JP3087732B2 - 電子楽器システム - Google Patents

電子楽器システム

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JP3087732B2
JP3087732B2 JP10261682A JP26168298A JP3087732B2 JP 3087732 B2 JP3087732 B2 JP 3087732B2 JP 10261682 A JP10261682 A JP 10261682A JP 26168298 A JP26168298 A JP 26168298A JP 3087732 B2 JP3087732 B2 JP 3087732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一定時間操作が
ないときに自動的に電力の供給を停止させる自動電源切
断(オートパワーオフ)機能を備えた電子楽器システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子楽器の中には、一定時間内に
各種スイッチや鍵盤等の操作子に操作者からの何らかの
操作が加えられなかった場合に自動的に電力の供給を停
止させるオートパワーオフ機能を備えたものがある。こ
のようなオートパワーオフ機能を備えた電子楽器につい
ては実開昭59−161191号公報に記載されてい
る。また、同様の技術として、電力の供給をハード的な
スイッチによるものではなく、ソフト制御によるスイッ
チによって行うものがある。例えば、ハード的なスイッ
チの代わりに、鍵盤を操作することによって電源のオン
・オフ制御を行うものがある。このような電子楽器にデ
ータ保存用のディスクドライブや演奏補助用のMIDI
キーボードなどの周辺機器を拡張的に接続することによ
って、電子楽器単体では達成することのできなかった各
種の動作等を行うことのできる電子楽器システムを構成
できるようになる。このような電子楽器システムは、本
体側の電子楽器を操作することによって周辺機器側の動
作を制御することも、周辺機器を操作することによっ本
体側のて電子楽器の動作を制御することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子楽器システムを構
成する電子楽器はオートパワーオフ機能を有するので、
本体側の電子楽器が操作されている限りオートパワーオ
フ機能が動作することはない。ところが、本体側の電子
楽器が操作されることなく、周辺機器側だけが操作され
ているか又は動作している場合には、本体側の電子楽器
のオートパワーオフ機能が動作するようになり、本体側
の電源が自動的にオフされてしまうことがある。
【0004】例えば、周辺機器としてMIDIキーボー
ドが接続され、演奏者がこのMIDIキーボードのみを
操作して演奏していても、本体側の電源が自動的にオフ
されることとなり、発音が停止されるという事態が生じ
る。また、周辺機器としてディスクドライブが接続さ
れ、電子楽器内の各種データをこのディスクドライブを
動作させて記憶している際中に、本体側の電源が自動的
にオフとなると、書き込み中のデータが破壊されたりす
る。従って、データ書き込み処理が終了するまでの間、
本体側のオートパワーオフ機能が動作しないようにする
ため、必要ない操作を本体側の電子楽器に加え続けなけ
ればならないという煩わしさがあった。
【0005】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
であり、電源自動切断機能を有する電子楽器に周辺機器
が拡張的に接続された場合でも、周辺機器の操作状態又
は動作状態に応じて、矛盾なく電源自動切断機能が動作
するように構成された電子楽器システムを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る電子楽
器システムは、自己が操作されているか否かに応じて電
源を自動的に切断する電源自動切断装置を有する電子楽
器と、この電子楽器に拡張的に接続される周辺機器とか
ら構成される電子楽器システムにおいて、前記周辺機器
は、当該周辺機器が動作状態にあること又は操作状態に
あることを示す状態信号を発生する状態信号発生手段を
するとともに、該状態信号および楽音に関するデータ
を電子楽器に出力するものであり、前記電子楽器は、前
周辺機器から出力された状態信号に基づいて前記電源
自動切断装置の動作を制御する制御手段を有するととも
に、前記周辺機器から出力された楽音に関するデータに
基づいて楽音に関する処理を行うものであることを特徴
するものである。
【0007】 電源自動切断装置は電子楽器に内蔵され
ており、自己が操作されているか否かに応じて電源の自
動切断を制御している。周辺機器はこのような電子楽器
に拡張的に接続される。ここで、拡張的に接続されると
は、新たな機能を搭載したCPUボードが電子楽器の内
部に搭載されたり、電子楽器外部にケーブルを介して接
続されたりするような場合をいう。ここで、この発明に
よれば、周辺機器の側では、当該周辺機器が動作状態に
あること又は操作状態にあることを示す状態信号を発生
する状態信号発生手段を有するとともに、該状態信号お
よび楽音に関するデータを電子楽器に出力するように構
成し、電子楽器の側では、前記周辺機器から出力された
状態信号に基づいて前記電源自動切断装置の動作を制御
する制御手段を有するとともに、前記周辺機器から出力
された楽音に関するデータに基づいて楽音に関する処理
を行うように構成する。これにより、電子楽器に内蔵さ
れた自動電源切断装置では電子楽器本体が操作されてい
るか否かに応じて電源の自動切断を制御するのみなら
ず、周辺機器から出力される状態信号に応じても電源の
自動切断を制御する。従って、電源自動切断機能を有す
る電子楽器に対して拡張的に周辺機器が接続された場
合、電子楽器本体での操作の有無のみならず、周辺機器
での動作又は操作の有無に応じても電源自動切断機能
制御されることになり、矛盾なく電源自動切断機能を実
行させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明しよう。図1はこの発明に
係る電子楽器システムの一実施例のハードウェア構成を
示すブロック図である。図では、電子楽器1に対して、
フロッピーディスクモジュール2とMIDIキーボード
3との周辺機器が拡張的に接続された場合を示す。ここ
で、フロッピーディスクモジュール2は電子楽器1に内
蔵され、MIDIキーボード3はMIDI信号線4を介
して電子楽器1の外部に接続されている。
【0009】この実施例において、電子楽器1の全体制
御は、マイクロプロセッサユニット(CPU)10、R
OM11及びRAM12からなるマイクロコンピュータ
システムによって行われる。CPU10は、この電子楽
器1の全体動作を制御するものである。このCPU10
に対して、データ及びアドレスバス13を介してROM
11、RAM12、押鍵検出回路14、スイッチ検出回
路16、表示回路18、音源回路1aが接続されてい
る。
【0010】ROM11は電子楽器1の全体動作を制御
するための処理プログラムや各種のデータ(音色デー
タ、キーコードKC等)を記憶しているものである。R
AM12は、楽音に関するデータやCPU10がプログ
ラムを実行する際に発生する各種のデータを一時的に記
憶するレジスタやフラグとして利用され、ランダムアク
セスメモリ(RAM)の所定のアドレス領域がそれぞれ
割り当てられている。
【0011】鍵盤15は、発音すべき楽音の音高を選択
するための複数の鍵を備えており、各鍵に対応したキー
スイッチを有している。押鍵検出回路14は、発生すべ
き楽音の音高を指定する鍵盤15のそれぞれの鍵に対応
して設けられたキースイッチ回路を含むものである。こ
の押鍵検出回路14は、鍵盤15の離鍵状態から押鍵状
態への変化を検出してキーオンイベントを出力し、押鍵
状態から離鍵状態への変化を検出してキーオフイベント
を出力すると共にそれぞれのキーオンイベント及びキー
オフイベントに関する鍵の音高を示すキーコードを出力
する。この鍵盤15及び押鍵検出回路14の代わりにM
IDIキーボード3がMIDI信号線4及びCPU10
を介してデータ及びアドレスバス13に接続され、同様
の演奏情報が入力されるようになっている。
【0012】パネルスイッチ17は、音色、音量、音
高、効果等を選択・設定・制御するための各種操作子を
有する。スイッチ検出回路16は、パネルスイッチ17
に設けられた各々の操作子(スイッチ)に対応して設け
られており、各々の操作子の操作状況に応じた操作デー
タをイベント情報として出力する。
【0013】表示回路18はCPU10の制御状態、設
定パラメータの内容等の各種の情報を表示部19に表示
するものである。表示部19は液晶表示パネル(LC
D)からなり、表示回路18によってその表示動作を制
御される。
【0014】音源回路1aは、データ及びアドレスバス
13を経由して与えられる鍵のキーコード、キーオン、
キーオフ、音色データ等を入力し、これらの各種データ
に基づき楽音信号を発生する。音源回路1aから発生さ
れたデジタル楽音信号はD/A変換器(図示せず)を介
してサウンドシステム1bに出力される。サウンドシス
テム1bはスピーカ及び増幅器等で構成され、D/A変
換器からのアナログの楽音信号に応じた楽音を発生す
る。
【0015】パワー供給手段1cは、電子楽器1内の各
構成手段に電力を供給するものである。なお、ここでは
各構成手段との接続関係について省略して示してある。
また、このパワー供給手段1cは電子楽器1に内蔵され
るフロッピーディスクモジュール2に対しても電力の供
給を行う。
【0016】フロッピーディスクモジュール2は、電子
楽器1内のデータをフロッピーディスクに書き込んだ
り、フロッピーディスクに記憶されているデータを読み
出して電子楽器1内のRAM12に記憶するものであ
る。フロッピーディスクモジュール2は、電子楽器1に
内蔵され、電子楽器1の動作を制御するマイクロコンピ
ュータシステムとは別個独立のマイクロコンピュータシ
ステムによって、その動作を制御するようになってい
る。すなわち、フロッピーディスクモジュール2はCP
U20、ROM21及びRAM22からなるマイクロコ
ンピュータシステムによって制御される。
【0017】CPU20は、このフロッピーディスクモ
ジュール2の全体動作を制御するものである。このCP
U20に対して、データ及びアドレスバス23を介して
ROM21、RAM22、フロッピーディスク制御回路
24、スイッチ検出回路26及び表示回路28が接続さ
れている。なお、フロッピーディスクモジュール2はフ
ロッピーディスク装置としての本来の機能の他に、電子
楽器1のCPU10からのMIDIデータをCPU20
を介して外部の他のMIDI機器に送信するMIDIイ
ンターフェイスとしての機能を有する。
【0018】ROM21はモジュール全体の動作を制御
するための処理プログラムや各種のデータを記憶してい
るものである。RAM22は、電子楽器1から送信され
て来た楽音に関するデータやCPU20がプログラム実
行の際に発生する各種のデータを一時的に記憶するレジ
スタやフラグとして利用され、ランダムアクセスメモリ
(RAM)の所定のアドレス領域がそれぞれ割り当てら
れている。
【0019】フロッピーディスクドライブ(FDD)2
5は、フロッピーディスクを保持し、それを回転させ、
ヘッドアッセンブリをフロッピーディスクの記録面の所
定位置に移動し、それを記録面に接触させながらデータ
の読み取りや書き込みを行うものである。フロッピーデ
ィスク制御回路24は、フロッピーディスクドライブ2
5の各機構部の動作等を制御する。
【0020】スイッチ部27は、フロッピーディスクド
ライブ25の動作を設定したり、制御するための各種の
操作子で構成され、データロードスイッチやデータセー
ブスイッチ等を有する。スイッチ検出回路26は、スイ
ッチ部27の各操作子に対応して設けられており、各操
作子の操作状況に応じた操作データを出力する。
【0021】表示回路28は、CPU20の制御状態、
設定パラメータの内容等の各種の情報を表示部29に表
示するものであり、例えばデータ書き込み中又は読み出
し中を表示する。表示部29はLED等からなり、表示
回路28によってその表示動作を制御される。
【0022】MIDIキーボード3は電子楽器1にMI
DI信号線4を介して接続される。MIDIキーボード
3はCPU30、ROM31及びRAM32からなるマ
イクロコンピュータシステムによって、その動作が制御
されるようになっている。なお、このMIDIキーボー
ド3は電子楽器1のCPU10に直接接続してあるが、
フロッピーディスクモジュール2のCPU20を介して
接続してもよい。
【0023】CPU30は、このMIDIキーボード3
の全体動作を制御するものである。このCPU30に対
して、データ及びアドレスバス33を介してROM3
1、RAM32、押鍵検出回路34、スイッチ検出回路
36及び表示回路38が接続されている。このMIDI
キーボード3は、電子楽器1の音源回路1a及びサウン
ドシステム1bを備えていない点を除けば、電子楽器1
と概略同じなので、ここではその説明は省略する。な
お、MIDIキーボート3は、独自のパワー供給手段を
有していても、有していなくてもよい。有していない場
合には、電子楽器1のパワー供給手段1cから電力線を
介して電力が供給される。
【0024】次に、電子楽器1とフロッピーディスクド
ライブとからなる電子楽器システムの処理の一例を図2
から図7のフローチャートを用いて説明する。図2はC
PU10が処理する「パワーオン割込処理」の一例を示
す図である。CPU10はパワーオフの状態でも常にパ
ワーオン割込等の有無を検出可能なスリープモードにあ
り、パワーオン割込が発生した時点でこのパワーオン割
込処理を実行する。従って、パワーオン割込が発生する
と、CPU10はこのパワーオン割込処理を次のような
ステップで順番に処理する。
【0025】ステップ2A:パワーオン割込フラグに
『1』を立て、これ以降に発生したパワーオン割込を無
効にする。 ステップ2B:RAM12内の各レジスタ及びフラグ等
に初期値をセットしてイニシャライズ処理を行う。 ステップ2C:鍵盤15の操作に応じた通常の楽音処理
を行う。
【0026】ステップ2D:パネルスイッチ17上の各
操作子の操作状態をスキャンする。 ステップ2E:前のパネルスイッチスキャン処理の結
果、パネルイベント有りかどうかを判定し、パネルイベ
ント有り(YES)の場合には、次のステップ2Fに進
み、無し(NO)の場合はステップ2Kにジャンプす
る。 ステップ2F:前のステップ2Eでパネルイベント有り
と判定されたので、ここでは、そのパネルイベントがパ
ワーオフキーに対するものであるかどうかを判定し、パ
ワーオフキーに対するものである(YES)場合はステ
ップ2Jに進み、そうでない(NO)場合は2Gに進
む。
【0027】ステップ2G:前のステップ2Fでパネル
イベントがパワーオフキーに対応するものでないと判定
されたので、ここではパワーオフキー以外のキーに対応
するその他のスイッチ処理を実行する。 ステップ2H:パネルイベントによって何らかのスイッ
チ処理が実行されたので、この操作時点から所定時間の
計測を開始するためにオートパワーオフ用のカウンタ
(パワーオフカウンタ)をクリアする。
【0028】このパワーオフカウンタは時間を計測する
ためのカウンタであり、パネルスイッチ17上の何らか
のスイッチが操作される度に、また電子楽器1に拡張的
に接続された周辺機器(この実施例ではフロッピーディ
スクモジュール2及びMIDIキーボード3)の各操作
子が操作される度にクリアされる。すなわち、このパワ
ーオフカウンタは、パネルスイッチ17上の何らかのス
イッチが操作されてから再び何らかのスイッチが操作さ
れるまでの時間間隔を計測している。従って、このパワ
ーオフカウンタのカウント値が所定値に達した場合に
は、その所定値に対応する時間内にパネルスイッチ17
上のいずれのスイッチも操作されなかったことを意味す
るので、その時にはステップ2Mでパワーオフ処理を実
行するようになっている。
【0029】ステップ2J:前のステップ2Fでパネル
イベントがパワーオフキーに対応するものであると判定
されたので、ここではパワーオフ処理を実行する。この
パワーオフ処理の詳細は図3に示されている。 ステップ2K:電子楽器1に接続された周辺機器との間
で、CPU10とCPU20とが通信処理を行い、フロ
ッピーディスクモジュール2の電源切断制御やバルクダ
ンプ制御に関するデータ及びMIDIデータなどのやり
とりを行う。この実施例では電子楽器1とフロッピーデ
ィスクモジュール2との間の通信処理について説明す
る。
【0030】ステップ2L:パワーオフカウンタが所定
値になったかどうかを判定し、所定値になった(YE
S)場合は次のステップ2Mに進み、ステップ2Jと同
様のパワーオフ処理を実行し、所定値になっていない
(NO)場合はステップ2C〜2Kの処理を実行するた
めにステップ2Cにリターンする。すなわち、このステ
ップでは一定時間内にパネルスイッチ17又はフロッピ
ーディスクモジュール2のスイッチ部27が操作された
かどうかを判定している。 ステップ2M:前のステップ2Lでパワーオフカウンタ
が所定値になったということは、一定時間内にパネルス
イッチ17が操作されなかったことを意味するので、こ
こではステップ2Jと同じパワーオフ処理を実行する。
このパワーオフ処理の詳細は図3に示されている。
【0031】なお、このパワーオフ割込処理のフローチ
ャートでは、パネルスイッチ17上のスイッチが操作さ
れる度に、パワーオフカウンタがクリアされる場合のみ
を示し、鍵盤15が操作された場合について省略してあ
るが、ステップ2Cの通常楽音処理の中において鍵盤1
5が操作される度に同様にしてパワーオフカウンタをク
リアするものとする。また、MIDIキーボード3の鍵
盤35及びパネルスイッチ37が操作された場合でも同
様にパワーオフカウンタはクリアされるものとする。
【0032】図3はCPU10が処理する図2の「パワ
ーオフ処理」の一例を示す図である。CPU10はこの
パワーオフ処理を次のようなステップで順番に処理す
る。 ステップ3A:フロッピーディスクモジュール2のCP
U20に対して、パワーオフ要求信号を送出する。この
パワーオフ要求信号は、電子楽器1のパワーオフキーが
操作されたか、又は一定時間パネルスイッチ17に対し
て何の操作も行われなかった場合に出力される信号であ
り、電源をオフしてもよいかどうかをフロッピーディス
クモジュールに対して問い合わせるための信号である。
【0033】従って、このパワーオフ要求信号を受信し
たフロッピーディスクモジュール2のCPU20は現在
の動作状態、すなわち現在ドライブをアクセス中である
か否かを検出し、そのドライブ状態を示す信号として、
現在データの書込み動作中又は読み出し動作中であるこ
とを示すアクセス信号か、又は現在ドライブをアクセス
していないことを示す非アクセス信号のいずれか一方を
電子楽器1のCPU10に送信する。
【0034】フロッピーディスクモジュール2は、電子
楽器1からのデータを一旦バッファに書き込んだ後、そ
こからデータを読み出して順番にフロッピーディスクに
書き込む。このような処理の途中で電源がオフされると
データの正確な読出し及び書込みができなかったり、最
悪の場合にはデータそのものを破壊してしまうおそれが
あるので、この実施例ではこのようなデータ書込み処理
や読み出し処理が終了し、フロッピーディスクドライブ
25が非アクセス状態になるまでの間、次のステップ3
B,3Cの処理によってパワーオフ機能が動作しないよ
うに制御している。なお、非アクセス状態にある場合に
は電源をオフしてもよいので、この非アクセス信号のこ
とをパワーオフ完了信号とする。
【0035】ステップ3B:フロッピーディスクモジュ
ール2のCPU20から出力される動作状態を示す信号
がアクセス信号なのか又は非アクセス信号(パワーオフ
完了信号)なのかを監視する。すなわち、フロッピーデ
ィスクモジュール2が現在データ書込み動作中なのか、
データ読み出し動作中なのか、それとも非動作中なのか
を監視する。 ステップ3C:CPU20からの動作状態を示す信号が
パワーオフ完了信号(非アクセス信号)であるかどうか
を判定し、パワーオフ完了信号である(YES)場合は
次のステップ3Dに進みパワーオフ処理を実行する。そ
うでない(NO)場合はステップ3Bにリターンし、フ
ロッピーディスクモジュール2からの動作状態を示す信
号がパワーオフ完了信号になるまでステップ3B,3C
の処理を繰り返す。
【0036】ステップ3D:パワー供給手段1cに対し
て各周辺機器(この実施例ではフロッピーディスクモジ
ュール2)への電源供給の停止を指示する。この電源供
給停止の指示を受けたパワー供給手段1cは電子楽器1
内の各構成手段はもちろん、この電子楽器1に接続され
た周辺機器に対する電源の供給をも同時に停止させる。 ステップ3E:図2のステップ2Aで立てたパワーオン
割込フラグを『0』に設定し、これ以降に発生したパワ
ーオン割込を有効なものとして取り扱えるようにする。 ステップ3F:パワーオン割込の検出可能なスリープモ
ードに入り、図2のパワーオン割込処理を終了する。C
PU10はこれ以降、スリープモードに入り、パワーオ
ン割込の発生のみを常時監視するようになる。CPU1
0はパワーオン割込の発生の監視だけを行う関係上、消
費電力を極力抑えることができる。なお、CPU10の
動作を完全に終了させるためには、パワー供給手段に設
けられているメインスイッチをオフに設定すればよい。
【0037】図4はCPU10が処理する図2の「通信
処理」の一例を示す図である。CPU10はこの通信処
理を次のようなステップで順番に処理する。なお、CP
U10とCPU20との間では図示していなバッファメ
モリを介してデータのやりとりを行うものとする。
【0038】ステップ4A:フロッピーディスクモジュ
ール2のCPU20から送信されてきたデータは、一旦
CPU10内のバッファメモリに格納されるので、この
バッファメモリに格納されているデータの内容をスキャ
ンする。 ステップ4B:データスキャンの結果、バッファメモリ
内にCPU20からの送信データが存在するかどうかを
判定し、送信データが存在する(YES)場合は次のス
テップ4Cに進み、そうでない(NO)場合は図2のス
テップ2Lにリターンする。
【0039】ステップ4C:CPU20からの送信デー
タがカウンタクリア要求信号であるかどうかを判定し、
カウンタクリア要求信号(YES)の場合はステップ4
Dに進み、そうでない(NO)場合はステップ4Eに進
む。ここで、カウンタクリア要求信号とは、フロッピー
ディスクモジュール2のスイッチ部27上の何らかの操
作子が操作された場合にCPU20がCPU10に対し
て出力する信号、即ち、フロッピーディスクモジュール
2のスイッチ部27が操作されたことを示す信号でもあ
る。 ステップ4D:このカウンタクリア要求信号を受信した
CPU10はオートパワーオフ用のカウンタをクリア
し、図2のステップ2Mのパワーオフ処理が実行されな
いようにしてから図2のステップ2Lにリターンする。
【0040】ステップ4E:CPU20からの送信デー
タがバルクダンプ要求信号であるかどうかを判定し、バ
ルクダンプ要求信号(YES)の場合はステップ4Fに
進み、そうでない(NO)場合はステップ4Jに進む。
ここで、バルクダンプ要求信号とは、フロッピーディス
クモジュール2のスイッチ部27のデータセーブスイッ
チSAVE−SWが操作されることによってCPU20
からCPU10に対して出力される信号であり、電子楽
器1のRAM12に記憶されているバルクデータの全て
をフロッピーディスクモジュール2に送信させ、そのバ
ルクデータをフロッピーディスクに記憶することを要求
する信号である。
【0041】ステップ4F:前のステップ4Eで送信デ
ータがバルクダンプ要求信号であると判定されたので、
ここでは、フロッピーディスクモジュル2のCPU20
を介してMIDIデータが出力しないようにするため
に、MIDIオフ要求信号をCPU20に送信する。フ
ロッピーディスクモジュール2は、フロッピーディスク
にデータを書き込んだり、フロッピーディスクからデー
タを読み込んだりするフロッピーディスク装置としての
本来の機能と、MIDIインターフェイスとしての機能
を有する。ゆえに、バルスダンプ処理によって電子楽器
1のバルクデータをフロッピーディスクへ書き込む場合
には、そのデータはフロッピーディスクモジュール2に
対してのデータとして解釈されるべきであり、MIDI
データとして外部に出力する必要はない。そこで、この
MIDIオフ要求信号を受信したCPU20は、図6の
ステップ6HでMIDI出力禁止フラグMIDIOUT
を『0』にリセットし、MIDIデータの外部への出力
を禁止するように動作する。
【0042】ステップ4G:電子楽器1のRAM12に
記憶されているバルクデータの全てをフロッピーディス
クモジュール2によってフロッピーディスクに記憶する
バルクダンプ処理を実行する。 ステップ4H:ステップ4Gのバルクダンプ処理が終了
したので、今度はフロッピーディスクモジュル2のCP
U20を介してMIDIデータが出力できるようにする
ために、MIDIオン要求信号をCPU20に送信し、
図2のステップ2Lにリターンする。このMIDIオン
要求信号を受信したCPU20は、図6のステップ6F
でMIDI出力禁止フラグMIDIOUTに『1』をセ
ットし、MIDIデータの外部への出力禁止を解除す
る。
【0043】ステップ4J:CPU20からの送信デー
タがバルクデータであるかどうかを判定し、バルクデー
タ(YES)の場合はステップ4Kに進み、そうでない
(NO)場合はステップ4Lに進む。ここで、バルクデ
ータとは、フロッピーディスクモジュール2のスイッチ
部27のデータロードスイッチLOAD−SWが操作さ
れることによってCPU20からCPU10に対して出
力されるデータであり、フロッピーディスクに記憶され
ていたバルクデータのことである。
【0044】ステップ4K:前のステップ4Jで送信デ
ータがバルクデータであると判定されたので、ここで
は、そのバルクデータを電子楽器1のRAM12内に書
き込み、図2のステップ2Lにリターンする。 ステップ4L:前のステップ4Jで送信データがバルク
データでないと判定されたということは、送信データは
CPU20を介して外部から入力されたMIDIデータ
であることを意味するので、ここでは通常のMIDIデ
ータとしての処理を行い、図2のステップ2Lにリター
ンする。
【0045】図5はフロッピーディスクモジュール2の
CPU20が処理する「フロッピーディスクモジュール
スタート処理」の一例を示す図である。このフロッピー
ディスクモジュールスタート処理はパワー供給手段1c
からの電力供給を受けることによってスタートする。す
なわち、CPU10が図2のパワーオン割込処理をスタ
ートすると、このフロッピーディスクモジュールスター
ト処理もそれと同時に実行を始める。CPU20はこの
フロッピーディスクモジュールスタート処理を、次のよ
うなステップで順番に処理する。
【0046】ステップ5A:フロッピーディスクモジュ
ール2のRAM22内の各レジスタ及びフラグ等に初期
値をセットしてイニシャライズ処理を行う。 ステップ5B:電子楽器1のCPU10(メインCP
U)から送信されてきたデータは、一旦CPU20内の
バッファメモリに格納されるので、このバッファメモリ
に格納されているデータの内容をスキャンする。
【0047】ステップ5C:データスキャンの結果、バ
ッファメモリ内にCPU10からの送信データが存在す
るかどうかを判定し、送信データが存在する(YES)
場合は次のステップ5Dに進み、そうでない(NO)場
合はステップ5Eに進む。 ステップ5D:CPU10からの送信データに応じたデ
ータ処理を行う。このデータ処理の詳細は図6に示され
ている。
【0048】ステップ5E:フロッピーディスクモジュ
ール2のスイッチ部27上の各スイッチ(データロード
スイッチLOAD−SWやデータセーブスイッチSAV
E−SW等)の操作状態をスキャンする。 ステップ5F:このスイッチスキャンの結果、スイッチ
イベントが有るかどうかを判定し、スイッチイベント有
り(YES)の場合には、次のステップ5Gに進み、無
し(NO)の場合はステップ5Bにリターンする。ステ
ップ5G:前のステップ5Fでスイッチイベント有りと
判定されたので、ここでは、そのスイッチイベントに対
応したスイッチ処理を実行する。このスイッチ処理の詳
細は図7に示されている。
【0049】ステップ5H:前のステップ5Gではスイ
ッチ部27が操作されたことにより、何らかのスイッチ
処理が実行されたので、フロッピーディスクモジュール
2のスイッチ部27の操作時点から所定時間の計測を電
子楽器1のパワーオフカウンタに行わせるためにカウン
タリセット要求信号をCPU10に送信して、ステップ
5Bにリターンする。このカウンタリセット要求信号を
受信したCPU10は、図4のステップ4A〜4Dを実
行することによってオートパワーオフ用のカウンタ(パ
ワーオフカウンタ)をクリアする。
【0050】図6はフロッピーディスクモジュール2の
CPU20が処理する図5のステップ5Dの「データ処
理」の一例を示す図である。CPU20はこのデータ処
理を次のようなステップで順番に実行する。
【0051】ステップ6A:電子楽器1のCPU10か
らの送信データがパワーオフ要求信号であるかどうかを
判定し、パワーオフ要求信号(YES)の場合はステッ
プ6Bに進み、そうでない(NO)場合はステップ6E
に進む。ここで、パワーオフ要求信号は、図3のステッ
プ3Aの処理でCPU10がフロッピーディスクモジュ
ール2に対して送信する信号であり、パワーオフキーが
操作されたか、又は一定時間パネルスイッチ17(フロ
ッピーディスクモジュール2のスイッチ部27)に対し
て何の操作も行われなかった場合に出力される信号であ
り、本体側のパワー供給手段1cの電源をオフしてもよ
いかどうかをフロッピーディスクモジュール2に問い合
わせるための信号である。
【0052】ステップ6B:このパワーオフ要求信号を
受信したCPU20は、現在のドライブ状態、すなわち
フロッピーディスクドライブ25がアクセス中であるか
否かを検出する。 ステップ6C:前のステップ6Bで検出されたドライブ
状態がアクセス中(現在データの書込み動作中又は読み
出し動作中)であるかどうかを判定し、アクセス中(Y
ES)の場合はアクセス信号をCPU10に送信した後
にステップ6Bにリターンし、非アクセス状態になるま
でステップ6B,6Cの処理を繰り返し、非アクセス中
(NO)になった時点で次のステップ6Dに進む。
【0053】ステップ6D:電子楽器1のCPU10
(メインCPU)に対してパワーオフ完了信号を送信し
て、図5のステップ5Eにリターンする。このパワーオ
フ完了信号を受信した電子楽器1のCPU10は図3の
ステップ3D〜3Fの処理を実行し、各周辺機器への電
源供給を停止し、スリープモードに入る。
【0054】ステップ6E:電子楽器1のCPU10か
らの送信データがMIDIオン要求信号であるかどうか
を判定し、MIDIオン要求信号(YES)の場合はス
テップ6Fに進み、そうでない(NO)場合はステップ
6Gに進む。 ステップ6F:MIDI出力禁止フラグMIDIOUT
に『1』をセットし、MIDIデータの外部への出力禁
止を解除する。
【0055】ステップ6G:電子楽器1のCPU10か
らの送信データがMIDIオフ要求信号であるかどうか
を判定し、MIDIオフ要求信号(YES)の場合はス
テップ6Hに進み、そうでない(NO)場合はステップ
6Jに進む。 ステップ6H:MIDI出力禁止フラグMIDIOUT
に『0』をセットし、MIDIデータの外部への出力を
禁止する。
【0056】ステップ6J:電子楽器1のCPU10か
らの送信データがバルクデータであるかどうかを判定
し、バルクデータ(YES)の場合はステップ6Kに進
み、そうでない(NO)場合はステップ6Lに進む。 ステップ6K:前のステップ6Jで送信データがバルク
データであると判定されたので、ここでは、そのバルク
データをフロッピーディスクモジュール2のRAM22
内に一旦バッファリングし、そしてRAM22内にバッ
ファリングされたバルクデータをフロッピーディスクド
ライブ25に順番に転送してフロッピーディスクに記憶
し、図5のステップ5Eにリターンする。
【0057】ステップ6L:MIDI出力禁止フラグM
IDIOUTが『1』であるかどうかを判定し、『1』
(YES)の場合は次のステップ6Mに進み、そうでな
い(NO)場合は図5のステップ5Eにリターンする。 ステップ6M:電子楽器1のCPU10からの送信デー
タをMIDI信号としてCPU20を介して外部に出力
し、図5のステップ5Eにリターンする。
【0058】図7は、フロッピーディスクモジュール2
のCPU20が処理する図5のステップ5Gの「スイッ
チ処理」の一例を示す図である。このスイッチ処理は、
図5のステップ5Eでスイッチ部27上の各スイッチの
操作状態をスキャンした結果、ステップ5Fでスイッチ
イベント有りと判定された場合に行われる処理である。
CPU20はこのスイッチ処理を次のようなステップで
順番に実行する。
【0059】ステップ7A:スイッチイベントがデータ
ロードスイッチLOAD−SWのオンイベントであるか
どうかを判定し、オンイベント(YES)の場合はステ
ップ7Bに進み、そうでない(NO)場合はステップ7
Cに進む。 ステップ7B:前のステップ7Aでデータロードスイッ
チLOAD−SWのオンイベントであると判定されたの
で、ここでは、フロッピーディスクに記憶されているバ
ルクデータをフロッピーディスクモジュール2のRAM
22内に一旦バッファリングし、RAM22内にバッフ
ァリングされているバルクデータを電子楽器1のCPU
10(メインCPU)に転送し、図5のステップ5Hに
リターンする。このバルクデータを受信した電子楽器1
のCPU10は図4のステップ4Kで受信したバルクデ
ータをRAM12内に順次書き込む。
【0060】ステップ7C:スイッチイベントがデータ
セーブスイッチSAVE−SWのオンイベントであるか
どうかを判定し、オンイベント(YES)の場合はステ
ップ7Dに進み、そうでない(NO)場合はステップ7
Eに進む。 ステップ7D:前のステップ7Cでデータセーブスイッ
チSAVE−SWのオンイベントであると判定されたの
で、ここでは、バルクダンプ要求信号を電子楽器1のC
PU10(メインCPU)に対して送信し、図5のステ
ップ5Hにリターンする。このバルクダンプ要求信号を
受信した電子楽器1のCPU10は図4のステップ4F
〜4Hを実行し、電子楽器1のRAM12に記憶されて
いるバルクデータの全てをフロッピーディスクモジュー
ル2によってフロッピーディスクに記憶する。 ステップ7E:ステップ7A及び7Cの判定の結果、ス
イッチイベントがデータロードスイッチLOAD−SW
及びデータセーブスイッチSAVE−SWのオンイベン
トではないと判定されたので、ここでは、これらのスイ
ッチ以外のオンイベントに対応するスイッチ処理を実行
し、図5のステップ5Hにリターンする。
【0061】なお、上述の実施例では、電子楽器1とフ
ロッピーディスクモジュール2との間の処理について説
明したが、電子楽器1とMIDIキーボード3との間で
も同様の処理が行われる。この場合、MIDIキーボー
ド3が独自のパワー供給手段を有していない場合には、
フロッピーディスクモジュール2と同じ様に電子楽器1
のパワー供給手段1cから電力線を介して電力が供給さ
れる。そして、どちらか一方の鍵盤又はパネルスイッチ
が操作されている限り、電源の切断を行わないように動
作する。
【0062】また、MIDIキーボード3が独自のパワ
ー供給手段を有する場合には、MIDIキーボード3も
オートパワーオフ機能を有するものとし、どちらか一方
の鍵盤又はパネルスイッチが操作されていれば、両者の
オートパワーオフ機能はともに電源の切断を行わないよ
うに動作させてもよいし、電子楽器1のオートパワーオ
フ機能はどちらか一方の鍵盤又はパネルスイッチが操作
されていれば、電源の切断を行わず、MIDIキーボー
ド3のオートパワーオフ機能は電子楽器1の操作状態に
かかわらず自己の鍵盤又はパネルスイッチが所定時間だ
け操作されない場合には、電源を切断するようにしても
よい。
【0063】同様に、フロッピーディスクモジュール2
がオートパワーオフ機能を備えた独自のパワー供給手段
を有する場合にも、電子楽器1のオートパワーオフ機能
はどちらか一方の鍵盤、パネルスイッチ又はスイッチ部
が操作されていれば、電源の切断を行わず、フロッピー
ディスクモジュール2のオートパワーオフ機能は電子楽
器1の操作状態にかかわらず所定時間だけ自己が動作状
態にないとき又はスイッチ部が操作されていない時に
は、電源を切断するようにしてもよい。
【0064】なお、上述の実施例では、フロッピーディ
スクモジュール2は電子楽器1内に内蔵されるタイプに
ついて説明したが、これに限らず、電子楽器1の外部に
外付けされるタイプのものでもよい。また、内蔵する場
合でも、製品出荷後にオプションとして内蔵する場合で
あっても、工場内で内蔵してから出荷する場合でもどち
らでもよい。すなわち、フロッピーディスクモジュール
2の存在しないものを電子楽器1の基本仕様として既に
製品化して出荷している場合に、後からフロッピーディ
スクモジュール2を備えたものを改良仕様として新たに
製品化して出荷する場合でも、上述の実施例のようにし
て矛盾なくオートパワーオフ機能を有効に動作させるこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】 以上の通り、この発明によれば、電源
自動切断機能を有する電子楽器に周辺機器が拡張的に接
続された場合でも、該周辺機器の側に、当該周辺機器が
動作状態にあること又は操作状態にあることを示す状態
信号を発生する状態信号発生手段を持たせ、電子楽器の
側では、前記周辺機器から出力された状態信号に基づい
電源自動切断装置の動作を制御する制御手段を持たせ
るようにしたことにより、電子楽器本体での操作の有無
のみならず、周辺機器での動作又は操作の有無に応じて
も電源自動切断機能を制御することができるようになっ
たので、効率的にかつ矛盾なく電子楽器における電源自
動切断機能を動作させることができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る電子楽器システムの一実施例
のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の電子楽器内のマイクロコンピュータが
処理するパワーオフ割込処理一例を示すフローチャート
図である。
【図3】 図1の電子楽器内のマイクロコンピュータが
処理する図2の通信処理の詳細例を示すフローチャート
図である。
【図4】 図1の電子楽器内のマイクロコンピュータが
処理する図2のパワーオフ処理の詳細例を示すフローチ
ャート図である。
【図5】 図1のフロッピーディスクモジュール内のマ
イクロコンピュータが処理するフロッピーディスクモジ
ュールスタート処理一例を示すフローチャート図であ
る。
【図6】 図1のフロッピーディスクモジュール内のマ
イクロコンピュータが処理する図5のデータ処理の詳細
例を示すフローチャート図である。
【図7】 図1のフロッピーディスクモジュール内のマ
イクロコンピュータが処理する図5のスイッチ処理の詳
細例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10…CPU、11…ROM、12…RAM、13…デ
ータ及びアドレスバス、14…押鍵検出回路、15…鍵
盤、16…スイッチ検出回路、17…パネルスイッチ、
18…表示回路、19…表示部、1a…音源回路、1b
…サウンドシステム、1c…パワー供給手段、20…C
PU、21…ROM、22…RAM、23…データ及び
アドレスバス、24…フロッピーディスク制御回路、2
5…フロッピーディスクドライブ、26…スイッチ検出
回路、27…スイッチ部、28…表示回路、29…表示
部、30…CPU、31…ROM、32…RAM、33
…データ及びアドレスバス、34…押鍵検出回路、35
…鍵盤、36…スイッチ検出回路、37…スイッチ部、
38…表示回路、39…表示部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 G06F 1/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己が操作されているか否かに応じて電
    源を自動的に切断する電源自動切断装置を有する電子楽
    器と、この電子楽器に拡張的に接続される周辺機器とか
    ら構成される電子楽器システムにおいて、 前記周辺機器は、当該周辺機器が動作状態にあること又
    は操作状態にあることを示す状態信号を発生する状態信
    号発生手段を有するとともに、該状態信号および楽音に
    関するデータを電子楽器に出力するものであり、 前記電子楽器は、前記周辺機器から出力された状態信号
    に基づいて前記電源自動切断装置の動作を制御する制御
    手段を有するとともに、前記周辺機器から出力された楽
    音に関するデータに基づいて楽音に関する処理を行うも
    のであることを特徴する電子楽器システム。
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