JP2005166847A - 基板処理法及び基板処理装置 - Google Patents

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昌稔 坂本
Katsuyoshi Nakamu
勝吉 中務
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和久 小笠原
Hiroshi Yamaguchi
弘 山口
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Abstract

【課題】 処理時間の短縮、処理能力の向上、大気に晒される時間を極小にした高品質の基板処理法を提供すること。
【解決手段】 次の工程(1)〜(13)からなる基板処理法。
(1)第1処理液を基板処理槽に貯える工程、
(2)第1処理液に被処理基板を浸漬して処理する第1処理工程、
(3)被処理基板を引上げ、第1の処理液を短時間に排出する工程、
(4)リンス液を短時間に基板処理槽に供給する工程、
(5)被処理基板を浸漬して洗浄する工程、
(6)被処理基板を引上げ、リンス液を短時間に排出する工程、
(7)第2処理液を短時間に供給する工程、
(8)第2処理液に被処理基板を浸漬して処理する第2処理工程、
(9)被処理基板を引上げ、第2処理液を短時間に排出する工程、
(10)基板処理槽にリンス液を短時間に供給する工程、
(11)リンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する工程、
(12)リンス液を短時間に排出する工程、
(13)被処理基板を乾燥する工程。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウェーハ、液晶表示装置用基板、記録ディスク用基板、或いはマスク用基板等の各種基板の表面処理を行う基板処理法及び基板処理装置に係り、より詳細には、各種の処理工程において、処理液等の排出及び供給時間を短くして基板の処理時間を短縮し処理能力の向上を図ると共に、被処理基板が大気に晒される時間を少なくして高品質の処理を行う基板処理法及び基板処理装置に関する。
半導体ウェーハ、液晶表示装置用基板、記録ディスク用基板、或いはマスク用基板等の各種基板(以下、「ウェーハ」という。)は、その表面を清浄にするために、ウェーハ表面を各種の薬液によって処理したのち、純水によって洗浄し、更に有機溶剤を用いた乾燥が行われている。
このようなウェーハの処理を行う装置は、一般にバッチ式基板処理装置と枚葉式基板処理装置とに大別され、バッチ式基板処理装置は、一回に多数枚のウェーハを処理でき、処理能力が高いという特徴を有していることから、古くから広く使用されている。
図9は、バッチ方式を採用した周知の基板処理装置を示す断面図である。
この基板処理装置100は、それぞれ異なる種類の薬液及びリンス液を貯留した複数個の基板処理槽(以下、「処理槽」という。)101〜106及び乾燥工程を行う処理槽107を隣接して配列し、ウェーハWをそれぞれの薬液A〜C及びリンス液に順次浸漬することによってウェーハの処理を行うものである。
ウェーハWの処理は、先ず第1処理槽101において、この第1処理槽101に貯留された薬液AにウェーハWを所定時間浸して表面処理を行い、その後、この処理槽101からウェーハWを引き上げ、第2処理槽102において、この処理槽102に貯留されたリンス液に所定時間浸して洗浄を行い、続いてウェーハを第2処理槽102から引上げ、第3処理槽103において、この処理槽103に貯留された薬液Bに所定時間浸漬して表面処理を行う。
次いで、第3処理槽103からウェーハWを引き上げ、第4処理槽104のリンス液に浸して所定時間の洗浄を行い、洗浄終了後に、ウェーハWを処理槽104から引き上げ、第5処理槽105の薬液Cに所定時間浸漬して表面処理を行い、更に、第5処理槽105からウェーハWを引き上げ、第6処理槽106のリンス液に浸して所定時間の洗浄を行い、洗浄を終了した後に、処理槽106からウェーハWを引上げ、第7処理槽107に移して、乾燥処理を行い、乾燥処理後に処理槽107からウェーハWを取り出し、処理を終了するようになっている。
なお、処理液A〜Cの外に他の種類の薬液を用いて処理する場合は、それぞれ薬液及びリンス液毎に個別に処理槽を設け、順次、各処理槽内の薬液にウェーハを浸して処理することになる。
また、単一処理槽を用いて処理する基板処理装置も知られている。(例えば特許文献1参照。)。図10は下記特許文献1に記載された基板処理装置の断面図である。
この基板処理装置110は、ウェーハWの処理を単一の処理槽111によって行う、いわゆるワンバス方式を採用した基板処理装置である。この処理槽111は、内槽112と、この内槽の上縁部の外周面に設けた外槽113とからなり、処理槽111の底部には、薬液及び純水を供給する供給管114が連結されている。
ウェーハWの処理は、先ず、供給弁116b〜118bを閉鎖し、供給弁115bを開き供給源115から処理槽111に純水を供給し、ウェーハWを純水に浸漬して洗浄を行う。次いで、供給弁116bを開き供給源116から弗化水素を供給管114に供給し、弗化水素を供給管114内の純水と混合させ、希釈させて処理槽111に溢流するように供給する。この供給の際に弗化水素は、処理槽111内で所定の濃度になるように流量調節器116aで調節される。
弗化水素による処理を所定時間行った後に、供給弁116bを閉鎖し、処理槽111内を純水のみにした状態で供給弁117bを開き、供給源117から塩酸を供給管114に供給する。この塩酸は供給管114内の純水で希釈され、流量調節器117aで所定の塩酸濃度になるように調節される。塩酸による処理を所定時間行った後に、供給弁117bを閉鎖し、処理槽111内を純水のみにする。更に供給弁118bを開き供給源118から過酸化水素を供給する。過酸化水素は供給管114内の純水で希釈され、処理槽111に溢流するように供給されるが、過酸化水素は処理槽111で所定の濃度になるように、流量調節器118aで調節される。過酸化水素による処理を所定時間行った後、供給弁118bを閉鎖し、処理槽111内を純水のみにする。その後、処理槽111から基板搬送器に載せたままウェーハWを取り出して全ての処理を終了する。
更に、処理液を処理槽へ供給の際に、短時間に且つウェーハに影響を与えないように供給する基板処理法も知られている。(例えば、下記特許文献2参照。)。
下記特許文献2に記載された基板処理法は、処理槽に処理液を貯留する際に、大量の処理液を短時間に処理槽に流し込むと、処理液とウェーハとの接触が不均一になり、ウェーハ主面に洗浄反応(ウェーハと処理液との洗浄時の化学反応をいう)のむらができ、ダストやヘイズが発生するのを防止するものである。
そこで、下記特許文献2に記載された基板処理法では、この不都合を解消するために、処理液の流入路とウェーハとの間に仕切り板を設け、処理液を処理槽の底部に供給し、供給された処理液が底部に到達したのち、ウェーハの最下部から最上部まで順次接触して行くようにしている。
特許第2901705号(図1、第3頁第5欄) 特許第2942617号(図1、第3頁第5、6欄)
しかしながら、バッチ式を採用した周知の基板処理方法は、処理工程の増加に伴い、複数の処理装置を設ける必要があるため、汎用性がなく、また多くの処理工程を行えるようにすると装置自体が大型になってしまう。更に、1つの処理槽に1つの処理液を貯留するため、処理工程の回数分処理槽間を移動する必要があるが、処理槽間のウェーハ搬送は搬送ロボットによって行われるので、メカニカルなトラブル、例えばウェーハ欠損等が発生する可能性が大きく、生産効率が悪化する場合があった。
また、下記特許文献1に記載された基板処理装置は、一つの薬液から他の薬液に移行して処理する場合にも、薬液及び純水を連続して流しながら移行することができるので、ウェーハを処理槽の外に引き出したり、処理槽内を空にしたりして大気に晒すこともない。
また、各種薬液等を処理槽から溢流するように連続して流し、処理を行うので、薬液の液面がウェーハの表面を通過するのは、洗浄を終えて最後にウェーハを処理槽から取り出す時の一度だけとなる。
その結果、洗浄されたウェーハ表面への大気中からの汚染物質及び反応生成物等の付着はなくなる。
しかし、ウェーハを処理槽内に薬液の液面下に来るように収容し、処理槽から常に薬液等を溢流排出するように連続して流しながら複数の薬液を順次切り換えて処理を行うので、各種の薬液を大量に使用しなければならない。しかも、これらの薬液は他の薬液及び純水と混合され連続して供給されるようになっているので、所定の薬液を分別して回収することができず、高価な薬液の再利用ができない。
また、単一の処理槽を用い、この処理槽に薬液及び純水を連続して供給しているために各処理液の処理に時間が掛かり、被処理基板を処理する処理能力、いわゆるスループットを上げることができない。更に、処理槽内で薬液の濃度差が発生し、ウェーハ表面を均一に表面処理することが難しいという課題がある。
更に、下記特許文献2に記載された基板処理装置によると、ウェーハ面近傍の処理液面の乱れを抑え、洗浄反応の均一化をはかることができると共に、供給される処理液が処理槽内の処理液面に突入するときの飛沫がウェーハに付着するのを遮ることができ、ダスト付着又はヘイズの増加を防止することができる。
しかし、処理液を短時間に処理槽に供給するために、処理液の流入路とウェーハとの間に仕切り板を設けなければならず、処理槽の構造が複雑になり、且つ処理槽の容積が仕切り板を設置する分大きくしなければならない。このため処理槽が大きくなっても、容積が増えず多くのウェーハを収容することができず、より多くの処理液も必要となる。また、処理槽からの処理液等の排出は、通常の方法で排出されているので、排出に時間が掛かり、結局、ウェーハの処理能力、いわゆるスループットを上げることができない。
発明者は、これらの従来技術が抱える前記課題に鑑み、その原因を分析して、各種の処理工程において、ウェーハを多少大気に晒してもその時間を品質低下に影響しない許容範囲に収めることにより、一方で各種処理液を効率的に回収しその使用量を低減し、且つ複数枚のウェーハをそれぞれ均一に処理できることを見出し、本発明の完成に至ったものである。
そこで、本発明の第1の目的は、各種の処理工程において、処理液等の排出及び供給時間を短くして処理時間を短縮し、被処理基板の処理能力の向上を図ると共に、被処理基板が大気に晒される時間を極小にして高品質の処理を行う基板処理法を提供することにある。
第2の目的は、処理液を効率的に回収できるようにして、処理液のリサイクルを容易にした基板処理法を提供することにある。
第3の目的は、各種の処理工程において、処理液の排出及び供給時間を短くして処理時間を短縮し、被処理基板の処理能力の向上を図ると共に、被処理基板が大気に晒される時間を極小にして高品質の処理を行うことができる基板処理装置を提供することにある。
第4の目的は、処理液を効率的に回収できるようにして、処理液のリサイクルを容易にした基板処理装置を提供することにある。
本願の請求項1に係る基板処理法の発明は、複数種の処理液を用いた、次の各工程(1)〜(13)からなることを特徴とする。
(1)第1の処理液を基板処理槽に貯える貯留工程、
(2)前記貯留された第1の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第1処理工程、
(3)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第1の処理液を短時間に排出する第1処理液急速排出工程、
(4)第1の処理液の排出を終了した後に、リンス液を短時間に前記基板処理槽に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
(5)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
(6)前記洗浄が終了した後に、前記基板処理槽から前記リンス液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液急速排出工程、
(7)前記排出が終了した後に、前記基板処理槽に第2の処理液を短時間に供給し貯留する第2処理液急速供給工程、
(8)前記貯留された第2の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第2処理工程、
(9)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第2の処理液を短時間に排出する第2処理液急速排出工程、
(10)前記第2の処理液の排出を終了した後に、前記基板処理槽にリンス液を短時間に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
(11)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
(12)前記洗浄が終了した後に、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液排出工程、
(13)前記排出を終了した後に、前記被処理基板を乾燥する乾燥工程。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の基板処理法において、前記第1、第2の処理液は、各種薬液であり、前記リンス液は純水であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の基板処理法において、前記各工程(3)、(6)、(9)及び(12)の排出、及び前記各工程(4)、(7)、(10)の供給の時間は、それぞれ5秒以内であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項記載の基板処理法において、前記各工程(3)及び(9)の工程で排出される第1、第2の処理液は、回収されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項記載の基板処理法において、前記(13)の乾燥工程では、少なくとも2種類の乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の基板処理法において、前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとからなる混合ガスであり、他は、不活性ガスであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の基板処理法において、前記有機溶剤の蒸気は、サブミクロンサイズのミストを含んでいることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7記載の基板処理法において、前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする。
本願の請求項9に係る基板処理法の発明は、複数種の処理液を用いた、次の各工程(1)〜(14)からなることを特徴とする。
(1)第1の処理液を基板処理槽に貯える貯留工程、
(2)前記貯留された第1の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第1処理工程、
(3)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第1の処理液を短時間に排出する第1処理液急速排出工程、
(4)第1の処理液の排出を終了した後に、リンス液を短時間に前記基板処理槽に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
(5)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
(6)前記洗浄が終了した後に、前記基板処理槽から前記リンス液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液急速排出工程、
(7)前記排出が終了した後に、前記基板処理槽に第2の処理液を短時間に供給し貯留する第2処理液急速供給工程、
(8)前記貯留された第2の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第2処理工程、
(9)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第2の処理液を短時間に排出する第2処理液急速排出工程、
(10)前記第2の処理液の排出を終了した後に、前記基板処理槽にリンス液を短時間に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
(11)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
(12)前記(6)〜(11)の工程を1回以上繰り返し、その際、前記第2の処理液として過去に使用した第1及び第2の処理液とは異なる他の処理液を使用して処理する工程、
(13)前記表面処理を終了した後に、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液排出工程、
(14)前記の排出を終了した後に、前記被処理基板を乾燥する乾燥工程。
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の基板処理法において、前記第1、第2及び他の処理液は、各種薬液であり、前記リンス液は純水であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10記載の基板処理法において、前記各工程(3)、(6)、(9)、(12)及び(13)の排出、及び各前記工程(4)、(7)、(10)及び(12)の供給時間は、それぞれ5秒以内であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11の何れか1項記載の基板処理法において、前記各工程(3)、(9)及び(12)で排出される第1、第2及び他の処理液は、回収されることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項9〜12の何れか1項記載の基板処理法において、前記(14)の乾燥工程では、少なくとも2種類の乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13記載の基板処理法において、前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとからなる混合ガスであり、他は、不活性ガスであることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14記載の基板処理法において、前記有機溶剤の蒸気は、サブミクロンサイズのミストを含んでいることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項14又は15記載の基板処理法において、前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする。
本願の請求項17に係る基板処理装置は、
複数枚の被処理基板を互いにほぼ等ピッチに平行で且つ垂直な姿勢で保持する保持手段と、
前記保持手段を上下に移動させる移動手段と、
前記保持手段によって保持された被処理基板を収容する基板処理槽と、
前記基板処理槽の上方開口部を覆う蓋体と、
前記基板処理槽に処理液を供給する処理液供給手段と、
前記基板処理槽の処理液を排出する処理液排出手段と、
を備えた基板処理装置において、
前記処理液供給手段は、前記処理液を短時間に供給する急速供給機構からなり、且つ前記処理液排出手段も処理液を短時間に排出する急速排出機構からなることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17記載の基板処理装置において、前記処理液は、各種薬液及びリンス液であることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項17記載の基板処理装置において、前記急速供給機構は、前記基板処理槽の上方開口部に設けられた給液口と、前記給液口に接続された供給管と、前記供給管に設けられた開閉弁とを備え、前記給液口、前記供給管及び前記開閉弁は何れも大口径又は複数の部材からなり、前記供給管に接続された処理液貯蔵容器から処理液が自重又はポンプにより短時間に前記給液口、前記供給管及び前記開閉弁を介して前記基板処理槽に供給されることを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項17記載の基板処理装置において、前記急速排出機構は、前記基板処理槽の底部に設けられた排出口と、前記排出口に接続された排出管と、前記排出管に設けられた開閉弁とを備え、前記排出口、前記排出管及び前記開閉弁は何れも大口径又は複数の部材からなり、前記開閉弁を開くことにより、前記基板処理槽に貯留された処理液が短時間に排出されることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項20記載の基板処理装置において、前記開閉弁は、切換え弁からなり、前記切換え弁は配管により回収容器に接続され、前記切換え弁を操作することにより、前記処理液が回収容器に貯留されることを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、請求項21記載の基板処理装置において、前記回収容器は、配管により貯蔵容器に接続され、前記回収容器に回収された処理液が前記貯蔵容器に給送され、前記貯蔵容器内で濃度及び温度調整されて再利用されることを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、請求項17記載の基板処理装置において、前記蓋体は、天井面が閉鎖され下部が開口し前記被処理基板を収容できる大きさを有した容器からなり、前記容器の天井面に複数個の噴射ノズルが設けられ、前記容器に前記被処理基板が収容され、前記噴射ノズルから乾燥流体が前記被処理基板に噴射されることを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、請求項23記載の基板処理装置において、前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする。
請求項25に記載の発明は、請求項24記載の基板処理装置において、前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとからなる混合ガスであり、他は、不活性ガスであることを特徴とする。
請求項26に記載の発明は、請求項25記載の基板処理装置において、前記有機溶剤の蒸気は、サブミクロンサイズのミストを含んでいることを特徴とする。
請求項27に記載の発明は、請求項25又は26記載の基板処理装置において、前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする。
請求項28に記載の発明は、請求項17記載の基板処理装置において、前記基板処理槽と前記蓋体との間に所定間隔の隙間が設けられ、前記隙間に前記乾燥流体の流れを調節する多孔板がスライド自在に移動されて、前記基板処理槽の上方開口部を覆うようになっていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、以下の効果を奏するようになる。
・処理能力の向上
各工程(3)、(6)、(9)及び(12)において、処理槽に貯留された処理液又はリンス液(以下、処理液等という)は、短時間に排出され、同様に、各工程(4)、(7)及び(10)においても、処理槽に、処理液等が短時間に供給され貯留されるので、次工程への移行が極めて速くなる。その結果、全処理工程の処理時間が短縮され被処理基板の処理能力、いわゆるスループットを上げることができる。
・高品質の処理
各工程(4)、(7)及び(10)において、処理槽内に処理液等が供給する際には、処理槽から被処理基板が引き上げられて処理槽が空になっているので、処理液等を短時間に供給しても、処理液等が被処理基板に直接接触することがない。このため、処理液の急速な供給によって、被処理基板に衝撃が加わり破損、位置ずれ等を起こすことがない。
また、処理槽から被処理基板が引き上げられていても、処理槽への処理液等の排出及び貯留が素早く行われるので、被処理基板が空気に晒されている時間は短く、その結果、大気に含まれる汚染物質が被処理基板に付着する時間が極めて短縮され、また、被処理基板に付着している水滴に大気が触れて起こる化学反応によって生成される不純物も極めて少なくなり、高品質の基板処理を達成できる。
更に、被処理基板が大気に晒される時間が極めて短縮されているので、ウォータマークが発生することもなくなる。勿論、被処理基板が複数の処理槽を移動する必要がないので、従来技術のバッチ方式の基板処理法と比べて、被処理基板の欠損或は破損等がなくなる。
更にまた、各工程(3)、(6)、及び(9)において、処理槽からの被処理基板の引き上げを処理槽からの処理液等の排出のタイミング、すなわち処理液等の排出開始前、排出開始と同時、排出の途中、又は排出を終了した後等適宜に選択して行うことにより、急速排出に付随して発生しがちなウェーハへ振動、揺れ等を最少にするようにして実行することができる。
請求項2に記載の発明によれば、各種の処理液を選択して使用することにより、被処理基板の仕様に合わせて、種々の処理が可能になる。また、純水として超純水を使用することにより、被処理基板、処理槽及び配管等の洗浄能力を上げることができる。
請求項3に記載の発明によれば、処理液等の排出及び供給時間がそれぞれ5秒以内に行われるので、次工程への移行が速くなり、全処理工程の処理時間が短縮され被処理基板の処理能力、いわゆるスループットを上げることができる。
また、排出及び供給工程を5秒以内に行えるため、従来の複数の処理槽を有するバッチ式基板処理装置で基板処理を行った場合に、処理槽間の移動にかかっていた時間が8〜15秒であることを考えると、この基板処理法においても、それと同程度の時間で次の処理液に浸漬させることができるため、大気に含まれる汚染物質が被処理基板に付着する機会が少なく、また、被処理基板に付着している水滴に大気が触れて起こる化学反応によって生成される不純物も少なくなり、更に、ウォータマークの発生もほとんどない高品質の基板処理を達成できる。
請求項4に記載の発明によれば、第1、第2の処理液は回収されるので、高価な薬液等が無駄にならず再利用が可能になり、処理液の使用量を減らし、処理コストの削減を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、種類の異なる乾燥流体を切り換えて被処理基板に吹き付けることにより、効率のよい、高品質の乾燥処理が可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとからなる混合ガスと不活性ガスとを組み合わせ、切り換えて被処理基板に吹き付けることにより、更に効率のよい、高品質の乾燥処理が可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、有機溶剤の蒸気がサブミクロンサイズのミストを含んだものであるので、このサブミクロンサイズのミストを含んだ有機溶剤の蒸気が効率よく被処理基板に吹き付けられることにより、有機溶剤のサブミクロンサイズのミストが被処理基板の表面の水滴に浸透し、水滴を有機溶剤で置換する。この有機溶剤の蒸気による置換により、水滴の表面張力が低下し、水滴の除去が効率よく行われる。
請求項8に記載の発明によれば、有機溶剤に、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種を使用することにより、それぞれの溶剤の特徴を生かして、良好な被処理基板の処理を行うことができる。
請求項9〜16に記載の発明によれば、請求項1〜8に記載の発明の効果に加え、第1、第2の処理液よる処理をした後に、更にこれら第1、第2の処理液とは異なる他の処理液を1種類以上用いて被処理基板の処理を行うことができるので、より高品質の被処理基板の表面処理が可能になる。
請求項17〜28に記載の発明によれば、前記請求項1〜16に記載の基板処理法を実施し得る基板処理装置が提供され、請求項1〜16に記載の発明と同様の効果を奏することができる。その結果、処理槽が単一であるため、従来例のものに比して装置を小型化できると共に、安価に製作できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照しながら説明する。但し、以下に説明する実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための基板処理方法及び基板処理装置を例示するものであって、本発明をこれらに限定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適用し得るものである。
図1は本発明の実施例の基板処理装置を配管図と共に示した概略断面図、図2は図1の処理槽を収容室に収納した状態を示し、同図(a)は収容室の断面図、同図(b)は収容室の側部断面図、図3は処理槽の一部を拡大した断面図、図4は多孔板を示す斜視図、図5、6は基板処理装置を用いた基板処理工程を説明するブロック図、図7は各種乾燥流体の供給タイミングを示すタイミングチャート、図8は乾燥工程を説明するための処理槽の一部を拡大した断面図である。
基板処理装置10は、図1に示すように、半導体ウェーハ、液晶表示装置用基板、記録ディスク用基板、或はマスク用基板等の各種基板(以下、ウェーハという)Wを収容し処理する基板処理槽(以下、処理槽という)20と、処理槽20に各種処理液及びリンス液を供給する処理液供給部30と、処理槽20の上部開口部を覆う蓋体40と、処理槽20に乾燥流体を供給する乾燥流体供給部44、及び処理槽20内の各種処理液及びリンス液を外部へ排出する処理液排出部50とから構成されている。
ここでいう処理とは、アルカリ系、酸系、有機系の各種薬液によって処理する工程、ウェーハをリンス液で水洗いする工程、及び水洗い後のウェーハを有機溶剤で乾燥する工程などを含む。これら一連の処理は単一の処理槽20内で連続して行われる。
処理槽20は、図2に示すように、付属装置と共にこれらを収容できる容積を有する収容室11に設置される。付属装置とは、収容室内の空調を行う空調設備12、電装部13、処理を行った処理液を一時的に回収する回収タンク31’、31’、各種処理液及びリンス液の供給源となる貯蔵タンク31、31、31、ウェーハ搬送機構、ウェーハ昇降機構、及びその他の機構等であり、図2では、ウェーハ搬送機構、昇降機構、及びその他の機構等は省略されている。なお、処理液ユニット15は各種の処理液が貯留した設備であり、温調ユニット15は、各種薬液の温度を調整する設備であって、これらは処理液供給部30の一部を構成している。
処理槽20は、図2、3に示すように、上部が開口した有底箱形の内槽21と、この内槽21の上方外周部を包囲する外槽22とからなり、これらはシンク17内に収容され、更に、処理槽20の上方には内槽21の開口部を覆う蓋体40が設けられている。また、内槽21と蓋体40との間に隙間が形成され、この隙間に多孔板70が挿入される。多孔板70の移動は、移動機構(図示省略)によって行われる。内槽21、外槽22、及び多孔板70は、フッ酸や有機溶剤によって腐食されにくい材料、例えばポリテトラフルオロエチレンなどで作製される。
内槽21は、図2に示すように、大量の大口径ウェーハW、例えば直径300mmのウェーハ約50枚を保持した基板保持具16と、この基板保持具16で保持された大量のウェーハWを処理する処理液とを収容できる大きさを有する。基板保持具16は、例えばカセットガイドからなり、このカセットガイドに複数枚のウェーハWが互いに平行に等ピッチで且つ垂直に起立した状態で保持される。この基板保持具16は、昇降機構(図示省略)に連結され、この昇降機構により基板保持具16が垂直方向へ移動され、内槽21への出し入れが行われる。また、内槽21の底部には、図1、3に示すように、複数個の供給口23が形成される。
処理液供給部30は、図1に示すように、第1、第2の処理液を貯蔵する貯蔵タンク31、31と、リンス液を貯蔵する貯蔵タンク31と、各貯蔵タンク31、31、31と供給ノズル27とを接続する配管とからなる。各貯蔵タンク31、31、31には、予め各種の処理液及びリンス液が貯留されている。
各種の処理液は、処理の目的、例えば洗浄、エッチング、酸化等の処理に応じて、例えばフッ酸、塩酸、過酸化水素水、硫酸、オゾン水、アンモニア水、界面活性剤、アミン系有機溶剤、フッ素系有機溶剤、電解イオン水などから選択され、必要に応じてこれら複数の薬液を混合したものが使用される。また、リンス液には、純水或は超純水が使用される。
処理槽20の下方には、図1、3に示すように、各種処理液を回収する回収タンク31’、31’が設置される。各回収タンク31’、31’と処理槽20とは、途中に複数個のバルブを介して配管により接続される。すなわち回収タンク31’と処理槽20とは、バルブ51、52を介して配管55等により接続され、また、回収タンク31’と処理槽20とは、バルブ51、53を介して配管55等により接続され、これにより処理槽20から排出される各種処理液は、それぞれの回収タンク31’、31’に回収される。
また、各回収タンク31’、31’は、各貯蔵タンク31、31にポンプ33、33、フィルター34、34を介して配管3111、3112で接続され、各回収タンク31’、31’に貯留された処理液は、各貯蔵タンク31、31へ供給される。すなわち、回収タンクに一時貯留された処理液は、ポンプ33、33を作動させてフィルター34、34でろ過した後、各貯蔵タンク31、31へそれぞれ供給される。各貯蔵タンク31、31に供給され貯留された各処理液は、各貯蔵タンク31、31内で濃度及び温度調整されて再利用される。例えば、各貯蔵タンク31、31内に貯留された各処理液は、ポンプを作動させて各貯蔵タンク31、31内の各処理液をフィルターを介して循環させて不要物を除去すると共に、濃度・温度調整機構37、38を用いて、所定の濃度及び温度に調整する。
また、各貯蔵タンク31、31と供給ノズル27とを接続する配管32、32には、その途中に複数個のバルブ35、35が設けられ、またリンス液を貯留した貯蔵タンク31と供給バルブ27とを接続する配管25、25途中に複数個のバルブ26、26が設けられる。各配管25、25、32、32、36は、これらの管体を通る流体を素早く内槽21に供給するために、何れも径の大きい管が使用される。そして、バルブ26を開いておき、各バルブ35、35の何れか一方のバルブを開くと、各貯蔵タンク31、31に貯留された何れかの処理液がそれぞれの配管を通して、内槽21へ供給される。また、バルブ26、26を開くと、貯留タンク31から内槽21へリンス液が供給される。貯蔵タンク31には、リンス液供給源25からリンス液が供給され貯留されている。
このリンス液の供給に関しては、バルブ26、26を開くことにより、貯蔵タンク31から短時間にリンス液が供給されるが、基板の洗浄方法が、リンス液が貯留された内槽21にウェーハWを浸漬し、内槽21の下部に設けられた供給口23からリンス液を供給することにより、内装21から外槽22へリンス液をオーバーフローさせながら洗浄を行うものであるため、貯蔵タンク31から短時間にリンス液を貯留したのち、リンス液供給源25’の配管25に設けられているバルブ26を開き、配管25を通してリンス液を供給するようになっている。
この急速供給は、それぞれのバルブ26、26、35、35を開いてから、短時間、例えば5秒以内に内槽21の容量と同等程度の量が供給される。この5秒以内の供給は、例えば処理槽20に貯留する液量を40リットルとすると、供給ノズル27及び各バルブ26、26、35、35に少なくとも口径80mmのものを使用することにより、5秒以内に内槽21が一杯になる量が供給できる。また、貯蔵タンク31、31、31も、内槽21と同等あるいは若干大きなものを使用する。なお、ここでは内槽21の底部に1個の排出口を設けた場合について述べたが、複数個の排出口を設けてもよい。
供給ノズル27及びバルブ26、26、35、35の口径については、供給ノズル27の個数及び配管の径によって任意のものが選択される。また、各貯蔵タンク31、31、31と供給ノズル27を繋ぐ配管の径も、供給ノズル27及びバルブ26、26、35、35の口径に合わせて任意のものが使用される。
図1、3を参照して、処理液排出部50について説明する。この処理液排出部50は、処理槽20の底部に設けられ、処理槽20内に残留する各種処理液及びリンス液を外部へ排出する。
この処理液排出部50は、図3に示すように、内槽21の底部に設けた大口径の排出口21と、この排出口21と各貯蔵タンク31、31及び廃液処理設備(図示省略)とを接続する配管55、55、55とからなる。外槽22の底部にも排出口22が形成され、この排出口22は、配管により内槽21底部の排出口に接続された配管22に接続される。各配管55、55、55は、管体を流れる流体を素早く通すため径の大きい管が使用される。
また、各配管55、55、55の途中には、複数個のバルブ51〜54が設けられており、これらのバルブは大口径のバルブが使用され、各バルブ51〜54を選択して開閉することにより、処理液及びリンス液毎に区分して処理槽20から急速排出させる。
この急速排出は、それぞれのバルブ51〜54を開いてから、短時間、例えば5秒以内に排出させる。この5秒以内の排出は、例えば処理槽20に貯留する液量を40リットルとすると、各バルブ51〜54に少なくとも口径80mmのものを使用することにより、5秒以内に排出ができる。なお、ここでは内槽21の底部に1個の排出口を設けた場合について述べたが、複数個の排出口を設けてもよい。
このバルブの口径については、排出口の個数及び配管の径によって任意のものが選択される。また、処理槽20の排出口と各貯蔵タンク及び廃液処理設備とを接続する配管の径も、このバルブの口径に合わせて任意のものが使用される。
次に図2を参照して、蓋体40について説明する。この蓋体40は、下部を開口し上部が閉鎖され内部にウェーハを収納できる大きさを有する箱状容器41からなり、この箱状容器41は、フッ酸やIPA等の有機溶剤によって腐食されにくい材料で形成される。蓋体40には、移動機構及び開閉機構(図示省略)が付設され、蓋体40をウェーハの搬入等の際に邪魔にならないように移動される。蓋体40を開いた状態は図2(b)に点線で示したものである。蓋体40の移動は、内槽21内へのウェーハ集合体の搬入、乾燥及び乾燥処理済のウェーハを内槽21から取り出す際等に行われる。
また、箱状容器41は、図2(a)に示すように、その上部にほぼアーチ状の天井面41aが形成され、この天井面41aに不活性ガスを噴射する複数個の噴射ノズル42aが整列して配設される。各噴射ノズル42aから吹き付けられる乾燥流体は、ウェーハWにほぼ均等に散布される。噴射ノズル42aは、全体形状が円錐状をなし、下方が先細に形成され、その先端に開口が形成されたもので、この開口から乾燥流体が噴射される。また、各噴射ノズル42aには、ヒータ(図示省略)が付設される。噴射ノズルについては公知のものを使用するので詳細な説明は省略する。
更に、乾燥流体を供給する配管45及びこの管から分岐された各分岐管45には、管体の外周壁面にヒータ48が付設され、このヒータには、例えばベルト状ヒータが使用される。上記噴射ノズル42a及び配管の設けたヒータは、CPU(図示省略)によって温度等が制御されるようになっている。
また、蓋体40の下方開口部には、図8に示すように、中間連結部材43が付設される。この中間連結部材43は蓋体40の下方開口と同じ大きさの開口を有する筒状体で形成される。この中間連結部材43を設けることにより、ウェーハ乾燥時に、ウェーハWを内槽21から引き上げても、蓋体40が中間連結部材43で継ぎ足されているので、蓋体40の容積が増え、ウェーハWの蓋体40内への収納が容易になる。この中間連結部材43は、フッ酸やIPA等の有機溶剤によって腐食されにくい材料で形成される。なお、蓋体40の下方部を延長して、中間連結部材43を省いてもよい。
中間連結部材43が付設された蓋体40は、ウェーハWの乾燥時に、内外槽21、22の上方開口部へ移動され、開口部がこの蓋体40で覆われる。蓋体40の移動は、移動機構(図示省略)により行われる。中間連結部材43が付設された蓋体40で内外槽21、22の上方開口部を覆う際に、図8に示すように、中間連結部材43の下端面と内外槽21、22の上方開口部の面との間に隙間xが形成される。この隙間xにより、内槽21と蓋体40との間が完全に密閉されることなく半密閉状態にして、乾燥流体の一部がこの隙間xからシンク17へ流出されるようにする。また、この隙間xに多孔板70が挿入される。
図4は、前記隙間xに挿入される多孔板を示す斜視図である。
この多孔板70は、平板状のプレート71に複数個の小孔72a1〜72nnが穿設されたものからなる。複数個の小孔72a1〜72nnは、プレート71面に整列して配設される。この多孔板70は、ウェーハの乾燥工程時に、内外槽21、22と中間連結部材43とに形成された隙間に挿入され、乾燥流体を整流する役目を果たす。多孔板70の隙間xへの移動は移動機構(図示省略)によって行われる。多孔板70は、内外槽21、22と中間連結部材43との間に挿入され、内槽21と蓋体40とを区分、すなわち洗浄処理部と乾燥処理部とを仕切るシャッタとして機能する。
図1を参照して、乾燥流体供給部44について説明する。この乾燥流体供給部44は、処理槽20の近傍に設けられる。この乾燥流体供給部44は、ウェーハWの表面に付着する水滴と混合し易く、表面張力が極めて小さい、例えばイソプロピルアルコール(IPA)溶剤等からなる有機溶剤を貯留し、この有機溶剤を加熱すると共に不活性ガスをバブリングして有機溶剤の蒸気を発生させる蒸気発生槽45を備えている。
この蒸気発生槽45は、加熱槽45a内の温水に浸漬され、有機溶剤が所定温度に加熱される。この蒸気発生槽45と有機溶剤供給源46とは、配管で接続され、蒸気発生槽45へ有機溶剤が供給されるようになっている。上記有機溶剤には、IPAの他、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフラン等の有機化合物からなる群から適宜選択して使用される。
また、この蒸気発生槽45から導出された配管45は、スタティックミキサ(図示省略)を有しており、このスタティックミキサは不活性ガス供給源46から供給される不活性ガスのキャリアガスと有機溶剤の蒸気とを混合させるようになっており、この配管45は蒸気発生槽45で生成したガスを噴射ノズル42aへ供給する。ちなみに不活性ガスとしては、窒素ガスNの他に、アルゴン、ヘリウムを適宜選択して使用できる。
配管45の管体の外周壁面にはベルトヒータ48が付設され、これらのヒータは制御装置(図示省略)によって温度制御されており、また同様に、スタティックミキサも配管45内を通る混合ガスの混合度合いを促進し均質化させるように制御装置によって制御されている。
また、噴射ノズル42aへは、不活性ガス供給源47からバルブ47を介して不活性ガスが供給されるようになっている。不活性ガス供給源47からは、常温或は保温された不活性ガスが供給される。
以下、図5、6を中心にし、他の図1〜4及び図7、8をも参照して前記基板処理装置10を用いた基板処理法を説明する。この処理法は、以下の工程(1)〜(16)からなる。
(1)処理液A貯留工程(図5、S1参照、以下同じ)
先ず、バルブ26、35を開いて、貯蔵タンク31に貯留されている第1の処理液Aを自重、或はポンプ(図示省略)により配管32、36等を通して、供給バルブ27から処理槽20の内槽21に供給し貯留する。このとき、基板保持具16は内槽21から引き上げられた位置でウェーハWを保持した状態で待機しており、つまりウェーハWは内槽21外に置かれている。なお、蓋体40は、内槽21内に処理液等を供給する際、或は、ウェーハWを出し入れする際に邪魔になるので、この蓋体40は、移動機構により内槽21の近傍へ移動されている。
(2)ウェーハ処理工程(S2)
内槽21に第1の処理液Aを貯留した後に、昇降機構を作動させて基板保持具16を降下させて、内槽21内に貯留された第1の処理液Aに、基板保持具16に保持されたウェーハWを基板保持具16ごと浸漬して、内槽21の開口部を蓋体40で覆い所定時間掛けてウェーハWの表面処理を行う。このとき、ウェーハWを処理槽20内に浸漬した後、蓋体40を処理槽20の上部開口に移動させ、基板処理の際に使用される処理液等が処理槽20の外部に飛び出ないように処理槽開口部を閉鎖する。
(3)処理液A急速回収工程(S3)
第1の処理液Aによる表面処理が終了した後に、内槽21底部の大口径の各バルブ51、52を開いて、第1の処理液Aを内槽21から短時間に排出し、回収タンク31’に回収する。
この回収は、短時間、例えば5秒以内に行う。第1の処理液Aの排出を終了したのちは、各バルブ51、52を閉じる。この第1の処理液Aの排出・回収を短時間に行うことにより、次工程への移行を速めることができる。また、回収した第1の処理液Aは、回収タンク31’に貯えたのち、貯蔵タンク31へ送り、この貯蔵タンク31に備えられた温度・濃度調整機構37で濃度及び温度を調整し、更に、処理液をフィルタを介して循環させることにより処理液内の老廃物等を除去し、再び処理槽へ供給できるように再利用する。
(4)ウェーハ引き上げ工程(S4)
前記(3)工程において、昇降機構を作動させて基板保持具16を持ち上げ、ウェーハWを内槽21から引き上げ蓋体40内へ収容する。この引き上げは、第1の処理液Aの回収開始前、回収開始と同時、回収の途中、又は回収を終了した後の何れかのタイミングで行う。
(5)リンス液急速供給工程(S5)
ウェーハWを内槽21から引き上げた後に、各バルブ26、26を開き、貯蔵タンク31に貯留されたリンス液を、自重、或はポンプ(図示省略)により配管25、25等を通して、供給バルブ27から内槽21内へ短時間に供給し貯留する。
このリンス液の供給は、短時間、例えば5秒以内に行う。リンス液を短時間に供給してもウェーハは処理槽上部へ引き上げられ処理槽内は空になっているので、リンス液がウェーハに直接接触することがない。このため、リンス液の急速な供給によってウェーハに衝撃が加わって破損したり、位置ずれしたりすること等がなく、また、このリンス液の供給を短時間に行うことにより、次工程へ迅速に移行可能となるので、ウェーハを処理槽から引き上げておいても大気に晒している時間を短縮できる。
(6)ウェーハ洗浄工程(S6)
内槽21にリンス液が貯留された後に、昇降機構を再び作動させて、基板保持具16を降下させ、ウェーハWをリンス液に浸漬し洗浄を行う。この際、内槽21には既にリンス液が貯留されているが、バルブ26を開いて、リンス液供給源25’からリンス液を随時供給し、内槽21からリンス液を溢れさせて外槽22に流し込む。このリンス液の流し込みを、所定時間連続して行うことによりウェーハWの洗浄が良好になる。このとき、バルブ26は閉じられている。
(7)リンス液急速排出工程(S7)
リンス液によるウェーハWの洗浄を終了した後に、各バルブ51、54を開いてリンス液を短時間に内槽21から排出する。
このリンス液の排出は、短時間、例えば5秒以内に行う。リンス液の排出を短時間に行うことにより、次工程への移行を速めることができる。また、排出されるリンス液には、処理液が混入しているので、このリンス液も他の回収タンク(図示省略)に回収し、濃度の調整をして再利用したり、或は廃液として廃液処理設備に送って廃棄する。
(8)ウェーハ引き上げ工程(図6、S8参照、以下同じ)
前記工程(7)において、昇降機構を作動させて基板保持具16を持ち上げ、ウェーハWを内槽21から引き上げ蓋体40内へ収容する。この引き上げは、リンス液の排出開始前、排出開始と同時、排出の途中、又は排出を終了した後の何れかのタイミングで行う。
(9)処理液B急速供給工程(S9)
ウェーハWを内槽21から引き上げた後に、各バルブ51、54を閉じて、各バルブ26、35を開いて貯蔵タンク31に貯留されている第2の処理液Bを自重、又はポンプ(図示省略)により配管32を通して内槽21に供給し貯留する。
この処理液Bの供給は、短時間、例えば5秒以内に行う。処理液Bを短時間に供給してもウェーハは槽外へ引き上げられ処理槽内は空になっているので、処理液BがウェーハWに直接接触することがない。このため、処理液Bの急速な供給によってウェーハWに衝撃が加わって破損したり、位置ずれしたりすること等がなく、また、このリンス液の供給を短時間に行うことにより、次工程へ迅速に移行可能となるので、ウェーハWを処理槽から引き上げておいても大気に晒している時間を短縮できる。
(10)ウェーハ処理工程(S10)
内槽21に第2の処理液Bを貯留した後に、昇降機構を作動させて基板保持具16を降下させて、内槽21内に貯留された第2の処理液BにウェーハWを浸漬して、所定時間掛けてウェーハWの表面処理を行う。
(11)処理液B急速回収工程(S11)
第2の処理液Bによる表面処理を終了した後に、内槽21底部の大口径の各バルブ51、53を開いて、第2の処理液Bを内槽21から短時間に排出し、回収タンク31’に回収する。
この回収は、短時間、例えば後5秒以内に行う。第2の処理液Bの排出を終了したのちは、各バルブ51、53を閉じる。
この第2の処理液Bの排出・回収を短時間に行うことにより、次工程への移行を速めることができる。また、回収した第2の処理液Bは、回収タンク31’に貯えたのち、貯蔵タンク31へ送り、この貯蔵タンク31に備えられた濃度・温度調整機構38内で濃度及び温度を調整し、更に、処理液をフィルタを介して循環させることにより、処理液内の老廃物等を除去し、再び処理槽へ供給して再利用する。
(12)ウェーハ引き上げ工程(S12)
前記工程(11)において、昇降機構を作動させて基板保持具16を持ち上げ、ウェーハWを内槽21から引き上げ蓋体40内へ収容する。
この引き上げは、処理液の排出開始前、排出開始と同時、排出の途中、又は排出を終了した後の何れかのタイミングで行う。
(13)リンス液急速供給工程(S13)
ウェーハWを内槽21から引き上げた後に、各バルブ26、26を開き、貯蔵タンク31に貯留されたリンス液を、自重、或はポンプ(図示省略)により配管25、25等を通して、供給バルブ27から内槽21内へ短時間に供給し貯留する。
このリンス液の供給は、短時間、例えば5秒以内に行う。リンス液を短時間に供給してもウェーハは槽外へ引き上げられ処理槽内は空になっているので、リンス液がウェーハに直接接触することがない。このため、リンス液の急速な供給によってウェーハに衝撃が加わって破損したり、位置ずれしたりすること等がなく、また、このリンス液の供給を短時間に行うことにより、次工程へ迅速に移行可能となるので、ウェーハを処理槽から引き上げておいても大気に晒している時間を短縮できる。
(14)ウェーハ洗浄工程(S14)
内槽21にリンス液が貯留された後に、昇降機構を再び作動させて、基板保持具16を降下させ、ウェーハWをリンス液に浸漬し洗浄を行う。この洗浄は上記工程(6)と同じ方法で行われる。
(15)リンス液急速排出工程(S15)
リンス液によるウェーハWの洗浄を終了した後に、各バルブ51、54を開いてリンス液を短時間に内槽21から排出する。
このリンス液の排出は、短時間、例えば5秒以内に行う。リンス液の排出を短時間に行うことにより、次工程への移行を速めることができる。また、排出されるリンス液には、処理液が混入しているので、このリンス液も回収タンク(図示省略)に回収し、濃度の調整をして再利用したり、或は廃液として廃液処理設備に送って廃棄する。
(16)ウェーハ乾燥工程(S16)
リンス液による洗浄を終了した後に、昇降機構を作動させて、基板保持具16に保持されているウェーハWを内槽21から引き上げ、蓋体40の内部に収納する。その後、蓋体40の下方に付設された中間連結部材43と内外槽21、22との隙間に多孔板70を挿入し、以下の順序でウェーハの乾燥を行う。
まず、乾燥流体供給部44において、加熱槽45aによって加熱された蒸気発生槽45に有機溶剤供給源46より有機溶剤を供給し、不活性ガス供給源46でこの有機溶剤に気泡を発生(バブリング)させ、蒸気発生槽45内にサブミクロンサイズのミストを含む有機溶剤の蒸気を生成する。その後、不活性ガス供給源46から、有機溶剤のキャリアとなる不活性ガスを供給し、有機溶剤の蒸気と混合し、混合ガスとした後、ヒータ48により保温された配管45を介して噴射ノズル42aに混合ガスを供給する。
この混合ガスの吹き付けは、図7(a)示すように、所定時間行う。この混合ガスの吹き付けにより、混合ガスはウェーハWの表面と接触し、有機溶剤の蒸気がウェーハWの表面の水滴に浸透し、水滴を置換させる。この有機溶剤の蒸気による置換により、水滴の表面張力が低下する。その後、バルブ45を閉じて、混合ガスの供給を止め、他方のバルブ47を開いて、不活性ガス供給源47から噴射ノズル42aに不活性ガスを供給し、噴射ノズル42aから不活性ガスをウェーハWに噴射し、ウェーハW表面に付着している表面張力が低下した水滴又は凝縮したIPAを除去する。
この乾燥工程においては、2種類の乾燥流体(混合ガス、不活性ガス)を切り換えて、ウェーハWに吹き付けて乾燥処理を行っている。この切り換えタイミングは、図7(a)に示すように、先ず、混合ガスを所定時間供給したのち、この混合ガスの供給を中止し、不活性ガスを供給するか、或は、図7(b)に示すように、先ず、不活性ガスを所定時間供給した後に、この不活性ガスの供給を止め、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとを混合した混合ガスを所定時間供給し、その後、この混合ガスの供給を中止して、再び、不活性ガスを所定時間供給するようにすることが好ましい。
この乾燥工程において、これらの乾燥流体は、蓋体40の天井面に設けられた噴射ノズル42a、ウェーハWの表面、多孔板70、及び内槽21内を通り、内槽21の底部排出口21からバルブ51、54を通って排気される。
図8は、この乾燥流体の流れを模式的に示した断面図である。乾燥流体は、噴射ノズル42a、ウェーハWの表面、多孔板70、及び内槽21内を通り、内槽21の底部排出口21からバルブ51、54及び配管55を通って、この配管55の端部に接続された排気処理設備56の吸引手段(図示省略)により吸引される。
また、この乾燥流体の一部は内槽21と中間連結部材43の間の隙間xを通って、シンク17へ流出される。処理槽20は空調された収容室11内に設置されているので、この収容室11の上方の空調設備12からエア12aが矢印の下方へ吹き付けられている。その結果、この隙間xから放出される乾燥流体は、一部は排出口21を通って排気処理設備56により排気され、残りのガスはエア12aと一緒にシンク17内へ流れ、シンク17に連結された排気装置17aにより排気される。したがって、噴射ノズル42aから噴射された乾燥流体は、隙間xを通って放出されるので、内槽21へ流入するガス量はその分だけ少なくなる。この隙間xを通って放出される量は、比較的多くなっている。このため、排気処理設備における排気元の吸引力の変動の影響を受けることなく乾燥流体を排気することができる。
すなわち、乾燥流体は、ウェーハへ噴射された後に、一部が隙間xからシンク17内へ放出されるので、内槽21へ流入するガス量はその分少なくなっている。このため、排気元の吸引力の変動があってもその影響をあまり受けることなく乾燥流体をスムーズに排気させることができる。さらに詳述すると、隙間xを設けることにより、排気元の変動を内槽及び外槽に加えてシンクを含めた広い空間で受け止めるようになるので、内槽及び外槽の狭い空間で受け止めるよりその影響が小さくでき、しかも収容室11の上方より大量のクリーンエアーが供給されているので、さらにその変動の影響が小さくできる。
一方、多孔板70は、板状体に複数個の小孔72a1〜72nnが存在したものであることから、ここを通過する乾燥流体は、複数個の小孔によって分散され、かつオリフェス効果によって、蓋体30と内槽20との間、すなわち乾燥室を構成している蓋体と洗浄室を構成している内槽との間に大きな圧力差が発生し、乾燥室での乾燥流体がスムーズにダウンフローしながら排気される。このため、蓋体40(乾燥処理部)の圧力が内槽21(洗浄処理部)の圧力より確実に高くなる。
この状況を処理槽20及びシンク17内での各圧力関係を示すと、
>P>P>排気元圧
>P>排気元圧
の関係が成立している。
ここでPは蓋体40(乾燥処理部)内の圧力、Pは内槽21(洗浄処理部)内の圧力、圧力Pは排気管内の圧力、Pはシンク17内の圧力である。
したがって、処理槽20及びシンク17内での各圧力が上記の関係を満たすことにより、この乾燥流体が処理槽20内において層流を形成し、スムーズに排出口21から排気処理設備56へ排気され、この過程において、乾燥流体は、個々のウェーハに均一に供給され、基板の表面にウォータマークが形成されることがなく、また、パーティクルの除去及び付着をも防止できる。しかも、乾燥流体が処理槽内で還流することがないため、パーティクルの再付着も阻止できる。
また、本発明の基板処理装置によれば、一連の処理工程を1つの密閉された処理槽内で行なわれるので、被処理基板が大気に全く触れることがなく、しかも、基板集合体に均一に乾燥流体を供給できるので、基板の表面にウォータマークが形成されることがなく、しかもパーティクルの除去、付着あるいは再付着をも防止できる。
前記工程(3)、(11)において、回収された第1、第2の処理液A、Bは、それぞれ貯蔵タンク31、31に貯え、温度・濃度調整して処理槽20に供給可能なように再利用する。また、前記工程(7)、(15)において、排出されるリンス液等は、廃液処理設備に送られる。
更に、処理槽への処理液及びリンス液の供給、並びにこれらの液の排出及び回収等は、各バルブの開閉、及びポンプを制御する制御手段(図示省略)によって行う。この制御手段は、CPUから構成されるものであるが、このCPUは公知のものを使用するので、その説明を省略する。
前記(3)、(11)の回収工程においては、処理液にも使用回数に限界があることから、常に貯蔵タンクへ回収するわけではなく、例えばウェーハの処理を5回行った処理液に関しては、回収を行わずにバルブ54から排出するなど、使用する処理液の種類等によって、使用回数を適宜設定し、処理液の排出を行うことができる。
前記の基板処理法は、第1、第2の処理液を使用してウェーハを処理しているが、更にこれらの処理液と異なる他の処理液を使用して処理する場合は、前記工程(14)を終了した後に、他の処理液を用いて、前記工程(7)〜(14)を繰り返し行い、再び前記工程(14)を終了した後に、前記工程(15)、(16)を行う。また、このときに行う処理の回数は、使用する処理液の種類に応じて適宜変更することが可能であり、1種類でなく、それ以上の種類の処理液を使用して処理することが可能である。
図1は本発明の実施例の基板処理装置を配管図と共に示した概略断面図、 図2は図1の処理槽を収容室に収納した状態を示し、同図(a)は収容室の断面図、同図(b)は収容室の側部断面図、 図3は処理槽の一部を拡大した断面図、 図4は多孔板を示す斜視図、 図5は基板処理装置を用いた基板処理工程を説明するブロック図、 図6は基板処理装置を用いた基板処理工程を説明するブロック図、 図7は各種乾燥流体の供給タイミングを示すタイミングチャート、 図8は乾燥工程を説明するための処理槽の一部を拡大した断面図、 図9はバッチ方式を採用した周知の基板処理装置を示す断面図、 図10は下記特許文献1に記載された基板処理装置の断面図。
符号の説明
10 基板処理装置
11 収容室
16 基板保持具
17 シンク
20 基板処理槽
21 内槽
22 外槽
23 供給口
25、25 配管
26〜26 バルブ
27 供給ノズル
30 処理液供給部
31、31、31 貯蔵タンク
31’、31’ 回収タンク
32、32 配管
33、33 ポンプ
35、35 バルブ
36 配管
40 蓋体
41 箱状容器
42a 噴射ノズル
44 乾燥流体供給部
45 蒸気発生槽
47 不活性ガス供給源
48 配管
48 ヒータ
50 処理液排出部
51〜54 バルブ
55〜55 配管

Claims (28)

  1. 複数種の処理液を用いた、次の各工程(1)〜(13)からなる基板処理法。
    (1)第1の処理液を基板処理槽に貯える貯留工程、
    (2)前記貯留された第1の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第1処理工程、
    (3)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第1の処理液を短時間に排出する第1処理液急速排出工程、
    (4)第1の処理液の排出を終了した後に、リンス液を短時間に前記基板処理槽に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
    (5)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
    (6)前記洗浄が終了した後に、前記基板処理槽から前記リンス液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液急速排出工程、
    (7)前記排出が終了した後に、前記基板処理槽に第2の処理液を短時間に供給し貯留する第2処理液急速供給工程、
    (8)前記貯留された第2の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第2処理工程、
    (9)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第2の処理液を短時間に排出する第2処理液急速排出工程、
    (10)前記第2の処理液の排出を終了した後に、前記基板処理槽にリンス液を短時間に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
    (11)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
    (12)前記洗浄が終了した後に、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液排出工程、
    (13)前記排出を終了した後に、前記被処理基板を乾燥する乾燥工程。
  2. 前記第1、第2の処理液は、各種薬液であり、前記リンス液は純水であることを特徴とする請求項1記載の基板処理法。
  3. 前記各工程(3)、(6)、(9)及び(12)の排出、及び前記各工程(4)、(7)及び(10)の供給の時間は、それぞれ5秒以内であることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理法。
  4. 前記各工程(3)及び(9)の工程で排出される第1、第2の処理液は、回収されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の基板処理法。
  5. 前記(13)の乾燥工程では、少なくとも2種類の乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の基板処理法。
  6. 前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとからなる混合ガスであり、他は、不活性ガスであることを特徴とする請求項5記載の基板処理法。
  7. 前記有機溶剤の蒸気は、サブミクロンサイズのミストを含んでいることを特徴とする請求項6記載の基板処理法。
  8. 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項6又は7記載の基板処理法。
  9. 複数種の処理液を用いた、次の各工程(1)〜(14)からなる基板処理法。
    (1)第1の処理液を基板処理槽に貯える貯留工程、
    (2)前記貯留された第1の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第1処理工程、
    (3)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第1の処理液を短時間に排出する第1処理液急速排出工程、
    (4)第1の処理液の排出を終了した後に、リンス液を短時間に前記基板処理槽に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
    (5)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
    (6)前記洗浄が終了した後に、前記基板処理槽から前記リンス液の排出タイミングに合わせて前記被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液急速排出工程、
    (7)前記排出が終了した後に、前記基板処理槽に第2の処理液を短時間に供給し貯留する第2処理液急速供給工程、
    (8)前記貯留された第2の処理液に被処理基板を浸漬して処理を行う第2処理工程、
    (9)前記処理が終了した後に、前記基板処理槽から処理液の排出タイミングに合わせて被処理基板を引上げ、前記基板処理槽内の前記第2の処理液を短時間に排出する第2処理液急速排出工程、
    (10)前記第2の処理液の排出を終了した後に、前記基板処理槽にリンス液を短時間に供給し貯留するリンス液急速供給工程、
    (11)前記貯留されたリンス液に被処理基板を浸漬して洗浄する洗浄工程、
    (12)前記(6)〜(11)の工程を1回以上繰り返し、その際、前記第2の処理液として過去に使用した第1及び第2の処理液とは異なる他の処理液を使用して処理する工程、
    (13)前記表面処理を終了した後に、前記基板処理槽内のリンス液を短時間に排出するリンス液排出工程、
    (14)前記の排出を終了した後に、前記被処理基板を乾燥する乾燥工程。
  10. 前記第1、第2及び他の処理液は、各種薬液であり、前記リンス液は純水であることを特徴とする請求項9記載の基板処理法。
  11. 前記各工程(3)、(6)、(9)、(12)及び(13)の排出、及び各前記工程(4)、(7)、(10)及び(12)の供給時間は、それぞれ5秒以内であることを特徴とする請求項9又は10記載の基板処理法。
  12. 前記各工程(3)、(9)及び(12)で排出される第1、第2及び他の処理液は、回収されることを特徴とする請求項9〜11の何れか1項記載の基板処理法。
  13. 前記(14)の乾燥工程では、少なくとも2種類の乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項9〜12の何れか1項記載の基板処理法。
  14. 前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとからなる混合ガスであり、他は、不活性ガスであることを特徴とする請求項13記載の基板処理法。
  15. 前記有機溶剤の蒸気は、サブミクロンサイズのミストを含んでいることを特徴とする請求項14記載の基板処理法。
  16. 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項14又は15記載の基板処理法。
  17. 複数枚の被処理基板を互いにほぼ等ピッチに平行で且つ垂直な姿勢で保持する保持手段と、
    前記保持手段を上下に移動させる移動手段と、
    前記保持手段によって保持された被処理基板を収容する基板処理槽と、
    前記基板処理槽の上方開口部を覆う蓋体と、
    前記基板処理槽に処理液を供給する処理液供給手段と、
    前記基板処理槽の処理液を排出する処理液排出手段と、
    を備えた基板処理装置において、
    前記処理液供給手段は、前記処理液を短時間に供給する急速供給機構からなり、且つ前記処理液排出手段も処理液を短時間に排出する急速排出機構からなることを特徴とする基板処理装置。
  18. 前記処理液は、各種薬液及びリンス液であることを特徴とする請求項17記載の基板処理装置。
  19. 前記急速供給機構は、前記基板処理槽の上方開口部に設けられた給液口と、前記給液口に接続された供給管と、前記供給管に設けられた開閉弁とを備え、前記給液口、前記供給管及び前記開閉弁は何れも大口径又は複数の部材からなり、前記供給管に接続された処理液貯蔵容器から処理液が自重又はポンプにより短時間に前記給液口、前記供給管及び前記開閉弁を介して前記基板処理槽に供給されることを特徴とする請求項17記載の基板処理装置。
  20. 前記急速排出機構は、前記基板処理槽の底部に設けられた排出口と、前記排出口に接続された排出管と、前記排出管に設けられた開閉弁とを備え、前記排出口、前記排出管及び前記開閉弁は何れも大口径又は複数の部材からなり、前記開閉弁を開くことにより、前記基板処理槽に貯留された処理液が短時間に排出されることを特徴とする請求項17記載の基板処理装置。
  21. 前記開閉弁は、切換え弁からなり、前記切換え弁は配管により回収容器に接続され、前記切換え弁を操作することにより、前記処理液が回収容器に貯留されることを特徴とする請求項20記載の基板処理装置。
  22. 前記回収容器は、配管により貯蔵容器に接続され、前記回収容器に回収された処理液が前記貯蔵容器に給送され、前記貯蔵容器内で濃度及び温度調整されて再利用されることを特徴とする請求項21記載の基板処理装置。
  23. 前記蓋体は、天井面が閉鎖され下部が開口し前記被処理基板を収容できる大きさを有した容器からなり、前記容器の天井面に複数個の噴射ノズルが設けられ、前記容器に前記被処理基板が収容され、前記噴射ノズルから乾燥流体が前記被処理基板に噴射されることを特徴とする請求項17記載の基板処理装置。
  24. 前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項23記載の基板処理装置。
  25. 前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとからなる混合ガスであり、他は、不活性ガスであることを特徴とする請求項24記載の基板処理装置。
  26. 前記有機溶剤の蒸気は、サブミクロンサイズのミストを含んでいることを特徴とする請求項25記載の基板処理装置。
  27. 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項25又は26記載の基板処理装置。
  28. 前記基板処理槽と前記蓋体との間に所定間隔の隙間が設けられ、前記隙間に前記乾燥流体の流れを調節する多孔板がスライド自在に移動されて、前記基板処理槽の上方開口部を覆うようになっていることを特徴とする請求項17記載の基板処理装置。
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