている。
以上の一般的な電磁負荷制御装置の構成に加えて、本実施形態では、インジェクタドライバ制御手段11とVBドライバ駆動手段17との間にスローフォール制御手段35が備えられている。
電圧昇圧制御手段4は、バッテリー電源1のバッテリー電源電圧VBを昇圧して、昇圧電圧VHを生成する。バッテリー電源電圧VBが14Vとすると、昇圧電圧VHは、例えば、60V程度である。
インジェクタドライバ制御手段11には、マイクロプロセッサ等、外部の制御手段より入力されるインジェクタ噴射制御信号C(INJ)と、インジェクタ電流検出手段31によって検出されたインジェクタ検出電流Id(INJ)が入力する。インジェクタドライバ制御手段11は、入力されたインジェクタ噴射制御信号C(INJ)やインジェクタ検出電流Id(INJ)に基づいて、昇圧電圧側のハイサイドMOS15を駆動制御するVHハイサイド制御信号C(VH),バッテリー電圧側のハイサイドMOSを駆動制御するVBハイサイド制御信号C(VB),ローサイドMOSを駆動制御するローサイド制御信号C(VL)を出力する。
スローフォール制御手段35は、VBハイサイド制御信号C(VB)に基づいて、スローフォール制御信号C(SF)を出力する。VBドライバ駆動手段17は、スローフォール制御信号C(SF)に基づいて、VBハイサイド駆動MOS19を駆動するVBハイサイド駆動ゲート信号G(VH)を出力する。
ローサイドドライバ駆動手段21は、ローサイドハイサイド制御信号C(VL)に基づいて、ローサイド駆動MOS23を駆動するローサイド駆動ゲート信号G(VL)を出力する。
インジェクタ電流検出手段31は、シャント抵抗28に流れる、インジェクタを駆動するためのインジェクタ駆動電流I(INJ)を電圧信号として検出して、インジェクタ電流検出信号Id(INJ)を出力する。
なお、保護ダイオード24,25は、ハイサイドドライバ15,19の側への逆流を防止するために備えられている。また、回生ダイオード33は、回生電流を昇圧電圧VHに回生させるために備えられている。
次に、図2を用いて、本実施形態の電磁負荷制御装置の動作について説明する。
図2において、図2(A)はインジェクタドライバ制御手段11には入力するインジェクタ噴射制御信号C(INJ)を示し、図2(B)はインジェクタ26に流れるインジェクタ駆動電流I(INJ)を示し、図2(C)はインジェクタ26に印加されインジェクタ電圧を示している。図2(D)は、インジェクタドライバ制御手段11の中に備えられるホールドタイマのホールド値を示している。図2(E)はVHハイサイド制御信号C(VH)を示し、図2(F)はVBハイサイド制御信号C(HB)を示し、図2(G)はローサイド制御信号C(VL)を示している。
時刻t0において、図2(A)に示すインジェクタ制御信号C(INJ)がオンすると、図2(E)に示すVHハイサイド制御信号C(VH)と、図2(G)に示すローサイド制御信号C(VL)がオンする。これにより、VHハイサイドMOS15とローサイドMOS23とがオンし、図2(C)に示すように、電圧昇圧制御手段4からの高電圧VHがインジェクタ26に印加され、図2(B)に示すように、インジェクタ電流I(INJ)が流れ始め、その電流値は速やかに上昇する。
インジェクタ電流I(INJ)は、シャント抵抗28で検出され、インジェクタ電流検出手段31によって得られたインジェクタ電流検出信号Id(INJ)はスローフォール制御手段35に入力する。
時刻t1において、インジェクタドライバ制御手段11は、インジェクタ電流40がピーク電流閾値Ipに達したら(図2(B))、スローフォール制御信号C(SL)をオンとして、VHハイサイドMOS15をオフとしてVBハイサイドMOS19とローサイドMOS23をオンとする(図2(E),(F),(G))ことで、ピーク電流を緩やかに保持(図2の42)するスローフォールモードM−SFに移行する。スローフォールモードM−SFの間は、図2(B)に示すように、インジェクタ電流I(INJ)は、ピーク電流Ipから緩やかに下降しつつも電流保持を行う。このピーク電流が緩やかに下降しつつも保持されている現象をスローフォールと称する。
従来は、ローサイドMOS23をオンしたまま、VHハイサイドMOS15をオンオフしている。VHハイサイドMOS15をオフすると、インジェクタ電流I(INJ)は急激に減少する。それに対して、本実施形態では、VHハイサイドMOS15をオフした時、VBハイサイドMOS19をオンしているので、インジェクタ電流I(INJ)の急激な減少が防止され、インジェクタ電流は緩やかに減少して、スローフォール状態を得ることができる。
この後、時刻t2において、VBハイサイドゲートMOS19をオフとすることで、通常フォールモードM−NFに移行し、図2(B)に示すように、インジェクタ電流は通常の下降電流となる。
そして、時刻t3において、第1ホールド電流しきい値Iset1に達すると、第1のホールド状態へと移行し、図2(F)に示すように、VBハイサイドゲート19をオンオフすることで、インジェクタ電流I(INJ)を第1ホールド電流しきい値Iset1に保持する。
時刻t4において、図2(D)に示すホールドタイマ48が設定時間Tsetに達すると、VBハイサイドゲートMOS19をオフし、インジェクタ電流I(INJ)が減少する。
時刻t5において、第2のホールド電流しきい値Isaet2に達すると、第2のホールド状態へと移行し、図2(F)に示すように、VBハイサイドゲート19をオンオフすることで、インジェクタ電流I(INJ)を第2ホールド電流しきい値Iset2に保持する。ここで、VBハイサイドゲート19をオンオフする際に、オフ期間を時刻t2〜t3の間に比べて長くすることで、1ホールド電流しきい値Iset1よりも低い第2のホールド電流しきい値Isaet2の値にインジェクタ電流I(INJ)を保持することができる。
さらに、時刻t6において、図2(A)に示すインジェクタ制御信号C(INJ)がオフすると、図2(G)に示すように、ローサイドゲート制御信号がオフし、ローサイドゲート23がオフして、インジェクタ制御信号C(INJ)に0となり、インジェクタが閉弁する。
このような動作を行うことにより、インジェクタに流れる電流をピークで保持したい場合にVHドライバ駆動手段13をスイッチングしてピーク電流保持するよりも少ない電荷量でピーク電流保持を行うことが可能となり、VHドライバのスイッチングで電流保持を行った場合より昇圧電荷を少なくことができ、高速に複数の気筒のインジェクタを制御することが可能となる。
なお、以上の説明では、インジェクタドライバ制御手段11とスローフォール制御手段35とを別構成として説明しているが、インジェクタドライバ制御手段11の中に、スローフォール制御手段35の機能を組み入れてもよいものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、より少ない電流量でインジェクタのドライバを高速に駆動可能となる。
次に、図3を用いて、本発明の第2の実施形態による電磁負荷制御装置の構成および動作について説明する。なお、本実施形態による電磁負荷制御装置の構成は、図1に示したものと同様である。
図3は、本発明の第2の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
本実施形態は、スローフォール時にローサイドドライバ駆動手段21の異常によりローサイドMOS23がオフして急激に電流が上昇する現象が発生した場合の保護機能を備えたものである。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
図3(B)に示すように、時刻t1においてインジェクタ電流が電流ピークIpに到達後、スローフォールモードM−SFとなっているときに、電源電圧の変動等の影響によってインジェクタ電流I(INJ)が現象状態から増加状態に変化したとする。
そして、時刻t2’において、ピークホールド値Ipを上回り、ピークホールド値Ipよりも所定量上部に設定されているしきい値Ip2にまで到達した場合、スローフォール制御手段35は、図3(F)に示すように、時刻t2’において、VBドライバ駆動手段17を通じてVBハイサイドMOS19をオフとすることで通常フォールモードM−NFに移行する。
これよりスローフォール時に電流上昇をしたとしても、通常フォールモードに切り替わることによって電流下降することになる。
このような動作を行うことにより、異常にインジェクタ電流が上昇電流へと変化した場合であっても、上昇電流を抑制することでインジェクタの過電流による故障を防止し、安定動作が可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、より少ない電流量でインジェクタのドライバを高速に駆動可能となる。
また、スローフォール時に電流が上昇し、所定のしきい値Ip2を超えた場合には、通常フォールモードM−NFに移行することで、上昇電流を抑制することでインジェクタの過電流による故障を防止し、安定動作が可能となる。
次に、図4を用いて、本発明の第3の実施形態による電磁負荷制御装置の構成および動作について説明する。なお、本実施形態による電磁負荷制御装置の構成は、図1に示したものと同様である。
図4は、本発明の第3の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
時刻t11において、図2(B)に示すように、インジェクタ電流I(INJ)が第2の実施形態と同様ピークホールド値Ipを上回り、しきい値Ip2まで達した場合、スローフォール制御手段35はVBドライバ駆動手段17を通じてVBハイサイドMOS19をオフとし、通常フォールモードにする。
これにより、電流が落ちて、図2(B)の時刻t12において、再びピークホールド値Ip以下になるようであれば、スローフォール制御手段35はVBドライバ駆動手段17を通じてVBハイサイドMOS15をオンにしてスローフォールに切り替える。これよりピークホールド電流Ipを超過している時のみスローフォールを行わないような操作をすることが可能となる。
このような動作を行うことにより、スローフォール中に電流が上昇した場合においても、スローフォールを止めて安全側に電流を落とすことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、より少ない電流量でインジェクタのドライバを高速に駆動可能となる。
また、スローフォール時に電流が上昇し、所定のしきい値Ip2を超えた場合には、通常フォールモードM−NFに移行し、上昇電流を抑制するとともに、しきい値Ipより下がったら、スローフォールモードに移行することもでき、インジェクタの過電流による故障を防止し、安定動作が可能となる。
次に、図5を用いて、本発明の第4の実施形態による電磁負荷制御装置の構成および動作について説明する。なお、本実施形態による電磁負荷制御装置の構成は、図1に示したものと同様である。
図5は、本発明の第4の実施形態による電磁負荷制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
予め外部ピーク電流しきい値Ipとピーク電流下限値Ip3を設定しておき、インジェクタ電流40がピーク電流しきい値Ipに到達するとインジェクタドライバ制御手段11はVHドライバ駆動手段13を通じてVHハイサイドMOS15をオフとする一方、VBドライバ駆動手段17を通じてVBハイサイドMOS19をオンとする。これより、インジェクタ電流I(INJ)はピーク電流しきい値から下降する。
そして、ピーク電流下限値Ip3まで達したら、VHドライバ駆動手段13を通じてVHハイサイドMOS15をオンとする。インジェクタ電流I(INJ)は上昇する。そしてピーク電流下限値Ip3に達したら再びVHドライバ駆動手段13を通じてVHハイサイドMOS15をオフとする。
VHハイサイドMOSをオフする期間M−SF、VHハイサイドMOSをオンンする期間M−SUを繰り返すことでインジェクタ電流を維持する。オフ期間M−SFが充分長く、オン期間M−SUが短い場合、従来例においてVHハイサイドMOSのみをスイッチングするより効率よく電磁負荷に電荷を送った上でインジェクタ電流を維持することが可能となる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記の例では、ピーク電流しきい値Ipとピーク電流下限値Ip3とを独立の値として設定している。それに対して、ピーク電流しきい値Ipを設定すると、しきい値Ipから一定の電流分オフセットした値Ip3をピーク電流下限値とすることができる。図1に示したインジェクタドライバ制御手段11は、一般にハードロジックにより形成される。その場合、ピーク電流しきい値Ipとピーク電流下限値Ip3とを独立の値として設定する場合は、基準電圧源を分圧して、ピーク電流しきい値Ipに相当する第1の基準値を作成し、また、基準電圧源を分圧して、ピーク電流しきい値Ip3に相当する第2の基準値を作成するため、2つの分圧回路をハードロジックで作成する必要がある。それに対して、しきい値Ipから一定の電流分オフセットした値Ip3をピーク電流下限値とする場合は、しきい値Ipを作成するための1つの分圧回路と、このしきい値をオフセットする回路だけでよいため、回路構成を簡略化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、より少ない電流量でインジェクタのドライバを高速に駆動可能となる。
また、VHハイサイドMOSをオフする期間M−SF、VHハイサイドMOSをオンンする期間M−SUを繰り返すことでインジェクタ電流を維持することにより、効率よく電磁負荷に電荷を送った上でインジェクタ電流を維持することが可能となる。
次に、図6を用いて、本発明の第5の実施形態による電磁負荷制御装置の構成および動作について説明する。
図6は、本発明の第5の実施形態による電磁負荷制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は同一部分を示している。
図6において、ピーク電流しきい値Ipとピーク電流下限値Ip3を通信手段9を用いてインジェクタドライバ制御手段11Aに記憶することにより、インジェクタ電流のスローフォール動作を行うことでインジェクタ電流を維持する。
これよりインジェクタ電流のピークを外部から設定しその値を自由に変えることでインジェクタ動作中にピーク値制御の自由度を増すことが可能となる。
26…駆動負荷
4…電圧昇圧制御手段
11…インジェクタドライバ制御手段
13…VHドライバ駆動手段
15…VHハイサイド駆動MOS
17…VBドライバ駆動手段
19…VBハイサイド駆動MOS
21…ローサイドドライバ駆動手段
23…ローサイド駆動MOS
24,25…保護ダイオード
28…シャント抵抗
31…インジェクタ電流検出手段
33…回生ダイオード

Claims (4)

  1. 電磁負荷に印加する負荷電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記電磁負荷の上流側に配置され、前記昇圧回路が前記負荷電圧を昇圧する際に蓄積した電荷を放電する第1の上流放電装置と、
    前記電磁負荷の上流側に配置され、電源電圧によって前記負荷電圧を昇圧する際に蓄積した電荷を放電する第2の上流放電装置と、
    前記電磁負荷の下流側に配置され、前記昇圧回路が前記負荷電圧を昇圧する際に蓄積した電荷を放電する下流放電装置と、
    前記電磁負荷に流れる放電電流を検出する電流検出器と、
    前記第1の上流放電装置,第2の上流放電装置および下流放電装置の放電動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1の上流放電装置と前記下流放電装置を操作して第1の放電を行い、前記電流検出器によって第1のピーク電流値以上の電流が流れたことを検出すると、前記第2の上流放電装置を用いて第2の放電を行う電磁負荷制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の放電の期間より長い前記第2の放電の期間において、前記第1の上流放電装置をオフ状態、前記第2の上流放電装置をオン状態、且つ、前記下流放電装置をオン状態に保持する
    ことを特徴とする電磁負荷制御装置。
  2. 請求項1記載の電磁負荷制御装置において、
    前記制御部は、前記第2の上流放電装置と前記下流放電装置とにより放電している状態において、第2のピーク電流値以上の電流が流れた場合、前記第2の上流放電装置の動作を遮断することを特徴とする電磁負荷制御装置。
  3. 請求項1記載の電磁負荷制御装置において、
    前記制御部は、前記第2の上流放電装置と前記下流放電装置とにより放電している状態において、第2のピーク電流値以上の電流が流れた場合、前記第2の上流放電装置の動作を遮断するとともに、
    当該遮断により放電電流が前記第1のピーク電流値を下回った場合は、再度前記第2の上流放電装置と前記下流放電装置とにより放電することを特徴とする電負荷制御装置。
  4. 請求項1記載の電磁負荷制御装置において、
    前記制御部は、前記第2の上流放電装置を用いて放電させた後、前記電流検出器によって第3のピーク電流値まで電流が減少すると、前記第1の上流放電装置と前記下流放電装置により電流を流し、前記電流検出器によって第1のピーク電流値以上の電流が流れたことを検出すると、再び前記第2の上流放電装置を用いて放電させることを繰り返すことを特徴とする電磁負荷制御装置。
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