JP4622682B2 - 電子楽器 - Google Patents

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Description

この発明は、ユーザに適度な運動を行わせて、当該運動によって自動演奏(合奏)することができる電子楽器に関する。
高齢者は、加齢などにより運動機能が低下する。この運動機能の低下を防止、または徐々に回復させていくために身体を繰り返し動かす運動を行わせるリハビリテーション(以下、単にリハビリと言う。)を行う。また、事故等で身体機能に障害が残ったものには運動機能を回復させるために安全に簡単に行われるリハビリを行うこともある。
しかし、このようなリハビリは、単調な運動を繰り返し行うものであり、退屈感を感じてしまうという問題がある。そこで、運動に応じた音を発し、退屈感を感じさせないようにアミューズメント性を有するリハビリテーション装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−220265号公報
特許文献1に記載のリハビリテーション装置は、複数人でテーブル上に設置された入力部をそれぞれ手で握り、握った運動に応じてテーブル中央のスピーカから楽音が発音されるものであり、複数人での演奏(合奏)を実現しながら運動をすることができる。
しかし、このような装置の場合、楽音はテーブル中央のスピーカでのみ発音され、入力部を握っているユーザは発音された楽音が自分の運動によるものであるかを判別することができず、演奏をしている実感が無いという問題があった。
一方で、それぞれの入力部にスピーカを備えて、単体で楽音を発音させるという事も考えられるが、各人がばらばらの運動を行った際に演奏としての統一感が無くなるという問題があった。
また、それぞれの入力部を管理するユニットが、操作入力を受け付けてから発音すべき楽音をそれぞれの入力部に指示していたのでは、これらの処理や伝送による遅延が生じるので、操作してから発音されるまでにタイムラグが生じ、演奏ずれが生じる。
この発明は、複数人で使用する場合であっても、ユーザが自分の運動に応じた発音を判別することができ、演奏ずれが生じることのない電子楽器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数パートの発音指示データを記憶する記憶手段、発音指示データのうち一部のパートを演奏する演奏手段、前記演奏手段に同期して、演奏タイミングの前に、他のパートの複数の発音指示データを同時に送信する送信手段、を備えた管理ユニットと、前記管理ユニットから複数の発音指示データを同時に受信する受信手段、前記受信手段が受信した発音指示データを記憶する一時記憶手段、ユーザの操作を入力する操作子、前記発音指示データを受信したのち、所定時間内に前記操作子が操作されたとき、前記一時記憶手段に記憶した発音指示データを先頭から順に読み出して楽音を発音するとともに、発音した発音指示データを前記一時記憶手段から削除する発音手段、を備えた端末ユニットと、からなることを特徴とする。
この発明では、管理ユニットが伴奏楽音を演奏し、この伴奏に同期して他の演奏パートの複数の発音指示データを同時に端末ユニットに送信する。このとき、当該パートの演奏タイミングよりも前に送信する。端末ユニットは、受信した発音指示データをFIFO型メモリに記録してから所定時間内に、ユーザが操作子を操作する(例えば操作子がパッドで、これを打撃する)と、記録している発音指示データを先頭から読み出して楽音を発音する。発音指示データは演奏タイミングよりも前に受信するので、ユーザがある程度タイミングがずれた操作をしたとしても、楽音が発音される。これにより、端末ユニットを操作するユーザは、自分の操作によって発生した楽音を判別することができる。
請求項2に記載の発明は、前記管理ユニットの送信手段が、前記端末ユニットにタイミングクロックを送信することにより、該管理ユニットと該端末ユニットとを同期させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記端末ユニットは、操作タイミングを表示する表示手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明では、LED等の発光表示によって、操作タイミングを表示する。
請求項4に記載の発明は、前記送信手段は、伝送経路の遅延時間だけ前に発音指示データを送信することを特徴とする。
この発明では、管理ユニットから端末ユニットへの伝送遅延を想定した時間だけ事前に発音指示データを送信する。これにより管理ユニットと端末ユニットの処理、伝送遅延による演奏ずれを防止することができる。
以上のようにこの発明によれば、管理ユニットから端末ユニットに発音指示データを送信し、端末ユニットにおいて発音指示データを受信してから所定時間内にユーザが操作したときに発音するので、それぞれの端末ユニットのユーザが自分の操作に応じた発音を判別することができ、ユーザは演奏をしているという実感がわく。
また、ユーザが自分の操作タイミングで操作子を操作しようと努めるので、効率的なリハビリをすることができる。
この実施形態の電子楽器を用いた演奏システムは、高齢者等が複数人で合奏することで、楽しみながらリハビリを行うための演奏システムである。
演奏システムは、管理ユニットと端末ユニットとからなり、管理ユニットは複数パートの曲データを記憶している。これらのパートは、1または複数のメロディパート、リズムパート、伴奏パート等からなっている。管理ユニットは、伴奏パートの演奏をするための音源やオーディオ回路を備えているとともに、メロディパート、リズムパート等の演奏指示データを端末ユニットに送信する通信部を備えている。
端末ユニットは、リハビリを行うユーザ(高齢者等)が操作するものであり、管理ユニットと通信を行う通信部、音源、オーディオ回路、スピーカ、演奏パッド等を備えている。
管理ユニットは伴奏パートを自動演奏して、この自動演奏に合わせてメロディパート、リズムパート等の演奏指示データ(ノートデータ)を各パートを担当する端末ユニットに送信する。端末ユニットは演奏指示データを受信したのち、一定時間内に演奏パッドがオンされたとき、この演奏指示データに基づいて楽音を(手元で)発音する。
このように、リハビリを行うユーザは、自分の操作により自分の手元で楽音が発音されるため、演奏しているという実感がわく。自分の操作タイミングで楽音が発音されるので、積極的に演奏に参加して正しいタイミングで演奏パッドを操作しようと努めるため、効率的なリハビリを行うことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態である電子楽器について説明する。図1は、電子楽器の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この電子楽器は、管理ユニット1と、この管理ユニット1と無線通信によって接続される複数の端末ユニット2を備えている。
管理ユニット1は、音声を発するスピーカ10、音声信号を増幅するアンプ11、音声信号を生成する音源12、管理ユニット1全体を制御する制御部13、端末ユニット2と通信する通信I/F14、プログラム等を記憶したROM15、ワークメモリであるRAM16、および複数パートの曲データを記憶している記憶部17を備えている。
制御部13には、音源12、通信I/F14、ROM15、RAM16、および記憶部17が接続されている。制御部13は、ROM15に記憶されているプログラムを読み出し、RAM16に展開することで種々の処理を行う。
制御部13は、記憶部17に記憶されている複数パートの曲データのうち、一部のパートのデータを読み出し、音源12に発音を指示する。
音源12は、制御部13から指定された音色、音高に基づいて音声信号を生成する。生成された音声信号は、音源12に接続されたアンプ11で増幅後、アンプ11に接続されたスピーカ10から発音される。このようにして、管理ユニット1は、楽曲の自動演奏を行うことができる。この実施形態では、管理ユニット1のスピーカ10から主として楽曲の伴奏パートの楽音を発する。
通信I/F14は、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、無線USB、無線LAN等の近距離無線インタフェースであり、複数の端末ユニット2と無線で通信する。なお、USBインタフェース等により有線で通信するようにしてもよい。
このような管理ユニット1は、例えばパーソナルコンピュータによって実現することができる。
端末ユニット2は、管理ユニット1と通信する通信I/F17、ユーザの操作を入力するパッド18、一時記憶手段であるメモリ19、端末ユニット2全体を制御する制御部20、表示手段である表示部21、音声信号を生成する音源22、音声信号を増幅するアンプ23、および音声を発するスピーカ24を備えている。
制御部20には、通信I/F17、パッド18、メモリ19、表示部21、および音源22が接続されている。制御部20は、通信I/F17を介して受信する管理ユニット1からの指示に基づいて種々の処理を行う。なお、図示はしないが、端末ユニット2は必要に応じて記憶手段であるROMやワークメモリであるRAMを備えているものとする。
通信I/F17は、管理ユニット1の通信I/F14と同様の近距離無線インタフェースであり、管理ユニット1と無線で通信する。なお、この通信I/F17もUSBインタフェース等により有線で通信するようにしてもよい。
パッド18は、ユーザが打撃する(手で叩く)操作を入力する操作子であり(図2参照)、このパッド18が打撃されたとき、パッド18から制御部20にユーザの操作信号が入力される。
メモリ19は、管理ユニット1から送信される情報である発音指示データを一時保持するメモリである。管理ユニット1から送信される発音指示データは、端末ユニット2が発音する音高を指示する情報を含むデータであり、この発音指示データについては後ほど詳細に述べる。
音源22は、制御部20から指定された音色、音高に基づいて音声信号を形成する。この音源22は、管理ユニット1の音源12よりも簡略であり、音色数が音源12よりも少数である。生成された音声信号は、音源22に接続されたアンプ23で増幅後、アンプ23に接続されたスピーカ24から発音される。スピーカ24は、端末ユニット2の前面に配置されている(図2参照)。
表示部21は、パッド18周辺に設置された複数の発光部(LED)で構成され、パッド18の直近から順に外側に向かって複数のLEDが配置される。図2に端末ユニット2の外観図を示す。端末ユニット2は、LEDの配置態様の違いにより2つのタイプがある。同図(A)はパッド18上部に表示部21を配置したタイプ、同図(B)はパッド18周囲に表示部21を配置したタイプの端末ユニット2を示した図である。いずれにしても、図1に示した機能部の構成は同様のものであり、端末ユニット2の前面にはパッド18、表示部21、およびスピーカ24が配置されている。
図2(A)においては、パッド18上部の左右に、楕円形のLEDが3つずつ配置されている。制御部20は、パッド18の最遠のLED(左右2つ)から直近のLED(左右2つ)まで順に点灯する制御を行う。左右のLEDは同時に点灯させる。図2(B)においては、パッド18の周囲を取り囲むように円弧状のLEDが3つ配置されている。制御部20は、パッド18の最遠(最外周)のLEDから直近(最内周)のLEDまで順に点灯する制御を行う。
このように、表示部21のうち、パッド18の最遠のLEDから直近のLEDまで順番に点灯するという制御を行うことで、ユーザがパッド18を叩くタイミングを表すことができる。すなわち、3つのLED(図2(A)については左右3つずつのLED)を等しい時間間隔で順番に点灯させるので、ユーザは3つめのLEDが点灯したのち、この時間間隔(タイミング)でパッド18を打撃すればよいということが判断できる。
図2に示すように、パッド18は、端末ユニット2の上面に立体状に張り出し、このパッド18をユーザが打撃する(手で叩く)ことにより制御部20に操作信号が入力される。制御部20は、操作信号が入力されたとき、メモリ19に保持されている管理ユニット1からの発音指示データに基づいて、音源22に音声信号生成を指示する。音源22が生成した音声信号は、アンプ23で増幅されて端末ユニット2の上面に配置されたスピーカ24から発音される。操作信号が入力されても管理ユニット1から発音指示データが送信されていない場合、すなわちメモリ19に発音指示データが保持されていない場合は、制御部20は音源22に音声信号の生成を指示しないので楽音が発音されない。
また、制御部20は、管理ユニット1からの発光指示情報に基づいて表示部21の発光を制御する。この発光指示情報は、ユーザが打撃すべきタイミングにあわせて管理ユニット1から送信される。例えば、管理ユニット1は、演奏中の楽曲のテンポに合わせて、各パートの発音タイミングの3拍前に端末ユニット2に発光指示情報を送信する。端末ユニット2の制御部20は、この発光指示情報を受信すると、楽曲のテンポに応じて3つのLEDを外側から順に点灯させるようにする。これにより、ユーザは打撃すべきタイミングを知ることができる。なお、ユーザに打撃タイミングを表示できるものであればこの例に限るものではない。管理ユニット1にディスプレイを接続し、このディスプレイに打撃タイミングを表示するようにしてもよい。
このようにして端末ユニット2は、管理ユニット1から受信した発音指示データとユーザの打撃操作によって楽音を発音することができる。複数の端末ユニット2は、それぞれ異なる音色、音高の楽音(ベースパート、リズムパート等)を発するように管理ユニット1が発音指示データを送信するので、複数のユーザによる演奏(合奏)を実現することができ、ユーザは楽しみながらリハビリをすることができる。
次に、発音指示データについて詳細に説明する。図3は管理ユニット1から端末ユニット2に送信される発音指示データを示す図である。発音指示データは、同図に示すように音高セット情報とリセット情報からなる。音高セット情報は、音高値(キーナンバ)を示した情報であり、端末ユニット2は、これを受信してメモリ19に一時記憶する。リセット情報は、メモリ19に記憶されている音高値を削除させる情報である。端末ユニット2は、これを受信するとメモリ19に記憶されている内容を削除する。発光指示情報は、上述したようにユーザが打撃するタイミングを表示するための情報であり、例えば発音タイミングの3拍前に送信する。端末ユニット2は、これを受信すると表示部21のLEDを点灯させる。
制御部20は、通信I/F17を介して音高セット情報を受信すると、これに基づいてキーナンバをメモリ19に記録する。パッド18が打撃されて操作信号が入力されたときは、メモリ19に記録されているキーナンバを読み出して音源22に音声信号生成を指示する。
制御部20は、通信I/F17を介してリセット情報を受信すると、メモリ19をリセットする。メモリ19がリセットされると、記録されているキーナンバが削除され、パッド18が打撃されて操作信号が入力されても楽音を発音することがない。よって、端末ユニット2においては、音高セット情報を受信してからリセット情報を受信するまでの時間帯が発音可能時間帯となる。この発音可能時間帯は、演奏のズレをおこさない程度にあらかじめ規定しておく。
管理ユニット1は、演奏中の伴奏楽音に同期して、所定のタイミングで端末ユニット2に発光指示情報、音高セット情報、およびリセット情報を送信する。各端末ユニット2には演奏パートを割り当てて、それぞれの端末ユニット2が発音すべきタイミングでこれらの情報を送信する。
これらの情報は、伝送経路の遅延時間を想定して、受信されるべきタイミングよりも遅延時間分だけ先に(例えば50msecだけ先に)送信する。遅延時間だけ先に送信することで、打撃しても楽音が発音されない等、演奏ずれを防止することができる。
このように、管理ユニット1が端末ユニット2に、発音すべき音高を指示する発音指示データをあらかじめ伝送遅延を想定して送信するので、ユーザが打撃操作してから発音されるまでにタイムラグが生じることなく、この電子楽器全体として演奏ずれが生じることがなくなり、合奏として一体感が生じ、楽しくリハビリを行うことができる。
次に図4、図5を用いて本実施形態の電子楽器の動作について詳細に説明する。図4は、管理ユニット1の動作を示すフローチャートである。制御部13は、ROM15からこの電子楽器の動作プログラムを読み出して、RAM16に展開し、この動作を開始する。まず、記憶部17から曲データを読み出す(s10)。読み出した曲データに従ってそれぞれの端末ユニット2にプログラムチェンジデータを送信する(s11)。プログラムチェンジデータはそれぞれの端末ユニット2が発音すべき音色を指示する情報である。これにより、それぞれの端末ユニット2に演奏パートを割り当てる。
その後、伴奏パートの演奏を開始する(s12)。演奏開始後、いずれかの端末ユニット2に発音タイミングを示す発光指示をするべきタイミングにあるか否かを判断し(s13)、発光指示タイミングにある場合は、発光指示情報を送信する(s14)。その後、発光指示情報を送信してから所定の時間が経過して、端末ユニット2に発音させるべきタイミングにあるか否かを判断し(s15)、発音タイミングにある場合は、音高セット情報を送信する(s16)。上述のように、音高セット情報は、伝送遅延を想定して発音タイミングよりも遅延時間だけ事前に送信する。端末ユニット2の音色と発音タイミングは、演奏する楽曲データと端末ユニット2の数に応じてあらかじめ規定しておく。
その後、いずれかの端末ユニット2で音高セット情報が送信されてから所定の時間が経過してメモリをリセットすべきタイミングにあるか否かを判断し(s17)、リセットタイミングにある場合は、リセット情報を送信する(s18)。リセット情報も上述のように、伝送遅延時間だけ事前に送信する。
楽曲の終了まで以上の処理を繰り返し(s19→s13)、楽曲が終了した場合は動作を終える(s19→END)。このように、管理ユニット1がそれぞれの端末ユニット2に演奏中の伴奏パートに同期して発音指示をするので、全体として演奏ずれがなく、統一感のある合奏を実現できる。
次に、図5は端末ユニット2の動作を示すフローチャートである。まず、管理ユニット1からプログラムチェンジデータを受信する(s20)。音源22は、受信したプログラムチェンジデータの指定音色をセットする(s21)。その後、管理ユニット1から発光指示情報を受信したか否かを判断し(s22)、受信していれば表示部21を発光させる(s23)。上述したように、スピーカ24の上部、または周囲に設置した複数のLEDを外側から順に発光させる。
その後、管理ユニット1から音高セット情報を受信したか否かを判断し(s24)、受信していればこれに基づいてメモリ19にキーナンバを記録する(s25)。記録した後、ユーザからの打撃が入力(操作信号が入力)されたか否かを判断する(s26)。打撃がなされたときはメモリ19に記録されているキーナンバを読み出し、これを発音する(s27)。なお、打撃がなされたとき、この操作信号を管理ユニット1に送信するようにしてもよい。管理ユニット1は、操作信号を受信して演奏の採点等を行う。すなわち、その端末ユニットの正しい演奏タイミングと、ユーザが打撃したタイミングとのズレを点数で表して(時間ズレが少ないほど点数が良い等)、1曲分の点数をディスプレイなどに表示し、各ユーザで演奏の出来を比較する。これにより、さらに楽しみながらリハビリを行うことができる。
その後、リセット情報を受信したか否かを判断し(s28)、受信していればメモリ19をリセットする(s29)。楽曲の終了まで以上の処理を繰り返し(s30→s22)、楽曲が終了した場合は動作を終える(s30→END)。
以上の処理を行うことで、それぞれの端末ユニットのユーザが自分の操作に応じた発音を判別することができ、演奏ずれを生じることなく合奏することができ、合奏として一体感が生じるので、楽しくリハビリを行うことができる。
なお、管理ユニット1からそれぞれの端末ユニットにタイミングクロックを送信し、全体を同期するようにしてもよい。全体を同期することで、さらに管理ユニット1と各端末ユニット3のずれを防止することができる。
なお、上記実施形態においては、管理ユニットからそれぞれの端末ユニットに単音のキーナンバを送信し、その後リセット情報を送信する例を示したが、この例に限るものではない。複数のキーナンバを同時に送信するようにしてもよい。この場合、端末ユニット2のメモリ19は、記録された順に読み出され、読み出し済のキーナンバを削除するFIFO(First−In First−Out)型メモリにより構成する。すなわち、端末ユニット2は、管理ユニットからキーナンバ列を受信してメモリ19に記憶し、パッド18が打撃されて操作信号が入力されたときは、メモリ19に記録されているキーナンバを先頭から読み出して発音する。先頭のキーナンバは発音後に削除し、次に記録されるキーナンバが先頭となる。したがって、次にパッド18が打撃されて操作信号が入力されたときは、次に記録されていたキーナンバを読み出して新たな音高の楽音を発音する。これにより、連続した打撃による発音を実現することもできる。
また、単音の演奏指示データ(ノートデータ)を送信する例に限らず、演奏フレーズ単位の自動演奏データ(シーケンスデータ)を送信して、1回の打撃で演奏フレーズが発音されるようにしてもよい。つまり、1回の打撃で複数の音高の楽音、例えば「ドレミファソ」と、発音したりすることも可能である。また、和音を発音することも可能である。
なお、本実施形態においては、パッドの打撃によりユーザの操作を入力する例について示したが、操作子はこれに限定するものではない。ユーザの操作に応じて操作信号を発生するものであればどのようなものであってもよい。例えば、身体の動きを検出するセンサ、発話した音声を集音するマイク、吹き込んだ息に応じて操作信号を出すものであってもよい。
なお、本実施形態においては、音源によって音声信号を形成して発音する例について説明したが、あらかじめ内蔵記憶部等に記憶しておいたオーディオデータ(MP3データ等)をデコードして発音するようにしてもよい。
この発明の実施形態である電子楽器のブロック図 端末ユニットの外観図 発音指示データを示す図 管理ユニットの動作を示すフローチャート 端末ユニットの動作を示すフローチャート
符号の説明
1−管理ユニット
2−端末ユニット

Claims (4)

  1. 複数パートの発音指示データを記憶する記憶手段、
    発音指示データのうち一部のパートを演奏する演奏手段、
    前記演奏手段に同期して、演奏タイミングの前に、他のパートの複数の発音指示データを同時に送信する送信手段、
    を備えた管理ユニットと、
    前記管理ユニットから複数の発音指示データを同時に受信する受信手段、
    前記受信手段が受信した発音指示データを記憶する一時記憶手段、
    ユーザの操作を入力する操作子、
    前記発音指示データを受信したのち、所定時間内に前記操作子が操作されたとき、前記一時記憶手段に記憶した発音指示データを先頭から順に読み出して楽音を発音するとともに、発音した発音指示データを前記一時記憶手段から削除する発音手段、
    を備えた端末ユニットと、
    からなる電子楽器。
  2. 前記管理ユニットの送信手段が、前記端末ユニットにタイミングクロックを送信することにより、該管理ユニットと該端末ユニットとを同期させる請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記端末ユニットは、操作タイミングを表示する表示手段をさらに備えた請求項1、または請求項2に記載の電子楽器。
  4. 前記送信手段は、伝送経路の遅延時間だけ前に発音指示データを送信する請求項1、請求項2、または請求項3に記載の電子楽器。
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