JP4623868B2 - メッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置 - Google Patents

メッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置に係り、とくにチップ部品等の電子部品をバレル電解メッキ後に洗浄水で洗浄するが、その洗浄水処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、チップ部品の端子電極(外部電極)を形成するバレルメッキ装置として、メッキ液を入れたメッキ浴槽内にバレルユニットを浸漬させる構成が知られる。そのメッキ浴槽はメッキする金属毎に異なり複数を用いるが、そのバレルメッキ装置では、メッキ前洗浄及びメッキ浴槽間洗浄、そうして最終洗浄を行う。メッキ浴槽は各々単独であり、洗浄も単独にディップタイプの水洗が広く実施されているが、そのディップタイプの水洗では、オーバーフローとして多くの水洗水量を必要としている。
【0003】
メッキ工程の水洗水排水は、濾過されて陽イオン交換手段、陰イオン交換手段を通し陽・陰イオン交換が行われて循環するが、いずれ陽イオン交換手段及び陰イオン交換手段の濃廃液の処理が必要になり、一般に専門の水処理業者に依頼して所定の処理が実施される。しかし、水処理業者に濃廃液の処理を依頼するとかなりの費用を要し、また、何処においても水処理業者が近くで容易に利用できるとは限らない。さらに、外国にバレルメッキ装置を設置することを考慮すると濃廃液の処理が問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バレルユニットを用いてチップ部品のバレル電解メッキを行うバレルメッキ装置と、メッキ済みチップ部品とメディアを分離するとともにメッキ済みチップ部品を水洗する分離・洗浄装置とを一連の装置として構成し、バレルメッキ装置はバレルユニットを自動で搬送する構成とし、分離・洗浄装置は専用の洗浄用ポットを自動で搬送する構成にし、バレルメッキ装置と分離・洗浄装置間に受渡装置を備え、バレルユニットに収容したメッキ済みチップ部品とメディアを洗浄用ポットに自動で受渡し、チップ部品の端子電極を形成するメッキが自動で行われる構成において、チップ部品とメディアに対し、メッキ前洗浄及びメッキ浴槽間洗浄、そうして最終洗浄、さらに分離・洗浄装置による仕上げの洗浄を構成するような場合、これらの洗浄において多量の洗浄水を用いる。
【0005】
本発明は、その洗浄水を循環して使用するクローズド処理システムを確立し、濃廃液での排出をすることなく、実質的に固形物である最小限の排出物だけが排出されるようにして、廃液の放出がなく、環境汚染の問題を解消可能なメッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願請求項1の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法は、複数の水洗槽部を有する洗浄部を用い、メッキ浴槽に浸漬されてメッキ処理されたメッキ済み部品を収容したバレルユニットを、前記メッキ浴槽から取り出して前記洗浄部の前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗工程と、
前記後段の水洗槽部からの排水を処理水槽に戻す工程と、
前記前段の水洗槽部からの排水を原水槽に戻す工程と、
前記原水槽の水を逆浸透膜装置で固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給する工程と、
前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得る工程と、
前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水を前記原水槽に供給する工程とを備え、
前記バレルユニット水洗工程に用いる洗浄水として、前記処理水槽の水を使用することを特徴としている。
【0008】
本願請求項2の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法は、複数の水洗槽部を有する洗浄部を用い、メッキ浴槽に浸漬されてメッキ処理されたメッキ済み部品及びメディアを収容したバレルユニットを、前記メッキ浴槽から取り出して前記洗浄部の前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗工程と、
バレルユニット水洗工程を終了したバレルユニットから前記メッキ済み部品及びメディアを洗浄用ポットに移し替えて洗浄水で洗浄するとともにメディア分離を行うポット水洗工程と、
前記後段の水洗槽部及び前記ポット水洗工程からの排水を処理水槽に戻す工程と、
前記前段の水洗槽部からの排水を原水槽に戻す工程と、
前記原水槽の水を逆浸透膜装置で固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給する工程と、
前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得る工程と、
前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水を前記原水槽に供給する工程とを備え、
前記バレルユニット水洗工程及び前記ポット水洗工程に用いる洗浄水として、前記処理水槽の水を使用することを特徴としている。
【0010】
本願請求項の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法は、請求項1又は2において、前記メッキ浴槽が複数あり、各メッキ浴槽に対応して複数のバレルユニット水洗工程を備え、個々のバレルユニット水洗工程の排水毎に前記逆浸透膜装置が設けられていることを特徴としている。
本願請求項の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法は、請求項1,2又は3において、前記固形分を前記メッキ浴槽によるメッキ処理に再利用することを特長としている。
【0011】
本願請求項5の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理装置は、部品を収容したバレルユニットが浸漬されるメッキ浴槽の後段に配置されていて、該メッキ浴槽でメッキ処理されたメッキ済み部品を収容したバレルユニットを、洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗部と、逆浸透膜装置と、蒸発装置と、処理水槽と、原水槽とを備え、
前記バレルユニット水洗部は、複数の水洗槽部を有し、前記バレルユニットを前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するものであり、前記後段の水洗槽部からの排水は前記処理水槽に戻され、前記前段の水洗槽部からの排水は前記原水槽に戻され、
前記逆浸透膜装置は、前記原水槽の水から固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給し、
前記蒸発装置は、前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得るものであり、前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水は前記原水槽に供給され、
前記処理水槽の水を前記洗浄水として前記バレルユニット水洗部に供給することを特徴としている。
【0012】
本願請求項6の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理装置は、部品及びメディアを収容したバレルユニットが浸漬されるメッキ浴槽の後段に配置されていて、該メッキ浴槽でメッキ処理されたメッキ済み部品を収容したバレルユニットを、洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗部と、
バレルユニット水洗工程を終了したバレルユニットから前記メッキ済み部品及びメディアを洗浄用ポットに移し替えて洗浄水で洗浄するとともにメディア分離を行うポット水洗部と、
逆浸透膜装置と、蒸発装置と、処理水槽と、原水槽とを備え、
前記バレルユニット水洗部は、複数の水洗槽部を有し、前記バレルユニットを前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するものであり、前記後段の水洗槽部及び前記ポット水洗部からの排水は前記処理水槽に戻され、前記前段の水洗槽部からの排水は前記原水槽に戻され、
前記逆浸透膜装置は、前記原水槽の水から固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給し、
前記蒸発装置は、前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得るものであり、前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水は前記原水槽に供給され、
前記処理水槽の水を前記洗浄水として前記バレルユニット水洗部及びポット水洗部に供給することを特徴としている。
【0013】
本願請求項7の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理装置は、請求項5又は6において、前記メッキ浴槽が複数あり、各メッキ浴槽に対応して前記バレルユニット水洗部を複数設け、個々のバレルユニット水洗部の排水毎に前記逆浸透膜装置を設けたことを特徴としている。
【0014】
本願請求項8の発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理装置は、請求項5,6又は7において、前記洗浄水の供給経路にイオン除去用のイオン交換装置と、紫外線で殺菌処理を行う紫外線照射装置とを設けたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0016】
図1は本発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置の実施の形態であって、洗浄水の処理系統を示し、図2は各種水洗工程を含む連続搬送バレルメッキ装置の例を示す。また、図3は図2の連続搬送バレルメッキ装置における1つのメッキ浴槽を含むバレルメッキ装置部を、図4は洗浄部(水洗部)を、図5は受渡装置部を、図6は分離洗浄装置部をそれぞれ示す。
【0017】
まず、図2乃至図6で洗浄水処理が必要な各種水洗工程等を含む一連の装置からなる連続搬送バレルメッキ装置について説明する。
【0018】
これらの図において、1はCuの電解メッキを施す第1バレルメッキ装置部、2はNiの電解メッキを施す第2バレルメッキ装置部、3はSnの電解メッキを施す第3バレルメッキ装置部である。
【0019】
図3で第1乃至第3バレルメッキ装置部1,2,3の構成について説明する。これらのバレルメッキ装置部1,2,3はメッキ液の組成及びメッキ用アノードの金属材質が異なること以外は実質的に同じ構成であり、メッキすべきチップ部品及びメディアを収容した筒状のバレル5aを持つバレルユニット5を用いるもので、該バレルユニット5が浸されるメッキ液6を貯留したメッキ浴槽7と、該メッキ浴槽7内にてバレルユニット5を横方向に移動させながらバレル5aを回転(自転)させる搬送手段8と、バレルユニット5側の集電器9が接触する給電器10と、メッキ浴槽内側底部に配置されたメッキ用アノード11とを有している。そして、矢印Dのようにバレルユニット5をメッキ浴槽7に投入し、搬送手段8で横方向に搬送し、矢印Uで取り出す間に、前記給電器10を通して前記集電器9に通電してバレル5a内のチップ部品にバレル電解メッキ処理を行うようになっている。
【0020】
バレルメッキ処理に伴うチップ部品の水洗工程を実行する水洗部として、図2のように、第1バレルメッキ装置部1の前段にはメッキ前の洗浄を行うメッキ前洗浄部20が、第1バレルメッキ装置部1と第2バレルメッキ装置部2との間にはCuのメッキ液を洗浄して落とす第1洗浄部21が、第2バレルメッキ装置部2と第3バレルメッキ装置部3との間にはNiのメッキ液を洗浄して落とす第2洗浄部22が、第3バレルメッキ装置部3の後段にはSnのメッキ液を洗浄して落とす第3洗浄部23が配置され、この後段にバレルユニット5を傾斜状態で洗浄する傾斜洗浄部24が配置されている。この傾斜洗浄部24は後述の受渡装置部30へのバレルユニット5の取り出し位置となる。
【0021】
前記メッキ前洗浄部20と第1バレルメッキ装置部1と第1洗浄部21と第2バレルメッキ装置部2とはメッキ部架台14の下段位置に1列に配置されているが、第2洗浄部22と第3バレルメッキ装置部3と第3洗浄部23と傾斜洗浄部24とは架台14の上段位置に1列に配置されている。このため、下段位置の第2バレルメッキ装置部2からバレルユニット5を上段位置に引き上げるエレベータ機構15が設置されている。
【0022】
図4で第1乃至第3洗浄部21,22,23の構成について説明する。これらの洗浄部21,22,23は同じ構成であり、バレルユニット5が1個毎入る3つの区画、つまり第1水洗槽部25a、第2水洗槽部25b及び第3水洗槽部25cを有する水洗槽25を有し、各水洗槽部ではシャワー洗浄がディップ洗浄と共に行われる。各水洗槽部25a,25b,25cにはバレルユニット5が載置される台座26が設置されている。各水洗槽部25a,25b,25cには台座26上に載置されたバレルユニット5の筒状のバレル5a全体が浸る洗浄水27a,27b,27cが満たされている。そして、バレルユニット5は各水洗槽部25a,25b,25cの順に搬送され、浸されたバレルユニット5のチップ部品及びメッキ用メディアに付着した前段のバレルメッキ装置部のメッキ液を洗浄水で洗浄して落とす。つまり、次段のバレルメッキ装置部のメッキ液を汚染しないようにする。
【0023】
メッキ前洗浄部20の詳細は省略するが、ディップ洗浄を行うための水洗槽を有し、これにバレルユニット5のバレル5a部分を浸すものである。
【0024】
また、傾斜洗浄部24はバレルユニット5を水平状態から傾斜状態に姿勢を変化させなからシャワー洗浄及びディップ洗浄を行う。
【0025】
これらの洗浄部の水洗槽には図1の経路で洗浄水が供給され(詳細は後述する)、メッキ前洗浄部20及び傾斜洗浄部24では洗浄水の汚染が少ないので、その排水は処理水槽210に戻される。同様に、第1乃至第3洗浄部21,22,23がそれぞれ備える最も後段の第3水洗槽部25cからの排水も汚染が少ないので処理水槽210に戻される。第1乃至第3洗浄部21,22,23がそれぞれ備える中段の第2水洗槽部25bからの排水は図1では前段の第1水洗槽部25aの洗浄水として用いている。第1乃至第3洗浄部21,22,23がそれぞれ備える前段の第1水洗槽部25aからの排水は汚染の度合いが大きいため原水槽200に戻される。
【0026】
なお、メッキ前洗浄部20から第1バレルメッキ装置部1へ、バレルメッキ装置部1,2,3から後段の洗浄部21,22,23へ、第3洗浄部23から後段の傾斜洗浄部24への移し替え動作は、ピック・アンド・プレース機構等の移し替え手段によって行う。
【0027】
図2において、受渡装置部30はバレルユニットの取り出し位置となる傾斜洗浄部24に近接して設置されており、つまり受渡装置部架台31がメッキ部架台14に連結されており、最後の第3バレルメッキ装置部3でのバレルメッキ処理して傾斜洗浄部24での洗浄が終了したバレルユニット5をバレル移送手段により受け取り、当該バレルユニットからチップ部品とメッキ用メディアを取り出して、メディアは通過可能であるがチップ部品は通過させない筒状メッシュを有する洗浄用ポット40に移し替える動作を自動的に実行するものである。
【0028】
図5に示すように、受渡装置部30は、受渡装置部架台31上に設置されたバレル移送手段としてのロボットアーム32にて第3バレルメッキ装置部3の後段側のバレルユニット取り出し位置である傾斜洗浄部24からメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを収納したバレルユニット5を取り出し、後述する機構にてバレル5aの内容物、つまりメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを洗浄用ポット40に移し替えるものである。なお、ロボットアーム32はバレル排出手段としても機能し、空になったバレルユニット5を排出する。
【0029】
一方、新規の(空の)洗浄用ポット40の供給手段及びメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアが移し替えられた洗浄用ポット40の分離洗浄装置部60への排出手段としてロボットアーム33が前記架台31上に設けられている。
【0030】
受渡装置部30は、第1及び第2のロボットアーム32,33の他に、メッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを収納したバレルユニット5のバレル開閉蓋を開ける蓋開け手段36と、バレルユニット5を載置する載置台37とを有していて、蓋開け手段36で開閉蓋を開けられたバレル5aの開口を傾斜させて下に向けるバレル支持手段35と、前記開閉蓋を開けられたバレル5aから落下したメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを受ける漏斗41と、該漏斗を通って落下したメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを受け取る位置に洗浄用ポット40を支えるポット支持手段42と、前記漏斗41及び洗浄用ポット40が浸るように衝撃緩和用液体としても機能する洗浄水50を満たすことのできる液槽43と、洗浄用ポットを前記漏斗下方の液槽内位置と液槽外位置との間で移送するポット移送手段44とを備えている。
【0031】
この受渡装置部30においては、まず、ロボットアーム32にて第3洗浄部23後段の最後尾のステーションである傾斜洗浄部24からメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを収納したバレルユニット5を取り出し、バレル支持手段35の載置台37上に移載する。載置台37上に上向きに置かれたバレルユニット5に対して蓋開け手段36にてバレル5aの開閉蓋を開ける。
【0032】
一方、ロボットアーム33は新規の洗浄用ポット40をポット仮置き台51に移送し、この上に載置された洗浄用ポット40をさらにポット移送手段44のチャックで保持して液槽43内におけるポット支持手段42の位置P2に載置する。ポット移送手段44のチャックはその洗浄用ポット40から着脱式蓋を外し、当該着脱式蓋を保持して待機位置に復帰する。位置P2に置かれた上部が開口した洗浄用ポット40はさらに位置P1に移送されて漏斗41の下方位置となる。
【0033】
前述のように開閉蓋の外されたバレルユニット5を配置した載置台37を回転し、図5の仮想線のようにバレル5aを斜め下向きに傾斜させる。これによりバレル5aの内容物は漏斗41を通してその下方に待機した洗浄用ポット40の開口に入る。
【0034】
なお、バレル5a内面に付着したメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアはバレル5aを回転させながら洗浄水噴射ノズル44でバレル内側に向け洗浄水(液槽43内の洗浄水と同じ)をシャワー状に出して漏斗41上に落下させる。
【0035】
バレル5aの内容物が移し替えられた位置P1の洗浄用ポット40は、ポット支持手段42で位置P2となり、着脱式蓋を持って待機していたポット移送手段44のチャックが下降して洗浄用ポット40の着脱式蓋を装着してからポット仮置き台51に移載する。そして、ポット仮置き台51上のメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを収容した洗浄用ポット40はロボットアーム33にて分離洗浄装置部60のポット受入位置Qに移送する。
【0036】
この受渡装置部30における液槽43やシャワー等へは図1の経路で洗浄水が供給され(詳細は後述する)、液槽43からの排水は汚染が少ないので処理水槽210に戻される。
【0037】
前記受渡装置部30に隣接して分離洗浄装置部60が設置されている。この分離洗浄装置部60は、前記受渡装置部30にてチップ部品とメッキ用メディアが収容された洗浄用ポット40をポット移送手段から受け取り、当該洗浄用ポットに洗浄液を噴射して当該洗浄用ポットからメディアを落下させて分離するとともにチップ部品を洗浄し、乾燥する工程を自動的に実行するものである。
【0038】
図6を用いて分離洗浄装置部60の要部構成について説明する。この分離洗浄装置部60は、図5のポット受入位置Qで受け入れた洗浄用ポット40を矢印P1,P2,P3の順に間欠搬送し、移送される洗浄用ポット40内のメッキ済チップ部品及びメッキ用メディアを、メディア分離部70、超音波洗浄部80及び純水リンス部90にて洗浄するものであり、さらに図2の乾燥部100で乾燥処理する。
【0039】
なお、洗浄用ポット40は搬送手段110に載せることで移送され、一連の分離、洗浄、乾燥プロセスが完了できるようになっている。
【0040】
分離洗浄装置部60に洗浄用ポット40を投入すると、搬送手段110上に載置され、まずメディア分離部70に間欠搬送され、ここのシャワー部71において洗浄用ポット40を回転させながら洗浄水を噴射して洗浄用ポット40からメディアを分離する。つまり、洗浄用ポット40のメッシュはチップ部品は通過しないが、メディアは通過可能な粗さであり、シャワー部71の洗浄水の噴射によりメディアが落下する。
【0041】
洗浄用ポット40は搬送手段110によりメディア分離部70から超音波洗浄部80のシャッター81,82が開いた状態において洗浄槽83内に導入される。洗浄用ポット40が洗浄槽83内に入るとシャッター81,82が閉じ、洗浄槽83内に洗浄水が満たされ、超音波振動子84より超音波を放射し、洗浄用ポット40内のチップ部品に超音波振動を与えることで超音波洗浄が行われる。
【0042】
超音波洗浄の終了した洗浄用ポット40は洗浄槽83内の水位を下げ、シャッター81,82を開いた状態にて搬送手段110により純水リンス部90に移送される。純水リンス部90においてはスプレーノズル91から洗浄用ポット40に純水を噴射して洗浄し、チップ部品の表面を純水置換する。
【0043】
純水リンス部90を出た洗浄用ポット40は、搬送手段110の間欠搬送により図2の乾燥部100に移送され、エアーブローによってチップ部品は乾燥させられる。その後、洗浄用ポット40は搬送手段110の排出側端に移送される。
【0044】
これらの分離洗浄装置部60のメディア分離部70、超音波洗浄部80及び純水リンス部90には図1の経路で洗浄水が供給され(詳細は後述する)、各部からの排水は汚染が少ないので処理水槽210に戻される。
【0045】
図1で図2の各種水洗工程(バレルユニット水洗工程、ポット水洗工程)等を含む連続搬送バレルメッキ装置の洗浄水の供給並びに排水処理について説明する。
【0046】
前述したように、第1乃至第3洗浄部21,22,23の前段及び中段の第1及び第2水洗槽部25a,25bで使用された排水は原水槽200に戻されるが、この原水槽200は各種混雑物によってかなり汚染されている(例えばTDS(Total Dissociated Solutes:全塩濃度):3000〜5000ppm程度)。この原水槽200の水は活性炭による吸着効果で浮遊物等を吸着除去する吸着除去手段としてのAC塔201、濾過手段としてのプレフィルター202を通してRO装置(逆浸透膜装置)203に供給される。このRO装置203の逆浸透膜により溶解分が除去されて純水に近くなった水が処理水槽210に供給される。なお、メッキ前洗浄部20及び傾斜洗浄部24の排水を、原水槽200の濃度調整のために当該原水槽200に戻す構成としてもよい。
【0047】
一方、RO装置203で分離、除去された溶解分を含む濃縮液は濃縮液槽220に蓄えられる。濃縮液槽220からは濃縮液が蒸発装置221に連続的又は随時供給され、ここで水分が蒸発させられてほぼ固形分であるスラッジが排出物として得られる。このスラッジの体積は、1時間当たり数百リットルの洗浄水を循環させるような場合であっても、極めて少量であり、廃棄処理するまでの保管が容易である。また、メッキに使用した金属成分を多量に含むため、資源として再利用することも可能である。
【0048】
前記蒸発装置221の蒸発処理において発生した水蒸気はクーリングタワー222で冷却されて水に戻され、前記原水槽200に供給される。
【0049】
前記受渡装置部30と分離洗浄装置部60の排水は処理水槽210に戻されるとともに、補給水(純水)が処理水槽210に適量供給される。処理水槽210の水はCON(Conductivity:電導度)が100μS/cm程度であり、その水は濾過手段としてのファイナルフィルター211、イオン除去用のイオン交換装置としてのMB塔212、紫外線で殺菌処理を行う紫外線照射装置213、さらにMB塔214を通して前記受渡装置部30及び分離洗浄装置部60に再生した洗浄水として供給される。
【0050】
洗浄水は一連の装置において蒸発したり付着したりして水分が失われ、処理水槽210に前記補給水(純水)を追加して所定の水量を維持するようにするが、1時間当たり数百リットルの洗浄水を循環させる場合でも前記補給水は1時間当たり数リットル以下で済む。水の再利用率は99.6%程度にまで高めることができる。
【0051】
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
【0052】
(1) バレルユニット水洗工程(メッキ前洗浄部20、第1乃至第3洗浄部21,22,23及び傾斜洗浄部24)に用いる洗浄水として、図1のように第1乃至第3洗浄部21,22,23がそれぞれ備える第1及び第2水洗槽部25a,25bの排水からAC塔201、プレフィルター202やRO装置203を用いて浮遊物や溶解分を分離し、さらに、ファイナルフィルター211を通し、MB塔212によるイオン除去、紫外線照射装置213の殺菌により再生した水を繰り返し使用する構成である。そして、RO装置203より出た濃縮液から更に水分を蒸発装置221で蒸発させてスラッジを排出するとともに、水蒸気は水に戻して再利用するため、一連の装置における蒸発や付着で失われる水分を除いて完全にクローズドに循環するシステムとすることができ、スラッジとして排出される固形分は体積が微小で、従来の濃廃液に比較して格段に取り扱いと保管が容易である。
【0053】
(2) 前記スラッジはメッキに使用された金属成分が含まれるため、金属資源としての利用が可能である。
【0054】
(3) 一連の装置に1時間当たり数百リットルの洗浄水を循環させる場合でも、処理水槽210に補給する純水は1時間当たり数リットル以下で済み(例えば約400リットル/時で洗浄水を循環させる場合、補給水は1.5リットル/時程度で済み)、水の再利用率を99.6%程度にまで高めることができ、水資源があまり豊富でない所での稼働も可能である。
【0055】
上記実施の形態では、バレルユニット水洗工程(メッキ前洗浄部20、第1乃至第3洗浄部21,22,23及び傾斜洗浄部24)のうち、第1乃至第3洗浄部21,22,23に用いた洗浄水の排水を1系統のAC塔201、プレフィルター202及びRO装置203で処理している。この場合、スラッジにはCuの電解メッキを施す第1バレルメッキ装置部1、Niの電解メッキを施す第2バレルメッキ装置部2、Snの電解メッキを施す第3バレルメッキ装置部3の各金属成分、つまり Cu,Ni,Snが混在しており、再利用に際し、金属毎に分離する必要がある。
【0056】
そこで、本発明の他の実施の形態では、各メッキ浴槽の後段の第1、第2、第3洗浄部21,22,23の各排水に対して、AC塔201、プレフィルター202、RO装置203及び濃縮液槽220の系統をそれぞれ設けるようにする。これにより、第1洗浄部21の排水を処理した濃縮液槽220中にはCu成分が、第2洗浄部22の排水を処理した濃縮液槽220中にはNi成分が、第3洗浄部23の排水を処理した濃縮液槽220中にはSn成分がそれぞれ分離されて得られるため、別々に蒸発装置221で蒸発処理することで、主にCu成分のスラッジ、主にNi成分のスラッジ、及び主にSn成分のスラッジが別々に得られ、スラッジの再利用が一層容易となる。
【0057】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置は、蒸発や付着で失われる水分を除いて完全にクローズドに循環するシステムであり、スラッジとして排出される固形分は体積が微小で、従来の濃廃液に比較して格段に取り扱いと保管が容易であり、従って、スラッジを処理業者に渡すことは従来に比して遥かに容易であり、輸送に係る費用も遥かに節約でき、安全かつ容易なスラッジ処理(一般に金属を回収することが行われる)が可能になる大きな効果が生じる。また、水の再利用率(リサイクル率)は最高99.6%程度と高く、環境を汚染することなく資源の無駄が省ける大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメッキ済み部品の洗浄水処理方法及び装置の実施の形態を示す説明図である。
【図2】実施の形態において、各種水洗工程を含む連続搬送バレルメッキ装置の例を示す正面図である。
【図3】連続搬送バレルメッキ装置におけるバレルメッキ装置部の正断面図である。
【図4】連続搬送バレルメッキ装置におけるメッキ浴槽後段の洗浄部の正断面図である。
【図5】連続搬送バレルメッキ装置における受渡装置部であって一部を断面とした正面図である。
【図6】連続搬送バレルメッキ装置における分離洗浄装置部の要部構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,3 バレルメッキ装置部
5 バレルユニット
5a バレル
6 メッキ液
7 メッキ浴槽
20 メッキ前洗浄部
21,22,23 洗浄部
24 傾斜洗浄部
15 エレベータ機構
30 受渡装置部
32,33 ロボットアーム
40 洗浄用ポット
43 液槽
44 洗浄水噴射ノズル
50 洗浄水
60 分離洗浄装置部
70 メディア分離部
80 超音波洗浄部
84 超音波振動子
90 純水リンス部
100 乾燥部
200 原水槽
201 AC塔
202 プレフィルター
203 RO装置
210 処理水槽
211 ファイナルフィルター
212 MB塔
213 紫外線照射装置
220 濃縮液槽
221 蒸発装置
222 クーリングタワー

Claims (8)

  1. 複数の水洗槽部を有する洗浄部を用い、メッキ浴槽に浸漬されてメッキ処理されたメッキ済み部品を収容したバレルユニットを、前記メッキ浴槽から取り出して前記洗浄部の前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗工程と、
    前記後段の水洗槽部からの排水を処理水槽に戻す工程と、
    前記前段の水洗槽部からの排水を原水槽に戻す工程と、
    前記原水槽の水を逆浸透膜装置で固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給する工程と、
    前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得る工程と、
    前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水を前記原水槽に供給する工程とを備え、
    前記バレルユニット水洗工程に用いる洗浄水として、前記処理水槽の水を使用することを特徴とするメッキ済み部品の洗浄水処理方法。
  2. 複数の水洗槽部を有する洗浄部を用い、メッキ浴槽に浸漬されてメッキ処理されたメッキ済み部品及びメディアを収容したバレルユニットを、前記メッキ浴槽から取り出して前記洗浄部の前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗工程と、
    バレルユニット水洗工程を終了したバレルユニットから前記メッキ済み部品及びメディアを洗浄用ポットに移し替えて洗浄水で洗浄するとともにメディア分離を行うポット水洗工程と、
    前記後段の水洗槽部及び前記ポット水洗工程からの排水を処理水槽に戻す工程と、
    前記前段の水洗槽部からの排水を原水槽に戻す工程と、
    前記原水槽の水を逆浸透膜装置で固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給する工程と、
    前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得る工程と、
    前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水を前記原水槽に供給する工程とを備え、
    前記バレルユニット水洗工程及び前記ポット水洗工程に用いる洗浄水として、前記処理水槽の水を使用することを特徴とするメッキ済み部品の洗浄水処理方法。
  3. 前記メッキ浴槽が複数あり、各メッキ浴槽に対応して複数のバレルユニット水洗工程を備え、個々のバレルユニット水洗工程の排水毎に前記逆浸透膜装置が設けられている請求項1又は2記載のメッキ済み部品の洗浄水処理方法。
  4. 前記固形分を前記メッキ浴槽によるメッキ処理に再利用する請求項1,2又は3記載のメッキ済み部品の洗浄水処理方法。
  5. 部品を収容したバレルユニットが浸漬されるメッキ浴槽の後段に配置されていて、該メッキ浴槽でメッキ処理されたメッキ済み部品を収容したバレルユニットを、洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗部と、逆浸透膜装置と、蒸発装置と、処理水槽と、原水槽とを備え、
    前記バレルユニット水洗部は、複数の水洗槽部を有し、前記バレルユニットを前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するものであり、前記後段の水洗槽部からの排水は前記処理水槽に戻され、前記前段の水洗槽部からの排水は前記原水槽に戻され、
    前記逆浸透膜装置は、前記原水槽の水から固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給し、
    前記蒸発装置は、前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得るものであり、前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水は前記原水槽に供給され、
    前記処理水槽の水を前記洗浄水として前記バレルユニット水洗部に供給することを特徴とするメッキ済み部品の洗浄水処理装置。
  6. 部品及びメディアを収容したバレルユニットが浸漬されるメッキ浴槽の後段に配置されていて、該メッキ浴槽でメッキ処理されたメッキ済み部品を収容したバレルユニットを、洗浄水で洗浄するバレルユニット水洗部と、
    バレルユニット水洗工程を終了したバレルユニットから前記メッキ済み部品及びメディアを洗浄用ポットに移し替えて洗浄水で洗浄するとともにメディア分離を行うポット水洗部と、
    逆浸透膜装置と、蒸発装置と、処理水槽と、原水槽とを備え、
    前記バレルユニット水洗部は、複数の水洗槽部を有し、前記バレルユニットを前段の水洗槽部から後段の水洗槽部へ順次搬送し、かつ各水洗槽部にて洗浄水で洗浄するものであり、前記後段の水洗槽部及び前記ポット水洗部からの排水は前記処理水槽に戻され、前記前段の水洗槽部からの排水は前記原水槽に戻され、
    前記逆浸透膜装置は、前記原水槽の水から固形分となる成分を含む濃縮液を除去して前記処理水槽に供給し、
    前記蒸発装置は、前記逆浸透膜装置で除去された前記濃縮液の水分を蒸発させる蒸発処理により固形分を得るものであり、前記蒸発処理で発生した水蒸気を冷却した水は前記原水槽に供給され、
    前記処理水槽の水を前記洗浄水として前記バレルユニット水洗部及びポット水洗部に供給することを特徴とするメッキ済み部品の洗浄水処理装置。
  7. 前記メッキ浴槽が複数あり、各メッキ浴槽に対応して前記バレルユニット水洗部を複数設け、個々のバレルユニット水洗部の排水毎に前記逆浸透膜装置を設けてなる請求項5又は6記載のメッキ済み部品の洗浄水処理装置。
  8. 前記洗浄水の供給経路にイオン除去用のイオン交換装置と、紫外線で殺菌処理を行う紫外線照射装置とを設けてなる請求項5,6又は7記載のメッキ済み部品の洗浄水処理装置。
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