JP2002233845A - 汚染容器の洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

汚染容器の洗浄方法および洗浄装置

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JP2002233845A JP2001031877A JP2001031877A JP2002233845A JP 2002233845 A JP2002233845 A JP 2002233845A JP 2001031877 A JP2001031877 A JP 2001031877A JP 2001031877 A JP2001031877 A JP 2001031877A JP 2002233845 A JP2002233845 A JP 2002233845A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PCB等を含有するトランス等の処理において
は、内容物を除去した後の容器をも処理する必要があ
る。従来、この種の汚染容器は、破砕および浸漬による
方法で処理されているが、斯かる従来方法によれば、汚
染容器を破砕する際にPCBを含有した粉塵が発生する
こととなり、斯かるPCB含有粉塵による2次汚染を招
く虞がある。そこで本発明は、このような汚染容器を衛
生的且つ効率的に洗浄処理することを課題とする。 【解決手段】溶剤を噴射可能なノズルを汚染容器の開口
部より該汚染容器内部に配し、該汚染容器内部において
該ノズルより溶剤を噴射させ、該汚染容器内面に付着し
た油を洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてポリ塩化
ビフェニル(以下、PCBと略記する)等に汚染された
トランスまたはコンデンサなどの容器(本明細書におい
て、「汚染容器」という)の洗浄方法および洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】PCB等の有機ハロゲン化合物を含有す
る絶縁油(以下、単に「油」ともいう)を使用したトラ
ンスやコンデンサの処理においては、内部から油および
金属等からなるコア体をそれぞれ分離し、PCB汚染物
質として個別に無害化処理(洗浄あるいは分解)され
る。同様に、該油やコア体を除去した後の容器について
も、その内面にはPCB含有の油が残留しているため、
該PCBを除去する必要がある。
【0003】従来、このようなPCBに汚染された容器
の洗浄方法としては、該汚染容器を破砕した後、溶剤中
に浸漬して洗浄する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来の洗浄方法によれば、汚染容器を破砕する際にPC
Bを含有した粉塵が発生することとなり、斯かるPCB
含有粉塵による2次汚染を招く虞がある。
【0005】そこで、本発明は、このような汚染容器を
衛生的且つ効率的に洗浄処理することのできる洗浄方法
および洗浄装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の手段は、
溶剤を噴射可能なノズルを汚染容器の開口部より該汚染
容器内部に配し、該汚染容器内部において該ノズルより
溶剤を噴射させ、該汚染容器内面に付着した油を洗浄す
ることを特徴とする汚染容器の洗浄方法にある。
【0007】斯かる洗浄方法によれば、汚染容器内面に
付着した油に対して直接溶剤を噴射することができるた
め、容器内面にこびりついた油を速やかに洗浄すること
が可能となる。溶剤噴射による洗浄は、溶剤による油の
溶解という化学的作用に加え、溶剤(流体)の衝突によ
る物理的な剥離作用をも有するものであるため、溶剤中
に浸漬させる洗浄方法や溶剤蒸気に晒す洗浄方法と比べ
て油除去効果が高いという利点を有する。
【0008】また、本発明の手段は、溶剤を噴射して洗
浄した後、さらに前記汚染容器を溶剤蒸気に晒すことに
より、該汚染容器内面に付着した油を洗浄することを特
徴とする汚染容器の洗浄方法にある。
【0009】溶剤を噴射することにより、蒸気洗浄では
除去されにくいような容器内面にこびりついた油を効率
的に除去することができる上、さらに前記汚染容器を溶
剤蒸気に晒すことにより、該容器内面に微量の油やPC
B等が残留した場合にも、その微量に残存する油などを
溶剤蒸気によって確実に溶解させることが可能となる。
従って、これら2つの洗浄方法を併せ持つことにより、
極めて効果的に且つ確実に汚染容器を洗浄することが可
能となる。
【0010】さらに、溶剤蒸気で洗浄すると、容器表面
で凝縮した溶剤によって汚染容器全体が暖められるた
め、洗浄後に該容器が乾燥されやすいものとなる。
【0011】また、本発明の手段は、汚染容器の洗浄装
置にあり、該洗浄装置は、汚染容器を収容可能な装置本
体と、収容された汚染容器の開口部を介して該汚染容器
の内部に配され且つ溶剤を噴射可能なノズルとが備えら
れたことを特徴とし、さらに好ましくは該装置本体内へ
溶剤蒸気を供給するための溶剤蒸気供給手段が備えられ
たことを特徴とするものである。
【0012】斯かる構成の洗浄装置によれば、汚染容器
の内部を、ノズルからの溶剤噴射によって直接洗浄する
ことが可能となり、また、蒸気供給手段から供給された
溶剤蒸気によって容器内面に残留した油を、より確実に
洗浄することが可能となる。
【0013】さらに、本発明の手段は、汚染容器の洗浄
装置にあり、その装置本体は、1以上の汚染容器を収容
可能な装置前段部と、1以上の汚染容器を収容可能な装
置後段部とを備えてなり、さらに、前記装置前段部に
は、収容された汚染容器の開口部を介して該汚染容器の
内部に配され且つ溶剤を噴射可能なノズルが備えられ、
前記装置後段部には、収容された汚染容器を溶剤蒸気に
よって洗浄するための溶剤蒸気供給手段が備えられたこ
とを特徴とする。
【0014】斯かる構成の洗浄装置によれば、装置前段
部においてノズルによって汚染容器を洗浄すると同時
に、装置後段部において溶剤蒸気によって他の汚染容器
を洗浄することが可能となり、複数の汚染容器を連続し
て効率的に洗浄処理することが可能となる。
【0015】さらに、本発明の手段は、前記汚染容器の
洗浄装置において、前記汚染容器より滴下する溶剤を受
ける溶剤受け槽と、前記溶剤蒸気供給手段として溶剤を
加熱して溶剤蒸気を発生させる蒸気発生槽とが備えら
れ、さらに、前記溶剤受け槽から溢れた溶剤が前記蒸気
発生槽に流入するように構成されたことを特徴とする。
【0016】斯かる構成の洗浄装置によれば、汚染容器
から滴下した溶剤に混入したスラッジや異物等は、前記
溶剤受け槽において沈降し、溢れた溶剤にはこのような
異物等が含まれないものとなる。よって清浄な溶剤のみ
を蒸気発生槽へ流通させ、再利用することが可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る汚染容器の洗
浄方法および装置について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。
【0018】図1は、本発明に係る汚染容器の洗浄装置
の第一実施形態を示したものである。該洗浄装置1は、
外部と遮断された密閉容器本体2と、該密閉容器本体2
内において汚染容器10を支持するための載置台3と、
該載置台3の中央部から上方へ突出されたノズル4とを
具備する。
【0019】前記載置台3は、汚染容器10が安定して
載置可能な格子状あるいは網状の部材で構成されてお
り、また、ノズル4は、該載置台3の下面に沿って配設
された導管5によって密閉容器本体2外部から溶剤が供
給可能に構成されている。
【0020】ノズル4は、汚染容器10の内面に対し
て、隈なく均一に噴射できるものや、あるいは油の付着
量が多い底面および該底面周囲の角部分に対してのみ直
接噴射することができるものなどを使用することができ
る。後者の場合には、充円錐型ノズルを上向きに設置す
る方式を例示することができる。
【0021】斯かる構成の洗浄装置を用いた洗浄方法に
ついて、図1及び2を参照しつつ説明する。先ず、密閉
容器本体2の上部2aに設けた蓋(図示せず)から洗浄
対象である汚染容器10を密閉容器本体2内に収容し、
該汚染容器10の開口部11を下向きにし、前記ノズル
4の上から該汚染容器10を被せるように、該汚染容器
10を前記載置台3上に載置する。開口部11として
は、該汚染容器10の蓋を除去した部分が好ましいが、
ノズル4が挿入でき、且つ該汚染容器10内部から溶剤
や油を排出できる位置に設けられた十分な大きさのもの
であれば、特に限定されるものではない。また、該開口
部11は、溶剤等の排出を考慮して複数設けてもよい。
【0022】尚、ここで洗浄の対象とする汚染容器10
としては、その内面に、流下する程の多くの油が付着し
ている場合には、予め該汚染容器10を開口部11を下
向きにして放置し、該油を十分に除去した上で溶剤によ
る洗浄を行うことが好ましい。例えば、該汚染容器10
を逆さにして常温で10時間以上放置し、油の付着量を
0.2mg/cm2以下としておくことが好ましい。こ
のような前処理を行うことによって、噴射溶剤量および
噴射洗浄時間を短縮することが可能となり、また洗浄装
置内に入る油の量を少なくすることにより、溶剤を再生
する際の負荷を低減することができる。
【0023】次いで、導管5を通して溶剤を供給し、ノ
ズル4から溶剤を噴射させる。ノズル4から噴出される
溶剤の圧力は、吐出部において0.1〜0.2MPa程
度、溶剤の噴出量は、10〜15L/min程度とするこ
とが、洗浄効果と経済性の点で好ましい。洗浄時間は油
の付着量によって異なるが、油の付着量が0.2mg/
cm2以下のような少量の場合には、およそ0.5〜2
分で十分に洗浄することが可能となる。ここで、油やP
CBの溶解度を高めるためには、該溶剤は高温であるこ
とが好ましいが、その反面、該噴射洗浄の後に溶剤蒸気
による洗浄において該汚染容器内面で溶剤を凝縮させる
ためには、該汚染容器は低温であることが好ましい。従
って、双方の事情を鑑みれば、該溶剤の温度は40〜5
0℃とすることが好ましい。
【0024】このようにして、ノズル4から噴射された
溶剤は、汚染容器10の内面に直接衝突し、その勢いに
よって強くこびりついた油を物理的に剥離させるととも
に、溶剤本来の化学的作用によって該油を溶剤中に溶解
させた後、前記開口部11から下方に流下する。
【0025】ここで噴射洗浄に使用される溶剤として
は、絶縁油およびPCBの溶解に適したものであれば特
に限定されるものではなく、準水系洗浄剤、アルコール
系溶剤、炭化水素系溶剤、フッ素系溶剤、ハロゲン系溶
剤などを使用することができる。中でもPCBの溶解度
に加え、防爆性、不燃性にも優れたグリコールエーテ
ル、テトラクロロエチレンなどを好適に使用することが
好ましい。
【0026】噴射洗浄によって密閉容器本体下部2bへ
滴下した溶剤は、該密閉容器本体に設けた排出口(図示
せず)より除去した後、適宜再生処理される。
【0027】続いて、別途設置されたヒーターによって
加熱された蒸気洗浄用の溶剤を、同じく密閉容器本体下
部2bに注入し、密閉容器本体2の外側に具備された加
熱ジャケット6によってさらに加熱し、該溶剤を沸点ま
で加熱する。該洗浄用の溶剤としては、前記噴射洗浄と
同じ溶剤を用いることが好ましい。
【0028】加熱された溶媒は蒸気となって上昇し、載
置台3を透過して密閉容器本体2内に拡散する。そし
て、汚染容器10の内部にも充満した溶剤蒸気は、該汚
染容器表面で凝縮し、内部に残存した微量の油を溶解さ
せた後、流下する。
【0029】溶剤蒸気に晒されることによって汚染容器
10の温度が徐々に上昇すると、次第に溶剤は凝縮され
にくくなる。従って、少量の油が付着した汚染容器を洗
浄する場合であれば、所定温度にまで昇温させた後は該
溶剤蒸気による洗浄を終了し、汚染容器の温度が高い状
態でそのまま乾燥させることが好ましい。
【0030】斯かる洗浄方法によれば、先ず噴射洗浄に
よって汚染容器に強力に付着した油等を効率良く除去し
た後、微量に残存した油等を十分に洗浄することが可能
となる。
【0031】尚、本発明に係る汚染容器の洗浄方法およ
び洗浄装置は、上記実施形態に限定されず、適宜設計変
更することが可能である。例えば、噴射洗浄を行うため
のノズルは複数設けることができ、あるいは伸縮自在又
は回転自在とすることも可能である。
【0032】また、多量の油が付着した汚染容器を洗浄
する場合であれば、上述した噴射洗浄と蒸気洗浄の後、
再びこれら両洗浄を交互に繰り返すことが好ましい。噴
射洗浄後に蒸気洗浄を行う効果は上述した通りである
が、蒸気洗浄後に噴射洗浄を行うことによって、上昇し
た汚染容器の温度を短時間で下げることができ、より効
率的に汚染容器の洗浄を行うことができる。従って、前
記第一実施形態は、特に、多量の油を含有した汚染容器
に対して好適に用いることができる。
【0033】次に、本発明に係る汚染容器の洗浄装置の
第二実施形態について、図3を参照しつつ説明する。
【0034】第二実施形態に係る汚染容器の洗浄装置2
0は、その上端が開放された装置本体21と、前記第一
実施例と同様の構成からなる複数のノズル4、4…と、
該ノズル4、4…より汚染容器10に噴射され滴下した
溶剤を受ける溶剤受け槽22と、加熱コイル24によっ
て溶剤Xを加熱して溶剤蒸気を発生させる蒸気発生槽2
3とを備えて構成されている。また、前記溶剤受け槽2
2と蒸気発生槽23とは隣接して設けられ、溶剤受け槽
22から溢れた溶剤が、蒸気発生槽23へ流入するよう
に設けられている。
【0035】さらに、該装置本体21は、複数の汚染容
器10、10…を収容して同時にこれらを洗浄すること
ができるように構成されており、具体的には、2個のノ
ズル4、4によって2個の汚染容器10、10を洗浄す
る装置前段部26と、溶剤蒸気によって2個の他の汚染
容器10、10を洗浄する装置後段部27とを備えて構
成されている。
【0036】装置本体21は、十分な高さの壁面によっ
て囲まれ、その壁面の上部に冷却コイル25が備えられ
ており、運転の際には蒸気発生槽23から発生させた溶
剤蒸気Yによって、前記複数の汚染容器10、10…を
完全に覆うことが可能となるように構成されている。
【0037】この他に、装置本体21の外部には、蒸気
発生槽23から排出された溶剤を蒸留して油と溶剤とに
分離し、清浄な溶剤をノズル4へ供給するように構成さ
れた溶剤再生器31と、冷却コイル25によって凝縮さ
れた溶剤を一時的に貯留し、蒸気発生槽23へ戻す溶剤
回収槽30、およびこれらに付随する配管等が備えられ
ている。また、複数の汚染容器10、10…を、順に装
置本体内へ搬送すべく構成された搬送手段40が備えら
れている。
【0038】斯かる構成の洗浄装置20を用いた汚染容
器10の洗浄手順について説明する。まず、開口部を下
向きにして搬送手段40に保持された汚染容器10は、
開放された装置本体21の上端から装置本体1の装置前
段部26へ収容され、ノズル4上に被せられた状態で停
止される。そして、所定時間ノズル4からの溶剤噴射に
よって汚染容器内面が洗浄された後、蒸気発生槽23上
の装置後段部27まで移動して停止され、溶剤蒸気Yに
よって洗浄される。こうして噴射洗浄と蒸気洗浄とを終
えた汚染容器10は、順次、装置本体21の上端開放部
より搬出され、次の乾燥工程へ送られ乾燥される。溶剤
蒸気中を移動させる際には、該溶剤蒸気を乱すことのな
いよう、3m/min以下の低速で移動させることが好ま
しい。
【0039】かかる構成の洗浄装置20によれば、複数
の汚染容器10、10…の洗浄処理を行うにあたって、
一方でノズル4による噴射洗浄を行うと同時に、他方で
蒸気洗浄を行うことが可能となるため、より効率的に且
つ短時間で洗浄処理することが可能となる。
【0040】また、噴射洗浄工程と蒸気洗浄工程とを単
一の装置本体21内で行うことができるため、汚染容器
10から滴下した溶剤や油等が装置外部を汚染する虞が
ない。
【0041】また、ノズル4より噴射された溶剤は、容
器内面に付着した油だけでなく、ごみ、スラッジ、錆あ
るいは金属片等の異物などとともに溶剤受け槽22へ滴
下されることとなるが、該溶剤受け槽22において溶剤
を溢れさせることによって、これら異物等を該溶剤受け
槽22の下部に沈降させて分離することができる。
【0042】溶剤受け槽22を溢れた溶剤は、蒸気発生
槽23へ流入し、加熱コイル24によって加熱されて蒸
気発生用として再使用され、また発生した蒸気のうち冷
却コイル25で凝縮された溶剤についても、溶剤回収槽
30を経由して蒸気発生槽23に戻され、蒸気発生用と
して再利用される。このように溶剤を循環して利用する
ことにより、蒸気発生槽23下部からは、濃縮された油
を効率的に回収することができる。
【0043】また、各洗浄工程における洗浄時間は、汚
染容器内に付着した油の量によって適宜変更することが
可能である。付着油の量が少ない場合には、例えば10
〜15L/minの溶剤噴射によって約1〜2分、その後
蒸気洗浄によって約2分程度の洗浄を行うことにより清
浄な状態となる。従って、このような付着油の少ない多
数の汚染容器を洗浄処理する場合には、複数の汚染容器
を順次連続して処理することにより、溶剤蒸気を有効に
利用することができ、汚染容器一つ当たりに要する処理
コストを顕著に低減させることができる。
【0044】尚、本実施形態では、装置前段部と装置後
段部において、それぞれ2個の汚染容器を洗浄するもの
を示したが、本発明はこれに限定されることはなく、1
あるいは3以上としてもよい。
【0045】また、使用する溶剤については、前記第一
実施形態と同様のものを使用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る洗浄方法お
よび洗浄装置によれば、汚染容器を衛生的且つ効率的に
洗浄処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る汚染容器の洗浄装置の第一実施形
態を示す概略図。
【図2】第一実施形態による汚染容器の洗浄方法の一例
を示した概略図。
【図3】本発明に係る汚染容器の洗浄装置の第二実施形
態を示す概略図。
【符号の説明】
1…洗浄装置、2…密閉容器本体、2a…密閉容器本体
上部、2b…密閉容器本体下部、3…載置台、4…ノズ
ル、5…導管、6…加熱ジャケット、10…汚染容器、
11…開口部、20…洗浄装置、21…装置本体、22
…溶剤受け槽、23…蒸気発生槽、26…装置前段部、
27…装置後段部、X…溶剤、Y…溶剤蒸気

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤を噴射可能なノズルを汚染容器の開
    口部より該汚染容器内部に配し、該汚染容器内部におい
    て該ノズルより溶剤を噴射させ、該汚染容器内面に付着
    した油を洗浄することを特徴とする汚染容器の洗浄方
    法。
  2. 【請求項2】 溶剤を噴射して洗浄した後、さらに前記
    汚染容器を溶剤蒸気に晒すことにより、該汚染容器内面
    に付着した油を洗浄することを特徴とする請求項1記載
    の汚染容器の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 汚染容器を収容可能な装置本体と、収容
    された汚染容器の開口部を介して該汚染容器の内部に配
    され且つ溶剤を噴射可能なノズルとが備えられたことを
    特徴とする汚染容器の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体内へ溶剤蒸気を供給するた
    めの溶剤蒸気供給手段が備えられたことを特徴とする請
    求項3記載の汚染容器の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 装置本体が1以上の汚染容器を収容可能
    な装置前段部と、1以上の汚染容器を収容可能な装置後
    段部とを備えてなり、さらに、前記装置前段部には、収
    容された汚染容器の開口部を介して該汚染容器の内部に
    配され且つ溶剤を噴射可能なノズルが備えられ、前記装
    置後段部には、収容された汚染容器を溶剤蒸気によって
    洗浄するための溶剤蒸気供給手段が備えられたことを特
    徴とする汚染容器の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記汚染容器より滴下する溶剤を受ける
    溶剤受け槽と、前記溶剤蒸気供給手段として溶剤を加熱
    して溶剤蒸気を発生させる蒸気発生槽とが備えられ、さ
    らに、前記溶剤受け槽から溢れた溶剤が前記蒸気発生槽
    に流入するように構成されたことを特徴とする請求項5
    記載の汚染容器の洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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