JP4623175B2 - 内燃機関の燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の燃料噴射弁に関する。
複数の噴孔が形成された計量プレートを具備し、計量プレートの内壁面に沿って流れた燃料が噴孔内に流入し噴孔内を通って外部に噴射される内燃機関の燃料噴射弁において、噴孔を計量プレートの板面に垂直に形成すると共に、噴孔の内壁面に、噴孔の軸線を挟んで燃料噴射方向と反対側で噴孔の出口に向かって広がる抉り部を形成し、燃料噴霧の微粒化を促進するようにした内燃機関の燃料噴射弁が公知である(特許文献1参照)。
特開2006−105003号公報
しかし、この燃料噴射弁によれば、燃料噴霧の微粒化を促進するための噴孔内壁面形状に改良の余地がある。更に、計量プレートの内壁面に沿った燃料流れ方向に2つ以上の噴孔を形成した場合等、噴孔が形成された計量プレートの内壁面における位置によって噴孔内に流入する燃料の流速に差異があり、その結果、燃料噴霧の粒径にばらつきが生じてしまうという問題がある。
そこで本発明は、燃料噴霧の微粒化を促進すると共に粒径の偏差が少ない内燃機関の燃料噴射弁を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1に記載の発明によれば、少なくとも1つの噴孔が形成された計量プレートを具備し、計量プレートの内壁面に沿って流れた燃料が計量プレートの内壁面に形成された噴孔入口から噴孔内に流入し噴孔内を通って計量プレートの外壁面に形成された噴孔出口から噴射される内燃機関の燃料噴射弁において、計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に対して上流側の噴孔内壁面部分に噴孔入口縁部から噴孔出口縁部に亘る凹部を形成した内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項1に記載の発明では、燃料噴射時、燃料は噴孔入口縁部で剥離しつつ噴孔内に流入し、それによって凹部に負圧が発生する。この負圧によって燃料噴射弁外部に存在する気体の一部が凹部に流入し、凹部内で剥離渦を形成する。ここで、噴孔内壁面の形状を凹部としたことによって、流入した気体がその凹部の形状に沿って流れるため抵抗が少なく、より強い剥離渦が形成される。この剥離渦によって噴孔内で流路が狭められた燃料は外部への噴射時に薄い液膜を形成し、燃料噴霧の微粒化が促進される。
また、請求項2に記載の発明によれば請求項1に記載の発明において、計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に少なくとも2つの噴孔を形成し、下流側の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径を上流側の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径よりも小さく設定した内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項2に記載の発明では、計量プレートの内壁面に沿った燃料流れ方向に少なくとも2つの噴孔を形成した場合、上流側に形成された噴孔内に流入する燃料の流速よりも下流側に形成された噴孔内に流入する流速の方が遅くなる。従って、下流側の噴孔に形成される凹部の最大曲率半径を上流側の噴孔に形成される凹部の最大曲率半径よりも小さく設定することによって、下流側の噴孔に形成される剥離渦を相対的に強くすると共に上流側の噴孔に形成される剥離渦を相対的に弱くしている。その結果、形成される剥離渦の強さは、上流側の噴孔と下流側の噴孔とで略等しくなり、燃料噴霧の粒径の偏差を少なくすることができるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば請求項1又は2に記載の発明において、前記凹部壁面に噴孔入口及び噴孔出口間で所定間隔毎に複数の突起部を形成すると共に計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に少なくとも2つの噴孔を形成し、下流側の噴孔に形成される突起部の間隔を上流側の噴孔に形成される突起部の間隔よりも小さく設定した内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項3に記載の発明では、計量プレートの内壁面に沿った燃料流れ方向に少なくとも2つの噴孔を形成した場合、上述のように、上流側に形成された噴孔内に流入する燃料の流速よりも下流側に形成された噴孔内に流入する流速の方が遅くなる。従って、下流側の噴孔に形成される突起部の間隔を上流側の噴孔に形成される突起部の間隔よりも小さく設定することによって、後述するディンプルの効果により、形成される剥離渦の強さは、上流側の噴孔と下流側の噴孔とで略等しくなる。その結果、燃料噴霧の粒径の偏差を少なくすることができるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば請求項1から3のいずれか1つに記載の発明において、計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に対して上流側の噴孔入口縁部近傍の計量プレートの内壁面部分に噴孔内に流入する燃料流れの剥離を促進する剥離突起部を形成し、該剥離突起部の計量プレートの内壁面に垂直な断面が計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に対して下流側ほど大きい形状である内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項4に記載の発明では、計量プレートの内壁面に沿った燃料流れ方向に対して上流側の噴孔の噴孔入口縁部近傍の計量プレートの内壁面部分に、例えば楔形のような剥離突起部を形成することによって、噴孔内に流入する燃料流れの剥離を促進するという効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、少なくとも1つの噴孔が形成された計量プレートを具備し、計量プレートの内壁面に沿って計量プレートの周辺部から内向きに流れた燃料が、計量プレートの内壁面に形成された噴孔入口から噴孔内に流入し噴孔内を通って計量プレートの外壁面に形成された噴孔出口から噴射される内燃機関の燃料噴射弁において、計量プレートの半径方向外側の噴孔内壁面部分に噴孔入口縁部から噴孔出口縁部に亘る凹部を形成した内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項5に記載の発明では、燃料噴射時、燃料は噴孔入口縁部で剥離しつつ噴孔内に流入し、それによって凹部に負圧が発生する。この負圧によって燃料噴射弁外部に存在する気体の一部が凹部に流入し、凹部内で剥離渦を形成する。ここで、噴孔内壁面の形状を凹部としたことによって、流入した気体がその凹部の形状に沿って流れるため抵抗が少なく、より強い剥離渦が形成される。この剥離渦によって噴孔内で流路が狭められた燃料は外部への噴射時に薄い液膜を形成し、燃料噴霧の微粒化が促進される。
また、請求項6に記載の発明によれば請求項5に記載の発明において、計量プレートに少なくとも2つの噴孔を形成し、計量プレートの半径方向内側に位置する方の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径を計量プレートの半径方向外側に位置する方の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径よりも小さく設定した内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項6に記載の発明では、計量プレートの内壁面に沿って計量プレートの周辺部から内向きに燃料が流れるため、計量プレートの半径方向外側に形成された噴孔内に流入する燃料の流速よりも半径方向内側に形成された噴孔内に流入する流速の方が遅くなる。従って、計量プレートの半径方向内側に位置する方の噴孔に形成される凹部の最大曲率半径を半径方向外側に位置する方の噴孔に形成される凹部の最大曲率半径よりも小さく設定することによって、半径方向内側に位置する方の噴孔に形成される剥離渦を相対的に強くすると共に半径方向外側に位置する方の噴孔に形成される剥離渦を相対的に弱くしている。その結果、形成される剥離渦の強さは、半径方向外側に位置する方の噴孔と半径方向内側に位置する方の噴孔とで略等しくなり、燃料噴霧の粒径の偏差を少なくすることができるという効果を奏する。
また、請求項7に記載の発明によれば請求項5又は6に記載の発明において、前記凹部壁面に噴孔入口及び噴孔出口間で所定間隔毎に複数の突起部を形成すると共に計量プレートに少なくとも2つの噴孔を形成し、計量プレートの半径方向内側に位置する方の噴孔に形成される突起部の間隔を計量プレートの半径方向外側に位置する方の噴孔に形成される突起部の間隔よりも小さく設定した内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項7に記載の発明では、計量プレートの内壁面に沿って計量プレートの周辺部から内向きに燃料が流れるため、上述のように、計量プレートの半径方向外側に形成された噴孔内に流入する燃料の流速よりも半径方向内側に形成された噴孔内に流入する流速の方が遅くなる。従って、計量プレートの半径方向内側に位置する方の噴孔に形成される突起部の間隔を半径方向外側に位置する方の噴孔に形成される突起部の間隔よりも小さく設定することによって、後述するディンプルの効果により、形成される剥離渦の強さは、半径方向外側に位置する方の噴孔と半径方向内側に位置する方の噴孔とで略等しくなる。その結果、燃料噴霧の粒径の偏差を少なくすることができるという効果を奏する。
また、請求項8に記載の発明によれば請求項5から7のいずれか1つに記載の発明において、計量プレートの半径方向に対して外側の方の噴孔入口縁部近傍の計量プレートの内壁面部分に噴孔内に流入する燃料流れの剥離を促進する剥離突起部を形成し、該剥離突起部の計量プレートの内壁面に垂直な断面が計量プレートの半径方向に対して内側の方ほど大きい形状である内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
即ち、請求項8に記載の発明では、計量プレートの半径方向に対して外側の方の噴孔入口縁部近傍の計量プレートの内壁面部分に、例えば楔形のような剥離突起部を形成することによって、噴孔内に流入する燃料流れの剥離を促進するという効果を奏する。
各請求項に記載の発明によれば、燃料噴霧の微粒化を促進することが可能となるという共通の効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、燃料噴射弁の先端部の構造を示している。本実施形態の燃料噴射弁は、主に、燃焼室内に燃料を直接噴射するタイプの内燃機関に利用されるものであるが、以下説明する本実施形態の燃料噴射弁の作用・効果を必要とするのであれば、燃焼室内に燃料を直接噴射しないタイプ(例えば、吸気ポートに燃料を噴射するタイプ)の内燃機関においても利用可能である。各図において、同じ番号の参照符号は同じ対象を指し示す。
図1〜図3を参照すると、1はニードル弁、2は計量プレート、3はノズル本体をそれぞれ示す。計量プレート2は円形の略平坦な部材であり、燃料を噴射するための複数の噴孔(図2に示したように、本実施形態では、8つの噴孔)4を有する。これら噴孔4は、図2に示したように、燃料噴射弁の長手軸線Zから比較的遠い、半径方向外側に位置する4つの外側噴孔と、燃料噴射弁の長手軸線Zから比較的近い、半径方向内側に位置する4つの内側噴孔とから形成されている。しかし、本発明はその他の噴孔の数及び配置を有する計量プレートにも適用可能である。
ニードル弁1は、公知の手段によって燃料噴射弁内(詳細には、ノズル本体3内)で図1の軸線Zに沿って往復動せしめられる。ニードル弁1の先端壁面5は平坦であり、また、計量プレート2の内壁面6も平坦である。ニードル弁1の外周壁面7の下部とノズル本体3の内周壁面8とが当接可能となっており、ニードル弁1の外周壁面7の下部がノズル本体3の内周壁面8に当接したときには、ニードル弁1の外周壁面7の下部によって噴孔4が閉塞され、この場合、噴孔4から燃料は噴射されない。一方、ニードル弁1の外周壁面7の下部がノズル本体3の内周壁面8から離されたときには、ニードル弁1周りの空間(即ち、ニードル弁1の外周壁面7とノズル本体3の内周壁面8との間に形成された空間)9内に溜まっている高圧の燃料がニードル弁1の先端壁面5の周囲からニードル弁1の先端壁面5と計量プレート2の内壁面6との間に形成された空間10(以下、「ボトム空間」と称す)に流入し、この燃料が噴孔4に流入し、最終的には、噴孔4から噴射される。
図2に示す4つの噴孔4の中心を通るX軸における断面図である図3に示したように、燃料噴射時、ボトム空間10内に流入した燃料は、薄い膜状の形で計量プレート2の平坦な内壁面6に沿って流れる(図中の矢印は燃料の流れを示している)。即ち、これは計量プレート2の内壁面6の周辺部から内向きに燃料が流れることになる。そして、このように計量プレート2の平坦な内壁面6に沿って流れる燃料が噴孔4に到達すると、燃料は噴孔4の入口のところの縁部(計量プレート2の内壁面6と噴孔4を画成する円筒形の内壁面11とにより画成される円形の縁部のうち、特に、軸線Zから遠く且つニードル弁1の先端壁面5の周囲に近い側の縁部であり、以下「噴孔入口縁部」と称す)12のところで、計量プレート2の内壁面6から剥離しつつ噴孔4内に流入する。言い換えると、燃料は、計量プレート2の内壁面6に沿った方向から噴孔4に流入する。このように燃料が計量プレート2の内壁面6から剥離しつつ噴孔4内に流入すると、噴孔4から噴射される燃料の微粒化が促進されることになる。
また、本実施形態では、噴孔4は、軸線Zから半径方向へ離れるように該軸線Zに対して斜めに、計量プレート2の内壁面6から計量プレート2の外壁面13まで延びる。即ち、噴孔4の中心軸線は軸線Z上の一点から放射方向へと延び、計量プレート2の内壁面6に沿った方向と噴孔4が延びる方向(計量プレート2の内壁面6から計量プレート2の外壁面13に向かって噴孔4が延びる方向)との間に形成される角度が鋭角となっている。言い換えると、噴孔4は、その周りにおける計量プレート2の内壁面6に沿った方向から鋭角に方向を転換して燃料が流入するように、計量プレート2の内壁面6から計量プレート2の外壁面13まで延びる。噴孔4がこのような方向へ延びているので、燃料が噴孔4に到達して該噴孔4に流入するときに、上記噴孔4を画成する内壁面11の噴孔入口縁部12からの燃料の剥離が促進される。これにより、噴射燃料の微粒化がさらに促進される。
更に、本実施形態では、内壁面11のうち燃料が流入する側の一部分を抉り、噴孔入口縁部12からそれに対応する噴孔4の出口のところの縁部(計量プレート2の外壁面13と噴孔4を画成する円筒形の内壁面11とにより画成される円形の縁部のうち、特に、軸線Zから遠い側の縁部であり、以下「噴孔出口縁部」と称す)14に亘る湾曲した凹部11aが形成されている。即ち、凹部11aを形成する前の円筒形の内壁面11を破線で表すと、抉られた凹部11aを形成することによって、噴孔4の入口の面積と出口の面積は等しいまま、噴孔4内の空間がより広くなる。この凹部11aの湾曲形状は、図3に示すような噴孔4の中心軸線を通る断面において、最大の曲率半径を示している。
次に、図4を参照しながら、燃料噴射時の噴孔4内の燃料とエアの流れについて説明する。図4に示す2つの噴孔4について、便宜上、計量プレート2の内壁面6の周辺部から内向きの燃料流れ方向に対して上流側を噴孔4aと称し、下流側を噴孔4bと称す。なお、本実施形態では、燃料が計量プレート2の内壁面6に沿って周辺部から略中心に向かって流れるため、「計量プレート2の内壁面に沿った燃料流れ方向」は、「計量プレート2の半径方向」と同義であり、計量プレート2の内壁面に沿った燃料流れ方向の「上流側/下流側」は、計量プレート2の半径方向の「外側/内側」とそれぞれ同義である。従って、以下の説明では、相対的な位置を説明する表現として、「計量プレート2の内壁面に沿った燃料流れ方向」及び「上流側/下流側」を用いる。
まず、噴孔4aを例に説明すると、上述のように、計量プレート2の内壁面6に沿って流れた燃料は、燃料噴射時、噴孔入口縁部12で剥離しつつ噴孔4a内に流入する。このとき、剥離によって噴孔4aの内壁面11のうち燃料が流入する側の部分、即ち凹部11aに負圧が発生する。この負圧によって、燃料噴射弁外部に存在するガスの一部が凹部11aに流入し、剥離渦Aを形成する。ここで、噴孔4aの内壁面11の形状を凹部としたことによって、流入したガスがその凹部の形状に沿って流れるため、従来の円筒形の内壁面の場合に比べて抵抗が少なく空間が広いため、より強い剥離渦Aが形成される。噴孔4a内に網掛けで示した領域Fは、噴孔4内に燃料が流入したときに燃料が占める領域である(以下、「燃料領域」と称す)。この剥離渦Aによって噴孔内で流路が狭められた燃料は外部への噴射時に薄い液膜を形成し、燃料噴霧の微粒化が促進される。また、強い剥離渦Aは燃料領域Fとの境界における剪断力が強く、燃料噴霧の微粒化が促進される。
図4に示す上述の断面図の下に、燃料噴射時における各噴孔4a,4bを矢印Dから見た図を示す。これと比較するため、従来の円筒形の内壁面を有する噴孔を用いた燃料噴射弁について図11に同様に示している。矢印Dから見た各噴孔4a,4bの燃料領域Fの形状を比較すると、本発明による図4の燃料領域Fの形状の方が、従来の図11の燃料領域Fの形状に比べてより細い三日月型となっていることが分かる。即ち、噴射された燃料はより薄い液膜を形成し、燃料噴霧の微粒化が促進されることとなる。
更に、図4を参照しながら、上流側の噴孔4aと下流側の噴孔4bにおける燃料領域Fの形状を比較すると、上流側の噴孔4aの燃料領域Fの形状の方が、下流側の噴孔4bの燃料領域Fの形状に比べてより細い三日月型となっていることが分かる。これは、上流側の噴孔4aに流入する燃料の流速の方が、下流側の噴孔4bに流入する燃料の流速に比べて減衰がない分速いため、より強い剥離渦Aが形成され、噴孔内で燃料の流路がより狭められているからである。従って、図11に示す従来の燃料噴射弁に比べて燃料噴霧の微粒化は実現できるものの、上流側の噴孔4aから噴射される燃料噴霧の粒径が、下流側の噴孔4bから噴射される燃料噴霧の粒径よりも小さく、噴孔毎に粒径にばらつきが生じている。
これに関し、上述の剥離渦強化のメカニズムによれば、凹部11aの最大曲率半径が小さいほど、即ち、凹部11aの曲率が大きいほど剥離渦Aが形成されやすく、より強い剥離渦Aが形成される。そこで、図5に示すように、上流側の噴孔4aの凹部11aの最大曲率半径よりも下流側の噴孔4bの凹部11aの最大曲率半径の方が、小さくなるように設定する。即ち、上流側の噴孔4aの内壁面11よりも下流側の噴孔4bの内壁面11をより深く抉り、噴孔内の空間をより広くする。最大曲率半径を調整することによって、流入する燃料の流速がより速いが最大曲率半径がより大きい噴孔4aに形成される剥離渦Aの強さと、流入する燃料の流速がより遅いが最大曲率半径がより小さい噴孔4bに形成される剥離渦Aの強さとを略等しくすることが可能となる。その結果、燃料領域Fの形状、即ち液膜の形状を略等しくすることができ、燃料噴霧の微粒化を促進しつつ燃料噴霧の粒径の偏差を少なくすることが可能となる。
剥離渦Aの強さを調整するために最適な各噴孔の最大曲率半径は、計量プレート2内における各噴孔の位置、即ち各噴孔内に流入する計量プレート2の内壁面6に沿って流れる燃料の流れ方向や流速に基づいて、予め実験又は計算によって決定される。
図6には、最大曲率半径を調整し燃料噴霧の粒径を調整する応用例を示す。上流側の噴孔4aは、凹部を有さない従来の円筒形の内壁面を有する噴孔であり、下流側の噴孔4bは、凹部11aを有する本発明による噴孔である。このような構成とすることによって、上流側の噴孔4aから噴射される燃料噴霧の粒径を、下流側の噴孔4bから噴射される燃料噴霧の粒径に比べて意図的に大きくしている。即ち、それにより、上流側の噴孔4aからの噴射によって、高い噴射率(単位時間当たりの燃料噴射量)を得つつ、下流側の噴孔4bからの噴射によって、微粒化した燃料噴霧を得ることができる。従って、燃料噴射弁全体から噴射される燃料は、外側である上流側の噴孔4aから噴射される貫徹力(ペネトレーション)の大きな粒径の大きい燃料噴霧と、内側である下流側の噴孔4bから噴射される貫徹力の小さな粒径の小さい燃料噴霧から構成される。
なお、図6に示す実施形態は、図5に示すような上流側の噴孔4aの最大曲率半径を下流側の噴孔4bの最大曲率半径よりも大きくした実施形態の変形として、上流側の噴孔4aの最大曲率半径を無限大に設定した実施形態であると考えることも可能である。
図7は、噴孔の中心が配置される図2に示した計量プレート2上のX軸と、その位置において噴射された燃料噴霧の粒径との関係を示す図である。図2に示すように、計量プレート2の中心がX軸の零となる。曲線Pd1は、図5に示すように最大曲率半径を調整し、剥離渦の強さを略等しくした場合を示す。曲線Pd2は、X軸最大と最小である両端において図6の上流側の噴孔4aに示すように凹部11aの最大曲率半径を無限大とし、計量プレート2の中心に近い噴孔の凹部11aほど最大曲率半径を小さくした場合を示す。曲線Pd3は、X軸の位置によらず図11に示すように従来の円筒形の内壁面を有する噴孔である場合を示している。曲線Pd1と曲線Pd3を比較すると、微粒化が著しく促進され、また計量プレート2内における位置による粒径の偏差も非常に少なくなっていることが分かる。また、曲線Pd2を参照すると、計量プレート2の中心ほど粒径が小さいため、外側より貫徹力が弱くなることが予想される。
なお、特許文献1では噴孔内壁面に抉り部を形成しているが、特許文献1の図4に示す燃料噴射弁の断面図から明らかなように、この噴孔内壁面は凹部ではなく凸形状であり、従って、本願発明の方が、より強い剥離渦を形成するのに最適な形状であることは明らかである。
図8に示す実施形態では、図3及び図4に示したように凹部11aの最大曲率半径が全ての噴孔4で等しい場合において、凹部11a壁面に噴孔4の入口及び出口間で所定間隔毎に複数の直方体形状の突起部15を形成している。この所定間隔は上流側の噴孔4aの方が下流側の噴孔4bよりも大きく設定される。図9は、凹部11a壁面を示しており、図9(A)は上流側の噴孔4aの凹部11a壁面を、図9(B)は下流側の噴孔4bの凹部11a壁面を、それぞれ平面上に伸ばして示している。図9において上側が噴孔の入口方向を示し、下側が噴孔の出口方向を示している。従って、図中の矢印は凹部11a壁面に沿って流れる剥離渦Aの旋回流の一部を示す。
図9において矢印で示される旋回流の部分は、流れに沿って所定間隔に配置された複数の突起部15がディンプルの効果を奏することによって、その凹部11a壁面における流れ抵抗が低減される。ここで、ディンプルの効果とは、流れにおいた表面に形成されたディンプルにより、その表面の流れ抵抗が低減される効果をいう。
上述のように、上流側の噴孔4aに流入する燃料の流速の方が、下流側の噴孔4bに流入する燃料の流速に比べて減衰がない分速い。従って、凹部11aの最大曲率半径を同じにした場合、上流側の噴孔4aに形成される剥離渦Aの方が下流側の噴孔4bに形成される剥離渦Aよりもその旋回流の速度が速くなる。そこで、下流側の噴孔4bに形成される突起部の間隔を上流側の噴孔4aに形成される突起部の間隔よりも小さく設定することによって、下流側の噴孔4bに形成される剥離渦Aの旋回流についてのディンプルの効果による流れ抵抗の低減の割合をより大きく設定する。その結果、上流側の噴孔4aに形成される剥離渦Aの旋回流の速度の方がより減衰し、下流側の噴孔4bに形成される剥離渦Aとその強さが略等しくなる。それにより、燃料領域Fの形状、即ち液膜の形状を等しくすることができ、燃料噴霧の微粒化を促進しつつ燃料噴霧の粒径の偏差を少なくすることが可能となる。
本実施形態における上記突起部15は、直方体形状であったが、その他の形状であってもよい。剥離渦Aの強さを調整するために最適な突起部15の上記間隔や高さ等は、計量プレート2内における各噴孔4の位置、即ち各噴孔4内に流入する計量プレート2の内壁面6に沿って流れる燃料の方向や流速に基づいて、予め実験又は計算によって決定される。
なお、本実施形態では、突起部を用いてディンプルの効果を得たが、突起部の代わりに凹部11a壁面に複数の凹部を形成することによっても同様の効果を得ることができる。
図10に示す実施形態では、図3及び図4に示した凹部11aの最大曲率半径が全ての噴孔4で等しい場合において、計量プレート2の内壁面6に沿った燃料流れ方向に対して上流側の噴孔入口縁部12近傍の計量プレート2の内壁面6部分に、剥離突起部16を形成している。本実施形態においてこの剥離突起部16は、図10に示すような計量プレート2の内壁面6に垂直且つ計量プレート2の内壁面6に沿った燃料流れ方向に平行な断面形状が楔形であり、楔形の先端が燃料流れ方向の上流側を向いて配置されている。剥離突起部16によって、噴孔4内に流入する燃料流れの剥離を促進することができ、剥離渦Aをより強くすることが可能となる。
また、計量プレート2の内壁面6に沿った燃料流れの剥離は、本実施形態において、楔形の先端の角度である剥離角が大きい方が、即ち、図10においては剥離突起部16が計量プレート2に垂直な方向により高い方がより促進される。従って、上流側の噴孔4aの噴孔入口縁部12近傍に形成された剥離突起部16よりも下流側の噴孔4bの噴孔入口縁部12近傍に形成された剥離突起部16を計量プレート2に垂直な方向に高くすることによって、剥離渦Aの強さを略等しくすることが可能となる。その結果、燃料領域Fの形状、即ち液膜の形状を等しくすることができ、燃料噴霧の微粒化を促進しつつ燃料噴霧の粒径の偏差を少なくすることが可能となる。
本実施形態における上記剥離突起部16は、楔形の断面形状を有する突起であったが、その他の形状であってもよい。例えば、剥離突起部16の計量プレート2の内壁面6に垂直な断面が計量プレート2の内壁面6に沿った燃料流れ方向に対して下流側ほど大きい形状を有する任意の形状を取り得る。剥離渦Aの強さを調整するために最適な剥離突起部16の剥離角や高さは、計量プレート2内における各噴孔4の位置、即ち各噴孔4内に流入する計量プレート2の内壁面6に沿って流れる燃料の方向や流速に基づいて、予め実験又は計算によって決定される。
上述の実施形態では、円筒形の内壁面を有する噴孔に凹部を形成したが、例えば円錐形の一部といったその他の内壁面の形状を有する噴孔に凹部を形成し、各実施形態の構成を採用してもよい。また、上述の実施形態では、凹部は湾曲形状であったがその他の凹部形状でもよい。その他の凹部形状を採用した場合には、最大曲率半径が大きいとは、凹部の深さが浅いこと、即ち噴孔内壁面の抉られた空間が小さいことを意味し、逆に最大曲率半径が小さいとは、凹部の深さが深いこと、即ち噴孔内壁面の抉られた空間が大きいことを意味する。
更に、上述の各実施形態は、それぞれ任意に組み合わせて使用してもよい。即ち、図5に示す実施形態のように、上流側の噴孔の凹部と下流側の噴孔の凹部とで最大曲率半径を変えつつ図8に示す実施形態のように、凹部壁面に突起部を形成してもよく、更に噴孔入口縁部近傍の計量プレートの内壁面部分に楔形の断面形状を有する剥離突起部を形成してもよい。
本発明の実施形態の燃料噴射弁の部分断面図である。 図1の矢印Yから見た図であって、燃料噴射弁の噴孔を示す図である。 図1の円Cの部分を拡大して示した図である。 図3と同様の図であるが、本実施形態の燃料噴射弁において燃料噴射時の噴孔を示す図である。 本発明の別の実施形態の燃料噴射弁において燃料噴射時の噴孔を示す図である。 本発明の更に別の実施形態の燃料噴射弁の噴孔を示す図である。 噴孔の位置と粒径との関係を示す図である。 本発明の更に別の実施形態の燃料噴射弁の噴孔を示す図である。 噴孔内の凹部壁面に形成した突起部を示す図である。 本発明の更に別の実施形態の燃料噴射弁の噴孔を示す図である。 従来の燃料噴射弁において燃料噴射時の噴孔を示す図である。
符号の説明
1 ニードル弁
2 計量プレート
3 ノズル本体
4 噴孔
6 計量プレートの内壁面
11 噴孔の内壁面
11a 凹部
12 噴孔入口縁部
13 計量プレートの外壁面
14 噴孔出口縁部

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの噴孔が形成された計量プレートを具備し、計量プレートの内壁面に沿って流れた燃料が計量プレートの内壁面に形成された噴孔入口から噴孔内に流入し噴孔内を通って計量プレートの外壁面に形成された噴孔出口から噴射される内燃機関の燃料噴射弁において、計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に対して上流側の噴孔内壁面部分に噴孔入口縁部から噴孔出口縁部に亘る凹部を形成した内燃機関の燃料噴射弁。
  2. 計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に少なくとも2つの噴孔を形成し、下流側の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径を上流側の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径よりも小さく設定した請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  3. 前記凹部壁面に噴孔入口及び噴孔出口間で所定間隔毎に複数の突起部を形成すると共に計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に少なくとも2つの噴孔を形成し、下流側の噴孔に形成される突起部の間隔を上流側の噴孔に形成される突起部の間隔よりも小さく設定した請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  4. 計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に対して上流側の噴孔入口縁部近傍の計量プレートの内壁面部分に噴孔内に流入する燃料流れの剥離を促進する剥離突起部を形成し、該剥離突起部の計量プレートの内壁面に垂直な断面が計量プレートの内壁面に沿った前記燃料流れ方向に対して下流側ほど大きい形状である請求項1から3のいずれか1つに記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  5. 少なくとも1つの噴孔が形成された計量プレートを具備し、計量プレートの内壁面に沿って計量プレートの周辺部から内向きに流れた燃料が、計量プレートの内壁面に形成された噴孔入口から噴孔内に流入し噴孔内を通って計量プレートの外壁面に形成された噴孔出口から噴射される内燃機関の燃料噴射弁において、計量プレートの半径方向外側の噴孔内壁面部分に噴孔入口縁部から噴孔出口縁部に亘る凹部を形成した内燃機関の燃料噴射弁。
  6. 計量プレートに少なくとも2つの噴孔を形成し、計量プレートの半径方向内側に位置する方の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径を計量プレートの半径方向外側に位置する方の噴孔に形成される前記凹部の最大曲率半径よりも小さく設定した請求項5に記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  7. 前記凹部壁面に噴孔入口及び噴孔出口間で所定間隔毎に複数の突起部を形成すると共に計量プレートに少なくとも2つの噴孔を形成し、計量プレートの半径方向内側に位置する方の噴孔に形成される突起部の間隔を計量プレートの半径方向外側に位置する方の噴孔に形成される突起部の間隔よりも小さく設定した請求項5又は6に記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  8. 計量プレートの半径方向に対して外側の方の噴孔入口縁部近傍の計量プレートの内壁面部分に噴孔内に流入する燃料流れの剥離を促進する剥離突起部を形成し、該剥離突起部の計量プレートの内壁面に垂直な断面が計量プレートの半径方向に対して内側の方ほど大きい形状である請求項5から7のいずれか1つに記載の内燃機関の燃料噴射弁。
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