JPH11338963A - シンボル読取装置 - Google Patents

シンボル読取装置

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Publication number
JPH11338963A
JPH11338963A JP10149481A JP14948198A JPH11338963A JP H11338963 A JPH11338963 A JP H11338963A JP 10149481 A JP10149481 A JP 10149481A JP 14948198 A JP14948198 A JP 14948198A JP H11338963 A JPH11338963 A JP H11338963A
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JP
Japan
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power supply
symbol
image
supply voltage
external power
Prior art date
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Pending
Application number
JP10149481A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Fukushima
孝文 福島
Makoto Sugiyama
誠 杉山
Takashi Goto
隆 後藤
Yasuhiro Seki
安弘 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Publication of JPH11338963A publication Critical patent/JPH11338963A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から直流電源が供給されているハンディ
タイプのシンボル読取装置において、外部から供給され
ている直流電源の電圧をモニタし、直流電源が低下した
場合、低下することが予測される場合等に表示あるいは
照明手段の照度を低下させる等して読取装置のシステム
がダウンすることを未然に防止することができるシンボ
ル読取装置を提供すること。 【解決手段】 外部電源電圧をモニタする電源監視回路
92と、この電源監視回路92でモニタされた外部電源
電圧の状態を表示するコードスキャナ81の筐体に設け
られた表示器82とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷媒体上のシン
ボルに光を照射し、このシンボルから反射した光の受光
量に対応した電気量を出力する光電変換素子から構成さ
れた撮像センサを備えたシンボル読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
出力する光電変換素子から構成された撮像センサを備え
たハンディタイプのシンボル情報読取装置の照明の光源
として、LED( light emitting diode )が使用されて
いる。
【0003】このような光源は、ターゲット照明手段に
より撮像手段の読取り範囲の略中心部にスポット光をタ
ーゲットとして照射し、シンボルを撮像手段の合焦点位
置にくるようにハンディタイプのシンボル情報読取装置
を移動させ、シンボルを照明するシンボル照明手段によ
りシンボルに光を照射し、その反射光を撮像手段で撮像
するようにしている。
【0004】そして、このようなシンボル情報読取装置
でシンボルを読み取る場合には、トリガスイッチを操作
すると、ターゲット照明手段が消灯され、シンボルを照
明するシンボル照明手段が点灯される。このシンボル点
灯手段によりシンボルが点灯することにより、シンボル
から反射された光は撮像手段に入射され、シンボルの画
像が撮像される。
【0005】このシンボル画像のデコード処理を行なっ
た後に、再びターゲット照明手段を点灯するようにして
いる。
【0006】このようなハンディタイプのシンボル読取
装置を駆動させるための直流電源は、バッテリ駆動機器
のように外部から供給されることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ハンディタイプのシン
ボル読取装置に外部より直流電源を供給するようにした
場合に、読取装置内で大きく電力を消費すると、読取装
置のシステムがダウンするおそれがある。
【0008】このように読取装置内で大きく電力を消費
すると、システムダウン、読取りデータの破壊のみなら
ず、読取り機器の設定情報などの設定情報も消去される
おそれがある。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、外部から直流電源が供給されているハ
ンディタイプのシンボル読取装置において、外部から供
給されている直流電源の電圧をモニタし、直流電源が低
下した場合、低下することが予測される場合等に表示あ
るいは照明手段の照度を低下させる等して読取装置のシ
ステムがダウンすることを未然に防止することができる
シンボル読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシンボル
読取装置は、印刷媒体上のシンボルに光を照射し、この
シンボルから反射された光の受光量に対応した電気量を
出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
する画像メモリと、この画像メモリに記憶された上記シ
ンボルの画像データを復元解読するデコード手段とを筐
体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から電
源が供給されているシンボル読取装置において、上記外
部電源電圧をモニタする電源監視手段と、この電源監視
手段でモニタされた外部電源電圧の状態を表示する上記
筐体に設けられた表示手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
された光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換
素子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像さ
れた上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリ
と、この画像メモリに記憶された上記シンボルの画像デ
ータを復元解読するデコード手段とを筐体に収納し、筐
体外部に設けられた外部電源電圧から電源が供給されて
いるシンボル読取装置において、上記外部電源電圧をモ
ニタする電源監視手段と、この電源監視手段によりモニ
タされた外部電源電圧の変化推移を予測する電源予測手
段と、この電源予測手段で予測された上記外部電源電圧
の変化推移を表示する表示手段とを具備したことを特徴
とする。
【0012】請求項3記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
された光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換
素子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像さ
れた上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリ
と、この画像メモリに記憶された上記シンボルの画像デ
ータを復元解読するデコード手段とを筐体に収納し、筐
体外部に設けられた外部電源電圧から電源が供給されて
いるシンボル読取装置において、上記外部電源電圧をモ
ニタする電源監視手段と、この電源監視手段によりモニ
タされた外部電源電圧の変化推移を予測する電源予測手
段と、上記シンボルに光を照射する照明手段の照度を可
変する照度可変手段と、上記電源手段で予測された上記
外部電源電圧が低下すると予測された場合に、上記照度
可変手段により上記照明手段の照度を低下させる手段と
を具備したことを特徴とする。
【0013】請求項4記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
された光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換
素子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像さ
れた上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリ
と、この画像メモリに記憶された上記シンボルの画像デ
ータを復元解読するデコード手段とを筐体に収納し、筐
体外部に設けられた外部電源電圧から電源が供給されて
いるシンボル読取装置において、上記外部電源電圧をモ
ニタする電源監視手段と、この電源監視手段によりモニ
タされた外部電源電圧の変化推移を予測する電源予測手
段と、上記デコード手段の処理を行なうCPUの動作ク
ロックを可変する変更手段と、上記電源予測手段により
上記外部電源電圧が低下すると予測された場合には、上
記変更手段により上記CPUの動作を低下させる手段と
を具備したことを特徴とする。
【0014】請求項5記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
された光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換
素子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像さ
れた上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリ
と、この画像メモリに記憶された上記シンボルの画像デ
ータを復元解読するデコード手段とを筐体に収納し、筐
体外部に設けられた外部電源電圧から電源が供給されて
いるシンボル読取装置において、上記外部電源電圧をモ
ニタする電源監視手段と、この電源監視手段によりモニ
タされた外部電源電圧の変化推移を予測する電源予測手
段と、この電源予測手段により上記外部電源電圧が低下
すると予測された場合には、上記外部電源電圧を供給す
る供給元に警報信号を出力する警報出力手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0015】請求項6記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
された光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換
素子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像さ
れた上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリ
と、この画像メモリに記憶された上記シンボルの画像デ
ータを復元解読するデコード手段とを筐体に収納し、筐
体外部に設けられた外部電源電圧から電源が供給されて
いるシンボル読取装置において、上記外部電源電圧をモ
ニタする電源監視手段と、この電源監視手段によりモニ
タされた外部電源電圧の変化推移を予測する電源予測手
段と、この電源予測手段により上記外部電源電圧が低下
すると予測された場合には、上記デコード手段から出力
されるデコード結果を不揮発性メモリに記憶させる手段
とを具備したことを特徴とする。
【0016】請求項7記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
された光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換
素子から構成された複数の撮像手段と、この撮像手段で
撮像された上記シンボルの画像データを記憶する画像メ
モリと、この画像メモリに記憶された上記シンボルの画
像データを復元解読するデコード手段とを筐体に収納
し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から電源が供給
されているシンボル読取装置において、上記外部電源電
圧をモニタする電源監視手段と、この電源監視手段によ
りモニタされた外部電源電圧の変化推移を予測する電源
予測手段と、この電源予測手段により上記外部電源電圧
が低下すると予測された場合には、複数の撮像手段を交
互に駆動あるいは複数の撮像手段のうちいずれか一を停
止させる手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、この発明を適用する2種類
のハンディスキャナの概要を説明する。図1は、この発
明を適用するハンディタイプのタッチ式( 接触式 )コー
ドスキャナ1を示す斜視図である。装置本体2にはイン
ターフェイスケーブル3が接続されている。このインタ
ーフェイスケーブル3により前記装置本体2は図示しな
いホストコンピュータ等のコードデータを処理する装置
と接続されている。なお、このインターフェイスケーブ
ル3を通しての通信の他に、無線通信、赤外線通信等の
通信手段を選択して使用することができるようになって
いる。
【0018】前記装置本体2のボディケース2a,2b
はプラスチック材等により、図2に示すように、上下に
分割された筺体が嵌め合わせ又はネジ止めにより一体型
に構成された中空構造になっており、防塵、防滴構造と
なっている。前記装置本体2の側面には、図3に示すよ
うに、コード読取時に操作者が読取タイミングを指示す
るためのトリガスイッチ4が配置され、前記装置本体2
の上面には、読取完了又は読取エラー等のステータスを
それぞれ表示方法( 点滅周期、点灯時間等 )を変えて表
示するための表示装置( 例えばLED=light emitting
diode )5が配置されている。
【0019】前記トリガスイッチ4については、前記装
置本体2の横倒しや落下によっても誤動作( ON操作)
しないように、前記装置本体3の側面の前記トリガスイ
ッチ4が配置されている部分は凹形状に形成されて前記
装置本体3の外輪郭線より内側に収められている。前記
装置本体2には、読取のための開口を持つ読取口6が硬
質材料と軟質材料の2種類の材質を組合わせて構成され
ている。すなわち、図4に示すように、前記読取口6の
近傍は軟質材料からなるフード( コーン=円錐形状部材
)7が取付けられ、前記装置本体2は硬質材料からなる
前記ボディケース2a,2bから構成されている。これ
は読取対象である印刷媒体との接触による衝撃を吸収し
て、衝撃による破損を防止するための構造である。前記
フード7の形状は、基本的に円錐形状で一端に開口面積
の小さい開口部、他端に開口面積の小さい開口部が形成
され、いずれか一方が前記装置本体2に容易に着脱可能
に取付られている。
【0020】図5( a )に示すように、レンズ7aをこ
の着脱可能なフード7に内蔵することで任意に読取倍率
等を変更することができる構成になっている。前記読取
口6の前記フード7の印刷媒体に接触する開口端の形状
を後述する画像読取センサによる読取範囲と同じにする
ことにより、シンボル( バーコード、2次元コード )を
スムーズに読取範囲内に収容することができる。また、
図5( b )に示すように、前記フード7に該当位置( 中
央位置 )に強度補正のためのリブ7bを設けることによ
り、読取範囲の中心が目視により判別し易くなる。前記
フード7は上述した機能を備え、画像のはみ出し切れを
防止する効果を実現している。図5( c )に示すよう
に、印刷媒体に接触する前記フード7の先端に読取範囲
の中心に対応してR形状の凹部7cを形成することで、
円柱形状や球形状表面に印刷されたシンボルの読取りに
おいても、円柱形状や球形状の印刷媒体の転がりを防
ぎ、安定した読取りを実現することができる。前記フー
ド7を半透明にしたものでは、読取らせるシンボルの読
取状態を前記フード7を通して直接目視により確認でき
るので、シンボルをこのコードスキャナ1の読取範囲(
視野 )内に入るようにタッチ式コードスキャナ1の位置
決め操作を行うことができる。
【0021】前記ボディケース2a,2bの前記トリガ
スイッチ4より前記読取口6とは反対側の部分は操作者
が片手で握る握り部として、前記トリガスイッチ4近傍
がくびれるようにして、親指及び人差し指で保持するの
に適当な大きさを持つようにする。そして、手のひらの
小指方向に向かって手のひらに合わせた形状で幅は広く
なり、小指部分には滑らかな突起を形成する形状となっ
ている。
【0022】これは、その握り部を手によって握った場
合に人差し指で前記トリガスイッチ4を自然に操作でき
るようになっている。
【0023】この握り部の中心軸と前記読取口6部分の
中心軸とのなす角は、少なくとも90°より大きく11
0°以下となるように形成されている。握り部と前記読
取口6( フード7 )の位置関係では、握り部を握ったと
きに、腕の延長線上に前記読取口6( フード7 )が存在
するようになっている。このような形状とすることによ
り、操作者が無理なく前記読取口6を最適な角度で印刷
媒体状のシンボルに接触させることができ、読取操作時
が自然な動作によって行うことができ、読取性能の向上
や疲労の低減を図っている。
【0024】図6は、タッチ式( 接触式 )コードスキャ
ナ1の要部構成を示す側面断面図であり、図7は、タッ
チ式コードスキャナ1の前記読取口6周辺の構成を示す
側面断面図である。前記読取口6は、シンボルの画像を
入力するためのシンボルインターフェイスとして最も外
部環境の影響を受ける箇所であり、ほこり等の阻害物を
遮断するために透明なアクリル樹脂板又はガラス板で形
成される読取口カバー8で覆われている。この読取口カ
バー8は、摩擦や衝撃に対する耐久性を高めるためにそ
の表面を強化コーティングする。特に、この読取口カバ
ー8が原因で読取画像に歪みを発生させないためには、
材質としてはガラス板を使用し、強度や硬度をさらに強
化するためにはサファイヤコーティングやダイヤモンド
コーティングする。
【0025】読取対象となる印刷媒体上のシンボルを照
明するために、前記読取口6内部(フード7内部 )には
複数のLED照明部9-1が設けられており、これらのL
ED照明部9-1は、図示しないが、各LEDと、各LE
Dからの光を均一に拡散させるプラスチック材やガラス
材等の光透過材料から形成された拡散レンズとから構成
されている。拡散レンズとしては、レンズを光拡散性の
ある材料で形成したものと、透明レンズと拡散板と組合
わせたものとの2つの種類がある。また、図8に示すよ
うに、LED照明部9-1からの発光を反射して拡散する
拡散反射板10-1を前記読取口6の内壁又は前記フード
7の内壁に設けることも、また、LED照明部9-1から
シンボルへの直線光路上に拡散板10-2を設けること
も、シンボルに対する均一照明を得るために効果があ
る。
【0026】これらのLED照明部9-1は、読取動作を
行う前記トリガスイッチ4をON操作( 押す操作 )する
ことで、一定時間あるいは読取りが完了するまでの時間
照明を行う。
【0027】さらに、前記読取口6内部には、スポット
光源としてビームスポットLED(ターゲットLED )
9-2が、前記LED照明部9-1から印刷媒体上のシンボ
ルへの光路及びシンボルからの反射光の後述する撮像セ
ンサへの光路を妨害しない位置に2個又は4個読取範囲
の中心に対して対称に配置されている。
【0028】各ビームスポットLED9-2は、光を絞っ
たスポット光を照射し、図9に示すように、この各スポ
ット光は予め設定した読取中心軸上で( 例えば読取範囲
の中心 )で交わる( 重なる )ように配置されている。こ
れにより、前記読取口6を正確に読取るシンボルの中心
に合わせて導くことが容易となる。また、読取範囲を明
確にするためにスポット光を1点に重ならせずに、その
スポット光で読取範囲の境界( 角、隅 )を照射する方法
もある。
【0029】前記ビームスポットLED9-2のスポット
光によるターゲット表示は、実際の読取動作時には必要
がないので、トリガタイミングに応じてOFF制御を行
い、読取時には消灯させる。
【0030】前記読取口6から入射したシンボル映像光
( シンボルからの反射光 )は、前記装置本体2内に収納
されている撮像センサ11まで後述するように導かれ、
この撮像センサ11面上で結像する。前記読取口6から
前記撮像センサ11までの空間は映像光の光路となって
おり、前記装置本体2の形状によってミラー又はプリズ
ム等からなる光路変更部品12を使用して光路を形成す
る。また、結像のためにはレンズや絞り等から構成され
たレンズブロック13及び不必要な外来光を減衰・除去
するフィルタブロック14を前記撮像センサ11の前面
に配置して、映像光を正確に前記撮像センサ11面上に
結像させる。なお、この実施の形態ではレンズブロック
13とフィルタブロック14を1つのブロックとして形
成している。
【0031】前記レンズブロック13は、焦点距離や倍
率に合わせて1つのレンズあるいは複数枚のレンズを組
合わせが選択され、読取対象からの反射光の光量に合わ
せて絞り機構あるいは絞り部品を組込んでいる。
【0032】このレンズブロック13のレンズによる画
像の歪みを極力減少させるためには、複数枚のレンズに
よって補正することや非球面レンズを採用することが必
要である。レンズ表面における反射によるゴーストが発
生して問題になるときには、表面に反射防止コーティン
グなどの処理を施したレンズを使用する。
【0033】前記撮像センサ11の解像度は固定されて
いるので、シンボルの印字サイズと細かさ( 情報密度 )
によっては、十分な精度で読取処理ができない場合が考
えられる。このため、印刷媒体上のシンボルの印字サイ
ズを細かさに応じて読取処理に適したサイズで前記撮像
センサ11面上に結像させるため、倍率変換機能が必要
になる。前記装置本体2内部に配置されている前記レン
ズブロック13におけるレンズの倍率を変更( 調整 )す
ることは容易には実施できない。そこで、前記読取口6
から前記撮像センサ11までの光路は固定としておき、
前記読取口6の前述したように倍率変換用のレンズユニ
ット7-1が取付けられた前記読取口カバー7を前記装置
本体2に対して着脱自在として交換することにより倍率
変換機能を実現する。
【0034】また、前記レンズブロック13中のレンズ
の構成及び位置を前記装置本体2の外部から容易に調整
( 交換 )できる構造とした場合には、その設計によって
任意の倍率( 画角 )を変化させることが可能となる。
【0035】前記撮像センサ11はエリアセンサを使用
し、この1つのエリアセンサにより2次元コードの読取
用及びバーコードの読取用として兼用して使用する。エ
リアセンサとしては、撮像素子を2次元的に配列して面
で画像を読取る方式と、撮像素子を1次元的( ライン的
)に配列して線で走査型として読取る方式とがある。撮
像素子としては固体撮像素子を使用することにより、固
体撮像素子ではない撮像管などを使用したカメラ等の撮
像装置より、装置の小形化、省電力化、高信頼性が得ら
れる。固体撮像素子としては、CCD型、MOS型、C
MD型などのタイプがある。なお、MOS型は低消費電
力を特徴としている。
【0036】握り部の内部には、読取り装置の回路部品
が実装された回路基板15が収納されている。この握り
部の内部の後部には前記インターフェイスケーブル3を
外部に引き出すためのケーブル取付口が用意され、内部
の回路基板と前記インターフェイスケーブル3とが接続
されている。このコードスキャナ1の重心は、直接手が
触れるこのコードスキャナ1を保持する支点に位置する
ように、光学ブロックや、回路基板上の電源部品等の重
量の大きい部品を握り部と手との支持点の近くに集め
る。このように配置することにより、操作性や疲労低減
の効果を得ることができる。
【0037】図10に示すように、電気回路は大きく分
けると、撮像センサユニット21、画像メモリユニット
22、CPU(central processing unit )ユニット2
3、I/Oユニット24、電源ユニット25からなって
いる。それぞれは独立した基板上に実装されていても、
また複数のユニットが混在して1枚の基板上に実装され
ていても良いものである。前記電源ユニット25を小形
化するため、さらに前記インターフェイスケーブル3に
おける取扱い容易にするために、特にこのインターフェ
イスケーブル3の内包信号線の本数を最小限にすると共
にその安全性を確保するために、前記インターフェイス
ケーブル3から前記電源ユニット25に供給される電圧
は、低電圧DC( 直流電流 )となっている。前記電源ユ
ニット25は、この供給された低電圧DCを回路動作に
必要とする複数の電圧に変換して、前記各ユニット21
〜24のそれぞれ必要な各回路各部に供給する。なお、
低電圧AC( 交流電流 )を供給する方法もあるが、前記
インターフェイスケーブル3には他のデータ通信のため
の信号線もあり、AC電流の磁界変化による誘導ノイズ
や誘導電圧を生じさせる虞があるので望ましくない。
【0038】結像された画像は前記撮像センサ11によ
って電気信号に変換される。ここでは、前記撮像センサ
11はCCD型として説明する。前記撮像センサユニッ
ト21は、前記撮像センサ11、この撮像センサ11を
駆動するためのドライバ回路、前記撮像センサ11から
出力された微小出力をS/N良く増幅させるためのアン
プ回路、このアンプ回路から出力されたアナログ信号を
量子化するための2値化回路からなっている。
【0039】前記撮像センサ11の出力は、図11に示
すように、光学的な光量の低下などからセンサ出力も信
号の両端( 読取範囲の周辺部に対応する信号 )でレベル
低下するシェーディング現象が発生するので、シェーデ
ィング補正として2値化回路において量子化の基準値
を、図12に示すように、シェーディング現象に合わせ
て変化させる方法をとる。このシェーディング補正とし
ては他の方法もあり、この発明はこのシェーディング補
正の方法について限定されないものである。
【0040】前記撮像センサユニット21からの出力信
号は、画像を2値化した2値化信号と、それぞれの画素
位置を特定するための座標がカウンタによって計数され
出力される。また、2値化信号と同時に階調信号を出力
する構成にしておけば、後段での活用を図ることも有効
であるが、ここでは説明を簡単にするため階調信号につ
いての説明は省略する。
【0041】前記撮像センサユニット21からの2値映
像信号「1」,「0」値及びアドレス座標値は、前記画
像メモリユニット22のDMA(direct memory access)
回路を通してこの画像メモリユニット22の本体である
画像メモリの所定位置に保存される。なお、2値映像信
号及びアドレス座標値を、DMA回路を通さず( 設けず
)に前記CPUユニット23( CPUバス )を通して画
像メモリの所定位置に保存しても良い。画像を構成する
予め設定された個数( 画素数 )のデータが書込まれた時
点で、前記画像メモリユニット22のDMA回路から書
込完了の信号が出力される。
【0042】この画像メモリユニット22からの書込完
了の信号が出力されると、前記CPUユニット23はプ
ログラムメモリ( ROM=read only memory )に保存さ
れているコード解読プログラムに基づいてCPUが駆動
されて画像メモリに保存されたイメージデータからコー
ド値( コードデータ )を解読( デコード )する。前記C
PUユニット23のプログラムメモリとしては、フラッ
シュROMを利用する。このようにすることにより、プ
ログラム( 例えばコード解読プログラム)をインターフ
ェイスケーブル3及び通信インターフェイス経由で書換
えることが可能であるので、製造時に性能が決定される
ことがなく、利用現場に対応した最新のプログラムを組
込むことにより最適な性能向上を図ることができる。
【0043】この解読したコード値は、前記I/Oユニ
ット24の通信インターフェイスを通してホストコンピ
ュータ等の外部装置へ転送される。通信インターフェイ
スは、汎用的シリアルポートであるRS−232CやC
MOS論理レベルで転送するCMOSインターフェイ
ス、さらには高速シリアルバスであるUSBポートやI
EEE1394などの次期標準と考えられている通信イ
ンターフェイスが用意される。また、ケーブルを使用し
ない赤外線インターフェイスなども実用的である。
【0044】データ転送の通信プロトコルは、CPUに
よって行われ、自由にデータフォーマットなどが設定で
きる。
【0045】また、前記I/Oユニット24には、監視
及び制御のできるI/O( input/output )ポートが含ま
れている。このI/Oポートには、前記LED照明部
9、前記トリガスイッチ4、外部からのトリガ入力を受
付ける外部トリガ入力端子、前記表示装置5、読取過程
が正常に行われたか否かあるいはその結果を操作者に音
感的に報知する発音器( ブザー )が接続されている。
【0046】前記トリガスイッチ4の操作方法によって
読取コード種の設定ができる。すなわち、図13は前記
CPUユニット23が前記トリガスイッチ4がON状態
になったときに行うトリガ割込処理の流れを示す図であ
り、通常のONして直ぐにOFFする短時間のON操作
( トリガ操作 )では2次元コード( マトリックスコード
)の読取処理( 解析・デコード処理 )を行い、予め設定
された時間以上ONを続ける長時間のON操作( 連続操
作 )ではバーコードの読取処理( 解析・デコード処理 )
を行う。また、読取動作を制御する前記トリガスイッチ
4のON操作には、電源のON/OFF動作が連動して
いる。すなわち、読取動作のOFF状態のときには、電
源もOFF状態にして、非読取時の無駄な電力の浪費を
防止するようになっている。
【0047】図14は、ガンタイプの非接触式コードス
キャナ31を示す斜視図であり、図15は、このコード
スキャナ31の要部構成を示す側面断面図である。この
ガンタイプのコードスキャナ31は、外観形状、エリア
センサ及びリニアセンサ( ラインセンサ )の2系統の撮
像センサを備えている点、非接触で読取るための構成を
備えている点を除いて、基本的には前述のタッチ式コー
ドスキャナ1と同じ構成であるので、同じ機能を有する
部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】このガンタイプの非接触式コードスキャナ
31の前記読取口6内部には、後述するリニアセンサ用
のリニア用照明部32及び後述するエリアセンサ用のエ
リア用照明部33が配置されている。これらの照明部3
2,33は、タッチ式のコードスキャナ1のLED照明
部9とほとんど同様に、それぞれLED及び拡散レンズ
から構成されている。前記トリガスイッチ4の操作方法
によって読取コード種が設定されるが、その読取コード
種の設定に応じて照明部32,33の駆動制御が行われ
る。すなわち、トリガスイッチ4を通常のONして直ぐ
にOFFする短時間のON操作では、エリアセンサ用照
明部33が駆動されて照明が行われ、予め設定された時
間以上ONを続ける長時間のON操作では、リニア用照
明部32が駆動されて照明が行われる。各照明部32,
33の照明時間は、前記LED照明部9と同様に、トリ
ガスイッチ4がON操作してから一定時間あるいは読取
りが完了するまでの時間となっている。
【0049】ビームスポットLED34,35から照射
されるスポット光は、図16及び図17に示すように、
この各スポット光の照射範囲及び方向が予め設定した読
取中心軸上の焦点距離で所定の1点( 例えば読取範囲の
中心 )で交わる( 重なる )ように配置されている。その
スポット光の照射角度が調整できるように設置されてお
り、スポット光の集まり状況を撮像センサにて監視する
ことにより、読取範囲にシンボルがあるか否かのチェッ
クの自動化が可能な構成となっている。以上のように、
このガンタイプの非接触式コードスキャナ31では、2
次元コードとバーコード( 1次元コード )との2系統の
シンボルを正確に読取るために、それぞれのコードに最
適な照明を備え、読取範囲にシンボルを合わせるために
スポット光によるターゲット表示を備えている。各照明
部32,33は、それぞれトリガスイッチ4の操作によ
りいずれか一方が駆動されて照明を行うようになってい
たが、選択せずに両方共駆動して照明を行うこともでき
る。そのような場合には、お互いの系に影響が及ばない
ように、それぞれの発光波長を異なるようにして、後述
する各撮像センサの受光波長をBPF等の光学フィルタ
で異なるようにすれば、上記影響を除去することができ
る。
【0050】撮像センサは、2次元コードを読取るため
のエリアセンサ36と、バーコード( 1次元コード )を
読取るためのリニアセンサ( ラインセンサ )37とを備
えている。これらの撮像センサ36,37は、前記撮像
センサ11と同様に固体撮像素子から構成されている。
前記エリアセンサ36は、固体撮像素子をマトリックス
状に配列して構成されているものであり、前記リニアセ
ンサ37は、固体撮像素子をライン状( 1列 )に配列し
て構成されているものである。なお、前記リニアセンサ
37でも順次操作する操作機構を設ければ2次元コード
を読取ることができる。
【0051】なお、前記エリアセンサ36の前面には、
シンボルからの反射光をこのエリアセンサ36で結像さ
せるためのレンズ、絞り、フィルタ等から構成されたエ
リア用光学機構部38が配置され、前記リニアセンサ3
7の前面には、シンボル( バーコード )からの反射光を
このリニアセンサ37で結像させるためのレンズ、絞
り、フィルタ等から構成されたリニア用光学機構部39
が配置されている。なお、読取口カバー8の前記リニア
用照明部32の光軸が通過する位置にはシェーディング
補正を兼ねた拡散レンズ( シリンドリカルレンズ )8a
が配置されている。
【0052】なお、図18は、前記エリアセンサ36の
読取範囲36Aと前記リニアセンサ37の読取範囲37
Aを示す図である。前記エリアセンサ36の読取範囲3
6Aは、2次元コードを取込めるように縦・横に広がり
を持つ領域となっており、前記リニアセンサ37の読取
範囲37Aは、バーコードを取込めるように一方向(横
方向 )にのみ広がりを持つ領域となっている。一般的に
このリニアセンサ37の読取範囲37Aの一方向の広が
り( 長さ )は、前記エリアセンサ36の読取範囲36A
の長手方向の広がりより大きくなっている。
【0053】2次元コードと1次元コードとを同時に読
ませる読取装置の場合には、撮像センサユニットの設置
には2つの方法がある。第1の方法は、エリアセンサ3
6からなるユニットのみを使用し、2次元コードと1次
元バーコードの読取りを同一のエリアセンサ36で行っ
てしまう方法である。第2の方法は、エリアセンサ36
からなるユニットとリニアセンサ37からなるユニット
とを、それぞれ読取り対象の2次元コードと1次元バー
コードとで選択・使用する方法である。
【0054】第1の方法では、エリアセンサ36が1方
向( 1行又は1列 )の固体撮像素子の配列数がリニアセ
ンサ37に比べて少ないため、エリアセンサ36でバー
コードを読取る場合には、バーコードのサイズ及び解像
度に制限が加わることになる。その読取ることができる
バーコードの最小解像度と読取りサイズは、2次元コー
ドと同等になる。第2の方法では、2次元コードとバー
コード( 1次元コード )とで、それぞれ独立した読取範
囲及び読取解像度を得ることができ、現在FA分野や流
通分野で利用されている大きいサイズのバーコードがリ
ニアセンサ37により読取ることができる。
【0055】例えば、エリアセンサ36に800×60
0画素のCCDを利用し、リニアセンサ37に4096
画素のCCDを使用した場合を考えると、解像度を0.
25mm/4ピクセルでコードを読取る場合には、エリ
アセンサ36で50mm幅、リニアセンサ37では25
6mm幅のシンボルまで読取ることができる。従って、
高解像度、広幅バーコードの読取りにはリニアセンサ3
7を使用した方が有利となる。また、一般的に2次元コ
ードは高密度、バーコードは低密度で印字されることが
多いので、解像度設定を個々に行えるようにエリアセン
サ36からなるユニットとリニアセンサ37からなるユ
ニットとを独立させて設置する。
【0056】図19は、このガンタイプの非接触式コー
ドスキャナ31の要部回路構成を示すブロック図であ
る。機能構成的には前述したタッチ式コードスキャナ1
のブロック図と同じであるが、この非接触式コードスキ
ャナ31では実際の回路構成について説明する。前記エ
リアセンサ36からなるエリアセンサユニット41に
は、その他に、前記エリアセンサ36を駆動する( エリ
アセンサ用の )ドライブ回路42と、このドライブ回路
42からの駆動タイミングに基づいて座標値を計数する
( エリアセンサ用の )カウンタ43と、前記エリアセン
サ36からの撮像信号を増幅する(エリアセンサ用の )
増幅回路44と、シェーディング補正機能を備え、前記
増幅回路44により増幅された撮像信号を0又は1のデ
ジタルデータに変換させる(エリアセンサ用の )2値化
回路45とから構成されている。
【0057】前記リニアセンサ37からなるリニアセン
サユニット46には、その他に、前記エリアセンサ37
を駆動する( リニアセンサ用の )ドライブ回路47と、
このドライブ回路47からの駆動タイミングに基づいて
座標値を計数する( リニアセンサ用の )カウンタ48
と、前記エリアセンサ37からの撮像信号を増幅する
(リニアセンサ用の )増幅回路49と、シェーディング
補正機能を備え、前記増幅回路49により増幅された撮
像信号を0又は1のデジタル撮像信号に変換させる( リ
ニアセンサ用の )2値化回路50とから構成されてい
る。
【0058】データセレクタ51には、前記エリアセン
サユニット41の2値化回路45からのエリア撮像デー
タ線及びカウンタ43からの座標データ線が接続される
と共に、前記リニアセンサユニット46の2値化回路5
0からのリニア撮像データ線及びカウンタ48からの座
標データ線が接続されている。このデータセレクタ51
は、制御部本体を構成するCPU52により発生された
選択信号に基づいて、前記エリアセンサユニット41か
らのデータ線と前記リニアセンサユニット46からのデ
ータ線とのうちいずれか一方をDMA(direct memory a
ccess)53への出力データ線と接続するようになってい
る。
【0059】前記CPU52は、システムバス54を通
して、プログラムメモリ55、画像メモリ56、前記D
MA53、I/O(input/output)ポート57、通信イン
ターフェイス58とそれぞれ接続されている。なお、前
記CPU52から前記データセレクタ51への選択信号
も、前記システムバス54を通して前記データセレクタ
51へ出力する。プログラムメモリ55は、前記CPU
52が行う処理のプログラムデータ等が記憶されてい
る。
【0060】前記画像メモリ56は、複数枚分の撮像デ
ータが記憶される容量を備え、前記DMA53により、
前記データセレクタ51で選択された方のユニットの撮
像データがその座標データに基づいて画像データとし
て、前記CPU52を介さずに前記画像メモリ56に展
開される。前記I/Oポート57には、ターゲット( ビ
ームスポットLED34,35 )、照明( 照明部32,
33 )、前記トリガスイッチ4、外部トリガ入力59、
表示器60、発音器( ブザー )61がぞれぞれ割当てら
れた入出力ポートに接続されている。
【0061】エリアセンサユニット41とリニアセンサ
ユニット46の2系統を搭載した2次元リーダの動作は
以下のようになる。読取コード種の切換は、トリガスイ
ッチ4の操作による指示、ホストコンピュータからのコ
マンドによる指示、撮像データを解析して自動的に切換
えるという3つの方法がある。
【0062】これらの方法による読取コード種の決定
は、この決定したコード種を読取るセンサユニットから
の撮像データを有効データとして、データセレクタ51
にそのセンサユニットからの出力データのDMAへの接
続を指示して有効データ切換を制御することに利用する
こともできるが、エリアセンサユニット41、リニアセ
ンサユニット46にそれぞれメモリバッファを設けて、
データセレクタ51の前で撮像データを一時的に記憶す
ることにより、両方の撮像データを画像メモリ56に入
力する順序を決めるために利用することもできる。デー
タセレクタ41の選択信号はCPU52により制御され
ているので、学習機能により過去の傾向に基づいて切換
順序などを自動的に設定することを行うこともできる。
【0063】トリガ入力の後、リニアセンサ37、エリ
アセンサ36のそれぞれのコード読取視野、読取焦点位
置を示すリニア用、エリア用のビームスポットLED3
4、35を消灯する。このスポット光の照明消灯後、リ
ニアセンサ37の撮像入力を行い、次にエリアセンサ3
6の撮像入力を行う。図20は、エリア用及びリニア用
の前記照明部32、34、エリア用及びリニア用の前記
ビームスポットLED34、35、前記トリガスイッチ
4の駆動タイミングを示す図である。
【0064】CPU52に搭載されたプログラムにより
実現されるデコードアルゴリズムは、例えばエリアセン
サ36による撮像入力終了後、その画像の特徴抽出を行
う。この処理は画像中にバーコード、2次元コードらし
きものが存在するかを調べる処理である。その存在が確
認されたら、デコード処理を行い、読取の成功/失敗を
判定し、成功ならばその結果を表示器60によって表示
すると共に、通信インターフェイス58を通して送信出
力して終了となる。失敗ならば失敗原因を表示器60に
表示し、読取処理を終了して、再びトリガ入力待ち状態
に戻る。
【0065】本シンボル読取装置に使われているセンサ
ユニットの構成を図21に示す。図21のセンサユニッ
ト61は、レンズユニット62とイメージセンサ63で
構成される。このイメージセンサ63の直前には、光学
フィルタ64が設けられている。
【0066】ここで、レンズユニット61は、図2のリ
ニア用光学機構部39あるいはエリア用光学機構部38
を指し、イメージセンサ63はリニアセンサ37あるい
はエリアセンサ36を指している。
【0067】図21中において、レンズユニット62の
視野範囲は、線分62a〜62bの間の視野範囲にあ
り、レンズユニット62の焦点位置はfo位置にある。
【0068】そして、レンズユニット62で集光された
光束は、イメージセンサ63に入力される。
【0069】視野範囲、焦点位置foあるいは画像倍率
などはレンズユニット62によって決定される。つま
り、焦点位置での視野範囲の画像がイメージセンサ63
に結像するようにする。また、外乱光によるノイズを防
ぐために光学フィルタ64を挿入するのが良いが、なく
ても良い。
【0070】また、それぞれのレンズ及び照明光学系の
読取り可能な領域の少なくとも焦点てた、解像度などの
変更方法は、レンズユニット62内のレンズ位置の変更
により可能となる。
【0071】図21においては、センサユニット61が
1つの場合について説明したが、このようなセンサユニ
ット61を2つ使用し、図22に示すように2つのセン
サユニットの焦点位置を異なるようにしたり、2つのセ
ンサユニットの焦点位置を同じにしている。
【0072】まず、図22は2つのセンサユニットの読
取りレンズの読取り可能な領域を同一方向の異なる領域
に設定するようにしている。
【0073】つまり、図22において、装置本体2に
は、第1のセンサユニット71及び第2のセンサユニッ
ト72が設けられている。この第1のセンサユニット7
1内には、焦点距離Aを持つレンズユニット71aを備
え、第2のセンサユニット72には焦点距離Bを持つレ
ンズユニット72aが備えられている。
【0074】ここで、71b,72bは光学フィルタ、
71c,72cはイメージセンサであり。
【0075】このように、第1のセンサユニット71と
第2のセンサユニット72との焦点距離をAとBという
ように異ならせるようにしたので、第1のセンサユニッ
ト71と第2のセンサユニット72とで性質の違うコー
ドをそれぞれのコードに適した位置で読み取らせるよう
にすることができるので、操作性を向上させることがで
きる。
【0076】次に、図23ないし図33を参照して本発
明の実施の形態について説明する。まず、図23ないし
図25を参照して本発明の第1の実施の形態について説
明する。図23は本発明の実施の形態に共通するガンタ
イプの非接触式コードスキャナ81の斜視図である。図
23において、図14と同じ部分については図14と同
一番号を付し、その詳細な説明については省略する。
【0077】また、ガンタイプの非接触式コードスキャ
ナ81の内部の構造は図15と同じであり、要部回路構
成も図19と同様であるので、その詳細な説明について
は省略し、実施の形態において特徴となる回路構成につ
いて説明する。
【0078】図23において、82は外部電源電圧の状
態を表示する表示器である。
【0079】また、図23のインタフェイスケーブル3
内には図24に示すように、コードスキャナ81とホス
トコンピュータとの通信データが送受される通信信号線
3a、外部接続される後述する外部電源機器からの直流
電圧が送られる直流電源線3b、グランドに接続されて
いるグランド線3cが配設されている。
【0080】図25において、91は図24の直流電源
線3bに接続され、直流電圧を出力する外部電源機器で
ある。
【0081】つまり、外部電源機器91はケーブル3の
直流電源線3bを介して電源電圧監視回路92に接続さ
れる。
【0082】この電源電圧監視回路92には、基準電圧
発生回路93から出力される基準電圧Vthがが入力され
ている。
【0083】この電源電圧監視回路92には表示ドライ
バ93が接続されている。
【0084】さらに、この表示ドライバ93には図23
の表示器82が接続されている。
【0085】ところで、電源電圧監視回路92は、外部
電源機器91から出力される直流電圧と基準電圧Vthと
を比較し、直流電圧が基準電圧Vthより小さくなると、
表示ドライバ83に制御信号を出力する。そして、この
制御信号が出力されると、表示ドライバ93により表示
器82が点灯制御される。
【0086】以上のようにこの第1の実施の形態におい
ては、外部接続される外部電源機器91から出力される
直流電圧が基準電圧Vthより小さくなると、表示器82
を点灯するようにしたので、オペレータに外部電源機器
91から出力される直流電圧の低下を促すことができ
る。
【0087】次に、本発明の第2の実施の形態について
図23、図24及び図26を参照して説明する。図26
において、101は図24の直流電源線3bに接続さ
れ、直流電圧を出力する電源供給機器である。
【0088】この電源供給機器101から出力される直
流電源Vは、この直流電源を監視する電源監視回路10
2に出力される。
【0089】この電源監視回路102は基準電源リファ
レンス103から出力される基準電源Vthが入力されて
いる。
【0090】電源監視回路102は電源供給機器101
から出力される直流電源Vと基準電源リファレンス10
3から出力される基準電源Vthとの差ΔVを算出し、電
源予測回路104に出力する。
【0091】この電源予測回路104は、常時、電源供
給機器101から出力される直流電源Vと基準電源リフ
ァレンス103から出力される基準電源Vt とを比較
し、差ΔVの推移を監視することにより、電源供給機器
101から出力される直流電源Vの残量Vrを予測して
いる。この電源予測回路104は、例えば小型のワンチ
ップマイクロコンピュータを利用することにより、予測
データの入れ替えやきめの細かい変化を監視することが
できる。
【0092】そして、電源予測回路104から出力され
る直流電源Vの残量Vrは、表示ドライバ105に出力
される。
【0093】この表示ドライバ105には、表示器82
が接続されている。
【0094】つまり、電源予測回路104は直流電源V
の残量Vrを予測し、その残量Vrが徐々に低下し、基
準電源Vthに近付いてくると、表示ドライバ105を駆
動し、表示器82を点灯させるようにしている。
【0095】このように、電源予測回路104を設け、
直流電源Vの残量Vrを予測し、その残量Vrが徐々に
低下し、基準電源Vthに近付いてくると、表示器82を
点灯させるようにしたので、オペレータは直流電源Vの
残量Vrを予測できる。
【0096】次に、本発明の第3の実施の形態について
図23、図24及び図27を参照して説明する。前述し
た第3の実施の形態においては、電源供給機器101か
ら出力される直流電源Vの残量Vrを予測し、その残量
Vrが徐々に低下し、基準電源Vthに近付いてくると、
表示器82を点灯させるようにしたが、この第3の実施
の形態においては、その残量Vrが徐々に低下し、基準
電源Vthに近付いてくると、照明部32,33の照度を
低下させるようにしている。
【0097】図27において、図26と同一部分には同
一番号を付し、その詳細な説明については省略する。
【0098】図27において、電源予測回路104には
照明電源制御部111が接続される。この照明電源制御
部111には、図19の照明部32、33に接続され
る。
【0099】照明電源制御部111は、照明部32、3
3の照度を電源予測回路104から出力される電源予測
信号に応じて可変制御している。
【0100】以上のように構成することにより、電源予
測回路104を設け、直流電源Vの残量Vrを予測し、
その予測された残量Vrに応じて照明部32、33の照
度を可変制御するようにしている。例えば、予測された
残量Vrが少なくなってくると、照明部32、33の照
度を低下させるようにして、照明部32、33の消費電
力を抑えることにより、電源供給機器101から出力さ
れる直流電源Vが低下した場合でもシステムがダウンす
ることを未然に防止することができる。
【0101】次に、本発明の第4の実施の形態について
図23、図24及び図28を参照して説明する。前述し
た第3の実施の形態においては、予測された電源供給機
器101から出力される直流電源Vの残量Vrが少なく
なってくると、照明部32、33の照度を低下させるよ
うにしたが、この第4の実施の形態においては、図19
のリーダのCPU52の動作クロック周波数を変更する
ようにしている。
【0102】図28において、図27と同一部分には同
一番号を付し、その詳細な説明については省略する。
【0103】図28において、電源予測回路104には
クロック発振回路112が接続され、このクロック発振
回路112にCPU52が接続されている。つまり、ク
ロック発振回路112は、電源予測回路104から出力
される電源予測信号に応じてCPU52に出力する動作
クロック周波数を可変制御している。
【0104】例えば、電源予測回路104により電源供
給機器101から出力された直流電源Vが低下すること
が予測された場合には、クロック発振回路112から出
力される動作クロック周波数を低下させるようにしてい
る。
【0105】以上のように構成することにより、電源供
給機器101から出力された直流電源Vが低下すること
が予測された場合には、クロック発振回路112から出
力される動作クロック周波数を低下させるようにしたの
で、電源供給機器101から出力される直流電源Vが低
下することが予測された場合でも、システムを最小運転
させることができる。
【0106】次に、本発明の第5の実施の形態について
図23、図24及び図29を参照して説明する。この第
5の実施の形態においては、電源供給機器101から出
力された直流電源Vが低下することが予測された場合に
は、電源供給機器101から警報を発するようにしてい
る。
【0107】図29において、図28と同一部分につい
ては同一番号を付し、その詳細な説明については省略す
る。図29において、電源予測回路104には警報発生
回路113が接続される。この警報発生回路113は、
電源供給機器101から出力された直流電源Vが低下す
ることが予測された場合には、トリガ信号を電源供給機
器101にする。この電源供給機器101は、このトリ
ガ信号を受信すると、警報を発する。
【0108】以上のように構成することにより、電源供
給機器101から出力される直流電源Vが低下すること
が予測された場合には、電源供給機器101にトリガ信
号をフィードバックし、このトリガ信号により警報を発
するようにしたので、電源供給機器101の低下を未然
に防ぐことができる。つまり、電源供給機器101から
出力される直流電源Vが低下することが予測された場合
には、電源供給機器101で警報を発するようにしたの
で、システムダウンを未然に防ぐことができる。
【0109】次に、本発明の第6の実施の形態について
図23、図24及び図30を参照して説明する。この第
6の実施の形態においては、電源供給機器101から出
力された直流電源Vが低下することが予測された場合に
は、電源供給機器101から警報を発するようにしてい
る。
【0110】図28を参照して前述した第4の実施の形
態においては、電源供給機器101から出力された直流
電源Vが低下することが予測された場合には、クロック
発振回路112から出力される動作クロック周波数を低
下させるようにしたが、この第6の実施の形態において
は、電源供給機器101から出力された直流電源Vが低
下することが予測された場合には、CPU52でデコー
ドされた内容を不揮発メモリである設定レジスタに保存
するようにしている。
【0111】図30において、図28と同一部分には同
一番号を付し、その詳細な説明については省略する。
【0112】図30において、電源予測回路104から
出力される電源予測信号はパラメータ保管回路114に
入力される。この電源予測信号は、電源供給機器101
から出力された直流電源Vが低下することが予測された
場合に出力される。
【0113】パラメータ保管回路114には設定レジス
タ115に書込み信号を出力する。この設定レジスタ1
15には、上記CPU52の出力が入力されている。
【0114】以上のように構成することにより、電源供
給機器101から出力された直流電源Vが低下すること
が予測された場合には、電源予測信号がパラメータ保管
回路114に出力される。この結果、パラメータ保管回
路114は、書込み信号を設定レジスタ115に出力す
る。これにより、CPU52でデコードされた内容が設
定レジスタ115に記録される。
【0115】この設定レジスタ115は不揮発性メモリ
で構成されているので、電源供給機器101から出力さ
れた直流電源Vが低下しても、CPU52でデコードさ
れた内容を保存しておくことができる。
【0116】次に、本発明の第7の実施の形態について
図23、図24及び図31を参照して説明する。図28
を参照して説明した本発明の第4の実施の形態において
は、電源供給機器101から出力された直流電源Vが低
下することが予測された場合には、CPU52の動作ク
ロック周波数を低下させるようにしたが、この第7の実
施の形態においては補助電源端子に通常電圧より高い電
源電圧が供給された場合には、CPU52の動作クロッ
ク周波数を上昇させるようしている。
【0117】図31において、図28と同一部分には同
一番号を付し、その詳細な説明については省略する。
【0118】図31において、電源供給機器101及び
補助電源端子121は電源切替器120に接続される。
この電源切替器120の出力は、電源監視回路102に
接続される。
【0119】電源切替回路120は電源が電源供給機器
101あるいは補助電源端子121に切り替わっている
ことを示す切替信号をクロック発振回路112に出力す
る。このクロック発振回路112は補助電源端子121
に補助電源が切り替わって接続されているときにの切替
信号が入力されると、通常より高い周波数のクロック信
号をCPU52に出力する。
【0120】以上のように構成することにより、補助電
源端子121に通常電圧より高い補助電源が接続された
場合には、通常より高い周波数のクロック信号をCPU
52に出力するようにしたので、CPU52のデコード
処理を高速に行なうことができる。
【0121】次に、本発明の第8の実施の形態について
図23、図24及び図32を参照して説明する。図27
を参照して前述した第3の実施の形態においては、予測
された残量Vrが少なくなってくると、照明部32、3
3の照度を低下させるようにしたが、照明部32、33
を制御する照明ドライバ122と電源予測回路104と
の間に可変周期発信器120と可変デューティ発信器1
21とを介装させて、照明部32、33の点灯を制御す
るようにしている。
【0122】電源予測回路104から出力される電源予
測信号は可変周期発信器120及び可変デューティ発信
器121に出力される。この可変周期発信器120及び
可変デューティ発信器121は電源予測回路104から
出力された予測された直流電源Vの残量Vrを示す電源
予測信号に応じて、周波数及びデューティ比を決定して
照明ドライバ122に出力する。
【0123】以上のように構成することにより、電源予
測回路104において、直流電源Vの低下が予測される
場合には、可変周期発信器120及び可変デューティ発
信器121から出力される照明ドライバ122に供給す
る電源の周期及びデューティ比を可変するようにしたの
で、直流電源Vの大きさに応じてシステムの最小運転を
可能とすることができる。
【0124】次に、本発明の第9の実施の形態について
図23、図24及び図33を参照して説明する。この第
9の実施の形態は、図19に示すように、2つのセンサ
ユニット、つまりエリアセンサユニット41及びリニア
センサユニット46がある場合に、電源予測回路104
で検出された直流電源Vの低下が予測される場合には、
1系統だけのセンサユニットを選択するようにして、消
費電力を抑え、システムを最小運転するようにしてい
る。
【0125】つまり、図33において、図32と同一部
分については同一番号を付し、その詳細な説明について
は省略する。
【0126】図33において、電源予測回路104から
出力される電源予測信号は画像センサ電源選択部131
に出力される。この画像センサ電源選択部131は、画
像センサ電源回路132a及び画像センサ電源回路13
2bに選択して電源を供給する。
【0127】画像センサ電源回路132aは画像センサ
A133aに、画像センサ電源回路132bは画像セン
サB133bに電源を供給する。ここで、画像センサA
133aは、エリアセンサユニット41、画像センサB
133bはリニアセンサユニット46に相当する。
【0128】以上のように構成することにより、電源予
測回路104により直流電源Vが低下することが予測さ
れた場合には、画像センサA133aあるいは画像セン
サB133bのいずれか一方のみに電源を供給するよう
にしたので、直流電源Vが低下することが予測された場
合には、システムの消費電力を抑えて、システムの最小
運転を行なうことができる。
【0129】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スキャナ
の筐体に外部電源電圧の状態を表示する表示器を設ける
ようにしたので、オペレータはその表示器を見て、外部
電源電圧の残量を認識することができる。
【0130】請求項2記載の発明によれば、外部電源電
圧の変化推移を予測し、予測された外部電源電圧の変化
推移をスキャナの筐体に設けられた表示器に表示するよ
うにしたので、オペレータは外部電源電圧の変化推移を
予知することができる。
【0131】請求項3記載の発明によれば、外部電源電
圧の変化推移を予測し、外部電源電圧が低下すると予測
された場合には、照明部の照度を低下させるようにした
ので、外部電源電圧が低下すると予測された場合には照
明部で消費される電力を最小限度に抑えて、システム最
小運転することができる。
【0132】請求項4記載の発明によれば、外部電源電
圧の変化推移を予測し、外部電源電圧が低下すると予測
された場合には、CPUの動作クロック周波数を低下さ
せるようにしたので、外部電源電圧が低下すると予測さ
れた場合でもシステムを最小運転させることができる。
【0133】請求項5記載の発明によれば、外部電源電
圧の変化推移を予測し、外部電源電圧が低下すると予測
された場合には、外部電源電圧を供給する供給元に警報
を出力するようにしたので、外部電源電圧の供給元は外
部電源電圧の低下を認識することができる。
【0134】請求項6記載の発明によれば、外部電源電
圧の変化推移を予測し、外部電源電圧が低下すると予測
された場合には、デコード手段でデコードされた結果を
不揮発性メモリに記憶させるようにしたので、外部電源
電圧が実際に低下した場合でもデコード手段のデコード
結果を保存しておくことができる。
【0135】請求項7記載の発明によれば、外部電源電
圧の変化推移を予測し、外部電源電圧が低下すると予測
された場合には、複数の画像センサユニットのうち1系
統だけを選択して駆動するようにしたので、外部電源電
圧の状況に合わせてシステムを最小運転させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の各実施の形態に共通するハンディタ
イプのタッチ式コードスキャナを示す斜視図。
【図2】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
ボディケースを示す正面断面図。
【図3】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナを
示す上面図。
【図4】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ本
体及びフードを示す斜視図。
【図5】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ本
体に取付可能な各種フードを示す斜視図。
【図6】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
要部構成を示す側面断面図。
【図7】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
読取口周辺の構成を示す側面断面図。
【図8】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
拡散反射板及び拡散板を示す図。
【図9】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
要部機能構成を示すブロック図。
【図10】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
の要部機能構成を示すブロック図。
【図11】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
のシェーディング現象を示す図。
【図12】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
のシェーディング補正を示す図。
【図13】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
が行うトリガ割込処理の流れを示す図。
【図14】この発明の各実施の形態に共通するガンタイ
プの非接触式コードスキャナを示す斜視図。
【図15】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの要
部構成を示す側面断面図。
【図16】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのス
ポット光の焦点距離を説明するための図。
【図17】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのス
ポット光の焦点距離を説明するための図。
【図18】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの2
種類のセンサに対応する読取範囲を示す図。
【図19】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの要
部回路構成を示すブロック図。
【図20】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのエ
リア用及びリニア用の照明部、エリア用及びリニア用の
ビームスポットLED、トリガスイッチの駆動タイミン
グを示す図。
【図21】センサユニットの構成を示す図。
【図22】センサユニットの構成を示す図。
【図23】本発明の第1乃至第9の実施の形態に共通す
るガンタイプの非接触式コードスキャナの斜視図。
【図24】図23のインタフェイスケーブルの概略構成
を示す図。
【図25】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図26】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図27】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図28】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図29】本発明の第5の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図30】本発明の第6の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図31】本発明の第7の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図32】本発明の第8の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【図33】本発明の第9の実施の形態の概略構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1…タッチ式コードスキャナ、 4…トリガスイッチ、 6…読取口、 7…フード、 9−1…LED照明部、 9−2,34,35…ビームスポットLED、 11…撮像センサ、 23…CPUユニット、 31…ガンタイプの非接触式コードスキャナ、 32…リニア用照明部、 33…エリア要照明部、 36…エリアセンサ、 82…表示器、 91…外部電源機器、 92…電源電圧監視回路、 93…基準電圧発生回路。
フロントページの続き (72)発明者 関 安弘 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射された光の受光量に対応した電気量
    を出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、こ
    の撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記
    憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された上記
    シンボルの画像データを復元解読するデコード手段とを
    筐体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から
    電源が供給されているシンボル読取装置において、 上記外部電源電圧をモニタする電源監視手段と、 この電源監視手段でモニタされた外部電源電圧の状態を
    表示する上記筐体に設けられた表示手段とを具備したこ
    とを特徴とするシンボル読取装置。
  2. 【請求項2】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射された光の受光量に対応した電気量
    を出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、こ
    の撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記
    憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された上記
    シンボルの画像データを復元解読するデコード手段とを
    筐体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から
    電源が供給されているシンボル読取装置において、 上記外部電源電圧をモニタする電源監視手段と、 この電源監視手段によりモニタされた外部電源電圧の変
    化推移を予測する電源予測手段と、 この電源予測手段で予測された上記外部電源電圧の変化
    推移を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする
    シンボル読取装置。
  3. 【請求項3】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射された光の受光量に対応した電気量
    を出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、こ
    の撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記
    憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された上記
    シンボルの画像データを復元解読するデコード手段とを
    筐体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から
    電源が供給されているシンボル読取装置において、 上記外部電源電圧をモニタする電源監視手段と、 この電源監視手段によりモニタされた外部電源電圧の変
    化推移を予測する電源予測手段と、 上記シンボルに光を照射する照明手段の照度を可変する
    照度可変手段と、 上記電源手段で予測された上記外部電源電圧が低下する
    と予測された場合に、上記照度可変手段により上記照明
    手段の照度を低下させる手段とを具備したことを特徴と
    するシンボル読取装置。
  4. 【請求項4】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射された光の受光量に対応した電気量
    を出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、こ
    の撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記
    憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された上記
    シンボルの画像データを復元解読するデコード手段とを
    筐体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から
    電源が供給されているシンボル読取装置において、 上記外部電源電圧をモニタする電源監視手段と、 この電源監視手段によりモニタされた外部電源電圧の変
    化推移を予測する電源予測手段と、 上記デコード手段の処理を行なうCPUの動作クロック
    を可変する変更手段と、 上記電源予測手段により上記外部電源電圧が低下すると
    予測された場合には、上記変更手段により上記CPUの
    動作を低下させる手段とを具備したことを特徴とするシ
    ンボル読取装置。
  5. 【請求項5】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射された光の受光量に対応した電気量
    を出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、こ
    の撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記
    憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された上記
    シンボルの画像データを復元解読するデコード手段とを
    筐体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から
    電源が供給されているシンボル読取装置において、 上記外部電源電圧をモニタする電源監視手段と、 この電源監視手段によりモニタされた外部電源電圧の変
    化推移を予測する電源予測手段と、 この電源予測手段により上記外部電源電圧が低下すると
    予測された場合には、上記外部電源電圧を供給する供給
    元に警報信号を出力する警報出力手段とを具備したこと
    を特徴とするシンボル読取装置。
  6. 【請求項6】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射された光の受光量に対応した電気量
    を出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、こ
    の撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記
    憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された上記
    シンボルの画像データを復元解読するデコード手段とを
    筐体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電圧から
    電源が供給されているシンボル読取装置において、 上記外部電源電圧をモニタする電源監視手段と、 この電源監視手段によりモニタされた外部電源電圧の変
    化推移を予測する電源予測手段と、 この電源予測手段により上記外部電源電圧が低下すると
    予測された場合には、上記デコード手段から出力される
    デコード結果を不揮発性メモリに記憶させる手段とを具
    備したことを特徴とするシンボル読取装置。
  7. 【請求項7】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射された光の受光量に対応した電気量
    を出力する光電変換素子から構成された複数の撮像手段
    と、この撮像手段で撮像された上記シンボルの画像デー
    タを記憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶され
    た上記シンボルの画像データを復元解読するデコード手
    段とを筐体に収納し、筐体外部に設けられた外部電源電
    圧から電源が供給されているシンボル読取装置におい
    て、 上記外部電源電圧をモニタする電源監視手段と、 この電源監視手段によりモニタされた外部電源電圧の変
    化推移を予測する電源予測手段と、 この電源予測手段により上記外部電源電圧が低下すると
    予測された場合には、複数の撮像手段を交互に駆動ある
    いは複数の撮像手段のうちいずれか一を停止させる手段
    とを具備したことを特徴とするシンボル読取装置。
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