JP4623093B2 - 農園芸用覆土フィルム - Google Patents

農園芸用覆土フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP4623093B2
JP4623093B2 JP2007509141A JP2007509141A JP4623093B2 JP 4623093 B2 JP4623093 B2 JP 4623093B2 JP 2007509141 A JP2007509141 A JP 2007509141A JP 2007509141 A JP2007509141 A JP 2007509141A JP 4623093 B2 JP4623093 B2 JP 4623093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
fine particles
infrared
white light
light reflecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007509141A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006100799A1 (ja
Inventor
佳世 矢吹
広充 武田
賢一 藤田
健治 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Publication of JPWO2006100799A1 publication Critical patent/JPWO2006100799A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4623093B2 publication Critical patent/JP4623093B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G9/00Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
    • A01G9/14Greenhouses
    • A01G9/1438Covering materials therefor; Materials for protective coverings used for soil and plants, e.g. films, canopies, tunnels or cloches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G13/00Protecting plants
    • A01G13/02Protective coverings for plants; Coverings for the ground; Devices for laying-out or removing coverings
    • A01G13/0256Ground coverings
    • A01G13/0268Mats or sheets, e.g. nets or fabrics
    • A01G13/0275Films
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Description

本発明は、白色光反射材料を含有している白色光反射層と、太陽光などからの赤外線を吸収する赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有し、可視光を反射し赤外光を吸収することで、植物の生育に必要な光は植物側に反射し、熱となる赤外光は吸収して土を暖め、温室内等の雰囲気の気温を上げない農園芸用覆土フィルムに関する。
植物の成長を促進する方法として、アルミニウム等の金属膜を用いた反射シート、白色光反射材料の膜を用いて白色光を反射するシート、前記反射シート上にさらに反射材料をコートしたシートなどを用いて、土壌表面を被覆する方法が知られている。しかし、これらのシートは、地表に到達する太陽光線を満遍なく反射するため、植物の成長は促進されるが、熱となる赤外光も反射してしまい、温室内等の雰囲気の気温が上昇してしまう欠点を有している。また、アルミニウム等の金属膜を用いた反射シートは、アルミニウム蒸着加工を施すことが一般的であり、これにはコストアップ等の問題があった。
一方、土壌を保温するシートとしては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートが一般的に知られている。しかし、これらの合成樹脂シートは、一般に赤外線の透過率が高いため、土壌の保温効果が充分ではなかった。この課題を解決するため、特許文献1では、赤外線反射性を有する帯状フィルムと、赤外線吸収性を有する帯状フィルムとを、それぞれ経糸あるいは緯糸として編織物とした、地面を被覆する保温シートが提案されている。しかし、この保温シートにおいても、赤外線反射性を有するフィルムがアルミ蒸着加工を施したものであるためコストが高いという点が問題であった。
また、特許文献2では、全光線透過率を3.0%以上、拡散反射率を40%以上にした白化フィルムの表面上に、カーボンブラックなどの黒色あるいは青色などの顔料をバインダーに分散して印刷した農作物栽培用フィルムが提案されている。しかし、着色被膜層の面積が1.0〜60%であり、また、熱となる近赤外線を効率良く吸収する構成ではないため、土壌を加温する効果が充分では無かった。
特開平9−107815号公報 特開昭55−127946号公報
そこで本発明は、可視光を反射して、植物の生育に必要な光を植物側に供給し、赤外光を吸収して、土を暖め、温室内等の雰囲気の気温を上げない農園芸用覆土フィルムを提供することを目的とする。
本発明者らは、研究の結果、白色光反射材料を含有している白色光反射層と、赤外線吸収材料微粒子を含有している赤外光吸収層とを有している農園芸用覆土フィルムに想到した。
さらに、酸素欠損を持つ3酸化タングステン等のタングステン酸化物や、3酸化タングステンにNa等の陽性元素を添加した複合タングステン酸化物は導電性材料であり、自由電子を持つ材料であることが知られている。そして、本発明者らは、これらの材料の単結晶等の分析により、赤外線領域の光に対する自由電子の応答が示唆されたことから、これらタングステン酸化物および/または複合タングステン酸化物を微粒子化して、その粒子直径を1nm以上800nm以下とし、更に該微粒子中の自由電子量を増加させて熱線吸収成分とする処方に想到した。
さらに、本発明者らは、当該熱線吸収材料微粒子を適宜な媒体中に分散させて製造した膜は、スパッタリング法、蒸着法、イオンプレーティング法及び化学気相法(CVD法)などの真空成膜法等の乾式法で作製した膜や、スプレー法で作製した膜と比較して、光の干渉効果を用いずとも太陽光線、特に近赤外線領域の光をより効率良く吸収し、同時に可視光領域の光を透過させることに想到した。
すなわち、本発明の第1の構成は、白色光反射材料を含有している白色光反射層と、赤外線吸収材料微粒子として一般式M WO (M元素は、Cs、Rb、K、Liから選択される少なくとも1種類以上であり、0.001≦Y≦1.0、2.2≦Z≦3.0)で示され、且つ六方晶の結晶構造を持つ複合タングステン酸化物微粒子を含有している赤外光吸収層とを有していることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
第2の構成は、第1の構成に記載の農園芸用覆土フィルムであって、白色光反射層が、白色光反射材料が内部に分散されたフィルムであって、該フィルムの片面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層を有していることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
第3の構成は、第1の構成に記載の農園芸用覆土フィルムであって、白色光反射材料と赤外線吸収材料微粒子とがフィルムの内部に分散されて、白色光反射層と赤外光吸収層となっていることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
第4の構成は、第1の構成に記載の農園芸用覆土フィルムであって、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、さらに該白色光反射層の上に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有し、もしくは、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、フィルムのもう一方の面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有していることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
第5の構成は、第1乃至第4の構成のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルムであって、白色光反射材料が、TiO、ZrO、SiO、Al、MgO、ZnO、CaCO、BaSO、ZnS、PbCOから選択される少なくとも1種類以上であることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
第6の構成は、第1乃至第5の構成のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルムであって、赤外線吸収材料微粒子の粒子直径が1nm以上800nm以下であることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
第7の構成は、第1乃至第6の構成のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルムであって、赤外線吸収材料微粒子の表面が、Si、Ti、Zr、Alから選択される少なくとも1種類以上の元素を含有する酸化物で被覆されていることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
第8の構成は、第1乃至第7の構成のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルムであって、フィルムが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラクロロトリフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル、ポリエステル樹脂から選ばれた少なくとも1種類以上であることを特徴とする農園芸用覆土フィルムである。
本実施形態の農園芸用覆土フィルムは、白色光反射材料を含有している白色光反射層と、赤外線吸収材料微粒子を含有している赤外光吸収層を有するフィルムである。具体的には、本実施形態の農園芸用覆土フィルムは、白色光反射層が、白色光反射材料が内部に分散されたフィルムであって、該フィルムの片面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層を有する構成のフィルムや、白色光反射材料と赤外線吸収材料微粒子とがフィルムの内部に分散されて、白色光反射層と赤外光吸収層となっている構成のフィルムや、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、さらに該白色光反射層の上に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有し、もしくは、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、フィルムのもう一方の面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有する構成のフィルムとする。
このような簡便な方法で、赤外線吸収材料微粒子、好ましくはタングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子を含有する赤外光吸収層を形成させることにより、耐候性が良く、低コストであり、しかも、少ない微粒子量で太陽光からの近赤外線を効率良く吸収し、可視光線を反射する農園芸用覆土フィルムを提供できる。
このフィルムを、植物等を栽培する地面に使用することで、被覆された地面の温度が上昇して土を暖め、温室内等の雰囲気の気温は上げない効果があり、また、植物の生育に必要な可視光波長領域の光を反射して、植物の成長を促進する効果もあり、極めて有用である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明するが、本発明は本実施の形態に限定されるものではない。
本実施形態の農園芸用覆土フィルムは、白色光反射材料を含有している白色光反射層と、赤外線吸収材料微粒子を含有している赤外光吸収層を有するフィルムであり、可視光領域の光の拡散反射率が高く、赤外領域の光の吸収率が高いという特性を有するフィルムである。
地表に到達する太陽光線は、一般に、約290〜2100nmの波長域であるといわれ、このうち約380〜780nmの可視光波長領域の光は、植物の生育に必要な光である。従って、約380〜780nmの可視光波長領域の光は反射し、約780〜2100nmの近赤外光だけを選択的に効率よく吸収することにより、植物の生育に必要な光は植物側に反射し、熱となる赤外光は吸収して土を暖め、温室内の雰囲気の気温は上げないような構成とすることが好ましい。
本実施形態の農園芸用覆土フィルムは、具体的には、白色光反射層が、白色光反射材料が内部に分散されたフィルムであって、該フィルムの片面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層を有する構成とすることで得られる。また、白色光反射材料と赤外線吸収材料微粒子とがフィルムの内部に分散されて、白色光反射層と赤外光吸収層とする構成とすることで得られる。また、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、さらに該白色光反射層の上に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有し、もしくは、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、フィルムのもう一方の面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有する構成とすることで得られる。
上記農園芸用覆土フィルムでは、日照による太陽熱を赤外線吸収材料微粒子が吸収することで、赤外線がフィルムに吸収されてフィルム温度が上昇し、それに伴い輻射熱も増加し、被覆された土壌内部は速やかに温度が上昇するが、温室内の雰囲気の気温は上がらない。また、可視光線は白色光反射材料により反射されるため、植物に当たる光量が増すことで光合成量が増え、植物の成長を促進できる。
本実施形態の赤外線吸収材料微粒子の適用方法として、上記微粒子をコーティングして形成される適宜な媒体中に分散した赤外光吸収層を、所望の基材表面に形成する方法がある。この方法は、あらかじめ高温で焼成して得られた赤外線吸収材料微粒子を、フィルム基材中に練り込むか、もしくはバインダーによって基材表面に結着させることが可能であるので、樹脂材料等の耐熱温度の低い基材材料への応用が可能であり、形成の際に大型の装置を必要とせず安価であるという利点がある。
また、本実施形態の赤外線吸収材料微粒子は導電性材料であるため、赤外線吸収材料微粒子が連接して連続的な膜となっている場合には、携帯電話等の電波を吸収反射して妨害する恐れがある。しかし、赤外線吸収材料を微粒子としてマトリックス中に分散した場合には、粒子一つ一つが孤立した状態で分散しているため、電波透過性を発揮することができ、汎用性を有している。
上述のように、白色光反射材料がフィルム内部に分散されたフィルムの、片面に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて赤外光吸収層が形成されている場合、フィルム基材の片面に白色光反射材料がコーティングされて白色光反射層が形成され、さらに該白色光反射層上に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて赤外光吸収層が形成されている場合、もしくは、フィルム基材の片面に白色光反射材料がコーティングされて白色光反射層が形成され、もう片面に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて赤外光吸収層が形成されている場合には、例えば、赤外線吸収材料微粒子を適宜な溶媒中に分散させ、これに樹脂バインダーを添加した後、フィルム基材表面にコーティングし、溶媒を蒸発させて所定の方法で樹脂を硬化させれば、当該赤外線吸収材料微粒子が媒体中に分散した薄膜の形成が可能となる。
フィルム基材表面へのコーティング方法は、フィルム基材表面に赤外線吸収材料微粒子含有樹脂が均一にコートできればよく、特に限定されないが、例えば、バーコート法、グラビヤコート法、スプレーコート法、ディップコート法、フローコート法、スピンコート法、ロールコート法、スクリーン印刷法、ブレードコート法等が挙げられる。また、赤外線吸収材料微粒子を直接バインダー樹脂中に分散したものは、フィルム基材表面に塗布後、溶媒を蒸発させる必要が無く、環境的、工業的に好ましい。
上記樹脂バインダーは、例えば、UV硬化樹脂、熱硬化樹脂、電子線硬化樹脂、常温硬化樹脂、熱可塑性樹脂等が目的に応じて選択可能である。
この樹脂バインダーとしては、具体的には、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ふっ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が挙げられる。また、金属アルコキシドを用いたバインダーの利用も可能である。上記金属アルコキシドとしては、Si、Ti、Al、Zr等のアルコキシドが代表的である。これら金属アルコキシドを用いたバインダーは、加水分解して加熱することで酸化膜を形成することが可能である。
また、上述のように、赤外線吸収材料微粒子を白色光反射材料が分散されたフィルム基材の内部に分散させてもよい。該微粒子を基材中に分散させるには、基材表面から浸透させてもよく、また、基材の溶融温度以上に温度を上げて溶融させた後、赤外線吸収材料微粒子と基材樹脂とを混合してもよい。また、あらかじめ基材原料樹脂に上記微粒子を高濃度に含有せしめたマスターバッチを製造し、これを所定の濃度に希釈調整してもよい。このようにして得られた赤外線吸収材料微粒子含有樹脂は、所定の方法でフィルム状に成形し、赤外線吸収材料として応用可能である。
上記マスターバッチの製造方法は特に限定されないが、例えば、タングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子分散液と、熱可塑性樹脂の粉粒体またはペレットと、必要に応じて他の添加剤とを、リボンブレンダー、タンブラー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、プラネタリーミキサー等の混合機、およびバンバリーミキサー、ニーダー、ロール、ニーダールーダー、一軸押出機、二軸押出機等の混練機を使用して溶剤を除去しながら均一に溶融混合することで、熱可塑性樹脂に上記微粒子を均一に分散した混合物を調整することができる。
さらに、タングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子分散液の溶剤を公知の方法で除去し、得られた粉末と熱可塑性樹脂の粉粒体またはペレット、および必要に応じて他の添加剤を均一に溶融混合する方法を用いて熱可塑性樹脂に上記微粒子を均一に分散した混合物を調整することもできる。そのほか、タングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子の粉末を、直接、熱可塑性樹脂に添加し、均一に溶融混合する方法を用いることもできる。
上述した方法により得られた混合物を、ペント式一軸もしくは二軸の押出機で混練し、ペレット状に加工することにより、熱線吸収成分含有マスターバッチを得ることができる。
上記赤外線吸収材料微粒子を樹脂に分散させる方法は、特に限定されないが、例えば、超音波分散、媒体攪拌ミル、ボールミル、サンドミル等を使用することができる。
上記赤外線吸収材料微粒子の分散媒は特に限定されるものではなく、配合する媒体樹脂バインダーに合わせて選択可能であり、例えば、水、アルコール、エーテル、エステル、ケトン、芳香族化合物などの一般的な有機溶媒の各種が使用可能である。また、必要に応じて酸やアルカリを添加してpHを調整してもよい。さらに、赤外線吸収材料微粒子の分散安定性を一層向上させるために、各種の界面活性剤、カップリング剤などを添加することも可能である。
本実施形態の農園芸用覆土フィルムに使用される白色光反射材料は、特に限定されないが、TiO、ZrO、SiO、Al、MgO、ZnO、CaCO、BaSO、ZnS、PbCO等が好ましい。これら白色光反射材料は、単独で用いても2種類以上を併用してもかまわない。
次に、本実施形態の農園芸用覆土フィルムに適用され赤外領域を吸収する赤外線吸収材料について詳細に説明する。
本実施形態の農園芸用覆土フィルムに使用される赤外線吸収材料微粒子は、所望の赤外光を吸収する特性を有していれば特に限定されず、アンチモン含有酸化錫(ATO)、錫含有酸化インジウム(ITO)、タングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子、フタロシアニン系吸収剤、ジイモニウム系吸収剤などがあるが、特に、タングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子が好ましい。
本実施形態に適用される赤外線吸収機能を有する微粒子は、一般式WO(2.45≦X≦2.999)で示されるタングステン酸化物微粒子、および/または一般式MWO(0.001≦Y≦1.0、2.2≦Z≦3.0)で示され、且つ六方晶の結晶構造を持つ複合タングステン酸化物微粒子である。上記タングステン酸化物の微粒子や複合タングステン酸化物の微粒子は、各種フィルムに適用された場合、熱線(赤外線)吸収成分として有効に機能する。
上記一般式WO(2.45≦X≦2.999)で示されるタングステン酸化物微粒子としては、例えばW1849、W2058、W11などを挙げることができる。Xの値が2.45以上であれば、当該赤外線吸収材料中に目的外であるWOの結晶相が現われるのを完全に回避することが出来ると共に、材料の化学的安定性を得ることが出来る。一方、Xの値が2.95以下であれば、十分な量の自由電子が生成され効率よい赤外線吸収材料となる。Xの範囲が2.45≦X≦2.95であるようなWO化合物は、いわゆるマグネリ相と呼ばれる化合物に含まれる。
上記一般式MWO(0.001≦Y≦1.0、2.2≦Z≦3.0)で示され、且つ六方晶の結晶構造を持つ複合タングステン酸化物微粒子としては、例えばM元素が、Cs、Rb、K、Tl、In、Ba、Li、Ca、Sr、Fe、Snから選択される少なくとも1種類以上を含むような複合タングステン酸化物微粒子が挙げられる。
添加元素Mの添加量は、0.001以上1.0以下が好ましく、更に好ましくは0.33付近が好ましい。これは六方晶の結晶構造から理論的に算出される値が0.33であり、この前後の添加量で好ましい光学特性が得られるからである。典型的な例としてはCs0.33WO、Rb0.33WO、K0.33WO、Ba0.33WOなどを挙げることができるが、Y、Zが上記の範囲に収まるものであれば、有用な熱線吸収特性を得ることができる。
本実施形態のタングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子は、近赤外線領域、特に900〜2000nm付近の光を大きく吸収するため、その透過色調は青色系から緑色系となる物が多い。
また、当該赤外線吸収材料の粒子の粒子径は、その使用目的によって、各々選定することができる。まず、透明性を保持して使用する場合は、800nm以下の粒子径を有していることが好ましい。これは、800nmよりも小さい粒子は、散乱により光を完全に遮蔽することが無く、可視光線領域の視認性を保持し、同時に効率よく透明性を保持することができるからである。特に可視光領域の透明性を重視する場合には、さらに粒子による散乱を考慮することが好ましい。
この粒子による散乱の低減を重視するとき、粒子径は200nm以下、好ましくは100nm以下が良い。この理由は、粒子の粒子径が小さければ、幾何学散乱もしくはミー散乱による、400nm〜780nmの可視光線領域の光の散乱が低減される結果、赤外線吸収膜が曇りガラスのようになって、鮮明な透明性が得られなくなることを回避できるからである。すなわち、粒子径が200nm以下になると、上記幾何学散乱もしくはミー散乱が低減してレイリー散乱領域になり、このレイリー散乱領域では、散乱光が粒子径の6乗に反比例して低減するため、粒子径の減少に伴い散乱が低減して透明性が向上するからである。さらに粒子径が100nm以下になると、散乱光は非常に少なくなり好ましい。光の散乱を回避する観点からは、粒子径は小さい方が好ましく、粒子径が1nm以上であれば工業的な製造が容易である。
また、本実施形態の農園芸用覆土フィルムに使用される赤外線吸収材料を構成する微粒子の表面が、Si、Ti、Zr、Alから選択される少なくとも1種類以上を含有する酸化物で被覆されていることは、当該赤外線吸収材料の耐候性の向上の観点から好ましい。これらの酸化物は基本的に透明であり、添加したことで可視光透過率を低下させることはない。被覆方法は特に限定されないが、当該赤外線吸収材料微粒子を分散した溶液中へ、上記金属のアルコキシドを添加することで、赤外線吸収材料微粒子の表面を被覆することが可能である。
本実施形態の農園芸用覆土フィルムに使用されるフィルムは、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラクロロトリフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル、ポリエステル樹脂が挙げられる。これらの樹脂に、安定剤、安定化助剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤等の添加剤が添加されていてもよい。
このように本実施形態の農園芸用覆土フィルムは、白色光反射材料を含有している白色光反射層と、赤外線吸収材料微粒子を含有している赤外光吸収層を有するフィルムであり、簡便な方法で、赤外線吸収材料微粒子、好ましくはタングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子を含有する赤外光吸収層を形成させることにより、耐候性が良く、低コストであり、しかも、少ない微粒子量で太陽光からの近赤外線を効率良く吸収し、可視光線を反射する農園芸用覆土フィルムを提供できる。
このフィルムを、植物等を栽培する地面に使用することで、被覆された地面の温度が上昇して土を暖め、温室内等の雰囲気の気温は上昇させない効果があり、また、植物の生育に必要な可視光波長領域の光を反射して、植物の成長を促進する効果もあり、極めて有用である。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いてより詳細に説明する。ただし、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
Cs0.33WO微粒子(比表面積20m/g)を10重量部、トルエン80重量部、微粒子分散用分散剤10重量部を混合し、媒体攪拌ミルで分散処理を行ない、平均分散粒子径80nmのCs0.33WO微粒子の分散液を作製した(A液)。このA液50重量部とハードコート用紫外線硬化樹脂(固形分100%)30重量部とを混合して赤外線吸収材料微粒子分散体液とした。この赤外線吸収材料微粒子分散体液を、白色光反射材料としてTiO2微粒子が含有されているポリエチレンフィルム上にバーコーターを用いて塗布し成膜した。この膜を60℃で30秒間乾燥し溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプで硬化させ、可視光領域の拡散反射率が高い赤外線吸収膜を得た。
作製された膜の分光特性を、日立製作所製の分光光度計を用いて波長200〜2100nmの光の透過率により測定し、JIS A 5759に従って可視光透過率、日射透過率、可視光反射率、日射反射率、日射吸収率を算出した。(ここで、日射吸収率は、日射吸収率(%)=100%−日射透過率(%)−日射反射率(%)から算出した。)
この結果を図1に示す。また、図1には下記の実施例2〜5、比較例1で得られた結果についても併せて示す。
(実施例2)
Rb0.33WO微粒子(比表面積20m/g)を10重量部、トルエン80重量部、微粒子分散用分散剤10重量部を混合し、媒体攪拌ミルで分散処理を行ない、平均分散粒子径80nmのRb0.33WO微粒子の分散液を作製した(B液)。このB液50重量部とハードコート用紫外線硬化樹脂(固形分100%)30重量部とトルエン50重量部とを混合して赤外線吸収材料微粒子分散体液とした。この赤外線吸収材料微粒子分散体液を、白色光反射材料としてTiO微粒子が含有されているポリエチレンフィルム上にバーコーターを用いて塗布し成膜した。この膜を60℃で30秒間乾燥し溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプで硬化させ、可視光領域の拡散反射率が高い赤外線吸収膜を得た。この膜の光学特性を図1に示す。
(実施例3)
1849微粒子(比表面積20m/g)を10重量部、トルエン80重量部、微粒子分散用分散剤10重量部を混合し、媒体攪拌ミルで分散処理を行ない、平均分散粒子径80nmのW1849微粒子の分散液を作製した(C液)。このC液75重量部とハードコート用紫外線硬化樹脂(固形分100%)45重量部とトルエン120重量部とを混合して赤外線吸収材料微粒子分散体液とした。この赤外線吸収材料微粒子分散体液を、白色光反射材料としてTiO微粒子が含有されているポリエチレンフィルム上にバーコーターを用いて塗布し成膜した。この膜を60℃で30秒間乾燥し溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプで硬化させ、可視光領域の拡散反射率が高い赤外線吸収膜を得た。この膜の光学特性を図1に示す。
(実施例4)
Cs0.33WO微粒子(比表面積20m/g)を10重量部、トルエン80重量部、微粒子分散用分散剤10重量部を混合し、媒体攪拌ミルで分散処理を行ない、平均分散粒子径80nmのCs0.33WO微粒子の分散液を作製した(A液)。さらにスプレードライヤーを用いて(A液)のトルエンを除去し、Cs0.33WO分散粉である(A粉)を得た。
得られた(A粉)を、ポリエチレン樹脂ペレットに添加し、ブレンダーで均一に混合した後、二軸押出機で溶融混練し、押出されたストランドをペレット状にカットし、Cs0.33WOを含有するマスターバッチを得た。
同様の方法でTiOを含有するマスターバッチを得た。
このCs0.33WOを含有するマスターバッチとTiOを含有するマスターバッチとを、同じ方法で調製した無機微粒子を添加していないマスターバッチと混合した。この混合マスターバッチを押出し成形して、厚さ50μmのフィルムを形成した。この膜の光学特性を図1に示す。
(実施例5)
Cs0.33WO微粒子(比表面積20m/g)を10重量部、トルエン80重量部、微粒子分散用分散剤10重量部を混合し、媒体攪拌ミルで分散処理を行ない、平均分散粒子径80nmのCs0.33WO微粒子の分散液を作製した(A液)。このA液50重量部とハードコート用紫外線硬化樹脂(固形分100%)30重量部とを混合して、赤外線吸収材料微粒子分散体液とした。同様の方法で、TiO微粒子を含有する白色光反射材料微粒子分散体液を得た。この赤外線吸収材料微粒子分散体液をポリエチレンフィルム上にバーコーターを用いて塗布し成膜した。この膜を60℃で30秒間乾燥し溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプで硬化させた。その後、ポリエチレンフィルムのもう片面に、同様の方法で白色光反射材料微粒子を塗布して成膜し、硬化させ、可視光領域の拡散反射率が高い赤外線吸収膜を得た。この膜の光学特性を図1に示す。
(比較例1)
白色光反射材料としてTiO微粒子を含有させたポリエチレンフィルムを得た。この膜の光学特性を図1に示す。
(評価)
実施例1〜実施例5と比較例1とを比較すると、Cs0.33WO、Rb0.33WO、W1849等のタングステン酸化物微粒子、複合タングステン酸化物微粒子をコーティングして形成される赤外光吸収層を、フィルム中に白色光反射材料が分散されているフィルムに形成することで、フィルムの赤外光吸収率が大幅に増加し、可視光線を反射し、蓄熱性に優れることが判明した。つまり、実施例1〜5では、可視光線の反射率を6〜7割近くに保持でき、且つ日射吸収率を4〜6割程度まで向上させることができることが判明した。
本実施形態の農園芸用覆土フィルムは、白色光反射材料を含有している白色光反射層と、赤外線吸収材料微粒子を含有している赤外光吸収層を有するフィルムであり、具体的には、白色光反射層が、白色光反射材料が内部に分散されたフィルムであって、該フィルムの片面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層を有する構成のフィルムや、白色光反射材料と赤外線吸収材料微粒子とがフィルムの内部に分散されて、白色光反射層と赤外光吸収層となっている構成のフィルムや、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、さらに該白色光反射層の上に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有し、もしくは、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、フィルムのもう一方の面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有する構成のフィルムとする。
このような簡便な方法で、赤外線吸収材料微粒子、好ましくはタングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子を含有する赤外光吸収層を形成させることにより、耐候性が良く、低コストであり、しかも、少ない微粒子量で太陽光からの近赤外線を効率良く吸収し、可視光線を反射する農園芸用覆土フィルムを提供することができる。
実施例1〜5及び比較例1における、赤外線吸収材料微粒子、TiO微粒子を含有した膜の光学特性を示す図表である。

Claims (8)

  1. 白色光反射材料を含有している白色光反射層と、赤外線吸収材料微粒子として一般式M WO (M元素は、Cs、Rb、K、Liから選択される少なくとも1種類以上であり、0.001≦Y≦1.0、2.2≦Z≦3.0)で示され、且つ六方晶の結晶構造を持つ複合タングステン酸化物微粒子を含有している赤外光吸収層とを有していることを特徴とする農園芸用覆土フィルム。
  2. 白色光反射層が、白色光反射材料が内部に分散されたフィルムであって、該フィルムの片面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層を有していることを特徴とする請求項1に記載の農園芸用覆土フィルム。
  3. 白色光反射材料と赤外線吸収材料微粒子とがフィルムの内部に分散されて、白色光反射層と赤外光吸収層となっていることを特徴とする請求項1に記載の農園芸用覆土フィルム。
  4. フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、さらに該白色光反射層の上に赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有し、もしくは、フィルムの片面に、白色光反射材料がコーティングされて形成される白色光反射層と、フィルムのもう一方の面に、赤外線吸収材料微粒子がコーティングされて形成される赤外光吸収層とを有していることを特徴とする請求項1に記載の農園芸用覆土フィルム。
  5. 白色光反射材料が、TiO、ZrO、SiO、Al、MgO、ZnO、CaCO、BaSO、ZnS、PbCOから選択される少なくとも1種類以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルム。
  6. 赤外線吸収材料微粒子の粒子直径が1nm以上800nm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルム。
  7. 赤外線吸収材料微粒子の表面が、Si、Ti、Zr、Alから選択される少なくとも1種類以上の元素を含有する酸化物で被覆されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルム。
  8. フィルムが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラクロロトリフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル、ポリエステル樹脂から選ばれた少なくとも1種類以上であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の農園芸用覆土フィルム。
JP2007509141A 2005-03-18 2005-11-08 農園芸用覆土フィルム Active JP4623093B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079199 2005-03-18
JP2005079199 2005-03-18
PCT/JP2005/020433 WO2006100799A1 (ja) 2005-03-18 2005-11-08 農園芸用覆土フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006100799A1 JPWO2006100799A1 (ja) 2008-08-28
JP4623093B2 true JP4623093B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=37023492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007509141A Active JP4623093B2 (ja) 2005-03-18 2005-11-08 農園芸用覆土フィルム

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1859674B1 (ja)
JP (1) JP4623093B2 (ja)
CN (1) CN101141874B (ja)
RU (1) RU2385895C2 (ja)
WO (1) WO2006100799A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102735050A (zh) * 2011-04-11 2012-10-17 新日铁工程技术株式会社 连续加热处理炉的炉温设定方法以及炉温控制方法
CN108094006A (zh) * 2017-12-26 2018-06-01 东莞市正新包装制品有限公司 Pe地膜

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1907218B1 (en) 2005-07-25 2009-09-02 Basf Se Aqueous-based and transparent coatings for marking substrates
AU2007331505B2 (en) * 2006-12-14 2013-05-02 Saint-Gobain Performance Plastics Chaineux A solar control film
CN101801676B (zh) 2007-07-18 2012-10-03 巴斯夫欧洲公司 激光敏感涂料制剂
KR101611627B1 (ko) * 2007-11-05 2016-04-11 바스프 에스이 열 차폐용 첨가제
EP2257150A1 (en) * 2008-03-19 2010-12-08 Grow Foil B.V. Greenhouse for enhanced plant growth
US8853314B2 (en) 2008-10-23 2014-10-07 Datalase Ltd. Heat absorbing additives
EP2342295A1 (en) 2008-10-27 2011-07-13 DataLase Ltd Coating composition for marking substrates
KR20110107858A (ko) 2009-01-20 2011-10-04 피피지 인더스트리즈 오하이오 인코포레이티드 비-화학량적인 텅스텐 옥사이드 나노입자를 포함하는, 무색 투명한 적외선 흡수 조성물
MX340967B (es) * 2010-11-25 2016-08-01 Monique Lehky Hagen Extraccion del agua a partir del aire.
CN102328475B (zh) * 2011-08-23 2013-12-18 北京天瑞星光热技术有限公司 一种具有SiO2和TiO2的双陶瓷结构高温太阳能选择性吸收涂层及其制备方法
CN102328476B (zh) * 2011-08-23 2014-03-12 北京天瑞星光热技术有限公司 一种具有TiO2和Al2O3双陶瓷结构高温太阳能选择性吸收涂层及其制备方法
IL222861A (en) * 2012-11-05 2015-01-29 Tosaf Compounds Ltd Agricultural protection for plant growth
JP5733641B2 (ja) * 2013-05-30 2015-06-10 大日本印刷株式会社 農業用シート
RU2548475C1 (ru) * 2013-09-24 2015-04-20 Чистяков Сергей Анатольевич Поглощающий инфракрасное излучение состав для пропитки текстильных изделий
JP2015198579A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 積水フィルム株式会社 農業用フィルム
US10694685B2 (en) * 2014-09-23 2020-06-30 HGXE Holdings, LLC Active polymer material for agricultural use
EP3346824A1 (en) * 2015-09-07 2018-07-18 Beaulieu International Group NV Agro- and geotextiles
PL3405022T3 (pl) 2016-01-22 2020-08-24 Aktiebolaget Ludvig Svensson Ekran szklarniowy
KR102622209B1 (ko) 2017-06-19 2024-01-09 스미토모 긴조쿠 고잔 가부시키가이샤 농원예용 복토 필름과 그의 제조 방법
WO2019054477A1 (ja) * 2017-09-14 2019-03-21 住友金属鉱山株式会社 農園芸用覆土フィルムおよびその製造方法
JP6540859B1 (ja) 2018-05-09 2019-07-10 住友金属鉱山株式会社 複合タングステン酸化物膜及びその製造方法、並びに該膜を有する膜形成基材及び物品
CN110607699B (zh) * 2019-08-26 2022-04-26 佛山佛塑科技集团股份有限公司 一种透气反光防草地布及其制备方法
WO2022034464A1 (en) * 2020-08-14 2022-02-17 Nine Ip Limited Ground cover materials

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59143732U (ja) * 1983-03-16 1984-09-26 みかど化工株式会社 マルチングフイルム
JPH0859301A (ja) * 1994-08-25 1996-03-05 Nissan Motor Co Ltd 紫外線熱線遮断ガラス
JP2002254512A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Minoru Yoshida 光触媒を含有するプラスチック成形品及びその製造方法
JP2003277634A (ja) * 2002-03-27 2003-10-02 Toda Kogyo Corp 生分解性樹脂フィルム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2558034A1 (fr) * 1984-01-17 1985-07-19 Rhone Poulenc Films Ecran economiseur d'energie
JP3835769B2 (ja) * 1996-03-19 2006-10-18 リンテック株式会社 ウインドフィルム
DE19912996A1 (de) * 1999-03-23 2000-09-28 Wolff Walsrode Ag Biologisch abbaubare Landwirtschaftsfolien

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59143732U (ja) * 1983-03-16 1984-09-26 みかど化工株式会社 マルチングフイルム
JPH0859301A (ja) * 1994-08-25 1996-03-05 Nissan Motor Co Ltd 紫外線熱線遮断ガラス
JP2002254512A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Minoru Yoshida 光触媒を含有するプラスチック成形品及びその製造方法
JP2003277634A (ja) * 2002-03-27 2003-10-02 Toda Kogyo Corp 生分解性樹脂フィルム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102735050A (zh) * 2011-04-11 2012-10-17 新日铁工程技术株式会社 连续加热处理炉的炉温设定方法以及炉温控制方法
CN102735050B (zh) * 2011-04-11 2015-07-15 新日铁住金工程技术株式会社 连续加热处理炉的炉温设定方法以及炉温控制方法
CN108094006A (zh) * 2017-12-26 2018-06-01 东莞市正新包装制品有限公司 Pe地膜

Also Published As

Publication number Publication date
CN101141874B (zh) 2011-03-09
EP1859674A1 (en) 2007-11-28
RU2007138567A (ru) 2009-04-27
EP1859674B1 (en) 2017-06-14
EP1859674A4 (en) 2015-08-26
RU2385895C2 (ru) 2010-04-10
JPWO2006100799A1 (ja) 2008-08-28
CN101141874A (zh) 2008-03-12
WO2006100799A1 (ja) 2006-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4623093B2 (ja) 農園芸用覆土フィルム
JP5050470B2 (ja) 日射遮蔽分散体、日射遮蔽体、および、それらの製造方法
JP4998781B2 (ja) 窓用紫外・近赤外光遮蔽分散体および窓用紫外・近赤外光遮蔽体
JP4507993B2 (ja) 農園芸用覆土フィルム
JP6950691B2 (ja) 近赤外線吸収微粒子分散液、近赤外線吸収微粒子分散体、近赤外線吸収透明基材、近赤外線吸収合わせ透明基材
JP4678225B2 (ja) 赤外線遮蔽材料微粒子分散体および赤外線遮蔽体
JP6274283B2 (ja) 熱線遮蔽分散液、熱線遮蔽分散体、および熱線遮蔽体
JP5034272B2 (ja) タングステン含有酸化物微粒子、およびその製造方法、ならびにそれを用いた赤外線遮蔽体
JP2004059875A (ja) 熱線遮蔽成分含有マスターバッチとこのマスターバッチが適用された熱線遮蔽透明樹脂成形体並びに熱線遮蔽透明積層体
JP2011063741A (ja) 熱線遮蔽樹脂シート材と熱線遮蔽樹脂シート材積層体およびこれ等を用いた建築構造体
CN109913071B (zh) 一种温控复合节能材料
JP2012082326A (ja) 高耐熱性熱線遮蔽成分含有マスターバッチおよびその製造方法、高耐熱性熱線遮蔽透明樹脂成形体、並びに高耐熱性熱線遮蔽透明積層体
WO2004036978A1 (ja) 農園芸施設用断熱資材
JP5387925B2 (ja) 赤外線遮蔽材料微粒子分散体、赤外線遮蔽体、及び赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法、並びに赤外線遮蔽材料微粒子
JP2011063740A (ja) 熱線遮蔽樹脂シート材と熱線遮蔽樹脂シート材積層体およびこれ等を用いた建築構造体
JP4904714B2 (ja) 赤外線遮蔽材料微粒子分散体、赤外線遮蔽体、及び赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法、並びに赤外線遮蔽材料微粒子
JP2011063493A (ja) 近赤外線遮蔽材料微粒子分散体および近赤外線遮蔽体および近赤外線遮蔽材料分散体の製造方法
JP6171733B2 (ja) 熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体
JP2011063484A (ja) 近赤外線遮蔽材料微粒子とその製造方法および近赤外線遮蔽材料微粒子分散体と近赤外線遮蔽体
JP2018077301A (ja) 近赤外線吸収性光学部材、およびこれを用いた画像表示デバイス
JP6575443B2 (ja) 熱線遮蔽フィルムおよび熱線遮蔽ガラス
JP6623944B2 (ja) 熱線遮蔽微粒子および熱線遮蔽微粒子分散液
JP7458154B2 (ja) 遮熱シート
WO2022209712A1 (ja) 赤外線吸収粒子、赤外線吸収粒子分散液、赤外線吸収粒子分散体、赤外線吸収合わせ透明基材、赤外線吸収透明基材
JPH0130445B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4623093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3