JP5930903B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関で使用される燃料噴射弁に係り、旋回燃料を噴射して微粒化性能を向上させ得る燃料噴射弁に関する。
複数個の燃料噴射孔から噴射される燃料の微粒化を、旋回流れを利用して促進する従来技術として、特許文献1に記載された燃料噴射弁が知られている。
この燃料噴射弁では、弁体と協働する弁座の下流端が前端面に開口する弁座部材と、この弁座部材の前端面に接合されるインジェクタプレートとの間に、前記弁座の下流端に連通する横方向通路と、この横方向通路の下流端が接線方向に開口するスワール室とを形成し、このスワール室でスワールを付与された燃料を噴射させる燃料噴射孔を前記インジェクタプレートに穿設し、前記燃料噴射孔を前記スワール室の中心から前記横方向通路の上流端側に所定距離オフセットして配置する。
また、この燃料噴射弁では、前記スワール室の内周面の曲率半径を、スワール室の内周面に沿う方向の上流側から下流側に向かって減少させている。すなわち、曲率をスワール室の内周面に沿う方向の上流側から下流側に向かって増加させている。また、スワール室の内周面を、スワール室に基礎円を持つインボリュート曲線に沿って形成している。これにより,燃料の微粒化促進,噴射応答性の向上を達成している。
特許文献2に記載された燃料噴射弁では,燃料を旋回させる真円形状の旋回室(スワール室)と,燃料を噴射する燃料噴射孔と,旋回室に燃料を導入する燃料流入通路を,複数有するオリフィスプレートを備えており,燃料流入通路の中心軸に対する燃料噴射孔のオフセット量が燃料流入通路の幅よりも大きくしていることで,湾曲した噴霧群を形成している。これにより,壁面付着する燃料を低減することで排出ガスのHCを低減している。また,高分散に燃料を噴射することで,煤を低減して内燃機関の高出力化を達成している。
また,燃料噴射弁のオリフィスプレートにおける旋回室の形状に類似する製品として,非特許文献1に見られるような,遠心送風機(圧縮機)のスクロールがある。遠心送風機の基本的な設計方法の一つとして,スクロールの各断面で流量が保存するように形状を定めている。これにより,圧力損失の小さい,より均一に旋回するスクロールの形状が定義できる。
特開2003−336562号 特開2008−280981号
送風機と圧縮機:生井武文著
特許文献1や特許文献2のように,インボリュート曲線や真円に基づいた旋回室形状では,旋回流の均一性が不十分である。旋回流の均一性は,燃料噴射孔の燃料液膜の均一性に影響し,粗大粒の発生に関わるため,旋回流を利用する燃料噴射弁にとって重要である。
そこで,非特許文献1の遠心送風機の設計方法のように,旋回室内の半径方向と周方向に流量が保存するよう,旋回室形状を設計することが考えられる。
しかし、遠心送風機と燃料噴射弁では旋回室内の流れが逆方向であることから,旋回室と旋回用通路の接続部から燃料が燃料噴射孔方向に流れ込み旋回を妨げてしまうこと,さらに燃料噴射弁の特性である噴霧角度や粒径の仕様変更ができないことが,燃料噴射弁における流量保存に基づいた旋回室設計の課題となる。
上記課題を解決するために、本発明の燃料噴射弁は、上流側から下流側に向かって曲率が次第に大きくなるように形成された内周壁を有する旋回室と、前記旋回室に燃料を導入する旋回用通路と、前記旋回室に開口する燃料噴射孔とを有する燃料噴射弁において、前記旋回用通路と前記旋回室下流側の内周壁との間に、R形状の厚み形成部が存在し、前記旋回用通路と厚み形成部の接続部、及び、前記旋回室下流側の内周壁と前記厚み形成部の接続部が、前記燃料噴射孔中心から、前記旋回室下流側の内周壁と前記厚み形成部の接続部に向う線分X1と、その線分X と平行になるように該燃料噴射孔に接するように引いた線分のうち、前記旋回室の下流側に位置する線分X の間に存在し、前記旋回用通路の幅をW、前記厚み形成部の厚みをφK、ある角度θにおける対数らせん曲線半径をr(θ)、前記燃料噴射孔中心から、前記旋回室下流側の内周壁と前記厚み形成部の接続部までの距離をr 1 としたとき、前記旋回室の内周壁形状は、r(θ)=(r 1 -φK)e θtanα 、但し、tanα=(1/2π)ln{(r1+W)/(r1-φK)}の関係を満たす対数らせん形状である。
さらに,前記旋回用通路の形状に応じて,前記関数は,前記旋回室の下流側に接続される前記旋回用通路の側壁又はその延長線と,前記旋回室の内周壁の下流側部分又はその延長線の成す旋回室内周壁間の距離を変数として含む。
本発明によると,噴霧角度や粒径といった仕様の設計自由度を持ちつつ,旋回室内の半径方向と周方向の断面で流量が保存する旋回室形状を定義することができるため,旋回室内で均一性のよい旋回流が形成される。さらに前記接続部の設置位置によって燃料の流れ込みによる旋回流への影響を低減している。
これにより燃料噴射孔内の壁面に形成される燃料液膜のバラつきを抑えることができ,燃料の微粒化を促進できる。
本発明に係る燃料噴射弁の全体構成を弁軸心に沿う断面で示した縦断面図である。 本発明に係る燃料噴射弁におけるノズル体の近傍を示す縦断面図である。 本発明に係る燃料噴射弁におけるノズル体の下端部に位置するオリフィスプレートの平面図である。 本発明に係るオリフィスプレートにおける、流量保存に基づく旋回室形状の詳細を説明する為の図である 本発明に係るオリフィスプレートにおける、旋回室と旋回用通路の接続部形状を考慮した旋回室形状の詳細を説明する為の図である 本発明に係るオリフィスプレートにおける、従来の旋回室形状と本発明の旋回室形状の差を説明する為の図である。 厚み形成部が流量保存式の形状に形成された拡大図である。 厚み形成部の幅が直線状に形成された拡大図である。 厚み形成部が旋回室の入り口まで、延伸しないように形成された拡大図である。 本発明に係るオリフィスプレートにおける、燃料噴射孔が4個の時の平面図である。 図8aのA−A断面図である。 本発明に係るオリフィスプレートにおける、燃料通路が互いに接続されていない時の平面図である。 本発明に係るオリフィスプレートにおける、中央孔がない時の平面図である。
以下、実施例について図面を用いて説明する。尚、本明細書中の上流側および下流側とは、燃料噴射弁中の燃料流れに対しての上流側及び下流側との意味である。
本発明の一実施例について、以下説明する。図1は、本発明に係る燃料噴射弁1の全体構成を示した縦断面図である。 図1において、燃料噴射弁1は、ステンレス製の薄肉パイプ13にノズル体2、弁体6を収容し、この弁体6を外側に配置した電磁コイル11で往復動作(開閉動作)させる構造である。以下、構造の詳細について説明する。
電磁コイル11を取り囲む磁性体のヨーク10と、電磁コイル11の中心に位置し、一端がヨーク10と磁気的に接触したコア7と、所定量リフトする弁体6と、この弁体6に接する弁座面3と、弁体6と弁座面3の隙間を通って流れる燃料の通過を許す燃料噴射室4、および燃料噴射室4の下流に複数個の燃料噴射孔23a,23b,23c(図2乃至図4参照)を有するオリフィスプレート20を備えている。
また、コア7の中心には、弁体6を弁座面3に押圧する弾性部材としてのスプリング8が備えてある。このスプリング8の弾性力はスプリングアジャスタ9の弁座面3方向への押し込み量によって調整される。
コイル11に通電されていない状態では、弁体6と弁座面3とが密着している。この状態では燃料通路が閉じられているため、燃料は燃料噴射弁1内部に留まり、複数個設けられている各々燃料噴射孔23a,23b,23cからの燃料噴射は行われない。 一方、コイル11への通電があると、電磁力によって弁体6が対面するコア7の下端面に接触するまで移動する。
この開弁状態では弁体6と弁座面3の間に隙間ができるため、燃料通路が開かれて各々燃料噴射孔23a,23b,23cから燃料が噴射される。
なお、燃料噴射弁1には入口部にフィルター14を有する燃料通路12が設けられており、この燃料通路12はコア7の中央部を貫通する貫通孔部分を含み、図示しない燃料ポンプにより加圧された燃料を燃料噴射弁1の内部を通して各々燃料噴射孔23a,23b,23cへと導く通路である。また、燃料噴射弁1の外側部分は樹脂モールド15によって被覆され電気絶縁されている。
燃料噴射弁1の動作は、上述したように、コイル11への通電(噴射パルス)に伴って、弁体6の位置を開弁状態と閉弁状態に切り替えることで、燃料の供給量を制御している。燃料供給量の制御にあたっては、特に、閉弁状態では燃料漏れがない弁体設計が施されている。
この種の燃料噴射弁では、弁体6に真円度が高く鏡面仕上げが施されているボール(JIS規格品の玉軸受用鋼球)を用いておりシート性の向上に有益である。一方、ボールが密着する弁座面3の弁座角は、研磨性が良好で真円度を高精度にできる最適な角度80゜から100゜であり、上述したボールとのシート性を極めて高く維持できるものである。
なお、弁座面3を有するノズル体2は、焼入れによって硬度が高められており、また、脱磁処理により無用な磁気が除去されている。このような弁体6の構成により、燃料漏れの無い噴射量制御を可能としている。以って、コストパフォーマンスに優れた弁体構造としている。
図2は、本発明に係る燃料噴射弁1におけるノズル体2の近傍を示す縦断面図である。
図2に示すように、オリフィスプレート20はその上面20aがノズル体2の下面2aに接触しており、この接触部分の外周をレーザ溶接してノズル体2に固定されている。
尚、本明細書及び特許請求の範囲において上下方向は図1を基準としており、燃料噴射弁1の弁軸心方向において燃料通路12側を上側、各々燃料噴射孔23a,23b,23c側を下側とする。
ノズル体2の下端部には、弁座面3のシート部3aの径φSより小径の燃料導入孔5が設けられている。弁座面3は円錐形状をしており、その下流端中央部に燃料導入孔5が形成されている。
弁座面3の中心線と燃料導入孔5の中心線とは弁軸心に一致するように、弁座面3と燃料導入孔5とが形成されている。燃料導入孔5によって、ノズル体2の下端面2aにオリフィスプレート20の中央穴(中央孔)24に連通する開口が形成される。
次に、オリフィスプレート20の構成について、図3を用いて説明する。図3は、本発明に係る燃料噴射弁1におけるノズル体2の下端部に位置するオリフィスプレート20の平面図である。
中央穴24はオリフィスプレート20の上面20aに設けられた凹形状部であり、この中央穴24には、その周方向に等間隔(120度の間隔)に配置され、径方向外周側に向けて放射状に延びる3個の旋回用通路21a,21b,21cが接続されている。
旋回用通路21aの下流端は旋回室22aに連通するよう接続され、旋回用通路21bの下流端は旋回室22bに連通するよう接続され、旋回用通路21cの下流端は旋回室22cに連通するよう接続されている。
旋回用通路21a,21b,21cは旋回室22a,22b,22cにそれぞれ燃料を供給する燃料通路であり、この意味において旋回用通路21a,21b,21cを旋回燃料供給通路21a,21b,21cと呼んでもよい。
旋回室22a,22b,22cの壁面は、上流側から下流側に向かって曲率が次第に大きくなるように(曲率半径が次第に小さくなるように)形成されている。
また、旋回室22a,22b,22cの中心には燃料噴射孔23a,23b,23cがそれぞれ開口している。
ノズル体2とオリフィスプレート20とは、図示していないが、治具等を用いて両者の位置決めが簡単且つ容易に実施されように構成されており、組み合わせ時の寸法精度が高められている。
また、オリフィスプレート20は、切削加工、又は量産性に有利なプレス成形(塑性加工)により製作される。なお、この方法以外に、放電加工や電鋳法、エッチング加工など比較的応力の加わらない加工精度の高い方法が考えられる。
・流量保存を考慮した旋回室形状
図4を用いて,流量保存を考慮した旋回室22aの形成方法について詳細に説明する。
1つの旋回用通路21aは旋回室22aの接線方向に連通開口しており、旋回室22aの渦中心部と燃料噴射孔23aの中心が記号Oの位置で一致するように,燃料噴射孔23aが開口している。
本実施例で示す旋回室22aの内周壁は,弁軸心線に垂直な平面(断面)上で周方向の角度と共に変化する曲率を持つらせん曲線を描くように形成されている。ただし,旋回用通路21aと旋回室22aの内周壁形状において,曲率が変化している部分を「旋回室」と定義する。
ここに、上記らせん曲線より形成される旋回室22aの内周壁面の描き方について、図4を用いて説明する。
通常、らせん曲線を描く場合は、起点(本実施例では図4の記号Oに相当する)から徐々にらせん半径rが大きくなることで展開描写される。しかし,本実施例のように、燃料を旋回させる燃料通路の内周壁としてらせん曲線を用いる場合は、燃料の導入流路の位置から設計する為に、便宜上、始端(始点)Ssaを旋回上流,終端(終点)Seaを旋回下流の位置に定義している。ここで、燃料の導入通路は通路幅Wを有する旋回用通路21aである。
以下、らせん曲線より成る壁面の作成手順を記述する。
まず、要求される流量や噴霧角に応じて,過去の実験データや理論式をもとに,旋回用通路21aの通路面積と、燃料噴射孔23aの直径d0及び旋回室の大きさの基準である基準円28の直径Dを抽出する。これによって旋回用通路21aの幅W,旋回用通路21aの高さH,旋回室の中心Oの位置,旋回室の中心Oから旋回用通路側壁21aeまでの距離r1が決定される。
次に、基準円28に外接する旋回用通路21aの側壁21asを描く。本実施例では基準円28と側壁21asの交点を,旋回室形状22aの始端(始点)Ssaとする。
続いて、旋回用通路21aの他方の側壁21aeを描く。旋回用通路21aは幅Wとして形成される。ここで側壁21asと21aeが図4のように平行とならない場合が考えられるが,この場合旋回用通路幅Wが旋回用通路21aと旋回室22aの連結部の幅となるように側壁21aeを描く。
ここで、旋回室形状22aの終端(終点)Seaを定義する。線分21aeと旋回室形状22aが交差する点をSeaと定義する。ただし,この時点では22aを描いていないのでSeaの位置はまだ不定である。
以上より、始端(始点)Ssaから終端(終点)Seaに向かって旋回室形状壁面の形状を,例えば旋回室の周方向と半径方向断面の流量保存式から導出した下記の式(1),(2)が表す対数らせん曲線半径rによって定義することができる。
(式1)
r=r1eθtanα
(式2)
tanα=1/(2π)×ln{(r1+W)/r1}
式中のθは旋回室21aの周方向角度[ラジアン]を表している。旋回室22a下流側の壁面と旋回用通路の側壁21aeの接続部は,図4に示すように燃料噴射孔23aから、らせん曲線の始端(始点)Ssaに向かう線分X1と,その線分X1と平行になるように燃料噴射孔23aに接するように引いた線分X2の間に位置する。すなわち、前記接続点はらせん曲線の始端(始点)Ssaと,図に示す接続部の限界位置26の間に位置する。壁面間の接続部は,接続部26のように曲面で接続される。燃料噴射孔23aは直径d0とし,旋回室中心Oを中心とするように定める。
上記のように旋回用通路21aと旋回室22a,燃料噴射孔23aを定めたことで,旋回用通路21aから流入した燃料は,旋回室22a内を旋回し,燃料噴射孔23aへ流入した後,燃料噴射孔23a内で旋回しながら大気領域に放出される。
また,上記のように旋回室形状を定義するための設計値として基準円28の直径D,旋回用通路21aの幅W,旋回室の中心Oから旋回用通路側壁21aeまでの距離r1によって旋回室の形状を定義し,旋回用通路21aの高さH,燃料噴射孔23aの直径d0を旋回室形状に関わらない設計値とすることで,燃料の流量や噴霧角度,粒径の調整を可能としている。
さらに,旋回室22a下流側の壁面と旋回用通路の側壁21aeの接続部の位置を,らせん曲線の始端(始点)Ssaと接続部の図に示す接続部の限界位置26の間とすることで,旋回用通路21aからの流れが、燃料噴射孔23aに直接流れこむことがないような形状としている。これにより,旋回室を周回してきた流れが,旋回用通路からの流れに妨げられ,不均一な旋回流となることを抑制している。

・燃料噴射孔の傾斜について
本実施形態においては、燃料噴射孔23a、23b、23cの開口方向(燃料の流出方向、中心軸線方向)は、燃料噴射弁1の弁軸心と平行で下方に向かうようになっているが、弁軸心に対して所望の方向に傾斜させて噴霧を拡散(各々の噴霧を遠ざけて噴霧干渉を抑制する)させる構成としてもよい。

・燃料噴射弁が燃料噴射孔を複数持つ場合について
旋回用通路21bと旋回室22bと燃料噴射孔23bとの関係、旋回用通路21cと旋回室22cと燃料噴射孔23cとの関係も、上述した旋回用通路21aと旋回室22aと燃料噴射孔23aとの関係と同じであるので、説明を省略する。
なお、本実施例では旋回用通路21、旋回室22及び燃料噴射孔23を組み合わせた燃料通路を3組設けているが、図9のようにさらに増加させることにより、噴霧の形状や噴射量のバリエーションの自由度を高めてもよい。また、旋回用通路21、旋回室22及び燃料噴射孔23を組み合わせた燃料通路を2組にしてもよいし、1組にしてもよい。
・加工上必要な厚みの形成と流れ場への影響について
次に,図5を用いて旋回用通路21aと旋回室23aの接続部で形成される加工上必要な厚み25aについて説明する。図5は旋回用通路21aと旋回室22aと燃料噴射孔23aとの関係を示す図である。
旋回用通路21aの側壁(高さ方向に沿う壁面)21aeの延長線が旋回室22aの内周壁が描くらせん曲線の延長線22eと、らせん曲線の始点Ssaから180度以上回転(旋回)した角度範囲で交わらないようにしている。これにより、側壁21aeと旋回室22aの内周壁が描くらせん曲線との間に実質的な厚みとなる25aを形成することができる。
ここで,加工上必要な厚みである円形状部25aは旋回用通路21a及び旋回室22aの高さ方向(旋回の中心軸に沿う方向)全体にわたって形成されているので、周方向において所定の角度範囲で構成される部分的な円柱形状部を構成している。
この厚み形成部25aが存在することにより、ナイフエッジのように先が尖ったシャープな形状とならないので、この部位の微小な位置ずれが生じたとしても、旋回室22aを周回した燃料と旋回用通路21aより流入した燃料の干渉が緩和される。よって燃料噴射孔23a側への急峻な偏流が無く、旋回流の対称性(均一性)が確保される。
・厚み形成部を考慮した旋回室形状
図5を用いて,前記厚み形成部25aを考慮した旋回室22aの形成方法について詳細に説明する。各部位の定義については,実施例1の図4で説明したために,省略する。
以下、厚み形成部を考慮したらせん曲線より成る壁面の作成手順を記述する。
各設計値の決定については,実施例1の図4で説明したために,省略する。
まず,基準円28に外接する旋回用通路21aの側壁21asを描く。本実施例では基準円28と側壁21asの交点を,旋回室形状22aの始端(始点)Ssaとする。
続いて、旋回用通路21aの他方の側壁21aeを描く。旋回用通路21aは幅Wとして形成される。ここで側壁21asと21aeが図5のように平行とならない場合が考えられるが,この場合旋回用通路幅Wが旋回用通路21aと旋回室22aの連結部の幅となるように側壁21aeを描く。
次に,旋回室内周壁面の加工上必要な厚みφKを定める。
以上で定義されたパラメータを用いて,旋回室形状22aは,旋回室内周壁面の加工上必要な厚みφKを反映させた対数らせん曲線半径rによって定義される。例えば,下記の式(3)および式(4)で示される関係を満たすようにして描かれる。
(式3)
r=(r1-φK)eθtanα
(式4)
tanα=1/(2π)×ln{(r1+W)/(r1-φK)}
式(3)及び式(4)で与えられる旋回室形状は,加工上必要な厚みφKを考慮しつつ,旋回室内の断面で流量が等しくなるように与えられた形状である。式中のθは旋回室21aの周方向角度[ラジアン]を表している。これによって,加工上の厚みφKを考慮せずに定義した従来の旋回室形状よりも旋回流の効率を向上させることができる。ただし,式(3),(4)は図5のように各部パラメータを定義した場合の式であり,本発明の旋回室形状が必ずしも同じ式によって表されるとは限らない。また基準となる曲線としてインボリュート曲線や等差らせん等を用いることでも旋回室の形は異なるが,その曲率にφKを反映させることで,旋回流均一化の効果が得られる。
ここで、旋回室形状22aの終端(終点)Seaを定義する。側壁21aeからφKの間隔で平行となる線分21aekを描く。そして,線分21aekと旋回室形状22aが交差する点をSeaと定義する。φKの値によって旋回室形状22aと線分21aekの交差点は2点存在するが,どちらをSeaとしてもよい。
以上より、始端(始点)Ssaから終端(終点)Seaに向かって旋回室形状壁面の外形線を描くことができる。また,旋回室22aと旋回用通路の側壁21aeの接続部である厚み形成部25aは,図5に示すように曲面で接続される。燃料噴射孔23aは直径d0とし,旋回室中心Oを中心とするように定める。
上記のように旋回用通路21aと旋回室22a,燃料噴射孔23aを定めたことで,旋回用通路21aから流入した燃料は,旋回室22a内を旋回し,燃料噴射孔23aへ流入した後,燃料噴射孔23a内で旋回しながら大気領域に放出される。本実施例では,厚み形成部25aを考慮して旋回室22aの形状を定義したため,従来よりも均一な旋回流が生じ,燃料噴射孔23a内で形成される燃料の液膜厚さのバラつきが小さくなる。結果として噴霧の粗大粒が発生しにくく,微粒化が促進される。
図6は旋回用通路31,旋回室320,321,燃料導入通路33,厚み形成部35からなる。本実施例での旋回室形状の微粒化効果を確認するために,図6に示す等差らせんに基づいた旋回室形状321と,流量保存に基づいた式(3),(4)で定義される旋回室形状320において,燃料噴霧のザウター平均粒径を測定した。結果として,同等の流量において,本実施例の旋回室形状320では粒径が約4%改善した。これは,本実施例の旋回室形状は流量保存に基づいた旋回室形状となっているために,効率よく旋回流が形成され,噴霧となった燃料に粗大な液滴が含まれにくくなるためである。
以上のように,式(3),(4)のように流量保存を考慮した形状の旋回室320とすることで,より効率の良い旋回が可能となる。
図7のように厚み形成部25aを様々に変形させることで、効率の良い旋回が可能となる。図7aでは、線分Y1と線分Y2の間の壁面厚さW1がφKよりも小さい、好ましい形態では流量保存形状になっている。そのため、壁面が燃料の旋回流れA1をスムースにして、燃料噴射孔23aへ導くことができる。また線分Y1まで厚み形成部25aが延伸しているため、旋回室22aを流れる燃料A1と旋回用通路21aを流れる燃料A2の干渉を減少させることができる。ここでY1とは旋回室入口位置であり、厚み形成部25aのエッジを形成するための曲率が変化する位置である。Y2とは、旋回室22aの内壁面が旋回用通路21aに徐々に近づいていき、厚み形成部25aの壁面厚さと同じφKとなる位置である。
図7bでは、線分Y1と線分Y2の間の壁面厚さW2がφKとなるようにした、言いかえれば、線分Y1とY2との間を直線で結んだ。そのため、壁面を加工するときのロバスト性を確保することができる。また線分Y1まで厚み形成部25aが延伸しているため、旋回室22aを流れる燃料A1と旋回用通路21aを流れる燃料A2の干渉を減少させることができる。
図7cでは、線分Y1まで厚み形成部25aが延伸していない(すなわちY1=Y2)ため、壁面を加工するときのロバスト性を図7bに比べて更に確保することができる。
燃料噴射孔の傾斜については、実施例1と同様である。又、燃料噴射弁が燃料噴射孔を複数持つ場合についても実施例1と同様である。
・旋回室の設計による噴霧形状の制御について
実際に燃料噴射弁を製品として開発する場合には,燃料の微粒化性能だけではなく,エンジンの吸気ポート形状に応じた噴霧角の調整や,量産に向けた流量のロバスト性が良い寸法設計が必要である。本実施例で示した旋回室形状においては,例えば旋回用通路の断面積を大きく,らせん曲線の基準円28を小さくすることで,狭角の噴霧にすることができる。また,旋回用通路のアスペクト比W/Hを小さくすることで流量のロバスト性を改善することができる。このように,効率の良い旋回を達成しつつも,燃料噴射弁に要求される仕様に対する設計自由度が大きいことも,本発明の設計手法の利点である。

1 燃料噴射弁
2 ノズル体
2a ノズル体の下面
3 弁座面
3a シート部
4 燃料噴射室
5 燃料導入孔
6 弁体
7 コア
8 スプリング
9 スプリングアジャスタ
10 ヨーク
11 電磁コイル
12 燃料通路
13 薄肉パイプ
14 フィルター
15 樹脂モールド
20 オリフィスプレート
20a オリフィスプレート上面
21a、21b、21c、31 旋回用通路
22a、22b、22c、320、321 旋回室
22e らせん曲線の延長線
23a、23b、23c、33 燃料噴射孔
24 中央穴
25a、25b、25c、35 厚み形成部
26 旋回室下流壁面と旋回用通路の接続部の限界位置
28 基準円

Claims (2)

  1. 上流側から下流側に向かって曲率が次第に大きくなるように形成された内周壁を有する旋回室と、前記旋回室に燃料を導入する旋回用通路と、前記旋回室に開口する燃料噴射孔とを有する燃料噴射弁において、
    前記旋回用通路と前記旋回室下流側の内周壁との間に、R形状の厚み形成部が存在し、
    前記旋回用通路と厚み形成部の接続部、及び、前記旋回室下流側の内周壁と前記厚み形成部の接続部が、前記燃料噴射孔中心から、前記旋回室下流側の内周壁と前記厚み形成部の接続部に向う線分X1と、その線分X と平行になるように該燃料噴射孔に接するように引いた線分のうち、前記旋回室の下流側に位置する線分X の間に存在し、
    前記旋回用通路の幅をW、前記厚み形成部の厚みをφK、ある角度θにおける対数らせん曲線半径をr(θ)、前記燃料噴射孔中心から、前記旋回室下流側の内周壁と前記厚み形成部の接続部までの距離をr 1 としたとき、
    前記旋回室の内周壁形状は、
    r(θ)=(r 1 -φK)e θtanα 、但し、tanα=(1/2π)ln{(r1+W)/(r1-φK)}
    の関係を満たす対数らせん形状であることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1の燃料噴射弁において,
    旋回室の内周壁形状を描く対数らせんの関数が,前記旋回室の下流側に接続される前記旋回用通路の側壁又はその延長線と,前記旋回室の内周壁の下流側部分又はその延長線とが成す,旋回室内周壁間の距離を変数として含んでおり,前記関数によって定義される旋回室の内周壁形状を持つことを特徴とする燃料噴射弁。
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