JPH11312210A - シンボル読取装置 - Google Patents

シンボル読取装置

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Publication number
JPH11312210A
JPH11312210A JP10120968A JP12096898A JPH11312210A JP H11312210 A JPH11312210 A JP H11312210A JP 10120968 A JP10120968 A JP 10120968A JP 12096898 A JP12096898 A JP 12096898A JP H11312210 A JPH11312210 A JP H11312210A
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JP
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symbol
reading
distance
image
light
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Application number
JP10120968A
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English (en)
Inventor
Takafumi Fukushima
孝文 福島
Makoto Sugiyama
誠 杉山
Takashi Goto
隆 後藤
Yasuhiro Seki
安弘 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷媒体とシンボルから反射された光を入射
する読取口との距離が焦点位置、つまり読取り位置にき
た場合には、自動的にシンボルの画像データを復元解読
するデコード処理を行なうことができるシンボル読取装
置を提供すること。 【解決手段】 距離センサ123 により検出された印刷媒
体と読取口との距離が読取り可能位置にあるときにトリ
ガ信号を出力するトリガ発生回路124 から出力されるト
リガ信号により起動されるシンボルを照明するドライバ
126 と、トリガ信号により起動される画像センサ122 、
トリガ信号により起動され、上記画像メモリに記憶され
ている上記シンボルの画像データを復元解読するデコー
ド回路125から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷媒体上のシ
ンボルに光を照射し、このシンボルから反射した光の受
光量に対応した電気量を出力する光電変換素子から構成
された撮像センサを備えたシンボル読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
出力する光電変換素子から構成された撮像センサを備え
たハンディタイプのシンボル情報読取装置の照明の光源
として、LED( light emitting diode )が使用されて
いる。
【0003】このような光源は、ターゲット照明手段に
より撮像手段の読取り範囲の略中心部にスポット光をタ
ーゲットとして照射し、シンボルを撮像手段の合焦点位
置にくるようにハンディタイプのシンボル情報読取装置
を移動させ、シンボルを照明するシンボル照明手段によ
りシンボルに光を照射し、その反射光を撮像手段で撮像
するようにしている。
【0004】そして、このようなシンボル情報読取装置
でシンボルを読み取る場合には、トリガスイッチを操作
すると、ターゲット照明手段が消灯され、シンボルを照
明するシンボル照明手段が点灯される。このシンボル点
灯手段によりシンボルが点灯することにより、シンボル
から反射された光は撮像手段に入射され、シンボルの画
像が撮像される。
【0005】このシンボル画像のデコード処理を行なっ
た後に、再びターゲット照明手段を点灯するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、シンボル
読取装置でシンボルを読み取るときには、操作者が合焦
点位置を黙視で確認し、その位置にシンボル読取装置を
移動させて、トリガスイッチを操作してシンボルの読取
り操作を行なうようにしていた。
【0007】しかし、周囲が明るい場合にはターゲット
照明手段により照明されたスポットの位置が分かりずら
いため、合焦点位置を見つけつらくなり、シンボルの読
取り操作がしずらいという問題があった。
【0008】さらに、読み取るべきシンボルの個数が多
い場合には、トリガスイッチを操作する回数が多くなる
ので、操作者の手に疲労が残るという問題があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、印刷媒体上のシンボルに光を照射し、
このシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量
を出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、こ
の撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記
憶する画像メモリとを備えたシンボル読取装置におい
て、上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入
射する読取口との距離が焦点位置、つまり読取り位置に
きた場合には、自動的にシンボルの画像データを復元解
読するデコード処理を行なうことができるシンボル読取
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシンボル
読取装置は、印刷媒体上のシンボルに光を照射し、この
シンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を出
力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この撮
像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶す
る画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、上
記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射する
読取口との距離を測定する距離検出手段と、この距離セ
ンサにより検出された上記印刷媒体と上記読取口との距
離が読取り可能位置にあるときにトリガ信号を出力する
トリガ信号発生手段と、このトリガ信号発生手段から出
力されるトリガ信号により起動される上記シンボルを照
明するシンボル照明手段と、上記トリガ信号により起動
される撮像手段と、上記トリガ信号により起動され、上
記画像メモリに記憶されている上記シンボルの画像デー
タを復元解読するデコード手段とを具備したことを特徴
とする。
【0011】請求項2記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
した光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素
子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像され
た上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリとを
備えたシンボル読取装置において、上記シンボルを照明
するシンボル照明手段と、上記画像メモリに記憶されて
いる上記シンボルの画像データを復元解読するデコード
手段と、上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光
を入射する読取口との距離を測定する距離検出手段と、
この距離検出手段により検出された上記印刷媒体と上記
シンボルから反射された光を入射する読取口との距離が
読取り範囲に入った場合に上記照明手段及び上記撮像手
段を起動し、上記距離が読取り位置になった場合には上
記デコード手段を起動するデコーダ制御手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0012】請求項3記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
した光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素
子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像され
た上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリとを
備えたシンボル読取装置において、上記印刷媒体と上記
シンボルから反射された光を入射する読取口との距離を
測定する距離検出手段と、この距離検出手段で検出され
た上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射
する読取口との距離が読取り位置になると上記画像メモ
リに記憶された上記シンボルの画像データを復元解読す
るデコード手段と、上記距離検出手段により検出された
上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
る読取口との距離が読取り範囲内にある場合に点灯ある
いは消灯される表示手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】請求項4記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
した光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素
子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像され
た上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリとを
備えたシンボル読取装置において、上記印刷媒体と上記
シンボルから反射された光を入射する読取口との距離を
測定する距離検出手段と、この距離検出手段で検出され
た上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射
する読取口との距離が読取り位置になると上記画像メモ
リに記憶された上記シンボルの画像データを復元解読す
るデコード手段と、上記距離検出手段により検出された
上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
る読取口との距離が読取り範囲内にある場合と、読取り
範囲外で遠い位置にある場合と、読取り範囲外で近い位
置にある場合とで区別して表示する表示手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0014】請求項5記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
した光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素
子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像され
た上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリとを
備えたシンボル読取装置において、上記印刷媒体と上記
シンボルから反射された光を入射する読取口との距離を
測定する距離検出手段と、この距離検出手段で検出され
た上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射
する読取口との距離が読取り位置になると上記画像メモ
リに記憶された上記シンボルの画像データを復元解読す
るデコード手段と、上記距離検出手段で検出された上記
印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射する読
取口との距離に応じてその点灯個数が制御される列状表
示体とを具備したことを特徴とする。
【0015】請求項6記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
した光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素
子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像され
た上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリとを
備えたシンボル読取装置において、上記印刷媒体と上記
シンボルから反射された光を入射する読取口との距離を
測定する距離検出手段と、この距離検出手段で検出され
た上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射
する読取口との距離が読取り位置になると上記画像メモ
リに記憶された上記シンボルの画像データを復元解読す
るデコード手段と、上記距離検出手段で検出された上記
印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射する読
取口との距離に応じて点灯個数が制御される第1の列状
表示体と、上記撮像手段の焦点位置を点灯表示し上記第
1の列状表示体に併設された第2の列状表示体とを具備
したことを特徴とする。
【0016】請求項7記載のシンボル読取装置は、印刷
媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから反射
した光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素
子から構成された撮像手段と、この撮像手段で撮像され
た上記シンボルの画像データを記憶する画像メモリとを
備えたシンボル読取装置において、上記印刷媒体と上記
シンボルから反射された光を入射する読取口との距離を
測定する距離検出手段と、この距離検出手段で検出され
た上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射
する読取口との距離が読取り位置になると上記画像メモ
リに記憶された上記シンボルの画像データを復元解読す
るデコード手段と、上記距離検出手段により検出された
上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
る読取口との距離が読取り範囲内にある場合にその旨を
発声する発声手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、この発明を適用する2種類
のハンディスキャナの概要を説明する。図1は、この発
明を適用するハンディタイプのタッチ式( 接触式 )コー
ドスキャナ1を示す斜視図である。装置本体2にはイン
ターフェイスケーブル3が接続されている。このインタ
ーフェイスケーブル3により前記装置本体2は図示しな
いホストコンピュータ等のコードデータを処理する装置
と接続されている。なお、このインターフェイスケーブ
ル3を通しての通信の他に、無線通信、赤外線通信等の
通信手段を選択して使用することができるようになって
いる。
【0018】前記装置本体2のボディケース2a,2b
はプラスチック材等により、図2に示すように、上下に
分割された筺体が嵌め合わせ又はネジ止めにより一体型
に構成された中空構造になっており、防塵、防滴構造と
なっている。前記装置本体2の側面には、図3に示すよ
うに、コード読取時に操作者が読取タイミングを指示す
るためのトリガスイッチ4が配置され、前記装置本体2
の上面には、読取完了又は読取エラー等のステータスを
それぞれ表示方法( 点滅周期、点灯時間等 )を変えて表
示するための表示装置( 例えばLED=light emitting
diode )5が配置されている。
【0019】前記トリガスイッチ4については、前記装
置本体2の横倒しや落下によっても誤動作( ON操作)
しないように、前記装置本体3の側面の前記トリガスイ
ッチ4が配置されている部分は凹形状に形成されて前記
装置本体3の外輪郭線より内側に収められている。前記
装置本体2には、読取のための開口を持つ読取口6が硬
質材料と軟質材料の2種類の材質を組合わせて構成され
ている。すなわち、図4に示すように、前記読取口6の
近傍は軟質材料からなるフード( コーン=円錐形状部材
)7が取付けられ、前記装置本体2は硬質材料からなる
前記ボディケース2a,2bから構成されている。これ
は読取対象である印刷媒体との接触による衝撃を吸収し
て、衝撃による破損を防止するための構造である。前記
フード7の形状は、基本的に円錐形状で一端に開口面積
の小さい開口部、他端に開口面積の小さい開口部が形成
され、いずれか一方が前記装置本体2に容易に着脱可能
に取付られている。
【0020】図5( a )に示すように、レンズ7aをこ
の着脱可能なフード7に内蔵することで任意に読取倍率
等を変更することができる構成になっている。前記読取
口6の前記フード7の印刷媒体に接触する開口端の形状
を後述する画像読取センサによる読取範囲と同じにする
ことにより、シンボル( バーコード、2次元コード )を
スムーズに読取範囲内に収容することができる。また、
図5( b )に示すように、前記フード7に該当位置( 中
央位置 )に強度補正のためのリブ7bを設けることによ
り、読取範囲の中心が目視により判別し易くなる。前記
フード7は上述した機能を備え、画像のはみ出し切れを
防止する効果を実現している。図5( c )に示すよう
に、印刷媒体に接触する前記フード7の先端に読取範囲
の中心に対応してR形状の凹部7cを形成することで、
円柱形状や球形状表面に印刷されたシンボルの読取りに
おいても、円柱形状や球形状の印刷媒体の転がりを防
ぎ、安定した読取りを実現することができる。前記フー
ド7を半透明にしたものでは、読取らせるシンボルの読
取状態を前記フード7を通して直接目視により確認でき
るので、シンボルをこのコードスキャナ1の読取範囲(
視野 )内に入るようにタッチ式コードスキャナ1の位置
決め操作を行うことができる。
【0021】前記ボディケース2a,2bの前記トリガ
スイッチ4より前記読取口6とは反対側の部分は操作者
が片手で握る握り部として、前記トリガスイッチ4近傍
がくびれるようにして、親指及び人差し指で保持するの
に適当な大きさを持つようにする。そして、手のひらの
小指方向に向かって手のひらに合わせた形状で幅は広く
なり、小指部分には滑らかな突起を形成する形状となっ
ている。
【0022】これは、その握り部を手によって握った場
合に人差し指で前記トリガスイッチ4を自然に操作でき
るようになっている。
【0023】この握り部の中心軸と前記読取口6部分の
中心軸とのなす角は、少なくとも90°より大きく11
0°以下となるように形成されている。握り部と前記読
取口6( フード7 )の位置関係では、握り部を握ったと
きに、腕の延長線上に前記読取口6( フード7 )が存在
するようになっている。このような形状とすることによ
り、操作者が無理なく前記読取口6を最適な角度で印刷
媒体状のシンボルに接触させることができ、読取操作時
が自然な動作によって行うことができ、読取性能の向上
や疲労の低減を図っている。
【0024】図6は、タッチ式( 接触式 )コードスキャ
ナ1の要部構成を示す側面断面図であり、図7は、タッ
チ式コードスキャナ1の前記読取口6周辺の構成を示す
側面断面図である。前記読取口6は、シンボルの画像を
入力するためのシンボルインターフェイスとして最も外
部環境の影響を受ける箇所であり、ほこり等の阻害物を
遮断するために透明なアクリル樹脂板又はガラス板で形
成される読取口カバー8で覆われている。この読取口カ
バー8は、摩擦や衝撃に対する耐久性を高めるためにそ
の表面を強化コーティングする。特に、この読取口カバ
ー8が原因で読取画像に歪みを発生させないためには、
材質としてはガラス板を使用し、強度や硬度をさらに強
化するためにはサファイヤコーティングやダイヤモンド
コーティングする。
【0025】読取対象となる印刷媒体上のシンボルを照
明するために、前記読取口6内部(フード7内部 )には
複数のLED照明部9-1が設けられており、これらのL
ED照明部9-1は、図示しないが、各LEDと、各LE
Dからの光を均一に拡散させるプラスチック材やガラス
材等の光透過材料から形成された拡散レンズとから構成
されている。拡散レンズとしては、レンズを光拡散性の
ある材料で形成したものと、透明レンズと拡散板と組合
わせたものとの2つの種類がある。また、図8に示すよ
うに、LED照明部9-1からの発光を反射して拡散する
拡散反射板10-1を前記読取口6の内壁又は前記フード
7の内壁に設けることも、また、LED照明部9-1から
シンボルへの直線光路上に拡散板10-2を設けること
も、シンボルに対する均一照明を得るために効果があ
る。
【0026】これらのLED照明部9-1は、読取動作を
行う前記トリガスイッチ4をON操作( 押す操作 )する
ことで、一定時間あるいは読取りが完了するまでの時間
照明を行う。
【0027】さらに、前記読取口6内部には、スポット
光源としてビームスポットLED(ターゲットLED )
9-2が、前記LED照明部9-1から印刷媒体上のシンボ
ルへの光路及びシンボルからの反射光の後述する撮像セ
ンサへの光路を妨害しない位置に2個又は4個読取範囲
の中心に対して対称に配置されている。
【0028】各ビームスポットLED9-2は、光を絞っ
たスポット光を照射し、図9に示すように、この各スポ
ット光は予め設定した読取中心軸上で( 例えば読取範囲
の中心 )で交わる( 重なる )ように配置されている。こ
れにより、前記読取口6を正確に読取るシンボルの中心
に合わせて導くことが容易となる。また、読取範囲を明
確にするためにスポット光を1点に重ならせずに、その
スポット光で読取範囲の境界( 角、隅 )を照射する方法
もある。
【0029】前記ビームスポットLED9-2のスポット
光によるターゲット表示は、実際の読取動作時には必要
がないので、トリガタイミングに応じてOFF制御を行
い、読取時には消灯させる。
【0030】前記読取口6から入射したシンボル映像光
( シンボルからの反射光 )は、前記装置本体2内に収納
されている撮像センサ11まで後述するように導かれ、
この撮像センサ11面上で結像する。前記読取口6から
前記撮像センサ11までの空間は映像光の光路となって
おり、前記装置本体2の形状によってミラー又はプリズ
ム等からなる光路変更部品12を使用して光路を形成す
る。また、結像のためにはレンズや絞り等から構成され
たレンズブロック13及び不必要な外来光を減衰・除去
するフィルタブロック14を前記撮像センサ11の前面
に配置して、映像光を正確に前記撮像センサ11面上に
結像させる。なお、この実施の形態ではレンズブロック
13とフィルタブロック14を1つのブロックとして形
成している。
【0031】前記レンズブロック13は、焦点距離や倍
率に合わせて1つのレンズあるいは複数枚のレンズを組
合わせが選択され、読取対象からの反射光の光量に合わ
せて絞り機構あるいは絞り部品を組込んでいる。このレ
ンズブロック13のレンズによる画像の歪みを極力減少
させるためには、複数枚のレンズによって補正すること
や非球面レンズを採用することが必要である。レンズ表
面における反射によるゴーストが発生して問題になると
きには、表面に反射防止コーティングなどの処理を施し
たレンズを使用する。
【0032】前記撮像センサ11の解像度は固定されて
いるので、シンボルの印字サイズと細かさ( 情報密度 )
によっては、十分な精度で読取処理ができない場合が考
えられる。このため、印刷媒体上のシンボルの印字サイ
ズを細かさに応じて読取処理に適したサイズで前記撮像
センサ11面上に結像させるため、倍率変換機能が必要
になる。前記装置本体2内部に配置されている前記レン
ズブロック13におけるレンズの倍率を変更( 調整 )す
ることは容易には実施できない。そこで、前記読取口6
から前記撮像センサ11までの光路は固定としておき、
前記読取口6の前述したように倍率変換用のレンズユニ
ット7-1が取付けられた前記読取口カバー7を前記装置
本体2に対して着脱自在として交換することにより倍率
変換機能を実現する。
【0033】また、前記レンズブロック13中のレンズ
の構成及び位置を前記装置本体2の外部から容易に調整
( 交換 )できる構造とした場合には、その設計によって
任意の倍率( 画角 )を変化させることが可能となる。
【0034】前記撮像センサ11はエリアセンサを使用
し、この1つのエリアセンサにより2次元コードの読取
用及びバーコードの読取用として兼用して使用する。エ
リアセンサとしては、撮像素子を2次元的に配列して面
で画像を読取る方式と、撮像素子を1次元的( ライン的
)に配列して線で走査型として読取る方式とがある。撮
像素子としては固体撮像素子を使用することにより、固
体撮像素子ではない撮像管などを使用したカメラ等の撮
像装置より、装置の小形化、省電力化、高信頼性が得ら
れる。固体撮像素子としては、CCD型、MOS型、C
MD型などのタイプがある。なお、MOS型は低消費電
力を特徴としている。
【0035】握り部の内部には、読取り装置の回路部品
が実装された回路基板15が収納されている。この握り
部の内部の後部には前記インターフェイスケーブル3を
外部に引き出すためのケーブル取付口が用意され、内部
の回路基板と前記インターフェイスケーブル3とが接続
されている。このコードスキャナ1の重心は、直接手が
触れるこのコードスキャナ1を保持する支点に位置する
ように、光学ブロックや、回路基板上の電源部品等の重
量の大きい部品を握り部と手との支持点の近くに集め
る。このように配置することにより、操作性や疲労低減
の効果を得ることができる。
【0036】図10に示すように、電気回路は大きく分
けると、撮像センサユニット21、画像メモリユニット
22、CPU(central processing unit )ユニット2
3、I/Oユニット24、電源ユニット25からなって
いる。それぞれは独立した基板上に実装されていても、
また複数のユニットが混在して1枚の基板上に実装され
ていても良いものである。前記電源ユニット25を小形
化するため、さらに前記インターフェイスケーブル3に
おける取扱い容易にするために、特にこのインターフェ
イスケーブル3の内包信号線の本数を最小限にすると共
にその安全性を確保するために、前記インターフェイス
ケーブル3から前記電源ユニット25に供給される電圧
は、低電圧DC( 直流電流 )となっている。前記電源ユ
ニット25は、この供給された低電圧DCを回路動作に
必要とする複数の電圧に変換して、前記各ユニット21
〜24のそれぞれ必要な各回路各部に供給する。なお、
低電圧AC( 交流電流 )を供給する方法もあるが、前記
インターフェイスケーブル3には他のデータ通信のため
の信号線もあり、AC電流の磁界変化による誘導ノイズ
や誘導電圧を生じさせる虞があるので望ましくない。
【0037】結像された画像は前記撮像センサ11によ
って電気信号に変換される。ここでは、前記撮像センサ
11はCCD型として説明する。前記撮像センサユニッ
ト21は、前記撮像センサ11、この撮像センサ11を
駆動するためのドライバ回路、前記撮像センサ11から
出力された微小出力をS/N良く増幅させるためのアン
プ回路、このアンプ回路から出力されたアナログ信号を
量子化するための2値化回路からなっている。
【0038】前記撮像センサ11の出力は、図11に示
すように、光学的な光量の低下などからセンサ出力も信
号の両端( 読取範囲の周辺部に対応する信号 )でレベル
低下するシェーディング現象が発生するので、シェーデ
ィング補正として2値化回路において量子化の基準値
を、図12に示すように、シェーディング現象に合わせ
て変化させる方法をとる。このシェーディング補正とし
ては他の方法もあり、この発明はこのシェーディング補
正の方法について限定されないものである。
【0039】前記撮像センサユニット21からの出力信
号は、画像を2値化した2値化信号と、それぞれの画素
位置を特定するための座標がカウンタによって計数され
出力される。また、2値化信号と同時に階調信号を出力
する構成にしておけば、後段での活用を図ることも有効
であるが、ここでは説明を簡単にするため階調信号につ
いての説明は省略する。
【0040】前記撮像センサユニット21からの2値映
像信号「1」,「0」値及びアドレス座標値は、前記画
像メモリユニット22のDMA(direct memory access)
回路を通してこの画像メモリユニット22の本体である
画像メモリの所定位置に保存される。なお、2値映像信
号及びアドレス座標値を、DMA回路を通さず( 設けず
)に前記CPUユニット23( CPUバス )を通して画
像メモリの所定位置に保存しても良い。画像を構成する
予め設定された個数( 画素数 )のデータが書込まれた時
点で、前記画像メモリユニット22のDMA回路から書
込完了の信号が出力される。
【0041】この画像メモリユニット22からの書込完
了の信号が出力されると、前記CPUユニット23はプ
ログラムメモリ( ROM=read only memory )に保存さ
れているコード解読プログラムに基づいてCPUが駆動
されて画像メモリに保存されたイメージデータからコー
ド値( コードデータ )を解読( デコード )する。前記C
PUユニット23のプログラムメモリとしては、フラッ
シュROMを利用する。このようにすることにより、プ
ログラム( 例えばコード解読プログラム)をインターフ
ェイスケーブル3及び通信インターフェイス経由で書換
えることが可能であるので、製造時に性能が決定される
ことがなく、利用現場に対応した最新のプログラムを組
込むことにより最適な性能向上を図ることができる。
【0042】この解読したコード値は、前記I/Oユニ
ット24の通信インターフェイスを通してホストコンピ
ュータ等の外部装置へ転送される。通信インターフェイ
スは、汎用的シリアルポートであるRS−232CやC
MOS論理レベルで転送するCMOSインターフェイ
ス、さらには高速シリアルバスであるUSBポートやI
EEE1394などの次期標準と考えられている通信イ
ンターフェイスが用意される。また、ケーブルを使用し
ない赤外線インターフェイスなども実用的である。 デ
ータ転送の通信プロトコルは、CPUによって行われ、
自由にデータフォーマットなどが設定できる。
【0043】また、前記I/Oユニット24には、監視
及び制御のできるI/O( input/output )ポートが含ま
れている。このI/Oポートには、前記LED照明部
9、前記トリガスイッチ4、外部からのトリガ入力を受
付ける外部トリガ入力端子、前記表示装置5、読取過程
が正常に行われたか否かあるいはその結果を操作者に音
感的に報知する発音器( ブザー )が接続されている。
【0044】前記トリガスイッチ4の操作方法によって
読取コード種の設定ができる。すなわち、図13は前記
CPUユニット23が前記トリガスイッチ4がON状態
になったときに行うトリガ割込処理の流れを示す図であ
り、通常のONして直ぐにOFFする短時間のON操作
( トリガ操作 )では2次元コード( マトリックスコード
)の読取処理( 解析・デコード処理 )を行い、予め設定
された時間以上ONを続ける長時間のON操作( 連続操
作 )ではバーコードの読取処理( 解析・デコード処理 )
を行う。また、読取動作を制御する前記トリガスイッチ
4のON操作には、電源のON/OFF動作が連動して
いる。すなわち、読取動作のOFF状態のときには、電
源もOFF状態にして、非読取時の無駄な電力の浪費を
防止するようになっている。
【0045】図14は、ガンタイプの非接触式コードス
キャナ31を示す斜視図であり、図15は、このコード
スキャナ31の要部構成を示す側面断面図である。この
ガンタイプのコードスキャナ31は、外観形状、エリア
センサ及びリニアセンサ( ラインセンサ )の2系統の撮
像センサを備えている点、非接触で読取るための構成を
備えている点を除いて、基本的には前述のタッチ式コー
ドスキャナ1と同じ構成であるので、同じ機能を有する
部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】このガンタイプの非接触式コードスキャナ
31の前記読取口6内部には、後述するリニアセンサ用
のリニア用照明部32及び後述するエリアセンサ用のエ
リア用照明部33が配置されている。これらの照明部3
2,33は、タッチ式のコードスキャナ1のLED照明
部9とほとんど同様に、それぞれLED及び拡散レンズ
から構成されている。前記トリガスイッチ4の操作方法
によって読取コード種が設定されるが、その読取コード
種の設定に応じて照明部32,33の駆動制御が行われ
る。すなわち、トリガスイッチ4を通常のONして直ぐ
にOFFする短時間のON操作では、エリアセンサ用照
明部33が駆動されて照明が行われ、予め設定された時
間以上ONを続ける長時間のON操作では、リニア用照
明部32が駆動されて照明が行われる。各照明部32,
33の照明時間は、前記LED照明部9と同様に、トリ
ガスイッチ4がON操作してから一定時間あるいは読取
りが完了するまでの時間となっている。
【0047】ビームスポットLED34,35から照射
されるスポット光は、図16及び図17に示すように、
この各スポット光の照射範囲及び方向が予め設定した読
取中心軸上の焦点距離で所定の1点( 例えば読取範囲の
中心 )で交わる( 重なる )ように配置されている。その
スポット光の照射角度が調整できるように設置されてお
り、スポット光の集まり状況を撮像センサにて監視する
ことにより、読取範囲にシンボルがあるか否かのチェッ
クの自動化が可能な構成となっている。以上のように、
このガンタイプの非接触式コードスキャナ31では、2
次元コードとバーコード( 1次元コード )との2系統の
シンボルを正確に読取るために、それぞれのコードに最
適な照明を備え、読取範囲にシンボルを合わせるために
スポット光によるターゲット表示を備えている。各照明
部32,33は、それぞれトリガスイッチ4の操作によ
りいずれか一方が駆動されて照明を行うようになってい
たが、選択せずに両方共駆動して照明を行うこともでき
る。そのような場合には、お互いの系に影響が及ばない
ように、それぞれの発光波長を異なるようにして、後述
する各撮像センサの受光波長をBPF等の光学フィルタ
で異なるようにすれば、上記影響を除去することができ
る。
【0048】撮像センサは、2次元コードを読取るため
のエリアセンサ36と、バーコード( 1次元コード )を
読取るためのリニアセンサ( ラインセンサ )37とを備
えている。これらの撮像センサ36,37は、前記撮像
センサ11と同様に固体撮像素子から構成されている。
前記エリアセンサ36は、固体撮像素子をマトリックス
状に配列して構成されているものであり、前記リニアセ
ンサ37は、固体撮像素子をライン状( 1列 )に配列し
て構成されているものである。なお、前記リニアセンサ
37でも順次操作する操作機構を設ければ2次元コード
を読取ることができる。
【0049】なお、前記エリアセンサ36の前面には、
シンボルからの反射光をこのエリアセンサ36で結像さ
せるためのレンズ、絞り、フィルタ等から構成されたエ
リア用光学機構部38が配置され、前記リニアセンサ3
7の前面には、シンボル( バーコード )からの反射光を
このリニアセンサ37で結像させるためのレンズ、絞
り、フィルタ等から構成されたリニア用光学機構部39
が配置されている。なお、読取口カバー8の前記リニア
用照明部32の光軸が通過する位置にはシェーディング
補正を兼ねた拡散レンズ( シリンドリカルレンズ )8a
が配置されている。
【0050】なお、図18は、前記エリアセンサ36の
読取範囲36Aと前記リニアセンサ37の読取範囲37
Aを示す図である。前記エリアセンサ36の読取範囲3
6Aは、2次元コードを取込めるように縦・横に広がり
を持つ領域となっており、前記リニアセンサ37の読取
範囲37Aは、バーコードを取込めるように一方向(横
方向 )にのみ広がりを持つ領域となっている。一般的に
このリニアセンサ37の読取範囲37Aの一方向の広が
り( 長さ )は、前記エリアセンサ36の読取範囲36A
の長手方向の広がりより大きくなっている。
【0051】2次元コードと1次元コードとを同時に読
ませる読取装置の場合には、撮像センサユニットの設置
には2つの方法がある。第1の方法は、エリアセンサ3
6からなるユニットのみを使用し、2次元コードと1次
元バーコードの読取りを同一のエリアセンサ36で行っ
てしまう方法である。第2の方法は、エリアセンサ36
からなるユニットとリニアセンサ37からなるユニット
とを、それぞれ読取り対象の2次元コードと1次元バー
コードとで選択・使用する方法である。
【0052】第1の方法では、エリアセンサ36が1方
向( 1行又は1列 )の固体撮像素子の配列数がリニアセ
ンサ37に比べて少ないため、エリアセンサ36でバー
コードを読取る場合には、バーコードのサイズ及び解像
度に制限が加わることになる。その読取ることができる
バーコードの最小解像度と読取りサイズは、2次元コー
ドと同等になる。第2の方法では、2次元コードとバー
コード( 1次元コード )とで、それぞれ独立した読取範
囲及び読取解像度を得ることができ、現在FA分野や流
通分野で利用されている大きいサイズのバーコードがリ
ニアセンサ37により読取ることができる。
【0053】例えば、エリアセンサ36に800×60
0画素のCCDを利用し、リニアセンサ37に4096
画素のCCDを使用した場合を考えると、解像度を0.
25mm/4ピクセルでコードを読取る場合には、エリ
アセンサ36で50mm幅、リニアセンサ37では25
6mm幅のシンボルまで読取ることができる。従って、
高解像度、広幅バーコードの読取りにはリニアセンサ3
7を使用した方が有利となる。また、一般的に2次元コ
ードは高密度、バーコードは低密度で印字されることが
多いので、解像度設定を個々に行えるようにエリアセン
サ36からなるユニットとリニアセンサ37からなるユ
ニットとを独立させて設置する。
【0054】図19は、このガンタイプの非接触式コー
ドスキャナ31の要部回路構成を示すブロック図であ
る。機能構成的には前述したタッチ式コードスキャナ1
のブロック図と同じであるが、この非接触式コードスキ
ャナ31では実際の回路構成について説明する。前記エ
リアセンサ36からなるエリアセンサユニット41に
は、その他に、前記エリアセンサ36を駆動する( エリ
アセンサ用の )ドライブ回路42と、このドライブ回路
42からの駆動タイミングに基づいて座標値を計数する
( エリアセンサ用の )カウンタ43と、前記エリアセン
サ36からの撮像信号を増幅する(エリアセンサ用の )
増幅回路44と、シェーディング補正機能を備え、前記
増幅回路44により増幅された撮像信号を0又は1のデ
ジタルデータに変換させる(エリアセンサ用の )2値化
回路45とから構成されている。
【0055】前記リニアセンサ37からなるリニアセン
サユニット46には、その他に、前記エリアセンサ37
を駆動する( リニアセンサ用の )ドライブ回路47と、
このドライブ回路47からの駆動タイミングに基づいて
座標値を計数する( リニアセンサ用の )カウンタ48
と、前記エリアセンサ37からの撮像信号を増幅する
(リニアセンサ用の )増幅回路49と、シェーディング
補正機能を備え、前記増幅回路49により増幅された撮
像信号を0又は1のデジタル撮像信号に変換させる( リ
ニアセンサ用の )2値化回路50とから構成されてい
る。
【0056】データセレクタ51には、前記エリアセン
サユニット41の2値化回路45からのエリア撮像デー
タ線及びカウンタ43からの座標データ線が接続される
と共に、前記リニアセンサユニット46の2値化回路5
0からのリニア撮像データ線及びカウンタ48からの座
標データ線が接続されている。このデータセレクタ51
は、制御部本体を構成するCPU52により発生された
選択信号に基づいて、前記エリアセンサユニット41か
らのデータ線と前記リニアセンサユニット46からのデ
ータ線とのうちいずれか一方をDMA(direct memory a
ccess)53への出力データ線と接続するようになってい
る。
【0057】前記CPU52は、システムバス54を通
して、プログラムメモリ55、画像メモリ56、前記D
MA53、I/O(input/output)ポート57、通信イン
ターフェイス58とそれぞれ接続されている。なお、前
記CPU52から前記データセレクタ51への選択信号
も、前記システムバス54を通して前記データセレクタ
51へ出力する。プログラムメモリ55は、前記CPU
52が行う処理のプログラムデータ等が記憶されてい
る。
【0058】前記画像メモリ56は、複数枚分の撮像デ
ータが記憶される容量を備え、前記DMA53により、
前記データセレクタ51で選択された方のユニットの撮
像データがその座標データに基づいて画像データとし
て、前記CPU52を介さずに前記画像メモリ56に展
開される。前記I/Oポート57には、ターゲット( ビ
ームスポットLED34,35 )、照明( 照明部32,
33 )、前記トリガスイッチ4、外部トリガ入力59、
表示器60、発音器( ブザー )61がぞれぞれ割当てら
れた入出力ポートに接続されている。
【0059】エリアセンサユニット41とリニアセンサ
ユニット46の2系統を搭載した2次元リーダの動作は
以下のようになる。読取コード種の切換は、トリガスイ
ッチ4の操作による指示、ホストコンピュータからのコ
マンドによる指示、撮像データを解析して自動的に切換
えるという3つの方法がある。
【0060】これらの方法による読取コード種の決定
は、この決定したコード種を読取るセンサユニットから
の撮像データを有効データとして、データセレクタ51
にそのセンサユニットからの出力データのDMAへの接
続を指示して有効データ切換を制御することに利用する
こともできるが、エリアセンサユニット41、リニアセ
ンサユニット46にそれぞれメモリバッファを設けて、
データセレクタ51の前で撮像データを一時的に記憶す
ることにより、両方の撮像データを画像メモリ56に入
力する順序を決めるために利用することもできる。デー
タセレクタ41の選択信号はCPU52により制御され
ているので、学習機能により過去の傾向に基づいて切換
順序などを自動的に設定することを行うこともできる。
【0061】トリガ入力の後、リニアセンサ37、エリ
アセンサ36のそれぞれのコード読取視野、読取焦点位
置を示すリニア用、エリア用のビームスポットLED3
4、35を消灯する。このスポット光の照明消灯後、リ
ニアセンサ37の撮像入力を行い、次にエリアセンサ3
6の撮像入力を行う。図20は、エリア用及びリニア用
の前記照明部32、34、エリア用及びリニア用の前記
ビームスポットLED34、35、前記トリガスイッチ
4の駆動タイミングを示す図である。
【0062】CPU52に搭載されたプログラムにより
実現されるデコードアルゴリズムは、例えばエリアセン
サ36による撮像入力終了後、その画像の特徴抽出を行
う。この処理は画像中にバーコード、2次元コードらし
きものが存在するかを調べる処理である。その存在が確
認されたら、デコード処理を行い、読取の成功/失敗を
判定し、成功ならばその結果を表示器60によって表示
すると共に、通信インターフェイス58を通して送信出
力して終了となる。失敗ならば失敗原因を表示器60に
表示し、読取処理を終了して、再びトリガ入力待ち状態
に戻る。
【0063】本シンボル読取装置に使われているセンサ
ユニットの構成を図22に示す。図22のセンサユニッ
ト61は、レンズユニット62とイメージセンサ63で
構成される。このイメージセンサ63の直前には、光学
フィルタ64が設けられている。
【0064】ここで、レンズユニット61は、図2のリ
ニア用光学機構部39あるいはエリア用光学機構部38
を指し、イメージセンサ63はリニアセンサ37あるい
はエリアセンサ36を指している。
【0065】図22中において、レンズユニット62の
視野範囲は、線分62a〜62bの間の視野範囲にあ
り、レンズユニット62の焦点位置はfo位置にある。
【0066】そして、レンズユニット62で集光された
光束は、イメージセンサ63に入力される。
【0067】視野範囲、焦点位置foあるいは画像倍率
などはレンズユニット62によって決定される。つま
り、焦点位置での視野範囲の画像がイメージセンサ63
に結像するようにする。また、外乱光によるノイズを防
ぐために光学フィルタ64を挿入するのが良いが、なく
ても良い。
【0068】また、それぞれのレンズ及び照明光学系の
読取り可能な領域の少なくとも焦点てた、解像度などの
変更方法は、レンズユニット62内のレンズ位置の変更
により可能となる。
【0069】各レンズユニット62は、図23(A)に
示すように、前群レンズ65、絞り66、後群レンズ6
7から構成される。これら前群レンズ65、絞り66、
後群レンズ67は同一光軸上に設けられている。さら
に、詳細には、凸レンズ651及び凹レンズ652 によ
り前群レンズ65が構成され、凸レンズ671 及び凹レ
ンズ672 により後群レンズ67が構成されている。
【0070】以上のように構成したレンズユニット62
内において、前群レンズ65と後群レンズ67の位置関
係により焦点位置(フォーカス)を変更することができ
る。
【0071】また、前群レンズ65内、及び後群レンズ
67内のそれぞれのレンズの位置を変化させることによ
り、画角を変更することができる。
【0072】この画角を変更する様子を図23(B)及
び(C)を参照して説明する。
【0073】図23(B)に示すように前群レンズ65
の前方の凸レンズ651 を絞り66に近付けることに
より、焦点位置をAのように遠ざけることができる。こ
のように焦点距離をAのように遠ざけると、画角は狭く
なる。
【0074】一方、図23(C)に示すように前群レン
ズ65のむ方の凸レンズ651 を絞り66から遠ざけ
ることにより、焦点位置をBのように近付けることがで
きる。 この場合において、後群レンズ67内の凸レン
ズ672 を凹レンズ671に近付けるようにしている。
このように焦点距離をBのように近付けることにより、
画角は広くなる。
【0075】ここで、レンズユニット61の前群レンズ
65及び後群レンズ67を構成する各レンズをレンズ毎
にねじ構造とすることにより、外部より各レンズを光軸
に沿って移動できるように構成すれば良い。
【0076】このように、レンズユニット62内の前群
レンズ65及び後群レンズ67を構成する各レンズの位
置を外部から変更することができるようにすることによ
り、自由に画角、焦点位置、倍率を変更することができ
る。
【0077】図22及び図23においては、センサユニ
ット61が1つの場合について説明したが、このような
センサユニット61を2つ使用し、図24あるいは図2
5に示すように2つのセンサユニットの焦点位置を異な
るようにしたり、2つのセンサユニットの焦点位置を同
じにしている。
【0078】まず、図24は2つのセンサユニットの読
取りレンズの読取り可能な領域を同一方向の異なる領域
に設定するようにしている。
【0079】つまり、図24において、装置本体2に
は、第1のセンサユニット71及び第2のセンサユニッ
ト72が設けられている。この第1のセンサユニット7
1内には、図23(B)のレンズユニットと同じ焦点距
離Aを持つレンズユニット71aを備え、第2のセンサ
ユニット72には図23(C)のレンズユニットと同じ
焦点距離Bを持つレンズユニット72aが備えられてい
る。
【0080】ここで、71b,72bは光学フィルタ、
71c,72cはイメージセンサであり。
【0081】このように、第1のセンサユニット71と
第2のセンサユニット72との焦点距離をAとBという
ように異ならせるようにしたので、第1のセンサユニッ
ト71と第2のセンサユニット72とで性質の違うコー
ドをそれぞれのコードに適した位置で読み取らせるよう
にすることができるので、操作性を向上させることがで
きる。
【0082】次に、図25は2つのセンサユニットの読
取りレンズの読取り可能な領域を同一平面上に連続して
配置するようにしている。
【0083】つまり、図25において、装置本体2に
は、第1のセンサユニット81及び第2のセンサユニッ
ト82が設けられている。この第1のセンサユニット8
1内には、図23(C)のレンズユニットと同じ焦点距
離Bを持つレンズユニット81aを備え、第2のセンサ
ユニット82には図23(C)のレンズユニットと同じ
焦点距離Bを持つレンズユニット82aが備えられてい
る。
【0084】ここで、81b,82bは光学フィルタ、
81c,82cはイメージセンサであり。
【0085】このように、第1のセンサユニット81と
第2のセンサユニット82との焦点距離をBというよう
に同じ平面上に設定するようにしたので、第1のセンサ
ユニット81と第2のセンサユニット82との合成視野
に入る大きさのコードを読み取ることができるので、ラ
フな操作が可能である。また、解像度も増すことができ
るので、高密度なコードを読み取ることができる。
【0086】ここに、図26の説明を入れる。図26は
エリアセンサとラインセンサを採用したセンサユニット
を利用し、ラインセンサを採用したセンサユニットの視
野光軸を任意位置に変更する光軸シフト機構を備えさせ
ておき、2つのセンサユニットの視野を同じ焦点位置に
設定し、同一読取り点でそれぞれ別の位置の異なるコー
ドを一操作で同時に読み取っている。
【0087】つまり、図26において、装置本体2に
は、ラインセンサが搭載された第1のセンサユニット1
11とエリアセンサが搭載された第2のセンサユニット
112とが設けられている。
【0088】第1のセンサユニット111には、図23
(A)に示すようなレンズユニット111aが設置され
ている。このレンズユニット111aには、その視野光
軸を任意位置に変更する光軸シフト機構(図示しない)
を備えている。
【0089】そして、このレンズユニット111aの後
方には、光学フィルタ113aを介してバーコードを読
み取るための図15のリニアセンサ37に相当するライ
ンセンサ114aが設けられている。
【0090】さらに、レンズユニット112aの後方に
は、光学フィルタ113bを介して2次元コードを読み
取るための図15のエリアセンサ36に相当するエリア
センサ114bが設けられている。
【0091】以上のように構成することにより、レンズ
ユニット111aの視野光軸を光軸シフト機構(図示し
ない)を介してシフトすることにより、レンズユニット
111aの視野範囲とレンズユニット112aの視野範
囲を同一焦点位置Cに設置するようにしている。
【0092】このように、レンズユニット111aとレ
ンズユニット112aの視野範囲を同一焦点位置Cに設
定するようにしたので、その焦点位置Cの読取り位置に
バーコードや2次元コードが印刷された印刷物を配置し
ておくことにより、同一読取り位置で性格の異なるコー
ドを同時に読み取ることができる。
【0093】次に、図27を参照して、レンズユニット
の前方に画角交換レンズを設け、この画角交換レンズを
レンズユニットの前に挿入したりあるいは挿入しなかっ
たりすることにより、レンズユニットの画角を変更する
ようにしても良い。
【0094】図27(A)において、レンズユニット6
2は図27(A)で示したものと同じ構成を有する。そ
して、このレンズユニット62の前に、例えば、凹レン
ズよりなる画角交換レンズ91を移動させるレンズ移動
レール92を設けておく。
【0095】この画角交換レンズ91をレンズ移動レー
ル92を介してレンズユニット62の前に挿入したり、
レンズユニット62の前から外したりすることにより、
視野範囲を変更している。
【0096】例えば、図27(B)に示すように、画角
交換レンズ91をレンズユニット62の前から外した場
合には、その視野範囲はAに示した範囲となる。
【0097】一方、画角交換レンズ91をレンズ移動レ
ール92に沿って移動させてレンズユニット62の前に
挿入することにより、視野範囲をBのように広げること
ができる。
【0098】このように、画角交換レンズ91をレンズ
ユニット62の前に移動させるか否かは図14に示すよ
うに画角切替スイッチ4aの操作に連動して、画角交換
レンズ91をレンズ移動レール92の前に移動させるよ
うにしても良い。
【0099】また、画角切替スイッチ4aの代わりにC
PU52により行なわれるデコード処理により得られた
シンボルの種別に応じて、画角交換レンズ91をレンズ
ユニット62の前に挿入するか否かを制御するようにし
ても良い。
【0100】以上のようにして、レンズユニット62の
前に画角交換レンズ91を挿入したり、挿入しなかった
りすることにより、対象となる情報マークの大きさによ
り読取り領域(視野)の画角を変えることができる。
【0101】次に、図28を参照してレンズの光軸を平
行移動するレンズ光軸シフト機構を設け、このレンズ光
軸シフト機構によりレンズの光軸をシフトする場合につ
いて説明する。
【0102】まず、従来は図28(A)に示すように、
被写体100から放たれた光をレンズ101で集光し、
イメージセンサ102で撮像する場合において、被写体
100とレンズ101の光軸とが抑角Θだけ角度が付い
ている場合には、イメージセンサ102に捕らえられた
センサ画像103は、画像の上側がすぼまってしまって
いた。
【0103】このような画像の上側がすぼむことを補正
するために、レンズ102の光軸を図28(B)の矢印
aの方向にシフトする。このシフトにより、センサ画像
103の上部が起き上がり、図28(A)に示すように
画像の上部がすぼむのが補正される。これは、OA:O
X=OB:OYの関係が成立するからである。
【0104】これにより、CPU52の処理によるが容
易になり、高性能なCPUをデコーダに使用しなくても
良くなる。
【0105】このように、レンズ102の光軸を矢印a
の方向にシフトするシフト量は、前述した仰角Θを測定
してマニュアルで行なうか、CPU52の処理により行
なわれたデコード処理により得られたシンボルの種別に
応じて行なうようにすれば良い。
【0106】図19のガンタイプの非接触式コードスキ
ャナ31の要部回路構成においては、エリアセンサユニ
ット41とリニアセンサユニット46の2つのセンサユ
ニットを設けたが、図29の回路においては、2つのエ
リアセンサユニット41a,41bを設けている。
【0107】エリアセンサユニット41aに設けられて
いる画像センサ36a、増幅回路44a、二値化回路4
5a、ドライブ回路42a、カウンタ43aは図19の
画像センサ36、増幅回路44、二値化回路45、ドラ
イブ回路42、カウンタ43と機能は同一であるので、
その詳細な構成は省略する。
【0108】また、エリアセンサユニット41bに設け
られている画像センサ36b、増幅回路44b、二値化
回路45b、ドライブ回路42b、カウンタ43bは図
19の画像センサ36、増幅回路44、二値化回路4
5、ドライブ回路42、カウンタ43と機能は同一であ
るので、その詳細な構成は省略する。
【0109】また、センサユニット41aには、センサ
ユニット41aのレンズの倍率や、焦点距離、エリア範
囲などの光学情報が設定される画素数レジスタ110
a、画像センサ36aの情報を記憶する解像度レジスタ
111aが設けられ、それぞれデータセレクタ51に接
続されている。
【0110】さらに、センサユニット41bには、セン
サユニット41bのレンズの倍率や、焦点距離、エリア
範囲などの光学情報が設定される画素数レジスタ110
b、画像センサ36bの情報を記憶する解像度レジスタ
110bが設けられ、それぞれデータセレクタ51に接
続されている。
【0111】以上のようにエリアセンサユニット41a
及び41b毎に、画素数レジスタ110a,110b、
解像度レジスタ111a,111bをそれぞれ設け、ユ
ニットを交換しても最適な読取りパラメータをデコーダ
に認識させることができる。
【0112】次に、図30は、読み取るシンボルのサイ
ズや画素数の読取りパラメータのうちマークパラメータ
記憶回路120を設け、マークパラメータ記憶回路12
0からデータの読み出し処理を行なうパラメータ判定回
路121を設けたことを特徴とする。
【0113】図30は図19と同様に、ガンタイプの非
接触コードスキャナ31の要部回路構成を示すブロック
図である。図30において、エリアセンサユニット41
は1つしか図示されていないが、図19と同じようにリ
ニアセンサユニット46も備えているものとする。図3
0において、図19と同じ部分には同一番号を付し、そ
の詳細な説明については省略する。
【0114】次に、図31乃至図45を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
【0115】まず、図31を参照して本発明の第1の実
施の形態について説明する。図31において、120は
印刷媒体である。この印刷媒体120には2次元コード
あるいはバーコードのようなシンボル121が印刷され
ている。
【0116】このシンボル121の画像は撮像手段とし
てのマーク読取り画像センサ122で撮像される。
【0117】シンボル121とマーク読取り画像センサ
122との距離Lは、距離センサ123により検出され
る。シンボル121とマーク読取り画像センサ122と
の距離は、シンボル121と読取口(図1あるいは図1
4に符号6で示す)との距離を意味する。
【0118】距離センサ123は、発光手段と受光手段
とを基本構造として持っているもので、その詳細な構成
については図32ないし図34を参照して後述する。
【0119】図31の回路図はマーク読取り画像センサ
が1つだけ記載されているが図19に示したブロック図
に示すように、エリアセンサとリニアセンサというよう
に2つのセンサを持っている。
【0120】そして、距離センサ123で検出された距
離Sは、トリガ発生回路124に出力される。
【0121】このトリガ発生回路124は、距離センサ
123で検出された距離Sが読取り可能位置、つまりマ
ーク読取り画像センサ122の焦点距離Lにあるとき
に、トリガ信号Tをデコード回路125に出力する。
【0122】このデコード回路125は、トリガ信号T
に応答してマーク読取り画像センサ122を駆動するセ
ンサドライバ126、図19に示した照明部32,33
を駆動する照明ドライバ127を駆動すると共に、マー
ク読取り画像センサ122で読み取られシンボルの画像
データを復元解読する。
【0123】このデコード回路125にはホストコンピ
ュータが接続されている。
【0124】以上のように構成することにより、図1あ
るいは図14のハンディスキャナの読取口6とシンボル
121との間隔を操作者が操作し、読取口6とシンボル
121との距離Sが読取り可能位置、つまり焦点距離L
となった場合には、トリガ発生回路124からトリガ信
号Tがデコード回路125に出力される。
【0125】そして、デコード回路125によりセンサ
ドライバ126及び照明ドライバ127の動作が開始さ
れる。
【0126】この結果、照明部32,33の照明が点灯
され、この照明部32,33から放たれた光がシンボル
121で反射されてマーク読取り画像センサ122で読
み取られる。そして、このマーク読取り画像センサ12
2で読み取られたシンボル121の画像データはデコー
ド回路125で復元解読される。
【0127】このように、読取口6とシンボル121と
の距離Sが読取り可能位置、つまり焦点距離Lにくると
自動的にデコード処理が行なわれるので、操作性が良
く、操作者はトリガスイッチ等の操作スイッチを操作す
る必要がないので、操作者の手の疲労を抑制することが
できる。
【0128】次に、図32を参照して距離センサ123
の第1例の詳細な構成について説明する。
【0129】図32において、130は被変調波を出力
する被変調波発振器、131は周波数fの変調波を発射
波として出力する変調波発振器である。
【0130】被変調波発振器130から出力される被変
調波は振幅変調器132において、変調波により振幅変
調される。
【0131】そして、この振幅変調器132から出力さ
れる振幅変調信号は、光発振素子133にし出力され
る。
【0132】光発振素子133は、振幅変調器132で
振幅変調された光を印刷媒体120に印刷されているシ
ンボル121に出力する。
【0133】そして、シンボル121で反射された反射
波は、受光素子134で受光される。
【0134】前述した発射波と反射波は位相差検出部1
35に入力される。この位相差検出部135において、
発射波と反射波との位相差Θが求められる。
【0135】このようにして、位相差Θが求められる
と、距離Sは S=(Θ+2nπ)/4πf として求められる。
【0136】次に、距離Sを測定する距離センサ123
の第2例について図33を参照して説明する。図33に
おいて、141は変調波を出力する変調波発振器であ
る。この変調波発振器141から出力される変調波は光
発振素子ドライバ142に出力される。光発振素子ドラ
イバ142は光発振素子143を駆動する。これによ
り、光発振素子143から連続光がシンボル121に向
けて発射される。
【0137】そして、シンボル121で反射された反射
光は受光素子144で受信される。この受光素子144
で受信された反射光の強度は、受信信号強度検出部14
5で検出される。
【0138】そして、受信信号強度検出部145で検出
された受信信号の強度は、レベル・距離変換部146に
おいて、反射波の強度に対応した距離Sに変換される。
【0139】このようにして、距離Sが求められる。
【0140】さらに、距離Sを測定する距離センサ12
3の第3例について図34を参照して説明する。図34
において、151は変調波を出力する変調波発振器であ
る。この変調波発振器151から出力される変調波は光
発振素子ドライバ152に出力される。光発振素子ドラ
イバ152は光発振素子153を駆動する。これによ
り、光発振素子153から連続光がシンボル121に向
けて発射される。
【0141】そして、光発振素子153から送信される
光の強度は、送信信号強度モニタ154でモニタされ
る。
【0142】これにより、光発振素子153から連続光
がシンボル121に向けて発射される。
【0143】そして、シンボル121で反射された反射
光は受光素子155で受信される。この受光素子144
で受信された反射光の強度は、受信信号強度検出部15
6で検出される。
【0144】そして、送信信号強度モニタ154で検出
された発射光の強度と受信信号強度モニタ156で検出
された反射光の強度との比、つまり送受レベルを送受レ
ベル比率検出部157で検出される。
【0145】そして、送受レベル比率検出部157で検
出された送受レベル比率は、比率・距離変換部158に
送られて、送受レベル比率が距離Sに変換される。
【0146】このようにして、距離Sが求められる。
【0147】次に、本発明の第2の実施の形態について
図35を参照して説明する。図35において、図31と
同じ部分については同じ番号を付し、その詳細な説明に
ついては省略する。
【0148】つまり、図35において、161は連続光
を発射する発光素子である。
【0149】この発光素子161から発射された連続光
は、シンボル121で反射され、受光素子162で受信
される。
【0150】そして、受光素子162で受信された光の
強度は距離測定回路163に出力される。
【0151】この距離測定回路163において、受光素
子162で受信された光の強度に応じた距離Sが算出さ
れる。
【0152】この算出された距離Sはデコーダ制御回路
164に出力される。
【0153】このデコーダ制御回路164は、デコード
回路125の制御を行なう。
【0154】このデコーダ制御回路164は、距離測定
回路163で測定された距離Sが焦点距離Lに近付いて
くると、マーク読取り画像センサ122、センサドライ
バ126及び照明ドライバ127に電源を供給し、距離
Sが焦点距離Lとなると、画像センサ122で読み取ら
れた画像データを復元解読する処理がデコード回路12
5において行なわれる。
【0155】以上のようにして、距離測定回路163で
測定された距離Sが焦点距離Lに近付いてくると、マー
ク読取り画像センサ122、センサドライバ126及び
照明ドライバ127に電源を供給し、距離Sが焦点距離
Lとなると、デコード回路125により画像センサ12
2で読み取られた画像データを復元解読する処理を行な
うにしたので、距離Sが焦点距離Lになるとすぐに画像
データの復元解読処理を迅速に行なうことができる。
【0156】次に、図36ないし図39を参照して本発
明の第3の実施の形態について説明する。図36におい
て、171は連続光を送信するとともに、その連続光が
シンボル121で反射された光を受信する送受信素子で
ある。
【0157】この送受信素子171で受信される反射光
の強度は、距離測定回路172に送られて、距離Sが測
定される。この距離測定回路172で測定された距離S
は、距離判定回路173に入力される。
【0158】ところで、送受信素子171から送信され
る連続光の強度及び送受信素子171で受信される反射
光の強度は、レベルモニタ174でモニタされる。
【0159】このレベルモニタ174でモニタされた連
続光の強度及び反射光の強度は、距離判定回路173に
出力される。この距離判定回路173は、レベルモニタ
174でモニタされた送受信素子171から送信される
連続光の強度及び送受信素子171で受信される反射光
の強度に基づいて、焦点距離Lが算出される。
【0160】そして、距離判定回路173は、距離Sと
焦点距離Lとが比較され、距離Sと焦点距離Lとの大小
関係に応じて表示器175が表示制御される。
【0161】次に、図37を参照して距離判定回路17
3、レベルモニタ174の詳細な構成について説明す
る。
【0162】まず、レベルモニタ174は、送受信素子
174から出力される連続光の出力Vout をモニタする
出力モニタV out 174a、送受信素子174で受信
された反射光の最大値を受信する受信モニタV in max
174b、送受信素子174で受信された反射光の最小
値を受信する受信モニタV in min 174cから構成さ
れている。ここで、V in min は最長距離に得られるレ
ベル、V in max は窓面のレベルである。
【0163】そして、レベルモニタ174の出力モニタ
174a、受信モニタV in max 174b、受信モニタ
V in min 174cから出力される出力モニタV out、
受信モニタV in max 、受信モニタV in min は、焦点
位置基準電圧生成部173aに入力される。
【0164】焦点位置基準電圧生成部173aは、出力
モニタV out、受信モニタV in max 、受信モニタV i
n min 及び設定部173bで設定された焦点設定基準V
s、設定部173cで設定された焦点深度設定Vdに基
づいて、焦点位置基準電圧Vfを生成する。
【0165】そして、電圧比較器173dは距離測定回
路172から出力される距離Sに応じた電圧Vinと、焦
点位置基準電圧Vfと焦点深度Vdとから、「Vin>V
f±Vd」の場合にはNEAR信号、「Vin=Vf±V
d」の場合にはPROPER信号、「Vin<Vf±V
d」の場合にはFAR信号を表示器175に出力する。
【0166】次に、図38を参照して、表示器175の
構成の第1例について説明する。つまり、表示器175
は、電圧表示器175は電圧比較器173dから出力さ
れるPROPER信号はLEDドライバ175aに接続
される。このLEDドライバ175aには、適正焦点範
囲を表示するLED表示器175bが接続される。
【0167】ところで、電圧比較器173dから出力さ
れるNEAR信号及びFAR信号にはLEDドライバは
接続されていない。
【0168】従って、「Vin=Vf±Vd」のときに、
電圧比較器173dからPROPER信号が表示器17
5bに入力される。このため、LED表示器175bが
点灯される。
【0169】従って、シンボル121と読取口6との距
離Sが焦点位置L近傍となった場合には、LED表示器
175bを点灯させることにより、操作者は読取口6が
最適位置にきたことが視認することができる。
【0170】なお、この第1例においては、シンボル1
21と読取口6との距離Sが焦点位置L近傍となった場
合にはLED表示器175bを点灯させるようにした
が、常時、LED表示器175bを点灯させておき、シ
ンボル121と読取口6との距離Sが焦点位置L近傍と
なった場合にはLED表示器175bを消灯させるよう
にしても良い。
【0171】次に、表示器175の第2例について図3
9を参照して説明する。この第2例においては、NEA
R信号、FAR信号に対してもLEDを点灯させるよう
にしている。
【0172】つまり、電圧比較器173dから出力され
るNEAR信号、FAR信号はそれぞれLEDドライバ
175c、175eにそれぞれ入力される。
【0173】LEDドライバ175cにより近距離を示
すLED表示器175dが駆動され、LEDドライバ1
75eにより遠距離を示すLED表示器175fが駆動
される。
【0174】このように、シンボル121と読取口6と
の距離Sが焦点位置L近傍となる最適位置にきたとき
と、シンボル121と読取口6との距離Sが焦点位置L
より近い場合と、遠い場合とでそれぞれ別々のLEDを
表示するようにしたので、操作者は、ハンディタイプの
スキャナがどの位置にあるかを視認することができる。
【0175】次に、本発明の第4の実施の形態について
図40及び図41を参照して説明する。図40において
図37と同じ部分には同一番号を付し、その詳細な説明
については省略する。
【0176】図40において、距離測定回路172から
出力される距離Sに応じた電圧VinはAD変換器173
dを介してデジタル信号に変換されて信号値相対変換部
173fに入力される。
【0177】また、焦点位置基準電圧生成部173aか
ら出力される焦点位置基準電圧Vfは、AD変換器17
3eを介してデジタル信号に変換された後、信号値相対
変換部173fに入力される。
【0178】この信号値相対変換部173fは、距離S
を焦点位置を考慮して8ビット列(so〜s7)に展開
される。
【0179】つまり、距離Sが焦点位置Lにある場合に
はs3=1とされ、距離Sが焦点位置Lより近い場合に
はs0=1とされ、距離Sが焦点位置Lより遠い場合に
はs7=1とされる。そして、s0、s3,s7以外の
ビットは距離Sと焦点位置Lとの比に応じて適宜決定さ
れる。
【0180】この信号値相対変換部173fから出力さ
れる信号s0〜s7は表示ドライバ181に入力され
る。この表示ドライバ181によりLED表示器182
が表示駆動される。
【0181】このLED表示器182は8つのLEDa
0〜a7が列状に配列されている。このように構成する
ことにより、距離Sが焦点位置Lにある場合にはLED
a3が点灯され、距離Sが焦点位置Lより近い場合には
LEDa0が点灯され、距離Sが焦点位置Lより遠い場
合にはLEDa7を点灯されるので、操作者は操作者
は、ハンディタイプのスキャナがどの位置にあるかを視
認することができる。
【0182】次に、本発明の第5の実施の形態について
図42及び図43を参照して説明する。前述した第4の
実施の形態においては、1つの表示器182で距離Sと
焦点位置Lを表示するようにしたが、この第5の実施の
形態では、距離Sと焦点位置Lとを別々のLED表示器
で表示するようにしている。
【0183】図43において、図40と同じ部分には同
じ番号を付し、その詳細な説明については省略する。
【0184】AD変換器173dから出力される距離S
に応じたデジタル信号は、距離位置点灯ドライバ191
aに出力される。
【0185】また、AD変換器173eから出力される
焦点位置Lに対応したデジタル信号は、焦点位置点灯ド
ライバ191bに出力される。
【0186】距離位置点灯ドライバ191a及び焦点位
置点灯ドライバ191bは表示器192に駆動信号を出
力する。
【0187】表示器192には図43に示すように、緑
色のLEDが縦に8ケ配列され距離SをLEDの点灯個
数で表示するLED表示体192aと、黄色のLEDが
縦に8ケ配列され焦点位置LをLEDの点灯個数で表示
するLED表示体192bが並設されている。
【0188】図43に示すように、AD変換器173d
から出力される8ビットの信号(s0〜s7)は、距離
位置点灯ドライバ191aに入力される。
【0189】距離位置点灯ドライバ191aは、LED
表示体192aに列状に配列されたLEDg0〜g7に
駆動信号G0〜G7をそれぞれ出力する。
【0190】また、AD変換器173eから出力される
8ビットの信号(ss0〜ss7)は、焦点位置点灯ド
ライバ191bに入力される。
【0191】焦点位置点灯ドライバ191bは、LED
表示体192bに列状に配列されたLEDy0〜y7に
駆動信号Y0〜Y7をそれぞれ出力する。
【0192】以上のように、表示器192に距離位置点
灯ドライバ191a及び焦点位置点灯ドライバ191b
を並設し、距離Sに応じてLED表示体192aにおい
て点灯されるLEDの個数、焦点位置Lに応じてLED
表示体192bにおいて点灯されるLEDの個数を制御
するようにしたので、距離S及び焦点位置Lを一目して
分かることができる。
【0193】次に、図44を参照して本発明の第6の実
施の形態について説明する。この第6の実施の形態は前
述した第3の実施の形態の図37の表示器175を音声
合成発生器200に変更したものである。
【0194】このように構成することにより、シンボル
121と読取口6との距離Sが焦点位置L近傍となる最
適位置にきたときと、シンボル121と読取口6との距
離Sが焦点位置Lより近い場合と、遠い場合とで音声で
知らせるようにしたので、操作者は確実にその旨を音声
で知ることができる。
【0195】なお、図19において、エリアセンサユニ
ット41及びリニアセンサユニット46の代わりに図2
1に示すようにエリアセンサユニット41a及びエリア
センサユニット46aを用いるようにしても良い。
【0196】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印刷媒体
と上記シンボルから反射された光を入射する読取口との
距離を測定する距離センサを設け、この距離センサによ
り検出された印刷媒体と読取口との距離が読取り可能位
置にあるときにトリガ信号発生手段から出力されるトリ
ガ信号によ撮像手段で撮られたシンボルの画像データを
自動的にデコードするようにしたので、周囲の明るさに
関係なく合焦点位置を見つけ易く、しかも読み取るべき
シンボルの個数が多い場合でも、トリガスイッチを操作
する必要ないので、操作者の手に疲労が残ることを防止
することができる。
【0197】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
効果と同様の効果を奏する。さらに、距離センサにより
検出された印刷媒体と上記シンボルから反射された光を
入射する読取口との距離が読取り範囲に入った場合に照
明手段及び撮像手段を起動し、距離が読取り位置になっ
た場合にはデコード手段を起動するようにしたので、読
取口との距離が読取り範囲に入った場合に直ぐに撮像手
段で撮られたシンボルの画像データを自動的にデコード
することができる。
【0198】請求項3記載の発明によれば、請求項1と
同様な効果を奏する。さらに、印刷媒体とシンボルから
反射された光を入射する読取口との距離が読取り範囲内
にあることを視認することができる。
【0199】請求項4記載の発明によれば、請求項1と
同様な効果を奏する。さらに、印刷媒体とシンボルから
反射された光を入射する読取口との距離が読取り範囲内
にある場合と、読取り範囲外で遠い位置にある場合と、
読取り範囲外で近い位置にある場合とで区別して視認す
ることができる。
【0200】請求項5記載の発明によれば、請求項1と
同様な効果を奏する。さらに、印刷媒体とシンボルから
反射された光を入射する読取口との距離と焦点位置との
相対関係が1つの表示器で視認することができる。
【0201】請求項6記載の発明によれば、請求項1と
同様な効果を奏する。さらに、印刷媒体とシンボルから
反射された光を入射する読取口との距離と焦点位置とが
位置関係が併設された2つの表示器で視認することがで
きる。
【0202】請求項7記載の発明によれば、請求項1と
同様な効果を奏する。さらに、印刷媒体とシンボルから
反射された光を入射する読取口との距離が読取り範囲内
にある場合と、読取り範囲外で遠い位置にある場合と、
読取り範囲外で近い位置にある場合とで区別して音声で
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の各実施の形態に共通するハンディタ
イプのタッチ式コードスキャナを示す斜視図。
【図2】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
ボディケースを示す正面断面図。
【図3】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナを
示す上面図。
【図4】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ本
体及びフードを示す斜視図。
【図5】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ本
体に取付可能な各種フードを示す斜視図。
【図6】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
要部構成を示す側面断面図。
【図7】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
読取口周辺の構成を示す側面断面図。
【図8】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
拡散反射板及び拡散板を示す図。
【図9】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
要部機能構成を示すブロック図。
【図10】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
の要部機能構成を示すブロック図。
【図11】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
のシェーディング現象を示す図。
【図12】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
のシェーディング補正を示す図。
【図13】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
が行うトリガ割込処理の流れを示す図。
【図14】この発明の各実施の形態に共通するガンタイ
プの非接触式コードスキャナを示す斜視図。
【図15】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの要
部構成を示す側面断面図。
【図16】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのス
ポット光の焦点距離を説明するための図。
【図17】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのス
ポット光の焦点距離を説明するための図。
【図18】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの2
種類のセンサに対応する読取範囲を示す図。
【図19】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの要
部回路構成を示すブロック図。
【図20】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのエ
リア用及びリニア用の照明部、エリア用及びリニア用の
ビームスポットLED、トリガスイッチの駆動タイミン
グを示す図。
【図21】センサユニットの別の例を示す図。
【図22】センサユニットの構成を示す図。
【図23】レンズユニットの詳細な構成を示す図。
【図24】複数ユニットによる異なる焦点を示す図。
【図25】複数ユニットによる視野の合成を示す図。
【図26】複数ユニットによる視野の合成を示す図。
【図27】画角交換レンズをレンズユニットの前に挿入
したときと挿入しないときの状態を示す図
【図28】シフト機構による画像の補正を示す図。
【図29】センサユニットにレジスタを有するシステム
構成図。
【図30】マークパラメータ記憶回路を有するシステム
構成図。
【図31】本発明の第1の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の要部構成を示すブロック図。
【図32】距離センサの第1例を示すブロック図。
【図33】距離センサの第2例を示すブロック図。
【図34】距離センサの第3例を示すブロック図。
【図35】本発明の第2の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の要部構成を示すブロック図。
【図36】本発明の第3の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の要部構成を示すブロック図。
【図37】本発明の第3の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の要部構成を示すブロック図。
【図38】本発明の第3の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の表示器の詳細な構成を示すブロック図。
【図39】本発明の第3の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の表示器の詳細な構成を示すブロック図。
【図40】本発明の第4の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の要部構成を示すブロック図。
【図41】同第4の実施の形態の表示器の詳細な構成を
示す図。
【図42】本発明の第5の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の要部構成を示すブロック図。
【図43】同第5の実施の形態に係わる表示器の詳細な
構成を示すブロック図。
【図44】本発明の第6の実施の形態に係わるシンボル
読取装置の要部構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…タッチ式コードスキャナ、 4…トリガスイッチ、 6…読取口、 7…フード、 9−1…LED照明部、 9−2,34,35…ビームスポットLED、 11…撮像センサ、 23…CPUユニット、 31…ガンタイプの非接触式コードスキャナ、 32…リニア用照明部、 33…エリア要照明部、 36…エリアセンサ、 120…印刷媒体、 121…シンボル、 123…距離センサ、 124…トリガ発生回路、 125…デコード回路、 126…センサドライバ、 127…照明ドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 安弘 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
    撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
    する画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、 上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
    る読取口との距離を測定する距離検出手段と、 この距離センサにより検出された上記印刷媒体と上記読
    取口との距離が読取り可能位置にあるときにトリガ信号
    を出力するトリガ信号発生手段と、 このトリガ信号発生手段から出力されるトリガ信号によ
    り起動される上記シンボルを照明するシンボル照明手段
    と、 上記トリガ信号により起動される撮像手段と、 上記トリガ信号により起動され、上記画像メモリに記憶
    されている上記シンボルの画像データを復元解読するデ
    コード手段とを具備したことを特徴とするシンボル読取
    装置。
  2. 【請求項2】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
    撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
    する画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、 上記シンボルを照明するシンボル照明手段と、 上記画像メモリに記憶されている上記シンボルの画像デ
    ータを復元解読するデコード手段と、 上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
    る読取口との距離を測定する距離検出手段と、 この距離検出手段により検出された上記印刷媒体と上記
    シンボルから反射された光を入射する読取口との距離が
    読取り範囲に入った場合に上記照明手段及び上記撮像手
    段を起動し、上記距離が読取り位置になった場合には上
    記デコード手段を起動するデコーダ制御手段とを具備し
    たことを特徴とするシンボル読取装置。
  3. 【請求項3】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
    撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
    する画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、 上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
    る読取口との距離を測定する距離検出手段と、 この距離検出手段で検出された上記印刷媒体と上記シン
    ボルから反射された光を入射する読取口との距離が読取
    り位置になると上記画像メモリに記憶された上記シンボ
    ルの画像データを復元解読するデコード手段と、 上記距離検出手段により検出された上記印刷媒体と上記
    シンボルから反射された光を入射する読取口との距離が
    読取り範囲内にある場合に点灯あるいは消灯される表示
    手段とを具備したことを特徴とするシンボル読取装置。
  4. 【請求項4】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
    撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
    する画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、 上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
    る読取口との距離を測定する距離検出手段と、 この距離検出手段で検出された上記印刷媒体と上記シン
    ボルから反射された光を入射する読取口との距離が読取
    り位置になると上記画像メモリに記憶された上記シンボ
    ルの画像データを復元解読するデコード手段と、 上記距離検出手段により検出された上記印刷媒体と上記
    シンボルから反射された光を入射する読取口との距離が
    読取り範囲内にある場合と、読取り範囲外で遠い位置に
    ある場合と、読取り範囲外で近い位置にある場合とで区
    別して表示する表示手段とを具備したことを特徴とする
    シンボル読取装置。
  5. 【請求項5】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
    撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
    する画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、 上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
    る読取口との距離を測定する距離検出手段と、 この距離検出手段で検出された上記印刷媒体と上記シン
    ボルから反射された光を入射する読取口との距離が読取
    り位置になると上記画像メモリに記憶された上記シンボ
    ルの画像データを復元解読するデコード手段と、 上記距離検出手段で検出された上記印刷媒体と上記シン
    ボルから反射された光を入射する読取口との距離に応じ
    てその点灯個数が制御される列状表示体とを具備したこ
    とを特徴とするシンボル読取装置。
  6. 【請求項6】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
    撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
    する画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、 上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
    る読取口との距離を測定する距離検出手段と、 この距離検出手段で検出された上記印刷媒体と上記シン
    ボルから反射された光を入射する読取口との距離が読取
    り位置になると上記画像メモリに記憶された上記シンボ
    ルの画像データを復元解読するデコード手段と、 上記距離検出手段で検出された上記印刷媒体と上記シン
    ボルから反射された光を入射する読取口との距離に応じ
    て点灯個数が制御される第1の列状表示体と、 上記撮像手段の焦点位置を点灯表示し上記第1の列状表
    示体に併設された第2の列状表示体とを具備したことを
    特徴とするシンボル読取装置。
  7. 【請求項7】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段と、この
    撮像手段で撮像された上記シンボルの画像データを記憶
    する画像メモリとを備えたシンボル読取装置において、 上記印刷媒体と上記シンボルから反射された光を入射す
    る読取口との距離を測定する距離検出手段と、 この距離検出手段で検出された上記印刷媒体と上記シン
    ボルから反射された光を入射する読取口との距離が読取
    り位置になると上記画像メモリに記憶された上記シンボ
    ルの画像データを復元解読するデコード手段と、 上記距離検出手段により検出された上記印刷媒体と上記
    シンボルから反射された光を入射する読取口との距離が
    読取り範囲内にある場合にその旨を発声する発生手段と
    を具備したことを特徴とするシンボル読取装置。
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