JP3486304B2 - 液晶表示器のバックライト装置 - Google Patents

液晶表示器のバックライト装置

Info

Publication number
JP3486304B2
JP3486304B2 JP20642296A JP20642296A JP3486304B2 JP 3486304 B2 JP3486304 B2 JP 3486304B2 JP 20642296 A JP20642296 A JP 20642296A JP 20642296 A JP20642296 A JP 20642296A JP 3486304 B2 JP3486304 B2 JP 3486304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
reference voltage
backlight
voltage value
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20642296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1039272A (ja
Inventor
正人 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP20642296A priority Critical patent/JP3486304B2/ja
Publication of JPH1039272A publication Critical patent/JPH1039272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3486304B2 publication Critical patent/JP3486304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ電源によ
り駆動され、液晶表示器(以下、LCD表示器という)
にバックライト装置を有する電子楽器において、電源電
圧が基準電圧値より低下するとバックライトをオフす
る。または、電源電圧の低下に応じて多段階にバックラ
イトに供給される電流を制御することにより、バッテリ
の持続時間を延長することのできる液晶表示器のバック
ライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バッテリの容量増加や小型、軽量
化が進むに伴い、携帯可能で低価格なバッテリ駆動型の
電子楽器が広く普及し、種々の場所で用いられるように
なっている。この種、バッテリ駆動型の電子楽器は、外
部光の不足する環境下での使用を考慮してバックライト
付きのLCD表示器を使用しているものが多い。
【0003】しかしながら、バッテリ駆動型の電子楽器
は、バッテリの容量に限度があるので、バッテリの容量
が低下したときは、バッテリを交換するか(一次電
池)、または、充電を行う(二次電池)ことによりバッ
テリの容量を回復させる必要があるが、随時随所で電源
が得られるとは限らない。
【0004】このため、バッテリ電源の持続時間を可能
なかぎり長くすることが求められている。LCD表示器
のバックライトは消費電力が大きく電源の持続時間に大
きな影響を与えるため改善が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかるに事
情に鑑みなされたものであり、バッテリの容量が一定の
基準電圧値より低下すると、自動的に低下したことを検
出してバックライト電源をオフする、または、バックラ
イトの照度を低下させることによりバッテリ電源の使用
時間の延長を図ることのできる電子楽器のバックライト
装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリ電源
により駆動され、液晶表示器のバックライト装置を有す
る電子楽器において、前記電子楽器に電源電流を供給す
る電源電流供給手段9と、 前記電源電流供給手段より
供給される電源電流をアナログ/デジタル変換するA/
D変換手段6と、前記A/D変換手段により変換された
デジタル信号に基づき電源電圧を検出する電源電圧検出
手段15と、バックライトの照度をバッテリ電源の容量
に応じて段階的に制御するための基準電圧値を設定する
基準電圧設定手段18と、前記基準電圧設定手段により
設定された複数の基準電圧値を記憶する基準電圧記憶手
段16と、前記基準電圧記憶手段に記憶されている基準
電圧値に応じてオン/オフする電源回路を記憶する切換
テーブル17と、前記電源電圧検出手段により検出され
た電源電圧と、基準電圧記憶手段に記憶されている基準
電圧値との比較に基づき、前記切換テーブルを参照して
バックライトに電源電流を供給する回路を選択して決定
する制御手段15と、複数の電源回路を備え、前記制御
手段により選択されたいずれかの回路を介して電源電流
をバックライトに通電する電源電流制御手段14と、を
有し、電源電圧に応じてバックライトに供給される電源
電流を段階的に変化させることにより消費電力の低減を
可能とする、ことを特徴とする液晶表示器のバックライ
ト装置である。
【0007】 また、本発明に係る前記基準電圧値は、
電子楽器のエディト機能により任意に設定されて基準電
圧記憶手段16に記憶され、所定のタイミングになると
前記基準電圧記憶手段から読み出されて、D/A変換手
段7によりD/A変換されて比較データとして前記制御
手段15に送られることを特徴とする。
【0008】 さらに本発明は、前記制御手段15によ
る電源電圧と基準電圧値との比較の結果、電源電圧が基
準電圧値より低下してバックライトへの電源電流の供給
をオフにすると、LCD表示器にバックライトへの電源
電流の供給をオフしたことを表示することを特徴とする
液晶表示器のバックライト装置である。
【0009】
【0010】
【0011】このような、本発明は、バッテリ9の電圧
が一定の基準値以下に低下すると、自動的にバッテリ9
が消耗したことを検出し、LCD表示器4のバックライ
ト10を消灯し、あるいは、電圧の低下に応じて段階的
に暗くしてバッテリ9の消費電力を減らし、バッテリ9
の使用可能時間の延長を図るものである。
【0012】また、バッテリ9の寿命延長のため、バッ
クライト10へ供給される電源電流をオフする、また
は、段階的に制限する基準となる基準電圧値は、ボリュ
ームスイッチ18によって、あるいは、キーボードのエ
ディト機能等の基準電圧値設定手段によって自由に設定
可能にするものである。
【0013】さらに、LCD表示器4のバックライト1
0を消灯した際には、LCD表示器4に節電のためバッ
クライト10の電源をオフしたことを表示し、演奏者が
故障と勘違いする誤解を防止するものである。
【0014】これにより、演奏者が意識して操作するこ
となくバッテリ9の寿命が延長され、しかも、節電のた
めの基準電圧値は自由に設定でき、また、節電中は表示
されるので、電源電圧が低下したことを容易に認識で
き、使いやすい電子楽器が提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、バッテリ電圧が基準電圧
値より低下するとバックライト10をオフし、しかも、
ボリュームにより任意に基準電圧値が設定可能な第1の
実施例の全体的な構成を示す概略ブロック図である。以
下、図面を参照しながら、本実施例について説明する。
【0016】図において、1はCPU、2はROM,3
はRAM、4はLCD表示器、5は鍵盤・操作パネル、
6はA/D変換器、8は安定化電源、9はバッテリ、1
0はバックライト、11は可変抵抗器、12は比較器、
13はトランジスタ、18はボリュームスイッチであ
る。
【0017】なお、本実施例では音源部、即ち楽音信号
発生部、波形メモリ、D/A変換器、増幅器、スピーカ
等については従来の電子楽器と同じであるので図示説明
を省略している。
【0018】CPU1は、ROM2の図示しないプログ
ラムメモリ部に記憶された制御プログラムに従って当該
電子楽器の各部を制御するとともに、鍵盤の押鍵部位に
応じて所定のデータを読み出して発音を制御するもので
ある。
【0019】ROM2は、CPU1を動作させるプログ
ラムを格納したプログラムメモリ部や音色データメモリ
部等を有している。この音色データメモリ部には、楽音
成分信号を形成するためのデータである周波数ナンバ、
波形ナンバ、エンベロープ波形ナンバ、モードデータ等
が記憶されている。その他、種々の固定データも当該R
OM2に格納されている。
【0020】RAM3には、CPU1の作業用領域、当
該電子楽器を制御するための各種レジスタ、カウンタ、
フラグ、バッファ等が定義されている他、ROM2に記
憶されているデータのうち必要なデータが転送されて一
時的に格納されるデータエリアを有している。
【0021】LCD表示器4は、CPU1から送出され
る情報に基づいて、各操作子の設定状態を表示したり、
操作子のエディット機能により各種設定を行う際の状態
を表示したり、その他のメッセージ等を表示するもので
あり、LCDにより構成されている。
【0022】鍵盤・操作パネル5は、発生すべき楽音を
指定するために使用されるキーや、音色等の各種設定を
行う操作子で構成されている。なお、該鍵盤・操作パネ
ル5には鍵盤スキャン回路やパネルスキャン回路が含ま
れている。
【0023】また、例えば可変抵抗器11と連動して、
本実施例の基準電圧値の設定を行うボリュームスイッチ
18やLCD表示器4は、該鍵盤・操作パネル5に設け
られている。
【0024】A/D変換器6は、後述する可変抵抗器1
1で設定された基準電圧値、即ち、バックライト10を
オフするための基準電圧を示すアナログ信号をデジタル
信号に変換するものであり、該A/D変換器6でデジタ
ル変換された信号はCPU1の制御部15に送られ、基
準電圧値設定の際にLCD表示器4に設定されている電
圧値を表示する際に使用される。
【0025】安定化電源8は、バッテリ9の消耗の如何
に拘わらず、常に一定の電圧(VDD)を出力するもので
あり、該安定化電源8からの出力は可変抵抗器11によ
り所望の基準電圧値に変換され、比較器12のプラス端
子とA/D変換器6に送られる。
【0026】バッテリ9は当該電子楽器全体に電源を供
給する周知のものであり、該バッテリ9から出力された
電流は、分岐してバックライト10や比較器12のマイ
ナス端子に供給されるとともに、一部は安定化電源8で
一定の電圧に整えられて比較器12のプラス端子に送ら
れる。
【0027】バックライト10はLCD表示器4を背面
から照らすものであり、外部光が不足して見えにくい環
境下等でLCD表示器4の画面を見やすくするものであ
る。
【0028】可変抵抗器11は安定化電源8より送られ
る一定の電圧から、バックライト10を制御するための
基準電圧値を生成するものであり、該可変抵抗器11は
ボリュームスイッチ18と連動しており、ボリュームス
イッチ18の操作により所定の基準電圧値に設定され
る。
【0029】比較器12は、基準電圧値とバッテリ9の
電圧値の大小を比較するものであり、バッテリ9の電圧
値が基準電圧値より高い場合は、該比較器12よりL
(低)の信号が出力され、バッテリ電圧値が基準電圧値
より低い場合は、該比較器12よりH(高)の信号が出
力される。
【0030】 トランジスタ13は、比較器12より送
られる信号の高・低(以下H,Lという)に応じてバッ
テリ9からの電源電流をオン/オフするスイッチの機能
を果たすものであり、比較器12からの信号がHの場合
はトランジスタがオンされ、バッテリ9からの電流がバ
ックライト10に供給される。
【0031】 一方、比較器12から送られる信号がL
の場合はトランジスタがオフされ、バッテリ9からバッ
クライト10に供給される電流がオフされ、電源電流の
消費が節約される。
【0032】次に本発明の動作について説明する。かか
る構成において、電源スイッチのオン、または、リセッ
トスイッチがオンされると先ず初期化処理が行われる。
【0033】 即ち、楽音信号発生部の内部状態を初期
状態に設定して電源投入時に不要な音が発生されるのを
防止したり、RAM3の作業用領域をクリアしたり、レ
ジスタやフラグ、ポインタ、音量、音色等のデータの初
期設定が行われる。
【0034】次いで、節電のための設定を行う。即ち、
演奏者が鍵盤・操作パネル5上に設けられたボリューム
スイッチ18を操作して電源節約のための基準電圧値を
設定する。これにより可変抵抗器11が動作して安定化
電源8から供給される一定の電圧値から、ボリュームス
イッチ18により設定された所望の電圧値に変換されて
取り出される。
【0035】取り出された電圧は比較器12のプラス端
子に供給されるとともに、一部は分岐してA/D変換器
6に送られてデジタル信号に変換されてCPU1に送ら
れ、該CPU1でデジタル値として基準電圧値が認識さ
れる。
【0036】一方、比較器12のマイナス端子にはバッ
テリ9の電圧がそのままかかっているので、該比較器1
2で基準電圧値とバッテリ9の電圧値の比較が行われ
る。
【0037】 比較の結果、バッテリ9の電圧値が基準
電圧値より大きい場合には、未だバッテリ9は充分な容
量を有しているので、比較器12はHの信号を出力す
る。出力された信号はトランジスタ13のベースに供給
されるとともに、一部はCPU1に送られる。
【0038】 トランジスタ13は、ベースにHの信号
を受けるとオンされて、バッテリ9からの電流がバック
ライト10に送られて該バックライト10が点灯して、
見やすいLCD画面となる。
【0039】この際、同時に比較器12から分岐してC
PU1に送られた信号はHであり、バッテリ9からバッ
クライト10への電源電流は供給されているので、LC
D表示器4に「バックライトオフ」を表示する必要はな
い。従って、制御部15は表示のための制御は行わな
い。
【0040】 一方、比較器12で比較した結果、バッ
テリ電圧が基準電圧より低くなると、比較器12からは
Lの信号が出力され、トランジスタ13のベースとCP
U1に送られる。
【0041】 このLの信号は、バッテリ9の容量が基
準値より低下したことを示しているので、トランジスタ
13はオフされる。従ってバッテリ9からバックライト
10に電源電流を供給する電源回路はオフされてバッテ
リ9の節電が行われる。
【0042】この際、同時にCPU1にはL信号が送ら
れるので、CPU1はバッテリ9の電圧が基準値以下に
低下して節電状態になったことを認識し、制御部15が
LCD表示器4を制御して節電状態になったことを表示
する。
【0043】これにより、演奏者は、バックライト10
が発光しなくなったのはバッテリ9の容量低下のためで
あり故障が原因ではないことが認識できるので、安心し
て演奏を続けることができる。
【0044】なお、本実施例ではボリュームスイッチ1
8及び可変抵抗器11を設けて基準電圧値を自在に設定
できる場合を例に説明しているが、該ボリュームスイッ
チ18及び可変抵抗器11を省略して固定された配線と
し、常に一定の基準電圧値でバックライト10のオン/
オフを行うように構成してもよい。
【0045】次に、図2を参照しながらバッテリ電圧が
基準電圧値より低下するとバックライト電源をオフし、
しかも、基準電圧値の設定をキーボードから行なう「他
の実施例」について説明する。
【0046】 本実施例は電子楽器のエディト機能を利
用して基準電圧値の設定を行うものであり、その他の機
能については、第1の実施例とほぼ同じである。従っ
て、第1の実施例との相違点についてのみ説明する。
【0047】 本実施例においては、電子楽器のエディ
ト機能により基準電圧値の設定を行うので、鍵盤・操作
パネル5のボリュームスイッチは不要になるが、RAM
3には、設定された基準電圧値を記憶する基準電圧記憶
部16が設けられる。
【0048】また、比較器12のプラス端子には、エデ
ィタにより設定された基準電圧値が、所定のタイミング
になると基準電圧記憶部16から読み出されて、D/A
変換器7でアナログ信号に変換されたのち送られ、該比
較器12で電源電圧と比較されることになる。
【0049】 かかる構成により、電子楽器のエディト
機能を利用して鍵盤から入力された基準電圧値はRAM
3の基準電圧記憶部16に記憶される。そして、所定の
タイミングになるとCPU1の制御のもと、記憶されて
いる基準電圧値が読み出されてD/A変換器7に送られ
る。
【0050】D/A変換器7は、送られたデジタル値と
しての基準電圧値をアナログ信号に変換して比較器12
のプラス端子に送る。これにより第1の実施例と同様な
電圧の比較が行われて、以下第1の実施例と同様な処理
が行われる。
【0051】本発明は、RAM3に基準電圧値を記憶す
るメモリ16を設け、基準電圧値の設定や基準電圧値を
比較部12へ送る制御をソフト的に行うので、プログラ
ムは若干複雑化するが、ボリュームスイッチや可変抵抗
器が不要になる分だけハード的には簡略化され低価格に
なるとともに、操作パネルがスッキリする利点もある。
【0052】次に、バッテリ9の容量低下に応じて段階
的にバックライト10の照度を変化させる実施例につい
て図3を参照しながら説明する。なお、本実施例も第1
の実施例と同じ部分については説明を省略する。
【0053】本実施例は、バッテリ容量の低下に応じて
バックライト10用の電源電流の供給を行う回路を切り
換えて電流を制御するため、トランジスタ13と抵抗器
が対になった複数の電源回路で構成される電源電流制御
部14が設けられており、何れの電源回路を通じて電源
電流を供給するかはCPU1が制御するように構成され
ている。
【0054】そして、電源電圧は常にA/D変換器6を
通じてCPU1に取り込まれて監視されている。また、
RAM3には電源電圧に応じて段階的に制御するための
基準となる複数の基準電圧値を記憶する基準電圧記憶部
16と、電源電圧に応じて何れの電源回路をオン/オフ
させるかを記憶する切換テーブル17が設けられてい
る。
【0055】また、電源電圧の検出、基準電圧値との比
較、電源回路の制御のため、CPU1には制御部15が
設けられている。該制御部15はソフトウエアで実現さ
れるものであり、制御部15は、先ずA/D変換器6か
ら送られたデジタル信号に基づき電源電圧値を求める。
【0056】次いで、求められた電源電圧値と基準電圧
記憶部16から読み出された基準電圧値を比較して、電
源電圧の高・低に応じてオン/オフすべき電源回路を切
換テーブル17を参照して決定し、オンすべき電源回路
のトランジスタ13のベースにはHの信号を、オフすべ
き電源回路のトランジスタ13のベースにはLの信号を
供給する。
【0057】これにより、バックライトは電源電圧に応
じた照度の電源電流が供給されることになる。さらに、
電源電圧が一定の基準値より低下すると、制御部15は
全ての電源回路をオフするとともに、LCD表示器4を
制御して節電のためバックライトをオフしたことを表示
する。
【0058】なお、何れの電源回路をオンさせるかにつ
いては、択一的に基準電圧値に応じて1つの回路を選択
する方法と、選択する回路の組み合わせにより多数の基
準電圧値に対応させる選択方法があるが何れの方法によ
ってもよい。
【0059】また、電源電流制御部14を構成するそれ
ぞれの電源回路は、対をなす抵抗器とトランジスタ13
からなり、CPU1からそれぞれのトランジスタ13の
ベースに送られるH,Lの信号により制御され、それぞ
れの回路に設けられている抵抗器の抵抗値に応じて通電
されて電流が制限されるようになっている。
【0060】また、基準電圧値の設定は、上記他の実施
例と同様に、電子楽器のエディト機能を利用して設定で
きるようにプログラムが改編されている。なお、本実施
例ではRAM3上に基準電圧記憶部16や切換テーブル
17を設ける場合を例に説明しているが、これらのデー
タを直接プログラムに組み込むように構成してもよい。
【0061】なお、本実施例は電子楽器のバックライト
を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ノート型パソコンやワープロ、ゲーム機等、バッ
クライト付きのLCD表示器を有する全ての機器に適用
可能であることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明はバッテリ
電源の電圧を自動的に検出して、所定の電圧以下になる
とバックライトへの電源をオフにする。または、バッテ
リ電圧の低下に伴って段階的にバックライトの照明を暗
くするとともに、バックライトへの電源をオフした際に
は電源をオフしたことを表示するものである。
【0063】これにより、バッテリ駆動の電子楽器の駆
動時間の長寿命化が図れるとともに、節電中は目視によ
り確認できるので、故障と勘違いすることはなく使いや
すい電子楽器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電源容量に応じてバックライト電源をオフにす
る本発明の第1の実施例を説明する図である。
【図2】電源容量に応じてバックライト電源をオフにす
る本発明の他の実施例を説明する図である。
【図3】電源容量の低下に応じてバックライトの照度を
段階的に変化させる本発明の他の実施例を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 LCD表示器 5 鍵盤・操作パネル(基準電圧設定手段) 6 A/D変換器(A/D変換手段) 7 D/A変換器 8 安定化電源 9 バッテリ(電源電流供給手段) 10 バックライト 11 可変抵抗器 12 比較器(比較手段) 13 トランジスタ(切換手段) 14 電源電流制御部(電源電流制御手段) 15 制御部(検出・比較・制御手段) 16 基準電圧記憶部(基準電圧記憶手段) 17 切換テーブル 18 ボリュームスイッチ(基準電圧設定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G10H 1/18 G10H 1/18 Z (56)参考文献 特開 平2−72326(JP,A) 特開 平2−195390(JP,A) 特開 平3−233516(JP,A) 特開 平6−120864(JP,A) 特開 平7−253779(JP,A) 実開 昭61−119190(JP,U) 実開 昭61−179594(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 535 G02F 1/133 520 F21V 8/00 601 G09G 3/18 G10H 1/18 G02F 1/13 505

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ電源により駆動され、液晶表示
    器のバックライト装置を有する電子楽器において、 前記電子楽器に電源電流を供給する電源電流供給手段
    と、 前記電源電流供給手段より供給される電源電流をアナロ
    グ/デジタル変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段により変換されたデジタル信号に基
    づき、電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、 バックライトの照度をバッテリ電源の容量に応じて段階
    的に制御するための基準電圧値を設定する基準電圧設定
    手段と、 前記基準電圧設定手段により設定された複数の基準電圧
    値を記憶する基準電圧記憶手段と、 前記基準電圧記憶手段に記憶されている基準電圧値に応
    じてオン/オフする電源回路を記憶する切換テーブル
    と、 前記電源電圧検出手段により検出された電源電圧と、基
    準電圧記憶手段に記憶されている基準電圧値との比較に
    基づき、前記切換テーブルを参照してバックライトに電
    源電流を供給する回路を選択して決定する制御手段と、 複数の電源回路を備え、前記制御手段により選択された
    いずれかの回路を介して電源電流をバックライトに通電
    する電源電流制御手段と、を有し、 電源電圧に応じてバックライトに供給される電源電流を
    段階的に変化させることにより消費電力の低減を可能と
    する、ことを特徴とする液晶表示器のバックライト装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧値は、電子楽器のエディト
    機能により任意に設定されて基準電圧記憶手段に記憶さ
    れ、所定のタイミングになると前記基準電圧記憶手段か
    ら読み出されて、D/A変換手段によりD/A変換され
    て比較データとして前記制御手段に送られる、ことを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示器のバックライト装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段による電源電圧と基準電圧
    値との比較の結果、電源電圧が基準電圧値より低下して
    バックライトへの電源電流の供給をオフにすると、LC
    D表示器にバックライトへの電源電流の供給をオフした
    ことを表示する、ことを特徴とする請求項1又は2のい
    ずれかに記載の液晶表示器のバックライト装置。
JP20642296A 1996-07-18 1996-07-18 液晶表示器のバックライト装置 Expired - Fee Related JP3486304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20642296A JP3486304B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 液晶表示器のバックライト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20642296A JP3486304B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 液晶表示器のバックライト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1039272A JPH1039272A (ja) 1998-02-13
JP3486304B2 true JP3486304B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=16523120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20642296A Expired - Fee Related JP3486304B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 液晶表示器のバックライト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3486304B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11338963A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Toshiba Tec Corp シンボル読取装置
WO2001075858A1 (fr) * 2000-04-03 2001-10-11 Yamaha Corporation Appareil portable, procede d'economie d'energie et procede de compensation du volume sonore, et support portable
KR101258887B1 (ko) 2006-06-16 2013-05-07 엘지이노텍 주식회사 엘이디 드라이버 전원 모듈용 화면 떨림 방지회로

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1039272A (ja) 1998-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6725064B1 (en) Portable terminal device with power saving backlight control
KR100371181B1 (ko) 휴대용 기기의 절전방법
JP3438693B2 (ja) 表示部付き電子機器
US6812649B2 (en) Device and method for controlling LCD backlight
US7019622B2 (en) Handheld electronic device including vibrator having different vibration intensities and method for vibrating a handheld electronic device
KR100455991B1 (ko) 이동 단말기의 액정 표시부 백라이트 제어 장치
CN1734553B (zh) 音乐信息显示设备和方法
US6119023A (en) Digital portable telephone set having backlighted display with reduced power consumption
JP3129890B2 (ja) 電池駆動型電子機器
EP1600907B1 (en) Handheld electronic device including vibrator having different vibration intensities and method for vibrating a handheld electronic device
JP3486304B2 (ja) 液晶表示器のバックライト装置
JP2000324239A (ja) 携帯電話機
JP3138577B2 (ja) 携帯電話装置
JPH08314618A (ja) 電力残量報知機能付き軌跡入出力装置
US7308585B2 (en) Low power residual remaining power indicator
US7299016B2 (en) Communication device with an adjustable brightness
KR950010730B1 (ko) 셀룰라폰의 후광조명장치 및 방법
JPH08313905A (ja) 液晶ディスプレイ装置
JPH06120864A (ja) 携帯無線電話装置
JP2555319Y2 (ja) 電子機器
KR20060068539A (ko) 이동통신 단말기의 전원 절약 방법 및 그를 이용한이동통신 단말기
KR100829102B1 (ko) 디스플레이패널 전원 공급용 배터리를 갖는 휴대용컴퓨터
JP3088299B2 (ja) 携帯無線機
JP2000250787A (ja) 電子機器の出力値レベルのモニタリング方法及びパーソナルコンピュータ
JPH07234674A (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees