JP2018112086A - 噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧回路の動作を停止することなく、噴射弁の動作タイミングを精度良く検出する。【解決手段】噴射制御装置10は、電磁弁11〜14の駆動を制御するもので、昇圧回路17、電圧検出部29、30、動作タイミング検出部21および差分処理部31を備えている。昇圧回路17は、ピーク電流の供給を行うための昇圧電圧VPを生成する。電圧検出部29、30は、電磁弁11〜14の駆動に応じて変化する駆動電圧を検出するものであり、その駆動電圧に対応した電圧検出信号Se、Sfを出力する。差分処理部31は、動作タイミングを検出する対象である電磁弁に対応した電圧検出信号である検出対象信号と、動作タイミングを検出する対象ではない電磁弁に対応した物理量検出信号であるノイズ抽出用信号との差分を表す差分信号Saを出力する。動作タイミング検出部21は、差分信号Saを用いて電磁弁11〜14の動作タイミングを検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に燃料を噴射する噴射弁の駆動を制御する噴射制御装置に関する。
内燃機関に燃料を噴射する噴射弁であるインジェクタの電磁弁の駆動を制御する噴射制御装置において、開弁または閉弁タイミング(以下、これらをまとめて動作タイミングとも呼ぶ)を高精度に制御することを目的として、駆動電流または駆動電圧の変化を用いて電磁弁の動作タイミングを推定(検出)する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、噴射制御装置としては、高応答駆動を実現するため、バッテリ電圧よりも高い昇圧電圧を生成するための昇圧回路を備えた構成がある。このような構成によれば、昇圧電圧を電磁弁に印加してピーク電流を流すことにより、電磁弁を速やかに開弁させることができる。
このような噴射制御装置では、次のような問題が生じていた。すなわち、電磁弁の動作タイミングを推定するための駆動電流または駆動電圧の変化は微小なものである。そのため、昇圧回路で発生する比較的振幅の大きいスイッチングノイズなどのノイズが駆動電流や駆動電圧の波形に重畳すると、動作タイミングを精度良く検出することができずに誤差が生じるおそれがある。
特開2014−152697号公報
現状、このような問題への対策として、次のような2つの方法が用いられている。1つ目の方法は、ローパスフィルタを用いて駆動電流または駆動電圧に重畳したノイズを除去する方法である。この方法によれば、フィルタの作用によりノイズが除去されることになるが、検出対象の信号(駆動電流または駆動電圧)がフィルタを通過することにより、本来検出したいインジェクタのリフト挙動により発生する波形変化情報も失われる可能性がある。
2つ目の方法は、動作タイミングを検出する検出期間中、昇圧回路の動作を停止する方法である。この方法によれば、検出期間中、駆動電流または駆動電圧にノイズが重畳されなくなるため、ノイズによる検出誤差の発生そのものが無くなる。しかし、この方法では、昇圧回路の動作を停止した期間の分だけ、昇圧電圧を生成するための充電期間が長くなるため、短インターバルでの噴射ができなくなる。すなわち、この場合、多段噴射やオーバーラップ噴射など、噴射の間隔が短くなるケースに対応することができなくなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、昇圧回路の動作を停止することなく、噴射弁の動作タイミングを精度良く検出することができる噴射制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の噴射制御装置(10、41)は、内燃機関に燃料を噴射する複数の噴射弁(11〜14)に対し、設定された駆動期間の開始時に噴射弁を速やかに開弁させるためのピーク電流を供給するピーク電流制御を行い、噴射弁の駆動を制御するもので、昇圧回路(17)、複数の物理量検出部(23、24、29、30)、動作タイミング検出部(21)および差分処理部(31)を備えている。昇圧回路は、ピーク電流の供給を行うための昇圧電圧を生成する。物理量検出部は、複数の噴射弁のそれぞれの駆動に応じて変化する物理量を検出するものであり、物理量に対応した物理量検出信号を出力する。動作タイミング検出部は、噴射弁の動作タイミングを検出する。差分処理部は、動作タイミングを検出する対象である噴射弁に対応した物理量検出信号である検出対象信号と、動作タイミングを検出する対象ではない噴射弁に対応した物理量検出信号であるノイズ抽出用信号との差分を表す差分信号を出力する。
上記構成において、昇圧回路で発生するノイズは、複数の物理量検出部に対して同様に影響を及ぼす。そのため、各物理量検出部から出力される物理量検出信号には、同位相および同レベルのノイズが重畳することになる。したがって、検出対象信号とノイズ抽出用信号の差分を表す差分信号は、昇圧回路のノイズが除去された信号となる。動作タイミング検出部は、このような昇圧回路のノイズが除去された差分信号を用いて噴射弁の動作タイミングを検出する。
したがって、上記構成によれば、ローパスフィルタを用いる従来技術のように検出波形の位相ずれがなく、昇圧回路で発生するノイズの影響を受けることなく、例えば噴射弁の開弁タイミングや閉弁タイミングなどの動作タイミングを精度良く検出することができる。そのため、上記構成の噴射制御装置によれば、高精度な噴射量制御を行うことが可能となり、燃費や排気エミッションの改善といった効果が得られる。また、上記構成では、動作タイミングを検出する検出期間中にも昇圧回路の動作を停止する必要がないため、昇圧電圧を生成するための充電期間が長引くことがない。そのため、上記構成の噴射制御装置によれば、一層短いインターバルでの噴射制御を実現することが可能となり、燃費が一層向上するといった効果が得られる。さらに、上記構成によれば、充電期間が長引くことがないため、昇圧回路の能力を向上させる必要がなく、その分だけ、製品の小型化やコスト低減を図ることができる。
第1実施形態に係る噴射制御装置およびインジェクタの構成を模式的に示す図 第1実施形態に係る差分処理部の具体的な構成を模式的に示す図 第1実施形態に係る閉弁タイミングを検出する際に実行される処理の内容を模式的に示す図 第1実施形態に係る閉弁タイミングを検出する際における各部の動作状態などを模式的に示すタイミングチャート 第2実施形態に係る噴射制御装置およびインジェクタの構成を模式的に示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示す噴射制御装置10は、車両に搭載される複数の電子制御装置(以下、ECUと呼ぶ)のうちの1つであるエンジンECUに設けられている。エンジンECUは、車両の様々な運転状態における各種センサ信号に基づいて各種アクチュエータを統合的に制御し、最適なエンジン状態での動作を実現するものである。
噴射制御装置10は、4つのインジェクタ#1〜#4の駆動を制御する。インジェクタ#1〜#4は、例えば車両に搭載された内燃機関に相当する4気筒エンジンの各気筒内に、高圧に圧縮された燃料を噴射供給する。噴射制御装置10は、インジェクタ#1〜#4が備える電磁ソレノイド式の電磁弁11〜14への通電電流を制御して電磁弁11〜14を開閉駆動する。電磁弁11〜14は、噴射弁に相当する。
噴射制御装置10には、図示しない車載バッテリから出力されるバッテリ電圧VBが直流電源線Ldを通じて供給されている。なお、上記車載バッテリは、直流電源に相当し、バッテリ電圧VBは直流電圧に相当する。噴射制御装置10の端子P1と端子P2の間には電磁弁11が接続され、端子P1と端子P3の間には電磁弁14が接続されている。噴射制御装置10の端子P4と端子P5の間には電磁弁13が接続され、端子P4と端子P6の間には電磁弁12が接続されている。
この場合、噴射制御装置10は、設定された駆動期間の開始時、電磁弁11〜14に対してピーク電流を供給するピーク電流制御を行い、電磁弁11〜14を速やかに開弁させる。その後、噴射制御装置10は、駆動期間が終了するまで定電流制御を行い、電磁弁11〜14の開弁状態を保持する。
電磁弁11〜14は、ソレノイドを備えており、そのソレノイドに通電されると、弁体が開弁位置からリターンスプリングの付勢力に抗して開弁位置に変位して燃料噴射が行われる。また、上記ソレノイドが断電されると、リターンスプリングの付勢力により弁体が閉弁位置に復帰して燃料噴射が停止する。電磁弁11および14は、同時に開弁状態にならないように駆動制御される。また、電磁弁12および13は、同時に開弁状態にならないように駆動制御される。
噴射制御装置10は、マイコン15、制御IC16、昇圧回路17、駆動回路18などを備えている。マイコン15は、CPU、ROM、RAMなどを有するものであり、CPUがROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、装置の動作全般を制御する。マイコン15は、噴射制御部19、補正部20、動作タイミング検出部21およびA/D変換部22を備えている。なお、本実施形態では、噴射制御部19、補正部20、動作タイミング検出部21は、マイコン15のCPUにより実行されるプログラムによりソフトウェア的に実現されている。
噴射制御部19は、インジェクタ駆動要求時、電磁弁11〜14のそれぞれについての開弁および閉弁を指令するための駆動要求信号(以下、噴射パルスとも呼ぶ)を制御IC16に送信する。また、噴射制御部19は、インジェクタ駆動要求時、電磁弁11〜14に流す電流値を指令するための要求電流値を制御IC16に送信する。なお、噴射パルスおよび要求電流値は、専用の信号線または通信を介して送信される。
マイコン15には、制御IC16から出力される差分信号Saが与えられている。詳細は後述するが、差分信号Saは、電磁弁11〜14の駆動電圧(下流側端子の電圧)に対応した信号である。A/D変換部22は、差分信号SaをA/D変換する。動作タイミング検出部21は、A/D変換部22から出力される差分信号Saを表すデジタル値を用いて電磁弁11〜14の動作タイミング、具体的には閉弁タイミングを検出する。
また、詳細は後述するが、動作タイミング検出部21は、例えば通信などを介して、制御IC16に対し、動作タイミングを検出する対象となる電磁弁(以下、検出対象気筒と呼ぶ)および動作タイミングを検出する対象ではない電磁弁(以下、ノイズ抽出気筒と呼ぶ)などを設定する指令信号Sbを送信する。
補正部20には、動作タイミング検出部21による閉弁タイミングの検出結果が与えられている。補正部20は、その検出結果に基づいて、電磁弁11〜14の駆動に関する制御内容を補正する。具体的には、補正部20は、動作タイミング検出部21により検出された閉弁タイミングに基づいて、実際の閉弁タイミングが所望するタイミングとなるように補正を行う。なお、閉弁タイミングの補正(調整)は、噴射制御部19から出力される噴射パルスの時間を調整することにより実現可能である。また、閉弁タイミングの補正は、昇圧回路17により生成される昇圧電圧VPの目標値を調整することでも実現することができる。
制御IC16は、電流検出部23、24、駆動制御部25、26、切替部27、28、電圧検出部29、30、差分処理部31、昇圧制御部32などを備えている。電流検出部23は、電磁弁11、14の駆動電流を検出するものであり、その駆動電流に対応した電流検出信号Scを出力する。この場合、電流検出部23は、電磁弁11、14の駆動電流が流れる経路に直列に設けられたシャント抵抗Rs1の端子間電圧を増幅した電圧信号を、電流検出信号Scとして出力する。
電流検出部24は、電磁弁12、13の駆動電流を検出するものであり、その駆動電流に対応した電流検出信号Sdを出力する。この場合、電流検出部24は、電磁弁12、13の駆動電流が流れる経路に直列に設けられたシャント抵抗Rs2の端子間電圧を増幅した電圧信号を、電流検出信号Sdとして出力する。
駆動制御部25、26は、マイコン15から送信される駆動要求信号および要求電流値、電流検出部23、24から出力される電流検出信号Sc、Sdなどに基づいて駆動回路18の動作を制御する。具体的には、駆動制御部25、26は、駆動要求のあるインジェクタに対応した電磁弁11〜14に要求電流値に基づいた電流が供給されるように駆動回路18の動作を制御する。
噴射制御装置10には、電磁弁11〜14の下流側端子の電圧である駆動電圧がそれぞれ与えられている。切替部27は、電磁弁11、14の各駆動電圧を入力し、それら駆動電圧のうち一方を選択して出力する。切替部28は、電磁弁12、13の各駆動電圧を入力し、それら駆動電圧のうち一方を選択して出力する。切替部27、28による切替動作は、駆動制御部25、26によりそれぞれ制御される。
電圧検出部29は、電磁弁11、14の駆動電圧を検出するものであり、その駆動電圧に対応した電圧検出信号Seを出力する。この場合、電圧検出部29は、切替部27から出力される電磁弁11、14のうちいずれかの駆動電圧を増幅した電圧信号を、電圧検出信号Seとして出力する。
電圧検出部30は、電磁弁12、13の駆動電圧を検出するものであり、その駆動電圧に対応した電圧検出信号Sfを出力する。この場合、電圧検出部30は、切替部28から出力される電磁弁11、14のうちいずれかの駆動電圧を増幅した電圧信号を、電圧検出信号Sfとして出力する。
本実施形態では、電磁弁11〜14の駆動電圧が、電磁弁11〜14のそれぞれの駆動に応じて変化する物理量に相当する。また、電圧検出部29、30は、上記物理量に対応した物理量検出信号を出力する物理量検出部に相当する。この場合、電圧検出信号Se、Sfが物理量検出信号に相当する。
電圧検出部29、30から出力される電圧検出信号Se、Sfは、差分処理部31に与えられている。差分処理部31には、マイコン15の動作タイミング検出部21から出力される指令信号Sbが与えられている。詳細な構成および動作は後述するが、差分処理部31は、指令信号Sbに基づいて検出対象気筒およびノイズ抽出気筒の設定を行うとともに、電圧検出信号Se、Sfの差分を表す差分信号Saを生成して出力する。なお、この場合、電圧検出信号Se、Sfのうち、一方が検出対象気筒に対応した検出対象信号に相当し、他方がノイズ抽出気筒に対応したノイズ抽出用信号に相当する。
昇圧制御部32は、電磁弁11〜14に前述したピーク電流を流すための昇圧電圧VPを生成する昇圧回路17の動作を制御する。昇圧回路17は、昇圧型のスイッチング電源回路として構成されており、バッテリ電圧VBを昇圧することにより昇圧電圧VPを生成する。具体的には、昇圧回路17は、コイルL1、コンデンサC1、Nチャネル型のMOSトランジスタからなるスイッチング素子SW1、ダイオードD1、抵抗R1、R2などを備えている。
コイルL1の一方の端子は直流電源線Ldに接続され、コイルL1の他方の端子はノードN1に接続されている。ノードN1は、ダイオードD1を順方向に介して昇圧電圧VPを出力するための出力電源線Loに接続されているとともに、スイッチング素子SW1のドレイン・ソース間を介して回路の基準電位となるグランド電位(0V)が与えられるグランド線Lgに接続されている。
出力電源線Loとグランド線Lgの間には、昇圧電圧VPを充電するためのコンデンサC1が接続されている。また、出力電源線Loとグランド線Lgの間には、抵抗R1、R2の直列回路が接続されている。抵抗R1、R2の相互接続ノードN2の電圧は、昇圧制御部32に与えられている。
昇圧制御部32は、相互接続ノードN2の電圧に基づいて出力電源線Loの電圧、つまり昇圧電圧VPを検出する。昇圧制御部32は、その検出値に基づいて、昇圧電圧VPが目標値に一致するようにスイッチング素子SW1の駆動を制御する。このような制御により、コイルL1に蓄積されたエネルギーがダイオードD1を通してコンデンサC1に移され、昇圧動作が行われる。
駆動回路18は、Pチャネル型のMOSトランジスタQ1〜Q4、Nチャネル型のMOSトランジスタQ5〜Q8、ダイオードD2〜D9、ツェナーダイオードZD1、ZD2、コンデンサC2〜C7、抵抗R3、R4、シャント抵抗Rs1、Rs2などを備えている。
トランジスタQ1のソースは出力電源線Loに接続され、そのドレインは端子P1に接続されている。トランジスタQ2のソースは直流電源線Ldに接続され、そのドレインはダイオードD2を順方向に介して端子P1に接続されている。ダイオードD3のカソードは端子P1に接続され、そのアノードはグランド線Lgに接続されている。端子P1とグランド線Lgの間には、抵抗R3およびコンデンサC2がそれぞれ接続されている。
トランジスタQ5のドレインは端子P2に接続され、そのソースはシャント抵抗Rs1を介してグランド線Lgに接続されている。トランジスタQ6のドレインは端子P3に接続され、そのソースはシャント抵抗Rs1を介してグランド線Lgに接続されている。端子P2とグランド線Lgの間にはコンデンサC3が接続され、端子P3とグランド線Lgの間にはコンデンサC4が接続されている。
ダイオードD4のカソードはトランジスタQ5のゲートに接続され、そのアノードはツェナーダイオードZD1のアノードに接続されている。ツェナーダイオードZD1のカソードは、トランジスタQ5のドレインに接続されている。ダイオードD5のカソードはトランジスタQ6のゲートに接続され、そのアノードはツェナーダイオードZD2のアノードに接続されている。ツェナーダイオードZD2のカソードは、トランジスタQ6のドレインに接続されている。
トランジスタQ3のソースは出力電源線Loに接続され、そのドレインは端子P4に接続されている。トランジスタQ4のソースは直流電源線Ldに接続され、そのドレインはダイオードD6を順方向に介して端子P4に接続されている。ダイオードD7のカソードは端子P4に接続され、そのアノードはグランド線Lgに接続されている。端子P4とグランド線Lgの間には、抵抗R4およびコンデンサC5がそれぞれ接続されている。
トランジスタQ7のドレインは端子P5に接続され、そのソースはシャント抵抗Rs2を介してグランド線Lgに接続されている。トランジスタQ8のドレインは端子P6に接続され、そのソースはシャント抵抗Rs2を介してグランド線Lgに接続されている。端子P5とグランド線Lgの間にはコンデンサC6が接続され、端子P6とグランド線Lgの間にはコンデンサC7が接続されている。
ダイオードD8のカソードはトランジスタQ7のゲートに接続され、そのアノードはツェナーダイオードZD3のアノードに接続されている。ツェナーダイオードZD3のカソードは、トランジスタQ7のドレインに接続されている。ダイオードD9のカソードはトランジスタQ8のゲートに接続され、そのアノードはツェナーダイオードZD4のアノードに接続されている。ツェナーダイオードZD4のカソードは、トランジスタQ8のドレインに接続されている。
トランジスタQ1〜Q8の各ゲートには、制御IC16の駆動制御部25、26から出力される駆動信号が与えられており、それによりトランジスタQ1〜Q8の駆動が制御される。上記構成において、トランジスタQ1、Q3は、電磁弁11〜14に昇圧電圧VPを印加する経路を開閉するものであり、以下では放電MOSとも呼ぶ。
また、トランジスタQ2、Q4は、電磁弁11〜14にバッテリ電圧VBを印加する経路を開閉するものであり、以下、定電流MOSとも呼ぶ。また、トランジスタQ5〜Q8は、電磁弁11〜14の下流側端子とグランド線Lgとの間を開閉するものであり、以下では気筒選択MOSとも呼ぶ。
制御IC16の駆動制御部25、26は、マイコン15から与えられる駆動要求信号に基づいて電磁弁11〜14の中から通電を行うものを選択し、駆動要求信号が開弁を指令する期間(以下、駆動期間と呼ぶ)、その電磁弁に対応して設けられた気筒MOSをオン駆動する。
制御IC16の駆動制御部25、26は、駆動要求信号に基づいて電磁弁11〜14の中から通電を行うものを選択し、その電磁弁に対応して設けられた放電MOSをオン駆動する。制御IC16の駆動制御部25、26は、電流検出信号Sc、Sdに基づいて検出された電磁弁11〜14への通電電流(駆動電流)の検出値がピーク電流指令値(要求電流値)に達すると、放電MOSをオフ駆動する。以下、放電MOSがオン駆動されている期間を放電期間と呼ぶ。
制御IC16の駆動制御部25、26は、放電期間が経過した後、駆動期間が終了するまでの定電流制御期間には、通電対象の電磁弁に対応して設けられた定電流MOSをオンオフ駆動する。これにより、電磁弁11〜14に対し、開弁状態に保つための一定の駆動電流を供給する定電流制御が行われる。
続いて、差分処理部31の具体的な構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、差分処理部31は、選択部33、差分回路34、ハイパスフィルタ35および切替部36を備えている。選択部33は、4つの入力端子Pi1〜Pi4を備えるとともに、2つの出力端子Po1、Po2を備えている。入力端子Pi1、Pi4には電圧検出信号Seが入力され、入力端子Pi2、Pi3には電圧検出信号Sfが入力されている。出力端子Po1から出力される信号は、動作タイミングを検出する対象の電磁弁の駆動電圧に対応した検出対象信号に相当する。また、出力端子Po2から出力される信号は、動作タイミングを検出する対象ではない電磁弁に対応したノイズ抽出用信号に相当する。
選択部33は、入力端子Pi1、Pi2に入力された信号のうちいずれかの信号を選択して出力端子Po1を介して出力する。また、選択部33は、入力端子Pi3、Pi4に入力された信号のうちいずれかの信号を選択して出力端子Po2を介して出力する。選択部33による選択動作は、切替部36により制御される。
選択部33の出力端子Po1から出力される検出対象信号は、差分回路34の一方の入力端子に入力されている。選択部33の出力端子Po2から出力されるノイズ抽出用信号は、ハイパスフィルタ35に入力されている。ハイパスフィルタ35は、昇圧回路17で発生するスイッチングノイズの周波数成分を通過させるように設計されている。ハイパスフィルタ35の出力信号は、差分回路34の他方の入力端子に入力されている。差分回路34は、各入力信号の差分に応じた信号を、差分信号Saとして出力する。
切替部36は、マイコン15の動作タイミング検出部21から与えられる指令信号Sbに基づいて、選択部33による選択動作を制御する。具体的には、切替部36は、電磁弁11、14を検出対象気筒に設定する旨の指令信号Sbが与えられた場合、出力端子Po1から電圧検出信号Seが出力されるとともに、出力端子Po2から電圧検出信号Sfが出力されるように、選択部33による選択動作を制御する。この場合、電圧検出信号Seが検出対象信号となり、電圧検出信号Sfがノイズ抽出用信号となる。
また、切替部36は、電磁弁12、13を検出対象気筒に設定する旨の指令信号Sbが与えられた場合、出力端子Po1から電圧検出信号Sfが出力されるとともに、出力端子Po2から電圧検出信号Seが出力されるように、選択部33による選択動作を制御する。この場合、電圧検出信号Sfが検出対象信号となり、電圧検出信号Seがノイズ抽出用信号となる。
このような構成の差分処理部31から出力される差分信号Saは、検出対象気筒に対応した駆動電圧を表す電圧検出信号と、ノイズ抽出気筒に対応した駆動電圧を表す電圧検出信号と、の差分を表す信号となる。マイコン15の動作タイミング検出部21は、このような差分信号Saの波形を取得し、その特徴点に基づいて閉弁タイミングを検出するようになっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
マイコン15は、動作タイミング検出部21により電磁弁11〜14の閉弁タイミングを検出する際、図3に示すような内容の処理を実行する。まず、ステップS101では、検出対象気筒およびノイズ抽出気筒の設定が行われる。ステップS102では、電磁弁11〜14に対する通電を要求する噴射パルスが出力される。
ステップS103では、差分処理部31から出力される差分信号Saの波形が取得される。ステップS104では、差分信号Saの波形から特徴点が抽出される。この場合の特徴点は、駆動電圧が低下している途中に存在する微小な山であり、この特徴点から閉弁タイミングを推定することができる。
ステップS104において特徴点の検出、ひいては閉弁タイミングの検出が完了すると、ステップS105に進む。ステップS105では、現在の検出対象気筒での閉弁タイミングの検出を継続するか否かが判断される。現在の検出対象気筒についての検出が継続される場合、ステップS105で「YES」となり、ステップS102に戻る。
現在の検出対象気筒についての検出が継続されない場合、ステップS105で「NO」となり、ステップS106に進む。ステップS106では、電磁弁11〜14の閉弁タイミングを検出する処理(以下、検出処理と呼ぶ)を継続するか否かが判断される。検出処理が継続される場合、ステップS106で「YES」となり、ステップS101に戻る。検出処理が継続されない場合、ステップS106で「NO」となり、処理が終了となる。
続いて、閉弁タイミングを検出する際における各部の動作状態について図4のタイミングチャートを参照して説明する。なお、図4では、上から順に、昇圧回路17の充電電流の波形、昇圧電圧VPの波形、インジェクタの噴射率、検出対象信号の波形、ノイズ抽出用信号の波形、差分信号Saの波形、検出対象気筒およびノイズ抽出気筒を示している。
昇圧回路17においてコンデンサC1を充電する充電電流は、そのスイッチング周期で大きく変動する波形となるため、他の回路に影響を及ぼすノイズ源となる。昇圧回路17で発生するスイッチングノイズは、噴射制御装置10内に設けられた各回路に重畳する。噴射制御装置10では、電磁弁11、14の駆動電圧を検出するための構成と、電磁弁12、13の駆動電圧を検出するための構成とが同一の構成となっている。そのため、これら各構成から出力される電圧検出信号Se、Sfには、同位相且つ同レベルのノイズが重畳することになる。
したがって、電圧検出信号Se、Sfの一方である検出対象信号と、電圧検出信号Se、Sfの他方であるノイズ抽出用信号の低域成分がカットされた信号との差分に相当する差分信号Saは、昇圧回路17で発生するノイズが除去された信号となる。そのため、動作タイミング検出部21は、昇圧回路17のノイズの影響を受けることなく、閉弁タイミングの検出を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、差分処理部31における検出対象気筒およびノイズ抽出気筒の切り替えは、充電完了タイミングtaで行われるようになっている。充電完了タイミングtaは、昇圧回路17のコンデンサC1の充電が完了したタイミングであり、具体的には、昇圧動作が行われることにより昇圧電圧VPが上昇して目標値に達した時点である。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
昇圧回路17で発生するスイッチングノイズは、噴射制御装置10内に設けられた各回路に重畳する。噴射制御装置10では、電磁弁11、14の駆動電圧を検出するための構成と、電磁弁12、13の駆動電圧を検出するための構成とが同一の構成となっている。そのため、これら各構成から出力される電圧検出信号Se、Sfには、同位相且つ同レベルのノイズが重畳することになる。したがって、電圧検出信号Se、Sfの一方である検出対象信号と、電圧検出信号Se、Sfの他方であるノイズ抽出用信号の低域成分がカットされた信号との差分に相当する差分信号Saは、昇圧回路17で発生するノイズが除去された信号となる。動作タイミング検出部21は、昇圧回路17のノイズが除去された差分信号Saを用いて閉弁タイミングを検出する。
したがって、本実施形態によれば、ローパスフィルタを用いる従来技術のように検出波形の位相ずれがなく、昇圧回路17で発生するノイズの影響を受けることなく、電磁弁11〜14の閉弁タイミングを精度良く検出することができる。そのため、噴射制御装置10では、高精度な噴射量制御を行うことが可能となり、燃費や排気エミッションの改善といった効果が得られる。
また、上記構成では、閉弁タイミングを検出する検出期間中にも昇圧回路17の動作を停止する必要がないため、昇圧電圧VPを生成するための充電期間が長引くことがない。そのため、上記構成の噴射制御装置10によれば、一層短いインターバルでの噴射制御を実現することが可能となり、燃費が一層向上するといった効果が得られる。さらに、上記構成によれば、充電期間が長引くことがないため、昇圧回路17の能力を向上させる必要がなく、その分だけ、製品の小型化やコスト低減を図ることができる。
マイコン15は、動作タイミング検出部21による検出結果に基づいて電磁弁11〜14の駆動に関する制御内容を補正する補正部20を備えている。上述したように、本実施形態の動作タイミング検出部21は、電磁弁11〜14の閉弁タイミングを精度良く検出することができるため、その検出結果に基づいて行われる補正部20による補正の精度も同様に高まることになる。したがって、本実施形態によれば、所望する閉弁タイミングを高精度に実現することが可能となる。
差分処理部31は、ノイズ抽出用信号の低域成分をカットするハイパスフィルタ35を備え、検出対象信号とハイパスフィルタ35の出力信号との差分を取った信号を差分信号Saとして出力するようになっている。そのため、本実施形態では、電磁弁11〜14のうち検出対象ではない電磁弁(ノイズ抽出気筒)を駆動している状態でも、閉弁タイミングの検出を行うことができる。この理由は、以下の通りである。
すなわち、ノイズ抽出気筒を駆動していたとしても、差分回路34の他方の入力端子に与えられる信号は、ハイパスフィルタ35の作用により低域成分がカットされ、高周波のノイズ成分だけが残った波形となる。そのため、このようなハイパスフィルタ35の出力信号と検出対象信号の差分を取れば、検出対象信号からノイズ成分が除去された波形の差分信号Saを得ることが可能となり、その差分信号Saに基づいて閉弁タイミングの検出を行うことができる。
なお、閉弁タイミングの検出が行われる際、ノイズ抽出気筒の駆動を停止するのであれば、ハイパスフィルタ35を省略することもできる。この場合も、差分回路34の他方の入力端子に与えられる信号は、ノイズ成分だけを有する波形となるため、検出対象信号からノイズ成分が除去された波形の差分信号Saを得ることが可能となり、精度の良い閉弁タイミングの検出を実現することができる。
差分処理部31は、動作タイミング検出部21から与えられる指令信号Sbに基づいて、複数の電磁弁11〜14に対応した電圧検出信号Se、Sfの中から検出対象信号およびノイズ抽出用信号を選択する選択部33を備えている。このような構成によれば、複数の電磁弁11〜14(気筒)毎に、それぞれ差分信号Saを生成するための回路を設ける必要がなくなるため、回路構成を簡素化すること、ひいては製造コストを低減することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図5を参照して説明する。
図5に示すように、本実施形態の噴射制御装置41は、2つのインジェクタ#1、#3の駆動を制御する。そのため、噴射制御装置41の駆動回路42は、第1実施形態の駆動回路18に対し、インジェクタ#2、#4を駆動するための構成が省かれている。
また、噴射制御装置41の制御IC43は、第1実施形態の制御IC16に対し、切替部27、28が省かれている。この場合、電圧検出部29には電磁弁11の駆動電圧が入力されており、電圧検出部29は、その駆動電圧を増幅した電圧信号を電圧検出信号Seとして出力する。また、電圧検出部30には電磁弁13の駆動電圧が入力されており、電圧検出部30は、その駆動電圧を増幅した電圧信号を電圧検出信号Sfとして出力する。
本実施形態の噴射制御装置41においても、差分処理部31から出力される差分信号Saは、昇圧回路17で発生するノイズが除去された信号となる。そして、動作タイミング検出部21は、昇圧回路17のノイズが除去された差分信号Saを用いて閉弁タイミングを検出することになる。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態では、電磁弁11〜14の駆動に応じて変化する駆動電圧を用い、閉弁タイミングを検出する構成であったが、これに代えて、あるいは、これに加えて、電磁弁11〜14の駆動に応じて変化する駆動電流を用い、開弁タイミングを検出する構成を設けてもよい。開弁タイミングを検出する構成では、電流検出部23、24が物理量検出部に相当し、電流検出信号Sc、Sdが物理量検出信号に相当する。
この場合、差分処理部31と同様の構成の差分処理部を設け、その差分処理部に対して電流検出信号Sc、Sdを入力する。そして、動作タイミング検出部21は、その差分処理部から出力される差分信号Saの波形を取得し、その特徴点に基づいて電磁弁11〜14の開弁タイミングを検出する。この場合の特徴点は、駆動電流が上昇している途中に存在する傾きが変化する箇所、または駆動電流が低下している途中に存在する傾きが変化する箇所などであり、この特徴点から開弁タイミングを推定することができる。このような開弁タイミングを検出する構成においても、上記各実施形態で示した閉弁タイミングを検出する構成と同様、昇圧回路17で発生するノイズの影響を受けることなく、精度の良い検出を実現することができる。
噴射制御装置は、必ずしも補正部20を備えていなくともよい。例えば、閉弁や開弁などの動作タイミングを検出した結果を、噴射制御装置の外部の制御装置に送信し、その外部の制御装置により補正を実施するようにしてもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
10、41…噴射制御装置、11〜14…電磁弁、17…昇圧回路、20…補正部、21…動作タイミング検出部、23、24…電流検出部、29、30…電圧検出部、31…差分処理部、33…選択部、34…差分回路、35…ハイパスフィルタ。

Claims (7)

  1. 内燃機関に燃料を噴射する複数の噴射弁(11〜14)に対し、設定された駆動期間の開始時に前記噴射弁を速やかに開弁させるためのピーク電流を供給するピーク電流制御を行い、前記噴射弁の駆動を制御する噴射制御装置(10、41)であって、
    前記ピーク電流の供給を行うための昇圧電圧を生成する昇圧回路(17)と、
    前記複数の噴射弁のそれぞれの駆動に応じて変化する物理量を検出するものであり、前記物理量に対応した物理量検出信号を出力する複数の物理量検出部(23、24、29、30)と、
    前記噴射弁の動作タイミングを検出する動作タイミング検出部(21)と、
    前記動作タイミングを検出する対象である前記噴射弁に対応した前記物理量検出信号である検出対象信号と、前記動作タイミングを検出する対象ではない前記噴射弁に対応した前記物理量検出信号であるノイズ抽出用信号との差分を表す差分信号を出力する差分処理部(31)と、
    を備え、
    前記動作タイミング検出部は、前記差分信号を用いて前記噴射弁の動作タイミングを検出する噴射制御装置。
  2. さらに、前記動作タイミング検出部による検出結果に基づいて、前記噴射弁の駆動に関する制御内容を補正する補正部(20)を備える請求項1に記載の噴射制御装置。
  3. 前記物理量検出部は、前記物理量として前記噴射弁の駆動電圧を検出するものであり、前記物理量検出信号として前記駆動電圧に対応した電圧検出信号を出力する電圧検出部(29、30)を備え、
    前記動作タイミング検出部は、前記噴射弁の動作タイミングとして前記噴射弁の閉弁タイミングを検出する請求項1または2に記載の噴射制御装置。
  4. 前記物理量検出部は、前記物理量として前記噴射弁の駆動電流を検出するものであり、前記物理量検出信号として前記駆動電流に対応した電流検出信号を出力する電流検出部(23、24)を備え、
    前記動作タイミング検出部は、前記噴射弁の動作タイミングとして前記噴射弁の開弁タイミングを検出する請求項1から3のいずれか一項に記載の噴射制御装置。
  5. 前記差分処理部は、
    前記ノイズ抽出用信号を入力するハイパスフィルタ(35)と、
    前記検出対象信号と前記ハイパスフィルタの出力信号との差分に応じた信号を出力する差分回路(34)と、
    を備え、
    前記差分回路の出力信号を前記差分信号として出力する請求項1から4のいずれか一項に記載の噴射制御装置。
  6. 前記動作タイミング検出部は、前記差分処理部に対し、前記動作タイミングを検出する対象となる前記噴射弁を表す指令信号を出力し、
    前記差分処理部は、前記指令信号に基づいて、複数の前記物理量検出信号の中から前記検出対象信号および前記ノイズ抽出用信号を選択する選択部(33)を備えている請求項1から5のいずれか一項に記載の噴射制御装置。
  7. 前記昇圧回路は、スイッチング電源回路である請求項1から6のいずれか一項に記載の噴射制御装置。
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