JP5387925B2 - 赤外線遮蔽材料微粒子分散体、赤外線遮蔽体、及び赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法、並びに赤外線遮蔽材料微粒子 - Google Patents
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また、特許文献2に記載された金属蒸着膜が適用された窓材等は、外観がハーフミラー状となり、屋外で用いられた場合には反射がまぶしく景観上問題があった。
また、特許文献10に記載された貴金属粒子や、特許文献11に記載されたITO粒子は、塗布法によって成膜可能であるため大掛かりな装置が不要となり、成膜コストを低減できるが、粒子自体が高価であり汎用性に欠ける。
発明者等は、タングステンやA元素を含有する複合酸化物微粒子に含まれる自由電子量を増加させることにより、有効な可視光透過型近赤外線遮蔽体や、可視光透過型導電性赤外線遮蔽体の製造が可能になることを見出し、本発明に想到した。
波長400nm〜700nmの領域における全光線透過率の最高値をV値としたとき、該V値が10%以上であり、かつ、波長700nm〜2600nmの領域における全光線透過率の最低値が前記V値以下であり、かつ、65%以下であることを特徴とする赤外線遮蔽体である。
波長400nm〜700nmの領域における全光線透過率の最高値をV値としたとき、該V値が10%以上であり、かつ、表面抵抗値が1×1010Ω/□以下であることを特徴とする赤外線遮蔽体である。
前記複合酸化物微粒子の出発原料を、還元性ガス雰囲気中、または/及び、不活性ガス雰囲気中にて250℃以上で熱処理して、前記複合酸化物微粒子を製造することを特徴とする赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法である。
本実施形態の赤外線遮蔽材料微粒子分散体は、赤外線遮蔽材料微粒子が媒体中に分散してなる赤外線遮蔽材料微粒子分散体であって、前記赤外線遮蔽材料微粒子は、一般式MXAYW(1−Y)O3(但し、M元素は、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iのうちから選択される1種類以上の元素、A元素はMo、Nb、Ta、Mn、V、Re、Pt、Pd、Tiのうちから選択される1種類以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0<X≦1.2、0<Y≦1)で表記される複合酸化物微粒子を含有することを特徴としている。上述のように本実施形態の赤外線遮蔽材料微粒子は、Y=1の場合は、タングステンが含まれず、A元素を主体とした複合酸化物微粒子となる。
一般に、WO3や、MoO3、Nb2O5、Ta2O5、V2O5、TiO2、MnO2中には有効な自由電子が存在しないため、導電性が無く(もしくは小さく)、伝導電子による近赤外線領域の光の吸収(反射)も無い(もしくは、少ない)。しかし、これらの物質へ、M元素を添加し、一般式MXAYW(1−Y)O3(但し、M元素は、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iのうちから選択される1種類以上の元素、A元素はMo、Nb、Ta、Mn、V、Re、Pt、Pd、Tiのうちから選択される1種類以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0<X≦1.2、0<Y≦1)で表記される複合酸化物微粒子とすると、当該M元素は、WもしくはA元素の酸化物構造中に伝導電子を放出し、自らは陽イオンになる。
上述のMXAYW(1−Y)O3なる組成の複合酸化物微粒子が六方晶の結晶構造を有する場合、当該複合酸化物微粒子の可視光領域における光の透過特性が向上し、近赤外領域における光の吸収特性も向上する。この六方晶の結晶構造の模式的な平面図である図1を参照しながら説明する。図1において、符号1で示すW(もしくはA元素)O6単位にて形成される8面体が6個集合して六角形の空隙が構成され、当該空隙中に、符号2で示すM元素が配置されて1箇の単位を構成し、この1箇の単位が多数集合して六方晶の結晶構造を構成する。これは、所謂、六方晶タングステンブロンズ構造と呼ばれる構造である。
上述のMXAYW(1−Y)O3なる組成の複合酸化物微粒子において、Y=1の場合は、MXAO3となりタングステンを含まない材料となる。しかし、当該タングステンを含まない材料においても、M元素が添加されることで電子が生成し、上述のMXAYW(1−Y)O3(但し、Y<1)の場合と同様の機構により近赤外線領域の吸収が起きるので、上述のタングステンを含む場合(Y<1の場合)と、同様に扱うことができる。
前記一般式MXAYW(1−Y)O3で表記される複合酸化物微粒子は、出発原料を不活性ガス雰囲気、もしくは/及び還元性ガス雰囲気中で熱処理して得ることができる。
タングステンおよびA元素の出発原料は、タングステンもしくはA元素を含んでいればよく、特に限定されない。例えば、酸化物、酸化物の水和物、塩化物、アンモニウム塩、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、シュウ酸塩、水酸化物、過酸化物、各金属単体、から選択されるいずれか1種類以上があげられる。また、有機化合物、2種類以上の金属元素を含有する化合物(例えば、タングステン酸ナトリウム等)でも良い。工業的製造方法としては、酸化物や、炭酸塩、水和物等を使用すると、加熱還元時に除去が困難な不純物を生成しないため好ましい。
熱処理雰囲気は、Ar、N2等の不活性ガスを用いることが良い。また還元性ガスとしては、アンモニアや水素ガスが使用可能である。
水素ガスを用いる場合には、還元雰囲気の組成として、水素ガスが体積比で0.1%以上が好ましく、さらに好ましくは1%以上が良い。0.1%以上であれば効率よく還元を進めることができる。
本実施形態の赤外線遮蔽材料微粒子の適用方法として、上記赤外線遮蔽材料微粒子を適宜な媒体中に分散して赤外線遮蔽材料微粒子分散体を得、所望の基材表面に成膜形成する方法がある。この方法は、あらかじめ高温で焼成して得られた赤外線遮蔽材料微粒子を基材中に練り込む、もしくは媒体によって基材表面に結着させることが可能なので、樹脂材料等の耐熱温度の低い基材材料への応用が可能である。このため、成膜形成の際に大型の装置を必要とせず安価であるという利点がある。
また、本実施形態の赤外線遮蔽材料微粒子が含有する複合酸化物微粒子は導電性材料であるため、連続的な膜(分散体)として使用した場合には、光学的用途と併せて、導電性用途として応用可能である。
例えば、本実施形態の赤外線遮蔽材料微粒子を適宜な溶媒中に分散させ、これに媒体樹脂を添加した後、基材表面にコーティングし、溶媒を蒸発させて所定の方法で樹脂を硬化させれば、当該赤外線遮蔽材料微粒子を媒体樹脂中に分散した薄膜の形成が可能となる。コーティングの方法は、基材表面に赤外線遮蔽材料微粒子含有樹脂が均一にコートできればよく、特に限定されないが、例えば、バーコート法、グラビヤコート法、スプレーコート法、ディップコート法等が挙げられる。また、赤外線遮蔽材料微粒子を直接媒体樹脂中に分散したものは、基材表面に塗布した後に、溶媒を蒸発させる必要が無いので環境的、工業的にも好ましい。
樹脂であれば、例えば、UV硬化樹脂、熱硬化樹脂、電子線硬化樹脂、常温硬化樹脂、熱可塑樹脂等が目的に応じて選定可能である。具体的には、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ふっ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が挙げられる。また、金属アルコキシドを用いた媒体の利用も可能である。上記金属アルコキシドとしては、Si、Ti、Al、Zr等のアルコキシドが代表的である。これら金属アルコキシドを用いた媒体は、加水分解して加熱することで酸化物膜を形成することが可能である。
上記基材としては、所望によりフィルムでもボードでも良く、形状は限定されない。透明基材材料としては、PET、アクリル、ウレタン、ポリカーボネート、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、ふっ素樹脂等が各種目的に応じて使用可能である。また、樹脂以外ではガラスを用いることができる。
本実施形態の赤外線遮蔽材料微粒子を基材中に分散させても良い。赤外線遮蔽材料微粒子を基材中に分散させるには、基材表面から浸透させても良く、基材樹脂の溶融温度以上に温度を上げて溶融させた後、赤外線遮蔽材料微粒子と樹脂とを混合しても良い。このようにして得られた赤外線遮蔽材料微粒子含有樹脂は、所定の方法でフィルムやボード状に成形して赤外線遮蔽材料微粒子成形体として応用可能である。
例えば、PET樹脂に赤外線遮蔽材料微粒子を分散する方法として、まずPET樹脂と赤外線遮蔽材料微粒子分散液を混合し分散溶媒を蒸発させてから、PET樹脂を、その溶融温度である300℃程度に加熱してPET樹脂を溶融させ、混合し冷却することで、赤外線遮蔽材料微粒子を分散させたPET樹脂の作製が可能となる。
上記赤外線遮蔽材料微粒子を樹脂に分散させる方法は、特に限定されないが、例えば、超音波照射、ビーズミル、サンドミル等を使用することができる。また、均一な分散体を得るために、各種添加剤を添加したり、pH調整したりしても良い。
本実施形態における赤外線遮蔽材料微粒子は、上述のように、基材上にコーティングしたり、基材中に練り込むなどの方法により、赤外線遮蔽材料微粒子分散体とすることができる。
上記赤外線遮蔽材料微粒子分散体を板状、フィルム状または薄膜状に形成すれば赤外線遮蔽体とすることができる。
また、赤外線遮蔽材料微粒子分散体は、含有する複合酸化物微粒子が導電性を有することから、上述と同様の方法で基材上にコーティングしたり、基材中に練り込むと、赤外線遮蔽材料微粒子分散体の導電性は、複合酸化物微粒子の接触によって2次元もしくは3次元的に広がり、結果として、赤外線遮蔽材料微粒子分散体が導電性を生じることとなる。この赤外線遮蔽材料微粒子分散体を板状、フィルム状または薄膜状に形成すれば、可視光を透過し導電性を有する赤外線遮蔽体とすることができる。
本発明に係る赤外線遮蔽材料微粒子は上述の赤外線遮蔽性能を有しているので、当該赤外線遮蔽材料微粒子の分散体を板状、フィルム状または薄膜状に形成すれば赤外線遮蔽体とすることができ、また、当該赤外線遮蔽体は、波長400nm〜700nmの領域の全光線透過率の最高値をV値としたとき、当該V値が10%以上であり、かつ、波長700nm〜2600nmの領域の全光線透過率の最低値が、V値以下であり、かつ、65%以下である赤外線遮蔽機能を有する赤外線遮蔽体を得ることができる。
図2は、実施例1に係る赤外線遮蔽材料微粒子(Rb0.33MoO3)の分散体膜である赤外線遮蔽膜における光の透過プロファイルである。図2に示すように、波長400nm〜700nmの領域における光線透過率の最高値であるV値は80.25%であり、可視光領域の光は十分に透過していることが判明した。一方、波長700nm〜2600nmの領域の全光線透過率の最低値がV値以下の22.65%であり、近赤外線領域の光を十分に遮蔽していることが判明した。
実施例及び比較例における光学測定は、建築窓ガラス用フィルムJISA5759(1998)(光源:A光)に基づき測定を行い、可視光透過率、日射透過率を算出した。ただし、測定用試料はガラスに貼付せず、フィルム試料自体を使用した。
ヘイズ値は、JISK7105に基づき測定を行なった。
平均分散粒子径は、動的光散乱法を用いた測定装置(ELS−800(大塚電子株式会社製))により測定して平均値を用いた。
また、導電特性の評価は、作製した膜の表面抵抗値を、三菱油化製のハイレスタIPMCP−HT260を用いて測定した。
実施例で使用した基材PETフィルム:HPE−50(帝人製)の光学特性は、可視光透過率88%、日射透過率88%、ヘイズ0.9〜0.8%である。
目的組成のRb0.33MoO3となるように、原料Rb2CO3と、MoO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で450℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33MoO3の粉末を得た。
この粉末を20重量部、トルエン75重量部、分散剤5重量部を混合し、分散処理を行い、平均分散粒子径80nmの分散液とした。この液10重量部とハードコート用紫外線硬化樹脂(固形分100%)100重量部とを混合して赤外線遮蔽材料微粒子分散体液とした。この赤外線遮蔽材料微粒子分散体液を、PET樹脂フィルム(HPE−50)上にバーコーターを用いて塗布して成膜した。この成膜を60℃で30秒乾燥し、溶剤を蒸発させた後、高圧水銀ランプで硬化させて赤外線遮蔽膜を得た。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。また、当該赤外線遮蔽膜における光の透過プロファイルである図2より、上述したように波長400nm〜700nmの領域における光線透過率の最高値であるV値は80.25%であり、可視光領域の光は十分に透過していることが判明した。一方、波長700nm〜2600nmの領域の全光線透過率の最低値がV値以下の22.65%であり、平均値(日射透過率)が57.0%であって、近赤外線遮蔽性能が高いことも判明した。
但し、上述した可視光透過率、日射透過率は、単位面積当たりに分散している赤外線遮蔽材料の量によって変化するものであるため、可視光透過率、日射透過率とも、赤外線遮蔽材料の分散量によって連動して上下する。以下の実施例及び比較例においても同様である。
目的組成のRb0.33Mo0.3W0.7O3となるように、原料Rb2CO3と、MoO3・H2O、WO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で450℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33Mo0.3W0.7O3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のRb0.33Mo0.5W0.5O3となるように、原料Rb2CO3と、MoO3・H2O、WO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で450℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33Mo0.5W0.5O3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のNa0.33MoO3となるように、原料Na2CO3と、MoO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元して、Na0.33MoO3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のRb0.44MoO3となるように、原料Rb2CO3と、MoO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.44MoO3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のK0.33MoO3となるように、原料K2CO3と、MoO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、K0.33MoO3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のRb0.33Mo0.05W0.95O3となるように、原料Rb2CO3と、MoO3・H2O、WO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33Mo0.05W0.95O3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のRb0.33Mo0.1W0.9O3となるように、原料Rb2CO3と、MoO3・H2O、WO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33Mo0.1W0.9O3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のRb0.33Nb0.1W0.9O3となるように、原料Rb2CO3と、NbCl5と、WO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33Nb0.1W0.9O3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のRb0.33Ta0.1W0.9O3となるように、原料Rb2CO3と、TaCl5と、WO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33Ta0.1W0.9O3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のNa0.8Mo0.05W0.95O3となるように、原料Na2CO3と、MoO3・H2O、WO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で450℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で700℃で1時間熱処理して、Na0.8Mo0.0.5W0.95O3の粉末を得た。この粉末を実施例1と同様の方法で分散し、成膜して赤外線遮蔽膜を得た。
この赤外線遮蔽膜の光学特性を表1に示す。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。
目的組成のRb0.33MoO3となるように、原料Rb2CO3と、MoO3・H2Oとを乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理して、Rb0.33MoO3の粉末を得た。
この粉末を20重量部、イソプロリルアルコール80重量部を混合し、分散処理を行い、平均分散粒子径200nmの分散液とした。この液100重量部とハードコート用紫外線硬化樹脂(固形分100%)2重量部とを混合して赤外線遮蔽材料微粒子分散体液とした。この赤外線遮蔽材料微粒子分散体液を、PET樹脂フィルム(HPE−50)上にバーコーターを用いて塗布して成膜した。この成膜を60℃で30秒乾燥し、溶剤を蒸発させた後、高圧水銀ランプで硬化させて赤外線遮蔽膜を得た。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できた。透過色調は、美しい青色となった。更に、表1に示すとおり、導電性があることも分かる。
実施例1から実施例12にて基材として使用した、膜厚50μmPETフィルム自体の光学特性を測定した。すると、可視光透過率は88.1%で、可視光領域の光を十分透過しているが、日射透過率は88.1%であり、太陽光線の直接入射光を約12%しか遮蔽しておらず断熱効果が低いことが判明した。
WO3・H2O粉末を大気中で800℃で1時間熱処理して、WO3の粉末を得た。
この粉末を20重量部、トルエン75重量部、分散剤5重量部を混合し、分散処理を行い、平均分散粒子径80nmの分散液とした。この液10重量部とハードコート用紫外線硬化樹脂(固形分100%)100重量部とを混合して赤外線遮蔽材料微粒子分散体液とした。この赤外線遮蔽材料微粒子分散体液を、PET樹脂フィルム(HPE−50)上にバーコーターを用いて塗布して成膜した。この成膜を60℃で30秒乾燥し、溶剤を蒸発させた後、高圧水銀ランプで硬化させ赤外線遮蔽膜を得た。
光学特性を測定したところ、可視光透過率は85.2%で、可視光領域の光を十分透過しているが、日射透過率は84.1%であり、太陽光線の直接入射光を約16%しか遮蔽しておらず断熱効果が低いことが判明した。
得られた赤外線遮蔽膜は、透明性が極めて高く内部の状況が外部からもはっきり確認できるが、近赤外線領域の透過率が高く、赤外線遮蔽材料として機能しないことがわかる。また、表面抵抗値は1015Ω/□以上であり、導電性を有していなかった。
Na2CO3と、MoO3・H2OとWO3・H2Oとを、モル比がNa:Mo:W=1.5:0.1:0.9となるように乳鉢で混合した。これを水素:窒素=3:7(体積比)の雰囲気(フロー)で550℃で1時間還元し、その後、N2雰囲気で800℃で1時間熱処理した。得られた粉末には、目的のNaとMoとWとOとの化合物(Na0.8Mo0.05W0.95O3)以外に、NaとOとの目的以外の化合物が多く生成したので、以後の測定は実施しなかった。
2.M元素
Claims (11)
- 赤外線遮蔽材料微粒子が媒体中に分散してなる赤外線遮蔽材料微粒子分散体であって、前記赤外線遮蔽材料微粒子は、一般式MXAYW(1−Y)O3(但し、M元素はRb、Kのうちから選択される1種類以上の元素、A元素はMo、Nb、Taのうちから選択される1種類以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.33≦X≦0.8、0.05≦Y≦1)で表記され、六方晶の結晶構造を有する複合酸化物微粒子を含有することを特徴とする赤外線遮蔽材料微粒子分散体。
- 前記赤外線遮蔽材料微粒子の表面が、Si、Ti、Zr、Alのいずれか1種類以上の元素を含有する酸化物で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の赤外線遮蔽材料微粒子分散体。
- 前記媒体が、樹脂またはガラスであることを特徴とする請求項1または2に記載の赤外線遮蔽材料微粒子分散体。
- 前記樹脂が、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ふっ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂のうちのいずれか1種類以上であることを特徴とする請求項3に記載の赤外線遮蔽材料微粒子分散体。
- 請求項1から4のいずれかに記載の赤外線遮蔽材料微粒子分散体が、板状またはフィルム状または薄膜状に形成されていることを特徴とする赤外線遮蔽体。
- 請求項5に記載の赤外線遮蔽体であって、
波長400nm〜700nmの領域における全光線透過率の最高値をV値としたとき、該V値が10%以上であり、かつ、波長700nm〜2600nmの領域における全光線透過率の最低値が前記V値以下であり、かつ、65%以下であることを特徴とする赤外線遮蔽体。 - 請求項5に記載の赤外線遮蔽体であって、
波長400nm〜700nmの領域における全光線透過率の最高値をV値としたとき、該V値が10%以上であり、かつ、表面抵抗値が1×1010Ω/□以下であることを特徴とする赤外線遮蔽体。 - 一般式MXAYW(1−Y)O3(但し、M元素はRb、Kのうちから選択される1種類以上の元素、A元素はMo、Nb、Taのうちから選択される1種類以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.33≦X≦0.8、0.05≦Y≦1)で表記され、六方晶の結晶構造を有する複合酸化物微粒子を含有する赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法であって、
前記複合酸化物微粒子の出発原料を、還元性ガス雰囲気中、または/及び、不活性ガス雰囲気中にて250℃以上で熱処理して、前記複合酸化物微粒子を製造することを特徴とする赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法。 - 上記複合酸化物微粒子の出発原料が、タングステン化合物、A元素化合物、M元素化合物であり、それぞれの元素の酸化物、酸化物の水和物、塩化物、アンモニウム塩、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、シュウ酸塩、水酸化物、過酸化物、金属単体、から選択されるいずれか1種類以上であることを特徴とする請求項8に記載の赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法。
- 上記複合酸化物微粒子の出発原料が、タングステン化合物、A元素化合物と、M元素化合物の溶液を混合したのち、乾燥して得られた粉末であることを特徴とする請求項8に記載の赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法。
- 請求項8から10のいずれかに記載の赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法により製造された、一般式MXAYW(1−Y)O3(但し、M元素はRb、Kのうちから選択される1種類以上の元素、A元素はMo、Nb、Taのうちから選択される1種類以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.33≦X≦0.8、0.05≦Y≦1)で表記され、六方晶の結晶構造を有する複合酸化物微粒子を含有することを特徴とする赤外線遮蔽材料微粒子。
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