JP2010009182A - 光学式記号読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さの異なる物品の横並び搬送においても物品上のバーコード等を同時に読み取る。
【解決手段】2式の光学式記号読取器1は、物品3,4の上面に焦点を合わせたレーザ光をバーコード等に走査して照射し、レーザ光の反射光を電気信号に変換してバーコード等を読み取る。光学式記号読取器1と1対1対応の物品高さ測定器11は、スポット状光ビームを物品3,4の側面に照射して反射光を受光することによりスポット状の小さいエリアまでの距離を測定して、物品3,4の高さを示す物品検出信号を出力する複数の検出距離設定型距離センサ10から成る。レーザビーム焦点位置決定器12は、物品検出信号により焦点の位置を決定して光学式記号読取器1に焦点位置情報を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は光学式記号読取装置、特に、ベルトコンベヤ等の搬送路により移動する物品上の文字やバーコードを読み取る光学式記号読取装置に関する。
バーコード符号に対してレーザ光を光学的手段によって高速走査し、その反射光を受光することによってバーコード符号を読み取るバーコードスキャナーにおいて、焦点距離の異なるレンズ系を備えた複数のレーザ光発生源と、バーコード符号面までの距離を自動測定する距離測定手段と、この距離測定手段による測定距離に基づいて各レーザ光発生源を選択的に駆動させる選択駆動手段を設けたバーコードスキャナーが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この技術は、単に、搬送されてくる物品のバーコード符号面までの距離の変化に対応して焦点距離を即時に切換えてレーザ光発生源を選択的に駆動させるというに留まる。
より具体的な従来の光学式記号読取装置、ベルトコンベヤ等の搬送路により移動する物品上の文字やバーコードを読み取る光学式記号読取装置の一例を図9に示す(文献公知発明に係るものではない)。この光学式記号読取装置は、ベルトコンベヤ等の搬送路によって搬送される物品の上面にレーザビームの焦点を合わせてレーザビームを照射し、物品の上面に貼付されたバーコードを読み取る。
即ち、ベルトコンベヤ8のコンベヤ面に対して既知の高さに設定した透過型高さセンサ投光器50から高さ検出用光ビーム52a〜52fを照射し、高さ検出用光ビーム52a〜52fの物品5による遮光状態を透過型高さセンサ受光器51によって検出することにより、光学式記号読取器1とベルトコンベヤ8上により搬送される物品5の上面に貼り付けられたバーコードラベル2とのラベル間距離53を測定する。
図9に示す例では、高さ検出用光ビーム52aから52cまでが遮られていることから物品5の高さは、コンベヤ8の面上から測定した高さ検出用光ビーム52cまでの距離と、コンベヤ8の面上から測定した高さ検出用光ビーム52dまでの距離の間にあることは明白であり、光学式記号読取器1が求める物品5の高さとしては、コンベヤ8の面上から測定した高さ検出用光ビーム52cまでの距離と、コンベヤ8の面上から測定した高さ検出用光ビーム52dまでの距離を加えて2で割った値とすることが一般的に行なわれている。
次に、光学式記号読取器1は、ベルトコンベヤ8の面から光学式記号読取器1までの距離から物品5の測定された高さを引き算することで、光学式記号読取器1と物品5の上面に貼り付けられたバーコードラベル2とのラベル間距離53を求める。続いて、光学式記号読取器1はレーザビームの焦点をラベル間距離53に対応した位置に設定することで、走査レーザビーム28の焦点を物品5の上面に合わせて読取を行う。
ここで、レーザビームをバーコードラベルに照射してその反射光により読取を行うレーザビーム照射型の光学式記号読取装置では、読み取るべきバーコードラベルを構成する黒バーや白バーの中で一番細いバーの幅に対応させてラベルに照射されるレーザビームの径を決定する必要がある。つまり、バーコードを構成する一番細いバー幅に比較してレーザビーム径が太くなり過ぎると分解能が低下し正確なバー幅の検出が不可能となり、読取性能が低下するためである。カメラの場合ではピントがずれると鮮明な画像が得られないことに類似している。また、一番細いバー幅に比較しレーザビーム径が細くなり過ぎるとバーコードラベル面の細かな傷や汚れを拾い易くなり読取性能が低下するため、通常はレーザのビーム径を、バーコードを構成する一番細いバー幅と同程度の値に設定して読取を行う必要がある。
しかしながら、レーザビームは図10に示すように一定の太さではなく、太い状態から徐々に細くなりレーザビーム焦点位置35で一番細くなった後は再び太くなる。従って、レーザビームの焦点位置が固定であると、ある高さの物品ではレーザビーム焦点位置35付近の細いレーザビームが照射され分解能は十分であったとしても他の高さの物品においては、例えばビーム径36の位置付近のビーム径が太くなったレーザビームが照射されたような場合も発生し、分解能が低下して読取が困難となる。上記理由により物品毎の高さを測定し、レーザビームの焦点位置を常に物品の上面に焦点を合わせて読取を行うのである。
特願平2−133891(第1頁、図1)
しかしながら、近年、物品の単位時間当たりの搬送数を増やす目的で、コンベヤの増設を行うことなく、同一のベルトコンベヤにて高さの異なる物品をベルトコンベヤの搬送方向に対して横並びに搬送させるケースが増加している。このような物品の横並び搬送においては、図9に示す従来技術による透過型高さセンサ投光器50と透過型高さセンサ受光器51による物品の高さ測定では、物品の高さが同一の場合は問題ないが、物品の高さが異なる場合、高さの低い物品4は高さの高い物品3の影に隠れてしまうため、高さの低い物品4の高さは捉えることができなくなることは容易に理解できるであろう。その結果、高さの低い物品4上のバーコード2にレーザビームの焦点を合わせることができなくなり高さの低い物品4上のバーコード2の読取は不可能となる。
そこで、本発明の目的は、ベルトコンベヤによる高さの異なる物品の横並び搬送においても、高さの高い物品と高さの低い物品上の文字やバーコード等を同時に読み取れる高性能な光学式記号読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の光学式記号読取装置は、搬送路によって搬送される物品の上面に貼付された文字やバーコードを読み取る光学式読取装置において、上面に焦点を合わせたレーザ光を文字やバーコードに走査して照射し、レーザ光の反射光を電気信号に変換して文字やバーコードを読み取る2式の光学式記号読取器と、それぞれがスポット状光ビームを物品の側面に照射して反射光を受光することによりスポット状の小さいエリアまでの距離を測定して、物品の高さを示す物品検出信号を出力する複数の検出距離設定型距離センサから成り、搬送路の両側に備えられた光学式記号読取器と1対1対応の物品高さ測定器と、2式の物品高さ測定器から出力される物品検出信号により焦点の位置を決定して2式の光学式記号読取器に焦点位置情報を出力するレーザビーム焦点位置決定器を有することを特徴とする。
具体的には、上記の検出距離設定型距離センサは、スポット状光ビームを照射し、物品からの反射光を受光することでスポット状光ビームが照射された物品のスポット状の小さなエリアまでの距離を測定して測定距離情報を出力するスポット範囲検出型距離センサと、物品が検出されたと看做すかどうかを判断するための最大距離である物品検出設定距離と測定距離情報とを比較することにより、物品の検出の有無を示す物品検出信号を出力する検出距離設定/判定部とで構成されることを特徴とする。
また、2つの物品が横並びで搬送される場合に、搬送路の幅に対する光学式記号読取器の読取幅が搬送路の幅と同程度に調整されたとき、物品が重ならない搬送領域では、レーザビーム焦点位置決定器は2式の物品高さ測定器からの物品検出信号により焦点位置情報を出力することを特徴とする。
なお、光学式記号読取器の代りに、物品の上方に焦点位置を設定して照明光の反射光を電気信号に変換して前記文字やバーコードを読み取るCCDカメラを使用してもよい。
本発明によれば、それぞれがスポット状光ビームを物品の側面に照射して反射光を受光することによりスポット状の小さいエリアまでの距離を測定して、物品の高さを示す物品検出信号を出力する複数の検出距離設定型距離センサから成り、搬送路の両側に備えられた光学式記号読取器と1対1対応の物品高さ測定器を設け、物品検出信号により焦点の位置を決定して2式の光学式記号読取器に焦点位置情報を出力するようにしたため、ベルトコンベヤによる高さの異なる物品の横並び搬送においても、高さの高い物品と高さの低い物品上の文字やバーコード等を同時に読み取ることが可能となる。
次に、本発明の一実施例について図1を参照しながら説明する。以下の説明において、英数字が振られた参照記号では数字を代表参照記号とする。
図1は本発明の光学式記号読取装置の実施例1を示す外観図である。この光学式記号読取装置は、高さの高い物品3と高さの低い物品4がベルトコンベヤ8によって横並びで搬送方向6の方向へ搬送されてきて、真下にくると、物品3,4の上面に貼付されたバーコードラベル2のバーコードを同時に読み取る。そのために、2式の光学式記号読取器1a,1bと、レーザビーム焦点位置決定器12と、ベルトコンベヤ8の両側に配備された物品高さ測定器11a,11bを備えている。
物品高さ測定器11aは、6つの検出距離設定型距離センサ10a〜10fで構成されている。検出距離設定型距離センサ10a〜10fは、それぞれがスポット状光ビームを物品3の側面に照射して反射光を受光することによりスポット状の小さいエリアまでの距離を測定して物品検出信号を出力する。また、物品高さ測定器11bは6つの検出距離設定型距離センサ10g〜10Lで構成されている。検出距離設定型距離センサ10g〜10Lは、それぞれがスポット状光ビームを物品4の側面に照射して反射光を受光することによりスポット状の小さいエリアまでの距離を測定して物品検出信号を出力する。
検出距離設定型距離センサ10は、スポット状光ビームを照射して物品からの反射光を受光することにより、スポット状の小さいエリアまでの距離を測定する。そして、その距離が所定値を超えればオフ、所定値以下ならばオンとする物品検出信号7を出力する。このようにして、物品高さ測定器11aは高さの高い物品3の高さを測定して6つの物品検出信号7a〜7f、物品高さ測定器11bは高さの低い物品4の高さを測定して6つの物品検出信号7g〜7Lをそれぞれレーザビーム焦点位置決定器12へ出力する。
レーザビーム焦点位置決定器12は、物品検出信号7a〜7fにより光学式記号読取器1aにレーザビーム焦点位置信号13a、物品検出信号7g〜7Lにより光学式記号読取器1bにレーザビーム焦点位置信号13bを同時に出力する。光学式記号読取器1aはレーザビーム焦点位置信号13aにより、光学式記号読取器1bはレーザビーム焦点位置信号13bにより、独立して高さの高い物品3と高さの低い物品4の面上にレーザビームの焦点を合わせて読取を行うことが可能となる。かくして、従来技術では不可能であった横並び物品の搬送時の高さの高い物品3と高さの低い物品4の同時読取が可能となる。
ここで光学式記号読取器1の一例を図2に示す。先ずはレーザビーム発生部20にて発生させたレーザビームの焦点位置を、外部から入力されるレーザビーム焦点位置信号13に基づきレーザビーム焦点位置設定部21により設定し、焦点位置設定レーザビーム22を生成する。レーザビーム焦点位置信号13はラベルが貼付された物品5までの距離であるため、焦点位置設定レーザビーム22の焦点位置は物品5の上面に設定される。レーザビーム焦点位置設定部21における一般的な方法では、レーザビームの焦点位置を決定するレンズの位置を、レーザビーム焦点位置信号13に基づいてモータ等の駆動系により変化させて設定する。
続いて、回転ミラー等からなるレーザビーム走査部23により焦点位置設定レーザビーム22が走査され、バーコードリーダでよく見受けられる直線状に射影される赤い走査レーザビーム28となり、バーコードラベル2に照射される。バーコードラベル2に照射されたレーザビーム28の反射光29は受光部24で受光され電気信号に変換された後、解読部25でバーコードデータに復元され、解読データ出力部26を経由して外部装置27に出力される。上記の光学式記号読取器1は従来技術で使用される図9に示した光学式記号読取器1と同等で変わりはない。
図3は物品高さ測定器11aの構成と動作を示す図であるが、物品高さ測定器11bも同様である。また、図1と図3では、作図上の都合により、高さの高い物品3と高さの低い物品4の位置を左右反対に描いている。物品高さ測定器11aは、複数の検出距離設定型距離センサ10a〜から成り、各検出距離設定型距離センサ10はスポット範囲検出型距離センサ40と検出距離設定/判定部41から構成されている。
スポット範囲検出型距離センサ40は、広いエリアではなくスポット状の小さなエリアまでの距離を検出可能とするため、スポット状光ビーム42を照射し、物品からの反射光43を受光することでスポット状光ビーム42が照射された物品のスポット状の小さなエリアまでの距離を測定する。図3では高さの高い物品3や高さの低い物品4の側面までの距離を測定することを示している。スポット範囲検出型距離センサ40は、物品との往復距離における光による往復時間を測定するタイプや、物品までの距離によって変化する物品上の光ビームのスポットの位置を捉えることで物品までの位置を測定するタイプ等が一般的である。
スポット範囲検出型距離センサ40が測定した物品までの距離である測定距離情報45は検出距離設定/判定部41に送られ、検出距離設定/判定部41に設定された物品検出設定距離44と比較し物品の検出の有無が出力される。図3に示す物品検出設定距離44は、スポット範囲検出型距離センサ40が捉えた物品までの距離である測定距離情報45に対し、物品が検出されたと看做すかどうか判断するための最大距離であり、検出距離設定型距離センサ10cの検出距離設定/判定部41では、高さの高い物品3の位置は物品検出設定距離44を超えているため物品4を検出したとは看做されずに物品検出信号7cはオフとなる。
検出距離設定型距離センサ10a、10bの検出距離設定/判定部41では物品の検出距離が物品検出設定距離44以下であるため物品検出信号7a、7bはオンとなる。つまり、物品高さ測定器11aは、複数の検出距離設定型距離センサ10a〜を使用して物品の側面までの距離を把握することで、検出したい距離内にある物品の高さを測定し、図9の透過型高さセンサ投光器50と透過型高さセンサ受光器51による物品の高さ検知方法の説明から、物品検出信号7a〜7fのオン/オフ状態により高さの高い物品3と光学式記号読取器1aとの距離が得られることは明白である。
また、図3には、高さの高い物品3の高さを捉える図1の物品高さ測定器11bは示されていないが、高さの高い物品3の高さは物品高さ測定器11bにより高さの低い物品4の高さとは独立して求められることは容易に理解できるであろう。上記動作から図9に示した従来技術では不可能であった、横並び搬送状態における高さの高い物品3と高さの低い物品4の高さ情報を両方ともに同時に得ることができる。
レーザビーム焦点位置決定器12は物品検出信号7a〜7fと物品検出信号7g〜7Lの信号のオン/オフ状態を入力し、光学式記号読取器1aにレーザビーム焦点位置信号13a、光学式記号読取器1bにレーザビーム焦点位置信号13bを出力する。よって、光学式記号読取器1aと1bは、レーザビーム焦点位置決定器12から出力されるレーザビーム焦点位置信号13により、独立して高さの高い物品3と高さの低い物品4の面上にレーザビームの焦点を合わせて読取を行うことが可能となり、従来技術では不可能であった横並び物品の搬送時における高さの高い物品3と高さの低い物品4の文字やバーコード等の同時読取が可能となる。
[光学式記号読取器1の読取幅について]
光学式記号読取装置ではどの程度の範囲で記号が読み取れるかを示すパラメータとして一般的に読取幅と読取深度が使用されている。読取幅とは図4に示される読取幅55であり、読取深度とは読み取ることが可能な最大高さの物品の高さから最小高さの物品の高さを引いた値で、図4の読取深度56で示される。読取幅と読取深度は光学式記号読取器1に任意設定することができる。
ここまでの説明では、図4aに示すように読取幅55が小さな小型の光学式記号読取器1を予定しており、この場合は、コンベヤ幅の全域での読取をカバーできるように、1台の光学式記号読取器1の読取幅は図4aに示すように最低でもコンベヤ幅の半分以上の読取幅55となり、2台の光学式記号読取器によりコンベヤ幅をカバーできる読取幅の光学式読取器を使用する必要がある。
従って、ベルトコンベヤの面を搬送方向6に向かって左右に分けて考えると、コンベヤ幅の半分程度の読取幅の光学式記号読取装置の場合は、図5aに示すように、光学式記号読取器1aはベルトコンベヤの左側を搬送される物品の読取を行い、光学式記号読取器1bはベルトコンベヤの左側を搬送される物品の読取を行うことになる。図5はベルトコンベアの上方から見た物品の搬送状態を示す図である。
図4aに示した光学式記号読取器1aの読取幅55では、読取幅が光学式記号読取器1bの領域まで達していないため、光学式記号読取器1aが、隣り合った光学式記号読取器1bの領域までの読取を行うことは不可能であることは理解できるであろう。また、図5bに示すように高さの高い物品3が光学式記号読取器1aの直下を搬送される場合を考えると、光学式記号読取器1bが読み取れる対象物は存在しないため、光学式記号読取器1bは読取動作を行う必要はない。
次に、図4bに示したような読取幅55が大きい大型の光学式記号読取器1の場合について説明する。この場合は、読取幅55がコンベヤ幅と同じ程度あるため、光学式記号読取器1bが高さの高い物品3の高さにレーザビームの焦点を合わせると、光学式記号読取器1bでもベルトコンベヤの左側のラベルも読み取れるので、光学式記号読取器1bにおいても光学式記号読取器1aが読取を行っている高さの高い物品3のラベルを読み取ることができるようになる。
つまり、レーザビーム焦点位置決定器12の動作としては、物品高さ測定器11aが捉えている物品検出信号7a〜7fのどれかがオンで物品高さ測定器11aが物品を検出している状態であれば、物品検出信号7a〜7fから得られる物品までの距離をレーザビーム焦点位置信号13aとして光学式記号読取器1aに出力する。また、物品高さ測定器11bでも、この光学式記号読取器1aと同様に高さの高い物品3のラベルを読み取る。このようにして、2台の光学式記号読取器で高さの高い物品3のラベルを同時に読み取ることとなり高性能な読取が実現できる。
具体的に説明する。物品高さ測定器11aが捉えている物品検出信号7a〜7fが全てオフの状態の場合は、物品高さ測定器11bが捉えている物品検出信号7g〜7Lを確認し、どれかがオンであり物品を検出している状態であれば物品検出信号7g〜7Lから得られる物品までの距離情報をレーザビーム焦点位置信号13aとして光学式記号読取器1aに出力する。
また、物品高さ測定器11bが捉えている物品検出信号7g〜7Lが全てオフの状態であれば物品高さ測定器11aが捉えている物品検出信号7a〜7fを確認し、どれかがオンであり物品を検出している状態であれば物品検出信号7a〜7gから得られる物品までの距離情報をレーザビーム焦点位置信号13bとして光学式記号読取器1bに出力する。つまり、レーザビーム焦点位置決定器12は、読取対象物がない場合においては隣り合った物品の高さに焦点を合わせて隣り合った物品の高さを与える動作を行なう。
図5cに示すように、高さの高い物品3と高さの低い物品4が搬送方向6の方向に横並びに搬送され、物品上面が読取用のレーザビームで照射される読取走査線57を通過する状態を考えると、領域12aが読取走査線57上にある時点、領域12bが読取走査線領域57上にある時点、領域12cが読取走査線57上にある時点で図6に表示するように焦点位置が設定されることとなり、領域12aと領域12cでは光学式記号読取器1aと光学式記号読取器1bが高さの高い物品3の同時読取を行なうことが可能となることが理解できよう。
[物品幅と物品検出設定距離44について]
上記動作においては、実際に設定する物品検出設定距離44の値によって同一位置の物品の高さを捉えたりたり捉えなかったりするため、物品検出設定距離44の具体的な設定方法につき、物品の搬送状態を示す図7a〜図7eにて説明する。図7a〜図7eに示される物品は、コンベヤ幅64に対して1/4倍、2/4倍、3/4倍、4/4倍の幅を持つ1/4倍幅物品60、2/4倍幅物品61、3/4倍幅物品62、4/4倍幅物品63としている。
図7aに示すように、コンベヤ幅と同じ幅である4/4倍幅物品63と他の物品との横並び搬送は不可能であることは明白である。図7bに示すように、3/4倍幅物品62との横並び搬送はコンベヤ幅64の1/4倍幅以下の小さな物品であれば可能であるが、ベルトコンベヤの端に小さな物品を搭載することはベルトコンベヤからの落下等があり実際の運用としては不可能である。以上から、実際の運用では、図7dに示すように、2/4倍幅物品61と1/4倍幅物品60との横並び搬送が可能となる。
この場合、図7cに示すように、2/4倍幅物品61をベルトコンベヤの真ん中に積載するとベルトコンベヤの端からの距離65はコンベヤ幅の1/4倍程度の小さい領域となるため、図7bの場合と同じ理由により、他の物品を搭載することは不可能となる。よって、現実的な横並び搬送としては図7dに示すように、ベルトコンベヤの中心からベルトコンベヤの面を左右に分割して考え、左右の領域の真ん中に2/4倍幅物品61と1/4倍幅物品60を積載する方法となる。
以上から図7dの横並び搬送では、ベルトコンベヤの端からコンベヤ幅の1/4倍の位置となるベルトコンベヤの前記左右領域の中心までには物品の側面が必ず存在することから、物品検出設定距離44としては、コンベヤ幅の1/4程度があれば良いことが理解できるであろう。コンベヤ幅64を一般的な60cmとすれば、物品検出設定距離44としては16cmとなる。
また、図7eに示すように、ベルトコンベヤの中心での1/4倍幅物品60の単独搬送をさせた場合でも、高さを検出させる場合は、ベルトコンベヤの端から物品の側面までの距離65は22.5cmとなるため、物品検出設定距離44は25cm程度と設定すれば良い。この場合、余り大きくすると、横並び搬送を行なった場合では、大きな物品が小さな物品のセンサに検出され、小さな物品の読取が不可能となる。上記のような状況を考慮し、物品検出設定距離44は実際の物品の搬送状況により決定される。
[その他の構成]
以上の説明は、1台のベルトコンベヤを使用した場合における光学式記号読取装置についてであったが、本発明は、図8に示すように、2台のベルトコンベヤが接近して設置されている場合にも同様に適用することができる。
図9に示した従来の光学式読取装置では、各コンベヤの両側毎に透過型高さセンサ投光器50と透過型高さセンサ受光器51を必ず設置する必要があるが、図8に示すように2台のベルトコンベヤを跨って設置すると、横並びになった場合に隣のコンベヤの物品の高さが高い場合に隣の物品の高さを誤って捉えてしまう。しかし、2台のベルトコンベヤが接近して設置されていると、2台のベルトコンベヤの間に設置することができない。
これに対して、本発明で採用する検出距離設定型距離センサは、スポット状の小さいエリアまでの距離を測定するため、横並びになった場合に隣のコンベヤの物品の高さが高い場合に隣の物品の高さを誤って捉えてしまうことがなく、各ベルトコンベヤの外側に設置すればよいのである。
なお、以上の説明では、実施例ではレーザビームを照射して読取を行う光学式記号読取装置としたが、カメラの焦点位置を物品の上方に設定して読取を行うCCDカメラ等を使用してもよい。
本発明の光学式記号読取装置の実施例1を示す外観図 光学式記号読取器の一例を示すブロック図 物品高さ測定器の構成と動作を示す図 光学式読取装置の読取幅を示す図 コンベヤの上面から見た物品の搬送状態の一例を示す図 図5における領域に対応したレーザビーム焦点位置信号を表示する図 コンベヤの上面から見た物品の搬送状態を示す図 本発明の光学式記号読取装置の他の実施例を示す外観図 従来の光学式記号読取装置の一例を示す外観図 レーザビームの形状を示す図
符号の説明
1 光学式記号読取装置
2 バーコードラベル
3 高さの高い物品
4 高さの低い物品
5 物品
6 搬送方向
7 物品検出信号
8 ベルトコンベヤ
10 検出距離設定型距離センサ
11 物品高さ測定器
12 レーザビーム焦点位置決定器
13 レーザビーム焦点位置信号
20 レーザビーム発生部
21 レーザビーム焦点位置設定部
22 焦点位置設定レーザビーム
23 レーザビーム走査部
24 受光部
25 解読部
26 解読データ出力部
27 外部装置
28 走査レーザビーム
29 レーザビームの反射光
40 スポット範囲検出型距離センサ
41 検出距離設定/判定部
42 スポット状光ビーム
43 物品からの反射光
44 物品検出設定距離
45 測定距離情報
55 読取幅
56 読取深度
57 読取走査線
60 1/4倍幅物品
61 2/4倍幅物品
62 3/4倍幅物品
63 4/4倍幅物品
64 コンベヤ幅
65 コンベヤの端からの距離

Claims (4)

  1. 搬送路によって搬送される物品の上面に貼付された文字やバーコードを読み取る光学式読取装置において、
    前記上面に焦点を合わせたレーザ光を前記文字やバーコードに走査して照射し、前記レーザ光の反射光を電気信号に変換して前記文字やバーコードを読み取る2式の光学式記号読取器と、
    それぞれがスポット状光ビームを前記物品の側面に照射して反射光を受光することによりスポット状の小さいエリアまでの距離を測定して、前記物品の高さを示す物品検出信号を出力する複数の検出距離設定型距離センサから成り、前記搬送路の両側に備えられた前記光学式記号読取器と1対1対応の物品高さ測定器と、
    前記2式の物品高さ測定器から出力される前記物品検出信号により前記焦点の位置を決定して前記2式の光学式記号読取器に焦点位置情報を出力するレーザビーム焦点位置決定器を有することを特徴とする光学式記号読取装置。
  2. 前記検出距離設定型距離センサは、
    スポット状光ビームを照射し、物品からの反射光を受光することで前記スポット状光ビームが照射された物品のスポット状の小さなエリアまでの距離を測定して測定距離情報を出力するスポット範囲検出型距離センサと、
    前記物品が検出されたと看做すかどうかを判断するための最大距離である物品検出設定距離と前記測定距離情報とを比較することにより、前記物品の検出の有無を示す物品検出信号を出力する検出距離設定/判定部とで構成されることを特徴とする請求項1記載の光学式記号読取装置。
  3. 2つの前記物品が横並びで搬送される場合に、前記搬送路の幅に対する前記光学式記号読取器の読取幅が前記搬送路の幅と同程度に調整されたとき、前記物品が重ならない搬送領域では、前記レーザビーム焦点位置決定器は前記2式の物品高さ測定器からの物品検出信号により前記焦点位置情報を出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の光学式記号読取装置。
  4. 前記光学式記号読取器の代りに、前記物品の上方に焦点位置を設定して照明光の反射光を電気信号に変換して前記文字やバーコードを読み取るCCDカメラを使用したことを特徴とする請求項1〜請求項3記載の光学式記号読取装置。
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